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【SS】アイリス「もう10年か…」

 ▼ 1 ュワワー@アシレーヌZ 20/09/22 16:30:04 ID:e4KQlTWo [1/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
8月頃からちょくちょく書き溜めたものを10周年に合わせての投下です
カプ厨脳なのでCPの内容ですがご了承ください
 ▼ 2 ダック@はねのカセキ 20/09/22 16:31:04 ID:e4KQlTWo [2/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「…きろ…起きろってば…」

アイリス「…ん?」

懐かしい声がして目を覚ます

「起きてください、お客様」

アイリス「あれ!?私寝てました?」

「はい、もう到着しましたよ」

アイリス「すみません!すぐ降りますね」

アイリス「(違った…私の夢だったんだ)」

私はサブウェイから降りターミナルから出てライモンシティの建物を見回した

アイリス「あれからもう10年か…」

思い出が蘇りそう呟いた
 ▼ 3 ココ@ローラースケート 20/09/22 16:31:57 ID:e4KQlTWo [3/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
私は10年前にある二人と旅をしていた

一人は帽子を被ったカントーから来た子
一人は背の高いソムリエの年上の子

最初は別に自分は一人で構わないと思ってたんだけど、いつの間にか一緒にいた

思い返すと鮮明にあの時の記憶が蘇る
色々な事もあったけどすごく楽しかったな…

「さぁ、出発しようぜアイリス!」

「行こうか、アイリス」

アイリス「うん!」

幼い日の自分は少なからず二人といられることが嬉しくてたまらなかった
 ▼ 4 ーボ@みどりのはなびら 20/09/22 16:32:19 ID:e4KQlTWo [4/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
この街の遊園地も昔来た時とは様変わりしている

アイリス「今こんな感じなんだ…」

アイリス「すみません、ソフトクリームを一つ」

遊園地自慢のソフトを買ってまた歩きだす

アイリス「つめたっ…でも美味しい…」

昔と変わらぬ味で私は安心した

アイリス「えっと…サンヨウシティへの方向はあっちかな…?」

地図を見て方向を確認して街を出た
 ▼ 5 ワルン@メガストーン 20/09/22 16:32:49 ID:e4KQlTWo [5/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
リゾートデザートのある4番道路を抜けヒウンシティ郊外へと入っていく

そんな中また回想をしながら私は歩いていた

「子供ねぇ…」

「何だよ!アイリスだって子供だろ!」

「二人ともまたやってるね…」ヤレヤレ

アイリス「……ふふっ」

当時は色々と事あるごとに張り合っていた
単純に競争意識があったのか他の感情なのか

アイリス「どうだったっけ…」

当時の自分を思い出そうとしてもどんな気持ちであの子と旅をしていたのかは思い出せない
 ▼ 6 ルー@きんのズリのみ 20/09/22 16:33:18 ID:e4KQlTWo [6/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
アイリス「バス停とかあったの確かここよね…」

アイリス「時間は…まだ結構あるわね」

サンヨウシティまで行くバスはまだ少し時間が経たないと来ないので一人ベンチで休むことにした

アイリス「はぁ…」

広場にて残りの時間をどうするか思い悩んでいた

アイリス「取り敢えず…出てきてみんな!」ヒュン

オノノクス「オノォォ!!」

ドリュウズ「リュウズ!」

エモンガ「エーモッ!」

カイリュー「リュー!」

フカマル「カマル!」

クリムガン「リムガァー!」
 ▼ 7 ドリドリ@モーモーチーズ 20/09/22 16:33:51 ID:e4KQlTWo [7/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
アイリス「みんなお腹へったでしょ?」

アイリス「ポケモンセンターでお昼にしよっか」

ポケモンセンターにて早めの昼食をとる

アイリス「今日の夜か…」

アイリス「持ってきたこの衣装似合うかな」

アイリス「まぁ、行ってみなくちゃ分からないしその時はその時よね!」

楽観的に自分の悩みを処理しながら昼食を済ませた私はその後到着したバスへと乗り込んだ
 ▼ 8 ングドラ@するどいくちばし 20/09/22 16:34:19 ID:e4KQlTWo [8/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
今日はサンヨウジムのレストランを貸し切って久しぶりに皆で集まってパーティーをする日

かつて共に旅をしたデントが気を利かせて集まる場を設けてくれたらしい

アイリス「デントのジムでパーティーか…」

その知らせを聞いたのは本人からではなくカベルネという一人のライバルから

デントとカベルネの二人は噂によるとカベルネの猛アタックによりカップルになったみたい

アイリス「(みんなしばらく会ってないけど元気してるかな…?)」

学校の同窓会のようで私はワクワクした
 ▼ 9 イチュウ@ようきミント 20/09/22 16:34:55 ID:e4KQlTWo [9/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
私はというとかつての旅の後にソウリュウジムの跡を継ぎながら同時にドラゴンマスターの夢を叶えるため各地へドラゴンポケモン探しをしていた

そして学校の講師としても呼ばれる事がある
自分がなし得なかった学校生活を見守る役になるのは不思議な感覚ではあるがやりがいもある

アイリス「サトシも…ポケモンマスターの夢を今でも目指してるのかな?」

カントー出身の少年はサトシという名前で私と同じような夢があり共に進んだ仲間であり…

…いや、私たちは…何だろう?

私にとって友達ではあるんだけどライバルでもあって…それで…凄く大事な存在だった
 ▼ 10 メハダー@スピードパウダー 20/09/22 16:35:43 ID:e4KQlTWo [10/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
サトシとの出会いはいきなりボールが飛んできてから始まったっけ…懐かしい

サトシ《行け!モンスターボール!》

アイリス《あ痛っ…》

ボールがどこからか来たから誰かと思ったら帽子被った子が目の前にいるんだから驚いたな…

もしかしたらその時に自分と似てるって無意識に薄々感じてたのかもなー私…

それから何か気になって付いていったんだっけ…
平気で危なっかしい事もしてたからサトシは…
 ▼ 11 ルリル@メガティアラ 20/09/22 16:36:11 ID:e4KQlTWo [11/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
私にとって男の子と一緒に旅するなんて初めてだったから新鮮な気持ちだった

デントはそんな私たちをまとめてくれるお兄ちゃんみたいな存在でめんどくさい所も多少あったけど同じくらい今でも大事な存在

アイリス「(来るかな…)」

不安な気持ちが胸をよぎって心がキュッとなる

アイリス「(あれ?こんなに苦しいの何で?)」

アイリス「(確かにサトシには来てほしいけど)」

サトシはカントーへ帰った後も色々な地方へと行っているらしく今もそうらしい
もしかしたら忙しくて来ないかもしれない
 ▼ 12 バチャ@クラボのみ 20/09/22 16:36:43 ID:e4KQlTWo [12/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
あの頃のこと、特に今はイッシュにいないサトシのことを思うとなんだかモヤモヤしてくる

何でだろう…
気持ちの正体が何年間もはっきりしなくていつも思い出しては考えるの投げちゃうんだよね…

アイリス「あーまたこの気持ちか…」

アイリス「もう会えないのかな…」

旅は一期一会と言うけどサトシとデントといた日々は自分にとっては間違いなく大切だった

こうして再会の機会を設けたことは良いんだけどサトシがいないんだとしたら寂しく感じるな…
 ▼ 13 ークライ@こだいのどうか 20/09/22 16:37:08 ID:e4KQlTWo [13/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
「スカイアローブリッジ前に停まります」

アイリス「はぁ…」

アイリス「(まぁ来れなかったら来れなかったで仕方のないことだよね…)」

アイリス「(どこかで元気にしてるなら…)」

「シッポウシティ前です」

アイリス「(その分もういっぱい飲んで食べてやるんだから)」

アイリス「(…バカ)」

不安で沈んだ気持ちに対して八つ当たりするように心の中で呟いて窓から目を離す

「サンヨウシティ前です」

アイリス「降ります!」

そしてサンヨウシティへと付いたバスを降りて私はレストランへと向かった
 ▼ 14 ンベ@おうじゃのしるし 20/09/22 16:37:36 ID:e4KQlTWo [14/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
アイリス「えっと…確か右に曲がって…ここね!」

アイリス「着いた!」

アイリス「えっと、今の時間は…夕方の5時…」

あと1時間程余裕はあるが早めに着いてしまったのでレストランの中で待っていようと思った

「ガチャン…」

アイリス「誰かいる?」

アイリス「まだ誰もいないの?」

私は聞こえるように訪ねる

デント「おっ!アイリス!来たんだね!」

カベルネ「ん?来たの?」

答えた二人は厨房で今夜の料理を作っていた
 ▼ 15 ンシグラードン@こだいのきんか 20/09/22 16:37:57 ID:e4KQlTWo [15/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
アイリス「デント!カベルネ!久しぶり!」

デント「アイリス久しぶりだねぇ!」

デント「とにかく座って!」

カベルネ「ふ、ふん!久しぶりねアイリス!」

カベルネ「自分は会えても嬉しくなんか…」

デント「ダメだよカベルネ、素直にならなきゃ」

カベルネ「うっ…分かったわよ」

カベルネ「これからラングレーや他のみんなも来るだろうからゆっくり待ってなさいよ」

アイリス「げ、ラングレー!?」

ドラゴンバスターを名乗っていた少たその少女は正真正銘私の宿敵であり一番のライバルでもある
 ▼ 16 テッコツ@いでんしのくさび 20/09/22 16:38:31 ID:e4KQlTWo [16/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
アイリス「まぁ別に問題ないけど…」

そこへデントの兄弟のポッド、コーンが来る

ポッド「デント、俺たちが後の料理作るから」

コーン「お二方は昔話をしにいってください」

デント「良いのかい?」

ポッド「良いの良いの!」

カベルネ「ポッドさん…コーンさん…ありがとう」

コーン「たくさんしたい話もあるでしょうし」

デント「じゃあ行ってくるね!」

制服を脱ぎ二人がこちらへと来た
 ▼ 17 ブリム@シャラサブレ 20/09/22 16:39:09 ID:e4KQlTWo [17/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
アイリス「気遣ってくれたんだね」

デント「そうだね、それなら僕もみんなと会えるのを今から心待ちにして待機してるよ!」

デントとカベルネがこちらへ来た後にさっきの不安な気持ちを敢えて言葉にしてみた

アイリス「サトシは…来るのかな?」

デント「サトシのカントーの自宅宛に招待状を出したから来てくれるはずだけど…」

アイリス「そうなんだ…良かった」

アイリス「(何かホッとした…)」

アイリス「(ま、まぁ当たり前だよね…!)」

カベルネ「…」ジー

カベルネ「あのサトシは本当に来るの?」
 ▼ 18 ーデリア@かえんだま 20/09/22 16:39:32 ID:e4KQlTWo [18/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
カベルネ「カントー出身だしさ…」

デント「僕は絶対来てほしいよ!」

アイリス「そ、そうだよ!来る!絶対に来る!」

アイリス「じゃないと…そうじゃないと…」

なんで私はこんなに悲しんでるのだろうと思った
来てほしいのは勿論なんだけど…

カベルネ「…少しカマかけてみたけどやっぱりあんたサトシの事忘れられないみたいね」

アイリス「え?いや仲間だったしそれは…」

カベルネ「本当にそれが仲間に向ける気持ち?」

どうなんだろう
モヤモヤはあるけど言葉で言い表せない
 ▼ 19 ンクルス@メガメガネ 20/09/22 20:11:24 ID:zEucrQdc [1/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カベルネ「ずばり言うけどねアイリス!」ビシッ

アイリス「はいっ!」

カベルネ「さっき凄い恋してる顔してたわよ」

アイリス「え…?私が?」

カベルネ「あまり自分で言いたくないけど…デントに想い伝えるまでの私と同じ顔してたから」

デント「…!」

カベルネ「サトシの事思ってる時アイリスはどんな気持ちだったのよ?」

アイリス「え…それは…ちょっとモヤモヤしたり会いたくなったりちょっと憎たらしかったりとか…」

カベルネ「それ間違いなく恋でしょ?」

アイリス「そう…なのかな」
 ▼ 20 キメノコ@こんごうだま 20/09/22 20:11:50 ID:zEucrQdc [2/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
アイリス「昔はそんなの考えてなかったのに…」

カベルネ「…ったく鈍感すぎるわね」

サトシに向けたこの感情は恋の気持ちだったの?
そうなのかは分からないが途端に顔が熱くなった

アイリス「(あのモヤモヤした気持ちって…)」

アイリス「(止まって!顔熱くならないで!)」

カベルネ「…そうじゃないならいいわ」

デント「…サトシ来ると良いねアイリス!」

アイリス「う…うぅ…//」

自分の感情がごちゃごちゃになってしまったのでクールダウンするために水を飲んだ
 ▼ 21 ーランド@ドリームボール 20/09/22 20:12:15 ID:zEucrQdc [3/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
アイリス「カベルネは…デントとどうなの?」

カベルネ「…ん!?」ギクッ

アイリス「私二人の馴れ初め聞きたいな〜…」

デントがカベルネの方をチラッと見て照れ臭そうに口を開いた

デント「えっとね…僕がレストランへ戻ってまたジムリーダーをやってたある日のことなんだけど…」

デント「カベルネがいきなり来て再戦を持ちかけてきたんだ…」

デント「僕が負けたらカベルネと付き合うというのを条件にしてね」

デント「結果は…僕の勝ちだったんだけど泣いてる彼女がほっとけなくて付き合う事に決めたんだ」
 ▼ 22 フーライ@こだいのおうかん 20/09/22 20:12:36 ID:zEucrQdc [4/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
カベルネ「〜/////」

エヘヘ…と笑うデントの横でカベルネがまるで茹でダコの様に顔を赤くして下を向いていた

デント「これが…僕たちの馴れ初めかな」

アイリス「デントも相変わらず紳士だね〜!」

アイリス「カベルネも大胆じゃん」コノコノ

カベルネ「ちょ、やめなさいよ…そんな…///」

そうしながら自分の事も考えてしまう
さっきの私もこんな感じだったのかな…って

デント「そろそろ他のみんなも来るころかな?」

デントが外の来客を確認しに外へ出た
 ▼ 23 スボー@ふといホネ 20/09/22 20:12:55 ID:zEucrQdc [5/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
カベルネ「…あのさアイリス」ボソッ

カベルネに服を引っ張られる

アイリス「何?」

カベルネ「あんまり大声で言えないけど…あんたがあいつ好きなら応援してるから頑張りなさいよ…」

アイリス「う…うん…!///」

面と向かってカベルネにこうして応援されると恥ずかしいような嬉しいような気持ちになる

デント「おーい!ケニヤンやラングレーも来たよ!」

アイリス「うん!」

カベルネは肩をポンと叩いて元の席に戻る
 ▼ 24 ネコ@マグマスーツ 20/09/22 20:13:14 ID:zEucrQdc [6/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
その後ケニヤンやルーク、ラングレーにベルなどが来た

ケニヤン「うおー!久しぶりだぜみんな!」

ルーク「呼んでくれてありがとね」

ベル「アイリスちゃん!カベルネちゃん!」

ラングレー「二度と会わないと思ってたけど…まぁ会えて良かったわアイリス」

アイリス「賑やかになってきたな…」

10年前にこうして子供の頃の私たちが集まっていたことを思い出す

アイリス「(…サトシ)」

続々と集まる懐かしい顔ぶれの中に未だサトシの姿は見えず心がザワザワしていた
 ▼ 25 ライゴン@つかまえポン 20/09/22 20:13:29 ID:jMQ.ZeMg NGネーム登録 NGID登録 報告
いいね
 ▼ 26 ザード@たわわこやし 20/09/22 20:13:41 ID:zEucrQdc [7/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
コテツやバージルなどリーグでサトシが順位をかけて戦った人たちも集まる

コテツ「おっす!ケニヤン!元気か?」

バージル「ご招待ありがとうございます」

デント「いえいえ…どうぞ入ってください」

だかまだサトシは来てはいないみたいだった

アイリス「(来ない…あーもう!)」

自分の気持ちが何なのか会ってちゃんと確かめたいのにサトシはまだ姿を見せない

アイリス「もう!」グビグビ

喉は渇いていないが気を紛らわせるため水を大量に飲みながら待つ
 ▼ 27 ホミル@むしよせコロン 20/09/22 20:14:12 ID:zEucrQdc [8/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
デント「あと15分」

アイリス「まだ来ない?」

デント「そうだね…それらしい姿は…」

アイリス「…」

デント「僕は待ってるよ、アイリスは?」

アイリス「私は…」

会うのを諦めて気持ちを断つか信じて待つか
二択だっだが考えるまでもなく心は決まっていた

アイリス「私、ここで待つ!」

デント「アイリスはそうでなくちゃね!」

アイリス「(どこ…?サトシ…?)」

夕日が沈んでいき、暗くなり始めた街
レストランの前で私は必死に彼の姿を探していた
 ▼ 28 メラ@レトルトカレー 20/09/22 20:14:42 ID:zEucrQdc [9/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
12分、10分と徐々にタイムリミットは近づいていきあらかた招待客も来てしまったみたいだ

アイリス「あと…7分」

アイリス「5分」

デント「もう…締め切らなくちゃ」

アイリス「そんな!まだ!」

デント「3分前にはもう貸し切り状態にして他の客の出入りを禁止にしなくちゃいけないんだ…」

アイリス「来ない…のかな…」

デント「…サトシ」

今日は会えるかもって実はすごく期待してたのに…
私が一番会いたかったのは…
 ▼ 29 キカブリ@モーモーミルク 20/09/22 20:15:07 ID:zEucrQdc [10/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
思いが溢れて涙が溢れてきそうになる
カベルネの言ってた事は本当だったのかな…

アイリス「…」

デント「…」

デント「…3分前だ」

アイリス「うん…」

とうとう来なかった…
私のこの気持ちも…

「キキーッ!!!!」

アイリス・デント「!?」

やたらと大きな急ブレーキ音が聞こえてきた
中へ戻ろうとした足を方向転換させ私は外を見る

「バンッ!」

車の中から出たのは…サトシとシューティーだった
 ▼ 30 メラ@バンギラスナイト 20/09/22 20:15:45 ID:zEucrQdc [11/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
サトシ「よっ!アイリス!デント!」

シューティー「僕が何で君を乗せなきゃ…」

車から出たサトシを見て感情がこみ上げる
そして私は車の方へ駆けていき…

アイリス「サトシ!!」ギュッ

サトシ「うおっ…!何だアイリス?」

アイリス「うっ…うっ…バカバカバカ!!」

アイリス「来ないと思ったんだから…」

サトシ「いきなり泣くなって…子供だな…」

アイリス「何でこんなに遅いのよ!」

サトシ「分かったよ説明するってば…」

胸で泣きじゃくる私をサトシは優しく引き剥がして事情を説明し始める
 ▼ 31 レイドル@パワーアンクル 20/09/22 20:16:07 ID:zEucrQdc [12/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
サトシ「実は…道に迷っちゃって…」

サトシ「地図とか見たけど全然分からなくてさ」

くしゃくしゃになった地図を持ちながらそう言う

サトシ「それでヒッチハイクをしてたんだ」

サトシ「誰ものせてくれなかったんだけどな…」

サトシ「そしたらシューティーの乗った車が目の前に止まってさ…」

シューティー「何してるのかと思えば自分も招待されてるらしくて行き先同じだったからね」

シューティー「仕方ないから乗せたよ」
 ▼ 32 ダック@ひきかえけん 20/09/22 20:16:30 ID:zEucrQdc [13/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
サトシ「シューティー居なきゃ間に合わなかったかもしれない…ありがとな」

シューティー「しっかりしてくれ本当に」

アイリス「そう…」

事の顛末を説明されたがそれよりも招待を忘れずに来てくれた事が何より嬉しい

アイリス「本当…子供ね…!」

サトシ「ごめんごめん…」

サトシ「で、さっきは何で抱きついてきたんだアイリス?」

アイリス「…!///」

アイリス「そ、それは…別に良いでしょ!」

サトシ「そっか…まぁ良いや」

シューティー「中に入るよ」

デント「さ、中に入ろう」

サトシ「あぁ!」

アイリス「えぇ!」

そして私たちは再び中へと入っていった
 ▼ 33 ニューラ@コンテストパス 20/09/22 20:17:03 ID:zEucrQdc [14/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
デント「えー、今日はお集まりいただき誠にありがとうございます」

デント「今日は存分にお楽しみください!」

アイリス「始まったね」

サトシ「あぁ…始まったな」

デントが開始を宣言してようやくパーティーが始まった

ケニヤン「おい、サトシ!これ旨いぞ!こっちに来て一緒に食べねぇか?」

コテツ「そうそう!うまいぞ!」

サトシ「…おう!アイリス、また後でな」

アイリス「あ…」

話したい事が山ほどあるがそれは他のみんなも同じだと思うから私は声をかけるのを我慢した
 ▼ 34 ゲンダイナ@おすすめメール 20/09/22 20:17:25 ID:zEucrQdc [15/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
そんな私を軽く押す感触があった

ラングレー「ちょっと…あんたどうしたの?」

アイリス「あ…ラングレー」

ラングレー「あからさまに寂しげな顔しちゃってさぁ」

アイリス「何でもないから!」

ラングレー「ふーん」

ラングレー「じゃあちょっと飲みましょうよ」

アイリス「え?」

ラングレー「え?じゃないわよ、あんたもう大人なんでしょ?ならこれ飲めるよね」

ラングレーが持っているのはシャンパンだ
 ▼ 35 モネギ@エレベータのキー 20/09/22 20:18:04 ID:zEucrQdc [16/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
アイリス「…まぁいいよ」

ラングレー「んじゃグラス出して」

アイリス「はい」

トクトクと注がれるシャンパンを見てこれがお酒なんだなぁ…と興味深くなる
私は大人にはなったがお酒は飲んだことがない

ラングレー「10年振りね、会うの」

アイリス「そうだっけ?あれ以来だっけ」

ラングレー「そうよ!あれからあんただけを目標にしてずっとやってたんだから!」

アイリス「ただの天敵同士でしょ?」

ラングレー「そうだけどさ…」

ラングレー「まぁいいや、乾杯しましょう」

アイリス「ん、乾杯」
 ▼ 36 ガチルタリス@カプZ 20/09/22 20:18:31 ID:zEucrQdc [17/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
乾杯してから一杯目、二杯目とどんどん飲む回数を重ねていって何だかラングレーと飲み比べをしているような状態になった

アイリス「まだ飲めるよね?」

ラングレー「当たり前でしょうが!」

近くにいたベルはそんな私たちのことをあまりヒートアップしないように窘めてくれていた

ベル「お酒飲み過ぎると体に毒だよ?」

ベル「程々にしといたら?二人とも」

アイリス「大丈夫だよ!ありがとねベル」

ラングレー「そうよ!まだ飲めるわ」
 ▼ 37 ールル@ズリのみ 20/09/22 20:19:14 ID:zEucrQdc [18/18] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
そう言って量としてはそれぞれボトル一本ずつ位のシャンパンを飲んでしまった

アイリス「〜〜やばい…」

ラングレー「私も結構…」

かなり酔いが回ってきて意識が遠のいていくようで私は少し怖かった

アイリス「あれ…?」フラッ

ラングレー「ちょっと!?」

朦朧としている私をラングレーが受け止める

ラングレー「あんたは少し休みなさい」

アイリス「分かった…」

その後私は多分目を閉じて少し眠っていたみたい
 ▼ 38 シカマス@せんせいのツメ 20/09/23 00:22:09 ID:NCb6tLbI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
10年やねおめでと
 ▼ 39 ュウツー@きれいなウロコ 20/09/23 12:07:11 ID:CoUUiiYE [1/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
後で聞いた話によると私がまた目を覚ましたのは30分ほど経った時らしい…

私が目を開けると…

サトシ「おい!アイリス!大丈夫か!」

アイリス「!?」

目の前で肩を揺さぶって安否を確認しているサトシとその後ろにいるデントの姿があった

サトシ「お?アイリス目覚ましたぜ!」

デント「良かった〜!」

アイリス「私シャンパン飲んでて…ここは?」

デント「ラングレーたちにも伝えてくるね!」

サトシ「待ってるぜ!」

混乱していた
けど一番気になったのは…
 ▼ 40 ビルドン@ちいさなキノコ 20/09/23 12:07:39 ID:CoUUiiYE [2/17] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
サトシ「起きてくれて良かったぜ…」ホッ

アイリス「〜!?///」

あと少しで顔と身体が密着する程の距離でサトシが私のことを揺さぶっていたことだ

アイリス「ち、近すぎるってば!!」

サトシ「あぁ、ごめんな…」

これぐらい昔は当たり前にしてたのに…
なんで今はこんなに恥ずかしいんだろう…

サトシ「どうする?まだ休んでるか?」

アイリス「うん…まだちょっと頭痛い…」

サトシ「じゃあ取り敢えずもうちょっと具合良くなってから戻ろうぜ」

アイリス「サトシは?」

サトシ「アイリスが良くなるまでここにいるよ」
 ▼ 41 シコ@まひなおしのみ 20/09/23 12:08:02 ID:CoUUiiYE [3/17] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
アイリス「ありがと…」

サトシ「ここ休憩室だからさ」

アイリス「うん…」

さっきまで揺さぶっていた手は温かくて優しくて
昔と変わらないんだなと私はサトシを見て思う

サトシ「アイリスはさ…」

サトシ「今まで元気にしてたか?」

サトシが聞いてくる
こんな形で語らいたくはなかったけど…

アイリス「うん、元気だったよ」

サトシ「そうか、ドラゴンマスターにはなれたのか?」

アイリス「まだまだ目指してる途中だよ」

こんな風に話すのが久しぶりだったから私もサトシも話題は尽きなかった
 ▼ 42 ダリン@みどぼんぐり 20/09/23 12:08:26 ID:CoUUiiYE [4/17] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
デント「二人とも?」

サトシ「それでさ、オンバットとか捕まえて…」

アイリス「そうなの!?いつか見たいな!」

デント「もう回復したかい?」

サトシ「そうだった…アイリス元気になったか?」

アイリス「うん…もう元気になったよ!」

デント「僕は戻ってるから好きな時にまた戻っておいで」

サトシ「ありがとデント!」

アイリス「ごめんね…」

デントは客人をもてなす為にまた戻っていった

サトシ「あとちょっと休んだら行けるか?」

アイリス「そうだね、そうする!」
 ▼ 43 ニガメ@ダイゴへのてがみ 20/09/23 12:08:56 ID:CoUUiiYE [5/17] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
サトシ「そういえばこの後…何かあったよな」

アイリス「プロム?」

サトシ「そう、それ!」

サトシ「衣装持ってこいって言われたんだけど…」

アイリス「私も持ってきたよ、これ!」

サトシ「おお!可愛いじゃん!似合いそうだな」

アイリス「え…」

サトシ「あれ?何かまずいこと言ったかな俺?」

アイリス「そうじゃないよ…///」

まただ、また顔が熱くなっているのを感じる
どうしよう…

迷っていてもダメだから…ちゃんとやらなきゃ…

アイリス「あのさ…良かったらこの後のプロムの相手…してくれる?」

サトシ「女子と組むんだっけ…良いぜ!」
 ▼ 44 ブトプス@スチールメモリ 20/09/23 12:09:35 ID:CoUUiiYE [6/17] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
アイリス「ありがとう…じゃあ戻ろっ!」

サトシ「あぁ!…って速いなアイリス!」

急いで駆け出したけどそれは今すごく赤く紅潮してるであろう自分の顔を見られたくなかったから

デント「二人とも戻ってきたね」

ラングレー「やっと来たのね」

アイリス「えぇ!もう少しでプロムでしょ?」

サトシ「そのプロムっていつからだ?」

デント「8時だから30分後ぐらいだね」

サトシ「少し食べたら着替えに行くか…」

アイリス「そういうことだね」

そして食事を軽くしてから各々着替えをしに行く
 ▼ 45 ーマルド@ダークボール 20/09/23 12:10:06 ID:CoUUiiYE [7/17] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ここは女性客用の部屋だ
他の女の子たちもドレスへ着替えている

私も親友のショウブから受け取り持参したドレスを着たけど似合ってるのかな?

ベル「アイリスちゃん!着替えた?」

カベルネ「私は着替えたけど」

ラングレー「もう終わった?」

アイリス「うん、どうかな…?」

ラングレー「……もっとドレスに合わせなさい」

アイリス「うーんやっぱり?」

ラングレー「別にあたしはそれでも構わないけど…相手誰だったっけ?」

アイリス「えっと…サトシと一緒にする…」

ラングレー「あーあのサトシか…」
 ▼ 46 ガミュウツーY@ネクロプラスソル 20/09/23 12:10:28 ID:CoUUiiYE [8/17] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
カベルネ「ちょっと…ラングレー!!」クイクイ

カベルネがラングレーを手招きして隅に移動する

カベルネ「アイリスは今…ゴニョゴニョ」

ラングレー「へー…そういう事」

ラングレー「じゃあ私たちでおめかし手伝ってあげるわ、感謝しなさいよね」

アイリス「(もしかして…あの事言ったのかな)」

ラングレー「あんたもこの年になってまで自分の気持ちに気づけないとか鈍感で子供よね」

アイリス「な、何よ〜!///」

ラングレー「ま、昔のよしみってことで」

ラングレー「貸しにしとくから今度会ったらキッチリ返しなさいよね」

アイリス「分かったわよ…」

そして私は三人に手伝ってもらった
 ▼ 47 ルッグ@しんかいのウロコ 20/09/23 12:11:09 ID:CoUUiiYE [9/17] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
そして…

サトシ「このタキシードって慣れないんだよな…」

デント「サトシ似合ってるよ!タキシード」

サトシ「デントに言われるとなんか誇らしいな」

デント「きちんと女子をエスコートするんだよ」

サトシ「分かった!」

アイリス「サトシー!」

サトシ「お、アイリス来たか!」

アイリス「…どう?」

私はいつもと違う雰囲気でサトシの前に来た
髪を下ろしてこっそりイヤリングなども着けた

サトシ「綺麗だなアイリス!」

アイリス「…!」

アイリス「うん…ありがとね…」

顔を直視できなかったので下を向いた
『好きな人』に褒められるのって嬉しいな…
 ▼ 48 ーナイト@スペシャルアップ 20/09/23 12:11:34 ID:CoUUiiYE [10/17] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
デント「では男女ペアでの舞踏会を開催します」

デントの合図と共にプロムは開始された
各々のペアはダンスや食事など各々のやりたいことをしている

アイリス「私たちも」

サトシ「そうだな」

イッシュ流のダンスは激しい動きをするようなフラメンコと社交ダンスを合わせたようなものだ

サトシ「エスコート…か」

「グイッ」

アイリス「ひゃっ!?」

いきなりサトシは腰に手を回す
確かに動き通りではあるんだけどドキドキする

サトシ「俺エスコートって分かんないや…」

アイリス「…良いよ、私が付いていくから」

サトシ「おう…」

そしてしばし私たちは踊る
 ▼ 49 ーベム@ドラゴンのホネ 20/09/23 12:12:01 ID:CoUUiiYE [11/17] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
サトシはダンスが下手だったんだっけ…
かなり荒くガチガチな動きをしていてぎこちない

アイリス「ほら1、2」

サトシ「アイリスは余裕っぽいな」 

アイリス「当然」

軽口を叩いてみせるけど今この瞬間が凄く幸せだ
一生懸命やってるサトシの顔を私は見つめる

アイリス「(密着してるからこの目線もドキドキしてるのも伝わっちゃってるのかな…)」

気持ちが昂ってきた
サトシの顔は目前にある

サトシ「コツ掴んできたかもしれない!」

アイリス「あっ!そ、そうなんだ…」

ふと我に還った
今ここで決定的なことを何かするべきなのかな…
 ▼ 50 ラス@タブンネナイト 20/09/23 12:12:25 ID:CoUUiiYE [12/17] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
今何かするのも良いけどやっぱり…

アイリス「今は二人きりで楽しまなきゃね!」

サトシ「そうだな、もっと踊ろうぜアイリス!」

私たちはぎこちないながらも曲が終わる直前まで一生懸命踊り続けた
どちらがギブする事もなく続けた

そして曲が終わろうとしている

アイリス「もう終わっちゃうね…」

サトシ「疲れたけど楽しかったぜ!」

結局気持ちには気づかないみたいだ
なら…と思い立ち行動に移す

アイリス「サトシ…」

サトシ「…?」

「チュッ」

私はサトシの頬にどさくさ紛れでキスをしてみた
 ▼ 51 クフーン@チョークいし 20/09/23 12:13:06 ID:CoUUiiYE [13/17] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
サトシ「アイリス…?」

アイリス「(これでも無理なの…?)」

アイリス「アドリブだよ、アドリブ!」

サトシ「おう、そうか」

デント「えー、プロムが終わりましたのでここからは自由時間とします」

デント「各々方で談笑等をお楽しみください」

そして自由時間となった
サトシはバージルさんなどと話に向かった

アイリス「(ま、仕方ないよね)」

アイリス「(サトシだから…鈍感男だからね)」

そこへラングレーたちがやって来る
 ▼ 52 チエナ@フライもりあわせ 20/09/23 12:13:32 ID:CoUUiiYE [14/17] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ラングレー「で?どうだったの?」

アイリス「気付かれなかった」

ラングレー「何かしたの?」

アイリス「頬にキスしたけど全然」

ラングレー「っちゃー…本当鈍感ねあいつ」

ベル「アイリスちゃんはそれで良いの?」

ベル「サトシくんと会えなくなるかもよ?」

アイリス「それは…分かってるんだけど」

カベルネ「後悔しないの?」

カベルネ「私にとやかく言う権利はないわね」

カベルネ「でも伝えるならちゃんとね」

アイリス「…」

私は悩んだ
この気持ちを伝えるにはどうしたら良いのか
 ▼ 53 ゲキッス@ハガネZ 20/09/23 12:14:15 ID:CoUUiiYE [15/17] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
考えている内にサトシやデントが他の来客との話を済ませてこちらへと戻ってきた

デント「終わったよ…やっと」

サトシ「俺もだぜ!」

アイリス「…ねぇ」

アイリス「三人でさ、久しぶりに話さない?」

サトシ「…そうだな」

デント「僕も話したい事はいっぱいあるよ」

アイリス「それじゃ人のいない所に行きましょうか」

来客がいる場所から離れて庭が見える所へ来た
そしてそこで三人ともが自分のこれまでの事や今の自分の近況を語った
 ▼ 54 パルダス@Zパワーリング 20/09/23 12:14:41 ID:CoUUiiYE [16/17] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
やっぱり話題は尽きずにまた時間は過ぎていった

サトシ「そっか」

サトシ「アイリスがジムリーダー、デントがレストランのオーナーか…」

サトシ「みんな頑張ってんだな…」

アイリス「サトシもポケモンマスターに近づいたんだよね?」

サトシ「あれからカロスで旅してアローラ地方やガラル地方へ行ったりして…」

サトシ「チャンピオンになったり…全ポケモンゲットが夢の仲間と一緒にいたりして少しはポケモンマスターにも近づけたのかな俺…」

アイリス「うん!」

デント「そうだね、近づいてるよ!」

サトシのその後の話が聞けて良かったな…
サトシも頑張ってるんだ…
 ▼ 55 ーゴヨン@きよめのおこう 20/09/23 12:15:17 ID:CoUUiiYE [17/17] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
デント「おっと…もうお開きの時間が近いかな」

サトシ「もうそんな時間か?」

アイリス「早いね…」

あと20分ほどでお開き
今日はまた集まれてすっごく楽しかったな…

アイリス「私もドラゴンマスター目指してこれからも頑張る!!」

デント「僕もソムリエをしながら一人前のシェフとして精進していくよ!」

サトシ「あぁ!三人とも頑張ってこうぜ!」

アイリス「じゃあ一杯だけ飲みましょ?」

サトシ「平気なのかアイリス?」

アイリス「平気平気!それじゃ…」

三人「乾杯!!」

また出会う為に私たちはグラスを交わした
 ▼ 56 ノセクト@サイコシード 20/09/23 17:01:58 ID:W1qQQu8c [1/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そしてパーティーの終わりの時間となった

デント「今日はお越しいただきありがとうございました!また会える日を楽しみにしています!」

デント「では…ベストウイッシュ!良い旅を!」

来客はどんどんと去っていく

バージル「それではまた…!」

コテツ「じゃあな!どこかでな!」

ルーク「また会った時は映画見てってね!」

一人、また一人と去っていく

ケニヤン「おっす!また会えたらいいな」

ベル「今度会う時は博士になってるから私!」

サトシ「じゃあなー!!」

アイリス「バイバーイ!」

ありったけの声で別れの言葉を叫ぶ
 ▼ 57 シギバナ@たんちき 20/09/23 17:02:23 ID:W1qQQu8c [2/19] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
デント「さてと…後片付けか…」

カベルネ「ふー疲れる…!」

サトシ「手伝うぜデント!」

アイリス「私も!」

ラングレー「仕方ないわね」

シューティー「……」

デントが後片付けをするにあたって残った数人がそれを手伝った

そして後片付けを全部済ませる
時間を見るともう10時近くになっていた

デント「ありがとう…今日はどうするんだい?」

アイリス「えっと…」

サトシ「俺はポケモンセンターに泊まっていってゆっくり帰るぜ」

アイリス「私もそうしよっかな」
 ▼ 58 ガオニゴーリ@バンジのみ 20/09/23 17:02:33 ID:Am5wqLDk NGネーム登録 NGID登録 報告
10周年おめでとう
 ▼ 59 ュウツー@ビスナのみ 20/09/23 17:02:46 ID:W1qQQu8c [3/19] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
アイリス「ラングレーは?」

ラングレー「私はもう帰るわ、じゃあね」

ラングレー「また、会いましょうね」

照れた様子でラングレーはそう言った

アイリス「うん!またね!」

サトシ「シューティーは?」

シューティー「僕も車に乗ってるからね」

サトシ「そっか…今度会う時はバトルな!」

シューティー「考えとくよ、じゃあまた」

シューティー「君と話すのも案外悪くないね」

車に乗り手を振ってシューティーは帰っていった

サトシ「またなーーーーー!!!!」

すごい声で車が見えなくなるまでサトシは叫んだ
 ▼ 60 マゾウ@ゴーストメモリ 20/09/23 17:03:15 ID:W1qQQu8c [4/19] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
デント「僕たちもさよならの時間だね…」

アイリス「うん…」

サトシ「また会えるさ!な?」

アイリス「そうだよね…!」

デント「じゃあ再開を祈って…また会おうね」

カベルネ「またね…」

アイリス「カベルネも幸せになってね!!」

カベルネ「う…分かったわよー!!」
 
二人が手を振りながら私たちを見送った
角を曲がり姿は見えなくなった

サトシ「アイリスもポケモンセンターに泊まって帰るんだよな?」

アイリス「あ…う、うん!」

サトシ「夜道は暗いし急ごうぜ」

アイリス「そうしましょうか」

走ってセンターへと向かいやがて到着した
 ▼ 61 マゾウ@いかりまんじゅう 20/09/23 17:03:35 ID:W1qQQu8c [5/19] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
サトシ「すみません、泊まりたいんですけど」

ジョーイ「お部屋を用意するのでその間までしばらくお待ちください」

サトシ「はい…」

サトシ「どうする?部屋」

アイリス「え、どうって…」

サトシ「分けるか?」

アイリス「あー…うーん…」

突然そう言われ悩むふりをしたが結局のところどうしたいかはもう決まっている

アイリス「分けないでいいよ…」

サトシ「分かった、そうする」

ジョーイ「団体部屋ですね?」

ジョーイ「団体部屋でしたら…空いてる部屋がありますね」

サトシ「そこでお願いします」

そして私たちは部屋に案内された
 ▼ 62 ルフォン@きんりょくのハネ 20/09/23 17:03:52 ID:W1qQQu8c [6/19] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
サトシ「ふー…ベッドだー!」

アイリス「私着替えてお風呂入るかな」

サトシ「あ!アイリス!」

アイリス「な、何!?」ドキッ

サトシ「俺もアイリスの後に風呂入るけど終わったら久々にさ」

アイリス「久々に…?」

サトシ「軽くバトルどうだ?」

アイリス「(ありゃりゃ…)」ズコッ

アイリス「(まぁそうだろうね…サトシは)」

アイリス「(でも楽しみ!)」

ポケモンたちは下で休んでいるのでその間に私たは部屋のお風呂へと入りそして上がった

サトシ「じゃあ入ってくる」

サトシはそう言い風呂場へと入っていった
 ▼ 63 ロエッタ@おまもりこばん 20/09/23 17:04:15 ID:W1qQQu8c [7/19] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
サトシが入っている間私は一人窓から夜空を見上げていた

アイリス「(今日は楽しかった…)」

アイリス「(もうこんな楽しい日もないのかな)」

アイリス「(サトシともこれが最後かな…)」

アイリス「(嫌だ…!)」

サトシ「〜♪上がったぜ、アイリス」

アイリス「えっ!あ、上がったの?」

サトシ「そうだけど」

アイリス「(こんな事で動揺するな私…)」

サトシ「それじゃポケモンたち受け取りに行こうぜアイリス」

アイリス「そうね!行きましょ!」
 ▼ 64 ルタンク@メンバーズカード 20/09/23 17:04:48 ID:W1qQQu8c [8/19] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ジョーイ「お預かりしたポケモンたちはみんな元気になりましたよ!」

サトシ・アイリス「ありがとうございます!」

ポケモンを受け取りバトルフィールドへ出る

サトシ「よっしゃ!じゃあみんな出てこい!」

サトシが出した手持ちにはイッシュ以外の地方のポケモンもいる

アイリス「じゃあ…みんな出てきて!」

サトシ「このオノノクス…もしかしてキバゴ?」

アイリス「そうだよ!カッコいいでしょ!?」

サトシ「そうだな!ピカチュウ?これあのキバゴだぜ?」

ピカチュウ「ピーカチュー!!」

オノノクス「オノォ…!」

二匹とも再会を喜んでいるみたいだ
 ▼ 65 ーディ@ハートアメざいく 20/09/23 17:05:09 ID:W1qQQu8c [9/19] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
サトシ「あとクリムガンもいるな!」

アイリス「そう!イブキさんと一緒に捕まえて仲間にしたんだ!」

サトシ「そうなのか…」

アイリス「バトル…って今何時だっけ?」

サトシ「11時だな」

アイリス「えー!?なら…」

サトシ「じゃあピカチュウとオノノクスでは?」

アイリス「だね、そうした方が良いよね」

サトシ「他のみんなは休んでてくれ…」

アイリス「またいつかバトルさせようね!」

サトシ「あぁ!」

サトシ「よし!君に決めた!ピカチュウ!」

アイリス「出てきて!オノノクス!」

そうして私たちは1vs1のバトルを始めた
 ▼ 66 チム@やすうりポン 20/09/23 17:05:27 ID:W1qQQu8c [10/19] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
オノノクス「オノ!」

アイリス「オノノクスも鍛えたんだからね!」

サトシ「ワクワクするぜ!」

サトシ「ピカチュウ!アイアンテール!」

アイリス「ダブルチョップで跳ね返して!」

サトシ「飛び上がってエレキネットだ!」

ピカチュウ「ピッカ!!」

アイリス「りゅうのはどう!」

オノノクス「ノォー!!」

こうして技の攻防は続く…

サトシ「やるなアイリス!」

アイリス「サトシもね!」

サトシ「じゃあこれで決めるぜ!」

サトシ「10万ボルト!」

アイリス「私は…げきりんで応えて!」

10万ボルトが当たるのが先かげきりんをお見舞いするのが先か…
そして勝者は…
 ▼ 67 チュール@メダルボックス 20/09/23 17:05:51 ID:W1qQQu8c [11/19] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
「ガチャッ」

私とサトシはバトルを終え部屋に戻ってきた

サトシ「ふー…良いバトルだったな!」

アイリス「10万ボルトが先だったなんて…」

サトシ「勝てた!やったぜ!」

アイリス「そうだね、サトシと戦うのは久しぶりだけどこれで五分五分ぐらいかな?」

サトシ「アイリス…またいつかバトルやろうぜ!」

アイリス「うん…」

忘れないようにと指切りをして誓った

アイリス「(またいつか…か)」

サトシ「パジャマに着替えて寝ようぜ」

アイリス「着替えてくるね」

サトシ「おう」

そして私たちは寝る準備を始めた
 ▼ 68 ルーグ@ミュウツナイトY 20/09/23 17:06:11 ID:W1qQQu8c [12/19] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
サトシ「じゃあ電気消すか…」

アイリス「ちょっと待って」

サトシ「…?何だ?」

アイリス「今そこの窓で少し話せない?」

サトシ「あぁ…良いけど」

開け放っている窓から顔を出し私たちはサンヨウシティの夜景を見ていた

サトシ「何か話あるんじゃないのか?」

アイリス「…」

サトシ「どうした?」

アイリス「ねぇ、サトシ」

サトシ「何?」

アイリス「私またいつかじゃ嫌なの…」

サトシ「…」

アイリス「えっと…つまり…」

アイリス「ずっと一緒にいたい…んだけど…」

アイリス「私は…サトシが好き…みたい」

遂に言葉にしてしまった…これで良いのだろうか
このまま言わない道もあったのにこれで…
 ▼ 69 イコウ@しつもんメール 20/09/23 17:06:27 ID:W1qQQu8c [13/19] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
アイリス「…サトシ?」

サトシは目を逸らそうとしている

サトシ「それって…つまりは……」

アイリス「え!?えっとね、つまりは……///」

それから先がなかなか言い出せない
私はあたふたと口ごもっていた

アイリス「んーと…その…」

何も言えずもどかしくしていたその時

「ギュッ…」

私を覆うような感触が一瞬にしてやってくる

サトシ「アイリス…」

アイリス「サトシ…」

サトシ「何て言って良いのか分かんないけど…こうすることしか今の俺こうする事しかできないよ…」

アイリス「…」

抱き締められたのをただ受け入れて私はその時間が過ぎるまでいつまでも目を閉じていた
 ▼ 70 リバード@かたいいし 20/09/23 17:06:57 ID:W1qQQu8c [14/19] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
サトシ「俺…今日のパーティーもすごい楽しかったしアイリスにこう言われるのもすごい嬉しい…」

サトシ「アイリスは…?」

アイリス「サトシと同じ気持ちだよ…」

サトシ「こういう時どうすれば良いんだ?」

アイリス「何もしなくて良いんだよ…」

サトシ「うん…」

そのまま私たちは気が済むまでそうしていた

アイリス「ねぇ、一回だけお願いしていい?」

サトシ「何を?」

アイリス「さっき頬にキスしたでしょ?」

サトシ「あぁ…」

アイリス「一回だけで良いから…ん…」

サトシ「分かったよアイリス…」

サトシが目を見る
そして私たちは…

「チュッ…」

と一度だけのキスを交わした
 ▼ 71 クレー@ズアのみ 20/09/23 17:07:19 ID:W1qQQu8c [15/19] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
翌日…揺れる電車の中
昨夜の事を私は思い出していた

それ以上の関係になることはなかったけど私がサトシのベッドで寝ていいか聞いたらあっさりと了承してくれた

こっちの方が寒くないからと肩を抱き寄せられそのまま身体をピッタリとくっつけて寝た

アイリス「サトシ…大好きだからね」

サトシ「俺もだ…」

その時間は永遠ではなかったけど永遠に続くのかとさえ思うほどに幸福に包まれた時間だった

そして今朝目覚めるとサトシの寝顔が側にあった
 ▼ 72 クマ@なぞのすいしょう 20/09/23 17:07:46 ID:W1qQQu8c [16/19] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
可愛いので頭をそっと撫でていた

サトシ「ん…アイリスおはよう」

アイリス「起きた?おはよう…」

サトシ「今何してたんだ…?」

アイリス「へへ…内緒だよ、教えてあげない」

そして顔を洗い着替えをし身支度をする
そんな中

サトシ「アイリスはこれからどうするんだ?」

アイリス「…一回村に戻ろうかな」

サトシ「そうだな、そうした方が良い」

アイリス「ねぇ…昨日の事…」

サトシ「え?お、おぉ…」

アイリス「サトシの気持ち次第で良いけど…」

サトシはしばらく難しい顔をして黙りこむ
そうして数秒後口を開いた
 ▼ 73 ーバー@おはなのおこう 20/09/23 17:08:09 ID:W1qQQu8c [17/19] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
サトシ「俺、今はアイリスと一緒にはなれない」

アイリス「え!ど、どうして?」

サトシ「まだポケモンマスターって夢が叶えられてないからだ」

アイリス「それは私も…ドラコンマスターって夢があるけど叶えてないし…」

サトシ「アイリス!」

サトシがこちらを真剣な眼差しで見る

サトシ「俺ポケモンマスターの夢叶えて…そうしたら絶対アイリスのいる所に会いに行くよ」

サトシ「だからそれまで待っててくれ」

サトシ「その時は絶対に一緒に…側にいる」

アイリス「……うん、分かった」

アイリス「応援しなきゃね!サトシの夢!」

そしてポケモンセンターを出て…

サトシ「じゃあ…絶対また会おうな」

アイリス「うん!昨日の事絶対忘れないよ!」

約束をして私たちは別々の道を進んでいった
 ▼ 74 クシー@たんけんこころえ 20/09/23 17:08:35 ID:W1qQQu8c [18/19] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
「きて…起きてよ…ママ!」

アイリス「はっ!?」

また…寝過ごしたのかな?と時間を確認する
いや、そうではなかったみたい

何だろう今の声…
ママ?私がママって…

アイリス「(まさかね…)」

自分が愛している人物と家庭を築いてたなんて想像をしたがまだそんな関係ではない

でも…あれって未来からの声だったりするのかな?

アイリス「私も…サトシに負けないように…」

「次は、ソウリュウシティです」

アイリス「ドラコンマスター目指さなきゃ…」

デント、そしてサトシ…
私だって頑張るからね!

10年ぶりの思い出を胸に秘めて私は電車を降りる為に立ち上がり歩き出していった

─終─
 ▼ 75 1◆KiqYO1Jb0w 20/09/23 17:15:38 ID:W1qQQu8c [19/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今日が10周年なのでSSを久しぶりに
懐かしい声、くしゃくしゃの地図、未来からの声ってフレーズをちょこっと入れました
以前サトアイやってたんですがどうしても今日に投稿したくなったのでやりました
結構ガバいし後付けなんですがこのSS↓
https://pokemonbbs.com/sp/poke/read.cgi?no=1092877
と繋げたつもりです
アイリスが振られた場合のifがそれです
とにかくベストウイッシュ10周年おめでとう!
ずっと私の中では凄く大好きなシリーズです
 ▼ 76 グロコ@おさそいメール 20/09/23 17:51:58 ID:4CbYQVS. NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
このページは検索エンジン向けの機能制限版の旧ページです。
下URLから閲覧下さい。
https://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=1291373
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