▼  |  全表示15   | <<    前    | 次  |  履歴   |   スレを履歴ページに追加  | 個人設定 |   ▼   
                  スレ一覧                  
SS

アルセウス「プレート奪われちゃった〜」テヘッ

 ▼ 1 々しい人◆L4kVI.ANbw 19/11/22 08:04:16 ID:Uzn.d4xw NGネーム登録 NGID登録 報告
???「俺様がこの世界を支配する。そのためには神の力が必要だ……あれさえ手に入れば俺様は神にも等しい存在に……」




アルセウスを神として崇める者達とそれを認めない者達が宗教戦争をはじめてからもう10年も経とうとしている
その戦いは混沌を極め、この世界の崩壊までのカウントダウンが始まろうともしていた

そんな中、信者陣営の苛立ちは、この戦争をいつまで経っても静観しているアルセウスへと向かうことになる
どれ程戦ってもその終わりが見えることのない不毛な戦いに何の意味もないと気がついた人間達は次第に神を認めないと言うことで決着をつけ、アルセウスを倒す方向へと変化していった

これはそんな世の中で反乱にあったアルセウスがこの世の中を再び1つにしていく物語である
 ▼ 2 イパム@ジガルデキューブ 19/11/22 18:36:46 ID:4iyEZXYM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サポートいる?支援
 ▼ 3 メール@しろぼんぐり 19/11/22 18:37:56 ID:HKFsQsXs NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
お神ェ.......いや全知全能.........
 ▼ 4 々しい人◆L4kVI.ANbw 19/11/22 19:45:38 ID:MxEAG4Ec [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
─とある場所─

そこに集うのは神と崇められている伝説のポケモン達
世界の創造者アルセウスをはじめ、時間の支配者ディアルガ、空間の支配者パルキア、裏の世界の支配者ギラティナが集うそこには不穏な空気が流れていた……

ディアルガ「今のままではダメなのです。このままでは我々を崇めない大多数の者達が反乱を起こすでしょう。我々が神聖なるポケモンのままでいるためにも、数少ない信者達と手を組み、その騒動を鎮圧しましょう」

アルセウス「人間に私の力を分けよと言うつもりか! 信じられん。私は絶対に渡さんぞ!」

ディアルガ達の提案に激高するアルセウス
彼らの要求はアルセウスが神の力の象徴とも言えるプレートを人間に渡すこと
自分達を信仰する人間たちにプレートの力を使わせて反乱を抑えようと考えているようだ
しかし、アルセウスにしてみれば、そんなことをすれば自分自身の隙を作ることになり、何よりそんな大事なものを快く渡せる訳がない

アルセウス「第一、プレートなんぞを渡して反乱にあったらどうするつもりだ。信者とて、絶対的な忠誠を誓うわけではなかろう!」

パルキア「まぁまぁ、あくまで一時的なものだし……渡してあげようよ。ねぇ!」

どちらも全く譲らない言葉のやりとりが永遠と繰り広げられる
睨み合い自分の主張をどうしても押し通そうとする2匹
ディアルガ達は自分の計画を成立させるため、アルセウスは自分の立場を守るため、どちらも折れない泥沼の論戦
一向に終わらなさそうなこのやりとりにピリオドを打ったのはギラティナの一言だった
 ▼ 5 々しい人◆L4kVI.ANbw 19/11/22 19:46:06 ID:MxEAG4Ec [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ギラティナ「もう、めんどくさい! それなら実力行使でいいだろ! 僕達はただプレートが欲しいだけなんだから!」

ギラティナの強硬案に身構えるアルセウス
その言葉を皮切りに互いを睨み合う顔は更に険しくなっていく

ディアルガ「流石は暴れん坊と言ったところか。しかし、今回ばかりはその意見に賛成です」

パルキア「僕も賛成。もう話し合いで解決できるような問題じゃあなさそうだしね」

アルセウスと対立する意思を示し、それぞれの力を持ってプレートを奪取するために世の創造者を攻撃する3匹
その3つの攻撃はアルセウスの元に集う
刹那、まばゆい光がその体を包み込んだ

が、アルセウスはその数々の攻撃を余裕の表情で受け流す
伝説のポケモンの集中攻撃といえども、全てを司る神には無意味なものであった

アルセウス「お前達だけで私が倒せると思うな。お前達を作ったのはこの私だ」

偉大なるプレートの力を使い、3匹を蹂躙していくアルセウス
そのまま止めを刺そうとした瞬間3匹の異変に気づき…………………………やめた
なんと、ディアルガ達はボロボロになっても、そんなことは想定済みと言うかのように笑みを浮かべ始めているのだ
 ▼ 6 々しい人◆L4kVI.ANbw 19/11/22 19:46:35 ID:MxEAG4Ec [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
困惑するアルセウス
無理もない、3匹はあれだけの攻撃を浴びせたのにも関わらず、これ程度かと言うかのように笑っているのたから

パルキア「まさか、僕達だけで反乱を起こそうなんて思わないよ。ね、2人とも」

ディアルガ「勿論、そんな愚かなまねをしたところで敗北は目に見えています」

ギラティナ「だからこそ、綿密に計画を練ったんだから」

種明かしでもするかのように楽しそうに話す3匹に対して何もできず、その場で佇むアルセウス
そして、3匹が反撃に転じようとしているのだろうか、突然辺りの時空が歪みを引き起こす
どうやら、この反乱はギラティナが突発的に行おうとしたものではなく、話し合いが行われ、外部の者とも手を組んで計画されていたようだ

歪んだ時空は次第に修正されていき、朧気ながら陰が見え始める
流石のアルセウスでも何が行われるかは予測できないようで戸惑っている様子で、それ故にすぐにでも潰すことのできる3匹に対して、未だに攻撃が加えられていない

その陰は次第に実体を持ち、完全なものとなっていく
 ▼ 7 々しい人◆L4kVI.ANbw 19/11/22 19:47:06 ID:MxEAG4Ec [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アルセウス「まさか……愚かな。人間と手を組むとは……」

その瞬間、人間が独自に開発した数々の兵器が、そして彼らのポケモンが、ディアルガ達の攻撃と共にアルセウスに襲いかかる

このままでは不味い、と判断したのか、アルセウスは自身のプレートをフル活用して反撃
しかし、倒しても倒してもどこからか湧いてくる敵に対処しきれない

集中砲火を浴び、意識が飛びかけるなか、神は戦線を離脱する

???「お前が神と崇められる日は今日で終わりだ。これからはこの3匹が神となる」

結局、信者も私を認めない者もただ私を倒そうとするだけで何も変わらないではないか
アルセウスが頭の中でそう呟いた瞬間、目の前は真っ暗になる
そして、創造神の不敗神話は一瞬のうちに闇へと葬られた──────
 ▼ 8 々しい人◆L4kVI.ANbw 19/11/25 18:21:44 ID:qIh21Q7I NGネーム登録 NGID登録 報告
「さて、分け前のプレートを渡して貰おうか?」

アルセウスを撃破した後に残ったのは人間と兵器とポケモン、そして17のプレート
その内の人間が約束された報酬だったのであろうプレートを要求する
偶然か必然か、アルセウス撃破に加わったのは17人
その彼ら全員が1つずつのタイプのエキスパートだった

???「へっ、そうかいそうかい。持ってきな」

その言葉の主はプレートをまるでなんの価値もないものとして見ているかのように17人に向かって放り投げる
散乱したそれに群がる人間達の頭の中にあるのは自らの欲望のみ
ただの道具とは言え、アルセウスが使っていたと知っている人間が道具をぞんざいに扱うだろうかなどという考えは一切なかった

それぞれのプレートを持った人間達は自分たちの行き場を求めて彷徨い始める
それに気がついたのか、男はパルキアに彼らを元の場所へ戻すように頼んだ

ニヤニヤしながらその男はアルセウス討伐の協力者と入れ替えに2人の男がこの空間に現れたことを確認する
そして神々に向けて恭しく礼をしながら一言

???「我々はあなた方が新たなる創造神、この世の救世主、最高の存在となられるために全力でご協力いたします」

ギラティナ「本当にお前らだけでできんのか?」

???「人間としての我々だけでは絶対に不可能ですが……」

ギラティナの問に含みを持たせた答え方をする謎の男
しかし、神々はそれだけで何がこの計画を成功させるために必要であるかわかったようだ
そして、男は先程の協力者に向かって言い放つ

???「さて、例の計画を始めるとするか」

次の瞬間、そこに残っているのは3匹の新たな神となるポケモンだけだった
 ▼ 9 々しい人◆L4kVI.ANbw 19/12/08 16:47:41 ID:TTP6Iq2c [1/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「よしっ! また1発成功!」

そんな弾んだ声が響くのはカントー地方にある山の麓の1つの小さな集落
そこでは2人の老人と少年がポケモンバトルをしていた
少年の目の前には少年と同じように嬉しそうな表情をしているヒトカゲが、老人の目の前には芝刈り機に入りこんだであろうロトムが体の一部から煙をモクモクと上げながらケテケテと笑っている

「ライズ、その調子じゃ。お前は本当に飲み込みが早いの」

「長老の教え方が上手なだけだって!」

ライズと呼ばれた少年はポケモンバトルの訓練中
村の長老の指導の下、めきめきと力をつけているようだ

長老「嬉しいことを言ってくれるの。ワシはただの老いぼれ。残された人生では教えること位しかできんからなぁ」

ライズ「そうなのか?俺は長老がリーグに出ても十分に通用すると思うぜ!」

長老のぼやきに明るい声で返すライズ
彼の顔にはにこやかな笑みが浮かび、このバトルの訓練や長老と話すこの時がいかに楽しいかを物語っている
 ▼ 10 々しい人◆L4kVI.ANbw 19/12/08 16:48:25 ID:TTP6Iq2c [2/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
だが、彼は時々そんな普段の様子からは考えられないような暗い表情を見せることがあるのだ
その時には決まってこう口にする

「俺の記憶も訓練くらい簡単に取り戻せたらいいのに……」

記憶を失った状態──所謂記憶喪失と呼ばれるものだが──でこの集落の1人に発見された彼は何も覚えてはいなかった
自分がどこから来たかも、自分がどうして、どのようにしてここまで来たかも

1つだけ覚えていたのは“ライズ”という自分の名前だけ
周囲に散乱していた壊れたモンスターボールから察するに一緒にいたポケモン達は別の場所へと行ってしまったのだろう
殆どの道具も持たず、ただ彷徨っていた彼が発見されたのはまさに奇跡と言ってもいい

そして今もまた暗い表情を見せる

ライズ「俺の記憶も訓練くらい簡単に取り戻せたらいいのに……」

彼が発見されてから既に1ヶ月は経とうとしている状況でなんの手がかりも見つけることができないライズは焦り、どうしようもない不安に襲われる
そんな時に長老はいつも通り、諭すような口調でライズを安心させてくれるのだ

長老「ほれ、ライズ。そんな顔をするでない。もう少しでお主の旅立ちの準備も出来る。訓練に励んで、いつでも旅に出られるようにしなさい」
 ▼ 11 々しい人◆L4kVI.ANbw 19/12/08 16:50:43 ID:TTP6Iq2c [3/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そうして訓練を再開させようとすると、山の方から重いものが落ちるかのような凄まじい轟音が大地を揺らした
その音を聞いたのだろうか、村の方もざわざわと騒がしくなってくる

ここでライズは山の頂上の方から自分を呼ぶような何か、言わば強いパワーが自分を呼んでいるような気がしていた
自分は行かなくては、自分の記憶が取り戻せるのかもしれない、そう考えたライズは自分を惹き付ける謎のものの正体を知るためにも頂上へ向かわんとする

ライズ「長老、俺何があったか見てくる! もしかしたらまた落石かも!」

頂上にいち早く以降と長老との訓練を放棄してまで走り始めた
村の方でも若者達が何が起こったか確認するために2人1組で山を登ろうとしていたところだ
色々な方向から登り始めようとする彼らは何が起こっているのかわからず、不審そうな顔をするものや、不安そうな顔をするものまでそれぞれだ
彼らは危険なものがないか確認しながらゆっくりと山を登っていく
それを追い越すようにライズは興奮した表情で駆けていく
まるでそれは餌を狙う野生のポケモンのように
 ▼ 12 々しい人◆L4kVI.ANbw 19/12/08 16:52:10 ID:TTP6Iq2c [4/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ユウト「なんでライズがここにいる! 危ないから村に戻れ!」

ここは山の中腹と言えるような場所だろう
全速力で山を駆け上がっているライズは激しく息を切らしながら同じように様子を見に来た内の1人が言葉を投げかけてきた
登山が得意なやまおとこでも挫折してしまうような山の中で、余裕の表情を見せているのはこれは普段から山の中で訓練を積んでいる賜物だろう
だからこそ、まわりを見ることができ、ライズの事も心配できる

ライズ「俺はハァハァ大丈夫ハァハァ先をゼェゼェ急ぐゼェゼェぞゼェゼェ」

しかし、慣れないライズはもう限界、このまま走りつづければ頂上につく前に彼の体力がつきてしまうだろう
それを考えているのだろうか、ユウトは一旦立ち止まると、腰からモンスターボールを取り出す
宙に放り投げられたそのボールから現れたのはゴーゴート
そのポケモンはライズの前で立ち止まると、彼を乗せる体制をとる
 ▼ 13 々しい人◆L4kVI.ANbw 19/12/08 16:52:40 ID:TTP6Iq2c [5/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ユウト「ゴーゴートに乗って! 村に戻るんだ!」

ライズをこれ以上登らせる訳にはいかない
ポケモンバトルで衝撃や爆音に慣れているユウトでさえも先程のものには驚いた
それほどまでに大きなものであったが故、どんな危険が待っているかわからない
年端もいかない大切な命を失いたくない
ユウトはそう願ってライズをとめる

しかしその願いも虚しく、ライズはその指示を無視して走り続けた
全ては自分を呼ぶ得体の知れないものと対面するために
そのためならば、ユウトの制止を無視してまでも走り続ける覚悟があった
だからこそ、どんなに止められようとも絶対に戻ろうとはしない
 ▼ 14 々しい人◆L4kVI.ANbw 19/12/08 16:53:06 ID:TTP6Iq2c [6/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「こいつをを1人で村に戻らさせるつもりか? 例えどちらかが付き添うにしても、次はこっちが1人になる。そうすれば今よりも危険な状態になるのは間違いないぞ」 

相反する2つの思いを持つ2人の間に入ったのはユウトのペアであり、ライズを発見した男でもあるツカサだった
とは言え、この男も最近この村に来たばかりなのだが

ライズ達のいる村は外部の人間に対しても寛容で、迷った登山者やふらっときてそのまま定住しているような人間が非常に多い
それでも住民の仲は非常に良いもので、村の中で喧嘩などは滅多におきないものだ

ユウト「ならどうすればいい! ここから先は危険なんだぞ!」

ツカサ「仕方ないだろう。ここまで来た以上上まで連れて行くしか方法はない。何かあったらお前が守ればいいだけだ」

どこか余所余所しく、ぶっきらぼうな彼のその言い方にはカチンときたものの、確かにツカサの言う通りだ
今ライズを村に帰そうとすれば、必ず隙ができてしまう
状況が良く理解できていない今、それが危険であることは火を見るよりも明らか
ならば、あまり気乗りはしないが、ライズに自分たちと一緒に行動させた方が良いだろうと
それを一瞬で考えたのであろうユウトは渋々という顔をしながらライズの同行を認めたのだった
 ▼ 15 クレー@ピンクのリボン 19/12/08 17:35:31 ID:Ei1AYdSA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
このページは検索エンジン向けの機能制限版の旧ページです。
下URLから閲覧下さい。
https://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=1089675
  ▲  |  全表示15   | <<    前    | 次  |  履歴   |   スレを履歴ページに追加  | 個人設定 |  ▲      
                  スレ一覧                  
荒らしや削除されたレスには反応しないでください。
書込エラーが毎回起きる方はこちらからID発行申請をお願いします。(リンク先は初回訪問云々ありますがこの部分は無視して下さい)

. 書き込み前に、利用規約を確認して下さい。
レス番のリンクをクリックで返信が出来ます。
その他にも色々な機能があるので詳しくは、掲示板の機能を確認して下さい。
荒らしや煽りはスルーして下さい。荒らしに反応している人も荒らし同様対処します。




面白いスレはネタ投稿お願いします!

(消えた画像の復旧依頼は、お問い合わせからお願いします。)
スレ名とURLをコピー(クリックした時点でコピーされます。)
新着レス▼