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SS

【スワップSS】「夜に出歩いてはいけないよ。カミ様に見つかって、それはもう恐ろしい目に遭ってしまうからね」

 ▼ 1 ふゆ◆wxVIHBQRM2 24/05/25 20:53:42 ID:0iugKhhw [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
この地域にはこんな伝承がある。


 夜半時、外に出てはいけない。

 カミ様と出会えば最期、

 二度とこの世界へは帰れない。


強い日差しが毎日地面に降り注ぐこの大地でも、いずれは日が沈む時が訪れる。そしてあたりがすっかり暗くなってしまったときには、どこもかしこも不気味なまでに静まってしまう。昼間のうちには元気に走り回って地面を均していた──さんも、いつも力強い轟音でさざめいていた──さんもだ。

それもこれも、皆が寓話を守っている故のことなんだと。私ももう幼いと言えるほど小さくはないのに、未だにこの話をされる。

「一致弱点を突かれちゃうから、はたまた知らないところに行っちゃうから、とかなんとか?」

この話を親がするときにはいつも不可思議なことを付け足していて、全く諭すつもりがあるのかと呆れてしまう。

生返事を返しつつ、帰るのが遅くはならない旨を伝えて外へ出た。


昼のうち、私たちは“古代活性”を発動させて、日頃の活動のためのエネルギーを得る必要がある。エネルギーの源は太陽だ。結構な頻度でやらないと生きていけないとはいえ、これのおかげで無理に食べ物を探しに行かなくてもよいから楽なものである。

しかし、歩き始めて数分した頃か、突然にお日様を黒雲が覆いつくし、さらに雨までもが降り始めてしまった。近頃の不安定な空模様にはしばしば憂鬱な気分にさせられる。

近くの木の下で雨宿り、一息つくことにした。


……ふと、数年の疑問が口をついてしまう。

「カミ様……って、いったい何なんだろうな」

「それは私のことかい?」

それは私の背丈よりもずっと上のほう。まばゆい紅の首飾りを付けた可愛らしい少女が、萌黄色の御髪を口元に当てがい、くふくふと笑っていた。
 ▼ 2 ふゆ◆wxVIHBQRM2 24/05/25 20:56:47 ID:0iugKhhw [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

【SS企画】スワップSS祭2024 企画本スレ【完結締切6/8(土)】

https://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=2167117

この作品はスワップSS企画に参加しています。
続きは私でない別の方が書いてくださります。
 ▼ 3 催者◆zky4xVlctc 24/05/25 22:06:59 ID:a6zssATo [1/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
このSSを担当することになりました
よろしくお願いいたします
 ▼ 4 催者◆zky4xVlctc 24/05/25 22:21:12 ID:a6zssATo [2/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
俺「オメーじゃねーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガビーン!!!

少女「え!?
違うの!?!?」

俺「カミ様がオメーみてーなチンチクリンのガキなわけねーだろ!!

帰れ!

今すぐ帰れ!!

カーチャンとこへ帰れ!!!

仕切り直しだあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

少女「ええ…(困惑)」
 ▼ 5 催者◆zky4xVlctc 24/05/25 22:26:45 ID:a6zssATo [3/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
この地域にはこんな伝承がある。


 夜半時、外に出てはいけない。

 カミ様と出会えば最期、

 二度とこの世界へは帰れない。


強い日差しが毎日地面に降り注ぐこの大地でも、いずれは日が沈む時が訪れる。そしてあたりがすっかり暗くなってしまったときには、どこもかしこも不気味なまでに静まってしまう。昼間のうちには元気に走り回って地面を均していた──さんも、いつも力強い轟音でさざめいていた──さんもだ。

それもこれも、皆が寓話を守っている故のことなんだと。私ももう幼いと言えるほど小さくはないのに、未だにこの話をされる。

「一致弱点を突かれちゃうから、はたまた知らないところに行っちゃうから、とかなんとか?」

この話を親がするときにはいつも不可思議なことを付け足していて、全く諭すつもりがあるのかと呆れてしまう。

生返事を返しつつ、帰るのが遅くはならない旨を伝えて外へ出た。


昼のうち、私たちは“古代活性”を発動させて、日頃の活動のためのエネルギーを得る必要がある。エネルギーの源は太陽だ。結構な頻度でやらないと生きていけないとはいえ、これのおかげで無理に食べ物を探しに行かなくてもよいから楽なものである。

しかし、歩き始めて数分した頃か、突然にお日様を黒雲が覆いつくし、さらに雨までもが降り始めてしまった。近頃の不安定な空模様にはしばしば憂鬱な気分にさせられる。

近くの木の下で雨宿り、一息つくことにした。


……ふと、数年の疑問が口をついてしまう。

「カミ様……って、いったい何なんだろうな」

「それは私のことかい?」

それは私の背丈より少し小さい。まばゆい水色のおめめを付けたメカメカしい少女が、白銀色の御髪をピンと伸ばし、澄んだ青い袋を抱えて笑っていた。
 ▼ 6 催者◆zky4xVlctc 24/05/25 23:06:18 ID:a6zssATo [4/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
俺「オメーじゃねーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダーン!!!

メカ少女「私は…超未来の技術の結晶!」

俺「ならますます違うじゃねーかああああああ!!!!!!!!

帰れ!

今すぐ帰れ!!

未来の世界へ帰れ!!!

仕切り直しだあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

メカ少女「ええ…(困惑)」
 ▼ 7 催者◆zky4xVlctc 24/05/25 23:20:09 ID:a6zssATo [5/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
この地域にはこんな伝承がある。


 夜半時、外に出てはいけない。

 カミ様と出会えば最期、

 二度とこの世界へは帰れない。


強い日差しが毎日地面に降り注ぐこの大地でも、いずれは日が沈む時が訪れる。そしてあたりがすっかり暗くなってしまったときには、どこもかしこも不気味なまでに静まってしまう。昼間のうちには元気に走り回って地面を均していた──さんも、いつも力強い轟音でさざめいていた──さんもだ。

それもこれも、皆が寓話を守っている故のことなんだと。私ももう幼いと言えるほど小さくはないのに、未だにこの話をされる。

「一致弱点を突かれちゃうから、はたまた知らないところに行っちゃうから、とかなんとか?」

この話を親がするときにはいつも不可思議なことを付け足していて、全く諭すつもりがあるのかと呆れてしまう。

生返事を返しつつ、帰るのが遅くはならない旨を伝えて外へ出た。


昼のうち、私たちは“古代活性”を発動させて、日頃の活動のためのエネルギーを得る必要がある。エネルギーの源は太陽だ。結構な頻度でやらないと生きていけないとはいえ、これのおかげで無理に食べ物を探しに行かなくてもよいから楽なものである。

しかし、歩き始めて数分した頃か、突然にお日様を黒雲が覆いつくし、さらに雨までもが降り始めてしまった。近頃の不安定な空模様にはしばしば憂鬱な気分にさせられる。

近くの木の下で雨宿り、一息つくことにした。


……ふと、数年の疑問が口をついてしまう。

「カミ様……って、いったい何なんだろうな」

「人事の田中と申します。」

それは私の背丈よりもずっと上のほう。まばゆい銀のネクタイピンを付けた紳士的な男性が、黒色の御髪を丁寧に整え、26卒向けインターンシップの案内を取り出した。
 ▼ 8 催者◆zky4xVlctc 24/05/25 23:53:50 ID:a6zssATo [6/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
俺「え、あの、ちょっと…」

株式会社ポケポケ 総務部人事課の田中さん「昔と比べて、就活は早期化してますよね。私が学生のころなんかはこんなのじゃなかったですもの。」

俺「あの、そういう話はちょっと…」

株式会社ポケポケ 総務部人事課の田中さん「早め早めの準備が大事というわけで、“俺”さまには、是非とも弊社のインターンシップに参加していただきたいのですが、いかがでしょうか。」

俺「分かった!分かりました!参加しますから!

リアル寄りの話はやめてください!!

これファンタジーですから!!!!

ファンタジーですから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

リアルの話はやめてよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

田中さん「承知しました。ではエントリーシートの提出を…」

俺「分かったからもうやめて…!」
 ▼ 9 催者◆zky4xVlctc 24/05/26 01:22:26 ID:NUsUB3/A [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
俺「お前ら、いい加減早く帰れよ。」

少女「てっきり私がカミ様だと思ってたんだけどなー。」

メカ少女「タイムマシンを起動するためには、あと一週間分のチャージタイムが必要。まだ、帰れない。」

田中さん「お二人にも、是非弊社のインターンシップに参加していただきたいのですが。」


少女「でも、カミ様のお陰で、私たちはこうして巡り合うことができた。これって奇跡じゃない?」




少女と、メカ少女、人事の田中さんと、俺。

私たちの出会いは、紛れもなく風変わりで、突飛なものとしか形容できなかった。

しかし、奇妙な出会いというものは、時として奇妙な友情をもたらすものだ。

私たちの心の中には、私たち自身信じ難いものではあったが、確かに“絆”が育まれていた。

 ▼ 10 催者◆zky4xVlctc 24/05/26 17:20:07 ID:NUsUB3/A [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
少女「ねえ、会ってみようよ、カミ様にさあ!」

俺「え!?」

少女「こうして私たちが巡り合えたのも、カミ様がいたから、みたいなもんだし。

私は、カミ様に会ってお礼が言いたい。この出会い、とても偶然とは思えない!」

俺「そ、それはそうかもしれないけど…」

伝承が頭をよぎる。

メカ少女「私は賛成。未知の事実を明らかにすることこそ、科学の信奉者の務め。」

俺「で、でも…」



夜半時、外に出てはいけない。

 カミ様と出会えば最期、

 二度とこの世界へは帰れない。




やはり危険だ。二人を止めなければ。

俺「あ、あの、やっぱり、それは…」



田中さん「反対です。あまりに危険すぎます。」

俺「人事の田中さん…。」
 ▼ 11 催者◆zky4xVlctc 24/05/27 21:08:51 ID:BqrsT0Bo [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
田中さん「伝承の話は、私も耳にしています。

カミ様とやらがどんな存在かは存じ上げませんが、例え何であったとしても、御三方を危険な目に合わせることに賛成できません。」

少女「危険!?危険って何よ!

人事の田中さんが言うその伝承だって、ただの童話に過ぎないじゃない!

それともなに!?あんたサンタクロースとか真に受けちゃうタイプ!?」

メカ少女「え?」

田中さん「可能性の話をしています。もしもカミ様が危険な存在だったら…」

少女「いい人かもしれないじゃない!いや、きっといい人よ!

私たちを出逢わせてくれたんだもの!

私は、私はそのお礼が言いたいだけなの…!」

田中さん「少女さん…」



しばらく無言の時間が続いた。


 ▼ 12 催者◆zky4xVlctc 24/05/27 21:29:43 ID:BqrsT0Bo [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
田中さん「弊社の採用試験では学歴による足切りは行っておりません。」

人事の田中さんが重い空気を壊す。

少女「いきなり何よ?」

田中さん「悪い情報が一つあったからといって、その人の全てが悪いとは限りません。

決めました。少女さん、行きましょう。」

少女「私のことは私で決める。人事の田中さんの許可なんて要らない。」

田中さん「…。」

少女「でも、みんなで行きましょ。その方が楽しいもの。」

メカ少女「結論は出たみたいね。俺くんは?」


正直怖いが、ここは勇気を出すときだ。

俺「伝承は気になる。でも、3人がいるなら…!」

少女「決まりね!」




でも、やっぱり怖いなあ。
 ▼ 13 催者◆zky4xVlctc 24/05/28 22:33:49 ID:pRnwSEtc [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
夜が更けた。

少女「で、カミ様はどこ?」

俺「さ、さあ?」

少女「さあ?じゃないわよ!夜になったらカミ様に会えるんじゃないの!?」

田中さん「伝承では、夜に出歩いてはいけないとしか…」

メカ少女「待って、何か聞こえる。」




カミ…カミ…




少女「今“カミ”って聞こえた!カミ様!?」

田中さん「危ない!」


少女が声を上げた瞬間、斬撃が少女の髪を掠めた。


俺「誰か、いや、何かいるぞ!」



カミツルギ「カミ!カミ!カーミ!」

 ▼ 14 催者◆zky4xVlctc 24/05/28 23:12:46 ID:pRnwSEtc [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カミツルギ「カミ!カミ!」

少女「カミ様!私、貴方に逢いたくて…」

メカ少女「ポケモンデータベースに該当項目なし。身体情報から、暫定的にCode Name:SLASHと呼称する。」

カミツルギ「カーミィ!!!」

また斬撃が飛んだ。

俺「わわわ!木が真っ二つに!」

メカ少女「攻撃能力の上昇を確認。SLASH、戦闘態勢へ移行したものと思われる。」

田中さん「古代活性だと?」

メカ少女「極めて類似。」

少女「カミ様も私たちと同族だっていうの?

でもお日様は出てない!」

メカ少女「検証が必要。発動条件を詳しく把握しなければ。」

俺「とにかくヤバいって!逃げよう!」

少女「誰が逃げるって?」

カミツルギ「カ、カミ…」

俺「ヤツがダメージを受けてる。攻撃したのか!?」

少女「私のシャドーボール、痛かったでしょう?

ナメてると、カミ様だって容赦しないわよ!」
 ▼ 15 催者◆zky4xVlctc 24/05/29 00:44:20 ID:XsFAcHPo [1/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カミツルギ「カミ…!」

少女「初対面にしてはずいぶんなご挨拶ね、カミ様。」

カミツルギ「カミ!カミ!」

メカ少女「斬撃攻撃。」

少女「私は打たれ弱いけど、速いのっ!」

田中さん「避けた!」

少女「さっきより痛いわよ!

ムーンフォース!」

カミツルギ「カ、カミー!」

メカ少女「ダメージは入った。でも、効果は今ひとつみたい。

つまり、どくタイプか、はがねタイプを有している…?」

カミツルギ「カミーッ!」

少女「いっ、痛ーーい!!」

メカ少女「はがねタイプの必中技、スマートホーンを確認。

SLASHの正体は、はがねタイプのポケモンである可能性あり!」

少女「オーケーよ相棒!」

メカ少女「相棒ではない。」

少女「抜群攻撃!マジカルフレイム!」

カミツルギ「カミー!」

メカ少女「対象の撃破を確認。」
 ▼ 16 催者◆zky4xVlctc 24/05/29 01:13:21 ID:XsFAcHPo [2/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
少女「そう!対象の撃破を確認!

って、撃破しちゃダメじゃない!
カミ様〜大丈夫〜?」

メカ少女「…誰?」

少女「え、まだ誰かいるの?」

田中さん「しっ!何か聞こえます!」





マッシブーン「マッシ! マッシ!

マーーーッシ!!!!!」





俺「ム、ム、ム、ムキムキモンスター!」

田中さん「ほう…通ですねえ。」

俺「人事の田中さん?」

メカ少女「あー、そういうこと?」

少女「何かわかったの?」

メカ少女「肥大化した筋肉…

データベースにないこの生物を、暫定的にCode Name:EXPANSIONと命名。

いいわ、かかってきなさい。お望み通り、こちらの手の内を見せてあげる。」
 ▼ 17 催者◆zky4xVlctc 24/05/29 01:43:34 ID:XsFAcHPo [3/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マッシブーン「マーーッシ!!!」

少女「殴りかかってきたわ!」

メカ少女「筋肉質ボディに打撃攻撃…かくとうタイプと推測。そして…」

マッシブーン「マーーッシ!!!」

メカ少女「低い知能指数。」

俺「避けた!」

メカ少女「速さなら少女ちゃんに負けてない。

攻撃態勢へ移行。ふぶき!」

マッシブーン「マッシ!」

田中さん「外した!」

メカ少女「ふぶき!」

俺「また外した!」

メカ少女「ふぶき!」

少女「全然当たらないじゃない!

もっと当たるやつにしなよ!」

メカ少女「大丈夫、計算通り。」

マッシブーン「マーーッシ!!!!!」

メカ少女「第二波攻撃!これも計算通り!」
 ▼ 18 催者◆zky4xVlctc 24/05/29 02:23:54 ID:XsFAcHPo [4/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マッシブーン「マーーッシ!!!」

メカ少女「軌道は読めている。回避は容易い。」

マッシブーン「マシ!マシ!」

メカ少女「大振りな攻撃をやめて多段攻撃に切り替えた…

ふうん、馬鹿なりに学習はするのか。」

マッシブーン「マシ!マシ!」

メカ少女「でも、知能で私に張り合うのは推奨しない。

ふぶき!」

少女「大層なこと言って、あなたの攻撃も当たってないじゃない!」

メカ少女「ふぶき!」

田中さん「外した!」

マッシブーン「マシ!マシ!マシ!」

メカ少女「痛…!」

俺「メカ少女ちゃん!?」

少女「避け損ねたの!?」

田中さん「攻撃、また来ます!」

メカ少女「来た第三波攻撃!角度、位置、予測通り!

れいとうビーーーーム!!!!!!」

マッシブーン「マッシ!マッシ!」

少女「当たったけど、来る!」

マッシブーン「マアアアーーーーーーッシ!!!!!!!!」

メカ少女「うっ…」

俺「ガッツリ掴まれた!」

少女「見てられない!私も加勢する!」

メカ少女「必要ない!全て計算通り!」
 ▼ 19 チリス@ポイズンメモリ 24/05/29 02:25:08 ID:Z9Wcdn/E NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今年ももう恐怖体験話が盛り上がる季節になったのね
 ▼ 20 催者◆zky4xVlctc 24/05/29 02:51:52 ID:XsFAcHPo [5/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マッシブーン「マシ…!」

メカ少女「私はお前の能力を正当に評価している。

そのクルミみたいな頭脳でお前はこう考えたはずだ。

“ヤツの攻撃は、俺には絶対に当たらない。”

だからお前は、あろうことか敵である私に堂々と隙を見せた。

そのおかげで、私はお前に手痛い一撃を当てることができた。

そしてお前の二本の細長い触覚、針状の口部…

これらはお前がむしタイプを有すること、むしタイプのわざ、きゅうけつを使えることを示している。

ダメージを回復したかったんだろ?

私を懐へ入れたのが仇になったな。」

マッシブーン「マ、マ、マアアアアアーーーーーーッシ!!!!!」




メカ少女「ふぶき!!!!!!!!!!!!!」



マッシブーン「マ…」

メカ少女「お前のディフェンスはそれなりには高い。

私に攻撃を二発入れられたのがお前の敗因だ。

対象の撃破を確認。」
 ▼ 21 催者◆zky4xVlctc 24/05/29 03:31:59 ID:XsFAcHPo [6/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
少女「メカ少女ちゃん、大丈夫ー!?」

メカ少女「ばかぢから、ダブルウイング、きゅうけつ…

飛行能力は見られなかった…

EXPANSION…むし・かくとうタイプと断定すべきか…」

少女「メカ少女ちゃん…?」

メカ少女「そこ!動くな!」

少女「はいっ!」

???「ひいっ!」

少女・田中さん・俺「え?誰?」

私たちが振り向くと、なんだか見慣れない服装の人が、腰を抜かして怯えていた。

メカ少女「こちらの戦える頭数は全て見せた。次はお前の番だ。所属と階級、名前を述べよ!」

???「と、取って食べたり、しない?」

メカ少女「しない!所属、階級、名前!」

???「あ〜あ、あの子みたいにはいかなかったかあ。

えーと、所属は、えー、う、ウルトラ調査隊。

階級は、無いかなあ。

な、名前は…」



アマモ「あ、アマモです。」

 ▼ 22 催者◆zky4xVlctc 24/05/29 19:31:48 ID:XsFAcHPo [7/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
それは、一見風変わりな人間の少女だった。


メカ少女「データベースにウルトラ調査隊なる組織は存在しない!虚偽申告の場合、この場で冷凍刑にしてやる!」

アマモ「こ、こわ〜い!あの、ほら、アローラ!わかる?」

メカ少女「知らない!目的を言え!」

アマモ「いや、へへ。ちょっと助けてほしいっていうか…あたしの世界のことなんだけど。」

少女「一応聞きたいんだけど、あんたカミ様じゃないわよね。」

アマモ「神様?かがやきさまのこと?

いまはもういないんだけど。」

少女「いない!?」

アマモ「というか、あたしがこの世界へ来たのもそれが原因であって…」

 ▼ 23 催者◆zky4xVlctc 24/05/30 02:31:48 ID:7xIICYDQ [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
メカ少女「起爆剤と増幅器?」

アマモ「そそ。起爆剤っていうのは、これのこと。」

アマモはそう言うと、なんでもないただの石ころを拾いあげた。

アマモ「これは、あなたたちの世界ではただの石ころだけど、ある世界ではテラピースステラって言って、加工すればウルトラビーストやポケモンを光り輝かせることができるの。

あたしたちの世界では、訳あって光が足りない。だから、このまばゆい光が必要なの。

そして、増幅器っていうのは…」

田中さん「“古代活性”。」

アマモ「そう。ステラの光だけでは輝きは足りない。

太陽の光をさらなる力に変える古代活性を応用することで、ようやくかがやきさまの光に近い輝きを得ることができるの。

かがやきさまがいなくなったとき、あたしは光を取り戻す方法を調べた。

調べているうち、ステラと古代活性に関連する古い書物を見つけた。

遠い昔、かがやきさまの力が弱くなったとき、あたしたちのご先祖さまがこの方法を使ったこと。あなたたちの世界が異常に、テラピースステラと古代活性を持つ者が多かったこと。

あたしたちのご先祖さまは過激で、ステラの力を利用して、古代活性を持つ者を無理やり連れ去ったりしたみたいだけど。」

田中さん「夜に、ですか?」

アマモ「え?うん、そうだけど。あたしたちの体、光に弱いから。ほらこの服、防護服なの。」

俺「伝承と一致した。」

アマモ「伝承?

まあ、そんな過激な方法をとってたわけだから、長続きはしなかったみたい。

でもあたしは、なんとか平和的に解決したいと思ってる。」

メカ少女「事実確認が必要だが、解説は理解した。」

少女「私、アマモさんの力になってあげたい!」

田中さん「この人事課の田中、あなたの力になってあげられるかもしれません!」

俺「え?」
 ▼ 24 催者◆zky4xVlctc 24/05/30 02:52:32 ID:7xIICYDQ [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その後、人事の田中さんの会社のインターンシップは、まさかのアマモさんのふるさとの世界で行われた。

開始のベルとともに、参加者のインターンシップ生がテラスステラを始めた。もちろん、少女やメカ少女、俺も一緒にだ。

会場はステラの光で満ち溢れ、まるで幻想の世界のような美しさだった。

鮮やかな光はアマモさんの世界の超技術で集約され、再び私たちのもとへ、輝きを更に増して降り注いだ。

まばゆい光は、私たちの古代活性を通じ、新たなステラの光として蘇った。

世界が光で包まれてゆく。そこには、私たちの誰もが見たことのない輝きに満ちた空間があった。

メカ少女ちゃんは、自分が古代活性を発動できないことを悔やんでいた。

しかし、メカ少女ちゃんの心の輝きもまた、この世界を照らす大事な光であることは、絶対に間違いない。

あたたかな光を目にした彼女のほほえみが、それに気づいたことを証明していた。

インターンシップはまもなく終わる。しかし、輝きは消えない。この二つの世界がつながっている限り。



おしまい

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