手を伸ばせば届きそうな距離にいるのに
その手は届かない
眼鏡を落として踏み砕いたにも関わらず
その瞬間の僕の大切な妹の横顔は、脳に鮮明に刻まれていた
顎が外れたように口を開いて叫ぶ
しかし、その声は周りの騒音でいとも簡単に掻き消される
「こんな時のために用意しておいた」なんて
そんな都合のいいことはなくて
自信作である機械の手も
この残酷な運命を変えるのに特化しているわけでもなくて
機械の爆発より全然鈍い音だけど
それは僕には何よりも重い音で
手を伸ばしても届かなかった現実を
脳に叩き込むような、そんな鋭くて鈍い音だった
僕の妹が、死んだ
〜End〜
その手は届かない
眼鏡を落として踏み砕いたにも関わらず
その瞬間の僕の大切な妹の横顔は、脳に鮮明に刻まれていた
顎が外れたように口を開いて叫ぶ
しかし、その声は周りの騒音でいとも簡単に掻き消される
「こんな時のために用意しておいた」なんて
そんな都合のいいことはなくて
自信作である機械の手も
この残酷な運命を変えるのに特化しているわけでもなくて
機械の爆発より全然鈍い音だけど
それは僕には何よりも重い音で
手を伸ばしても届かなかった現実を
脳に叩き込むような、そんな鋭くて鈍い音だった
僕の妹が、死んだ
〜End〜
https://img.pokemonbbs.com/upl/09/410247-1475489935_1.jpg