ネズ「ダイマックスしないと出られない部屋？」 マリィ「なにそれ？」

ネズ「ん……何処ですかここは？」ﾑｸﾘ

マリィ「……」

ネズ「妹よ、妹よ起きなさい」ﾕｻﾕｻ

マリィ「ん…… アニキ？」

ネズ「えぇ、兄です」

マリィ「ここどこ？」

ネズ「わかりません。一面真っ白で何もない部屋のようですが……」

マリィ「え、アニキが連れてきたんじゃなかと？」

ネズ「違いますよ。俺も知らぬ間にここにいましたから」

マリィ「ホントかなぁ」ｼﾞﾄ

ネズ「なんですかその疑いの眼差しは」

マリィ「いや、なんか最近アニキがあたしのこと性的な目で見てる気がしてたから遂に手を出されるんじゃないかと」

ネズ「それは言い掛かりでしょう」

支援

支援

こんなんマリィじゃなくても惚れるわ

支援

B B S マ　ス　タ　ー　ド　爆　誕

ネズ「ん……」

マリィ「あ、アニキ！気がついたと？」

ネズ (……どうやら現実に戻ってきたようですね)

マリィ「急に動かなくなったからビックリしたとよ。なんともない？」

ネズ「えぇ、気を失っていただけのようです。驚かせてしまいましたね」

マリィ「ホントだよもう…… でもまぁ、何ともないようならよかったとよ」ﾆｺｯ

ネズ 「……」

マリィ「……？ アニキ？」

ネズ「……」

マリィ「？」

ネズ (……やはりいい子ですね。俺の妹は)

マリィ「もう、ホントに大丈夫と？ なんか変だよ？」

ネズ「大丈夫です。少しばかり自分の信念を再認識していたところです」

マリィ「？ どゆこと？」

ネズ「タチフサグマをダイマックスさせるのはやめます。別の方法を考えてこの部屋から出ましょう」

マリィ「あぁ、信念ってそういうことね。うん、やっぱり自分のスタイルを貫いてるアニキがあたしは好きとよ」

ネズ「ありがとうございます。さて、そうなると他に何を大きくさせたものでしょうかね……」

服は着せたのか？

紫煙

マリィ「あ、あぁー…… その……/// あ、アニキ……///」

ネズ「？ どうしましたか？」

マリィ「えっと……///」ﾓｼﾞｯ

ネズ「？」

マリィ「……///」ｽｯ

ネズ「なんですか、人のことを指差して」

マリィ「だ、だから…… んっ！///」ﾋﾞｼｯ

ネズ (ん？ マリィの指の先は……)ﾁﾗｯ






勃チフサグマ「……」ｷﾞﾝｷﾞﾝ

ネズ「……」

マリィ「……///」

何で己の大刀フサグマに気付かんのだよw

ネズ「……」

ネズ「……」ﾁﾗｯ

勃チフサグマ「ﾏｷｼﾏｲｻﾞｽﾞ!」ﾄﾞﾝｯ!

ネズ「……」

ネズ「…………」

ネズ「ッッ！！！？？？？」

マリィ「……///」

ネズ (こ、これは一体…… 下半身真っパなだけでも驚愕ですがそれよりも……ッッ！)

マリィ「……っ///」

ネズ「……ま、マリィ…… これは……」

マリィ「……知らなか」ﾌﾟｲｯ

ネズ「その反応は間違いなくお前の仕業ですね？」

マリィ「し、知らないもん！///」

ネズ「お前という子はぁぁ……っ」ｱﾀﾏｶｶｴ

勃チフサグマ「ﾏｷｼﾏｲｻﾞｽﾞ!」
ここ草

ワロタ
支援

ﾌﾞｩｩﾝ……

ネズ「ん？」

マリィ「あ、モニター……」

『コングラッチュレーションであった！！』

ｶﾞｺﾝｯ!

マリィ「おおっ！？ 壁に穴が開いたとよ！」

ネズ (あのジジイ……)

マリィ「あそこから出られるみたいだね」

ネズ「そのようですね」ｶﾁｬｶﾁｬ

マリィ「あ、ちょっと！ なんでズボン穿いちゃうと！？」

ネズ「穿くでしょそれは。不本意ですが目的も達した訳ですしね」

マリィ「それはそうだけど…… ね、ねぇ？ そんな大きくしたままじゃ、アニキ辛いでしょ？/// そ、その…… だからあたしが……///」

ネズ「行きますよ。こんな場所に長居は無用です」ﾂｶﾂｶ

マリィ「あ…… も、もう！/// 女の子にここまで言わせておいてそれはなかでしょ！？ このヘタレアニキっ！」

ネズ「誰がヘタレですか。ほら、置いていきますよ？」

マリィ「むぅぅ…… ホントにもう！」ﾀﾞｷｯ

ネズ「こら、腕に抱きつくんじゃねえですよ」

マリィ「これくらいはよかでしょ？ アニキがヘタレだから今はこれで我慢してあげるけん、ありがたく思うとよ」ｷﾞｭｯ

ネズ「歩きづらいでしょうが」

マリィ「歩きづらい理由はそれだけ？」

ネズ「……」

マリィ「ふふっ、だからあたしがしてあげるって言ってるのに///」ﾂﾝﾂﾝ

ネズ「何をしてくれると言うのですか？」

マリィ「え？ そ、それはあれとよ…… えっと……///」ｱﾀﾌﾀ

ネズ「碌に経験もない子供があまり調子に乗らないことです」

マリィ「なっ……！/// そ、そういうアニキは経験あるとっ！？///」

ネズ「……」ﾌﾟｲｯ

マリィ「ほら！ 偉そうに言っておいてアニキだってないんじゃん！」

ネズ「ノイジーな妹ですね……」

マリィ「もう、ホントにいっつも子供扱いして……」ﾀﾞｷｯ

ネズ「だから歩きづらいですって」

マリィ「知らなか」

ネズ「まったく……」

マリィ「…… 〜♪」ﾑｷﾞｭｯ

ネズ「……」



ネズ (……先程は外見の成長等はと説教しましたが、さすがに無視はできませんよこの感触は…… この子も成長期ですし、これからはより体も育って……)

ネズ (……)

ネズ (……時間の問題ですか。いちいち癪に障りますよ、貴方の言葉は……)

マリィ「おぉ！ 外に出たとよ！ 光がまぶしい！」

ネズ「そうですね。これ程までに日の光を心地好く思ったのは久しい気がします」

マリィ「だからもっと肌焼いた方がいいって言ったじゃん。これからはもっと外に出るとよ」

ネズ「えぇ、気が向いたら」

マリィ「そんなこと言って…… それにしても、ホントにここどこなんだろうね？」

ネズ「見たことのない場所ですね。目立つものは…… 遠くに大きな塔が二つ見えますね」

マリィ「あそこにも建物があるとよ。なんか屋根に熊みたいなポケモンの顔がついてる」

ネズ「あまり良い趣味のものとは言えませんね。近付かないでおきましょう」

マリィ「あ、あたしの荷物あった」

ネズ「あれは…… 駅のようですね。あそこから帰れるかもしれません」

マリィ「……」

ネズ「……？ マリィ？」

マリィ「……アニキ、今日はいろいろごめんね」

ネズ「……っ、どうしましたか急に」

マリィ「あたし、いろいろ言っちゃったけん…… 今まで隠してた気持ちとか、ホントにいろいろ…… それで、いっぱいアニキのこと困らせちゃったとよ」

ネズ「……」

マリィ「でもね、全部ホントのことだから…… 思い違いとか、勘違いとか…… 絶対にそういうのじゃないから…… それだけは、知っていてもらいたかったから……」

ネズ「……」

マリィ「……」

ネズ (……体だけではない。この子はちゃんと成長しています。確かな想いを抱きながらも、それを身内に向けてしまっている自分を咎めています。身内への心遣いは、俺自身が感じていたはずです)

ネズ (しかしそれでも、想いに相違はないと言います。間違いではないと言います…… それほどの信念が、この子の中にはあるのでしょう。俺と同じ…… 譲ることの出来ない、頑愚な信念が)

ネズ「……」

マリィ「……」

ネズ「マリィ、海が見えますね」

マリィ「……？ あ、うん…… 見える。なんか島みたいな感じだね、ここ……」

ネズ「……」

マリィ「アニキ？」

ネズ「……少し、遊んでいきましょうか」

マリィ「え……」

ネズ「……」

マリィ「……っ！」




マリィ「……うんっ！///」

END

お目汚し失礼しました
久々にSSを書きましたが最後まで書けてよかったです
読んでくださった方、支援やコメントくださった方ありがとうございました
マリィのおっぱい揉みたい

乙
オチめっちゃ尊いやん

>>108
乙、感動した
そして息を吐くようにセクハラ発言やめれ

乙
ネズさんカッコよかった

乙です
やっぱネズさんかっけえわ

読み返してたら海のくだり理解したわ
これはいいラスト

👍

うみ...

乙や感想ありがとうございます
前に書いたものを貼らせてもらいます
こちらも頑張って書いたやつなので読んでもらえたら嬉しいです

https://pokemonbbs.com/sp/poke/read.cgi?no=1131911

https://pokemonbbs.com/sp/poke/read.cgi?no=1137696

乙
下品なのに甘酸っぱくて良かった

>>116
勃チフサグマに何か既視感を感じるとおもったら...

次回作にも期待してます。お疲れ様でした。

>>116
お前かwww

このイッチの別のも読んできたけど天才すぎた

この人文章センスありすぎだろ

イッチマリィ大好きなんだな

乙
読み応えあった

ネズマリが一線越える続編希望