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マホイップ「チョコレートを作れるようになりたいのですが...」

 ▼ 1 リムー@レトルトカレー 21/02/08 23:07:10 ID:sB6MzcpA [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

マホイップ「どのお菓子も得意なんですけど、チョコレートだけは...なんででしょう」

テブリム「そりゃあ、誰も知らないと思いますよ〜。マホイップさんが知らないなら」

マホイップ「そうだよね。でもやっぱり...」

マホイップ(そういえば何処かで『チョコマスター』とかいうポケモンがいたとかいないとか)



ここは、ガラルのとある菓子工房。マホイップとかテブリムとか、いろんなポケモンが働いている。

マホイップは、この工房ではなかなか職人なのだが...

マホイップ「この時期になるとどうも気が重いっていうか」

テブリム「去年もそんなこと言ってたような」

マホイップ「それにしても、このモチーフでチョコレートがないって」

テブリム「それでも63種類の模様があるんだったらいいじゃない」

マホイップ「でも2月と言えばね、やっぱり職人としてはチョコレートもしっかり作れるようにしないと!」

テブリム「その熱意でクリーム溶けそうだよ」

マホイップ「もう、うるさいね。とにかく仕事に戻りましょ」
 ▼ 2 ーシャドー@モーモーミルク 21/02/08 23:07:52 ID:sB6MzcpA [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

工場長室

タルップル「この時期になるとどうもみんな忙しそうだよな」

アップリュー「マホイップがチョコレートを作れないのが痛いよな」

コンコン

タルップル「ほい〜入ってどうぞ〜」

テブリム「失礼いたします。実は今日マホからこんな話を聞きまして」
カクカクメブキジカ

アップリュー「話は聞いたぞ!ってことはとどのつまりああすることだよな」

テブリム「やっぱり『あの方』に話をつける時が来ましたね」



マホイップ「おはマホ〜。」

テブリム「今日も頑張ろ!と言いたいところなんだけど」

マホイップ「どうしたマホ?」

テブリム「チョコレートを作れるようになりたいって言ってたよね。紹介したいポケモンがいるんだ。オーロンゲってやつなんだけど」

マホイップ「オーロンゲさんってあのオーロンゲさん?」


 ▼ 3 ロモリ@きいろビードロ 21/02/08 23:08:20 ID:sB6MzcpA [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
テブリム「もしかして知り合い?」

マホイップ「見た目に反してチョコレート作りはうまいっていう話を聞いたことがあります」

テブリム「話が早いわね。というわけで、今日から7泊8日でチョコレート作りの修行コースをっていう計画があるんだけど」

マホイップ「今日からいきなりですか?」

テブリム「まあ無理ならいいんだけど、いかんせんこの時期になると超人気のコースらしいから次いけるのはだいぶ先よ。」

マホイップ「まあそんなこと言わなくても行くんですけどね」

テブリム「この工場からはほかにもいるからみんなで頑張ろ!」





マホイップ「失礼しま〜す」

ペロリーム「あっ!マホイップもいるのね。」

バニリッチ「確かチョコレートだけは作るのが苦手って言ッテタ...」

マホイップ「なんでその噂が広まっているのでしょう」

テブリム「そんなに気にしていたならなんかごめんね」

ペロリーム「まあ、苦手なこともあるのはみんなそうだし、楽しんでまいりましょうよ」

バニリッチ「...ごめんって」

テブリム「これでそろったわね。

                 出発!」
 ▼ 4 ンゲラー@ヨロイこうせき 21/02/08 23:10:57 ID:f09.X98E NGネーム登録 NGID登録 報告
タルップルとアップリューがお偉いさん枠なの好き
 ▼ 5 ケニン@さらさらいわ 21/02/11 22:11:23 ID:WH0gEbzo [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
とある農園

マホイップ「ここがオーロンゲの農園かぁ」

ペロリーム「随分と暑い場所だよね」

テブリム「そりゃあ、ここはガラルではない暖かい場所だからね〜」

バニリッチ「...いったいどういうテクニックを使ったンダ?」

テブリム「ヒント:エスパータイプ」

マホイップ「バニリッチみたいなコンピュータっぽい話しなくていいから」

オーロンゲ「おお!今回も無事に到着か。ようこそ、オーロンゲの農園へ!」

マホイップ「ああ!オーロンゲさん。こんにちは」

オーロンゲ「挨拶ありがとうな。ところで、今回の参加者はどれくらいなんだ?」

テブリム「え〜と...私とマホイップ,ペロリーム,それにバニリッチね」

ペロリーム「よろしくですね。」

バニリッチ「ああ、コンニチャ〜(それにしても暑い)」

オーロンゲ「例によってメスが多くなる時期なうえ、今年は溶けそうなメンバーが多そうだが... まあ頑張っていこうな」

マホイップ「ところで、チョコレートを作るっていうのですがどこに作る場所があるの?」

ペロリーム「確かに、何か大きな建物があるわけではないですもんね」

オーロンゲ「おっと、ここはあくまで農園だからな、一応チョコレート工場も近くにはあるが、地形的には見えないかもな」

バニリッチ「あの山の向こウカ...」

オーロンゲ「チョコレートマスターになるには、やっぱり1からだな!」

ペロリーム「あれ、この展開はもしかして...」

オーロンゲ「
       ふ か ふ か の 土 を 用 意 し た ぜ!!!!
                                   」
 ▼ 6 ードー@きあいのハチマキ 21/02/11 22:11:45 ID:WH0gEbzo [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マホイップ「こんなことならドロバンコの1体くらいでも連れてくれば良かった」

オーロンゲ「おっと、土の心配はいらないぞ!耕したり肥しを用意したり、そこら辺は整ってるはずだからな!」

ペロリーム「それなら安心ね!」

バニリッチ「でもちょっとここは暑すぎて溶けそウダ...」

オーロンゲ「そうか、こおりか... ならさすがに可哀そうだな。なら、近くの工場で色々見てもらおうか」

バニリッチ「そうだったらありがたいデス」

マホイップ「どちらかっていうと工場のほうが見たかったんじゃない?」

テブリム「それは一理あるわね」

ペロリーム「じゃあ、そっちはそっちで頑張ってくれれば」

オーロンゲ「そっちにはまた別の人を送るから、農園のほうには俺が案内しよう」

マホイップ「はーい!」
 ▼ 7 ンリュウ@メガペンダント 21/02/11 22:12:16 ID:WH0gEbzo [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
オーロンゲ「というわけで、ここが畑だな。さっきも言ったが土はもう整ってるぞ」

テブリム「ちょっと待って?オッカのみを育てるってことだけど、それって育てるの時間かからない?」

マホイップ「確かに、畑を用意されても育つのには時間がかかりますね」

ペロリーム「確か、育つまでに数年かかることがあるとか習った気がするね」

オーロンゲ「おっと、そんな心配はいらないぜ。ここでは、オッカのみの改良版"カカオのみ"を使っているし、メインは収穫作業だからな!」

マホイップ「要するに、"カカオのみ"収穫体験ってことね」

オーロンゲ「まあ、短い期間でだから忙しくなるかもな!」

テブリム「どんなきのみなんだろうね」

 ▼ 8 シデ@フライングメモリ 21/02/11 22:12:52 ID:WH0gEbzo [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
オーロンゲ「これが"カカオのみ"の木だ」

マホイップ「こっちも赤色っぽい実なんだ!」

テブリム「緑色の実もあるわね」

ペロリーム「というか、オッカのみとほとんど変わらない見た目ですね」

オーロンゲ「まあ、小難しい話をすると品種改良を869世代重ねたOkka-869を勝手に"カカオのみ"と呼んだだけのものだからな。木の大きさ!幹の硬さ!成長速度!、そしてもちろん実の出来もな!」

マホイップ「なるほどわからん」

テブリム「簡単に言うと、能力の高い木の実どうしを配合させて、より良い木の実を厳選するってことね」

オーロンゲ「そうだな!とはいってもここに来るまでには上手く出来なかった実もたくさんあったからそいつらは...残念ですがだな!」

ペロリーム「げっ、なかなか恐ろしいことを言うなこのポケモン」

テブリム「木のみに生まれなくてよかった...
 ▼ 9 ース@ホロキャスター 21/02/13 23:43:12 ID:zlnkBGDQ [1/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
オーロンゲ「ところで、二人はここに緑の実とオレンジ色の実を見つけてたよな。どっちがおいしそうだ?」

マホイップ「飴細工が四つ葉なので緑色で

オーロンゲ「お菓子だったらそうでもいいかもしれないが、自然の緑色の木のみは実はあんまりおいしくない場合が多い。実際、この"カカオのみ"の収穫時期は実が赤くなったころだ」

ペロリーム「これはちょうどよさそうかな」

テブリム「意外とおっきいのね。マホイップよりちょっと小さいくらい?」

オーロンゲ「大体15〜30pくらいだから、確かにマホイップと同じくらいだな」

マホイップ「工場では意外と見ないから、新鮮味がある〜」

オーロンゲ「ところがどっこい、この実は一回腐らせているんだ!」

ペロリーム「え〜と...はっこうってやつですね」

テブリム「なにその意味のなさそうなやつ」

オーロンゲ「それは『特性の』はっこうじゃないか?ここで言うはっこうは、実をマイクロポケモンたちに(以下略)」

テブリム「バイバニラいたら説明さぼるなって言われてそう」

マホイップ「まあでも多分マホたち聞いてもわからないから...」

オーロンゲ「じゃあ次は工場をちょっと案内しようか」
 ▼ 10 ロエッタ@ひでんのくすり 21/02/13 23:43:35 ID:zlnkBGDQ [2/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マホイップ「うわっつ!今度はさムイッ!」

テブリム「その語尾どっかで聞いたことがあるような」

オーロンゲ「どっかの雪原の蕾かな。ところで、ここからは工場担当に話を変わろう」

バリコオル「オット、ミナサン御機嫌ヨウ」

ペロリーム(出た相変わらず話し方がおかしいやつ)

バリコオル「このファクトリーのCEO代理のバリコオルだ」

オーロンゲ「おっと今日はバリコオル君か。良かったな君たち、話しやすい相手だぞ!」

テブリム「今日はって...そんな要職がそんな頻繁に変わっているのね...」

バリコオル「ココはCEOサイコロで毎日決メテイルカラナ。昨日ハジュラルドン君ダッタンダ」

マホイップ「まずシィ~イ~オ~って何?」

テブリム「ここでのCEOは世間一般のCEOではない何かだからここでは説明しない」

ペロリーム「ここの工場では発酵以外にはどんなことをやっているのでしょうか」

バリコオル「マア、ワシガ順番ニ案内シテ...」

オーロンゲ「すまんが、ばり凍った氷のようなパリパリのカタカナではなくて、溶けかけのチョコレートのような柔らかいひらがなで話してくれないか?」

バリコオル「おっとそれは失敬。じゃあ、この話し方に戻してやろう。こっちのほうが書きやすいしな!」

マホイップ「またメタメタモンモン発言している...」
 ▼ 11 グカルゴ@だいだいバッジ 21/02/13 23:43:56 ID:zlnkBGDQ [3/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
バリコオル「それでは工程順に案内しよう。まずここでカカオの実の皮をむく」

マホイップ「中身と皮を分けるんですね。中身は...豆みたいですね」

バリコオル「こいつをカカオ豆とか言ったりするんだな。んで、ツボツボの中に入れる」

ペロリーム「今でもツボツボを使っているとは珍しいですわね」

バリコオル「発酵性能はツボツボックスよりもやっぱり高いからな。実際、木製のツボツボックスで1週間かかる発酵作業をこいつは数時間で終わらせることができる」

ツボツボ「発酵完了したで〜んじゃ流しま〜す」

バリコオル「お疲れ様、ツボツボ君。んで、このコンベアーの向こうに続いているのは...」

ジバコイル「おっ、今日のCEOはバリコオルか。お疲れ様です!」

テブリム「本当にCEOはさいころっていうか運絡めて決めているのね」

バリコオル「そうだな、そしてここで磁石を使う理由はわかったりするか?」

マホイップ「う〜ん...くっついている豆とそうでない豆があるのがヒントみたいね」

バリコオル「そう、実はカカオ豆の中には鋼が入っていることがあってな、そいつを取り除いてくれているんだ」

ペロリーム「鋼が意外と近いところにあったわね... ちょっと怖いかも」

バリコオル「大丈夫だ。ここで働いているポケモンたちはみんな優しいからな!」

マホイップ「それだったら安心です。っで、この先にあるのは...何か怖い機械ね」

バリコオル「そうだな...ここからは危ないから特に気を付けるように。あれは選別した豆を粉砕するスマッシャーだ」

ペロリーム「これはいよいよ工場見学って感じね」

テブリム「それは某ピンク!の悪魔のトラウマでは?」

バリコオル「ここでは特に難しいことはしていない。ただ豆をつぶす、それだけのことだ。因みに、ここで豆をつぶすのは大きさをそろえるためだな。それでは先に行こう」
 ▼ 12 イリーフ@イアのみ 21/02/13 23:44:12 ID:zlnkBGDQ [4/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
テブリム「結構細かく説明してくれるのはありがたいけど、そろそろ実際に何かしてみたいと思ってきた」

バリコオル「おっと、それは失敬。それでは、少しスピードを速めよう..と言いたいところだが...」

バリコオル「この時期には『チョコレートの作り方』の検索数が上昇するらしいから、トレンドには応じていかないとな!」

マホイップ(みんなが求めているものとずれていることは黙っておこう)

バリコオル「コホン、そしてここら辺は...機械の中で豆を焙煎しているエリアだな」

ペロリーム「確かにここら辺は暑いわね...」

バリコオル「そして、このラインを超えたあたりから,,,

テブリム「あっ!かすかにだけどココアっぽいにおいがしてきた?」

ペロリーム「かすかにどころじゃなくてさっきから結構していたと思うけど...」

バリコオル「確かにペロリームは鼻がいいといわれるから、ここら辺のお手伝いをしてもらっても良さそうだな」

マホイップ「それは良さそう!ペロリームも得意分野を極めたいって言ってたしね」

ペロリーム「みんなそういってくれるのなら考えてみよう」

バリコオル「それでは、一旦次に行こう」
 ▼ 13 ータス@たいようのふえ 21/02/13 23:44:27 ID:zlnkBGDQ [5/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
バリコオル「ここからは、一気に見たことのあるチョコレートに近づくぞ!簡単に言うといろいろ混ぜている」

マホイップ「ここまで長かったね。結構面白かった!」

バリコオル「おっと、面白いのはここからだ。ここはラルトスに近づくかのように慎重に、でも岩を押すカイリキーのように力強く、そしてドラパルトのように素早く,ちょうどよく混ぜないといけない

ペロリーム「砂糖とか混ぜると粘性が増していきますからね」

バリコオル「なかなか詳しいな。ここら辺はもしかしてそっちの工場でもやっていることか?」

テブリム「ペロリームは工場の原材料ラインにいるからこの辺りには詳しいのよね」

ペロリーム「でも、新しく知ったことも多くて楽しかったです!」

バリコオル「そいつはよかった!それでは、それぞれの配属場所を紹介しよう。と言いたいところなんだが今回はポケ数の関係でみんな最初は畑担当になりそうだ。ペロリームには何か申し訳ないな」

マホイップ「そういえば、バイバニラ君はどこに?

バリコオル「あの氷君はこの先の冷蔵庫で仕分け作業をしてもらっているかな」

テブリム「そうですか... ありがとうございました。」
 ▼ 14 ロバンコ@ローラースケート 21/02/13 23:44:45 ID:zlnkBGDQ [6/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
翌朝

オーロンゲ「さて、今日から畑仕事だ!畑の朝は早いぞ!」

マホイップ「おはよ〜。ってうん?」

テブリム,ペロリーム「Zzz」

オーロンゲ「どうやら二匹は寝ているっぽいな。確か君の特性はスイートベールだったよな。かがせてやってくれ」

マホイップ「分かりました。てかペロリームちゃんは隠れ特性だったのね...」


数ターン後

テブリム「ごめんなさいベールあっても最長睡眠してしまいました」

ペロリーム「普段は真面目だったりするんだけどね」

オーロンゲ「ちょっとロスしてしまったようだが、まあいいだろう。昼になると溶けちまうような暑さだから気を付けろな!」


屋外

マホイップ「いや〜それにしてもまだ朝なのに随分あったかいわね」

オーロンゲ「今日は特段暑くなるから、さあさっさと収穫しよう。オレンジ色っぽいやつをこのかごに入れてきてくれ」

ペロリーム「は〜い」シュババババッ!!

テブリム「さすが軽わざ、スタートの勢いはすさまっじいわね」

マホイップ「じゃあ、私も行ってきま〜す」
 ▼ 15 メルゴン@きせきのみ 21/02/13 23:45:05 ID:zlnkBGDQ [7/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
数 時 間 後

マホイップ「暑くなってきたわね〜ってなんか歩きづらさを感じるような...」

マホイップ「って!なんか吸い込まれていってる!?」

炎天下の中の作業となり、マホイップにとっては十分溶けてもおかしくない頃だった

そう、マホイップは照り付けとその地熱に徐々に蝕まれ、地面の餌食になろうとしていたのである

マホイップ「それにしても、オーロンゲさんが終わりの時には声を掛けるといってくれたけどなかなか声もかけてくれないし...」

マホイップ「ちょっといったん日陰に入って休みたくなってきたし、少し急いで戻ろう」


マホイップ「あれ?ペロリームもここで休んでるの?」

ペロリーム「うん、な。かな、かにあつくて...溶けそうなんだ。テブリムも大丈夫..かな?」

マホイップ「分からないなぁ、ところで、オーロンゲさんは?」

ペロリーム「私がここで休もうとしたときにはもう居なかったかな」

マホイップ「え...? ちょっと待ってこれはいったいどうすれば」

テブリム「あら、皆さんどうしたのでしょう。随分と暑いですよね。ペロリームさんとかちょっと体調も崩してそうですし」

マホイップ「オーロンゲさんもいなくなってしまって大変なんです」

テブリム「あら、大変ね。って籠が飛んでっているわ!」

マホイップ「じゃあ、私が取りに行きます。ってうわっつ!」

マホイップは、確かに感じたことのある触りの床に転んだ

マホイップ「このぽわんとしていてぐちょな感覚、そしてこの甘そうな香りは...」

マホミルだった
 ▼ 16 ヘッド@あやしいパッチ 21/02/14 22:20:06 ID:wJQUn0w2 [1/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マホミル「...はっ!マホイップさん!」

マホイップ「あっ、起きたみたい。本当に大丈夫?」

マホミル「はい、自己再生ちゃんと出来ました!」

ペロリーム「ああ、それは良かった」

テブリム「ペロリームのおやつのヒメリの実が役立つとはね」

マホミル「皆さんありがとうございます!」

マホイップ「どういたしまして。ところで、率直に聞きたいんだけど、なんでここにいるの?」

テブリム「マホイップの進化前だから、まだ子供のはずなのにどうして?」

マホミル「この話...ですか...」

ペロリーム「あらあら、なにか深刻そうなことがあったのね。無理して話さなくてもいいわよ」

マホミル「いや、皆さんにどうしても知ってほしいことがあるのです」

 ▼ 17 トツキ@シーヤのみ 21/02/14 22:30:23 ID:wJQUn0w2 [2/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
在りし日の4番道路


マホミル「あっ!何か来る!隠れないと...」

アブリー「ほんとだ!隠れてないと!!」

ウールー「僕も失礼するよ」


マホミル「ワンパチたちはあまり気にせずに走り回ってるね」

アブリー「う〜ん、結構草むらの隙間から丸見えだと思うけど」

ウールー「あいつはほかのポケモンとの付き合いはうまいから」


ガサゴソッ

マホミル「うわっ!何か地面の下に!」

アブリー「えっ!って痛いっ」

ウールー「逃げないと...って囲まれてる!」

マホミル「って何か眠気が... なんか...えっ!飛んでる!?」

 ▼ 18 ックウザ@たからぶくろ 21/02/14 22:40:44 ID:wJQUn0w2 [3/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マホミル「ここからは、催眠術にでもかけられたのか全く覚えていません」

マホイップ「なるほど、つまり起きたらここにいたと」

マホミル「はい、何者かが連れ去ったみたいで」

ペロリーム「それで、この不気味な畑で働かされていたのね」

マホミル「はい、しかも最近は暑くなってきて大変です。自己再生をしながらどうにか耐えてきましたが、PPも切れて溶けてしまいました」

テブリム「それにしても、こんな子供にこんな重労働ねぇ」

マホイップ「これは真っ黒な工場ですね」

ペロリーム「もしかしてオーロンゲがいないのも...」

テブリム「暑くなったら"溶けるほど"暑いぞ!っていうことも...」

マホイップ「土には"肥やし"もたっぷりのはずだ!ということも...」


そう、オーロンゲたちの発言に一本の確固たる糸が結ばれたのである。
それは、マホイップたちのチョコレートに対する信用を著しく損なうようなものであろう。
その糸の行き着く先を、彼女らは既に察していた


マホミル「そうです、ここは強制労働施設に何一つ変わりないです!」
 ▼ 19 ギギアル@ハイパーボール 21/02/14 22:50:20 ID:wJQUn0w2 [4/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マホイップ「もうこうなったら、工場に入り込むしかない!」

テブリム「あの時一緒に連れ去られた仲間はみんなどこにいるの?」

マホミル「分からないですけど、この畑にはいないと思います。やっぱりマホイップさんの言う通り工場を探しましょう」

ペロリーム「一刻も早く探さないとね...」


工場の裏口

マホイップ「ここの扉が開いててどうにか地下の工場に入り込めた!」

マホミル「それにしても、こんなものが地下にあったなんて...」

テブリム「あまり大きな声を出さないほうがいいわよ。こんなにあからさまに開いている扉なんて孔明の罠の可能性もあるんだから」

ペロリーム「そうですね。それにしても、さっきに比べて随分と薄暗いわ」

テブリム「そうだ!ペロリームさん、何か匂いしない?」

マホイップ「そうだ!ペロリームちゃんの鼻はとても良いから、何かわかるかも」

ペロリーム「え〜と...あっ!ここはちょうどカカオ豆を焙煎しているエリアかな?」

テブリム「ペロリームさんナイスです!」

マホミル「あの先に道が続いてそうですね」

 ▼ 20 ガヘルガー@するどいくちばし 21/02/14 23:02:09 ID:wJQUn0w2 [5/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マホイップ「じゃあ進んでみましょうか」


マホイップ「だんだん匂いが強くなってきたね」

テブリム「あっ!あの機械は」

マホミル「何かを混ぜていますね。ってあれはチョコレート!」

ペロリーム「今回はこのタンクの上から見ているのね」

テブリム「って、チョコレートの中に何か混ざってはいけないものが...」

マホイップ「そんなわけ...ないバニラ!?バイバニラ!!!」

マホミル「急がないと!タンクに吸い込まれちゃいますよ」

ペロリーム「スイッチとかないかな…」

マホイップ「スイッチを探す暇なんてない!もうタンクを壊すしか!マジカルフレイムで!」

テブリム「ちょっと待ってそれはバイバニラが溶けて...」

ドーーーーン!!

マホイップ「...ちょっと威力を強めにしちゃったけど、タンクに穴が開いたよ!」

テブリム「それよりもバイバニラはどこに...」

バイバニラ「ぉーぃ」

マホミル「何か声が聞こえますよ」

ペロリーム「あっ!あそこにいた!階段で降りていけそう!」

マホイップ「今行きますね!」
 ▼ 21 エトル@スチールメモリ 21/02/14 23:16:55 ID:wJQUn0w2 [6/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
(先ほどのレスでバニリッチを勝手に進化させてしまいました。すみません)


バニリッチ「おーい!」

マホイップ「あっ!あそこにいました」

テブリム「ちょうど見学コースの裏側に出たようね」

マホミル「皆さんの仲間ですか?」

ペロリーム「そうだね。彼は工場で働いていた...いや、働かされてたのよ」

マホイップ「すみません。大丈夫ですか?」

バニリッチ「いや〜って溶けるかと思ったっていうか本当に一回溶けタワ!」

マホイップ「ごめんなさい。まあ、助けられて良かったです」

テブリム「なんであのコンベアの上に?」

バニリッチ「... ...... .... 」

ペロリーム「もしかして彼も覚えてないのか」

バニリッチ「いや、ココアを飲んだところまでは覚えているけど...」

マホイップ「それ絶対ゴカの実入りのココアだよ!」

ゴカの実:カゴの実の突然変異。強烈な催眠効果をもつことから、現在では栽培は禁止されている--UnPokesaicropediaより

テブリム「なんでゴカの実のことを知っているのか」

バニリッチ「そうに違いなさそうだな。そのまま地下に連れていかれて、あともうちょっとでチョコレートのタンクに溺れる目前だんダナ」

マホミル「バニリッチさん?こんにちは」

バニリッチ「ああ、マホミルか...もしかして君もか?随分と幼そうだが」

マホミル「まあ、似たようなことに遭いました...。ところで、工場で一緒に働いたポケモンを何か覚えていませんか?」

バニリッチ「う〜ん...アブリ〜がチョコレートの模様を描いているのを見たような」

マホイップ「確かアブリーってマホミルちゃんの仲間じゃない?」

マホミル「そうです!きっと鱗粉で飾りつけしているんだと思う」

バニリッチ「タンクの辺りは何度か行ったことがあるから、もとの場所には戻れそうだ。ついでにアブリーのいるあたりまで案内しよう」

マホイップ「出来るだけ急いでね!でも静かに...」
 ▼ 22 ルーグ@グラシデアのはな 21/02/14 23:31:09 ID:wJQUn0w2 [7/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ちょっと前 ファクトリーコアルーム

オーロンゲ「おい!聞いてくれ。あいつらがいなくなった!」

バリコオル「...キヅカレテシマッタカ」

?????「大丈夫だ。あいつらを再捕獲する術はもう張ってある」
オーロンゲ「それというのは?」

?????「裏口の扉をあからさまに開けておいた。そしてそこにセンサーを付けておいた。」

バリコオル「ソレデ何ガワカルノダ?」

?????「あのセンサーを通った時点で、そこからはもう我々からは逃げられまい。そのポケモンの体温、体質云々から、高精度の位置情報システムを発動させている」

バリコオル「居場所が分カルトイウコトデスカ。ソレニシテモ、ヤハリコンピュータノ考えることは素晴ラシイ!」

オーロンゲ「それでは、我々も向かいましょう」

?????「いや、彼らはまとまって行動しているようだ。しかも裏口からここまではほぼ一本道。いづれかはこの袋小路に到達する」

バリコオル「トイウコトハツマリ...」

?????「私が体をはってみせよう。」

ドーーーーン

オーロンゲ「今の音は一体?」

バリコオル「異常発生!タンクの崩壊ヲ確認!!」

?????「っ!遂に攻撃を仕掛けてきたか...作戦変更!バリコオル,オーロンゲは道をふさぐんだ!そして私は...」

オーロンゲ「あなたは...?」

?????「カウントをもう始める!爆発してやろう。2/14日、バレンタインデーの終わりに、爆発するリア充の如く、華々しく散る!」
 ▼ 23 ラッタ@プラスパワー 21/02/14 23:40:52 ID:wJQUn0w2 [8/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
バイバニラ「ここがアブリーのいるところだな...」

マホイップ「何かの声が聞こえます」

オーロンゲ「おらっ!ちょうのりんぷんを出せ」

アブリー「もうこれ以上は...グハッ」

マホミル「やめたげてよぉ」

オーロンゲ「お前ら!ついに来てしまったか!こうなったら、ソウルクラッシュ!」

テブリム「うわっつ!ってなにこれ、力が入らない...」

マホイップ「私も、何かマジカルパワーが吸われたような」

バイバニラ「回復しているのに追い打ちかよ...」

オーロンゲ「特殊技しか覚えてなさそうだからなぁ!ソウルクラッシュはとくこうを下げる技!もう倒せまい。残念でしたぁwwwww」

マホイップ「えっ?同じ森生まれなのに知らないの?」

ペロリーム「テブリムちゃんの頭の房は...」

テブリム「プロボクサーさえ一発KOなんだよっ!」

ボコボコボコボコボコッ


オーロンゲ「...物理テブリム...だと」

テブリム「まったく、いざというときのために物理技も覚えたのは正解だったみたい」

マホミル「テブリムさん。凄い!かっこいい!」

マホイップ「静粛ポケモン...恐るべし」
 ▼ 24 ーミラー@デンキZ 21/02/14 23:46:16 ID:wJQUn0w2 [9/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブリー「皆さん、ありがとうございます!って何か鳴ってる!」

爆発プログラムが起動しました。2/14日23:59分に爆発予定...
繰り返します..

バニリッチ「いやこれやばいやつだろ!」

マホイップ「急いで止めに行かないと!」

マホミル「アブリーさん!良かった助かって...。ウールーの場所は知らない?」

アブリー「彼は...分からないけどだいぶ工場の真ん中のほうにいると思うわ」

バニリッチ「となると、ファクトリーコアルームの真下。冷凍保管庫か」

ペロリーム「冷凍保管庫には入らなかったの?」

バニリッチ「っていうのも、冷凍保管庫は俺が付いた時にはロックされてて入れなかったからな」

テブリム「それってウールーが幽閉されているってことでは?」

アブリー「このままだと凍ってしまうかもしれないわ!それこそ急がないと!」

バニリッチ「冷凍倉庫ならこのルートだ!みんなついて来いよ!」
 ▼ 25 ロバンコ@メンタルハーブ 21/02/14 23:54:47 ID:wJQUn0w2 [10/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
冷凍倉庫前

バニリッチ「はぁ、走ってきたのに寒いぞ」

マホイップ「ここが冷凍倉庫の入り口なのね」

テブリム「随分と重そうな扉ね...」

マホミル「これをどうやって開ければ...」

バリコオル「どうやっても、ムリ!!!」

マホイップ「ま〜たややこしいやつだよ」

バリコオル「実は〜ここってもうじき爆発するんですよ。もうあきらめた方がいいのでは?」

テブリム「でもこの先に取り残されたポケモンが...」

バリコオル「う〜ん?ロックがかかっているのにどうやってはいれと?」ツエブンブーン

マホミル「あっ!あの杖、鍵の形してます!」

バリコオル「...チッ、マスターキーならぬマスターステッキに気づかれたか...てうん?」

ウールー「転がっていけばいいのね!行くぞ!」

バリコオル「君たち!どうやって杖を取ったのかね!?」

ペロリーム「軽業ですばしっこく奪っちゃいました!さようなら!」

アブリー「開けるよ!3!」

バイバニラ「2!!」

マホイップ「1!!!」

ウールー「GO!!!!!!!!!!!」

バリコオル「ッテ目の前からコロガッテ来る!!」

ドーーーーン キラン

マホイップ「星になりましたね」

ウールー「それにしても、最高の転がりだった」

アブリー「仲間もそろったわ」

テブリム「色々聞きたいけど、もう爆発10分前!」

マホイップ「コアに急ごう!!」
 ▼ 26 クロー@きんのズリのみ 21/02/15 00:00:21 ID:IFOs/6lY [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コアルーム

マホイップ「やっと着いた...ってメタグロス!」

メタグロス「ようやくたどり着いたが、この工場はもう華々しく散る。私の力でな!」

テブリム「やはり大爆発ですか...」

ペロリーム「これはもう逃げるしかありません!仲間もそろったし」

メタグロス「爆発までに外に出れると思うな...」


マホイップ「みんな...」

マホミル「どうした?」

マホイップ「出来るだけ、今すぐ!ここから遠くに行って、逃げて!」

ペロリーム「マホイップちゃんはどうするの?」

マホイップ「今の私なら、大爆発のエネルギーを受けれるかもしれない!」

メタグロス「何を馬鹿馬鹿しいことを」

テブリム「分かった!マホイップちゃんのやりたいこと。だから逃げましょう。ついてきて!」



メタグロス「もう爆発だぞ!!!!死にたいのか?」

マホイップ「私が今までどこで働かされたかわかる?」

メタグロス「10,9,8..」

マホイップ「振りほどこうとしても無理ですよ!」

メタグロス「5,4,3...今すぐどけっ!!!!!!!」


0


ドドドドドドッドドドドドドドドdドドッドババババババbンンqwasedrftgyhujガガッガガアガガガガガgg...
 ▼ 27 ワーク@きのみぶくろ 21/02/15 00:20:45 ID:IFOs/6lY [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マホイップ「うっ...ウッウッ...」

メタグロス「   」

マホミル「マホイップさん?大丈夫です?」

マホイップ「...耐え,たよ。余裕で」

マホミル「良かった!」

皆から歓声と拍手があがった

マホイップ「私のおかげで、21秒くらい爆発を遅らせることができたみたい。みんなはどこまで逃げれた?」

テブリム「タンクのあたりで、チョコレートの中に潜って衝撃を和らげることことができたわ」

バニリッチ「大爆発をあんなに密着して受けた割には、結構ぴんぴんしてるな」

マホイップ「あんなに暑い畑だったら、それは溶けますよ...」
ペロリーム「そうか!マホイップは畑で何回も溶けていたのね。まさかこんな形で行かされるなんて」

テブリム「あんな炎天下で働かせた罰が当たったのね」


アブリー「皆さん!ここにいたのですね」

ウールー「あのまま転がってって結構遠くまで逃げれました」

ツボツボ「僕とジバコイル君は工場内にいましたが無事です!」

テブリム「それは良かった。ということは...」

ジバコイル「全員生存確認です!」

オーロンゲ「俺らを忘れるな...」

バリコオル「皮肉にも、敵に飛ばされたおかげで遠くに逃げることができたとは...」

マホイップ「まったく、しぶといやつらだけど」

テブリム「このキャラ、何か憎めないのよね...」

ペロリーム「あそこで倒れているわよ、メタグロスさん」

オーロンゲ「ああ、あいつ。体を張って最後まで...」

バリコオル「げんきのかけらでもあればなぁ。空から降ってこないかな」

マホミル「そういえばタンクに大量にたまってたチョコレートはどこに...」
 ▼ 28 ョコフレーバー◆N98K3MU/4s 21/02/15 00:44:59 ID:IFOs/6lY [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
空から甘いあめが降ってきた
雨でもないし飴細工でもない。チョコレートが降ってきたのだ

バニリッチ「チョコレートの雨か」

メタグロス「うっ。これは、甘い...」

オーロンゲ「あっ!メタグロスが復帰したぞ!」

メタグロス「空から...くれたのか、チョコレートを...」

バリコオル「メタグロスさん。もしかしてそれって...」

メタグロス「天国のあいつからの本命...だな」

ペロリーム「あらあら、あんなこわばってたメタグロスさんが何となく、いや結構あからさまに嬉しそうですね」

ジバコイル「ああ、あいつ。夢がかなったみたいだな」

ツボツボ「これで、バレンタインデーに対する未練も取り払われたかもね」

メタグロス「マホイップ...か。この度は、私めの大誤算に巻き込んですまなかった」

マホイップ「全く、こう見えてもダメージは食らってるんだからねっ!でも、もらえたのならいいじゃない...」

テブリム「それにしても、散々なバレンタインデーになったわね...」

アブリー「でも、たまにはこんなハチャメチャなのもいいんじゃない?」

ウールー「きっと、来年はいい日になるさ」

マホミル「マホイップさん、みんな!ありがとうございます!」

マホイップ「そうね。じゃあ、みんなでガラルに帰りましょう。テブリムのバスだったら行けると思う」

テブリム「いったい何匹になるんですか?」

ペロリーム「君が、チョコレートを入れるためのスペースを、大量に用意してたのはお見通しだよ」

テブリム「ま、まぁ... 」


今年のバレンタインデーは、彼らにとってはちょっと変わった日だったかもしれない。でも、思い出にはある意味では残ったものであろう。
華々しく散ったその跡に降り注ぐチョコレートの雨。それは、甘く、少しすっぱかったかもしれない

来年こそは、皆にハッピーバレンタインデーと言われる相手ができますように

[完]


マホイップ「ってもう終わっちゃうの?」

テブリム「まだ未練があるのかしら」

マホイップ「...チョコレートマスターって結局誰なんでしょう」
 ▼ 29 ョコフレーバー◆N98K3MU/4s 21/02/15 21:54:58 ID:IFOs/6lY [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
おまけ

翌日

マホイップ「どうにか工場に戻ってこれましたね」

タルップル「まさか、そんなことになっていたとはな...」

アップリュー「来年からはどこで材料を手に入れればいいのか?」

???「失礼!しますn」

バニリッチ「だから、ちょっと待ってくださっ(」

タルップル「いいぞ、入ってくれ」

???「はい、失礼しますンネ。私め、こういうものでして...」

アップリュー「え〜と『株式会社ぷにもち製菓代表取締役社長〜通称【チョコレートマスター】 デデンネ...』って」

皆「チョコレートマスターっていたんかいっ!」

デデンネ「今まで伝説だと思ってたポケモンも多かったけど、ちゃーんと存在するンネ」

マホイップ「あっ!デデンネさん...ですか?」

デデンネ「どうしたンネ?クリーム妖精さん?」

マホイップ「チョコレート 作れるように なりたいです!」

デデンネは、マホイップの姿をじっくりと見た後、ぷにもちドーナツを差し出した

デデンネ「ちょうどよかったンネ!このドーナツをもうちょっときれいな見た目にデコレーションしてくれンネ!」

マホイップ「... やっぱりチョコレートは作れないんですか?」

デデンネ「デコレーションも立派なチョコレート作りンネ!見た目の勝負も大事ンネ!」

マホイップ「分かっ.りました!やってみます!」

テブリム「厨房でお願いね〜」


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