サカキ「お前にはこの猫耳を付けてもらおう」マトリ「…はい？」

サカキ「そして私の膝の上で丸くなりゴロゴロと喉を鳴らすのだ。」

マトリ「ペルシアンはどうなさったのですか？」

サカキ「食べ過ぎで体調を崩したようでポケモンセンターで治療させている…早くしろ私は冷え性なのだ。」

マトリ「いくらサカキ様のご命令でもそれはできません…私にもプライドがありますから。」

サカキ「…お前はこの前シンオウ地方でのダークライとクレセリアの捕獲作戦を失敗したようだな。」

マトリ ギクッ

サカキ「しかもその失敗をムサシコジロウに押し付けようとしていたというのは本当か？」

マトリ「バレていらっしゃったのですか…？」

サカキ「お前の代わりなどいくらでもいる…秘書から降格したくなければ早く私の言う通りにするのだ。ついでにこの尻尾と首輪も付けてもらうぞ…私がクチナシに頼んで作らせた最高級のアローラニャースの毛を使った高級品だ。」

マトリ「…くっ。」

クチナシおじさん何やってんすか

マトリ「こ、これでいいのですか///」カァァ

サカキ「ふむ…やはり似合うな。私の妻には及ばぬが。ほら、早く靴を脱いで私の膝に座るのだ。」

マトリ（こんな姿を誰かに見られでもしたらおしまいだわ…。）

サカキ「身体が固いな…もっとリラックスしてもらわねば。」ナデナデ…

マトリ「！！」（うぅ…気持ちいい♡）クタ…

サカキ「フッ…」

コンコン

？？？「サカキ様、組織の予算の事でご相談が。」ガチャ…

マトリ「！！？」

ジンジー「！！？し…失礼しましたぁ！」ガチャン！

サカキ「なんだ今のは？騒々しいな。」

マトリ「サカキ様、もう終わりにしましょう。このままでは組織中に悪い噂が広がってしまいます。」

サカキ「別に私が猫好きであることは組織のほとんどの人間が知っている。今更悪い噂もなにもあるまい。」

マトリ「いえ、そういう事ではなく…。」

サカキ｢お前にはこの猫耳を付けてもらおう("猫"耳ってなんだ......？)｣

ジンジー（驚いた…まさかあの秘書がサカキ様と2人の時はあんなに媚びをうっているなんて…早く誰かに話さないと）

ジンジー「あ、丁度いいところに。ちょっとあなた聞いてよ！」

ドミノ「何？私忙しいんだけど。」

ジンジー「実は…。」

ドミノ「ええ！？あのカタブツ秘書が？マジで？」

ジンジー「私も目を疑ったわよ。」

ドミノ「フフッ♡そんなのは実力のない無能がやること。ロケット団ならばやはり、強くて珍しいポケモンをサカキ様献上する事で気に入られなくては。」

ジンジー「ホントそうよねぇ。」

猫耳とショートヘアが相性良いのは歴史の教科書にも載ってる

猫の顔もショートヘアの子の顔も丸いからという理屈らしい

サカキ「だいぶ慣れてきたようだな。」ナデナデ…

マトリ「あ…ああ♡」ゾクゾク

サカキ「それではマトリ、私の顔を舌で舐めて髭の剃り跡を綺麗にしろ。」

マトリ「え…。」

サカキ「どうした？何を躊躇う？ペルシアンであれば毎日やってくれるぞ。それとも私の事が好きではないのか？」

マトリ「め…滅相もございません///」

サカキ「それならば早くするのだ。」

マトリ「うぅ…。」ペロペロ

サカキ「ううむ。まあ初めてにしては上出来だ。」

マトリ「ふぅ…。」

ピロピロピロ…

サカキ「誰かから連絡が来たようだな。」

マトリ「！？まさか…。」

誰かサカキの膝でゴロゴロしてる猫マトリ描けください

ムサコジニャース「サカキ様おはようございます（ニャー）！！」

マトリ（あぁ…やっぱり）ガーン

サカキ「お前らの方から連絡があるとは珍しいな、何か成果があったのか？」ナデナデ…

マトリ「んっ…あ♡」

ムサコジニャース「え…。」ボーゼン

マトリ「はぁ…サカキ様！部下の前ではいい加減やめて下さい！」

サカキ「寧ろ見せ付けてやらねばな。」グイッ

マトリ「サカキ様…お顔が近すぎます♡」

サカキ「で、何の用なんだ？」

ムサシ「い…いいえ特に何も！」

コジロウ「爽やかな朝だったものでサカキ様のお顔が見たいなぁと…。」

ニャース「そ、そうなのですにゃ！」

ソーナンス「ソ…ソーナンデス！！」

ブチ…

サカキ「全く、進歩のない奴らだ。」

マトリ（どうしよう…次からあの連中に合わせる顔が無いわ…。）

ムサシ「ふ…ふざけんじゃないわよ！！」壁ドカーン！！

ムサシ「何なのよ、あのド貧乳おかっぱ眼鏡！サカキ様に媚び売ってんじゃないわよ！！」壁バリバリ…

ニャース「サカキ様のお膝を奪った罪は重いのにゃ…。」

コジロウ「でも案外似合ってたよな。」

ムサシ「ああん？」キッ

コジロウ「ヒィ…。」

モルペコ　ガツガツ…


ロケット団下っ端A「なあ、ちょっといいか？」

ロケット団下っ端B「何だ？」

ロケット団下っ端A「俺、人事部の女から聞いたんだけどさ、マトリ様がサカキ様のお膝の上で撫でられていたらしいぜ。」

ロケット団下っ端B「ええ！？あのマトリ様が？」

ロケット団下っ端A「ああ。しかも猫耳と尻尾まで付けていたらしい。」

ロケット団下っ端B「マトリ様の猫耳…尻尾…。」鼻血タラ…

ロケット団下っ端A「お、おい！大丈夫か？」

サカキ「そろそろお昼の時間だな。」

マトリ「では、私が何か買って来ましょうか？」

サカキ「いや、私はよい。それにお前の分はここにちゃんと用意してある。」ガサッ…

マトリ「これはポケモンフーズ…まさかこれを私に食べろと…？」

サカキ「何か不満か？これはペルシアンの美容と健康を考え、最高級の食材を使った特製ポケモンフーズだぞ？」

マトリ「私はペルシアンではなく人間です！」

サカキ「人間が食べても別に毒ではない。それどころか某ポケモンドクターは日常的にポケモンフーズを食べ健康を維持していると聞いた事がある…秘書から外されたくなければ私の言う通りにするのだ、マトリ。」

マトリ「…。」

サカキ「今皿に盛ってやる。」ザラザラ…

マトリ「あの、お箸は？」

サカキ「ポケモンは箸など使わぬ。食事を抜くと身体に響いて任務にも差し支える。残さず全部食べなさい…水もここに置いておく。水分もたっぷりと取るように。」

マトリ「い…いただきます。」パクリ

マトリ「！！？」（あれ？意外と美味しい。）モグモグ…

サカキ「フッ…。」

マトリ スゥ…スゥ…

サカキ「眠っているとまだまだこいつも子供のようなものだな。」ナデナデ…

マトリ「ん…。」パチリ

サカキ「目が覚めたか。」

マトリ「サ…サカキ様！申し訳ありません！！あまりに気持ちが良くてつい眠ってしまった様です///」

サカキ「別に構わん。ペルシアンも腹がいっぱいになるとよく昼寝をするからな。」

マトリ「ですから私はペルシアンでは…あっ。」ブルッ…

サカキ「？どうした。」

マトリ「サカキ様…申し訳ありません。お手洗いに行かせて下さい///」モジモジ…

サカキ 「…いいだろう。ただしこの部屋から出る必要はない。あそこで済ませなさい。」ニヤリ

マトリ「あ、あれはペルシアン用の猫砂…。」

サカキ「心配することはない。昨日掃除したばかりで清潔だ。」

マトリ「どうかそれだけは勘弁して下さい！人権侵害ですよ！！」

サカキ「…こんなお仕置きはかなり軽い方だろう。少なくとも某島キングにレ○プされるよりはな。」

マトリ「やはりお仕置きだったのですね…。」

サカキ「さあどうする？マトリ。この遊びは夜で終わりにする予定だ。それまで耐えられるのなら無理と猫砂を使う必要はないが、お前の様子を見るともってあと1時間というところか…別にこのまま私の膝で漏らしてくれても構わんが、ペルシアンも流石にそんな失敗はしないぞ。」

マトリ「くぅぅ…。」

マトリ「猫砂…使わせていただきます。向こう向いてて下さいね///」モジモジ…

サカキ「いいだろう。私もそこまで変態ではないからな。」

マトリ（四半世紀近く生きてきて、こんなに屈辱的なことは初めてだわ…。）

マトリ（うぅ…出る。）ショロショロ…ジョロロロ…

マトリ（あぁ…♡なんだか癖になってしまいそう…。）



コハル「ゴウ、ちょっといい？これどうかなぁ///」

ゴウ「しょ…コハル凄く可愛いっしょ…♡」

コハル「良かった。今度の学芸会でブイズの劇をやるの。このイーブイの耳、私が作ったんだ。」

ゴウ「凄く似合ってるっしょ。」

コハル「ゴウは役を決めるときリサーチフェローでいなかったから、私が作っておいたよ。…はい、ブラッキーの耳と尻尾。」

ゴウ「助かるっしょ。コハル大好きっしょ…♡」

コハル「えへへ…///」

猫耳と尻尾だけだろうけど、なぜか脳内でスウツ姿で再生されてしまった

支援

支援

コンコン

マトリ「サカキ様、コーヒーをお持ちしました。」

サカキ「ああ、そこに置いておいてくれ。」

ペルシアン ゴロゴロ…

マトリ「ペルシアンの具合はもう良いのですか？」

サカキ「ああ。薬を飲んだらすぐに良くなったそうだ。入院させるまでもなかったな。」

ペルシアン ペロペロ

サカキ「こら、よさないかペルシアン。」ナデナデ…

マトリ ズキン…

マトリ（！？何、この気持ちは…昨日はあれほど恥ずかしくて嫌だったというのに…まだ私の中にはサカキ様の匂いが残って…。）

サカキ「？どうした、マトリ。気分でも悪いのか？」

マトリ「い、いいえ。特になんでも…あ。」ポロリ…

サカキ「！？」

マトリ「す、すみません！失礼しました…。」パタン

サカキ「すまん、ペルシアン。少しここで待っていてくれ。」ガタッ

ペルシアン「ニャア？」

マトリ「うぅ…。」ヒック

マトリ（まさかサカキ様のお膝がこんなにも恋しくなるなんて…でも今あの場所は私にとっては近くて遠い…あのうるさい喋るニャースの気持ちがやっと分かったわ…。）

サカキ「マトリ。」

マトリ「！？サカキ様…なぜここに？」

ギュ…

マトリ「！！？サカキ様…やめて下さい！誰かに見られてしまうかもしれません…。」

サカキ「お前は私の大切な秘書だからな。またいつでも撫でてやるぞ。」

マトリ「ああ…サカキ様…♡」


おしまい

唐突なゴウコハ

おつかれ

俺もマトリさん撫でたい