マオパパ「お、おいこれ見ろよ！マオがイッシュ地方のスーパーモデルのカミツレさんと一緒に新聞出てるぞ！｣マオ兄「え！？｣

マオパパ「パシオで行われたイベントで配るスイーツにマオの作ったスイーツが選ばれてしかもその際行った料理対決であのカロス地方のズミシェフに勝ったんだと！！！！｣

マオ兄「凄いじゃないか親父！こうしちゃいられねぇお祝いに行こうぜ！！！！｣

マオパパ「あぁ！しばらくお店は休みだぁ！！！！！｣

翌日 パシオ地方

マオパパ「マオ〜！！！！｣ﾄﾞﾀﾄﾞﾀﾄﾞﾀﾄﾞﾀ

マオ兄「マオおおおお！！！！｣ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ

マオ「うわぁ！？父ちゃん兄ちゃんどうしたの！？｣

マオパパ「どうしたもこうしたもあるかぁ！お前がパシオで凄いことしたって聞いたから祝いに来たんだよ！｣

マオ兄「マオ！あのズミシェフに勝ったってのは本当なのか！？｣

ズミ「えぇほんとうですよ｣

マオパパ「えっ…ええぇぇぇぇズミシェフウウゥゥゥ！！！？｣

カミツレ「なんだか賑やかねマオちゃん｣

マオ兄「うわあああああカミツレさんんんん！？どっちも本物だアアアアアア！？！？｣

マオ「ちょ、ちょっと二人とも騒がしいよ！｣

カミツレ「私は騒がしくても結構よ、ふふ…はじめましてイッシュ地方でモデルをやってますカミツレと申します｣

マオ兄（すげえ美人だ……）

ズミ「アローラ地方にあるアイナ食堂の店主さんですね、はじめまして…カロス地方でシェフをしていますズミです｣

ウルって名前あるだろ

便意が来た！

>>2
ゲームはないじゃん

名前は忘れたけど存在は覚えてるアニポケゲストキャラって結構いるよね

マオパパ「あ、アイナ食堂を知っているんですか！？｣

ズミ「えぇ、アローラには美味しいお店があると昔聞きましたし、それにいつもマオさんから聞いてますから｣

マオ「ず、ズミさん！？///｣

マオパパ「ま、マオ！お前ってやつは〜！お父さん嬉しいぞ！！！！｣

マオ「と、父ちゃんも恥ずかしいから大きい声出さないで！｣

マオ兄「親父！あ、あれ渡さなきゃ！｣

マオパパ「あぁそうだった！あのよろしければつまらないものですがこれを！うちのお店で作ってる特製のお菓子です！ぜ、是非食べてみてください！｣

カミツレ「まぁ！凄い美味しそう！ありがとうございます！｣

ズミ「わざわざありがとうございます！ありがたく頂戴いたします！もしよろしければお二人もこちらでマオさんの作ったアップルパイを食べませんか？美味しいですよ｣

マオパパ「えぇよろこんで！｣

マオ兄「あ、あのカミツレさん、もし良ければサインを……｣

カミツレ「ふふふ、良いですよ｣

マオ「も、もぉ〜二人とも〜……｣

カキ「マオの親父さんとお兄さんじゃないか、お祝いに来てくれたのか？｣

スイレン「なんだか賑やかと思ったらそういうことですか｣

マオ「あっ！カキ！スイレン！｣

マオパパ「おぉ！カキくん！スイレンちゃん！二人もこっちに来てると聞いてたが元気にしてたか！｣

カキ「はい！マオのお父さんもお元気そうで何よりです！｣

スイレン「活きの良いスイレンです｣

マオパパ「そうかそうか！新聞で見たよマオの力になってくれたみたいだね！二人ともありがとう！｣

スイレン「そんな、マオが自分の力でやり遂げたんです｣

カキ「とても頑張ってましたよ、マオ｣

マオ「うぅん！私があのアップルパイを作れたのは二人のおかげだよ！ありがとう！｣

>>3
これ警戒した自分がいた

ズミとアイナ食堂の料理って地方独自の方向性でいいよね

マサル「なになに？みんななに話してるの？｣

マオ「あっ！マサルくん！｣

マオパパ「マサルくん？マオのお友達かい？｣

マオ「うん！パシオで知り合って友達になったんだ！あっマサルくん紹介するねうちの父ちゃん！｣

マサル「マオのお父さんだったんだ！はじめましてマサルといいます！｣

マオ「マサルくんはいつもキャンプしててカレー作るのが上手なんだよ！それに私の作ったアップルパイはマサルからもらったカジッチュを育てて進化させたタルップルを見て閃いたんだから！｣

マオパパ「な、なに！？カジッチュを！！？｣

マオパパ（以前どこかで聞いたがガラル地方では異性にカジッチュを渡すのはそれはぷ、プロポー……）

マオパパ「お前にマオは渡さん！！！！！！｣

マサル「え？｣

マオ「はぁ？｣

マオパパ「あ、すまない……今のは忘れてくれ、マオの力になってくれたんだねありがとう！｣

マサル「え、えぇ…こちらこそ…｣

マオ「うちの父ちゃん変でしょ〜w｣

カミツレ「うふふ、元気で明るいお父様ですね｣

マオ兄「うちの親父いっつも変なんですよ〜！w｣

マオパパ「うぐぐ……｣

カキ「……なぁマオ｣

マオ「んー？どったのカキ？｣

カキ「お、俺もブーバーをお前を信じてお前にブーバーを預けた……｣

マオ「え？う、うん…その事は凄く感謝してるよカキ｣

カキ「…ﾌｯ｣

マサル「えっ？｣

マオ兄「ほほぉ〜…マオなんかお前モテモテじゃないか〜？おぉ〜？｣ﾆﾔﾆﾔ

マオ「なに変なこと言ってるの兄ちゃん？｣

マオ兄「この罪な妹めぇ〜！｣

マオパパ「あぁ…嬉しいようなそうじゃないような複雑な気持ちだ…｣

マオ「？？？｣

スイレン「甘酸っぱいですね〜｣

>>2
ップ

マオ「二人ともお待たせ〜！マオちゃん特製のアップルパイだよ〜！｣

マオパパ「おぉ！これがマオの作ったアップルパイ！｣

マオ兄「これは…もうなんか見た目からしてすげえ……｣

ズミ「是非食べてみてください、驚きますよ｣

カミツレ「私も最初食べたときはもうビックリでしたよ｣

マオパパ「それは楽しみですねぇ…どれどれ…｣ﾊﾟｸｯ

マオ兄「かわいい妹の実力を拝見…｣ﾊﾟｸｯ

マオ「ど、どう…？｣

マオ兄「……｣

マオパパ「……マオ｣

マオ「は、はい！｣

マオパパ「…凄く美味しいぞおおおおお！！！そして面白い！｣

マオ兄「なるほどなぁ、甘いリンゴと酸っぱいリンゴ両方使って組み合わせて作ったのか、甘いとこ酸っぱいとこ一緒に食べるとちょうど良くなってこりゃ確かに盛り上がるな！｣

カミツレ「そうでしょうそうでしょう！私もマオちゃんのアイデアには驚かされてもう友人と一緒に食べて盛り上がりましたよ！｣

ズミ「私にも思い付けなかった素晴らしいアップルパイです、マオさんをたくさん褒めてあげてください｣

スイレン「スイレンのことも褒めてください｣

カキ「コラ、調子に乗るな｣

マサル「マオのアップルパイは本当食べてて飽きないよ！｣

マオパパ「さすが俺の娘だぁ！もうこれはうちの看板メニューにするしかないなあ！｣

マオ兄「お値段はえーっと…｣

マオ「父ちゃん！兄ちゃん！なに勝手なことしようとしてんのー！｣

一同「ワッハハッハッハッハッ｣

マオパパ「はぁ……｣

ズミ「どうしましたか？お一人でため息なんてつかれて｣

カミツレ「なにか悩み事ですか？｣

マオパパ「えっ？あぁいやそんなんではないんですが…なんだか娘が遠いところに行ってしまったような気がしちゃいまして…｣

ズミ「ほう｣

マオパパ「少し前までアローラ地方であの子はキャプテンをやりながらうちのお店を手伝ってくれていました……そばでずっとあの子の成長を見て偉そうにまだまだだななんて思ってたりしてましたよ…｣

マオパパ「それで少し前にパシオに行くと言ってアローラを出て……そうして少し見ない間にズミさんと料理対決をしたと聞いていやもうビックリしましたよ！｣

マオパパ「ただなんといいますか……マオがこっちで大活躍と聞いて私はマオがこっちで頑張ってたのになにもしてあげられなかったなと思っちゃいまして……｣

ズミ「……｣

カミツレ「……｣

マオパパ「まだまだだったのは私のほうでした、あの子は私と違い立派な料理人になりました……｣

ズミ「それは違いますよ｣

マオパパ「え？｣

ズミ「マオさんはこう言ってました、このアップルパイにはアローラにいるお父さんとお兄さんに恩返ししたいという気持ちも込めてあるのだと｣

マオパパ「お、恩返し？｣

カミツレ「私もマオちゃんから聞きましたよ、父ちゃんや兄ちゃんのためにお店を継ぐんだー！とか世界一有名にするんだー！ってね｣

マオパパ「マオ……｣

ズミ「なにもしてあげられなかったってことはなかったんじゃないんですか…あなたも立派な料理人で、立派な父親だったってわけですね｣

マオ「あー！父ちゃんがズミさんとカミツレさんとなんか一人で話してる〜！ずるーい！｣

マオパパ「…いやぁ悪い悪い！お二人をマオに返すよ！｣

マオ「あ！そ、その前に……こっちで新しく作った料理もあるんだけど父ちゃんにちょっと食べて貰いたいんだけどいいかな……？｣

マオパパ「おぉ！？それは本当か！？それじゃあ早速食べさせてくれ！｣

マオ「うん！それじゃあこっち来て！｣

マオパパ「あぁ！今行くよ！ズミさん、カミツレさん！ありがとうございました！それでは！｣

ズミ「えぇ｣ﾆｺｯ

カミツレ「娘さんと是非楽しんでってください｣ﾆｺｯ

マオパパ「はい！｣


カミツレ「家族って良いですねぇ……｣

ズミ「ふふ、そうですねぇ｣

支援

翌日

マオパパ「それじゃあ行ってくるよマオ｣

マオ兄「風邪引くなよマオ！｣

マオ「父ちゃん兄ちゃんもう行くの…？｣

マオパパ「悪いなマオ、アローラにはアイナ食堂の料理を待っているあ客様がたくさんいるし…それに…｣

マオ「それに？｣

マオパパ「はやくご近所さんにマオのこと自慢したいしなぁ〜！！！！｣

マオ兄「お前の名前を使ってじゃんじゃん稼いでやるよ！！なははははは！！！！｣

マオ「ま、まったくもぉ〜…｣

ズミ「次は私のほうからそちらへ来てもよろしいでしょうか？アイナ食堂の料理気になります｣

マオパパ「えぇ！是非来てください！歓迎しますよ！｣

マオ兄「カミツレさん！このサイン一生大事にします！！！！｣

カミツレ「ありがとうございます、私もそのうち食べに行きますねアイナ食堂へ｣

マオ兄「マジすか！？！？｣

カキ「お体気をつけてくださいねマオのお父さんお兄さん｣

スイレン「しばらくしたら私たちもアローラに帰りに来ますのでその時はタダでお願いします｣

カキ「おい…｣

マオパパ「あぁ！いっぱいお礼したいから是非来てくれ！｣

マサル「マオのお父さん｣

マオパパ「お前にお義父さんと言われる義理はない！！！！！！｣

マサル「えっ｣

マオパパ「あっすまない…マサルくんも是非来てくれ！美味しいご飯をご馳走するよ！｣

マサル「え、えぇありがとうございます…｣

マオパパ「それじゃあなマオ！たまには連絡したり帰ってこいよ！｣

マオ「うん！父ちゃん兄ちゃん！またね！｣

マオパパ「いやぁそれにしても楽しかったなパシオ、あっアローラ行きの飛行機の時間は大丈夫か？｣

マオ兄「ギリギリになるけどこの調子なら間に合うよ｣

マオパパ「そうかならよかっt｣ｷﾞｭﾙﾙﾙｯ

マオ兄「親父？｣

マオパパ「……べ……｣

マオ兄「べ……？｣

マオパパ「便意がきた！！！｣ｷﾞｮﾙﾙｯｷﾞｭｺﾞｺﾞｺﾞｯ

マオ兄「はぁ！？｣

マオパパ「が、我慢できん！トイレエエエエえ！！！！！！｣ｷﾞｭｺﾞｵｵｵｵｵ

マオ兄「おい！？飛行機の時間が！！！！｣

マオパパ「昨日マオの料理食べすぎたせいか…！？この感じだと長期戦になるぅ！！！！！｣ｷﾞｶﾞｷﾞｶﾞﾌﾝﾌﾝｯ

マオ兄「どうすんだよ！？！？｣


カキ「なんかマオのお父さんこっち戻ってきてないか？｣

マオ「えっ？｣




カミツレ「フウロちゃんありがとう！それじゃあ二人をアローラまでよろしくね！｣

フウロ「カミツレちゃんのお願いなら全然大丈夫だよ〜！それじゃ飛行機に乗り遅れたお二人さん！私の飛行機でアローラまでぶっとんでいくよ〜！｣

マオパパ「はい…ありがとうございます…｣

マオ兄「すいません……｣

マオ「まったくもぉ……｣

おわり

感動した
オチ草

壮大な伏線回収草