タロ「ブルーベリー学園に入学した子の元にはサンタさんが来てくれなくなるという噂があるんですよ」

タロ「アカマツくん、今日はクリスマスイブだね」

アカマツ「お、おう！ええと、その……タロ先輩はクリスマス、誰と……」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

タロ「ん？」

アカマツ「な、なんでもない！！」

カキツバタ「おいおいクリスマスくらいはっきり言ったらどうだぃ」ﾆﾔﾆﾔ

アカマツ「う、うるさいなっ！！」

タロ「そうだ！リーグ部のみんなで一緒にクリスマスパーティしましょうよ」

アカマツ「！！　それがいいよ！！うん！！」

カキツバタ「準備全部やってくれるんなら参加するぜぃ〜」

タロ「もう！そういうの良くないと思います」🙅‍♀️

ネリネ「バカは放っておいて準備を始めましょう。時間が惜しい」

タロ「ですねー。ハルトさんもご一緒にどうです？」

ハルト「部外者が一緒でご迷惑でなければ」

タロ「迷惑だなんて思うわけないじゃないですかー！カキツバタみたいなこと言わない限りね！」

ハルト「うっす。手伝います」

ネリネ「……そういえばタロ。ハルトに例の噂は話した？」

タロ「あっ！そうでしたね」

ハルト「噂？」

タロ「実は……ブルーベリー学園に入学した子の元にはサンタさんが来てくれなくなるという噂があるんですよ」

ハルト「な、なんだってー！？」

みんなかわいい
しえん

シエンネ

アカマツ「そ、そうなのかっ！？」

タロ「あら、アカマツくんも知りませんでしたか。実際に去年も私のところには来てくれませんでした……それを見越してか代わりにパパからプレゼントが届いたんでいいですけどね」

カキツバタ「オイラももう4年くらい来てねえなぁ」

ハルト「ツバっさんは良い子じゃないから」

カキツバタ「おっ言うねぃキョーダイ」

ハルト「……そっか、そうだよね。サンタさんは良い子の元にしかやって来ないんだもんね。ということは……この学園に入学した時点で悪い子だとサンタさんに思われちゃったのかな」

ネリネ「あり得る。一般的な学校と違いポケモン勝負のことしか学べないような学園ですから。勉強をしないのは悪い子です」

アカマツ「そ、そんなぁ……クリスマスプレゼント楽しみにしてたのにぃ……」

タロ「ま、まあまあ！まだそうと決まったわけじゃないし。アカマツくんは良い子だからきっと来てくれるよ！ハルトさんも！」

ハルト「だといいけどなぁ」


ゼイユ(……な、何言ってんのこいつら！？サンタの正体は親なんだから、海のど真ん中にあるこの学園には簡単に来れないから配達でプレゼント届けたってだけの話じゃないの！？そういうこと言っちゃいけない雰囲気！？)

ノボリ読み失敗