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SS

【バレンタインSS】セレナ「サトシッ……私……私ね……ずっと前から貴方のことが……」

 ▼ 1 マサラ人3◆etyxjFp636 16/02/14 19:07:40 ID:/OB209Ro NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 少し遅れましたが、以前他のSSで告知した通り、これからサトセレのバレンタインSSを投稿しようと思います。
忙しくて書き溜めが少ししか出来なかったので、終わるまでかなり掛かるかもしれませんが、どうぞ最後までお付き合い下さい。

それでは次からスタートです。
 ▼ 393 マサラ人3◆etyxjFp636 16/05/18 21:53:53 ID:jOrcOpyk [1/8] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ユリーカ「サトシたち遅いねー。」


シトロン「もうそろそろ帰ってくるんじゃないかな。確か未成年者は夜8時までしかバレン公園にいられない筈だから……

……と、噂をすればなんとやら……帰ってきたみたいですね。」


ユリーカ「おかえりー!2人とも!」


シトロン「おかえりなさい!2人とも!」


サトシ「おう、ただいま〜!」


セレナ「ただいま〜、待たせちゃってごめんね。」


シトロン「いえいえ、そんな……ご飯はもう出来てますから、すぐ支度しますね。」
 ▼ 394 マサラ人3◆etyxjFp636 16/05/18 21:54:54 ID:jOrcOpyk [2/8] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
セレナ「あ、手伝うわ。」

 グイッ

ユリーカ「いいのいいの!そんなことより……」

 ユリーカは私の手を引き、部屋の隅まで連れていくと、顔を思いきりニヤつかせながら、まるで噂好きのおばちゃんのように尋ねてきた。

ユリーカ「で?首尾はどうだったの?ちゃんとプロポーズしてOK貰ってきたんでしょうね?」ヒソヒソ


セレナ「う、うん……まあね……//////」カアアッ……


ユリーカ「ヒューヒュー!おめでとう、セレナ!よく頑張ったわね!……ほら、デデンネもプ二ちゃんもセレナを褒めてあげて!」


デデンネ「ネネネー!」


プ二ちゃん「オロロ……」


セレナ「あ、ありがと……//////」カアアッ……
 ▼ 395 マサラ人3◆etyxjFp636 16/05/18 21:55:55 ID:jOrcOpyk [3/8] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ユリーカ「……で?なんてプロポーズしたの?」ニヤニヤ


デデンネ「ネネネー。」ニヤニヤ


セレナ「そっ、それは……そのっ……//////」カアアッ!!


ユリーカ「ん〜?聞こえませんね〜。」ニヤニヤ


デデンネ「ネネネ〜。」ニヤニヤ


サトシ(全く……ユリーカのやつ……丸聞こえだっての。)クスッ


ユリーカ「ほらほら、早く答えなさいよ〜。」チョンチョン


デデンネ「ネネネー。」チョンチョン


セレナ「そっ、その……」カアアッ!
 ▼ 396 マサラ人3◆etyxjFp636 16/05/18 21:56:56 ID:jOrcOpyk [4/8] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
シトロン「お待たせしました〜。特製ビーフシチューです!」ドン


サトシ「うおぉおっ!!すっげえ美味そ……」


ユリーカ「ちょっとお兄ちゃん!今すっっっっごい良いところだったのに!!なんで邪魔すんのよ!!空気読みなさいよね!!そんなんじゃ何時まで経ってもお付き合いなんてできないんだから!!」プンスカ!


デデンネ「ネネネー!!」プンスカ!


シトロン「ぐはっ!!」ビチャッ!!!


サトシ(あ、今シトロンが心の中で吐血したのが見えた。)


プ二ちゃん「オロロ……」


セレナ「こらこらユリーカ……」ホッ……


ユリーカ「ふんっ!」プンスカ!
 ▼ 397 マサラ人3◆etyxjFp636 16/05/18 21:57:57 ID:jOrcOpyk [5/8] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
 シトロンの作ったビーフシチューには、昨日ミルフィにもらったBCの板チョコが早速隠し味に使われており、シチューの旨味を存分に引き出していた(サトシは3杯もお代わりをした)。

 そんな楽しい一時の中、私は先程からずっと疑問に思っていたことを口にした。

セレナ「ねえシトロン?そういえばさっき(>>255にて)ミルフィと別れる時に、顔を真っ赤にしてたけど、何かあったの?」


シトロン「!!ゲホッ、ゲホッ……」


ユリーカ「あぁ、もうお兄ちゃんったら……はいお水。」スッ


シトロン「あ、ありが……ゲホッ、ゲホッ……ゴクッ、ゴクッ……」


ユリーカ「……お兄ちゃんの代わりに説明するとね、実はお兄ちゃん、別れ際にミルフィからチョコを貰ったのよ。」


シトロン「!ブーッ!!」

 ユリーカが言い終えないうちに、シトロンはまるで水鉄砲を使ったかの如く、口から勢いよく水を噴き出した。

 即座に注意をしようとしたユリーカだったが、同時にあることに気が付き、息を飲んだ。不審に思い、その視線を追った私とサトシも、思わず息を飲み込んでしまった。何故なら……
 ▼ 398 マサラ人3◆etyxjFp636 16/05/18 21:58:58 ID:jOrcOpyk [6/8] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
テールナー「テナァアアアアアッ!!!(いきなり何すんのよ!!!この変態眼鏡!!!)」ゴオオォオオッ!!!

 そう、シトロンの噴き出した水は、不幸にも食事中のテールナーに思いっきりかかってしまったのだ。“激昂”という言葉は正にこの時のテールナーにこそ当てはまるのだろう。それほどテールナーの怒りは凄まじく、あと数秒止めるのが遅ければ、ディナーにシトロンの丸焼きが追加されていたことだろう。

 ……最も、多少の火傷は免れなかったが。(頭は発明に失敗した時のようにチリチリになってしまった。)


シトロン「ケホッ……」プスプス……


ユリーカ「ちょっとー!こっちに向かって煙を吐き出さないでくれる?外に行ってやってきてよ、お兄ちゃん。」


シトロン「……はい……ケホッ……グスッ……」トボトボ……


セレナ(何かタバコを吸ってるお父さんが、娘に部屋を追い出される時みたい……。)


テールナー「テナッ!(ふんっ!)」プイ


ゲッコウガ「ゲコッ、ゲコゲコウガ(まあまあ。気持ちはわかるが、堪忍してあげるでござる。シトロン殿もワザとやったわけではない故。)。」


テールナー「テナ……(ゲッコウガ……でも……)」
 ▼ 399 マサラ人3◆etyxjFp636 16/05/18 21:59:59 ID:jOrcOpyk [7/8] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ゲッコウガ「コウガ、コココウガ(何度も繰り返したのであれば兎も角、たった一度の過ちでそう邪険にすることもなかろう。シトロン殿も反省しておられるだろうし、堪忍してあげるで御座るよ、テールナー殿。拙者たちは仲間ではござらぬか。)。」


テールナー「テナ、テナテナ……テナ……//////(そうね……わかったわ。しょ、しょうがないから、ゲッコウガに免じて、今回だけは“特別に”許してあげることにするわ……//////)」ポッ……


ゲッコウガ「コウガ、コガコガ、ココウガ(そうか、それはよかった。これでセレナ殿も一安心で御座るな。

乱れた毛は、後でセレナ殿にブラッシングしてもらうといいで御座る。……拙者が進化前であれば、ケロムースで応急処置が施せたので御座るが……生憎この姿に進化してより無くなってしまったが故、済まぬが何のお力にもなれぬ。)。」


テールナー「テーナ!テナテナ(そんな!ゲッコウガは謝ることないんだよ?)」


ゲッコウガ「ゲコ……(しかし……)」


テールナー「テナ……テナテーナ……(ねえゲッコウガ、そんなに気を使わないで。あたしたちは気の置けない仲でしょ?それにね、ゲッコウガ……あたしはね……貴方がそうやってあたしのことを想ってくれるだけで、十分嬉しいんだよ……?//////)」


ゲッコウガ「!!ゲコッ!?//////(!!な、なんと……!?//////)」
 ▼ 400 マサラ人3◆etyxjFp636 16/05/18 22:00:36 ID:jOrcOpyk [8/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
テールナー「テナッ、テナテナッ……?//////(ね、ねえゲッコウガ……あ、貴方は……その……あたしのこと、どう思ってる……?//////)」


ゲッコウガ「ゲコッ……ゲコゲコッ………ゲコゲコウガ……//////(そ、そうで御座るな……急に尋ねられても気恥ずかしいで御座るが……そ、その……テ、テールナー殿は、拙者にとって、何者にも替え難い、とても大切な存在で御座る……//////)」


テールナー「!!テナッ!?//////(!!ほ、ほんと!?//////)」


ゲッコウガ「コウガ……//////(う、うむ……//////)」


テールナー「テナッ……テナッ、テナテーナ?//////(嬉しいっ……ゆ、夢じゃないんだよね?//////)」


ゲッコウガ「ゲコッ、ゲコゲコウガ(この通りで御座る。)。」グイッ!


テールナー「テナッ!……テナッ、テナテーナ!(きゃっ!……も、もお……急にほっぺを抓らないでよ!)」プンプン!


ゲッコウガ「ゲコゲコッ!ゲコゲコウガ(ははは!済まぬ、テールナー殿。少しからかっただけで御座る。……しかし、これで現実であることが分かったで御座ろう?)。」


テールナー「テナァ……//////(もぉ……ゲッコウガの意地悪……//////)」
 ▼ 401 ダンギル@きよめのおふだ 16/05/18 23:41:18 ID:FzVkxwY. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 402 バニア@チャーレムナイト 16/05/19 17:21:30 ID:7xaReCAk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
テールナーとゲッコウガもなんか・・・そういやそのCPに何か由来あったっけ?
 ▼ 403 ブキジカ@こだいのおうかん 16/05/24 20:45:34 ID:Q4VYFLR2 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
>>402
ゴロンダ回のケロフォコから始まったのがきっかけ
 ▼ 404 ニプッチ@あかいいと 16/05/24 20:47:26 ID:Q4VYFLR2 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
ついでにゲッコウガ×テールナーも貼っておく
 ▼ 405 マサラ人3◆etyxjFp636 16/05/24 23:33:33 ID:O3DWxhL6 [1/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゲッコウガ「……ゲコゲコッ(……テールナー殿。1つ宜しいで御座るか。)。」


テールナー「テッ……テナッ……//////(な……なあにゲッコウガ……急に改まって……//////)」ドキドキ……


ゲッコウガ「ゲコゲコッ……コウガ。コウガ……コガコガ……(テールナー殿……この旅が終われば、拙者たちは一度離れ離れになるで御座ろう。サトシ殿とセレナ殿の進むべき道が異なる以上、それは避けられぬ。

だがいずれ……再び巡り合える時が来る。必ずな。そうしたらその時には……そ、その……)。」


テールナー「テナ?(ゲッコウガ?)」


ゲッコウガ(いいや……今はまだ言う時ではない……。サトシ殿と頂点を極めるその日まで……この言葉は取っておくで御座る……。)


ゲッコウガ「ゲコゲコッ、コウガ!(い、いいや!何でもないで御座る!ささ、夕食も済んだことで御座るし、そろそろ寝る支度をするで御座るよ。それでは拙者はこれにて御免!)」シャッ!


テールナー「テナッ、テナテ……テーナ……(ちょ、ちょっと待ってゲッコウガ、一体何を…………居なくなっちゃった……辺りに気配もしないし……流石忍者……神出鬼没ね……。)。」
 ▼ 406 マサラ人3◆etyxjFp636 16/05/24 23:35:00 ID:O3DWxhL6 [2/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
セレナ「テールナー。ゲッコウガと何をお話ししてたの?」


テールナー「!テナ……テナテーナ(セレナ……いいえ、何でもないの。)。」フリフリ


セレナ「ふふっ、そう。それじゃあ夕食のお片付けも終わったから、今から濡れた所を綺麗にブラッシングしてあげましょうか。」


テールナー「テナッ(うん、お願い。)。」


セレナ(……まあ、さっきの2人の様子を見てたら、大体想像はつくけどね……ポケモンはトレーナーに似るって言うけど、本当だったのね……。)クスッ


テールナー「テナッ?(セレナ?)」


セレナ「ああ、ごめんなさい。さあ、向こうでやりましょうか……。」
 ▼ 407 マサラ人3◆etyxjFp636 16/05/24 23:36:37 ID:O3DWxhL6 [3/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 ワシャワシャワシャ……

セレナ「じゃあ流すわよ、ユリーカ。目をつぶって……」


ユリーカ「うん……」パチッ

 ジャ〜ッ……

セレナ「後はリンスを塗って………………もう1回流すから、しっかり目をつぶっててね?」

 ジャ〜ッ……

セレナ「……はい、水も切ったし、もう目を開けていいわよ。」


ユリーカ「ありがとうセレナ。……あ、そうだ。今日はあたしが体を洗ってあげる!」


セレナ「え、いいの?」


ユリーカ「うん!頑張ったセレナへのご褒美!」


セレナ「ふふっ……じゃあ、お願いしちゃおうかな?」


ユリーカ「よーし、ユリーカにまっかせて!」
 ▼ 408 マサラ人3◆etyxjFp636 16/05/24 23:38:39 ID:O3DWxhL6 [4/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 ワシャワシャワシャ……

ユリーカ「お客さん、痒い所とか無いですか?」


セレナ「クスッ、ありませんよ。」


ユリーカ「じゃあ流しますので、頭を倒して、しっかり目をつぶって下さ〜い。」


セレナ「は〜い。」

 ジャ〜ッ……

ユリーカ「……これでよし……じゃあ後はリンスを塗って………………………こんな感じかな?じゃあもう1回流すので、そのまましっかり目をつぶっててね?」

 ジャ〜ッ……

ユリーカ「はい、おしまい。もう目を開けてもいいですよ。」


セレナ「ありがとう、ユリーカ。」


ユリーカ「じゃあ次はお体ね。」
 ▼ 409 マサラ人3◆etyxjFp636 16/05/24 23:41:00 ID:O3DWxhL6 [5/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 ゴシッ……ゴシッ……

ユリーカ「いいなあ、セレナの足……こんなに細長くて……ユリーカも早くこうなりたいな……。」

 私は今、ユリーカに後ろから足を洗って貰っているのだが、ユニットバスである以上、浴槽の中で立ったまま、ユリーカに向かってお尻を突き出した状態で洗って貰っているので、少々恥ずかしい。

セレナ「大丈夫。ユリーカも成長すれば、ちゃんとこうなるわよ。」


ユリーカ「ほんとぉ〜?」


セレナ「ええ。本当よ。……まあ、多少の努力は必要だと思うけど……。」


ユリーカ「う〜ん…………」


セレナ「どうしたの?今度は私の胸をジッと見つめちゃって。」


ユリーカ「いや、足は兎も角、ユリーカもほんとにおっ ぱいがこんな大きくなるのかなって思って……」


セレナ(こんなってほど大きいかしら……まあ、年の割には結構大きめだとは思うけど……。)
 ▼ 410 マサラ人3◆etyxjFp636 16/05/24 23:51:00 ID:O3DWxhL6 [6/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ユリーカ「……ま、いいや。それよりセレナ、さっきの話の続きなんだけど……どうしてお兄ちゃんみたいな冴えない男の子が、ミルフィみたいなイケイケ系女子にチョコを貰えたのか知りたくない?」


セレナ(酷い言われようね……。)


セレナ「うん、教えて。」


ユリーカ「と言っても、よく考えたら説明するほどの話じゃ無いんだけどね。だって、あの口調からして普通に義理チョコだったみたいだから……っていうかミルフィが元々誰にあげるつもりだったのを考えれば、義理チョコに決まってるか。」


セレナ(まあそうでしょうね。……ってこんな言い方失礼か。)


ユリーカ「“シトロン、このチョコ貴方にあげるわ。”……なんて言うもんだから、あたしも最初はえっ!?……って思ったんだけどさぁ、直後に“他にあげたい相手も居ないし、勿体無いから上げる”って言葉を聞いてもうガッカリ(まあお兄ちゃんは相当喜んでたけど。)。

……いや、そうでもないかな。貰えないよりはマシか。だってお兄ちゃん、今まで家族以外からチョコを貰ったことない筈だから。

……そうよ!冷静に考えてみたらこれってすっっっごく大きな前進じゃない!?ねえセレナ!」


セレナ「そ、そうね……。」
 ▼ 411 クフーン@チイラのみ 16/05/25 00:01:58 ID:g1QAIK3k NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 412 ゲチック@エスパージュエル 16/05/25 00:56:14 ID:PzizfuLQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そういえばゲッコウガとテールナーって卵グループ違いで卵出来ないから子孫は残せないんだよねw
支援
 ▼ 413 ロバット@ピンクのバンダナ 16/05/25 10:12:52 ID:vhK7kHgw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>403
そういやそんなんあったね。・・・あれだけでああいう組合せが出来るのか?

>>412
とあるSSではピカチュウとテールナーが結ばれたなぁ。
ゲッコウガは・・・サトシかセレナのどちらかが同グループ雌ゲットすればいいんだがな。
 ▼ 414 ソッキー@エレベータのカギ 16/05/28 20:00:42 ID:pC.u7fy6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
保守あげ
 ▼ 415 イコウ@トロピカルメール 16/05/29 12:47:25 ID:k/ikvUIw [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
セレナはBカップくらいだろ
 ▼ 416 ルディオ@ミクルのみ 16/05/29 15:39:35 ID:k/ikvUIw [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ユリーカが悪戯でセレナのおっぱい触るんかと思ったのに
 ▼ 417 マサラ人3◆etyxjFp636 16/05/31 21:23:06 ID:crffJJr2 [1/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ユリーカ「……あ、そう言えばまだ聞いてなかったね。セレナがサトシになんて告白したのか。」


セレナ「!そ、そう言えばそうだったわね……。」


ユリーカ「ねーねー。早く教えて〜。ねーねー!」ニヤニヤ


セレナ「え、えっとね……//////」

 私は北部エリアでアルベリックたちに襲われたことを上手く隠しつつ、あの後の一連の流れを全て打ち明けた。

ユリーカ「……いいなぁ……なんてロマンチックなの……。まるでドラマみたい……。

……はあ……ユリーカにもいつかそんな素敵な人が出来るかなぁ……。」


セレナ「大丈夫よ!ユリーカは可愛いんだから、世の男の子たちが放っておくはずがないわ!」


ユリーカ「だといいんだけど……。……そうね、自分の恋愛に集中するためにも、早くお兄ちゃんのお嫁さんを探さなくちゃ……。やっぱりまずはそこからよね……。」


セレナ「ははは……(敵わないなぁ、ユリーカには。)。」
 ▼ 418 マサラ人3◆etyxjFp636 16/05/31 21:26:41 ID:crffJJr2 [2/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 翌日。私たちは朝7時に手早く朝食を済ませると、ログハウスを後にした。

シトロン「さあみなさん!次の目的地はフレイシティですよ!セレナ、3つ目のプリンセス・キー、必ずゲットして下さいね!」キラキラ


セレナ「え、ええ……頑張るわ……(昨日あれだけ落ち込んでたのに、よくここまで持ち直せたわね。ミルフィのチョコのお陰かしら。)。」


ユリーカ「……お兄ちゃん、朝からテンション高過ぎ……。」クシクシ……

 ユリーカが寝ぼけ眼を擦りながらぼやく。昨日遅くまで私と女子トークに花を咲かせていたせいだ。

デデンネ「ネネネー。」クシクシ……


プ二ちゃん「オロロ……(子供が夜更かしをするからだぞ……。)。」


サトシ「お、シトロン、今朝はいつになく元気だな!」


シトロン「はい!この通り、元気モリモリで……」キラキラ……
 ▼ 419 マサラ人3◆etyxjFp636 16/05/31 21:28:11 ID:crffJJr2 [3/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「そうか!それじゃあ、みんなで向こうの山まで競争だ!」


シトロン「え……」


サトシ「よーい……ドンッ!」ダッ!

 掛け声を上げるや否や、サトシはゲッコウガにも匹敵するくらいのスピードで走り去っていった。私もユリーカもすぐにその後を追う。後ろから「待って下さ〜い」と情けない声がしたが、それはすぐに背後の風景に吸い込まれていった。

ユリーカ「お兄ちゃん おっそ……元気モリモリじゃなかったの……?まあ、いつものことだけど……」ボソッ


セレナ「あはは……」


ユリーカ「人間にもトリックルームが使えたらいいのにね。ね、デデンネ、プ二ちゃん?」


デデンネ「ネネネー。」


プ二ちゃん「オロロ……」
 ▼ 420 マサラ人3◆etyxjFp636 16/05/31 21:29:29 ID:crffJJr2 [4/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「トリックルームかぁ……俺には一生縁の無さそうな技だな。」

 サトシはスピードを落として私たちの隣に並ぶと、そう呟いた。

セレナ「確かに……サトシのバトルスタイルに合って無さそうだもんね。」


サトシ「ああ。どっちかって言うと速いポケモンの方が俺の性に合ってるからな。流石セレナ、よくわかってるぜ。」


ユリーカ「ヒューヒュー。朝からお熱いことで。」


デデンネ「ネネネー。」


プ二ちゃん「オロロ……。」


サトシ「おいおい、からかうなよユリーカ。」


ユリーカ「だって〜、2人ともラブラブ過ぎるんだもん……。……にしてもお兄ちゃん遅いな……ねえ2人とも、私お兄ちゃんの様子を見てくるから、先に行っててくれる?」
 ▼ 421 マサラ人3◆etyxjFp636 16/05/31 21:30:30 ID:crffJJr2 [5/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「わかった。」


セレナ「じゃあまた後でね(サンキュー ユリーカ。)。」(^_-)-☆パチッ


ユリーカ「うん(気にしないで。)。」(^_-)-☆パチッ





 それから10分ほどして、私たちは森を抜け山の麓に辿り着いた。この山を越え、さらにその先にある大きな湖をグルッと回ったところにフレイシティがある。

 3つ目のプリンセス・キー……これを手に入れれば次はいよいよマスタークラスだ。エルさんとの約束を果たすためにも、必ず手に入れなければ……。

サトシ「どうした?セレナ。難しい顔をして。」


セレナ「!う、うん……ちょっと次のトライポカロンのことを考えてたの……。」


サトシ「そうか……まあ確かに緊張するよな。何せ次が決まればマスタークラスへの切符が手に入るわけだから……。」


セレナ「…………ごめんね。」


サトシ「え?」
 ▼ 422 マサラ人3◆etyxjFp636 16/05/31 21:32:33 ID:crffJJr2 [6/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
セレナ「だって昨日あれだけ貴方が励ましてくれたのに……まだ緊張しているだなんて……」


サトシ「まあそんなもんだろ。余程の余裕がない限り、全く緊張しないだなんてまず無理さ。俺だってジム戦の前に緊張することあるし。」


セレナ「サトシも……?」


サトシ「ああ。だからそういう時にはいつも自分にこう言い聞かせるんだ。
“当たって砕けろーっ”って。」


セレナ「!……当たって砕けろ…………」

 子供の頃から、ママに何度も聞かされてきたこの言葉。サトシたちとの旅を始めるまではこの言葉が嫌いだった。何故なら、どんなことも失敗するくらいなら初めからやりたくなかったからだ。

 だって失敗なんてカッコ悪いし、そこから学べることなんて何も無い。それなら寧ろ、100%成功する無難なことだけをやる方が、遥かに合理的だって……本気でそう思ってたから。

 でも今は違う。サトシたちと旅をして、色々なことを学んで、失敗しても諦めずに続けることの大切さを知った。

 だから…………今は…………







 ▼ 423 マサラ人3◆etyxjFp636 16/05/31 21:36:37 ID:crffJJr2 [7/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
セレナ「そうね!悩んでたって、誰かが代わりにやってくれるわけじゃないんですもの!今までやってきたことを信じて、当たって砕けるわ!!」


サトシ「おう、その意気だぜ!セレナ!……最も、砕けるなんてあり得ないけどな!」



 ママとサトシがくれたこの言葉が…………



セレナ「!そうだったわね!じゃあ貴方のくれたこのペンダントと、バレンタインカードに改めて誓うわ!

絶対にプリンセス・キーを手に入れて、その上でマスタークラスで優勝するぞーっ!!」


サトシ「えいえい……」


サトシ&セレナ「おーっ!!!」



 大好きっ!!…………サトシとテールナーたちの次くらいに!!

〜Fin〜
 ▼ 424 マサラ人3◆etyxjFp636 16/05/31 22:01:10 ID:crffJJr2 [8/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
あとがき


や・っ・と・終・わ・っ・た…………(よかった、ギリギリ6月に突入しなくて)。

何がバレンタインSSだよ、いつまで続いてんだ、って思ってた方は、恐らく沢山いたと思いますが、多分自分自身が一番思ってたと思います。

3つ同時連載はやっぱキツイな……映画女優も早く終わらせよう。うん。

よろしければ下記のSSもどうぞ。
 ▼ 425 マサラ人3◆etyxjFp636 16/05/31 22:02:06 ID:crffJJr2 [9/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜行事物SS〜


鏡世界のサトシの冒険 外伝 〜今日はバレンタイン!〜
(下記のURLの197〜211)

http://pokemonbbs.net/poke/read.cgi?no=25668

鏡の世界のサトシの冒険 外伝 「ホワイトデーには御用心!?」
(上記のURLの226〜275)


【ハロウィン記念 安価SS】エル「明日はハロウィンパーティーね!」

http://pokemonbbs.com/poke/read.cgi?no=183890


〜現在連載中〜


セレナ「私が……カロスの映画女優?」 完結編

http://pokemonbbs.net/poke/read.cgi?no=63834


鏡の世界のサトシの冒険 〜カロスリーグ編〜

一番上のURL
 ▼ 426 イゼル@きょうせいギプス 16/05/31 22:08:59 ID:CLvZ5WkU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
乙でした!
面白かったです
 ▼ 427 ンボラー@かいふくのくすり 16/06/01 09:21:35 ID:lRAr/yPQ NGネーム登録 NGID登録 報告
乙!
 ▼ 428 ゲボウズ@メタグロスナイト 16/06/01 20:47:25 ID:Fx3GwH9I NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
乙です!
 ▼ 429 ガエルレイド@こだわりハチマキ 16/06/02 07:47:21 ID:l5g1eDUY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
お疲れ
 ▼ 430 ックラー@どくのジュエル 16/06/02 14:52:13 ID:I1fLjWWE NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
乙です!
他に連載中のSSも楽しみにしてます
 ▼ 431 イーガ@においぶくろ 16/06/03 18:06:35 ID:gcIK.r5U NGネーム登録 NGID登録 報告
神SSあげ
乙!
 ▼ 432 ィオネ@でかいきんのたま 16/06/14 21:43:01 ID:kSEa3s16 NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
乙!
出来ればまた新シリーズ読みたい
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