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レッド「メガシンカ……か……」

 ▼ 1 クシー@とんでもこやし 16/08/02 18:40:37 ID:Z5Tze6ec NGネーム登録 NGID登録 報告
……カントー地方とジョウト地方を繋ぐ巨峰"シロガネやま"。

そこは、屈強なポケモンばかりが生息する危険地帯。

余程の強者か物好きかでなければ、そこに足を踏みいれる者はいない。

「……………………」

……言葉なく雲を"見下ろす"少年がいた。

その少年が今立っているこの場所は……。

……シロガネ山の、山頂。

「……………………」

「ピカピッ」

「……………………」

少年は、肩にちょこんと乗ってるピカチュウのでこをすりすりと撫でる。

少年もピカチュウも、ダイヤモンドダストが舞うこの極寒の地に非常に慣れている様子であった。

もう数年はそこで過ごしているかのような……そんな貫禄さえ感じる。
 ▼ 961 ガカイロス@ゴスのみ 16/09/29 18:26:50 ID:gTE.dEe6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
やはりメレシーがフェアリー枠か
 ▼ 962 ラチーノ@スペシャルガード 16/09/29 23:15:02 ID:Ozl2as7Y NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
2スレ目立てたら
うらる貼ってくださいね
 ▼ 963 mTQB7XkZdk 16/09/30 01:29:07 ID:Qilrznfw [1/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
レッド達の足取りは疲弊により若干遅くなってはいるものの、それでも確実に、洞窟の入り組んだ道のりを登っていた。

「……そういえば」

ふと青年は、何かを思い出したようなハッとした表情を浮かべ、歩みの途中で立ち止まる。

「ん?」

「ピカ?」

レッドも一旦足を止め青年に何事か聞くと、彼はこう答えた。

「いや……コイツにはもう一人、女の仲間が居たのを思い出してさ」

"コイツ"とは、今まさに青年が肩に担いでいるハンターのことだ。

このハンターにはまだ、別の仲間が居るらしく。

しかし、あの時最深部でレッド達がハンターと出くわした時には彼は一人であった。

その事から考えると、推測できることは……。
 ▼ 964 mTQB7XkZdk 16/09/30 01:29:54 ID:Qilrznfw [2/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
「もしやハンター達は、手分けしてディアンシーを探していたのか……?」

「となると、あの女にディアンシー達の住処がバレたら大変なことに……!」

と、青年はそんな嫌な予感を唐突に感じ、思わず不安を募らせてしまう。

青年が憂うのに対しレッドは、こう述べた。

「でも、こっちだって手分けをしたんだ」

「もしかしたら、グリーンかコルニがその仲間とやらと遭遇して、とっくに倒してくれているかもしれない」

「とにかく、ここまで上がってきた以上はそれを信じて、まずは外に出て確認してみなくちゃ」
 ▼ 965 mTQB7XkZdk 16/09/30 01:30:22 ID:Qilrznfw [3/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
レッドのその言い分は最もであり、そして的中していた。

レッドが"もしかしたら"と仮定したことは、先刻に実現している。

そう……青年が言った女ハンターは、グリーンとサザンドラの活躍によって既に倒されているのだ。

つまり、敵はとっくに全滅状態。

よって本来ならば、もう敵襲に関しては心配要らないのだが、このような洞窟の中では連絡手段が無いので、それを知る術もまた然り。

どの道彼らは、一旦外に出てみる他無いのだ。

「……分かった」

「うん」

青年の了解を得て、再び歩き始めるレッド達。

出口へ向けて、着々と鏡の道を進んでいった……。
 ▼ 966 mTQB7XkZdk 16/09/30 01:30:50 ID:Qilrznfw [4/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
…………

……


……洞窟にて、少女とポケモンは夢の中であった。

「……すぅ……」

「……くわぁ……」

コルニとルカリオである。

彼女達は未だ、ハンターが放った網の中に幽閉されていた。

互いの頬には、涙が滝のように流れた赤い痕があり、それは二人の苦辛と悲哀の痛ましい記憶。

死への恐怖に苛まれ、孤独の辛さに虐げられ、声を枯らすほどに泣きじゃくり。

「……んぅ……」

その末に、ついに疲労困憊の状態にまで陥り、そしてそのまま眠りについてしまっていたのだ。

「……うぅ」
 ▼ 967 mTQB7XkZdk 16/09/30 01:31:21 ID:Qilrznfw [5/11] NGネーム登録 NGID登録 報告


「……レッド……」


金色に力なく垂れ下がる髪の毛の裏、安らかに閉じられた彼女の瞼。

そこには既に生気が無かった。

が、しかし、"彼"の名を紡ぐ彼女の唇に込められた願いは、未だ死んではいない。

コルニは意識を遠く彼方に喪失してしまっていても、それでもまだ信じていた。

"彼"が自分達をきっと助けに来てくれることを。

そして、その切望は____

「____ッ」
 ▼ 968 mTQB7XkZdk 16/09/30 01:32:31 ID:Qilrznfw [6/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
「コ……コルニッ!?」

「ルカリオッ!?」


____時の経過の果てに、ついに現実となる。

突如としてコルニ達の前に現れたこの人影こそが、コルニが心から会いたかった待ち人。

レッドだ。

「……ッ!」

地に倒れこみ、ひどく衰弱した様子であったコルニとルカリオ。

その悲惨な光景を、レッドは帰りの道中にて偶然目の当たりにした。

すると彼は瞬間、全力で彼女達のもとへと駆け抜けていく。
 ▼ 969 mTQB7XkZdk 16/09/30 01:32:57 ID:Qilrznfw [7/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
「あ、あれは……!」

彼に同行していた青年もまた、コルニ達に気づいた。

見ると彼女達は網に捕らわれていて。

そして、アレが誰の仕業なのかを青年は瞬時に悟った。

「……コイツッ!」

青年が肩を貸すこの男、ハンター。

もしくは、彼の相棒である女ハンター。

あんな網の兵器を携帯していて、かつそれを人に投げるような非道な輩は、この洞窟では連中以外に考えられない。

「この外道共がッ!」

青年は激しい怒りに拳を震わせ、今すぐにでも殴ってやろうかと身構えた、が……。
 ▼ 970 mTQB7XkZdk 16/09/30 01:33:28 ID:Qilrznfw [8/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
「……っ」

……いくら彼らが鬼畜だからといって、無抵抗の相手を殴る真似など、正々堂々とした性格の青年にはできなかった。

「…………」

「……コルニさんとルカリオ、大丈夫かな」

一旦拳を引っ込めて冷静になり、改めて前方に目をやる青年。

その視線の先には、今もなお気絶しているコルニとルカリオと。

それに寄り添い、必死に彼女達に呼びかけるレッドの姿があった。

「大丈夫かコルニッ!?」

「しっかりするんだルカリオッ!」

「ピカピカ!?」

大声で叫びながら二人の体を揺さぶってみたりして、目を覚ますよう何回も訴えたが、コルニ達からの返事はなかった。
 ▼ 971 mTQB7XkZdk 16/09/30 01:33:53 ID:Qilrznfw [9/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
「……ッ」

一瞬、"死"という一文字が彼の脳裏を過る。

しかしレッドはそれを、首を横に振って払いのけ。


「……今、助けるからな」


最後まで希望を捨てず、救助を試みた。

まずは、彼女達を束縛するこの網を解いて。

「ルカリオのボールは……これか」

「一旦戻ってくれ、ルカリオ」

コルニの側を転がっていたモンスターボールに、瀕死のルカリオを収納し。
 ▼ 972 mTQB7XkZdk 16/09/30 01:34:27 ID:Qilrznfw [10/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
「……っ」

コルニの後頭部を右手で、両足の間接を左手で優しく抱いて。

そして、一気に彼女の全身を持ち上げ____


「____ふっ!」


____"お姫様抱っこ"を、した。

「なっ!?」

この大胆なレッドの行動に、青年は思わず頬を赤く染めて驚いてしまう。

しかしレッド自身は至って真面目であり、コルニとルカリオを助けたいが一心だ。

間違っても下心など無い。
 ▼ 973 mTQB7XkZdk 16/09/30 01:42:48 ID:Qilrznfw [11/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
よってレッドは、青年の動揺など知る由もなく。

「……ここから少し急ぐ」

「君も、しっかりついてきてくれ」

彼の方へと顔を振り返らせそう言うと、レッドは再び前を向いて、コルニをお姫様抱っこをしままま洞窟を突っ走って行った……。

「……アイツ、すげぇな」

青年はそんなレッドに少々形無しになりながらも、レッドの後に重荷を抱えて続いた。

そして、レッドの胸に収まるコルニの小顔。

その表情は____

「……レッド」

___穏やかな休息に、身を委ねていた。
 ▼ 974 スゴドラ@ドリームボール 16/09/30 04:50:53 ID:.oUaXAJU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
よかった……コルニ助かって…………支援
 ▼ 975 バニア@タブンネナイト 16/09/30 12:27:31 ID:MaZSWitE NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 976 ラマネロ@ゴージャスボール 16/09/30 17:55:03 ID:BEdSo2C. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
これは完結させてくれるやつだよな信じてるよ…
 ▼ 977 mTQB7XkZdk 16/10/01 01:17:10 ID:YWwDfcZ. [1/13] NGネーム登録 NGID登録 報告
…………

……


____ここは"11番道路"。、映し身の洞窟の入り口。

山岳地帯の空は、既に闇夜が一面を覆い尽くしていた。

現在時刻は午後七時。

そろそろ夕御飯の頃合いかな?というところである。

「……ふぁ〜あ」

一つ吹かれた眠たげなアクビ。

橙色の髪を夜風になびかせ眠気に堪えるこの少年……グリーンは、山の絶壁に一人背を預けていた。

「……あの、グリーンさん?」

と、そこへ彼に話しかけてきたのは、青い制服に身を包んだ女性の警官……通称、"ジュンサー"。

ジュンサーは路肩にパトカーを止めており、何やら、誰かを待っている様子であった。
 ▼ 978 mTQB7XkZdk 16/10/01 01:17:40 ID:YWwDfcZ. [2/13] NGネーム登録 NGID登録 報告
赤いパトライトの光がクルクル回って夜道を灯台のごとく照らす中、グリーンはジュンサーの呼びかけに答える。

「何か?」

「かれこれ3時間近く待っていますけど……」

「本当に、犯人のもう一人の仲間を貴方のご友人がお連れになるんですか?」

ジュンサーは、この気の遠くなるように長い待ち時間にほとほと困っていた。

グリーンはあの時、洞窟で女ハンターを倒し拘束した後、洞窟から出てすぐに警察を呼んで彼女を連行してもらったのだが……。

『もう一人の犯人も直に来ると思うので、一台は残して待っていてくれませんか?』

『はぁ……分かりました』

……その会話から、既に三時間。
 ▼ 979 mTQB7XkZdk 16/10/01 01:18:24 ID:YWwDfcZ. [3/13] NGネーム登録 NGID登録 報告
夕陽は西に落ち、月が東から顔を出し、コオロギの鳴き声が耳を癒し始める時間帯だ。

にも関わらず、グリーン並びにジュンサー達が待ちわびている人物は未だ一向に現れる気配が無い。

だが、グリーンは……。

「アイツらはきっと、犯人を捕まえてここまで来ます」

「どうか、もう少しだけ待っていてください」

……深々とジュンサーに頭を下げて、懇願した。

「ですが……」

ジュンサーとて、グリーンの気持ちを汲んでやりたいのは山々だ。

しかしこうも待機が長くなると、そろそろ時間の融通が効かなくなってくる。

彼女の警官としての職務上、粘りの限界は近い。

持ってあと数分……と言ったところか。
 ▼ 980 mTQB7XkZdk 16/10/01 01:18:54 ID:YWwDfcZ. [4/13] NGネーム登録 NGID登録 報告
(何をやっているんだ……レッド、コルニ)

(早く来ねぇと、ジュンサーさんが行っちまうだろ……!?)

グリーンも、ジュンサーに対しては平静を装っているが、内心は酷く焦っていた。

レッド達の事を信じていないわけでは無いが、このままだと本当にジュンサーが耐えかねて行ってしまう。

……いや、例えそうなったとしても、レッド達がハンターを連れてきたらまた彼女を呼べば良い話、ではあるのだが。

(このタイミングで連れてきてくれないと、後でもっかい通報するのはちょっと気まずいんだよ……!)

グリーンは、そんな然程どうでも良いようなことを必要以上に気にしていたのであった。

まあ確かに、一回ジュンサーを本署に帰した後でまたこちらへ呼び戻すのも少々気が引ける。

"どうせすぐ来るだろ"と高を括っておきながらジュンサーを待たせた挙げ句そのザマでは、彼のプライドが音を立てて砕け散るというもの。
 ▼ 981 mTQB7XkZdk 16/10/01 01:19:29 ID:YWwDfcZ. [5/13] NGネーム登録 NGID登録 報告
しかしだからといって……。

(お願いだぁ神様、俺に恥をかかせないでくれぇ……ッ!)

……ここまで必死に天に頼み込むこともあるまい。

「……取りあえず、今日のところはここで引き上げます」

「なので、また犯人の確認が取れたら110番でお知らせを……」

と、ジュンサーがその言葉を皮切りに踵を返そうとした瞬間。

「待ってくれぇッ!」

「ひっ!?」

グリーンがジュンサーのか細い手をグイッと掴んで、彼女を強引に引き止めた。
 ▼ 982 mTQB7XkZdk 16/10/01 01:19:59 ID:YWwDfcZ. [6/13] NGネーム登録 NGID登録 報告
「もう少しだけで良いから待ってくれないか!?」

「は、放して下さい!公務執行妨害で逮捕しますよ!?」

「そこを何とか!」

ついに泥沼化するグリーンとジュンサーのやり取り。

もうこの地点でグリーンには既に恥も外聞もクソも無い気がするが……。

……果たしてこのままグリーンは、道半ばにして無念にも手錠をかけられてしまのか。

と、そこへ。


「おーい!グリーン!」


……洞窟の中から、一つの声が飛び出してきた。
 ▼ 983 mTQB7XkZdk 16/10/01 01:20:28 ID:YWwDfcZ. [7/13] NGネーム登録 NGID登録 報告
「!!」

"待ってました!"と言わんばかりに目の色を変えて振り向くグリーン。

そして、そこにやって来たのは。

「ハンターを連れてきたぞー!」

今回の事件の犯人であるハンターを意気揚々に担いだ青年と。

「……グリーン、お待たせ」

……コルニをお姫様抱っこしながら真顔で颯爽と参上したレッドであった。

「おお……レッド!コルニ!お前も!」

「よく戻ってきてくれた!」

レッドとコルニのあの目を疑うような光景は一旦ともかく、これで何とか首の皮一枚繋がった。

「……どうやら、来てくれたみたいですね」

ジュンサーも、やれやれと一息つく。
 ▼ 984 mTQB7XkZdk 16/10/01 01:20:57 ID:YWwDfcZ. [8/13] NGネーム登録 NGID登録 報告
「コイツが犯人のハンターです」

やがてジュンサーのもとまで足を進めた青年が、ハンターを彼女に引き渡し。

「分かりました、では……」

ジュンサーは腰回りのポケットから手錠を取り出して、ハンターの両手を鉄の鎖で繋ぎ止めた。

これで、ハンターはめでたく御用。

事件解決だ。

「女の方のハンターは、俺が捕まえといたぜ」

「そうか……良かった」

グリーンからの喜ばしい通達も受け、青年はここでやっと安心し胸を撫で下ろした。
 ▼ 985 mTQB7XkZdk 16/10/01 01:22:42 ID:YWwDfcZ. [9/13] NGネーム登録 NGID登録 報告
ハンターを支えていた肩がようやく空いたこともあり、力が一気に抜けたのか、腑抜けた表情で夜空を見上げる。

「……」

数秒思いを馳せた後、彼は再び前を向いて……。

「……本当にありがとな」

「レッド、グリーン」

「そして……コルニさん」

……改めて、心からありったけの感謝をレッド達に届けた。

「全くだぜ、俺達はこんな遅くまで付き合わされたんだからな」

しかしそれに対してグリーンは、無粋な憎まれ口で返す。

というか、ジュンサーを三時間以上付き合わせた彼自身はその台詞をどの口で言うのか。
 ▼ 986 mTQB7XkZdk 16/10/01 01:23:10 ID:YWwDfcZ. [10/13] NGネーム登録 NGID登録 報告
「おい、グリーン!」

そんな彼の言動を怒りで咎めるレッド。

「じょ、冗談だっての」

その凄まじい剣幕にグリーンは思わず後ずさる。

しかし、そのレッドの一喝以上に彼の気を惹いたのは、やはり……。

(……なんでレッドの奴、コルニをお嬢様抱っこしてるんだ?)

……洞窟から出てきた時からずっと目の当たりにしている、まるで執事と令嬢のようなレッドとコルニだった。

(何が……ナニがあったんだ、お前ら)

心の声を大にして口に出したかったグリーンであったが、あんな真剣な表情のレッドにそんなことを聞くとまた更に怒られそうだ。

なのでグリーンは考えるのを止めて、ここを去りゆくパトカーを静かに見届けることにする。
 ▼ 987 mTQB7XkZdk 16/10/01 01:23:49 ID:YWwDfcZ. [11/13] NGネーム登録 NGID登録 報告
「……」

ピーポー、ピーポー……サイレンの音が静寂を突き破って、夜の彼方へと消えていった。

ハンターを乗せたパトカーが見えなくなったところで、一同は暫く沈黙に浸る。

「……」

「……そうだ」

その最中、最初に口火を切ったのは青年であった。

「?」

二人は同時に青年へ顔を向ける。

青年は言葉を続けた。

「今日はもう暗いから、ウチに泊まってくと良い」

「お礼と言っては何だけど、ご馳走を振る舞うよ」
 ▼ 988 mTQB7XkZdk 16/10/01 01:24:14 ID:YWwDfcZ. [12/13] NGネーム登録 NGID登録 報告
せめてもの細やかな報酬として、彼は提案した。

"ご馳走"……そういえば、昼からずっとご飯を食べていない気がする。

グゥゥゥ〜……思い出した途端に、腹の虫が鳴り始めた。

「……っ」

二人は顔を赤らめ、止まぬ食欲を恥じながらも。

「……じゃあ、お言葉に甘えるよ」

「ああ!」

……今夜一晩、彼の家に厄介になることにした。

今宵もまた、素晴らしき星々の瞬きが照らせし情景。

セキタイタウンの疎らに光が灯る町並みを見下ろしながら、レッド達は11番道路の斜面をのんびりと下って行った……。
 ▼ 989 mTQB7XkZdk 16/10/01 01:26:44 ID:YWwDfcZ. [13/13] NGネーム登録 NGID登録 報告
ディアンシー編が終わりキリが良いので、この辺で次スレに続きたいと思います。

スレを立てたらここにもURLを貼っておきます。

ここまでの沢山のご支援、本当にありがとうございました。
 ▼ 990 カグース@ピーピーエイダー 16/10/01 01:29:57 ID:yYMZbW1I NGネーム登録 NGID登録 報告

あんまりレスしないほう良いかな
 ▼ 991 ックラー@ゴーストジュエル 16/10/01 07:32:00 ID:WqfuaNl. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

次のスレでも支援するぜ
 ▼ 992 ッポ@マゴのみ 16/10/01 07:46:02 ID:EeJD0Dkk NGネーム登録 NGID登録 報告

続きも期待してる

コルニは寝たままののかな?
 ▼ 993 ンドロス@デボンのにもつ 16/10/01 08:30:29 ID:TRUZ.VEc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 ▼ 994 ュウツ一◆rxHFLaa3ws 16/10/01 11:35:45 ID:VrlHfol6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

続きも楽しみにしてます
 ▼ 995 ロリンガ@ライトストーン 16/10/01 16:17:27 ID:bPKewP5U NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

応援してます
 ▼ 996 ャーレム@チイラのみ 16/10/01 16:18:19 ID:p5pMtnTY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
乙!
 ▼ 997 ポッコ@フレンドボール 16/10/01 16:48:31 ID:SE6jqHmo [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 ▼ 998 イナン@かくとうジュエル 16/10/01 16:48:59 ID:SE6jqHmo [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
次も楽しみにしている
 ▼ 999 ロストロトム@ラブラブボール 16/10/01 16:49:28 ID:SE6jqHmo [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
文章力アリスギィ!
 ▼ 1000 ンドパン@リバティチケット 16/10/01 16:49:51 ID:cptdsjiU NGネーム登録 NGID登録 報告
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