ガブリアス「フライゴン先輩ｗｗｗｗｗ強化もメガシンカもなさそうっすねｗｗｗｗｗｗｗ」

フライゴン「…悪いけどこれからメガヤンマ君とデートだから邪魔しないで」

ガブリアス「えっ」

って感じのss誰かかいて

>>30
デート後見たい

>>30
おいィ！？
諦めんなよォ！！
成功するまで失敗し続けろよ！！！
失敗して経験値稼げよォ･･･、頼むよォ･･･！！（無理にとは言ってない）

文才あるな

>>30
頑張ってほしいです！
ガブフリャメガの関係がどうなるかも見たいっす！

デートスポット（出来れば無料で入れるとこなら）を提示してくれたら考えられる……かも
（ギブ宣言した後戻って来てくれの声に釣られて再開したら支援クレクレにしか見えないんだよな……）

>>37
カラオケやボーリングみたいな有料スポットしか思いつかない非力な俺を許してくれ

>>37
よっしゃキタコレ！！！！

貧乏臭いけど途中改札通らずに乗った駅と同じ駅で降りるとかでプチ旅行気分とかかな？

公園とかどうすか
でかいやつなら内部に湖やカフェもあるし、ベンチに座ってる男女ペアなんかもたまにみかけるし

>>37
例えば高い橋の上
現実で言えば東京ゲートブリッジ
少しヒヤリとするかもしれないけど飛べる二人というか二匹には関係なし、綺麗な景色を楽しめます



…え？普通に飛べばんなもん見れる？

美術館や博物館って場所によって無料の時ない？

単純に砂のある場所も面白そうだ

http://www.enjoytokyo.jp/date/detail/609/?__ngt__=TT0c7394a76001ac1e4a0f29SoiHz-C8lJmv0kxS8w7qlw
参考になるかわからんが
しかしなぜメガヤンマというチョイスなのだろう

なるほど……
しばらく構想を練ります（書けるとは言っていない）

うららかな秋の日差しの中、2匹は近所にある、大きな公園に来ていた。

それを尾行する俺にも、日差しは平等に降り注ぐ。

皮肉な程に暖かな光の下、木陰に隠れながら2匹の様子を窺う。


フライゴン「綺麗……」

アゲハント「ホントだよね」


2匹が見詰めているのは、木の上方。

深紅に染まった楓の葉だ。

つまるところ、紅葉狩り。

彼らは、ただその絶景を眺めていた。


アゲハント「だけど……君も負けずに綺麗だよ」

フライゴン「えーっ？　さすがにそれはおだてすぎよ。褒めても何も出ないよ？」

ガブリアス（き、気障ったい！）


俺もこんな風に言えたら、フライゴン先輩の前で物怖じしたりせずに済むのだろうか。

木陰から2匹を眺める俺は、傍から見て、いや、自分から見ても、酷く不格好だ。

それでも、どうしてか、足は止まらない。

見れば見る程、苦しくなるのはわかっている。

わかっている、はずなのに。

2匹は公園の中にあるカフェに入った。

さすがに店内に入る訳にも行かず、そのカフェの中を見られるようなベンチに腰掛けて、様子を窺う。

と、不意に、メガヤンマがこっちを見た。

慌てて逸らし、俺は気付かないふりをする。

情けなかった。

悶々と、それでも俺は尾行を続けた。

気配を隠しながら、意中のヒトが知り合いと交流を深めていくのを傍観する。

そんな苦痛な時間を過ごしていると、いつの間にか日が沈み始めていた。

秋の日は釣瓶落とし、昼が終わるのも、だいぶん早まって来ている。

2匹は、最初の公園の、その中でも特に人気（ひとけ）のない場所にやって来た。

もちろん、メガヤンマのリードによるものである。


ガブリアス（なんでわざわざ戻って来たんだ？）


そんな心中の疑問に答えるかのように、声が聞こえた。


メガヤンマ「いるんだろ、ガブリアス」

このメガヤンマはお見通しですわあ

俺は、絶句して、その身を2匹の前に現した。


ガブリアス「……バレてた、のか」

メガヤンマ「なんかいるなとは思ってたんだが、カフェで完全に気付いた。

　　　　　　　っつーか、お前が来るのは、初めから知ってた」


理解を超えた発言の内容に、今度こそ俺は凍り付く。

氷なんて、縁起でもない。俺の4倍弱点だ。

それを突かれたぐらいの衝撃だ。


ガブリアス「初めから、わかってた、だと？」

メガヤンマ「お前は、フライゴンの事がす――」

ガブリアス「わーわーわー！　お前、何言いやがる！　本人が目の前にいるってのに！」

メガヤンマ「ふっ、ふふ、はは、ハハハハハ！」


唐突に笑い始めたメガヤンマ。

何が何やらわからなくて、俺は立ち竦んだ。

アゲハントはどこから出て来たのだろうか

メガヤンマ「あー、愉快、愉快！　お前、自らの想いポケが、操られてる事にも気付いてなかったのかよ！」

ガブリアス「な、なん……だと？」


操る。そんな単語が耳の上を滑り、右から左へと通り抜けていく。

それをなんとか手繰り寄せ、俺は問い返した。


メガヤンマ「おいおい、本気で気付いてなかったのかよ」

ガブリアス「な、なんでそんな事をしたっ！」

メガヤンマ「お前さぁ、覚えてない訳？　昔、俺に何言ったのか。

　　　　　　　これはな。












　　　　　　　復讐だよ」

>>51
アゲハン取りはＮＧ

>>51
あっ、しまったすまぬ

メガヤンマじゃ厳しいんじゃねと思って書き直したんだがやっぱメガヤンマで行けると思い直してそのままにしたんだが、戻すのを忘れていた

脳内補完でメガヤンマに戻してください
よろしくお願いします

支援

ガブリアス「……」


俺は、過去の事を思い返していた。

復讐。俺は、こいつに、何を言った？


メガヤンマ「お前、他の奴らが傷ついてんの、気付けよ。

　　　　　　　お前の何気ない嫌味が、どんだけ他人を傷つけてるのか、知れよっ！」

ガブリアス「なっ……」

メガヤンマ「ちょっとばかし腕っぷしが強いから、何だ。

　　　　　　　努力もしないで、才能だけで……」


涙声で俺を問い詰めるメガヤンマ。

心当たりは、あった。

あり過ぎる程、あった。

ゲスヤンマだったでござる

>>7
○＝刺？

ガバイト『どうせお前ごときじゃ、一線級の戦いなんて無理だろうなぁ

　　　　　　　せっかく厨特性の加速なんてもらっておいて』

ヤンヤンマ『ぐぬぬ……』


ガブリアス「俺の、俺の言葉は……そんなにも、ヒトを……」


メガヤンマの叫びは、ひたすらに俺をなじった。

俺は、やっとの事で、声を絞り出す。


ガブリアス「なら、なんで、先輩を操ったり……。もっと、もっとやり方はあったはずだろ！」

メガヤンマ「お前にはわかんねえだろうがなぁ、それほど出来る事なんて多くねえんだよ。

　　　　　　　努力して努力して、それこそ血の滲むような努力をして、ようやっと陸上という道を見付けたんだ。

　　　　　　　それなのに、お前は、人気だ。いくら俺が人気になろうと、お前には追い付けない。

　　　　　　　だったらもう……こんな風に、するしかねぇじゃねぇか……」

嫌味を言われたのがアゲハントの予定だったことを考えると泣ける

>>58
○＝拐

メガヤンマ「お前の好きな奴を催眠術で操って、お前に見せ付ける。

　　　　　　　このぐらいしか、俺には出来ねぇんだよ……」


今度こそ、俺は何も言えなかった。

俺が、悪いのか。

生まれついてのエリートを約束されている、ガブリアスだから。

俺が、俺が……。


ガブリアス「……ごめん、俺が悪かった」


言葉が、堰を切って溢れ出した。涙が、どうしようもなく、滴り落ちる。


ガブリアス「ごめん、本当に、ごめん、先輩、メガヤンマ、俺、傷付けた……俺が、俺が……」

フライゴン「いいよ、ガブリアス君」

唐突に、フライゴン先輩が、声をあげた。


フライゴン「わかってるよ、全部、わかってる。あなたは、素直になれないんでしょ」

メガヤンマ「ど、どうして……。催眠術をかけたはずじゃ……」

フライゴン「ごめんね、私、冷静な性格でさ。渋い味が好みなの。だから、毎朝カゴジュースを飲んでる。眠気覚ましにも最適だしね。

　　　　　　　まさか、催眠術を跳ね返す事になるとは思わなかったけど」

ガブリアス「せ、先輩……」

フライゴン「ねえメガヤンマ君。許してあげよう？　ガブリアス君も、謝ってるからさ」

メガヤンマ「でも、それじゃあ、俺って……。泣くなよ、泣くなよガブリアスっ！

　　　　　　　お前に泣かれたら、俺、バカみたいじゃねえかよ……。

　　　　　　　ただの、ピエロじゃねえかよお……」

支援

特性鮫肌って奴か

そんな一幕から数十分後。

メガヤンマは、「次は、タイマンでお前をぶっ潰してやるからな！」と叫んで、去って行った。

俺も、小さく答える。


ガブリアス「いつでも、いつでも受けて立つ。もっとも、負けねえけどな」


そんな呟きを聞いたのかは知らないが、先輩は俺に向かって言った。


フライゴン「……ねえ、どうして私がメガヤンマ君のお芝居に付き合ったか、わかる？」

ガブリアス「……そう言えば、なんでですか」

フライゴン「あなたに、謝って欲しかったのは、メガヤンマだけじゃない。

　　　　　　　あなたは、たくさん傷付けた。

　　　　　　　それに気付いて欲しかった。

　　　　　　　あなたが私の事を好きなのは、知ってたよ。

　　　　　　　だけど、ごめん。まだ、あたしは、あなたを好きになれない。

　　　　　　　もっと、あなたが、これからみんなに優しくしてくれたら……考えてあげてもいいかもね」

ガブリアス「……え？」

問い返そうとした俺を遮るように、フライゴンは「じゃあね」と笑って、飛び去った。

綺麗な満月が浮かんでいる。

昼が終わり、夜が始まっていた。


ガブリアス「……ありがとうございます、先輩」


俺は、いつしかそう呟いていた。


完

うん、乗っ取りって難しい
自分でゼロから考えてる訳じゃないから種族の齟齬も起きるしさぁ……

アゲハント好きな方には大変申し訳ない事をしました
当SSはこれにて完結です

乙！良作だった！

乙です
フライゴンいい奴だった

お疲れ様っす
フライゴン可愛い

乙！