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SS

【SS】ポケットモンスター外伝3.5

 ▼ 1 1◆v1GnTfaqxg 16/11/10 08:57:50 ID:NMArlRmU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
前回の3ではシリアス展開を書きましたが……やっぱり自分にはシリアスは似合わない……と言うことで今回はゆるーい番外編を短めに…

↓前作URL

外伝
http://pokemonbbs.com/sp/poke/read.cgi?no=425114

外伝2
http://pokemonbbs.com/sp/poke/read.cgi?no=430226

外伝3
http://pokemonbbs.com/sp/poke/read.cgi?no=435716
 ▼ 87 ョボマキ@ポイントカード 16/11/12 19:54:38 ID:Sc/bqRPw NGネーム登録 NGID登録 報告
やっと追いついた
支援
 ▼ 88 1◆v1GnTfaqxg 16/11/12 22:10:11 ID:sasH/BHc [1/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
お待たせしました再開します
 ▼ 89 1◆v1GnTfaqxg 16/11/12 22:13:15 ID:sasH/BHc [2/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
5.さらば山崎



山崎は街を走り続ける……

山崎「もう少しや…時間はない!」

街の一角……なにやら騒がしい場所目指して山崎は走った。

 ▼ 90 1◆v1GnTfaqxg 16/11/12 22:24:31 ID:sasH/BHc [3/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
山崎「……着いた……ここや…」

山崎の目の前にはさっき見た光景と同じような光景があった……


一軒の家が燃えていて…その前に一組の家族がいる……その周りには騒ぎを見にきた一般人が溢れていた。


少年「誰か!誰か助けてぇ!!わいのブイ助がまだあん中におるんや!」

泣き叫ぶ少年の肩を消防士の一人が叩いた。

消防士「すまないが……こんな火の中じゃ……もう…」

少年「いやや!いややぁ!」

少年は泣き崩れた。

少年の母や父も少年を励ました。

母親「仕方ないわよ…」

父親「またポケモンの一匹くらい買ってやるから…」


 ▼ 91 1◆v1GnTfaqxg 16/11/12 22:27:18 ID:sasH/BHc [4/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
それを聞いた山崎は震えた。

山崎「友達に……友達に代わりなんておらへんのや……仕方ない?そんな事言ってる暇あんならポケモンの一匹くらい助けてみい!」

山崎は人混みをかき分け火の中に飛び込んだ。

観衆「!?」

一般人「今なにか火の中に飛び込んで行ったぞ!!」

消防士「ばかな……何かの見間違いだろ!それより消防車はまだか!!」

 ▼ 92 1◆v1GnTfaqxg 16/11/12 22:32:57 ID:sasH/BHc [5/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
家の中…


山崎「どこや!ブイ助!!」

山崎は記憶を頼りに炎に包まれた廊下を抜け…火の粉が降る階段をのぼり…自分の部屋へと向かった。


山崎「ここや!」

山崎は部屋の扉を開けた。

バンっ!

山崎「ブイ助!!」

その声に反応してどこからかカタカタと音がした。

机の上にモンスターボールがあった
 ▼ 93 1◆v1GnTfaqxg 16/11/12 22:40:54 ID:sasH/BHc [6/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
山崎は机の上にあったモンスターボールを手に取った。

中にはイーブイが入っている……

山崎「よかった!まだ生きとるんやな!」

山崎の目から涙が落ちてボールを濡らした。

山崎「これで……わいは…」

山崎はボールの上からイーブイを撫でた。

イーブイは不思議そうな顔をして山崎を見た。

イーブイ「君は?」

山崎「……わいか?……わいはただの通りすがりのポケモンや。それよりブイ助……歯ぁくいしばれぇ!!」

山崎は窓から少年目掛けてボールをぶん投げた。

イーブイ「どうして僕の名前を……っ!?」

イーブイはその時確かに感じ取った…

彼の目の前にいたのはご主人だと……ポケモンの姿をした……彼の大好きな……

イーブイ「……久ちゃん?」

その声が山崎に届いていたのかはわからないが山崎は笑っていた。
 ▼ 94 1◆v1GnTfaqxg 16/11/12 22:44:30 ID:sasH/BHc [7/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
家の外…


少年「ブイ助ぇ!!」

母親「泣かないで…久助…」

少年の頭にボールが当たった。

ゴン!

少年「いてっ!」

父親「こ、これは!!」

父親はボールを拾い上げて中を見た。

父親「おい!久助!これ、ブイ助が入ってるぞ!!」

少年「え?」

少年がボールを父親から引ったくりスイッチを押すと、ボールの中からイーブイが飛び出した。

少年「ブイ助や!ブイ助が帰ってきた!!」

少年はイーブイを抱きしめた。
 ▼ 95 1◆v1GnTfaqxg 16/11/12 22:50:04 ID:sasH/BHc [8/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
観衆から声があがった。

観衆1「よかったな!ぼうず!」

観衆2「感動したわ!」

観衆3「これはいい記事が書けそうや!」

少年「もう離さんからな!ブイ助ぇ!!」

少年はイーブイを強く抱きしめた。




山崎はもう一人の自分の姿を部屋の窓から見ていた。

山崎「これでええんや……」

その時、山崎の背後の壁が崩れ落ちた。

ガラガラガラ……

山崎「じゃ、わいも脱出や!!」

山崎は崩れ落ちて出来た穴から飛び出すと街外れの森まで歩いていった。
 ▼ 96 1◆v1GnTfaqxg 16/11/12 23:05:17 ID:sasH/BHc [9/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


ウバメの森……


山崎「ぐ……体が…重い…」

山崎は息を切らせながらヨロヨロと歩いていた。

山崎「……もう…あかんわ…」

山崎は近くの大木の根元にもたれた。


その時、山崎の目の前に再びピンクのセレビィが現れた。

セレビィ「あなたなにやってるのよ!」

バシィ!!

山崎はセレビィに思いっきり頬を叩かれた。

山崎は頬をさすりながらセレビィを見た。

山崎「いたた……なんや、またお前か…」
 ▼ 97 1◆v1GnTfaqxg 16/11/12 23:12:17 ID:sasH/BHc [10/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
セレビィ「あなたこの時代の人間じゃないのね!体が消えかかってるじゃない!」

山崎の体からホタルのような光が現れては消えていく…

山崎「…噂には聞いてたが……これが消滅光か…きれいやな…」

山崎は微笑んだ。

セレビィ「っ!……あなた知ってたの?……過去を変えると…」

山崎「知っとる……タイムパラドクスってやつやろ?わいかて消える覚悟でやったんや…」

セレビィ「なんで…」

山崎は目を閉じて語り出した…

山崎「セレビィはわいの事、優しいって言ったよな……あれは間違いなんや……わいはもといた時代では悪者やった…」

 ▼ 98 1◆v1GnTfaqxg 16/11/12 23:17:33 ID:sasH/BHc [11/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
山崎「わいは…ガキの頃……丁度今日、一匹の友達を失ったんや……周りの大人はだーれも助けてくれへんかった…」

セレビィ「…」

山崎「わいはその日以来グレてしもうてな……よく街歩いとる奴らに喧嘩ふっかけてはボコボコにして金を巻き上げて……そんな生活をするようになった……そんでその強さを見込まれてデルタって企業の社長の右腕として雇われたんや…」

山崎は自分の右手を見つめた。

山崎「でもな……心の中ではずっと後悔してた……あの日ブイ助を助けれてたら……わいはこんな悪い事せんでもよかったんかなって…」

 ▼ 99 1◆v1GnTfaqxg 16/11/12 23:25:40 ID:sasH/BHc [12/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
山崎「でもその気持ちももう忘れかけてたんや……そんな時、わいはあいつに…タイムスリップしてあのイーブイに会ってその気持ちを思いだしたんや…」

山崎は右手を下ろした。

山崎「正直、イーブイとの生活はデルタとか…敵とか…そんな事から解放されて……短かったけどガキの頃みたいで楽しかった……ほんまはな?わいがイーブイを変えたんやない……イーブイが昔のわいを取り戻してくれたんや…」

山崎は笑った。

山崎「最後くらい自分に正直になれてよかったで……セレビィもありがとさん……未来は変わった……これであのわいはこんな風に苦しまんで済むんや……」

セレビィ「そんな!やっぱりあなたはいい人間じゃない!私の会ってきた中でも一番!」

山崎「お世辞でも嬉しいわ……でも…もうわいの体もあかんみたいやな……」
 ▼ 100 びぐろす◆m4VTgVW/Po 16/11/12 23:27:48 ID:DIxLSZUU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 101 1◆v1GnTfaqxg 16/11/12 23:32:41 ID:sasH/BHc [13/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
消滅光が強くなった。

山崎「悪者も消えてめでたしめでたしってな……」

山崎は激しい光に包まれた。

セレビィ「!!」

光が収まると彼の姿は無くなっていた。

セレビィ「……なにが……なにがめでたしめでたしよ!」

セレビィは目に涙を浮かべた。

セレビィ「ここにいるじゃない!悲しんでるポケモンが……!こんなのハッピーエンドじゃない!!」

セレビィは深く深呼吸した。

セレビィ「できれば私は彼を助けたい……」

セレビィは光を放った…

セレビィ「本当はこんな事、あまりしたらダメなんだけど……これは罰だから……勝手に未来を変えた罰だから!!」

セレビィは更に強い光を放った……
 ▼ 102 1◆v1GnTfaqxg 16/11/12 23:34:16 ID:sasH/BHc [14/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告






















ん?

ここは…どこや?

うぐ……体が動かへん……

って……あれ?なんでわい、生きてんのや?
 ▼ 103 1◆v1GnTfaqxg 16/11/12 23:37:51 ID:sasH/BHc [15/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
山崎は目を覚ました。

山崎は仰向けのまま辺りを見渡した。

どうやらここはウバメの森のようだ。


山崎「お天道様も登っとるし……どういう事や?確かにわいは……」

その時、遠くからこちらへ誰かが歩いてくるのが見えた。

山崎「……誰か…来る…でも動かれへん……」

誰かがどんどん近づいてくる…

山崎「っ!……あれはわいや!」

向こうから歩いてきたのは少年時代の山崎だった。

 ▼ 104 1◆v1GnTfaqxg 16/11/12 23:41:21 ID:sasH/BHc [16/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
山崎少年「あ!ポケモンが倒れとる!!」

少年とパートナーのイーブイが山崎に駆け寄った。

イーブイ「あ!この間助けてくれた…」

山崎はイーブイから目線をそらした。

山崎「…何の話や?ポケモン違いちゃうか?」

イーブイ「そ、そうかな…」

山崎少年「どうしたんや?怪我でもしたんか?お前…」

山崎「(あ、そうか……わいザングースやから人間にはわいの言葉がわからんのか…)」
 ▼ 105 1◆v1GnTfaqxg 16/11/12 23:46:41 ID:sasH/BHc [17/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その時、山崎の腹が鳴った。

ぐうぅぅぅ……

山崎少年「なんや!腹減っとんのか!なら、うちに来ぃや!今は仮のアパートやから狭いけど!」

山崎少年は山崎を担いで走り出した。

イーブイ「うちのご飯おいしいよ!」

山崎は唐突な展開に戸惑っていた。

山崎「え、ええんか?すまんな…急に……」

その時、山崎は誰かの視線を感じた。


見上げると木の上にあのピンクのセレビィがいた。

セレビィはこちらに向かって手を振っている。

山崎「なーんや…全部セレビィが……世話になったな…ありがとさん…」

山崎はそうつぶやいて静かに笑った。

山崎は山崎少年に担がれてそのままどこかへ行ってしまった。
 ▼ 106 1◆v1GnTfaqxg 16/11/12 23:48:26 ID:sasH/BHc [18/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
セレビィは微笑んだ。


セレビィ「結局あいつ、ポケモンのままだけど……めでたしめでたしっ!……かな?」




美しい空の下……彼の第二の人生?が始まろうとしていた……
 ▼ 107 1◆v1GnTfaqxg 16/11/12 23:51:40 ID:sasH/BHc [19/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
それから何年がたっただろうか……









とある道を青年が歩いている…

その時、一人のトレーナーが彼に気づき、歩み寄った。

トレーナー「ここはお前みたいな奴が来る場所じゃねぇぞ?帰んな」 

青年はニヤリとした。

青年「バカにしてもらっちゃ困るなぁ…」

青年は腰にセットされたモンスターボールをちらつかせた。
 ▼ 108 1◆v1GnTfaqxg 16/11/12 23:54:23 ID:sasH/BHc [20/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
トレーナー「……後悔してももう遅いぜ!」

トレーナーがモンスターボールに手をかけた。

青年「目と目があったら……トレーナーの基本や!」

青年は二つのモンスターボールを空高く投げた。

ボールから二匹のポケモンが飛び出した…

一匹はサンダース、もう一匹はザングースだ。



青年「いくで!ブイ助!グー助!」
 ▼ 109 1◆v1GnTfaqxg 16/11/12 23:57:52 ID:sasH/BHc [21/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その日の夜……


青年達は野宿していた…


青年「今日も勝ちまくりやったな!明日に備えてはよ寝なあかんで!じゃ、おやすみ!」

青年は二匹のポケモンにそう言うと寝袋に入った。


ブイ助「グーちゃんおやすみー」

グー助「おう」

二匹も横になった…




夜の静けさが辺りを包んでいった…
 ▼ 110 1◆v1GnTfaqxg 16/11/13 00:01:57 ID:c4TqWkUQ [1/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しばらくして…

どこからか聞き覚えのある声がした……


ねぇ…

ねぇってば!!

バシィ!!

グー助「いたっ!」

グー助の目の前にあのセレビィがいた。

グー助「おお!久しぶりやな!」

セレビィ「久しぶりにあなたに会いたくなってね…」

グー助「なんや?わいの魅力にやっと気づいたか?」

セレビィ「ば、ばっかじゃないの?」

グー助は立ち上がった。

グー助「ま、こんなとこで話すのもなんやし……散歩でもしながら話そうや」

セレビィ「そうね」

二匹は夜の森を歩き出した。
 ▼ 111 1◆v1GnTfaqxg 16/11/13 00:18:02 ID:c4TqWkUQ [2/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
森を歩く二匹…

セレビィ「で?どうなの?」

グー助「どうって…なんの話や?」

セレビィ「あれからどうだった?」

グー助「どうって……特になんもないで?でも不思議なもんやな…自分の事をこんな近くの特等席で見ることができるなんてなぁ……本当、ありがとさんやで」

セレビィ「どういたしましてって……これ罰だから!あなたが勝手に過去を変えた罰だからね!」

グー助は笑った。

グー助「それにしても…正しい道を進んだわいがここまでくるなんてな…」

セレビィ「どういう事?」

グー助「いやな……わい、バッジ八個集めて今リーグに出ようとしとるんや」

セレビィ「へぇ!やるじゃん!でもそれってあなたが強いってのもあるんじゃないの?」

グー助「どうやろな……ブイ助も強いからな……わいはもうおっさんやし……」

セレビィ「ふーん……あの子もそんなに強いんだ…」
 ▼ 112 1◆v1GnTfaqxg 16/11/13 00:24:21 ID:c4TqWkUQ [3/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グー助「それよりあれからずっと気になってたんや……セレビィ、あいつはどうなったんや?」

セレビィ「あのイーブイの事?」

グー助「せや、きっと大丈夫って思っとるけど……やっぱり不安でな…」

セレビィ「……見てみる?」

グー助「……さすが森の神様やな」

二匹は顔をあわせて笑った。
 ▼ 113 1◆v1GnTfaqxg 16/11/13 00:32:33 ID:c4TqWkUQ [4/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
未来……




イーブイ♀「行ってきます!」

イーブイ♀は豪邸の扉を開けて外へと飛び出した。

グレイシア&リーフィア「行ってらっしゃい!」

イーブイ♀はかけていった。

リーフィアは笑った。

リーフィア「イーブイ本当に毎日楽しそうよね!」

グレイシア「でも…やはり私は心配なのだが…怪我でもしたら……」

リーフィア「こうして毎日玄関まで見送ってるだけでも過保護だと私は思うけど?」

グレイシアはリーフィアに軽く睨まれた。

グレイシア「う、うぅ…」
 ▼ 114 1◆v1GnTfaqxg 16/11/13 00:35:42 ID:c4TqWkUQ [5/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リーフィア「それよりあの子、イーブイの事どう思ってるのかな…」

グレイシア「どういう事だ?」

リーフィア「あの日……一生で一度しか選べない進化の道をうちの子を助けるために選んでくれた……あの子さえ良ければうちのイーブイを貰ってくれないかしら?」

グレイシア「っ!!な、なにを言っている!!」

リーフィアは笑った。

リーフィア「だってあの二匹、なかなかお似合いよ?昔の私達みたい!」

グレイシア「昔のことは言うな!」
 ▼ 115 1◆v1GnTfaqxg 16/11/13 00:46:55 ID:c4TqWkUQ [6/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その頃、待ち合わせの場所でサンダースはイーブイを待っていた。


サンダースは切り株の上に座り、空を見上げていた。

サンダース「……わいがここまでこれたのは……誰でもなく山崎さんのおかげや……山崎さんみててや」

サンダースは足元の紙切れを見た……

紙切れにはこう書いてあった……
 ▼ 116 1◆v1GnTfaqxg 16/11/13 00:50:31 ID:c4TqWkUQ [7/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
1.これからはわいのご飯を作って欲しいんや!結婚してくれ!


2.結婚しよう!


3.イーブイちゃんの事が大好きなんや!結婚して!
 ▼ 117 1◆v1GnTfaqxg 16/11/13 00:55:59 ID:c4TqWkUQ [8/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サンダース「ど、どれにしよ……やっぱりシンプルに2か?……いや、1も捨てがたいな…」

そこにイーブイがかけてきた。

イーブイ「おはよ!サンダース!」

サンダース「うわっ!?」

サンダースは急に声をかけられ驚き、切り株から落ちた。

ドテっ!

サンダース「いてて…」

イーブイ「だ、大丈夫!?」

サンダースは笑ってみせた。

サンダース「こんなん大丈夫やで!全然平気や!!」

イーブイ「ん?なあに?これ」

イーブイは切り株の上の紙切れに気づいた。

サンダース「あ!そ、それは!!」

イーブイ「…」

イーブイはしばらくじーっとその紙切れを見ていた。
 ▼ 118 1◆v1GnTfaqxg 16/11/13 01:01:37 ID:c4TqWkUQ [9/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サンダース「え、えーっと……こ、こんな形になってししししまって……あ……ちょっと待ってくれ」

サンダースは深呼吸した。


……と思ったらとんでもない大声で叫んだ。

サンダース「わいの嫁さんなってくれえぇぇ!!」

イーブイは驚き尻餅をついた。

 ▼ 119 1◆v1GnTfaqxg 16/11/13 01:03:50 ID:c4TqWkUQ [10/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イーブイ「すっごいおっきな声!さすがサンダースね!」

サンダース「……で?」

イーブイ「?」

サンダース「?」

イーブイ「あ、そっか…」

サンダース「…どうなん?」

イーブイはサンダースに抱きついた。

イーブイ「こっちからお願いしようと思ってたよ!いいに決まってるじゃん!!」

サンダース「!!!」

サンダースは顔を真っ赤にさせて倒れた。

ドサッ!


イーブイ「さ、サンダース!?サンダース!!……もう……ほんとかわいいんだから!」
 ▼ 120 1◆v1GnTfaqxg 16/11/13 01:07:08 ID:c4TqWkUQ [11/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
元の時代



グー助「やっぱり大丈夫やったな!よかったよかった!」

セレビィ「ほんと、幸せそうでなにより……実はあなたが変える前の未来より幸せな結末を迎えたみたいなのよ?」

グー助「ほーん…」

セレビィ「そのかわりにあなたの癖のあるしゃべり方があの子に移っちゃったんだけどね」

グー助「ええやろ?コガネ弁」

セレビィ「どうだか…」

二匹は笑った。
 ▼ 121 1◆v1GnTfaqxg 16/11/13 01:16:57 ID:c4TqWkUQ [12/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
セレビィ「久しぶりにあなたと色々話せて楽しかったわ」

グー助「わいも楽しかったで」

セレビィ「また遊びにくるからね」

グー助「おう!楽しみにしとくわ!」

セレビィ「じゃあね」

セレビィは名残惜しそうに時の狭間に消えた。

グー助「行ってもうたか……ま、きっとまた会えるやろうし……わいも帰るか!」

グー助が歩き出すと草陰からブイ助が出てきた。

グー助「ブイ助!」

ブイ助「グーちゃん……君は一体何者なの?……やっぱり僕のご……」

ブイ助の言葉をグー助が遮った。

グー助「またその話か……違うて……」




わいはグー助!ザングースのグー助や!!!

           〜終〜
 ▼ 122 1◆v1GnTfaqxg 16/11/13 01:20:17 ID:c4TqWkUQ [13/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
やっと終わりました!

前回の話より好き勝手書けたので個人的には満足です!

そろそろ放置してる外伝2の正当な続編の方を書かねば……と思いながらもなかなか清書が終わらない今日この頃です……

と言うわけで次は多分外伝2の続き、外伝4でお会いできると思います。

では
 ▼ 123 もリー◆woBJ.2LDUY 16/11/13 01:24:39 ID:6qFMZb7A NGネーム登録 NGID登録 報告
お疲れさまでした
 ▼ 124 ュウツー@とうめいなスズ 16/11/13 05:34:54 ID:8dE.zcZA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
乙!!
 ▼ 125 ッコアラ@みどりのかけら 16/11/13 06:50:07 ID:wOlIyoTU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 ▼ 126 ニータ@ウッディメール 16/11/13 08:39:08 ID:G0JiY/VM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
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