【SS】グラジオ「ヨウ………何をした？」

SS初挑戦です。

グラジオ（それからというもの………オレはヨウと面識がある人間に片っ端から協力を要請した………だが、）





マーマネ「２人が結ばれたぁ！？良かったよ〜、実は時々見かけてたんだけど何時くっつくのかってやきもきしてたからね〜。」


マーレイン「あの２人がそこまで………これは祝福するべきですね。」


アセロラ「ヨウとリーリエの子供が出来たらエーテルハウスのみんなも遊び相手が出来て楽しいだろうね〜！」


クチナシ「ほぅ………まぁ２人が望んでした事ならいいんじゃないのか？」


マオ「へぇ〜！良かったねリーリエ！おめでとう！！じゃあ私は２人の赤ちゃんの為に離乳食の作り方でも学んでみようかなぁ〜。」


スイレン「リーリエさん………ヨウさんというとても大きな魚を捕まえられたんですね。凄いです！」


カキ「２人の絆の深まりを知った私、カキは喜びの余り祝福したくなるのです。」





グラジオ（誰もオレの味方はいなかった。）

おいスイレンw

すこ支援

グラジオ「何故だ………何故アローラの人達はこうも楽観的なんだ………」

ライチ「おや？グラジオの坊やじゃない、どうしたんだい？」

グラジオ「！！ ライチさん！！」

ライチ「ふーん………その顔、何が悩みがあるようだね？何かアタシが力になれないかい？」

グラジオ（そうだ！ライチさんみたいなしっかりした女性ならこういう話にはオレに共感してくれる筈だ！！）

グラジオ「ライチさん！！実は………」



ライチ「………へぇ………ヨウとリーリエがねぇ………」

グラジオ「そうなんです！ライチさんならオレの気持ち分かってくれますよね！！」






ライチ「………………」

グラジオ「？ ライチさん………？」

ライチ「まぁ………許せない気持ちは分かるんだけどねぇ…………」ﾄﾞﾝﾖﾘﾖ-ﾗ




グラジオ「！？！？」

支援

ライチ「ハハハ………私は遂に子供達にも遅れを取ったって訳かい………」ﾄﾞﾛﾄﾞﾛ

グラジオ「ラ、ライチさん？」


ライチ「私だってねぇ………好きで独り身でいる訳じゃないのよ？誰かが言い寄ってきてくれたら、それこそホイホイ釣られてあげるわよ。………でもねぇ………誰もアタシに見向きもしないの………」

グラジオ「………あの〜………」

ライチ「【マリッジブルー】ってやつ？なる人を疑いたいわ。結婚して夫婦になれるって幸福の前に何をボヤボヤ悩んでるのよ………情けない………私だってねぇ………人生のパートナーがいれば………」

グラジオ「ら、ライチさん大丈夫です！きっとライチさんにもいつか素敵な人が現れますから！！」



ライチ「いつかって何時よおぉっ！！！！」ｶﾞｼｨｯ!!



グラジオ「ヒィッ！？」

ライチ「何時かって何時現れるのよ！！40過ぎてから！？もっとババアになってから！？それじゃあ遅すぎるってーの！！アタシはねぇ！今すぐ結婚してくれる人を探してるのさぁ！！それとも何！？アンタがアタシのパートナーにでもなってくれるって言うの！？」ｶﾞｸｶﾞｸｶﾞｸｶﾞｸｶﾞｸ

グラジオ「う、うわああぁぁぁっ！！」ﾀﾞｯ!!

ライチ「あっ！！逃げんなこのクソガキィっ！！」

グラジオ（怖い！！婚期を逃した女性って怖い！！！！）

そして………

ーエーテルパラダイスー

グラジオ「はぁ………結局誰も味方はいなかった。

グラジオ「おまけに職員達も皆ヨウの手がかりを掴めず………」

グラジオ「フッ………何をやってるんだオレ………」




ルザミーネ「グラジオ………大丈夫？」

グラジオ「！！ 母さん！！」

面白い
支援

ルザミーネ「とても顔がやつれてるわ………大丈夫なの？」

グラジオ「あ、あぁ………大丈夫だよ。」

ルザミーネ「………ゴメンなさい、グラジオ………私が戻った後も貴方はこの財団の代表として皆を支えてくれているのに………」

グラジオ「母さんはまだ病み上がりなんだから無視をしなくていいさ、オレは平気だよ。」

ルザミーネ「ねぇ、グラジオ………今の私は貴方に何も協力出来ないのかしら………」

グラジオ「だから母さんは無理をしなくても………そうだ！！」

ルザミーネ「！？」

グラジオ「母さん！！大事な話があるんだ！！」

ルザミーネ「ど、どうしたのグラジオ？」

グラジオ（何をやってるんだオレ！！オレには母さんという最大の味方がいたじゃないか！！オレを産んで、美しいものが好きな母さんなら、この汚れた事件を否定してくれる筈だ！！）

グラジオ「母さん、実は………」



ルザミーネ「そんな………あの２人が………」

グラジオ「あぁ、そうなんだ。」

ルザミーネ「ふふ………いつの間にかあの子はそんな事をする子になっちゃったのね。まだ早いのに………」

グラジオ「大丈夫だ母さん！！オレ達がちゃんと道を正せば………」





ルザミーネ「こんな早く………チャンスが訪れるなんて………これは、今度は私が【祖母】として２人を優しく見守っていきなさいという神様からの情けなのだわ。」

グラジオ（前言撤回、母さんはリーリエ寄りの思考だった。）

支援

グラジオ「母さん！！なんて事を言うんだよ！！」

ルザミーネ「あら………グラジオはあの２人が不安なの？大丈夫、私達家族を救ってくれたヨウ君なら………きっとリーリエを幸せにしてくれるわ。」

グラジオ「ま、まぁ………それは分からなくもないが………って違う！！」

ルザミーネ「大丈夫よグラジオ、貴方が伯父さんになっても、貴方は私の可愛い息子よ。」

グラジオ「だから違うんだって！！」



ビッケ「ルザミーネ様………」

グラジオ「！！ ビッケ！！ビッケなら分かるだろう！！何が間違ってるのか！！」

ビッケ「はい、分かります。………

ルザミーネ様、貴女のその意志、今度こそ共に実現させましょう………！！」

ルザミーネ「ビッケ………ありがとう。私、貴女のような人が仲間で本当に幸せよ。」

ビッケ「ウフフ………。」



グラジオ「誰が常識人を連れて来てくれえええぇぇぇぇぇっ！！！！」

支援
酉つけないの？

グラジオ（もう………誰も信じられない。）

グラジオ（何で皆そんな前向きに物事を捉えられるんだ？これもアローラの陽気の所為なのか？）

ﾋﾟﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘ

グラジオ（ム…？着信？）「ハイ、どちら様ですか？」



ハプウ「おぉ、繋がったわい。突然の連絡すまないな、わしはハプウという者じゃ。」

グラジオ「ハプウ？ ………！ ポニ島のしまクイーンか！！」

ハプウ「手短に用件だけ話すぞ。ヨウとリーリエが話をしたいと言っておったぞ。」

グラジオ「！？ それは本当か！？」

ハプウ「本当じゃとも、リリィタウンで待っておると言っておったぞ、ではな。」

ﾌﾞﾂﾝ

グラジオ「………リリィタウンか………ヨウの奴、覚悟しろ。」

トリップと酉は同じ意味なのか………？
使い方が分からない………。

>>53
コテの後ろに#を付けて好きな文字列を入れればＯＫ
#は半角なので注意
全角にすると入れた文字列がもろバレになる

>>53
そうだよ>>54のとおり

>>55
ごめん外し忘れ
トリップつけると↑のようになる

>>54
>>55
教えてくださってありがとうございます。

少し遡って一時間程前、

ーリリィタウンー

ヨウ「ねぇ………本当にそれで大丈夫かな？」

リーリエ「大丈夫ですよ！ちゃんと話せばきっと兄様も分ってくれる筈です！！」

ヨウ「………だけど、」

リーリエ「ヨウさん………私のお願い、聞いてくれないのですか？」

ヨウ「そ、そんな事ないよ！！寧ろボクだってリーリエとずっと一緒に居たいに決まってるよ！！」

リーリエ「なら大丈夫です！信じてください！！」

ヨウ「う………うん。（少し不安だなぁ………。）」

ーリリィタウン、現在ー


グラジオ「………見つけたぞ、ヨウ。」

ヨウ「………」

リーリエ「ヨウさん………」

グラジオ「さぁ、大人しくシルヴァディの的になる覚悟は出来たか？」

ヨウ「いや………ボクはシルヴァディの的なる気は無いよ。」

グラジオ「ホゥ？」

ヨウ「………代わりに別の覚悟を持って来た。」

グラジオ「？」

支援せざるを得ない

ヨウ（き………緊張する………でも、ハッキリいうんだ！！）

ヨウ「グラジオ！！ボクはリーリエの事を誰よりも大切に想っている！！」

グラジオ「だったら何でリーリエを汚した！！」

ヨウ「それが彼女の意志だったからだ！！」

グラジオ「そんな事が信じられるか！！」

ヨウ「信じる信じないはどうでもいい！！でもボクはその時に、もしリーリエにどんな事が起こっても必ず彼女の傍にいると心に誓った！！その覚悟でリーリエを愛でた！！これは………この想いは汚れてると言うのか！！」

グラジオ「そ………それは………」

リーリエ「兄様、ヨウさんを信じてください！！ヨウさんは何時も私の事を想って行動してくれているんです！！」

グラジオ「ッ！………だ、だが、それとこれとは話が違…」

ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ!!

グラジオ「！？」

支援援

ヨウ母「ヨウー！よく言ったわー！！」

ククイ「リーリエを大切にするその気持ち、忘れるんじゃないぞ！！」

ハラ「ふぅ………全く、青春ですな………。」

ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

グラジオ「！？い、いつの間に町の皆が集まって……！！」

ﾔﾝﾔﾔﾝﾔ

ｵﾒﾃﾞﾄ-!!

ｵｼｱﾜｾﾆ-!!

ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ!!

ヨウ「は…ハハ………皆、あ、ありがとう……」

リーリエ「皆さん………はい！私、幸せになります！！」

グラジオ（ま、待て………何で皆そんなに２人を祝福出来るんだ？まだ１０代だぞ？早過ぎないか？倫理的に駄目だろ……？何で………何で………？）

グラジオくんの胃腸はストレスでボロボロ

倫理的に………りんりてきに………リンリテキ二………。





ー子供が出来たらエーテルハウスのみんなも遊び相手が出来て楽しいだろうね〜！ー


ー２人が望んでした事ならいいんじゃないのか？ー


ー良かったねリーリエ！おめでとう！！ー


ー私が【祖母】として２人を優しく見守っていきなさいという神様からの情けなのだわー


…………………………。




【倫理】って、なんダッケ？





ﾌﾞﾂﾝ。

グラジオ「ハ………ハハ………。」

ヨウ「？ グ、グラジオ？」





グラジオ「アハハハハハハハハハハハハッ！！！！！」




ヨウ「！？」

リーリエ「兄様！？」

ｽﾀｽﾀｽﾀ………ｶﾞｼｨｯ!

ヨウ「ッ！」

グラジオ「アァ、ソウダナ、ソノトオリダナ………。」ﾊｲﾗｲﾄｵﾌ&ｳｽﾗﾜﾗｲ

ヨウ「！？」

どっちが正しいのかわからなくなってきた

まあ最近のゲームでは10代でヤるのが普通だからなぁ。むしろ20代のヤるシーンは初々しくて魅力がないし

グラジオ「ヨウ、オマエハナニモマチガッテナイ、オマエハスナオニリーリエヲアイシテクレタンダナ。アンシンシタヨ。」ﾊｲﾗｲﾄｵﾌ&ｳｽﾗﾜﾗｲ

ヨウ「グ…グラジオ………！！」

グラジオ「コレカラモリーリエヲヨロシクナ、リーリエ、シアワセニナルンダゾ。」ﾊｲﾗｲﾄｵﾌ&ｳｽﾗﾜﾗｲ

リーリエ「兄様………ありがとう！！」

グラジオ「オレハスコシツカレタミタイダ………ジャアナ。」ﾊｲﾗｲﾄｵﾌ&ｳｽﾗﾜﾗｲ

ヨウ「ちょ、ちょっと待って！！誰かグラジオを助けてあげて！！」

リーリエ「ヨウさん♡兄様も認めてくれたし………今夜もいーっぱい、【愛して】くださいね？」


ヨウ「それは分ったけど誰か〜！！グラジオを助けてくれ〜！！」





ー拝啓、父さんへー

父さん、リーリエは運命の人と結ばれて幸せになりました。彼女の満面の笑みはとても愛らしく、少しヨウに嫉妬するかもしれません。オレは社会的に大切な何かを失ってしまった気がしましたが、妹の幸せの前ではそんな事些細な問題だったみたいです。父さん、もし天からオレ達を見守ってくれているなら、どうかリーリエの事をいつまでも優しく見守ってあげてください。妹の幸せが、オレの幸せです。

ーグラジオよりー


おしまい。

これにてSS終了となります。

少し短いと思ったけど、初めてなのでこれ位でいいかなぁー？って思ったのでこれで締めくくりました。ここまで読んでくれて真にありがとうございました。

>>68
いやお前どんなゲームやってんだよw

オマケ、

男性職員「あれ？ザオボーさん薬ですか？」

ザオボー「えぇ………ちょっとね。」

男性職員「お大事にー。」



ザオボー「はぁ………」（胃薬の瓶を持ちながら）

ザオボー「グラジオさん………私を頼っても良かったのに………少なくとも私は貴方に共感しますよ。」

ザオボー「でも………何で声をかけてもらえなかったのでしょうねぇ………？私ってそんなに影が薄いのでしょか？」


ホントにおしまい。

グラジオさんが不憫だけど面白かった乙

乙。とても面白かった

乙
さすが支部長

これぞ平社員になったニューザオボーのクオリティ

>>39
でもいいセリフだな