【群像劇SS】レッド「…… …… ……」


1 : ◆wJTYtKMelk 17/03/03 20:28:22 ID:xQXY1A6M 名前× NGID× m 報告
ここはアローラ地方・ポニ島のバトルツリー……

グリーン「挑戦者こねーな……」

レッド「………」

グリーン「あーー退屈だ!ちっと観光でもしてくるわ!」

レッド「………」コクッ

グリーン「相変わらず無口だなおい。じゃあここは任せたぜ。ま、挑戦者が来ればの話だがな!んじゃ、バイビー!」
108 : ◆wJTYtKMelk 17/03/25 22:41:59 ID:uZ5HGGxY 名前× NGID× m 報告

「初めましてナナカマド博士」

ワタルの後ろからすたすたと歩いてきたのは、黒い仮面を着けた華奢な男。

ナナカマド「君は確か……」

イツキ「ボクはリーグ四天王の一人、イツキです。どうぞお見知りおきを」ペコリ

ナナカマド「たがが私のような老人に四天王の護衛とは、偉く豪勢だな……」

ワタル「アララギ博士が攫われた時、見えない何かに掴まれていた、と報告にあります。それに対しイツキはエスパータイプの使い手。そういった超常的な相手にはうってつけというわけです」

ナナカマド「そうか……よろしく頼む」

イツキ「ええ、こちらこそ」

ワタル「ではイツキ、ナナカマド博士を頼む。俺はこれからオーキド博士のところに向かいますので、失礼します」ペコリ


ワタル(全く……ロケット団にプラズマ団……!ただでさえ忙しい時に立て続けに復活宣言とは、なんとはた迷惑なヤツらだ……!)



109 : ◆wJTYtKMelk 17/03/27 19:58:35 ID:D4CTJvdU 名前× NGID× 報告





その頃、ホウエン地方・おくりびやまでは……

「追い詰めたぞ、デオキシス!」

ホウエンチャンピオン・ユウキが、デオキシスと対峙していた。

デオキシス「ビィリシシス……!」

ユウキ「ジュカイン!リーフブレード!!」
ジュカイン「ジュコォーッ!!」ダッ

ズアンッ!!

デオキシス「シュゥ…………!」

ユウキ「ディフェンスフォルム……流石に硬いな。ジュカイン、攻撃の手を緩めるな!更にリーフブレードだ!」

ズアンッ!! ズアンッ!! ズアンッ!!

ジュカインはとてつもないスピードで、何度もデオキシスを斬りつける。
110 : ◆wJTYtKMelk 17/03/30 04:07:04 ID:EbpW9Mso 名前× NGID× 報告


デオキシス「ジジジス…………ッ」グラッ

ユウキ「今だ!」ヒュンッ

ユウキはバッグからハイパーボールを取り出し、バランスを崩したデオキシスへと投げる。

カタカタッ……カタカタッ……

パチッ

ユウキ「……フゥ……これで二匹目……残るは三匹か」

ユウキはそう言って、デオキシスの入ったボールを拾う。

ユウキ「戻れジュカイン、お疲れ様」
ジュカイン「ジュァ」パシュン


「「あーっ!?」」
111 : ◆wJTYtKMelk 17/04/04 01:53:38 ID:JyjwEado [1/2] 名前× NGID× 報告

「もう捕まえちゃったんですか!?」
「早すぎじゃないですか!?」

そこへ駆けつけたのは、青いチャイナ服を着た双子のトクサネジムリーダー、フウとラン。

ユウキ「まだ三匹も残ってるんだ。ソライシ博士から一匹はイッシュへ向かったって連絡があったから、ホウエンにはあと二匹……だけど他のデオキシスも別の地方に逃げる可能性はある。被害が大きくならないうちに急いで捕まえないと」

フウ「でも、戦い見たかったです」
ラン「ユウキさんの戦い、迫力あるから」

ユウキ「ごめんな、フウ、ラン。けど悠長にはやっていられない。急がないといけないのもあるし、何より相手はデオキシスだ。全力でやらなきゃこっちがやられる」

フウ「そうですよね……僕達も」
ラン「私達も」
フウラン「「このホウエンのジムリーダーとして、全力でサポートします!」」

ユウキ「ありがとう、フウ、ラン」
112 : イル@マッハじてんしゃ 17/04/04 01:57:21 ID:tBPA4odE 名前× NGID× m 報告
支援!
113 : ◆wJTYtKMelk 17/04/04 04:21:04 ID:JyjwEado [2/2] 名前× NGID× 報告

フウ「いくよ、ラン」
ラン「うん」

二人は顔を見合わせると、ポッケからボールを取り出す。

フウ「ソルロック!」
ラン「ルナトーン!」
フウ「さあ、デオキシスの位置を探して!」

ソルロック・ルナトーン「グオオオ……!」

二匹のエネルギーが共鳴し合い、数百倍にまで膨れ上がる。

そのエネルギーがデオキシスの特異なサイコパワーに反応を示す事で、その居場所を特定するのだ。

ソル・ルナ「コォォォ〜……!」

フウラン「「見えたっ!!」」

フウ「デオキシスの一匹は今」
ラン「そらのはしらにいます!!」

ユウキ「そらのはしら……」

ラン「そして」
フウ「もう一匹は……!」
114 : ビット@とうめいなスズ 17/04/04 07:09:40 ID:/.LFTHgM 名前× NGID× m 報告
支援
115 : ◆wJTYtKMelk 17/04/06 04:01:47 ID:GI5FAa.c 名前× NGID× 報告

フウラン「「ここです!!!」」

ユウキ「えっ?」

ズオッ!!!

上空から物凄い速さで黒い球が降りかかった。

ユウキ「!?」バッ

ドゴォォッ!!!

シュウウウ……

ユウキはそれを咄嗟にかわし、球は地面にぶつかり小さなクレーターを作り出した。

ユウキ「これは……シャドーボール……か……?!真上から……フウ、ラン、まさか"ここ"っていうのは……」

フウ「はい!真上です!」
ラン「雲の中に隠れてます!」

ユウキ「ありがとう、フウ、ラン!行ってくる!ラティオス、そらをとぶ!!」
ラティオス「フウォーーッ!」ビュンッ

ユウキはラティオスの背に乗り、一気に上空へと翔け上がった。

フウ「あぁ、やっぱり……」
ラン「早すぎです……」
116 : ◆wJTYtKMelk 17/04/07 06:08:40 ID:Hxaxu8XU 名前× NGID× 報告





同時刻。

カロス・22番道路。

空ろの間。

何も存在しないと言われる、謎多き空間。
地元に長く住む者でも、それが一体何なのかは誰も知らない。

「空ろの間……いい場所だ……」
117 : ◆wJTYtKMelk 17/04/08 00:30:45 ID:qza6QF4Q [1/5] 名前× NGID× 報告

その奥にたたずむのは、三メートルを超える巨大な男・AZ。

「お…えはAZ…な」

AZ「!……お前は……誰だ……?」

AZの前に、黒いもやのようなものに包まれた男が一人。

「私は…カ…。やぶ…たせか…に生き…者」

AZ「何を言っている……?」

「ふむ……どう…ら声がせ…確に届い…いない…うだな。空間のねじ…があるこの…所ならと…もったが、や…りあ…場所以…いでは、こちら…世界に…ん渉するの…むず…しいようだ」

AZ「……よく分からないが……お前は別の世界から、こちらへ干渉しようとしているのか?」

「察しが…いな。さ…がに三千…ん生き…だけの…とはある」

AZ「……目的は何だ」
118 : ◆wJTYtKMelk 17/04/08 01:21:50 ID:qza6QF4Q [2/5] 名前× NGID× 報告

「新た…る宇宙……世界の創世だ」

AZ「世界の創世……神にでもなるつもりか」

「その通りだ。私は新たなる宇宙の創造主となり、その全てを支配する」

AZ「そんな事は不可能だ。何か大きな事を成し遂げるなら、それに比例して大きな代償を支払わなければならない……」

「私にそれに見合う代償などない。もはや何も恐れる事など有りはしない」

AZ「……愚かな事を……。新たな宇宙……そんなものを一体どうやって創り出す?神と呼ばれるポケモンの力を使うとでも言うのか?だが、どうやって?人間の力では、神を操る事など出来はしない……」

「ああ。それは理解したさ」

AZ「何……?」

「すでに私は試した。結果このやぶれたせかいに追放されたのだ。奴らは人間に従うような存在ではない……だが」

119 : ◆wJTYtKMelk 17/04/08 22:00:10 ID:qza6QF4Q [3/5] 名前× NGID× 報告


「神に選ばれし者は存在する」


AZ「神に選ばれし者……だと……?」

「我が野望を打ち砕き、ギラティナを捕まえた子供……奴を倒すために私はこのやぶれたせかいで幾年もの時間をかけて力をつけたのだ」

AZ「……つまりその子供を倒し、神の力を奪うつもりか」

「奪うのではない。そんなことをしても神は私には従わん。奴自身を私の配下に置くのだ!唯一、神を操れる奴自身をな!」

AZ「…………」


「さっきから……空間の歪みが安定しているな。どこか別の場所で、空間に異常が起きているのか……」

黒いもやのかかった体が霧散する。

AZ「!?……消え……」

「今なら実体でそちら側へ干渉できそうだ」

AZ「……!?」

120 : ◆wJTYtKMelk 17/04/08 22:07:39 ID:qza6QF4Q [4/5] 名前× NGID× 報告

バチバチバチ……!!

ギュルルル……

AZ「何だ……空間が裂けて……!」

ズッ……

「ようやくだ……」

AZ「…………!!」

「ようやくこの醜い世界に帰って来れた」

空間の裂け目から現れたのは、青い髪の男。

「さっきは空間が不安定で聞き取れなかっただろう。もう一度、名乗っておいてやる……」


「私の名はアカギ……ギンガ団ボス、アカギだっ!!!」

121 : ◆wJTYtKMelk 17/04/08 23:49:19 ID:qza6QF4Q [5/5] 名前× NGID× 報告

AZ「……!……アカギ……ギンガ団……数年前に聞いたことがある……」

アカギ「やはり我々の話は全国にも届いていたか。あれだけの事を起こせば当然だな」

AZ「……馬鹿な事はやめるんだ。その事件を起こした結果、何年も別の世界に閉じ込められていたんだろう?また同じ過ちを繰り返すつもりか」

アカギ「繰り返すつもりなどない。言ったはずだ。私はあのやぶれたせかいで更なる力を身に付けた。そしてあの子供を支配下に置く!」

AZ「何を言っても無駄か……」

アカギ「ならばどうする?」

AZ「……全霊をもってお前を止めよう……」

アカギ「老いぼれが」


AZ「共に戦ってくれ…………フラエッテ」

フラエッテ「フラァッ」コクッ
122 : ◆wJTYtKMelk 17/04/10 04:52:08 ID:/jIppAz6 [1/4] 名前× NGID× 報告

アカギ「ドンカラス……蹴散らせ」
ドンカラス「グァーーッ!!」ギュォォ…

アカギの繰り出したドンカラスは黄色っぽいオーラを纏った。

AZ「!!……何だ、そのオーラは……」

アカギ「やぶれたせかいに満ちた負のエネルギー……長い時を過ごす事でそれは私のポケモン達の体に馴染み、力を与えたのだ」

AZ「……負のエネルギー……」

アカギ「私がそう呼んでいるだけだがな。あの世界にはそういうエネルギーが満ちていた……先ほどこの世界に干渉するために使った力も、長い間やぶれたせかいにいた事で私自身に宿った能力だ。無論、今のように空間が不安定な場所や環境でしか使う事はできない、不完全な力だが」

フラエッテ「フラァ……」

AZ「……フラエッテ……やはりお前も感じるのか?……奴とポケモンから漂うあのエネルギー……!」


AZ「……我々と……同じだ……!!」

123 : ◆wJTYtKMelk 17/04/10 05:57:22 ID:/jIppAz6 [2/4] 名前× NGID× 報告

アカギ「……貴様達が三千年以上生きたその力の事か?」

AZ「そうだ。これはかつて私が創り出した最終兵器の破滅の光の副作用によって、私達に宿った…………その負のエネルギーとやらは、私が最終兵器に使った"命のエネルギー"と同じなのかもしれない……」

アカギ「……興味深い。AZよ、シンオウむかしばなしを知っているか?」

AZ「…………」

アカギ「その中にはこう書かれている。

"うみや かわで つかまえた
ポケモンを たべたあとの
ホネを きれいに きれいにして
ていねいに みずのなかに おくる
そうすると ポケモンは
ふたたび にくたいを つけて
この せかいに もどってくるのだ"

シンオウ地方には"おくりのいずみ"という泉がある。この一節はその泉のことを言っているのだと考えられる……そしておくりのいずみの奥には、"もどりのどうくつ"。そこはこの空ろの間と同じく……空間のねじれた場所だ」

AZ「……!」
124 : ◆wJTYtKMelk 17/04/10 06:10:53 ID:/jIppAz6 [3/4] 名前× NGID× 報告

アカギ「気付いたか?やはり勘がいいな……私はやぶれたせかいから何度もこちらの世界へ戻ろうと試してきたが、その足がかりを最初に掴んだのも、もどりのどうくつだった。初めてこちらの世界へ自力で干渉する事に成功した時、私はもどりのどうくつにいたのだ」

AZ「おくりのいずみから流された命は……もどりのどうくつへ……そしてやぶれたせかいへと還る……」

アカギ「ああ。やぶれたせかいに満ちていたエネルギーは……きっとお前が最終兵器に使った命のエネルギーと同じものだ。お前の言う通り私のこの力は、お前の不死の力と同じエネルギーで生まれたものなのだ」

AZ「……だとすれば……その力を悪事に使うことは許されない……!」

アカギ「悪……?私の野望が悪か?」

AZ「……私に宿ったこの不死の力は、きっと罰なのだ……自分の都合であまりにも多くの命を奪った。償いのためにその力尽きるまで生き続ける……そういう罰だ」

アカギ「ならば私のこの力は、神を従えようとした罰か?下らん!自分の力はどう使おうが自由であるべきだ!」

AZ「命はお前の思っているほど軽いものではない……!その先で自分の身を滅ぼす事になるぞ……!」

アカギ「言ったはずだ、私には最早何の恐れもありはしないと。私は自分の全てを、自分の野望のために使う!」
125 : ◆wJTYtKMelk 17/04/10 06:13:34 ID:/jIppAz6 [4/4] 名前× NGID× 報告

AZ「……お前は…………まるで三千年前の自分を見ているようだ」ギロッ

アカギ「フン、目つきが変わったな。そういう顔もできたのか。あまり無表情で、三千年の間にそんな表情は忘れてしまったのかと思ったぞ」

AZ「無表情はお互い様だろう……」

アカギ「そうだな……おしゃべりはここまでだ」

AZ「お前は……絶対にここで止める……!」

アカギ「邪魔をするならば消すまでだ!AZォ!!」



126 : ◆wJTYtKMelk 17/04/11 03:19:59 ID:k.nuCbM. [1/3] 名前× NGID× 報告





その頃、カントー地方・ポケモンリーグ本部。

サカキ「チャンピオンが不在とはな」

チャンピオンの間にはサカキの姿があった。

サカキ「強くなった私の力を部下達に見せてやろうと思ったのだが……フン、まあ良い!これでも十分だろう」

四天王のシバ、カンナ、アンズの三人はサカキの手により倒された。

サカキ「さて……私はカントーとジョウトの頂点に立った!これよりお前達に新生ロケット団として最初の命令を与える!」

団員達「はい!!」

サカキ「まずはこの二地方のポケモンセンターを封鎖するのだ!傷付いたポケモンを治せなくなれば、敵はおのずと減るだろう。我らロケット団はこの小さな地方を支配する程度では終わらん。世界を手に入れる、それがロケット団だ!その為には、敵は少ないに越した事はない……どんな手段を使ってもな」

団員達「はいっ!!!」

サカキの元に集っていた数百人ものロケット団員が、その命令で一斉に散らばった。

サカキ「さて……これで一段落か。ジムリーダー達の力もたかが知れている。ポケモンセンターをあの数の部下達から守り抜く事はできないだろう」


サカキ「……だが、まだだ。必ず奴はここへ来る」
127 : ◆wJTYtKMelk 17/04/11 03:26:54 ID:k.nuCbM. [2/3] 名前× NGID× 報告






「……ックシュン!」

海上。

レッド達は未だリザードンに乗りカントーへと急いでいた。

ミツル「だ、大丈夫ですか?」

レッド「…………」コクッ

ミツル「常夏のアローラを離れたからか、気温が下がってきましたね……リザードンの炎のおかげで平気ですけど」

レッド「…………」コクッ

ミツル(気まずい……)

レッド「…………!」

ミツル「どうしました?」
128 : ◆wJTYtKMelk 17/04/11 03:27:55 ID:k.nuCbM. [3/3] 名前× NGID× 報告

レッド「…………」ぴしっ

レッドは前方を指差す。

その先には島が見えた。

ミツル「あっ、あれ、カントーですか!やっと着いたんですね!」

レッド「…………」コクッ

ミツル(結局ついてきちゃったけど……カントーに一体何しに行くんだろう……)

レッド「…………」






129 : ◆wJTYtKMelk 17/04/12 07:23:00 ID:oBVoaVsI 名前× NGID× 報告

その頃、イッシュ地方・ヒウンシティでは。

ハルカ「わあっ!大きいビルがいっぱい!!」

アスナ「す、すごいですね……さすが都会……!」

ダイゴ達がホウエンから到着していた。

カゲツ「オイオイ遊びに来たんじゃねえんだぜ」

ダイゴ「うん。気を引き締めていこう。敵は強力で未知な存在だ」

ハルカ「はーい」
アスナ「すみません……つい」

ダイゴ「ここからは飛行機の中でも言った通り、二人一組で手分けしてデオキシスを捜索する。カゲツとリョウヘイ君。ハルカちゃんとアスナさんがチームだ」

カゲツ「オウ。よろしく頼むぜ」ガシッ
リョウヘイ「はっ、はい!頑張ります!」

ダイゴ「ライモンまでは一本道だから四人で向かってくれ。そこから二手に分かれる。カゲツ達は西側から、ハルカちゃん達は東側からだ。デオキシスを見つけたらすぐにみんなに連絡!いいね!」

ハルカ・アスナ「ハイ!」

そして四人は捜索に向かった。


ダイゴ「さて……僕は南側だ」
130 : ◆wJTYtKMelk 17/04/13 02:53:05 ID:zSP6006A [1/7] 名前× NGID× 報告



数分後。

ダイゴ「スカイアローブリッジ……やっぱり綺麗だなぁ……夕空と相まって…………おっと、僕も気を引き締めないとね」

ダイゴはヒウンからシッポウへと続くスカイアローブリッジを眺めていた。


ドオオオオオオン!!!!


ダイゴ「何だ!?爆発!?ヒウンの方からか……?」

振り返ると、ヒウンの街中から煙が上がっていた。

ダイゴ「何かあったのか……!しかたない……エアームド、そらをとぶであそこまで運んでくれ!」
エアームド「キァーーッ!」

ビュォォォ……

131 : ◆wJTYtKMelk 17/04/13 02:59:47 ID:zSP6006A [2/7] 名前× NGID× 報告


ダイゴ「見えた……!あそこは……ヒウンジムか……?」

シュタッ

ダイゴ「エアームド、ありがとう。戻れ」パシュン


ジムトレーナー「な、なんて事だ……」

ダイゴ「一体何があったんです?」

ジムトレ「……へ!?あ、あなたはダイゴさん……!?なぜ……」

ダイゴ「少し急用でね。これは一体?」

ジムトレ「は、はい……昨晩の事です……プラズマ団を名乗る奴らに襲撃され……その強さに私たちはなす術なくやられ、ジムを占領されてしまったんです……!」

ダイゴ「プラズマ団!?確か前にボスが行方不明になってなくなったって……」

ジムトレ「復活したらしいです……でもさっきヒュウさんってすごい強いトレーナーが助けに来てくださって、とりあえずジムは取り返せたんです。他のとこも助けに行くって、すぐに飛んで行っちゃいましたけど」

ダイゴ「え?じゃあこの爆発は一体……」
132 : ◆wJTYtKMelk 17/04/13 03:04:52 ID:zSP6006A [3/7] 名前× NGID× 報告

ジムトレ「それが……」

「ゲホッ、ゲホッ……げ、芸術は爆発だよ……」

ジムの中からもくもくと立ち昇る煙の奥で声がした。

ダイゴ「ま、まだ中に人が……!?」

ジムトレ「ジムリーダーのアーティさんです……というか爆発はあの人が起こしたというか……なんというか」

ダイゴ「どういうことですか?」

ジムトレ「ジムを取り返したのは良いものの、激しい戦いの中でジム内がめちゃくちゃにされ……つい最近新しく取り入れたジムの仕掛けが壊れて……それを直そうとしたら……」

ダイゴ「……失敗したのか……」

ジムトレ「はい……お騒がせしてすみません……」ペコ

ダイゴ「いや、いいよ。まあ気をつけてね」


ダイゴ(プラズマ団……僕らがデオキシスを追ってる間にこっちではそんな事になっていたのか……)


133 : ◆wJTYtKMelk 17/04/13 23:16:55 ID:zSP6006A [4/7] 名前× NGID× 報告



さらに数分後、スカイアローブリッジの前。

ダイゴ「さて、今度こそシッポウへ……」

バゴオオオオオオン!!!!

ダイゴ「!!?今度は何だ!?……って今の音は……」

ダイゴ「スカイアローブリッジの方からじゃないか!!一体何が……!」


「うわあああああっ!!」
「何なのこいつ!!」
「でけえ……かっこいい……」
「何ぼさっとしてんだ!!逃げろォオオおおおお!!」
「バカ、邪魔だ!どけ!」
「嫌ぁーっ!食べられるーっ!」
「おい早く行けよ!すぐ後ろまで来てる!!」

ダイゴ「パニックが起こってる……まさかデオキシス……!?」

ダイゴは橋の奥へと走る。

134 : ◆wJTYtKMelk 17/04/13 23:25:52 ID:zSP6006A [5/7] 名前× NGID× 報告

通行人「おいアンタ!そっちは危険だぞ!」

ダイゴ「何があったんです!?」

通行人「いきなりでっけえ怪物が現れて橋を壊しやがったんだよ!」

ダイゴ「怪物……?」

通行人「も、もう、とにかくそっちにゃ行くな!じゃあな!」

通行人は走り去っていった。

ダイゴ「みんな酷く怯えている……それほどの何かが……!」


「ヴァぐぉおおおおおおッ!!!!」


ダイゴ「!?今のはポケモンの鳴き声……か?」

男「た、助けてくれぇ〜!!」

ダイゴ「急いだ方が良さそうだ!メガメタグロス!!」
メタグロス「ダオーッ!」

ダイゴはメガメタグロスに乗り、怪物が現れたという現場へ急行した。

135 : ◆wJTYtKMelk 17/04/13 23:34:03 ID:zSP6006A [6/7] 名前× NGID× 報告

ダイゴ「!!!……何だこれは……まるで空間ごとえぐり取られたかのように橋が途絶えて……」

男「お、おい、上だ!」

ダイゴ「っ!?」

ダイゴは声に反応し、咄嗟に上を見る。

巨大な黒い生物が大口を開け、ダイゴの方へと落下してくる。
その口元に、食われまいと男が張り付いていた。

ダイゴ「なっ……!メタグロス、サイコキネシスであの人を引き離すんだ!」
メタグロス「ドゥーオ!」キュルルル…

男「おわっ……体が浮かんだ……!」

男はそのまま橋に降ろされた。

男「あ、ありがとう……助かった……って上!あいつが落ちてくるぞ!」

ダイゴ「メタグロス、かわせ!」

ヒュンッ

ズオオオオオオン!!

136 : ◆wJTYtKMelk 17/04/13 23:57:53 ID:zSP6006A [7/7] 名前× NGID× 報告

「ヴァァァゴォーーム……」ボリボリ…バキバキ…

ダイゴ「は、橋ごと食べた……!?えぐれた跡はこいつの仕業か……!しかし……ポケモン……なのか……!?」

男「あ、あんたも早く逃げた方が……」

ダイゴ「大丈夫です!ここは食い止めますから、早く避難を!」

男「はっ、はいっ!」すたたたた…


ダイゴ「……もう辺りに人はいないな。とにかくあいつをどうにかするよ!メタグロス、しねんのずつき!」
メタグロス「ダオォーッ!」

ズガァァッ!

「ヴァーグォン……?」

ダイゴ(……効いてない……あくタイプか?だったら……)
137 : ◆wJTYtKMelk 17/04/14 02:18:31 ID:fz0lM7nQ [1/2] 名前× NGID× 報告

ダイゴ「メタグロス、コメットパンチ!」
メタグロス「ダオーッ!」

ドゴゴッ!

「ヴァぐぉおお……!!」ガクッ

ダイゴ「よし、効いてる!メタグロス、そのまま連続で叩き込め!」

ドゴゴゴゴゴゴゴッ!!

「ヴァァァ!!」グパアッ

巨大生物はたまらず腹にある口を大きく開いた。

ダイゴ「!!止まれメタグロス!」
メタグロス「ダォッ」ピタッ

ダイゴ(来るか……?)
138 : ◆wJTYtKMelk 17/04/14 02:20:10 ID:fz0lM7nQ [2/2] 名前× NGID× 報告


「ヴァごおおおおおおっ!!!」

ザバアアアアン!

ダイゴ「え?」

巨大生物は突然方向を変えて海に潜り、そのまま姿を消した。

ダイゴ「……何だったんだ……」




139 : ◆wJTYtKMelk 17/04/16 07:22:12 ID:FBm2iDKk [1/2] 名前× NGID× 報告




その頃。

アローラ地方では夜が明けていた。

コンコン

係員「グリーンさん、挑戦者の方がいらっしゃいましたよ」

グリーン「ふわぁーあ…………はぁ?」

係員「現在シングル十九連勝、次はバトルレジェンド戦です」

グリーン「シングル?そりゃレッドの…………あぁ、そうだった……今はいねえんだったな……わーったよ、行くよ」



数分後、準備を済ませバトルフィールドへと赴く。

グリーン「ったくこんな朝っぱらから……」
140 : ◆wJTYtKMelk 17/04/16 12:08:32 ID:FBm2iDKk [2/2] 名前× NGID× 報告

アクロマ「おはようございます。私、アクロマと申します」

グリーン「……俺はグリーン。一応ここでバトルレジェンドってのをやってる。本当はシングル担当のヤツがいるんだが、あいにく今は席を外しててな。俺で我慢してくれ」

アクロマ「構いませんよ。さあ、始めましょう」

グリーン「ああ、そうだな」

グリーン(……すげえ髪型……)


係員「ではバトル開始です!」

グリーン「行けっ、カイリキー!」
カイリキー「ウラァ!」

アクロマ「ギギギアル!」
ギギギアル「ギギ……」
141 : ◆wJTYtKMelk 17/04/17 03:01:13 ID:KxzMceOE [1/3] 名前× NGID× 報告

グリーン「ギギギアル……たしかイッシュのポケモンだっけか。はがねタイプならこっちのが有利だぜ。カイリキー、インファイト!!」
カイリキー「ルルアァァ!!」ダッ

ドドドドドドォッ!!

ギギギアル「ギギギッ」キュルキュル…

グリーン「タスキで耐えたか!」

アクロマ「さあギギギアル、ギアチェンジです」
ギギギアル「ギッ」

カチンッ!ギュルルルルル!

アクロマ「ギギギアル、続けてギガインパクト!」
ギギギアル「ギィ」キュルルルッ

グリーン「カイリキーかわせ!」

ズドオオオオッ!!!

カイリキー「ウルァアアッ……!」グググ…

ガクッ

グリーン「カイリキー!くっ、モロに食らっちまったか」
142 : ◆wJTYtKMelk 17/04/17 03:38:32 ID:KxzMceOE [2/3] 名前× NGID× 報告

グリーン「中々やるじゃねえか。戻れカイリキー!」パシュン

アクロマ「計算通りです」スチャッ

グリーン「次はこいつだ!行けっ、ドサイドン!」
ドサイドン「グオオーッ!!」

グリーン「ギギギアルは反動で動けねえ!決めろドサイドン、じしん!!」
ドサイドン「ドゴーッ!」

ゴゴゴゴゴゴゴ……!ドガガガッ!

ギギギアル「ギギ……」グラッ…バタンッ

アクロマ「ギギギアル、戻りなさい。さてお次は……行きなさい、ポリゴンZ!」
ポリゴンZ「ピリリリリ!」

グリーン「ポリゴンZ……おもしれえ、どう来る!?」

アクロマ「れいとうビームです!」
ポリゴンZ「ピロロロロロロ!!」ドッ!
143 : ◆wJTYtKMelk 17/04/17 03:42:20 ID:KxzMceOE [3/3] 名前× NGID× 報告

グリーン「耐えろドサイドン!」
ドサイドン「ドラァーッ!」

スギャギャギャ……!

ズザァッ

ドサイドン「グオアーッ!!」

グリーン「おし!反撃だ!メタルバースト!!」
ドサイドン「ドグアーーッ!!」

バグォォォーーッ!!ドドドドド…!


ポリゴンZ「ピロペロポロ……」バタンキュー

アクロマ「フゥ……見事ですね……戻りなさい、ポリゴンZ」パシュン

グリーン「さあ、追い込んだぜ」ニヤ
144 : ◆wJTYtKMelk 17/04/20 02:52:34 ID:tFY.lIec [1/2] 名前× NGID× 報告

アクロマ「最後は……メタグロス、行ってください」
メタグロス「ドゥオォーッ」

グリーン「メタグロスか……」

アクロマ「バレットパンチです」
メタグロス「ドゥオッ!」ビュンッ

ズドンッ!!


ドサイドン「ゴッ…………!」フラッ…

ズゥン……

グリーン「さっきのれいとうビームがさすがに効いてたな。戻れ、ドサイドン」パシュン
145 : ◆wJTYtKMelk 17/04/20 03:04:41 ID:tFY.lIec [2/2] 名前× NGID× 報告

グリーン「行け、フーディン!!」
フーディン「フン……」

アクロマ「フーディンですか」

グリーン「まだだぜ」ニヤ

アクロマ「?」

グリーン「……行くぜフーディン!メガシンカッ!!」

ギュルルルル……

バァーン!!

フーディン「フォォォ……!」
グリーン「メガフーディンだ!」

アクロマ「メガシンカ……!そうですか。なるほど。ではこちらも」スチャッ

グリーン「何!?」

146 : ◆wJTYtKMelk 17/04/22 02:24:26 ID:P4vaYoMU [1/2] 名前× NGID× 報告

アクロマ「メタグロス……メガシンカ!!」

ギュオオオオオン……バァーン!!

メタグロス「ドォゥーーッ!!!」

グリーン「ハハッ、あんたもメガシンカを使えたのか!良いじゃねえか!楽しくなってきた!」

アクロマ「つい昨日手に入れたばかりですがね」ニヤ

グリーン「は!?マジで言ってんのかそれ」

アクロマ「ええ。ですが手加減は無用ですよ。限界まで追い込んで、このメガシンカというものがどれほどの力を発揮できるのか、確かめたいのです」

グリーン「くくっ、良いぜ!かかってきな、チャレンジャー!!」




147 : ◆wJTYtKMelk 17/04/22 02:34:54 ID:P4vaYoMU [2/2] 名前× NGID× 報告




その頃、カントー地方。

〜トキワシティ〜

したっぱA「よっしゃあ!ポケセン確保ぉ!サカキ様に報告だ!」

したっぱB「はははー!意外と楽勝だったな!なぜかジムリーダーもいないみたいだし!」

したっぱC「ま、元々はトキワジムはサカキ様のものだしな!取り返しただけだぜ!」

したっぱ達「わはははははは!!」



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