【SS】スイレン「おい、バトルしろよ。」


1 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/03/03 23:39:05 ID:XK30MeKI 名前× NGID× 報告
スカル団A「ああ?何だてめぇ?」


スカル団B「ガキの癖に俺“たち”とやる気なのかぁ?」ヘラヘラ


スカル団C「そーだ、そーだ。どうせ真面なポケモンも持ってない癖に、笑わせんじゃねーよ。」ケラケラ


スイレン「……ポケモンは拾った。私が勝ったら、そのイワンコを放すんだ。」


スカル団A「ああん?何言ってんだてめぇ?何でそんな約束しなくちゃなら……」


スカル団B「まあ待てよ。面白いじゃないか。その代わり俺“たち”が勝ったら、お前のポケモンを貰うってことでどうだ?」


スイレン「……いいだろう。勝負だ。いけっ、アシマリ!」ヒュン!


アシマリ「オォン!」ポワン!
144 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/07/17 22:16:40 ID:YGrJ1RUc [1/7] 名前× NGID× 報告
スイレン「お前はお喋りが過ぎる!勝利の余韻に浸るには、まだ早いんじゃないのか。」


カキ「強がっても無駄だ。俺にはわかる。何故なら貴様は仲間を傷つけることが出来ん。そんなことをするくらいなら、自分が傷つけばいいと思っている。」


スイレン「……………………。」


カキ「いい加減悟れ!スイレン!情けは己を弱くするだけだ!俺を見るがいい!情けを捨て、自ら修羅の道を歩み、その結果キングの座を手に入れた!

何かを得ようと欲するならば、何かを捨てねばならん!お前も俺を超えたいのであれば、情けを捨て、修羅の道を歩め!!」


スイレン「断る。」


カキ「フッ、やはりそうか。ならばもう何も言うまい。全力で貴様らを叩き潰すのみだ!行くぞスイレン!」


スイレン「来い……お前の言う、捨てるべきものがどれだけの力を持っているか証明してやる……!!」








145 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/07/17 22:18:06 ID:YGrJ1RUc [2/7] 名前× NGID× 報告











…………リエ…………


リーリエ「…………………………………………。」


…………リーリエ…………リーリエ…………


リーリエ「……ぅ……うぅん…………」パチッ


リーリエ「!ここは……森の中!?わ、私、さっきまで部屋で寝ていたはずなのに…………いつの間に…………。」


リーリエ、ここはアナタが普段暮らしている世界とは違う世界だよ。最近来なくなったから忘れてしまったのかい?


リーリエ「!この声……!ま、まさかここは……」
146 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/07/17 22:22:18 ID:YGrJ1RUc [3/7] 名前× NGID× 報告
 そうだよリーリエ。ここはポケモンの精神世界。思い出してくれて嬉しいよ……。


リーリエ「お久し振りです!チルタリス……私……私ずっと貴女にお会いしたかった……!この数年間というもの、何故だか、この世界に来たくても来られない日がずっと続いていたから……。

またいつもの場所にいらっしゃるのですか?今すぐそっちに……」


 リーリエ……私も早くアナタに会いたい……けれど今日アナタを呼んだのは、久し振りの再開を果たすためではない……。


リーリエ「?それでは一体何のために……」


 リーリエ……アナタは忘れてしまったかもしれないけれど……昔アナタは私と約束してくれた……。私が“巨悪”に囚われた際には、必ず助けてくれると…………。


リーリエ「!?まさか……チルタリス、貴女……捕まってしまったのですか!?」


 そう……今私は“巨悪”に囚われ、封印された状態にある……。今できることと言ったら、こうしてアナタに助けを求めるのが精一杯な状態なのだ……。
147 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/07/17 22:27:52 ID:YGrJ1RUc [4/7] 名前× NGID× 報告
リーリエ「チルタリス、今何処にいるのですか!?すぐに助けに行きます!」


ありがとう……今私の魂は、この森の向こうにある山に封印されている。まずは私の魂をそこから解放して欲しい。そしてその後、現実世界で囚われている私を探し出し、助けて欲しいのだが……リーリエ、どうやらアナタは一度現実世界に戻った方が良さそうだ……。


リーリエ「?何故……はっ!」ビクッ!


ヘルガー「グルルルル……」


バンギラス「グゴオオォォォッ!!」


キリキザン「キザッ!!」ギラン!!


リーリエ「いやあぁっ!!来ないでぇぇっ!!」


奴らは巨悪の手下……リーリエ、アナタを一度現実世界に戻す。奴らに見つかってしまった以上、もう私の力でアナタをこの世界に呼び出すことは出来ない。

だが安心して欲しい。アナタのパートナーであるロコン……彼女は私の分身だ。彼女の力を使えば、またいつでもこの世界に戻ってくることが出来る。


リーリエ「!?シロンが……チルタリスの分身?そんなこと……」
148 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/07/17 22:30:21 ID:YGrJ1RUc [5/7] 名前× NGID× 報告
ヘルガー「グアルルルルルルッ!!!」バッ!!


リーリエ「きゃあああぁぁあぁっっっ!!!」

 バチィィン!!

ヘルガー「きゃうん!!」ドサッ!


リーリエ「!?ヘルガーの体が……跳ね返った……?」


私の作ったバリヤーに弾き飛ばされたのさ。リーリエ、もうあまり時間が無い。今から私の言うことをよくお聞き。

現実世界に戻ったら、まずはアナタの兄……グラジオを探すのだ。そして二人でシロンと共にこの世界に戻り、私の魂を解放して欲しい。そして肝心の私の本体の場所だが……

 ミシッ!! ミシミシッ!!

バンギラス「グゴオォッ!!」バキッ!! バキキッ!!


リーリエ「!!バリヤーが……」
149 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/07/17 22:31:32 ID:YGrJ1RUc [6/7] 名前× NGID× 報告
!ここまでか……リーリエ、後は頼んだよ……!

 パリィィィン!!

バンギラスたち「グガアアァァァッッ!!!」


リーリエ「いやああぁ…………」フッ!


バンギラスたち「グガッ!?(消えた!?)」














リーリエ「あぁぁあぁあああぁっっっ!!!」ガバッ!!!

 シ〜ン……………………

リーリエ「はぁっ、はぁっ……も、戻って来られたのですね……元の……世界に…………。」
150 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/07/17 22:35:12 ID:YGrJ1RUc [7/7] 名前× NGID× 報告
リーリエ「でもどうしましょう……チルタリスの本体が今どこにあるのか聞けなかったわ……。」


シロン「……コォ〜ン?」


リーリエ「シロン……!そうだわ、シロン、貴女、チルタリスの分身なんですよね……チルタリスの本体が今どこにあるかわかりませんか?」


シロン「コォ〜ン?」


リーリエ「……わかりませんか……本当にこの子が、あのチルタリスの分身なのかしら……」


シロン「コ〜ン……」スリスリ


リーリエ「!そうだわ、それはそうと、まずは一刻も早くお兄様に連絡を取らなくては!えぇと…………お兄様の電話番号は……ありました!お休みのところ申し訳ないけれど、すぐに連絡を……」

 ズキッ!

リーリエ「!?この腕の痛みは……昼間と同じ……」

 パアァァァッ!!!

リーリエ「!?きゃあぁっ!!何ですか、この光はっ……!!」
151 : ブト@ミストシード 17/07/18 11:02:02 ID:Zf2h59hE 名前× NGID× m 報告
サトシはクロウポジになるのかな?
アークソみたいになら無いことを願ってます
支援
152 : ガヤンマ@インドメタシン 17/07/19 02:33:14 ID:qrzmuhLY 名前× NGID× 報告
支援
153 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/07/22 00:16:38 ID:OEgDp4XQ [1/3] 名前× NGID× 報告
 〜リーリエの腕が光り出す数分前〜


カポエラー「カ……ポ……」バタッ


スイレン「くっ……カポエラー、大丈夫か!」


カキ「これでわかっただろう、スイレン。俺の考えこそ正しいということが。結局そやつのしたことと言えば、精々ボーマンダにストーンエッジをかすらせただけではないか。最も、今更理解したところで遅いがな。なぁ?ボーマンダ。」


ボーマンダ「………………………………。」


カキ「フン、愛想の無い奴め。元のトレーナーに似たのだろうな……まあいい。スイレンよ、トレーナー生命を終える前に、何か言い残すことはあるか?この際だ、何でも聞いてやろう。」


スイレン「……では一つだけ言わせて貰おう。私は、あの日、お前とした約束を忘れたことなど一度も無い。」


カキ「!!なっ……」


スイレン「今までも、そしてこれからもな……。」
154 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/07/22 00:19:44 ID:OEgDp4XQ [2/3] 名前× NGID× 報告
カキ「ふざけるのも大概にしろ!!ならば何故強くなろうとせん!!」


スイレン「強くなろうとしているさ。ただその方法がお前と真逆なだけだ。」


カキ「そんな言い訳が通用するか!!ならばこの結果は何だ!!先鋒のダイノーズを倒し、ボーマンダに掠り傷を負わせたのが関の山では……」


スイレン「まだ負けたわけじゃない!!本当の勝負はここからだ!!」カッ!!


カキ(!!あの目は……かつて俺が唯一恐れた、全盛期の頃の奴の目だ……!!奴は……この期に及んでまだ希望を捨てていないと言うのか……!?

……クク、面白い……!!)


カキ「面白い……面白いぞスイレン!!ならば見事ボーマンダを倒してみせよ!!

飛翔しろボーマンダ!奴の上を取れ!!」


ボーマンダ「グガアッ!」バサアッ!!

 ズキイィィッ!!

ボーマンダ「ガアァッ!?」
155 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/07/22 00:25:31 ID:OEgDp4XQ [3/3] 名前× NGID× 報告
カキ「どうした!?何故飛ばんのだ!?……むっ!翼の付け根に傷が……!」


スイレン「言ったはずだ。本当の勝負はここからだとな……掠っただけとは言え、効果抜群の技を喰らった以上、無事では済まん。

やれ!ジュナイパー!最大パワーで影縫い!!」


ジュナイパー「ジュナアァッ!」バサアァッ!!


カキ「!頭上を取られた!避けろボーマンダ……」


スイレン「遅いっ!」

 ギリギリッ……

ジュナイパー「ジュナアアァァァッ!!」バシュウウウゥゥッ!!!


ボーマンダ「グガアアァァァァッ!!」ドシュウウゥゥゥッ!!!


カキ「ボーマンダッ!」


ボーマンダ「……グガ……ガ…………」フラ……フラ……

 ドズゥゥゥン……!!
156 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/07/27 00:02:03 ID:zMgY3gc2 [1/7] 名前× NGID× 報告
スイレン「……良くやった、ジュナイパー。」


ジュナイパー「ジュナ。」コクッ


ボーマンダ「……ガ………………」


スイレン「…………すまない。お前の想い……確かに受け取ったぞ。」ボソッ


カキ「……まさかここまでとはな……。認めよう。スイレン、どうやら俺はお前を甘く見過ぎていたようだ。」


スイレン「……カキ。」


カキ「良かろう!この俺の全力を持って貴様を倒す!ゆけっ、リザードン!!」ヒュン!!


リザードン「グオオオオオオッ!!!」ゴオオオォォッ!!
157 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/07/27 00:03:28 ID:zMgY3gc2 [2/7] 名前× NGID× 報告
スイレン「……来たか、リザードン。」


スイレン(長引けばこちらが不利……当初の予定通り、隙を見てZ技で一気にカタをつける!)


カキ「……読めているぞ、スイレン。」


スイレン「!」


カキ「相性の不利を、Z技で一気に覆そうと言うのだろう。」


スイレン「そうだ。」


カキ「面白い。その勝負、受けて立つ!ちょうどこの試合を如何に終わらせるかについて悩んでいたところだ。最後の勝負は互いのZ技をぶつけ合い、雌雄を決しようではないか!!」


スイレン「いいのか?折角の相性の上での有利を無駄にすることになるかもしれんぞ?」
158 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/07/27 00:04:32 ID:zMgY3gc2 [3/7] 名前× NGID× 報告
カキ「侮るな!!俺はキングだぞ!!最強のトレーナーであるこの俺が、正面からのぶつかり合いで負ける筈がない!!

アローラキングの名に懸けて、この勝負、俺が制してみせよう!!」カッ!!


リザードン「グゴオオォオォォッ!!」ゴオオオォォッ!!


スイレン(この勝負で私を負かして、トレーナーとして再起不能にするという奴の目的……恐らく……いや、十中八九忘れてるな……。

フッ、全く……そういうところだけは昔から本当に変わらないな……。)


スイレン「望むところだ!!今の私たちのゼンリョク、全てお前にぶつける!!」ゴゴゴッ!!


ジュナイパー「ジュナアァッ!!」ギリギリッ!!
159 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/07/27 00:05:40 ID:zMgY3gc2 [4/7] 名前× NGID× 報告
カキ「その意気や良し!ならば行くぞ!準備はいいか!?」


スイレン「当然だ!行くぞ!ジュナイパー!」キラン! バババッ!


ジュナイパー「ジュナアアアアアアァッ!!!」ゴゴゴゴゴゴッ!!


カキ「刮目せよ!!我らが魂の一撃!!むううぅぅうぅん!!」キラン! バババッ!


リザードン「ゴオオォオオォォッ!!!」ゴゴゴゴゴゴッ!!


スイレン「喰らえ!シャドーアローズストライク!!」


ジュナイパー「ジュナアアアァァッ!!!」


カキ「全てを焼き尽くせ!!灼熱のダイナミックフルフレイム!!」


リザードン「ゴオオォオオォォッ!!!」ゴオオオォォッ!!

 ズドオオオオオッ!!!
160 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/07/27 00:07:05 ID:zMgY3gc2 [5/7] 名前× NGID× 報告
スイレン「負けるな、ジュナイパー!!押せえぇぇっ!!」


ジュナイパー「ジュナアアアァァッ!!!」ゴゴゴゴッ!!


カキ「むおおおおぉおぉぉっ!!!」


リザードン「ゴオオォオオォォッ!!!」ゴオオオォォッ!!

 ドクン!

スイレン「!?またこの痛みか!」


カキ「!?何だ、この痛みは……」

 パアアァアァァァ!!!

カキ「!!バカな!!俺たちの腕が……」


スイレン「!!この光は……そうだ、思い出したぞ……確か去年の決勝戦でも……」
161 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/07/27 00:10:52 ID:zMgY3gc2 [6/7] 名前× NGID× 報告
リザードン「ガウッ!」バサァ


カキ「!リザードン、何故戦いを止め戻ってきた!」


ジュナイパー「ジュナッ!」バサッ


スイレン「!ジュナイパー……私が心配で戻ってきてくれたのか?ありが……」


ジュナイパー「ジュナッ!」バッ!


リザードン「ガウウッ!!」バッ!


カキ「どうした、リザードン……ぬっ!?あれは何だ!!」バッ!


スイレン「!!何だ、あの巨大な竜は!?こっちに向かってくるぞ!!」


竜「グゴオオォオォォッ!!!」
162 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/07/27 00:15:15 ID:zMgY3gc2 [7/7] 名前× NGID× 報告
カキ「新種のポケモンか!?」バッ


ポケモン図鑑「データ無し。データ無し。新種のポケモンの可能性あり。」


カキ「新種のドラゴンポケモンか……!面白い!この俺の新しい仲間に相応しい!行くぞ、リザードン!奴を捕獲する!

リザードン!火炎放射だ!」


リザードン「……………………ガウゥ…………」


カキ「どうした!?何故奴を攻撃せんのだ!?」


リザードン「ガウゥゥ……」


カキ「ええい、この役立たずが!!ならば他のポケモンで……」


竜「グゴオオォオォォッ!!!」ブワアァァッ!!
163 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/08/03 22:10:21 ID:TLMdrXG2 [1/2] 名前× NGID× 報告
カキ「ぬううっ……何というプレッシャーだ……!!」


スイレン(あの竜、何かを伝えたがっているような……そんな気がする……。)


竜「グゴオオォッ!」


スイレン「!?竜の姿が、消えかかって……」


竜「グゴオオオォォッ!!」スゥゥゥッ……


カキ「き、消えただと!?一体…………」

 キキーッ! キッ!

スイレン「!!」


ジュンサー「くぉらああぁあああぁぁぁぁぁっ!!!アナタたちこんな時間まで何をやっているのおぉぉおぉぉぉっ!!!」
164 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/08/03 22:12:52 ID:TLMdrXG2 [2/2] 名前× NGID× 報告
スイレン(マズイな……ジュンサーさんに見つかってしまうとは……しかもあの人、良く見たら……。)

 バサッ!!

ジュンサー「あ、コラッ!待ちなさいキミ……って!?よく見たらカキちゃんにスイレンちゃん!?」


カキ「チッ……スイレン!!この勝負、一旦預けておくぞ!」


スイレン「カキ!」


カキ「さらばだ!!」バサァッ!!


ジュンサー「コラー!!戻ってきなさーい!!いくらキングだからって許さないわよ!!明日ライチさんに連絡して、キツ〜くお仕置きしてもらうんですからね!!

……全く……仕方ないわね、取り敢えずスイレンちゃん!アナタだけでも今からお説教よ!!……安心なさい。逃げたカキちゃんには明日も〜っと怖い人にお説教して貰いますからね!!取り敢えずついてらっしゃい……って聞いてるの!?スイレンちゃん!!」


スイレン「あ、はい……すみません、今行きます…………。」


ジュンサー「全く、カキちゃんは兎も角、貴女までこんなことをするだなんて……

はぁ…………ご近所からスタジアムの方がうるさいって苦情が来たから、てっきりまたスカル団の連中が暴れてるもんだとばかり……。まぁいいわ。取り敢えず詳しい話は交番の方でキッチリ聞かせて貰いますからね!!わかった!?」


スイレン「わかりました……。」
165 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/08/10 19:54:05 ID:kK7JV/Lc [1/3] 名前× NGID× 報告
 〜翌朝、戦の遺跡にて〜

 ゴシ……ゴシ……ゴシ……

スイレン「……やれやれ……。」

 ゴシ……ゴシ……ゴシ……

スイレン「……………………。」


ハラ「どうですかな、スイレン。少しは綺麗になりましたか?」


スイレン「ハラさん……ええ、それなりには……」


ハラ「……まだこの辺が少し汚いですな。」


スイレン「ここが終わったらやろうと思っていたところです。」


ハラ「そうでしたか。それでは引き続き任せましたぞ。」


スイレン「はい。」ゴシゴシ
166 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/08/10 19:56:40 ID:kK7JV/Lc [2/3] 名前× NGID× 報告
ハラ「……それにしても、キミともあろう人が、夜間にこっそり抜け出して、無断でスタジアムにてキングとの試合を行うとは……。何かそれ程までにキングと戦いたい理由でもあったのですかな?」


スイレン「…………ただの気まぐれです。」


ハラ「……ほう、気まぐれ、ですか。」


スイレン「ええ。それでジュンサーさんや母に散々叱られた挙句(ジュンサーに叱られた時には、最後にお仕置きとして、デデンネの電気ショックを浴びせられた。)、罰として守り神の遺跡を掃除することになったのですから、高くつきました。」


ハラ「…………そうですか。では今後は精々、気まぐれで安易な行動を取らぬよう気を付けるのですな。」


スイレン「ええ……」

 ダッダッダッダッ……

男「ハラさん!大変だ!」


ハラ「む、そんなに慌てて、一体どうしたのですかな?」
167 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/08/10 21:09:11 ID:kK7JV/Lc [3/3] 名前× NGID× 報告
男「それが、町で今スカル団の奴らが大暴れしてるんだ!ジュンサーさんたちが必死で食い止めようとしてるけど、何分数が多すぎるせいで苦戦を強いられているんだ!

頼む、ハラさん!!みんなを助けてくれ!!」


ハラ「なんと……!それは一大事だ。すぐに助けにいかなければ……!スイレン、キミは彼と一緒にここに残っていてくれますかな。私はこれからスカル団の奴らを追っ払って来ますゆえ。」


スイレン「わかりました。くれぐれもお気を付けて。」


ハラ「うむ。では行って参る。」ザッザッザ


男「…………もう見えなくなっちゃった。流石はハラさん、年の割に健脚だなぁ。」


スイレン「ええ。」


男「…………ねえスイレンちゃん。キミも手練れのトレーナーだろう?ハラさんはああ言ってたけど、やっぱりキミも行った方がいいんじゃないのかい?そうしたらハラさんは随分助かるはずだよ。僕のことはいいから……」


スイレン「今私のポケモンは、アシマリ以外全部ポケモンセンターに預けているので。流石にアシマリ一体では、ハラさんの足を引っ張るだけでしょうから。」


男「……へえ、それじゃあ今キミはアシマリしか持っていないんだ……そうなんだ……。」ニヤッ
168 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/08/19 13:03:13 ID:7iG5xSxI [1/2] 名前× NGID× 報告
スイレン「?ええ……」


男「……ねえ、スイレンちゃん。突然だけど、キミはアローラに古くから伝わる、守り神と竜の伝説を知ってる?」


スイレン「……守り神の方なら知っていますが、竜の伝説とは?」


男「そうか、知らないのか。じゃあ特別に教えてあげよう……。むかーし、昔、アローラにはね、竜の神様がいたんだよ。その神様は赤い巨大な竜でね……」


スイレン「!!赤い巨大な竜?」


男「おや、知っているのかい?」ニヤッ


スイレン「……いえ、多分勘違いかと……」


男「なんだそうか。それでね、竜の神様はその昔、選ばれた人間にある力を授けてくれたんだよ。その力っていうのはね、守り神と同じ力で、悪を封じ、さらに彼らの“しもべ”を自在に操ることのできる力だったんだ。

でね、その力を持つ人間の腕には、独特の痣があるんだよ。普段は見えないんだけど、その力を使う時だけ、赤く輝いて、痣を浮かび上がらせるんだ…………。

キミにもあるだろう?その痣が。」


スイレン「!!まさか、この痣が……いや、それより、アナタは一体何者だ。どうして私の痣のことを知っている!?」
169 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/08/19 13:04:24 ID:7iG5xSxI [2/2] 名前× NGID× 報告
男「どうして知っているかって?そりゃ勿論……」バッ!

 パァァァ……

男「僕にも痣があるからさ!!最も、キミたちとはルーツが違うけどね!!」


スイレン「!!私と同じ……いや、光の色が違う。」


男「そう!僕はキミたち“シグナー”と対を為す、“ダークシグナー”なのさ!」


スイレン「ダークシグナーだと?」


男「ああ。僕たちの目的はただ一つ。我が主のために、お前たちシグナーをこの世から抹殺することだ!!

私怨はないが、キミにはここで消えてもらう!!いけっ!!アリアドス!!」ヒュン!


アリアドス「アリーッ!!」ズンッ!
170 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/08/29 18:29:44 ID:U3U3Dnic [1/6] 名前× NGID× 報告
スイレン(くっ……今私の手持ちはアシマリのみ……Z技で一気にカタをつけるしかない!)


スイレン「いけっ!アシマリ!」


アシマリ「オォン!」


アリアドス「フシューッ!」


アシマリ「オォン!?」ビクッ!


スイレン「大丈夫だ。アシマリ。隙を見て、一気に畳みかけるぞ。」


アシマリ「オォン!」コクッ


男「……なるほど。それは良い案だね。さぁ、かかっておいでよ。」
171 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/08/29 18:30:56 ID:U3U3Dnic [2/6] 名前× NGID× 報告
スイレン「アシマリ、バブルこうせん!」


アシマリ「オォオン!」ボバババッ!


男「アリアドス!こうそくいどう!」


アリアドス「アリーッ!」シャッ! シャシャッ!


スイレン「!速い!」


男「どくづき!」


アリアドス「アリーッ!」ビュッ!


スイレン「!かわs……」

 ズドォッ!

アシマリ「オォオンッ!!」


スイレン「アシマリーッ!!」
172 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/08/29 18:31:42 ID:U3U3Dnic [3/6] 名前× NGID× 報告
男「トドメだ!メガホーン!」


アリアドス「アリーッ!」ビュオッ!


スイレン「くっ……アクアジェット!」


アシマリ「!オォ……オォン!」ブワッ! ザアァッ!


男「!何っ……あの体勢から……」

 ズドッ!

アリアドス「アリッ……」


スイレン「!よし!そのままバブル……」

 シュルルルッ! バシッ! バシッ!

アシマリ「!?オォォン……」


スイレン「!いとをはく、か!しまった……」
173 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/08/29 18:33:22 ID:U3U3Dnic [4/6] 名前× NGID× 報告
男「チッチッチ……いとをはく、じゃあない……これは“どくのいと”さ。」


スイレン「!!どくのいと?まさか……」


男「そのまさか、さ。アリアドス、アシマリを地面に思い切り叩きつけてやれ!!」


アリアドス「アリー!」ブオッ!!


スイレン「!!アシマリッ……」バッ!!

 ドガッ!!

スイレン「!!ぐあっ……」

 ドザッ!! ズザザザッ……

男「ナイスキャーッチ……でも取るのに精一杯で、着地に失敗しちゃったみたいだねぇ。あちこち傷だらけじゃないか。」ニタニタ


スイレン「アシマリ!!アシマリ!!しっかりしろ!!」
174 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/08/29 18:34:57 ID:U3U3Dnic [5/6] 名前× NGID× 報告
アシマリ「……ォ……オォン……オォォッ!!」ガクガク!


スイレン「くっ……やはり毒状態に……」


スイレン(マズイ……今すぐポケモンセンターに運ばなければ……だが、今の私たちに、奴から逃れる術は……)

 シュルルルッ!! バシッ! バシッ!

スイレン「!?しまった……うあああっ!!」ズザザザッ!!


男「へへへっ……スイレンちゃん、ゲットだぜ。よくやった、アリアドス。」


アリアドス「アリーッ!」


スイレン「こ、このっ……は、離せっ!!」グググッ……!!


男「あはははっ!必死だねぇ、スイレンちゃん。アシマリを想ってのことなんだろうけど……でもそんなに激しく動くと、余計毒が回るよ……ってほら、言わんこっちゃない。」

 ガクッ

スイレン(くっ……頭がクラクラして……何も考えられなく……なり……そうだ……。)
175 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/08/29 18:41:40 ID:U3U3Dnic [6/6] 名前× NGID× 報告
 ガシッ!!

スイレン「!!ぉああぁっ……」


男「さぁ……後はこのままスイレンちゃんを絞め殺すだけ……あはははははっ!ボロいなぁ……ボロ過ぎるよ!!」ググググッ!!


スイレン「ごぉあぁはぁっ……うぅげぇほぉぉっ……」ジタバタ!!

 パァ……パァァァ……

男「!シグナーの痣が光って……まあいい。何せ、他のシグナーたちの元にも仲間が向かったからね。カキくんは兎も角、リーリエちゃんなんかもうとっくに……」


アシマリ「オ……オォオンッ!」ビュバババッ!


男「!!何っ……うおおぉっ!!」ババババッ!


アリアドス「ア、アリーッ!」ババババッ!

 ブチッ! ブチブチッ!

スイレン「!!ぅうゲホッ!!ゲホォッ!!……ア、アシマリ……最後の力を振り絞って、奴らと糸を……くっ……」ガクン!
176 : ャワーズ@ふしぎなきのみ 17/09/04 21:25:48 ID:w2sVarHQ 名前× NGID× 報告
あげ
177 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/09/14 00:18:25 ID:GNeBR6ak [1/3] 名前× NGID× 報告
男「おのれ、アシマリめ、まだ余力が……アリアドス!今度こそ奴にトドメをさせ!!メガホーンだ!!」


アリアドス「アリッ!」バッ!


スイレン「!!!やめろおおぉおおおおぉぉぉっ!!!」パアアアァァ……!!


???「ボオォ……オオンッ!!」

 ズドオォッ!!

アリアドス「!!アリイイィッ!?」


男「!!何者だ!?」


スイレン「!!今の一撃……まさか……!!」


ニョロボン「ボオオォン!!」


スイレン「ニョロボン!!」
178 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/09/14 23:24:48 ID:GNeBR6ak [2/3] 名前× NGID× 報告
 バサァッ!!

ボーマンダ「グガアアァアアアッ!!」


スイレン「それにボーマンダ!!お前たち……どうしてここに……?」


ボーマンダ「グルルッ……」


スイレン「!!」


男「……クク……ククククッ……ハハハハッ!飛んで火にいる夏の虫とは、まさにこのことだ!わざわざ貴様(ボーマンダ)の方から殺されに来てくれたのだからな!!」


スイレン「……フッ。」


男「!何が可笑しい!」


スイレン「生憎だがお前のアリアドスなど、ボーマンダたちの敵ではない。一度負けたとはいえ、お前のアリアドスの実力は先程見切った。勝ち目はないぞ。」
179 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/09/14 23:26:26 ID:GNeBR6ak [3/3] 名前× NGID× 報告
男「クッ、そんなハッタリに騙される俺ではないぞ!やれ!アリアドス!メガホーン!」


アリアドス「アリーッ!」シャッ!

 ガシィッ!!

アリアドス「アリィ!?」


ニョロボン「……………………。」


男「!?バ、バカな……片手で軽く受け止めただと!?」


スイレン「ニョロボン、そのままアリアドスを宙に向かって投げろ!」


ニョロボン「ニョロ。」ブンッ!


アリアドス「アリーッ!?」

 キラン!

スイレン「トドメだ!スーパーアクア……」
180 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/09/17 22:54:55 ID:M1atyMuk [1/4] 名前× NGID× 報告
ボーマンダ「ガウッ!」


スイレン「!ボーマンダ、お前がトドメを刺したいのか?……いいだろう。なら行くぞ、ボーマンダ!」キラン!


ボーマンダ「ガウウッ!」キュイン キュイン


男「クソッ!ならばこちらも行くぞアリアドス!」キラン!


アリアドス「アリーッ!」キュイン キュイン


スイレン「行くぞっ!スーパーアクア……トルネードッ!!」


ボーマンダ「ガウウゥッ!!」ズゴゴゴゴゴゴッ!!


男「絶対捕食回転斬!!」


アリアドス「アリーッ!」ギュゴゴゴゴゴゴッ!!




181 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/09/17 22:56:57 ID:M1atyMuk [2/4] 名前× NGID× 報告
スイレン「……勝負あったな。」


アリアドス「ア……アリ…………」ピクピク……


男「バ、バカな……俺のアリアドスをZ技ごと飲み込むだなんて……」


スイレン「……さあ、話して貰おうか。誰の差し金でこんな……」

 ズキン!

スイレン「!ぐっ……」フラッ


男「!しめた!今の内に……」


???「ガブリアス、ストーンエッジ!」

 ズドドドドドッ!!

男「!ひっ……ひぃぃっ!!」

 ドガァン!

男「ぐがあぁあああぁっ!!!」

 ドサッ!
182 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/09/17 23:01:50 ID:M1atyMuk [3/4] 名前× NGID× 報告
スイレン「!誰だ!」

 ザッ

???「……久し振りだな。俺だ。スイレン。」


スイレン「!グラジオ……!ぐっ……」フラッ


リーリエ「!スイレン!」


ニョロボン「ニョロ!」サッ!


スイレン「すまない。ニョロボン……」


ニョロボン「ニョロ。」コクッ


グラジオ「……状況から察するに、どうやらあのアリアドスの毒を喰らったようだな。……リーリエ。」


リーリエ「はい!さあスイレン。このモモンの実を召し上がってください。」スッ


スイレン「すまない……。」パクッ
183 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/09/17 23:11:26 ID:M1atyMuk [4/4] 名前× NGID× 報告
男「…………………………………………。」

 モゾモゾ……シュルル……

スイレン「!あの男の口から、何かドククラゲのような生物が……」

 ベチン!!

ガブリアス「……ガブゥ。」


グラジオ「良くやった。ガブリアス。……安心しろ。スイレン。この男は今の生物に操られていただけだ。間も無く正気を取り戻すだろう。」


スイレン「何……?一体どういうことだ?」


リーリエ「スイレン、実は私も、先程見知らぬ男性に襲われ、あわやというところをお兄様に助けて頂いたのですが……

その男性を倒した時にも、口から今のドククラゲのような生物が出てきまして……お兄様曰く、その生物はアローラの伝説に出てくる、古の魔物の分身だそうです。何でも、人を操る能力を持っており、古のアローラでも、人々を操っては、様々な悪事を働いたそうです。」


スイレン「人を操る能力を持った、古の魔物の分身……?一体何故そんなものが……それにグラジオ、お前が何故そのようなことを……」


グラジオ「それは…………」

書き込み前に、利用規約を確認して下さい。
レス番のリンクをクリックで返信が出来ます。
その他にも色々な機能があるので詳しくは、掲示板の機能を確認して下さい。
荒らしや煽りはスルーして下さい。荒らしに反応している人も荒らし同様対処します。


一部のホストからの違反報告を制限させてもらっています。


文字サイズ設定・投稿設定・NG設定▼(クリックで開閉。動作にはJavaScriptを有効にして下さい。)
    文字サイズ

    自分の投稿を分かりやすくする
    投稿フォームの「履歴ページに記録する」にチェック時、この設定が有効の場合に、投稿した書き込みの名前が黄色く表示されます。(動作には要履歴ID発行
    現在の設定は「有効」です。
      

    NG設定
    各NG設定は、履歴IDを発行することで、PCとiPhoneなど複数端末で共有化することが出来ます。

    ・連鎖NG設定
    NG機能で見えなくなったレスにアンカーが向けられていた場合、そのレスも連鎖して見えなくなります。
    現在の設定は「」です。
      

    ・NGワード設定
    入力した単語を含むレスが見えなくなります。(改行区切りで入力後、「設定する」ボタンをクリック)
    NGされたレス内容は「元レス」をクリックすると確認できます。

    ・NGネーム・NGID一括削除


    【特殊な指定方法】

    ・「_(アンダーバー)」はAND条件。
    ・[]で文字を囲むと、その中のいずれか1文字と一致。
    ・[]で囲んだ文字を | で区切ると、それぞれをOR条件として動作。
    詳しくは、NGの設定方法を参照。

(画面No:2a)

(連投制限などに引っかかった時用)