【SS】スイレン「おい、バトルしろよ。」


1 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/03/03 23:39:05 ID:XK30MeKI 報告
スカル団A「ああ?何だてめぇ?」


スカル団B「ガキの癖に俺“たち”とやる気なのかぁ?」ヘラヘラ


スカル団C「そーだ、そーだ。どうせ真面なポケモンも持ってない癖に、笑わせんじゃねーよ。」ケラケラ


スイレン「……ポケモンは拾った。私が勝ったら、そのイワンコを放すんだ。」


スカル団A「ああん?何言ってんだてめぇ?何でそんな約束しなくちゃなら……」


スカル団B「まあ待てよ。面白いじゃないか。その代わり俺“たち”が勝ったら、お前のポケモンを貰うってことでどうだ?」


スイレン「……いいだろう。勝負だ。いけっ、アシマリ!」ヒュン!


アシマリ「オォン!」ポワン!
161 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/07/27 00:10:52 ID:zMgY3gc2 [1/2] 報告
リザードン「ガウッ!」バサァ


カキ「!リザードン、何故戦いを止め戻ってきた!」


ジュナイパー「ジュナッ!」バサッ


スイレン「!ジュナイパー……私が心配で戻ってきてくれたのか?ありが……」


ジュナイパー「ジュナッ!」バッ!


リザードン「ガウウッ!!」バッ!


カキ「どうした、リザードン……ぬっ!?あれは何だ!!」バッ!


スイレン「!!何だ、あの巨大な竜は!?こっちに向かってくるぞ!!」


竜「グゴオオォオォォッ!!!」
162 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/07/27 00:15:15 ID:zMgY3gc2 [2/2] 報告
カキ「新種のポケモンか!?」バッ


ポケモン図鑑「データ無し。データ無し。新種のポケモンの可能性あり。」


カキ「新種のドラゴンポケモンか……!面白い!この俺の新しい仲間に相応しい!行くぞ、リザードン!奴を捕獲する!

リザードン!火炎放射だ!」


リザードン「……………………ガウゥ…………」


カキ「どうした!?何故奴を攻撃せんのだ!?」


リザードン「ガウゥゥ……」


カキ「ええい、この役立たずが!!ならば他のポケモンで……」


竜「グゴオオォオォォッ!!!」ブワアァァッ!!
163 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/08/03 22:10:21 ID:TLMdrXG2 [1/2] 報告
カキ「ぬううっ……何というプレッシャーだ……!!」


スイレン(あの竜、何かを伝えたがっているような……そんな気がする……。)


竜「グゴオオォッ!」


スイレン「!?竜の姿が、消えかかって……」


竜「グゴオオオォォッ!!」スゥゥゥッ……


カキ「き、消えただと!?一体…………」

 キキーッ! キッ!

スイレン「!!」


ジュンサー「くぉらああぁあああぁぁぁぁぁっ!!!アナタたちこんな時間まで何をやっているのおぉぉおぉぉぉっ!!!」
164 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/08/03 22:12:52 ID:TLMdrXG2 [2/2] 報告
スイレン(マズイな……ジュンサーさんに見つかってしまうとは……しかもあの人、良く見たら……。)

 バサッ!!

ジュンサー「あ、コラッ!待ちなさいキミ……って!?よく見たらカキちゃんにスイレンちゃん!?」


カキ「チッ……スイレン!!この勝負、一旦預けておくぞ!」


スイレン「カキ!」


カキ「さらばだ!!」バサァッ!!


ジュンサー「コラー!!戻ってきなさーい!!いくらキングだからって許さないわよ!!明日ライチさんに連絡して、キツ〜くお仕置きしてもらうんですからね!!

……全く……仕方ないわね、取り敢えずスイレンちゃん!アナタだけでも今からお説教よ!!……安心なさい。逃げたカキちゃんには明日も〜っと怖い人にお説教して貰いますからね!!取り敢えずついてらっしゃい……って聞いてるの!?スイレンちゃん!!」


スイレン「あ、はい……すみません、今行きます…………。」


ジュンサー「全く、カキちゃんは兎も角、貴女までこんなことをするだなんて……

はぁ…………ご近所からスタジアムの方がうるさいって苦情が来たから、てっきりまたスカル団の連中が暴れてるもんだとばかり……。まぁいいわ。取り敢えず詳しい話は交番の方でキッチリ聞かせて貰いますからね!!わかった!?」


スイレン「わかりました……。」
165 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/08/10 19:54:05 ID:kK7JV/Lc [1/3] 報告
 〜翌朝、戦の遺跡にて〜

 ゴシ……ゴシ……ゴシ……

スイレン「……やれやれ……。」

 ゴシ……ゴシ……ゴシ……

スイレン「……………………。」


ハラ「どうですかな、スイレン。少しは綺麗になりましたか?」


スイレン「ハラさん……ええ、それなりには……」


ハラ「……まだこの辺が少し汚いですな。」


スイレン「ここが終わったらやろうと思っていたところです。」


ハラ「そうでしたか。それでは引き続き任せましたぞ。」


スイレン「はい。」ゴシゴシ
166 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/08/10 19:56:40 ID:kK7JV/Lc [2/3] 報告
ハラ「……それにしても、キミともあろう人が、夜間にこっそり抜け出して、無断でスタジアムにてキングとの試合を行うとは……。何かそれ程までにキングと戦いたい理由でもあったのですかな?」


スイレン「…………ただの気まぐれです。」


ハラ「……ほう、気まぐれ、ですか。」


スイレン「ええ。それでジュンサーさんや母に散々叱られた挙句(ジュンサーに叱られた時には、最後にお仕置きとして、デデンネの電気ショックを浴びせられた。)、罰として守り神の遺跡を掃除することになったのですから、高くつきました。」


ハラ「…………そうですか。では今後は精々、気まぐれで安易な行動を取らぬよう気を付けるのですな。」


スイレン「ええ……」

 ダッダッダッダッ……

男「ハラさん!大変だ!」


ハラ「む、そんなに慌てて、一体どうしたのですかな?」
167 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/08/10 21:09:11 ID:kK7JV/Lc [3/3] 報告
男「それが、町で今スカル団の奴らが大暴れしてるんだ!ジュンサーさんたちが必死で食い止めようとしてるけど、何分数が多すぎるせいで苦戦を強いられているんだ!

頼む、ハラさん!!みんなを助けてくれ!!」


ハラ「なんと……!それは一大事だ。すぐに助けにいかなければ……!スイレン、キミは彼と一緒にここに残っていてくれますかな。私はこれからスカル団の奴らを追っ払って来ますゆえ。」


スイレン「わかりました。くれぐれもお気を付けて。」


ハラ「うむ。では行って参る。」ザッザッザ


男「…………もう見えなくなっちゃった。流石はハラさん、年の割に健脚だなぁ。」


スイレン「ええ。」


男「…………ねえスイレンちゃん。キミも手練れのトレーナーだろう?ハラさんはああ言ってたけど、やっぱりキミも行った方がいいんじゃないのかい?そうしたらハラさんは随分助かるはずだよ。僕のことはいいから……」


スイレン「今私のポケモンは、アシマリ以外全部ポケモンセンターに預けているので。流石にアシマリ一体では、ハラさんの足を引っ張るだけでしょうから。」


男「……へえ、それじゃあ今キミはアシマリしか持っていないんだ……そうなんだ……。」ニヤッ
168 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/08/19 13:03:13 ID:7iG5xSxI [1/2] 報告
スイレン「?ええ……」


男「……ねえ、スイレンちゃん。突然だけど、キミはアローラに古くから伝わる、守り神と竜の伝説を知ってる?」


スイレン「……守り神の方なら知っていますが、竜の伝説とは?」


男「そうか、知らないのか。じゃあ特別に教えてあげよう……。むかーし、昔、アローラにはね、竜の神様がいたんだよ。その神様は赤い巨大な竜でね……」


スイレン「!!赤い巨大な竜?」


男「おや、知っているのかい?」ニヤッ


スイレン「……いえ、多分勘違いかと……」


男「なんだそうか。それでね、竜の神様はその昔、選ばれた人間にある力を授けてくれたんだよ。その力っていうのはね、守り神と同じ力で、悪を封じ、さらに彼らの“しもべ”を自在に操ることのできる力だったんだ。

でね、その力を持つ人間の腕には、独特の痣があるんだよ。普段は見えないんだけど、その力を使う時だけ、赤く輝いて、痣を浮かび上がらせるんだ…………。

キミにもあるだろう?その痣が。」


スイレン「!!まさか、この痣が……いや、それより、アナタは一体何者だ。どうして私の痣のことを知っている!?」
169 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/08/19 13:04:24 ID:7iG5xSxI [2/2] 報告
男「どうして知っているかって?そりゃ勿論……」バッ!

 パァァァ……

男「僕にも痣があるからさ!!最も、キミたちとはルーツが違うけどね!!」


スイレン「!!私と同じ……いや、光の色が違う。」


男「そう!僕はキミたち“シグナー”と対を為す、“ダークシグナー”なのさ!」


スイレン「ダークシグナーだと?」


男「ああ。僕たちの目的はただ一つ。我が主のために、お前たちシグナーをこの世から抹殺することだ!!

私怨はないが、キミにはここで消えてもらう!!いけっ!!アリアドス!!」ヒュン!


アリアドス「アリーッ!!」ズンッ!
170 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/08/29 18:29:44 ID:U3U3Dnic [1/6] 報告
スイレン(くっ……今私の手持ちはアシマリのみ……Z技で一気にカタをつけるしかない!)


スイレン「いけっ!アシマリ!」


アシマリ「オォン!」


アリアドス「フシューッ!」


アシマリ「オォン!?」ビクッ!


スイレン「大丈夫だ。アシマリ。隙を見て、一気に畳みかけるぞ。」


アシマリ「オォン!」コクッ


男「……なるほど。それは良い案だね。さぁ、かかっておいでよ。」
171 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/08/29 18:30:56 ID:U3U3Dnic [2/6] 報告
スイレン「アシマリ、バブルこうせん!」


アシマリ「オォオン!」ボバババッ!


男「アリアドス!こうそくいどう!」


アリアドス「アリーッ!」シャッ! シャシャッ!


スイレン「!速い!」


男「どくづき!」


アリアドス「アリーッ!」ビュッ!


スイレン「!かわs……」

 ズドォッ!

アシマリ「オォオンッ!!」


スイレン「アシマリーッ!!」
172 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/08/29 18:31:42 ID:U3U3Dnic [3/6] 報告
男「トドメだ!メガホーン!」


アリアドス「アリーッ!」ビュオッ!


スイレン「くっ……アクアジェット!」


アシマリ「!オォ……オォン!」ブワッ! ザアァッ!


男「!何っ……あの体勢から……」

 ズドッ!

アリアドス「アリッ……」


スイレン「!よし!そのままバブル……」

 シュルルルッ! バシッ! バシッ!

アシマリ「!?オォォン……」


スイレン「!いとをはく、か!しまった……」
173 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/08/29 18:33:22 ID:U3U3Dnic [4/6] 報告
男「チッチッチ……いとをはく、じゃあない……これは“どくのいと”さ。」


スイレン「!!どくのいと?まさか……」


男「そのまさか、さ。アリアドス、アシマリを地面に思い切り叩きつけてやれ!!」


アリアドス「アリー!」ブオッ!!


スイレン「!!アシマリッ……」バッ!!

 ドガッ!!

スイレン「!!ぐあっ……」

 ドザッ!! ズザザザッ……

男「ナイスキャーッチ……でも取るのに精一杯で、着地に失敗しちゃったみたいだねぇ。あちこち傷だらけじゃないか。」ニタニタ


スイレン「アシマリ!!アシマリ!!しっかりしろ!!」
174 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/08/29 18:34:57 ID:U3U3Dnic [5/6] 報告
アシマリ「……ォ……オォン……オォォッ!!」ガクガク!


スイレン「くっ……やはり毒状態に……」


スイレン(マズイ……今すぐポケモンセンターに運ばなければ……だが、今の私たちに、奴から逃れる術は……)

 シュルルルッ!! バシッ! バシッ!

スイレン「!?しまった……うあああっ!!」ズザザザッ!!


男「へへへっ……スイレンちゃん、ゲットだぜ。よくやった、アリアドス。」


アリアドス「アリーッ!」


スイレン「こ、このっ……は、離せっ!!」グググッ……!!


男「あはははっ!必死だねぇ、スイレンちゃん。アシマリを想ってのことなんだろうけど……でもそんなに激しく動くと、余計毒が回るよ……ってほら、言わんこっちゃない。」

 ガクッ

スイレン(くっ……頭がクラクラして……何も考えられなく……なり……そうだ……。)
175 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/08/29 18:41:40 ID:U3U3Dnic [6/6] 報告
 ガシッ!!

スイレン「!!ぉああぁっ……」


男「さぁ……後はこのままスイレンちゃんを絞め殺すだけ……あはははははっ!ボロいなぁ……ボロ過ぎるよ!!」ググググッ!!


スイレン「ごぉあぁはぁっ……うぅげぇほぉぉっ……」ジタバタ!!

 パァ……パァァァ……

男「!シグナーの痣が光って……まあいい。何せ、他のシグナーたちの元にも仲間が向かったからね。カキくんは兎も角、リーリエちゃんなんかもうとっくに……」


アシマリ「オ……オォオンッ!」ビュバババッ!


男「!!何っ……うおおぉっ!!」ババババッ!


アリアドス「ア、アリーッ!」ババババッ!

 ブチッ! ブチブチッ!

スイレン「!!ぅうゲホッ!!ゲホォッ!!……ア、アシマリ……最後の力を振り絞って、奴らと糸を……くっ……」ガクン!
176 : ャワーズ@ふしぎなきのみ 17/09/04 21:25:48 ID:w2sVarHQ 報告
あげ
177 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/09/14 00:18:25 ID:GNeBR6ak [1/3] 報告
男「おのれ、アシマリめ、まだ余力が……アリアドス!今度こそ奴にトドメをさせ!!メガホーンだ!!」


アリアドス「アリッ!」バッ!


スイレン「!!!やめろおおぉおおおおぉぉぉっ!!!」パアアアァァ……!!


???「ボオォ……オオンッ!!」

 ズドオォッ!!

アリアドス「!!アリイイィッ!?」


男「!!何者だ!?」


スイレン「!!今の一撃……まさか……!!」


ニョロボン「ボオオォン!!」


スイレン「ニョロボン!!」
178 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/09/14 23:24:48 ID:GNeBR6ak [2/3] 報告
 バサァッ!!

ボーマンダ「グガアアァアアアッ!!」


スイレン「それにボーマンダ!!お前たち……どうしてここに……?」


ボーマンダ「グルルッ……」


スイレン「!!」


男「……クク……ククククッ……ハハハハッ!飛んで火にいる夏の虫とは、まさにこのことだ!わざわざ貴様(ボーマンダ)の方から殺されに来てくれたのだからな!!」


スイレン「……フッ。」


男「!何が可笑しい!」


スイレン「生憎だがお前のアリアドスなど、ボーマンダたちの敵ではない。一度負けたとはいえ、お前のアリアドスの実力は先程見切った。勝ち目はないぞ。」
179 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/09/14 23:26:26 ID:GNeBR6ak [3/3] 報告
男「クッ、そんなハッタリに騙される俺ではないぞ!やれ!アリアドス!メガホーン!」


アリアドス「アリーッ!」シャッ!

 ガシィッ!!

アリアドス「アリィ!?」


ニョロボン「……………………。」


男「!?バ、バカな……片手で軽く受け止めただと!?」


スイレン「ニョロボン、そのままアリアドスを宙に向かって投げろ!」


ニョロボン「ニョロ。」ブンッ!


アリアドス「アリーッ!?」

 キラン!

スイレン「トドメだ!スーパーアクア……」
180 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/09/17 22:54:55 ID:M1atyMuk [1/4] 報告
ボーマンダ「ガウッ!」


スイレン「!ボーマンダ、お前がトドメを刺したいのか?……いいだろう。なら行くぞ、ボーマンダ!」キラン!


ボーマンダ「ガウウッ!」キュイン キュイン


男「クソッ!ならばこちらも行くぞアリアドス!」キラン!


アリアドス「アリーッ!」キュイン キュイン


スイレン「行くぞっ!スーパーアクア……トルネードッ!!」


ボーマンダ「ガウウゥッ!!」ズゴゴゴゴゴゴッ!!


男「絶対捕食回転斬!!」


アリアドス「アリーッ!」ギュゴゴゴゴゴゴッ!!




181 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/09/17 22:56:57 ID:M1atyMuk [2/4] 報告
スイレン「……勝負あったな。」


アリアドス「ア……アリ…………」ピクピク……


男「バ、バカな……俺のアリアドスをZ技ごと飲み込むだなんて……」


スイレン「……さあ、話して貰おうか。誰の差し金でこんな……」

 ズキン!

スイレン「!ぐっ……」フラッ


男「!しめた!今の内に……」


???「ガブリアス、ストーンエッジ!」

 ズドドドドドッ!!

男「!ひっ……ひぃぃっ!!」

 ドガァン!

男「ぐがあぁあああぁっ!!!」

 ドサッ!
182 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/09/17 23:01:50 ID:M1atyMuk [3/4] 報告
スイレン「!誰だ!」

 ザッ

???「……久し振りだな。俺だ。スイレン。」


スイレン「!グラジオ……!ぐっ……」フラッ


リーリエ「!スイレン!」


ニョロボン「ニョロ!」サッ!


スイレン「すまない。ニョロボン……」


ニョロボン「ニョロ。」コクッ


グラジオ「……状況から察するに、どうやらあのアリアドスの毒を喰らったようだな。……リーリエ。」


リーリエ「はい!さあスイレン。このモモンの実を召し上がってください。」スッ


スイレン「すまない……。」パクッ
183 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/09/17 23:11:26 ID:M1atyMuk [4/4] 報告
男「…………………………………………。」

 モゾモゾ……シュルル……

スイレン「!あの男の口から、何かドククラゲのような生物が……」

 ベチン!!

ガブリアス「……ガブゥ。」


グラジオ「良くやった。ガブリアス。……安心しろ。スイレン。この男は今の生物に操られていただけだ。間も無く正気を取り戻すだろう。」


スイレン「何……?一体どういうことだ?」


リーリエ「スイレン、実は私も、先程見知らぬ男性に襲われ、あわやというところをお兄様に助けて頂いたのですが……

その男性を倒した時にも、口から今のドククラゲのような生物が出てきまして……お兄様曰く、その生物はアローラの伝説に出てくる、古の魔物の分身だそうです。何でも、人を操る能力を持っており、古のアローラでも、人々を操っては、様々な悪事を働いたそうです。」


スイレン「人を操る能力を持った、古の魔物の分身……?一体何故そんなものが……それにグラジオ、お前が何故そのようなことを……」


グラジオ「それは…………」
184 : ラッタ@あかぼんぐり 17/09/26 12:26:08 ID:a67T3uDA 報告
あげ
185 : ロデスナ@ユキノオナイト 17/10/06 17:28:53 ID:XZRZAypg m 報告
保守
186 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/10/11 00:06:11 ID:vk7SOFS2 [1/3] 報告
ナリヤ「……おや、グラジオではないですか。奇遇ですね。いつメレメレ島に?」


グラジオ(!!オーキド……いつの間に……まさかずっと俺たちを……だが、それにしては気配を少しも感じなかったが……。)


グラジオ「そんなことはどうでもいい。それよりあれを見ろ。」スッ

 ザッ ザッ

ナリヤ「ほう。これはもしや……ビーストの分身では……?」


スイレン(ビースト……?分身……?)


グラジオ「そうだ。ついさっき、こいつらは奴らに襲われたんだ。多分カキも襲われただろう。……まあ奴の事だ。心配はないだろうが……」


ナリヤ「申し訳ありません。島に怪しい者がいないか、常に注意を怠ってはいないつもりだったのですが……」


グラジオ「言い訳はいらん。だが、済んだことにいつまでも文句を言っている暇もない。事は一刻を争うからな。」
187 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/10/11 00:08:30 ID:vk7SOFS2 [2/3] 報告
スイレン「どういうことだ?今すぐ説明をしてくれ!」


グラジオ「すぐにでもそうしてやりたいところだが、やはりお前に話すのはまた後日にしよう。」


スイレン「何故だ?」


グラジオ「お前にはまず第一にやるべきことがあるからだ。お前のために命を張ってくれたアシマリのことを忘れたのか?」


スイレン「!!そうだ……アシマリ!!アシマリは……」


アシマリ「オォン……。」


リーリエ「安心して下さい。毒はモモンの実で治しました。でも傷薬は、先程シロンに全部使ってしまったので……すみません。」


スイレン「何を言っている。リーリエ。私とアシマリの毒を消してくれただけで十分だ。感謝する。」


リーリエ「は、はいっ!」パァァ……
188 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/10/11 00:26:25 ID:vk7SOFS2 [3/3] 報告
グラジオ「アシマリだけじゃない。お前も十分重症だということを忘れるな。わかったら今すぐ病院とポケモンセンターに行くぞ。リーリエ、ジェームスに電話して、今すぐ車を回すよう連絡しろ。」


リーリエ「は、はいっ!ただいま!」


グラジオ「……校長。」


ナリヤ「はい。」


グラジオ「もう連絡が着いているかもしれんが、スクールカップまでの間、俺もリーリエたちのクラスで過ごさせて貰う。」


ナリヤ「はい。存じております。短い間とはいえ、久し振りに貴方と学校生活を送れることを嬉しく思います。」


グラジオ「……何かあったら実家に連絡をくれ。暫くはあそこを拠点に動くからな。」


ナリヤ「畏まりました。」


グラジオ「…………ところで校長。1つ聞きたいことが……」
189 : クロム@グラスシード 17/10/11 02:35:12 ID:OtZS9dEY [s] 報告
もう追い付いた
面白いぞ支援
190 : ガミュウツーX@ホエルコじょうろ 17/10/23 16:34:17 ID:2lJfETzM 報告
保守あげ
191 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/10/28 21:02:21 ID:Lc0Hl2E2 [1/2] 報告
リーリエ「お兄様ー、ジェームスは後10分ほどでこちらに着くそうです。」


グラジオ「そうか。……校長。」


ナリヤ「はい。何でしょう。」


グラジオ「……いや、やはり何でもない。」


ナリヤ「そうですか。それではグラジオ、申し訳ありませんが、スイレンのこと、頼みましたよ。」


グラジオ「……ああ。」


ナリヤ「リーリエ、スイレンたちを病院に送ったら、出来るだけ早く学校に来るのですよ。皆には私の方から伝えておきますので。」


リーリエ「ありがとうございます。先生。」


ナリヤ「いいえ。それでは私はこれにて……おぉ、そうだ。スイレン、キングからあなたに伝言を頼まれていたのを忘れておりました。」
192 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/10/28 21:04:40 ID:Lc0Hl2E2 [2/2] 報告
スイレン「伝言?カキは何と?」


ナリヤ「はい。何でも、“これ以上お前に見っとも無い戦いをさせるわけにはいかぬから、ボーマンダとニョロボンはお前に返す”とのことです。モンスターボールもこの通り預かってきておりまして……。」スッ


スイレン「!!校長がボーマンダたちのモンスターボールを……」


グラジオ「……ということは校長、アンタはスイレンが襲われていた時、近くにいたということか?」


スイレン「!!」


グラジオ「……そうか、わかったぞ。アンタは初めからスイレンの戦いを見ていたんだ。スイレンのシグナーとしての力量を今一度量るためにな。

だが予想外なことにスイレンの旗色が悪くなったので、自分が近くにいることがバレないよう、仕方なくボーマンダたちだけ加勢に行かせたんだ。違うか?」


ナリヤ「とんでもない。目の前で生徒が襲われているのを目撃したら、ポケモンだけに任せたりなど致しません。体を張って助けに行きますとも。

そうではなく、この戦の遺跡に向かう道中、遺跡の方から赤い光が見えたかと思うと、ボーマンダたちが勝手に出て来て、電光石火の如く遺跡の方へ飛んで行ってしまったのですよ。何もかもあっという間の出来事でして……」

 ズイッ

グラジオ「……そんな言葉、俺が信じると思うか?」
193 : ーピッグ@トレジャーメール 17/11/10 09:54:13 ID:18knRiF2 報告
保守あげ
194 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/11/14 20:00:49 ID:y/wAwKQ. [1/2] 報告
校長「……そう言われましても。確かに証拠などありませんが……。」


グラジオ「……そうか。だがこれだけはハッキリ言っておく。校長、アンタが俺たちを使って何を企んでいるかは知らんが、俺の目が黒い内は妹や仲間たちを無暗に危険に晒すことは許さんぞ。」


リーリエ「お兄様!そのような言い方は……」


グラジオ「黙れ、リーリエ。」


リーリエ「は、はい……申し訳……ありません……。」


スイレン「おい、グラジオ、助けてくれたことには感謝しているが、妹に対してそんな言い方は……」


リーリエ「いいのです、スイレン。お兄様は私のことを想って言って下さったのですから……。」


ナリヤ「相変わらず仲がよろしいのですね。とても素晴らしいことです。

……そうそう、グラジオ。お手数ですが、もしよろしければそちらで倒れている男性も病院に運んでいただけないでしょうか。徒歩で家を出てきたものですから……」


グラジオ「……元よりそのつもりだ。」


ナリヤ「感謝します。それでは皆さん、今度こそ私はこれにて失礼させていただきます。」
195 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/11/14 20:02:47 ID:y/wAwKQ. [2/2] 報告
 〜ハウオリ中央病院〜

グラジオ「……そうか。念のため入院か。」


スイレン「1日だけだがな。フッ、それにしてもあの程度の敵に遅れを取るとは……私もまだまだ、だな。」


リーリエ「では、スクールのみんなにもそのように伝えておきますね。……あ、そうだ。放課後にみんなでお見舞いに伺ってもよろしいですか?」


スイレン「すまないが、今日は一日中一人で居たいんだ。また明日会おう。」


リーリエ「わかりました。では、明日またお会いできるのを楽しみにしていますね!」


スイレン「ああ。ところでグラジオ、お前はこの後どうするんだ?リーリエと一緒にスクールに行くのか?」


グラジオ「いや、俺は他にやることがあるからな。お前たちとスクールで会うのは3日後になる予定だ。」


スイレン「そうか、じゃあその日を楽しみにしてるぞ。」


グラジオ「ああ。……そろそろ行くぞ、リーリエ。」


リーリエ「は、はいっ!それではスイレン、失礼します。お大事に!」ペコッ
196 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/11/23 19:26:53 ID:bOwzBmGg [s] [1/5] 報告
 〜その夜〜

スイレン(…………ダメだ。今朝のことが気になってどうしても眠れない……。)


スイレン(シグナー、ダークシグナー、竜の神……そして……)

 スッ

スイレン(普段は見えない腕の痣……シグナーの証…………

私は……私は今まで自分が普通の人間だと思っていた……。マオやリーリエたちと同じく、ポケモンスクールに通う、ごく普通の少女だと……。だが……)


男『竜の神様はその昔、選ばれた人間にある力を授けてくれたんだよ。その力っていうのはね、守り神と同じ力で、悪を封じ、さらに彼らの“しもべ”を自在に操ることのできる力だったんだ。

でね、その力を持つ人間の腕には、独特の痣があるんだよ。普段は見えないんだけど、その力を使う時だけ、赤く輝いて、痣を浮かび上がらせるんだ…………。

キミにもあるだろう?その痣が。』


男『そう!僕はキミたち“シグナー”と対を為す、“ダークシグナー”なのさ!』


スイレン『ダークシグナーだと?』


男『ああ。僕たちの目的はただ一つ。我が主のために、お前たちシグナーをこの世から抹殺することだ!!』
197 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/11/23 19:27:47 ID:bOwzBmGg [s] [2/5] 報告
スイレン(我が主とは一体何者だ?もし私やカキが本当にシグナーであるならば、なぜ私たちの命を狙う?シグナーが神の使いのような存在だからか?では我が主とは、神に敵対する邪悪な存在なのか……?

……何もかもわからないことだらけだ……グラジオや校長は何か知っているようだったが…………。

まぁいい。グラジオは後日説明すると約束してくれた。ならば今私がすべきことはただ一つ。一刻も早く体調を万全に戻すことだ。今後いつ何時奴らに襲われてもいいように。

……そう考えたら……何だか急に眠くなってきたな……フッ、これからは心安らに眠る機会などないかもしれん……ならばせめて今日くらい……………………)

 

 

 〜翌日の夕刻、アイナ食堂にて〜

マオ「は〜い、それじゃみんな、スイレンの退院を祝って……」


みんな「カンパ〜イ!」


マオ「ゴクッ、ゴクッ、ぷは〜……いや〜、それにしてもスイレンが無事に退院出来て良かったよ!」


スイレン「ありがとうマオ。私なんかのためにここまで……」


マオ「な〜に水臭いこと言ってんのよ、スイレン!あたしたち親友でしょ?これくらい当然よ!」


スイレン「マオ…………」
198 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/11/23 19:28:29 ID:bOwzBmGg [s] [3/5] 報告
マオ「それにしてもカキったら!スクールに来ないのはいつものことだから良いとして!」


ククイ「いや良くないだろ。」


マオ「退院祝いにも来ないだなんて!一体どういう神経してんのかしら!?ねぇ!リーリエ!」


リーリエ「………………………………。」


サトシ「お〜い、リーリエ〜?」フリフリ


リーリエ「!は、はいっ!な、何でしょう?」


マーマネ「どうしたの?リーリエ?やっぱりシロンのことが気になるの?」


リーリエ「え、ええ、まあ……」

 

 

199 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/11/23 19:29:32 ID:bOwzBmGg [s] [4/5] 報告
 〜スイレンと別れた直後〜

グラジオ『……リーリエ。先程の話の続きだが……』


リーリエ『はい。』


グラジオ『しばらくシロンを俺に預けろ。』


リーリエ『えぇっ?シ、シロンをですか?』


シロン『コーン。』


グラジオ『ああ。俺がスクールに戻るまででいい。その間出来る限りそいつとチルタリスの手掛かりを探してみる。』


リーリエ『それなら私も……』


グラジオ『ダメだ!!』


リーリエ『!!』ビクッ!
200 : マサラ人3◆etyxjFp636 17/11/23 19:30:25 ID:bOwzBmGg [5/5] 報告
次回の更新でいったん完結とします。

続編のタイトルといつ始めるかは未定です。

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(画面No:2a)

(連投制限などに引っかかった時用)