レッド「メガシンカ……か……」カルム「ラストだ」


956 : ーピッグ@シルクのスカーフ 17/08/01 05:48:51 ID:kiINupc. 報告
>>955
できないでしょう…

さえ
957 : ナップ@こわもてプレート 17/08/01 09:08:34 ID:rX6bg/Bk m 報告
>>954
それら
958 : グザグマ@こおりのジュエル 17/08/01 21:45:24 ID:7EINjkBY 報告
支援
959 : リトドン@しらたま 17/08/03 10:30:57 ID:bkJkutlU m 報告
しえん!
960 : チャモ@きいろのバンダナ 17/08/04 02:26:51 ID:fDVJwUHM 報告
これもう次スレ行ってる?
961 : ラエナ@トロピカルメール 17/08/04 02:31:58 ID:iPKXiX7s 報告
支援ろん
962 : ノプス@エレクトロメモリ 17/08/04 18:47:05 ID:BYOCmvsI 報告
支援
963 : ゲキ@ディアンシナイト 17/08/05 11:42:48 ID:rJZIPKDE 報告
支援
964 : ボミー@ナゾのみ 17/08/05 23:58:30 ID:38/OcBpo m 報告
しえそ
965 : ーイーカ@いしょうトランク 17/08/06 19:49:54 ID:Dgnm7v6U 報告
焦らしプレイやめちくり〜
966 : ャーレム@キトサン 17/08/07 17:37:38 ID:DlaQIIW2 報告
あげ
967 : mTQB7XkZdk 17/08/08 02:32:43 ID:OGMZ2sHE [1/3] m 報告
ニンフィアに意識を集中し過ぎたN。

それが原因でエーフィに対する警戒を欠き、彼にまんまと攻撃を当てるチャンスを与えてしまった。

だが、それだけのミスなら、相棒のボスゴドラがゾロアークを庇うことでカバーできただろう。

しかしそのボスゴドラも、全体攻撃のマジカルシャインによって一瞬足止めを食らっていた。

あのマジカルシャインは、まさに回避不能の一撃とだったわけである。

「よし、良いぞエーフィ!」

「フィォ!」

活躍を見せるエーフィを、レッドは喝采する。

一方で、マジカルシャインの聖なる光に照らされ大きなダメージを受けたゾロアークは体勢を崩し、ガラス面へと墜落した。

「ゾッ……ゾロァッ……」

光は邪気を払う。

ゾロアークは"あく"タイプのポケモンであり、その内に秘めたる闇は極めて膨大だ。

それ故に、ひと度強き光に晒されれば、ゾロアークはその闇を滅され、全身を焼かれるような痛みに襲われることとなる。

妖精が発した妙技は効果抜群の一手となりて、ゾロアークを強襲したのだった。

「……ゾロォ」
968 : mTQB7XkZdk 17/08/08 02:33:30 ID:OGMZ2sHE [2/3] m 報告
倒れたゾロアークは一頻り悶えた後、やがて魂が抜けたように脱力し、動かなくなってしまう。

ふとNがその様子を見下ろすと、ゾロアークはくるくる目を回していた。

それは、ポケモンが気絶した際に見せるサインである。

この瞬間、確定するのは。

「ゾロアーク、戦闘不能!」

そのポケモンの瀕死、そして敗北。

「ゾロアーク……!」

その名を口にしたNは、ゾロアークの奮闘も虚しくこのような結果になってしまったことを心底悔やんだ。

帽子のツバの影に覆われし虚ろな瞳は今、微かながらも怒りに揺れている。

しかしその矛先は、相打つエーフィには向けられていない。

この激情は、Nが自身に対して湧かせている。

自分の愛する"トモダチ"に、負けの苦痛を与えてしまったと。

彼が持つ優しさ故の憤怒だ。

「……ゆっくり休んでくれ」

この震える感情を、Nは右手に握るボールにゾロアークごと押し込める。
969 : mTQB7XkZdk 17/08/08 02:34:27 ID:OGMZ2sHE [3/3] m 報告
彼に突き刺さった罪悪の矢。

目に見えないそれは、Nの動きを一瞬止めるも。

「……頼むよ」

貫かれたNに、その罪悪をも越える精神力を分け与える。

次に彼が振りかぶったボールは、前以上に気迫が込められていた。

Nの最後の砦であり、頼みの綱。

そのポケモンの名は。

「"タブンネ"!」

……先程までゾロアークが変化していたポケモン、"タブンネ"。

だが今回は紛い物ではなく、本物のタブンネだ。

「タブゥ!」

タブンネが本来持つ柔らかくも儚げな笑顔で、彼女は天使の如く雲海に降臨する。

彼女を倒すことで得られる経験は凄まじく、討伐に見事成功した暁には絶大なパワーアップが見込めるだろう。

だが、心優しきNはそれを良しとしない。

護身や正式なポケモンバトルでポケモン同士を戦わせることは許容できるようになったが、利己的な狩りを目的とした行為には未だ強い嫌悪感を示す。
970 : ガミミロップ@よごれたハンカチ 17/08/08 05:47:50 ID:hyrsc.Cs 報告
支援
971 : ルトロス@ミズZ 17/08/08 18:17:49 ID:5ZWyBMlY 報告
やべぇ、俺Nにボコボコにされるじゃん
972 : mTQB7XkZdk 17/08/09 05:07:55 ID:Ws/ZnQeY [1/3] m 報告
だからこそNは、経験目的で狙われがちなタブンネをバトルポケモンに選んだ。

Nのタブンネが並み居る強敵達を倒し英雄となれば、彼女は同胞の生きる希望になれると考えたからである。

それは逆襲とも取れるが、例えそうだと言われたとしても、Nには貫徹する覚悟がある。

Nは忘れない。

タブンネ達が舐めさせられてきた苦汁と、そして流してきた涙を。

その想いは、やがて力へと昇華する。

「いくよ、タブンネ」

「タブッ!」

瞬間、Nが首に提げているペンダントが突然光り出した。

「メガシンカ……ッ!」

Nの放った言葉が、タブンネの中に潜在している進化の遺伝子を呼び覚ます。

力が引き出される毎に、その光は比例して強さを増していき。

タブンネの姿形を、変えていく。

ピンクだった体毛は、純白の美しきドレスのような毛並みに。

瞳はより一層慈愛に溢れ、天使の如く微笑みは見る者の心を更に癒す。
973 : mTQB7XkZdk 17/08/09 05:08:22 ID:Ws/ZnQeY [2/3] m 報告
狩られる者たる彼女は、狩る者共を恨みはしない。

彼女の優しさは、尚も皆平等に分け与えられる。

……が、ひと度彼女に"戦う意志"を与えれば、狩人達は凄惨な返り討ちに合うだろう。

圧倒的な力をメガシンカにより手にした今、彼女の威光に逆らえる者は誰一人として居ない。

"メガタブンネ"は、慈悲と引き換えに屈伏を求める。

「……これが、彼のメガシンカか」

「フィォォ」

メガシンカは、人とポケモンの絆が成す技。

これを使えるということは、それ即ちその者とポケモンの友情が絶対であることを意味している。

Nもまた、絆を信じる者なのだ。

その素性こそ未だ謎に包まれてはいるが、そこだけは揺るがない事実である。

レッドは、"そういうトレーナー"に会う度に心が躍る。

ポケモンとの信頼関係が厚いトレーナーは強い。

レッドはそのことを、"痛感"により知っている。

そして、強いトレーナーと戦うことを望むのはトレーナーとしての性だ。
974 : mTQB7XkZdk 17/08/09 05:09:25 ID:Ws/ZnQeY [3/3] m 報告
だから彼の腕は鳴る、疼く。

「……狼狽えるな、エーフィ」

「フィオ!」

相手がメガシンカポケモンならば尚更だ。

レッドからしてみれば全力を賭ける甲斐があるというもの。

かつての雪山では得られなかった興奮を、彼はここぞとばかりに堪能する。

「タブンネに"サイコキネシス"!」

「フィオ!」

エスパーが持たらす超常現象は、この技で極まるとされる。

"サイコキネシス"は至高の超能力奥義。

術にかかった者の体を自在に操作し壁や床などに叩き付け、やがて強力な念動波で止めを刺す。

「"かみなり"で迎え撃つんだ」

「タブゥ」

一方でNのタブンネは、"かみなり"による読んで字の如くの電撃でこれの相殺を図った。

迫り来る念力の波を、雷が捉える。
975 : ンタイン@ライドギア 17/08/09 06:00:37 ID:0L6HXlNA 報告
支援
976 : mTQB7XkZdk 17/08/10 01:59:23 ID:ynrKeWzg [1/3] m 報告
天を走る黄色い稲妻。

すると電撃は念力との接触を果たしたのか、空中のその地点で一時停止した。

そして瞬間、雷は歪み、四方へと分散していく。

"サイコキネシス"が、"かみなり"をねじ曲げているのだ。

エーフィが誇る超能力は、メガシンカしたタブンネが放った高威力の技とも拮抗する力を有している。

だが、タブンネとてここで彼に引けを取るわけにはいかない。

自分が倒されてしまえば、Nに残されたポケモンはもう居なくなってしまう。

Nにとってタブンネは、彼が崖っぷちで最後に握っている命綱のような存在なのだから。

その綱が千切れた時が、Nの命運の尽きる時。

タブンネは、是が非でも全力を出さざるを得ない。

もう後は無いのだ。

「タブゥゥゥ!!」

タブンネは更に力を込める。

その表情には、先程までの余裕など欠片にも残っていなかった。

彼女は全神経を集中させ、雷の放出のみにありったけの力を注ぎ、何とか"サイコキネシス"に打ち勝とうと奮闘する。
977 : mTQB7XkZdk 17/08/10 02:00:03 ID:ynrKeWzg [2/3] m 報告
やがて"かみなり"は、凄絶な爆音を伴うように。

至近距離から迫るその轟音は、最早それ単体で既に破壊する力を持っている。

聴覚の奪取は勿論のこと、この頑丈なガラス面の空中床にもヒビが入る程の威力だ。

その雷は周辺の雲にも伝わっているようで、フィールド全体が電気を帯びるまでに拡散していく。

こうして規模を増やした"かみなり"は、徐々に"サイコキネシス"を圧し始めた。

「フィオッ……!?」

「まずい!?」

これ程までに増大した電撃をまともに受ければ、エーフィはとんでもないダメージを受けてしまうだろう。

「レッド!」

そんなレッドのピンチに、パートナーのカルムが今すぐ駆けつけようとする。

だが、その行く手を阻むのはボスゴドラだった。

「やっちゃってボスゴドラっ!」

「ニンフィアに"アイアンヘッド"!」

「ゴォッ!」

ボスゴドラはその体躯を豪快に揺らし、鈍足ながらも力強い突進でニンフィアに襲いかかる。
978 : mTQB7XkZdk 17/08/10 02:06:53 ID:ynrKeWzg [3/3] m 報告
「くっ……避けろニンフィア!」

「ふぃあっ!」

エーフィのもとへ行きたいニンフィア。

しかしボスゴドラの妨害は、そう簡単には掻い潜れそうにない。

「まだまだ!」

「ボスゴドラ、"もろはのずつき"!」

「ゴォォォォァッ!!」

今度は、岩石を纏って突き進む"もろはのずつき"だ。

その威力は絶大だが、代償としてボスゴドラ自身も接触時にダメージを受けてしまう。

まさに、諸刃と呼ぶに相応しい大技だ。

だが、どんなに威力が高い技が来ようとも、避けてしまえば皆同じ。

カルムは、バトルにおける基本戦術である"回避"を重視した。

「避け続けろ!」

「ふぃぁ!」

しかし、避けてばかりでは試合は展開できない。
979 : ガオニゴーリ@カクトウZ 17/08/10 06:04:28 ID:0SLxWYg6 報告
支援
980 : ネズミ@ブーカのみ 17/08/11 02:09:00 ID:kfmYjD2U 報告
そろそろ新スレ建てたほうが…
981 : メハダー@ルアーボール 17/08/11 06:40:38 ID:AZf91UYI m 報告
>>980
まぁそうだな
982 : ポエラー@メダルボックス 17/08/11 21:07:45 ID:J60j1xjo 報告
もう埋まるぞ
983 : mTQB7XkZdk 17/08/13 04:06:17 ID:ftU59auk [1/4] m 報告
「ボスゴドラ、更に"アイアンヘッド"!」

回避の次の刻には、既にボスゴドラが襲撃している。

空を裂き、風を生むボスゴドラの突進攻撃。

その走行速度は、技を撃つ毎に増している。

(ダメだ、この体勢から更なる回避は出来ない!)

今ニンフィアは、先程の"もろはのずつき"から逃れたばかりで宙にまだ舞っている状態。

なので一度着地しなければ、当たり前だが再度飛び立つことは出来ない。

だがボスゴドラの猛進は、ニンフィアが着地するよりも先に彼女を撃滅することだろう。

今のボスゴドラは、そうすることが出来るだけの速さで走っている。

(ならば……!)

回避がダメなら相殺するしかない。

しかし、何で迎え撃てば良い?

そう考えた時、カルムに答えは無かった。

(……くそっ)

(打つ手が……ない)
984 : mTQB7XkZdk 17/08/13 04:07:51 ID:ftU59auk [2/4] m 報告
ニンフィアの"フェアリー"主体の技構成では、"はがね"で且つ高耐久を誇るボスゴドラを止めることは出来ない。

最高威力の"ハイパーボイス"でも、ボスゴドラは軽々はね除けてしまうだろう。

回避、迎撃、この二つが実行不可能となると、残された手段は。

(仕方ねぇ)

身に迫ろうとする"敗北"を背に、後退を許されないカルムは決断する。

「レッド!」

カルムは叫んだ。

"助け"を。

「!」

その声を聞いて、レッドは振り向く。

そして。

「エーフィ、ボスゴドラに"どろかけ"!」

「大至急だ!」

「フィオ!」

救援要請は、届いた。
985 : mTQB7XkZdk 17/08/13 04:09:02 ID:ftU59auk [3/4] m 報告
エーフィはレッドの指示に従い、それまで目を向けていたタブンネからボスゴドラへと標的を変更。

虚空から泥を生成し、ボスゴドラへ投擲する。

カタパルトから射出されたが如く放物線を描いて飛んだ泥は、凄まじい速度で走るボスゴドラの数メートル先を狙う。

というか、そこはニンフィアの目の前だった。

ニンフィアの視界に泥が落ちたその時。

彼女の眼前の敵は、その泥に目を潰された。

「ゴォォォッ!!?」

鋼の怪物は、奪われた視力を即座に求める。

だが、失われた物は帰ってこない。

彼はその恐怖に戦き、一瞬動きを止めた。

それが、ニンフィアにとってまたと無い退避のチャンスであった。

「今だ!」

「戻れニンフィア!」

「ふぃあっ!」

刹那の好機に、カルムは手を伸ばす。
986 : mTQB7XkZdk 17/08/13 04:14:08 ID:ftU59auk [4/4] m 報告
翌日の更新は次スレで行います。

ラストと言っておいてなんですが、あと少しですのでどうか最後までお願いいたします。
987 : ジアイス@ローラースケート 17/08/13 07:43:32 ID:esTmZSrs m 報告
甲乙
988 : クタン@ミュウツナイトX 17/08/13 11:02:24 ID:3I8mWqmc 報告
乙です
989 : イボルト@ボスゴドラナイト 17/08/14 01:10:34 ID:u5Wgse9g 報告
ニンフィアの滞空時間長いな
990 : マナッツ@いんせき 17/08/14 01:16:20 ID:xQca7YXM 報告
ボスゴドラ、ボディーパージでも積んだのか?

さっきまであんなに鈍重だったのに
991 : ラマネロ@あおぞらプレート 17/08/14 09:11:45 ID:3C4.JoII m 報告
992 : Hope◆SCP948ZBFs 17/08/15 13:39:07 ID:XrUuTPdQ m 報告
埋め
993 : ンリュウ@ロックメモリ 17/08/15 17:55:54 ID:HW0IHLww 報告
次スレのリンク貼ってくれよぉ
994 : ガディアンシー@オボンのみ 17/08/15 18:39:08 ID:oNP/zO6o 報告
勝手に次スレリンク失礼

http://pokemonbbs.com/poke/read.cgi?no=653705

多分あってると思う
995 : mTQB7XkZdk 17/08/16 03:45:10 ID:2IBzt2t2 [s] m 報告
>>994
ありがとうございます。
本当は私がやるべきだったのですが忘れてしまってました。

申し訳ありません。



(2017/11/09 期間限定設置、最終書込が2017年10月までのスレに限ります。)