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レッド「メガシンカ……か……」カルム「ラストだ」:ポケモンBBS

レッド「メガシンカ……か……」カルム「ラストだ」


863 : mTQB7XkZdk 17/07/16 02:43:36 ID:WXkCAfZU [1/4] 名前× NGID× m 報告
「ヒュオッ」

ミヅキのこの、何でもないような……苦し紛れの延命にも見える指示が。

「へっ、避けてばっかねェで大人しくやられ____」

……グリーンの運命を。

「____何!?」

まさに"文字通り"_____

「ギャオッ!?」

_____"奈落"に、突き落とす。

「ギャォォォッ!!?」

瞬間、ギャラドスの眼下に広がったのは深き暗闇。

底の見えない、幽玄たる大穴だった。

「なっ____」

そして、グリーンの視界からギャラドスが一瞬にして消える。

吸い込まれるようにして墜ちていくギャラドス、その行き先は途方なき闇の果て。

……いや。
864 : mTQB7XkZdk 17/07/16 02:45:11 ID:WXkCAfZU [2/4] 名前× NGID× m 報告
"果て"など、そこにはあるのだろうか。

ギャラドスは、理たる引力に従いながら問う。

どこまで行っても……落ちても、辿り着くべき場所が見えてこない。

重力による単なる加速だけが、ただただ増していくだけ。

しかし、そんなギャラドスにも一つだけ理解の追い付くことがあった。

それは……。

「……ギャォォ」

……自分はもう、あのキュウコンに負けてしまったのだということ。

そして、あのキュウコンにまんまと嵌められたということ。

地上へ這い上がる術の無き戦士は、もはや戦線復帰すら叶わない。

キュウコンは好機を伺い、ギャラドスをこの穴へ落とすことを企てていたのだ。

そう、今一度言うが……ここは"断崖"という名のエンバイロメント。

砂嵐が舞ったり、霰が降ったり……その気候の変化に目を奪われがちだったが。

この限り無き奈落の渓谷もまた、断崖の特筆すべき点。

故に、空を飛べるポケモンでも使っていない限りは、そこにも気をつけなければならなかった。
865 : mTQB7XkZdk 17/07/16 02:46:31 ID:WXkCAfZU [3/4] 名前× NGID× m 報告
だが……グリーンはそれを怠った。

キュウコンに徐々に拮抗するようになり、やがては彼女を上回る程の実力を発揮したことで、慢心が生じたのだ。

一気に決着をつけるべく勝負を焦った彼は、力任せにギャラドスを暴れさせ。

……その結果、虚は生まれ。

……ミヅキに、突かれた。

「……ッ!!!!」

グリーンは、絶句する。

己の愚かさに?

あるいは、ミヅキの卑怯な策略に?

それとも……。

「……クソがぁぁぁぁぁぁっ!!」

……単に、負けてしまったことに?

「……やると思ったよ、グリーンさん」

と、ミヅキは狂乱せしグリーンに一声発する。

「てめぇ……舐めた真似しやがってッ!」

「ふふっ……貴方が完全に勝ち誇ってくれたお陰で助かったよっ?」
866 : mTQB7XkZdk 17/07/16 02:47:33 ID:WXkCAfZU [4/4] 名前× NGID× m 報告
「ざけんなッ!!」

この時グリーンには、ひたすら"悔い"しかなかった。

実力では完璧に彼女に勝ったハズなのに、策略によって覆されたと。

それも真っ向から勝負しない、お世辞にも正々堂々とはいえないやり口で。

グリーンのプライドは深く傷ついた。

こんな終わり方があるか。

あってたまるか。

しかしそう何度も叫んだところで、結果は変わらない。

ボールの中には、既にギャラドスが戻っている。

この瞬間、ギャラドスの戦闘不能が確定し。

「ギャラドス、コースアウトにより戦闘不能!」

「よって勝者……アローラ!」

審判の判決で、激闘は幕を閉じた。

"コースアウト"という……異例の事態によって。
867 : ルーラ@2ごうしつのカギ 17/07/16 08:24:28 ID:HdUZrT.I 名前× NGID× 報告
うそおお!?
グリーンこれは説教コースじゃないか…
支援
868 : クーダ@おちゃ 17/07/16 11:28:29 ID:JsPlMk1E 名前× NGID× m 報告
滝登りとはなんだったのか(哲学)
869 : カシャモ@むげんのふえ 17/07/16 11:55:30 ID:l/n55zrc 名前× NGID× m 報告
>>868
水纏ってタックルすんじゃね?(適当)
870 : レザード@ふるびたかいず 17/07/16 12:00:58 ID:SdtTQlgE 名前× NGID× 報告
いや、まだ飛び跳ねる持ってるかもしれん…!!!!
871 : メルゴン@もりのヨウカン 17/07/16 18:33:54 ID:3bsy89GY 名前× NGID× m 報告
衝撃の結末
872 : mTQB7XkZdk 17/07/17 02:28:43 ID:j7w.WiEY [1/4] 名前× NGID× m 報告
…………

……

「そんな……グリーンが負けるなんて」

「くぉぉん……」

グリーン擁するカントー・ジョウトの敗北の一報を受けたコルニとルカリオは、彼の高い実力を知っているが故に、その事実に酷く驚く。

「……実に呆気ない終わり方でしたね」

「正直、がっかりです」

と、一方でそう吐き捨てたのはズミ。

彼は、グリーンのその無様な敗因に、心底失望したらしい。

彼の敗因……即ち"コースアウト"。

場外に落下してしまうという、油断が生み出した痛恨の失敗である。

それを、仮にも代表にスカウトされこの誉れ高きPWTに出場したグリーンが犯してしまった。

ズミは、彼のミスに軽蔑の眼差しを向ける。

この程度か……と。

……だが。
873 : mTQB7XkZdk 17/07/17 02:30:33 ID:j7w.WiEY [2/4] 名前× NGID× m 報告
「……っ!」

コルニは、そんな彼の冷ややかな発言に憤りを覚えた。

「グリーンのことを悪く言わないでください!」

「確かに、勝負には負けちゃったけど……それでも彼は最後まで戦い抜きました!」

「なのに、がっかりとか、呆気ないとか……そういうこと言われると凄く不愉快です!」

「くわっ!」

それは、仲間に対する侮辱への抗議だった。

勿論、グリーンが敗北してしまったのは揺らぎようのない事実だ。

また、その負け方も、確かに誉められたような内容では無かったのかもしれない。

だが……それでもコルニは、ズミが発したグリーンへの批判を黙って聞いてはいられなかった。

元々彼女は情が深い性格なので、ああいう冷めた意見は特に嫌悪しがちなのだろう。

……しかし。

「……不愉快、ですか」

「私としては、こんな無様なバトルを見せられたことの方が遥かに不愉快でしたがね」

ズミは、そんな彼女の言葉に揺らぐことはなく、寧ろ更に一蹴する。
874 : mTQB7XkZdk 17/07/17 02:31:29 ID:j7w.WiEY [3/4] 名前× NGID× m 報告
「な、なにをぅ……!」

もう頭に来たっ!……と、脳内で叫んだコルニは、今にも振りかざしてしまいそうな握り拳を抑え込むので精一杯。

いくらムカつくからと言っても、流石に四天王に手を出す訳にはいかないのである……。

…………

……

「……お帰り、グリーン」

「……ははっ」

「あぁただいま……ってか?レッド」

「……」

選手用の観戦席で交わされたその会話に、笑いは無かった。

レッドとグリーンは、互いに低き声で語り合う。

「……残念、だったね」

「そうだな、残念……だったな」

「……」

レッドが話しかけても、グリーンの返事はどこか上の空で。

また、"残念"……という言葉の割には、彼は妙に清々しい表情をしている。
875 : RIVER◆zFLCCAWaiw 17/07/17 02:43:43 ID:VwsyGOHQ 名前× NGID× m 報告
四天王の分際でチャンピオン同士の戦いを上から目線で評するズミさん大好き
876 : mTQB7XkZdk 17/07/17 02:44:59 ID:j7w.WiEY [4/4] 名前× NGID× m 報告
それがレッドは……気に食わなかった。

「……なあ、グリーン」

「お前……負けを認めてないだろ?」

「……ッ!!」

その、不意にレッドが仕掛けてきた突然の鎌かけ。

図星を突かれたのか、グリーンは明らかに動揺の仕草を見せた。

「そういうところは、あまり昔と変わってないね」

……レッドが指摘したのは、そのグリーンのプライドの高さだった。

確かにグリーンは負けてしまったが、それは単純に実力で押しきられたからではない。

あくまで敗因は、ミヅキの機転を効かせた策略。

その事実が存在する時、一つの自尊心がグリーンの中に生まれる。

実力では彼女に勝っていた……という自尊心が。

すると、グリーンはその自尊心を守るため自分に言い聞かせる。

"今回は決して負けたわけではない"……と。

グリーンとは長い付き合いになるレッドは、そんな彼の心境を見抜いていた。
877 : チュー@クチートナイト 17/07/17 06:28:52 ID:yjNiFlm. 名前× NGID× 報告
さすレッ
支援
878 : トム@かいふくのくすり 17/07/17 08:41:23 ID:ikjsDGYE 名前× NGID× 報告
良いゾ^〜これ
879 : mTQB7XkZdk 17/07/18 02:40:07 ID:.awwNqf. [1/3] 名前× NGID× m 報告
内なる声をレッドに看破されたグリーン。

「……俺だって、分かってはいる」

彼はゆっくりと口を開き、実のところを彼に話す。

「分かってはいるんだよ」

「どんな手を使われようが負けは負け」

「負け犬の俺が吠えたところで、無様なだけってのはな……」

どうやら彼は、自分の発した言い訳が間違っていることを自覚しているらしく。

"負けを認めていない"……というレッドの鋭い言葉を突き付けられ冷静になったのか、正直にその事を彼に伝えた。

「……」

レッドは、そんな彼の話を黙って聞く。

……だが。

「……あぁクソ、情けねェ」

「すまねぇな、こんな下らん話に付き合わせて」

「次はお前らの番だろ?……応援してやっから行ってこいよ」

グリーンは自分の語りを"下らん"と自虐し吐き捨てた上で、半ば強引に話題を逸らした。
880 : mTQB7XkZdk 17/07/18 02:44:00 ID:.awwNqf. [2/3] 名前× NGID× m 報告
そう……彼の言うように、一回戦第三試合・"カントー・ジョウトVSアローラ"が終了したことで、PWTは次なるステージへ。

二回戦・"カロスVSイッシュ"が、間もなく始まろうとしている。

「……ああ」

レッドは、グリーンの気持ちを何となく察した。

彼は彼なりに、今回のことを反省している。

だから、これ以上はもう何も言うまい。

そう思ったレッドは、彼の視界から失せるべく早々にその場を立ち去ろうとした。

……すると。

「……お前には"コルニ"が居るんだからな」

「俺が言えたことじゃねぇが……精々、アイツのヒーローでいてやるこったな」

「ま、それだけだ」

「じゃな、レッド……バイビー」

別れ際、グリーンはレッドの想い人の名を口にし。

決して彼女の期待を裏切らぬよう、世話を焼いて彼に釘を刺す。

そんな、激励にも似た忠告を言い残した後、グリーンはレッドとは反対方向に足を動かし、そのまま去っていったのだった……。
881 : mTQB7XkZdk 17/07/18 02:48:32 ID:.awwNqf. [3/3] 名前× NGID× m 報告
「……っ」

彼のその言葉にレッドは少し困惑し、暫く沈黙。

だが、やがて。

「……ははっ」

ふと笑いが、彼の中にて込み上げてきた。

「ヒーロー……か」

「分かった」

「あの子に俺達のカッコいいとこ……見せてやるさ」

そして立てたのは誓い。

コルニという大切な人が出来たことで、背負うべき物が増えたレッドのトレーナー人生。

その集大成がこのPWTにあるとすれば。

かつての慢心し切っていた自分を打ち倒した、唯一無二の因縁の相手……ゴールドと。

並びに、親友のグリーンを見事に破って決勝へと駒を進めてみせたミヅキ。

その二人がレッドの前に立ち塞がるのはある意味必然であり、宿命と言えるだろう。

だとすると、レッドは二回戦では立ち止まれない。
882 : ーナンス@ながねぎ 17/07/18 03:00:19 ID:cdbcadkg 名前× NGID× m 報告
終わんのかこれ
883 : ザリガー@ダークメモリ 17/07/18 06:28:55 ID:tbP2EoaU 名前× NGID× 報告
支援
884 : リゴンZ@ひかりごけ 17/07/18 19:45:05 ID:wFOWDxiA [s] 名前× NGID× m 報告
>>882
4試合でここまでレス番消化したとはいえ、途中から行数制限変わってるからな……

微妙だね
885 : mTQB7XkZdk 17/07/19 01:56:39 ID:ZBEJs/rE [1/5] 名前× NGID× m 報告
この後控えている強敵……Nとアイリスを倒してこそ、真に最強の名を取り戻す決戦に挑める。

「行こうか、カルム」

「ああ」

「ピカッ!」

いざ、彼らは戦いの場所へ。

大いなる歓声が待つ、世界最高の舞台へ。

歩く度に迫るは日射し。

徐々に自分達を包んでいくその白。

「……っ」

ふと、足が緊張のせいか止まりそうになる。

だが、彼らは恐れない。

恐れてはならない。

今日、大勢の人々に、ポケモントレーナーの真髄を見せるために。

「……よし」

「やるか……!」
886 : mTQB7XkZdk 17/07/19 01:58:12 ID:ZBEJs/rE [2/5] 名前× NGID× m 報告
決心したレッドは、帽子の鍔をつまみ、クイッと回して引き締める。

友の敗北を目の当たりにし、その無念の想いを背負って、彼は臨むのだ。

その足取りは重く、しかしそれでいて勇ましい。

この日、彼は"なる"と決める。

彼女の前で光輝く……"ヒーロー"に。

…………

……

「……さぁ!皆様お待たせいたしましたッ!」

「次はいよいよ第二回戦!」

「カロスvsイッシュであります!」

実況による、相も変わらない熱狂的なアナウンス。

応じる観客達は、より一層熱気を舞い上がらせて雄叫びをあげる。

そして、会場の中心部……バトルフィールドにて、各地方代表の選手達は既に対峙していた。

「…………」

(……ついに、彼とのバトルか)
887 : mTQB7XkZdk 17/07/19 01:59:25 ID:ZBEJs/rE [3/5] 名前× NGID× m 報告
("N"……)

レッドの視線は、ある一人のトレーナーへと向けられていた。

イッシュ代表の、アイリスにスカウトされこの大会に出場した謎の青年……"N"だ。

その経歴は一切不詳。

しかし、昨日の戦いで彼について分かったことが一つだけある。

それは……とてつもなく高い実力を持っている、ということだ。

ミクリの強力な水ポケモン達を圧倒するあの戦いぶりは、多くのトレーナー達の度肝を抜いた。

その"トレーナー達"の中には無論、レッドも含まれている。

(……あのアイリスって子には悪いけど、俺の目から見ればNの方がトレーナーとしての実力は卓越しているモノがある)

(なのに何故、彼は……あまりにも"知られていない"んだ?)

そう。

確かにNの強さは本物だ。

他のチャンピオン達に全く引けを取らない、まさに化け物クラスのトレーナーである。

だが……だからこそ、不自然なのだ。

なぜ、あれほどの力を持っていながら、彼は……Nは、無名なのだろう。
888 : mTQB7XkZdk 17/07/19 02:00:19 ID:ZBEJs/rE [4/5] 名前× NGID× m 報告
「……」

その理由を考えていた時、ふとレッドはNの表情を改めて見てみる。

その目は、やはりというかなんというか……生気を宿してはいなかった。

すると、レッドの脳裏に一つの言葉が過る。

それは____

____"罪"。

……何故かは分からないが、何となく思い浮かんでしまった。

だが、それはあまりにも行き過ぎた邪推。

レッドはすぐに振り払い、意識を戦いに戻す。

何にしてもイッシュの二人は、決勝の前に立ち塞がる最強の関門だ。

とにかく奮戦し、勝利をもぎ取らなくてはならない。

余計な事にうつつを抜かしていると、あっという間に足元を掬われることだろう。

「準備は良いか?レッド」

相棒・カルムの最終確認。

勿論レッドは。

「ああ」
889 : mTQB7XkZdk 17/07/19 02:02:43 ID:ZBEJs/rE [5/5] 名前× NGID× m 報告
失礼します。

SSがこのスレで終わるのかという疑問についてでございますが、多分終わりません。ごめんなさい。

ラストと言っておいてアレなのですが、次スレは立てることになると思います……(´・ω・`)
890 : リゴンZ@マックスアップ 17/07/19 05:59:19 ID:hcHnYE2A 名前× NGID× 報告
やったー
これで遠慮なく支援ができるぜ
891 : ッピ@パワーアンクル 17/07/19 17:42:40 ID:.Dfcnr0k [s] 名前× NGID× 報告
カルム「ラストだ(終わるとは言ってない)」

まだ終わって欲しくないから全然いいけど
892 : mTQB7XkZdk 17/07/20 02:34:05 ID:7PYKi89o [1/3] 名前× NGID× m 報告
「勝とう、カルム」

「ピカピ!」

快く呼応する。

…………

……

「……よぉし!やっちゃえレッドーっ!」

「くわぉーん!」

興奮の渦と化した観客席。

レッドのガールフレンドであるコルニは、彼を応援すべく席から身を乗り出し、体を激しく動かしてパッション溢れる声援を送っていた。

また、その声も出来るだけ大きく、精一杯張り上げている。

「……やはり、レッドさんが出る時の貴女はテンションの方が段違いに高いですね」

「えっ!そ、そうかなぁ……」

ズミの指摘にギクリという擬音を覗かせながら分かりやすく困惑したコルニは、曖昧な返事でひとまず茶を濁す。

彼女は相変わらず、レッドと交際していることをズミに隠したままである。

もはやコルニ自身でも何故隠しているのか分からなくなっていたが、ここまで来ると今更バラすのも面倒。
893 : mTQB7XkZdk 17/07/20 02:35:28 ID:7PYKi89o [2/3] 名前× NGID× m 報告
ならばいっそ、一生知られないままで良い。

とりあえず、今は彼への応援に注力することの方が重要だ。

コルニは、ひたすらエールを送る。

彼が戦い続ける限り、そう……永遠に。

…………

……

「それでは……バトル・スタート!」

実況による、高らかな試合開始の宣言。

トレーナー達はそれぞれ、ボールの中のモンスターに先陣と想いを託し。

「さぁ……行くよ、僕のトモダチ!」

「頑張ってきてぇっ!」

大きく振りかぶり、気勢昂りし一投を放つ。

まずはイッシュ代表、Nの先鋒。

「いってくれ、"タブンネ"!」

……そのポケモンが得意とするのは癒しの術。

覚える技、備えし特性ともに回復に特化しており、自身は勿論、他のポケモンにもその恩恵を与えることが可能。
894 : mTQB7XkZdk 17/07/20 02:37:05 ID:7PYKi89o [3/3] 名前× NGID× m 報告
また、タブンネは"ヒヤリングポケモン"という分類であり、それから察せる通り、聴力が格段に高い。

「……タッブブ」

だが。

このタブンネは、どこか下卑た笑みをチラつかせていた。

本来タブンネは、もっと優しく儚げな鳴き声のポケモンなのだが……。

……が、それを疑問に思う間もなく、今度はアイリスがポケモンを出す番がやって来た。

彼女が選んだポケモンは。

「いって!"ボスゴドラ"!!」

白金の装甲を纏いし鉄壁の怪獣……"ボスゴドラ"。

その防御力は全てのポケモンの中でも抜群を誇る。

「ゴォォォォッ!!」

強き力で他を屈服させ、山一つをテリトリーにし、彼らの縄張りを荒らした者には容赦なき鋼の鉄槌を浴びせる。

だが、彼の限界はまだこんなものじゃない。

ボスゴドラは、更に進化を越える。

「いくよ、ボスゴドラっ!」

「"メガシンカ"!」
895 : ラマネロ@まんぷくおこう 17/07/20 05:19:50 ID:FCYj2hKk 名前× NGID× 報告
もしかして二体ともメガ進化
896 : レベース@ねっこのカセキ 17/07/20 06:05:58 ID:BZhqyDMo 名前× NGID× 報告
支援
897 : ンペルト@ノメルのみ 17/07/20 10:37:03 ID:b0EnrIsc 名前× NGID× 報告
支援
898 : mTQB7XkZdk 17/07/21 02:14:48 ID:YE8Qo/IE [1/3] 名前× NGID× m 報告
アイリスの一声で、ボスゴドラの体は白き瞬きに満ちていく……。

「ゴォォォァッ!!」

その鎧は、更に層を重ねられる。

と、同時に、身に纏わり付きし岩を削ぐ。

彼がメガシンカの過程で高めるは、鋼の純度。

「ゴォォォォ……」

ついに完成した鉄壁の怪物。

"メガボスゴドラ"。

アイリスが一手目にしていきなり放った、強力なメガシンカポケモン……!

「……っ」

これまで幾度となくメガシンカと戦ってきたレッドだが、やはり彼は"この感覚"に慣れることができない。

人との絆が生み出せし傑物たる彼らと対峙した時、レッドは常に"代えのない戦慄"に襲われる。

ザクロのメガバンギラスにしろ、ハンターのメガヘルガーにしろ、彼らはそれぞれ圧倒的な"個"を有しているのだ。

様々なトレーナーと絆を結び、そして成されるメガシンカ……その多様性は、無限と肩を並べる。

故に、その際感じ取れる戦慄もまた、千差万別となるわけで。
899 : mTQB7XkZdk 17/07/21 02:15:52 ID:YE8Qo/IE [2/3] 名前× NGID× m 報告
それでいて皆共通しているのは、とてつもなく強いということ。

無論、アイリスのメガボスゴドラとて例外ではない。

先刻のバトルでは"Zワザ"なんて妙技も披露されたが……やはりメガシンカはそれにも霞むことの無い唯一無二の力だ。

到底、侮ることなどできない。

「……さぁ、やるぜレッド!」

レッドと手を組みしカルムは、威勢良く声をあげて出撃する。

ボールを投げるその腕は、如何なる戦慄や恐怖、緊迫にも全く縛られてない。

迷いをかなぐり捨てた全力投球。

繰り出されたポケモンは。

「いけ!」

「"ニンフィア"!」

……数多の進化の遺伝子をその身に宿す珍しいポケモン・"イーブイ"が妖精に至った姿。

彼女は、リボンのように伸びて靡く可愛らしい触角を巧みに操ることができる。

幸せなる時には、愛するトレーナーの腕にそれを巻き付け共に歩き。

動乱の時には、それから発せられる安らぎの波導で争いを鎮め。

しかしそれでも争わざるを得ない時には、その波導で戦意を削ぎ、そして生じた隙を突いて敵を襲う。
900 : mTQB7XkZdk 17/07/21 02:17:30 ID:YE8Qo/IE [3/3] 名前× NGID× m 報告
「ふぃぃぁっ♪」

そのキュートな見た目から、彼女の虜となったファンはかなり多い。

言うなればニンフィアは、戦場に咲く一輪の可憐な花……と言ったところか。

「……よし!」

さて。

最後はいよいよ、レッドの番。

「俺達の力となってくれ……!」

……これからレッドが繰り出すポケモンだが。

"彼"は……今回のレッドのカロス旅には連れてこられなかったポケモンだった。

言ってみれば彼は、今日限りの強化メンバー。

このカロスの地にて、久々にレッドと共にイッシュに戦いを挑む。

「____"エーフィ"!」

……彼もまたニンフィアと同じく、イーブイから多岐にわたる進化形の内が一つ。

彼の力は、知に溢れし"超能力"である。

全身の細かな体毛から風を感じ取ることで、ありとあらゆる事象を予知することができるのだ。
901 : タチマル@ゴスのみ 17/07/21 05:58:12 ID:DSyEIpGI 名前× NGID× 報告
おおエーフィ!
支援
902 : ラナクシ@ダートじてんしゃ 17/07/22 00:43:15 ID:37WK.s8U 名前× NGID× m 報告
解雇されたエーフィ登場にラプラスさん激怒

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(画面No:2a)

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