【SS】サトシ「俺が・・・もう一人!?」【グロ注意】


1 : ◆/qIi/n6GLc 17/04/12 19:48:11 ID:Vj9bNUKs 名前× NGID× 報告
ポケモンスクールで多くの生徒に囲まれるサトシ。

生徒1「サトシ!君、スランプに陥ったカプ・コケコを救ってロボ・コケコの勝利に貢献したんだって!?」

サトシ「いや、俺だけじゃなくてカキやタイトさんもいたし…。」

生徒4「確かカプ・コケコに気に入られてたよね。」

生徒3「それだけじゃないよ。鉈人間を退治したり、ロイヤルナイツの1人と心を通い合わせたりしてたんでしょ!?それも怪物を一掃したとかいうすっごく強いのと!」

生徒4「確か…『アルファモン』だったっけ?」

サトシ「仲良くなりたいとは思ってたけど、心を通い合わせるところまではいけなかったよ。」

マオ「ここ最近のサトシ、人気者ね…。」

スイレン「うん…。」

ククイ「ロボ・コケコとの戦いでカプ・コケコを勝利に導いたとかなんだとかで話が持ち切りだからな。」

その様子を影から羨ましそうに見つめる1人の少年の姿があった。

89 : ◆/qIi/n6GLc 17/05/04 16:16:38 ID:OYOoxdl. [1/5] 名前× NGID× 報告
すると黒の羅針盤の針が今度は時計回りに高速回転を始めた。針が止まった後にサトシが再び辺りを見渡すと時を戻す前の光景に戻っていた。

サトシ「元の時間に戻ってきたのか。」

黒の羅針盤『そうだ、もうここにいる意味はない』

サトシは再び黒の羅針盤の導きで人気のない道を進んで事務所に戻っていった。
森の中を進み事務所が見えてきたその時、黒の羅針盤が何かを伝えたいのか針を動かしていた。

サトシ「あれ、どうしたんだ?」

黒の羅針盤『何かが接近してきている』

サトシ「えっ、もしかして見つかってたのか!?今どこにいるんだ!」

黒の羅針盤『上空から追う者の気配を感じる』

サトシ「上空?」

サトシが上を見上げるとそこに何かの影が見えた。サトシにとってその影は見覚えのある形だった。

サトシ「カプ・コケコ!」
90 : ◆/qIi/n6GLc 17/05/04 16:25:52 ID:OYOoxdl. [2/5] 名前× NGID× 報告
カプ・コケコはサトシの前に降り立った。焦った表情でゆっくりと後ずさるサトシ。

サトシ「カプ・コケコ…俺を捕まえに来たのか。」

カプ・コケコ「オ前ガ本物ノサトシダナ。安心シロ、捕マエル為ニ探シニ来タノデハナイ。」

サトシ「えっ?」

まさかの返答に驚きを隠せないサトシ。

サトシ「どうして俺が本物だって思うんだ?」

サトシ「ピカチュウカラ聞イタ、今一緒ニイルサトシハ偽物ダト。ソレニオ前ハ『Zリング』ヲ持ッテイル、俺ハソレヲ通ジテテレパシーデ脳内ヲ探レバ一目デ分カル。」

サトシ「ピカチュウ…。」

ピカチュウはチョンと本物がわかっていたことを知って感激するサトシ。

黒の羅針盤『人間は欺けても、ポケモンは欺けなかったようだな』

サトシ「うん!」
91 : ◆/qIi/n6GLc 17/05/04 16:26:37 ID:OYOoxdl. [3/5] 名前× NGID× 報告
>>90修正

チョンと

ちゃんと
92 : ◆/qIi/n6GLc 17/05/04 16:36:04 ID:OYOoxdl. [4/5] 名前× NGID× 報告
カプ・コケコ「サトシ、手ニ持ッテイル黒イ物ハナンダ?」

サトシ「『黒の羅針盤』の事?これはアルファモンが作ったんだ。俺を導いてくれたり真実を教えてくれたり探ってくれたりするんだ!」

カプ・コケコ「アイツガ作ッタノカ…。」

サトシ「これで分かったんだ、偽物の正体が。」

カプ・コケコ「本当カ?」

サトシ「うん、偽物は『シゲオ』って奴なんだ!」

カプ・コケコ「シゲオ?」

サトシ「あいつは薬を飲んで俺に変身しているんだ。」

カプ・コケコ「ソンナ事ガ可能ナノカ?」

サトシ「…そうだ、シゲオが変身する瞬間は俺も見てないしなぁ。」
93 : ◆/qIi/n6GLc 17/05/04 19:55:31 ID:OYOoxdl. [5/5] 名前× NGID× 報告
カプ・コケコ「実ハコノ島ヲ飛ビ回ッテイタ時ニ、コンナ物ヲ見ツケタンダガ…。」

カプ・コケコが見せたものはシゲオが謎の男から受け取った薬の瓶と同じだった。

サトシ「これは…シゲオが受け取ったものと同じじゃないか!」

カプ・コケコ「ヨク見ルト…マダホンノ少シ残ッテイルナ。」

黒の羅針盤『試してみたらどうだ、植物か何かに』

サトシは偶然近くに生えていたオレンの実にその薬の液をかけてみた。
するとオレンの実はオボンの実へと変わった。

カプ・コケコ「実ガ変ワッタ!?」

サトシ「ちょっと味見してみる」ガリッ

サトシはそのオボンの実を食べてみた。

サトシ「味はオレンの実のままだ。」

黒の羅針盤『外見は完璧になり変わっても、中身は変えられないようだな』
94 : ゲキ@ムーンボール 17/05/04 23:28:13 ID:gsMPaN6c 名前× NGID× m 報告
支援
95 : ルード@カチャのみ 17/05/05 00:02:35 ID:uoovEHCM 名前× NGID× 報告
オボンの実になりたいオレンの実なんかかわいい
支援
96 : ◆/qIi/n6GLc 17/05/05 17:27:31 ID:f6FPIPFw [1/22] 名前× NGID× 報告
サトシ「そういやシゲオに薬を渡していた人は『薬を飲んでなりたいものを念じるとそれと同じ姿になれる』って言ってたな。」

カプ・コケコ「デハ、コノ実ハオボンニナリタイト思ッテイタノカ…トリアエズ
ソノ薬デ変身デキルノハ分カッタ。」

黒の羅針盤『後はサトシが人間達に自分が本物であることをどう証明するかだ』

サトシ「それなら、俺が町に出て行ってシゲオと直接対決する!それならあいつも逃げられなくできるし!」

黒の羅針盤『確かにシゲオの逃げ場をなくすことは可能だがそれは危険だ、もし敗北すればお前は刑務所行きだ』

カプ・コケコ「サトシノ事ダ、ソウイウト思ッテタ。」

サトシ「危険だけどかなりの大事になってるし、ちまちま伝えても意味が無いと思うんだ。」

カプ・コケコ「サトシ、オ前ニハ世話ニナッテルカラナ…手ヲ貸シテヤル。」

サトシ「ありがとう、カプ・コケコ。でも…どうするんだ?」

カプ・コケコ「任セテオケ。」バッ

そういうとカプ・コケコは飛び去って行った。

97 : ◆/qIi/n6GLc 17/05/05 17:33:52 ID:f6FPIPFw [2/22] 名前× NGID× 報告
翌日、ポケモンスクールでは朝礼が開かれていた。

オーキド「…という訳で偽物のサトシを見かけたらすぐに通報するようニドリーノ!分かったかナットレイ?」

生徒達「はーい!」

オーキド「ではかいさ…。」

サトシ「ちょっと待ったぁ!」

教師たちと生徒が校門の方を見ると、そこにはもう1人のサトシの姿があった。

シゲオサトシ「君は…!」

カキ「出たな、偽サトシ!」

オーキド「つ、捕まえロゼリア!」

サトシを捕まえようとする教師達。

サトシ「俺はもう逃げない!俺はそこにいる偽物…シゲオと対決しに来たんだ!」

教師たちの動きが止まり、生徒と教師達が一斉にシゲオサトシの方を向く。
98 : ◆/qIi/n6GLc 17/05/05 17:39:51 ID:f6FPIPFw [3/22] 名前× NGID× 報告
マオ「シ、シゲオ!?」

マーマネ「行方不明じゃなかったの!?」

サトシ「偽物の正体はシゲオさ、あの事件で子供を殺したのも…。」

ククイ「何だって!?」

シゲオサトシ「何ふざけたことを言ってるんだ、偽物め!」

サトシ「だから俺と勝負するんだ!その勝負でお前が勝ったら俺は素直に自分が偽物だって認めるし、大人しく警察にも出頭する!さぁ、どうするんだ?」

シゲオサトシ(そうか…この勝負に勝てば僕は永久に『サトシ』として生きていける!)

ピンチはチャンスとでもいうべきか。シゲオサトシはこの勝負に乗った。

シゲオサトシ「よーし、受けてやるさ!」

スイレン「なんか、凄いことになっちゃったね…。」

リーリエ「は、はい…。」
99 : ◆/qIi/n6GLc 17/05/05 17:50:51 ID:f6FPIPFw [4/22] 名前× NGID× 報告
するとポケモンスクールにハラとシゲオの両親がやってきた。

ククイ「あれ、ハラさん!?どうしてここに?」

ハラ「いや、カプ・コケコから偽物のサトシがポケモンスクールにいてその子の本当の名前がシゲオだと聞いてね…そしてその両親が聞きつけて一緒にやってきたんだ。」

サトシ「カプ・コケコが…。」

シゲオの母「ど、どっちがシゲオなの…?」

シゲオの父「全く、なんてふざけたことをしているんだあいつは…!」

シゲオサトシ「それをこれから証明するんだ、あいつが偽物でシゲオってことをね!」

サトシ「その言葉、そっくりそのまま返すよ!」

カキ「だけど対決と言ったって、一体何を…?」

ハラ「その件だが、サトシ君に関するクイズでどうだろうか?」

ククイ「そうか、サトシしか知らないようなクイズを出せば…!」
100 : ◆/qIi/n6GLc 17/05/05 18:25:15 ID:f6FPIPFw [5/22] 名前× NGID× 報告
オーキド「…という訳で『本物のサトシ君はどっちだ!?クイズ大会』を開始すルンパッパ!」

シゲオサトシにはAの札、サトシにはBの札を付けられて回答台に立った。いつの間にか警察も来ていた。偽物が反映した際に逃がさないようにするためだ。

ククイ「このクイズを先に2問先取した方を本物のサトシとするぞ!」

ピカチュウ「ピカピ…。」

生徒達が盛り上がる中、心配そうに2人のサトシを見つめるピカチュウ。

オーキド「では第1問!サトシの最初のパートナーポケモンは?」

どちらも素早くペンをとって答えを書き始めた。

ククイ「2人とも早いな、では一斉に回答オープン!」

どちらも『ピカチュウ』と書かれていた。

オーキド「正解はピカチュウ!どっちも正解じゃ!」

ククイ「まぁこれは簡単だよな。」
101 : ◆/qIi/n6GLc 17/05/05 18:52:05 ID:f6FPIPFw [6/22] 名前× NGID× 報告
>>100修正。
反映

判明
102 : ◆/qIi/n6GLc 17/05/05 19:43:23 ID:f6FPIPFw [7/22] 名前× NGID× 報告
この対決はしばらく決着がつかなかった。何問出してもどちらも正解で全く判別がつかない。サトシもシゲオサトシも焦りの表情を見せていた。

生徒1「これで何問目だよ?」

生徒2「どっちも正解ばっかし…。」

サトシ(相手も中々やるなぁ。)

シゲオサトシ(どっちも刑務所行きがかかってるんだ、一筋縄じゃいかないか…。)

ククイ「中々決着がつかないな。」

オーキド「さて、どうしたものか…。」

マーマネ「正直、今まで出てきた問題はどれも調べればわかるものばかりだよね。」

リーリエ「そういえば…アローラ地方でサトシが最初に捕まえたポケモンとかハラさんの手持ちとかメレメレ島の主ポケモンとか。」

マオ「何か、本物のサトシしかできない事とかあればね…。」
103 : ◆/qIi/n6GLc 17/05/05 19:49:36 ID:f6FPIPFw [8/22] 名前× NGID× 報告
サトシ「どうしよう…何かいい方法はないかな?」

サトシはこっそりと黒の羅針盤に問いかけてみた。

黒の羅針盤『本来ならばお前にしかできない事を、シゲオにやらせてみてはどうか』

サトシ「俺にしかできない事を?」

黒の羅針盤『例えば…お前とピカチュウのZ技とかはどうだ』

サトシ「…そうか!」

サトシは突如立ち上がり、シゲオサトシにZリングと電気Zを差し出した。サトシの突然の行動に驚くシゲオサトシ。

シゲオサトシ「もしかして自分が偽物と認めた?」

サトシ「違う、お前が本物ならこのZリングと電気Zでピカチュウと『スパーキングギガボルト』を放てるはずだよな?」

シゲオサトシ「えっ…。」

サトシの言葉に動揺するシゲオサトシ。
104 : ◆/qIi/n6GLc 17/05/05 20:00:00 ID:f6FPIPFw [9/22] 名前× NGID× 報告
ハラ「そうか!Z技はZリングとZクリスタルがあっても、トレーナーとポケモンの絆がなければ発動させられない!」

カキ「その手があったか…偽物にはピカチュウとの絆はないはずだ!」

スイレン「ピカチュウ!ちょっと手を貸して!」

ピカチュウ「ピカ?」

ピカチュウはサトシ達に元へやってくると状況を説明され、Zリングを持ったシゲオサトシの前に立った。

ククイ「では…やってもらおうか!」

シゲオサトシ(や、やばい…!)

窮地に立たされるシゲオサトシ。ハラの言う通り自分自身とピカチュウの間に絆は無い。発動してくれることを願うしかない。
覚悟を決めて電気Zのポーズをとるシゲオサトシ。ピカチュウも同じく電気Zのポーズを取った。
結果…Zパワーは発生せず、スパーキングギガボルトは放てなかった。

マオ「発動…しない!」

これを見たサトシは勝利を確信した。

サトシ「じゃあ今度は俺がやってみるぞ!」
105 : ◆/qIi/n6GLc 17/05/05 20:04:27 ID:f6FPIPFw [10/22] 名前× NGID× 報告
サトシはシゲオサトシから受け取ったZリングを腕に装着した。

サトシ「行くぞ、ピカチュウ!」

ピカチュウ「…ピカ!」

ピカチュウの表情がパッと明るくなった。
そしてシゲオサトシがやったようにピカチュウと一緒に電気Zポーズを取った。するとピカチュウはZパワーを身に纏った。
それを絶望した表情で見つめるシゲオサトシ。

ハラ「今度は成功しましたな!」

サトシ「行くぜ!スパーキング…ギガボルト!」

ピカチュウ「ピーカチュゥゥゥゥゥ!」

バリバリバリバリッ!

凄まじい電気が海に向かって放たれた。
106 : ◆/qIi/n6GLc 17/05/05 20:10:10 ID:f6FPIPFw [11/22] 名前× NGID× 報告
サトシ「これで分かっただろ?どっちが本物か。」

サトシがそういった瞬間、カキ達はサトシの元に走ってきて土下座の勢いで謝罪した。

マオ「本当にごめんなさい!」

カキ「完全に騙されていた…。」

サトシ「いいよ。あんなの見ただけじゃ分からないし、俺も前にみんなに酷い事したからさ…。」

マーマネ「でもあれは洗脳されていたからであって…。」

そしてククイとオーキドもやってきた。

ククイ「すまないサトシ、俺も完全に騙されていたよ…。」

オーキド「わしからも謝らせてくれ。」

サトシ「だから、もう大丈夫ですよ…。」

そして、シゲオサトシには警察が集まってきた。
107 : ◆/qIi/n6GLc 17/05/05 20:15:29 ID:f6FPIPFw [12/22] 名前× NGID× 報告
警察「サトシの偽物さん、あなたを殺人容疑で逮捕します。」

シゲオサトシ「いや、その、違うんだ!」

警察2「あんな決定的な証拠の前に何が違うのかな?」

するとシゲオに薬を渡したあの男が姿を現した。

シゲオサトシ「あっ、あなたは…!」

「まさかあの薬を悪用するとはね。」

サトシ「あの男は…。」

「お巡りさん、本物のサトシ君の言う通りこの子は『シゲオ』君です。」

警察1「本当かい?」

「はい、私の商品の薬を飲んでサトシ君に変身していたんですよ。」
108 : ◆/qIi/n6GLc 17/05/05 20:29:41 ID:f6FPIPFw [13/22] 名前× NGID× 報告
これを聞いたシゲオの両親はシゲオサトシに近寄ったかと思うと父親は思いっきりシゲオサトシの頭にゲンコツをして、両親共に思いっきり罵倒した。

シゲオの父「お前はなんてことをしてくれたんだ!サトシ君に迷惑をかけた挙句に殺人とは…私達の家系に泥を塗りやがって、この屑人間!」

シゲオの母「私達はあなたを殺人者に育て上げたつもりはないわ!あんたとは今日で縁切りね!刑務所を出ても帰る場所なんてないからね!」

警察1「ちょ、ちょっと自分の子供に対してそれは言い過ぎではないですか?」

シゲオの父「こんな殺人者は俺達の子供じゃない!」

シゲオの母「私達の息子はやっぱりサトルだけよ!あの子は勉強もできる自慢の息子だったのにあんな事件さえなければ…。」グスッ

サトシ(サトル…?)

一瞬の隙を突いて警察官の腕を振り払い、逃げ出そうとするシゲオサトシ。
しかし男は逃すまいとシゲオサトシの足を軽く踏んで転ばせた。

シゲオサトシ「うわっ!」ドサッ

シゲオサトシは起き上がって膝を見ると、右足から血が流れていた。

シゲオサトシ「あ…怪我…。」
109 : ◆/qIi/n6GLc 17/05/05 20:47:57 ID:f6FPIPFw [14/22] 名前× NGID× 報告
するとシゲオサトシの体に異変が起き始めた。なんと体がドロドロ溶け始めたのだ。

「あの薬は変身しているときに怪我をしてしまうと体の形状を保てなくなって液状化してしまうんだ。」

シゲオは両親に思いっきり不満をぶちまけた。

シゲオ「いっつもそうだ!お前らは兄さんばっかり優遇して僕にはほとんど何にもしてくれなかった!誕生日やクリスマスプレゼントも兄さんのは凄く高価なものだったけど僕にはケーキすらもなかった!」

シゲオの父「当たり前だ!勉強ができるサトルを優遇して何が悪い!」

シゲオの母「あんたが勉強できるようになればよかっただけの話でしょ!?」

シゲオ「お前らは結局有能かどうかでしか人を見ないような親だったんだな。きっとその罰として兄さんは死んだんだよ!」

シゲオの父「このクソガキがっ!」

シゲオの父親の汚い言葉に引き気味のサトシ達。

シゲオ「僕は、サトシが羨ましかった。さほど勉強ができなくても幸せに暮らせてちやほやされて…。」

ククイ「それで、サトシに成り代わったのか。」

シゲオ「…そうだよ。」
110 : ◆/qIi/n6GLc 17/05/05 20:55:53 ID:f6FPIPFw [15/22] 名前× NGID× 報告
シゲオの父「あの怪物を倒す方法はありませんか!?」

すると男は銃のようなものを取り出し、走り去ってしまった。

シゲオの父「これで撃てってことか。」

迷う様子もなく液状となったシゲオに銃を向けるシゲオの父。見かねたサトシが止めに入った。

サトシ「や、やめろ!自分の息子だろ!?」

シゲオの父「サトシ君、あのクソガキが君に濡れ衣を着せて本当にすまなかった。アイツの始末は任せろ。」

そういうとシゲオの父は銃を連射した。

バンバンバン!

シゲオ「あ”あ”あ”あ”っ!痛い、痛い…!」ジュウウ

シゲオの父は怯むことなく銃を撃ち続けた。
そして10発ほどでシゲオだった液体は悲鳴をあげなくなったかと思うとそのまま蒸発してしまった。
111 : ◆/qIi/n6GLc 17/05/05 21:04:50 ID:f6FPIPFw [16/22] 名前× NGID× 報告
シゲオの父「ざまぁ見ろ、クソガキが。」

シゲオの母「皆さま、あんな怪物がご迷惑をかけて本当に申し訳ありませんでした。」ペコリ

そういってシゲオの両親が立ち去ろうとしたその時、警察が2人の肩を掴んだかと思うと、2人に手錠をかけた。

シゲオの父「なっ!?」

シゲオの母「これはどういう…。」

警察「あなた方を逮捕します。」

シゲオの父「何を言ってるんだ!俺達はあの怪物に対して当然の処置をしただけです!」

ククイ「シゲオの話を聞いて思った…あんた達おかしいよ。あれは完全に虐待だ。」

シゲオの母「何がですか!」

オーキド「今回の事件はシゲオ君だけでなく、あなた達にも責任がある。」

大きな声で色々叫ぶシゲオの両親を警察はパトカーに乗せ、そのまま去っていった。
112 : ◆/qIi/n6GLc 17/05/05 21:12:20 ID:f6FPIPFw [17/22] 名前× NGID× 報告
スイレン「ま、まさかの結末だったね…。」

マオ「自分の子供に対してあの仕打ち、相手口が塞がらないよ。」

カキ「世の中にはあんな酷い親もいるんだな…。」

リーリエ「…。」

サトシ「シゲオ…今となってみると少し可哀想な奴だったな。」

黒の羅針盤『後味は悪いが、とりあえず一件落着のようだな、』

黒の羅針盤がいつの間にか針が動いて絵を指していた。

サトシ「君のおかげだよ…ありがとう。そうだ、カプ・コケコにもいつかお礼言わないとな!」

マーマネ「サトシ…その時計みたいなのは?」

サトシ「『黒の羅針盤』さ。俺を導いてくれたりと色々助けてくれたんだ。偽物の俺の正体も教えてくれたし、Z技を使わせてみろって教えてくれたのもこれだったんだ。」
113 : ◆/qIi/n6GLc 17/05/05 21:12:53 ID:f6FPIPFw [18/22] 名前× NGID× 報告
>>112修正。

相手口

開いた口
114 : ◆/qIi/n6GLc 17/05/05 21:21:21 ID:f6FPIPFw [19/22] 名前× NGID× 報告
リーリエ「誰が作ったんですか?そんな凄いもの…。」

サトシ「アルファモンだよ。事務所に逃げ込んだ時に手紙と一緒に置かれていたんだ。後、2回だけだけど時間も巻き戻せるんだ!」

マーマネ「こんな凄いもの作れるなんて…流石フィールさん。」

いつの間にかサトシ達は盛り上がっていた。それを影からカプ・コケコが見ており、安堵した表情で飛び去って行った。

ハラ「とりあえずは一件落着ですな。」

ククイ「あぁ…しかしシゲオの両親は許せないな。」

オーキド「そうじゃな。兄弟の贔屓はおろか、迷いなく自身の息子を殺すとは…。」

ククイ「人間は勉強できることだけが全てではないのに…。」

3人は複雑な表情で今回の事件の話し合いをしていた。
115 : ◆/qIi/n6GLc 17/05/05 21:34:44 ID:f6FPIPFw [20/22] 名前× NGID× 報告
その夜、サトシは自分の部屋で黒の羅針盤に話しかけていた。

サトシ「なぁ、『サトル』について何か知ってることはないか?ククイ博士に聞いても『知らない方がいい』って言って話してくれないんだ。」

黒の羅針盤『お前が風呂に入っている間に電話から聞こえた話なのだが』

黒の羅針盤が教えてくれたことを箇条書きするとこんなところであった。

・シゲオの兄であるサトルは当時のポケモンスクールでもかなり勉強ができた子で、周りからもちやほやされていた。
・あの両親にとっては彼は誇りだった。
・しかし、突如不思議な穴から現れた謎の白い生き物に取りつかれた人間に刃物で刺されて死亡してしまった。
・サトルを刺した人間はすぐに逮捕されたが体内から検出された謎の毒のせいで取り調べどころではなく現在治療中。

とのことだった。

サトシ「白い生き物に謎の毒?」

サトシは自分がかつて自分がモルガに洗脳されていた時のことを思いだした。
あの事件の後、マーマネから聞いた話ではBCウイルスとPARASITEの神経毒を注入されて狂人になっていたと。

サトシ「白い生き物ってもしかして『PARASITE』とかいうのの…?」

116 : ◆/qIi/n6GLc 17/05/05 21:37:27 ID:f6FPIPFw [21/22] 名前× NGID× 報告
「えぇ…予想通りの結果でしたよ。」

シゲオに薬を渡した例の男はとある研究所でモルガと話をしていた。

モルガ「やはりまだ調整が必要そうだな。」

「計画は進んでいますか?」

モルガ「あぁ…ほとんど下準備は終わった。あとは開始するタイミングだ。」

「では…いよいよと。」

モルガ「そうさ…楽しみにしておけ。」

モルガは不敵な笑みを浮かべていた。


〜完〜
117 : ガネール@バクーダナイト 17/05/05 21:37:50 ID:uQBSJgNk 名前× NGID× 報告
118 : シャーナ@あかいウロコ 17/05/05 21:39:56 ID:ZZdNlnS. 名前× NGID× 報告


>すると男は銃のようなものを取り出し、走り去ってしまった。

警察男完全スルーかよwww
119 : ◆/qIi/n6GLc 17/05/05 21:42:26 ID:f6FPIPFw [22/22] 名前× NGID× 報告
>>118
あの液体の怪物が襲ってくると思ってそれどころではなかったんだ(おい
120 : ーケオス@きのみ 17/05/06 00:55:46 ID:9K90KIEg 名前× NGID× m 報告


黒の羅針盤はまだ残る系かな?
121 : マケロ@きゅうこん 17/05/06 06:49:50 ID:OokWWLww 名前× NGID× m 報告
>>120
そうみたいですな。
乙でした
122 : アルヒー@バトルレコーダー 17/05/06 10:59:27 ID:ZGath0xs 名前× NGID× 報告

続きが楽しみです
123 : ロバレル@こおったきのみ 17/05/07 15:22:28 ID:n3ij.pFA 名前× NGID× 報告
乙です
続き待ってます
124 : ◆/qIi/n6GLc 17/05/07 23:32:21 ID:noFUIg5E 名前× NGID× 報告
現在ネタ考案中です。

次のはちょっと時間がかかるかも…。
125 : ォレトス@エレクトロメモリ 17/05/09 22:25:07 ID:.XxEwlQY [1/2] 名前× NGID× 報告

これってシリーズものなのか?
前スレとかあるなら貼ってくれるとありがたい
126 : ◆/qIi/n6GLc 17/05/09 22:44:36 ID:f8ueW4lI [1/2] 名前× NGID× 報告
127 : ◆/qIi/n6GLc 17/05/09 22:46:57 ID:f8ueW4lI [2/2] 名前× NGID× 報告
>>126の続き

http://pokemonbbs.com/poke/read.cgi?no=570684
カプ・コケコVSロボ・コケコ

http://pokemonbbs.com/poke/read.cgi?no=591065
ミライと色ヒンバス(製作途中)
128 : ロピウス@エスパージュエル 17/05/09 23:18:58 ID:.XxEwlQY [s] [2/2] 名前× NGID× 報告
>>126>>127
サンクス