【SS】もしポケモンスクールに来たのが、サトシではなくシンジだったら part2


1 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/08/07 14:41:35 ID:x534qabA 名前× NGID× 報告
前作はこちらになります。→http://pokemonbbs.com/sp/poke/read.cgi?no=527457&l=1-1000#
456 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/08/20 16:40:20 ID:foIrjnbE [1/7] 名前× NGID× 報告
シンジ「飛べ」

マオ「OK!! アママイコ飛んで」


アママイコは頭のヘタをプロペラのように回し、天高く飛び上がった。


シンジ「まとめてやれ。“かえんほうしゃ”」

ニャビー「ニャバッビャア!!」


ルガルガンはダメージで反応が遅れ、ダイノーズは“ギガインパクト”の反動で動けず“かえんほうしゃ”を受ける。


ライチ「ルガルガン、ダイノーズ!!」

ルガルガン「ガァ!!」

ダイノーズ「ドゥイ!!」


ルガルガンとダイノーズの体が炎に包まれる。


カキ「“かえんほうしゃ”の追加効果だ!! それも2体同時に火傷に出来るとは!!」

マオ「アママイコ“はっぱカッター”」

アママイコ「アマママァイ!!」


今度はアママイコの“はっぱカッター”が、ルガルガンとダイノーズを襲う。
457 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/08/20 16:46:16 ID:foIrjnbE [2/7] 名前× NGID× 報告
ライチ「ルガルガン、アママイコに“ほのおのキバ”」

シンジ「こっちも“ほのおのキバ”だ」


ルガルガンとニャビーが、互いのキバをぶつけ合う。


マオ「“あまいかおり”」

ルガルガン「ルガァ〜」


“あまいかおり”で気が緩んだルガルガンは、ニャビーの“ほのおのキバ”に押し負ける。


ルガルガン「ガファ!!」

ライチ「“マグネットボム”」

マオ「“はっぱカッター”で墜撃」


アママイコは“はっぱカッター”で、チビノーズを全て撃ち落とした。そして“にほんばれ”の効果もここで切れる。


ライチ(“すなあらし”を使っても、また“にほんばれ”をされるだけ。ならこのまま…)

ライチ「ルガルガン“いわなだれ”」

ルガルガン「ルァガァ!!」
458 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/08/20 16:52:26 ID:foIrjnbE [3/7] 名前× NGID× 報告
マオ「“マグネットボム”じゃなきゃ大丈夫。アママイコ“おうふくビンタ”で弾き返して」

アママイコ「アンマイ!! マァイ!!」


アママイコはジャンプし、落石を全て相手に弾き返す。


ライチ「ルガルガンは“アクセルロック”で躱して。ダイノーズは“ギガインパクト”で岩ごとアママイコを攻撃」

ルガルガン「ルァウ!!」


ルガルガンは火傷のダメージで、“アクセルロック”を発動出来なかった。


ライチ「仕方ない。ダイノーズ“ギガインパクト”」

ダイノーズ「ダァイ!!」

シンジ「“かえんほうしゃ”。岩を燃やせ」

ニャビー「ンニャア!!」


ニャビーはアママイコが返した岩を下から熱していく。普通の岩なら“ギガインパクト”で壊せたかもしれないが、鋼タイプのダイノーズには熱した岩を壊す事は出来ず、地面に墜落し滑りながら石柱に激突した。


ライチ「ダイノーズ!!」
459 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/08/20 16:58:30 ID:foIrjnbE [4/7] 名前× NGID× 報告
ライチ「やるわね。だったらこっちも、全力でいくわ」


ライチはZリングを構える。


マオ「あの構えって…」

シンジ「くるぞ」

ライチ「轟け、命の鼓動!! 天地を貫く岩の響きよ!! “ワールズエンドフォール”」


ルガルガンは上空に飛び、巨大な岩塊を作り上げる。


シンジ「Zワザの使用中は無防備!! お前はダイノーズをやれ!!」

マオ「任せて!! アママイコ、ダイノーズを投げて!!」

シンジ「ニャビー、ルガルガンのところまで飛べ」

アママイコ「アムァイ!!」

ニャビー「ニャア!!」


アママイコは力一杯ダイノーズを放り投げ、ニャビーはそれを踏み台にルガルガンの居るところまで到達する。


ライチ「なんですって!?」
460 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/08/20 17:07:05 ID:foIrjnbE [5/7] 名前× NGID× 報告
シンジ「“ほのおのキバ”」

ニャビー「ニャブゥ!!」


ニャビーはルガルガンの後脚に噛みつく。


シンジ「岩塊の下まで投げ飛ばせ!!」

ニャビー「ニャブィ!!」


ニャビーは大きく振りかぶって、ルガルガンをダイノーズの居る岩塊下まで投げる。


シンジ「今だ!!」

マオ「いっくよぉ!! “ブルームシャインエクストラ”」


マオはスイレンから借りたZリングにクサZを装着し、Zワザを発動。フィールド上に花畑が広がり、ルガルガンとダイノーズを中心に大爆発を起こす。


ルガルガン「ルッ…」

ダイノーズ「ノォ…」


ルガルガンとダイノーズは、アママイコのZワザに耐えきれず地面に倒れた。


ククイ「ルガルガン、ダイノーズ戦闘不能!! よって今回の大試練バトル、挑戦者シンジ&マオの勝利!!」
461 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/08/20 17:13:59 ID:foIrjnbE [6/7] 名前× NGID× 報告
スイレン「勝った!! マオちゃん勝ったよ!!」

カキ「やったなシンジ!!」

マーマネ「僕は信じてたよ!!」

リーリエ「凄いです!! 凄過ぎです!!」

マオ「わ、私が勝った…。島クイーンに…」

シンジ「あぁ」

マオ「ぃやったぁ!! 大試練突破だぁ!!」


マオは嬉しさのあまり飛び跳ねる。


ライチ「大試練突破おめでとう。これが岩のZクリスタル。岩のZワザをガンガン使って…うわぁ!!」


大試練突破の証イワZを渡そうとするライチだが、いつもの如く段差に足を取られ躓いてしまう。


スイレン「忙しい人。踊ってコケてバトルして…」

ライチ「では、改めて。シンジ、マオ大試練突破おめでとう。これが岩のZクリスタルよ」

シンジ「ありがとうございます」

マオ「超希少食材、イワZゲットだよ!!」

アママイコ「アマァイ!!」
462 : 日はここまで◆kDdT4vyqmg 17/08/20 17:23:10 ID:foIrjnbE [7/7] 名前× NGID× 報告
マオ「こうやって勝てたのも、スイレンがZリングを貸してくれたからだよ。はい、返すね。ありがとう」

スイレン「よかった。私のZリングが切り札になって」


自分が貸したZリングが決め手になった事に、スイレンは誇らしさと喜びを感じていた。


マオ「にしてもシンジ、いくらカキがバクガメスで勝ったからってニャビーは…」

シンジ「何の話だ? ニャビーを出したのは、アママイコの“リーフガード”を発動させるのと、ルガルガンとダイノーズが覚えている可能性のある“すなあらし”を封じるためだが」

マオ「あっ、そうですか…」

ククイ「それにしても、もう4つか。Zクリスタルコンプリート出来るんじゃないか?」

シンジ「俺はコンプリートなど狙ってませんが」

マーマネ「くぅ、僕も負けてられないね。シンジに育ててもらったトゲデマルと、シンジに貰ったデンヂムシで大試練突破だよ!!」

マオ「全部シンジのお陰じゃない…」

ライチ「さぁ、課外授業は明日で最後。自由行動だから、精一杯楽しんでってね」

全部「はい!!」
463 : ガレックウザ@デンキZ 17/08/20 19:43:32 ID:gnuvKsFk 名前× NGID× m 報告
大試練までだと思ったがまだ続くのか
支援
464 : ワムラー@イアのみ 17/08/20 22:05:41 ID:cPegwys6 名前× NGID× 報告
シンジとマオが息ぴったりで良かった
支援
465 : ルリル@エレキシード 17/08/21 08:59:43 ID:GXGpJCUA 名前× NGID× 報告
面白かった
466 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/08/21 13:35:57 ID:/56u0Bkg [1/22] 名前× NGID× 報告
島クイーン・ライチに勝利した日の夜。シンジはカキと共に、ポケモン達のトレーニングをしていた。


シンジ「イワンコ“いわおとし”」

イワンコ「イィアン!! ァン!!」

カキ「バクガメス受け止めろ」

バクガメス「ガメェ!!」


バクガメスはイワンコが飛ばした岩を、全て防御する。


カキ「“からをやぶる”」

バクガメス「ガメェス!!」


バクガメスは殻を破り、防御面を犠牲にパワーとスピードを上げる。


カキ「“ドラゴンテール”」

シンジ「“かげぶんしん”」

バクガメス「ガメッ!?」


バクガメスはイワンコの分身に翻弄されてしまう。


カキ「落ち着けバクガメス。気配で感じ取るんだ」
467 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/08/21 13:41:33 ID:/56u0Bkg [2/22] 名前× NGID× 報告
シンジ「そんなゆっくりしてていいのか?」


シンジはZリングを構える。


シンジ「“ワールズエンドフォール”」


イワンコは分身と共に高く飛び上がり、巨大な岩塊を作り上げる。


カキ「だったら俺達も。“ダイナミックフルフレイム”」


バクガメスは強力な炎を吹き出すが、あと一歩及ばず岩塊を壊しきれなかった。“からをやぶる”で防御面を犠牲にしたため、バクガメスは岩のZワザ1発でダウンしてしまう。


カキ「バクガメス!!」

シンジ「イワンコ、これからはこのZワザを…」

イワンコ「ィアン!!」


イワンコはシンジの話など聞かず、倒れたバクガメスに襲いかかる。


イワンコ「イィヤァ!!」


既に瀕死寸前のバクガメスに、イワンコは効果抜群の“いわおとし”を喰らわせる。
468 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/08/21 13:48:42 ID:/56u0Bkg [3/22] 名前× NGID× 報告
シンジ「戻れイワンコ」

イワンコ「イャン!!」


イワンコはモンスターボールの光線を躱し、戻る事を拒否。ひたすらバクガメスを痛めつける。


カキ「イワンコ、悪く思うなよ。ガラガラ“アイアンヘッド”」

イワンコ「ャア!!」

ガラガラ「ガ、ガルァ!?」


“アイアンヘッド”で迫ってくるガラガラに、イワンコは“かみつく”で対抗。怯んだガラガラは、2度目の“かみつく”に反応出来ず倒れた。


シンジ「チッ、フクス…」

ライチ「ルガルガン“アクセルロック”」

ルガルガン「ルァガァ!!」

ライチ「続いて“いわなだれ”」

ルガルガン「ガッガァ!!」


ルガルガンの“アクセルロック”と“いわなだれ”のコンボで、イワンコは力尽き気を失う。


シンジ「戻れイワンコ」


すかさずシンジはイワンコをモンスターボールに戻す。
469 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/08/21 13:57:37 ID:/56u0Bkg [4/22] 名前× NGID× 報告
シンジ「ありがとうございます。ライチさん」

ライチ「いいって。たまたま通りかかっただけだし。それにイワンコには、よくある事だしね」

カキ「よくある? 今のがですか?」

ライチ「あぁ。イワンコは進化が近づくと、やたら攻撃的になるんだ。もしかすると、シンジのイワンコもそうなんじゃない?」

シンジ「進化…」

ライチ「昼と夜。どっちにするか、よ〜く考えなよ。ま、勝手になっちゃうからトレーナーに選択権は無いけどね」

ルガルガン「ルァウ」

ライチ「私は貴方が、真昼の姿で良かったと思ってるよ。よしよし」

ルガルガン「ァウゥ〜」


ライチの話に不安になるルガルガンだったが、その後の言葉と撫でられた事ですっかり上機嫌になる。


ライチ「じゃあ私はこれで。アーカラ島の課外授業は明日で最後。思いっきり楽しみなよ」


そう言って、ライチは自分の部屋に戻った。


シンジ「悪かったな」

カキ「いいさ。イワンコだって悪気があったわけじゃないし。進化が近いのはいい事だ。今日はさっさと寝よう」
470 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/08/21 14:04:07 ID:/56u0Bkg [5/22] 名前× NGID× 報告
明日の自由行動に備え、ぐっすり眠るシンジ達。するとイワンコがモンスターボールから出てきて、部屋の扉を開けようとする。


シンジ「何をしている?」

イワンコ「!?」


イワンコの足音で目を覚ましたシンジが、イワンコを呼び止める。


イワンコ「イィヤァ!!」


イワンコは扉を開けて一目散に逃走。シンジがその後を追いかける。


マーマネ「うるさいなぁ…。静かにしてよ…。あれ…?」


イワンコの鳴き声で目を覚ますマーマネ。すると扉を開きっぱなしになっており、下のベッドからシンジの姿が消えていた。


マーマネ「どこ行ったんだろ?」


不思議に思ったマーマネは、トゲデマルを連れポケモンセンターを抜け出す。
471 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/08/21 14:16:16 ID:/56u0Bkg [6/22] 名前× NGID× 報告
夜空に昇る綺麗な満月。そこに1匹のポケモンの姿が映る。


カプ・テテフ「テッテッテッテー」


守り神カプ・テテフが空を舞っていると、“いわおとし”で崖を削り、飛んできた礫を避けるイワンコの姿が見えた。


カプ・テテフ「フフフフ」


無邪気に笑うカプ・テテフは、修業するイワンコに近づき微笑みかける。


カプ・テテフ「テテテテ〜」

イワンコ「ワァ!?」

カプ・テテフ「フフフ。テフテフテェフ」


カプ・テテフは周囲にサイコフィールドを張り、一方的にイワンコを攻撃する。


カプ・テテフ「フフフフフ」

シンジ「“かえんほうしゃ”」

カプ・テテフ「テェフ」


現場に辿り着いたシンジは、後ろから“かえんほうしゃ”で攻撃。しかしカプ・テテフに気付かれ避けられてしまう。


シンジ「アーカラ島の守り神カプ・テテフか。カプ・コケコの前に、まずはお前をゲットしてやる」
472 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/08/21 14:22:48 ID:/56u0Bkg [7/22] 名前× NGID× 報告
イワンコ「イィワァ!!」

シンジ「はっ!!」


カプ・テテフの攻撃で我を忘れたイワンコは、主人であるハズのシンジに攻撃を仕掛けてくる。不意打ちとはいえ、シンジも避けるのがギリギリだった。


シンジ「何のつもりだ!?」

イワンコ「イイヤァン!!」

シンジ「チッ、仕方ない。ニャビー“シャドークロー”」

ニャビー「ニャビァ!!」


カプ・テテフを捕まえる事よりも、シンジはイワンコを大人しくさせる事を優先。ニャビーでイワンコを迎え撃つ。


マーマネ「もう…。シンジはどこ行ったの?」

カプ・テテフ「テッテテ〜」

マーマネ「危ない!!」


ニャビーに攻撃しようとするカプ・テテフを見たマーマネは、急いで間に割って入りニャビーを庇う。


マーマネ「ぐはっ!!」
473 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/08/21 14:29:55 ID:/56u0Bkg [8/22] 名前× NGID× 報告
カプ・テテフ「テテッ!?」

マーマネ「痛いよぉ…」

シンジ「何しに来た?」

マーマネ「シンジを探しに来たんじゃないか!! 急に居なくなって!! ってか、なんでカプ・テテフが!? ニャビーとイワンコが戦ってるし!!」

シンジ「お前には関係無い。“かえんほうしゃ”」

ニャビー「ンニャア!!」


効果はいまひとつだが、カプ・テテフから受けたダメージがイワンコの予想を大きく上回り力尽きる。


カプ・テテフ「テフフ〜」


カプ・テテフはマーマネの周りを飛び回り、鱗粉で傷を癒す。


マーマネ「これって、あの時の…」

カプ・テテフ「テッフフ〜」


カプ・テテフはマーマネに微笑むと、その場から居なくなった。
474 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/08/21 14:35:22 ID:/56u0Bkg [9/22] 名前× NGID× 報告
マーマネ「カプ・テテフ…。なんで僕に肩入れするんだろ?」

シンジ「丸みが気に入ったんじゃないか? それよりこいつを…」


シンジがイワンコの倒れた場所を見ると、既にイワンコは姿を消していた。


マーマネ「イワンコが居ない!!」

シンジ「彼奴どういうつもりだ…」

マーマネ「と、とにかく探さないと!!」

シンジ「お前は戻れ。俺1人で行く」

マーマネ「えっ!?」


シンジはイワンコを連れ戻すため、マーマネを置いて森の中に入る。


トゲデマル「マチュチュ」

マーマネ「帰ろっか…」


自分では戦力にならないと考えたマーマネは、大人しくポケモンセンターに戻った。
475 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/08/21 14:44:56 ID:/56u0Bkg [10/22] 名前× NGID× 報告
地中道に迷い、マーマネが戻った頃にはもう朝になっていた。マーマネは戻ってすぐにククイに相談。ククイとライチはシンジとイワンコの捜索に向かった。


リーリエ「大丈夫でしょうか…。シンジもイワンコも…」

スイレン「なんか不安」

カキ「何故守り神のカプ・テテフが、シンジを狙ったんだ?」

マオ「ねぇ、私達も探さない? 出来る限り安全な範囲で」

カキ「だな。信じて待つだけじゃ始まらないもんな」

マーマネ「シンジだけにね」

カキ「殴るぞ」

マーマネ「ごめんなさい…」


クラスメイト達は早速、シンジとイワンコを見つけるべく近場を捜索する。そんな中、1匹のルガルガンがイワンコの存在に勘づく。


ルガルガン「!?」

グラジオ「どうした?」

ルガルガン「ガルゥ」
476 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/08/21 14:56:23 ID:/56u0Bkg [11/22] 名前× NGID× 報告
何故かアーカラ島に来ていたグラジオとルガルガン。ルガルガンは自分に近しい存在を察知し、どこかへ行ってしまう。


グラジオ「夜には戻れよ」


グラジオはブラッキーと共に洞窟内に入り、プレミアボールから謎のポケモンを出す。


タイプ:ヌル「ウゥ…」

グラジオ「外はダメだ。今は昼、お前の姿を誰かに見られるとマズい。これを外す事が出来たら、お前ももっと楽になるだろうに…」


ヌルを撫でるグラジオは何者かの足音に気づき、すぐさまボールの中に戻す。


グラジオ「こんなところに何の用だ?」

シンジ「お前には関係無い。それよりも、なんださっきのポケモンは?」

グラジオ「お前には関係無い。それとも、俺とバトルでもするか?」

シンジ「悪いが、今はバトルしている暇は無い」

グラジオ「奇遇だな。こっちもルガルガンがどこかへ行ってな。何かを察知したようだが…」
477 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/08/21 15:04:45 ID:/56u0Bkg [12/22] 名前× NGID× 報告
シンジ「本当か?」

グラジオ「あぁ。どうせ野生のイワンコでも見つけたんだろ」

シンジ「そうか」


シンジはグラジオに背を向け、洞窟内の出入り口に向かって歩き出す。


シンジ「そういえば、お前の妹がポケモンに触れるようになったぞ。ロコン以外のな」

グラジオ「本当か!?」

シンジ「あぁ。何があったかは知らんが、今ではすっかりバトルにのめり込んでいる」

グラジオ「そうか」


シンジはそのまま洞窟を出た。グラジオを下を向いていたが、その顔は僅かに笑っていた。一方、イワンコは崖から落下。川に流され、気を失った状態で陸地に流れ着いた。


イワンコ「…」

ルガルガン「ルゥ…」


倒れているイワンコを、ライチのルガルガンが発見。そこにグラジオのルガルガンがやってくる。


夜ガルガン「ガゥ」

昼ガルガン「グルルルル」
478 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/08/21 15:18:01 ID:/56u0Bkg [13/22] 名前× NGID× 報告
グラジオのルガルガンを不審狩り、ひたすら威嚇するライチのルガルガン。グラジオのルガルガンは何を思ったのか、ライチのルガルガンに訳を話し、イワンコを抱えライチのルガルガンをある場所へと案内する。


カプ・テテフ「テフフ〜」


グラジオのルガルガンが向かった場所は命の遺跡。到着した頃には夕方になっており、カプ・テテフが野生のヤングースを治療していた。


夜ガルガン「ガルァ」

カプ・テテフ「テェフゥ!!」

夜ガルガン「グラァ!!」


何が気に食わなかったのか、カプ・テテフはグラジオのルガルガンを超能力で吹っ飛ばす。


昼ガルガン「ラゥ!! グラルァ!! ルガゥ!!」

カプ・テテフ「テテテ?」


ライチのルガルガンは、傷だらけのイワンコを見せて事情を説明。するとカプ・テテフは、イワンコに癒しの鱗粉を振り撒いてくれる。


カプ・テテフ「テェ…」

昼ガルガン「ガゥ!!」


しかし傷が治らないとわかると、機嫌を悪くしイワンコを攻撃。イワンコを庇ったライチのルガルガンは、グラジオのルガルガン同様吹っ飛ばされる。
479 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/08/21 15:27:55 ID:/56u0Bkg [14/22] 名前× NGID× 報告
シンジ「くっ、彼奴どこに…」

マーマネ「シンジ!!」


マーマネはシンジを発見。息を切らして走ってくる。


シンジ「何をしている?」

マーマネ「シン…ジとイ…ワンコを探…しにきたんじゃ…ないか…」

シンジ「余計な事を…」

ククイ「シンジ!! それにマーマネも!!」


シンジを探していたククイとライチが合流する。


ライチ「ポケモンセンターで待ってなさいって…」

マーマネ「でも放っとけなくて…」

ククイ「とにかく、今はイワンコを探しましょう」

ライチ「そうね。もしカプ・テテフに会いでもしたら…」

マーマネ「いいんじゃないの? カプ・テテフは怪我治してくれるんだし」

シンジ「だといいがな」

マーマネ「へ?」
480 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/08/21 15:34:51 ID:/56u0Bkg [15/22] 名前× NGID× 報告
ライチ「カプ・テテフは輝く鱗粉でポケモンにエネルギーを与えてくれる事もあるけれど、無邪気で残酷な面も持ち合わせているの」

マーマネ「無邪気で残酷…」

ライチ「例えばカプ・テテフはバトルで遊ぶのが大好きで…。でもね、その強さ故に相手のポケモンが力不足だと瀕死状態にしてしまう事もあるの」

マーマネ「そ、そんな…」


ライチの説明で、マーマネの中の優しいカプ・テテフのイメージが一気に崩れ去る。


シンジ「昨日イワンコは、カプ・テテフに攻撃されていました。そのリベンジに向かった可能性も…」

ライチ「カプ・テテフは、大試練を行なった命の遺跡に居るハズよ」

ククイ「イワンコが心配だ。行くぞ!!」


シンジ達は崖を登り、命の遺跡に到着。そこにはラスボスの如く君臨するカプ・テテフと、それに立ち向かおうとする2匹のルガルガンの姿があった。


ライチ「ルガルガン、どうしてここに!?」

シンジ「あのルガルガンは…」
481 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/08/21 15:41:55 ID:/56u0Bkg [16/22] 名前× NGID× 報告
シンジ達は、カプ・テテフとルガルガンの間に横たわるイワンコを発見する。


シンジ「彼奴…」

カプ・テテフ「テテテ〜」


カプ・テテフはルガルガン達に攻撃しようと身構える。すると…。


マーマネ「やめてよ!! カプ・テテフ!!」


マーマネが走ってきて、カプ・テテフの前に立つ。


マーマネ「そんな事しないでよ!! カプ・テテフは、怪我を治してくれる優しいポケモンなんだから!! ね!?」


マーマネは泣きながら、一生懸命に訴えかける。


マーマネ「見てよカプ・テテフ。僕Zクリスタルゲットしたんだよ。これもカプ・テテフがZリングをくれたからだよ。君はこんなに優しいポケモンなんだからさ、これ以上イワンコを虐めないでよ!!」

カプ・テテフ「テッフフ〜」


マーマネの思いが届いたのか、カプ・テテフは笑顔で近づいてくる。
482 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/08/21 15:48:39 ID:/56u0Bkg [17/22] 名前× NGID× 報告
カプ・テテフ「テ〜」

夜ガルガン「」

昼ガルガン「」


ルガルガン達はカプ・テテフにキスされ、意識を失った。


カプ・テテフ「テッテテ〜」

マーマネ「うぅ…」


マーマネもカプ・テテフにキスをされ、ルガルガン達同様に倒れた。


シンジ「彼奴っ…」

ライチ「待って!! カプ・テテフはイワンコを助けようとしている!!」


ライチはカプ・テテフのところに向かおうとするシンジを止める。ライチの言う通り、カプ・テテフは謎の光を放ち、イワンコの体力を回復させた。


ククイ「そうか。“ドレインキッス”だ」

ロトム図鑑「“ドレインキッス”。相手のエネルギーを吸収する、フェアリータイプの技ロト!?」

ククイ「カプ・テテフはマーマネとルガルガン達から吸収したエネルギーを、イワンコに分け与えているんだよ」
483 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/08/21 15:59:34 ID:/56u0Bkg [18/22] 名前× NGID× 報告
イワンコ「イャン!!」


イワンコはカプ・テテフに回復してもらい、傷を負う前のように元気になる。


カプ・テテフ「テテ〜」


気が済んだのか、カプ・テテフは命の遺跡から飛び去っていく。


イワンコ「ワァ…」


イワンコが石盤の前に乗り出すと、夕日が緑色に輝き出す。


シンジ「あれは…」

ククイ「グリーンフラッシュだ!!」

イワンコ「ワォーン!! ワォーン!!」


イワンコが夕日に向かって叫ぶと、青白い光を発し未だ嘗て見た事無いルガルガンに進化する。


ルガルガン(黄昏)「グワォーン!!」

昼ガルガン「ワォーン!!」

夜ガルガン「ワォーン!!」


ライチのルガルガンとグラジオのルガルガンも、シンジのルガルガンと共に夕日に向かって叫ぶ。


ロトム図鑑「データ無し!! データ無し!! 真昼の姿でも、真夜中の姿でもないルガルガンに進化したロト!!」
484 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/08/21 16:08:07 ID:/56u0Bkg [19/22] 名前× NGID× 報告
黄ガルガン「ガルァウ」

シンジ「進化したか。だがこれは…」

マーマネ「僕も見た事無いよ…」

ククイ「こんな風に進化したのは、グリーンフラッシュの影響かもしれない」

マーマネ「グリーンフラッシュって?」

ククイ「さっき太陽が緑色に光っていただろ? あれをグリーンフラッシュと言うんだ。日没や日の出に起こる、珍しい自然現象だ」

ライチ「滅多に゛見だでない現象だがら、ごの島でゔぁグリ゛ーンフダッジュを見だ者に゛は幸運が訪でどぅと言い゛伝えだれでいどぅの゛…」


ライチは感動のあまり涙を流し、何を言っているのかわからなくなっていた。


ククイ「真昼でも真夜中でも無い。黄昏時に進化したから、ルガルガン黄昏の姿だな」

シンジ「黄昏の姿…」

黄ガルガン「ヴァン!!」
485 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/08/21 16:18:34 ID:/56u0Bkg [20/22] 名前× NGID× 報告
そして課外授業最終日。全員は船に乗って、メレメレ島まで戻っていた。


スイレン「ルガルガンカッコいい!!」

マオ「昨日まで小さなイワンコだったのにねぇ」

リーリエ「本でも見た事が無い進化です」

マーマネ「ねぇロトム。図鑑に載ってないポケモンのデータってどうするの?」

ロトム図鑑「たった今、写真データをアップロードしたロト」

ロトム図鑑「次は説明文を考えるロト。これからはデータの無いポケモンの説明は、僕自身でアップロードして決めていくロト」

リーリエ「素敵な考えです」

マーマネ「ロトム図鑑も進化していくんだねぇ」

リーリエ「そうだ。進化で思い出したのですが、皆さんにこれを」


リーリエはカキに炎の石、マオにリーフの石、スイレンに水の石、マーマネに雷の石を渡す。


マオ「これって宝探しの時の…」

リーリエ「はい。どうせだから、皆で分けようかと。シンジには…」

シンジ「要らん」

カキ「ま、シンジは自分で見つけてくるさ。氷の石はシロンに有効だから、お前が持っておけ」

リーリエ「はい。ではそうします」

シンジ(ルガルガンの新しい姿、中二の持っていた謎のポケモン。このスクールに居なければ出会えなかった。さて、次は何を見せてくれるんだろうな)
486 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/08/21 16:20:21 ID:/56u0Bkg [21/22] 名前× NGID× 報告
これにて完結となります。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
part3はウラウラ島編後に書く予定です。
では、さようなら。
487 : ーピッグ@チルタリスナイト 17/08/21 18:45:15 ID:1rlvWQSs 名前× NGID× m 報告
面白かった 乙
488 : ングース@ホノオZ 17/08/21 18:50:53 ID:D7hFV73g 名前× NGID× m 報告
乙!
489 : ーシャドー@くさのジュエル 17/08/21 21:00:42 ID:e80gISxU 名前× NGID× 報告
乙!
面白かった
490 : ワルン@すごいつりざお 17/08/21 21:02:42 ID:JIZzEOtI 名前× NGID× 報告
結局マオの退学の危機はどうなったのか
491 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/08/21 22:20:13 ID:/56u0Bkg [s] [22/22] 名前× NGID× 報告
>>490
全ての元凶である(授業を提案した)ククイが、治療費諸々を全額負担しました。
その後、クラスメイト達の協力もあって(出来るだけマオの店で外食したり、お店手伝ったり)元通りになりました。

因みに、カキはマオがホシに事情を説明して解決。再び、お兄ちゃんと呼んでもらえる事に。

スイレンは奇跡的に回復。マーマネは大した事ないし大丈夫。

リーリエは一時期シンジになりましたが、次の日には元に戻っていました(本人は黒歴史扱いしている)。しかしそれを機にポケモンに触れるようになり、今ではカキと並べるくらい強くなりました。
492 : ブリー@ぎんのはっぱ 17/08/21 23:17:33 ID:.xMX9F1E 名前× NGID× m 報告
イワンコ進化回まだ自分とこで放送されてないのに読んじゃった
ウラウラ編も待ってるわよ
493 : アル@なぞのすいしょう 17/08/21 23:51:07 ID:EQjHTCao 名前× NGID× 報告
ククイの財布がヤバい
494 : ゲボウズ@くろおび 17/08/22 00:22:55 ID:7vsMTpXQ 名前× NGID× m 報告
>>398
シロデスナから出てきたシンジ???
495 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/08/22 10:37:37 ID:vM0SxMng [s] 名前× NGID× 報告
>>494
サトシが飲み込まれたように、シロデスナの中に入る事が出来ます。
普通なら出られず精気を吸われますが、シンジはトレーナー(主人)であるため、自由に出入り出来、精気も吸われないのです。