レッド「メガシンカ……か……」ミヅキ「余っちゃった」


2 : mTQB7XkZdk 17/08/14 01:06:03 ID:U8HXovp2 [2/4] 名前× NGID× m 報告
ボールを握り呼び掛け、カルムはニンフィアを戦闘から離脱させた。

「よし!」

ニンフィアでは現状、ボスゴドラに太刀打ちすることは出来ない。

かといってエーフィを以てしても、ボスゴドラ相手では相性が悪すぎる。

だが、露骨にボスゴドラへの対抗策を打って出ても、その対抗策の対抗策をアイリスに後だしされては無意味だ。

ここは、ボスゴドラに"程よく善戦できる"ポケモンを出すのが吉とカルムは知る。

思考の末、カルムは繰り出した。

「いけ!」

「"ゲッコウガ"!」

小さなボールから解き放たれる一匹の忍者。

細身の蛙のような姿のそのポケモンの名は"ゲッコウガ"という。

"みず"と"あく"タイプを持ち、俊敏な動きで天地を巡って敵の目を攪乱する。

特筆すべきは、カルムのゲッコウガが所持する特性・"へんげんじざい"だ。

"へんげんじざい"は、自分が出した技のタイプに自分が"なる"というもの。

例えばゲッコウガが、"こおり"の"れいとうビーム"を使ったとする。
3 : mTQB7XkZdk 17/08/14 01:06:50 ID:U8HXovp2 [3/4] 名前× NGID× m 報告
するとそのゲッコウガのタイプは、技発動時に"こおり"タイプになるのだ。

タイプ一致によるダメージの上昇量は侮れない。

上手く使いこなせれば、かなり強力な一体だ。

「ゲロォォッ」

「ゴォォッ」

青き忍が、鋼の巨兵・ボスゴドラと相対する。

が、ボスゴドラの目は未だ泥にまみれ塞がったままであった。

「……ゴォォッ!」

「落ち着いて、ボスゴドラ」

アイリスの宥める声によって、なんとか彼はまだ平静を保てているらしいが。

奪われた視界、眼前に広がる暗黒の中に一匹取り残されてしまったボスゴドラは既にパニック寸前。

敵を捉えることができず、もどかしいという思いに悶えているようである。

(ナイスだぜレッド、エーフィ!)

パートナーが作ってくれたこの好機を、カルムは無駄にはしない。

「ゲッコウガ、ボスゴドラに"ハイドロポンプ"!」
4 : mTQB7XkZdk 17/08/14 01:07:42 ID:U8HXovp2 [4/4] 名前× NGID× m 報告
「ゲロッ!」

好きだらけの怪物に、激流の砲撃・"ハイドロポンプ"をお見舞いする。

"みず"の中でもかなりの高威力を誇るこの技で、まずは先制ダメージを狙う。

「ボスゴドラ、横に体をズラして!」

「ゴォッ」

対してこの技を食らって欲しくないアイリスは、"避けろ"とは言わずにただ横へ移動しろとだけボスゴドラに伝えた。

視力を失っている今のボスゴドラに回避を指示しても、どこから来るのか分からない攻撃など避けようがない。

だが、移動するだけなら彼にも出来るハズ。

……なのだが。

「トロいんだよ!」

「ゲロッ!」

アイリスはこの時、甘く見すぎた。

ゲッコウガの"ハイドロポンプ"を。

そう。

"移動するだけ"で避けられるなら……きっと、誰も苦労はしないのである。
5 : ンプラー@ピーピーマックス 17/08/14 05:46:16 ID:iIG9ue6w 名前× NGID× m 報告
支援
6 : クロー@サーナイトナイト 17/08/14 06:55:56 ID:FGqzH/gE 名前× NGID× 報告
次スレきてた!
支援
7 : mTQB7XkZdk 17/08/15 02:55:29 ID:gRk0IoFw [1/3] 名前× NGID× m 報告
「……ゴォォォッ!!?」

腐ってもチャンピオン、そのポケモン。

そんじょそこらのゲッコウガとは鍛え方が違う。

彼の放つ"ハイドロポンプ"の速度に、ただでさえ鈍足なボスゴドラが加速のない単なる移動で避けられる訳が無かった。

が、この"ハイドロポンプ"の直撃の後。

「くっ……流石ねっ」

「でも!」

アイリスは、不敵な笑みを浮かべる。

"何がおかしい"と、目元を強ばらせたカルム。

ふと彼は、ボスゴドラの方に目をやる。

すると。

「……ゴォォッ!」

ボスゴドラの目を覆っていた泥が、先程の水圧砲によって綺麗さっぱり剥がれ落ちていた。

水浸しになった鋼の装甲には、一点の汚れもない。

アイリスの笑みの理由は、これだった。
8 : mTQB7XkZdk 17/08/15 02:56:07 ID:gRk0IoFw [2/3] 名前× NGID× m 報告
ボスゴドラは"ハイドロポンプ"の痛みと引き換えに、鮮明な視界を取り戻したのである。

「ゴォォッ!!」

忌まわしき黒の世界に別れを告げたボスゴドラは、非常に晴れ晴れとしていた。

気持ちの昂りは即ち、士気の高揚。

カルムとしては、ダメージこそ与えられたが複雑な所だろう。

だがどの道、あの泥は戦いの中でいずれは剥がれ落ちる脆い妨害策。

その時期が早かっただけ……そう考えれば、然程気落ちはしない。

寧ろ、ここからだ。

ここから今の良コンディションのボスゴドラを圧倒すれば、アイリスの余裕を一気に崩せる。

カルムは畳み掛けを狙う。

(一気に決めるぞ!)

「ゲッコウガ、"みずしゅりけん"!」

「ゲロッ!」

ゲッコウガの放つ水の忍法・"みずしゅりけん"。

両手を重ね水を集約し、手裏剣のように鋭利な投擲武器をその水にて作り出す。
9 : mTQB7XkZdk 17/08/15 02:56:49 ID:gRk0IoFw [3/3] 名前× NGID× m 報告
それを、数回に渡って敵に連射。

手裏剣が、水しぶきを撒き散らしながら宙を走ってボスゴドラとの距離を食らっていく。

「ゴォッ!?」

一撃目。

「ゴォァッ!?」

二撃目。

「ゴォォォォァッ!!?」

三撃目。

「まだまだ!」

「ゲロゲロォッ!」

手裏剣の怒濤のシャワーを、ゲッコウガは容赦なくボスゴドラに撃ち込んでいった。

「ゴォォォッ!!」

一つ一つの威力は大したことなくとも、塵も積もれば山となるとはよく言ったものである。

蓄積される小さなダメージは、確実にボスゴドラの体力を削り取っているのだ。

だが、ボスゴドラとて鉄壁の守りを誇るポケモン。
10 : パー@ペアチケット 17/08/15 02:58:47 ID:g6bKhK6E 名前× NGID× 報告
おおおお!来たぜ
大支援
11 : ラスル@みずたまリボン 17/08/15 08:19:22 ID:yoYtdo1I 名前× NGID× 報告
支援
12 : ンダース@レインボーパス 17/08/15 13:13:22 ID:olvHt6D6 名前× NGID× m 報告
支援
13 : Hope◆SCP948ZBFs 17/08/15 13:40:44 ID:XrUuTPdQ 名前× NGID× m 報告
支援
14 : mTQB7XkZdk 17/08/16 02:48:25 ID:2IBzt2t2 [1/3] 名前× NGID× m 報告
ここで耐え抜かねば、いつ耐え抜く。

この程度の攻撃など無にしかならんとばかりに、ボスゴドラは徐々に前進を始めた。

「いいよっ!ボスゴドラ!」

「ゴォッ!!」

アイリスが見惚れる程の、逞しい行進である。

対してカルムからしてみれば、厄介と言う他ない。

(ジワジワ攻めてるだけじゃ、何時倒せるか分かったもんじゃないな……)

焦るのは愚作だが、かといってモタついてても仕方がない。

ここはやはり、隙を見て一発デカいのをかました方が良いだろう。

「ゲッコウガ、攻撃やめ!」

「ゲロッ!」

カルムの指示に応え、ゲッコウガは"みずしゅりけん"の猛攻をピタリと止めた。

「そこ!」

と、アイリスはそれを隙と見なす。

「ボスゴドラ、"のろい"!」
15 : mTQB7XkZdk 17/08/16 02:49:54 ID:2IBzt2t2 [2/3] 名前× NGID× m 報告
「ゴォッ」

アイリスの指示、しかしそれは攻撃の一手ではなかった。

"のろい"とは、使用者にメリットとデメリットの両方を与える補助技の一種である。

まずメリットは、"こうげき"と"ぼうぎょ"の上昇。

そしてデメリットは、"すばやさ"の降下。

要するに、動きが更に鈍くなる代わりに力と装甲をより強めてくれるという訳だ。

この技は、元々が鈍足なポケモンが使うと効果的とされる。

(これで、奴の一撃が余計に重くなったって訳か)

だが、カルムに動揺の色は無い。

(ま、当たらなけりゃ同じだ)

(それに、"ぼうぎょ"も上がったところで俺のゲッコウガの特殊技の前じゃ意味が無えしな)

"ぼうぎょ"のステータスは、相手の物理攻撃にしか作用しない。

特殊攻撃に対応するためには、"とくぼう"のステータスを高くする必要がある。

しかし"のろい"では、その"とくぼう"を上げることは出来ないのだ。

つまり実質ボスゴドラは、恩恵としては単に火力を上げただけ。
16 : mTQB7XkZdk 17/08/16 02:54:06 ID:2IBzt2t2 [3/3] 名前× NGID× m 報告
それと引き換えに余計に鈍足になってしまったのでは、逆に犠牲の方が大きかったと言えるだろう。

攻撃は、そもそも当たらなければダメージにはならないのだから。

「やるぜゲッコウガ、"ハイドロポンプ"!」

「ゲロォッ!!」

そして、鈍足の弊害は技の命中率の低下だけにあらず。

同時に敵の攻撃を避けることが困難になり、技の回避率が悪くなってしまう。

ハイドロポンプの勢いは最高潮だ。

まるで、大海の荒波をそのまま凝縮して一本の柱にしたような見た目の凄烈なレーザー砲が、ボスゴドラ目掛けて迸る。

(これは避けらんねぇ)

(決まりだぜ)

と、そう確信したカルム。

……しかし。

「ボスゴドラ、踏ん張って!」

「最大パワーっ!"アイアンヘッド"!」

「ゴォォォッ!!」
17 : ガヤミラミ@ドラゴンメモリ 17/08/16 07:52:37 ID:NyYpLXSk 名前× NGID× 報告
支援
18 : ガカイロス@カビゴンZ 17/08/16 19:13:10 ID:pJEtGc4Y 名前× NGID× 報告
追いついた!支援
19 : ビルドン@ゲンガナイト 17/08/16 19:15:05 ID:w//98M4Q 名前× NGID× 報告
支援
20 : ダック@ちからのねっこ 17/08/16 22:43:01 ID:X567wXug 名前× NGID× 報告
支援
21 : mTQB7XkZdk 17/08/17 03:44:30 ID:cca619tc [s] [1/3] 名前× NGID× m 報告
次の瞬間、カルムは目を疑うような光景を目の当たりにすることになる。

「……何ッ!?」

「ゲロッ!?」

驚愕のあまり、彼らは声を荒げた。

「ゴォォォォァァァァッ!!」

そして、ボスゴドラが響かせたその咆哮は、聞いた者の鼓膜に雷のような衝撃を突き刺す。

ボスゴドラの剣幕は凄まじい。

彼が今行っているのは、またしても"行進"である。

だがその迫力は、先程の比ではない。

ボスゴドラは行進すると同時に、押している。

ゲッコウガの"ハイドロポンプ"を。

岩をも砕く程の威力を持つハズのそれを、"アイアンヘッド"で。

その水圧は、彼の鋼を打ち砕けない。

(……そうか)

と、ここでカルムはあることに気付く。
22 : mTQB7XkZdk 17/08/17 03:46:21 ID:cca619tc [s] [2/3] 名前× NGID× m 報告
(あの子は、決して火力を底上げするためだけに"こうげき"を上げたんじゃない)

(同時に、"相殺する力"を高める目的もあったんだ)

(あと、相殺する際にあの鈍足は恐らく枷にはなっていない)

(寧ろあの鈍足のおかげで踏ん張る力が上昇し、後押しになってるまであるかもな……)

"相殺する力"を高める。

即ちアイリスの狙いは、パワーでゲッコウガに勝ることだった。

どの道あの足では、ゲッコウガの迅速に繰り出される技の数々を避けることなど到底できない。

だが、だからと言って来る技を全て受けていたら当然負けてしまう。

ならばどうするか。

そう考えた時、アイリスはこの決断を下した。

動きで回避できないなら、圧倒的な力で捩じ伏せれば良い。

要はダメージさえ最小限に抑えられれば、それで。

(厄介だな、やっぱ……)

なかなかどうして、一筋縄ではいかない。

特殊攻撃のエキスパートであるゲッコウガを繰り出したことで一気に形勢を逆転できるとばかり思っていたカルム。
23 : mTQB7XkZdk 17/08/17 03:48:09 ID:cca619tc [s] [3/3] 名前× NGID× m 報告
しかし現実は、その思惑とは裏腹であった。

こちらが対策を講じれば、それに呼応するようにして相手も更に対策を重ねてくる。

イタチごっことも言えるような戦況がこのまま延々と続くのは正直言って厳しい。

ゲッコウガは火力こそ凄まじいが耐久はそれほどでもないので、何とかして短期決戦に持ち込まねばボスゴドラより先にバテてしまう可能性がある。

カルムの腕が試されるところだ。

…………

……

「……タブンネ、"かみなり"!」

「タブゥ!」

タブンネが落とす無数の黄色い電光は、ガラス面に直撃すると今度は衝撃波となりて全体に広がる。

もしアレに触れれば、感電は免れないだろう。

更にここは、まるで"平坦"のお手本のような、そんな極めてフラットなバトルフィールドなため、その電気の衝撃波は端という端まで満遍なく行き届く。

厄介なことこの上無しだ。

「フィオッ!フィィッ」

レッドのエーフィは、既にそれらを避けるだけで精一杯のようである。
24 : パルダス@ぼうごパッド 17/08/17 08:25:48 ID:sAdrnESw 名前× NGID× 報告
支援
25 : ィ@クサZ 17/08/18 16:25:23 ID:LN4lXRhE 名前× NGID× 報告
支援す
26 : mTQB7XkZdk 17/08/19 01:44:03 ID:xhMmceNo [s] [1/3] 名前× NGID× m 報告
だがそんな中でもレッドは、攻撃することを諦めなかった。

「くっ……エーフィ、避けつつ"サイコキネシス"で攻めていけ!」

「フィオッ!」

回避の合間合間に、攻撃の指令を挿入していく。

だが、タブンネはその余地すら与えてくれない。

「タブゥッ!」

間髪入れずに次なる電撃を放つ。

「フィッ……!?」

攻撃しようとしたエーフィだったが、その雷が身を掠めた時、その意志は途切れてしまった。

「エーフィ!……」

「……だけど、良く耐えてくれた!」

「フィオ?」

突然自分を誉めた主に、エーフィはハテと首を傾げる。

「"かみなり"はそう何度も連発できる技じゃない」

「もうそろそろ"PP"が尽きてきた頃だろう」
27 : mTQB7XkZdk 17/08/19 01:44:56 ID:xhMmceNo [s] [2/3] 名前× NGID× m 報告
「彼は"かみなり"の出力を節約することで連射を可能にしていたみたいだけど……それも限界のハズだ」

"かみなり"は高威力の"でんき"技である反面、技を発動する際に消費する"PP"の最大値が他の技と比べ極端に少ない。

一度のバトルで撃てる回数はかなり限られている。

レッドの分析によると、Nはそのデメリットを技の省エネに努めることで抑えていたようだが……。

「……見破られたか」

「タブゥ」

その思惑も、そして"かみなり"の限界が近いことも、どうやら図星だったらしい。

(出来ればこれを使い切る前に仕留めたかったが……思った以上にすばしっこい)

(……ならば)

Nが何かを企む一方で、レッドはこの好機を逃さない。

「エーフィ、タブンネに"サイコキネシス"!」

「フィォォッ!!」

すかさず、強力な念力の波動を放った。

「タブッ……!?」

そして"サイコキネシス"は、タブンネに見事命中する。
28 : mTQB7XkZdk 17/08/19 01:46:22 ID:xhMmceNo [s] [3/3] 名前× NGID× m 報告
タブンネはサイコパワーによって身動きを封じられた。

「よし!」

先程まで防戦一方だった分、ようやく敵を捉えることができた嬉しさはひとしおというもの。

レッドはガッツポーズで喜びを露にする。

「そのまま持ち上げて、突き落とせ!」

「フィオッ!」

と、エーフィは念力で捕縛したタブンネを操り、まずは空中へと誘う。

「タブゥ……ッ」

為されるがまま、タブンネは連れていかれる。

そして、彼女が十分な高さに達したのを見計らうと……。

「フィオッ!」

エーフィはそこから一気に念力を解き放ち、スナップをかけてタブンネを野球のピッチングの如く投げた。

「タブンネ!」

Nの叫びが響く間に、タブンネは急スピードにて落下を終えてガラス面へ激突。

「タブッ……!?」
29 : ンドパン@カードキー 17/08/19 08:41:13 ID:ZCBgJW1Q 名前× NGID× 報告
支援
30 : mTQB7XkZdk 17/08/20 01:08:42 ID:47BdhiIk [1/3] 名前× NGID× m 報告
強い衝撃を受け、タブンネはダメージを負った。

「タ……ブゥ!」

しかしタブンネはその痛みに耐え、何とか身を起こし、戦う意志を周囲に見せつける。

例え念力で体の自由を奪われ、地に叩きつけられようとも。

彼女は、心に宿りし翼で逞しく羽ばたき、見事な戦線復帰をしてみせた。

彼女が破れれば、Nにはもう出せるポケモンが居ない。

だからこそ、タブンネにはとてつもない重責が課せられているといえよう。

だがそれは決して、彼女の身を縛るしがらみとはなっていない。

寧ろ、彼女が更に強くなるために後押しをする追い風となっている。

トレーナーの最後の希望になれることは、このタブンネにとってはとても誉れ高きことだった。

これまで"狩猟対象"としか見られなかったタブンネに、優しく手を伸ばしたN。

自らを認めてくれたこの人に、決して苦汁を舐めさせはしない。

戦いの中で、その決意は更なる成長を果たす。

悠々と浮かぶ雲の海、その中心でタブンネは叫んだ。

「タブゥゥゥゥッ!!」
31 : mTQB7XkZdk 17/08/20 01:09:13 ID:47BdhiIk [2/3] 名前× NGID× m 報告
この声は、反撃の狼煙と同義である。

「タブンネ……!」

Nは彼女のあの様子を見て、確信した。

今のタブンネの士気は、最高潮であると。

そして今なら……負ける気がしない、と。

「……よし」

「ならばタブンネ、"マジカルシャイン"!」

「タブゥ!!」

純白の闘気を高め、タブンネは極限の光を己の体から解放した。

瞬間、辺りは白き妖精の光輝に包まれる。

「フィオ!?」

"マジカルシャイン"を食らった者の魂は浄化される。

その際、より邪気が多ければ多い程、伴うダメージはデカくなる。

だが邪気と言っても、それがあるからと言って決してその者が悪であるとは限らない。

生きとし生ける者全員が生まれながらに持つ、感情を持つ生物が故の邪気……それを祓うのだ。
32 : mTQB7XkZdk 17/08/20 01:11:44 ID:47BdhiIk [3/3] 名前× NGID× m 報告
「フィォォォッ……」

"マジカルシャイン"は全体に効果が及ぶ技。

よってエーフィだけでなくゲッコウガにも、この浄化の光は差す。

「ゲロッ!」

だが、光あればこその影と人は言う。

影に潜む者たるゲッコウガは光の襲来を察知すると刹那、自発的に身を隠し逃れようとした。

しかし……。

「ゲロッ……!?」

このまっ平らな戦場に、ゲッコウガの盾となってくれそうな影……を生み出す障害物は無かった。

「ゲロォォォッ」

あえなくゲッコウガもまた、この光の餌食となる。

そしてその瞬間は、ゲッコウガの確かな隙となった。

「今よボスゴドラ、"もろはのずつき"!!」

「ゴォォッ!!」

レッド達を照らしつける破邪の瞬きの中、鋼の怪物は岩を纏って突進する。

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    【特殊な指定方法】

    ・「_(アンダーバー)」はAND条件。
    ・[]で文字を囲むと、その中のいずれか1文字と一致。
    ・[]で囲んだ文字を | で区切ると、それぞれをOR条件として動作。
    詳しくは、NGの設定方法を参照。

(画面No:2a)

(連投制限などに引っかかった時用)