ガチ勢なポケモントレーナーがアローラに来るそうです

アニメ知識→xyまで
ゲーム知識→SMまでの主人公ってことで

「そういや、SMではライド機能を使えるらしいが…ローラースケートすら出来ない、運動神経皆無の俺はどう考えてもケンタロスライドは無理…。愛用のチャリ一択だな。」

「空を飛ぶときは頼むぞ。ウォーグル！波乗りはあいつが来るまでお預けだが」

ウォーグル「ウォオ」

これって前スレとかある？

>>11
前スレはないです

その後しばらく、街中を歩いてハウオリシティの観光を呑気にしていた男。
ご当地アイスを食しながら、土産袋片手に歩いていた
勿論色違いウォーグルとなると目立つ上に、あまりウォーグルはそういう視線に慣れてないためにボールに戻している


「ん？なんだあの広場が騒がしいが…あれは…」

ブラッキーとゴローニャがバトルをしていた

ゴローニャ使いはモブみたいだが、ブラッキー使いには男は見覚えがあった。

「あの金髪にあのボロボロの服は…！！！！！グラジオきゅん！！！」

ゲームのリーリエの兄で色々ハウくんに辛辣に色々言われている厨二病だけど良い人。グラジオ。その人だった

「巷でブイブイ言わせてるトレーナーが居るとは買い物してる時に聞いたけど、グラジオきゅんの事だったのか…あっこれはグラジオきゅんが勝つな。」

男が言う通り、すぐ様バトルは動き、ブラッキーのあくのはどうでゴローニャは吹き飛ばされ
戦闘不能となっていた
また、あいつが勝ちやがったと聴衆も騒ぎ出す
男はこれは良い機会と

「よし良い機会に巡り会えた！喧嘩売るか！」

グラジオにバトルを申し込みに、聴衆の輪の中心にカチコミにいく

モブ「クソ…つえぇ……！」

「はーいどいてどいて〜そこのモブくん！」

モブ「誰がモブだ！俺はボブだ」

グラジオ「お前は」

「俺が次のバトルの挑戦者だ。1VS1を所望する！」

ボブ「おっさん。やめとけよ。負けて恥かくだけだぞ。こいつ滅茶苦茶つええーし」

「そんな事。承知の上だ。どうだい？バトルしてくれるかい？」

グラジオ「良いだろう。そのバトル引き受ける」

「じゃあ、同時にポケモンを出そう。出すポケモンを選んだとは一々言われたくはないだろう」

グラジオ「面白い。行くぞ」

「あぁ」

バトルは突然！目と目があったらポケモンバトル！！
流れるようにバトルへと移る
グラジオと男は所定の位置に立ち、ボールを構える

グラジオ「出でよ！赤き眼差しルガルガン！」

「出番だ！ウォーグル！」
(ヤベェ…グラジオきゅん厨二病悪化しちゃってルゥ…)

グラジオと男は同時にボールを投げ、口上と共にポケモン達が姿を見せる


聴衆はルガルガンの登場にどよめいた後、ウォーグルを見てさらなる驚きを見せた

あのウォーグル色違いじゃないか！？
ほんとだ！きれい！！
ウォーグル、つよい！かっこいい！

ウォーグルも凄いが、あいつのルガルガンが来たぞ…！
タイプ相性が圧倒的不利だな。こりゃまたあの坊主の勝ちかね

グラジオ「行くぞ！ルガルガン！」

「ウォーグル！タイプ相性なんて何度もひっくり返してきた俺たちだ。油断せずに行こう」

バトルの火蓋は切って落とされた

「(ルガルガンの真夜中の姿の特性を考えるとノーガードの可能性も捨てきれない。アニポケは唐突にして夢特性とか出してくるからな。かげぶんしんは使えないな。カウンターも危険なら)」

「先手は貰う。ウォーグル！ねっぷう！」

ウォーグルは熱気を帯びた竜巻に似た暴風を突如として、巻き起こす。その威力はとてつもない

アニポケ世界において、技は磨き上げレベルアップさせることができる。
ゲームと違い、特攻、攻撃の概念が無茶苦茶で、不一致だろうが、大して種族値が高くない場所の攻撃だろうが鍛えれば強力な技へと変えられる
ここがゲームの世界と違う点だろうか
例えを挙げるならはかいこうせんとかいう4世代以降ほぼ微妙な技をアニメでは不一致でとくこうがゴミな奴でもあの馬鹿火力を出せるのだ

グラジオ「ルガルガン！ストーンエッジで貫け！」

「今に至るまで4年間鍛え上げたポケモン達と技の練度を舐めるなよ？」


ストーンエッジがねっぷうを押し返し、発生源のウォーグルに迫るが、その直前にねっぷうがストーンエッジ群を全て砕き散らし、ルガルガンへと襲いかかる

グラジオ「なに…！」


ルガルガンはねっぷうにあおられ、ルガルガンを吹き飛ばす
効果はいまひとつだが、そこそこのダメージを与えられたようだ

「よし次行くぞ！ウォーグル！急上昇！」

グラジオ「ノーガードから逃れられないぞ！ストーンエッジ！」

男はウォーグルの渾身の力を出せる、空から急襲をさせる為、空へと飛び上がらせる

ルガルガンがノーガードという男の読みは当たっていた
ストーンエッジは地面を貫き、尖った岩石群がルガルガンの周囲に浮き、叫びと共に、ウォーグルを追尾する為に、飛んで行く

「追尾するストーンエッジなど砕けばいい！ウォーグル！！ブレイククロー！」

空を飛びながら、男の叫びを受け取ったウォーグルは足の爪を光らせ、追尾するストーンエッジへと振り下ろし全てを砕く

「フィニッシュだ！ウォーグル！ブレイブバード！！」

ウォーグルは、ルガルガンに狙いを定め、上空から急降下し、獲物目掛けて、突撃して行く
空から落ちてくる速度が乗った、超スピードのブレイブバードは誰の目にも捉えられない
男の宣言はフィニッシュ。これでバトルを終えられるという経験則の自信から来るものだった

グラジオ「ッ！向かってくるなら都合がいい！ルガルガン！やるぞ…ッ！」

「(まさかのここで生Z技来るのか…ッ！)」


グラジオ「蒼き月のZを浴びし岩塊が、今、滅びゆく世界を封印する…！！
くらえ！！ ワールズ！！エンドォフォーール！！」

「(これぞ！厨二！！)ウォーグル！！ブレイブバードで貫け！！」

ウォーグルは自分の背に迫る岩石を目にし、ギリギリまで地上まで、ブレイブバードで突っ込み、急激なUターンを入れ、ワールズエンドフォールに突っ込む

グラジオ「なにッ！？Z技に自ら向かって行くだと！？」

「Z技に遅れを取るお前じゃないだろ！ウォーグル！！」

ズドンッという鈍い岩石の音がした後、一つの爆発が起きた
爆風は聴衆も巻き込む凄まじいものであった

「くっ…ッブレイブバードのエネルギーとワールズエンドフォールのZ技のエネルギーがなんか知らんけど爆発したんだな！」

クソどうでもいい解説をして、爆風をやり過ごす男

グラジオ「どうなった…ッ！」

やがて煙が晴れて行く

そこに空で羽ばたくポケモンが一匹。ダメージを受けながらも、まだやる気に満ちた様子であった

グラジオ「Z技を耐えただと…ッ！」

「ウォーグル。さすがだぜ！4年間！防御！体力！攻撃！素早さ！特攻！特防！全部努力値252にするぐらい努力した甲斐があったってもんだぜ…！」

「じゃあ…今度こそフィニッシュだ！！ウォーグル！ブレイククロー！」

ウォーグルはそれからが速かった。すぐ様にルガルガンに接近したと思った後、ブレイククローでルガルガンをクロスに切り裂き、吹き飛ばし戦闘不能にさせたのであった

「俺の勝ちだな」

グラジオ「…俺の負けか。ルガルガン。良くやった！」

「ウォーグル！良くやった！お前はできる子だと思ってたよ！流石俺の嫁ポケ！って！お前を戻して早くポケモンセンターに連れて行ってやるからな！」

ウォーグルは主人の抱きつきを少し鬱陶しく思いつつも、受け入れたあと、ボールに戻っていった

「良いバトルだった。」

グラジオ「あぁ。俺もまだまだ上を目指せる事が分かった。ありがとう。」

互いにバトルを終え、互いを讃え、握手を交わす
勝っても負けても気持ちのいいバトルが素晴らしいのはレートもこの世界も変わらない

まさか…あの状況で勝ってしまうとは…
すげえバトルだったな…Z技も見られた…

聴衆の興奮も冷めやまない
それもそのはず。男自身もこのバトルでグラジオと白熱したバトルを繰り広げ、大興奮だったのだ

「勝ったからというわけではないが一つお願いをしていいかい？」

グラジオ「なんだ。俺のポケモン達を交換というのは無しだぞ」

「そんなんじゃないよ…。うーんと…君のサインを貰えないだろうか？」

グラジオ「サイン…？アンケートに答えたり、宗教勧誘ならお断りだぞ。」

グラジオは軽く後ずさりする
それもそうだろう。いきなり知らない男からサインをくれと言われても、グラジオからしたら何を成し遂げた偉人でも有名人でもないのだからサインを貰いたいなどと言われても困惑するばかりだ

「いやいや…普通のサインだよ。この空のボールに書いてくれるだけでいいからさ…頼むよ」

グラジオ「何が目的だ？」

「そんな警戒しなくていいから…ええと…(そりゃ俺みたいなおっさんに請われても困惑するか…)一度戦った奴でこれから将来大物になりそうだなとかそんな感じだからさ…将来これをポケオクで価値が出るまで取っておきたいんだ」

どんな理由でもこれは最低の回答だったのかもしれない
グラジオが軽く引いてる
聴衆も引いてる

この引いてるは釣りじゃないぞ

グラジオ「まぁ…いいだろう。」

グラジオの許可を取り、サインをして貰った男は内心喜びつつ、ボールを受け取った

「ありがとうよ。じゃ、俺はポケセンに行ってウォーグルを回復させてやらなきゃいけないからここでサヨナラだ！またバトルをしよう！グラジオ！今度も俺が勝つがな」

グラジオ「フン！次は俺が勝つさ」

男はグラジオと聴衆達に背を向け、ポケモンセンターへと走って行った


「よっしゃ！！グラジオきゅんのサインボールだ！やった！」

スキップをしながら、ポケモンセンターに向かう不審者のおっさんが1人

「あぁぁぁぁ…！！買い物した土産どっかに置いてきちまったぁぁぁぁ…！！！」

そしてやはりどこか抜けてる残念な男だった。

その後ポケモンセンターにウォーグルを預けてから、ジュンサーさんのいる交番で荷物を受け取ったのであった

アニポケバトルなら努力値個体値とか意味を成さないと思うんだけど

>>27
あくまでフィーリングとしてですから、振ったとかそういうわけではありません

面白い支援。けどサンムーンのエッジって下から出る系じゃなかったっけ。

>>29
一応地面から出る型です
んで、ノーガードだから、飛んだ先にも刺さるという形にしたいので地面からエッジが抜けてxy以前の砲弾型に出来るという描写にしてるつもりです。分かりづらくてすみません

？？？「おい！今の見たっスカ！？」

？？？「見たぜ…！あいつZ技使いに勝ちやがった！」

？？？「これは…！狙うしかないっしょ！しかもあの強さでウォーグルは色違いだったし！」


ーー
「今日はポケセンに泊まるか。夜も遅えしウォーグルも明日受け取るとしよう」

男が掛けてたポケモンセンターのソファから立ち上がった時、
プルルルルッ！プルルルルッ！

丁度聞き慣れたライブキャスターの音が聞こえてきた

アララギ「ハァイ！君のポケモンをナナカマド研究所から取次できたわよ」

「おっ！もうですか？案外速かったですね。ありがとうございます」

アララギ「ナナカマド博士の対応が速かったからよ。ちょっと呆れられていたわよ？」

「はは、面目無い。今丁度ポケモンセンターに居るんで今送れるなら、お願いできますか？」

アララギ「あら？今の時間少し遅いから、転送機今使えるかしら？」

「あ、そうだった。うーん。今5体分の転送するのも時間かかりますし、明日でお願いできますかね？」

アララギ「わかったわ。それでどの子にするのかしら？」

「ダイケンキと卵から生まれたあいつら4体で。あいつらはここアローラで育成したいと思ってんで」

アララギ「あら？今回は何かを攻略するとかする訳ではないのね。」

「ええ、何かあったら呼びますけど。今回は育成の方に手を回したいので」

アララギ「了解。じゃあ今日はここまでという訳で。おやすみなさい。」

「本当にありがとうございます。今度お暇ができたら一緒にお茶でも？ではおやすみなさい」

男はサインボールをだいじなものとしてバッグにいれ、床に就くのだった

ーー
次の日
ポケモンセンターに泊まって、アローラ生活2日目
朝を告げるポケモンの鳴き声となにやら騒がしい人々の声に男は叩き起こされた

「なんだ…？」

男はルームのベランダに出ると、なにやら揉め事が起きてるようで外で人集りが出来ていた

「こんな朝っぱらからなんだ…？まずウォーグル受け取ってから、その後アララギ博士からポケモンを受け取ってからにするか」

そう言って、受付に向かうと、ここにも人集りが出来ていた
どの人々も傷ついたポケモン達を抱えて居たり、蹲って涙を流す女の子などと色々只ならぬ事態が起きて居るようだ

トレーナー「くっ…スカル団に遅れを取るなんて…！」

トレーナー2「初心者トレーナーや島巡りトレーナーを多数で狩りにいく。あいつらの常套手段さ…ポケモンを盗まれた娘も居るらしい…！」

トレーナー3「ジョーイさん！！俺のポケモンも！見てください！スカル団に…！」

スカル団の襲撃を受けたトレーナー達が怪我を負ったポケモン達をポケモンセンターに預けにきていた

「(ん？…スカル団…そういや其奴ら居るんだったな。アローラには…。ゲームでは主人公が適当に叩き潰したけど、どうしたものか。)」


ジョーイ「あ、あなた。ウォーグルは元気になりましたよ。あっ押さないで！診ますから！…今は外に出ないでください！スカル団はジュンサーさん達が対応しますので！これ以上急患を増やされるとこっちも手一杯に」

「よし決めた。経験値稼ぎしよう」
(あ、はいわかりました！ありがとうございます。ジョーイさん)

ジョーイ「ええ？！あっちょっと！聞いてました！？」


その後男はすぐにアララギ博士に連絡をし、
ポケモンの転送を一気に行い、準備を整えようと走る
男は今は取り敢えず、スカル団達を丁度いい経験値稼ぎにすることにした

「ジュンサーさんが鎮圧するにも時間かかるから多分間に合うだろう…待っていろ経験値達！今から行くからな！タブンネとか使ってもいいんだぞ！」

支援

ポケモンセンターから離れた場所では今もなお交戦が続いていた

スカル団男「おら！どうしたよ！察さんよ！ダストダス！ヘドロ爆弾！！ベトベター！あくのはどう！」

スカル団女「所詮察もこの程度よねぇ！ラッタ！ひっさつまえば！ゴルダック！ハイドロポンプ！」

スカル団男2「弱いものイジメみたいでいやー辛いな！まぁそれがエリートスカルの俺たち流よ！ヤトウモリ！かえんほうしゃ！シズクモ！ねっとう！」


ジュンサー「流石のこの子でも！あまりに分が悪すぎる…！デカグースまだいける！？」

デカグース「グォォ…ッ！」

トレーナー「くっ…！ジュンサーさんを助太刀したいが…！」

スカル団男3「おいおい！余所見してる場合か？スリーパー！炎のパンチ！」

ジュンサーにスカル団員3人
他トレーナー10数人ににスカル団員が1人当たり1 2人ずつ付いて妨害していた

スカル団員による街の破壊活動やライドポケモンや人に対する嫌がらせが大々的に行われ、起きた交戦
ジュンサーも逮捕したいものの、バトルによる鎮圧はかなり難航していた
各トレーナーもジュンサーに協力してはいたが、スカル団員の多さゆえに数の暴力で押されていた

しまキングのハラさんにも協力を仰いだものの、アーカラから戻る為に時間がかかるという

ジュンサーのデカグースもぬしポケモンとしてかなりの実力を誇るが、1VS6はさすがに限界がある。
そんな疲弊した現場
突如飛び込んできた者がいた

「うぉおおお！！！経験値ィィィ！！！」ジャリジャリジャリィ…！！

それはチャリで爆走してきた1人の男

ジュンサー「自転車…？！貴方はトレーナーですか？お願いします。逮捕にご協力を…！」

「大丈夫です！あとは俺に任せて、ジュンサーさんはデカグースの回復を。」

ジュンサー「え、えぇ！あなた相手は6匹よ！油断はしないで！」

ニャースの手も借りたい気持ちだったジュンサーにとっては嬉しい参戦だ。知らないトレーナーでも味方として、参戦してくれるなら誰でもいい
デカグースを少しでも休ませるのが先決だったのでトレーナーの申し開きは助かった

スカル団男「なんダァ？また1人トレーナー追加してきたってわけ？」

スカル団女「1人増えたってなにも変わらんっしょ！」

スカル団男2「なんだって俺たちエリートスカル！今来た奴もプチっと潰してやるぜぇ！」

スカル団員達は新たなトレーナーにガンを飛ばしつつ、一斉攻撃の体制をとる

「さぁ！経験値稼ぎの時間だゴラ！サクッとレベル上げ！こういう時だからこそできる養殖レベルアップゥ！！」

そんなのを軽く流し、空腹の肉食動物が極上の餌を見つけた時のような歓喜の雄叫びをあげ、モンスターボールを同時に5つ投げる

経験値。それは人を魅了する
レベルを上げるという行為に快感を覚え、もっと、もっとほしいと体のどこから声が聞こえ、経験値を沢山寄越すモンスターを例え作業でも嬉々として狩り殺す
別の世界線で例えるならはぐれたメタルなやつメタルでキングな奴が主な例だ
ゲームのポケモンならハピナス、タブンネを嬲り、低レベルのポケモンが一気にレベルを上げるのはとても快感だ

だがアニポケの世界ではそれが許されるかと言われると限りなく、アウトの部類に入るだろう
タブンネ狩りなんてハンター並みに酷すぎる行為は許されるものではない

だがそれが合法的に許される瞬間がある
そう、このようなトレーナーとの乱戦の場合
1対1ではなく、このような乱戦時の時だけは、自分の好き勝手ができる
楽なレベル上げができる。故に男の心が踊る

ポンポンポンポンポンッ！！

5つのボールから男の人ポケも達が繰り出される

アララギに博士に頼んだオーダー通りの5体

ダイケンキ「グォォォォ…！！」

キバゴ「キャバァ！！」

バチュル「バチュゥッ！」

ユキワラシ「カシカシ」

イーブイ「ブイ！」

ダイケンキと卵から生まれたばかりの新たな仲間たちだ

スカル団男1「なんダァ？最初のポケモンは強そうだが他の奴はてんで弱そうじゃねぇか！ケケケ」

スカル団女「そんなんであたいらに勝てると思ってるの？ポケモンの数も1匹分あたいらの方が多い！」

スカル団男2「実質1匹だろ？あのダイケンキとかいう奴以外戦力外レベルだぜ？」

「なにを言ってるんだ。お前達は。勘違いも甚だしい。」

男はやれやれと額に手を当てる
完全にスカル団員達を舐めきっている

スカル団男1「なにを言っても負ければ同じ事だァ…！潰せ！お前達！遠慮は要らねぇ！」

スカル団女「馬鹿に出来るなんていい度胸してるじゃない。この状況で」

スカル団男2「エリートスカルを前に惨めに敗れ去り、屈辱と共にお前はポケモンを奪われるという結末をプレゼントしてやる」

スカル団員はポケモンを達に指示を飛ばす
狙いはダイケンキ
一番強い奴から潰し、絶望させた後に他の雑魚を潰す
スカル団の思惑はこんなところだろう

「ダイケンキ。やれ！」

男は非常に短い指示を飛ばす
それと同時にダイケンキはその場から消えた
スカル団員のポケモン達が攻撃体制に入ろうとした時

スカル団男1「んなぁにィ！？」

スカル団女「嘘でしょ！？」

スカル団男2「あっ…」

その他スカル団員「は？」

トレーナー達「え？」

ジュンサー「えっ今なにが起きたの！？」

その時の異常な光景は
その場にいた全ての人間は戦慄した

スカル団員達。それも男と対峙していた3人以外のポケモンを含めて一瞬のうちに全体吹き飛ばされていたのだ
トレーナーのポケモンを巻き込む事なく正確にスカル団員のポケモン達をだ

スカル団男1「なにをしやがったァッ…！お前のそのポケモンは！？」

その速度は人間の目では捉えられないものであった
認識が出来たのは、ダイケンキが男の元へとアクアジェットを解き、地面に降り立った時だった

「さぁ、お前達！あとは好きに暴れ回れ！ダイケンキお兄ちゃんに感謝するんだぞ！
キバゴ！ドラゴンクロー！
バチュル！10万ボルト！
ユキワラシ！冷凍ビーム！
イーブイ！おんがえし！」

男の指示でダイケンキの後ろから、生まれたばかりのポケモン達が嬉々として、戦闘不能にはなってはいないが完全に弱り切り動けないポケモンたちに攻撃を仕掛けに行く。

スカル団員のポケモンたちは合計30数匹はいたものの、5匹のポケモンたちの無邪気で無慈悲な駄目押しの一撃で1匹残らず戦闘不能にされたのであった

「ふぅ…気持ちがイィ！！ダイケンキ！実に良いみねうちだったぞ！」

ダイケンキ「…ウォォォオ」

男に撫でられ、照れながら、首をすり寄せ喜ぶとても愛らしく愛らしいダイケンキ
大事な事なので2度言った

その時、男以外固まった空気の中いち早く動いたのは流石プロと言った所か。ジュンサーさんだった

ジュンサー「えっと…あ！確保！確保ォ！」

スカル団員「う、うわぁぁぁぁぁあ！！！」

その後、逃げようとするスカル団員を次々に組み伏せ、全員に手錠をつけて縄で縛るという神業をものの見事に一瞬で行ってしまった
この人が戦った方が強いのではないだろうか