【SS】漆黒の死揮者ネクロズマ


1 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/10/11 18:55:14 ID:zvtL5fU2 名前× NGID× 報告
ここはシロガネ山。ジョウト地方に聳え立つ巨大な山で、中は暗い洞窟、山頂付近には雪が降り積もっている。

そんなシロガネ山の山頂付近に、1匹の黒いポケモンが佇んでいた。


ネクロズマ「……」

アッシュ「へぇ、こんなトコに居たのか」

ネクロズマ「!?」


ネクロズマが振り返ると、そこにはラティアスを連れた銀髪の少年と、スキンヘッドに上半身裸の男が立っていた。


ネクロズマ「……!!」

ブロック「ふんっ!!」


ネクロズマは得意の“プリズムレーザー”で攻撃するが、スキンヘッドの男・ブロックに片手で弾かれてしまう。


アッシュ「ラティアス“ミストボール”」

ラティアス「ファラァ!!」

ネクロズマ「ネッザァ……!!」


“プリズムレーザー”の反動で避けることが出来ず、ネクロズマは“ミストボール”を喰らう。


ネクロズマ「ズムァシュ……!!」

アッシュ「くっ……!!」


ネクロズマは地面に“プリズムレーザー”を撃ち、ジェット噴射でシロガネ山から姿を消した。


ブロック「逃したか……」

アッシュ「ブロック、彼奴らを集めろ。逃走場所を特定して、今度こそ確実に捕まえるぞ」
33 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/10/13 21:25:06 ID:BKzkXEdE [1/4] 名前× NGID× 報告
ウチキド「まず、最初に発見したのはスイレンちゃん。研究所の前まで流されてきて、既に意識は無かったわ」

リーリエ「スイレン……」

サトシ「モンスターボールを開けてみたけど、アシマリは居なかった」

ウチキド「次に発見したのがサトシくん。ユウジさんから連絡が入って、カンキツ島に行ってみたら、ボロボロになってるユウジさんと、その下敷きになってるサトシくんを見つけたのよ」

リーリエ「ユウジ……さん?」

ユウジ「私だ」

リーリエ「うわっ!!」


ユウジは包帯だらけの体で登場する。


サトシ「あの時ユウジさんが庇ってくれなかったら、俺今頃死んでましたよ」

ユウジ「あはは、大袈裟だな。流石に、“りゅうせいぐん”くらいじゃ人間死なないよ。それにしても、携帯が無事でよかった。危うく、サトシくんに運ばせるところだったよ」

ウチキド「そして最後に見つけたのが、このマオちゃん。ユズ島で走ってるところを発見したの」

マオ「カキ……アママイコ……」

ウチキド「どうやら、友達とポケモンを置いてきちゃったみたいでね。精神的に、かなり参ってるわ。それに、足にしもやけも見られるし……」

マオ「私はいいんです。もう慣れましたし……。でも、カキとアママイコは……」

リーリエ「一体、誰がこんな酷いことを……」

マオ「エデン……。カキを倒したヤツは、そう言ってた。ネクロズマ捕獲チームだって……」

サトシ「ネクロズマ!?」

リーリエ「サトシ、知ってるんですか?」

サトシ「あぁ。俺達が戦ったアッシュってヤツが、連れ去ったポケモンだよ」

リーリエ「アッシュ……」

サトシ「知ってるのか!?」

リーリエ「ここに来る前に話してた人が、口にしていた名前です……。確か、ブロックって人で……。はっ……!! お兄様!!」

サトシ「グラジオ? この島に来てるのか?」

リーリエ「大変です!! お兄様は今、ブロックさんと一緒に……」

ユウジ「だとすれば、もう手遅れだろうな。アッシュの仲間ってだけで、勝てないのが目に見えている」

リーリエ「そんな……」
34 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/10/13 21:35:27 ID:BKzkXEdE [2/4] 名前× NGID× 報告
ウチキド「なるほどね。ネクロズマが関係してるとすれば、そのエデンって人達の目的も想像がつくわね」

サトシ「え?」

ウチキド「リージョンフォームのポケモンを探してアローラに来た時、こんな話を聞いたことがあるの。ネクロズマは別世界のポケモンで、死者を蘇らせる力がある……と」

リーリエ「し、死者を……」

ユウジ「だとすれば、ヤツらの目的は死者の復活。人間かポケモンか知らないが、誰かを意図的に生き返らせようとしている」

サトシ「それでネクロズマを……」

リーリエ「で、でも……それならいいのでは? このままネクロズマが攫われても、人が生き返るだけ。寧ろ喜ばしいことじゃないですか。このまま何もせず交渉すれば、誰も傷つかずに……」

ウチキド「それが、そういうわけにはいかないのよ。ネクロズマの死者蘇生には、何十人という生贄の血が必要になるわ」

ユウジ「ここ最近起きてる連続殺人は、儀式の生贄を集めるためか」

サトシ「連続殺人……!?」

ユウジ「島が海に沈んだり、住民が全身の骨を折られて死んでいたり、不思議な事件が後を絶たなくてね」

ウチキド「それをやったのは、間違いなくエデンと考えるべきね」

マオ「そんな……カキ…」

ユウジ「そのカキという子も心配だが、問題はもう1人の……」

リーリエ「マーマネ……」

サトシ「ククイ博士が付いてればいいんだけど……」

ウチキド「場合によっては、生贄にされる可能性があるわ」

ユウジ「俺が探してきます。カイリューに乗ればすぐだ」

サトシ「俺も!! マーマネなら一目でわかるし、グラジオのことも気になるから」

ユウジ「わかった。では行くぞ」


ユウジは包帯を外し、サトシと共にマーマネの捜索に向かう。
35 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/10/13 21:50:47 ID:BKzkXEdE [3/4] 名前× NGID× 報告
マーマネ「もうダメ……。走れないよ……」


ククイと入れ違いになったとも知らないマーマネは、トゲデマルと一緒にリュウチン島を走り回り、ヘトヘトになっていた。


マーマネ「トゲデマル、ちょっと休憩……」

???「見つけたわよ!!」

マーマネ「ひっ、またあの女が……!!」

ムサシ「ひっ、またあの女が……!! と言われたら」

コジロウ「聞かせてあげよう。我らが名を」

ムサシ「花顔柳腰、羞月閉花。儚きこの世に咲く一輪の悪の華、ムサシ」

コジロウ「飛竜乗雲、英姿颯爽。切なきこの世に一矢報いる悪の使徒、コジロウ」

ニャース「一蓮托生、連帯責任。親しき仲にも小判輝く悪の星、ニャースでニャース」

ムサシ・コジロウ「ロケット団参上!!」

ニャース「なのニャ」

ソーナンス「ソーナンス!!」

マーマネ「なんだ……。ロケット団か……」

ニャース「なんだって、なんニャ!!」

マーマネ「いや、てっきりあの女が追ってきたのかと……」

ムサシ「誰のことか知らないけど、一緒に来てもらうわよ!! いっけぇ、ミミッキュ!!」

ミミッキュ「ケケェ」


ゴージャスボールから出てきたのは、ピカチュウそっくり(?)なポケモン・ミミッキュ。サトシのピカチュウに引けを取らないバトルセンスを持っている。


マーマネ「や、やるしかないのか……。トゲデマル“びりびりちくちく”」

ミミッキュ「ケッケケェ!!」


雷を纏って特攻するトゲデマルだが、ミミッキュの“ウッドハンマー”でワンパンKOしてしまう。


マーマネ「ト、トゲデマル……!!」

ムサシ「観念するのね」

???「待てぇ!!」
36 : 日はここまで◆kDdT4vyqmg 17/10/13 22:05:26 ID:BKzkXEdE [4/4] 名前× NGID× 報告
ロケット団「ん?」

ユウジ「カイリュー“アイアンヘッド”」

ミミッキュ「クケェ……!!」


カイリューは降下しながら、ミミッキュに“アイアンヘッド”を決め、その瞬間にユウジとサトシはカイリューから飛び降りる。


マーマネ「サ、サトシ……!!」

ユウジ「おや? お前達どこかで……」

サトシ「ロケット団、またお前達か!!」

コジロウ「おい、彼奴……。カイリュー使いのヘッドリーダーじゃないか?」

ムサシ「ちょっとアンタ!! なに今日の試合放棄してんのよ!! お陰で、バイト代貰えなかったでしょ!!」

ユウジ「試合は中止すると、1週間以上前から告知されているが、聞いてないのか?」

ムサシ「んなモン、聞いてないっつーの!! えぇい、ミミッキュ!! ピカチュウ居るんだから、じゃんじゃんやっちゃいなさい!!」

ミミッキュ「クケッ……? ケケケェ!!」

ユウジ「カイリュー“かみなり”」


ピカチュウを見て本気になったミミッキュだが、カイリューの“かみなり”で返り討ちにされる。


ムサシ「ミミッキュ!?」

ユウジ「お前達と遊んでる暇は無い。カイリュー“はかいこうせん”」

カイリュー「カアァァァイリュゥゥゥウウ!!!」


カイリューは口内にエネルギーを溜め、ロケット団に向けて放つ。攻撃を受けたロケット団は、いつもの如く空に吹っ飛んでいった。


コジロウ「あれ? そういえば、キテルグマ来ないな」

ムサシ「ってことは、これってもしかして……」

ニャース「久々の〜」

ロケット団「やなかんじ〜!!」

ソーナンス「ソーナンス!!」


ロケット団は声高らかに叫び、星となって消えた。
37 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/10/14 20:46:24 ID:0xsSI81o [1/9] 名前× NGID× 報告
ロケット団が昼空を彷徨っている頃、エデンのメンバーはリーグスタジアムに集合していた。


イリス「おやおや、随分なモン持ち帰ったもんだね」

ミスティ「私の新しい友達。アシマリ、挨拶して」

アシマリ「アォ」

キアベ「色黒種族の彫像だ。よく出来てると思わないかい?」

アッシュ「そのアママイコは?」

キアベ「もう1匹の色黒種族が持っていたものだ。ポケ質として使えると思ってね」

アママイコ「アマイ!! アマイ!!」


キアベが頭の葉を掴んでいるため、逃げようにも逃げられない。


キアベ「チッ、色黒種族の手持ちのくせに……。暴れてんじゃねぇよ!!」


キアベはアママイコから手を離すと、つま先で思いっきり蹴りを入れる。


アママイコ「アッ……ムァ…」

アッシュ「落ち着け」

キアベ「すまない。僕としたことが……」


キアベは我に返り、両手でスーツの襟元を整える。


アッシュ「で、何も無いのはブロックだけか」

ブロック「俺が無事に生きてることが、最大のプレゼントさ」

アッシュ「24時間365日、ずっとプレゼント貰ってるわけか。幸せ者だなおい」


アッシュとブロックは、互いに笑顔を向け合う。


アッシュ「さて、時間が惜しい。儀式を始めるぞ」

キアベ「任せたまえ。世界一美しい魔法陣を描いてみせようじゃないか」

ブロック「俺は血を運んでくる」

ミスティ「私はアシマリと遊んでます」

アッシュ「おい」
38 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/10/14 21:00:56 ID:0xsSI81o [2/9] 名前× NGID× 報告
ロケット団の魔の手からマーマネを救ったサトシ達は、マーマネを連れてウチキド研究所に帰ってきた。


リーリエ「マーマネ、無事だったのですね!!」

マーマネ「うん。ただいマーマネ、おかえリーリエだよ」

マオ「ククイ博士は……?」

マーマネ「それが、全然見かけないんだ。もうリュウチン島を出たのかな?」

スイレン「……っ」

リーリエ「スイレン?」

スイレン「リー……リ…わぁ!!」


意識を取り戻したスイレンは、フラついてベッドから落ちる。


リーリエ「だ、大丈夫ですか?」

スイレン「う、うん……。……はっ!! アシマリ……!! アシマリは!?」

ウチキド「残念だけど、貴女を見つけた時にはもう……」

スイレン「ミスティ……なんで………」

サトシ「ミスティ……?」

スイレン「カイオーガのトレーナー。アシマリ連れてかれちゃった……」

サトシ「アシマリが!?」

リーリエ「確かブロックさんとの会話に、ミスティという名が出た気が……」

スイレン「友達だったのに……。ミスティ……アシマリ………」


スイレンはナツカン島での出来事を思い出し、俯いて涙を流す。


サトシ「大丈夫だ。アシマリは絶対取り戻す」

マーマネ「でも、どうするの? 敵がどこに居るかもわかってないのに」

リーリエ「お兄様もククイ博士も、それにカキだって居場所がわかりません」

ユウジ「こうなったら、私が空から探すしかないな。その人達の特徴を教えてくれ」

リーリエ「お兄様は私と同じ髪色で、服は黒で統一しています」

マーマネ「ククイ博士は半裸で白衣を着てます」

サトシ「カキは半裸です」

ユウジ「わかった。では、行ってくる」
39 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/10/14 21:19:23 ID:0xsSI81o [3/9] 名前× NGID× 報告
アッシュ「さぁ、始めようか」


アッシュ達は魔法陣の中心に十字形の木を刺し、それにネクロズマを磔にする。


ブロック「アッシュ、血だ」

アッシュ「ご苦労さん」


ブロックが持ってきたのは、大量の血液が入った巨大なタンクだった。


ミスティ「いつ見ても大きいですね……」

イリス「ブロックの逸物より大きいんじゃない?」

ミスティ「い、逸物……///」

イリス「ふふっ、子供ね」

アッシュ「儀式を始めるぞ。ŽQÆ˜b‹IŒ³‘O617”N‘OƒuƒŠ[ƒðŽó‚¯‚ăiƒM‚½‚„†ˆŠ ԖځEƒÌƒCƒÄ―ˆ‚…………」


アッシュがネクロズマに手をかざし、不思議な言葉を唱える。ネクロズマは次第に苦しみ出し、身体から黒い気を放出する。


ネクロズマ「ぐっ……があぁぁぁぁぁ!!!」

ミスティ「だ、大丈夫なんですか……?」

イリス「危険な儀式だけど、アッシュなら大丈夫さ。彼奴の並外れた身体能力と精神力なら……」

???「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!! 誰か助け……」

ブロック「アッシュ!! 危な……」


何者かが空から降ってきて、儀式中のアッシュとネクロズマに激突する。


アッシュ「な、なんだ……?」

ムサシ「な、なんだ……? と言われたら」

コジロウ「聞かせてあげよう。我らが名を」

イリス「あんた達、確かバイトの……」

ムサシ「あれ? ここってスタジアム?」

コジロウ「ってことは、戻ってきたのか?」

イリス「あんた達!! あのデブはどうなったんだい!?」

コジロウ「あっ、いや……それが………」

ニャース「邪魔が入ってしまいましてニャ……」
40 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/10/14 21:34:18 ID:0xsSI81o [4/9] 名前× NGID× 報告
ネクロズマ「ふぅ……。危ねぇトコだったぜ」

イリス「ネクロズマ……!?」


磔にされていたネクロズマが、何食わぬ顔で起き上がる。

どうやらロケット団がぶつかった際に、磔にしていた木が折れ、同時にイリスの洗脳も解けたようだ。


ネクロズマ「たっぷり御礼させてもらうぜ。……ルァ!!」


ネクロズマは“チャージビーム”を撃ち、血液の入ったタンクを破壊する。


ブロック「しまった!! タンクが……」

ネクロズマ「あばよ」


シロガネ山の時と同様、地面に“プリズムレーザー”をジェット噴射し、ネクロズマはエデンから逃げる。


アッシュ「クソが……。逃すか……!! うっ……」


ネクロズマを追おうとしたアッシュは、激しい頭痛に襲われ地面に膝をつく。


ブロック「アッシュ!!」

アッシュ「俺の心配はいい……。それより、早くネクロズマを捕まえろ!!」

ブロック「あ、あぁ……」

アッシュ「そしてテメェら……」

ムサシ「な、なんかヤバそうじゃない……?」

ニャース「こうなったら……」

ロケット団「逃げる!!」

アッシュ「追え!! ブロックは3バカトリオ、他はネクロズマだ!!」

ブロック「おう!!」

キアベ「フリーザー、ネクロズマを追うよ」

イリス「ゼクロム、頼むわよ。ミスティ、あんたはレシラムに乗んな」

ミスティ「は、はい……!!」


ブロックは走ってロケット団を追い、キアベはフリーザー、イリスはゼクロム、ミスティはレシラムに乗ってネクロズマを捜索する。


アッシュ「パルキア、俺達も行くぞ」

パルキア「パギャリア!!」
41 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/10/14 21:48:27 ID:0xsSI81o [5/9] 名前× NGID× 報告
ネクロズマ捜索班の3人は、すぐにネクロズマを見つけ出す。


ネクロズマ「チッ、しつけぇ奴らだ」

ミスティ「あれ? “プリズムレーザー”って反動付きなんじゃ……」

キアベ「恐らく、反動を克服したんだろうね」

ネクロズマ「へっ、その通りだよ!!」


ネクロズマは体の向きを逆にして、レシラムに突っ込み衝突する。


ミスティ「きゃっ!!」


レシラムはなんとか空中で体制を立て直したが、ミスティはレシラムから手を離し落ちてしまう。


イリス「ミスティ!!」

ミスティ「アシマリ、バルーン!!」


アシマリは巨大なバルーンを作り、落下速度を減速させる。


ミスティ「こっちは大丈夫です!! 先に行ってください!!」

イリス「わかった」

キアベ「気をつけなよ」


イリスとキアベは、空中にミスティを残し、ネクロズマを追いかける。


イリス「レシラム“りゅうのいぶき”」

ネクロズマ「うおりゃあぁぁぁ!!!」


“りゅうのいぶき”と“プリズムレーザー”がぶつかり合い、空の上で大爆発を起こす。


ネクロズマ「ぐおっ……!!」


ネクロズマは無理が祟り、少し離れた島に墜落する。


イリス「あそこだ。いくよ!!」

キアベ「ん? なんだいアレ……?」

イリス「アレって、どれ……」

ユウジ「うおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
42 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/10/14 21:57:05 ID:0xsSI81o [6/9] 名前× NGID× 報告
イリス「カイリュー!? 彼奴まさか……」

ユウジ「カイリュー“ドラゴンダイブ”」

イリス「ゼクロム“クロスサンダー”」


今度はカイリューとゼクロムの技が激突。互いの力は拮抗し、遂には爆発を起こして両者揃って地に落ちる。


キアベ「仕方ない。僕達だけでもネクロズマを追おう」


唯一残されたキアベは、目的達成のためにネクロズマが落ちた島に向かう。


イリス「……っ!! ゼクロム、大丈夫かい!?」

ゼクロム「ガゥ……」

イリス「あんたはよくやってくれたよ。心置きなく休んでくんな」


イリスはゼクロムをモンスターボールに戻す。


イリス「流石はヘッドリーダーってトコかね? でも、そっちだって虫の息だろ?」

ユウジ「あぁ、そうだ。だが、こいつはカイリューじゃないぞ」

イリス「なに……!?」

ユウジ「な、メタモン」

メタモン「モンモン……」


メタモンは“へんしん”を解除し、目を回して倒れる。


ユウジ「そしてこっちが、お待ちかねのカイリューだ」

カイリュー「カイィ」

イリス「いいじゃないか。この際だから、あんたの血を儀式に使わせてもらうよ!!」

ユウジ「いいぞ。その代わり、私に勝てたらな!!」

イリス「いけ、レシラム」

ユウジ「やるぞ、カイリュー」
43 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/10/14 22:11:09 ID:0xsSI81o [7/9] 名前× NGID× 報告
イリス「“クロスフレイム”」

ユウジ「“れいとうビーム”だ」


レシラムの炎はカイリューの冷気を打ち消し、辺り一面を焼け野原に変える。


ユウジ「くっ、これが伝説のポケモンの力か……」

イリス「それだけじゃないさ。“クロスフレイム”は“クロスサンダー”の後に使うと、威力が倍増するんだよ」

ユウジ「なるほど。ゼクロムの戦いを無駄にはしない……というわけか」

イリス「まぁ、そんなモンかね。レシラム“ストーンエッジ”」

ユウジ「躱せ」


地面から生え迫る槍型の岩を、カイリューは飛行して回避する。


イリス「逃すんじゃないよ。“ニトロチャージ”」

レシラム「ゥエッシャア!!」


レシラムは空を飛び、“ニトロチャージ”の追加効果でスピードを上昇させながら、カイリューを追跡する。


ユウジ「“こうそくいどう”で助走をつけて“アクアテール”だ」

イリス「焼き尽くしてやんな!!」


カイリューは水を纏った尾をレシラムに向けるが、“ニトロチャージ”の熱気で蒸発してしまう。


ユウジ「なんだと……!?」

イリス「“りゅうのいぶき”」

ユウジ「躱せぇ!!」


逃げようとするカイリューだが、“こうそくいどう”のスピードから切り替えすことが出来ず、“りゅうのいぶき”を喰らい倒れる。


ユウジ「カイリュー!!」

イリス「“ストーンエッジ”」


レシラムの容赦無い攻撃は続き、岩の槍がカイリューを宙に打ち上げる。


イリス「トドメを刺してやんな。“クロスフレイム”」

レシラム「ァァッジェルァ!!」
44 : ルビル@かがやくいし 17/10/14 22:18:50 ID:SevaP48U 名前× NGID× 報告
エデンのメンバーの名前って全員…
45 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/10/14 22:21:22 ID:0xsSI81o [8/9] 名前× NGID× 報告
ユウジ「カイリュー“はねやすめ”だ」


“クロスフレイム”はカイリューに直撃し、爆煙を巻き起こす。


イリス「ふふふ、残念だったね」

ユウジ「あぁ、とても残念だよ。私のカイリューが、ここまで舐められていることがね」

イリス「なに……?」

ユウジ「カイリュー“あまごい”」


爆煙が消えると、カイリューは頭の触角を光らせ、雨雲を呼び起こし雨を降らせる。


イリス「それで“クロスフレイム”を対策したつもりかい? レシラムの武器は炎だけじゃないんだよ。“りゅうのいぶき”」

ユウジ「“こうそくいどう”だ。雨雲の中に隠れろ」


カイリューはマッハの速さで雨雲に隠れ、“クロスフレイム”を避ける。


イリス「雨雲を消せ!! “クロスフレイム”」

ユウジ「カイリュー“かみなり”」


レシラムが“クロスフレイム”を撃ったと同時に、カイリューは雨雲の中から“かみなり”を落とす。

技のぶつかり合いになると思われたが、“かみなり”は綺麗に“クロスフレイム”を避け、レシラムに直撃。その所為でレシラムのバランスが崩れ、“クロスフレイム”は当たらなかった。


イリス「レシラム!!」

レシラム「レッ……ジュイ!!」


レシラムは“かみなり”の追加効果で、体が痺れてしまう。


ユウジ「今がチャンスだ!! カイリュー“はかいこうせん”」

イリス「レシラム“クロスフレイム”」


痺れて動きが遅くなったレシラムとは真逆に、“こうそくいどう”の効果もあってスピードが上がったカイリュー。

どちらが技を早く撃ったかなど言うまでもなく、レシラムは“はかいこうせん”を受けて力尽きる。


イリス「レシラム……」

ユウジ「勝負ありだ。もう戦えるポケモンは居ないハズだ。大人しくこの島から出て行け」
46 : 日はここまで◆kDdT4vyqmg 17/10/14 22:32:30 ID:0xsSI81o [9/9] 名前× NGID× 報告
イリス「……ざけんじゃないよ」

ユウジ「先に言っておく。俺はまだ、カイリュー以外に4体のポケモンを持っている。それも全快でな」

イリス「関係ないよ……。私だってエデンの……」

ユウジ「アッシュからは、人間とは思えないほどの気迫を感じたが、君からは何も感じない。つまり、君はタダの人間だ」

イリス「タダの人間……? 舐めてんじゃないよ……。私は由緒正しき竜の里の……!! うっ……」


ユウジを攻撃しようとしたイリスは、何者かに頭を殴られ、その場で気を失う。


ククイ「これでチャラだな」

ユウジ「貴方は……」

マーマネ『ククイ博士は半裸で白衣を着てます』


白衣は着ていないが、ユウジは目の前の男がククイだと確信する。


ククイ「この島の人ですね? 俺はククイと言います。会ったばかりで申し訳ないんですが……」

ユウジ「ポケモンスクールの生徒さんですよね?」

ククイ「え?」

ユウジ「ウチキド博士という人の家で保護してますよ」

ククイ「ホントですか!? マーマネも!?」

ユウジ「は、はい……。しかし、カキって子はまだ……」

ククイ「そうですか……。カキが……」

ユウジ「そう落ち込まないでください。カキくんを見つける手はあります」

ククイ「それは一体どんな……?」

ユウジ「少々荒っぽい手段ですが、彼女に聞いてみるというのはどうでしょう?」


ユウジはイリスに視線を向ける。


ユウジ「ネクロズマに関係無ければ、素直に口を割ってくれるも思いますよ」
47 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/10/15 20:30:20 ID:sjSKhyzs [1/11] 名前× NGID× 報告
サトシ「ケンホロウでシールドをWブレイク。俺とゲッコウガがシンクロして最強になるから、これで俺の勝ちだ」

ピカチュウ「ピカァ!?」


サトシは待っている間暇なので、ピカチュウとオリジナルのカードゲームをしていた。


リーリエ「あれはどういうルールなのですか?」

マーマネ「さぁ? 僕カードゲームは専門外だから。でもサトシがオリジナルルールで、優位に進めてるってことだけはわかるよ」

リーリエ「確かに、ピカチュウのターンになる度に“人間の言葉で喋ってないから無効”と言ってますものね……」

マオ「スイレン……遅いね………」

マーマネ「トイレ行くって言って、30分以上戻ってないね。ウチキド博士も様子見に行ったっきりだし」

サトシ「便秘なのかな?」

マーマネ「いや、スイレンに限ってそれはないでしょ」

リーリエ「もしそうなら、戻ってこないウチキド博士は、どう説明するんですか?」

マオ「まさか……エデンに………!? スイレンもカキみたいに……!!」

リーリエ「マオ、変なことを考えるのは止しましょう。皆同じ気持ちですが、出来る限り考えないようにしているのです」

マオ「うん……。ごめん……」

マーマネ「でも、ホントに2人共どこ行っちゃったんだろ……?」


サトシの予想通り、スイレンとウチキドは便秘……ではなく、ダイダイ島の浜辺に居た。


スイレン「すみません……。お願い聞いてもらって」

ウチキド「いいのよ。彼らにはサトシくんがついてるから。それに、貴女を1人では行かせられないもの」

スイレン「どうしても、ミスティと話がしたいの。アシマリを返してもらうために、これ以上犠牲者を出さないために!!」

ウチキド「わかってるわ。だからトイレの窓から抜け出す貴女を止めずに、ここまで連れてきたんじゃない」

スイレン「それで、この船は……?」


スイレンの目の前には、1隻の船が停まっていた。


ウチキド「その船を使って、海を渡っていくの。ミスティって子は、カイオーガを連れてるんでしょ? なら、海を渡りながらカイオーガを探せば、その子が見つかるわ」

スイレン「博士……。ありがとうございます!!」

ウチキド「いいのよ。お礼はアシマリを取り返してからにしてちょうだい」
48 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/10/15 20:47:10 ID:sjSKhyzs [2/11] 名前× NGID× 報告
サトシ「っしゃ!! 50連勝達成!!」

マーマネ「そりゃ、途中からワンパンで倒してたからね」

リーリエ「ピカチュウが気の毒です」

サトシ「よ〜し。このまま100連勝まで全力どぅえ!!」


突如研究所が爆発し、全員が部屋の隅に吹き飛ばされる。


サトシ「ってて……。なんだ……?」

ネクロズマ「サ、サトシ……」

サトシ「ネクロズマ!! 無事だったんだな!?」

ネクロズマ「あぁ、なんとかな……。だが……」

キアベ「逃げ切れると思ったかい? “絶対氷域(グラースパーム)”の影響で、今の君は全力を出せない。ここまで言えば、流石にわかるよね?」

マオ「彼奴……」

キアベ「ん? そこに居るのは、朝会った色黒種族じゃないか。これは傑作だ。色黒種族は仲間すらも醜いとは、まさに類は友を呼ぶとはこのことだね」

サトシ「なんだと!?」

マーマネ「サトシ、多分意味理解してないよね?」

キアベ「色黒」

マオ「……っ」

キアベ「デブ」

マーマネ「ちょっと痩せたんだぞ!!」

キアベ「不細工」

サトシ「不細工……?」

キアベ「僕が最も嫌う人種が、こんなトコに揃い踏みとはね。今日は厄日だ」

リーリエ「わ、私の友達をバカにするのはやめてください!!」

キアベ「おや? 肥溜めにも鶴は居るものだね。色白でスレンダーで美しい。今度一緒に食事でもどうだい?」


キアベは氷の薔薇を投げ、リーリエはそれを上手くキャッチする。


リーリエ「冷たっ……!! あっ、綺麗な薔薇ですね。ありがとうございます」

マーマネ「お礼言ってどうすんのさ!!」

リーリエ「はっ!! 私としたことが……」
49 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/10/15 20:58:31 ID:sjSKhyzs [3/11] 名前× NGID× 報告
マオ「それよりも、カキとアママイコはどこ……?」

キアベ「あの野蛮な色黒種族と、生意気な葉っぱか。勿論、丁重に保管しているよ。レジアイス」

レジアイス「ジィリリィ」


レジアイスはキアベの指示で、カキとの彫像を持ってくる。


マオ「カキ……!!」

サトシ「おっ、レジアイスだ!! 俺のこと憶えてるか?」

レジアイス「ジィリィ……?」

キアベ「耳を貸すな。知能レベルが下がるぞ」

マオ「サトシ、気をつけて。彼奴、まだフリーザーも持ってるわよ」

サトシ「フリーザーも!? 見たい見たい!!」

マーマネ「なんでそんなテンション高いの……?」

マオ「お願いだから、カキとアママイコを返してよ!!」

キアベ「おいおい、口の利き方がなってないな。流石は色黒種族だ。こいつらは人質かつポケ質、僕の気分次第でどうとでも出来る」

マオ「くっ……」

キアベ「まずは、生まれたことを謝罪してもらおうか。この僕にね」

サトシ「マーマネ、謝罪ってなんだ?」

マーマネ「謝ることだよ」

キアベ「出来れば、土下座が望ましい」

サトシ「マーマネ、土下座って……」

マーマネ「っさいな!! もう黙っててよ!!」

キアベ「早くしたまえ。同族に死んでほしくは……ないだろ!!」

マオ「やめて!!」


キアベはカキの彫像を蹴り割ろうとするが、マオの叫び声を聞いて中断する。


キアベ「さっきも言ったが、口の利き方がなってない」

マオ「やめて……ください」


マオは正座の状態になり、両手と額を床につける。


マオ「う、生まれてきて……すみませんでした………」
50 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/10/15 21:13:22 ID:sjSKhyzs [4/11] 名前× NGID× 報告
リーリエ「マオ、やめてください!! そんなみっともないマネ……」

キアベ「色黒種族の肩を持つとは、正気の沙汰とは思えないな」

リーリエ「貴方っ……!!」

キアベ「では、こうしよう」


キアベはクーラーバッグの中から、凍ったアママイコを取り出し、葉っぱの部分を掴み持ち上げる。


マオ「アママイコ!!」

キアベ「ネクロズマとコレを交換だ。ネクロズマはお前達のポケモンで弱らせておけよ」

サトシ「そんなこと出来るか!!」

キアベ「好きにしたまえ。その代わり、こいつがどうなっても知らないがな」


キアベは氷柱を作り出し、アママイコの喉元に突きつける。


マオ「わ、わかったから……!! ネクロズマは譲るから……」

サトシ「おいマオ!!」

マオ「だって仕方ないでしょ!? ネクロズマ突き出さなきゃ、アママイコが死んじゃうんだよ!!」

ネクロズマ「俺のことは気にするな。またなんとかして、逃げ切ってみせるさ」

サトシ「ネクロズマ……」

キアベ「言っただろ? お前達のポケモンで弱らせろと。そこの不細工、そのピカチュウでやれ」

マオ「ごめんなさい……ごめんなさい………」


マオは下を向き、ネクロズマに必死に謝る。泣いているせいか、少し声が震えている。


サトシ「ごめん、ネクロズマ。ピカチュウ“でんこうせっか”」


ピカチュウはネクロズマの鳩尾にタックルを決める。ネクロズマはよろめき、大の字になって背中から倒れる。


サトシ「“10まんボルト”」

キアベ「少々攻撃が甘いな。もっと本気でやらないと、犠牲になったネクロズマに申し訳ないだろ?」

サトシ「ピカチュウ、もっと強くだ!!」

ピカチュウ「ピッ……!? ピィガヂュウゥゥゥ!!!」

ネクロズマ「ぐあぁぁぁぁぁぁ!!!」


それからネクロズマは10分ほど電撃を受け、完全に気を失った。
51 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/10/15 21:28:59 ID:sjSKhyzs [5/11] 名前× NGID× 報告
キアベ「ま、そのくらいでいいだろ。ほら、約束の葉っぱだ」


キアベは凍ったアママイコを放り投げ、マオが見事に受け止める。


マオ「アママイコ!!」

キアベ「再会を喜ぶのはいいが、もう1つ忘れてないか?」

サトシ「カキ……!!」

リーリエ「どうすれば、カキを返してくれるのですか?」

キアベ「君が一緒に食事してくれたらって言おうと思ったけど、そんなゴミ共に味方する子は要らないな」

リーリエ「ゴ、ゴミ共……っ!!」

キアベ「そうだなぁ……。その葉っぱを殺してもらおうか」

マオ「ちょっと待ってよ……。冗談やめて……」

キアベ「選ばせてやろうって言ってるんだ。葉っぱと色黒、どちらか一方をな」

マオ「そんな……」

サトシ「おいお前……!!」

キアベ「口の利き方に気をつけろと言ったハズだ。僕がその気になれば、この彫像を粉々に砕くことも出来るんだよ」

サトシ「くっ……!!」

キアベ「醜い者が醜く抗う。1周回って芸術だよ。ふっはっはっはっは……ぶふぁ!!」


サトシ達を嘲笑うキアベを、何者かが殴りつける。


キアベ「僕の美しい顔に……!! だ、誰が……」


顔を上げると、氷の彫像になっていたハズのカキが目の前に立っていた。


カキ「誰って? 世にも醜い色黒種族様だよ」

サトシ「カキ!!」

キアベ「ど、どうなって……。お前はさっきまで氷に……」

カキ「慣れれば問題ない。俺の熱さで、容易に溶かせる」

サトシ「すげぇ!! 流石カキだぜ!!」

マーマネ「よぅし、皆で彼奴を……」

カキ「待ってくれ。こいつは俺にやらせてくれないか?」

マーマネ「え……? でも、カキそいつに負けたんだよね?」

カキ「だからだよ。俺はこいつに手も足も出ずに敗北した。だからこそ、俺はこいつに勝ちたい。こいつを超えたいんだ!!」
52 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/10/15 21:43:34 ID:sjSKhyzs [6/11] 名前× NGID× 報告
サトシ「いいぜ。お前の強さ、そいつに見せてやれ」

マオ「ちょ、サトシ正気!?」

サトシ「カキは絶対勝つさ。ヴェラ火山の時だってそうだったろ? 彼奴は同じ相手に2度も負けない」


カキの敗北を目の前で見たハズなのに、マオはサトシの言葉に反論出来なかった。


キアベ「ふっ、愚かな。薄汚れた色黒種族などに、美しき氷は壊せない。出でよ、フリーザー!!」

フリーザー「ビィエェェェェェ!!!」


空からフリーザーが舞い降り、レジアイスと共に立ちはだかる。


カキ「いけ、ガラガラ。そして、バクガメスゥゥゥゥ!!!!」


カキが隣島まで届く声で叫ぶと、ジェット機顔負けのスピードで、バクガメスが走ってくる。


マオ「あっ、バクガメス」

カキ「バクガメスは重過ぎて運べなかったみたいだな。俺の予想通り、とっくに氷から抜け出していたようだ」

キアベ「だから? あの程度、アッシュやブロックなら凍りすらしないよ。フリーザー“ふぶき”」


フリーザーの“ふぶき”により、クラスメイトやポケモンどころか、サトシまでも凍りつく。


カキ「今の俺には、夏場のクーラー並みに気持ちいいぜ。バクガメス“からをやぶる”」


バクガメスは脱皮し、スピードを上げる。


キアベ「防御が売りのポケモンから、その長所を奪うとは、なんて愚かな。レジアイス“れいとうビーム”」

カキ「躱せ」


バクガメスとガラガラは息の合った動きで、横に飛んで攻撃を回避する。


カキ「走れガラガラ“シャドーボーン”だ」

キアベ「レジアイス“まもる”」


レジアイスは周囲にバリアを張って、攻撃から身を守る。


カキ「バクガメス“ドラゴンテール”」


ガラガラと共に接近していたバクガメスが、“ドラゴンテール”を叩き込む。
53 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/10/15 21:54:09 ID:sjSKhyzs [7/11] 名前× NGID× 報告
レジアイス「レェズィィィ……」

カキ「よし、効いてるぞ」

キアベ「さて、どうかな?」


キアベが不敵な笑みを浮かべると、どこからともなく霰が降ってくる。


カキ「いきなり霰が……!?」


霰が降りだすと同時に、レジアイスは特性の“アイスボディ”で体力を回復し、フリーザーは特性“ゆきがくれ”で姿を消す。


カキ「回復に不可視……。厄介だな……」

キアベ「それだけじゃないさ。僕自身の力で霰を降らせることにより、ポケモンの技に1つ空きができる」

カキ「だったら、霰を消すまでだ。バクガメス“かえんほうしゃ”」

キアベ「させると思うかい?」


キアベが手をかざすと、“絶対氷域(グラースパーム)”の力で、“かえんほうしゃ”は打ち消される。


キアベ「学習しないね。フリーザー“みずのはどう”」

カキ「“シャドーボーン”で打ち返せ」


ガラガラは武器の骨をスイングさせ、フリーザーに打ち返すが、“ゆきがくれ”を発動しているため当たらない。


カキ「こうなったら、レジアイスからだ。バクガメス“ドラゴンテール”、ガラガラ“ずつき”」


“まもる”の連続使用は出来ないと考え、レジアイスに狙いを変えるが……。


キアベ「フリーザー“リフレクター”」


レジアイスの前に壁が出現し、バクガメスとガラガラの攻撃を弱める。


キアベ「美しい者の戦いには、隙が無いのさ。フリーザー“ふぶき”、レジアイス“れいとうビーム”」

カキ「か、躱せ……!!」


バクガメスとガラガラは、ギリギリのところで避ける。
54 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/10/15 22:05:30 ID:sjSKhyzs [8/11] 名前× NGID× 報告
キアベ「隙だらけだよ。フリーザー“みずのはどう”、レジアイス“きあいだま”」


2つの球体が、バクガメスとガラガラに直撃する。


キアベ「もう一度、君を氷に変えてあげよう。フリーザー“ふぶき”、レジアイス“れいとうビーム”」


今度はカキに標準を定め、一斉に氷技を放つ。


キアベ「醜く哀れな色黒種族よ、美しき氷に生まれ変わりたまえ」

カキ「言ったハズだ。もう寒さには慣れたと!!」


カキは真顔で攻撃を耐える。


カキ「どうしたバクガメス、ガラガラ。お前達の力は、こんなもんじゃないだろ!!」

バクガメス「……ガメェ」

ガラガラ「……ガルァ」


カキに鼓舞され、バクガメスとガラガラは立ち上がる。


キアベ「しつこいな。もういいよ。面倒だから、この技で終わりにしてやる」


キアベがスーツの袖を捲り上げると、コオリZが装着されたZリングが巻かれていた。


カキ「まさか、お前もZワザを……!?」

キアベ「何よりも美しいこの技で、大陸ごと凍りつかせてあげるよ!! “レイジングジオフリーズ”」


キアベが技を口にした瞬間、オレンジ諸島は氷と化した。


キアベ「はぁ、美しい。だが、それと同時に疲れるな。しばらくは“絶対氷域(グラースパーム)”の真髄を発揮出来そうにない……」

カキ「やはりそうか」

キアベ「……!?」


凍った床に立っていたのは、30cmほどの鼻水を凍らせたカキだった。


キアベ「な、何故……。アッシュとブロック以外に、この技を受け切れる奴など……」

カキ「な〜に、簡単なことさ。……ふんっ!!」


カキは凍りついた鼻水を引っこ抜く。
55 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/10/15 22:18:31 ID:sjSKhyzs [9/11] 名前× NGID× 報告
カキ「目には目を、ZワザにはZワザを」

キアベ「何の冗談だい? 君のZワザは炎だろ? “絶対氷域(グラースパーム)”の環境下では、炎技は使えないハズ……」

カキ「あのZワザに、相当力を使ったんだろうな。一瞬だが、“絶対氷域(グラースパーム)”の力が消えるのを、俺達は感じ取った。そこに“ダイナミックフルフレイム”を叩き込んだのさ」

キアベ「へぇ、Zワザを使う瞬間は“絶対氷域(グラースパーム)が消えるのか。気づかなかったなぁ。色黒種族にしては、なかなかやるじゃないか。参考にしてあげてもいいよ」

カキ「まだわからないのか? Zワザを使ったことで、“絶対氷域(グラースパーム)の力は弱まっている。霰が止んでいるのが、なによりの証拠だ」

キアベ「おい、調子に乗るなよ。そんなこと、ミジンコでもわかる」

カキ「なら、これもわかるな? この程度の寒さなら、俺達は何の制限も無く闘える!!」

キアベ「まさか……!!」

カキ「バクガメス“かえんほうしゃ”」

キアベ「消え……」


弱まった“絶対氷域(グラースパーム)では、今のカキ達を止めることは出来ず、“かえんほうしゃ”はフリーザーとレジアイスに直撃する。

そして進化した“かえんほうしゃ”の熱気により、凍っていたサトシ達が元に戻る。


サトシ「っしゃあ!! バクガメスが来たからには、勝ち確定だぜ!!」

マーマネ「あれ? 両方共、やけに疲れてない?」

マオ「た、確かに……」


バクガメスが来たあたりでサトシ達の時は止まっていたらしく、現状を理解するのに数秒掛かった。


キアベ「色黒種族のくせに生意気な……」

カキ「バクガメス“ドラゴンテール”、ガラガラ“シャドーボーン”」

キアベ「レジアイス“まもる”だ」


レジアイスはバリアを張り、バクガメスとガラガラは弾き返される。


カキ「次は遠距離だ。バクガメス“かえんほうしゃ”、ガラガラ“ホネブーメラン”」

キアベ「フリーザー“ふぶき”で防御だ」


フリーザーは“ふぶき”で攻撃の相殺を図るが、“かえんほうしゃ”は“ふぶき”を消し去り、フリーザーを炎で包む。

“ホネブーメラン”は急降下し、レジアイスにクリーンヒット。返しの攻撃も当たり、“リフレクター”の効果が切れたこともあり、相当なダメージが入る。
56 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/10/15 22:30:45 ID:sjSKhyzs [10/11] 名前× NGID× 報告
キアベ「フリーザー“はねやすめ”、レジアイスはフリーザーをカバーだ」

カキ「いけぇ、バクガメス!!」


バクガメスがフリーザーに向かって走り出す。“からをやぶる”を使ったため、普段よりも動きが速い。


キアベ「レジアイス“まもる”」


レジアイスはフリーザーの前に立ち、“まもる”で攻撃に備える。


カキ「“まもる”に背中をぶつけろ」


バクガメスが背中から“まもる”にぶつかったため、いつものクセで爆発を起こし、防御壁を爆砕する。


カキ「“ドラゴンテール”」


バクガメスの尾がレジアイスの脳天をカチ割り、戦闘不能にする。


キアベ「レジアイス……!!」

カキ「まだまだいくぞ!! 次はフリーザーだ」

キアベ「飛べ!! 上空から“みずのはどう”だ」

フリーザー「フリュオォウ!!」


フリーザーは“かえんほうしゃ”の追加効果で火傷を負い、空を飛ぶことすら出来なかった。


カキ「ガラガラ、フリーザーの頭を掴め。連続で“ずつき”だ」

ガラガラ「ガァラ……ガラ!! ガラ!! ガラ!! ガラ!! ガラ!! ガラ!!」


フリーザーの頭に、何度も何度も“ずつき”を打ち込み、武器の骨を使いフリーザーを空高く吹っ飛ばす。


カキ「やるのは初めてだが、今の俺達なら出来る。2度目の“ダイナミックフルフレイム”」


バクガメスは真上のフリーザーに、渾身のZワザを叩き込む。火球は大爆発を起こし、フリーザーは墜落し倒れた。


サトシ「……やった!! カキの勝ちだ!!」

マオ「ホントに倒しちゃうなんて……!!」

カキ「ははっ……。うっ……」


2連続のZワザで体力を消耗し過ぎたのか、カキはフラつきながら腰を下ろす。
57 : 日はここまで◆kDdT4vyqmg 17/10/15 22:42:15 ID:sjSKhyzs [11/11] 名前× NGID× 報告
サトシ「カキ……!!」

カキ「大丈夫だ……。ただの立ち眩みだよ。それよりお前達こそ、氷漬けにされて大丈夫だったのか?」

サトシ「あぁ。全然平気だぜ」

マーマネ「伊達に太ってないよ」

キアベ「そ、そんな……。この僕が、色黒種族なんかに……」

カキ「ポケモンバトルは、肌の色で競うモンじゃないだろ」

キアベ「黙れ!! 僕がアッシュ以外に負けるわけが……」

アママイコ「アマァイ!!」

キアベ「あべし!! あべし!! あべし!! あべし!! あべし!! あべし!! あべし!! あべし!! あべし!! あべし!! あべし!! あべし……」


アママイコは今までの恨みを晴らすように、“おうふくビンタ”を喰らわせる。


キアベ「あべ………し……」

サトシ「ポケモンバトルに肌の色なんか関係ないぜ」

マーマネ「必要なのは、知識と判断力、そしてポケモンとの絆だよ」

カキ「だが、こいつにはそれが出来ていた。ポケモン達には隙がなく、Zワザも使えていた。もし2度目のZワザが失敗していたら、俺の勝ちは無かっただろう」

リーリエ「う、運も実力の内ですよ……」

マオ「そうよ。例えマグレでも、勝ちは勝ちなんだから」

カキ「あぁ、わかってる。偶然だとしても、俺達で掴んだ1勝だ」

バクガメス「ガメス!!」

ガラガラ「ガラァ!!」

カキ「しかし……博士とスイレンが見当たらないが、まだ見つかってないのか?」

マオ「博士はまだ捜索中なの。この島で1番強い人が探してくれてるから、大丈夫だとは思うけど……」

サトシ「スイレンはトイレに行ったっきり、帰ってこないんだ」

カキ「そうか。それは心配だな。ところで、その転がってる黒いポケモンは何だ?」

サトシ「やっべ、ネクロズマ……!!」

リーリエ「私、傷薬持ってきます!!」

カキ「こいつがネクロズマか。だが、キアベは何故こいつを……」

マオ「後で話すから、カキも手伝ってよ!!」

カキ「あ、あぁ……」
58 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/10/16 20:58:24 ID:50cELVCI [1/8] 名前× NGID× 報告
スイレン「さ、寒い……」


スイレンとウチキドは、船で海を周っていたのだが、“絶対氷域(グラースパーム)の影響で海が凍り、動けなくなっていた。


ウチキド「こうなったら、凍った海を渡るしかないわね」

スイレン「アシマリ……。ん?」


スイレンの頬に、1滴の水が当たる。空を見上げてみると、雨雲が広がり少しずつ雨が降ってきていた。


ウチキド「強くなりそうね。一旦船の中に……」

???「ギョリャリョウェェイィィィ!!!」


雨が痛みを伴うほど強くなると、氷の下から1匹のポケモンが姿を現す。


カイオーガ「ンジュギョリャンエェェェ!!!!」


カイオーガが出てきたことにより、海を覆っていた氷は粉々に砕け、海流に沿って流れていった。


スイレン「カイオーガ、ミスティはどこ……?」


カイオーガが口を開けると、中にはアシマリと遊ぶんでいるミスティが居た。


スイレン「アシマリ!!」

ミスティ「スイレン!! 生きてたんですね。心配しましたよ。てっきり死んじゃったのかと……」

スイレン「ミスティ、アシマリを返して!!」

ミスティ「そ、そんな……私が盗ったみたいな……」

スイレン「お願い!! 何でもするから!!」

ミスティ「何でもするんですか……? だったら、その人を殺してください」

スイレン「え……」

ミスティ「実は私達、死者蘇生の儀式をしようとしてるんですが、それに必要な血がダメになってしまって……。だからその人の血を、スイレンに採ってもらいたいんです」

スイレン「そんなの無理……。博士を殺すなんて……」

ミスティ「酷い……。何でもするって言ったのに……。スイレンがやらないなら、私がやります!!」


ミスティが睨むと、ウチキドを的に雷が落ち、彼女を黒焦げにする。
59 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/10/16 21:11:59 ID:50cELVCI [2/8] 名前× NGID× 報告
スイレン「ミスティ……!!」

ミスティ「な、なんで睨むんですか……? 私別に何も……」

スイレン「なんでそんな簡単に人を殺せるの!? 何も悪いことしてないのに!!」

ミスティ「なら、逆に質問します。何故、人は蚊やゴキブリを殺すと思いますか?」

スイレン「質問してるのはこっち!!」

ミスティ「目障りだからですよ。羽音が五月蝿い、見た目が気持ち悪い。それと同じです。あの人も、目障りで吐き気を催すほどに気持ち悪いから殺したんです。何か間違ってますか?」

スイレン「もうこんなことやめて!! これ以上、貴女の手もポケモン達の手も汚さないで……!!」

ミスティ「スイレンは少し変わってますね。ナツカン島の時も、あんなのに同情して……。優し過ぎますよ。ホントに……」

スイレン「……」


もうどんな説得も通用しないことを、スイレンは悟った。


スイレン「もう…いい……。きっと貴女は、何を言っても止まらない。だから……だから私が貴女を止める!! 力尽くで!!」

ミスティ「バトルするってことですか……? ポケモンも居ないのに……」

スイレン「私には、これがある!!」


スイレンは1本の釣竿を構える。


ミスティ「なるほど、釣り勝負ですか。アシマリ、戻るよ」


ミスティとアシマリは、カイオーガの口の中に戻る。カイオーガは海に潜り、スイレンは釣り糸を垂らし意識を集中させる。


スイレン「私にはこれしかない。釣るか引き摺り込まれるか……」


数秒経ち、釣竿が引っ張られる。


スイレン「……っ!! ヨワシの時より強わぁ!!」


あまりの引きの強さに、スイレンは船から落ちる。なんとかして砕けた氷の上に着地するが、それでも釣竿の引きは治らない。

縦横無尽に暴れまわるカイオーガ。スイレンは釣竿を持つだけで精一杯である。
60 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/10/16 21:24:27 ID:50cELVCI [3/8] 名前× NGID× 報告
スイレン(最悪なのは、引き摺り込まれること。でも、問題はそれ以外にもある。竿と糸が保つかどうか……!!)


現状釣竿は無事だが、カイオーガの力を考えるに、いつ壊れてもおかしくはない。


スイレン「なんとかしないと……」

カイオーガ「ギャギュベリュファルァ!!!」

スイレン「……!!」


暴れた拍子に海上に跳ね上がったカイオーガを見て、スイレンは1つの策を思いつく。


スイレン「私の力じゃ、カイオーガを引き上げられない。だったら……」


スイレンは砕けた氷の上を渡り、カイオーガに向かって走り出す。


スイレン「カイオーガ、私を食べて!!」


カイオーガはスイレンを餌と認識し、大きく口を開く。カイオーガの口内に飛び込んだスイレンは、勢い余ってミスティにぶつかる。


スイレン「ミスティ……!!」

ミスティ「なんで釣り勝負なのに、口内に入ってきてるんですか……!?」

スイレン「釣り勝負はもうやめ。ここで直接、アシマリを返してもらう!!」

ミスティ「だ、ダメですよ……!! 私とアシマリは、強い絆で結ばれてるんですから」

スイレン「それは貴女の力で作った仮初めの絆。そんなの本当の絆じゃない!!」

ミスティ「勝手なこと言わないでください!! スイレンは私にアシマリを奪られて、嫉妬してるだけじゃないんですか? だから私に、こんな酷いこと……」

スイレン「してるよ。嫉妬。アシマリを奪られて、すごく悔しかった。体育座りして泣いた。ミスティのことも、ちょっと嫌いになった。だってそれだけ、アシマリが大好きなんだもん!!」

ミスティ「見苦しいですよ。アシマリは私を選んだんです。大人しく身を引いてください」

スイレン「やだ!!」

ミスティ「アシマリ“アクアジェット”」


アシマリは水を纏い、スイレンの鳩尾に突撃する。


ミスティ「これが私達の絆の力です。もう貴女はアシマリのトレーナーでも、友達でもないんです」

スイレン「……そうだよ」
61 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/10/16 21:43:05 ID:50cELVCI [4/8] 名前× NGID× 報告
ミスティ「やっとわかってくれたんですね。スイレンならわかってくれると……」

スイレン「私とアシマリは、トレーナーとポケモンなんて主従関係じゃないし、友達みたいな距離のある関係でもない。ずっと側に居て繋がってる家族!!」

ミスティ「……は?」

スイレン「私とアシマリは、ずっと一緒に居た!! だから私達には、他とは違っ……」


スイレンの言葉の途中で、カメックスが首を掴んでくる。


ミスティ「どうして……? どうして、私とアシマリの関係を否定するんですか……? 友達はそんな薄っぺらな関係じゃありません。アシマリが私を選んだのが、なによりの証拠です。アシマリは家族より、友達を選んだんですよ!!」

スイレン「ぐっ……あうっ………」

ミスティ「切り捨てられた人は黙っててください。カメックス、SET!!」


カメックスは甲羅から出ている砲筒動かし、スイレンに標準を合わせる。


ミスティ「“みずのはどう”」

スイレン「こ……のぉぉぉ!!!」


スイレンが砲筒に草履を放り込むと、“みずのはどう”の発射に失敗し、カメックスの両肩が爆発する。


ミスティ「カメックス!!」


カメックスに気を取られている隙に、スイレンはカメックスの背中を踏み台にして、ミスティにドロップキックを喰らわせる。


スイレン「アシマリ帰るよ」

ミスティ「……させません。キングドラ“どくどく”」

スイレン「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」


毒を浴びたスイレンは、その場で四つん這いになる。


ミスティ「さっきの言葉を取り消すなら、解毒してあげますよ」

スイレン「誰……が…!!」

ミスティ「5分あげます。よく考えてください」

スイレン「そんな時間……要らない。貴女達の絆は偽物……。不思議な力に頼った、ペラッペラに薄い紛い物……!!」

ミスティ「言うと思いました。まぁ、どのみち解毒は無理なんですけどね。どくけし持ってないし」

スイレン「ぐっ……」

ミスティ「安心してください。スイレンも儀式で生き返らせてあげますから。それまで天国で反省しててください」
62 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/10/16 21:55:08 ID:50cELVCI [5/8] 名前× NGID× 報告
ミスティ「アシマリ、スイレンとお別れだよ。さよならしよ」

スイレン「アシ……マリ………。ぐうっ……でりゃあぁぁぁぁぁ!!!」


スイレンは残りの力を振り絞って、アシマリにダイブしキスをする。


ミスティ「な、ななななにしてるんですか……!? 私だってまだなのに……///」

スイレン「せめて………最期に、アシマリとの…思い出を……」


遂にスイレンは力尽き、息を引き取った。


ミスティ「雨で体が冷えた所為か、毒が回るのが早かったみたいですね。さようなら、スイレン。また会いましょう」

アシマリ「アォ……」

ミスティ「アシマリ、辛いのはわかるよ。でも、少しの辛抱だから。私がアッシュに頼んで、スイレンも生き返らせてもらうの」

アシマリ「ア……ウォォォォォォォウ!!!!」


アシマリは尾ヒレでミスティの頬を引っ叩く。


ミスティ「ア、アシマリ……?」

アシマリ「ォウ!! アゥアォウ!!」

ミスティ「どうしたの……? こんな怖い顔して……。折角可愛いんだから、もっと笑ってないと。天国のスイレンにも顔向け……」

???「勝手に……殺さないで………」

ミスティ「……!?」

スイレン「ハァ……ハァ……」


スイレンはゆっくり体を起こし、アシマリを抱きかかえる。


スイレン「やっと届いた……。私の………想い……」

ミスティ「あ、あれ……? なんで……?」

スイレン「さっきのは……死んだフリ………。隙を見て逃げ出して、船の解毒剤を……うっ………取ってくるつもり……だったのぉう!!」


なんとか喋れてはいるが、毒は順調にスイレンの体を侵食している。


スイレン「アシマリは………取り戻した……。あとは…………逃げるだけ……!!」

ミスティ「キングドラ、逃さないで……!!」


スイレンはカイオーガの中から出ようとするが、一瞬でキングドラに回り込まれてしまう。
63 : グカルゴ@エレキシード 17/10/16 21:55:37 ID:bEpvNHwI 名前× NGID× 報告
すまんキアベしでちょっと笑った
64 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/10/16 22:06:03 ID:50cELVCI [6/8] 名前× NGID× 報告
スイレン「は、速い……!!」

ミスティ「外は雨ですから。キングドラの“すいすい”が発動するんですよ」

スイレン「“バブルこうせん”」

ミスティ「こっちも“バブルこうせん”」


大量の泡がぶつかり合い、爆発を起こす。


スイレン「今だ……!! “アクアジェット”」


アシマリはスイレンに抱かれた状態で“アクアジェット”を発動し、カイオーガの口内から脱出する。


スイレン「アシマリ……解毒剤………!!」


解毒剤を持って来させるために、アシマリを船まで投げ飛ばす。


ミスティ「逃がしません。カイオーガ“かみなり”」

スイレン「アシマリ、バルーン……!!」


スイレンはアシマリのバルーンに入って潜水。“かみなり”はスイレンに向かっていくが、海面に当たった瞬間海全体に広がり、カイオーガもダメージを受け、中に居たキングドラは戦闘不能になる。


アシマリ「アゥ!!」

スイレン「アシマリ、ありがとう……」


バルーンで攻撃を防いだスイレンは、アシマリが持ってきた解毒剤を使い解毒する。


スイレン「ミスティ……」

ミスティ「呼びましたか……?」

スイレン「ひゃっ!!」

ミスティ「友達だから加減してましたけど、そっちがその気なら……」


ミスティが前髪を上げると、左眼の瞳にαの文字が刻まれているのが見える。


スイレン「ミスティ、何を……」

ミスティ「沈めて。カイオーガ、ゲンシカイキ!!!」


ミスティの左眼が光応し、カイオーガの体が黒ずんでいく。
65 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/10/16 22:18:14 ID:50cELVCI [7/8] 名前× NGID× 報告
スイレン「あっ……あ………」

ミスティ「どう? 久々に全力を出した気分は」

ゲンシカイオーガ「グギャギャオォォォォォン!!!!!」

ミスティ「そう。よかったね」


ミスティは優しくゲンシカイオーガを撫で、ゲンシカイオーガの中に入っていく。


スイレン「無理……。勝てない………」

ミスティ「カイオーガ“なみのり”」

スイレン「アシマリ逃げるよ!! “アクアジェット”」


さきほどと同じく、“アクアジェット”で逃走を図るも、ゲンシカイキしたカイオーガの“なみのり”は撒けず、波に飲まれてしまう。


ミスティ「カイオーガ“おんがえし”」


ゲンシカイオーガが跳ねると、海が割れ地響きが起きる。幸いスイレンには当たらなかったが、またもや押し寄せてきた波に飲み込まれる。


アシマリ「アォォウ」


アシマリはバルーンを作り、スイレンを中に入れる。


スイレン「ありがと、アシマリ。でも……」


スイレンの頭上には、ゲンシカイキしたカイオーガ。間違っても勝てる相手ではないうえに、逃げようとしても“なみのり”で妨害されてしまう。


スイレン「どうしよ……。“なみのり”がある以上、逃げることは……あれ?」


スイレンは数秒黙り、何かを閃いた。


スイレン「相手が“なみのり”を使ってくるなら、一か八か……」

アシマリ「アォ?」

スイレン「大丈夫。きっと勝てる」
66 : 日はここまで◆kDdT4vyqmg 17/10/16 22:31:16 ID:50cELVCI [8/8] 名前× NGID× 報告
スイレンはバルーンに入ったまま海面に出る。


ゲンシカイオーガ「グギャリョォォォォォォ!!!!」

ミスティ「カイオーガ“なみのり”」

スイレン「きた……!! いくよアシマリ!!」

アシマリ「アゥオ!!」


アシマリは“アクアジェット”で、ゲンシカイオーガが引き起こした波の下に止まる。


スイレン「届け、水平線の彼方まで。“スーパーアクアトルネード”」


アシマリのZワザで、ゲンシカイオーガが起こした波は渦潮に変わり、ぐるぐる回っていく。


ミスティ「あわわわわわわわわ……」


ゲンシカイオーガの中に居るミスティも、Zワザの影響で激しく回転する。

しばらくして渦潮が止み、カイオーガの口からフラフラ状態のミスティが出てくる。


ミスティ「あうぅ〜……。もうむりぃ……」

カイオーガ「グガァ……」


力の源になっているミスティがダウンしたことで、カイオーガも本来の力を失い倒れる。

スイレン「ミスティ!!」


ミスティは目を回したまま海に落ち、スイレンが飛び込んで助け出す。


スイレン「大丈夫!?」

ミスティ「うぅ……スイレン………」

スイレン「よかった……」

ミスティ「カイオーガは……?」

スイレン「多分無事。酔ってるだけだと思う」

ミスティ「そっか……。うっ……」

スイレン「ミスティ!? どうかし……」

ミスティ「おろろろろろろろろろろろろろ……」


スイレンはキラキラに染まった。
67 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/10/17 20:21:55 ID:uEaYsSDE [1/6] 名前× NGID× 報告
スイレンはカイオーガの雨でキラキラを洗い流し、ミスティと共に船で休んでいた。


ミスティ「ご、ごめんなさい……。我慢出来なくて……」

スイレン「いいよ。あれ安物だから」

ミスティ「でも、それじゃ寒いんじゃ……」


雨が降っているため服を乾かすことも出来ず、かといってキラキラを浴びた服を着たくはないため、ウチキドが着ていた白衣を羽織っていた。


ミスティ「代わりに私の服を……」

スイレン「そ、そこまでしなくていい……!! 一旦ウチキド研究所に戻って、服を拝借すればいいから」

ミスティ「なら、カイオーガに乗って行きませんか? 船の操縦なんか出来ないですし……」

スイレン「それはいいけど、私の友達を生贄にはしないでね」

ミスティ「大丈夫ですよ。そんなことしません」

スイレン「ミスティ……」

ミスティ「嘘です♪」

スイレン「……………。あっ、私がやったやつだね。そこから更に嘘って言って、ホントでしたっていう……」

ミスティ「いや、今のはそのままですよ。スイレンは私の友達ですけど、スイレンの友達は私の友達じゃないですから」

スイレン「………ねぇ、一発殴っていい?」

ミスティ「えっ、なんでですか……?」

スイレン「いいから。一発でいいから」

ミスティ「ちょ、やめ……」

???「おい」


ミスティに近づくスイレンの腕を、1人の男が掴む。


アッシュ「テメェ、何してんだ?」

ミスティ「アッシュ……!!」

スイレン「は、離して……」

アッシュ「どう見ても、殴ろうとしてたよな? そういう奴には……」

スイレン「がっ……だあぁぁぁぁぁぁ!!!!」


アッシュはスイレンの腕を軽く捻りへし折った。
68 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/10/17 20:34:26 ID:uEaYsSDE [2/6] 名前× NGID× 報告
アッシュ「ミスティ、大丈夫か?」

ミスティ「は、はい……。ちょっと吐いただけですから」

アッシュ「そうか。さて、こいつは……」

ミスティ「そ、その子は友達……!! スイレンっていうんです。私達に生贄を提供してくれるみたいで……」

アッシュ「ふ〜ん」

ミスティ(よしっ!! これでスイレンの安全は保障される。あとはスイレンの友達を生贄にすれば……)

アッシュ「こいつが助かる……とでも思ったか?」

ミスティ「えっ……」

アッシュ「まぁいいぜ。こいつだけは助けてやるよ」

ミスティ「ホントですか……?」

アッシュ「あぁ。その代わり、ちゃんと生贄は提供してもらうぜ」

ミスティ「はい……!! 因みに、向こうに生贄が1人倒れてますよ。多分死んでるかも」

アッシュ「ご苦労さん。さっさと血ぃ採って、ネクロズマ探すぞ」

アシマリ「アォウ!!」


ウチキドの元に向かうアッシュを、アシマリが引き止める。


アッシュ「このアシカ、お前のだろ?」

ミスティ「今はスイレンに奪られてるんです」

スイレン「……やめて!! アシマリには手を……」

アッシュ「“でんじは”」

スイレン「があぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

アッシュ「ちょっと黙ってろ」

ミスティ「スイレン、生贄の場所を教えてください。貴女を助けるためなんです」

スイレン「嫌だ………。私は死んでも、友達を見捨てたりはしない……!!」

アッシュ「めんどくせぇやつ。じゃあ、こうしようぜ。5秒毎にお前の指を折っていく。全部で20本折れるまでに喋れば、1人限定で仲間を助けてやる」

スイレン「……!!」

アッシュ「もし喋らなければ、お前もまとめて生贄行きだ。んじゃ、ゲームスタート。い〜ち、に〜っ……」
69 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/10/17 20:51:07 ID:uEaYsSDE [3/6] 名前× NGID× 報告
ムサシ「もう無理……」

コジロウ「お、おいムサシ……!!」

ブロック「おいおい、もう終わりか?」


ブロックから逃げ回っていたロケット団だが、遂に体力が限界を迎えてしまう。


ニャース「こうなったら、必殺“みだれひっかき”ニャ!!」

ブロック「ん? 何かしたか?」


ブロックにはかすり傷1つ無く、逆にニャースの爪はボロボロに砕け散る。


ブロック「そろそろ捕まえないと、アッシュが怒るからな。観念してくれ」

コジロウ「ヒドイデ、彼奴に噛みつくんだ!!」


ボールから出たヒドイデは、いつもコジロウにする噛みつきをブロックにしてみるが、毒を浴びないどころか筋肉が増強していく。


ブロック「悪いな。こんなに元気にしてもらって」

ムサシ「な、なんなのよ彼奴……」

ブロック「さぁ、鬼ごっこは終わりだ」

ロケット団「ギャアァァァァァァァァァ!!!!」

ブロック「……?」


ロケット団に手を伸ばすブロックだが、何者かに腕を掴まれ止められる。


ブロック「俺の動きを止めたのは、アッシュ以外にはお前が初めてだ」

キテルグマ「クゥ」

ロケット団「キテルグマァァァァァァ!!!!!!」

ブロック「俺とやろうってのか?」

キテルグマ「クゥ」

ブロック「後悔……するなよ!!」


キテルグマはブロックに蹴飛ばされ、遥か彼方に飛んでいく。


ロケット団「キテルグマァァァァァァ!!!!!!」
70 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/10/17 21:09:57 ID:uEaYsSDE [4/6] 名前× NGID× 報告
ブロック「ふっ、呆気なかっとぅわぁ!!」


ブロックに吹っ飛ばされたハズのキテルグマが、真逆の方向からぶつかってくる。


ブロック「ほう。俺の蹴りの威力を利用して、地球を1周してきたわけか。少しは楽しめそうだ」

キテルグマ「クゥ!!!」

ブロック「ハァァァァァ!!!」


互いの拳がぶつかり合う。両者の立つ地面はヒビ割れ、島そのものが激しく揺れる。


コジロウ「頑張れキテルグマ!!」

ムサシ「そんなハゲやっつけちゃいなさい!!」

ブロック「随分期待されてるな。ま、俺も期待してるんだがな!!」

キテルグマ「クゥ……!!」


ブロックのテンションが上がったことで、キテルグマは少しずつ押されていく。


ブロック「くたばれやぁぁぁ!!!」


ブロックはキテルグマの拳を払い除け、その勢いで前転し、浴びせ蹴りを喰らわせる。

しかしキテルグマは攻撃を耐え、ブロックの両足を掴んで、ぶん回しながら天高く放り投げる。


コジロウ「っしゃあ!! キテルグマが勝ったぞ!!」

キテルグマ「クゥ」

ブロック「っはははは!!!」


キテルグマは180度向きを変えて、地球を1周してきたブロックの膝蹴りを受け止める。


ブロック「これを受け止めるとは、なかなかやるな」

ムサシ「あ、あれ……? 彼奴さっき投げ飛ばされなかったっけ……?」

ニャース「どうなってるのニャ……?」

ブロック「やはりポケモンは最高だな!! ふはははははははは!!!!!」


ブロックは百裂拳の如くキテルグマを殴りまくるが、キテルグマは紙一重で回避する。
71 : 彦◆kDdT4vyqmg 17/10/17 21:44:07 ID:uEaYsSDE [5/6] 名前× NGID× 報告
キテルグマ「クッ………ウゥゥゥ!!!」


キテルグマはブロックの両腕を捉え、顔面にヘッドバットを決める。


ブロック「……っ!! 今のは効いたぞ。お返しだ!!」


今度はブロックがヘッドバットで攻撃する。


キテルグマ「クゥゥゥゥ!!!!」


キテルグマはブロックの両腕から手を離し、“アームハンマー”をラリアットに応用して攻撃。

ブロックは地中深くに埋まるが、速攻で戻ってくる。


ブロック「これで……終わりだぁ!!!」


真正面から飛び蹴りを喰らったキテルグマは、とうとう力尽きて、その場に倒れた。


ムサシ「う、嘘でしょ……? 起きてよキテルグマ!! 起きなさいよ!!」

コジロウ「あのキテルグマが勝てないなんて、彼奴人間じゃないぞ……」

ブロック「失礼しちゃうなぁ。俺は見ての通り、正真正銘人間だよ」


ブロックは首の骨を鳴らしながら、一歩ずつロケット団に近づいてくる。しかし………。

ブロック「……!?」


キテルグマは血だらけの状態で立ち上がり、ブロックの腕を掴む。

キテルグマはブロックを引き寄せ、力一杯抱き締める。


ブロック「うおぉぉ……!! なんて熱い抱擁だ。ならばこっちも……」


ブロックも両腕を相手の背に回し、最大の力で締めつける。


キテルグマ「クゥゥゥゥゥゥゥゥゥ……!!!!」

ブロック「んぐぐぐぐぐぐぐ……!!!!」


苦悶の表情で抱き合う1人と1匹。それを見るロケット団には、何かが折れたり潰れたりする音が聞こえる。


ブロック「まだ強くなるのか……!?」

キテルグマ「グフッ……。グウゥゥゥ………!!!」
72 : 日はここまで◆kDdT4vyqmg 17/10/17 22:02:07 ID:uEaYsSDE [6/6] 名前× NGID× 報告
ブロック「ふぅ……」


ブロックが腕を解くと、キテルグマは静かに倒れた。


コジロウ「嘘だろ……。キテルグマァァァ!!!」

ムサシ「変な冗談やめなさいよ!! ねぇ!!」


ロケット団は必死に呼びかけるが、キテルグマはピクリとも動かない。


ブロック「やってくれたな。節々が痛むぜ」

キテルグマ「ク……ウゥ…………」


キテルグマは小刻みに震えながら起き上がる。


ニャース「キテルグマ……!!」

ブロック「まだ起き上がるのか。大したもんだよ」

キテルグマ「クゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!」

ブロック「らぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」


走りながら、拳を大きく振るキテルグマとブロック。誰もが殴り合いが始まると思ったその時……。


ブロック「ふっ」

キテルグマ「クゥ」


キテルグマとブロックは、互いの健闘と称え握手を交わす。


ブロック「いいバトルだったよ。また戦おう」

キテルグマ「クゥ」


そのままブロックは、ジャンプしてどこかへ行ってしまった。

キテルグマはロケット団を抱え、ブロック同様飛び去っていく。


ロケット団「なにこの感じ……」

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