ヨウ「……誰？」　俺「俺だよ」

ヨウ「オレオレ詐欺？」

俺「違う違う。一人称が俺で、名前も俺なんだよ」

ヨウ「……何の用ですか？」

俺「敬語使わなくていいよ。あのさ、信じられないと思うけど、君は俺が動かしてるんだ」

ヨウ「は？」

俺「（３DSを取り出しスライドパッドを動かす）」

ヨウ「わわっ！　体が勝手に！」

俺「ね？　これを悪用すればさ、ぐふふふ……」

ヨウ「何が目的なんだ！　金か？　権力か？」

俺「君の体だよ」

ヨウ「俺にはリーリエという恋人が

俺「そこなんだよ」

ヨウ「？」

おもろそう支援

俺「今日もポケモンBBSでムカつくやつを見かけたんだ」

ヨウ「唐突な自分語り」

俺「キチガイなやつ、気に食わないやつにエアプな蛙を見かけるたびイライラするの。しかも毎日」

ヨウ「BBSやめればいいのに」

俺「今日ムカついたのはさ、ヨウリエは自己投影野郎。なんも分かっちゃいない。俺×リーリエなんて誰に需要があるんだよ」

ヨウ「お前という存在がどこに需要があるんだよ」

俺「…………ｸﾞｽﾝ」

ヨウ「今のはごめん」

俺「ヨウくん優しいんだね…こんなショタコンに謝罪だなんて…………犯したい」

ヨウ「前言撤回」

俺「それは冗談として、今回来たのは君の体をちょっと貸して欲しいんだよ。それでリーリエと絡んだらどうなるか試したいんだ」

ヨウ「……やd

俺「秘技！　自己投影！」

ヨウ「ぐわあああああああ！！！」

俺「くっくっく……ヨウくんの体ゲットだぜ」

ヨウ（なんだこれ！？）

俺「君の体を奪ったんだよ。明日には返すから安心して」

ヨウ（安心できない！）

俺「ママ、ニャース、リーリエとデート行ってくるよ」

ヨウママ「昨日みたいなことしないようにね」

ニャース「ぬにゃあ！」



俺（ところで昨日みたいなことって何？）

ヨウ（昨日……付き合って最初のデートなんだ。告白したのは一昨日）


ヨウ『リーリエ…俺、リーリエのこと好きなんだ///』

リーリエ『え……へっ！？/////』

ヨウ『リーリエの気持ち、聞かせて///』

リーリエ『…私も……ヨウさんのこと…好きです！////』

ヨウ『じゃあ…付き合って！////』

リーリエ『はい…！///』


俺（青春だねぇ。俺は告白しても振られちゃったよ）

ヨウ（お前が好きな人ってどんな人だった？）

俺（女）

ヨウ（ふぁっ！？）

俺（俺バイなんだよ。ちょっと男っぽかったなぁ。もう随分前のことだけど）

ヨウ（へぇ……話は続くけど、次の日バトルバイキングでデートの約束したんだ）

ヨウ（昨日は……）

ヨウ『バトルバイキングはね、料理もバトルも楽しめるんだ！　バトルに勝たないと料理は手に入らないよ』

リーリエ『そうなのですか…』

ヨウ『さっそくこれを！』

男の子『それはボクがたべようとしていたものだぞ！』

ヨウ『なら勝負で勝ち取ってみなよ！　ワンターンキル！』

男の子『うわーん！』

ヨウ『こんな風にね』

リーリエ『……』



ヨウ『8品ゲット！』

リーリエ『私は2品でした……』

ヨウ『……じゃあ俺の食べなよ。いつも食べすぎてお腹壊しちゃうんだ。あーん』

リーリエ『ああああ…あーんだなんて/////』


俺（成功じゃん）

ヨウ（いや…男の子から料理奪うのは良くないってママに言われちゃって……）

俺（あー…それはダメだなぁ。優しいところ見せないと）

レス早いな

支援

ヨウ（昨日のことあったしもう破局だぁ…）

俺（心配しなさんな。俺がなんとかするよ）

ヨウ（それが心配なんだけどなぁ）



俺（ところで待ち合わせどこ？）

ヨウ（カンタイシティだよ）

俺（てことはリザードン乗らないとなぁ。船じゃ酔うし）

俺「リザードンかもん！」

リザードン「赤緑青じゃ空飛べないぜ」

俺「よいしょっと。カンタイシティまでお願いしやすぜ」

リザードン「あいよ」ﾋﾞｭｰﾝ

俺「んっ……お股が……んんっ…///」

ヨウ（俺の体で変な声出すのやめろ！）

俺「やっぱりさ、俺だとややこしいから、名前付けるわ」

ヨウ「どんな名前？」

マラサダ「マラサダってのはどう？　ハウくんの好物。食べられたい」

ヨウ「言っとくけど体はヨウだからね？」

受け取れ…俺の支援を…

お、おう…

支援

マラサダ「おぇぇ……リザードン酔いした……リアル世界じゃ経験しないからなぁ……自己投影ってクソだわ」

ヨウ「そこじゃないと思う」

マラサダ「ヨウリエってヨウするに俺×リーリエだろ？」

ヨウ「お前と俺を同一視しないで」

マラサダ「でしょ？　そう思うでしょ？　ヨウくんと俺みたいなのが同じなわけないでしょ？」

ヨウ「自分で言って悲しくならない？」

マラサダ「ならないよ。ヨウくんと俺は違うから結婚できる可能性ができるもん」

ヨウ「ゼンリョクでその可能性を潰すよ」

マラサダ「ぉーぃ」

リーリエ「あっ、ヨウさん！　アローラ！」

マラサダ「アローラ！」

ヨウ（なんか俺じゃない人が彼氏面してるとイライラする）

マラサダ「で、何するんだっけ？」

リーリエ「今日はカンタイビーチでデートですよ///」



マラサダ「水着忘れた」

ヨウ（ライドウェアあるしそれでいいよ）

マラサダ「………ぐへへ……ヨウくんのおちん

ヨウ（下見ず着替ろ！）

マラサダ「あら小さい。毛も生えてないし剥けてないし可愛い。グラジオみたい」

ヨウ（このやろー！！////）

自己投影否定しながら自己投影SSというギャグ
誰に需要があるんだって自分に需要があるなら
それでいいだろ、周りばかり気にしてバカみたい

15アズマオウ＠パワフルハーブ 18/02/14 04:02:39 ID:J87yaotM [s] 名前× ID× 報
自己投影否定しながら自己投影SSというギャグ
誰に需要があるんだって自分に需要があるなら
それでいいだろ、周りばかり気にしてバカみたい


ヨウ（ようやく読者からツッコミ来たよ）

マラサダ「このツッコミ待ってました！　ツッコミ忘れたからもうスルーしようと思ってたけど」


マラサダ「さてこのSSを説明しよう」

マラサダ「たまに自己投影とかなんとか言われるカップリング、ヨウリエ。俺はそんなつもりないしなんか癪に障るから、逆に自己投影したらどうなるかって検証しようとするSS」


マラサダ「確かに自分にしか需要がなさそうなSS書いたことあるよ。でも、趣味は誰かと一緒に楽しみたい。できるだけ多くの人と楽しみたい。でも、自分が好きなものを悪く言われたり、違うものに解釈され、それをファンスレで『〇〇は△△だ！』なんて言われたら当然嫌な気持ちになる」

マラサダ「それで勢いで作ってしまったSSがこちら」

ヨウ（あーあ）

マラサダ「だからこれを『ヨウリエは自己投影！』とか思ってる人に読んでもらいたい」

ヨウ（そういった人はこういったスレを開かないと思う）

なんだマラサダかよ（歓喜）

支

マラサダということは薄々マラサダだと思っていたがやはりマラサダだったか…
支援

>>18
間違えた
支援

マラサダ「あっ、リーリエも着替え終わったみたいだね」

リーリエ「はい。あの……似合ってますか…？///」

マラサダ「似合ってるよ。胸ちいs

ヨウ（余計なこと言うなー！！　嫌われちゃうよ！）

マラサダ（でも水着を着てる女の子にはスタイルについても言及した方が良いかと）

ヨウ（それでも胸小さいはないでしょ！　確かに小さいを通り越して無だけどさ！）

マラサダ（そんなに無くはないよ。エロ漫画の読みすぎ）

ヨウ（ぎくっ！）

マラサダ（適当に言ったら当たった）


マラサダ「それにルザミーネさんみたいに綺麗なスタイルだね（特に胸が）」

リーリエ「それって褒めてます？」

マラサダ「もちろん。ルザミーネさんスタイル良くて結構人気だよ。成長したリーリエ、楽しみだなぁ（胸には期待できないけど）」

ヨウ（お前胸になんの恨みがあるんだよ）