ククイ「１日だけ家を交換するぞ！」

サトシ「ほえ？」

ククイ「ほら、前に１日限定ってことでみんなでポケモン交換をしただろ？」

リーリエ「シロンがマサラに染まったときです！」

ククイ「そう、あれの家版だ。他人ん家で一泊二日」

マーマネ「ふぇえ！？　いや博士ぇ！　そんなんやったって意味無くない！？」

ククイ「大いにある！　良い社会勉強だ、きっと楽しいぞ」

スイレン「マーマネ、お母さんと離れたくないだけ」

マーマネ「！！」

カキ「こういうのにも慣れておかないとだぞ！」

マーマネ「何なんだよぉ////」

マオ「きっと面白いから、ね！　心配しないで」

マーマネ「ムキーーーッ！！」

トゲデマル「ﾏｯﾃﾞｭ!!」ﾎﾟﾝ

マーマネ「トゲデマルぅ……」

サトシ「なんか楽しそーだな！　博士、またくじ引き？」

ククイ「もちろんだぜ……」ﾄﾞｽ

カキ「本当にわかるんだな？」

マオ「船降りて　左細道　道なりに
　　　街へ入れば　牧場すぐそこ！　……おーけー！」

カキ「最後多くないか？　ぼくじょうすぐそ……」

マオ「どーでもいい！　あたし行くよ？　誰かさん家が遠いから」

カキ「俺のせいじゃないし……」

マオ「じゃ、アイナ食堂をよろしく頼んだ」

カキ「ホシに危害加えたら許さないからな！？」

マオ「わーってるよ……アローラ！」

カキ「おう、アローラ」

支援

マオの口調w

サトシ「リーリエん家は……こっちか！」ｸﾙｯ

ベベノム「ｸﾞﾍﾞ」ﾊﾞﾁｨｯ

ピカチュウ「ｺﾞﾌｯ」

サトシ「？」


サトシ「ん……？」

　ﾌﾞｵｵｵｵﾝ……

サトシ「……あ、あれは……！」

　ﾌﾞｵｵｵｵﾝ……

ロトム「黒塗りの自動車……！」


　ｷｷｨｰｯ


　ｶﾞﾁｬ

ジェイムズ「サトシお坊っちゃま、お迎えにあがりました」

サトシ「ジェイムズさん！？」

サトシ「うおー！　相変わらずふかふか……スゴい……」

ジェイムズ「遅れてしまい、申し訳ありません」

サトシ「いえいえ！　あ、ありがとございます！」

ベベノム「ｷｯｷｯｷ」

サトシ「あ、コイツが今回お邪魔させて貰っ、頂くベベノムです」

ベベノム「ｷｷｨｰｯ♪」ﾐｽﾞﾍﾞｼｬｰ








サトシ「　　あﾞ　　ー　　っ　　！　　？　　」

ジェイムズ「大丈夫でございますよ。すぐに吸い取って燃料にします」

サトシ「え？　は？」

ジェイムズ「そういう車です」

ロトム「理解不能ロト……」

サトシ「…………」

サトシ「科学の力ってスゲー……」

ジェイムズ「昔、リーリエお嬢様が車内で御漏らしをしてしまったのですがね、すぐに吸い取って誰にもバレなかったのですよォ！」ﾎｯﾎｯﾎ…


サトシ「………」

ロトム「………」

ピカチュウ「………」

ベベノム「………」


ジェイムズ「…………ﾔﾊﾞｯ……」


ジェイムズ「グ、グラジオお坊っちゃまが見栄を張って我慢していて大量に漏らしてしまったときはバレましたがね！！」ﾎｯﾎｯﾎ!!

サトシ「ふっ」

ロトム「ぷっ」

ピカチュウ「ﾋﾟｯ」

ベベノム「ｗ」

サトシ「あのグラジオが！？　グラジオｗｗｗｗ」

ロトム「ウケるロトｗｗｗｗｗ」

ピカチュウ「ぴかちー！！」歓喜

ベベノム「ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

ジェイムズ「ﾎｯﾎｯﾎ……」



ジェイムズ（ほっ……）

グラジオ「ジェイムズ……(^言^)」

>>32
鬼かよ

　ｷｷｨｰｯ

ジェイムズ「着きました、お降りください」

サトシ「はーい！　ありがとございました！」ｻﾞｯ

ピカチュウ「ぴっ」ﾄﾞｻ

ベベノム「ｷｨｯ」ﾉｼｰﾝ

ロトム「ありがとロト、ジェイムズさん！」ﾊﾞﾀﾝ

　ｼﾞｬｰﾝ!!

サトシ「相変わらず広ぇ……」

ロトム「ロト……」ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ

ジェイムズ「こちらからです」

サトシ「はーい！」ﾀﾀｯ

バタフリー「ﾌﾘｨｯ」

サトシ「あー！　お前あのときの！」

バタフリー「ﾌﾘｨｯ♪」

ヤトウモリ「ｱｯ ﾄﾞﾓ」

サトシ「お前……シロンのタマゴの……！」

ロトム「ビビーッ！！」

ピカチュウ「びぃかァ……」ｲﾗｲﾗ

ジェイムズ「いいのですよ。リーリエお嬢様、このヤトウモリをお許しになったのです」

サトシ「えっ！？　でもコイツ……」

ジェイムズ「ヤトウモリ、反省してきのみをどっさり持ってきてくれたのです」

サトシ「へえ！　そうかお前、いいトコあるんだな」

ヤトウモリ「ｱｯ ﾄﾞﾓ///」

ロトム「サトシだったら許せるかわかんないロね！」

サトシ「そうだなぁ……リーリエったら優しいな！」

ピカチュウ「ぴーかっち♪」

リーリエ「ｯｸｼｮﾝ!!　ｯｸｼｮﾝ!!　……ふぅっ、風邪でしょうか」

シロン「ｺｰﾝ……」ｼﾝﾊﾟｲ

リーリエ「大丈夫ですよシロン。わたくしもサトシのように強くならなくては！」ｶﾞﾝﾊﾞﾘｰﾘｴ

シロン「ｺﾝ!!」

リーリエ「うぅ……それにしても、こんな少しの荷物で大丈夫でしょうか」

シロン「ｺﾝ!!　（絶対大丈夫！！）」

リーリエ「グラジオ兄さまったら、帰って来て早々―――

　　　　　『ハァッ！？　荷物そんなに要らないから！！』とか、

　　　　　『リーリエ、サトシのように良いトレーナーになりたいのなら――』うんたらかんたら。

　　　　　　荷物で何が語れるのですか！」ﾌﾟﾝｽｺ

シロン「ｺﾝ　（ブーメランだよ備えあれば嬉しいなとか言ってたじゃん）」

リーリエ「！！」ﾋﾟﾀｯ

シロン「ｺﾝ!?」ﾄﾞｽｯ

リーリエ「……シロン」

シロン「……？」ﾄﾞｷｯ

リーリエ「道に迷いました」

シロン「ｺｰｰｰｰﾝｯ!!」ﾋﾞｭｵｵｵｯ

リーリエ「ﾄﾞッ……どうしましょう！　道を引き返しますか……ってあれ！？　どっちの道からわたくし……」

シロン「ｺﾝ!!　ｺｰｰｰｰﾝｯ!!　（こっち！　多分こっち！）」

リーリエ「そうでしたか！　さすがシロンです♪」

シロン「ｺｰﾝ……　（大丈夫かなぁ……）」

リーリエ「あ、シロン、また迷ってしまうとアレなので、前を歩いていただくと助かります」

シロン「………」ﾃｯ

リーリエ「サトシの家となると、たくさんのポケモン達が居ますよね！　はぁ〜〜ワクワクしちゃいます！！」

シロン（コイツはサトシか）


ｱﾚｪ ﾄﾞｯﾁﾃﾞｼﾀｯｹ　ｺｰｰｰｰﾝｯ!!　ｱｯ ﾄﾞﾓ


リーリエ「はぁっ……やっと着きました！　シロンありがとう……」

　ﾃﾃｰﾝ!!

リーリエ「サトシの家……」ﾀﾞﾗｰｯ

シロン「ｺﾝ……」ﾀﾞﾗｰｯ

バーネット「アローラ、リーリエちゃん！　来ないから心配してたのよー」

リーリエ「エヘ！　アローラ、バーネット博士」

シロン（まったくぅ……）

ほっこりしますな( ´_ゝ`)

マーマネ「畜生ッ……！」

トゲデマル「マッデュ……？」

マーマネ「とても……とても早く着いてしまったッ！」

トゲデマル「マッデュ〜♪」

マーマネ「信号待ちナシ！　思わぬ足止めナシ！　道にも迷わずサクサク行ける……」

マーマネ「ほぅらもう玄関だ」

マーマネ「はぁ……この戸を

　ｶﾞﾁｬｯ

マーマネ「ﾋｯ」

ホウ「ぷに！！」

スイ「もち！！」

　ｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱ…

ホウ「おーい」ﾁｮﾝﾁｮﾝ

スイ「しんでる？」

マーマネ「」

トゲデマル「マッデュ♪」

ホウ「とげ！！」

スイ「まる！！」

　ﾏｯﾃﾞｭｳｳｳｳｳｳｳｳｳｳ…

ホウ「おーい」ﾁｮﾝﾁｮﾝ

スイ「しんでる？」

トゲデマル「」

ホウ「らくがき！！」

スイ「しちゃお」ｷｭﾎﾟﾝ

　書き描き　フレンドタイム！


マーマネ「生ーきーてーるッ！！」ｶﾞﾊﾞｯ

ホウ「わあ！！」

スイ「生き返った！！」

マーマネ「死んでないよぉ！」

ホウ「そーいえばくじ引きでココん家になってうれしかった？」

マーマネ「……唐突だね（本気で嫌だったとか言えない）」

スイ「てれてる？」

マーマネ「ココで照れられたらどんなに良かったか」ﾊｧｯ

ホウ「えっ？」

スイ「まさか？」

ホウ「まさかの？」

スイ「ﾋｭｰﾋｭｰﾋｭｰﾋｭｰ！」

マーマネ「そーゆー意味じゃないッ！！　///」

ホウ「かお赤いよ？　ねつ？」

マーマネ「だあああっ！！」ﾌﾞﾝﾌﾝﾌﾞﾝ

スイ「アンタにゃ姉貴は高値の花だよ」

マーマネ「むきぃぃぃっ！！」

　ｻﾞｯ

スイレンママ「ちょっと！　マーマネくんが困るようなことしてないでしょうねぇ」

ホウ「ママだー！！」ﾀﾞｯ

スイ「にげろー！！」ﾀﾞｯ

　ﾜｰｯ……

スイレンママ「ごめんねマーマネくん、初っぱなから迷惑かけちゃって」

マーマネ「あっ、いえいえ……」

支援

スイレン「うーん……ホウとスイ、やらかしてないかな」

アシマリ「ｱｳ……」

スイレン「やらかさないワケが無い」

アシマリ「……」ｺｸﾘ

スイレン「……マーマネん家といえばマラサダと機械だね」

アシマリ「ｱｳ！！」

スイレン「うん、マラサダおいしい」ｸﾞｩｩｰ

アシマリ「！！」

スイレン「！！」

アシマリ「………」

スイレン「……///」

スイレン「わたし……スッパサダが好き」

アシマリ「………」

スイレン「なんで苦笑いのまま……」

アシマリ「………」

スイレン「もぉぉーッ！　せっかく話変えたのにっ！///」

アシマリ「ｱｳ♪」

スイレン「……あっ」

アシマリ「！！」

スイレン「マーマネん家！」ﾀﾀｯ

アシマリ「ｱｳｰ♪」ﾊﾟﾀｯ

マーマネママ「あら、スイレンちゃん！」

スイレン「あ、アローラ！」

アシマリ「ｱｳｰｳ♪」

マーマネママ「さ、入って入って♪　マラサダいっぱい揚がってるわよ〜」

スイレン「！！」ｸﾞｩｩｰ

アシマリ「ｗｗｗ」

マーマネママ「あらま」

スイレン「〜〜〜っ///」

マーマネママ「大丈夫よ！　マーマネも食べ切れないほど揚がってるから」

スイレン「あ……///」

スイレン「あざます……」

アシマリ「ｱｳ」ｸｽｸｽ

好きな組み合わせだ、支援

支援

カキ（ホシ……寂しくて泣いていないだろうか）

カキ（マオに迷惑掛けてないだろうな）

カキ（俺……お兄ちゃんの居ない所で変な男に声掛けられてしまっちゃー困る……ホシぃ……）

カキ（ちゃんと大きな声でアローラ！　できてるか……？）

カキ（あいつ泣くんじゃ）

カキ（ああああああ心配だああああああ）

カキ（マオにホシの保護者役が務まるか！？）

カキ（いーや俺のほうが適任だ！！）

ガラガラ「あの……」

カキ「お、ガラガラ。すまん、心配で……」

ガラガラ（こりゃあ重症だ……）

カキ「よーし！　アイナ食堂だな！」

――

ホシ『お兄ちゃん！　ホシ、お子さまランチ！』

――

カキ（無理だァ！！　俺が耐えられない！！）

カキ（あぁっ！！　しまったァ！　ホシの写真持って来とけばァ！）

マオパパ「あの……」

カキ「！！　……あ、すみません！　アローラ！」

マオパパ「……？？」

カキ「……？？」

マオパパ「………」

カキ「………」

マオパパ「じゃ、入って……」

カキ「ホシ、ｱｯﾏﾁｶﾞｴﾀ ﾎｼ!!　ﾁｶﾞｳｵｼ、あ、お邪魔します！」

ガラガラ（こりゃあ重症だ）

マオ「〜♪」ﾃｸﾃｸ

アママイコ「ｱﾏｲ!!」

マオ「ん？　あ、“あまいミツ”！　これ、隠し味にケッコー使えるのよねー！　瓶に入れ……」

マオ「瓶……」

マオ「しまったァ！　荷物減らそうと思って置いて来たんだ」ｶﾞｯｶﾘ

アママイコ「ｱｰﾏｲ……」

マオ「うーんショックぅ……カキのお母さんやホシちゃんに良いトコ見せたかったんだけど」

アママイコ「ｱﾏﾏ」ﾎﾟﾝｯ

マオ「うん……まあ大丈夫！　ミツなんか無くても良いトコ見せられるから」

アママイコ（自信満々だな）

マオ「それにしてもいいよねカキは……良いトコ見せたら褒めてくれる人が周りに３人も居てさ」

アママイコ「！！」

マオ「……お！　ここかな？　カキん家」

アママイコ「………」

マオ「牧場、勝手に入って良いのかな……？」

「マオちゃーんッ！！」

マオ「！！」

ホシ「久しぶり！！」ｷﾞｭｳｯ

マオ「ホシちゃん！　アローラ」

ホシ「いやぁ汗臭いお兄ちゃんが居なくなってせーせーした」

マオ（酷い言われようだなオイ……）

ククイ「よーし！　全ての家から連絡来た！　みんなそれぞれの家に着いたみたいだな」

ナリヤ（やっとかヨルノズク……）

ジェイムズ「サトシお坊っちゃまには客間に泊まって頂きます」ｶﾞﾁｬ

ロトム「ビビーッ！！　客間とは思えない豪華さロト！」

サトシ「ひぇぇ……」ｿﾞﾜﾜﾜ

ジェイムズ「では、12時になったらお呼びします。待っているだけではつまらないでしょうし、リーリエお嬢さまの本棚をご用意いたししました。お好きに読んでもらって結構です。ごゆっくりお楽しみください」ﾍﾟｺ

　ｽﾀ ｽﾀ ｽﾀ……

サトシ「シェフ……シェフ……？」ｺﾝﾗﾝ

ベベノム「ｷｷｨｰｯ！！」ｸﾙﾘﾝｸﾙﾘﾝ

ピカチュウ「ぴぴかちゅ……」ｱｾｱｾ

サトシ「やっぱすげぇなぁ……リーリエん家……」

ロトム「豪華すぎロトね〜」

サトシ「広ぇからいっぱい遊べるじゃん！！」

ロトム「」

サトシ「ベベノム、１回転！！」

ベベノム「ベベーッ♪」ｸﾙﾘｨﾝ

サトシ「やッ！」ｷｬｯﾁ

ベベノム「ベベーッベベーッ！！」ｷｬｯｷｬ

サトシ「ベベノム、カッコいいぞ！」

ロトム「………」ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ

　ｷｬｯｷｬｳﾌﾌｩ♪


ピカチュウ「………」ｲﾗｲﾗ

ピカチュウ「！！」ｺﾄﾝ

ピカチュウ「……？」

　『20％　〜絶対に叶わないとは言い切れない恋〜』

ピカチュウ「……ｗｗｗｗ」

サトシ「おっ！　本だな」

ピカチュウ「ｗｗｗｗｗｗｗｗ」←ツボってる

サトシ「『20％』……？」

ロトム「児童小説ロね」

サトシ「リーリエの本棚から出てきたのか？」

ピカチュウ「ぴか」ｺｸﾝ

サトシ「読んでみよーぜ！」ﾍﾟﾗ

―――

　わたし、ロコン。ポケモン小学校の６年生です。

　実はわたしね、同じクラスのニャビーくんに恋、してます。

　でも……、

　元気でカッコよくてバトルの強いニャビーくんは、地味で１人では何もできない、取り柄といえばちょっと物知りってくらいなわたしには高値の華なんです。

　わたしのクラスには、明るくて家庭的、すこーしおませさんですなぁ笑なアママイコ、それにかわいらしくて照れ屋なアシマリも居る。


　―― 一生、わたしの恋は叶わない。確定しているのです。

―――

サトシ「………」

ピカチュウ「………」

ベベノム「………」

ロトム「………」

サトシ「なにこれなんかオモシレー！！」

ピカチュウ「痛すぎるっピ！！」

ベベノム「ｗｗｗｗｗｗｗｗ」ﾍﾞｯﾀﾊﾞｯﾀ

ロトム（デジャヴ……？）

サトシ「うおーっ12巻まで揃ってる！」

ロトム「リーリエ、こういうのが趣味ロト……？」

サトシ「あ、付箋ついてる」ﾍﾟﾗ

ロトム「おっｗ」

―――

「わ、わたし……！」

気付いたら、声を振り絞っていました。

「あ……っ！」

――あなたのことが好き。

　その一言が、喉に引っ掛かって出て来ない。

　ニャビーくんの顔を見ると、きょとんとした顔でこちらを見ている。

　そう、せっかく20％に、友達なったのに、失敗したら――

「あ……っ、ありがとう。わたしを、助けてくれて」

―――

ピカチュウ「うわぁ……」

ベベノム「ｷｷ？」ﾍﾟﾍﾟ

ロトム「あ、付箋に何か書いてあるロト」


　『絶対に恐れてはいけません！わたくしは、必ず〃〃〃に言うのです！』


サトシ「……？」

ロトム「消し跡があるロね……まさかその中にはリーリエの好きなコの名前が……！！」

サトシ「ええッ！　誰だろーな」

ロトム「ボク、アローラ探偵ロトムの予想では―――」

　ｶﾞﾁｬ

ジェイムズ「お食事が出来上がりました。こちらへ……」

サトシ「あ、はい！！　やったー！！」ﾙﾝﾙﾙｰﾝ♪

ベベノム「ｷｷｨｰｯ♪」ｼｭﾊﾞﾊﾞﾊﾞ

ピカチュウ「ぴっかぁっ！！」ﾀﾀｯ

ロトム「………」ﾌﾜﾜｰﾝ

ベベノムでワロタ 支援

支援