【R-18】キノコと胞子と花

暗い暗い森の中。
そこはジメジメして、どんよりとしてて、居心地はとても良くない。一刻も早くここを出たいくらいだ。

しかし、そうもいかないのが現実という物で。

フォッコ「はぁ………はぁ……///」


ピカチュウ「………………」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁｯ

今現在の自分を占めているのは、怒り４割、困惑3割、そして欲望3割と言った所か。思わず電気袋が弾け飛びそうだ。理性のタガと同時に。

マシェード「ちょ、ちょっと待とう。まずはその電気を沈めて、話し合おうじゃないか」

このピンクの帽子に細い腕が付いた憎いキノコ、マシェード。このポケモンが本日の元凶だった。

ピカチュウ「――――落ち着く？ よくそんな事が言えますね」

マシェード「いやぁ、それ程でも」

ピカチュウ「………」ｱｲｱﾝﾃｰﾙ

マシェード「すみません、なんでもありません」

一体、何故こうなったか。
それを簡単に表すと、こうだ。


マシェードからの招待依頼が来る
↓
指定された森に入る
↓
ある程度進んだ所で唐突に胞子が降ってきた
↓
フォッコのみ避けきれずに浴びる
↓
発情した



……控えめに言って、ふざけてるとしか思えない。もし夢なら即刻覚めてほしい。だが、現実は時として非情なものだ。

ピカチュウ「……さて、まずはなんでこんな事をしたのかを教えてくれますか？」

そして始まる尋問タイム。答えによっては即刻、保安官送りだ。

マシェード「……花って本当に綺麗だよね。時として他の生き物の力を借りながら懸命に美しく、可愛らしく存在しようとしててさ………」

ピカチュウ「要約してもらえますか？」ﾊﾞﾁｯ

マシェード「君たちのコネクテッド(意味深)が見たかったので媚薬効果のある胞子を上からばら撒きました」

よし、保安官に送り付けよう。もちろん慈悲はない。

支援

所で、フォッコは大丈夫だろうか………


流石に、あのまま放置するのは可愛らしi、いや可哀想だ。
かといって、この場で始めるのも………

何故か体も熱くなってきたし。


………ちょっと待った。熱 く なっている？


マシェード「……ふふ、隙ありだよ」ﾎｳｼﾊﾞｻｧ

ピカチュウ「なっ………！？」ﾊﾟﾗﾊﾟﾗﾊﾟﾗ……

油断した結果、自分も盛られてしまったというのは何とも間抜けな話だ。自分の詰めの甘さを実感させられる。

それに加えて「後はごゆっくり〜♪」とか言いながら足早に去っていくキノコが一々癪に障る。
彼に今度会ったらお仕置きしようと、私は決意を固めた。

そして、ぐるぐると頭の中を邪な欲望がより強く熱を持って暴れつつあった。
それは自分の体にもはっきりと表れている。

具体的に言うと、洪水まで一歩手前だ。

フォッコ「ぴかちゅう………///」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

ｸﾞｯｼｮﾘ………

ピカチュウ「……………！」ｺﾞｸｯ
ﾄﾛｰ……

訂正。たった今、洪水が発生した。



この姿は誰かに見せていいものでは無い。何とか抑えろ。と、理性はそう叫んでいる。

だが欲望は、『彼女』だったら問題ないだろう、なんて囁いてきたから始末に負えない。
最終的には理性もその理論に同調してしまった。

早い話、欲望の圧勝だった。

うおぉぉ！支援！百合！

顔がほんのり赤く染まり、ふるふると小さな体を震わせている彼女。その姿は可愛らしくもあるがそれ以上に、何というか………そう、官能的だった。



フォッコ「あふぅ………///」ﾁﾗｯﾁﾗｯ


そんな期待している目でこちらを見つめられたら、理性が蒸発してしまいそうだ。否、もう蒸発していた。

ここが屋外だとかそんな些細な事はどうでもよかった。そもそも、添え膳食わねばなんとやらだ。自分は♀なのだが。

ｸﾁｭ……

フォッコ「ひうっ！？」ﾋﾞｸｯ

触っただけで分かる、この濡れ具合。触感で理解したと同時に、自分の劣情も大きく膨れ上がってきた。

今まで触ったり、見た事はあったが………


ピカチュウ「――――――」
ｼﾞｭﾙｼﾞｭﾙｯ

フォッコ「あ、あああっ！」ｶﾞｸｶﾞｸｯ

直接、味覚を使って味わったことはなかった。感想としては、無味無臭の筈なのに絶妙に甘酸っぱい様な気がした。正直、発情し過ぎるとかえって冷静な思考が出来るようになる、という事も分かった。

所詮、一周まわってという奴だろう。




ピカチュウ「……………さて」ﾏﾀｶﾞﾘ

フォッコ「………♡」ｿﾞｸｿﾞｸ


自分も、これ以上の歯止めが効かなくなってきた。いつもだったらもう少し堪能するのだが、今ではこのままでも達してしまいそうだった。……媚薬プレイ自体を初めて体験したが、中々癖になりそうで怖い。

早速、秘部同士がくっついている状態で擦り合わせる。

ﾇﾁｭｯ

ピカチュウ「〜〜ッ！？///」ﾋﾞｸﾝｯ

……その瞬間、今までより何倍も強い波が押し寄せる。その衝撃で耐性のある自分の体でさえ軽くイってしまった。

フォッコ「っ……♡ っっ………♡♡」ﾋﾞｸﾋﾞｸﾋﾞｸｯ

ﾌﾟｼｬｯ ﾌﾟｼｬｯｧｧ………

こっちは、がっつりと達してしまっていた様だった。トロンと蕩けた顔で自分を見ている彼女が、普段とはまた違った魅力を醸し出している。

当然この程度では、媚薬(効果のある胞子)はその効能が切れそうにない。

でも……………………



ピカチュウ「――――まだ、いけるよね？」ｷﾞｭｯ

フォッコ「う、うん…………♡」




彼女の可愛い姿を沢山見れるなら、それもいいのかもしれない。

この後、二匹は気を失うまで何度も何度も繰り返した挙句、ダンジョンから強制送還される事となる。

その直前に『せんたくだま』を使っていた為に、体中に付いていた愛液などは隠蔽出来ていた。

そして、今回の原因であるマシェードから例の胞子を奪い取り……勝ち取ってフルボッコにしたとかしてないとか。


〜完〜

乙！

乙！百合良い！

乙！

キノコ野郎読み失敗

後書き

うむむ……一日ではここまででしたか……(熱いうちに鉄を叩くタイプ)

酒オチの次は媚薬オチなんてサイテー！なんて言われても反論できません(白目)
ともあれ、短すぎましたがお付き合いくださりありがとうございました！！

>>20
いや！百合は正義！是非続きを！
もしくは新しく別のを...！

上げ