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SS

【リリミヅSS】アローラチャンピオンの日常。

 ▼ 1 dX3IS9Elqo 18/05/17 12:49:58 ID:MM67hVCk [1/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


「ミヅキさん! ミヅキさん!」


ミヅキ「……んむぅ〜……」モゾモゾ


「起きてください! ミヅキさん!」


ミヅキ「んっ…………」


 パサッ


ミヅキ「……ふあぁぁぁ……」ノビーーッ

ミヅキ「むにゃむにゃ……おはよ、リーリエ……」
 ▼ 2 dX3IS9Elqo 18/05/17 12:55:25 ID:MM67hVCk [2/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

リーリエ「おはようございます、ミヅキさん」

リーリエ「そろそろ起きないと、今日は防衛戦の日でしょう?」

ミヅキ「うん……ありがと」


ミヅキ「………………ん」クイッ

リーリエ「……もう! ミヅキさんったら」クスッ


リーリエ「甘えん坊さんですね」スッ

 ▼ 3 dX3IS9Elqo 18/05/17 13:01:18 ID:MM67hVCk [3/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


 チュッ




ミヅキ「……………………んっ……///」


リーリエ「お目覚めのキス……」

リーリエ「目、覚めましたか?」

ミヅキ「…………うん///」

リーリエ「おりこうさんですね」ナデナデ

ミヅキ「えへへ///」


リーリエ「……さ、早く着替えて朝ご飯を食べないと、遅れてしまいますよ?」

ミヅキ「うん」
 ▼ 4 dX3IS9Elqo 18/05/17 13:31:48 ID:MM67hVCk [4/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


 私はミヅキ。アローラ地方、初代チャンピオン。


 彼女はリーリエ。私の……………………愛する人だ。


 私たちは、ここ――


 ――ウラウラ島に、二人で部屋を借りてそこで暮らしている。

 ▼ 5 ニドリル@マスターボール 18/05/17 13:33:15 ID:oLIvMhEM NGネーム登録 NGID登録 報告
支援だねえ
 ▼ 6 dX3IS9Elqo 18/05/17 13:42:27 ID:MM67hVCk [5/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


ミヅキ「――じゃ、いってくる。……今日は挑戦者が多いから、遅くなるかも」


 私はチャンピオンとして、挑戦者を迎える毎日。


 そして――


リーリエ「いってらっしゃい、ミヅキさん! じゃあ……ミヅキさんの好きなもの、たっくさん作ってお待ちしてますね!」ニコッ


 ――リーリエは、そんな私を支えてくれている。




 これはそんな私たちの、何気ない日常のお話……。

 ▼ 7 dX3IS9Elqo 18/05/17 13:50:06 ID:MM67hVCk [6/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

ミヅキ「ありがと。じゃ」

リーリエ「………あ、待ってください!」

ミヅキ「ん?」クルッ


 チュッ


ミヅキ「あっ…………///」


リーリエ「……はい。いってらっしゃいのキス……」

リーリエ「今日もがんばリーリエです!」

ミヅキ「うん……///」
 ▼ 8 dX3IS9Elqo 18/05/17 14:06:47 ID:MM67hVCk [7/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


 遡ること、およそ一ヶ月前。


 お母さんのルザミーネさんの治療のため、カントーへと旅に出ていたリーリエがアローラへと帰ってきた。


 ほどなくして――


『一緒に旅をしていた時から、ミヅキさんは私の憧れで、そして……』


『大好きな人でした!』


『だから、だから……』


『私と、私と付き合ってくださいッ!!』


 ――リーリエからの告白を受ける。


 そして――


『うん! 私も……ずっと、好きだった!』


『私でよければ……よろしくお願いします!』


 ――以前からリーリエに淡い思いを寄せていた私も、当然これを快諾。


 今に至るというわけだ。

 ▼ 9 dX3IS9Elqo 18/05/17 14:17:05 ID:MM67hVCk [8/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


 ――夜。


ミヅキ「ただいま〜……」ガチャッ


 パタパタパタッ……


リーリエ「おかえリーリエです! えへ!」

ミヅキ「うん、ただいま……」ヘトヘト

リーリエ「ミヅキさん、ずいぶんとお疲れのようですね……」

ミヅキ「今日の挑戦者、みんな強くて……」

リーリエ「それは大変でしたね」


リーリエ「………………そうです!」

ミヅキ「?」
 ▼ 10 dX3IS9Elqo 18/05/17 14:25:19 ID:MM67hVCk [9/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


 刹那、私の唇を絹の感触が包み込み、


 そして――


ミヅキ「ん、んんっ…………///」


リーリエ「んちゅ、んむ……」チュルチュル


 ――口内に、極上の甘味が広がる。


 その心地よさに、私の身に溜まった疲労が溶け出し……

 ▼ 11 dX3IS9Elqo 18/05/17 14:31:39 ID:MM67hVCk [10/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告




ミヅキ「……………………ふあぁ……///」


リーリエ「フフッ♪ ミヅキさん……どうですか?」

ミヅキ「う、うん。ありがと……」

ミヅキ「元気、出た……///」

リーリエ「えへ!」


リーリエ「……さ、お夕飯の前にお風呂にしましょう! お背中、お流ししますね」

ミヅキ「うん///」
 ▼ 12 メール@みどりのバンダナ 18/05/17 15:01:18 ID:QRC5QA9s NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 13 dX3IS9Elqo 18/05/17 15:33:31 ID:MM67hVCk [11/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


________
____
__
_


 ゴシゴシゴシ……


リーリエ「ミヅキさん……力加減、どうです? 痛くないですか?」

ミヅキ「……ん」

ミヅキ「うん……気持ちいい」


リーリエ「よかった……痛かったら言ってくださいね」

ミヅキ「うん」
 ▼ 14 dX3IS9Elqo 18/05/17 15:39:26 ID:MM67hVCk [12/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告




リーリエ「それにしても――」

ミヅキ「?」

リーリエ「ミヅキさんのお肌、きめ細かくてもちもち、すべすべ……」

リーリエ「とーっても綺麗ですね。……羨ましいです」

ミヅキ「ぅ……///」

ミヅキ「そ、そう……かな……」

リーリエ「はい!」

ミヅキ「///」
 ▼ 15 dX3IS9Elqo 18/05/17 15:47:07 ID:MM67hVCk [13/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

ミヅキ「私は……リーリエの方が、羨ま、しい……」

リーリエ「私が……ですか?」

ミヅキ「うん」


ミヅキ「……リーリエは美人で、背も高い、スラっとしてる。それに……スタイルも良い」

ミヅキ「私みたいな冴えないちんちくりんとは、大違い……」

リーリエ「…………」
 ▼ 16 dX3IS9Elqo 18/05/17 16:01:15 ID:MM67hVCk [14/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


リーリエ「…………ミーヅキさん♪」


ミヅキ「わひゃっ!!?///」


 ……背中を流してくれていたリーリエが、突然うしろから私を抱き締めた。


 "ほのおのからだ"みたいに、全身が熱い……


 自分の心臓が、まるで他の生き物みたいに脈打ってる。


ミヅキ「リーリエ……急に、どうした……の……?」
 ▼ 17 dX3IS9Elqo 18/05/17 16:14:30 ID:MM67hVCk [15/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

リーリエ「そんなことない……ミヅキさん、とーっても可愛らしいですよ……♪」


 リーリエが私の耳許で、そう囁いた……


 耳が蕩けそうになるほどの、艶かしい……甘い、囁き……。


ミヅキ「ひゃふ!!?///」


ミヅキ「そ…………そう……かな……?///」

リーリエ「ええ……もっとご自分に、自信を持たれてください……」

ミヅキ「うん……ありがと……///」
 ▼ 18 dX3IS9Elqo 18/05/17 16:23:58 ID:MM67hVCk [16/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


________
____
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_


リーリエ「――では、失礼しますね。ゆっくり温まってきてください」

ミヅキ「うん」


 パタンッ


ミヅキ「…………よいしょ」チャポン

ミヅキ「ふぅー……」
 ▼ 19 dX3IS9Elqo 18/05/17 16:45:31 ID:MM67hVCk [17/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


 湯船に肩まで身を沈め、一息ついた私。


 少し熱めのお湯……その熱さが、疲れた身体に染み渡る。


ミヅキ(気持ちいい……)


 そんな私の脳裏には――


『そんなことない……ミヅキさん、とーっても可愛らしいですよ……♪』


 ――先ほどのリーリエの言葉。


 その言葉が際限なくリピートされていた……。


ミヅキ(可愛、らしい……///)


ミヅキ「えへへ……///」


 ブクブクブク……

 ▼ 20 dX3IS9Elqo 18/05/17 16:52:07 ID:MM67hVCk [18/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


________
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_


ミヅキ「ふぅ…………さっぱり」


ミヅキ(髪を乾かしにいったい寝室にいこう)

 ▼ 21 dX3IS9Elqo 18/05/17 17:04:19 ID:MM67hVCk [19/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告



 ……寝間着に着替えた私は、寝室へと足を踏み入れる。


 そこには――


リーリエ「…………あ! ミヅキさん!」

リーリエ「お待ちしてました!」


 ――同じく寝間着に着替え、ベッドの縁に腰掛けて私を待つ、リーリエの姿が。


ミヅキ「リーリエ……待っててくれたの?」

リーリエ「ええ……」

リーリエ「湯冷めするといけません。手早く髪、乾かしてしまいましょう!」

リーリエ「……おいで?」


 そう言うとリーリエは、自分の膝を『ぽんっ、ぽんっ』――


 ――そう、軽く2回叩いた。


ミヅキ「う、うん……///」

 ▼ 22 dX3IS9Elqo 18/05/17 17:24:39 ID:MM67hVCk [20/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


 リーリエの膝の上に浅く腰掛ける私。


 その私の髪をドライヤーの温風、そしてゆっくり上下する櫛が優しく撫でる。


リーリエ「……風の温度、どうですか?」

ミヅキ「……ん」

ミヅキ「うん……丁度いい」


リーリエ「よかった……熱かったら言ってくださいね」

ミヅキ「うん」
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