【SS】 露天風呂のサプライズ

　マーマネ　「ねぇカキ、聞いた？　今年のサマーキャンプは、カントーのグレン島だって」

　カキ　「グレン島か。楽しみだな」

　マーマネ　「それでね、最終日にさ、温泉の露天風呂をスクールで貸し切ってくれるんだって」

　カキ　「ほぉ〜。温泉と言えば火山活動。これは期待できそうだな」

　マーマネ　「……ねぇ、女子たちの入浴シーン、見たいと思わない？」

　カキ　「……ふっ。俺も同じことを考えてたぜ」

　マーマネ　「作戦……、考えとくね」

　カキ　「サトシには内緒でな。あいつは曲がったことが嫌いだろうから、話すと止められそうだ」

　マーマネ　「分かってるよ。2人だけの秘密でね」

　カキ　「あぁ」

　　サトシ　（素早いポケモン……、ピカチュウ）

　　ﾋﾟｶﾁｭｳ　（絶対いかねーぞ）

　　サトシ　（じゃあ……、モクロー、君に決めた！）

　　ﾓｸﾛｰ　（もふ？）

　　サトシ　（モクロー。お前の素早さと、背後から音も無く忍び寄るスキルを活かして、マオたちのタオルを奪って来てくれ）

　　カキ　（頼む！　この作戦は、お前に掛かってると言っても良い！）

　　マーマネ　（成功したら、マラサダ好きなだけ食べさせてあげるから！）

　　ﾓｸﾛｰ　（乗った！）

　　ﾋﾟｶﾁｭｳ　（乗るなし）

　マオ　「でね、ぜんっぜん家事を手伝ってくれないパパに、アマージョ怒って、お股を思いっきり踏みつけちゃったんだ〜」

　スイレン　「痛そう……」

　マオ　「なぜか気持ち良さそうな顔してたけどね」

　リーリエ　「アマージョ、マオのこと想ってますもんね」

　スイレン　「うん。マオちゃんとアマージョの絆、しっかり感じる」



　　―　シュバッ！



　マオ　「……あれ？　いつの間にかタオルが無い？」

　スイレン　「風あるし、飛ばされちゃったのかな？」

　リーリエ　「困りましたね……」

　マオ　「いいじゃん別に。今は女子の貸切だし、バスタオルは脱衣所にあるし」

　スイレン　「そうそう」

　　カキ　（よしっ！　タオルが消えたことは不審がられてないぞ！）

　　マーマネ　（凄いよモクロー！　アローラに帰ったらマラサダ奢るからね！）

　　ﾓｸﾛｰ　（くろっ♪）


　　サトシ　（……へへっ）

　　カキ　（どうしたサトシ？）

　　サトシ　（いやさ、湯気はリザードン。照明はデンジムシ。タオルはモクロー。そして濁り湯はエンテイ。みんなの力が、一つになったな〜って）

　　マーマネ　（ポケモンたちの力で、困難を取り除く……、これって凄いことだよね）

　　カキ　（確かに。俺たち人間だけだったら、不可能なことだからな）

　　サトシ　（一人で出来ないことも、ポケモンが居ると、なんでも出来るって、なんか思うんだ）

　　カキ　（サトシ……）

　　サトシ　（みんなが居ると、なんでもできる！　これがポケモンパワーだ！）

　　マーマネ　（うん！）

　　エンテイ　＜……ふっ。こういったポケモンと人間の共存。悪くないな＞

　　カキ　（俺たちの友情とポケモンの絆……。やろうぜ！　不可能を可能にするんだ！）

　　サトシ　（あぁ！）


　　ﾋﾟｶﾁｭｳ　（名言の無駄遣いだよね。ぼくらポケモンをなんだと思ってるの？）

　　カキ　（ではエンテイ様、お願いします！）

　　エンテイ　＜うむ。　熱き大地よ、火山の鼓動よ、恵の温泉よ。マグマの内なる力よ奮い立て……、灼熱の息吹よ、ここに沸き放て……！＞

　　ﾋﾟｶﾁｭｳ　（格好良さそうなこと言ってるけど、覗きだからね。伝説それでいいの？）





　―　ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ……ｸﾞﾂｸﾞﾂｸﾞﾂｸﾞﾂ……



　マオ　「……ねぇ、なんだか熱くない？」

　スイレン　「うん。急に熱くなってきた」

　リーリエ　「源泉かけ流しの温泉らしいので、温度の変動があるのかもしれませんね」

　マオ　「ちょっと出る？」

　スイレン　「うん。このままじゃ のぼせちゃう」

カツラさん早く！

　　サトシ　（よし！　熱さは効いてるみたいだぞ）

　　カキ　（さぁ早く出るんだ！　そして裸を俺たちの目に……！）

　　マーマネ　（出ーろ！　出ーろ！　出ーろ！）





　スイレン　「ちょっと限界。風に当たろ」 ｻﾞﾊﾟｯ





　　マーマネ　（スイレンが出ーたぁぁぁぁぁ！）

　　カキ　（これが……女子の裸っ！）

　　サトシ　（なんか……、チ○コが無いだけでオレたちと あんま変わらないな。胸も膨らんでないし）

　　ﾋﾟｶﾁｭｳ　（それ絶対に本人の前で言わないでねデリカシー無いから）

　　カキ　（膨らんでない胸も良いだろ！　これからの伸びしろに希望が持てるだろ！）

　　マーマネ　（ぐふっ……。スイレンは普段から水着を見てるけど……、やっぱり裸って興奮するよ。スイレンのスク水画像を加工して裸っぽくしてた自分がバカみたいだ）

　　ﾋﾟｶﾁｭｳ　（おい問題発言きたぞ）

　　カキ　（にしても……スイレンの裸は そそられるな。幼児体型だからこそ感じる背徳感と言うか犯罪臭と言うか、この光景を見れていることに感謝っ）

　　ﾋﾟｶﾁｭｳ　（シスコンの性癖が ここで出るのか）

　マオ　「私も そろそろ無理っ！　あ〜夜風が気持ち良い〜」 ｻﾞﾊﾟｯ





　　マーマネ　（続いてマオーーーーーーーーー！）

　　カキ　（本命キターーーーーーーーーー！！！）

　　サトシ　（マオは女の子らしい体だな。胸も膨らんでるし、くびれも目立つし）

　　ﾋﾟｶﾁｭｳ　（サトシの温度差半端ない）

　　マーマネ　（うんうん！　やっぱり胸が大きい女子って良いよね！　えっちだよね！）

　　カキ　（クッ……！　幼児体型も良いが、やはりナイスバディも捨てがたい！　褐色の肌に豊満な胸、突起は薄ピンク！）

　　マーマネ　（あぁ……マオったら、足を開いて岩に座って……！）

　　カキ　（見える……見えるぞ！　俺たちに無い部分が！　何も無い……いや、その筋が！　その筋が俺たちの興味をそそる！）

　　マーマネ　（マオって掃除とかきちんとしてるじゃん？　世話焼きも良いじゃん？　しっかりしてるタイプじゃん？　でもガサツな面あるじゃん？　そのギャップが良いんだよねっ！）

　　カキ　（恥じらいを覚えてないと言うか、自然体に振る舞うからこそ裸も輝かしいってもんだ！　股を広げて……その神秘な世界を曝け出す様、最高だ）

　　マーマネ　（って言うかさ、マオって案外えっちかもね。サトシのパンツとかガン見してたし）

　　カキ　（あぁ、確かに。まだエロいことにウブな感じで、けど自身のボディは十分にエロティックで……この組み合わせ最高かよ！？）

　　サトシ　（へへっ。あの時は流石のオレも恥ずかしかったぜ）

　　ﾋﾟｶﾁｭｳ　（サトシの温度差やっぱ半端ない）

　リーリエ　「私も少し、涼ませて貰いますね」 ｻﾞﾊﾞｯ





　　マーマネ　（リィィィィィィリエエエエェェェェェェェェェェ！！！）

　　カキ　（Ｆｏｏｏｏｏｏｏｏｏｏｏｏｏｏｏｏｏｏｏｏｏｏｏ！！！）

　　マーマネ　（あっ……ぁぁっ、お嬢様なリーリエのっ……裸がっ……！）

　　カキ　（色白で、適度な くびれもあり、胸の膨らみは控えめで……！）

　　マーマネ　（ほら見てよ！　ちゃんと足を閉じて岩に座って……、割れ目は見えないけど！　見えないけど！　その仕草を取ってもすっごい良い！）

　　カキ　（育ちの良さが表れてるな！　行儀よく、姿勢よく、手は膝の上にで……、確かに筋は見えないが、胸は露わだ！　素晴らしい！）

　　マーマネ　（白い肌に、膨らみかけの頂上にピンクのアクセントっ！　ぁヤバっ、鼻血でてきた……） ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

　　カキ　（はははっ！　鼻血なんて漫画みたいな反応しやがって。マーマネはエロいなぁ！）

　　ﾋﾟｶﾁｭｳ　（お前もな）

　　マーマネ　（だだだだって！　普段ヒラヒラのワンピース着てるのに、ガードが固いからパンツすら見れないんだよ！　なのに今っ！　今っ……！）

　　カキ　（分かってる。ガードが固い真面目な子ほど、裸を見れた喜びは格別だな！）

　　サトシ　（こう見ると、リーリエは日焼けの跡とか無いし、肌の手入れとか気を付けてるんだろうな〜）

　　ﾋﾟｶﾁｭｳ　（サトシの冷静さパネェ）

　マオ　「温泉の熱さと夜風の心地良さ……」

　スイレン　「絶妙なバランス……」

　リーリエ　「気持ち良いですね……」

　マオ　「う〜〜〜ん！　温泉最高っ！」

　スイレン　「さいこー！」

　リーリエ　「ふふっ」





　　カキ　（“温泉最高”で揺れるマオの乳……、こっちの方が最高だ）

　　マーマネ　（揺れる胸が無いスイレンが気の毒だね）


　　エンテイ　＜生まれた姿で湯あみを楽しむ女子たち……。温泉を司る者として、喜ばしいことだ＞

　　ﾋﾟｶﾁｭｳ　（って言うかエンテイも見たかったんだよね。みんなの裸を見たかったんだよね）

　　エンテイ　＜……ふっ＞

　　ﾋﾟｶﾁｭｳ　（いやカッコつけなくていいよ。協力してる時点でバレバレだからね）

　スイレン　「アシマリも一緒に来れば良かったかも」

　リーリエ　「そうですね。私もシロンと一緒に来たかったです」

　マオ　「でも、氷タイプのシロンに温泉はキツくない？　ここは特に熱いし」

　リーリエ　「やはり そうでしょうか」

　マオ　「うん。“こなゆき”で温度を下げる役割は果たせたかもしれないけど」

　スイレン　「マオちゃんのアマージョも、温泉ダメじゃない？」

　マオ　「うん。多分、キャベツの湯煎みたいに シナっちゃうかな〜？」

　スイレン　「あははっ」

　リーリエ　「ふふっ」





　　マーマネ　（あぁ……、裸で交わされる女子トーク、良い……） ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

　　エンテイ　＜無防備で全てを曝け出す女子の姿、なんと美しい……＞

　　ﾋﾟｶﾁｭｳ　（本性 出しやがったな）

　　カキ　（俺は猛烈に感動している。そして満足している。普段から顔を合わせる親しい友人の裸を見れて。一糸纏わぬ美しい姿を見れて）

　　マーマネ　（うぅ……、これから顔を合わすたびに、裸を想像しちゃうよぉ）

　　カキ　（俺もだぜ、マーマネ。この光景、とくと脳裏に焼き付けておこう）

　マオ　「じゃあ……、そろそろ出る？」

　スイレン　「うん。温泉の熱さ、戻らないし」

　リーリエ　「そうですね。こんなに素晴らしい温泉です。サトシたちにも堪能して貰わないと」

　マオ　「そうだね。あー気持ち良かったー」





　　マーマネ　（上がるみたいだね）

　　カキ　（俺たちも そろそろ時間だな）

　　エンテイ　＜良いモノを見せて貰った。これで当分は困らないな＞

　　ﾋﾟｶﾁｭｳ　（ナニに困らないって言うんだよ）

　　サトシ　（おっ、そろそろなのか？）

　　マーマネ　（うん。女子たち上がるみたいだし、この辺で……）

　　サトシ　（じゃあ行こうぜ！）

　　マーマネ　（行く？）

　　カキ　（まぁ待て。あんまり急いで戻ると物音が……）

　　サトシ　（物音なんて関係ないだろ？　ほら行くぜ！） ｶﾞｻｯ！

　　マーマネ　（えっ……）

　　カキ　（おいサトシ！？）

サトシは立ち上がると、茂みから飛び出し、隠れる素振りも無く、露天風呂の岩の上に飛び乗った。


そして……。





　サトシ　「アローラサプラーイズ！」



　マオ　「えっ！？」

　スイレン　「！？」

　リーリエ　「サトシっ！？」





　　マーマネ　（ええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ！？）

　　カキ　（おいいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ！？）

　　エンテイ　＜なにしとんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！？＞

支援

　サトシ　「いやぁ、やっとアローラサプライズのお返し出来たぜ。覚えてるだろ？　オレがスクールに入った時、みんながアローラサプライズしてくれたこと」


　マオ　「」

　スイレン　「」

　リーリエ　「」


　サトシ　「けど、アローラの皆が裸を見られても気にしないなんて、オレぜんぜん知らなかったぜ！」


　マオ　「やだっ……、サトシっ……///」

　スイレン　「ぁっ……ぁぁっ……///」

　リーリエ　「っ……///」





　　カキ　（あのバカぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！）

　　マーマネ　（迂闊だった……。アローラサプライズを例に出したばっかりに……！）

　　ﾋﾟｶﾁｭｳ　（それがサトシです）

　　カキ　（とにかく！　裸を見たってバレたらタダじゃ済まないぞ！）

　　エンテイ　＜案ずるな。我々が覗いていたことは まだバレていない。全ての罪をサトシに擦り付けて、我々は撤収しよう＞

　　ﾋﾟｶﾁｭｳ　（おい それ酷くない？）

　　マーマネ　（うん！　サトシには悪いけど、早く逆方向に逃げて……）

　サトシ　「おーい！　カキとマーマネも出て来いよー！　アローラサプライズの〆は全員だろー！？」




　　マーマネ　（ぎゃああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！？）

　　カキ　（喋るなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！）

　　マーマネ　（マズいマズいマズいよ！！！）

　　カキ　（そうだ！　エンテイ様！　ここは貴方の伝説の力でこの場を穏便に……）



　　エンテイ　＜私の存在が幻である事を願う。それが、この星にとって幸せなことなら！＞ ｼｭﾊﾞﾊﾞｯ！



　　マーマネ　（逃げたぁぁぁぁぁぁぁぁ！？　なんか凄い難しいこと言って俊敏に逃げ去ったぁぁぁぁぁぁ！？）

　　カキ　（エンテイ様ぁぁぁぁぁぁぁぁ！？）

　　ﾋﾟｶﾁｭｳ　（おい今の台詞ダメだろ。それエンテイの台詞じゃねーだろ）

　リーリエ　「きゃあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ！！！」

　マオ　「エッチ！　変態っ！　見ないで！　あっち向いて！」

　スイレン　「サトシのバカバカバカァァァァァァァァ！！！」


　サトシ　「えっ！？　おい待ってくれよ！　そんな悲鳴上げるようなことじゃ……」


　　―　ツルッ


　サトシ　「あっ」


　　―　ザッパァァァァァァァァン



　　　マーマネ　「脱衣小屋に逃げてく女子たちを追おうとしてサトシが温泉に落ちた！？」

　　　カキ　「って言うか今あの温泉って」



　サトシ　「ギャァァァァァァァ！！！　アツゥゥゥゥゥゥゥゥゥイ！？！？！？」



　　カキマーマネ　「サトシぃぃぃぃぃぃぃぃぃ！？」

　　ﾋﾟｶﾁｭｳ　（いや確かにアツいSSだけどさぁ……）

15分後。



　マオ　「……なるほど。じゃあサトシは、“アローラサプライズ”のつもりで、私たちの お風呂を覗いてたんだ」

　サトシ　「はい」

　リーリエ　「ぅぅっ……ｸﾞｽｯ、もう お嫁に行けません……」

　スイレン　「見られた……。裸、見られた……」



　　ﾆｬﾋｰﾄ　（何があったん？）

　　ﾋﾟｶﾁｭｳ　（サトシがカキとマーマネに騙されて女子たちの風呂を覗いた）

　　ﾙｶﾞﾙｶﾞﾝ　（それアカンやつだね）

　　ﾓｸﾛｰ　（もくも協力したんだよ。えっへん！）

　　ﾋﾟｶﾁｭｳ　（誇れないから。同罪だから）

　サトシ　「ごめん3人とも。オレ、“アローラの人は裸を見られても気にしない”って聞いたから、問題ないと思って……」

　マオ　「まぁ、悪いのはカキとマーマネだけどさ……」


　　カキ　「」 ← シロンの粉雪で氷漬け

　　マーマネ　「」 ← シロンの粉雪で氷漬け


　マオ　「……だけどさ。“女の子の お風呂を覗くのが問題ない”って、普通おかしいと思わない！？」

　サトシ　「まさか嘘だったとは……」

　リーリエ　「サトシは他人のこと――、特にクラスメートであるカキとマーマネのことを信頼しているんですよ。騙されているとは思わないはずです」

　スイレン　「むしろ、カキとマーマネ酷い。サトシに嘘つくなんて」

　リーリエ　「そうですよ。サトシは被害者と言えます」

　スイレン　「カキとマーマネ、このまま海に沈めちゃう？」



　　ﾆｬﾋｰﾄ　（ヤクザかよ）

　　ﾙｶﾞﾙｶﾞﾝ　（スイレンって たまに怖いよね）

　　ﾋﾟｶﾁｭｳ　（敵にしちゃダメなタイプだね）

　マオ　「……はぁ。サトシが覗きをするなんて、確かに思わないよ。サトシは そんな性格じゃないもんね」

　スイレン　「うん。サトシは女の子より、ポケモンが好き……」

　リーリエ　「これまでのスクールライフで、サトシは良い人だって、みんな知ってますもんね」


　サトシ　「マオ、スイレン、リーリエ。本当に ごめんな。騙されたとは言え、みんなに恥ずかしい思いさせちまって」

　マオ　「もういいよ。ちゃんと謝ってくれたんだし」

　スイレン　「サトシなら、許してあげる」

　リーリエ　「はい。裸を見られてしまった事実は変わりませんけど……///」

　スイレン　「っ……///」

　マオ　　「もぉ……///」


　サトシ　「うっ……、そんな顔されて、オレどうすればいいんだよぉ……」

　　ﾋﾟｶﾁｭｳ　（知り合いに裸を見られたんだよ。女子にとっては、死ぬほど恥ずかしいに決まってるよ）

　　ﾆｬﾋｰﾄ　（って言うかマジでサトシは騙されて覗いたの？　本当に？）

　　ﾙｶﾞﾙｶﾞﾝ　（ふつう気付かない？　騙されたフリして覗きを楽しんでたんじゃ……）

　　ﾋﾟｶﾁｭｳ　（ふざけてんのかドラ猫と駄犬。サトシは純粋なトレーナーなんだよ。サトシを疑おうって言うなら容赦しねーぞ）

　　ﾆｬﾋｰﾄ　（すいませんピカチュウ先輩）

　　ﾙｶﾞﾙｶﾞﾝ　（軽率な発言でした。今後は慎みます）

　　ﾓｸﾛｰ　（もく、サトシ大好き！　サトシは良い人！　自分から悪いことするタイプじゃないよー）

　　ﾋﾟｶﾁｭｳ　（そうだよねモクロー。サトシの素敵さは、僕たちが一番分かってるもんねー）

　　ﾓｸﾛｰ　（うん！）

　　ﾙｶﾞﾙｶﾞﾝ　（……疑った自分がバカだったよ。考えてみれば、サトシを信頼してるから、こうして一緒に居て、進化まで出来たって言うのに）

　　ﾆｬﾋｰﾄ　（そうだな。サトシに ついて行こうって思ったのは、サトシなら信じても良いって思えたから。それなのに疑うなんて、どうかしてたぜ）

　　ﾓｸﾛｰ　（目がさめね、みんな！）

　　ﾋﾟｶﾁｭｳ　（確かにサトシは鈍感で、女の子の気持ちとか全然分からない、ちょっとデリカシー無いところもあるけどさ。でも、誰かのために全力で頑張る、すっごい良い人なんだよ）

　　ﾓｸﾛｰ　（もふぅ。サトシなら、いまこの気まずい状況も、上手く乗り越えられるよね？）

　　ﾋﾟｶﾁｭｳ　（勿論！　ずっと一緒に過ごして来た僕が保証する。見ててごらんよ。恥ずかしがってる女子たちを前に、サトシならきっと、爽やかな笑顔で最適なフォローを……）

　サトシ　「け……けどさ！　マオは胸がデカかったし、褐色のわりに乳首はピンクで綺麗だったって言うか、女の子らしい身体つきだったぜ！」

　マオ　「ふぇっ！？」

　サトシ　「スイレンはそのっ、小さくて可愛いって言うか、確かに胸の膨らみとかはアレだけどさ、今後に期待、成長が楽しみだな！」

　スイレン　「ぁっ」

　サトシ　「リーリエは やっぱ、肌がすげぇ綺麗だったぜ。羽目を外しがちな露天風呂の中でも姿勢は ちゃんとしてたし、育ちの良さ？ みたいなのを感じられたぜ！」

　リーリエ　「ちょっ……」



　　ﾋﾟｶﾁｭｳ　（oh……）



　マオ　「っ……エッチィィィィィィィィィ！！！」

　スイレン　「バカァァァァァ！　サトシのバカ！　バカバカバカァァァァァァァァァ！！！」

　リーリエ　「そんなっ……酷いです！　酷すぎます！　ｸﾞｽｯ……うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁん！！！」



　　ﾙｶﾞﾙｶﾞﾝ　（デリカシーの無さ！　ちょっとどころじゃねぇ！）

　　ﾆｬﾋｰﾄ　（わざわざ裸の感想を言う奴あるかぁぁぁぁぁ！？　失望のニトロチャージィィィィィ！） ﾁｭﾄﾞｰﾝ



　サトシ　「えっ……アチィィィィィィィィィィィィィィィィィ！？」





　　ﾓｸﾛｰ　（良い子のみんな、女の子の お風呂を覗いちゃダメもふよ？）

　　ﾋﾟｶﾁｭｳ　（アツイぜサトシ）




　　　―――　完　―――

ひでぇオチだ。



当作品は、夏のＳＳ企画に参加しています。
【http://pokemonbbs.com/sp/poke/read.cgi?no=860029】



このあと、ポケモン屋敷で肝試しする予定でしたが（そのためのグレン舞台）、上記企画に内容を合致させるため、これにて完結となります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

乙

乙！　サプライズと評して覗き行ってくる！

ピカ様何でそんなに冷静なんすかね

サトシたちが覗かれる逆バージョンも見てみたい

乙
おもしろかった

もう終わっていたのか

乙
なかなかよかった

乙

って言うかエンテイのセリフってルギア爆誕のやつか
ポケモンパワーもそうだし、イッチ小ネタ挟むの上手いな

エンテイってルギア爆誕に出てったっけ

よかったまだ聞いてなかった
読んでなかったから

乙

ポケモンどうしで会話か

乙

乙

覗きの大作

このスレ定期上げしてる奴誰だよ
終わったSSだぞこれ