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SS

【SS】??「おぉ…素晴らしい出来ではないか!」

 ▼ 1 ロカロス@バグメモリ 16/12/07 23:38:47 ID:va6p1572 [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
とある研究所のカプセルを見た一人の男が感激の声を漏らした。

研究員「はい、この私目が今まで発明した作品の中でも最高傑作でございます!」

??「遂にあの島民共を葬ることができる!私の素晴らしい思想に従わない愚かなアローラの島民たちを!」

研究員「ブラッド公がアローラの守り神を基にしたポケモンのロボット製作をご希望されたときは不安で心がはちきれそうでしたが、何とかここまで作り上げることができましたぞ!」

カプセルの中にあるのはアローラの守り神達に似たロボット。しかし精巧に作られており、パッと見ただけではロボットとはわからない…そんな出来の良さだった。

ブラッド公「起動が楽しみだ…アローラの島民がこのロボットに、私にひれ伏すさまを想像すると…!」

バタンッ!
突如乱暴にドアを開ける音がした。
 ▼ 2 ◆/qIi/n6GLc 16/12/07 23:46:30 ID:va6p1572 [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ブラッド公「ほう…ゼノ、こんなところまで何の用だ?」

ゼノ「悪いがこのロボットは破壊させてもらう!アローラ地方を脅かすのはこの俺が許さない!」

研究員「何じゃと!?私目の最高傑作ともいうべき発明品を破壊するなど…!」

ゼノ「行けッ!ウルガモス!」

ウルガモス「ウルーッ!」

ブラッド公「私に逆らうつもりか…行け、サザンドラ!」

サザンドラ「ドラァッ!」
 ▼ 3 ◆/qIi/n6GLc 16/12/07 23:52:03 ID:va6p1572 [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゼノ「神を造るなんて…そんな事をして良い訳がない!ウルガモス!虫のさざめき!」

ウルガモス「ウルルーッ!」ビビビビッ

ブラッド公「悪の波導で迎え撃て!」

サザンドラ「ドラーッ!」ブワッ

虫のさざめきと悪の波導がぶつかり合い、爆発して煙が上がる。

研究員「や、やめろ!私目の作品に支障が出たらどうしてくれる!」

ブラッド公「小癪な真似を…。」

煙が上がるとウルガモスの姿がなくなっていた。

ブラッド公「ウルガモスはどこへ…はっ!」

ブラッド公が後ろを向くとカプセルに技を撃ち込もうとするウルガモスの姿があった。
 ▼ 4 ◆/qIi/n6GLc 16/12/07 23:58:19 ID:va6p1572 [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゼノ「まんまと罠にかかってくれたな!さっきの虫のさざめきは囮だ!」

ゼノの腕のZリングが輝き、更に彼は不思議なポーズをとっている。

研究員「あの構え…まさかっ!」

ゼノ「そう、炎のZ技さ!行くぞウルガモス!」

ブラッド公「や、やめろ!」

ゼノ「研究所もろともあのカプセルの中身ごとを破壊するんだ!ダイナミック…フルフレイムッ!」

ウルガモス「ウルァァァァァッ!」ブワァッ

ウルガモスのダイナミックフルフレイムであっという間に研究所は火の海となった。
 ▼ 5 ◆/qIi/n6GLc 16/12/08 00:15:36 ID:p22rt87w [1/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
研究員「あああ…私目の研究所が…作品がぁ…。」

ブラッド公「クソっ!脱出しなくては!覚えていろ、ゼノ!」

研究員を引っ張り、素早く研究所を出るブラッド公。付近にゼノとウルガモスの姿はなかった。すでに脱出したようだ。
そして燃え盛るカプセルの中、例のポケモンロボットが目をゆっくりと開いた。どうやら壊れてはいないようだった。
研究員とブラッド公が脱出した直後に研究所は大爆発を起こし、焦げた瓦礫の山となった。
ブラッド公と研究員が研究所跡地を離れたのち、ゼノは捜索を始めた。

ゼノ「例のカプセルがあったのはこの辺りだったが…。」

カプセルのあった付近を探索するうち、彼はあることに気が付いた。
 ▼ 6 ◆/qIi/n6GLc 16/12/08 00:46:35 ID:p22rt87w [2/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゼノ「おかしい、いくら探してもあのロボットの破片らしきものが見つからない!もし破壊したならあのロボットの壊れたパーツが確認できるはずだ…まさか!」

研究所は海の近くに立っていた。それを見たゼノは不安に駆られる。

ゼノ「海に落ちたんじゃ…この付近は潮の流れの関係でアローラ地方に流れ着くことがほとんど…まずい、最悪のシナリオが現実になりそうだ、一刻も早くアローラ地方に!ウルガモス!」

ウルガモス「モ、モス…。」

ゼノ「どうした?まさか燃やしきれなかったことに責任を持ってるのか?」

ウルガモス「モス。」

どうやら主人であるゼノの目的を達成することができなくて落ち込んでいるようだった。

ゼノ「気にするなって!失敗は成功の基だし、いつまでも引きずってたら駄目だ!次がんばればいいじゃないか!それよりも早くアローラ地方に行かないと!」

ウルガモス「ウル!」

ゼノは研究所跡地を去り、アローラ地方へと向かうのだった。
 ▼ 7 ◆/qIi/n6GLc 16/12/08 20:19:27 ID:p22rt87w [3/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ここはメレメレ島のとある海岸。
その海岸沿いを走る一人の少年とピカチュウと機械ががいた。

サトシ「ヤバイヤバイ!寝坊だ―!」

ピカチュウ「ピーカチュー!」

ロトム図鑑「あんなに遅い時間までバトルの練習してるからロト!」

寝坊をしてしまいポケモンスクールへ走っていく最中、海岸で見慣れないものが打ち上げられているのを見つけた。

サトシ「ん?なんか海岸に打ち上げられてる。」

ピカチュウ「ピカピ?」

ロトム図鑑「ちょっと待つロト!」
 ▼ 8 ◆/qIi/n6GLc 16/12/08 20:26:22 ID:p22rt87w [4/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ達が海岸で見たのはどうやらポケモンのようだった。

サトシ「おい、大丈夫か!?」

ロトム図鑑「生きてはいるみたいロトね…。」

サトシ「早くポケモンセンターに連れて行かないと!」

ピカチュウ「ピカチュ!」

ロトム図鑑(学校は…と言いたいけど、傷ついたポケモン見つけたらポケモンセンターへ行くべきロトね!)

サトシ達はそのポケモンを抱えて一目散にポケモンセンターへと向かった。
 ▼ 9 アル@パークボール 16/12/08 20:33:13 ID:aSQS8igg NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 10 ◆/qIi/n6GLc 16/12/08 20:34:29 ID:p22rt87w [5/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ここはポケモンセンターサトシ達は治療室で助けたポケモンが治療されているのを見ていた。

サトシ「あの時はポケモンセンターに連れて行くのに夢中で考えてなかったけど、あのポケモンは何なんだろ?」

ロトム図鑑「うーん、わからないロト。」

ピカチュウ「ピーカチュー。」

サトシ「でも、アローラに来たばかりの頃にあったカプ・コケコにはちょっと似てる気がするんだよね…あっ、ランプが消えてる!」

そう話している間にいつの間にか治療中のランプが消えていた。サトシ達は治療室の中に入った。

サトシ「ジョーイさん!」

ジョーイ「このポケモンはすっかり元気になったわ!」

サトシ「よかったな!元気になって!」

ピカチュウ「ピカ―!」
 ▼ 11 ◆/qIi/n6GLc 16/12/08 20:39:52 ID:p22rt87w [6/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
謎のポケモンは無言でサトシ達を見つめていた。
サトシはジョーイさんに聞いてみた。

サトシ「そうだジョーイさん、このポケモンは何なんですか?」

ジョーイ「こんなポケモンは私も見たことがないわ…。」

ロトム図鑑「もしや…新種のポケモンロトか!?」

サトシ「その可能性もあるかも!」

ジョーイ「後でククイ博士にでも聞いてみようかしら?」

サトシ「ククイ博士…?あっ、ポケモンスクール!急がないと!遅刻する!」

ピカチュウ「ピーカー!」

ロトム図鑑(もう間に合わないと思うロト…。)

サトシが治療室を立ち去ろうとしたとき、謎のポケモンがふわりと浮き上がってサトシに近づいてきた。
 ▼ 12 ◆/qIi/n6GLc 16/12/08 20:44:07 ID:p22rt87w [7/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「ん…?どうしたんだ?」

謎のポケモン「カ、カプ…。」

ジョーイ「もしかして、連れて行ってほしいんじゃない?不安なのかも。」

サトシ「よーし!じゃあ一緒に行こうぜ!」

ピカチュウ「ピカチュー!」

謎のポケモンはうなずいてサトシに背負われた。

サトシ「全速力だ!これならまだ間に合うかも!」

ピカチュウ「ピカー!」

ポケモンセンターを出たサトシは猛ダッシュでポケモンスクールへと向かっていった。
そしてその姿をこっそりと観察している2人と1匹…ロケット団だ。
 ▼ 13 ◆/qIi/n6GLc 16/12/08 20:48:19 ID:p22rt87w [8/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ムサシ「ちょっとちょっと!ジャリボーイが背負ってるピカチュウともう1体のポケモン!あれをサカキ様に差し出せば…!」

ニャース「サカキ様も大喜び間違いなしなのニャ!」

コジロウ「でも、あんなポケモン見たことないな。」

ムサシ「そんなの関係ないわよ!貴重ならサカキ様喜んでくれるわ!」

ニャース「早速、捕獲の準備をするのニャ!」

彼らはその場を後にした。
 ▼ 14 ◆/qIi/n6GLc 16/12/08 20:54:35 ID:p22rt87w [9/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
所変わってここはポケモンスクール。既にサトシ以外の生徒は着席している。

カキ「サトシの奴、また遅刻か。」

マオ「夜遅くまでバトルでもやってたんじゃない?」

マーマネ「サトシの事だからそうかもね。」

生徒たちが話しているうちにククイ博士がやってきた。

ククイ「おはようみんな!…あれ、サトシ君はまだ来てないのか?」

リーリエ「そうみたいです。欠席かな?」

サトシ「おはようございまーすっ!」

ピカチュウ「ピーカチューゥ!」

ククイ「おっ!ぎりぎりセーフだな!」

サトシ「はい、何とか…。」
 ▼ 15 ◆/qIi/n6GLc 16/12/08 21:16:00 ID:p22rt87w [10/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スイレン「あれ?サトシ、ピカチュウと一緒に肩に乗ってるそのポケモンは何?」

サトシ「俺も分からないんだ。こいつをポケモンセンターに運んでて遅くなったんだ。」

マオ「このポケモン何?見たことがないわ。」

マーマネ「僕も。」

カキ「こんなんポケモン、アローラにいたか…?」

サトシの肩に乗る見たことのないポケモンに生徒達は興味津々。
謎のポケモンはキョロキョロと辺りを見渡している。

サトシ「そうだ、リーリエはこのポケモン知ってるのか?」

リーリエ「うーん、見た目は前に見た守り神カプ・コケコに少し似てるところはありますが…図鑑に載っているのかな…。」

ククイ「これはまた珍しいポケモンを連れてきたものだね!前にやってきたカプ・コケコ
といい!さぁ、授業を始めるから席に戻って!」

生徒たちは全員席に着いた。
 ▼ 16 ◆/qIi/n6GLc 16/12/08 21:37:29 ID:p22rt87w [11/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
授業が終わり、昼食タイム。

マオ「そうだ!このポケモンに、僕達のポケモンを紹介しましょうよ!」

サトシ「いいなそれ!みんな、出てこい!」

サトシのボールからはモクローとニャビー、カキのボールからはバクガメスが出てきた。

モクロー「モクー!」

ニャビー「ニャー!」

アマカジ「カジ―!」

アシマリ「あしゃま!」

トゲデマル「マルマル!」

バクガメス「ガメース!」

謎のポケモン「…カプ。」

ポケモン達はそれぞれ謎のポケモンに挨拶した。
謎のポケモンは他のポケモンを見渡した後うなずいて鳴いた。
 ▼ 17 ◆/qIi/n6GLc 16/12/08 22:04:57 ID:p22rt87w [12/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カキ「そういえば…リーリエはどこへ行ったんだ?」

サトシ「ほんとだ、授業終わってから見てなかったな。」

するとリーリエが本を持って走って戻ってきた。

リーリエ「すみませーん!」

スイレン「あっ!リーリエ!」

マオ「どこ行ってたのよ!」

リーリエ「アローラの守り神についての本を探してたんです!」

サトシ「アローラの守り神ってカプ・コケコ達の事か?」

リーリエ「はい、あのポケモンと何か関係があるかもと思って…。」

そういうとリーリエは本を広げた。
 ▼ 18 ◆/qIi/n6GLc 16/12/08 22:26:03 ID:p22rt87w [13/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「なんか、アローラ守り神って4匹いるんだっけ?」

リーリエ「そうです。アーカラ島の守り神カプ・テテフ、ウラウラ島の守り神カプ・ブルル、ポニ島の守り神カプ・レヒレ、そしてここ、メレメレ島の守り神カプ・コケコの4匹です。」

サトシ「へぇ、他の3匹はこんな姿をしているんだ…確かに改めてみるとあのポケモンは守り神達にそっくりだな。」

カキ「で、何か分かったのか?」

リーリエ「アローラの守り神達の伝説も調べたんですが、どんなに探してもあの子の伝承や資料はありませんでした…。」

マーマネ「と、言うことはこのポケモンは本当に新種のポケモン…?」

マオ「サトシ!世紀の大発見じゃない!」

サトシ「うん!」

サトシは謎のポケモンに駆け寄った。

サトシ「なぁ!…あー、そういやお前名前なかったな。」

スイレン「確かに名前がないのは不便ですよね…。考えてあげないと。」
 ▼ 19 ◆/qIi/n6GLc 16/12/08 22:35:35 ID:p22rt87w [14/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
謎のポケモンの名前について色々考えるサトシ達。

スイレン「とりあえずアローラの守り神達に似てるから、『カプ・』までは確定でいいんじゃない?」

カキ「そうだな。さて、その下はどうするか…。」

サトシ「じゃあ、『カプ・サトシ』とかどうかな?」

マーマネ「なんでサトシの名前が入るのさ…。」

マオ「『カプ・リョリー』はどう?」

マーマネ「うーん、微妙だなー。」

スイレン「『カプ・アクア』とかは…。」

マーマネ「なんか雰囲気がカプ・レヒレに似てない?それ。カキは何か浮かんだのかい?」

カキ「…『カプ・ジェノス』とか…。」

マーマネ「何?そのどこかで聞いたような名前。」

サトシ達の出す名前にところどころ突っ込みを入れるマーマネ。
そんなマーマネを見たサトシはこう言った。
 ▼ 20 ◆/qIi/n6GLc 16/12/08 22:42:21 ID:p22rt87w [15/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「マーマネ、俺達の案に色々言ってるけどマーマネは何かいい名前浮かんだのか?」

マオ「そうよ、私達の案に突っ込んでばかりいないであなたも何か名前の案出してよ。」

マーマネ「えっ…あぁ…。」

少し考え込むマーマネ。それを見つめるサトシ達。

マーマネ「えーっと…『カプ・リアス』!これでどう?」

マーマネの名前案を聞いて、一同は一瞬微妙な雰囲気になった。

カキ「なんだ?そのガブリアスが新たにアローラの守り神になったかのような名前は。」

スイレン「流石にそれは『カプ・サトシ』よりもまずいんじゃあ…。」

サトシ「えー!?俺の案そんなに悪かったー!?」

そんな中、リーリエは一人本を読んでいた。それはアローラの守り神についての伝承だった。
 ▼ 21 ◆/qIi/n6GLc 16/12/08 22:55:28 ID:p22rt87w [16/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リーリエ「アローラの島民は島に災いが起こりそうになった時は必ずそれぞれの守り神にお祈りをしていた…。」

謎のポケモン「…カプ?」

リーリエ「ひぃあぁぁっ!」

いつの間にかリーリエの近くに謎のポケモンが来ていた。驚いて固まるリーリエ。その声を聞いたサトシ達はリーリエのもとに集まってきた。

マオ「リーリエ!大丈夫?」

リーリエ「は、はい何とか…。」

サトシ「リーリエはポケモンに触られるのは苦手なんだ…ごめんな。」

謎のポケモン「カプ…。」

謎のポケモンはリーリエにすまなそうなさそうな顔でペコリとお辞儀した。謝罪のつもりなのだろうか。

リーリエ「い、いえ…こちらこそすみません…。」
 ▼ 22 ◆/qIi/n6GLc 16/12/08 23:11:10 ID:p22rt87w [17/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スイレン「そうだ!リーリエ、この子の名前でいい案はない?」

リーリエ「え、名前…?」

マオ「中々いい案が浮かばなくてね…。」

リーリエ「うーん、そういわれても…。」

マーマネ「あれ、あのポケモンいつの間にか本読んでる。」

謎のポケモンは先ほどリーリエが読んでいたページを見つめていた。
サトシは駆け寄って様子を見た。

サトシ「『アローラの島民たちは災いが起こりそうになった時は必ずそれぞれの守り神にお祈りをしていた』…この文章が気になるのか?」

謎のポケモン「カプ。」

謎のポケモンが指差したのは『お祈り』という単語だった。
 ▼ 23 ◆/qIi/n6GLc 16/12/08 23:19:46 ID:p22rt87w [18/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「『お祈り』…。」

リーリエ「昔のアローラの島民は災いから救ってほしい時や豊作を願うときも、アローラの守り神にお祈りをしていたんです。」

カキ「そうだ…『祈り』という言葉が気になっているのだから、『祈り』に関する名前がいいんじゃないか?」

マオ「それいいかも!」

リーリエ「『お祈り』…ですか。そういえばカロス語では『Priere』と言われていますね。」

サトシ「『Priere』か。ん?プリエ―ル?…プリエ…そうだ!」

マーマネ「サトシ、どうしたの?」

サトシはいい案が思いつき、嬉しそうに答えた。
 ▼ 24 ◆/qIi/n6GLc 16/12/08 23:26:01 ID:p22rt87w [19/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「なぁ、こいつの名前『カプ・プリエ』なんてどうかな?」

リーリエ「『カプ・プリエ』…!」

カキ「いい名前じゃないか!」

謎のポケモン「カプ…!」

スイレン「このポケモンも嬉しそうですよ!」

サトシ「よーし!今日からお前の名前は『カプ・プリエ』だ!」

マオ「よかったね、カプ・プリエ!」

カプ・プリエ「カプ―!」

名前を付けてもらってカプ・プリエも嬉しそうに空中を飛び回った。すると、ククイ博士が部屋に入ってきた。

ククイ「おーい、もうすぐ午後の授業が始まるぞー!」

生徒一同「はーい!」

サトシ達は席に戻り、授業が始まった。
 ▼ 25 ◆/qIi/n6GLc 16/12/08 23:48:43 ID:p22rt87w [20/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
放課後…もう日は沈みかけていた。
ピカチュウ、ロトム図鑑、カプ・プリエと共に博士の研究所に帰る途中だった。

サトシ「『カプ・プリエ』…いい名前貰えてよかったな!リーリエには本当に感謝しないと!な、ピカチュウ!カプ・プリエ!」

ピカチュウ「ピーカ!」

カプ・プリエ「カプ―!」

ロトム図鑑「『カプ・プリエ』とは…随分と変わった名前ロトね。」

サトシ「アローラの守り神達の名前の最初の部分と、カロス語の『祈り』って単語から取ったんだ!こいつも気に入ってるしいいだろ?」

ロトム図鑑「本人が気に入ってるならそれでもいいロトね。」

サトシ達が楽しそうに話しながら帰っていると、突如上から機械の腕が伸びてきて、カプ・プリエを掴んだ。

カプ・プリエ「カプ!?」

ロトム図鑑「なんだロト!?」

サトシ「一体なんなんだ!?」
 ▼ 26 ンファン@ひかりごけ 16/12/09 00:38:28 ID:ua0pJpQ6 [1/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ムサシ「『一体何なんだ!』と聞かれたら!」

コジロウ「聞かせてあげよう、我らが名を!」

ムサシ「花顔柳腰、羞月閉花!儚きこの世に咲く一輪の悪の花、ムサシ!」

コジロウ「飛竜乗雲、英姿颯爽!切なきこの世に一矢報いる悪の使途、コジロウ!」

ニャース「一蓮托生、連帯責任、親しき仲にも小判輝く悪の星、ニャース!でニャース!」

ムサシ&コジロウ「ロケット団参上!」

ニャース「なのニャ!」

ソーナンス「ソーナンスッ!」
 ▼ 27 ラエッテ@きんりょくのハネ 16/12/09 00:46:15 ID:ua0pJpQ6 [2/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロトム図鑑「またあいつらロトか!本当に懲りないロトね!」

サトシ「ロケット団!カプ・プリエを放せ!」

ピカチュウ「ピーカー!」

ムサシ「この超貴重な新種ポケモンは私達が頂くわ!」

コジロウ「その方がこの新種ポケモンにとっても幸せだろう!」

ニャース「ほんじゃ、ばいニャらー!」

カプ・プリエ「カプ―ゥ!」

サトシ「待てー!ロケット団!」

飛び去ろうとするロケット団を追いかけるサトシ。
すると突然、気球の様子がおかしくなった。

ニャース「き、気球の様子がおかしいのニャ!」

コジロウ「えぇ!?浮かす前に何度もメンテナンスしたのに!?」

ムサシ「何やってんのよ!」
 ▼ 28 ッタ@カロスエンブレム 16/12/09 00:53:40 ID:ua0pJpQ6 [3/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロトム図鑑「気球が故障してるみたいロト!」

サトシ「なんだって!?カプ・プリエは大丈夫か!?」

ロトム図鑑「いや…カプ・プリエが狂わせてるみたいロト!ほらアレ!」

サトシ「えっ!?」

ピカチュウ「ピカ!?」

サトシとピカチュウはカプ・プリエを掴んでいるロボットの腕を見た。カプ・プリエが手を触れてる部分から電気が流れている。その電気がロボットアームを通じて気球ごと狂わせていたのだ。
そしてロボットの手が開いてカプ・プリエは落下。サトシはカプ・プリエを受け止めた。

サトシ「大丈夫だったか?カプ・プリエ!」

カプ・プリエ「カプ!」

ドカーン!
サトシがカプ・プリエを受け止めて間もなく気球は爆発。ロボットアーム落ちるロケット団をどこからともなく現れたキテルグマに受け止められて走り去っていく。

ロケット団「何この感じ〜!」
 ▼ 29 ◆/qIi/n6GLc 16/12/09 01:03:51 ID:ua0pJpQ6 [4/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>26
>>27
>>28

コテが抜けてますね…失礼しました。
 ▼ 30 ◆/qIi/n6GLc 16/12/09 01:08:07 ID:ua0pJpQ6 [5/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロケット団から無事カプ・プリエを守り抜いたサトシは、ククイ博士の研究所へと帰ってきた。

サトシ「ただいま、ククイ博士!」

ククイ「お帰り、サトシ君!おっ、やはりカプ・プリエも一緒だったか!」

ロトム図鑑「カプ・プリエはサトシに懐いたみたいロト!」

カプ・プリエ「カプ〜」

ククイ「それはよかった!実は新たに見つかったカプ・プリエについての研究を始めようと思っていてね!」

サトシ「カプ・プリエの?」

ククイ「少し前に島キングや島クイーンから話を聞いたんだが、誰もカプ・プリエの事は知らないと言っていたよ。カプ・プリエは完全に新種のポケモンみたいだ!」

サトシ「本当ですか!」

ククイ「だから少しずつデータを取っていかないとね。」

そんな会話を盗聴器で聞く一人の男がいた。ゼノだ。
 ▼ 31 ◆/qIi/n6GLc 16/12/09 01:21:06 ID:ua0pJpQ6 [6/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゼノ(やはりアローラに流れついていたか、急な仕事も入って来たこともあってすぐには
アローラ地方に行けなかったからな…仕方がない。早い所あのロボットを破壊しなければアローラ地方はブラッド公の手に落ちる危険性がある!しかしあのロボットはサトシをはじめ何人かと仲良くなりつつある。破壊すれば彼らはどんなに悲しむだろうか…。)

考え込むゼノ。任務と良心に苛まれているようだった。
しかし彼にじっくり考えられる程、時間に余裕はなかった。

ゼノ(…いや、アローラ地方がブラッド公の手に落ちて、多くのアローラの人々が奴隷のようになって苦しむくらいなら、数人くらい悲しもうとロボットを破壊して多くのアローラの人々を救えたほうがいいはずだ!)

ゼノは盗聴器の電源を切り、見つからないように家の壁に貼ってあったメモリーを回収してククイ博士の研究所を後にした。

ゼノはそう自分に言い聞かせて
 ▼ 32 ◆/qIi/n6GLc 16/12/09 01:28:33 ID:ua0pJpQ6 [7/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ブラッド公「なんと!あのロボットはまだ壊れてなかったのか!」

研究員「はい!レーダの情報からどうやらアローラ地方のメレメレ島にいるようです!」

ブラッド公「ふふ…勝利の女神はまだ私を見捨ててはいなかったようだな。」

研究員「うまいことアローラ地方にいることですから、ゼノよりも早くあの作品の回収を!」

ブラッド公「そうだな。どうやらあの場所は研究所、人間とかかわっているようだ。あいつらも利用させてもらうとするか。」

研究員「ククイ博士らを味方に引き込むのですかな?」

ブラッド公「そうだ、そうすればゼノも安易に手を出すことはできまい…。」

ブラッド公はいかにも悪そうな笑みを見せた。
 ▼ 33 ◆/qIi/n6GLc 16/12/09 20:58:03 ID:ua0pJpQ6 [8/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
翌日。眠っているサトシは何かに体を揺さぶられる感覚がした。

サトシ「んー…なんだよ…?」

カプ・プリエ「カプ―。」

サトシ「カプ・プリエ、起こしてくれたのか?今は…もうこんな時間!支度しないと!」

食事と着替えを素早く済ませ、研究所を出るサトシ。もちろんピカチュウとカプ・プリエも一緒だ。

サトシ「行ってきまーす!」

ピカチュウ「ピーカチュー!」

カプ・プリエ「カープ―!」

カプ・プリエが起こしてくれたこともあり、今日は遅刻せずに登校することができそうだった。
 ▼ 34 ルネロス@デボンボンベ 16/12/09 22:58:07 ID:Sji6Gdoc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 35 ◆/qIi/n6GLc 16/12/09 23:10:40 ID:ua0pJpQ6 [9/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「アローラ!」

マーマネ達「アローラ!」

マオ「今日は遅刻しなかったみたいね!」

サトシ「カプ・プリエが起こしてくれたんだ!」

カキ「サトシ…お前自力で起きるの苦手なのか?」

サトシ「そ、そんなんじゃないよ!」

そういってる間にククイ博士も教室へ入ってきた。

ククイ「みんあ、アローラ!」

生徒達「アローラ!」

ククイ「今日は、このメレメレ島で最も多くアローラの守り神の伝承が保管されているという博物館へ見学だ!」

リーリエ「博物館へ見学!」

勤勉なリーリエが目を光らせる。
 ▼ 36 ◆/qIi/n6GLc 16/12/09 23:21:35 ID:ua0pJpQ6 [10/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スイレン「リーリエは博物館とか大好きだもんね。」

リーリエ「ええ、多くの事を学べますから!」

ククイ「ちょうどそこへカプ・プリエを連れて行って話を聞こうと思ったんだが、せっかくだからみんなを連れて行こうと思ってね。ナッシーバスも今回は貸切ることができたよ!」

サトシ「やったぜ!」

マオ「博物館かー!昔の人の料理のレシピとかないかな?」

マーマネ「あるんじゃないの?」

生徒達はそれぞれの期待を膨らませながらナッシーバスへと乗り込んだ。
それを遠くからこっそり監視するゼノ。

ゼノ(あの方向は…メレメレ博物館へ向かうのか。恐らくあのロボットの手掛かりを探しに行くんだろう、こうしてはいられない!)
 ▼ 37 ◆/qIi/n6GLc 16/12/09 23:30:37 ID:ua0pJpQ6 [11/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
所変わってここはメレメレ博物館。
このメレメレ島では唯一の博物館であり、メレメレ島でなく、アローラの島の中でも特に多くアローラの伝承についての資料や貴重な展示物が保管されている。

サトシ「ここがメレメレ博物館か!大きな建物だなー!」

ピカチュウ「ピカチュ―!」

カプ・プリエ「カププー!」

リーリエ「このメレメレ博物館は実に100種類以上ものアローラの伝承やそれにまつわる資料などが置いてあるんです!カプ・プリエの伝承もここならあるかも…。」

ククイ「みんな、この人がメレメレ博物館館長のメレノさんだ!アローラ、メレノさん!」

メレノ「アローラ!お久しぶりですな、ククイ博士!生徒の皆さんもアローラ!」

生徒達「アローラ!」

ピカチュウ「ピカーチュ!」

アマカジ「カジ―ィ!」

アシマリ「あしゃーま!」

トゲデマル「デマール!」

カプ・プリエ「カプ―ゥ!」

生徒達が館長に挨拶したのち、ピカチュウ達も挨拶した。
 ▼ 38 ◆/qIi/n6GLc 16/12/09 23:35:11 ID:ua0pJpQ6 [12/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
メレノ「おぉ!これが例の『カプ・プリエ』とやらですか!」

ククイ「そう!ポケモンスクールの生徒であるサトシ君が発見したんです。」

サトシ「はい!」

メレノ「そうでしたか。確かに外見はアローラの守り神達に似ているところがありますなぁ。」

ククイ「アローラの守り神達と何か関係があるのではと思って、ここへ連れてきたのです。」

メレノ「なるほど…では皆さん、博物館の中へどうぞ。」

サトシ達はメレノ館長と共に、メレメレ博物館の中に入っていった。
 ▼ 39 ◆/qIi/n6GLc 16/12/09 23:47:30 ID:ua0pJpQ6 [13/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カキ「流石はメレメレ島で唯一の博物館、かなりの広さだ…。」

マオ「館長さん!古代の料理のレシピの展示はありますか?」

メレノ「ありますよ!後でお見せしましょう!」

マオ「やったー!」

そしてついたのは博物館でも特に多くの資料が置かれている図書室のような場所だった。

メレノ「皆さん、ここがアローラの伝承の保管場所です!」

リーリエ「凄い…こんなに沢山あったんですね!」

サトシ「カプ・プリエの伝承見つかるかな?」

メレノ「ここにアローラの伝承や資料を翻訳して本にしたものが保管されています。アローラの守り神や、アローラの島民たちの暮らし、アローラの成り立ちなど実に多数!そして、外は噴水付きの広い庭になっております。ポケモン達はここでリラックスさせられますよ!」

ククイ「では、しばらくの間自由行動!」
 ▼ 40 ◆/qIi/n6GLc 16/12/10 00:08:10 ID:yuQEvBGs [1/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
自由行動となり、生徒達はそれぞれが興味を持つ資料を探したり読んだりしていた。ポケモン達はカプ・プリエ以外は庭で遊んでいた。
サトシの方はリーリエ、カプ・プリエと共にアローラの守り神の伝承を読み漁り、リーリエはそれをノートに記録していた。

リーリエ「今の所分かったのは、『アローラの守り神達はかつて降り立った伝説のポケモンと引き分け、その伝説のポケモン達から未知なる力を与えられて従うようになった』ことと、『昔は島ごとの王の争いの旗頭になっていたが、Zパワーを使う争いは島を荒らす結果になったために人々の争いに手を貸さなくなった』…だけです、カプ・プリエに関する伝承は見当たらないですね…サトシさん?」

サトシ「あー、文章が長すぎてよく分からないな。」

リーリエ「サトシさん…こういうのは苦手ですものね…。」

カプ・プリエ「カプ。」

するとサトシのお腹がなった。サトシとリーリエは二人は時計を見るといつの間にか12時になっていたようだ。

サトシ「お腹すいたな、そろそろお昼だな!庭の方に行こうぜ、みんな待ってるだろうし!」

リーリエ「…そうですね!行きましょう!」

サトシとリーリエは庭の方にいると既に他の生徒たちが庭の方で昼食の準備をしていた。

スイレン「サトシー!リーリエ―!こっちこっち!」

サトシ「今行くぞー!リーリエ!早く行こうぜ!」

リーリエ「は、はい!」
 ▼ 41 レディア@かたいいし 16/12/10 06:51:12 ID:qgXHqNHU NGネーム登録 NGID登録 報告
カプ・プリエって事は他のカプ神も出るのか?
支援
 ▼ 42 ◆/qIi/n6GLc 16/12/10 20:46:57 ID:yuQEvBGs [2/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
生徒達「いただきまーす!」

スクールの生徒もポケモン達もお待ちかねの昼食タイム。

カキ「そういえばリーリエ、例のカプ・プリエの伝承は見つかったのか?」

リーリエ「いえ…見つかりませんでした。」

スイレン「じゃあやっぱりカプ・プリエは…。」

マーマネ「正真正銘の新種ポケモンだね!」

サトシ「新種のポケモンと最初に出会えるなんて嬉しい限りだぜ!」

ピカチュウ「ピカピ―!」

カプ・プリエ「カプ!」

すると突然何かがすごいスピードでサトシ達の近くを横切った。
 ▼ 43 ◆/qIi/n6GLc 16/12/10 20:55:50 ID:yuQEvBGs [3/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マオ「な、なに?」

マーマネ「凄いスピードで何かが横切ったよね?」

すると今度は車が突然庭の中に侵入してきた。運転手の見た目や持ち物からどうやらポケモンハンターのようだった。

ポケモンバイヤー「待て!カプ・コケコー!」

サトシ「カプ・コケコだって!?」

カキ「じゃあさっき俺達の近くを横切ったのは…!」

ポケモンバイヤー(おや、こんなところにもポケモンが…よし!)

ポケモンバイヤーは手慣れた動きでポケモン捕獲機をピカチュウ達に投げつけ、あっという間にピカチュウ達を捕獲した。
だが偶然にもサトシの近くにいたカプ・プリエは捕まらずに済んだ。
 ▼ 44 マガル@ギャラドスナイト 16/12/10 21:01:49 ID:eZb7qY7I NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 45 ◆/qIi/n6GLc 16/12/10 21:13:17 ID:yuQEvBGs [4/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ポケモンバイヤー「出てこいカプ・コケコ!こいつらがどうなってもいいのかな…ん?なんだそのポケモンは?新種ポケモンか?」

ポケモンバイヤーはカプ・プリエに目を向ける。その直後にカプ・コケコがサトシ達の前に現れた。

カプ・コケコ「カプーコッコッ!」

サトシ「カプ・コケコ…。」

マオ「私達のポケモンをどうするつもりなの!?」

スイレン「アシマリ達を返して!」

カプ・コケコピカチュウが捕まっている捕獲機を狙おうとしていた。そんなカプ・コケコを見てポケモンバイヤーはこう答えた。

ポケモンバイヤー「おっと!この捕獲機には起爆装置がついてる!建物を破壊するくらいの威力はあるから安易に攻撃しようもんならドッカーンと爆発して捕獲機の中のポケモンはお陀仏だぜ?」

サトシ「そんなの卑怯だぞ!」

ポケモンバイヤー「だが価値はこんな一般ポケモン複数体よりカプ・コケコとその新種の方が上だ!というわけで、取引と行こうじゃないか!」

リーリエ「と、取引…?」


 ▼ 46 ◆/qIi/n6GLc 16/12/10 21:27:49 ID:yuQEvBGs [5/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ポケモンバイヤー「そう!カプ・コケコとそこの新種と引き渡してくれるなら、ピカチュウ達は返してやってもいいぜ?」

マーマネ「カプ・コケコとカプ・プリエを!?」

ポケモンバイヤー「そうさ!お前らが渡すのを拒否したり、カプ・コケコとカプ・プリエとやらがが逃げた場合はピカチュウ達はドッカーンだ、さぁどうする!?」

カキ「クッ、苦渋の選択だな…バクガメス達はみんなの大事な相棒だが、メレメレ島の守り神であるカプ・コケコをこんな奴に引き渡すのは…!」

サトシ「くそ…どうしたらいいんだ!」

カプ・プリエ「カプ…。」

すると突然、Zリングを通じてサトシの頭の中に声が響いてきた。

??「オイ、オレノコエガキコエルカ?」

サトシ「えっ!?だ、誰だ!?」

??「オレダ、カプ・コケコダ。」
 ▼ 47 ◆/qIi/n6GLc 16/12/10 21:35:13 ID:yuQEvBGs [6/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「え…カプ・コケコ?」

カプ・コケコ「ソウダ。今ソノリングヲ通ジテ、オ前ノ頭ノ中ニ語リカケテイル…。」

サトシ「そ、そうなのか…。」

困惑するサトシ、更にカプ・コケコは続ける。

カプ・コケコ「アイツハ恐ラク、俺ト『カプ・プリエ』トカ言ウノヲ素直ニ渡シタトコロデ、ピカチュウ達ノイル牢ヲ爆破シテ逃ゲオオセルダロウ。」

サトシ「そんな!じゃあどうすればいいんだよ!?」

カプ・コケコ「ソレナラ、俺ニ考エガアル…。」
 ▼ 48 ◆/qIi/n6GLc 16/12/10 21:44:45 ID:yuQEvBGs [7/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ボーっとした様子のサトシにスイレンとマオが必死に呼びかける。

スイレン「サトシ!大丈夫ですか!?」

マオ「こんな時に何ボーっとしてるのよ!カプ・プリエがポケモンハンターの所に行っちゃたわ!」

サトシ「あぁ、ごめん…。」

いつの間にかカプ・プリエはポケモンハンターの所に来ており、特殊なメカで体を縛られ、身動きを取れなくされていた。

ポケモンハンター「このカプ・プリエとかいう奴はいい子だな!素直にこっちに来てくれたぞ!さぁ、次はカプ・コケコとあんたらの番だ!」

サトシはしばらく沈黙した後、こう答えた。

サトシ「分かった!カプ・コケコを渡すから、ピカチュウ達を解放するんだ!」

カプ・コケコ「コケーッ!」

マーマネ「サトシ!?」

カキ「カプ・コケコ!お前、それでいいのか!?」

ポケモンバイヤー「よーし!いい子だ!このメカを渡すからそれでカプ・コケコを拘束しな!そしてカプ・コケコの渡してもらったら約束通りピカチュウ達は解放しよう!(馬鹿め!カプ・コケコを受け取った瞬間に爆破スイッチを押してやるぜ!その時のあのガキ達の顔を見るのが楽しみだな…!)」
 ▼ 49 ◆/qIi/n6GLc 16/12/10 21:58:57 ID:yuQEvBGs [8/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ポケモンバイヤーから投げ渡されたメカは手錠のような形をしていた。これをカプ・コケコの腕に取り付けると、カプ・コケコは自由に腕を動かせなくなり、殻を閉じることもできなくなった。
そんなカプ・コケコを連れてポケモンハンターの所へ向かうサトシ。ポケモンハンターの手には捕獲機の起爆装置らしきリモコンが握られていた。

リーリエ「そ、そんな…カプ・コケコとカプ・プリエがポケモンハンターの手に…!」

スイレン「こんなことになるなんて…。」

サトシはポケモンハンターの前に立ち、カプ・コケコをポケモンハンターの目の前に差し出した。

サトシ「さぁ、カプ・コケコだ!約束通りピカチュウ達を解放するんだ!」

ポケモンハンター「遂にカプ・コケコを手に入れる時が来た…こいつを売り飛ばせば軽く億は超えるぞ…!」
 ▼ 50 ◆/qIi/n6GLc 16/12/10 22:08:36 ID:yuQEvBGs [9/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ポケモンハンターがカプ・コケコを受け取ろうとした次の瞬間、サトシは素早くカプ・コケコから手を放し、カプ・コケコは宙返りをして起爆リモコンを弾き飛ばした。

ポケモンバイヤー「何ィ!?」

サトシ「いただき!」

サトシは落ちた起爆リモコンを素早く回収し、カプ・コケコは両腕を開いて手錠メカを引きちぎって破壊した。どうやら腕が動かないのはカプ・コケコの演技だったようだ。
それを見たマーマネは素早くサトシに駆け寄り、

マーマネ「リモコンを使えなくするよ!それ貸して!」

マーマネはよくわからない機械を起爆リモコンに取り付けた。すると起爆リモコンは機能を停止した。

マーマネ「よし!これで捕獲機は爆破できなくなったよ!」

サトシ「やったぜ!」

カプ・コケコ「コッコッ!」

カプ・コケコは捕獲機とカプ・プリエを縛るメカを鋭利な爪でそれぞれ切り裂いた。。捕獲機とカプ・プリエを縛っていたメカはたちまちバラバラになり、ポケモン達は全員解放された。

マオ「アマカジ!みんな!」

スイレン「無事でよかった…!」
 ▼ 51 ◆/qIi/n6GLc 16/12/10 22:46:47 ID:yuQEvBGs [10/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ポケモンハンター「クソっ!覚えていろ!」

ポケモンハンターはこの場から離れようと車に向かうがカプ・コケコは逃すまいと車に向かって強力な電気を放出した。放電だ。

カプ・コケコ「ココォーッ!」バリバリバリッ!

ポケモンハンター「うわぁっ!」

たちまちポケモンハンターの車は爆発して黒焦げになり、使い物にならなくなった。

カキ「観念しろ!メレメレ島の守り神であるカプ・コケコを捕まえて売りさばこうとした挙句に俺達のポケモンを人質にした罪は重いぞ!」

サトシ「そうだそうだ!」

ピカチュウ「ピカピカー!」

ポケモンバイヤー「こうなったら…!」

ポケモンバイヤーは素早く走り出した。走って逃げるつもりのようだ。

サトシ「待てー!」
 ▼ 52 ◆/qIi/n6GLc 16/12/10 22:56:27 ID:yuQEvBGs [11/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・コケコも後を追おうとしたとき、カプ・プリエに呼び止められた。
カプ・プリエの手にはロープのようなものが握られていた。どうやらカプ・コケコが先ほど破壊した車から見つけて持ち出していたようだ。

カプ・プリエ「カプー!」

カプ・コケコ「コケッコ!」コクリ

カプ・コケコは小さくうなずくとロープの反対側を掴んでカプ・プリエと共に飛び上がり、ポケモンバイヤーを追った。
2匹はあっという間にポケモンバイヤーの前へ回り込み、手に持ったロープをポケモンバイヤーに巻き付ける。

ポケモンバイヤー「わっ!なんだ!?」

サトシ「カプ・プリエ!カプ・コケコ!」

カキ「よし!これでこいつはもう逃げられない!」

ポケモンバイヤー「とほほ…。」
 ▼ 53 ◆/qIi/n6GLc 16/12/10 22:59:26 ID:yuQEvBGs [12/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>51
>>52
ポケモンハンターがポケモンバイヤーになってますね…失礼しました。
 ▼ 54 ◆/qIi/n6GLc 16/12/10 23:21:12 ID:yuQEvBGs [13/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
こうしてポケモンハンターはロープを巻かれたままパトカーに乗せられた。

ジュンサー「ポケモンハンター逮捕のご協力感謝します!」

サトシ「いや、捕まえたのはカプ・コケコとカプ・プリエですよ!」

リーリエ「お礼ならあの2匹に言うべきです!」

ジュンサー「そうね…ありがとう、守り神さまと…この子は新入りかしら?まぁいいわ。では!」

ジュンサーはポケモンハンターを乗せたパトカーに乗って去っていった。

マオ「カプ・コケコ!アマカジ達を助けてくれてありがとう!」

スイレン「私からも!本当にありがとう!」

アマカジ「カジ―!」

アシマリ「マリマリ!」

トゲデマル「デマルー!」

カプ・コケコ「コッコ。」

サトシ「でもポケモンハンターに狙われるなんて災難だったな、カプ・コケコ?」

カプ・コケコ「…。」

すると、再びサトシの頭の中に声が響いた。
 ▼ 55 ◆/qIi/n6GLc 16/12/10 23:31:26 ID:yuQEvBGs [14/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・コケコ「イヤ、コウイウノハショッチュウアル。マァ俺ガヨクコノ島ヲ飛ビ回ッテイルカラダガ。」

サトシ「ま、また…!」

カプ・コケコ「ダガ、ソウイッタ奴ラヲ痛イ目ニ遭ワセルノ案外楽シイシ、守リ神ノ恐ロシサヲ味合ワセル機会デモアルカラナ。」

サトシ「あ、そうだ!このカプ・プリエについて何か知らないか?姿が似てるから何か関係がありそうだと思うんだけど…。」

カプ・コケコ「カプ・プリエ…?アァ、アイツカ。知ランナ、初メテミタ。」」

サトシ「えっ、知らないって…。」

カプ・コケコ「知ランモノハ知ラン。」

そのまま、カプ・コケコは飛び去って行ってしまった。

サトシ「待て、カプ・コケコー!」
 ▼ 56 ◆/qIi/n6GLc 16/12/10 23:41:43 ID:yuQEvBGs [15/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マオ「サトシ、どうしたの?またボーっとしてたよ?」

サトシ「いや、カプ・コケコが頭の中に語りかけてきてさ。」

リーリエ「カプ・コケコが?」

スイレン「じゃあさっきカプ・プリエがポケモンハンターの所へ行ってた時にボーっとしてたのも…。」

サトシ「うん、カプ・コケコと話してたんだ。あの行動はカプ・コケコの作戦だったんだ。『どうせ普通にカプ・コケコ渡しても受け取った後に捕獲機を爆発されて逃げられるだろうから渡すフリでギリギリまでカプ・コケコをポケモンハンターまで近づけて隙をついてリモコンを蹴り飛ばす』ってね。」

マーマネ「そうだったんだ…。」

カキ「カプ・コケコはああ見えて戦略家なのか…?」
 ▼ 57 ◆/qIi/n6GLc 16/12/11 00:50:47 ID:GoELSfpg [1/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その日の夜。サトシとピカチュウが爆睡する中、カプ・プリエは何かの視線を感じ取って目を覚ました。

カプ・プリエ「カプ…?」

不思議に思ったカプ・プリエが窓を見ると、そこにはカプ・コケコが窓からこちらを覗いていた。
気になったカプ・プリエは静かに外に出てみると、カプ・コケコが近づいてきた。

カプ・コケコ「チョウドヨカッタ。人間ノイナイ所デオ前ト話ガシタカッタカラナ。ツイテ来イ。」

カプ・プリエ「マ、待ッテ!」

カプ・コケコを追ってカプ・プリエが辿りついたのはカプ・コケコが祀られている戦の遺跡のとある隙間。隙間の場所の都合上、基本カプ・コケコしか入れない場所だった。

カプ・コケコ「ココナラ、人間ガ来ルコトハナイ。」

カプ・プリエ「話ッテ…?」

カプ・コケコ「オ前ハ何者ダ?ドコカラ来タ?」

 ▼ 58 ◆/qIi/n6GLc 16/12/11 01:07:57 ID:GoELSfpg [2/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
単刀直入に質問するカプ・コケコ。カプ・プリエは悩ましそうに答える。

カプ・プリエ「分カラナイ。気ガツイタラ建物ノ中ニイテ、サトシヤピカチュウト出会ッタ。ソシテ、サトシトソノ仲間達カラ『カプ・プリエ』トイウ名前ヲ貰ッタ。」

カプ・コケコ「ソレシカ分カラナイノカ?」

カプ・プリエ「ソウ、ソレシカ分カラナイ。サトシヤ他ノ人間ハ、君ノヨウナ守リ神ニ似テイルカラアローラノ守リ神ト何カ関係ガアルノデハト言ワレタ。『メレメレ博物館』トカイウ場所デ自分ノ『伝承』トカ言ウノヲ探シテクレタケド、見ツカラナカッタ。」

カプ・コケコ「ソウカ…俺達守リ神ハ、長イ間ソレゾレノ島ヲ守ッテキタ。4匹デズット。島ハ4ツズツアル。守リ神ハ4匹デピッタリダ。ナノニ、ナゼ5体目ノ守リ神ガ現レタノカ不思議デナラナイ。」

カプ・プリエ「…。」

カプ・コケコ「オ前ハドウスルンダ?コノ付近ニ新シイ島デモ造ルノカ?」

カプ・プリエ「エッ?」
 ▼ 59 ◆/qIi/n6GLc 16/12/11 01:28:45 ID:GoELSfpg [3/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
自分はこれからどうするのか。そんな事をカプ・プリエは考えたことがなかった。

カプ・プリエ「ドウスルッテ…自分ハココヲ出テイカナケレバイケナイノ?」

カプ・コケコ「島ヲ荒ラサナケレバ、別ニ俺ハオ前ガココニイテモラッテモ構ワナイ。」

カプ・プリエ「ジャア…何ヲスレバイイ?」

カプ・コケコ「ソウイウノハオ前自身ガ決メルコトダ。時間ハ沢山アルノダカラ、ジックリ考エルトイイ。」

カプ・プリエ「自分ノ、ヤリタイ事…。」

カプ・プリエが色々考えていると、だんだん前の方が眩しくなってきた。
いつの間にか朝になっていたようだ。

カプ・プリエ「ナンカ、眩シイ…。」

カプ・コケコ「夜ガ明ケタナ…ココカラの日ノ出ハイイモノダ。」

カプ・プリエ「ア、サトシ起コシニイカナイト…!色々アリガトウ。モウ行クネ、コケコ…。」

そういうとカプ・プリエはククイ博士の研究所へ戻っていった。

カプ・コケコ「アァ、マタナ。プリエ…。」
 ▼ 60 ◆/qIi/n6GLc 16/12/11 01:40:34 ID:GoELSfpg [4/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゼノ「とうとうカプ・コケコと接触したか…!アローラ地方の命運がかかってるというのに…ダメだ、中々手を出せない!」

カプ・プリエがカプ・コケコとどこかへ向かう所を目撃し、頭を抱えるゼノ。
何度かカプ・プリエとサトシ達の後をつけ、彼らが楽しそうに過ごしてるのを見ていたために更にあのロボットが壊しづらくなっていた。

ゼノ「何とかしてあのロボットを破壊しないと…でもどうしたらいい!?」

ウルガモス「モス!モス!」

ゼノ「あっ、すまないウルガモス、こんなこと言ってたって何も変わらないよな…仕方がない、強行策を取るか…!」

そんなことを色々言いながらゼノはその場を去った。

 ▼ 61 ◆/qIi/n6GLc 16/12/11 21:51:21 ID:GoELSfpg [5/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今日はポケモンスクールはボランティアの一環で捕獲失敗して捨てられたボールの回収をしていた。

サトシ「結構落ちてるな。袋がもうパンパンだよ。」

ククイ「色んな人がポケモンを捕まえようとして失敗してね…だからこうやって回収しないと環境に良くないからね。」

マオ「全ての島で1か月に1回はこれやってるのよ。」

ロトム図鑑「どうやら1か月で平均300個くらいは落ちてるらしいロト。」

サトシ「そ、そんなに!?」

サトシ達が袋にどんどん使用済みボールを詰めていく中、カプ・プリエはボールの入った袋を漁っていた。

スイレン「カプ・プリエ、何やってるの?」

カプ・プリエ「カプッ!?」

カプ・プリエはびっくりして袋を倒してしまった。中からボールが転がり出るが、ククイ博士はここであることに気付いた。
 ▼ 62 ◆/qIi/n6GLc 16/12/11 22:43:17 ID:GoELSfpg [6/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ククイ「あれ?この袋のボール…全て使えるようになってるぞ!」

リーリエ「本当ですか!?」

ボールの入った袋を漁るサトシ達。確かにボールは全て使えるようになっていた。

カキ「本当だ…さっきまでは全て使用済みだったのに…。」

マーマネ「まさか、カプ・プリエが直したの?」

カプ・プリエ「カプ。」コクリ

サトシ「凄いぜ、カプ・プリエ!」

マオ「これ、お店に持っていったら使えるかな?」

ククイはちょっと気難しそうにこたえる

ククイ「いや、無理だろうな…。」

サトシ「どうしてですか?」
 ▼ 63 ◆/qIi/n6GLc 16/12/11 23:21:44 ID:GoELSfpg [7/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ククイ「確かに動くようにはなったけど、傷とか汚れがついちゃってるからね…こういうのは品物にならないからどちらにしろ破棄するしかないよ。」

リーリエ「そうなんですか…」

カプ・プリエ「カプ…。」

サトシ「仕方ないよ、カプ・プリエ。」

ククイ「さぁ、まだまだ落ちてるだろうから頑張って拾うぞ!」

生徒達「はーい!」
 ▼ 64 ◆/qIi/n6GLc 16/12/12 23:13:46 ID:ztHvSTeU [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
それから3時間後。ようやく担当された場所のボール回収が終わった。

サトシ「やっと終わったー!」

カキ「やはりこのボランティアは体力を使うな…。」

マオ「全くよ〜!」

ロトム図鑑「お疲れ様ロト!」

サトシ達が一休みしていると、ククイ博士が戻ってきた。

ククイ「みんなお疲れ様!ボランティアの代表の人が手伝ってくれたお礼に1年に1度、カプ・コケコに感謝をささげる祭り兼パーティに参加させてくれるそうだ!」

リーリエ「パーティ?」

マーマネ「本当に!?ボランティアやってよかった!」

サトシ「カプ・コケコへの感謝パーティか!ワクワクするぜ!」

ピカチュウ「ピッカー!」

カプ・プリエ「カプ…?」

するとまたしてもZリングを通じてサトシの頭の中に声が聞こえた。
 ▼ 65 ◆/qIi/n6GLc 16/12/12 23:17:57 ID:ztHvSTeU [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・プリエ「サトシ…パーティッテ、何?」

サトシ「この声…カプ・プリエか?」

カプ・プリエ「ウン。コケコガヤッテイタノヲ真似シテミタンダ。」

サトシ「へぇ…パーティってのはみんなでご飯を食べたりしてワイワイ楽しむものさ!」

カプ・プリエ「楽シムモノ?」

サトシ「そうさ!来てみればわかるよ!」

カプ・プリエ「…ウン!」

ククイ「集合時刻は夜の7時!それまでに準備してくるように!」

生徒達「はーい!」
 ▼ 66 ーケン@きゅうこん 16/12/14 21:37:35 ID:7A.vZhtc NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 67 ェローチェ@しんかのきせき 16/12/15 22:57:42 ID:nC.YHG4g NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
あげ
 ▼ 68 ◆/qIi/n6GLc 16/12/15 23:33:48 ID:BiRENzG. [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
時刻は6時。早めに支度を終えて集合場所に向かうサトシ。

サトシ「また遅刻するといけないから早めに行くぜ!」

ピカチュウ「ピカ!」

カプ・プリエ「カプ!」

サトシ達が集合場所に向かっているとどこからか声が聞こえた。

??「ちょっと待った!」

サトシ「誰だ?」

サトシの前に現れたのは長身で腕にZリングを付けた男…ゼノだった。

ゼノ「俺はゼノ。忙しい中悪いんだが少々君に話がある。」

サトシ「話ってなんだ?」

ゼノ「単刀直入に言おう、君が連れている『カプ・プリエ』ってポケモンをこちらに引き渡して欲しいんだ。」
 ▼ 69 ◆/qIi/n6GLc 16/12/15 23:41:30 ID:BiRENzG. [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・プリエ「カプ!?」

サトシ「なっ…お前もポケモンハンターか!?誰が渡すもんか!」

ピカチュウ「ピカピカー!」

反発するサトシ。しかしこの発言をゼノは想定しており、『やはりな』という表情だった。

ゼノ「まぁそういうよね。なら力尽くで…と言いたいがそれだと俺の心に後味が悪い感覚がするんだ、だからバトルをしてほしい。」

サトシ「バトル…?」

ゼノ「ルールはお互い使うポケモンは1匹ずつのシングルだ。このバトルで君が勝ったら俺はそのカプ・プリエからは大人しく手を引くよ。ただし俺が勝ったら君がカプ・プリエから手を引き、こちらに渡してもらう。」

サトシ「よし!そのバトル受けて立つぜ!行くぞピカチュウ!」

ピカチュウ「ピーカー!」

ゼノ「よし、頼むぞ!ウルガモス!」

ウルガモス「ウルー!」
 ▼ 70 ◆/qIi/n6GLc 16/12/16 22:48:28 ID:qPvTLQDk [1/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
バトルが始まろうとした次の瞬間、突如サトシとゼノの前に車が止まったかと思うと、ゼノ側のバックミラーから煙が放出した。

ゼノ「うわっ!煙か!?」

サトシ「なんだ!?」

ピカチュウ「ピカ!?」

サトシ側の方は車の扉が開き、男が呼びかけた。その男はブラッド公だった。

ブラッド公「その新種ポケモンとピカチュウと一緒に早く車に乗るんだ!今君がバトルしようとしてるやつは危険人物だ!」

サトシ「なんだって!?」

カプ「カ、カプ!」

ブラッド公「詳しい話は後だ!さぁ早く!」

サトシ「は、はい!」
 ▼ 71 ◆/qIi/n6GLc 16/12/16 22:51:53 ID:qPvTLQDk [2/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシはピカチュウ、カプ・プリエと共に車に乗り込み、素早く車は走り去った。

ゼノ「ゴホッゴホッ…!」

ウルガモス「ウルルー!」バサバサッ

ウルガモスが煙をはらう。しかしそこにはサトシ達の姿はなかった。

ゼノ「ありがとうウルガモス…クソッ、逃げられたか!しかもあれはブラッド公の車だ…まずい!追いかけないと!」

ウルガモス「ウル!」
 ▼ 72 ◆/qIi/n6GLc 16/12/16 23:03:15 ID:qPvTLQDk [3/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
車をしばらく走らせ、ブラッド公はバックミラーを見るがゼノの姿はなかった。

ブラッド公「…何とか逃げ切ったみたいだな。」

サトシ「あの、ゼノが危険人物ってどういうことですか?」

ブラッド公「ゼノは君が見つけたその新種のポケモンを君から取り上げた後に殺すつもりだったんだ。」

サトシ「カプ・プリエを殺すだって!?」

カプ・プリエ「カプ…!?」

ブラッド公「それもアローラ地方の秩序が乱れるからとかいう身勝手な理由でな!あいつは残酷な奴さ。」

サトシ「酷い…!カプ・プリエを殺そうとするなんて!」

ピカチュウ「ピーカー!」

ブラッド公「私もあいつを捕まえようと奮闘しているのだがあいつは強くて中々うまくいかなくてな…。」

サトシ「俺、ゼノを捕まえることに協力します!」

ブラッド公「それはありがたいな。あのままではカプ・プリエとやらは安心して暮らせないだろう…(ふふ…いい具合にこちら側に引き込めそうだ。後はこれを機にククイと接触して…)。」

 ▼ 73 ◆/qIi/n6GLc 16/12/16 23:31:11 ID:qPvTLQDk [4/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
車はサトシの目的地であるパーティ会場に到着。サトシが車から降りるとククイ博士が駆け寄ってきた。

ククイ「サトシ!どうしたんだ車で来るなんて!」

ブラッド公「彼はこちらに向かう途中で厄介な人物に会いましてね…。」

ククイ「あなたは…ブラッド公!」

サトシ「ブラッド公…?」

ククイ「彼は優秀なロボット開発会社『メトロ』の社長であり、大富豪だよ!ほとんどの機械施設は彼が案を出して建設費用も賄っているんだ。」

サトシ「しゃ、社長!?」

ブラッド公「はは…驚かしてすまなかった。」

ククイ「機械都市、ラルースシティの機械設備の費用なども彼が全て賄っていたんだ
よ…そういえばサトシ君が遭遇した厄介な人物とは?」
 ▼ 74 ◆/qIi/n6GLc 16/12/16 23:36:48 ID:qPvTLQDk [5/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ブラッド公「あぁ…ゼノのことか。」

ブラッド公がゼノについて話そうとしたときサトシが口をはさみ、ククイ博士に訴えるように割り込んだ。

サトシ「ゼノって奴はカプ・プリエを殺そうとしていたんだ!」

ククイ「こ、殺すとは随分と酷いことをしようとしていたんだな…。」

ブラッド公「そうなんだ、そんな残虐非道な人間と彼は鉢合わせてしまいましてね。運よく間に合って助けることができましたよ。」

ククイ「そうだったんですか…。」

ブラッド公「だからゼノという奴にはくれぐれも気を付けてください。いつまたカプ・プリエを狙って現れるか分かりませんから。」

ククイ「分かりました。色々な人に伝えておきます。」

ブラッド公「そうしてくれるとありがたい。では私はこれで失礼するよ。

そういうとブラッド公は再び車に乗り込んで去っていった。
 ▼ 75 ◆/qIi/n6GLc 16/12/16 23:57:18 ID:qPvTLQDk [6/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ブラッド公「どうやらククイも信用したようだな、あいつの情報の伝達率は割と早い。これでゼノにとってこの辺りの人間全てが敵になるのも時間の問題だろう…。」

満足そうな笑みでブラッド公は車を走らせた。
一方のサトシはククイ博士と共に会場へ向かう。多くの人が集まっており、そこには既に他の生徒も集まっていた。

マオ「サトシ!遅かったじゃない!」

カキ「やれやれ、また遅刻か。」

サトシ「いや、ちょっと今回は結構やばいトラブルに巻き込まれちゃって…。」

リーリエ「ヤバいトラブル…ってなんですか?」

ククイ「危険人物と遭遇しちゃったんだよ…。」

そうこうしているうちに司会者の一声。

司会者「えー皆様、今年もメレメレ島の守り神であるカプ・コケコに感謝の気持ちを伝えるパーティにご参加いただき、誠にありがとうございます!ただいまよりパーティを開始いたします!」

スイレン「あ、始まった始まった!」
 ▼ 76 ネコ@もののけプレート 16/12/18 23:58:15 ID:Jd2kFnt2 NGネーム登録 NGID登録 報告
あげ
 ▼ 77 ドン@ゴーストジュエル 16/12/19 16:03:10 ID:IOD322bY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
あげ
 ▼ 78 カシャモ@グラスメモリ 16/12/19 17:53:39 ID:E9r26Z5U NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
あげ
 ▼ 79 ◆/qIi/n6GLc 16/12/19 22:03:58 ID:vmxNh7S. [1/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
司会者「では、このメレメレ島がカプ・コケコ様のおかげで平和が保たれてることを感謝して、乾杯!」

会場の人々「乾杯!」

会場の人々は置かれている料理の所に向かい始めた。もちろんサトシ達も同じだ。サトシが真っ先に向かった場所は…。

サトシ「あったあった!沢山のコロッケ!」

サトシはコロッケを皿に沢山乗せて戻ってきた。

マオ「ちょっと!サトシのお皿コロッケだらけじゃない!」

スイレン「コロッケ好きなんだ…。」

サトシ「うん!食事が始まったら真っ先にこれ食べるって決めてたからさ!」

マーマネ「にしても多いよこの数は。」

サトシ「そうだ!カプ・プリエも食べてみろよ!コロッケ凄くおいしいぞ!」

サトシはカプ・プリエにコロッケを差し出す。

カプ・プリエ「カプ…」モグモグ

カキ「気に入るのか?」
 ▼ 80 ◆/qIi/n6GLc 16/12/19 22:12:23 ID:vmxNh7S. [2/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・プリエ「カプーゥ!」

嬉しそうに飛び回るカプ・プリエ。どうやらカプ・プリエはコロッケがとてもおいしかったようだ。

サトシ「な、とってもおいしいだろ!ほら、もう1個!」

カプ・プリエ「カプー!」モグモグ

リーリエ「カプ・プリエ、とっても喜んでますね。」

スイレン「もしかしたら、カプ・プリエは正式にサトシのポケモンになるかも?」

マオ「それありそう!一緒に島めぐりするんじゃないの?」

ククイ「カプ・プリエの研究が一段落して、カプ・プリエ自身が望むならサトシと一緒に旅をさせてもいいかもしれないな!」
 ▼ 81 ◆/qIi/n6GLc 16/12/19 22:23:07 ID:vmxNh7S. [3/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
所変わってここは会場の料理場。ここで沢山のパーティ用の料理が作られているのだがその中の2人のコックが言い争いをしていた。

コック1「なんだよこのベタベタなパイは!こんなのお客様に出せるわけがないだろ!」

コック2「こんな出来のパイになったのはお前のせいだろ!」

コック1「俺はレシピ通りに作れと説明した!お前が分量間違えたんだろ!」ボワッ!

コック1はコック2に小麦粉の入った袋をぶつけた。コック2は真っ白。

コック2「あぁ!もしも自分のせいじゃないならこんな!風に!やり返す!」バッシャア!

コック2はコック1に下に置いてあったバケツの中の水をコック1にぶちまける。無論コック1はびしょぬれ。

コック1「そうだ、このパイこんな使い方ができたな。こうやって持って、」ベシャッ!

コック1はコック2にベタベタなクリームパイを顔面にぶつけた。コック2はクリームパイを持ち、これを見たコック1は会場へと逃げた。
 ▼ 82 ◆/qIi/n6GLc 16/12/19 22:30:11 ID:vmxNh7S. [4/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
会場内へやってきた2人のコック、様子がおかしいのか何人かがコック達の方を向く。

参加者1「なんだなんだ?」

参加者2「あれってパイ?随分とクリームが多めな感じね。」

コック2「おい!よくもやりやがったな!こいつを食らえっ!」ブンッ!

コック1「あっぶね!」サッ

サトシ「焼きたてコロッケ大量ゲッ、」ベシャア!

コック2の投げたパイはコック1にかわされ、その後ろにいたサトシの顔面に直撃。

コック2「あ…。」

コック1「お前何参加者にぶつけてんだよ!」

コック2「お前がかわすからだろ!」

コック3「こらぁ!誰だこんなクリームだらけのベタベタなパイを作ったのは!」

コック3が大量のベタベタクリームパイを乗せた台を乗せてやってきた。これを見たサトシは…
 ▼ 83 ◆/qIi/n6GLc 16/12/19 22:36:46 ID:vmxNh7S. [5/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「ちょっと貰います!」

コック3「え?」

クリームパイを持ち、コック達の方を向く。

サトシ「よくも…やったな!」ブンッ

コック1と2「わっ!」サッ

再びパイをかわすコック達。
ベシャア!とパイは運悪くコック達の後ろにいた別の参加者に直撃。

サトシ「あ…やばい…。」

参加者3「ちょっとぉ!」ブンッ

その参加者も投げられたのと同じパイを持ってサトシに投げつける。

サトシ「うわぁ!」サッ

ピカチュウ「ピカチ」ベシャッ

その参加者が投げたパイはピカチュウに直撃。
 ▼ 84 ◆/qIi/n6GLc 16/12/19 22:47:39 ID:vmxNh7S. [6/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「ピ、ピカ…。」

サトシ「ピカチュウ!大丈夫か!?」

参加者3「や、やだ!ごめんなさい!あなたにぶつけるつもりがピカチュウに…!」

カプ・プリエ「カプー!」

カプ・プリエが心配そうにサトシに近寄ろうとすると何者かに腕をガッシリ掴まれた。

カプ・プリエ「カ、カ、」ベシャッ

カプ・プリエも顔面にパイをぶつけられてパイまみれ。ぶつけたのはなんとカプ・コケコだった。

カプ・コケコ「コケッコー!」

参加者4「カプ・コケコ様じゃないか!」

参加者5「まさかこんなところで見れるなんて…ラッキー!」
 ▼ 85 ◆/qIi/n6GLc 16/12/19 22:56:20 ID:vmxNh7S. [7/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・プリエ「ナ、ナンナノ、コケコ…。」

カプ・コケコ「ナンカ楽シソウダシ、俺モ混ゼロ!」

サトシ(もしかして、カプ・コケコは…。)

実はカプ・プリエとカプ・コケコの会話はサトシには聞こえていた。
するとカプ・プリエもカプ・コケコの腕をガッシリ掴んでパイを持ち…。

カプ・プリエ「カープッ!」ベシャア!

カプ・コケコ「コ、コケ…。」

コック1「なんか、凄いことになってきたな…守り神乱入とか…。」

コック2「あぁ…。」

それを遠くから眺めるパイ投げ合戦発展の元凶であるコック2人。すると後ろから…

コック3「ちょっといいか2人共?」

コック1と2「はい。なん、」ベシャア

コック3がコック1と2にまとめてパイを顔面にベチャ。
 ▼ 86 ◆/qIi/n6GLc 16/12/19 23:05:32 ID:vmxNh7S. [8/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コック3「お前ら何騒ぎ起こしてるんだ!後でバッチリ掃除してもらうからな!」

しかしコック2人はパイを1つずつ持って…。

コック1「あははは…すみませんでし、たっ!」ドンッ

コック3「いっ、」ベシャ

コック2「じゃあこの帽子外してそのつるピカ頭にー?」

コック2はコック3の頭にパイのクリームをどんどん乗せ、形を整えていった。これを見たカプ・コケコ、カプ・プリエ、サトシは

サトシ「俺も手伝う!」

カプ・プリエ「カプ!」

カプ・コケコ「コケ!」

同じくコック3のクリームの山にお菓子などを乗せていく。そしてコック3の頭はまるでパフェのようになっていた。

コック2「完成!パフェ風クリームカツラー!お似合いですよ!」
 ▼ 87 ◆/qIi/n6GLc 16/12/19 23:13:04 ID:vmxNh7S. [9/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コック1「ププッ、傑作!」

サトシ「あははははっ!」

参加者1「おい見ろよ、アレ!」

参加者2「バニプッチパフェみたい!」

参加者の笑い声がいつの間にか響き渡っていた。

リーリエ「駄目です、笑いが…っ」プルプル

マオ「あれは卑怯よ…っ!」プルプル

マーマネ「これはッ…」プルプル

ピカチュウ「ピィカッ…」プルプル

カプ・プリエ「カププ…」プルプル

カプ・コケコ「コケ…」プルプル

笑いを堪えるマオやポケモン達。

コック3「…お前らなぁー!」ブンッ
 ▼ 88 ◆/qIi/n6GLc 16/12/19 23:22:22 ID:vmxNh7S. [10/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コック1と2とサトシ「うわぁ!」サッ

カプ・コケコ「コケッ!」サッ

カプ・プリエ「カプ!」サッ

コック3の投げたパイはカプ達とサトシ達共にかわされ、ククイ博士に直撃。これがククイ博士の闘志に火をつけ…。

ククイ「よーし!この際だ、思いっきりパイ投げやるぞ!」

参加者6「俺も混ぜろー!」

参加者7「私も私も―!」

いつの間にかパーティはパイ投げ大乱闘と化していた。辺り一面パイまみれ。しかし参加者たちはとても楽しそうだった。
パイ投げ合戦はその後30分ほど続いた。
 ▼ 89 ◆/qIi/n6GLc 16/12/19 23:44:24 ID:vmxNh7S. [11/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その後、参加者全員で会場の掃除をしてパーティは終了。全員パイで汚れていたが皆満足そうに帰っていった。何よりカプ・コケコも楽しそうにパイ投げに参加していたこともあってかパーティは大成功だったようだ。
サトシはククイ博士と研究所に帰ったのち、お風呂でピカチュウ、カプ・プリエ、カプ・コケコ達についたパイの汚れを落としていた。

サトシ「なんか凄い騒ぎになっちゃったな。最後はみんなでパイ投げ合戦になってさ。」

ピカチュウ「ピ、ピィカ。」

カプ・プリエ「デモ、楽シカッタ!」

カプ・コケコ「アァ、タマニハアアイウノモ悪クハナイ。俺モ楽シカッタカラナ。」

サトシ「カプ・コケコが楽しんでくれたおかげで大成功で終わったし、まぁいいか!」

そしてみんなの汚れを落とし切り、カプ・コケコと別れたサトシ達は布団に入り、パイ投げ大乱闘の疲れもありそのまま爆睡。
ククイがドアの隙間からこっそりその様子を見る。

ククイ(カプ・プリエもサトシと一緒で楽しそうだ…早めに研究を終わらせてサトシと旅をさせてやりたいものだな。)
 ▼ 90 ◆/qIi/n6GLc 16/12/20 00:12:22 ID:rUMvlOsA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ブラッド公「…どんな気分だね、アローラの人々に追い込まれて捕まった気分は?」

ブラッド公は牢屋に閉じ込められたゼノを見てにたりと笑う。
そう、ククイ博士がゼノの悪人という話をパーティでこっそり広めていたのだ。これによりたちまち話はメレメレ島全域に広がり、島民に通報されて捕まってしまったのだ。

ゼノ「ブラッド公めっ…!」

ブラッド公「カプ・プリエはこの島の人々に認められつつある。いずれアーカラ島、ウラウラ島、ポニ島の人々や守り神と心を通い合わせ、やがて守り神を統べる者となる。そしてカプ・プリエに私を島キングに選ばせれば、守り神を統べる者に選ばれた私はアローラの王となれる!」

ゼノ「アローラの王…。」

ブラッド公「カプ・プリエに王として認められた状態でアローラ地方の機械都市化計画を提示すれば前のように反対せずに島民達は皆案に同意するはずだ!」

ゼノ「島民達は従うかもしれないがカプ・コケコ達アローラの守り神は、カプ・プリエは同意するかな!?こんな計画に…いや、そもそもカプ・プリエは仮に守り神を統べる者になったとしてもお前なんか島キングに選ばないんじゃないか?」

ブラッド公「何だと…?」

ゼノ「カプ・プリエはサトシにとても懐いているようだった…それならブラッド公、あんたじゃなくてサトシを島キングに選ぶと思うぞ?」

ブラッド公「…なるほどな、それなら…フフフフ…。」

ゼノ「ま、待て!ブラッド公!」

そのままブラッド公はゼノの投獄された牢屋から立ち去った。
 ▼ 91 ワパレス@コオリZ 16/12/22 00:35:43 ID:Nm7s9igI NGネーム登録 NGID登録 報告
あげ
 ▼ 92 ツケラ@スピードパウダー 16/12/22 00:38:16 ID:maRgStI2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
あげ
 ▼ 93 ◆/qIi/n6GLc 16/12/22 22:47:31 ID:asmzauu6 [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
翌日、学校に行こうとするサトシにククイ博士が言う。

ククイ「悪いんだが今日はカプ・プリエは置いて行ってくれないか?」

サトシ「どうしてですか?」

ククイ「ちょっと研究したいところがあってね…サトシ君とカプ・プリエには悪いんだけど、終わったら一緒にポケモンスクールに連れて行くよ。」

サトシ「そっか…分かりました!カプ・プリエの事お願いします!」

ククイ「ありがとう、サトシ君!」

カプ・プリエ「カプー?」

サトシ「カプ・プリエ、また後でな!じゃあ行ってきます!」

ククイ「気をつけてな!」

サトシはカプ・プリエを置いて研究所を出た。
ポケモンスクールへ向かって走るサトシを影から銃を構えて狙う男がいた。
 ▼ 94 ◆/qIi/n6GLc 16/12/22 23:21:48 ID:asmzauu6 [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
男(…悪いな。)ピュン

男は銃を撃つ。売ったものは麻酔銃だった。麻酔銃はサトシの腕に命中。

サトシ「あれ…なんか眠く…」バタッ

ピカチュウ「ピ、ピカピ!?」

急に倒れたサトシを心配して駆け寄るピカチュウ。しかし男はピカチュウにも麻酔銃を打ち込んだ。同じくピカチュウにも命中。

ピカチュウ「ピ…ピカ…」バタッ

男「こちら麻酔銃係、OK、どちらも麻酔銃命中!サトシとピカチュウと残りのポケモンが入ったボールを回収しろ!」

男2「ラジャー!」

サトシとピカチュウが倒れたところに謎の男複数人が現れ、サトシを隠していた車に乗せた。そこへ麻酔銃の男が合流。

男「どうやら作戦は成功だな。」

男2「いやー、くじ引きでサトシ捕獲班引いてよかった。カプ・コケコ捕獲とかキツイよなぁ。」

男3「あいつら成功したのかな…。」


 ▼ 95 ◆/qIi/n6GLc 16/12/22 23:35:34 ID:asmzauu6 [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
所変わってここはメレメレ島のとある森の奥のリンゴの木。そのリンゴの木に近寄る1匹のアブリー。
アブリーはその木の一番大きなリンゴにストローのような口を刺した。
リンゴを食べているのかと思いきやすぐにその木を離れた、アブリーが向かった先は何とサトシを捕まえた男達とは別の…カプ・コケコ捕獲班の男だった。

男4「こちら仕込み完了。後はカプ・コケコが来るのを待つだけだ。」

実はあのアブリーは遠隔操作型のロボットだった。先ほどはリンゴを食べていたのではなく、リンゴの中に麻酔薬ならぬリンゴの蜜に麻酔薬を混ぜた麻酔蜜を仕込んでいたのだ。

男5「了解。しばらく待機だな。カプ・コケコが麻酔蜜入りのリンゴを食うまで連絡はするな。気づかれる可能性がある。」

茂みの中で待ち続けること10分、カプ・コケコがリンゴの木にやってきた。
カプ・コケコは彼らの狙い通り一番大きなリンゴを手に取って食べた。

男4(食べたっ!)

カプ・コケコはその場を立ち去ろうとするが明らかに様子がおかしかった。フラフラと飛んでいる。麻酔蜜入りのリンゴの効果が表れたのだ。

カプ・コケコ「コ、コケ…。」ボトッ

男4「今、カプ・コケコが倒れました!」

しばらく飛んだあと、カプ・コケコは倒れた。すかさず男達はカプ・コケコを拘束して檻に入れて車に乗せた。

男4「カプ・コケコ、起きないよな?」

男5「大丈夫、この麻酔は一滴でも1時間は効く強力な麻酔銃だ。あの量なら軽く5時間は眠るだろう。」
 ▼ 96 ◆/qIi/n6GLc 16/12/22 23:40:00 ID:asmzauu6 [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>94
一番下の男は消し忘れ

>>95
強力な麻酔銃

強力な麻酔

失礼しました。
 ▼ 97 ◆/qIi/n6GLc 16/12/22 23:56:00 ID:asmzauu6 [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
所変わってポケモンスクール。今回はオーキドが授業をしていた。

オーキド「というわけで…」

そんな中いきなりドアが開いてククイ博士とカプ・プリエがやってきた。
息切れをしていたことから相当急いでいたようだ。

ククイ「オーキド博士!サトシ君はもう来ていますか?」

オーキド「サトシ?まだ来とらんぞ?」

ククイ「何だって!?まさかあの目撃情報は…!」

カキ「ククイ博士、サトシに何かあったんですか?」

ククイ「じつは数十分前に謎の集団が子供を車の乗せて走り去るのを見たという情報が入って、サトシ君の通学路と時間が一致してたからここに確認しに来たんですが…。」

オーキド「なんじゃと!?じゃあ連れ去られた子供は…!」

マオ「サトシってこと!?」

ククイ「そうなるな…。」

リーリエ「は、早く警察に通報しないと!」

ククイ「分かってる!」

急いでポケモンスクールの電話がある場所に向かうククイ博士。
 ▼ 98 ◆/qIi/n6GLc 16/12/23 00:08:57 ID:PtHmGEW6 [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ククイ「もしもし、警察ですか!?」

ジュンサー「ククイ博士!どうかなさいましたか?」

ククイ「ポケモンスクールの生徒が何者かに誘拐されたのです!」

ジュンサー「なんですって!?こんな時に…!」

ククイ「『こんな時に…』?一体があったんですか?」

ジュンサーの言葉が突っかかり思わず質問するククイ。

ジュンサー「実はあなたが連絡する少し前に島キングのハラさんが訪れましてね…。」

ククイ「ハラさんが?」

ジュンサー「彼によると、アーカラ島・ウラウラ島・ポニ島の島キング達から連絡があり、島の守り神達が急に騒がしくなったと連絡があったそうです。そこで戦の遺跡に行ってみたところ、この時間帯ならいつもはここにいるはずカプ・コケコの気配は無かったそうです。だから他の守り神の騒ぎもあることから、カプ・コケコに身に何か起きたのではないかと言われまして…。」

ククイ「守り神が姿を消すなんて…。」

行方をくらませたのはどうやらサトシだけではないようだった。
 ▼ 99 ◆/qIi/n6GLc 16/12/23 23:30:18 ID:PtHmGEW6 [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ククイ博士が電話を切ると、オーキド博士がやってきた。

オーキド「ククイ君!なんとサトシを誘拐した人物から接触があったぞ!」

ククイ「犯人が!?何か条件掲示とかあったのですか?」

オーキド「どうやら、カプ・プリエを連れてこの地図の場所に来いと連絡があったとのことじゃ!」

ククイ「またしてもカプ・プリエが目的か…。」

カプ・プリエ「カプ…。」

ククイ「サトシ君はきっと大丈夫だ。とりあえずこの場所へ向かおう。警察にも伝えておかないとな。」
 ▼ 100 ◆/qIi/n6GLc 16/12/23 23:36:43 ID:PtHmGEW6 [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ククイ博士は、カプ・プリエを連れて地図の場所へ。そこは以外にも人気が多い場所だった。そしてククイ博士だけでなく、何故かカキ達も一緒に来ていた。

ククイ「なぜ君達も…。」

カキ「サトシには初めて会った際、スカル団からリザードンを守るのを手伝ってくれた恩があるからな…。」

マーマネ「それにあんな悪い奴ら放っておけませんし!」

マオ、スイレン、リーリエも頷く。

ククイ「そうか…よし、行こう!」

ククイ博士一行は建物の中に入っていった。奥へ進むとそこにいたのはブラッド公だった。

 ▼ 101 ◆/qIi/n6GLc 16/12/23 23:47:29 ID:PtHmGEW6 [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ブラッド公「おや、ククイ博士ではないか。」

ククイ「ブラッド公?どうしてここに?」

ブラッド公「この前はご協力感謝するよ。おかげで凶悪犯のゼノを捕まえられましたから。」

ククイ「は、はぁ…。」

ブラッド公「しかし災難ですねぇ。ポケモンスクールの生徒が誘拐され、それと同時にメレメレ島の守り神さえも共に姿をくらますとは。」

リーリエ「まさか、サトシを誘拐したのは…。」

ブラッド公「えぇ。少々荒っぽいがどうしてもそのカプ・プリエに頼みがあってね…。」

ブラッド公がスイッチを押すと縄で縛られたゼノとサトシとピカチュウ、檻に入れられてるだけでなく拘束されたカプ・コケコの姿があった。サトシとピカチュウとカプ・コケコに関しては眠っているようだった。

カプ・プリエ「カ、カプゥ!」

スイレン「サトシ!ピカチュウ!カプ・コケコ!」

ククイ「カプ・コケコまで…!まさか数年前のあの事をまだ根に持っているのか!?」

 ▼ 102 ◆/qIi/n6GLc 16/12/23 23:58:20 ID:PtHmGEW6 [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゼノ「アローラ地方の機械都市化計画…。」

ブラッド公「そう。アローラ地方は非常に雰囲気がいいですから、機械都市化すればもっと観光客も増えると言いました。しかしあなた方は…。」

ククイ「それを拒否したんだよ。それだとアローラの文化を殆ど潰すことになるのもあるけど、何より守り神達がそれを拒否したんだ。だから島民たちも同じように拒否した。」

ブラッド公「やはりあなた方は守り神の意見を最優先で動くようだな。」

ククイ「アローラ地方は長い年月守り神のおかげで平和に暮らせているからな、そうなるのは当たり前だと思うけど。」

ブラッド公「そこで、新たに見つかった5体目のアローラの守り神であるカプ・プリエにお願いがある。」

カプ・プリエ「カプ?」

ブラッド公「アローラの守り神達を説得し、アローラ地方の機械都市化の許可を頂いてもらいたい!」

カキ「守り神達を…」

リーリエ「説得…ですか?」
 ▼ 103 ◆/qIi/n6GLc 16/12/24 00:07:19 ID:PpiRx3g6 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ブラッド公「そうだ。恐らくまともに守り神達が話を聞くのはこのカプ・プリエしかいないだろう。それ以外は島キングや島クイーンでも応じはしないと見た。」

ククイ「守り神達にアローラ地方機械都市化の説得なんて、カプ・プリエはおろか、カプ・コケコにやらせても無理じゃないか?」

ブラッド公「為せば成るさ。カプ・プリエ、君が守り神達の説得に成功すればサトシ君達は解放するとしよう。」

カプ・プリエ「カプ…。」

ゼノ「カプ・プリエ!そんなことしてはいけない!サトシとカプ・コケコがそんなことを望むと思うか!?」

ブラッド公「凶悪犯が!口を開くな!」

考え込むカプ・プリエ。言うことを聞かなければサトシ達の身の安全の保障はないかもしれない。しかし自分のやったことはサトシやカプ・コケコが喜ぶことなのだろうか…。
 ▼ 104 ◆/qIi/n6GLc 16/12/24 00:17:04 ID:PpiRx3g6 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その頃檻の中で拘束され、麻酔蜜入りリンゴにより眠り続けているカプ・コケコの頭の中に突如聞き覚えのある声が微かに響いてきた。

??「…コ、…ケコ!」

??2「…タノ?…コ!」

??3「…ガイ!…事シテ!」

カプ・コケコ「ウゥ…コノ声ハ…。」

カプ・ブルル「コケコ!聞コエルカ!?」

カプ・テテフ「コンナ時間ニネンネナンテコケコラシクナイネ!」

カプ・レヒレ「コケコ!一体ドウシタトイウノ!?」

カプ・コケコ「ブルル!テテフ!レヒレ!」

そう、カプ・コケコと同じくアローラの守り神であるカプ・テテフ、カプ・ブルル、カプレヒレだった。彼らは必死にテレパシーで麻酔で眠るカプ・コケコに呼びかけていたのだった。
 ▼ 105 ラベベ@ながながこやし 16/12/24 08:48:13 ID:pW581iAE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
面白い
支援
 ▼ 106 1◆/qIi/n6GLc 16/12/25 18:20:24 ID:XCxAPGQs [1/27] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・ブルル「オォ!我ラノ声ガ聞コエルヨウニナッタカ!」

カプ・テテフ「ドーシタノ、コンナ時間ニネンネシテ?」

カプ・コケコ「イツモ通リリンゴ食ベタラ、急ニ意識ガ朦朧トシテ…。」

カプ・レヒレ「リンゴニ眠リ粉デモ混ゼテイタノカシラ…コンナ事スルノハ人間シカイナイ、コレダカラ人間ハッ!」

カプ・テテフ「待ッテヨレヒレ!全部ノ人間ガソージャナイデショ?」

カプ・ブルル「意識ヲ失ウ前ニ何カ覚エテイル事ハアルカ?」

カプ・コケコ「人間ノ足音ガ聞コエタカラ、恐ラク人間ノイル建物カ何カニ…。」

カプ・レヒレ「待ッテテ!今カラブルル、テテフト助ケニ行クワ!」

カプ・コケコ「イヤ、大丈夫!俺ダケデ何トカナル、何トカスル!」

カプ・テテフ「ダイジョーブ?コケコ。」

ここでカプ・コケコはあることを思い出し、他の守り神達に聞いてみた。
 ▼ 107 1◆/qIi/n6GLc 16/12/25 18:34:56 ID:XCxAPGQs [2/27] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・コケコ「ナァ、オ前達ニ一ツ聞イテイイカ?」

カプ・ブルル「ナンダナンダ?何デモ聞ケ。」

カプ・コケコ「アローラノ守リ神ハ、俺ト、テテフト、ブルルト、レヒレノ4匹ダケダヨナ?」

カプ・テテフ「ソーヨ。ドーシタノ、ソンナ当タリ前ナ事ヲキーテ?」

カプ・コケコ「実ハ数日前に人間達カラ新種ノポケモント言ワレル生キ物ガ現レタンダガ、姿ガ何処が俺達ニ似テイル事カラ、5体目ノ守リ神デハナイカト言ワレテイルンダ。」

カプ・レヒレ「5体目ノアローラノ守リ神デスッテ!?」

カプ・テテフ「ホントニ!?」

カプ・ブルル「アローラノ守リ神は、我々4匹シカイナイハズダ。今更5匹目ノアローラノ守リ神ガ現レルナド…。」

5体目のアローラの守り神の存在に驚きを隠せないカプ・ブルルとカプ・レヒレ。
 ▼ 108 1◆/qIi/n6GLc 16/12/25 18:47:51 ID:XCxAPGQs [3/27] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・コケコ「人間達ハ、ソイツヲ『カプ・プリエ』ト呼ンデイタ。少シ前ニ俺ガZリングヲ与エタ『サトシ』トカイウ人間モ、『カプ・プリエ』ニツイテ俺に聞イテキタ。」

カプ・テテフ「『カプ・プリエ』…!テテフモ会ッテミターイ!」

カプ・ブルル「ソノ『カプ・プリエ』トヤラト、接触ハデキタノカ?」

カプ・コケコ「アァ、話ハシタ。アイツハ何モ知ラナイト言ッテイタ。話ヲ聞く限リ悪イ奴デハナサソウダッタガ…ッ、モシヤ!」

カプ・レヒレ「ドウシタノ、急ニ?」

カプ・コケコ「モシカシタラ、俺ヲ眠ラセテ捕獲シタノハカプ・プリエヲ捕マエル気デ
ハ…!早ク、早ク起キナクテハ!」

ブルル&テテフ&レヒレ「コケコ!?」

カプ・コケコは他の守り神達からのテレパシーを切ると力の放出を始めた。

 ▼ 109 1◆/qIi/n6GLc 16/12/25 18:56:44 ID:XCxAPGQs [4/27] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カキ「カプ・コケコが電気を放出している!」

ブラッド公「一体どうしたというんだ!?」

カプ・プリエ「カプ!」

ゼノ「カプ・コケコの特性、エレキフィールドだ!」

突如カプ・コケコは眠りながらもエレキフィールドを発動させた。その影響でカプ・コケコは目覚め、サトシとピカチュウも目を覚ました。

カプ・コケコ「コケーッ!」

サトシ「あ、あれ…ここは何処だ?」

ピカチュウ「ピーカ…?」

ゼノ「だ、大丈夫か?」

サトシ「お、お前は…ゼノ!?」

ピカチュウ「ピーカ!」

サトシ「ピカチュウ、無事か…あっ!カプ・コケコが捕まってる!」

ゼノ「信じがたいかもしれないけどカプ・プリエが言うことを聞くように君達とカプ・コケコを捕まえて人質にしたのさ、ブラッド公がね!」

サトシ「何だって!?ブラッド公が俺とピカチュウとカプ・コケコを!?」
 ▼ 110 1◆/qIi/n6GLc 16/12/25 19:17:01 ID:XCxAPGQs [5/27] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・コケコ「オ前ハ…アローラノ島ヲ『機械』トカイウ訳ノ分カラナイ物ニシヨウトシテイタ人間カ!今更何ヲシニキタ!カプ・プリエヲドウスルツモリダ!?」」

ゼノとサトシのZリングを通じて声が聞こえ、カプ・コケコが敵意むき出してブラッド公に問いかけていたのが分かった。

サトシ「カプ・コケコが怒ってる?機械って…。」

ゼノ「『アローラ地方の機械都市化計画』…数年前、ブラッド公がアローラ地方の人々に提案したんだ。」

サトシ「ブラッド公が?」

ゼノ「だが、カプ・コケコ達アローラの守り神がその意見に真っ向から反対した。守り神達が反対するならとアローラの島民達も計画に反対してアローラ地方の機械都市化計画は白紙になったはずだった。だが諦めきれなかったブラッド公は、カプ・プリエを…。」

サトシ「カプ・プリエを?」

ゼノ「最近発見された新たなる守り神、カプ・プリエに他の守り神を説得してアローラ地方の機械都市化を許可するように頼もうとしているんだ!そんなのアローラのポケモン達の住処がほとんど失われて可哀想だと思って、僕はカプ・プリエを殺そうとしたんだ…。」

ゼノは咄嗟に嘘を言ってしまった。
『カプ・プリエという守り神に似たロボットを作った。』こう言えばサトシやカプ・プリエはどんなに傷付くだろう。カプ・プリエがサトシ達と仲良く過ごしていた姿を何度も見ていたゼノは真実を言えば彼らが離れ離れになると思い、真実を言うことができなかった。


 ▼ 111 1◆/qIi/n6GLc 16/12/25 19:33:11 ID:XCxAPGQs [6/27] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゼノ「でも、カプ・プリエが君達と楽しそうに暮らしていたのを見るうちに殺す事ができなくなってしまったよ…ごめん。」

サトシ「ゼノ…。」

カプ・コケコ(アノ人間、話ノ途中デ躊躇イヲ見セテイタ…『カプ・プリエ』ニツイテ何カ知ッテイソウダナ…。)

サトシ「アローラ地方を機械都市化したらアローラ地方のポケモン達はどうなるんですか!」

ブラッド公「人間が豊かに生きていくためのは多少の犠牲が必要なのだ。人間にも犠牲が出るのならまだしも、それがポケモンだけで済むならどんなにありがたいことか!」

ゼノ「ブラッド公!貴様、ポケモンの命を何だと思っているんだ!」

サトシ「そうだそうだ!」

ピカチュウ「ピカー!」

ククイ「ブラッド公、あなたがそんな残酷な人だったなんて…!」

マーマネ「酷すぎるよそんなの!」

ブラッド公「私に逆らう気か?あの時のように。」

ククイ「悪いけどそうさせてもらいます。ポケモンの事を全く考えない計画なんて実行してはいけない!」

カプ・コケコ「クソッ!今回ノ拘束ハ前ノト違ッテカナリキツイ物ノヨウダナ…!」
 ▼ 112 1◆/qIi/n6GLc 16/12/25 19:41:00 ID:XCxAPGQs [7/27] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「カプ・コケコを助けないと…!」

ゼノ「…そうだ、このポケットの中にボールが入ってるはずだ!君のピカチュウに頼みがある。」

ピカチュウ「ピカチュ?」

ゼノ「このポケットの中にボールがあるはずだ。このポケットを軽く尻尾でたたいてくれないか?」

ピカチュウ「ピーカッチュウ!ピーカ、ピーカ…。」

ピカチュウはゼノに届くようにゆらゆら揺れる。

ブラッド公「だがこちらには人質がある!カプ・プリエが言うことを聞かなかったらどうなるか分かっているな!」

リーリエ「ど、どうしたら…。」

マオ「リーリエ、ここは時間を稼ぎましょう!(小声)」

リーリエ「はっ、はい…(小声)」
 ▼ 113 1◆/qIi/n6GLc 16/12/25 19:54:59 ID:XCxAPGQs [8/27] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スイレン「あなた、そんなことしたら守り神達から怒られて怒りの鉄槌喰らわされるよ?」

カキ「かつてウラウラ島でカプ・ブルルの大事なところにお店を建てた結果、怒りの鉄槌を受けたからな、勝手にアローラ地方を機械都市化するならアローラ地方全ての守り神から怒りの鉄槌を喰らうだろうな!」

ブラッド公「それならアローラ地方の守り神を全て私の配下にするか、全員始末すればいいだけの事!」

リーリエ「仮に守り神達から怒りの鉄槌を喰らったとして、あなたが苦しむだけならいいですが、間違いなくアローラに住む人々全員が苦しむことになりますよ!」

ピカチュウ「ピーカッ!」ポンッ

遂にピカチュウは尻尾でゼノのポケットを叩くことに成功した。そこには1個モンスターボール入っており、そこから出てきたのはウルガモスだった!

ウルガモス「ウルルー!」

サトシ「ウルガモス!」

ゼノ「ウルガモス!俺達を縛っている鎖を焼いて切ってくれ!そしてカプ・コケコも開放するんだ!」

ウルガモス「ウル!」ボワッ

ウルガモスはサトシ達をぶら下げてる鎖に火炎放射を放った。たちまち鎖は溶けてちぎれ、サトシ達は解放された。
同じくカプ・コケコの檻もカプ・コケコが火傷しないように上半分を焼いて溶かして開き、カプ・コケコの拘束具も火を小さめに調整して溶かした。
 ▼ 114 1◆/qIi/n6GLc 16/12/25 20:04:49 ID:XCxAPGQs [9/27] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゼノ「ありがとう、ウルガモス!」

サトシ「みんな!」

カプ・プリエ「カプー!」

マオ「サトシ!大丈夫!?」

サトシ「何とかね!」

リーリエ「よかった…ご無事で!」

ククイ「さぁ、人質には逃げられたようだね!どうするのかな?」

ブラッド公「ならば…。」バッ

ブラッド公は2つのボールを投げた。どこから出てきたのはなんと…!

ソルガレオ「ラリオーナ!」

ルナアーラ「マヒナペーア!」
 ▼ 115 ガラティアス@フォーカスレンズ 16/12/25 20:12:10 ID:JXlMnmbk NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
支援
 ▼ 116 1◆/qIi/n6GLc 16/12/25 20:14:23 ID:XCxAPGQs [10/27] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・コケコ「コケッ!?」

カキ「あ、あれは…!」

ククイ「伝説のポケモン、ソルガレオとルナアーラじゃないか!」

サトシ「伝説のポケモンだって!?」

リーリエ「あの2匹がどうしてブラッド公なんかに…!」

ブラッド公「時間はかかったがね。さぁソルガレオ!ルナアーラ!奴らを始末しろ!」

ソルガレオ「ラリオ!」

ルナアーラ「マヒナペ!」

サトシ「そうはさせるか!行くぞピカチュウ!」

ピカチュウ「ピィカー!」

カキ「頼むぞ!バクガメス」

バクガメス「ガメース!」

スイレン「アシマリも行って!」

マオ「お願い、アマカジ!」

マーマネ「トゲデマルも!」
 ▼ 117 1◆/qIi/n6GLc 16/12/25 20:32:52 ID:XCxAPGQs [11/27] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ブラッド公「それでも私に逆らうか、愚かな。」

カプ・コケコ(アノ2匹ガ…何故!?)

カプ・プリエ「サトシ、自分ハ…ドウシタラ…。」

サトシ「カプ・プリエはそこにいるんだ!」

カキ「バクガメス!火炎放射!」

マオ「アマカジ!はっぱカッター!」

マーマネ「トゲデマル!びりびりちくちく!」

サトシ「ピカチュウ!10万ボルト!」

ゼノ「ウルガモス!虫のさざめき!」

サトシ一行のポケモン達の一斉攻撃。しかしブラッド公は少しも慌てず。

ブラッド公「雑魚め。ルナアーラシャドーレイ!」

ルナアーラ「マヒナペーア!」

ルナアーラのシャドーレイはあっという間にサトシのポケモン達の技を粉砕し、こちらに飛んでくる。
 ▼ 118 1◆/qIi/n6GLc 16/12/25 20:38:29 ID:XCxAPGQs [12/27] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゼノ「ウルガモス!蝶の舞で舞いつつかわすんだ!」

ウルガモス「ウルッ!」サッ

ウルガモスは蝶の舞でかわすも他のポケモン達はアシマリを除き全員直撃。ふっ飛ばされ1発だけなのにかなりのダメージを受けた。

リーリエ「そんな…。」

ククイ「なんて威力だ…!」

サトシ「ピカチュウ!」

カキ「バクガメス、大丈夫か!?」

マオ「アマカジ、しっかりして!」

マーマネ「トゲデマル!」

ブラッド公「うるさいトレーナーめ!ソルガレオ、あの人間達に向かってメテオドライブ!」

ソルガレオ「ラリオーナ!」バッ

ソルガレオがパワーをまとってサトシ達に向かってくる。

スイレン「アシマリ、バルーン!」

アシマリ「あしゃまー!」プクーッ

ブラッド公「そんなもの効くか!」
 ▼ 119 1◆/qIi/n6GLc 16/12/25 20:52:41 ID:XCxAPGQs [13/27] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ソルガレオは難なくアシマリのバルーンを破壊。アシマリをそのまま吹っ飛ばす。

アシマリ「マリーッ!」

スイレン「アシマリ!」

ゼノ「来るぞっ!」

カプ・コケコ「コケーッ!」ガンッ

ソルガレオ「ラリオッ!?」

次の瞬間、カプ・コケコが凄い勢いでソルガレオに突っ込んだ。なんとかソルガレオの動きは止まり、サトシ達に直撃せずに済んだ。

サトシ「ありがとう、助かったぜカプ・コケコ!」

ブラッド公「流石は守り神か…まだだ!行け、ルナアーラ!」

ルナアーラ「マヒナペ!」バッ

サトシ達に突っ込もうとするルナアーラ。次の瞬間、カプ・プリエが前に飛び出した!

カプ・プリエ「カプーッ!」

ゼノ&サトシ「カプ・プリエ!」

カプ・コケコ「待テ!プリエッ!」

ブラッド公「しまっ…ルナアーラ、よせーっ!」
 ▼ 120 1◆/qIi/n6GLc 16/12/25 21:09:05 ID:XCxAPGQs [14/27] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ブラッド公は攻撃をやめるように指示するも時遅く、ルナアーラの翼による攻撃はカプ・プリエに直撃した。

カプ・プリエ「カッ…!」ズシャァ

サトシ達はカプ・プリエの落ちた場所に駆け寄った。しかしカプ・プリエの姿を見てサトシ達は驚愕する。

カプ・プリエ「…。」プスッ、プスッ…

サトシ「カプ・プリエ!…はっ!これは!?」

カプ・コケコ「プリエ…ソノ傷ハ…!」

マーマネ「この傷跡に見える沢山の回路と胸にあるコア…まさかカプ・プリエは…!」

ブラッド公「あ…あぁ…!」

ゼノ「とうとうバレてしまったか…。」

ククイ「ゼノ!カプ・プリエは…!」

ゼノ「その通り、カプ・プリエはカプ・コケコ達を基に作られたロボットなんだ…ブラッド公がアローラ地方の人々に復讐するために凄腕の発明家に頼んだオーダーメイドのね。ブラッド公、貴様が使ってるソルガレオとルナアーラもロボットなんだろ?」

ブラッド公「グッ…。」
 ▼ 121 1◆/qIi/n6GLc 16/12/25 21:27:32 ID:XCxAPGQs [15/27] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
するとカプ・プリエが起き上がり、サトシ達全員が見渡せる所まで浮き上がって止まりこちらを向いた。
その目は赤く染まり、無表情で見つけている。サトシ達はカプ・プリエの様子がおかしいことに気付いた。

カプ・プリエ「私、ロボット達ヲ弄ンダ罰ダ。」

カキ「ど、どうしたんだ…?」

カプ・プリエ「今カラロボット達ノ脅威トナル人間、ロボットノ国ヲ作上で不要ナポケモンノ完全排除ヲ開始スル。ロボット達ガ無害デ暮ラセル世界ノ為ニ滅ブガイイ。」

マオ「なんですって!?」

マーマネ「ブラッド公!カプ・プリエは人間はおろかポケモンすらこの世界にはいらないって言ってるんだよ!?」

スイレン「こ、こんなこと…。」

ゼノ「カプ・プリエ!罰を受けるのは俺とブラッド公だけでいい!他の人間達には、ポケモン達には手を出さないでくれ!」

しかしカプ・プリエは効く耳を持たず、その場を去ろうとする。

ブラッド公「ええい!ルナアーラ!あのポンコツロボットを破壊しろ!シャドーレイ!」

ルナアーラ「マヒナペーア!」ブワッ
 ▼ 122 1◆/qIi/n6GLc 16/12/25 21:36:42 ID:XCxAPGQs [16/27] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・プリエはシャドーレイを受け止めたかと思うとそれを刃に変えてルナアーラに飛ばした。その刃を受けたルナアーラは真っ二つに割れて爆発、焦げた部品がサトシ達の前に落ちた。

リーリエ「あぁ、ルナアーラが…。」

ククイ「本当にロボットだったのか…。」

ブラッド公「まだだ、行け、ソルガレオ!」

ソルガレオ「ラリオーナ!」バッ

ソルガレオはカプ・プリエに突っ込もうとしたが動きを止められ、そのまま分解されてしまった。そしてルナアーラの破片が浮き上がり、分解された部品がカプ・プリエに集まる。

カプ・プリエ「ロボットデスラ逆ラウカ。ナラコノ世界ヲ全テ破壊シテモウ一度作リ直ストシヨウ。」

カプ・プリエはそのまま飛び去ってしまった。

サトシ「カプ・プリエー!」

カプ・コケコ「コケーッ!」

ゼノ「俺が想定した自体より最悪な事態に発展するとはな…。」
 ▼ 123 1◆/qIi/n6GLc 16/12/25 21:42:44 ID:XCxAPGQs [17/27] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>121
見つけて→見つめて

>>122
自体→事態
 ▼ 124 1◆/qIi/n6GLc 16/12/25 21:59:45 ID:XCxAPGQs [18/27] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・コケコ(ソウカ、アノ人間ガ隠ソウトシテイタノハ…。)

ゼノ「俺がカプ・プリエを破壊しようとしたのは、ブラッド公がカプ・プリエを使ってカプ・コケコ達を操りアローラ地方の王になろうとしたの止めるためさ。でも、カプ・プリエがサトシ達と仲良くなったのと俺の失言をきっかけに作戦を変えた。」

リーリエ「失言?」

ゼノ「『仮にカプ・プリエがアローラの守り神を統べる者になったとしてもブラッド公は選ばず、サトシを王に選ぶだろう』とね。これでブラッド公はサトシやカプ・コケコを人質にして言うことを聞かす作戦に変更したんだ。」

ククイ「それでサトシ君やカプ・コケコを誘拐した訳か。」

スイレン「でもカプ・プリエが暴走してあんなになってしまったから計画はもう台無しってことだよね。」

ゼノ「あぁ、だがカプ・プリエは人間とポケモンを滅ぼす事しか頭にない。早くカプ・プリエを破壊しないとアローラ地方はおろか、この地球の人間とポケモン全てがおしまいだろう。」

サトシ「いや、カプ・プリエを破壊なんてしない!俺が説得する!」

マーマネ「サトシ…ああいう系のロボットは人間以上に頭が固いんだ。説得なんて生き入れる訳が…。」

サトシ「やってみないと分からないだろ!?」ダッ

ゼノ達「サトシ!?」ダッ

ブラッド公「私の…計画が…。」

サトシは走ってカプ・プリエを追った。ゼノ達もそれを追う。
ブラッド公はうなだれるしかなかった。
 ▼ 125 1◆/qIi/n6GLc 16/12/25 22:00:28 ID:XCxAPGQs [19/27] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>124
生き入れる→聞き入れる


誤字が多くてすみません。
 ▼ 126 1◆/qIi/n6GLc 16/12/25 22:19:34 ID:XCxAPGQs [20/27] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
建物を出て森を出た先にある丘。ここは見渡しはよく、ハウオリシティがよく見える場所だった。
カプ・プリエはハウオリシティに向けてソルガレオとルナアーラの部品から得たエネルギーをため込んでいた。どうやらそのエネルギーをハウオリシティにぶつけるつもりのようだった。しかしそこへサトシ達が駆けつける。

サトシ「やめるんだ、カプ・プリエ!」

ピカチュウ「ピカチュピー!」

カプ・プリエ「愚カナ人間トポケモン…今更何ヲシニキタ?」

サトシ「思い出してくれ!俺達友達だっただろ!?」

カプ・プリエ「…何馬鹿ナ事ヲ言ッテイル?」

少し後にククイ達も駆け付けた。

ククイ「サトシ君!」

ゼノ「まずい…カプ・プリエはハウオリシティをあのエネルギー砲で破壊するつもりだ!」

カキ「エネルギー砲!?」

マーマネ「あのエネルギー砲だとハウオリシティは跡形もなく消し飛んじゃうよ!」

 ▼ 127 1◆/qIi/n6GLc 16/12/25 22:43:48 ID:XCxAPGQs [21/27] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そうこうしているうちにエネルギーはどんどん溜まっていく。ここで、ゼノはカキがZとリングとホノオZを持っていることに気付いた。

ゼノ「君、ZリングとホノオZを持っているのか…そうだ!君のバクガメスと俺のウルガモスのダイナミックフルフレイムで…!」

カキ「そうか、Z技なら!」

ゼノとカキは並んで炎Z技の動きをする。バクガメスとウルガモスはZパワーを身にまとった。

カキ「行くぞ、バクガメス!」

ゼノ「ウルガモス!あのエネルギー砲に向かって…!」

カキ&ゼノ「ダイナミックフルフレイム!」

バクガメス「ガメースッ!」ブワッ

ウルガモス「ガモースッ!」ブワッ

バクガメスとウルガモスのダイナミックフルフレイムがエネルギーに直撃。しかしまだ火力が足りないのか、エネルギー砲は消えない。
そこにピカチュウ達がさらに攻撃を加える。


 ▼ 128 1◆/qIi/n6GLc 16/12/25 22:51:46 ID:XCxAPGQs [22/27] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「ピカチュウ!10万ボルト!」

マオ「アマカジ!はっぱカッター!」

マーマネ「トゲデマル!びりびりちくちく!」

スイレン「アシマリ!バルーンをカプ・プリエにぶつけて!」

アシマリ以外はエネルギー砲に攻撃し、アシマリはバルーンをカプ・プリエにぶつけて気を反らそうとする。
更にカプ・コケコの電撃も加わった。

カプ・コケコ「コケッコーッ!」バリバリバリッ

カプ・プリエ「小癪ナッ…!」

エネルギー砲は消え去った。これで一旦はハウオリシティは守られた。カプ・プリエの元にサトシは近寄る。

サトシ「一緒に帰ろう、カプ・プリエ。ロボットとか関係ない。お前は俺の大切な友達だよ。」

カプ・プリエ「…カクナル上ハ!」ガバッ

サトシ「えっ!?」

カプ・プリエはサトシを掴むとそのまま姿を消した。
 ▼ 129 1◆/qIi/n6GLc 16/12/25 22:59:40 ID:XCxAPGQs [23/27] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「ピカピ!?」

リーリエ「サトシ!?どこに行ったの!?」

ククイ「あ、あれは!?」

上を見上げると上空に機械の部品らしきものがどんどん集まっていく。メレメレ島以外の島からも部品が集まっていった。島の人々は大パニック。

島民「なんだなんだ!?」

島民2「どうなっているの!?」

その部品は大気圏付近に集まって一つの巨大な塊になった。これでカプ・プリエが何をするかゼノ達は察した。

ゼノ「そうか、カプ・プリエはあの巨大な鋼の塊をここに落として何もかも滅ぼすつもりだ…!」

マーマネ「あの大きさだったらアローラ地方だけじゃない、他の地方も…!」

カキ「あぁ、間違いなく滅びるだろうな。」

マオ「だったらどうしてサトシを連れて行ったの!?」

ゼノ「アローラ地方が滅びる瞬間を見せようとしているのかもな。」

ククイ「破滅のショーの特等席ってわけか…。」
 ▼ 130 1◆/qIi/n6GLc 16/12/25 23:06:32 ID:XCxAPGQs [24/27] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・コケコ「コケッ!」バッ

カプ・コケコはずっと上空を見ていたかと思うと突然高く飛びあがり、巨大な鋼の塊のもとへ向かって行った。

スイレン「あっ!カプ・コケコが!」

リーリエ「どこへ行くのでしょうか…?」

ゼノ「あの鋼の塊を破壊しに行くのか、サトシを助けに行くのかどちらかだろうな。」

マオ「カプ・コケコ1匹で!?」

ククイ「でも、僕達じゃどうしようもない…カプ・コケコに全てを託すしかなさそうだね。」

ピカチュウ「ピカピ…。」

アマカジ「カジー。」

アシマリ「マリマリ。」

トゲデマル「デマール。」

バクガメス「ガメス…。」

ウルガモス「ウルー。」

ゼノ「頼む…カプ・コケコ。アローラ地方を…この地球を守ってくれ!」
 ▼ 131 1◆/qIi/n6GLc 16/12/25 23:16:04 ID:XCxAPGQs [25/27] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その頃、他の島の守り神達もこの異常を察知していた。

カプ・テテフ「ネェネェ、空ノ上ノ変ナ塊見エルー?」

カプ・レヒレ「エェ、見エテイルワ。」

カプ・ブルル「コチラカラモ確認デキタ。何ガ起オキヨウトシテイルンダ?」

カプ・テテフ「ナンカコッチニ近ヅイテ見エルケド…アレ?」

カプ・テテフは巨大な塊に向かって飛んでいく黄色い光を見つけた。カプ・コケコだ。

カプ・レヒレ「ドウシタノ?テテフ。」

カプ・テテフ「アレッテ、コケコ?アノ塊ニ向カッテ飛ンデッテルー。」

カプ・ブルル「コケコガ?」

カプ・レヒレ「ヨカッタ、何トカ囚ワレテイタ所カラハ出ラレタノネ!」

カプ・ブルル「アンナ所ヘ向カッテコケコハドウスルツモリダ…?」

カプ・テテフ「コレカラドウスルノー?」

カプ・レヒレ「トリアエズ、コケコニ任セテミマショウ。」

カプ・ブルル「ソウダナ、コケコナラ大丈夫ダトハ思ウガ、何カアッタラコケコカラ助ケヲ求メテクルハズダ。」

カプ・テテフ「ナンカツマンナイノー。」
 ▼ 132 1◆/qIi/n6GLc 16/12/25 23:33:40 ID:XCxAPGQs [26/27] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ここは先ほどの鋼の塊の内部。サトシはここに連れ込まれた。

サトシ「俺を一体どうするつもりなんだ…。」

カプ・プリエ「ココハ巨大ナ機械ノ塊ノ内部。オ前ハコノ塊ト共にアノ星ヘ落チテモラウ。」

サトシ「何だって!?」

カプ・プリエ「コノ塊ガ落チタ後ノコノ星ノ生命体ノ生存率ハ0.01%。まず生キ延ビラレハシナイ。」

サトシ「そ、そんな…。」

するとサトシの前の方の床が突然何か貫いたかと思うとカプ・プリエに突っ込んだ。

カプ・プリエ「ナッ!?」

サトシ「お前は…!」

カプ・コケコ「ソコマデダ、プリエ!」

カプ・プリエ「メレメレ島ノ守リ神、カプ・コケコ、電気・フェアリータイプ…。」

カプ・コケコ「コウイウ戦は好キデハナイガ、メレメレ島ヲ荒ラストイウナラ、容赦ハシナイ!」

カプ・プリエ「何故ダ?ポケモンノミヲ守ルノナラマダ理解可能ダガ、愚カナ人間ヲモ共ニマモル…?」

カプ・プリエ「なぜだ
 ▼ 133 1◆/qIi/n6GLc 16/12/25 23:34:15 ID:XCxAPGQs [27/27] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>132
一番下の文は気にしないでください。
最近PCの調子が悪い…。
 ▼ 134 ルガルド@サイコソーダ 16/12/25 23:57:50 ID:.82fTMW2 NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 135 1◆/qIi/n6GLc 16/12/26 00:06:01 ID:cYRlK6CM [1/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・コケコ「…確カニ、愚カナ人間ハ沢山イル。オ前ヲ作ッテ俺達ヲ統ベル王ニナルトカイウ人間以外ニモ、『金』トカイウモノノ為ニ、俺ヤ他ノポケモンヲ捕マエヨウトスル人間モ沢山見タ。」

カプ・プリエ「…ソレデ?」

カプ・コケコ「ダガナ、愚カナ人間ダケデハナイ。良イ人間モ沢山イル!困ッテイルポケモンヲ助ケヨウトスル人間、愚カナ人間ヲ裁ク人間、ポケモン達ト交流ヲ大事ニスル人間、俺達守リ神ト島ヲ守ル事ニ協力シテクレル人間…!」

カプ・プリエ「ソンナ綺麗事デ人間ヲ守ロウト?」

カプ・コケコ「プリエ!オ前モ人間ノ良イ所ヲ見テキタハズダ!特ニ今オ前ガサラッテキタアノ人間ニハ何度モ助ケラレ、人間トポケモンガ仲良ク暮ラス姿ヲ見テキタダロウ!ソレデモオ前ハソレガ全テ綺麗事ダトウノカ!?」

カプ・プリエ「ソンナ事ハモウドウデモイイ…『コノ星全テノ人間トポケモンヲ滅ボス』、ソレヲ実行スルマデダ!」

カプ・コケコ「クソッ、コノ分カラズヤメッ!」

サトシ(カプ・コケコ…。)

サトシは言葉が出なかった。
アローラ相撲やポケモンバトルをしながらカプ・コケコはちゃんとこの島の人々やポケモンを見ててくれたのだ。長年メレメレ島を守りながらも人間やポケモンを見てきたからこそ言えることなのだろう。サトシはそう思った。

カプ・コケコ「コケーッ!」バリバリッ

カプ・プリエ「ソンナ技ナド当タリハシナイ、ラスターカノン!」ピカッ

カプ・コケコ「コケッ!」サッ

カプ・コケコとカプ・プリエの激しい技の撃ち合いが続いていた。

 ▼ 136 ヤップ@リバティチケット 16/12/26 01:21:14 ID:J8b7VEWs NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 137 1◆/qIi/n6GLc 16/12/26 20:24:40 ID:cYRlK6CM [2/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「何とか…何とか戦いを止められないか!?」

カプ・プリエ「逃ガサン…!ロックオン!」カチャッ、ピーピーピー

カプ・コケコ(ロックオン…厄介ナ技ヲ…!)

カプ・プリエ「ラスターカノン!」ピカッ

カプ・コケコはラスターカノンから逃げ回るも、ロックオンからのラスターカノンはどこまでもカプ・コケコを追う。
カプ・コケコが来そうなところに構えるカプ・プリエ。そして案の定カプ・コケコはそこに飛んできた。

カプ・プリエ「ソコダッ!ムーンフォース!」ビシュッ

カプ・コケコ「コケッ!?」ドゴオッ

ムーンフォースはカプ・コケコに直撃。カプ・コケコは床に落ちそうになるも何とか持ちこたえた。等倍とはいえ、結構なダメージを負ったようだった。
そこにサトシが駆け寄る。

サトシ「カプ・コケコ、大丈夫か!?」

カプ・コケコ「何トカナ…俺達を基ニ作ッタ『ロボット』、一筋縄デハイカナイヨウダ。」
 ▼ 138 1◆/qIi/n6GLc 16/12/26 20:35:36 ID:cYRlK6CM [3/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「カプ・プリエ!こんなことして楽しいのかよ!?」

カプ・プリエ「楽シイ?ソンナモノ私ニハ無イ。『人間トポケモンヲ滅ボス』ソノタメニ邪魔ナ奴ヲ排除シテイルニ過ギナイ。」

カプ・コケコ「無駄ダ、アイツハ人間トポケモンヲ消シ去ル事シカ頭ニ無イ…。」

サトシ「カプ・プリエ…壊すしか止める方法はないのか?」

突然塊が揺れだした。

サトシ「なんだ!?地震?」

カプ・プリエ「後数分デコノ塊ハ落下ヲ始メル。コノ星ノ終焉モ近イ…。」

カプ・コケコ「コウナッタラ…!」

カプ・コケコはサトシのZリングにどこから取り出したのかデンキZを取り付け、Zリングに付けたデンキZを押した。Zリングは黄色く輝き始めた。

サトシ「これは…デンキZ?」

カプ・コケコ「モウ時間ガナイ、ソノデンキZカラノZパワーヲ俺ニ与エテクレ!」
 ▼ 139 1◆/qIi/n6GLc 16/12/26 20:53:33 ID:cYRlK6CM [4/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「まさかスパーキングギガボルトをカプ・プリエにぶつけるつもりなのか!?」

カプ・コケコ「ソレ以外ニドウスルト言ウンダ?」

サトシ「そんな事をしたらカプ・プリエはどうなるんだよ!」

カプ・コケコ「私情ヲ捨テロ!俺ダッテ本当ハヤリタクナインダ!」

サトシ「えっ!?」

カプ・コケコのまさかの返答に驚きを隠せないサトシ。

カプ・コケコ「スパーキングギガボルトヲカプ・プリエニブツケレバ、カプ・プリエハ死ヌカモシレナイ。カト言ッテ、ブツケナカッタラ塊ガ落チテコノ星ハ終ワル。ドチラヲ選ボウガ後悔ハ付キマトウナ。」

サトシ「カプ・コケコ…。」

カプ・コケコ「ダガ、ドンナニ悲シイ・苦シイ結末ニナロウト、自分ノ本心ニ逆ラッテデ
モヤラナケレバナラナイ時ガアルンダ!」

サトシ「…。」

2つの選択肢、スパーキングギガボルトでカプ・プリエを破壊すれば塊は壊れて地球に落ちることは避けられるかもしれないがカプ・プリエの命の保証はない。
スパーキングギガボルトを撃たなければまもなく塊は落下して地球の生物は自分、カプ・コケコ、かつての友人を含めてほぼ滅亡。何億もの生物が犠牲となるのだろう。
カプ・プリエの命と何億もの命。どちらを失っても後悔はするだろう。
 ▼ 140 1◆/qIi/n6GLc 16/12/26 21:02:19 ID:cYRlK6CM [5/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・コケコ「頼ム…力ヲ貸シテクレ!」

カプ・コケコがここまで全力で人間に頼みごとをするのは初めてかもしれない。
サトシの後悔は、カプ・プリエを破壊する後悔よりも、自分と共に何億の命が消える後悔の方が勝った。

サトシ「…分かったよ、カプ・コケコ!カプ・プリエを…倒そう!」

カプ・コケコ「サトシ…!」

カプ・プリエ「下等ナ生物共ガ…何ヲスルツモリダ?」

サトシ「いくぞ…カプ・コケコ!」

カプ・コケコ「アァ!」

サトシは電気のゼンリョク技を発動される動きをした。そしてカプ・コケコはそのZパワーを身に纏った。

カプ・プリエ「強力ナ電気反応ヲ確認。防御態勢ニ入ル。」

カプ・コケコからの攻撃を警戒し、殻を閉じるカプ・プリエ。
そして、カプ・コケコが解き放つ、全力のZワザ!

サトシ&カプ・コケコ「スパーキング…ギガボルトォォォォォォォォォッ!」
 ▼ 141 1◆/qIi/n6GLc 16/12/26 21:25:49 ID:cYRlK6CM [6/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
Zパワーで溜め込まれた強力な電気がカプ・プリエに向かって放たれた。殻を閉じた状態でそれを受け止めるカプ・プリエ。

カプ・プリエ「コンナモノ受ケ止メテ無力化デキル…ッ!?」ガッ

サトシ「無効化させはしないぞ…!」

カプ・コケコ「コケッ…!」

なんとカプ・プリエの殻の片方ずつにいつの間にかサトシとカプ・コケコがしがみついていた。どうやらカプ・プリエの殻を無理矢理こじ開けてスパーキングギガボルトを直撃させようとしているようだ。

カプ・プリエ「馬鹿ナ!殻ヲコジ開ケテ直撃サセルツモリカ!?」

カプ・コケコ「プリエ!オ前ガ殻デ、スパーキングギガボルトヲ防ゴウトスルノハ想定内ダッタ…!」

サトシ「人間とポケモンの絆の力!殻じゃなくてその身で味わってもらわないとな!」

力を振り絞ってカプ・プリエの殻をこじ開けようとするサトシとカプ・コケコ。カプ・プリエも負けじと殻を閉める力を強める。

カプ・プリエ「コンナ…コンナ下等ナ生物如コニ…ッ!」ググググッ

サトシ&カプ・コケコ「うおおおおおおおっ!」ガパッ

遂にカプ・プリエの殻が開かれた。そしてスパーキングギガボルトがカプ・プリエに直撃。
だが、カプ・プリエの殻を開くためにすぐ近くにいたサトシとカプ・コケコも当然被弾。

カプ・プリエ「FatalError、FatalError…!」バリバリ

サトシ&カプ・コケコ「うわあああああっ!」バリバリ

カプ・プリエ「…サトシ…コケコ…?」
 ▼ 142 1◆/qIi/n6GLc 16/12/26 21:38:54 ID:cYRlK6CM [7/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そしてカプ・プリエを中心に爆発が起こった。爆風に吹き飛ばされ、壁に叩きつけられるサトシとカプ・コケコ。カプ・プリエも体の一部が焦げて床に落ちた。双方かなりのダメージを負ったようだ。

サトシ「うぅ…流石にスパーキングギガボルト直撃はきついな…。」

カプ・コケコ「コケッ…。」

カプ・プリエ「…。」バチバチッ

サトシ「そうだ、カプ・プリエ!」

何とか起き上がってカプ・プリエのもとへ向かうサトシとカプ・コケコ。

カプ・プリエ「サトシ…コケコ…。」

カプ・コケコ「プリエ!オ前…正気ニ戻ッタノカ!?」

サトシ「スパーキングギガボルトのおかげか?でもよかった…早く脱出しないと!」

ここでまたしても塊が揺れた。

カプ・プリエ「イケナイ!塊ガ落チ始メタ!」

カプ・コケコ「何ダト!?」

サトシ「早く塊を壊さないと…うっ!」

カプ・コケコ「先程ノ戦イノダメージガ…!」

しかし、サトシとカプ・コケコはカプ・プリエを止めるためにスパーキングギガボルト発射に加えてカプ・プリエ共々直撃したためにかなりのダメージを負っており、到底塊を破壊できるほどの体力は残ってなかった。
 ▼ 143 1◆/qIi/n6GLc 16/12/26 21:49:16 ID:cYRlK6CM [8/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・プリエ「…塊ハ自分ガ破壊スル。」パカッ、ピッピッピッ…

カプ・コケコ「プリエ!?」

サトシ「まさかそれは…自爆装置!?」

カプ・プリエは自身を自爆させて塊を破壊するつもりのようだ。

カプ・プリエ「自分ハモウ地球ニハ戻レナイ。サトシトコケコダケデ地球ニ帰ッテ…。」

カプ・コケコ「何ヲ言ッテイル!」

サトシ「早く自爆装置を止めるんだ!そんな事しなくても塊を壊す方法があるはずだ!」

カプ・プリエ「モウ時間ガ無い!二人ハコウ並ンデ…ッ!」バッ

カプ・プリエは前にサトシ、後ろにカプ・コケコを並べると腕にあったロープ機能を使い、2人が離れないように縛りつけてその腕を切り落とした。

サトシ「待ってくれ、カプ・プリエ…!」

カプ・プリエ「自分ガヤロウトシタ事ハ許サレル事ジャナイ…。自分ガヤッタ事は、自分デ終ワラセナイト…。」
 ▼ 144 1◆/qIi/n6GLc 16/12/26 22:04:52 ID:cYRlK6CM [9/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・コケコ「プリエ…。」

カプ・プリエ「サトシ、コケコ。アリガトウ。イッパイ遊ンデクレテ、イッパイ教エテクレテ、イッパイ話カケテクレテ…少シノ間ダッタケド、トッテモ楽シカッタ。最後ニ酷イ事シテシマッタケド…サトシトコケコトハ友達ッテ言ッテイイノカナ…?」

サトシ「そうだよ、カプ・プリエはかけがえのない大切な…。」

カプ・プリエ「モシ、マタ会エルナラ本物ノポケモンニナッテ、サトシヤコケコトモウ一度友達ニ…!」ドンッ!

サトシ&コケコ「うわっ!」

カプ・プリエはサトシとカプ・コケコを外に突き飛ばした。サトシとカプ・コケコはどんどん小さくなっていった。
自爆装置のタイマーが20秒を切った。その間、カプ・プリエはサトシ達との思い出を思い返していた。
サトシと出会った日の事、サトシとその友人達から『カプ・プリエ』という名前を貰ったこと、ロケット団から助けてくれたこと、カプ・コケコと一緒にポケモンハンターを捕まえたこと、カプ・コケコと2匹で話をしたこと、みんなでパイ投げ合戦をしたこと…。短い日々だったが、どれも楽しい事ばかりだった。
タイマーが10秒を切った時、カプ・プリエは最後にやらなけばならない事を思い出した。5秒間、カプ・プリエは祈り続けた。そして爆発まで5秒、4、3、2、1…。

カプ・プリエ「サトシ、コケコ、ミンナ、サヨナラ…」

0…。
 ▼ 145 1◆/qIi/n6GLc 16/12/26 22:10:05 ID:cYRlK6CM [10/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ドカァァァァァァン!

サトシ&カプ・コケコ「っっっ!!!」

数分前にサトシとカプ・コケコがいた塊は大爆発を起こし、跡形もなく消し飛んだ。サトシとカプ・コケコは心で何かかはじけたように叫んだ。

サトシ&カプ・コケコ「カプ・プリエ―――――――――――――――ッ!」

そのまま、2人は地球の方へ落ちていった。
 ▼ 146 1◆/qIi/n6GLc 16/12/26 22:24:21 ID:cYRlK6CM [11/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ただただ落ちていくサトシとカプ・コケコ。
ふと、サトシが下を見ると4つの島々が見え始めた。いつの間にかアローラ地方が見えるところまで落ちてきていたようだ。

サトシ「アローラ地方…飛行機で見た時より綺麗に見えるな。」

すると、3つの島々からピンク・赤・青い光が集まって1つになったかと思うとこちらに向かって飛んできた。思わずコケコの腕をつつく。

サトシ「コ、コケコ!あの光は何だ!?」

カプ・コケコ「光…?」

ここで、カプ・コケコの頭の中にまたあの声が聞こえてきた。

カプ・ブルル「コケコ!シッカリシロ!コケコ!」

カプ・テテフ「待ッテテ!テテフ達ガ受ケ止メル!」

カプ・レヒレ「コケコ!」

カプ・コケコ「テテフ!ブルル!レヒレ!」

サトシ「ま、まさかあのポケモン達は!」

カプ・コケコ「他ノ島ノ…守リ神達ダ…!」
 ▼ 147 1◆/qIi/n6GLc 16/12/26 22:34:35 ID:cYRlK6CM [12/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
テテフ、ブルル、レヒレの3匹はこちらに突っ込んで、サトシとカプ・コケコを受け止めた。
しかし大気圏ギリギリから落ちてきたこともあり、守り神3匹だけでは止められず、そのまま落ちていった。
その少し後、サトシにも聞き覚えのある声が聞こえてきた。

ピカチュウ「ピカピ!ピカピー!」

ゼノ「サトシ!カプ・コケコーッ!」

そこはサトシがカプ・プリエに連れ去られる前にいた丘だった。ゼノやサトシだけでなく、ククイ達も落ちてくるサトシと守り神達の元へ走り寄ってきた。

ゼノ一同「ぬおおおおおおおおっ!」ザザザザザザザザザザザ・・・

ゼノ達は落ちてきたサトシと守り神達を受け止め、受け止めた場所から30m程離れたところで止まった。

ククイ「…みんな、大丈夫かい?」

マオ「な、なんとか…。」

リーリエ「大丈夫です…。」
 ▼ 148 1◆/qIi/n6GLc 16/12/26 22:41:16 ID:cYRlK6CM [13/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・レヒレ「コケコ!大丈夫!?」

カプ・コケコ「俺ハ大丈夫。ソレヨリ…。」

カプ・コケコはぐったりしたサトシを見た。ゼノ達はサトシの方へ集まってきた。

マーマネ「サ、サトシ…?」

カキ「おい、聞こえるなら返事してくれ!」

スイレン「しっかりして、サトシ!」

サトシはゆっくりを目を開けた。

サトシ「へへ…俺も大丈夫だよ。」

ピカチュウ「ピカピー!」ガバッ

サトシ「ピカチュウ!」

ゼノ「よかった…本当に良かった…!」

サトシとカプ・コケコが無事に帰還したことに喜ぶククイ達。
サトシとカプ・コケコもこの世界全てに及んだであろう最悪の事態を避けられたことを実感していた。だが、2人は素直には喜べなかった。
 ▼ 149 1◆/qIi/n6GLc 16/12/26 22:49:53 ID:cYRlK6CM [14/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシが持っているロープ…それはサトシとカプ・コケコを離れないように巻き付けていたカプ・プリエの腕だった。それを悲しそうに見つめるサトシとカプ・コケコ。

ククイ「サトシ君、それは…。」

サトシ「カプ・プリエの腕に搭載されていたロープです。これで俺とカプ・コケコを縛って、離れないようにしてここに落ちるようににしてくれたんです…。

カプ・コケコ「コケココー。」

ククイ「そうか…辛い経験をしてしまったみたいだね…。」

サトシ「…。」

ゼノ達も暗い気持ちでカプ・プリエの腕を見つめた。
そして、カプ・コケコの元にカプ・ブルル達が近づいてきた。

カプ・ブルル「行コウ、コケコ。何ガアッタノカ包ミ隠サズ話シテクレ…。」

カプ・コケコ「アァ…。」
 ▼ 150 1◆/qIi/n6GLc 16/12/26 22:53:30 ID:cYRlK6CM [15/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
守り神達がその場を去ろうとしたとき、サトシがそれに気づいた。
そしてこういった。

サトシ「ありがとう、カプ・コケコ!今度またバトルしような!」

サトシの顔は笑顔だった。カプ・コケコは小さくうなずき、その場を去った。

ゼノ「ありがとう!カプ・コケコ!」

スイレン「またねー!」

ククイ「アローラ地方を守ってくれてありがとなー!」

マオ「さよならー!」

サトシ達は、守り神達が見えなくなるまで手を振り続けた。
 ▼ 151 1◆/qIi/n6GLc 16/12/26 23:06:24 ID:cYRlK6CM [16/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ここはアローラ地方の小さな孤島。ここはポケモンも人間もおらず、守り神達の絶好の集いの場となっている。
ふと、カプ・コケコは疑問に思い、カプ・ブルル達に聞いた。

カプ・コケコ「ナァ、ドウシテ俺ト人間ガ落チテクルコトガ分カッタンダ?」

カプ・ブルル「教エテクレタンダヨ、『カプ・プリエ』ガナ。」

カプ・コケコ「ッ!」

カプ・テテフ「ナンカ聞イタコトナイ声ガ聞コエテキテーソノ声ノ相手ガ『カプ・プリエ』ッテ名乗ッテタノー。」

カプ・レヒレ「コノ場所ニコケコト『サトシ』トカイウ人間ガ落チテクルカラ、受ケ止メテ欲シイッテネ。ソレデ駆ケツケルコトガデキタノヨ。」

カプ・コケコ「プリエ…。」

カプ・ブルル「コレガコケコトサトシニ自分ガデキル最後ノ事トカ言ッテタナ…イイ奴ダッタンダナ。」

いつの間にかカプ・コケコの目には涙が浮かんでいた。

カプ・テテフ「ダ、大丈夫?コケコ…。」

カプ・コケコ「アァ、大丈夫…。」

カプ・レヒレ「無理ハシナイデ、今日ハユックリ休ンダホウガイイワ。」

カプ・ブルル「レヒレノ言ウ通リダ。」

カプ・コケコ「ソウサセテモラウ。」
 ▼ 152 1◆/qIi/n6GLc 16/12/26 23:15:57 ID:cYRlK6CM [17/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
こうしてアローラ地方の平和は守られた。
その後、ブラッド公は逮捕され財産全てを没収されて懲役5年を言い渡された。今回の事件により、機械の便利さの裏に隠された恐ろしさをメレメレ島の島民は実感し、他のアローラの島に住む人々にも機械の恐ろしさを伝えた。
やがて、この事件は「カプ・プリエ事変」と呼ばれるようになり、忘れてはいけない歴史としてアローラ地方以外でも語り継がれることとなった。

ロトム図鑑「…そうだったロトか。カプ・プリエは…。」

サトシ「うん、でもあいつ最後にこう言ってた。『また会えたらまた友達になろう』って。だからカプ・プリエが生まれ変わって信じてみようと思うんだ!」

ピカチュウ「ピーカチュ!」

ロトム図鑑「そうロトね!また会えたら、一緒に旅ができたらいいロト!」

サトシ「そうだな!」

その様子を草陰から見守るカプ・コケコ。

カプ・コケコ(生マレ変ワッタラ、マタ友達ニ…俺モ待ッテルカラナ、プリエ…。)

カプ・コケコはカプ・プリエとの転生後の再開を祈りながら、静かにその場を後にした。




〜完〜
 ▼ 153 クホーク@いんせきのかけら 16/12/26 23:37:38 ID:nWBXxrRI NGネーム登録 NGID登録 報告
 ▼ 154 ルガルド@ラティオスナイト 16/12/27 02:08:32 ID:MGVdlnOY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

ずっと読んでました
 ▼ 155 ガリザードンY@リバティチケット 16/12/29 18:03:29 ID:NmcfKLls NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
 ▼ 156 ルガルド@すいせいのかけら 17/01/04 18:12:20 ID:vONpqOw2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
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