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SS

【ポケモンデリートSS】削除の毒手

 ▼ 1 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/13 22:35:41 ID:H1ao1xQY [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
オリキャラ注意!

これはbbsにて進行中の企画、ポケットモンスターデリートのあるキャラクターについて書いたssです。

【警告】
このssはデリート本編ssのネタバレを含みます!ネタバレが嫌な方はブラウザバック推奨です!

総合スレ(本編のシナリオ、設定募集中!)
http://pokemonbbs.com/sp/poke/read.cgi?no=754807

wiki(キャラクターやオリポケ、世界観が載っています)
https://wiki3.jp/pocket-monster_delete2017

本編
http://pokemonbbs.com/sp/poke/read.cgi?no=738224
 ▼ 2 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/13 22:37:05 ID:H1ao1xQY [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜サイバー団アジトシーナの部屋〜

シーナ「……」パチッ

ワタシは私用のノートパソコンを閉じる。

壁掛けの時計を確認するともう深夜3時を過ぎていた。趣味のオンラインゲームもほどほどにしなきゃ、寝不足は身体に悪影響しか及ぼさないからね

ワタシの日課の一つに「寝る前にドヒドイデのポケリフレをする」と言うものがある。当然今日もリフレ用の道具を準備しドヒドイデのモンスターボールを手にする。

シーナ「ドヒドイデ、リフレの時間だよ」シュッ

ワタシの右手から宙を舞ったモンスターボールが開き、ドヒドイデが飛び出す

ドヒドイデ「ドヒィ!」

ドヒドイデが床に勢いよく着地し、ワタシを笑顔で見つめる。彼女もワタシもこの時間が一番好きな時間らしい

シーナ「エハハ…いつも元気なドヒドイデが羨ましいよ、ワタシは」ナデナデ

ドヒドイデ「ヒディ?」キョトン

シーナ「ううん、何でもないよ、それより今日ね……」

ドヒドイデ「ドヒドヒ」キョウミシンシン

いつもこんな感じにリフレをする。いつになっても彼女がワタシの一番の理解者であることに変わりは無い。

シーナ「ねぇドヒドイデ、ワタシ達が出会った時の事覚えてる?」

ドヒドイデ「ドヒド!」ウナズキ

シーナ「今日『カリヤスタウン』って言葉が出てきてね、つい思い出したの」

そう……ワタシは思い出した……あの辛かった日々を、正真正銘の生き地獄を

画像1枚目…シーナ
 ▼ 3 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/13 22:56:20 ID:H1ao1xQY [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜16年前カリヤスタウンの小学校〜

男子1「オラァ食らえっ!」ベキッ!

シーナ「うぶっ!」ドサッ

男子2「オレらもいる事忘れんなよ!」ゲシッ!

男子3「いっつもオレらを睨んで来やがって…」ゲシッ!

シーナ「睨んでなんかないって!これは生まれつきの目つきで……」

男子4「ウルセェ!委員長ヅラ下げてウゼェんだよ!」ゲシッ!バキッ!

ワタシは虐められていた……まだワタシ達は小学3年生だったが、彼らの暴力は度を超えていた。皆運動神経が良いせいか、一つ一つの暴力が本当に痛かった

あの時はポケモンを持っている同級生は少なかった。彼らが持っていなかったのが救いの一つだった。もし持っていたらワタシは9歳で他界していただろう

そして1年が過ぎ、ワタシ達は4年生になった。当然ワタシへの虐めが無くなる事は無かった
 ▼ 4 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/13 23:17:03 ID:H1ao1xQY [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
テレビ「アローラ地方初代チャンピオンに輝きました、ミヅキさんのインタビューを……」

シーナ「へー、チャンピオンかぁ、凄いなー」

登校前の朝食を食べている時いつも付けるテレビを一人眺める。

何故ワタシ一人かはあまり言いたくないけどこの機会に言っておこう。

ワタシの両親は19年前の連続テロ事件によって死んだ。二人ともこのタイキョク地方を情報化に導いたエンジニア、ラッカーの元に勤めていた。おそらくそれが原因でテロリストに殺されたとワタシの中では処理している。

朝食を済ませ、ワタシは登校した。その日も当然虐められたが、以前と違い、彼らはポケモンを持っていた。

より怪我が酷くなったのは言うまでもないだろう。ボロボロのワタシは帰路につく。

いつもの通り道であるカリヤスビーチを過ぎようとしていた時だった。ワタシはあるポケモンを見つけたのだった。

画像1枚目…ラッカー
 ▼ 5 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/13 23:47:42 ID:H1ao1xQY [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヒドイデ「ヒドド……」

ヤンチャム×4「チャム!」ドガッ!バキッ!メキキ……

ビーチに打ち上げられた個体だろうか、ヒドイデが山に生息するヤンチャム4匹に襲われているではないか!

普段のワタシならただのポケモン同士の食物連鎖だとして素通りしたと思う。だがその日のワタシは違った。

ワタシの青い髪とヒドイデの水色の触手、そしてそのヒドイデを虐めている4匹のヤンチャムをワタシを虐める男子4人に見立てたんだろう、ワタシはヒドイデを助ける為、走り始めていた。

シーナ「うわぁぁぁぁ!!!」ブンブン

ワタシはヒドイデの元に駆け寄ると、ヤンチャムを追い払う為、リコーダーをランドセルから抜き出し、一心不乱に振り回した。

ヤンチャム×4「ヤチャ!?ヤチャチャ!」ダッダッダッ

ヤンチャム達もリコーダーを振り回すワタシの気迫に負けたのか、一斉に森に退散して行った。

シーナ「大丈夫!?」

ワタシはヒドイデに声を掛ける。どんな反応を示してもポケセンに連れて行くんだけど。

ヒドイデ「ヒドォ」ニッコリ

え……この子笑ってる!?

その笑顔はシーナに感謝している事を伝えるには充分過ぎるほどの眩しい笑顔だった。
 ▼ 6 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/14 00:25:17 ID:Ni3d.j/Q [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜カリヤスタウンポケモンセンター〜

ジョーイ「ポケモンセンターへようこそ……って大丈夫!?」

ポケモンセンターにいた全員が突然入ってきた傷だらけのワタシに注目する

シーナ「ワタシは大丈夫です!それよりこの子を……」

ジョーイ「ヒドイデね、それにしても酷い傷……貴女もね、早くこっちにおいで!」

その後ワタシは親切なジョーイさんに傷の手当てをして頂いた。ポケモンの治療だけでなく、人間の治療もしている事を始めて知った。

治療の途中、ワタシはジョーイさんに男子4人に虐められている事を話した、彼女も傷から薄々感づいていたらしく、ワタシの学校に連絡を入れてくれるみたいだった。

事実、この1日後、男子4人は呼び出され、ワタシに二度と近づいてくる事は無かった。
 ▼ 7 ンゴロ@HPかいふくポン 18/02/14 00:31:24 ID:VC7HCCJo NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 8 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/14 00:42:55 ID:Ni3d.j/Q [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ワタシの治療が終わると同時に、ヒドイデの治療も終わった。

ジョーイ「ヒドイデの治療が終わりましたよ〜」

ヒドイデ「ヒデッ!」

すっかり元気になっている。

シーナ「ありがとうこざいます、この子はワタシが責任を持って海に……」

ヒドイデ「ヒドォ!」ガシッ

シーナ「ひゃっ!いきなり足に抱きつかないでよ……///」

ジョーイ「うふふ、どうやらヒドイデはシーナちゃんが気に入ったみたいね、あそこにモンスターボール売ってるから捕まえてみれば?」

シーナ「ヒドイデ……アナタを捕まえちゃうけどいいの?」

ヒドイデ「ヒドォ!」ウナズキ

ジョーイ「よし、それじゃあ決まりね!」
 ▼ 9 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/14 01:02:42 ID:Ni3d.j/Q [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コトン…コトン…コトン…カチッ!

モンスターボールがポケモンの捕獲に成功したカチッっと言う音を出す。

シーナ「やった…」

ワタシはモンスターボールを拾い上げ、こう言い放つ−−−「出ておいで!ヒドイデ!」と

ヒドイデ「ヒデーン!」

この瞬間が「ポケモントレーナー、シーナ」の誕生の瞬間だった。



その後ワタシはジョーイさんが学校に連絡を入れてくれたお陰で、虐められる事は無かった。

またヒドイデはワタシの唯一の家族として仲良くやっていた。

そしてワタシ自身も中学生となった……
 ▼ 10 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/14 23:04:03 ID:Ni3d.j/Q [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ワタシは中学生になるとカリヤスタウンを出て、ウノハナシティの中学校に入学した。当然ワタシも引越しで忙しかった。

でも新しい仲間も増えた。

シーナ「おいで!エアームド!」モンボポイー

パカッ!

エアームド「シャキーン!」

そう、エアームド。この子もヒドイデと同じくメスの個体だった。

エアームド「ムドォ!」チャクリク

シーナ「ほら、ポフレだよ。いつ見てもアナタは男子ウケの良さそうな見た目だね」ナデナデ

エアームド「ムドムド〜」ツンツン

エアームドはその鋭い嘴で器用にポフレをついばむ。ん?……なんだか左足が湿って…あ!

ヒドイデ「ヒドォ!」ウルウル

シーナ「あ!ゴメンナサイヒドイデ!今すぐアナタにもポフレをあげるからね!」

〜数分後〜

ヒドイデ「ヒィ……」マンプク

シーナ「もう!そんなに食べちゃって大丈夫?」

ヒドイデ「イデデ!」

もう元に戻った。ヒドイデ、アナタはやっぱり元気な子だね。

エアームド「ムドォムドォ!」

ヒドイデ「ヒデェ!」ペチャ

ヒドイデがエアームドの背中に乗って空を飛んでる、2匹とも仲良しで良かったよ……でもワタシは
 ▼ 11 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/15 00:21:26 ID:W1iXxcAQ [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今日も学校に行く。ワタシの成績はトップクラスだった。また、ポケモンバトルに関しては卒業までに最強の座を譲らなかった。ネットで見た『受けループ』と言う戦術を使っていた、まあ今も使っているんだけど。

それでも虐めは無くならなかった。あの男子供4人はもういないが、ここは情報化がジポング一進んだタイキョク地方、ネットか何かでワタシの事が伝わったのか?

〜授業後〜

*ここから先の男子1などは小学校の時の人物とは別人です

男子1「おいシーナ、テスト見せろや」

シーナ「え……嫌だよ」

男子2「あぁん?テメェ何隠してんだよ」

男子6人の内の一人がワタシのテストの答案に手を伸ばす。

シーナ「ヤメテっ!」ガバッ

今回の数学のテストはやらかしてしまったのに……でもコイツらには一生取れない点数か

男子3「オラッ!男子2!今のうちに取れっ!」ドゴッ…

シーナ「かはっ……」

ボクシング部の男子のストレートはワタシの溝打ちに直撃。もしワタシが死んだら責任を取れるのかこのゴミ供が。

男子2「取ったぞ!見ろよ見ろよ」っ97点

男子6人「ハァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!??」

男子5「テメェ97点で何が『やらかした』だこの野郎!おれらなんてな…」

男子6「男子5!やめろ!俺らの点がバレちまう!」

男子4「オイ……コイツ体育館裏連れてくぞ」
 ▼ 12 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/15 00:49:44 ID:W1iXxcAQ [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その時からだろう……ワタシが汚れた存在は全員死なねば完全な平和は守れないと思うようになったのは……

〜体育館裏〜

シーナ「グフッ!」ドサッ

男子3のストレートが再び炸裂し、ワタシは倒れる

男子2「なぁコイツどうする?w」

男子5「おれらのポケモンでやっちまおうぜwww」

男子6「そうするかww」

男子1「おう、八つ裂きだ八つ裂きだww」

そう言ってヤツらが繰り出してきたポケモンは男子1から順にリオル、キバニア、バルキー、イワンコ、ワンリキー、アケーブル。どうやらワタシを本気で八つ裂きにするらしい。

エハハッ…馬鹿共め、全てに毒が通るポケモンじゃないか、本当にワタシの戦術を何も知らないんだ……

シーナ「行っておいでヒドイデ、エアームド!」

ヒドイデ「ヒドォッ!」

エアームド「ムドォォォ!」

エハッ、エハハハハ……汚物の除去作業の始まりだよ、二匹とも。
 ▼ 13 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/15 00:50:37 ID:W1iXxcAQ [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
画像…アケーブル
 ▼ 14 ツドン@すくすくこやし 18/02/15 01:01:55 ID:427fv42s NGネーム登録 NGID登録 報告
羽毛さんってなにげSS作んの上手くて好きだわー
 ▼ 15 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/15 01:16:58 ID:W1iXxcAQ [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>14
ありがとうこざいます

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

何とか相手のポケモン全てに猛毒は盛れた……これでヒドイデの特性が発動する……いや、攻撃する必要も無いか

男子4「くそッ!イワンコ!もっと動け!毒なんか気にすんな!」

男子2「さっきからちまちまとヨォ……このインキャが」

男子1「なぁ男子3、オレらヤバくね?どうするよ?」アセアセ

男子3「トレーナーを殺せば否応なしだ!バルキー!あの女の胴に飛び膝蹴りでデカイ風穴開けてやれ!」

バルキー「ルキッ!」バシュッ

バルキーが跳躍し、ワタシ目掛けて真っ直ぐ飛んでくる。ヒドイデもエアームドも遠くにいた。

ああ、ワタシこんな汚物に殺されるのか……

呆れと絶望と、様々な感情が入り混じっていたその時だった






????「カチカチャマ!火炎放射でバルキーを消し炭にしてやりな!」

カチカチャマ「カチャチャッ!」ゴオオッ…

バルキー「ルキァァァァ!!」

突然現れたカチカチャマの火炎放射によってバルキーは絶叫を上げながら撃墜し、戦闘不能の状態に陥る。

男子6「あ、あ、あ、貴女は……」ガクガク

男子6人は突然震え始めた。恐怖の根源は……あの人?
 ▼ 16 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/15 23:57:14 ID:W1iXxcAQ [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
????「あんた達、野郎6人で何してんのさ」

男子6「アゼリアさんッ!?」

アゼリアさんと呼ばれた白髪の3年生はこちらに近づいて来る

アゼリア「全く男6人で女の子の虐めかい、みっともないねぇ」

男子2「あ、あ、あ、あ、アゼリアさんッ!これには訳が……」ビクビクプルプル

男子1「お、お前ら逃げんぞ!」ダダダダタ

男子6人が尻尾を巻いたようにポケモンを急いでボールに戻し、校舎に向かって駆けてゆく、さっきまでのワタシに対する態度が嘘みたいだ

アゼリア「ハァ……大変だねあんたも」

シーナ「はい……ワタシのテストの点数だけで……」

アゼリア「アイツら馬鹿だよね……って誰かと思ったらシーナちゃんじゃん!!」ギョッ!

シーナ「な、何でアゼリアさんがワタシの名前を?」

アゼリア「ポケモンバトル3年最強のウチが1、2年最強のシーナちゃんを知っていないワケ無いじゃん!いつか会いたかったんだよねー」

シーナ「は、ははぁ……(ワタシは全然先輩との絡みが無いからアゼリアさん知らなかったよ……)」

画像1枚目…アゼリア(現在)
 ▼ 17 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/16 01:11:16 ID:hQm7j00k [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
それからと言うもの、ワタシは体育館裏でアゼリアさんと話した。こんなにワタシに友好的な人間と話したのはいつ振りだろう。

アゼリア「へー受けループね、使うのムズくないの?」

シーナ「そんな事ないですよ、でも交換のタイミングが重要です」

アゼリア「ふーん、ウチには到底扱えない戦術かな、ほら、シーナちゃんも吸う?」

そう言ってアゼリアさんはポケットからタバコの箱とライターを取り出した。

シーナ「え、そんなのワタシ絶対無理ですよ!」クビブンブン

アゼリア「冗談だってwシーナちゃんはウチみたいになっちゃダメ。良いトレーナーを目指しなよ」ニカッ

アゼリアさんはタバコを自らの口に咥え、火を付け吸い始める

アゼリア「あ、それと来年からウチの弟が入って来るけど宜しくね、リアって言うの。ウチといっつもポケモンバトルの練習してる」

シーナ「リア君ですか……覚えておきます!」

アゼリア「覚えとかなくて良いよwwあいつ気弱だしwあ、それと」

シーナ「どうかしましたか?」

アゼリア「あの野郎6人組はウチがお灸を据えてあげるから安心しなよ、シーナちゃんがここを卒業するまでのスクールライフはウチが保障するからね、何かあったら言いなよ、ウチらこの辺住んでるから」

シーナ「ありがとうこざいますッ!」

アゼリア「なぁに、そんなお礼言わなくて良いよw当然の事だから、それじゃねー」

そう言い残し、アゼリアさんは帰って行った。腕時計を見ると既に下校時刻を過ぎていた。

なんだか頼もしい人だったなぁ……ワタシは今でもアゼリアさんを尊敬している。ワタシの思う『ポケモントレーナー』の象徴だ。

画像1枚目…リア(現在)
 ▼ 18 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/16 01:25:54 ID:hQm7j00k [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
この時ワタシは中学2年生だった。

男子6人組はもうワタシに関わって来なかった。今までで一番良いスクールライフだっあかもしれない。

アゼリアさん達が卒業した中学3年生の時も、アゼリアさんの睨みが効いていたのか、あの男子6人組がワタシに関わって来る事は無かった。

そしてワタシは『ここに行けば大学不要』とも言われるコキヒシティの難関高校に合格した。

そしてコキヒシティに引っ越した……またマンションで一人暮らしだが、地価のせいか前のマンションより狭い部屋だった。
 ▼ 19 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/16 20:41:28 ID:hQm7j00k [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そしてワタシに始めての彼氏が出来た。

向こうからワタシに告白して来た。

もう7年前の事だから、彼の名前も忘れてしまった。まぁ彼もワタシが削除した『世界のバグ』の一つだったけど。

シーナの彼氏の名前>>21
 ▼ 20 ータス@こわもてプレート 18/02/16 20:46:23 ID:LFbcDm0A NGネーム登録 NGID登録 報告
加速
 ▼ 21 ロバンコ@きのみジュース 18/02/16 20:46:35 ID:yPdteIes NGネーム登録 NGID登録 報告
ビーツ
 ▼ 22 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/16 21:49:03 ID:hQm7j00k [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ワタシの彼氏……ビーツは非常に端整な顔つきだった。

成績優秀、スポーツ万能、優しい性格と三拍子揃ったイケメンだったが、彼には酷い欠点があった。それは……

〜高校からの帰り道〜

シーナ「……」テクテク

ビーツ「よぉシーナ」ヒョィ

シーナ「うわっ!……ちょっとビーツいきなり物陰から出てくるのやめてよ〜」

ビーツ「おお、悪りぃ悪りぃところでさ……」

シーナ「何?」

ビーツ「俺ムラムラしてんだよね、てな訳でこっち来い!」ガシッグイッ

シーナ「は……///?ちょっと離してよ!」

ワタシは誰もいない路地裏に連れて行かれ、彼はワタシを地面に押し倒すと自らのパンツを下ろした。

ビーツ「へへ……この俺が愛してやる!」

シーナ「や、やめてよッ!」ポロポロ

そう、レイプ癖である。ワタシは高校では虐められなかったものの、このとんでもないレイプ魔に出会ってしまったのである。
 ▼ 23 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/16 23:28:26 ID:hQm7j00k [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ワタシも詳しい名称などは知らないが、彼はレイプの様なプレイを好んだ。

ある日はワタシの家で、またある日は高校の部室で、そして彼と彼の友人達に輪姦もされた。

当然彼らはゴムを使用しない、ワタシが妊娠しなかったのが奇跡だ。

何故ワタシが彼との付き合いをやめなかったのは、ワタシは彼に脅迫されていたからだ。今思っても普通のカップルではない。

そして意味の無い日を過ごしていた中だった……
 ▼ 24 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/17 00:02:53 ID:QhvMCbio [1/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ある日、ワタシ達3年生は卒業間近に生徒達全員でカリヤスタウンに旅行に行った。

当然ワタシも、ビーツもその中にいた。

〜フェリー内〜

ビーツ「でさ、俺がさ…」

ザワザワ

シーナ「……」

船内はザワザワしている。そりゃ無理も無い、現役の高校生たちで殆どの席が埋め尽くされているのだから、ワタシ達の他には老夫婦、中年の女性がいる。冬なだけあって観光客はワタシ達ぐらいだろう……おや、あの制服は

ビーツ「なぁシーナどうしちまったんだ?折角高校生活最後なんだしもっと喋れよw」

シーナ「あ、そうだね」ビックリ

いきなり話しかけてくるんじゃ無い、このレイパーが、やっぱりあの制服を着ている人達はミロティックグループの社員だな、あの銀髪?のツインテの人綺麗だなぁ……

ビーツ「おいシーナ、今日も頼むぞ」ヒソヒソ

シーナ「……う、うん」

何でワタシはあんな脅迫に怯え「うん」などと言ってしまったの……いつかこのレイパー殺してやる。

????「……」ジーッ

ボォーー

フェリーの汽笛が鳴った。どうやらカリヤスタウンについた様だ。ワタシの生まれ故郷、ヒドイデと出会った場所。……もうこの時はドヒドイデだけど。
 ▼ 25 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/17 00:32:24 ID:QhvMCbio [2/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜カリヤスタウン〜

……あの頃と何も変わっていない美しい景色だ。行く前に調べたが、ジムリーダーが変わっていた。カイドウと言う大男の漁師らしい。そういえば昔ヘイガニに乗ったワタシより3歳ぐらい歳上の漁師が居たっけ。

ワーキャーサムイー

同級生達が色んなところで写真を撮ったりしている。……海水が寒いのは当たり前でしょw

カリヤスタウン出身の生徒はワタシが知る限りワタシ一人だけだ、他の生徒は都会育ちが多いから自然豊かなここが珍しいんだろう。

ワタシはドヒドイデをおもむろに繰り出す。

ドヒドイデ「ドヒッ!」

シーナ「懐かしいでしょドヒドイデ、カリヤスビーチだよ」

ドヒドイデ「ヒド……」

ドヒドイデは何か感傷にでも浸っているのか夕陽に染まる水平線を見つめている。

シーナ「あの時はアナタもワタシも大変だったね……」

共に夕陽を見つめる青髪のトレーナーとドヒドイデ、もし此処に画家でも居たらスケッチでも撮って居たかもしれない。

もうホテルに荷物は入れたし部屋でゆっくりしようかな……そう思っていた時だった。

ビーツ「おっと!そっちに何の用があるのかなぁ?」

……見つかったか。まぁ良いや、今日こそワタシのドヒドイデとエアームドを使ってコイツを……
 ▼ 26 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/17 01:08:42 ID:QhvMCbio [3/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜廃屋〜

ワタシは廃屋に連れて行かれた。当然廃屋内にはビーツの友人達が待ち構えていた。

ビーツ「連れて来たぞーww」ガシッ

シーナ「うう……」

ケンゴ似の男子「今日何のプレイにする?」

金髪の男子「いつものも飽きたしアブノーマルなプレイにしようや」

サングラスを掛けている男子「ポケ姦とかどうよ?ww異種間だぜw」

ビーツ「っしゃポケ姦にするか!じゃあ皆様ポケモンを!」

そう言って彼らはビーツ、ケンゴ似、金髪、サングラスの順にギャロップ、カイリキー、スリーパー、ドククラゲを繰り出した。ポケモン達に悪いけど悪趣味な選出だな……

……ドククラゲ以外は猛毒状態にできる。普段通りの展開をすれば良い、ドククラゲはゴリ押せば何とかなるだろう。後はボールを取り出すのがバレないように…「!」

金髪「スリーパー!シーナの手元にサイコキネシスだ!」

スリーパー「スリスリ〜」ポワワワ〜ン

シーナ「ああっ!」

ポケットに入れた手の中にある2つのモンスターボールが見えない力で浮かび上げられ、ポケットを飛び出し宙に浮く。

ビーツ「どう言う事かなぁ?何?ただの肉便器が俺らに逆らうつもり?」

ケンゴ似「ああっ!もう我慢出来ないッ!カイリキー!その女に自慢のブツをぶち込んでやれ!」

カイリキーがワタシに殺到する、あんなもの挿れられたら死んじゃうよ……中学の時の方がまだマシな死に方だったかも。

ワタシは目を瞑る。その時だった。

????「ライボルト!カイリキーにボルトチェンジ!」

ライボルト「ボルッ!!」

バチバチバチィ!!!!

廃屋内に感電した音が響き、焦げ臭い匂いが漂い始めた。
 ▼ 27 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/17 01:32:32 ID:QhvMCbio [4/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カイリキー「リ、リキィ……」バタン

カイリキーは超高電圧のボルトチェンジをモロに食らい、戦闘不能の状態に陥る。

ケンゴ似「ああっ!僕のカイリキーが!」

金髪「誰だテメェ?まぁ良いや、スリーパー!ライボルトに……「ライボルト、ドククラゲにボルトチェンジ、着地点をスリーパーの背後にして同時に噛み砕いて」

サングラス「えっ!俺のドククラゲかよ!ドククラゲェ…えーっと」

バチュ!

再び感電音。ドククラゲの脳天…急所にボルトチェンジの電撃が直撃する……そして

ライボルト「ボルグワッ!!!」ガチュッ!

スリーパー「スリ!?スリスリスリスリ!!!」ドサッ

ボルトチェンジの効果によってスリーパーの背後に着いたライボルトがスリーパーの首元を噛み砕き、地面に叩きつける。

シーナ「凄い……(こんな短期間に素人とは言え三匹のポケモンを戦闘不能にするなんて……ってあの人は!)」

ライボルトのトレーナーが入って来る、そのトレーナーとはワタシがフェリーの中で見た銀髪のツインテのミロティックグループの社員の若い女性だった。
 ▼ 28 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/17 02:02:28 ID:QhvMCbio [5/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
????「私、ミロティックグループチーフのサーシスと言います。ところで君達は何をしているの!早く彼女を解放しなさい!」

ライボルト「ガウウ……」

サーシスさんのライボルトは未だにビーツのギャロップを威嚇している。当のギャロップもさっきのライボルトの行動を見、怯えて何も動けない。

ビーツ「サーシスさぁん、貴女何勘違いしているんですか?これは彼女……シーナさんが自ら頼んだ事ですよ。ねー」ジロー

シーナ「そんなッ!ワタシは頼んだりしてません!コイツらがワタシを……」

金髪「嘘はいけねぇぜシーナさんよぉ」

シーナ「そんな……嘘じゃないって」

サーシス「私とライボルトの勘が正しければシーナちゃんが言っている事が真実。それと君達も嘘ばっかり言ってると私のライボルトの火炎放射を食らう事になるわよ」

ライボルト「グルル……」ボウッ!

ケンゴ似「ヒイッ!」ブルブル

ビーツ「……くそッ!シーナは返してやるよ!」

サーシス「そして彼女との縁を切りなさい!」

ビーツ「わかった縁も切る!お前ら、燃やされる前に逃げるぞ!」

ビーツを中心としたレイパー4人組が逃げて行く、でもワタシは奴らを二度と許さない。いずれ必ず消してやる。

画像1枚目…サーシス(現在)
 ▼ 29 ッカニン巻き◆UqdnLA2VHQ 18/02/17 02:06:09 ID:1FhoV2gM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援!
 ▼ 30 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/17 11:34:18 ID:QhvMCbio [6/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サーシス「君ホントに大丈夫?」

シーナ「あ、え大丈夫です……」

サーシス「嘘ばっかり!貴女の顔を見ると分かるわ、君今迄ずっとあんな奴らに虐められてきたんでしょう?」

シーナ「へ、あ……そうです」

現場が現場とは言え出会って僅かの時間でワタシの過去を悟った人に久しぶりに出会った。あのアゼリアさんでもワタシの小学校の時の事が分からなかったのに。

サーシス「やっぱりね……ところで君って高校生だよね、もうこんなに暗いしホテルに帰りなさい。今度はまた別の男に襲われるわよ」

シーナ「……!何でワタシがホテルに泊まるって知ってるんですか?」

フェリー内でサーシスさんを見たが念の為聞いてみた。

サーシス「私も君達と同じフェリーに乗っていたの。あの人数……卒業旅行か何かでしょ?私はグループの仕事でこっちに来ててね、その時君を見つけたの。随分周りの子と雰囲気が違ったから気になって付いてみたけどやっぱりそうだっわね」

シーナ「そんなワタシの為にわざわざ……ありがとうございます!」

サーシス「何も感謝しなくて良いわよ、困っている同種を助けるのは生物の道理でしょ?」

シーナ「は、はぁ……」

サーシス「それに私はグループの事が嫌いだしね、知ってる?ミロティックグループって裏でギャラドス組って言う暴力団と繋がっているのよ」

サーシス「私はそんな腐ったグループが大嫌い。私の開発品を好き勝手に利用するね」

ワタシはサーシスさんに何かアゼリアさんに近いものを感じた……この時はまさか再会するなんて思ってもいなかった。
 ▼ 31 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/17 13:47:12 ID:QhvMCbio [7/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そして数週間が過ぎ、ワタシ達は高校を卒業した……

大学に進学する生徒もいれば、高校で大企業の内定を貰っている生徒もいた。

ワタシは未だ進学も就職もせず、ジムバッジを集めていた。

新しくワタシの手持ちにモロバレルが加わり、よりワタシの手持ちが強化された。

そしてジムバッジを8つ集め、ワタシはポケモンリーグへの出場資格を得た。

だけど今は未だリーグに出場する程の力は無い。手持ちも三匹だし。

他の地方にでも出向いてみようとも思ったが辞めた。何しろ旅費が馬鹿にならない。

だがワタシを虐めた奴ら、ビーツを始めとする4人組のレイパーに対する殺意は消えなかった。

何もしない、空虚な時間がただ過ぎていった。そんな中、ワタシはネットである組織の存在を知った。
 ▼ 32 ガゲンガー@かみなりのいし 18/02/17 13:56:02 ID:9Vufdigc [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
あんなに盛り上がってたのに結局SS止まりか
 ▼ 33 トーボー@きよめのおこう 18/02/17 13:56:49 ID:2Q4smfg. [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>32
いやゲームの話も今進行中だぞ
 ▼ 34 モリ@Zリング 18/02/17 13:58:59 ID:GBPjDqto NGネーム登録 NGID登録 報告
むしろここではゲームは作れない(んだっけ?)
 ▼ 35 ングマ@アロライZ 18/02/17 13:59:49 ID:2Q4smfg. [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>34
そうだよ確か。
 ▼ 36 イパム@くっつきバリ 18/02/17 14:19:23 ID:9Vufdigc [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>33
へぇそうなのか情報ありがとう
デリートにわかだったわ
 ▼ 37 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/17 15:02:29 ID:QhvMCbio [8/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そこにはこう表記されていた。『我々サイバー団は真の平和が訪れる世界を築きます!我々と共にこの腐った世界を変えようではありませんか!』と。

『我々と共にこの腐った世界を変えようではありませんか』と言う言葉はワタシを突き動かすには充分過ぎる力を持った言葉だった。

ワタシはすぐにサイバー団のホームページにアクセスし、『入団手続き』と表記された項目をクリックしていた。

そして手続きを一通り読んだ後、ワタシは入団希望のメールを送る。

ついに送ってしまった。もう決意は固めた。これからはワタシはサイバー団の一員として生きてやる。
 ▼ 38 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/17 15:22:48 ID:QhvMCbio [9/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
数分後、パソコンの画面が暗転し、サイバー団のロゴが表示され、変声されたであろう声が流れ出す。

???『貴女が我々サイバー団に入団希望のシーナさんですね?』

シーナ「は、はいそうですが……」

???『我々は貴女のPCのカメラの映像も見ています。貴女は青い髪の23歳の女性ですね?」

シーナ「な、何で年齢が分かるんですか!」

???『大変失礼ですが、貴女のPCから個人情報を抜き取らせて頂きました。外部からのスパイなどの侵入を防ぐ為です。ご理解の程を』

はぁ、流石はハッカーの集まりって言うところかな。

???『この後貴女に行って頂きたい事をお伝えします、宜しいでしょうか?』

シーナ「OKです」

???『了解しました。では3日後の正午にビャクグンビレッジのポケモンセンターのPCの左横でお待ち下さい。そしてこの貴女のPCはこの通話が終了した直後、処分して下さい。あまり我々としても痕跡を残したくないので。ご理解の程を宜しくお願いします』

シーナ「分かりました」

次の瞬間、通話が切れた。……まぁ言われた通りにパソコンを処分するか。

画像1枚目…サイバー団のロゴ
 ▼ 39 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/17 18:25:57 ID:QhvMCbio [10/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜3日後、ビャクグンビレッジ〜

寒い。兎に角寒い。

ここビャクグンビレッジはジポング有数の豪雪地帯である。大陸からの季節風の影響で冬の降水量が半端ではない。

夏に入団希望の手続きをすれば良かったかな、と思わせる程の寒さだ。

午前11時58分、ワタシはポケモンセンターのパソコンの隣でポケフォンをつつく。暇つぶしにはこれが良い。

そして正午ぴったし、厚手の上着を着たカクカクした……何と言えば良いんだろう……サイバー感に溢れる髪型の男がワタシに話しかけて来た。

男「貴方がシーナさんですか?」

男は手にしているポケフォンとワタシの顔を交互に見る。

シーナ「はい、そうです」

男「あってて良かったゾ〜じゃあ俺らのアジトに案内するゾ、いいよ!来いよ!」

シーナ「は、はぁ……」

普通に考えてネットスラングを現実の会話で使用するなんてあり得ない。ワタシは少しその男に引いた。
 ▼ 40 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/17 19:49:40 ID:QhvMCbio [11/14] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
その男……恐らくしたっぱ構成員の一人だろう。に連れられワタシは1軒の家に着いた。

したっぱ「こちらです……どうぞお入り下さい……」ボソボソ

さっきワタシが「普通の言葉で話して下さい」と不機嫌だったので少し怒り気味に言ったらずっとこの調子だ。まぁ前は気持ち悪くて引いたからこっちの方がいっか。

一軒家の中に入る、一見普通の家だ。まさかこれは嘘の……「あ、」

したっぱ「こ、こっちにワ、ワープホールがあるんで……」ボソボソ

したっぱは厚手の上着を脱ぎ、サイバー団の制服だろうか、サイバー感溢れるパーカーに着替えていた。

ワタシは彼に言われるなり、ワープホールに向かう。ピシュンと言うワープの音。

ワタシは目を開く、そこにはあのパーカーを着た人々が多くいた。

画像1枚目…サイバー団したっぱ
 ▼ 41 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/17 20:33:36 ID:QhvMCbio [12/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
したっぱ♀1「新入りがおるってマ?」

したっぱ♀2「らしいよwwってあの子じゃない?目の前におってワロタ」

ほとんどの人がネットスラングを使って話している、かなり個性的な人達が集まっているんだなと思った。

したっぱ♂1「お気にならさず……僕について来て下さい……ボスがお待ちしております……」ボソボソ

ボス……どんな人なんだろう?様々な期待がワタシの頭をよぎる。

したっぱ♂1「ではこちらのワープホールを……」ボソボソ

ワタシは指定されたワープホールに乗る。ピシュン。再びワープが行われる。

次の瞬間、ワタシの視界に飛び込んで来たのはバトルフィールドと小柄な黒髪の男性。ワタシの身長165センチと同じぐらいだ。……ん?あの男性どこかで見た事…あッ!

あの片目を隠し黄緑と水色のラインが入った黒髪のメガネの男……2年前のタイキョク地方チャンピオンのエイタじゃないか!

エイタ「ようこそシーナさん、お待ちしておりました」

画像1枚目…エイタ
 ▼ 42 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/17 22:43:03 ID:QhvMCbio [13/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シーナ「え、……エイタさん?ですよね?」

エイタ「そうですよ、今ではこのサイバー団のボスの一人です」

シーナ「何でボスに……」

エイタ「私はこの腐った世界から『世界のバグ』……戦争や犯罪を削除し皆が幸せな世界に今の世界を変えたいだけです。と言うよりシーナさん、私とポケモンバトルをして下さい、貴女の実力がどれ程か知りたいので」

シーナ「は、はい!分かりました」

エイタ「ではトレーナースペースについて下さい、細かいルールは無いフリー対戦です」

シーナ「わ、分かりました!」

いつも思うけどこの人は声に感情が感じられないなぁ……チャンピオンの時の会見も異質だったよ

エイタ「行きなさいサメハダー」シュッ

ポォン

サメハダー「ザメハダァァァア!」

シーナ「(サメハダー!……確かエイタさんは岩タイプと悪タイプの使い手のチャンピオンだったハズ……そんな事はどうでも良いや、取り敢えずドヒドイデで様子を見よう)」

シーナ「行っておいでドヒドイデ!」シュッ

ポォン☆

ドヒドイデ「ドヒドー!」

ドヒドイデは後ろを振り返り、ワタシに笑顔を見せた。

エイタ「相当懐いていますねそのドヒドイデ……ボールにシールを貼ってある辺り人一倍大切な存在なんですね」

シーナ「その通りですよ!この子はワタシが初めて手に入れたポケモンなんです!」

エイタ「なるほど……」

シーナ「……(相手はサメハダー、ワタシは今までアイツを相手にした事がない……タイプは水・悪タイプ。……選択肢が思い付かない!取り敢えず様子見でどくどくを入れてみるか……)」
 ▼ 43 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/17 23:20:04 ID:QhvMCbio [14/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シーナ「ドヒドイデ!どくど……「挑発しろ」

サメハダー「ハダァァwwwww」ペチッペチッ

ドヒドイデ「ヒ……ヒドォォォ!」

サメハダーが地面に降り、コイキングの如くピチピチと跳ね始める。

シーナ「ハッ……!ドヒドイデ!挑発に乗っちゃダメッ!」

ワタシの命令がドヒドイデに届く筈が無く、彼女はアクアブレイクの体勢に入る。

瞬時にサメハダーの周りに青色のプロテクターが発生し、怒りに身を任せたアクアブレイクを受け止める。

シーナ「(あれは『守る』……って言う事はカウンターの攻撃が来る…急いで戻さないと!)」

シーナ「戻って!ドヒドイデ!」

パシュュュン……

ワタシの右手に握られたモンスターボールから光線が放たれ、光線に触れたドヒドイデがボール内に戻る。

ガキィン!!ギリギリ…

サメハダーの牙が空気を噛み砕き、牙と牙がぶつかる嫌な音を立てる。

サメハダー「ジャメェ……」ビシュッ!

サメハダーは前より高速で移動し、戦闘体勢を整える。前より高速……まさか特性が加速!?

不味い事になった……次はこの子を繰り出して見よう

シーナが繰り出すポケモン>>45

シーナの手持ち…ドヒドイデ、エアームド、モロバレル
 ▼ 44 ース@オレンジメール 18/02/17 23:34:27 ID:q27cydUY NGネーム登録 NGID登録 報告
ksk
安価だったらモロバレル
 ▼ 45 ーブイ@ポケトレ 18/02/17 23:43:12 ID:ZJo3goOo NGネーム登録 NGID登録 報告
モロバレル
 ▼ 46 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/18 00:18:13 ID:.Hajhb2s [1/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シーナ「頼んだよモロバレル!」シュッ

ポォン

モロバレル「モローン!」

ギガドレインを覚えているこの子なら……サメハダーに一矢報いる事が出来るかな?

サメハダー「ジャメハダダダタァァァァ!!!」

サメハダーが咆哮しつつ、口元付近……主に牙に冷気を纏わせ突撃して来る。『氷のキバ』だろうか?

……だとすると必ず接近して来る……サメハダーは耐久性が低いポケモンの一種。無理に猛毒にする必要は無い。ならば!

シーナ「モロバレル!ギガドレインでサメハダーの体力を吸い取って!相手の攻撃には十分気をつけてよ!」

モロバレルがギガドレインの体勢に入る……あと少し近づけば確定で……!

キイイイン……

サメハダーの口から冷気を凝縮した光線が放たれる。冷凍ビームだ。

完全な予想外の行動。モロバレルは戸惑うが、命令を実行に移す。

カチカチカチ……

遂に冷凍ビームがモロバレルにヒットし、モロバレルは苦痛の表情を浮かべつつ、接近して来るサメハダーに標準を定め、ギガドレインを始める……
 ▼ 47 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/18 00:50:08 ID:.Hajhb2s [2/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サメハダー「ザメハダァァァア!!!」

体力が吸収され、全身に皺が出来始めるサメハダー、だが冷凍ビームを放ちつつモロバレルに近づいている。

モロバレル「モ、モロォ……」

シーナ「頑張ってモロバレル!アイツはチャンピオンのポケモン!アイツを倒したらアナタはチャンピオンのポケモンに勝った事になるんだから!!」

こんなに本気のポケモンバトルをしたのはいつ振りだろう。良く言い表わせ無いけど凄く楽しい。

モロバレル「モ、モロォォォッ!!」

何だろう、心なしかギガドレインの威力が上がった気がする。

エイタ「……!サメハダー、急カーブを付けたアクアジェットで一気にモロバレルに突撃、同時に氷のキバだ」

エイタさんがポケモンに命令をした……って事は本気になったの?

シュッ……バシャァァン

加速によって異常な速度を得たサメハダーがアクアジェットでモロバレルに突撃、水柱が上がり、同時モロバレルに食らい付き、牙から彼女の体内に冷気を注入する。

モロバレル「キュピァァァァッ!!!」

モロバレルの絶叫がフィールドに響き渡る。たが彼女はギガドレインを止めない。対してサメハダーも冷気を注入し続ける。

2匹のポケモンの壮絶な根比べ、その末にサメハダーが咆哮を上げ、地面に力無く倒れる。

エイタ「お見事です、シーナさん。貴女の実力がどれ程か良く分かりました。後で司令室に来てください」

エイタさん……いや我々のボスはサメハダーをボールに戻すとそう言い残しバトルフィールドを出て行った。
 ▼ 48 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/18 01:38:05 ID:.Hajhb2s [3/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シーナ「モロバレル!大丈夫!?でも良く頑張ったね、あのチャンピオンのポケモンに勝ったんだよ!」タッタッタッ

ワタシはモロバレルに駆け寄る。彼女は戦闘不能の状態だったが、『あのチャンピオンのポケモンに勝ったんだよ!』と言う言葉に反応した気がする……

お疲れ、モロバレル。ワタシはボールに彼女を戻し、司令室を目指す。

〜司令室〜

モニターが所狭しと設置され、スーパーコンピューターも数十台ある。何だかSF映画にでも出てきそうな部屋だなぁと思った。

エイタ「こちらです」

エイタさん…いやボスだからエイタ様か、そう呼ぶようにしよう。

シーナ「何でしょうか?」

エイタ「私は先程の貴女とのバトルを通じて貴女の実力を知りました……貴女の評価は私の中では高い方です。よって貴女を幹部に任命します」

シーナ「え……幹部ですか?」アゼン

エイタ「そうですよ、嫌なら取り消しますが」

シーナ「喜んで承ります!このシーナ、エイタ様の掲げる『世界のバグの完全削除』に尽力致しますッ!!!」

エイタ「分かりました、私も貴女が受け入れてくれて心底安心しています。それと貴女の担当ですが……『ウイルス作成担当』を宜しくお願いします」

エイタ「そして個室を提供します。好きなように使って下さい。部屋はQ-36です」

シーナ「ありがとうございます!」

こうしてワタシは今の地位を手に入れた。そして部屋も。この時のワタシは翌日にまさかの人物に再開することになるなんて思いもしなかった。
 ▼ 49 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/18 12:01:35 ID:.Hajhb2s [4/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜翌日〜

ワタシはエイタ様に演説に出るように言われた。新しい幹部であるワタシの事を紹介するらしい。

〜講堂〜

ザワザワ……

したっぱ達が所狭しと並んでいる。その人数はざっと100人を超えているだろう。室外からでも「ワロタ」などのネットスラングが聞こえる点、やはりしたっぱはよくネットスラングを多用するのだろう。

少し遅れ、エイタ様が講堂裏手にやって来た。ん?銀髪の女性を連れているけど秘書か何かかな?……どこかで見た気がするけど誰だろう?

エイタ「シーナさん、おはようございます。演説では私が呼んだ時に出て来て下さい」

シーナ「分かりました……そちらのお方は?」

勇気を振り絞って聞いてみる。タブーだったらどうしようと不安になるワタシがいる。

エイタ「ああ、伝え忘れていましたね、彼女はサーシス。このサイバー団のもう一人のボスです」

サーシス?まさかあの高校の時の!
 ▼ 50 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/18 15:05:46 ID:.Hajhb2s [5/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サーシス「はじめましてシーナさん、これから幹部としての役割をしっかり果たして下さい」

シーナ「分かりました……サーシス様、ワタシは高校の時に貴女に助けて頂いた事があります。そのご恩、必ずやお返しします!」

サーシス「高校……?何の事でしょうか人違いでは?」クススッ

シーナ「……そうでしょうか」

このサーシス様はまるで高校の時にビーツ達からワタシを助けてくれたサーシス様とは別人に思えた。でもあの時のサーシス様と同一人物の筈だ!

エイタ「さて……そろそろ時間です。行きましょうかサーシス」

サーシス「ふふっ、そうしましょうか、シーナさんは私達が呼んだら出て来てください」

シーナ「了解しました……」

やっぱり別人なの……?
 ▼ 51 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/18 17:48:06 ID:.Hajhb2s [6/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ザワザワ

ボス2人が講堂に姿を現わす

したっぱ達「!」

シーン……

さっきまで騒がしかったしたっぱ達が全員黙った。あの騒がしさが嘘みたいだ。

エイタ「皆さんお早う御座います。……さて今日集まって頂いた理由は新たなメンバーの加入をお伝えする為です」

サーシス「では登場して頂きましょう。シーナさん、こちらに」

ワタシは講堂に出る。ボス2人が微笑を浮かべてこちらを見ている。それに100人程のしたっぱ全員がワタシを見ている。中には少し違った服装をした幹部と思わしき人もいるが……

サーシス「シーナさん、簡単な自己紹介を」

シーナ「あ、はい。シーナと言います。23歳です……この度ウイルス作成担当部の幹部に任命されました……皆さん宜しくお願いします……」

サーシス「以上です、以降ウイルス作成担当部署の者はシーナさんの指示に従って下さい。解散して頂いて構いません」

その言葉と同時にしたっぱ達は解散して行った……
 ▼ 52 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/18 18:07:48 ID:.Hajhb2s [7/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

『ウイルス作成担当』なんて仕事を任されたけど、ワタシはコンピューターウイルスなんて作った事はおろか、見た事も無かった。

それを予想したのか、演説後エイタ様に司令室に呼ばれ、マニュアルを手渡された。当分はこれを読んでおこう。

ワタシの部下は優秀だった。当時のワタシが理解出来ないような複雑なウイルスを数日を作成した。……ネットスラングで話す点は嫌だったが。

ワタシが幹部の地位に就いて数ヶ月が経過した。その頃はもうワタシはマニュアルを読み尽くしており、『幹部』と呼ばれても可笑しく無いウイルス作成技術を身に付けていた。

そんなある日の事、ワタシはサーシス様に呼び出された。
 ▼ 53 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/18 20:23:42 ID:.Hajhb2s [8/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜司令室〜

シーナ「お呼びでしょうか?サーシス様」

サーシス「ええ、シーナさん。貴女に話したい事があるのです」

シーナ「何でしょうか?(まさか……あの高校の時の事を思い出したの?)」

サーシス「貴女の事をこの数日間調べさせて頂きました。貴女、虐めを受けていましたね?」

シーナ「は、はい….…小学、中学、高校と……」

サーシス「それに高校在学中は『ビーツ』と言う男子生徒と付き合いレイプもされていましたね?」

シーナ「そうですよ!カリヤスタウンではサーシス様がワタシを助けて頂いて……

サーシス「? 私は貴女に出会ったのはあの演説の時が初めてですよ?」

やっぱり違うのかなぁ……いやそんな筈は無いよ!あの時ワタシを助けてくれたミロティックグループの人はサーシス様だ!
 ▼ 54 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/18 20:51:54 ID:.Hajhb2s [9/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サーシス「ふふふっ、面白い人ですね、貴女」

何だろう……小馬鹿にされた気がする……

サーシス「本題ですが……

何だろう……別にワタシは何もやらかして無いしクビにされる訳……無いよね?




サーシス「ビーツを始めとした貴女に危害を加えた『バグ』を全員住所含め特定しております」

シーナ「!?」

サーシス「そしてシーナさん、貴女は長期休暇に入って頂きます」

シーナ「!?!?」

何となくワタシの中でサーシス様の発言の意味は分かっていたが、念の為聞いてみる。

シーナ「な、何の為の長期休暇なんですか?」

サーシス様はまるでマニューラのようなイメージからは想像出来ない悪戯っぽい笑みを浮かべながら言う。

サーシス「忘れたのですか?我々の目的は世界のバグを根こそぎ削除する事ですよ?」
 ▼ 55 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/18 21:26:52 ID:.Hajhb2s [10/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜イグサシティ〜

シーナ「……」スタスタ

いつ見ても治安の悪い街だなぁ……落書きがされていない壁は無いしあちこちに不良がいる。この不良が全員削除されないとイグサシティは治安が良くならないだろう……

男「何やっとんじゃぁ余所者がァ!!」ムナグラガシィ

男「何してくれるんスカ!?俺はアローラから引っ越して来ただけっスよ!何で俺が胸ぐら掴まれる必要あるんスカ!離して……

グシャァァァ

アローラから引っ越して来た人が地面に叩きつけられる音が聞こえる。こんな可哀相な人がいない世界にしないと

ビーツ「でさwwww」

目標が近づいて来る、ポケフォンでの通話に夢中でワタシにぶつかりそうな事に気付いて無いようだ。

ドンッ!

ビーツ「イテテ……って誰かと思ったらシーナじゃん!」

シーナ「あ、ビーツ久しぶり、アナタに渡したいものがあるんだけど……こっち来て」

ビーツ「へへへ……勿論だぜ」

さあ……アナタで最後だビーツ、アナタはワタシにとっても、この世界にとっても有毒物質だから……毒物は処分しないとね、エハ、エハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ…
 ▼ 56 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/18 21:49:24 ID:.Hajhb2s [11/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜数日後、司令室〜

テレビ『ここ数週間、タイキョク地方を中心に変死体が頻繁に発見されております。いずれの遺体からもポケモンの物とされる毒素が検出されており、警察は同一犯の犯行として捜査を……』

シーナ「……」

サーシス「お疲れ様でした、シーナさん。貴女のお陰で完全な世界に近づいたのですよ」

シーナ「……はい」

サーシス「お疲れの様ですね。部屋で休むといいでしょう」

シーナ「……了解しました」

時折不安になる……ワタシはサーシス様に全てを操られているのではないかと……
 ▼ 57 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/18 22:23:45 ID:.Hajhb2s [12/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〜現在のシーナの部屋〜

シーナ「ふぅ、綺麗になったねドヒドイデ」

ドヒドイデ「ドヒドォ!」ニコォ

眠いなぁ……そう思いつつワタシはドヒドイデをボールに戻し、部屋の電気を消す。

ベッドに横になって思った。今頃確かボスの2人はデルゼロアの精神体が存在する電脳世界に出発するところだろう。ワタシ達幹部はもしもの時のために残されている。上手くいくのだろうか?

ワタシは目を瞑り眠りにつこうとする。
 ▼ 58 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/18 22:44:44 ID:.Hajhb2s [13/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヴォーン!ヴォーン!

アジト内全域に設置されている警報機がけたたましい音を立てる。……侵入者だ。

まさかと思うがあのニート?チャンピオンになったらしいが……

したっぱからの通信が入る

したっぱ♀『シーナ様!聞こえますか?』

シーナ「聞こえています。侵入者の情報を」

したっぱ♀『総勢13名、その内訳がタイキョク地方のジムリーダー8人、ミロティックグループのチーフソフィルム、モデルのリア、若いピンクの髪の女、アダルトサイト管理人のケンゴ、そして現チャンピオンのセトです!』

シーナ「分かりました、今すぐそちらへ向かいます」

ワタシはGPSで先程通信したしたっぱの位置を確認する。……2階か。

やはり今の腐った世界を望むバグが存在するんだ……エハッ!エハッ!エハハハハハハハ!!!……毒物は処分しないとね。


ポケットモンスターデリート〜削除の毒手〜

 ▼ 59 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/19 00:49:47 ID:jS5eahMo NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
読んで頂いた皆様、イラストを描いて下さった皆様、投票して下さった皆様、本当にありがとうございます!

気になる点があれば書いて下さい
 ▼ 60 ャラコ@やみのいし 18/02/19 07:03:12 ID:2Il6BlZ. NGネーム登録 NGID登録 報告
乙です!
またシーナさん描きたくなりました!
 ▼ 61 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/23 00:31:43 ID:Q6wg51X. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>60
是非お願いします!ファンアートは総合スレで募集しております!
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