▼  |  全表示468   | << 前100 | 次  |  履歴   |   スレを履歴ページに追加  | 個人設定 |   ▼   
                  スレ一覧                  
SS

【SS】ポケモン不思議のダンジョン 花の盗賊団

 ▼ 1 1◆J44kAZeDOM 17/03/27 23:18:48 ID:qk0Nxw9k NGネーム登録 NGID登録 wf 報告







プロローグ






 ▼ 390 1◆J44kAZeDOM 17/04/09 20:50:24 ID:jyWOxWLU [1/40] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミッキュ「あたし、この世界に来て、右も左もわからないとこを、ボスに拾ってもらった。

      それから、いろいろ特訓して、盗みぐらいは働けるようになった。

      もちろんそれは許されない事。だけど、楽しかったよね、間違いなく!」

イワンコ「こっちに来て、僕は、訳もわからないままいろんな事件に巻き込まれた。

     だけど、いつだって、みんながいた。気を許せる、仲間がいた!

     この世界は、あったかい。誰かを、無視したりなんか、しないっ!」

ネクロズマ「バクガメスの、事情も考えずっ! うおぁっ!」


再び光線を放つ。

虚空を鋭く射たそれは、何の主張を込めているのか。


イワンコ「確かに、この世界も、完璧じゃない。でも、完璧な奴らなんていない!」
 ▼ 391 1◆J44kAZeDOM 17/04/09 20:51:42 ID:jyWOxWLU [2/40] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
僕らは、示し合わせたように、言葉を重ねる。


ミミッキュ「あたしは、空っぽだった。ウツロイドも、そう。周りに誰もいなくって、あたしたちまで消されて行った!」

イワンコ「僕だって、誰かを思いやる気持ちを欠いた、不完全な性格だ!」

ミミッキュ「それだけじゃない。ラランテスは、おしとやかさを欠いた不完全」

イワンコ「バクガメスは、優しさ、穏やかさが欠けていた!」

ミミッキュ「ヒドイデとサニーゴは、所構わずのろけるし!」

イワンコ「コスモッグだって、何も言えずに消えたりした!」


そこで、僕たちは一息吐いて、再び叫ぶ。


ミミッキュ「それだけじゃないっ!」

イワンコ「誰かをいじめて喜ぶ奴!」

ミミッキュ「誰かに近寄って、偽善を振りかざす奴!」

イワンコ「――復讐に、その力を振りかざす奴!」


僕たちは、互いを見合わせ、頷いた。
 ▼ 392 1◆J44kAZeDOM 17/04/09 20:52:39 ID:jyWOxWLU [3/40] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミッキュ「あたしたちは、みんな、不完全なんだよ。社会から爪弾きにされた、なりそこないばっかり」

イワンコ「でも、弾く社会だってなりそこない。そんなポケモンに目を向けられない社会は、不完全だ」

ミミッキュ「でも、不完全だからこそ……不完全だからこそ、あたしたちは、ボスの下で、助け合えたっ!」

イワンコ「なあ、楽しかっただろ? みんな不完全でも、楽しかっただろ?

     僕たちを、事情も詮索せずに弾く社会が不完全だったとしても、壊すなんて、ない」

ネクロズマ「……うるさい、うるさいうるさいうるさいっ! 収まれ、僕の中の何か……うおぁっ!」


ネクロズマが、今度はこちらをめがけて光線を放つ。それは、今度は直撃した。

躱す間もなかった。

壮絶な痛みが僕を襲う。固く目を閉ざし、歯を食いしばる。

攻撃が去った。ウツロイドの毒のお陰か、致命傷にはならなかったらしい。辺りを見回す。森が、燃えていた。

幸い、4匹とジバコイルはかわしていたらしい。

それが、この位置から確認できた。


ラランテス「イワンコ! ミミッキュ!」

バクガメス「ちぃっ! あいつ、マジになりやがったぜ……暴走してやがる……」
 ▼ 393 1◆J44kAZeDOM 17/04/09 20:53:23 ID:jyWOxWLU [4/40] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
僕は、ミミッキュの方を見た。攻撃をばけのかわで無効化した彼女は既に、ネクロズマの方へ向かっていた。


バクガメス「こうなっちまったら、一旦あいつを倒すしか……お前、何付けてんだ?」

イワンコ「たいようのリボンですけど……ミミッキュが、げっこうのリボンをつけてます」

バクガメス「……なるほどな。お前、あいつと戦ってくれ。たぶん俺らも、あのプリズムレーザーには敵わねぇ」

サニーゴ「そんなっ?! 戦うなんてっ?!」

バクガメス「落ち着け。ネクロズマを、落ち着けないといけない。あいつに、お前らの持つ、太陽と月の力を注ぎ込め」

イワンコ「太陽と……月?」

バクガメス「あいつは、そのどちらにも属さない、お前ら風に言うならなりそこないだ。

      だから、どちらかを、あるいはどちらもを、満たしてやるんだ。お前らなら行ける。

      異世界から来た同士、そしてウツロイドの力を手に入れた、お前らにしかできない」

イワンコ「太陽……これか」


ふう、とひとつ息を吐く。

静かに、それを吸い込む。


――太陽の、力っ!
 ▼ 394 1◆J44kAZeDOM 17/04/09 20:54:41 ID:jyWOxWLU [5/40] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
僕は、光を纏って走り出す。

首に掛けたリボンから、力が伝わって来る。

太陽が、注がれて行く。そんな感覚。


「うおぉっ! ネクロズマっ!」


僕は、ふいうちを食らわせた。


ミミッキュ「イワンコっ?! イワン……コ?」

「一回、戦おう。リボンの力を、分け与えるんだ。ネクロズマに」

ミミッキュ「岩根君……ルガルガン、真昼の姿!」

ルガルガン「え?」


首元に、まだリボンを掛けた状態で僕は、進化していた。

まだ、リボンは力を放っている。というより、僕がまだ、太陽の力を纏っている。


ミミッキュ「……行こう、ルガルガン。ネクロズマを、止めなくちゃ」
 ▼ 395 1◆J44kAZeDOM 17/04/09 20:56:49 ID:jyWOxWLU [6/40] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ネクロズマは、苦しげに頭を抱えると、僕らの事を強く見据えた。

それと目が合い、僕はすっと覚悟を決める。


これが最後だ。ウルトラビーストを巡る物語の、最後の戦いだ。


僕は相手を見据え、それから素早く背後を取る。

急接近して、僕はネクロズマに向け飛び上がり、岩を纏った一撃を繰り出す。

アクセルロック。それがこの技の名前だと後から聞いた。

ネクロズマは、驚いたような顔でこちらを見やる。それから、頭を抱える。

攻撃の前触れだ。僕は、彼の手を踏み台に、さらに高くへ飛び上がった。

ミミッキュが、僕に気を取られている隙を狙ってだましうちを食らわせていた。

尾の後ろをレーザーがかすめる。それだけで、危険信号が脳にまで伝わる。

強い。わかり過ぎる程に、それがわかった。
 ▼ 396 1◆J44kAZeDOM 17/04/09 20:57:54 ID:jyWOxWLU [7/40] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルガルガン「落ち着いてくれネクロズマ! 僕たちだっ!」

ネクロズマ「う……があっ?!」


僕は、彼の後頭部、トランプのダイヤのような形をした箇所にアクセルロックをくらわせた。

太陽を纏った僕。月を身に付けたミミッキュ。恐らく、バクガメスの推測が正しいならば、これを続けていれば、彼は正気を取り戻す。

レーザーが、僕の方に照準を合わせる。

彼は、その顔を苦痛に歪め、そして言った。


ネクロズマ「イワンコ……助けて……」


僕は、それを聞き、ハッと息を呑む。

ネクロズマはそのまま、僕に向けて光線をぶっ放した。

空中に浮かんで、しかも唐突な言葉に動揺していた僕に、避ける術はない。


ミミッキュ「ルガルガンっ!」
 ▼ 397 1◆J44kAZeDOM 17/04/09 20:58:38 ID:jyWOxWLU [8/40] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
燃えるように熱い。僕はそのまま地面に叩き付けられる。

ふっと、力が湧いて来るのがわかった。

かばんの中の、ふっかつのタネだ。


ルガルガン「さ、さすがに効いたぁ……」

ミミッキュ「ルガルガン大丈夫っ?!」

ルガルガン「なんとかね……。ネクロズマ、苦しんでる。僕たちが、助けるんだ」


ネクロズマは、まだ、苦しげに頭を抱える。

それは、攻撃の合図であり、同時に苦悩の表現でもあるらしい。
 ▼ 398 1◆J44kAZeDOM 17/04/09 21:00:58 ID:jyWOxWLU [9/40] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミッキュ「……闇雲に攻撃してても、落ち着けるなんて無理だ。もっと効率的に、このリボンをネクロズマに付けてあげないと」


上と下の境目に巻かれたげっこうのリボン。それを、直接ネクロズマに。

方法は、見当たらない。けれど、やるしかない。

僕は、必死に考えを巡らせる。こう、何か、方法はないのか。


ミミッキュ「ルガルガン危ないっ!」


え、と呟く間もなく、ネクロズマが僕の方に光線を発射してきた。

ミミッキュが、僕を庇うように、ばけのかわを広げて盾となる。
 ▼ 399 1◆J44kAZeDOM 17/04/09 21:02:22 ID:jyWOxWLU [10/40] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ばけのかわ。その中身は、存在していない。空虚だと自虐する久瀬美々華を象徴するかのような現象。

それを見ていて、ふと、天啓が降りて来た。

ミミッキュ。現状、その存在はまだ、布一枚。


ルガルガン「ばけのがわ越しに、リボンを巻き付ける!」

ミミッキュ「え?」

ルガルガン「中身がないなら、久瀬は今、布だ。それをネクロズマに……」

ミミッキュ「あたしが……」

ルガルガン「もう、それしか思いつかない。乗ってくれ」

ミミッキュ「……わかった」


僕は、ミミッキュを背中に乗せた。意外な程、ずしりと重いその感触に、少し驚く。

先程は中身に何もなかった。恐らく今もだろう。けれど、確実に、久瀬は自分を取り戻しているのだ。


ルガルガン「行くぞ」
 ▼ 400 1◆J44kAZeDOM 17/04/09 21:03:25 ID:jyWOxWLU [11/40] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
僕は、ネクロズマの周りを駆け巡る。

ネクロズマは僕を視線で追い掛ける。しかし、僕の俊足は、その程度で追い付けるものではない。

ネクロズマは巨体だ。その分、小回りを利かせた動作に対しての反応は鈍い。


ミミッキュ「でも、どうやって?」

ルガルガン「大丈夫。さっき1回やった」


ネクロズマが、頭を抱える。攻撃前のモーションだ。僕はそれを躱すと、後ろの木に飛び乗った。遠目に炎が燃えているのが見える。


ルガルガン「捕まれ! 飛ぶぞ!」


僕は、もう一度跳躍する。そして、ネクロズマの上に飛び乗った。

ミミッキュが、叫びながら自らの体をネクロズマに被せる。

小さな、小さな一角。けれど、ミミッキュは、空っぽのはずの中身で、確かに笑った。
 ▼ 401 1◆J44kAZeDOM 17/04/09 21:04:21 ID:jyWOxWLU [12/40] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミッキュ「ネクロズマ。月よ。落ち着いて」

ネクロズマ「がぁっ……」

ルガルガン「ほら、苦しまなくていいんだ。僕たちがいる。ほら、大丈夫だから」

ネクロズマ「イワンコ……ミミッキュ……」

ミミッキュ「ネクロズマっ!」


僕の首から、たいようのリボンが滑り落ちた。僕と、ネクロズマ。2度もその力を消費し、恐らく維持できなかったのだろう。

ミミッキュが付けていた、げっこうのリボンも、淡い輝きを放って、それからほどけ、落下していく。


ミミッキュ「どうだ……」

ルガルガン「ネクロズマ」

ネクロズマ「ああっ! 僕は、何を……」


ネクロズマが、茫然自失としたかのように呟く。恐らく、我に返った。
 ▼ 402 1◆J44kAZeDOM 17/04/09 21:05:55 ID:jyWOxWLU [13/40] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
僕は、思わずミミッキュと見合わせる。


ルガルガン「ミミッキュ!」

ミミッキュ「ルガルガン! ……やったよ! あたしたち、やったよ!」


2人して、快哉をあげた。

ネクロズマが、小さく声をあげた。


――ありがとう。
 ▼ 403 1◆J44kAZeDOM 17/04/09 21:06:51 ID:jyWOxWLU [14/40] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
数分後。

ネクロズマは、燃え盛る森を見て、また違った意味で頭を抱えていた。


ネクロズマ「これを、ここまで酷い事……これを僕がやったのか……どうしよう」

ルガルガン「とりあえず、みんなのとこに行こう。話はそれからだ」

ネクロズマ「みんな、か」

ミミッキュ「とにかく、どうすればいいのか、指示を仰ぐのが先だよ」

ルガルガン「だな。僕たちは3匹とも、この世界の事がよくわからない」

ネクロズマ「……だね」


そういって、僕たちはみんなが待っているであろう場所へ到達した。
 ▼ 404 1◆J44kAZeDOM 17/04/09 21:07:26 ID:jyWOxWLU [15/40] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ラランテス「イワンコ、ミミッキュ! 無事だったかい?!」

バクガメス「俺の読み通りだったな」

ジバコイル「ネクロズマヲシズメテクレテ、カンシャスル」


3匹しかいなかった。そういえばジバコイルもいたんだったっけ。


ルガルガン「あのバカップルは?」

バクガメス「消火を命じた。あいつらだけじゃねぇ、たぶん、他の街の奴らも来る頃だぜ」

ジバコイル「ビビット、ナカマヲヨンダカラナ!」

ミミッキュ「消火……。大丈夫なの?」

ジバコイル「アア。コノケンモカンガミテ、モウトウゾクダンフラワーズハムザイホウメントツタエテアル」

ネクロズマ「それじゃあ!」

バクガメス「ああ。俺たちゃ晴れて、お天道様の下を歩けるっつー訳だ」
 ▼ 405 1◆J44kAZeDOM 17/04/09 21:08:14 ID:jyWOxWLU [16/40] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
バクガメスがにっと笑い、それからネクロズマに対し、鋭く言う。


バクガメス「その代償としてだ……消火活動に協力しろ。もう危険は去った。ジバコイルがそう伝えてくれている」

ラランテス「もうあんたを怖がる必要はないんだってね。反省の色を見せるのも、大事じゃないかい?」

ネクロズマ「言われなくても、そんな事で許されるのなら!」

ルガルガン「僕たちも……」

ミミッキュ「やろうか」

バクガメス「おっと、お前ら2匹はちょっと待て」

ルガ・ミミ「え?」


僕らを見る彼の目線は、厳しいものではない。

しかし、何を言われるのだろうか。

戦々恐々としながら構えていると、ラランテスがバクガメスをこづく。


ラランテス「ほら、速く言いな!」
 ▼ 406 1◆J44kAZeDOM 17/04/09 21:08:54 ID:jyWOxWLU [17/40] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
バクガメス「あー、その、だな。……記憶、戻ったか?」

ルガルガン「へ? ああ、まあ」

ミミッキュ「あたしの記憶も戻りました」

バクガメス「そうか。よかったな」

ラランテス「バクガメス!」

バクガメス「ちっ。あー! お前ら!

      ……ありがとうな、俺の無言の指示を、全部受け止めてくれて」

ラランテス「あたいからも言うよ。ありがとう」


2匹からの、まっすぐな感謝に、僕はふと、思い立つ。


ルガルガン「ミミッキュ」

ミミッキュ「ん? 何?」
 ▼ 407 1◆J44kAZeDOM 17/04/09 21:09:25 ID:jyWOxWLU [18/40] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告







ルガルガン「これでも、お前は空っぽか?」






 ▼ 408 1◆J44kAZeDOM 17/04/09 21:10:12 ID:jyWOxWLU [19/40] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミッキュは、その瞳から、涙をこぼした。

ふにゃふにゃのばけのかわが、こてんと崩れる。


ミミッキュ「ううん、そんな事ない……あたし、いっぱい、あたしの事、見てくれる人がいる……」

ルガルガン「僕も……決めたから。君と、一緒にいるって。戻れるかどうかはともかく、君は戻っても、いい事なんて何もない。

      戻る気は、ないだろう?」

ミミッキュ「……うん」

ルガルガン「僕も、君といる。やっと、わかったんだ。

      久瀬、僕は、君が好きだったんだ」

ミミッキュ「ふふ……ありがと。でも、まだ駄目。今は、いい仲間で、最高の相棒でいて! 恋は、もっと後でいい」

ルガルガン「……そっか」


僕は、空を見上げる。

満点の星が、あたりに広がっていた。
 ▼ 409 1◆J44kAZeDOM 17/04/09 21:11:15 ID:jyWOxWLU [20/40] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ラランテス「おーい! 2匹とも、消化活動するよ!」

ルガ・ミミ「はーいボス!」


僕らは顔を見合わせて、走って行く。

涙は、もう流れない。笑顔でいればいい。僕らには、仲間がいるのだから。
 ▼ 410 1◆J44kAZeDOM 17/04/09 21:12:18 ID:jyWOxWLU [21/40] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


「黒光りする変なポケモンが放つレーザーに触れて森が大火事だ」

「脱獄犯のイワンコとミミッキュがそいつを追いかけて行ったらしい」


ミリスまでの道中、不安気なヒソヒソ話をチラっと聞き、それから僕らは、少し足を止め、話し始めた。


ニューラ「なんか、ヤバい事になってる感じみたいね」

デンジュモク「ネクロズマっすね。太陽も月もないタイミングでコスモウムが進化したっす。

       話聞く限りだと、あいつ、大事な何かがない感じっすよね」

チラーミィ「うん。それが?」

デンジュモク「それを満たすために、暴れてるんだと思うっす」

チラーミィ「……どうすればいい?」

デンジュモク「太陽か、月。どっちかの力を分け与えて、自分が満たされてる事に気付かせる。こうっすね」

チラーミィ「……何かの役に立つかもと思ったアイテムが、役立つ時が来たみたいだね」

ニューラ「正直、出来過ぎなぐらい。きっと、あの2匹なら大丈夫でしょ」
 ▼ 411 1◆J44kAZeDOM 17/04/09 21:13:06 ID:jyWOxWLU [22/40] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
僕らはそれから、示し合わせたように呟いた。


「消火しなきゃ」
 ▼ 412 1◆J44kAZeDOM 17/04/09 21:13:37 ID:jyWOxWLU [23/40] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ふっとデンジュモクが体をうねらせる。

そして、目なんてあるのかもわからないけれど、視線を巡らせた。

その先に、また顔なしの……。


デンジュモク「ウツロイド!」

ウツロイド「デンジュっちだ。久しぶりー」

デンジュモク「どうしたんすか? そんな慌てて」

ウツロイド「あたしねー、ネクロズマとイワンコたちを追ってるのー」

チラーミィ「奇遇だね。僕らもなんだ。行こう、ウツロイド」

ウツロイド「うん」


それから僕たちは、4匹で森の方を目指す。
 ▼ 413 1◆J44kAZeDOM 17/04/09 21:14:14 ID:jyWOxWLU [24/40] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
森の気配は騒がしく、少し遠くからでも戦闘の音が聞こえるようだった。

不意に、光線が付近の木を貫き、燃え始めた。


チラーミィ「ウツロイド、デンジュモク! 周りの木を粉々に粉砕するよ! 燃えるものがなければ火事は広がらない!」

ウツロイド「りょーかーい」

デンジュモク「了解っす!」


ニューラは、もうつららおとしの準備に入っていた。

彼女得意の大技であり、半端な火なら鎮火してしまうぐらいの威力を持つ。


ニューラ「はっ!」


空から一直線、炎に向けて落とされたそのつららは、燃えた木ごと貫き、そして炎の中でまだ融け残る。

氷は融ければ水。まだしばらくは残るだろう。そうなると、鎮火も時間の問題だ。

ウツロイドとデンジュモクが、各々の得意技で木を粉砕していく。毒で融かしてみたり、電撃で倒してみたり。

もう、危険は去ったと見ていい。


チラーミィ「行こう! みんなは向こうにいる! 火勢が強いのも、向こうだ」
 ▼ 414 1◆J44kAZeDOM 17/04/09 21:15:16 ID:jyWOxWLU [25/40] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
定期的に鎮火をしながら僕らは少しずつ、ある場所へ向かっていた。


ニューラ「アジト、か」

チラーミィ「たぶんね」


ネクロズマは、暴れていても、その場所を忘れていないという事か。

現に、まだ街に被害はない。自我が、少しは残っているのだと見て構わないだろう。

そうなると、決着を付けるにも、そこがふさわしい。

街から離れたその場所でなら、自我を乗っ取られても街に危険を及ぼす心配はない。

そんな思考の下なのか、僕らはアジトの場所に辿り着く。
 ▼ 415 1◆J44kAZeDOM 17/04/09 21:16:16 ID:jyWOxWLU [26/40] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そして、いるはずのないポケ影を見付け、僕はえっと声を漏らした。


ラランテス「あっ! リアライズと……」


最初に気付いたラランテスに釣られ、他の2匹もこちらを振り向いた。

バクガメスと、ジバコイル保安官だ。

咄嗟に伝えるべき出来事を脳内でまとめ、それを伝えた。


チラーミィ「町民は、ちゃんと避難しています。この2匹はウツロイドとデンジュモク、ウルトラビースト。

      鎮火するのがまず第一ですよね。イワンコたちがネクロズマに対処してくれる。

      というより……なんでここにいられてるんですか?」

ジバコイル「ワタシガキョカシマシタ。ショウカガセンケツ……ドウスレバヨイノデショウ」

ニューラ「イワンコたちの控えと街との連絡手段として他3匹は残ってた方がいい」

バクガメス「ああ」

チラーミィ「燃えてる木の周りの木を切り倒してきます。僕らも」

バクガメス「頼めるか? 俺らは残ってあいつらを見ている責任がある」

リアライズ「了解!」
 ▼ 416 1◆J44kAZeDOM 17/04/09 21:16:57 ID:jyWOxWLU [27/40] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
僕らは4匹で、また燃え盛る火の方めがけて走る。

木に毒液を浴びせかけ、かばんからモモンスカーフを取り出して巻いておいた僕がそれにスイープビンタを食らわせる。

ニューラはつららで鎮火に励む。デンジュモクは電撃で木を薙ぎ払う。

ふと、水が視界の外から飛んで来て、そちらを見やるとサニーゴとヒドイデが必死に水技で鎮火していた。

ヒドイデは、技マシンでも使ったのかなみのりを。サニーゴは、しおみずを。


チラーミィ「サニーゴ! ヒドイデっ! 協力するよっ!」

ヒドイデ「お前らっ……協力、してくれるのか?」

ニューラ「火事なんて一大事に、探検隊も盗賊もない」

サニーゴ「ありがとう! 私たちは、水で鎮火します! あなたたちも、できる事をやってください! それと、後ろの……」

チラーミィ「ウルトラビースト! 2匹も協力してくれてるんだ!」

ヒドイデ「わかった。詳しい事は、消し終わった後だ! 今はこっち優先だ!」
 ▼ 417 1◆J44kAZeDOM 17/04/09 21:18:16 ID:jyWOxWLU [28/40] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
僕らは、各々の消火活動を続けた。

その甲斐あってか、少しずつ火勢は弱まって来る。

しかし、新たに燃えている場所があるらしく、僕らはそこをサニーゴたちに任せ、新たな火災現場へ駆け出し、そしてそこでも鎮火させていく。

そうしていると、街の方から何か声が聞こえた。

この声は、コイルだ。

という事はつまり、ジバコイルが危険は去ったと呼び寄せたという事。

今に、他の町民で、鎮火作業にあたれるポケモンがやって来るはず。

終わりなのか。そう思っていると、アジトの方から黒光りするポケモンがやって来た。いや、あれはポケモンではない。


ウツロイド「ネクロズマー、正気を取り戻したんだー」

ネクロズマ「おかげさまで、ね。何か、僕にできる事ない?」

デンジュモク「木を、切り倒していくっす。燃え広がらないように」

ネクロズマ「了解!」
 ▼ 418 1◆J44kAZeDOM 17/04/09 21:19:01 ID:jyWOxWLU [29/40] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
それからしばらく、盗賊の4匹がやって来て、消火を始めた。

街からも、水系のポケモンがたくさんやって来る。

ポケモンも、ウルトラビーストも。盗賊も、探検隊も、一般ポケも何もない。

ただ、みんなで協力して、森の火災を静めていた。

夜の闇を、赤く照らす炎も、次第に弱まって行く。

ふっと気付けば、下弦の月が空高く昇っている。もう朝だ。

少しずつ、少しずつ、炎は消えて行く。

そして、太陽の光が、辺りを強く照らしたその瞬間、火種は、完全に消えた。


「消えた……終わった……いぃやったぁ!」


誰からともなく喝采をあげる。皆それに追随し、たちまち辺りは歓喜の渦に包まれた。
 ▼ 419 1◆J44kAZeDOM 17/04/09 21:19:45 ID:jyWOxWLU [30/40] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
僕は、ポケ込みの中からルガルガンとミミッキュを見付け出す。

2匹は疲れ果てたような顔で、チラとこちらを見やる。


ルガルガン「やったよ……」

チラーミィ「しゃべらなくていい。夜通しバトルからの消火だ。疲れてるだろ。休んで」

ミミッキュ「ふふ、ありがとう……」


そう言って、ミミッキュはかくりとうなだれ、そのまま穏やかな寝息を立て始めた。

ルガルガンは、その顔に愛おしそうに目をやると、静かに眠りに落ちて行く。


ニューラ「……この2匹、なんかお似合いだと思わない?」

チラーミィ「ホントにねぇ。ま、一緒に危機を乗り越えた異性が、惹かれ合うってのはよくある事じゃないかい?」


そう言って僕は彼女を見詰める。彼女は呆気にとられたような顔を浮かべた後、堪え切れないといった体で噴き出した。


チラーミィ「ちょ、なんで笑うのさ!」

ニューラ「ごめんごめん、今さらってさ」

チラーミィ「え?」
 ▼ 420 1◆J44kAZeDOM 17/04/09 21:20:18 ID:jyWOxWLU [31/40] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
問い返した僕に、ニューラはこう答える。


ニューラ「なんでも……あ」


次の言葉はなんだと待っていると、ロマンのカケラもない、爆弾発言が投下された。


ニューラ「明日……だよね、ウルトラビーストの集合。こっからミリスまで、間に合わない」

チラーミィ「……あ」
 ▼ 421 1◆J44kAZeDOM 17/04/09 21:21:06 ID:jyWOxWLU [32/40] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
慌ててウルトラビーストの3匹と盗賊団フラワーズのメンバーを捜しだし、ここに呼び寄せる。

すうすうと穏やかな寝息を立てる2匹を起こさないように、3匹に伝えた。


チラーミィ「完全に遅刻だね。どうする?」

ラランテス「一日ぐらいいいじゃないのかい?」

ウツロイド「いや、フェロちゃん激おこプンプンまるだよー」

デンジュモク「こ、殺されるっす! 助けてくださいっ!」

ネクロズマ「とりあえず、急ごう。二徹覚悟で急げば、間に合う……と思いたいね」

ヒドイデ「ぷっ、にしても遅刻たぁ、お前らもあんま俺たちとかわんねぇのな」

ウツロイド「まーねー」

デンジュモク「それどころじゃないっすよー……」

ネクロズマ「よいしょっと。とりあえず、2匹は僕が運びます。みんな、行きましょう」

ウツロイド「っと、その前に、2匹を解毒しないと」


ウツロイドは、ルガルガンとミミッキュにその触手を突き差す。そして、その透明な管から、黒っぽい毒液が吸い取られて行くのが見えた。


ウツロイド「これで、全部おしまいだねー。後は、急ぐだけだよー」
 ▼ 422 1◆J44kAZeDOM 17/04/09 21:22:04 ID:jyWOxWLU [33/40] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そこからは、特に何かを問題にする必要もなかった。

11匹パーティーなんて機動性に欠けるチームだが、各々の強さによってそれを問題にする事もなくミリスの街を目指し進む。

ヒドイデの眠たげな顔が、正しくヒドイデ、なんてつまらないジョークを飛ばし、みんな笑うぐらいには深夜のテンションだった。


ルガルガン「ハハッ、最高」

ミミッキュ「なんか、くだらなさ過ぎて笑える」



僕は、涙に滲んだ目をこすりながら、ニューラに話し掛ける。


チラーミィ「懐かしいね。この感じ」

ニューラ「本当に。ビッパさんがぼけて、あたしがツッコんで、みんな笑って。……でも、どんどん入れ替わってっちゃったなぁ。

     今じゃ、エンドレスが最古参だっけ。ペラップはノーカンで」

チラーミィ「僕たちが卒業したんだもんね。あ、でもグレッグルは……」

ニューラ「あれはなんか別枠でしょ」
 ▼ 423 1◆J44kAZeDOM 17/04/09 21:22:59 ID:jyWOxWLU [34/40] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
目を瞑れば、蘇るプクリンのギルドの思い出。

イベルタルとみんなで戦ったっけ。あの時、ブリガロンが泣きながらゼルネアスを殴ってた。

ルカリオがやって来て、そこから3匹は、ますます力を付けて行った。

僕たちの最初の後輩が、今ではあのギルドの主力メンバー。あの頃が懐かしいよ。


ニューラ「起きろ。目を閉じたら、帰って来られなくなる」

チラーミィ「はっ! ……あー、駄目。クソ眠い」

ニューラ「ま、でもさ。こんなんも、いいんじゃない? みんな繋がって。昔、わるいてぐせでいじめられてた頃からしたら考えられないよ」

チラーミィ「だね。……ねぇ、ニューラ」

ニューラ「……何」


僕は、彼女を抱き寄せた。深夜のテンションと、懐かしいノリが、僕にそうさせた。

そっと呟く。大好きだよ、僕の最高のパートナー。彼女も答える。あたしも。
 ▼ 424 1◆J44kAZeDOM 17/04/09 21:23:43 ID:jyWOxWLU [35/40] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
本当と嘘。そんな意味を持った「リアライズ」。だけど。


ルガルガン「そーいや、なんでリアライズなんですか?」

チラーミィ「あー、僕たちどっちも、昔は性別間違えられがちで。ホントと嘘。組み合わせて、リアライズ」

ミミッキュ「でも、リアライズって言えば気付くって意味だよね」

ニューラ「まあね。そっちは、あんまりかな」

ルガルガン「でもさ、もいっこ意味あったよな。なんだっけ。英語苦手でさぁ」

ミミッキュ「えっと……そうだ」


We realize our dream. 私たちは、夢を叶える。


サニーゴ「実現する、かぁ。いい名前だね」


実現する。そっちの意味は、初めて聞いた。

夢を、叶えるか。
 ▼ 425 1◆J44kAZeDOM 17/04/09 21:24:21 ID:jyWOxWLU [36/40] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルガルガン「こっちなんて、フラワーズだぞ。花でしかない」

ミミッキュ「小麦粉舐めちゃだめよ。いろんな料理に使えるんだから」

ルガルガン「いや違うだろ」

ラランテス「小麦粉? 何の事だい?」

ミミッキュ「実は小麦粉と花、どっちもフラワーなんですよ。全く同じ音」

ラランテス「ぷっ、小麦粉かい! こいつは傑作だよ。バクガメス! 知ってるかい? フラワーって……」

ヒドイデ「ひっでー。小麦粉て」

サニーゴ「でもさ、小麦粉って、なんにでも化けられる。パン、麺、お菓子。

     フラワーズの目的を考えたら、ある意味ピッタリかも」

ヒドイデ「いい事言うじゃんサニーゴちゃん!」

サニーゴ「ヒド君……」

ネクロズマ「あー、またのろけ始まっちゃったよ」

ミミッキュ「……ま、いっか」


ルガルガンが、驚いたようにミミッキュを見詰めた。2匹の目が合って、それから笑う。

もう、呪う必要もない、か。
 ▼ 426 1◆J44kAZeDOM 17/04/09 21:25:02 ID:jyWOxWLU [37/40] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ウツロイド「おーい。もうそろそろ到着だよー」

デンジュモク「まだ間に合うっす! 急ぎましょう!」

バクガメス「楽しいムードも構わんが、ウルトラビーストが結論を出すのは、この1週間だ。

      ミリスに着いたらまずはゆっくり休んで、それから万が一に備えてしっかり力を蓄えるぞ!」

ネクロズマ「それ僕らの前で言います?」

バクガメス「ああ。最悪に備えて、最高を思い描く。これが、成功の秘訣だ」

ネクロズマ「ハハ、らしいですね」

ラランテス「ま、あたいは心配してないけどね。バクガメス、警察だったから疑り深いんだよ」

デンジュモク「いやどころじゃねえっす! とりあえず走ってくださーい!」
 ▼ 427 1◆J44kAZeDOM 17/04/09 21:25:59 ID:jyWOxWLU [38/40] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミリスの街に到達した。

出迎えたのは、イライラ顔のフェローチェ。そして、呆れたような顔で1匹のポケモンが横にいた。その隣に、もう1匹。縮こまっている。

呆れているのがアマージョで、縮こまっているのがフーディンだ。


フェローチェ「遅い! 2時間37分19秒の遅刻よ!」

アマージョ「待ちくたびれてしまったわ!」

ラランテス「仕方ないだろう! 火事を止めてたんだから!」

フーディン「と、とにかく早く行きましょう!」

ウツロイド「昨日一日寝てないしー、寝かせてよフェロちゃん」

フェローチェ「ああ、こうして行く間にも2秒3秒5秒7秒……」

ウツロイド「時間に追われてると早くふけちゃうよー」

フェローチェ「なんですって?! わたくしの美貌に気付けないというのですか?!」

ウツロイド「フェロちゃんもっとゆったりしてたらかわいいのにー」

フェローチェ「きーっ!」

デンジュモク「ああ、生きた心地がしないっす……」

フーディン「俺もだ……」
 ▼ 428 1◆J44kAZeDOM 17/04/09 21:26:55 ID:jyWOxWLU [39/40] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
目の前で繰り広げられるコメディを笑いながら、僕はフーディンに問いかける。


チラーミィ「あなたは?」

フーディン「ああ、も、申し遅れました。お、俺はフーディン……エクリプスの、あがり症の団長です」

バクガメス「あがり症? サーカスなのにか?」

フーディン「ああ。でも、本番には出ないから……」

バクガメス「はあっ! とりあえず、俺らを案内してくれや。二徹だ。俺はともかく、みんなもう眠い」

フーディン「わ、わかり、わかりました……き、きき、来てください」

ウツロイド「えー、なんでそんな怒ってるのー? 綺麗な顔がもったいないよー」

フェローチェ「今度という今度はもう許さない! ウツロイド、覚悟なさい!」

デンジュモク「」

ネクロズマ「ほら、2匹の事はほっといて、行こうデンジュモク」
 ▼ 429 1◆J44kAZeDOM 17/04/09 21:27:28 ID:jyWOxWLU [40/40] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フーディンの案内で、僕らはサーカス団のテントの所にやって来た。


フーディン「みんな、リハやってるので、何もできないですが……」

バクガメス「いや、結構。みんな、最後の一仕事だ」

ラランテス「テント張るよ! 張ったら好きなだけ寝るんだよ!」

みんな「やったー!」


それから、エクリプスの邪魔にならないような位置を狙って彼らのテントを組み立てる。

そして、あっという間に生活に耐えそうなアジトが出来上がった。


ラランテス「あんたらも、一緒に寝るかい?」

チラーミィ「あ、じゃあお言葉に甘え……て……」


僕は、もう意識を投げ出してしまった。

限界だ。もう。

太陽は既に空高く。日差しに照らされたまま、僕らは前後不覚の眠りの世界へ落ちて行った。
このページは検索エンジン向けの機能制限版の旧ページです。
下URLから閲覧下さい。
https://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=563163
  ▲  |  全表示468   | << 前100 | 次  |  履歴   |   スレを履歴ページに追加  | 個人設定 |  ▲      
                  スレ一覧                  
荒らしや削除されたレスには反応しないでください。
書込エラーが毎回起きる方はこちらからID発行申請をお願いします。(リンク先は初回訪問云々ありますがこの部分は無視して下さい)

. 書き込み前に、利用規約を確認して下さい。
レス番のリンクをクリックで返信が出来ます。
その他にも色々な機能があるので詳しくは、掲示板の機能を確認して下さい。
荒らしや煽りはスルーして下さい。荒らしに反応している人も荒らし同様対処します。




面白いスレはネタ投稿お願いします!

(消えた画像の復旧依頼は、お問い合わせからお願いします。)
スレ名とURLをコピー(クリックした時点でコピーされます。)
新着レス▼