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【SS】 トウコ 「シングルトレインに挑戦よ!」

 ▼ 1 州街道◆IVIG1YNTZ6 15/05/21 21:00:01 ID:BRovUWbk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今日の天気は晴れ。暑くもなく寒くもなく、とっても穏やかな日。

こんな日は、絶好のポケモンバトル日和だ!


……まぁ、地下鉄だから関係ないんだけどね。


 トウコ 「今日は遂に……シングルトレインの3週目! ここで7連勝できれば、ノボリさんとバトル出来るっ!」


イッシュ地方には、地下鉄の中でバトルする“バトルサブウェイ”ってのがあって、各地から挑戦者が集まってくる。

その中で、一定の連勝記録を出せば、サブウェイマスターと呼ばれるノボリさん、クダリさんとバトルすることが出来る。それはバトルサブウェイ挑戦者にとって、とても名誉なことなの。


 トウコ 「ふふ〜ん。ネット予約って便利よね。今日のバトルは……、ギアステーションを10:45に出る、シングルトレイン3号。楽しみぃ〜!」


私はテレビを見ながら、ゆっくりと朝食を取る。

今日のバトルで活躍するポケモンたち――、ランクルス、ドレディア、コジョンドも、ポケモンフーズを摘まんでいる。


 トウコ 「みんな! 今日7連勝すれば、いよいよノボリさんとバトルよ! 気を引き締めていこうね!」

 ランドレコジョン 「「「 おーーー! 」」」
 ▼ 219 州街道◆IVIG1YNTZ6 15/06/08 20:40:00 ID:K1esz8.. [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告



地下鉄の建物を後にする。

当然、外は真っ暗。時刻は……、21時をまわっていた。

私とトウヤは、家への道を真っ直ぐ歩いている。特に何って言ったわけじゃないけど、トウヤも同じ方向なのかな?


 トウヤ 「案外、遅くなっちゃいましたね」

 トウコ 「そうね。……でも、濃い1日だったわ。シングルトレインに挑戦して、スキンヘッドとバトルして、シリンダーブリッジで地下鉄を止めて、ノボリさんとバトル出来て……。悪くない1日だったわよ、私は」

 トウヤ 「それは良かったです。僕も、ある意味 吹っ切れることができましたし」

 トウコ 「吹っ切れる?」

 トウヤ 「えぇ」


トウヤは短く答えると、視線を前に戻した。

私も視線を前に戻し、足を進める。


トウヤは……、お父さんの事故のことがあって、地下鉄の中でバトルしなかった。

でも実際、ポケモンはそこそこ育てられていたし、何より、ポケモンフーズを自分で調合したり、私のドレディアを褒めてくれたりと、ポケモンのことが大好きなんだ。珍しいな、男の子で、そういうタイプって。
 ▼ 220 州街道◆IVIG1YNTZ6 15/06/08 20:42:00 ID:K1esz8.. [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
それに、とっても紳士的だった。

お昼のレストランがそう。テーブルマナーとか、言葉遣いとか、あと、女の子を気遣う面とか。

トンネルで地下鉄を止める時だって、危ないからって私を差し置いて、自分だけ体を張ろうとしてたし。

トウヤは、私の考える男の人のイメージとは、まるで別物だった。


私は……、トウヤとなら、男の人であっても、一緒に居ても良いって思う。

それに、トウヤと一緒に居れば、私は……、女の子らしく振る舞っていられるのかな。15歳の女の子として、女の子らしい日常を送れるのかな。


これからもトウヤと……、会いたいな。


 トウコ 「ねぇトウヤ。私、トウヤのこと、見直したわ。こんな男の子も居るんだって。それで、トウヤさえ良かったらその……、これからも、一緒に会ってくれない? バトルサブウェイじゃなくて、普通にバトルしたり、たまに食事に行ったり……。迷惑じゃなかったらだけど……」


そう発しているうちに、私はだんだんと、恥ずかしくなってしまった。

こんな図々しいこと言うってのもアレだし、それになんだか、急にドキドキしてきちゃって……。


 トウコ 「……どうかな、トウヤ?」


こんな話を切り出されて、いったいトウヤはどんな反応をするんだろう。どんな表情をするんだろう。

私はゆっくりと顔を上げ、並んで歩くトウヤの方を向いた。
 ▼ 221 州街道◆IVIG1YNTZ6 15/06/08 20:44:00 ID:K1esz8.. [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告



 トウコ 「……ってなんで居ないのよ!?」


いつの間にか、トウヤは私の横から外れていた。

来た道を振り返ってみると、少し先で、トウヤは立ち止まっている。けどその表情は、とても凛々しいものだった。


 トウコ 「どうしたのよ。そんなところで立ち止まって」


私はトウヤの元に近付き、言った。

そんな私の顔を見つめて、トウヤは、ふっと笑顔を見せた。


 トウヤ 「トウコさん」

 トウコ 「なぁに?」

 トウヤ 「少しだけ、付き合って貰えませんか?」

 トウコ 「えっ? いいけど……どうしたの?」

 トウヤ 「トウコさんに、お話ししたいことがあるんです」


 ▼ 222 州街道◆IVIG1YNTZ6 15/06/08 20:44:59 ID:K1esz8.. [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


なんなのよ……この状況……。

こんな密室に、トウヤと二人っきりで……。



私はトウヤに言われるがままに、ライモンの繁華街へ向かい、とある施設の中に案内された。

薄暗いその室内からは、ライモンの夜景が見渡せて、どことなくロマンチックな雰囲気。


こんなところ……、男の子と来るなんて初めて。

と言うより、こんなところ、来ることなんて無いと思っていた。男に誘われても、絶対に来ようとは思っていなかった。

でも……なんでだろう。トウヤとなら……トウヤとだったら、来ても良い気がした。


ドキドキする……。

トウヤが少し動くだけで、私の体にも衝撃が走る。

ちょっぴり怖いけど、嫌では無い。何というか、心地良い緊張感。こんな感覚、生まれて初めてだ。


 トウヤ 「トウコさん……」

 トウコ 「あっ……はい……///」
 ▼ 223 ガギャラドス@しあわせタマゴ 15/06/08 20:47:34 ID:fVYaPlC. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 224 ボミー@こうこうのしっぽ 15/06/09 10:30:21 ID:eBjxCfBA [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 225 州街道◆IVIG1YNTZ6 15/06/09 19:50:00 ID:S1IZSUbk [1/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 トウヤ 「本当に、今日はありがとうございました。地下鉄を一緒に止めてくれて、それに、こんな所にも付き合って貰って」

 トウコ 「うん……いいのよ気にしなくて。私も、トウヤには助けられたって言うか、トウヤは私を守ろうとしてくれたし、それに、美味しいランチ、奢ってもらったし」


向かい合わせの椅子にお互い座って、私たちは会話する。

トウヤとの距離が近い……。こんな密室で、誰にも見られていない空間に、男の子と2人っきりで……。

うぅ……、なんで私、こんなに緊張してるんだろう……。


ギシギシと揺れる室内は、徐々に高度を上げていく。目線が高くなるにつれて、見える夜景の表情も刻々と変わっていく。


 トウヤ 「……実はこの観覧車、父親との思い出の場所なんです」

 トウコ 「お父さんと……?」

 トウヤ 「はい。地下鉄職員だった父親は、ローテーション勤務なので、僕の学校と全然休みが合わなかったんです。けど、2か月に1回くらいは、遊びに連れて行って貰ったんです。この観覧車も、その時に父親と乗ったんです」

 トウコ 「そうなんだ……。良いお父さんだったのね」

 トウヤ 「……実はこの観覧車、壊されることが決まっているんです」

 トウコ 「えっ……そうなの!?」

 トウヤ 「はい。来月中旬って聞きました。治安や老朽化が原因のようです」

 トウコ 「そっか。こんな素敵な夜景が見れるのに、なんだか勿体ないわね……」
 ▼ 226 州街道◆IVIG1YNTZ6 15/06/09 19:52:00 ID:S1IZSUbk [2/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
1/4ほど登った観覧車からは、ミュージックホールやビッグスタジアムなど、ライモンの夜景が見渡せる。

普通なら観光スポットになってもおかしくないんだけど、老朽化には勝てないのかな。


 トウヤ 「だから僕、最後にこの思い出の観覧車に乗りたかったんです。2人じゃないと乗れないので、トウコさんに付き合って貰ってしまって……、すみませんでした」

 トウコ 「そんな……私は全然。むしろ、トウヤの思い出のお手伝いが出来て良かったわ」

 トウヤ 「ありがとうございます。優しいんですね、トウコさん」

 トウコ 「えへへっ。でもトウヤ、観覧車が壊されるのは来月なんでしょ? 今が最後だなんて言わないで、私はその……、また乗りに来ても良いのよ。トウヤと一緒に、観覧車……」

 トウヤ 「本当ですか?」

 トウコ 「うん……///」

 トウヤ 「ありがとうございます。でも、トウコさんの気持ちだけで、十分です」

 トウコ 「えっ?」


気持ちだけで十分……か。

やっぱり図々しかったかな、私。考えてみれば、無理矢理バトルサブウェイに誘ったのが始まりだし、必要以上に、私と一緒に居ることないよね、トウヤにとって……。
 ▼ 227 州街道◆IVIG1YNTZ6 15/06/09 19:54:00 ID:S1IZSUbk [3/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 トウヤ 「実は僕、近いうちに、旅に出ようと思うんです」

 トウコ 「えっ……旅に?」

 トウヤ 「はい。だから、観覧車に乗れるのは、実質これが最後なんですよ。勿論、トウコさんと一緒に観覧車乗れること、すっごく楽しいですけど……」

 トウコ 「あっ……ふふっ/// でも、なんで急に旅に出ようと思ったの?」

 トウヤ 「普通の男の生活に戻るため……なんて言ったら、笑われてしまいますよね」

 トウコ 「普通の……?」

 トウヤ 「さっきクダリさんには話したんですが……、僕、心のどこかで、まだ父親の死を受け入れていないんです。こうやって地下鉄マニアになったのも、地下鉄に詳しくなれば、父親から褒めて貰えると思ったからですし、いつの日か、父親に会えるんじゃないかって……、無意識のうちに、僕は父親のこと、探していたんです」

 トウコ 「トウヤ……」

 トウヤ 「そのせいで僕は……、僕のまわりの時間は、父親が亡くなってから、止まってしまったようなんです。友人とも会わず、バトルもせず、ただひたすら地下鉄を追いかけて……父親を探していて」

 トウコ 「うん……」

 トウヤ 「普通の15歳の男として、それではダメだと思うんです。前々から感じていました。……だから、物理的に地下鉄と――父親と距離を取るために、旅に出ようって。そう思ったんです」

 トウコ 「トウヤ……、苦労してきたのね、今まで。なのに私、トウヤを無理矢理バトルサブウェイに誘っちゃって、ごめんなさい……」

 トウヤ 「いえ。僕はむしろ、トウコさんには感謝してるんです」

 トウコ 「えっ?」
 ▼ 228 州街道◆IVIG1YNTZ6 15/06/09 19:56:00 ID:S1IZSUbk [4/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 トウヤ 「トウコさんのお陰で、僕は、いえ、僕たちは、安全に地下鉄を止めることができたんです。あのトンネルで地下鉄を止めるなんて、今だから言いますけど、死んでもおかしくない状況でした」

 トウコ 「そんな。私は なんにも。ベルトだって、完全に偶然だし……」

 トウヤ 「確かにベルトは偶然かもしれませんが、僕が旅に出ようと決心できたキッカケこそ、トウコさんのお陰なんですよ」

 トウコ 「私の?」

 トウヤ 「はい。……僕は地下鉄を止めるとき、これは運命だからと、死んでもいいと思っていました」

 トウコ 「ちょっ……なに言ってんのよトウヤ!?」

 トウヤ 「今だから言えることです。 けど、トウコさんが僕のこと心配してくれて……、正直、とても嬉しかったんです」

 トウコ 「だってそんな……トウヤだけ体を張ろうだなんて、心配に決まってるじゃない! 実際死んでもおかしくなかったんでしょ?」

 トウヤ 「はい。それで僕……、父親が亡くなってから今まで、友人と関わっていなかったので、トウコさんが心配してくれたことが、本当に嬉しかったんです。トウコさんの優しさ、凄く感謝しています」

 トウコ 「トウヤ……」

 トウヤ 「だから僕……、こんなこと言える立場じゃないですけど、トウコさんだけは守りたかったんです」

 トウコ 「そっか。それでトウヤ、自分だけで地下鉄を止めようって……」

 トウヤ 「はい。それに、トウコさんには生きる希望を貰いました」

 トウコ 「生きる希望?」

 トウヤ 「僕を心配してくれている人が居る……。そう感じられただけで、生きる希望が湧いたんです。勿論、トウコさんにそんな深い意味は無いんでしょうけど、それでも僕は、生きる希望を貰いました。それで、旅に出る決心が付いたんです。自分を変える決心が付いたんです」

 トウコ 「そっか……」
 ▼ 229 州街道◆IVIG1YNTZ6 15/06/09 19:58:03 ID:S1IZSUbk [5/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 トウヤ 「……すみません。なんだか失礼でしたよね」

 トウコ 「ううん。私がトウヤに希望を与えられたんなら、それはすっごく嬉しい。だってトウヤ、ずっと苦しんでたんでしょ? お父さんのことで」

 トウヤ 「トウコさん……」

 トウコ 「私は身内の死を経験したことないから、トウヤの気持ちは分からないけど……、でも、トウヤがその苦しみから抜け出そうって気になれたのなら、それって凄い成長じゃない! むしろ、私で良いのかなって。トウヤを成長させたのが」

 トウヤ 「良いに決まってるじゃないですか。……トウコさん。改めて、ありがとうございます。僕を成長させてくれて」

 トウコ 「ふふっ……ううん。それはトウヤの気持ちが強かったからよ。私はなんにもしてないもん。ただ、トウヤの傍に居ただけよ」

 トウヤ 「けど、僕にとってそれは、とても大きなことでした。僕は、トウコさんのような女の子に出会えたこと、人生の中で、一番の転機になると思います」

 トウコ 「私も……、トウヤと出会えて、トウヤみたいな純粋な男の人も居るんだって知れて、転機になれたと思う。私、男の人と深い仲になろうなんて、今まで考えたことなかったから……」

 トウヤ 「えっ……あのっ、ごめんなさい! それなのに、観覧車なんかに一緒に乗って貰っしまって……」

 トウコ 「ううん。トウヤは良いの。トウヤが良い人だって、もう十分わかったから。……これが、普通の女の子ってやつなんだよね」

 トウヤ 「えっ?」

 トウコ 「なんでもないっ。……あ、ほら見て! もうすぐ1番高いところよ!」

 トウヤ 「本当ですね。この高さなら……、ほら! 東にはワンダーブリッジ、西にはリザードン橋が見えますよ!」

 トウコ 「ホント! 綺麗ね……!」

 トウヤ 「えぇ」
 ▼ 230 クーン@ふしぎなアメ 15/06/09 19:59:01 ID:elovs8/w [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 231 州街道◆IVIG1YNTZ6 15/06/09 20:00:00 ID:S1IZSUbk [6/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
観覧車の頂上からは、素晴らしいライモンの夜景が、東西の大橋が、そして遊園地のイルミネーションが、全てが見渡せた。

宝石箱をひっくり返したような煌びやかな灯りが、私たちの目を楽しませてくれる。とってもロマンチック……。



 トウコ 「あっ……見て見て! 向こうにヒウンの摩天楼が……」

 トウヤ 「えっ? あっ……」

 トウコ 「ぁっ……///」


ヒウンの明かりを見つけてトウヤの方を振り向くと、思った以上にトウヤとの距離が近かったみたいで、私たちは、至近距離で見つめ合う構図に。


トウヤの顔が、私のすぐ近くに……。

なんでこんな……、ドキドキするんだろう。なんでこんな、顔を近付け合っただけで恥ずかしくなっちゃうんだろう……。


 トウヤ 「っ……ごめんなさい。こんな密室で、こんなに近付いてしまって……」

 トウコ 「あっ……ううん、大丈夫 ///」
 ▼ 232 州街道◆IVIG1YNTZ6 15/06/09 20:02:00 ID:S1IZSUbk [7/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
もしかして。

これが、男の人を“好きになる”って感覚なのかな。


そもそも、トウヤと2人っきりで観覧車で夜景を見るなんて、傍から見たら、私たちって、カップルみたいに思われてるのかな。

もしそうだとしたら……、なんだか くすぐったい気持ちだ。

トウヤとなら私……、男の人と深い関係になっても、全然良い気がするの……。


 トウヤ 「えっと……トウコさん」

 トウコ 「あっ……はいっ」


トウヤは私の瞳を見つめて、真剣な表情だ。私もつられて、ついつい敬語になってしまった。

これって……、この雰囲気って……、抱きしめられたりするのかな? きっ……キスとか、するの……かな?

お昼のレストランでのトウヤの振る舞いを見てると、こう……女の子の扱いが上手いって言うか、慣れてるって言うか……。

もしかして私……、トウヤと、一線を越えちゃうんじゃ……。
 ▼ 233 州街道◆IVIG1YNTZ6 15/06/09 20:04:00 ID:S1IZSUbk [8/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 トウヤ 「トウコさんと観覧車に乗れて、僕、もう思い残すことはありません。父親の死も、きちんと受け入れようと思います。全部、トウコさんのお陰です」

 トウコ 「うん……」

 トウヤ 「ありがとう、トウコさん。これで胸を張って、旅に出ることが出来ます」

 トウコ 「やっぱり……、旅に出るのよね……」

 トウヤ 「はい。失ってしまった時間を、取り戻してきます」


失った時間……か。

トウヤにとって、お父さんが亡くなったのは、それだけショックだったんだな。私だって、もし家族が死んじゃったら、立ち直れないかもしれない。


でも、トウヤは凄いよ。

それを克服しようと、強い信念を持って、旅に出る決意をしたんだから。


 トウコ 「どれくらい旅に出るの?」

 トウヤ 「分かりません。ぶっつけ本番です。……トウコさんとも、しばらく会えなくなりますね」

 トウコ 「うん……そうよね」


会えなくなる……。その一言が、私の心に重く響いた。
 ▼ 234 州街道◆IVIG1YNTZ6 15/06/09 20:06:00 ID:S1IZSUbk [9/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 トウヤ 「トウコさん。今日会ったばかりですが、トウコさんには、色々なものを貰いました。本当に、ありがとうございました」

 トウコ 「私の方こそ。トウヤと会えたお陰で、色んな経験が出来たし、地下鉄のことにも、ちょっぴり詳しくなれたしねっ」

 トウヤ 「ふふっ。そんな無駄知識、忘れてしまった方が良いですよ。トウコさんは女の子なんですから」

 トウコ 「あっ……あとあの私っ! そのっ……、トウヤに女の子として扱って貰えて、けっこう嬉しかったんだからね。だからその……、ありがとう……」

 トウヤ 「なに言ってるんですか。トウコさんはそのっ、かっ……可愛らしい女の子なんですから」

 トウコ 「ふぁっ……/// やめてよ恥ずかしいっ……」

 トウヤ 「すみません。……地上に着くまで、まだもうしばらくかかります。せっかくですから、この観覧車最後の夜景を楽しみましょうよ」

 トウコ 「あっ……うん! そうねっ」


結局その後、私たちは、観覧車からの夜景を楽しむに留まった。

なんだか……、変なこと想像した自分が恥ずかしい。

そうよね。バリバリ草食系のトウヤが、そんな男らしいこと、するわけないか……あはは。



 ▼ 235 州街道◆IVIG1YNTZ6 15/06/09 20:08:00 ID:S1IZSUbk [10/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告



 トウコ 「もう ここで大丈夫よ。あのマンションだから」


トウヤは、私を家の近くまで送ってくれた。

途中で何度か、ここでもう大丈夫って言ったんだけど、夜道で女の子1人は危ないからって、ここまでついてきてくれた。

私はそれが、素直に嬉しかった。トウヤのことが頼もしかった。


 トウヤ 「分かりました。……すみません。僕のせいで、余計に帰りが遅くなってしまって」

 トウコ 「ううん。あの時間にライモン中央駅じゃ、何時になったって同じよ。それに、観覧車、とっても楽しかったわよ」

 トウヤ 「そう言って貰えるとありがたいです。少しは僕も、トウコさんに恩返し、できましたかね?」

 トウコ 「……ふふっ。十分よ」


私がそう言うと、トウヤは嬉しそうに、笑顔を見せた。

がっついてない男の子……、トウヤみたいな男の子ともっと早く出会ってたら、私の人生、もうちょっと変わってたのかな。

……いや。もし変わってたとしたら、トウヤに会うことは無かっただろうな。本当、トウヤに会えたこと、私は感謝している。
 ▼ 236 州街道◆IVIG1YNTZ6 15/06/09 20:10:00 ID:S1IZSUbk [11/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 トウヤ 「それではトウコさん。本当に、色々とありがとうございました」

 トウコ 「うん……。トウヤは、どこへ旅に行くつもりなの?」

 トウヤ 「カロス地方を考えています。風光明媚な土地が多いみたいですし、TMVという高速鉄道も見てみたいですし」

 トウコ 「そっか……。帰ってくる時期も、分からないのよね?」

 トウヤ 「そうですね……。完全に行き当たりばったりにしようと思っているので」

 トウコ 「じゃあ……、ちょっと待って」


私はカバンからメモ帳とボールペンを取り出し、走り書きで英語を羅列した。


 トウコ 「これ……」

 トウヤ 「……メールアドレス、ですよね?」

 トウコ 「うん。私のパソコンのアドレス。……出発が決まったら、連絡してね。お見送りくらい……しても良いわよね?」

 トウヤ 「はい。嬉しいですっ」

 トウコ 「……ふふっ」


 ▼ 237 州街道◆IVIG1YNTZ6 15/06/09 20:15:00 ID:S1IZSUbk [12/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告



トウヤと別れて、私はマンションのエレベーターに乗りこんだ。

呆気ないお別れになっちゃいそうだったけど、なんとかトウヤとの連絡手段を残すことは出来た。


トウヤみたいな良い男の人、これから先、また会えるとは思えない。

……本当なら、これからもトウヤと一緒に居たかった。一緒にバトルの大会とかに出てみたかった。また一緒に食事したかった。

トウヤのこと、もっとよく知りたかった……。


でも、良かったんだよね。

トウヤは、お父さんが亡くなったことを認めたくなかったから、今まで寂しい生活を送って来た訳だし。

トウヤが踏み出した大きな一歩を、思いっきりお祝いしてあげるべきよね、私に出来ることって。


 トウコ 「……あれ?」

 ▼ 238 州街道◆IVIG1YNTZ6 15/06/09 20:20:00 ID:S1IZSUbk [13/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
おかしいな……。

なんで……、涙が出て来るんだろう。

なんでこんなに……寂しいんだろう……。


 トウコ 「トウヤ……」


もしかしてトウヤは、私の救世主だったのかもしれない。

私を女の子らしくしてくれた……、私の人生を変えてくれる、唯一の存在だったのかもしれない。


私は……、このままトウヤと別れてしまって、本当に良いのだろうか……。






 ▼ 239 州街道◆IVIG1YNTZ6 15/06/09 21:00:00 ID:S1IZSUbk [14/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
1週間後、トウヤから初めてメールが届いた。

母親を説得させて、旅に出る許可を取り付けたらしい。

……あはは。1週間って、案外苦戦したのね。


 トウコ 「旅立ちは……、4日後か」


イッシュ国際空港を19時35分に出る、ベータ航空400便。

トウヤは1時間前には搭乗手続きを済ませたいようだ。


 トウコ 「本当に……ただお見送りするだけでいいのかな。トウヤ……、旅に夢中になって、私のこと、忘れたりしないかな……」


なんだろう……この、焦るような気持ちは。

私は本当に、このままでいいのだろうか。

私のことを“可愛い女の子”と言ってくれたトウヤに、なんのお礼もせずに。……いや、気持ちを伝えないまま、って言った方が正確なのかな。

とにかく私は、トウヤともっと一緒に居たい。我儘かもしれないけど、私の人生を、トウヤに変えて貰いたい……。
 ▼ 240 州街道◆IVIG1YNTZ6 15/06/09 21:05:00 ID:S1IZSUbk [15/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


 メイ 「お姉ちゃーん。パソコンでなーに見てるのー?」


……と、突然メイが、部屋に入って来た。

タイツを穿いて、フリフリの黄色いホットパンツを穿いて、まったくいつも女の子らしい格好をしている、2歳年下の妹だ。


 トウコ 「ちょっとメイ。私の部屋に入る時はノックしてって言ってるでしょ!」

 メイ 「ノックしたもん。心のドアってやつをね!」

 トウコ 「うん。じゃあ私は、心のシャッターでも閉めようかしらね」

 メイ 「それより、どうしたのお姉ちゃん。なんだか深刻そうな顔しちゃって」


あぁ……、メイ、よく見てるわね、私のこと。

私が悩んでる時、いつもすぐに察してくれて。まったく可愛い妹だ。


 トウコ 「ねぇメイ。お姉ちゃん、実はね……!」




 ▼ 241 ガニウム@やけどなおし 15/06/09 21:07:24 ID:4l46F30E NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 242 州街道◆IVIG1YNTZ6 15/06/09 21:10:00 ID:S1IZSUbk [16/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


約束の日。


黄色い地下鉄に乗って、私はイッシュ国際空港に向かう。

考えてみると、同じライモンに住んでるんだから、ライモン中央駅から一緒に行った方が良かったかも。

……まぁ、今さらどうでもいいか。

私は重い荷物を膝の上に置き、空港駅まで、しばらくウトウトして過ごした。



空港の搭乗手続きカウンターに到着。

トウヤはまだ来ていない。やっぱり2時間前は早すぎたかな。


けど、それなら好都合だ。私は搭乗手続きを先に済ませ、カウンターが視界に入るベンチに腰を下ろした。

しっかりしたトウヤなら、1時間半前までには来るわよね、きっと。


 ▼ 243 州街道◆IVIG1YNTZ6 15/06/09 21:15:00 ID:S1IZSUbk [17/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


しばらくして、地下鉄の駅の方から歩いてくるトウヤの姿が、私の目に映った。


 トウコ 「……あ、トウヤっ」

 トウヤ 「トウコさん。随分早く着いてたんですね」

 トウコ 「えぇ。遅れたら大変だから」

 トウヤ 「すいません。僕なんかの見送りのために、わざわざ空港まで来てくれて。……先に手続きしてきますね」



トウヤは搭乗手続きを済ませると、私の傍に戻って来た。

いま18時15分くらい。飛行機に乗り込む時間を考えても、50分くらいは時間がある。


 トウヤ 「出発までまだありますし……、トウコさん、カフェにどうですか?」

 トウコ 「そうねっ」
 ▼ 244 州街道◆IVIG1YNTZ6 15/06/09 21:20:00 ID:S1IZSUbk [18/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
空港のカフェは建物の最上階にあって、ガラス張りの窓からは、オレンジ色に染まる空と、ひっきりなしに離発着する飛行機を眺めることが出来る。

私はアイスカフェラテを、トウヤはキャラメル・マキアートを注文した。


 トウコ 「相変わらず甘いの好きなのね」

 トウヤ 「はい。店員さんも、完全にキャラメルマキアートがトウコさんだと思ってましたからね」

 トウコ 「ふふっ」


窓側のソファに腰掛けて、ようやく一息。

ここで私は、トウヤに伝えなくちゃいけないことがある。


 トウヤ 「ふぅ。やっぱり空港のカフェはお洒落で良いですね。ソファも良いものを使ってますし」

 トウコ 「ねぇ、トウヤ」

 トウヤ 「はい」

 トウコ 「私ね、トウヤに伝えなくちゃいけないことがあるの……」

 トウヤ 「僕も、トウコさんに伝えることが沢山ありますよ。トウコさんには、感謝の気持ちでいっぱいですから」

 トウコ 「うん。……でもそれは、いま聞かなくてもいいかな」
 ▼ 245 マガル@スピアナイト 15/06/09 21:22:57 ID:ta6WUmWM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
トウコとメイは姉妹か…
胸をやっかんでそうだな…
 ▼ 246 州街道◆IVIG1YNTZ6 15/06/09 21:25:00 ID:S1IZSUbk [19/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 トウヤ 「えっ……なに言ってるんですかトウコさん。いまお礼を言わなかったら、いったいいつ……」

 トウコ 「ふぅ……。トウヤ!」

 トウヤ 「トウコさん……?」


 トウコ 「突然だけど、トウヤ。私もトウヤの旅、一緒に付いてくことにしましたっ!」


 トウヤ 「……ん!?」

 トウコ 「ほら、これチケット。ベータ航空400便。同じ飛行機でしょ?」

 トウヤ 「えっと……えっ? 確かにそれは僕と同じ飛行機のチケットですけど……えぇっ!?」


驚いてる驚いてる。

そりゃそうよね。出発1時間前に、急に私も一緒に行くなんて言いだしたんだから。


 トウコ 「トウヤが私に会って人生が変わったみたいに、私もね、トウヤに会って、人生が変わろうとしてるの。私、いまトウヤと離れ離れになりたくないっ」

 トウヤ 「でも……えっと、良いんですか? なんの計画も立ててない旅ですし、目的だって定まってないんですよ?」

 トウコ 「いいの。その方が、よっぽど旅らしいじゃない」
 ▼ 247 州街道◆IVIG1YNTZ6 15/06/09 21:30:00 ID:S1IZSUbk [20/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 トウヤ 「いやそれに……、だって僕、これでも男ですよ? 女の子が、男と2人で旅なんて……親御さんは許可してくれたんですか?」

 トウコ 「そこは気にしないで。それに……、トウヤなら安全だと思うし」

 トウヤ 「いやっ……気持ちは嬉しいんですけど、良いのかなぁ……」

 トウコ 「トウヤっ。私は自分の意志で、あなたと一緒に旅をしたいと思ったの。トウヤが悩むことじゃないわよっ」

 トウヤ 「う〜ん……」

 トウコ 「正直ね、私、トウヤのこと、もっと知りたいの。バトルの腕前もそうだし、リーフィアやエレキッドともお話ししてみたいし。良いでしょっ?」

 トウヤ 「まぁ……、トウコさんの性格上、ここでダメって言っても、絶対についてきますよね」

 トウコ 「当然」

 トウヤ 「……分かりました。一緒に行きましょうか、トウコさん」

 トウコ 「ふふっ……そうこなくっちゃ! これからもよろしくね、トウヤ!」

 トウヤ 「よろしくお願いします、トウコさん。ご一緒するからには、楽しい旅にしましょうね」

 トウコ 「うんっ! ……じゃあ、乾杯」

 トウヤ 「えぇ。僕たちの、旅立ちを祝って!」

 トウコ 「えへへっ」


乾杯のグラスの爽やかな音が、カフェの一角で静かに音を立てた。
 ▼ 248 州街道◆IVIG1YNTZ6 15/06/09 21:31:00 ID:S1IZSUbk [21/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告



19時過ぎ。飛行機の搭乗が開始される。


19時30分。飛行機が駐機場を離れ、滑走路へ向けて移動開始。


19時42分。私たちを乗せた飛行機は、イッシュ国際空港を離陸した。


カロス国際空港まで、約7時間半の旅だ。


 ▼ 249 州街道◆IVIG1YNTZ6 15/06/09 21:39:00 ID:S1IZSUbk [22/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


 トウコ 「じゃあトウヤ。時間はたっぷりあるんだから、聞いてあげるわよ。さっきトウヤが言えなかった、私への感謝の気持ちってやつを」

 トウヤ 「……まさかカロスに着くまで永遠と感謝し続けろと? シェイミですかトウコさんは」

 トウコ 「感謝するでしゅ! ……なぁ〜んてねっ」

 トウヤ 「はははっ……」



正直言って、この先なにが起こるか、どんな旅になるのか、全く想像が付かない。

そもそも、トウヤも私も、旅に出るのは初めてだ。ポケモンセンターとかの宿泊システムは勉強してきたけど、それ以外のことは、全くの素人だ。


でも、トウヤと一緒なら、不思議と不安は感じない。

トウヤが大人だって分かってるから、安心感がある。頼りにしてるんだから、トウヤっ。


これから先、私たちは、何を得て、どんな経験をして、どんなことを学ぶのだろうか。

カロス地方を巡る私たちの旅……、私たちの人生の転機となるであろう旅が、いま、始まった。



   ――― 完 ―――
 ▼ 250 州街道◆IVIG1YNTZ6 15/06/09 21:40:00 ID:S1IZSUbk [23/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


【 あとがき 】


これにて完結となります。最後までご覧頂き、ありがとうございました。
また、これまで多くの皆様にご支援、ご感想を頂きまして、ありがとうございました。

カロスに向かったトウヤとトウコですが、この先、彼らを待ち受けている旅路とは……?
機会があれば、何かしらの形でまた執筆したいと思います。


なお、今回かなり鉄道用語が登場しましたが、私は特段、鉄道が好きと言う訳ではありません。
バトルサブウェイを話の核としているため、それに関連する情報を下調べし、SSに落とし込んだ次第です。


それでは、またどこかで。
 ▼ 251 ジョッチ@サンのみ 15/06/09 21:40:34 ID:elovs8/w [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
乙です!
 ▼ 252 ントラー@プレシャスボール 15/06/09 21:51:50 ID:eBjxCfBA [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
SSのために下調べまでするなんて凄い…

絶対、鉄道が大好きな人だと思ってた。

乙です。
 ▼ 253 つばん@こううんのおこう 15/06/09 22:14:38 ID:AnWKs3J. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
続きぜひ書いてください

 ▼ 254 ロンダ@こわもてプレート 15/06/10 04:59:05 ID:KBFAvxwE NGネーム登録 NGID登録 報告
お疲れ!

サトシが登場して、トウコたちはカロスに行くのか。
続編期待していいんだよね?
 ▼ 255 ルシェン@たいようのいし 15/06/10 23:56:29 ID:MbXLu6Vg NGネーム登録 NGID登録 報告
これ魂入れかえのSSに続くのかな
 ▼ 256 ロアーク@ピントレンズ 15/06/11 22:02:52 ID:bGbyFwz. NGネーム登録 NGID登録 報告
乙!!
続き書いたら絶対知らせてくれよ
 ▼ 257 リリダマ@マグマブースター 15/06/21 13:48:00 ID:nEhkNRrA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
お疲れです!
鉄道用語多く出てきて驚きましたが、まさか軌道短絡までするとはね…
閉塞も軌道短絡も下調べで仕組みがわかったのなら本当に凄いです
続き待ってます!
 ▼ 258 れいなゲーチス◆DDZyhxqa9w 15/06/26 17:05:07 ID:is8dX9D2 NGネーム登録 NGID登録 報告
あげときますね
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