【安価SS】たつじん「ポケモンなんて50年ぶりじゃな」:ポケモンBBS(掲示板) 【安価SS】たつじん「ポケモンなんて50年ぶりじゃな」:ポケモンBBS

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【安価SS】たつじん「ポケモンなんて50年ぶりじゃな」

 ▼ 1 ブト@かたいいし 15/03/29 08:06:07 ID:k04msxt6 [1/23] NGネーム登録 NGID登録 報告
 2065年、春。
 たつじんの家に今日も孫達が遊びに来た。
 その小さな手には、買ってもらったばかりと思われる新品のゲーム機と分厚い攻略本が大事そうに握られている。

たつじん「それはポケモンかい?」

キャンプボーイ「そうだよ!」

たつじん「楽しいかい?」

ピクニックガール「うん、楽しいよ!」

 孫達は3DSによく似たゲーム機を開き、たつじんにゲーム画面を見せた。
 かがくのちからによってグラフィックのうつくしさはぐーんと上がっているのだが、
 ポケモンを捕まえて育てて戦わせるという基本的なシステムはそこまで変わっていないようだ。

ガール「ね、可愛いでしょ?」

 次にたつじんの目に飛び込んできたのは、どこかで見たことがあるような懐かしい町並みだった。

たつじん「(ふむ、これは第>>3(1〜6のいずれか)世代のリメイクのようじゃな)」

(特に指定がない場合、安価先の名前欄ポケモンがゲームで初登場した世代となります。
 例:トゲピー→第2世代、ムウマージ→第4世代
 世代の指定がなく、かつ名前欄をランダムにしていない場合は安価下です)
 ▼ 2 ブネーク@みどりのかけら 15/03/29 08:07:02 ID:8ZDmK9dU [1/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
3
 ▼ 3 ンプク@ばんのうごな 15/03/29 08:07:15 ID:1E80wXTM NGネーム登録 NGID登録 m 報告
6
 ▼ 4 ンフィア@スペシャルガード 15/03/29 08:07:27 ID:rzFA51Mo NGネーム登録 NGID登録 報告
名前欄
 ▼ 5 イノーズ@ズリのみ 15/03/29 08:10:09 ID:k04msxt6 [2/23] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「(ふむ、これは第6世代のリメイクのようじゃな)」

 差し出された画面に映っていたのは、紛れも無くカロス地方を歩く主人公だった。
 ミアレシティの町並み、そしてランドマークであるプリズムタワーはグラフィックがメガシンカしても間違えようがない。

たつじん「(再再再…リメイクかもしれんがの)」

たつじん「(原作のXYが出てから50年以上経っているのだから、何回リメイクされても不思議ではあるまい)」

 若い頃、たつじんは大のポケモンマニアだった。
 しかし歳を重ねるにつれて生活は多忙となり、大好きだったゲームをする余裕すらも失って、しだいにポケモンから疎くなっていった。
 最後にプレイしたオメガルビーとアルファサファイア以降のことは、全くと言っていいほど何も知らないのだ。

たつじん「(願わくばもう一度ポケモンをやってみたいのう…)」

 だが、定年退職した現在なら孫と一緒にポケモンを楽しむのも夢ではない。
 ポケモンに対するたつじんの興味は、まるでげんきのかけらを与えられたかのように再び蘇りつつあった。
 ▼ 6 ンベ@クイックボール 15/03/29 08:14:46 ID:k04msxt6 [3/23] NGネーム登録 NGID登録 報告
ボーイ「本当におもしろいんだよ、ポケモンの最新作は」

ガール「おじいちゃんやおばあちゃんもやってみればいいのに」

ボーイ「それでそれで、殿堂入りしたら俺とバトルしよう!」

ガール「あたしとトライポカロンに出ようよ!」

(※ トライポカロン…アニメXYに登場する大会。ポケモンと一緒に出場するファッションショーのようなもの)

 孫達に同時に詰め寄られ、たつじんは転びそうになった。
 年をとると足腰が弱くなってしまうのは分かっていても、むじゃきな孫達のじゃれつく姿を見ていると
 まるで自分まで若返ったかのような気分になるのだ。

たつじん「わかった、わかった!」

たつじん「…で、その最新作はどういう名前なのかい?」

 ポケモンのゲームは何種類も出ており、派生作品も含めるとその数は今や500種類をゆうに超える。
 もしも間違って過去作を買ってしまえば、孫達と一緒にバトルやトライポカロンを楽しむことは叶わない。
 そうなることを恐れたたつじんは懐からペンと紙を取り出し、最新作の名前を忘れないようにメモすることにした。

ガール「あたしが持ってるのは>>8Xで…」

ボーイ「俺のは>>10Y!」
 ▼ 7 ラベベ@アンノーンノート 15/03/29 08:16:25 ID:36FSgPXA [1/10] NGネーム登録 NGID登録 報告
バンギラス無限
 ▼ 8 グノム@リリバのみ 15/03/29 08:22:18 ID:x/JBDaBk NGネーム登録 NGID登録 報告
ウルトラ
 ▼ 9 ガラティアス@スピードパウダー 15/03/29 08:22:27 ID:8ZDmK9dU [2/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ジガルデ
 ▼ 10 ギルダー@ネットボール 15/03/29 08:22:57 ID:36FSgPXA [2/10] NGネーム登録 NGID登録 報告
フワライドぷらすクソコテ
 ▼ 11 カマル@ヨプのみ 15/03/29 08:30:32 ID:k04msxt6 [4/23] NGネーム登録 NGID登録 報告
ガール「あたしが持ってるのはウルトラXで…」

たつじん「ふむふむ…」

たつじん「(ポケモンのタイトルも何だか壮大になってきたのう)」

ボーイ「俺のはフワライドぷらすクソコテY!」

たつじん「ふ、フワライドじゃと?」

ボーイ「うん、フワライドぷらすクソコテYだよ!」

 思いがけないタイトルに、たつじんは頭を悩ませる。
 もしかしてこのバージョンではフワライドが主人公なのか?そもそもクソコテとは何なのか?

ボーイ「クソコテってのはポケモンの名前だよ!」

たつじん「そ、そうかい…」

 どうも腑に落ちないのだが、そこまで主張されてしまうとどうしようもない。

たつじん「(どうやら自分がいない間に、ポケモン世界は大きく動いていたようじゃな)」

 たつじんは名前をメモし、孫が帰った後で単身ショッピングモールへと向かった。
 ▼ 12 ガハッサム@ツメのカセキ 15/03/29 08:32:43 ID:36FSgPXA [3/10] NGネーム登録 NGID登録 報告
わかった!
この人ハーレム秘密基地とおとなのおねえさんとオカルトマニア書いてた人だ!
 ▼ 13 イタラン@クラボのみ 15/03/29 08:32:53 ID:k04msxt6 [5/23] NGネーム登録 NGID登録 報告
 少し寂れた雰囲気の、近所のショッピングモールに着いた。
 家から歩いて5分もかからないはずなのに、たつじんにとってその道のりは一万光年にも感じられた。

たつじん「(一万光年は時間じゃない、距離じゃ!)」

 慣れない最新式エスカレーターに足をとられながらも何とかゲーム売り場まで辿り着き、ポケモン最新作の名前を書いたメモを店員に見せた。
 だが、メモを見た店員の表情は一瞬にして曇る。

店員「…お客様。申し訳ございませんが、ウルトラXもフワライドぷらすクソコテYも売り切れでございます」

たつじん「何じゃと!」

 誕生から70年近く経とうとも、ポケモンは常に人気ソフトランキングの上位にいる。
 今でも、予約していなければ売り切れになってしまうのは避けられないのだ。

たつじん「今から取り寄せることはできんのか?」

店員「次の入荷もいつになるか…」

 がっくりと肩を落とし、うなだれるたつじんを見かねた店員が続けた。

店員「…ですが、同時発売の>>14Zなら一つだけ在庫がございます」
 ▼ 14 ピナス@みどりのバンダナ 15/03/29 08:33:38 ID:36FSgPXA [4/10] NGネーム登録 NGID登録 報告
ぽけりん
 ▼ 15 安の宇宙紅茶館◆74P/3TapFk 15/03/29 08:34:44 ID:HTOlzUUQ NGネーム登録 NGID登録 m 報告
最強天才
 ▼ 16 リージオ@あおいかけら 15/03/29 08:37:57 ID:k04msxt6 [6/23] NGネーム登録 NGID登録 報告
店員「…ですが、同時発売のぽけりんZなら一つだけ在庫がございます」

たつじん「おお!本当かい?」

 てんのめぐみとも呼ぶべき朗報に、たつじんは目を見開いた。

たつじん「それがあれば、ウルトラXやフワライドぷらすクソコテYとも通信できるのかい?」

店員「もちろんです」

たつじん「ありがたい、ありがたい!一つ頂こう」

 これでもうすぐ、50年ぶりにポケモンができる…
 胸を躍らせながら鞄から財布を取り出そうとしたが、誤って掴んでしまったのは3DS。

店員「…お客様、申し訳ありませんがこのゲームは3DSでは遊べません」

たつじん「お、おお!そうじゃな!」

たつじん「(50年前のゲーム機じゃからな。仕方あるまい)」

 店員はカウンターの中へと入っていき、最新のゲーム機を抱えて戻ってきた。
 孫達が持っていた、3DSによく似たあれだ。

店員「こちらのニンテンドー>>18(最新のゲーム機)も一緒にお買い上げになれば、すぐに遊ぶことができます」
 ▼ 17 ガチルタリス@もくたん 15/03/29 08:38:58 ID:36FSgPXA [5/10] NGネーム登録 NGID登録 報告
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 ▼ 18 リトドン@ほしのかけら 15/03/29 08:44:23 ID:QL1Wr1O6 NGネーム登録 NGID登録 報告
バーチャルPSPキューブ
 ▼ 19 クティニ@カイスのみ 15/03/29 08:45:35 ID:oqhwtszo NGネーム登録 NGID登録 報告
6ds
 ▼ 20 ノハナ@ウッディメール 15/03/29 08:53:56 ID:k04msxt6 [7/23] NGネーム登録 NGID登録 報告
店員「こちらのニンテンドーバーチャルPSPキューブも一緒にお買い上げになれば、すぐに遊ぶことができます」

たつじん「(そんな名前じゃったのか…)」

 50年前なら訴えられそうな名前だが、現在こうして普通に流通しているということは大丈夫なのだろう。
 タブンネ。

たつじん「おお!ではそれも頂くとするかのう!」

店員「お買い上げありがとうございました」

 たつじんはでんこうせっかで自宅に戻ると、たつじん「おお!ではそれも頂くとするかのう!」

店員「お買い上げありがとうございました」

 たつじんはでんこうせっかで自宅に戻ると、ニンテンドーバーチャルPSPキューブのスイッチを入れた。
 ゲーム機の形状は3DSに瓜二つなので、大体の操作方法は分かる。

たつじん「しかし、ポケモンなんて50年ぶりじゃな」

たつじん「時を超えてまたカロス地方を冒険できるなんて、ワクワクするのう…」
 ▼ 21 ネボー@しゅんぱつのハネ 15/03/29 09:01:52 ID:k04msxt6 [8/23] NGネーム登録 NGID登録 報告
(↑メモ帳からコピペするときにミスしました。ごめんなさい)


 ニンテンドーバーチャルPSPキューブの画面に映し出された文字を見れば、自然とたつじんの心も踊る。

たつじん「ポケットモンスター ぽけりんZか…」

たつじん「XYは昔プレイしたが、Zというシリーズはやってないからのう。楽しみじゃ」

 50年間離れていたポケモンに対する懐かしさと、新しい冒険への希望とを抱えながら、たつじんはボタンを押した。

………

プラターヌ博士「ようこそ!ポケットモンスターの世界へ!」

たつじん「おお、プラターヌ博士か!懐かしいのう」

 昔は自分より年上だと思っていたプラターヌ博士だが、今ではすっかり年下になってしまった。
 50年という時の流れを痛感したところで、たつじんに最初の質問が投げかけられた。

プラターヌ博士「…さて、君は男の子?それとも女の子?」

たつじん「ううむ、ここは自分と同じ性別にしようかのう」

 しばし迷った後、たつじんが操作するカーソルは>>23(男の子/女の子)を指していた。
 ▼ 22 ベルタル@サメハダナイト 15/03/29 09:07:16 ID:JH3NHpw6 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
その他
 ▼ 23 ツドン@すごいキズぐすり 15/03/29 09:08:28 ID:ZHO3YdHo [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
男の子
 ▼ 24 ンベアー@あやしいおこう 15/03/29 09:15:27 ID:k04msxt6 [9/23] NGネーム登録 NGID登録 報告
 しばし迷った後、たつじんが操作するカーソルは男の子を指していた。

たつじん(♂)「わしはもう男の子という年じゃないが、若者の気分になりきって冒険するのも悪くはなかろう」

たつじん「(あっ、このことはばあさんには内緒じゃぞ!)」

プラターヌ博士「それでは行きましょう、ポケットモンスターの世界へ!」

 プラターヌ博士に導かれるまま、たつじんは少年になりきってカロス地方へ…
 ▼ 25 ニャット@りゅうのウロコ 15/03/29 09:21:50 ID:36FSgPXA [6/10] NGネーム登録 NGID登録 報告
紫煙
 ▼ 26 ネコロロ@タラプのみ 15/03/29 09:30:33 ID:k04msxt6 [10/23] NGネーム登録 NGID登録 報告
 一羽のヤヤコマにつつかれて、ベッドから目覚める。
 寝ぼけ眼で鏡を見ると、そこに映っているのは紛れも無く年若い少年だった。

たつじん「確か、この後お隣さんと一緒にポケモンをもらいに行くんじゃな」

 ニンテンドーバーチャルPSPキューブの画面には、なお一層美しくなったアサメタウンの景色が映っている。
 出来ることならばいつまでも眺めていたいのだが、早く冒険したい気持ちの方がわずかに勝っていた。
 少年は青いジャージに着替えると、胸を躍らせながら外に飛び出すのであった。

たつじん「ここでお隣さんのセレナと、サナに出会うんじゃったな…」

 たつじんの言う通り、家のドアを開けたところでセレナとサナに出会った。

たつじん「おお、セレナは以前にも増して美人になっておるのう!」

たつじん「サナは…これは大胆にイメチェンしたもんじゃな」

たつじん「まさか>>27(サナのイメチェンの内容)とは誰が予想できたじゃろうか」
 ▼ 27 りすがりのマッスルウィザー 15/03/29 10:19:59 ID:jgOac.YY NGネーム登録 NGID登録 m 報告
顔がコルニ体型ウシオ
 ▼ 28 ックル@リリバのみ 15/03/29 11:12:32 ID:k04msxt6 [11/23] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「まさか顔がコルニで体型がウシオになるとは誰が予想できたじゃろうか」

 そこには、カイリキーもびっくりのビルドアップをこなしたサナの姿が。
 だが、口調や性格は昔のようにむじゃきなまま。

サナ「やっほー!あたしサナ、よろしくね!」

たつじん「…お、おう」

 開幕から恐ろしいモンスターに遭遇してしまったが、ここでくじけるわけにはいかない。

たつじん「孫達と遊ぶためにも、早くこのゲームをクリアしなければならんのじゃ!」

 セレナに導かれるまま、3人は道路を北上してメイスイタウンへ。
 そこにいたのはティエルノとトロバ。

たつじん「良かった、この二人はあんまり変わっておらんようじゃな」

 大して変わらない二人を見て、ほっとしたたつじん。

トロバ「…自己紹介も終わったことだし、博士から預かったポケモンを渡さないとね」

ティエルノ「ちょっと待って、その前に見せたいものがあるんだ」

 完全に油断していた達人を襲ったのは、突如始まったムービーだった。
 ティエルノが前に躍り出て不思議なダンスを始めてしまったのだ。

ティエルノ「新しい踊りを考えたんだから見て欲しいんだよねえ」

 呆気にとられているたつじんなど気にも留めず、ティエルノは>>29(ポケモンのBGM)に合わせてひたすら>>31(踊りの種類)を踊り続けた。
 ▼ 29 クレオン@フォーカスレンズ 15/03/29 11:14:30 ID:ZHO3YdHo [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>28
作ったなコイツ!
安価ならデオキシス戦の曲
 ▼ 30 ガゲンガー@あおいかけら 15/03/29 11:18:01 ID:Z3uKW0Wc NGネーム登録 NGID登録 m 報告
コサックダンス
 ▼ 31 タリスト◆Homika//VQ 15/03/29 11:19:18 ID:1bop4VgQ NGネーム登録 NGID登録 報告
ふらふらダンス
 ▼ 32 ルホッグ@きょうせいギプス 15/03/29 11:49:26 ID:36FSgPXA [7/10] NGネーム登録 NGID登録 報告
ポケモン温度
 ▼ 33 クノシタ@ちりょくのハネ 15/03/29 14:01:39 ID:HQlU.EEk NGネーム登録 NGID登録 m 報告
たつじんが出会ったトロバは、実はイメチェンしたティエルノだった!
 ▼ 34 クフーン@サメハダナイト 15/03/29 14:07:41 ID:SXxGnN5k NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援
 ▼ 35 りすがりのマッスルウィザー 15/03/29 15:35:54 ID:RjaZHNy2 NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援
>>28良いねぇこれが公式のコルニだったら最高だよな
 ▼ 36 ルミル@あおいかけら 15/03/29 17:05:07 ID:k04msxt6 [12/23] NGネーム登録 NGID登録 報告
 呆気にとられているたつじんなど気にも留めず、ティエルノはデオキシス戦の曲に合わせてひたすらふらふらダンスを踊り続けた。
 進化したグラフィックのおかげで破壊力もばつぐんだ!
 「フラフラダンス」という技を見たポケモンがなぜ混乱するのか、その理由が何となく分かったたつじんなのであった。

たつじん「(これは好みが分かれそうじゃな…)」

たつじん「(今回わしは御三家を粘るつもりはないが、厳選組はイライラしていそうじゃのう)」

 だが、デオキシス戦の音楽がたつじんに高揚感をもたらしたことには間違いない。
 ゲームを始めた時以上にワクワクしながら、最初のポケモンをもらう瞬間を心待ちにしていた。

たつじん「ふむ。ハリマロン、フォッコ、ケロマツか…」

 50年前と変わりなく、3匹ともモンスターボールの中で選ばれるのを待っている。

たつじん「誰にしようかのう」

たつじん「ここは初プレイ時と同じように、>>38を選ぼうかのう」

(特に指定がない場合、投稿時間の秒で決定します。
 00〜19…ハリマロン 20〜39…フォッコ 40〜59…ケロマツ
 例:2015/03/29 **:**:28→フォッコ  2015/03/29 **:**:06→ハリマロン)
 ▼ 37 ワンテ@ジュカインナイト 15/03/29 17:07:53 ID:36FSgPXA [8/10] NGネーム登録 NGID登録 報告
ふぉっこ
 ▼ 38 つばん@コンペボール 15/03/29 17:08:04 ID:Zn7MxyOg NGネーム登録 NGID登録 報告
投稿時間の秒で決定って始めて見たわ

安価ならケロマツ
 ▼ 39 ャノビー@ウッディメール 15/03/29 17:14:00 ID:Oaa6hrSQ [1/15] NGネーム登録 NGID登録 報告
支援!
もしあなたがお悩みワンダールームとオカルトマニアのssの人だったら最新ssを書いていただきありがとうございます!
コルニウシオはワロタ。
 ▼ 40 オキシス@シーヤのみ 15/03/29 17:25:41 ID:k04msxt6 [13/23] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「ここは初プレイ時と同じように、ケロマツを選ぼうかのう」

 たつじんが選んだのは、あわがえるポケモンのケロマツ。
 かつて放送されていたアニメでも主人公が使っており、進化後の姿がかっこいいということも相まって人気を博した。

たつじん「覚えている技ははたく、なきごえ、あわ…」

 …おや?
 あとひとつ、新しい技を覚えているようだ。

たつじん「>>41(技の名前)なんて技、昔からあったかのう?」
 ▼ 41 ブリアス@タラプのみ 15/03/29 17:29:28 ID:Oaa6hrSQ [2/15] NGネーム登録 NGID登録 報告
号泣会見
 ▼ 42 ロボーシ@ザロクのみ 15/03/29 17:30:12 ID:Oaa6hrSQ [3/15] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>41
名前欄ワロタ。
 ▼ 43 ガクチート@ネコブのみ 15/03/29 17:39:27 ID:k04msxt6 [14/23] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「号泣会見なんて技、昔からあったかのう?」

 驚くなかれ、ついにポケモンの技に漢字が使われるようになったのだ!

たつじん「否、問題はそこではない!」

たつじん「号泣会見という単語には心当たりがあるが、何故それが技になったのかが問題じゃ」

たつじん「…ともかく、技の効果を調べてみなければ使いようがない」

 たつじんはポケモンのつよさをみることにした。

たつじん「なになに…?」

 『号泣会見』
 タイプ:水

たつじん「なるほど、水タイプだからケロマツでも使えるのか」

 技の威力:>>44
 追加効果:3割の確率で>>46
 ▼ 44 ルビー@リピートボール 15/03/29 17:45:50 ID:Oaa6hrSQ [4/15] NGネーム登録 NGID登録 報告
120
 ▼ 45 リッパー@エスパージュエル 15/03/29 17:46:19 ID:Oaa6hrSQ [5/15] NGネーム登録 NGID登録 報告
ksk
 ▼ 46 ェリム@あおぞらプレート 15/03/29 17:46:42 ID:Oaa6hrSQ [6/15] NGネーム登録 NGID登録 報告
ガブリアスに変身できる。
 ▼ 47 ンドール@あやしいおこう 15/03/29 17:46:45 ID:V9f1A0Xs NGネーム登録 NGID登録 報告
65
 ▼ 48 ガイドス@エネコのしっぽ 15/03/29 17:47:07 ID:S4BjjMPU [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
dekakinが増殖してたれぞうが100人になる
 ▼ 49 ルフーン@あかいかけら 15/03/29 18:00:46 ID:k04msxt6 [15/23] NGネーム登録 NGID登録 報告
 技の威力:120

たつじん「強いのう!いざという時の切り札にできそうじゃ」

 追加効果:3割の確率でガブリアスに変身できる

たつじん「おお、地面ドラゴンのガブリアスに変身できるのか!相手が電気タイプの時に役立ちそうじゃのう!」

たつじん「逆に相手がフェアリーや氷タイプの時は…あんまり使わない方がいいかのう」

 ポケモンに明け暮れていた若い頃を思い出し、新技『号泣会見』の使い方を早速考え始めるたつじん。

たつじん「へんしんするのを見越して、ガブリアスナイトを持たせるべきかのう…」

 そんなたつじんの集中力を奪ったのは、他でもないサナだった。
 顔がコルニ、体型がウシオ状態になった彼女以外に誰がいるだろうか。

サナ「ねえねえ!あたしのフォッコとバトルしようよ!」

たつじん「(自分で戦った方が強そうじゃがのう…)」

 だが、サナ自身が戦いの場に出ようものならレベル5のケロマツに勝ち目はない。
 たつじんは勝負を受けることにした。

たつじん「(というか、戦わないとストーリーが進まんのじゃ)」
 ▼ 50 ニスズメ@スペシャルアップ 15/03/29 18:11:02 ID:k04msxt6 [16/23] NGネーム登録 NGID登録 報告
 ポケモントレーナーの サナが しょうぶを しかけてきた!
 横にクルッと回って可愛らしくポーズを決め、モンスターボールを投げるサナ。
 その姿を見たものは、彼女のことを一生忘れられなくなるという。

たつじん「(このムービーも破壊力ばつぐんじゃのう…)」

 ポケモントレーナーの サナは フォッコを くりだした!

たつじん「おお!フォッコは可愛いのう!」

 グラフィックが綺麗になったことも相まって、フォッコの可愛さもぐぐーんとあがっている。
 たつじんはメロメロになりかけたが、フォッコが繰り出した一撃ですっかり目が覚めてしまった。

たつじん「何じゃ、今のは!」

たつじん「まさかフォッコが>>52(ポケモンの技。新技も可)を使うなんて…」
 ▼ 51 ズゴロウ@ほしのかけら 15/03/29 18:18:31 ID:bU4VkEhA NGネーム登録 NGID登録 m 報告
フラダリ変身
その名の通りフラダリになる
 ▼ 52 ンパン@カムラのみ 15/03/29 18:18:41 ID:S4BjjMPU [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ネバーエンディングヘル
 ▼ 53 ッチール@でかいきんのたま 15/03/29 18:24:32 ID:36FSgPXA [9/10] NGネーム登録 NGID登録 報告
ふりーあ
 ▼ 54 ルシェン@おおきなねっこ 15/03/29 21:52:27 ID:k04msxt6 [17/23] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「まさかフォッコがネバーエンディングヘルを使うなんて…」

 ネバーエンディングヘル、和訳すると「終わりなき地獄」。
 緑色の強い炎を放ち、相手をやきつくす技だ。
 フォッコが進化すれば魔女のような姿になるので、決して似合わないというわけではないのだが
 たつじんはその禍々しい響きにただ驚くばかりであった。

たつじん「かっこいいといえばかっこいいのじゃが…」

 ネバーエンディングヘルのタイプはどうやら炎。
 こうかはいまひとつでありながら、ケロマツの体力を半分ほど持っていかれてしまった。

たつじん「なんと強力な…!」

 相性ではケロマツが勝っているとはいえ、このままネバーエンディングヘルを食らい続ければ負けてしまう。
 ならば、こちらもあの技を使うしかない。

たつじん「ケロマツ、号泣会見じゃ!」

>>55の投稿時間の秒で、ケロマツがガブリアスにへんしんするかどうかを判定します。
 秒の一の位が3,6,9のいずれかであれば変身成功、それ以外なら失敗。
 例:2015/03/29 **:**:16 →秒の一の位は6なので変身成功)
 ▼ 55 モネギ@バシャーモナイト 15/03/29 22:02:04 ID:EzJ0LduI NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援
 ▼ 56 ガカメックス@おはなのおこう 15/03/29 22:02:24 ID:Oaa6hrSQ [7/15] NGネーム登録 NGID登録 報告
ガブリアス出ろ!
 ▼ 57 ルトロス@エフェクトガード 15/03/29 22:04:20 ID:Oaa6hrSQ [8/15] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>55>>56
どっちも4だ!
オゥウア゛アアアアアアアアアアアアアーーーゥアン!
 ▼ 58 スボー@モンスターボール 15/03/29 22:13:14 ID:k04msxt6 [18/23] NGネーム登録 NGID登録 報告
 ケロマツはガブリアスにへんしんできなかったが、水タイプの号泣会見が大炸裂。
 こうかは ばつぐんだ! フォッコは たおれた!

サナ「そんなー!もっとフォッコちゃんのがんばる姿を見ていたかったのに!」

たつじん「(サナが地団駄を踏む度に画面が揺れているような気がするが、気のせいじゃろう)」

 勝負には勝ったが、たつじんとしてはどうも違和感がぬぐえない。
 号泣会見は強すぎるので、どうしても詰まった時まではふういんしておこうと思っていたのだが
 先のバトルでは結局その切り札に頼ってしまった自分が少し情けなかった。

たつじん「最序盤にして威力120、かつ効果抜群か…」

たつじん「この先のゲームバランス…いや、冒険がどうなるのか心配じゃな」

 だが、悩んでいても始まらない。

たつじん「さあ、次はハクダンの森を抜けて最初のジムに挑戦じゃ!」

 孫と一緒にポケモン遊べる日を夢見ながら、たつじんはこれまでの出来事をレポートに書き残しておくのであった。
 ▼ 59 ガース@イアのみ 15/03/29 22:16:35 ID:k04msxt6 [19/23] NGネーム登録 NGID登録 報告
【たつじんのレポート】
 第[6]世代のリメイク「[ウルトラ]X」と「[フワライドぷらすクソコテ]Y」を楽しむ孫達に誘われて、
 わし、たつじん(男)も50年ぶりにポケモンを再開してみたくなった。
 同時発売の「[ぽけりん]Z」と最新ゲーム機「ニンテンドー[バーチャルPSPキューブ]」を購入し、[男の子]としてカロス地方へ旅立った。
………
 アサメタウンでセレナとサナに出会う。
 サナは大幅にイメチェンしていて、[顔がコルニ体型ウシオ]になっていた。
 その後メイスイタウンへ行き、ティエルノとトロバに出会う。
 ティエルノが[デオキシス戦の曲]に合わせてひたすら[ふらふらダンス]するムービーを見せられた後、初プレイと同じく[ケロマツ]を選んだ。
 その後サナとバトル。サナのフォッコが使う強力な炎技[ネバーエンディングヘル]に対し、ケロマツの新技[号泣会見]をもって立ち向かい
 ガブリアスにへんしんすることは[できなかった]が見事勝利をおさめた。
 次はハクダンの森を抜けて、ジムリーダーに挑戦だ。

新技『号泣会見』
 タイプ:水
 威力:[120]
 追加効果:3割の確率で[ガブリアスに変身する]
 ▼ 60 跡ゴルバット◆UnCKs8/14E 15/03/29 22:20:36 ID:m4i7VUE. NGネーム登録 NGID登録 報告
私怨
 ▼ 61 ョロゾ@ゴスのみ 15/03/29 22:21:08 ID:Oaa6hrSQ [9/15] NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 62 ッスルウィザード 15/03/29 22:21:51 ID:zBf7plKo NGネーム登録 NGID登録 m 報告
号泣会見強えー。
支援
 ▼ 63 ンプク@タラプのみ 15/03/29 22:26:22 ID:k04msxt6 [20/23] NGネーム登録 NGID登録 報告
 月日はギャロップのようにこうそくいどうで過ぎていき、あっという間に週末がやって来た。
 たつじんの家に、また孫達が遊びに来る日だ。

ボーイ「おじいちゃん、最近何かおもしろいことあった?」

たつじん「ポケモンの最新作、ぽけりんZを買ったんじゃよ」

ガール「えっ、本当に?」

たつじん「ああ、今はケロマツを育てているところじゃよ。号泣会見という技もなかなか便利じゃのう」

ガール「ということは、ついにおじいちゃんもポケモンデビューだね!」

ボーイ「やったー!」

 祖父がポケモントレーナーに復帰したと聞いて、孫達はとびはねて喜んだ。

たつじん「…じゃが、困ったことが起きて先に進めんのじゃ」

ボーイ「困ったこと?」

たつじん「何回やっても、ここのたんパンこぞうに勝てなくてのう」

 たつじんが示したのは、ハクダンの森に新しく登場したたんパンこぞう。
 見たこともないような新ポケモンを繰り出してきて、相手のタイプも弱点も分からないまま一方的にやられてしまったのだ。

ガール「あっ、>>64(新ポケモンの名前)のことね」

ボーイ「そのポケモンなら>>66(新しいタイプ)タイプだよ!」
 ▼ 64 ェークル@オレンのみ 15/03/29 22:27:46 ID:Oaa6hrSQ [10/15] NGネーム登録 NGID登録 報告
Rock-N
 ▼ 65 ラキオン@モコシのみ 15/03/29 22:28:18 ID:Oaa6hrSQ [11/15] NGネーム登録 NGID登録 報告
ksk
 ▼ 66 オップ@スペシャルガード 15/03/29 22:28:41 ID:Oaa6hrSQ [12/15] NGネーム登録 NGID登録 報告
大誤算
 ▼ 67 ビゴン@ヤタピのみ 15/03/29 22:41:07 ID:k04msxt6 [21/23] NGネーム登録 NGID登録 報告
ガール「あっ、Rock-Nのことね」

たつじん「そう、それじゃよ!」

たつじん「名前からして岩タイプかと思ったんじゃが、あわも号泣会見も効きやしない」

 その他にもたつじんは色々な技を試してみたのだが、Rock-Nを倒すことはできなかった。
 違うタイプに見せかけるという点ではウソッキーという前例があったが、まさかそれ以上にタイプの分かりにくいポケモンが出るとは
 たつじんでさえ予想できなかった。

ボーイ「そのポケモンなら大誤算タイプだよ!」

たつじん「大誤算、タイプ?」

 大誤算タイプというのは初耳だ。
 相手の誤算を招くという点ではあながち間違っていないのだが、その名前からどんなタイプなのか想像もできない。

ボーイ「大誤算タイプは結構使いやすいから、オンラインで対戦していてもよく出てくるんだ」

たつじん「一体、どうすれば勝てるんじゃ?」

ボーイ「大誤算タイプの弱点である>>69(既存タイプでも新タイプでも可)タイプで攻撃してみてよ」
 ▼ 68 スキッパ@モコシのみ 15/03/29 22:47:08 ID:Oaa6hrSQ [13/15] NGネーム登録 NGID登録 報告
ksk
 ▼ 69 跡ゴルバット◆UnCKs8/14E 15/03/29 22:47:12 ID:ZZpaL8Pw NGネーム登録 NGID登録 報告
うんこ!
 ▼ 70 ラードン@オッカのみ 15/03/29 22:47:30 ID:Oaa6hrSQ [14/15] NGネーム登録 NGID登録 報告
クソカス
 ▼ 71 ンバット@アゴのカセキ 15/03/29 22:47:34 ID:9VCGnrpI NGネーム登録 NGID登録 報告
ヒガナ
 ▼ 72 ラカラ@チーゴのみ 15/03/29 23:02:49 ID:k04msxt6 [22/23] NGネーム登録 NGID登録 報告
ボーイ「大誤算タイプの弱点である、うんこ!タイプで攻撃してみてよ」

たつじん「何じゃと!そんな下品なタイプがあるのか!」

ガール「えー?うんこ!タイプのどこが…」

たつじん「そういう言葉を使うんじゃない!」

 悲鳴に近いハイパーボイスを聞きつけ、たつじんの娘がキッチンから飛び出してきた。
 昔は可憐なミニスカートだった彼女も、今では二児のきもったま母さんだ。

だいすきクラブ「あらあら。うんこ!っていうのは外国語よ」

だいすきクラブ「昔は変な意味だったそうだけど、今ではそういう意味はないから安心して、ね」

たつじん「そ、そうかい…」

 納得できないたつじんだが、外国語だと言われてしまえば仕方がない。
 あのたんパンこぞうに勝つために、ひいては殿堂入りのために、うんこ!タイプの力が必要なのだ。
 たつじんはしぶしぶ、うんこ!タイプのポケモンを捕まえに行くことにした。

ガール「ここの草むらにいるんだよ」

たつじん「本当じゃろうか?」
 ▼ 73 ガミュウツーY@オレンのみ 15/03/29 23:18:59 ID:k04msxt6 [23/23] NGネーム登録 NGID登録 報告
 孫達に言われるとおり草むらの中を動き回っていると、どう見てもアレにしか見えない新ポケモンが飛び出してきた。

たつじん「(何じゃ、外国語だなんて結局嘘じゃないか)」

たつじん「(それにしてもこの周辺の下水設備が心配じゃのう)」

 あまり戦わせたくはないのだが、たつじんはケロマツを繰り出して応戦した。

たつじん「(うんこ!相手に直接攻撃は酷じゃな。ここは間接攻撃で…)」

ガール「待って!号泣会見もあわも使っちゃダメ!」

たつじん「どうしたんじゃ?」

ガール「水タイプの技はうんこ!タイプに効果抜群だから、相手を倒しちゃうよ」

たつじん「(なるほど、水洗トイレに流れるから水タイプに弱いんじゃな)」

ボーイ「だから、攻撃せずにボールを投げればいいんだよ」

たつじん「そういうことか!それなら…」

 1回で捕獲できるようにと祈りながら、たつじんはモンスターボールを投げた。
 結果は…(>>75の投稿時間の秒が奇数なら成功、偶数なら失敗)
 ▼ 74 クシー@エスパージュエル 15/03/29 23:21:02 ID:Y3AUOPQ6 NGネーム登録 NGID登録 報告
シュイーン!
 ▼ 75 チム@トレジャーメール 15/03/29 23:22:40 ID:m9JoTSP6 NGネーム登録 NGID登録 m 報告
捕獲クリチカル発生じゃ!(捕獲成功とは言ってない)
 ▼ 76 ドリーナ@タイマーボール 15/03/29 23:23:51 ID:Oaa6hrSQ [15/15] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>75
偶数か・・・。
 ▼ 77 ガボスゴドラ@リバティチケット 15/03/29 23:42:46 ID:36FSgPXA [10/10] NGネーム登録 NGID登録 報告
おーまいがー!?
 ▼ 78 チニン@ヤタピのみ 15/03/30 17:00:56 ID:Jz0drdlo [1/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
 結果は…捕獲失敗。
 こちらのターンは終了し、相手のポケモンが攻撃の構えに入る。

たつじん「い、いかん!ケロマツが危ない!」

 一息つく間もなく、相手のポケモンが何かを飛ばしてきた。
 たつじんは瞬き一つせず画面を見つめながら、攻撃が外れるのをただ祈るしかできなかった。

ボーイ「おじいちゃん、ちょっと貸して!」

 突然、孫がたつじんからニンテンドーバーチャルPSPキューブをひったくる。

たつじん「な、何をするんじゃ!」

 意味が分からずに慌てるたつじんをよそに、孫は画面に向かって力の限り叫んだ。

ボーイ「ケロマツ、かわせ!」

 ケロマツは 孫の指示に合わせて 技を避けた!

たつじん「!?」
 ▼ 79 ニリュウ@あおぞらプレート 15/03/30 17:06:56 ID:Jz0drdlo [2/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「一体、何が起きたんじゃ?」

ガール「知ってる?おんせーにんしきシステムだよ!」

 驚くなかれ、最新作のポケモンには音声認識システムが搭載されているのだ。
 プレイヤーがタイミングよく「かわせ!」と指示すれば、ポケモンはその声に応えて相手の技を避ける。
 ポケモンとの信頼関係が深くなれば、「地面に向かってメガトンパンチ」「空からバブルこうせん」といった複雑な作戦も可能になるのだ。

たつじん「かがくのちからってすげーのう…」

ボーイ「おじいちゃん、感動している場合じゃないよ!」

ガール「早くボールを投げないと!」

たつじん「おお、そうじゃった」

 投げられたボールは相手のポケモンに命中し、やがてころがるのを止めた。
 やったー! 今度こそうんこ!タイプのポケモンを捕まえたぞ!

たつじん「(やれやれ、これでやっとあのたんパンこぞうを倒せる)」

 50年前こそ、たつじんと呼ばれるに相応しいポケモンの知識と腕を持っていた彼だが
 そのポケモンが大きく変わってしまった今では、かつての常識が通用しないことも多々ある。

たつじん「(老いては孫に従え、か…)」

 今一度、ホープトレーナーの気持ちになって冒険に臨むべきなのかもしれない。
 ▼ 80 ラーミィ@ラブタのみ 15/03/30 17:10:37 ID:Jz0drdlo [3/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
………

 強敵・たんパンこぞうと、そのポケモンRock-N(タイプ:大誤算)に勝利し、ハクダンシティまで駒を進めたたつじん。
 より一層大きく改装されたポケモンセンターに入り、手持ちの整理をしているようだ。

たつじん「(…お前は確かに強いが、わしとしては思い出深いケロマツと一緒にカロスを巡りたいんでのう)」

 こうして、たんパンこぞう戦のMVP(モスト・バリュアブル・ポケモン)はボックスにしまわれた。

たつじん「さて、ケロマツや。ジムリーダーのビオラに挑戦しようじゃないか」

 ジムへと足を踏み入れたたつじんは、くものす状の足場を渡ってビオラの元へ。
 水タイプのケロマツにとって、虫タイプは特に有利でも不利でもない。
 この勝負、レベルが高い方に軍配が上がりそうだ。

たつじん「わしのケロマツなら大丈夫じゃろうな。ここに来るまでに鍛えたからのう」

たつじん「さて、ビオラに勝負を挑むとするか!」

たつじん「(ビオラといえば『いいんじゃない、いいんじゃないの』という口癖が印象的じゃったな…)」

 だが、50年という年月を経て彼女のキャラは少しばかり変化したようだ。

ビオラ「>>82(新しい口癖)」
 ▼ 81 シギソウ@ポケじゃらし 15/03/30 17:16:48 ID:GILNpg7E [1/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
ksk
 ▼ 82 ルネアス@あかいバンダナ 15/03/30 17:17:08 ID:GILNpg7E [2/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
よくねーよ
 ▼ 83 ノノクス@ヒールボール 15/03/30 17:28:17 ID:Jz0drdlo [4/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
ビオラ「よくねーよ」

たつじん「何じゃと?」

ビオラ「ジム戦とか、今そんな気分じゃないんだよ」

 ビオラは以前とは正反対の性格になっており、たつじんは変化にただ困惑するばかり。
 困ったことに、ジム戦まで拒絶されてしまった。

ビオラ「今私スランプでさ、全っ然いい写真が撮れないんだよ」

ビオラ「大好きな虫ポケモンを撮ろうとしても、ピントがぼやけちゃってよくねーんだよ」

たつじん「…うむ、困ったもんじゃな」

ビオラ「私と勝負したいなら、ハクダンの森にある>>84を持ってきて」
 ▼ 84 ムナイト@カシブのみ 15/03/30 17:33:14 ID:/iML/AS. NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ごまだれ
 ▼ 85 インディ@ズアのみ 15/03/30 17:54:23 ID:Jz0drdlo [5/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
ビオラ「私と勝負したいなら、ハクダンの森にあるごまだれを持ってきて」

 何故ごまだれなのかは分からないが、取って来ないことにはジム戦ができない。
 仕方なく、たつじんはごまだれを探しにハクダンの森へ。

たつじん「こんなところに、本当にごまだれがあるんじゃろうか?」

 半信半疑で草むらを探すたつじんだったが、ごまだれはなかなか見つからない。
 ダウジングマシンのありがたみをひしひしと感じたたつじんだった。

たつじん「…そういえば音声認識システムというものがあったんじゃな」

 たつじんは画面の中のケロマツに呼びかけた。

たつじん「ケロマツ、ごまだれを探すのを手伝ってくれんか」

 ケロマツは元気よくボールから飛び出し、ハクダンの森の草むらを探し始めた。
 数分後、戻ってきたケロマツの手にはごまだれが。

たつじん「おお、よくやったぞケロマツ!」

 たつじんはごまだれを受け取り、念入りにチェックする。

たつじん「ふむふむ、最高級ごまだれ マンダセレクション金賞受賞…か」

たつじん「賞味期限は…>>86年3月じゃと!?」
 ▼ 86 ンタイン@イナズマカセット 15/03/30 17:55:25 ID:BmCzSguA [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
114514
 ▼ 87 タモン@ゴールドスプレー 15/03/30 17:56:45 ID:L.NbFHZs NGネーム登録 NGID登録 報告
2000
 ▼ 88 ロエッタ@あさせのしお 15/03/30 18:06:36 ID:Jz0drdlo [6/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「賞味期限は…114514年3月じゃと!?」

たつじん「カロスではここまで保存技術が発達しているというのか!」

 只の設定に過ぎないのだが、それでもかがくのちからに感動するたつじん。

たつじん「じゃが、ビオラは何故こんなものが必要なのかのう?」

 疑問を抱いたまま、たつじんはハクダンジムへと足を急がせる。
 一刻も早くジム戦をしたいたつじんは、ビオラの前に立ってニンテンドーバーチャルPSPキューブのAボタンを連打する。

たつじん「約束通り、ごまだれを持って来たぞ」

ビオラ「あっ、これこれ。これがあれば、あの虫ポケモンを呼び寄せることができる!」

 ビオラはごまだれを受け取り、皿に盛り始めた。

ビオラ「おーい、出ておいでー!」

 その瞬間、どこからともなく大量の>>89(虫タイプの新ポケモン)が押し寄せてきた。
 ▼ 89 タング@あかいビードロ 15/03/30 18:06:47 ID:PmmohDRs [1/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援
 ▼ 90 イキング@オレンのみ 15/03/30 18:08:11 ID:PmmohDRs [2/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
>>89
すまん一応採用してくれ
 ▼ 91 ノクラゲ@いかりまんじゅう 15/03/30 18:10:55 ID:Jz0drdlo [7/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
 その瞬間、どこからともなく大量のシエンが押し寄せてきた。
 シエンというのは虫タイプの新ポケモンなのだが、その姿は言葉に表すのが難しい。

たつじん「どこかで見たような気がするんじゃが…」

 あのポケモンは、一体何がモチーフなのか。
 ムービーを見ながら、たつじんは考え続けた。

たつじん「おお、思い出した!>>92(実在する虫)に似ておるんじゃ!」
 ▼ 92 ァイヤー@マトマのみ 15/03/30 18:11:36 ID:BmCzSguA [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
モスラ
 ▼ 93 ノハナ@ネットボール 15/03/30 18:12:15 ID:34V.1AVA NGネーム登録 NGID登録 報告
サナダムシ
 ▼ 94 ボネア@ロゼルのみ 15/03/30 18:26:14 ID:Jz0drdlo [8/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「おお、思い出した!モスラに似ておるんじゃ!」

 一人で納得するたつじんをよそに、ビオラはごまだれに群がるシエン達の写真を撮り始めた。
 撮り終わると、こちらに向いて一言。

ビオラ「スランプごときでクヨクヨするなんて、よくねーよ!」

 少したんじゅんすぎる気もするが、本編と関係のないイベントを長々と引っ張られても困るので
 このくらいが丁度いいのだろう。

たつじん「これで晴れてジム戦ができる…!」

 バトルの火蓋は落とされた。
 「かわせ!」と言うタイミングがうまく合わず苦戦もしたが、何とかビビヨンとの一騎打ちに持ち込むことができた。

たつじん「修行の成果を見せるぞ。ケロマツ、>>96(既存の技でも新技でも可)」
 ▼ 95 ガジュペッタ@バコウのみ 15/03/30 18:31:56 ID:AQTnrgTY NGネーム登録 NGID登録 報告
マシンガン
 ▼ 96 ネズミ@シーヤのみ 15/03/30 18:33:15 ID:BmCzSguA [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
激流水流冷酷氷結クナイバスター
 ▼ 97 ャラドス@バクーダナイト 15/03/30 19:41:17 ID:H1cMIV6Q NGネーム登録 NGID登録 報告
すげえ技でたwwwww
 ▼ 98 ノンド@ロゼルのみ 15/03/30 19:42:15 ID:GILNpg7E [3/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>96
すごいことになりそうだ・・・。
 ▼ 99 ガヤドラン@あついいわ 15/03/30 20:10:25 ID:Jz0drdlo [9/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「修行の成果を見せるぞ。ケロマツ、激流水流冷酷氷結クナイバスター!」

 水タイプと氷タイプの複合技、激流水流冷酷氷結クナイバスター。
 飛行タイプを含むビビヨンに こうかはばつぐんだ!

たつじん「まさかポケモンの技が15文字になるとは思いもしなかったのう」

 威力は号泣会見をゆうに超えるが、撃った後反動で動けなくなるのがでかいきんのたまにキズだ。
 今回はこの一撃でビビヨンを倒せたので問題ないが、相手が耐えてしまった時は一気に不利になりかねない。
 初心者救済のように見えて、実はなかなか使い所の難しい技なのだ。

たつじん「クナイというところがニンジャらしくてケロマツに似合うのう」

 それはさておき、ジムリーダー ビオラとの しょうぶに かった!

ビオラ「こんな負け方納得出来ない!バッジも渡したくない!」

ビオラ「…でも、そんなワガママはよくねーよな」

ビオラ「はい、バグバッジ。どうぞ」

 フェイントで駄々をこねると見せかけて、ビオラは笑顔でバグバッジを渡してくれた。
 過去には負けると泣き出したり、試練を課したりしてバッジをすぐに渡してくれないジムリーダーがいたが
 このビオラは意外にすなおな性格のようだ。

ビオラ「バグバッジがあれば、>>99(これまでポケモンに登場したバグ)バグを使えるようになるよ」
 ▼ 100 ガヘラクロス@ゴスのみ 15/03/30 20:11:35 ID:GILNpg7E [4/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
しんげつじまでダークライゲット
 ▼ 101 クタン@うみなりのスズ 15/03/30 20:11:48 ID:Jz0drdlo [10/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「(すまない。自分で安価を踏んでしまったので再安価させてもらうぞ)」

ビオラ「バグバッジがあれば、>>102(これまでポケモンに登場したバグ)バグを使えるようになるよ」
 ▼ 102 ガカイロス@あまいミツ 15/03/30 20:12:18 ID:kDjM1dZo [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
セレクト
 ▼ 103 コラの沼紅廊◆7Sc2YU8k/2 15/03/30 20:12:35 ID:B1eFRTPQ NGネーム登録 NGID登録 m 報告
7番目の道具でレベル100
 ▼ 104 ッスルウィザード 15/03/30 20:14:08 ID:cju9QRto [1/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
顔がジラーチ体がグラードンのジラードンと顔がジラーチと体がカイオーガのジ、オーガ
 ▼ 105 マタナ@うつしかがみ 15/03/30 20:25:04 ID:Jz0drdlo [11/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
ビオラ「バグバッジがあれば、セレクトバグを使えるようになるよ」

たつじん「セレクトバグか、懐かしいのう!」

たつじん「ぽけりんZでも道具を増やしたり、ワープしたりできるということかのう」

 だが、たつじんはセレクトバグの危険性も知っていた。
 初めて赤緑を遊んだ時、興味本位でセレクトバグをやってみた結果世界を崩壊させてしまったという黒歴史がある。

たつじん「いや、セレクトバグは危険すぎる。今はふういんしておこう」

 たつじんはビオラからバグバッジを受け取り、ハクダンシティを後にした。
 さあ、次の目的地はミアレシティだ!

たつじん「ところでニンテンドーバーチャルPSPキューブにセレクトボタンが見当たらないんじゃが、一体どこにあるのかのう?」
 ▼ 106 ガオニゴーリ@きれいなハネ 15/03/30 20:27:34 ID:Jz0drdlo [12/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
【たつじんのレポート】
 ハクダンの森のたんパンこぞうに勝てず、先に進めなくなったので孫に相談した。
 すると、相手のポケモンは[大誤算]タイプの[Rock-N]で、弱点は[うんこ!]タイプであると判明。
 そこで、そのポケモンをゲットしに行った。
 一度[捕獲失敗]したが、孫がケロマツに「かわせ!」と指示して難を逃れる。
 二度目は捕獲成功。たんパンこぞうにも勝利することができた。
………
 うんこ!タイプのポケモンをボックスに預け、ケロマツと共にハクダンジムへ。
 ビオラに挑もうとしたがどうやらスランプ中。「[よくねーよ]」と言われ、相手をしてもらえない。
 勝負するにはハクダンの森で[ごまだれ]を取ってくる必要があるので、ケロマツと一緒に捜索。
 発見したごまだれの賞味期限は[114514]年。カロスの保存技術ってすげー!
 ジムに戻ると、ビオラはごまだれを皿に盛って虫タイプのポケモンを呼び寄せた。
 [モスラ]にそっくりな虫ポケモン[シエン]の写真を撮ったことでスランプから立ち直ったビオラとジム戦。
 ケロマツの[激流水流冷酷氷結クナイバスター]がビビヨンに炸裂し、見事バグバッジをゲットした。
 バグバッジを持っていると、[セレクト]バグが使えるようになるそうだ。
 ▼ 107 ッスルウィザード 15/03/30 20:38:14 ID:cju9QRto [2/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ザッ支援
 ▼ 108 アル@みかづきのはね 15/03/30 20:41:13 ID:PmmohDRs [3/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援
 ▼ 109 ブラン@フィラのみ 15/03/30 20:41:46 ID:Jz0drdlo [13/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「いやー、ミアレシティは楽しいのう!」

たつじん「カフェにレストラン、プロモスタジオに美容院」

たつじん「ブティックはまだ入れないが、これからが楽しみじゃのう」

 大通りをローラースケートで滑走していたのだが、ある建物の前でふと足を止める。

たつじん「…何じゃ、ここは?」

 リメイク前には存在しなかった施設だ。
 見たこともないような大看板が、たつじんの目の前でそんざいかんをはなっている。

たつじん「プラターヌ博士の研究所に寄る前に、少しばかり寄り道していくかのう」

 好奇心に負けたたつじんは、じゅうりょくに吸い寄せられるように>>110(施設名)の中へ。
 ▼ 110 ークライ@ロゼルのみ 15/03/30 20:45:00 ID:.bX6djzM [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
激流水流冷酷氷結クナイバスター本家で出してくれwwwww

安価なら下
 ▼ 111 ータス@ブロムヘキシン 15/03/30 20:45:38 ID:.bX6djzM [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
フラダリラボ
 ▼ 112 マヨール@せいしんのハネ 15/03/30 20:48:12 ID:.bX6djzM [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
フラダリラボ既にあったか
これに修正で



8.6秒バズーカーらしきおっさんとおばさんが住んでいるカフェがある地下都市
 ▼ 113 レキッド@みどりのバンダナ 15/03/30 20:48:21 ID:GbQW4FSo NGネーム登録 NGID登録 m 報告
バトルファクトリー
 ▼ 114 レフワン@スペシャルアップ 15/03/30 20:58:11 ID:Jz0drdlo [14/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
 好奇心に負けたたつじんは、じゅうりょくに吸い寄せられるようにフラダリラボの中へ。

たつじん「わしが知っているフラダリラボは物語終盤にならないと入れなかったが、随分オープンになったもんじゃのう」

たつじん「それに何だかラボの雰囲気も変わったようじゃな」

 いや、雰囲気が変わったのはラボだけではない。

????「ようこそ、私達のラボへ」

たつじん「こっ、この人は…!」

 奥のデスクで待ち構えていたその人こそ、このラボのリーダー…

たつじん「…誰じゃ?」

フラダリ「フラダリだっ!」

 何ということでしょう。
 時代の最先端を行くフラダリはイメチェンにイメチェンを重ね、>>116(フラダリのイメチェンの内容)になっていたのだ。
 ▼ 115 カチュウ@ヨクアタール 15/03/30 21:17:56 ID:kDjM1dZo [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
kskst
 ▼ 116 ダック@いでんしのくさび 15/03/30 21:34:23 ID:GILNpg7E [5/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
女体化マツブサ
 ▼ 117 ルタリス@ばんのうごな 15/03/30 21:52:12 ID:ePLNelnw NGネーム登録 NGID登録 報告
カガリの女装しつつホムラのスタイルに!
 ▼ 118 ンファン@あおいバンダナ 15/03/31 20:47:53 ID:YHLczkTg [1/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
 時代の最先端を行くフラダリはイメチェンにイメチェンを重ね、女体化マツブサになっていたのだ。
 赤い髪を肩までの長さに切りそろえ、メガメガネを装着している。
 それだけならまだしも、首から下は完全に女性だ。

たつじん「本当にフラダリなんじゃろうか?」

フラダリ「ああ。性転換手術をして以来、私は女として生きることにしたのだ」

たつじん「!?」

 たつじんが呟いた独り言に、画面の向こうにいるフラダリが反応する。
 これが音声認識システムの本気だ。

たつじん「なにゆえ性転換手術を?」

フラダリ「女の方が、着られる服の種類が多いからだ」

たつじん「…そんなことで?」

フラダリ「そんなこと、ではないぞ。これは由々しき問題だ!」
 ▼ 119 ノンド@イナズマカセット 15/03/31 20:49:24 ID:YHLczkTg [2/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
 フラダリはカロス、とりわけミアレシティの実情について説明し始めた。

フラダリ「知っているかもしれないが、ここミアレではスタイリッシュであることが全てだ」

 スタイリッシュな者であれば、格安料金で食事したり買い物を楽しんだりする権利が与えられる。
 またスタイリッシュなブティックに行ってスタイリッシュな服を買い、よりスタイリッシュになっていく。

フラダリ「だが、スタイリッシュでない者はどうだ?」

 彼らは常にヒエラルキーの底辺に置かれ、人間扱いすらされない。
 努力次第でスタイリッシュになれると言われてはいるが、それは類まれな才能ときょううんを兼ね備えた一握りの人間だけ。

フラダリ「私は、このミアレの格差社会を変えたい!」

フラダリ「そのためにはまず私がスタイリッシュにならねばと考え、性転換手術に至ったのだ」

たつじん「そんな深い理由があったんじゃな…」
 ▼ 120 ースト@アップグレード 15/03/31 20:55:47 ID:YHLczkTg [3/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
フラダリ「ミアレ市民の心は荒んでいる。見かけのスタイリッシュさばかり追い求め、内面をかえりみない」

フラダリ「だが、私が呼びかけることで何かが変わる。そう信じたいのだ」

 フラダリってこんなキャラじゃったかのう?と疑問を抱きながらも、たつじんは彼の話に引き込まれていた。
 これから彼…いや彼女がどのようにストーリーに関わってくるか、楽しみで仕方がなかった。

フラダリ「…さて、友人のプラターヌが待っている。そろそろ研究所へ行ってみたらどうだ?」

たつじん「(ふむ、どうやら研究所へ行かないとストーリーが進まんようじゃな)」

 何やらメタなことを考えながら、たつじんはプラターヌの研究所へ足を踏み入れる。

プラターヌ「やあ、待っていたよ!」

プラターヌ「今回ミアレに君を呼び寄せたのは、他でもない」

プラターヌ「何と、メガシンカを超える>>122シンカが発見されたのだよ!」
 ▼ 121 ラティナ@タイマーボール 15/03/31 20:59:54 ID:q4oEqyI. NGネーム登録 NGID登録 報告
通常
 ▼ 122 ニプッチ@きいろのバンダナ 15/03/31 21:00:32 ID:0QNXRc/I NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ロジカル
 ▼ 123 ンプジン@アゴのカセキ 15/03/31 21:09:12 ID:RqvljCUI [1/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>122
論者の出番ですぞ。
 ▼ 124 レイドル@せいしんのハネ 15/03/31 21:12:02 ID:ruqORlig NGネーム登録 NGID登録 m 報告
>>122
ワロタwwww
 ▼ 125 ツハニー@ロメのみ 15/03/31 21:53:22 ID:YHLczkTg [4/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
プラターヌ「何と、メガシンカを超えるロジカルシンカが発見されたんですぞwww」

たつじん「何じゃ、それは?」

 聞いたことのない単語にこんらんするたつじんを置き去りにして、プラターヌ博士はオーバーリアクションで話し続ける。

プラターヌ「我が祖父である初代プラターヌがメガシンカを研究するも、間もなく他地方の博士にポカブ…お株を奪われてから苦節50年」

プラターヌ「ようやくロジカルシンカ発見に辿り着いたのは必然力以外の何物でもありませんぞwww」

プラターヌ「…何か質問は?ここで質問する以外ありえないwww」

 再び、音声認識システムの出番がやってきたようだ。
 質問したいことはマウンテンカロスの山ほどあるが、たつじんは以下の2点に絞って
 画面の中の博士に尋ねてみた。

たつじん「ポケモンがロジカルシンカするとどうなるんじゃ?」

プラターヌ「>>127

たつじん「ロジカルシンカするための条件は何かのう?」

プラターヌ「>>129
 ▼ 126 シコ@おおきなねっこ 15/03/31 21:54:56 ID:RqvljCUI [2/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
ksk
 ▼ 127 ルガモス@ゴスのみ 15/03/31 21:55:21 ID:RqvljCUI [3/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
ヤケモンになれますぞ。
 ▼ 128 ャオニクス@チイラのみ 15/03/31 21:55:46 ID:RqvljCUI [4/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
ksk
 ▼ 129 オッキー@ノメルのみ 15/03/31 21:56:10 ID:RqvljCUI [5/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
ヤベルタルを捕まえることですぞ。
 ▼ 130 リヤード@レベルボール 15/03/31 21:57:27 ID:hq.YRXTc NGネーム登録 NGID登録 報告
『ですぞwww』という技が使えるようになる

ちなみに威力170のノーマルタイプの技
 ▼ 131 ドラン♂@タイマーボール 15/03/31 22:26:02 ID:YHLczkTg [5/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「ポケモンがロジカルシンカするとどうなるんじゃ?」

プラターヌ「ヤケモンになれますぞwww」

プラターヌ「つまり、どんなに弱いと言われているポケモンでもある程度バトルで役割を持てるようになりますぞwww」

たつじん「ふむ、なかなか便利そうじゃのう!」

 たつじんが若かりし頃は、対戦で活躍できるポケモンはかなり限られていた。
 ストーリーならレベルを上げまくってげんきのかけらを使いまくってゴリ押しすればクリアできるが、対人戦はそうもいかない。
 大好きなポケモンを工夫して育てて対戦で使うも、なかなか勝てず涙をのんだこともあった。
 そんなたつじんにとって、ロジカルシンカは朗報のように聞こえた。

たつじん「ロジカルシンカするための条件は何かのう?」

プラターヌ「ヤベルタルを捕まえることですぞwww」

プラターヌ「ヤベルタルというのは、何らかの要因によって自然にロジカルシンカしたイベルタルのことですぞ。昔で言うゲンシカイキに近い状態ですなwww」

たつじん「ふむ、手強そうじゃが捕まえる価値はありそうじゃな」

たつじん「ヤベルタル…ロジカルシンカしたイベルタルを捕まえれば、コイキングでも活躍できるようになるかもしれんのう!」

 たつじんのその言葉を聞いた途端、プラターヌの眉毛がぴくりと動いた。

プラターヌ「んんwwwコイキングが弱いなんてありえないwww」

プラターヌ「2065年現在、最弱といわれるポケモンはコイキングではなく>>133ですぞwww」
 ▼ 132 ャノビー@ホズのみ 15/03/31 22:27:53 ID:RqvljCUI [6/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
ksk
 ▼ 133 ンタロス@クイックボール 15/03/31 22:28:20 ID:RqvljCUI [7/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
ガブリアス
 ▼ 134 マシュン@スペシャルアップ 15/04/01 20:52:22 ID:V3ejt41Y [1/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
プラターヌ「2065年現在、最弱といわれるポケモンはコイキングではなくガブリアスですぞwww」

たつじん「何じゃと!」

 たつじんは自分の目と耳を疑わざるをえなかった。
 彼が現役だった頃のガブリアスは対戦にはほぼ欠かせない、頼れる存在だった。
 氷タイプやフェアリータイプという弱点はあるものの、ほとんどの相手に対して有利に立ち回れる強いポケモンの象徴だった。
 それが、どうして…

プラターヌ「フェアリータイプの増加、しんかのきせきの大幅強化、ポケモンの種族値の見直し…」

プラターヌ「ここ十数年ほどの間に、数えきれないほどの逆風が吹き荒れましたなwww」

 たつじんが若い頃には厨ポケだの何だのと言って忌み嫌っていたガブリアスだが、ここまで落ちぶれてしまう日が来るとは
 あのヒガナですら想像できなかったに違いない。
 ▼ 135 ーナンス@ピッピにんぎょう 15/04/01 21:27:31 ID:V3ejt41Y [2/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「ならば、今ケロマツが覚えている号泣会見という技は…」

プラターヌ「3割の確率でガブリアスに変身…すなわち10回に3回ケロマツが弱体化するということですぞwww」

たつじん「何と!お得かと思わせておいて、実は危険な技じゃったんじゃのう!」

 号泣会見を使ったケロマツがガブリアスにへんしんしたことはこれまでに何度かあったのだが、もれなくそのターンで相手を倒していたので
 たつじんがガブリアスの弱さを身をもって経験することはなかった。
 だが、今後は相手が号泣会見を耐え切ってガブリアスにリベンジしてくる危険性がある。

たつじん「そのリスクも踏まえて、号泣会見を使いこなす必要があるようじゃな」

プラターヌ「その通りですなwww」

 博士はうんうんと繰り返し頷き、机から何やら奇妙な機械を取り出した。

プラターヌ「さて、ヤベルタルを捕まえるにはまずヤケモンのことをよく知らなければなりませんなwww」

プラターヌ「貴殿のポケモン図鑑をアップグレードして、ヤケモン図鑑機能を追加する以外ありえないwww」
 ▼ 136 ラッキー@あおいバンダナ 15/04/01 21:41:21 ID:V3ejt41Y [3/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「ヤケモン図鑑機能じゃと?」

プラターヌ「捕まえたヤケモンがどんな役割を持てるのか、知っておいて損はありませんなwww」

プラターヌ「そしてデータを集めることで必然力を上げれば、ロジカルシンカの秘密にも迫れますぞwww」

たつじん「なるほど。バトルにも、かがくのちからの発展にも役立ちそうじゃな」

 博士は差し出されたポケモン図鑑を受け取り、瞬く間に改造してしまった。

プラターヌ「試しにケロマツの説明文を読んで、比較してみる以外ありえないwww」

たつじん「普通のポケモン図鑑だと『ケロマツのあわは身を守る上で便利』だと書いてあるのう」

たつじん「対してヤケモン図鑑だと…何じゃこりゃ!?」

 ケロマツ あわがえるポケモン
 対戦では>>137という役割が持てますなwww
 >>139以外ありえないwww
 ▼ 137 ットレイ@ライトストーン 15/04/01 21:52:52 ID:pERbyCJs [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
隠れ特性によるタイプ一致の火力とわざ範囲の広さ
 ▼ 138 跡ゴルバット◆UnCKs8/14E 15/04/01 22:00:39 ID:YWOD/TQE NGネーム登録 NGID登録 報告
ksk
 ▼ 139 ンホロウ@きんのたま 15/04/01 22:06:22 ID:wOWbvc9g NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ACぶっぱ
 ▼ 140 ゲハント@カシブのみ 15/04/01 22:23:36 ID:V3ejt41Y [4/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
 ケロマツ あわがえるポケモン
 対戦では隠れ特性によるタイプ一致の火力とわざ範囲の広さという役割が持てますなwww
 ACぶっぱ以外ありえないwww

たつじん「おお!なかなか的確じゃな!」

 50年前にもゲッコウガのへんげんじざい戦法が話題になっていたが、同じような戦い方はどうやら現代でも通用するらしい。
 あいにくたつじんのケロマツは特性げきりゅうだが、可愛いという役割が持てますなwww

プラターヌ「んんwwwヤケモン図鑑機能の出来にはじしんがありますぞwww」

プラターヌ「だが、世の中にはまだまだ我々が知らない意外な役割が沢山あるかもしれませんなwww」

たつじん「そうじゃな。わしも気になってきたのう」

 このゲームをクリアすれば孫との対戦が待っている。
 中途半端な旅パーティで挑もうものなら、孫もつまらないだろう。
 そうならないように今からヤケモン図鑑のページを増やして、現代の戦法を研究する必要があると感じたたつじんだった。
 ▼ 141 ボミー@バコウのみ 15/04/01 22:34:44 ID:V3ejt41Y [5/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
【たつじんのレポート】
 ミアレシティを散策していたところ、見慣れぬ建物を見つけた。
 中へ入ってみるとそこは随分雰囲気の変わった[フラダリラボ]だった。
 ラボの主フラダリはイメチェンにイメチェンを重ね、[女体化マツブサ]と化していた。
 メガメガネをかけ、スタイリッシュになるために性転換手術もしたらしい。
 フラダリはスタイリッシュさ以外かえりみないミアレ市民の現状をナゲキ悲しみ、この街を変えたいと語った。

 フラダリに言われてプラターヌ研究所へ行くと、博士から「メガシンカを超える[ロジカルシンカ]を発見した」と言われる。
 ポケモンがロジカルシンカすると[ヤケモンになれる]。弱いポケモンでもバトルで役割を持って活躍できますぞwww
 ロジカルシンカのための条件は[ヤベルタルを捕まえる]こと。どうやらロジカルシンカしたイベルタルを捕まえればいいらしい。
 また、2065年現在の最弱ポケモンは[ガブリアス]らしい。

 博士に図鑑をアップグレードしてもらい、ヤケモン図鑑機能が追加された。
 以下、ケロマツの説明文。

 ケロマツ あわがえるポケモン
 対戦では[隠れ特性によるタイプ一致の火力とわざ範囲の広さ]という役割が持てますなwww
 [ACぶっぱ]以外ありえないwww
 ▼ 142 ラッタ@ハバンのみ 15/04/01 22:48:08 ID:V3ejt41Y [6/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「…随分あっさり着いてしまったのう」

 コボクタウンとコウジンタウンを抜け、気が付くとたつじんはショウヨウシティまで来ていた。

たつじん「サナがかいりきでカビゴンを投げ飛ばした以外は、特に変化なかったのう」

 そのおかげでストーリーをすいすい進めることが出来たのだが、たつじんとしては少し物足りない。
 50年前にこの辺りで連続釣りしたことを思い出しながら、海岸をゆっくり歩いていた。

たつじん「何かおもしろいことが起こらんかのう…」

 …おや?向こうから誰かがやってきたようだ。

たつじん「おお、あの人はジムリーダーのザクロじゃ…」

たつじん「何じゃ、あの髪型は!」

 50年前の彼は髪の毛に石を巻き込む奇抜なヘアスタイルで有名だったが、今回の髪型はそれを超越する
 なんとも言葉に表しがたい、いとも摩訶不思議なものになっている。

たつじん「まるで>>144みたいな髪型じゃのう」
 ▼ 143 イゼル@ほしのすな 15/04/01 22:49:22 ID:gryGQdcI NGネーム登録 NGID登録 報告
支援以外ありえないwwwwwww
 ▼ 144 ガネール@アブソルナイト 15/04/01 22:49:43 ID:pERbyCJs [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ミラーボ
 ▼ 145 りすがりマッスルウィザード 15/04/01 22:51:24 ID:7i6vI6aQ NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援
 ▼ 146 ラマネロ@あやしいパッチ 15/04/01 23:02:01 ID:A4VQDItw [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
>>144
想像したらワロタ。
 ▼ 147 ンジャラ@ドリのみ 15/04/01 23:11:48 ID:V3ejt41Y [7/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「まるでミラーボみたいな髪型じゃのう」

 昔々、ポケモンコロシアムに登場したミラーボを覚えているだろうか?
 大きな紅白のアフロヘアーをした人物だ。
 彼の情熱とヘアスタイルは、オーレ地方から遠く離れたカロスで生き残っていたのだ。
 これにはシンオウのオーバも裸足で逃げ出す。

たつじん「すごい髪型じゃな!」

ザクロ「それはどうも。ちなみにこの髪型で自転車レースに出て優勝しましたよ」

たつじん「風の抵抗がとんでもないことになりそうじゃが…」

ザクロ「岩タイプはかぜおこしなんかに動じません」

 確かに飛行タイプの技は岩タイプにこうかいまひとつだが、そういう問題ではない。
 ザクロの頭部を覆っているそれは、物理法則すら無視してしまう恐ろしい何かなのだ。

ザクロ「それに、アフロの中に色々なものを収納できて便利ですよ」

 そう言った時、アフロの中から>>149が飛び出してきた。
 ▼ 148 ブト@おおきなしんじゅ 15/04/01 23:12:53 ID:A4VQDItw [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ksk
 ▼ 149 モルー@セシナのみ 15/04/01 23:13:16 ID:A4VQDItw [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ダークルギア
 ▼ 150 ッポ@フシギバナイト 15/04/01 23:31:25 ID:eZCk0h.Y [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
どうやって入ってたんだwwwwww
 ▼ 151 ニプッチ@デンリュウナイト 15/04/01 23:33:28 ID:pERbyCJs [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>150
アフロの中にモンスターボールを入れてたんだよ…
 ▼ 152 ルトロス@いかずちプレート 15/04/03 23:09:03 ID:nD7bUa4Y NGネーム登録 NGID登録 報告
支援あげ
 ▼ 153 ニゴーリ@クイックボール 15/04/03 23:16:58 ID:1lMCRh5g [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
 そう言った時、アフロの中からダークルギアが飛び出してきた。

ザクロ「オーレ地方で捕まえた珍しいポケモンですよ」

 ゲームキューブ時代は現役だったたつじんは勿論知っているのだが、まさかダークルギアが
 ポケモン本編に逆輸入されるとは夢にも思っていなかった。

たつじん「ルギアの色違いはピンクじゃったような気がするが…新種の色違いかのう?」

ザクロ「いいえ、ルギアと名はついていますが別のポケモンですよ」

ザクロ「ポジション的にはミュウとミュウツーみたいなものです」

たつじん「なるほど、ルギアが人工的に改造されてダークルギアになったという点ではミュウツーに似ておるのう」

ザクロ「まあ、私は岩タイプ専門なのでジム戦では使えませんけれどね」

 巨大な紅白アフロをゆっさゆっさと揺らしながらザクロが答える。
 もっとも、その髪型から岩タイプらしさはスバメの涙ほども感じられないのだが。
 ▼ 154 ビット@ウブのみ 15/04/03 23:28:34 ID:1lMCRh5g [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「ところで、ルギアとダークルギアはどう違うのかのう?」

ザクロ「タイプが違うんです。ルギアが水・エスパー・飛行タイプなのに対し…」

たつじん「何じゃと!?」

 元ポケモンマニアのたつじんはすぐに違和感をおぼえた。
 彼の知っているルギアは確かにエスパー・飛行タイプだったはずなのだが。
 映画では海の中から出てきたにも関わらず、水タイプではなかったはずなのだが…

ザクロ「ルギアは水・エスパー・飛行…ですが何か?」

たつじん「一体、いつの間にタイプが3つに増えたのじゃ?」

ザクロ「私…と同じくらいの年齢の若者がまだ生まれて間もない頃ですよ」

 これは一大事だ。
 たつじんが一家の大黒柱として多忙な毎日に追われている間に、最大2つまでだったポケモンのタイプが3つに増えていたのだ。
 新タイプ含め、この歳で相性表を覚え直すのは大変そうじゃな…とたつじんは少し不安になった。

ザクロ「対するダークルギアは、悪・>>156>>158(いずれもタイプ。新タイプでも可)タイプです」
 ▼ 155 ルード@リニアパス 15/04/03 23:34:29 ID:UD1/GfAE NGネーム登録 NGID登録 m 報告
大誤算
 ▼ 156 ルキングラー◆rKYGln6vMg 15/04/03 23:36:01 ID:bajydxyI [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
絶倫
 ▼ 157 ガレックウザ@ザロクのみ 15/04/03 23:55:02 ID:1lMCRh5g [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「ぜ、ぜぜ、絶倫タイプ…じゃと!」

 たつじんの顔がみるみるうちにクリムガンになっていく。
 その様子を、ザクロは画面の中からフシギソウな表情で眺める。

ザクロ「あれ?何か勘違いしてません?」

たつじん「どっ、どっ、どういうことじゃ?」

ザクロ「とにかく辞書で『絶倫』の意味を調べてみましょうか」

 ザクロは巨大アフロの中から辞書を取り出し、慣れた手つきで引き始めた。

ザクロ「ほら、ありましたよ」

 『絶倫…仲間から群を抜いて優れていること』

ザクロ「ね、別に恥ずかしくないでしょう?」

たつじん「そ、そうじゃな!」

ザクロ「…さて、残りのタイプは>>158ですよ」
 ▼ 158 メテテ@しゅんぱつのハネ 15/04/03 23:55:21 ID:qagHP8RE NGネーム登録 NGID登録 報告
レジギガス
 ▼ 159 ライオン@ミクルのみ 15/04/04 00:04:23 ID:taMuD3GI [1/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
ザクロ「…さて、残りのタイプはレジギガスですよ」

たつじん「何と!レジギガスタイプとな!」

 まさか既存ポケモンの名前がタイプ名になるとは思いもよらなかった。
 レジギガスそのものはノーマルタイプだったが、もしかしてタイプ増加に伴ってレジギガスタイプに変化してしまったのだろうか?
 謎はフカマルばかりだ。

ザクロ「ゴーストタイプのゴーストがいるのだから、別に不思議ではないのでは?」

たつじん「むう、それもそうじゃのう…」

 ゲンガーに進化する方のゴーストという例を持ちだされて、半ば無理やり納得させられたたつじんだが
 レジギガスタイプという名前からは一体どういうタイプなのか見当もつかない。

たつじん「それではレジギガスタイプは何タイプに強く、何タイプに弱いのかのう?」

ザクロ「>>161タイプに強く、>>163タイプに弱いんですよ」
 ▼ 160 ジョン@ミュウツナイトY 15/04/04 00:15:41 ID:ydZIRJtM NGネーム登録 NGID登録 報告
全ての
 ▼ 161 ィオネ@パワーバンド 15/04/04 00:15:54 ID:Z8USpRvg NGネーム登録 NGID登録 報告
大誤算
 ▼ 162 ブト@すごそうないし 15/04/04 00:17:03 ID:WSnHgN9M NGネーム登録 NGID登録 報告
ティガの
 ▼ 163 ラスル@ばんのうごな 15/04/04 00:18:01 ID:/ErS1TmI NGネーム登録 NGID登録 報告
ggrks
 ▼ 164 ライゴン@リリバのみ 15/04/04 00:49:18 ID:xe/pV3yQ [1/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>161
Rock-N「・・・。」
 ▼ 165 ラブ@ミュウツナイトY 15/04/04 02:41:23 ID:IzzherE6 NGネーム登録 NGID登録 m 報告
新タイプ大杉だろwww
 ▼ 166 バニア@アゴのカセキ 15/04/04 08:47:25 ID:CdpkxaEo NGネーム登録 NGID登録 報告
ふいたww
 ▼ 167 イリキー@ヘビーボール 15/04/04 09:22:03 ID:X4NIEEHk NGネーム登録 NGID登録 報告
もう滅茶苦茶だなこれwwwww
 ▼ 168 インディ@たまむしプレート 15/04/04 09:24:53 ID:TxW8g4GQ NGネーム登録 NGID登録 報告
>>167
それなwwwwwwww
 ▼ 169 テッコツ@ハッサムナイト 15/04/04 11:23:12 ID:eUSTSfWU [1/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
それを上手く繋ぐ作者さんはすごいな
 ▼ 170 トツキ@ダークボール 15/04/04 20:49:11 ID:taMuD3GI [2/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
ザクロ「大誤算タイプに強く、ggrksタイプに弱いんですよ」

たつじん「おお!大誤算タイプといえばRock-Nを知っておるぞ!」

ザクロ「よくご存知ですね!」

 名前の通り岩タイプならジムで使いたかったのですが…と、ザクロが苦笑する。

たつじん「だが、ggrksタイプは初耳じゃのう。どんなタイプなのかい?」

ザクロ「…たまには自分で調べてみてはいかがでしょうか」

 何回聞いても「自分で調べろ」の一点張りで答えてくれないので、ねばりづよいたつじんもついに折れてしまった。
 ザクロは髪の中にダークルギアを収納し、紅白アフロの形を整えてこう言った。

ザクロ「さて、これからジム戦なんていかがですか?」

たつじん「ちょっと待ってくれ。タイプが多すぎてこんらん状態になりそうじゃ!」

ザクロ「では、ゆっくりレポートにかきのこしてからジムにいらして下さいね」

 たつじんはレポートを取り出し、ドわすれしないうちにメモしておくことにした。
 ▼ 171 リキザン@モモンのみ 15/04/04 20:55:55 ID:taMuD3GI [3/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
【たつじんのレポート】 []内は安価で決まりました。

 ショウヨウシティのジムリーダー、ザクロは、[ミラーボ]みたいな髪型になっていた。
 その巨大アフロの中から出てきた[ダークルギア]は悪・[絶倫]・[レジギガス]タイプ。
 いつの間にかポケモンのタイプは最大3つになっていたようだ。
 新タイプも増えて相性を覚え直すのは大変だが、孫と遊ぶためにもがんばりたい。

【新タイプについて】

・[大誤算]タイプの弱点は[うんこ!]タイプと[レジギガス]タイプ。水タイプの技は効かない。
 該当ポケモンは、ハクダンの森でたんパンこぞうが使ってきた[Rock-N]。

・[うんこ!]タイプは[大誤算]タイプに強く水タイプに弱い。

・[絶倫]タイプは「群を抜いて優れている」凄いタイプ、という意味らしい。

・[レジギガス]タイプは[大誤算]タイプに強く、[ggrks]タイプに弱い。

・[ggrks]タイプに関しては「自分で調べろ」と言われた。また今度調べてみよう。
 ▼ 172 イコウオ@あなぬけのヒモ 15/04/04 20:58:33 ID:MTtPnd/6 NGネーム登録 NGID登録 報告
あまり違和感が無いぞ、何故だ
 ▼ 173 オタチ@あさせのしお 15/04/04 20:59:23 ID:taMuD3GI [4/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
 ジムリーダーのザクロに勝った日の晩、都会で働くたつじんの長男が電話をかけてきた。

こわいおじさん「おやじ、元気か?」

たつじん「おお!わしもばあさんも元気じゃよ」

たつじん「お前と電話なんてヒトツキぶりじゃな」

 昔はやんちゃなたんパンこぞうだった長男も、今ではすっかりこわいおじさんだ。
 パンクファッションが大好きで見た目も強面だが、普段はごく普通のビジネスマンとしてまじめに働いている。

おじさん「おやじ、なんか今日は嬉しそうだな。いい事あったか?」

たつじん「そうじゃ。最近ポケモンを再開して、これがまた楽しくてのう!」

おじさん「ポケモンか、懐かしいな…」

 たつじんの長男はポケモンに関する思い出を語り始めた。
 仕事に追われて忙しい父親の代わりに、母親に映画館に連れて行ってもらったこと。
 布団の中に隠れて夜遅くまでゲームしていて叱られたこと。
 ポケモンの話題で転校生と仲良くなれたこと…
 次から次へと、タネマシンガンのように飛び出してきた。
 ▼ 174 ナギラス@プラスパワー 15/04/04 20:59:29 ID:xe/pV3yQ [2/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
支援!
新タイプにも対応できていてすごいです!
ザクロの画像もワロタ。
もしよければ女体化マツブサの画像もお願いします!
 ▼ 175 グトリオ@いいつりざお 15/04/04 21:00:53 ID:xe/pV3yQ [3/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
こわいおじさん・・・。
泣いた。
 ▼ 176 コルピ@うみなりのスズ 15/04/04 21:07:27 ID:taMuD3GI [5/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
おじさん「うんこ!タイプが出た時、中学生だった俺はあれをポケモンと認めたくなくてBBSを荒らしてばっかだったな」

たつじん「そうじゃったかのう?」

おじさん「…でも、時の流れはフシギダネ。今ではもう、笑いながら話ができるよ」

 どこかで聞いたような台詞を言いながら、おじさんは電話の向こうで笑った。

おじさん「ところでおやじ、もうPSSは使ってみたか?」

たつじん「いや、まだじゃが…」

 PSSというのは、インターネットを通して世界中のプレイヤーと繋がることができる便利な機能だ。
 以前は対戦、交換、トレーナープロモの見せ合い、そしてフレンドとのボイスチャット等ができていたのだが
 50年という時を経て、こちらももちろん進化しているようだ。

おじさん「試してみる価値はあるぜ。かがくのちからってすげー、ってなるから」

たつじん「一体、どういうことができるんじゃ?」

おじさん「>>177ができるようになったんだよ」
 ▼ 177 ィアルガ@かざんのおきいし 15/04/04 21:14:42 ID:eUSTSfWU [2/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
血圧の測定
 ▼ 178 ーケオス@おおきなキノコ 15/04/04 21:35:07 ID:taMuD3GI [6/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
おじさん「血圧の測定ができるようになったんだよ」

おじさん「準備は、ニンテンドーバーチャルPSPキューブに付属の血圧計を繋ぐだけ。簡単だろ?」

 嬉々として語る長男だが、たつじんとしてはいまいちピンとこない。

たつじん「血圧を測定したらどうなるんじゃ?」

おじさん「お互いの血圧の値が近いと便利なアイテムが貰えるんだよ」

 どうやら、BWシリーズで出てきたフィーリングチェックみたいなものらしい。
 当時はローカル通信でしかできなかったが、現代のサイエンスをもってすれば世界中の誰かと一緒に楽しむのも夢ではない。

おじさん「それに、定期的にやることで健康管理にも繋がるぞ」

たつじん「なるほど、面白そうじゃのう!」

 長男との電話を終えると、たつじんは早速PSSに繋いで血圧測定を試してみることにした。
 PSSを前ににしてここまで胸が高鳴るのは、遠い昔に初めてミラクル交換をした時以来だ。

たつじん「おっ!相手が見つかったようじゃな」

たつじん「相手は…>>180(相手の国籍)の>>182(相手の名前)さんじゃな」
 ▼ 179 リデプス@ザロクのみ 15/04/04 21:39:45 ID:xe/pV3yQ [4/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
ksk
 ▼ 180 グマッグ@スーパーボール 15/04/04 21:40:06 ID:xe/pV3yQ [5/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
日本
 ▼ 181 ルーグ@ウッディメール 15/04/04 21:40:41 ID:xe/pV3yQ [6/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
ksk
 ▼ 183 りすがりマッスルウィザード 15/04/04 21:41:36 ID:sPuBWykA NGネーム登録 NGID登録 m 報告
筋肉ムキムキのハルカと筋肉バキバキの
やまおとこナツミ
 ▼ 184 ランブル@ミックスオレ 15/04/04 21:42:12 ID:eUSTSfWU [3/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
たけだたけお
 ▼ 185 ードル@こわもてプレート 15/04/04 22:53:38 ID:d0OS7K8Q NGネーム登録 NGID登録 報告
紫煙
 ▼ 187 メルゴン@おいしいみず 15/04/05 13:03:35 ID:gnmlRmZg [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
高ケツ厚
 ▼ 188 荷寿司◆P7uCNqttgw 15/04/05 13:03:58 ID:JnuLEdeQ [1/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
ksk
 ▼ 189 ガヤドラン@ハイパーボール 15/04/05 13:04:16 ID:7Xvn6xbU [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ほい
 ▼ 190 ルシェン@ネットボール 15/04/05 13:04:51 ID:IO9laehg NGネーム登録 NGID登録 報告
>>188
ヤバい!
 ▼ 192 ーランド@オボンのみ 15/04/05 13:48:12 ID:igtAL6TU [1/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
 高血圧に悩むたつじんのもとに、また週末がやってきた。
 血圧を下げるには運動が一番というアドバイスを聞き、たつじんの長女や孫達と一緒に散歩に出かけることにした。

だいすきクラブ「そういえばニンテンドーバーチャルPSPキューブに歩数計が付いているの、知ってる?」

たつじん「おお、気づかんかったわい」

だいすきクラブ「持ち歩くと、一日のどの時間帯にどれだけ歩いたか記録されるのよ」

ガール「それからゲームコインも貯まるんだよ!」

ボーイ「あと、歩数が増えるとポケモンでいいことがあるんだよ!」

 話を聞きながら、たつじんは3DS時代のことを思い出していた。
 あの時は、3DSの歩数が貯まるとOパワーをたくさん使えるようになったものだ。
 当時タマゴを手っ取り早く孵すために3DSを手で振って、何度落としそうになったことか。

たつじん「ああ、Oパワーをたくさん使えるようになるのじゃろう?」

ボーイ「それもあるけど…」

たつじん「何じゃ?他にもまだあるのか?」

ボーイ「うん。>>194できるようになるんだよ」
 ▼ 193 ガリザードンX@ほしのかけら 15/04/05 13:51:28 ID:1WMZroAM [1/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
自転車が速くなる
 ▼ 194 ロボーシ@ていこうのハネ 15/04/05 13:51:52 ID:gnmlRmZg [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
つるの剛士がウルトラマンに変身
 ▼ 195 ースト@ぎんのこな 15/04/05 14:02:45 ID:WJpLeZrc NGネーム登録 NGID登録 m 報告
>>194
どうでもいいwwwww
 ▼ 196 クロム@あかいビードロ 15/04/05 14:15:49 ID:igtAL6TU [2/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
ボーイ「うん。つるの剛士がウルトラマンに変身できるようになるんだよ」

 つるの剛士、という名前には聞き覚えがある。
 第5世代の頃、アニメのエンディング「ポケモン言えるかな?BW」を歌っていた人だ。
 そんな彼も現在御年90歳。孫やひ孫と一緒にポケモンカードで遊ぶCMが時折放送されている。

たつじん「何と!つるの剛士がポケモンに出てくるのか?」

だいすきクラブ「そのうち出会うと思うけど、つるの剛士さんをモデルにしたツルノっていうトレーナーが出てくるのよ」

たつじん「(そのまんまじゃが、下の名前にするとジムリーダーと被るのがのう…)」

 実在人物がモデルとなったトレーナーは今に始まったことではなく、遠い昔から
 ゲーム開発者や声優と同名のトレーナーが随所に登場して、彼らに何らかのゆかりのあるポケモンを使っていた。
 ジョウト地方でピカチュウとともに暮らす、ピクニックガールのイクエが有名だ。
 ▼ 197 ーケオス@ウタンのみ 15/04/05 14:22:10 ID:igtAL6TU [3/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
ガール「それでツルノはね、主人公がピンチになった時ポケモンにへんしんして助けに来てくれるんだよ!」

たつじん「(ポケモンにへんしん、か…)」

 ポケモンにへんしんというと「ゼクロムに…!」なあの漫画を思い出すたつじんだったが
 ウルトラマンのくだりが気になったので黙って耳を傾けていた。

ボーイ「で、歩数を溜めるとウルトラマンみたいな姿になるんだよ。これがまた強くって!」

 孫はニンテンドーバーチャルPSPキューブを開き、ポケモンにへんしんしたツルノの画像を見せた。
 だが、その姿はどこからどう見てもウルトラマンにしか見えない。

たつじん「これ大丈夫かのう?著作権的に」

だいすきクラブ「円谷プロから訴えられたって話は聞かないから大丈夫でしょう、タブンネ」

 若い頃はポケモンもウルトラマンも両方好きだったので、なんとも複雑な気持ちになったたつじんであった。
 ▼ 198 ンカラス@ジャポのみ 15/04/05 14:32:30 ID:igtAL6TU [4/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
ボーイ「…おっ!今の間に誰かとすれちがったみたいだぜ!」

ガール「あ、本当だ!緑のランプがついてるー!」

 突然、孫達が自分のニンテンドーバーチャルPSPキューブを取り出してチェックし始めた。
 たつじんもチェックしたくなったが、歩道の真ん中でゲーム機を取り出すのは流石に気が引けた。

たつじん「おお、すれちがい通信か。そういえばそんなのもあったのう」

 元祖XYのすれちがい通信は、すれちがい人数に応じてポケマイルが貯まるだけだった。
 オメガルビーとアルファサファイアでは秘密基地やニュースの交換ができたが…
 果たして最新作ではどの方向に進化しているのだろうか?

たつじん「すれちがうと何ができるようになるのかい?」

ガール「ポケマイルが貯まって、それから相手のファッションやトレーナープロモを見られて…」

ボーイ「あと、ゲームを進めている場合は>>200もできるようになるよ!」
 ▼ 199 ラサリス@こだわりハチマキ 15/04/05 14:37:12 ID:7Xvn6xbU [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
わらしべ長者
 ▼ 200 荷寿司◆P7uCNqttgw 15/04/05 14:39:28 ID:JnuLEdeQ [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
すれちがった人と遠距離恋愛
 ▼ 201 ウマージ@ナモのみ 15/04/05 18:46:14 ID:igtAL6TU [5/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
ボーイ「あと、ゲームを進めている場合はすれちがった人と遠距離恋愛もできるようになるよ!」

ガール「メッセージのやりとりができるの。普通の交換日記みたいなものよ」

 「遠距離恋愛」という表現が何ともおませな小学生らしい。
 半世紀前には3DSの交換日記ソフトが心ない大人に悪用されて機能を制限されたというのに、のんきなものだ。

だいすきクラブ「個人情報や変な言葉は入力できないようになっているし、入力しないように学校でも教えられているからきっと大丈夫よ」

たつじん「本当に大丈夫かのう?」

ガール「うん。本名や通っている学校を聞かれたことあるけど全部無視したよ!」

たつじん「おお、賢いのう!」

ガール「でもお兄ちゃんは最近、すれちがった女の子にちょっとムチュールみたいで…」
 ▼ 202 リキテル@オレンのみ 15/04/05 18:54:44 ID:igtAL6TU [6/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
 孫息子の方をチラーミィすると、ニンテンドーバーチャルPSPキューブを抱えてニヤニヤしていた。
 さっきすれちがった相手は例の女の子で、すれちがい通信を通して何やらラブレターらしきものが届いたようだ。

ガール「あーあ、また始まった。あの子とすれちがうといつもこうなんだから」

 ニンテンドーバーチャルPSPキューブの画面にロックオンするあまり、孫息子はあやうく電柱にぶつかりそうになった。
 それでも画面から目を離そうとはしないので、たつじんの長女と孫娘はすっかり呆れてしまっている。

たつじん「…ん、ちょっと待て!」

 その時、たつじんはふと何かを思い出した。

ボーイ「おじいちゃん、何?」

たつじん「わしらがすれちがったのは、からておうっぽいおっさんだけじゃったぞ?」

 その日、少年の初恋はコーストカロスのあわとなった。
 ▼ 204 クノシタ@シュカのみ 15/04/05 19:52:00 ID:igtAL6TU [7/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「ふむ、この先がセキタイタウンじゃな」

 ジム戦のためシャラシティを目指すたつじんは、メンヒルロードに差し掛かっていた。
 意味ありげな大岩が立ち並ぶこの道路を、ケロマツとともに草むらをかき分けて進んでいく。

たつじん「む、あやつらは…」

 その視線の先には、見覚えのある赤い服を着た軍団がたむろしていた。
 まごうことなきフレア団だ。

たつじん「どうやらバトルしなければ先に進めんようじゃのう」

 手持ちの薬でケロマツを回復し、フレア団との戦いに備えた。
 威勢よく戦いに臨んだたつじんだったが…

たつじん「何じゃ、この群れバトルは!」

 50年という時の流れの中で進化していたのはトレーナー戦の群れバトルも同じ。
 したっぱ達が繰り出してきた(>>205の名前欄の図鑑No.)匹のポケモンにどう対処するか、たつじんは考えをめぐらせた。
 ▼ 205 メックス@アッキのみ 15/04/05 20:02:41 ID:D2Nllg7s [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
何が出る!?
 ▼ 206 ーテリー@クイックボール 15/04/05 20:03:45 ID:D2Nllg7s [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>205
あまり変わんねえェェェェェェェェェェ!!
 ▼ 207 ンテイ@ヤタピのみ 15/04/05 21:36:03 ID:igtAL6TU [8/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
 したっぱ達が繰り出してきた9匹のポケモンにどう対処するか、たつじんは考えをめぐらせた。

たつじん「ふむ、数としてはあまり変わらんようじゃな」

 レベルではこちらの方が勝っているのだから、一匹ずつ倒していけばいいだろう。
 そう高をくくっていたたつじんだったが…

たつじん「何故じゃ!何故ケロマツの技が効かんのじゃ!?」

したっぱ「説明しよう。我々のポケモンの特性は9匹ともフレンドガードなのだ」

たつじん「じゃが、フレンドガードは重複しないはずでは…?」

したっぱ「それが重複するようになったのだよ、第33世代からは!」

たつじん「なん…じゃと…」

 フレンドガードというのは、仲間が受けるダメージを4分の3に減らす特性だ。
 今回のケースだと、フレア団のポケモンは1匹あたり8匹の仲間からフレンドガードを受けていることになり
 相手からのダメージは65536分の6561…つまり約10分の1にカットされる。

たつじん「これでは攻めても攻めてもキリがないぞ…」

 9匹から集中砲火を受け、ケロマツの体力はじりじりと削られていく。
 トレーナー戦なので逃げることもできず、たつじんは歯を食いしばって画面を見つめることしかできなかった。
 ▼ 208 フーライ@イアのみ 15/04/05 21:57:22 ID:igtAL6TU [9/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
 バンジのみ休すかと思われたその時、誰かが群れバトルに乱入してきた。

???「大勢でワイワイと楽しそうだな。私も混ぜてもらおうか」

したっぱ「何だ、お前は!」

 乱入してきた男の顔を見ると、若いころのつるの剛士に瓜二つ。
 散歩の時に孫達から聞いた話を思い出してたつじんの鼓動も早くなる。

たつじん「もしかして…ツルノかい?」

ツルノ「いかにも」

 話を聞くと、ツルノはどうやらこちらに助太刀してくれるようだ。

したっぱ「一人増えたところで大して変わりはしない。やっちまえ!」

 フレア団のポケモンが再び飛びかかろうとしたその時、ツルノの体がまばゆく光り始める。
 やがてその激しいフラッシュは徐々に弱まっていき、たつじんの目に入ってきたのはウルトラマンにしか見えない何かだった。

たつじん「本当に、ウルトラマンそっくりじゃな!」

ツルノ「ジュワ!(ウルトラマンじゃない、新ポケモンの>>210だ)」
 ▼ 209 レッフィ@なんでもなおし 15/04/05 21:58:54 ID:1WMZroAM [2/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ンマラトルウ
 ▼ 210 リーン@タンガのみ 15/04/05 22:00:44 ID:D2Nllg7s [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
安い!安いぞ!主人公
 ▼ 211 ッピ@アクアスーツ 15/04/06 22:05:05 ID:4g9.2qCE [1/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
ツルノ「ジュワ!(ウルトラマンじゃない、新ポケモンの安い!安いぞ!主人公だ)」

 へんしんしたツルノの顔を見たたつじんの脳裏に、不思議な既視感がよみがえる。
 体はウルトラマンそのものだが、顔つきはどこかで見たことがあるような、誰かに似ているような雰囲気だ。
 だが、その人は誰なのか、いつどこで見かけたのかまでははっきり思い出せなかった。

たつじん「安い!安いぞ!主人公…という単語もどこかで聞いたことがあるんじゃがな」

 年をとるとドわすれがひどくなって困るのう、とたつじんは溜息をついた。

ツルノ「ジュジュワ!(だが、子供達は誰も本名で呼んでくれない。みんな私をウルトラマン呼ばわりするので困っている)」

 そういうツルノだが、実際にどこからどう見てもウルトラマン。
 顔面はウルトラマンというよりも別の人っぽいが、訴えられないのが不思議なほどだ。

ツルノ「…ジュワ!(…さて、本題だが私は3分間しかバトルができない)」

ツルノ「ジュワジュワ!(そのうちの2分は今の雑談で使い果たしてしまった)」

たつじん「何と!残りの1分間でどうするんじゃ?」

ツルノ「ジュワワ!(私が>>212する。その隙にケロマツを…)」
 ▼ 212 ュリネ@じめんのジュエル 15/04/06 22:06:03 ID:mEXctyI6 NGネーム登録 NGID登録 報告
ティガとガイアと協力
 ▼ 213 ンドール@ハイパーボール 15/04/06 22:19:11 ID:4g9.2qCE [2/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
ツルノ「ジュワワ!(私がティガとガイアと協力する。その隙にケロマツを…)」

たつじん「何じゃ?ティガとガイアとはどういうことじゃ?」

 呆気にとられているたつじんの目の前でツルノは分身し始め、気が付くとウルトラマンのような姿をしたポケモンが3体に増えていた。

たつじん「もしや、かげぶんしんか?」

ツルノ「ジュワ!(いや、これはただのかげぶんしんではない)」

 へんしんしたツルノ、ティガ、そしてガイアは一列に並び、順番にポーズを決めた。

ティガ「ジュワ…(私の特性はターボブレイズ…)」

ガイア「ジュワワ…(私の特性はテラボルテージ…)」

ツルノ「ジュジュワ!(そして私の特性はかたやぶり!)」

たつじん「そうか、相手のフレンドガードを無効にしてくれるのじゃな!」

 昔はいずれも名前が違うだけの特性というイメージだったが、こうして3種類並べてみると何となくゴージャスだ。

ツルノ「ジュワジュ!(時間がないぞ。あと15秒だ)」

 たつじんは深くうなずき、ケロマツに指示を出した。
 この間覚えたばかりの新技を、群れバトルで全体攻撃可能なとっておきの技を披露する時が来たのだ。

たつじん「行くぞ、ケロマツ。>>214(全体攻撃できる新技)じゃ!」
 ▼ 214 荷寿司◆P7uCNqttgw 15/04/06 22:20:06 ID:TbyHsyw2 NGネーム登録 NGID登録 報告
くさいいき
 ▼ 215 ガヘルガー@タイマーボール 15/04/06 22:36:18 ID:4g9.2qCE [3/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「行くぞ、ケロマツ。くさいいきじゃ!」

………

 まず、この技が生まれた経緯から説明しよう。
 パートナーのケロマツと一緒にポケパルレをしていたたつじんは試行錯誤の末ミニゲームをクリアし、何やら珍しいポフレを手に入れた。

 たつじん「フルデコニンニクポフレじゃと?」

 ニンニクは栄養価が非常に高い野菜。
 これを食べさせれば、ケロマツも今以上に元気になるはず。
 そう思ってポフレを与えてみたたつじんだったが…

 たつじん「何ということじゃ!ケロマツの口がニンニク臭くなってしまうとは!」

 困ったことに、歯を磨いてやっても臭いがとれない。
 このままではポケモンセンターにあくしゅうが立ち込めて迷惑になると感じたたつじんは
 ニンニク臭いケロマツを連れてショウヨウシティを出発し、人の少ないメンヒルロードに移動することにしたのだ。

………

たつじん「…あの時は本当にコマタナと思ったが、まさかこんな形で役に立つとはのう」

 こうかは ばつぐんだ! 9たい たおした!
 フレア団のしたっぱたちは何が起きたのか理解できないまま、一目散に逃げていった。

たつじん「それにしても、くさいいきがこんなに効くとはのう」

ツルノ「ジュワ!(簡単なことさ。毒タイプのくさいいきは、相手の>>217タイプにこうかばつぐんだったのだよ)」
 ▼ 216 ルジーナ@タラプのみ 15/04/06 22:37:33 ID:c2Ovx7bo NGネーム登録 NGID登録 報告
嫁き遅れ間近
 ▼ 217 ブリアス@すくすくこやし 15/04/06 22:40:28 ID:bLUgFDjo NGネーム登録 NGID登録 m 報告
フェアリー
 ▼ 218 りすがりマッスルウィザード 15/04/06 22:40:46 ID:6w6u6KeY NGネーム登録 NGID登録 m 報告
♀タイプに効果抜群♂なら全てのステータス2段階アップ
 ▼ 219 ラーミィ@プレミアボール 15/04/06 22:51:40 ID:4g9.2qCE [4/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
ツルノ「ジュワ!(簡単なことさ。毒タイプのくさいいきは、相手のフェアリータイプにこうかばつぐんだったのだよ)」

たつじん「何と!あのポケモンはフェアリータイプじゃったのか!」

 意外や意外、フレア団が繰り出してきた新ポケモンは実はフェアリータイプだったのだ。
 その外見を初めて見た時は「絶対フェアリーはありえない」とさえ思っていたのだが…ポケモンのタイプというのは実に奥が深い。
 ポケモンの見かけだけにとらわれるのは危険だ、とあらためて痛感したたつじんであった。

ツルノ「ジュワ!(おっと、もう時間切れだ)」

 その隣で、ウルトラマンそっくりにへんしんしたツルノは点滅する胸のランプを押さえていた。

たつじん「おお!ツルノ、ティガ、そしてガイアよ。世話になったのう!」

ツルノ「ジュジュワ!(また会える日を楽しみにしているぞ)」

 ツルノ、ティガ、ガイアの三人はそらたかくとびあがり、宇宙の彼方へと消えていった。

たつじん「…さて、わしも3つ目のバッジをゲットするため頑張るとするかのう!」
 ▼ 220 イティ@アップグレード 15/04/06 23:00:35 ID:4g9.2qCE [5/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
【たつじんのレポート】
 ショウヨウシティから北方へ続くメンヒルロードでフレア団のしたっぱ達に遭遇し、群れバトルをした。
 繰り出してきたポケモンの数は[9]体とそう多くはなかったが、重複しまくるフレンドガードを利用した相手の特性戦法に大苦戦。ケロマツ汝を如何せん。

 そこへ現れたのは、散歩に行った時に孫達が噂していたツルノ。
 ウルトラマンそっくりな[安い!安いぞ!主人公]というポケモンにへんしんし、[ティガとガイアと協力]して相手の特性を無効化した。
 だが、ツルノはへんしん後3分間しか戦えない。
 残り時間僅かというところでケロマツが取った行動は、ニンニクポフレを食べて習得した新技[くさいいき]。
 毒タイプのくさいいきがしたっぱのポケモンに効いたのは、相手が実は[フェアリー]タイプであったから。
 新ポケモンの見かけに騙されないようにと気合を入れて、たつじんは3つ目のジムを目指した。
 ▼ 221 ルビル@あなぬけのヒモ 15/04/06 23:13:37 ID:4g9.2qCE [6/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
 フレア団したっぱとの激戦をツルノのてだすけで何とか切り抜け、セキタイタウンにやってきた。
 この町の意味深な岩が今後どうなるのか、XYをプレイしたたつじんには何となく想像できた。

たつじん「じゃが、油断は禁物。『ぽけりんZ』はXYとは色んな意味で別物じゃからのう」

 良く言えば「新要素があって既プレイ者をおどろかす」、悪く言えば「原形を留めていない」作品。
 ネット上での評判はこんなところだが、ネタバレを恐れるたつじんはそれ以上詳しくは調べられなかった。

たつじん「そういえばXYでは、この辺りでコルニと出会うんじゃったな」

 …ほら、噂をすればかげうち。
 コルニらしき少女がこちらへ向かってやってきた。

たつじん「そうそう、ローラースケートでススーっと…ん?」

 だが、現代のコルニはローラースケートなんか使わない。
 彼女は今流行の乗り物と共に、時代の最先端を突っ走る人物なのだ。

コルニ「ローラースケートなんて時代遅れ。今の時代、やっぱり>>223(乗り物)でしょ!」
 ▼ 222 ニョニョ@トロピカルメール 15/04/06 23:19:11 ID:GvJ/WfOM NGネーム登録 NGID登録 m 報告
セグウェイ
 ▼ 223 ィアルガ@ルームキー 15/04/06 23:20:59 ID:oXnKefXA NGネーム登録 NGID登録 m 報告
三輪車
 ▼ 224 ツボット@こだいのおまもり 15/04/07 03:51:15 ID:rvnR/Bb6 NGネーム登録 NGID登録 m 報告
三輪車に乗ってポケモンバトルだって!?
 ▼ 225 ンダース@ホズのみ 15/04/08 13:40:36 ID:FfI44kjA NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 226 りすがりマッスルウィザード 15/04/08 15:30:59 ID:NtzlXnDc NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援面白い
 ▼ 227 ラチーノ@おおきなしんじゅ 15/04/08 22:33:08 ID:EpBBMGF6 [1/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
コルニ「ローラースケートなんて時代遅れ。今の時代、やっぱり三輪車でしょ!」

 コルニはえんじ用の小さな三輪車を器用に乗りこなして、たつじんの目の前まで進んできた。

たつじん「凄いのう!」

コルニ「えへへ、ありがと!」

 でも練習すれば誰でも乗れるようになるよ、とコルニは続けた。
 彼女の話では、近々シャラシティで三輪車レースが開催されるらしい。

コルニ「メガシンカが下火になってマスタータワーへの観光客も減少、シャラサブレもブームが過ぎ去って8割引は当たり前…」

 そんなシャラシティを町おこしするため、ショウヨウシティの自転車レースに対抗して
 三輪車レースを開催することになったらしい。

コルニ「三輪車レースは来週だよ。ぜひシャラシティに来てみてね!」
 ▼ 228 フーライ@スターのみ 15/04/08 22:42:17 ID:EpBBMGF6 [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「ふむ。ショウヨウの自転車レースにはタイミングが悪くて参加できなかったが、こっちなら出られるかもしれんな」

 ここで音声認識システムが本領を発揮。
 たつじんの一言を聞いたコルニは、嬉しさのあまり乗っていた三輪車から飛び降りた。
 今にも画面の中から飛び出してきそうなほど激しくとびはねた後、ばくはつスマイルでポーズを決める。

コルニ「おーっと、まさかの出場希望!コルニちゃんのライバルにしてダークホースの登場だー!」

コルニ「大会を盛り上げてくれて、とっても嬉しいな!お互い楽しもうね!」

たつじん「お、おう…」

コルニ「でも三輪車って上手く乗るにはコツがいるんだよ」

 そう言って、コルニは三輪車を一台貸してくれた。
 自転車よりもスピードは遅いが、これはこれでなかなか味のある乗り物だ。

コルニ「操作はニンテンドーバーチャルPSPキューブのスライドパッドと>>230ボタンを使うだけ!簡単でしょ?」
 ▼ 229 ュゴン@ウブのみ 15/04/08 22:43:06 ID:KW2MLVHY [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ksk
 ▼ 230 ゴーム@ナナのみ 15/04/08 22:43:28 ID:KW2MLVHY [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
沖田総悟
 ▼ 231 バイト@せいれいプレート 15/04/08 22:44:04 ID:n.sWUHlU NGネーム登録 NGID登録 m 報告
k
 ▼ 232 パー@あなぬけのヒモ 15/04/08 23:05:47 ID:EpBBMGF6 [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
コルニ「操作はニンテンドーバーチャルPSPキューブのスライドパッドと沖田総悟ボタンを使うだけ!簡単でしょ?」

 何やら聞き慣れない名前のボタンが出てきて、たつじんは首を傾げる。
 ニンテンドーバーチャルPSPキューブを回転させながら沖田総悟ボタンを探していると、画面の中からコルニが話しかけてきた。

コルニ「沖田総悟って人が開発したから、沖田総悟ボタンって呼ばれてるんだって」

たつじん「そのボタンはどこにあるんじゃ?」

コルニ「じゅうでん用コードを挿すところの横だよ。見ればすぐ分かるよ」

 コルニに言われたとおりチェックしてみると、そこには確かにボタンがあった。
 どこかで見たような、赤いアイマスクのような、何とも不思議なボタンだ。

たつじん「こりゃタマゲタケ!こんなところにボタンがあったとはのう」

 じゅうでんは毎日していたのだが、その横にあるボタンの存在を気に留めたことさえなかった。
 一見3DSにそっくりだが、50年という時を経て大きく進化した存在、それがニンテンドーバーチャルPSPキューブなのだ。

たつじん「沖田総悟ボタンを押すには、右手をニンテンドーバーチャルPSPキューブの下に添えるようにするといいようじゃな」

たつじん「そして左手はスライドパッドに。ちょっと難しいのう」

 コルニから借りた三輪車に乗って、たつじんはセキタイタウンの岩の周りを走ってみた。
 初めはよろよろとぎこちなく動いていたが、次第に3つの車輪はかそくしていく。

コルニ「…おっ、もう操作方法はバッチリだね!」

コルニ「それじゃ、一足先にシャラシティで待ってまーす!いっぱい練習して来てね!」

 コルニが乗った三輪車はこうそくいどうでセキタイタウンを駆け抜け、うつしみのどうくつの中へと消えていった。
 ▼ 233 マザラシ@プレミアボール 15/04/08 23:19:51 ID:EpBBMGF6 [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「…ふう、ようやくうつしみのどうくつを抜けたぞ」

 洞窟を出る頃、たつじんの三輪車の腕前はぐぐーんとあがっていた。
 三輪車は自転車よりも遅いが、そのおかげで一段ときれいになった景色を堪能できて満足もしていた。
 だが、三輪車の前カゴに乗っていたケロマツは少々乗り物酔いしているようだ。

たつじん「そうじゃ。シャラシティに着いたらまずポケモンセンターじゃな!」

 ケロマツの回復を待つ間、たつじんは50年前にシャラシティで出会ったとある人物のことを思い出していた。

たつじん「…そういえば、あの件はどうなったのかのう?」

 ひょっとしたら、その人は今も同じ場所にいるかもしれない。
 事の顛末が気になるたつじんは、ケロマツを受け取るとすぐにポケモンセンターを飛び出して会いに行くことにした。

たつじん「(おお、いたいた。あの人じゃな)」

 たつじんが会いに行ったのは、シャラシティ在住のとある山男。
 彼の知り合いは世界的な有名人らしく、今でもその噂を聞きにシャラを訪れる者も少なくないようだ。

山男「知り合いに観覧車の好きな山男がいるんだが…」

山男「>>236らしい…」
 ▼ 234 ャンデラ@いでんしのくさび 15/04/08 23:23:35 ID:p7YlXqbQ NGネーム登録 NGID登録 報告
観覧車の神になった
 ▼ 235 ガボスゴドラ@エレキブースター 15/04/09 00:15:20 ID:F74i.A1U [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ksk
 ▼ 236 コルピ@ズリのみ 15/04/09 00:15:40 ID:F74i.A1U [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ウシオと結婚した。
 ▼ 237 ンタイン@ていこうのハネ 15/04/11 17:58:50 ID:/0gTH3JQ [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
山男「ウシオと結婚したらしい…」

 意外な組み合わせに、たつじんは声も出ない。
 当時ネット上でささやかれていた噂を考えると、共通点がないわけではないのだが…

山男「あいつは過去に大きな失恋を経験してな、ホウエンに傷心旅行に行ったんだよ」

山男「そこで、ウシオっていう人と出会ったそうなんだ」

 たつじんの記憶では、ウシオは「アニイ」なる人物一筋だったはずだ。
 それが何故観覧車の山男と結婚することになったのか。

山男「あの時はウシオも失恋したばかりで、それはもう落ち込んでいたそうだ」

山男「二人で酒を酌み交わして悲しみを癒やすうちに友情が芽生え、愛が芽生え…めでたく結婚というわけだ」

たつじん「そうじゃったのか…」

 世の中、いろいろな愛のあり方があるものだ。
 それは国や文化によって大きく異なり、時代によっても変化するもの。

山男「…そんなことより、そのウシオって人も今年の三輪車レースに参加するらしいな」

たつじん「本当かいっ!?」

山男「彼はとてつもないばかぢからの持ち主で、スピード自慢のコルニと並んで優勝候補だと言われている」

山男「他には…>>239(ポケモンシリーズに登場する強敵トレーナー)も出場するそうだな」
 ▼ 238 ーバーン@たいようのいし 15/04/11 18:00:19 ID:bVqQdHsI NGネーム登録 NGID登録 m 報告
フジろうじん
 ▼ 239 ルネアス@きれいなハネ 15/04/11 18:00:29 ID:n3d67Fbs NGネーム登録 NGID登録 報告
パープルアイ
 ▼ 240 ンジャラ@きのみプランター 15/04/11 18:00:37 ID:5Yz39ssg NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ガンテツ
 ▼ 241 ガラティオス@おだんごしんじゅ 15/04/11 18:19:00 ID:/0gTH3JQ [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
山男「他には…パープルアイも出場するそうだな」

たつじん「おお、懐かしいのう。オブリビア地方の人じゃな?」

 よく知っているな、と山男はうなずいた。

山男「彼の実力は一切不明。参加理由も一切不明。大会一のダークホースともいわれている」

たつじん「ふむ。強敵揃いじゃが、出場するからには心にきあいパンチを入れるしかないのう」

山男「おっと、君も出場者だったのか!応援しているから頑張れよ!」

 たつじんは山男に別れを告げ、うつしみのどうくつで三輪車の練習に励んだ。
 ダンゴロの群れに突撃しかけたり、ハネムーン中のカップルの間をすりぬけて困らせたりしながら
 ねばねばネットよりもねばりづよく、着実にテクニックを磨いていった。
 そして大会当日…

たつじん「よし!今日こそわしのスライドパッドと沖田総悟ボタンさばきを見せる時じゃ!」
 ▼ 242 ードル@あついいわ 15/04/11 18:41:17 ID:/0gTH3JQ [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
 たつじんが会場に着いた頃には、もう参加者はほとんど出揃っていた。
 その人混みの中に、コルニのポニーテールとウシオの頭がちらりと見える。

たつじん「15分前集合を心がけたつもりじゃが、上には上があるもんじゃな」

 ふうと溜息をついてから、たつじんは三輪車レース会場の受付に向かい、行列の最後尾に並んだ。

たつじん「…おや?」

 たつじんのすぐ前に並んでいる人の後ろ姿には、どことなく見覚えがある。
 紫色の服、オールバックにした赤紫色の髪…

たつじん「もしかして、パープルアイさんかのう?」

パープルアイ「いかにも」

 パープルアイがシャラの三輪車レースに参加するという山男の噂は、どうやら本当だったようだ。
 しかし、彼は何故はるばるオブリビア地方からこのような地方の大会へやって来たのだろうか?

パープルアイ「何故って、この大会の優勝賞品を知らないわけではないだろう?」

たつじん「いや、知らんが…」

パープルアイ「ならば教えてあげよう。賞品は>>244だ!」
 ▼ 243 マゲロゲ@もくたん 15/04/11 19:00:26 ID:ZOKm/1pg NGネーム登録 NGID登録 m 報告
 ▼ 244 りすがりマッスルウィザード 15/04/11 19:02:43 ID:YEBm7Tlw NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ラージャンか激昂のラージャンか赤ラージャンとキス(選んで)
 ▼ 245 ォッコ@バコウのみ 15/04/12 09:51:23 ID:k41nv3iY NGネーム登録 NGID登録 報告
どんな無茶ぶりも華麗に文にする作者さんすげー
安価ならした
 ▼ 246 バルドン@ゴスのみ 15/04/12 19:48:25 ID:rmiBuX36 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
パープルアイ「ならば教えてあげよう。賞品はラージャンか激昂のラージャンか赤ラージャンとキスだ!」

 ラージャンというのは、するどいキバとバッフロンのような角を持つ凶暴な生き物。
 カロス地方でも最近何かと話題になっており、博士達はラージャンをポケモンに含めるべきかどうかを日夜議論しているそうだ。
 そのような生き物とキスできて嬉しいのだろうか?とたつじんは首をひねった。

パープルアイ「とんでもない!ラージャンとキスした者なんて未だかつて誰もいないのだぞ」

パープルアイ「もしもレースで優勝してこの偉業を成し遂げれば、世界規模で有名人になれるのだ!凄いことだろう?」

たつじん「うむ、確かに凄いことじゃな」

パープルアイ「そうすれば、失業したポケモンナッパーズのしたっぱ達を養える。だから負けるわけにはいかないのだ」

たつじん「(切実じゃのう…)」

 だが、たつじんはこれまで練習に練習を重ねたのだ。
 パープルアイにも何やら事情があるようだが、そう簡単におさきにどうぞすることはできない。

パープルアイ「さて、勝っても負けてもうらみっこナッシーだ。お互い正々堂々と勝負しよう」

 パープルアイとたつじんは受付を済ませ、レース場へと向かった。
 コルニに手招きされるまま位置について開始の合図を待つ間、たつじんの心臓はニトロチャージしそうになっていた。
 ▼ 247 ノムー@おおきなしんじゅ 15/04/12 20:16:10 ID:rmiBuX36 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ナレーター「3、2、1…」

ナレーター「さあ始まりました、三輪車レース!選手達はペダルをこぐ足に全身全霊全体重をかけ、前へ前へと進んでいます!」

 たつじんもニンテンドーバーチャルPSPキューブのスライドパッドと沖田総悟ボタンにせいしんりょくを集中させ、三輪車をかそくさせた。

ナレーター「おっと、ここでコルニ選手が一歩リード!」

コルニ「シャラはあたしのホームグラウンド。負けるわけにはいかない!」

 列の先頭を突っ走る彼女の姿からは、溢れんばかりのやるきが伝わってくる。

ナレーター「ウシオ選手が追い上げてきています!砂浜の凹凸をものともしない、ちからもちです!」

ウシオ「オウホウ、オウホウッ!ナツミ、見テルかー!?」

 ペダルを壊さんばかりの力でふみつけているが、どうやら三輪車は想像以上にがんじょうなようだ。

ナレーター「ここでまさかのパープルアイ選手が追いついた!このハンドルさばき、まさにテクニシャン!」

 パープルアイはかえんほうしゃよりも熱く燃える野心を胸に、ただ黙々とこいでいる。

ナレーター「おーっと!このタイミングで、ゴール直前というところでもう一人追い上げてきた!」

 その選手は…たつじん。
 トップ4人の接戦はメガルカリオの闘志よりも激しく火花を散らし、ついにゴールテープが切られる瞬間を迎えようとしていた。

>>249の投稿時間の秒で優勝者を決定します。
 00〜14→コルニ 15〜29→ウシオ 30〜44→パープルアイ 45〜59→たつじん)
 ▼ 248 荷寿司◆P7uCNqttgw 15/04/12 20:16:30 ID:Qnuevlik NGネーム登録 NGID登録 報告
ksk
 ▼ 249 トライク@みずのいし 15/04/12 20:23:21 ID:EbAd5CZI NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ほい。
 ▼ 250 ラス@プレミアボール 15/04/12 20:33:22 ID:UNfRwhis [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ウシオが優勝!(笑)
 ▼ 251 りすがりマッスルウィザード 15/04/12 20:51:10 ID:ydiqGOyk NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ポケモンのアイドルとモンハンのアイドルの共演たまらないな。支援
 ▼ 252 リボーグ@カゴのみ 15/04/12 20:52:01 ID:UNfRwhis [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>251
次は何とコラボするだろう・・・?
 ▼ 253 ビシラス@ジャポのみ 15/04/13 22:15:31 ID:LXU2ViC6 [1/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
ナレーター「ゴーーール!1位はウシオ選手です!」

 会場のあちこちから歓声がわき上がり、鍛え抜かれた筋肉の勝利を祝う。
 この日のためにウシオは一日五千発サンドバッグを殴っていたようだが、その地道な努力は今日こうして花開いたのだ。

ウシオ「オウホウ!みんなアリガトウ!オレッチも嬉しいゾ!」

 ウシオは三輪車から飛び降りて表彰台のてっぺんに駆け上り、カイリキーのようにポーズを決めた。
 続いてコルニが表彰台の二段目、パープルアイが三段目に上り、笑顔でトロフィーを受け取った。
 惜しくも四位になってしまったたつじんはトロフィーを受け取れないのだが、彼の思考は早くも別方向に向いていた。

たつじん「そういえば、この大会の優勝賞品は…」

 もちろん、ナレーターとて忘れていたわけではない。
 すぐにレース会場へ三体のラージャンが連れてこられると、観衆のボルテージもぐーんと上がる。
 トロフィー授与式の裏で、ラージャンの準備も着々と進められていたのだ。

ナレーター「…それでは優勝者のウシオ選手、どのラージャンとキスしたいかお選び下さい」

ウシオ「せっかくダから、全部のラージャンとキスするゾ!」

 意外な展開にレースのスタッフ達は顔を見合わせたが、ウシオの熱意と覚悟を汲み取って承諾した。
 ▼ 254 イガニ@いいつりざお 15/04/13 22:27:45 ID:LXU2ViC6 [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
ナレーター「そ…それではウシオ選手、どうぞ!」

 ナレーターの掛け声と共に、ウシオはラージャン達に駆け寄ってキスを始めた。
 ラージャンが暴れるのではないかと心配する観衆もいたが、ウシオの野性とカリスマですっかりおとなしくなった野獣を見て一安心。
 ただ、観客席から羨ましそうな視線を送る山男が一人だけいたのを、たつじんは見逃さなかった。

ウシオ「オウホウ!ラージャンって結構可愛いンだナ!」

ウシオ「早くラージャンがポケモンと認めラレて、オレッチの仲間になるとイイな!」

ナレーター「そ、それでは…こ、これにて閉会です!」

 まだラージャンにびびっているナレーターがとぎれとぎれに閉会の言葉を述べ、不思議な不思議な三輪車レースの幕は静かに下りた。

たつじん「…ベストを尽くしたんじゃ。悔いはないぞ」

 とはいえ、一生懸命練習した以上負けるのはやはり悔しい。
 そんなたつじんの背中に、コルニが三輪車で駆け寄って元気に声をかけた。

コルニ「あなたも凄いよ!あのレース、普通の人には完走するだけでも難しいのに」

たつじん「そうかい?そりゃ良かったのう」

コルニ「…ね、今度あたしのジムにおいでよ」

コルニ「レースでベスト4に入ったあなたには物足りないかもしれないけど、三輪車の仕掛けを用意して待ってるから」

 三輪車レースを終え、コルニからジム戦の誘いを受けたたつじん。
 悔しい敗北も見方を変えればいい思い出になると信じて、レポートに書き残しておくことにした。
 ▼ 255 プリン@プラスパワー 15/04/13 22:43:10 ID:LXU2ViC6 [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
【たつじんのレポート】
 セキタイタウンに着いたたつじんは、ローラースケートではなく[三輪車]に乗ったコルニに出会う。
 彼女の話では近々、シャラの町おこしイベントとして三輪車レースが開催されるという。
 レースに興味を持ったたつじんはコルニから三輪車を借り、操作方法を教えてもらう。
 三輪車をニンテンドーバーチャルPSPキューブのスライドパッドと[沖田総悟]ボタンで操作できるなんて便利な世の中になったものだ。

 シャラシティに着くと、たつじんはとある山男のもとを訪れて噂話を聞いた。
 彼の知り合いの観覧車好き山男は[ウシオと結婚した]らしい。
 そのウシオと、オブリビア地方の謎多き人[パープルアイ]が三輪車レースに出るらしい。
 そんな耳寄りな情報を入手し、レースに臨む。

 レース当日、受付の列で偶然たつじんの前にいたパープルアイ。
 彼に出場理由を尋ねると、優勝賞品の[ラージャンか激昂のラージャンか赤ラージャンとキス]と語った。
 ラージャンとキスすれば間違いなく有名人になれて、ポケモンナッパーズのしたっぱを養えるからだ。

 そうこうしているうちに、ついに三輪車レースが始まった。
 レースは白熱し、最終的にコルニ・ウシオ・パープルアイ・たつじんの接戦となったが…勝者は[ウシオ]。
 ウシオは観客の心配をよそにラージャン達とのキスも問題なくこなし、レースはお開きとなった。

 レース後、コルニからジム戦のお誘いを受けた。今度こそは負けられんぞ!
 ▼ 256 トベター@ヨクアタール 15/04/13 22:56:23 ID:LXU2ViC6 [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「…むう、うつしみのどうくつで鍛えすぎたかのう?」

 思いの外、ジム戦はあっさり終わってしまった。
 水タイプのケロマツにとって格闘タイプは特に有利でも不利でもなかったのだが、どうやらレベル差がありすぎたようだ。
 途中の三輪車の仕掛けは楽しかったが、たつじんとしては少し物足りないような申し訳ないような、複雑な気分だった。

たつじん「そういえば、コルニはマスタータワーへ来いと言っていたのう」

 渡したいものがあるからマスタータワーへ来て、とジム戦後に言われたのだ。
 昔のたつじんなら女の子からの誘いに胸を躍らせたものだが、今となってはこれから何が起きるのか想像できるので至極れいせいだ。
 年齢と反比例してときめきが減少していく、それが大人になるということなのだ。

たつじん「…そうこうしているうちに、もう塔の頂上じゃな」

 たつじんの姿に気づいたコルニは静かに歩み寄ってきた。
 普段の元気でむじゃきな彼女とは一風変わった、まじめな面持ちだ。

コルニ「待ってたよ」

コルニ「今日はこれを渡そうと思ってね…」

 コルニは見たこともないようなアクセサリーを取り出して、たつじんに手渡した。
 50年前はここでメガリングを受け取った記憶があるが、今回は違うようだ。

たつじん「メガリングじゃないのかい?」

コルニ「ううん、メガリングを改良したメガ>>258(アクセサリー)だよ」
 ▼ 257 ブクロン@つきのいし 15/04/13 22:58:20 ID:z1cUrOG6 NGネーム登録 NGID登録 報告
サイコガン
 ▼ 258 リミアン@ナゾのみ 15/04/13 22:59:04 ID:Ov24TLOk NGネーム登録 NGID登録 m 報告
心臓ペースメーカー
 ▼ 259 クシー@うしおのおこう 15/04/14 18:44:03 ID:G9It6XU2 [1/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
コルニ「ううん、メガリングを改良したメガ心臓ペースメーカーだよ」

 従来のメガリングは発明当時こそスタイリッシュだったが、機能性の面では問題点も多くあった。
 「単純に重い」「血圧測定の時邪魔になる」「手から抜けてトイレに落ちた」等クレームが絶えず
 リングの製造会社は昼夜を問わずコダックのように頭を悩ませた。
 それでもふくつのこころで50年間改良を続け、結果として胸部に装着する心臓ペースメーカー型に落ち着いたのだ。

たつじん「ということは、装着には手術が必要かのう?」

コルニ「ううん、最近流行の貼るだけタイプだから手術はいらないよ」

 もちろん、通常のペースメーカーも50年の時を経て進化している。
 コルニの説明を聞きながら、医学のちからってすげーのう!と感心するたつじんだった。

………

たつじん「…ということがあったが、正直メガシンカよりもロジカルシンカとやらの方が気になるのじゃ」

 ロジカルシンカの謎を突き止めたい一心で先を急ぐたつじんだが、次なるジムは草タイプ。
 いくらレベルが高くとも、ケロマツが苦手とする相手に違いはない。
 相性の悪い相手にどう戦うのか、たつじんの旅は続く…
 ▼ 260 ュウコン@スペシャルガード 15/04/14 19:05:37 ID:G9It6XU2 [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
 遠くからでもよく見える、ヒヨクシティの大樹へと到着したたつじん。
 ニンテンドーバーチャルPSPキューブの沖田総悟ボタンを連打してツタを登り、この街のジムリーダーのもとへとやってきた。

フクジ「おお、若者よ。よく来なすった」

たつじん「(若者、か…)」

 自分も50年前は若者だったが、今となってはフクジとどちらが年上か分からない。
 ふうと溜息をついたたつじんだったが、その声から老人らしさを感じ取った音声認識システムがようやく仕事を始めた。

フクジ「いや、若者じゃなかったな。わしと同じくらいかの?」

 時の流れをしみじみと感じながら、二人の老人は大樹のてっぺんを見上げた。

フクジ「昔は、メガシンカというものは強さの象徴みたいなもんじゃった」

たつじん「じゃな。メガガルーラとかメガボーマンダとか懐かしいのう」

フクジ「じゃが、今となってはすっかり下火になってしもうた。その二匹もすっかり弱ポケ扱いされておる」

たつじん「なんでも最近はロジカルシンカとかいうのが世間を賑わしているようじゃな」

 その言葉を聞いた瞬間、おだやかだったフクジの眼光が鋭くなる。

フクジ「ロジカルシンカじゃと?わしはそんなものには屈さんぞ!」

たつじん「!?」

フクジ「近頃の若者がいくら『メガシンカなんて時代遅れ』と言おうとも、そんなことはないと証明してやる!」
 ▼ 261 イティオ@おおきなキノコ 15/04/14 19:19:48 ID:G9It6XU2 [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
………

たつじん「…結局ジム戦には負けてしもうた」

 メガシンカを愛し続けるフクジの切り札、メガメガニウムは強すぎた。
 がくしゅうそうちで育てた相性のいいファイアローも、ふくがんねむりごなビビヨンもまるで歯が立たなかった。

たつじん「相性の悪いケロマツは言わずもがな。やはりこちらもメガシンカを…」

 部屋でつぶやきながら作戦を練り直すたつじんのもとに、誰かが近づいてきたようだ。

???「さっきからブツブツとどうしたの?」

たつじん「な、何じゃ…?」

マダム「もう、そんなに驚くことないじゃない」

 その正体はたつじんの妻だった。
 主婦時代は、仕事に追われる夫を支えながら子育てをしてきたずぶとい母ちゃんだったが
 子供達が全員大人になった今はこうしてのんびりとした老後を送っている。
 ▼ 262 つばん@タンガのみ 15/04/14 19:45:00 ID:G9It6XU2 [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
マダム「あなたもポケモンを始めたのね。孫達から聞いたわ」

マダム「でも、部屋にコモルーよりも外に散歩に出た方が楽しいわよ?」

たつじん「むう。分かっておるんじゃが…」

 彼女の少しおせっかいなところも昔から変わっていない。
 だが、早くフクジに勝ってストーリーを進め、ロジカルシンカの核心に迫りたいたつじんとしては
 散歩するよりもメガメガニウムの攻略法の方が遥かに気になるものだった。

マダム「仕方ないわね。あなたは頑固な人…良く言えば自分の意志を貫き通す人ですから」

 たつじんの妻はやれやれと溜息をつき、そっと微笑んだ。

たつじん「じゃが、最新のポケモンの攻略法なんて知っているのかい?」

マダム「攻略法…かどうかは分からないけれど、孫達はメガ>>264(ポケモン)が強いって話していたわね」
 ▼ 263 ルンゲル@コンテストパス 15/04/14 20:07:32 ID:sP9JWidQ NGネーム登録 NGID登録 m 報告
キュウコン
 ▼ 264 ガヘルガー@イアのみ 15/04/14 20:08:23 ID:YUxCsFg6 NGネーム登録 NGID登録 報告
キュウコン レジェンドフォルム
 ▼ 265 リンリキ@フィラのみ 15/04/15 19:07:40 ID:pYCoNB/I [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
マダム「攻略法…かどうかは分からないけれど、孫達はメガキュウコン レジェンドフォルムが強いって話していたわね」

 それを聞いて、たつじんが驚いたのも無理はない。
 かつて特性ひでりで一世を風靡しただけに飽きたらず、まさかキュウコンがメガシンカまでできるようになっていたとは。
 その上、レジェンドフォルムという聞き慣れないフォルムチェンジさえ出てきた。

たつじん「レジェンドフォルムなんて本当にあるのかい?」

マダム「ええ。最近出てきたフォルムチェンジよ」

 登場したのは末の娘がまだ小さい頃だったかしら、とたつじんの妻は続けた。
 レジェンドフォルムにチェンジすると姿が神々しくなるだけではなく、絶倫タイプが加わるそうだ。
 なおキュウコンと対になっている「でんせつ」ポケモンのウインディにもレジェンドフォルムが存在するのだが、その話はまた別の機会に。

たつじん「随分詳しいんじゃのう」

マダム「当然よ、子供達の話し相手も主婦の務めだもの」

 たつじんが汗水垂らして働いている間、何もせずただ遊んでいたわけではない。
 ポケモンをこよなく愛する子供達の話を真剣に聞くうちに、自然とポケモンに詳しくなっていったのだ…とマダムは主張した。

たつじん「さて、まずはわしのキュウコンをフォルムチェンジさせたいんじゃが…どうすればいいかのう?」

マダム「特別な道具、>>266があればレジェンドフォルムになれるわよ」
 ▼ 266 ルット@おだんごしんじゅ 15/04/15 19:13:45 ID:IQKWNkdQ NGネーム登録 NGID登録 報告
でかいほのおのいし
 ▼ 267 リーザー@ルームキー 15/04/15 19:34:33 ID:5HsRc5So NGネーム登録 NGID登録 報告
たいんせき
 ▼ 268 ミロップ@カイスのみ 15/04/15 20:13:05 ID:pYCoNB/I [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
マダム「特別な道具、でかいほのおのいしがあればレジェンドフォルムになれるわよ」

 御存知の通り、ロコンがキュウコンに進化するのに必要なアイテムがほのおのいし。
 それよりでかいほのおのいしなんて本当にあるのだろうか?とたつじんはフシギソウな表情をした。
 
たつじん「(あるとすればロコンは何匹進化できるじゃろうか?しっぽは何本増えるじゃろうか?)」

 あれこれ想像力を働かせて頭を悩ませるたつじんに、マダムは優しく声をかけた。

マダム「難しく考えなくていいのよ。石に関係ある場所に行けば見つかるわ」

たつじん「石に関係ある場所、か…」

 マダムのヒントはひでりの太陽よりも明るい光をもたらし、たつじんの悩みをすっかり払ってしまった。
 たつじんは来た道を引き返してコウジンタウンまで戻り、そこからサイホーンに乗ってかがやきのどうくつを目指した。

たつじん「前に一度来た時は特に何も見当たらなかったが、見つかるといいんじゃがのう」

 キュウコンをフォルムチェンジさせるべく単身洞窟に入り、でかいほのおのいしを探し求めるたつじん。
 そんな時、誰かが近づいてくる足音を聞いて、年の割にはものおとにびんかんなたつじんの耳がぴくりと動く。
 その人物は石を探すたつじんのすぐ横まで歩いてくると、歩みを止めて何かを探すような動作を始めた。

たつじん「おや?>>270(ポケモンシリーズの強敵トレーナー)じゃないか?」
 ▼ 269 ガフーディン@シーヤのみ 15/04/15 20:14:10 ID:P9rjszJY NGネーム登録 NGID登録 報告
きんのたまおじさん

多分強敵
 ▼ 270 チリス@クチートナイト 15/04/15 20:19:05 ID:EIUEMKzo NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ジンダイ
 ▼ 271 ワパレス@キーのみ 15/04/16 19:05:42 ID:ONYKbRkc [1/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 272 ッピ@メンバーズカード 15/04/16 20:41:55 ID:fqLG/Q0U [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「おや?ジンダイじゃないか?」

 たつじんが顔を上げると、そこには遥か昔ホウエンのバトルフロンティアで見かけた顔があった。
 彼、ピラミッドキングのジンダイは冒険をこよなく愛する人物で、若い頃にはいのちがけで世界中を駆け巡ったという伝説もある。
 しかし、いくら冒険好きとはいえ何故ホウエンから遠く離れたカロスにいるのだろうか?

ジンダイ「む、君もあの噂を聞きつけてやって来たんじゃないのか?」

たつじん「あの噂、とは何のことじゃ?」

ジンダイ「まさに今世間を騒がせている、新種のレジ系のことだぞ」

 レジ系と聞いて、たつじんは遠い昔ジンダイと戦った時のことを思い出していた。
 バトルピラミッドの頂点で待ち受けていた彼のレジアイス、レジスチル、レジロックにはかなり苦戦したものだ。
 だが、たつじんの知っているレジ系は彼ら三体と第四世代で登場したレジギガスだけ。
 新種のレジ系と言われても、その姿を想像することすらできない。

たつじん「悪いが、わしにはよく分からんのじゃ」

ジンダイ「ほら、去年の…2064年のポケモン映画の主役を飾ったあのポケモンだ」

たつじん「去年は映画を見られなくてのう。一昨年もその前も見てないが…」

ジンダイ「なら、レジ>>273っていう名前だけでも聞いたことないかい?」
 ▼ 273 ュプトル@こだいのうでわ 15/04/16 20:42:51 ID:L168mcIg NGネーム登録 NGID登録 報告
の店員
 ▼ 274 ータス@ギャラドスナイト 15/04/16 20:57:17 ID:fqLG/Q0U [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ジンダイ「なら、レジの店員っていう名前だけでも聞いたことないかい?」

たつじん「ん?…お、おお!何だか聞いたことがある気がするのう!」

 その一言を音声認識システムがキャッチするや否や、ジンダイは嬉しそうに語り始めた。
 レジの店員を捕まえれば、冒険している間フレンドリィショップでバイトしてお金を稼いでくれるのだという。
 うまく活用すれば、賞金目当てに自分より弱いトレーナーばかり狙わなくてもおこづかいを貯めることができるのだ。
 だが、当然悪い輩もレジの店員を狙っている。悪の組織が活動するのにも費用がかかるものだ。

ジンダイ「…そこで奴らに見つかる前に、レジの店員を見つけて保護したいのだ」

 ジンダイが熱弁をふるい続けるも、たつじんは上の空。
 それもそのはず、たつじんはジンダイの後ろにある何かをじっと見つめているのだから。

ジンダイ「どうしたんだ?そんなにぼーっとして」

たつじん「いや、いまあんたの後ろを妙な集団が通り抜けていったんじゃが…」

 それを聞いて、ジンダイが血相を変える。
 どうやら、彼が言っていた悪の組織とやらは既にこのかがやきのどうくつに到達していたようだ。

ジンダイ「何だと!私としたことが>>276団に先を越されてしまうとは!」
 ▼ 275 ルード@インドメタシン 15/04/16 21:00:10 ID:ONYKbRkc [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
贅沢は素敵だ
 ▼ 276 ドシシ@あさせのかいがら 15/04/16 21:00:10 ID:Tx9Zlqv6 NGネーム登録 NGID登録 m 報告
マダオ
 ▼ 277 ローニャ@くろいてっきゅう 15/04/18 10:22:48 ID:9G20klls NGネーム登録 NGID登録 報告
 ▼ 278 ンド@マゴのみ 15/04/18 21:09:44 ID:98R5L0rM NGネーム登録 NGID登録 報告
ジンダイ「何だと!私としたことがマダオ団に先を越されてしまうとは!」

 背後をすりぬけていったあの妙な集団はマダオ団という名前だったのか。
 だが、そんな集団は今まで見たことも聞いたこともない。
 彼らは一体何者なのだろうか?そして目的は何なのか?

たつじん「マダオ団なんて初耳じゃのう」

ジンダイ「ん?聞いたことないのか?」

 ジンダイの話によると、マダオ団は20年ほど前からカロスで暗躍している謎多き組織。
 構成員はくたびれた中年男性が圧倒的に多いが、したっぱでもポケモンバトルの腕はそこそこあるので油断禁物。
 また、設立当時からフレア団のライバルを名乗っているらしい。

たつじん「(何だか妙な集団が出てきたもんじゃな)」

 ポケモン離れしていた50年という年月は長く、その間に何が起こっていても不思議ではないが
 その空白の半世紀の歴史をいきなり覚えろと言われても難しい。
 たつじんは老骨につるのムチを打って、状況を少しでも早くのみこもうと努力した。

たつじん「ふむ、だいたい分かったが一つだけ不明な点があるのう」

 たつじんの疑問は、他でもなくマダオ団の目的。
 例えばマグマ団なら陸地を広げ、アクア団なら海を広げるといった具合に、歴代の敵組織にはたいてい確固たる目的があるものだ。
 それを知れば、彼らの行動パターンや使用ポケモンの傾向、ひいては攻略法に繋がるかもしれないと考えたのだ。

ジンダイ「うーむ、既に言ったがマダオ団というのは謎多き組織。目的も謎だらけだ」

ジンダイ「だが、一説によると>>280ではないかと言われている」
 ▼ 279 ュプトル@パワーレンズ 15/04/18 21:11:19 ID:wJve17WY [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ksk
 ▼ 280 グロコ@うしおのおこう 15/04/18 21:11:44 ID:wJve17WY [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
真選組の壊滅
 ▼ 281 ーマンダ@りゅうのキバ 15/04/19 19:00:08 ID:5RlHDCJA [1/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
ジンダイ「だが、一説によると真選組の壊滅ではないかと言われている」

 現代のカロスにはフレア団やマダオ団の他にも数多くの謎組織があり、真選組もその中の一つ。
 日本の江戸時代末期に活躍した新選組をまねっこしたようなネーミングだが、関連性は不明。

たつじん「真選組?マダオ団のライバルはフレア団じゃないのかい?」

ジンダイ「それは飽くまでも建前。真の狙いは、最近静かに勢力を広げつつある真選組なのだ」

 …と、ジンダイの知り合いの評論家が言っていたそうだ。
 真選組についてもっと詳しく知りたいたつじんだったが、マダオ団の魔の手からレジの店員を守ろうと焦るジンダイに遮られてしまった。

ジンダイ「とにかく、急がないとレジの店員がマダオ団に奪われてしまう。君の手を貸してくれないか?」

たつじん「いいえ」

ジンダイ「頼む、他に頼れる者はいないんだ!君の手を貸してくれないか?」

たつじん「いいえ」

ジンダイ「頼む、君の力が必要なんだ!君の手を貸してくれないか?」

 ジンダイの口調は疑問形だが、「はい」を選ばない限り話が延々ループするパターンだ。
 最初たつじんは興味本位で「いいえ」を押し続けていたが、そのうち飽きてきたので仕方なく「はい」を選んだ。

たつじん「(やれやれ、ダブルバトルか。仕方ないのう…)」
 ▼ 282 ノズ@ぼうじんゴーグル 15/04/19 19:23:01 ID:5RlHDCJA [2/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
マダオ団のしたっぱ「ハッハッハ、一足遅かったようだな。新種のレジ系、レジの店員は我々が頂いた!」

 いかにも悪役っぽい台詞を言いながら、マダオ団のしたっぱ達が勝負をしかけてきた。

ジンダイ「マダオ団め、レジの店員を独り占めするとは許せない!」

たつじん「別にマダオ団にうらみがあるわけではないが、キュウコンのフォルムチェンジのためにも負けるわけにはいかんのじゃ」

ジンダイ「ウム、その意気だ!」

たつじん「(何か納得いかん展開じゃが、ケロマツのレベル上げには悪くなかろう)」

 たつじんがボールからケロマツを出すのとほぼ同時に、ジンダイは見たこともないポケモンを繰り出してきた。
 雰囲気から察するにレジ系の仲間のようだが、それ以外のことは全く想像もつかない。

ジンダイ「行くぞ!俺の相棒、レジ>>283!」
 ▼ 283 ルキングラー◆rKYGln6vMg 15/04/19 19:25:36 ID:CoobIcsU [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
の店員
 ▼ 284 lv25ズバット◆42dmsw0bAA 15/04/19 19:26:28 ID:BeooHx0. NGネーム登録 NGID登録 報告
>>283
持ってんじゃねーかww
 ▼ 285 ツボット@ボロのつりざお 15/04/19 19:43:06 ID:5RlHDCJA [3/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
ジンダイ「行くぞ!俺の相棒、レジの店員!」

たつじん「レジの店員、じゃと!?」

 ジンダイがレジの店員をもう一体隠し持っていたというのだから、たつじんが驚くのも無理はない。
 だが、向こうでマダオ団に囚われているレジの店員とは明らかに姿が違う。

ジンダイ「向こうにいるのがレジェンドフォルムで、こっちはノーマルフォルムなんだぞ」

たつじん「同じポケモンでもフォルムチェンジでここまで姿が変わるとは、驚きじゃな」

ジンダイ「ちなみに、こいつがバイトしてくれたおかげで私はカロス旅行に来ることができたのだ!」

たつじん「おお、そりゃ凄いのう!」

 ジンダイとたつじんがバトルそっちのけでレジの店員について盛り上がっているのを見て、マダオ団のしたっぱはシビビールをきらしかけていた。

したっぱA「ええい、いつまで待たせる気だ!こちとらもうポケモンに指示し終わったというのに、まだ『通信待機中』の文字を見なければならんのか!」

したっぱB「まあまあ落ち着けよ。ノーてんきなあいつらがおしゃべりしている隙に、あっちのレジの店員も頂いて帰ろうぜ」

したっぱA「お前、頭いいな!」

 だが、ジンダイとて彼らの声が聞こえなかったわけではない。
 生まれながらの冒険家にしてピラミッドキングを名乗る彼の聴力は、ピクシーにこそ劣るにせよ、並の人間よりははるかに優れている。

ジンダイ「そうはさせるか!レジの店員、>>287(ポケモンの技。新技も可)だ!」
 ▼ 286 メパト@はいぶくろ 15/04/19 19:44:29 ID:.VqHK.ZY [1/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
圧し掛かりつつ握りつぶす(これで一つ)
 ▼ 287 ルキングラー◆rKYGln6vMg 15/04/19 19:45:32 ID:CoobIcsU [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
こらえる
 ▼ 288 ズモー@いかずちプレート 15/04/19 19:59:11 ID:5RlHDCJA [4/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
ジンダイ「そうはさせるか!レジの店員、こらえるんだ!」

 知っての通り、他人のポケモンはモンスターボールに入れられない。
 そこでしたっぱ達はジンダイのレジの店員に縄を結びつけ、自分達のポケモンと一緒に引っ張っていこうとしたのだが
 レジの店員はその両足で地面をがっしり掴んでこらえているので微動だにしない。

したっぱA「おっかしいなー、レジの店員の体重ってそんなに重くないはずだろ?」

したっぱB「え?なんでそんなことが分かるんだ?」

したっぱA「前にコンビニ行った時、レジの店員に足踏まれたけどそんなに痛くなかったし…」

したっぱB「それ、レジの店員じゃなくてゾロアークが化けてたんじゃないのか?」

 したっぱ達は雑談して気を紛らわせながら引っ張っているが、その体に蓄積された疲労まではごまかせない。
 とうとう二人とも疲れ果ててしまい、レジの店員を諦めて洞窟から出て行った。

ジンダイ「これにて一件落着だな。君のおかげだよ!」

たつじん「(わし、何にもしてないんじゃが…)」
 ▼ 289 ガボスゴドラ@2ごうしつのカギ 15/04/19 20:22:50 ID:5RlHDCJA [5/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
 ジンダイは精一杯こらえた自分のレジの店員にねぎらいの言葉をかけ、静かに呟いた。

ジンダイ「平和的に解決できてよかった。悪の組織のポケモンとはいえ、バトルで傷つけるのは心苦しいからな」

 ポケモンバトルがしたかったたつじんとしては、少し物足りない結果に終わってしまった今回の事件。
 だが、ジンダイとしては相手のポケモンを攻撃せずにマダオ団を追い払えたのは大きなしゅうかくだったようだ。

ジンダイ「私も若い頃はいのちがけの冒険をして、ポケモンもそれに付き合わせてしまった」

 ある日、若きジンダイの無謀な行動がもとでポケモンに大怪我を負わせてしまった。
 その後ピラミッドキングとして君臨すると、連日挑戦者とのバトルで忙しくポケモンのことを省みる暇もなかった。

ジンダイ「だがフロンティアブレーンを引退した今、こうして世界中を旅してみると違った見方に気付かされるものだな」

ジンダイ「平和と安全が一番、だということを」

 たつじんの予想に反して、いつの間にかバトルフロンティアから引退していたジンダイ。
 だが、その堂々たる風格を見れば、今でも現役であると言われても何ら不自然ではない。

たつじん「(いい話のようじゃが、何か大切なことを忘れているような気がするのう)」
 ▼ 290 ガミュウツーX@ザロクのみ 15/04/19 20:36:04 ID:5RlHDCJA [6/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
 その時、たつじんの脳裏にドわすれしていた何かが蘇ってきた。

たつじん「そうじゃ!わしは『でかいほのおのいし』を探しているんじゃった」

 「でかいほのおのいし」という単語を聞いたジンダイの表情が曇る。
 だが、やっとの思いでヒヨクシティから戻ってきたたつじんとしても、ここで諦めるわけにはいかない。

ジンダイ「でかいほのおのいし?」

たつじん「石の産地で有名なこのかがやきのどうくつに来れば、見つかるかと思ったんじゃが…」

ジンダイ「そんなものを使って何をする気だ?」

たつじん「わしのキュウコンをレジェンドフォルムにフォルムチェンジさせて、それからメガシンカさせたいんじゃ」

 ジンダイが顔をしかめていたのは、真選組が各地の石を掘り起こして密売しているというニュースを思い出していたから。
 だが、たつじんの声から伝わる真摯な思いはジンダイの疑いをきりばらいし、彼の気持ちを強く動かした。

ジンダイ「悪いが、でかいほのおのいしとやらの所在はよく分からない」

たつじん「そうかい…」

ジンダイ「だが、キュウコンのメガストーンならひとつあげよう。これも何かの縁だろうしな」

たつじん「おお、ありがたい!」

ジンダイ「ヒトツキに一個、レジの店員の背中から取れるのだ。沢山あっても使わないので、是非活用して欲しい」

 たつじんは新種のメガストーン、キュウコナイトを大切にしまって、かがやきのどうくつを後にした。
 ▼ 291 メモース@ぐんぐんこやし 15/04/19 21:22:50 ID:5RlHDCJA [7/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
【たつじんのレポート】
 コルニとのジム戦後、マスタータワーへ呼ばれたたつじんはメガリングではなくメガ[心臓ペースメーカー]を手渡される。
 手術不要の、簡単貼るだけタイプ。これがあればメガシンカを扱えるようになるのだ。

 次なるヒヨクシティジムに意気揚々と挑んだたつじんだったが、フクジのメガメガニウムに負けてしまった。
 たつじんが妻(マダム)に相談すると「メガ[キュウコン レジェンドフォルム]が強いらしい」とアドバイスを貰った。
 キュウコンがフォルムチェンジするための[でかいほのおのいし]とメガストーンを求め、たつじんは石に関係ある場所を探すことに。

 彼が目指したのは、コウジンタウンの東にあるかがやきのどうくつ。
 そこで[ジンダイ]と出会い、新種のレジ系・レジ[の店員]を狙う[マダオ]団と一触即発。
 謎多きマダオ団の目的は[真選組の壊滅]ではないかと言われており、その資金集めのためにレジの店員を狙っているのだという。
 マダオ団のしたっぱからレジの店員を守るため、ジンダイと組んでダブルバトル。
 ケロマツを鍛えようと意気込むたつじんの横で、ジンダイはレジ[の店員](フォルム違い)を繰り出した。
 したっぱ達はジンダイが持っているレジの店員にロックオンし、奪おうとした。
 しかしその瞬間レジの店員が[こらえる]を使ったため、縄で引っ張って連れて行くことはできず
 疲れ果てたしたっぱは戦わずに逃げていった。

 何もしないままバトルが終わってしまって物足りないたつじんだったが、ジンダイは「相手のポケモンを傷つけなくてよかった」と満足。
 ジンダイからキュウコンのメガストーン・キュウコナイトを受け取ったが、フォルムチェンジに必要なでかいほのおのいしの在処は不明なまま。
 フクジに勝つため、でかいほのおのいしを探して旅を続けるたつじんなのであった。
 ▼ 292 者に憧れる人 15/04/19 21:27:47 ID:rB97COc6 NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援!!!!(((o(*゚▽゚*)o)))頑張ってください!!!!
 ▼ 293 ガヤドラン@うしおのおこう 15/04/19 21:30:58 ID:RYrxkjgo NGネーム登録 NGID登録 報告
支援!
たつじんと真選組の対決にも期待します!
できれば真選組は銀魂と同じく近藤勲・土方十四郎・沖田総悟を出してほしいです!
 ▼ 294 ガピジョット@タウンマップ 15/04/19 22:03:13 ID:.VqHK.ZY [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
支援age
 ▼ 295 キメノコ@みどりのプレート 15/04/19 22:13:43 ID:5RlHDCJA [8/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
 でかいほのおのいしの手がかりを求めて、たつじんはコウジンタウンに戻って聞きこみを続けた。
 すると、ほどなくしてその耳に奇妙な噂が飛び込んできた。

たつじん「セキタイタウンの周辺で、真選組が怪しげな活動をしていた…じゃと?」

 セキタイタウンといえば、このコウジンタウンのはるか北にある町。
 小規模な町だが、大きな岩が立ち並ぶ不思議な場所として知られている。

たつじん「ふむ。真選組は石を狙っている、というようなことをジンダイが言っていたし、ちょっと行ってみるかのう」

 コウジンタウンは少し前にコルニと出会い、三輪車レースに誘われた場所なのだが
 今となってはそれも遠い昔のことのように思い出される。
 たつじんは三輪車の沖田総悟ボタンを唸らせながら、海岸沿いの道を北上してコウジンタウンを目指した。

たつじん「…ふむ、噂通り妙な集団がいるようじゃな」

 セキタイタウン入り口にある大きな石柱の影から伺うと、黒い服を着た謎の集団がたむろしていた。
 この近辺から掘り起こされたと思われる石を山積みにし、何やら大掛かりな作業中のようだ。
 その中に一人だけ、どこかで見覚えのある顔が紛れ込んでいたのをたつじんは見逃さなかった。

たつじん「あの顔は…>>297(ポケモンシリーズの強敵トレーナー)のようじゃな」
 ▼ 296 ビット@ナゾのみ 15/04/19 22:21:15 ID:.VqHK.ZY [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
ハンサム
 ▼ 297 マンタ@みどりのかけら 15/04/19 22:21:19 ID:oAJBoZdg NGネーム登録 NGID登録 報告
ワルダック
 ▼ 298 ルバット@ユキノオナイト 15/04/19 22:31:12 ID:f7mHpiS2 NGネーム登録 NGID登録 m 報告
シューなんとか
 ▼ 299 レシー@あおいビードロ 15/04/20 23:52:21 ID:dYJ6JUpk NGネーム登録 NGID登録 報告
あげ
 ▼ 300 イオーガ@エネコのしっぽ 15/04/21 12:30:43 ID:.EsZNOAE NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援
 ▼ 301 ンバット@こだわりハチマキ 15/04/22 19:47:00 ID:PhNPCB.Q [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「あの顔は…ワルダックのようじゃな」

 たつじんの脳裏に、ポケモンコロシアムというゲームで遊んだ記憶が蘇ってきた。
 難易度の高いあのゲームの中でも屈指の強さを誇るワルダックと戦った思い出は、ある意味一種のトラウマに近い。

たつじん「ホウエンのセンリといい、ケッキングにはトラウマしかないわい…」

 ワルダックはたつじんの姿に気付く様子もなく、真選組のしたっぱ達と会話を交わしているようだ。

したっぱ「ワルダックさん、お疲れ様です!」

ワルダック「うむ、ご苦労。これだけ採掘できれば十分だろう」

 話を聞くと、どうやらセキタイタウンの地下で石を採掘していたようだ。
 シンオウの化石掘りを思い出して思わず懐かしくなったたつじんだが、うっかり物音を立てて気付かれないように集中力を高めた。

したっぱ「結局、でかいほのおのいしは見つかりませんでしたね」

ワルダック「仕方あるまい。そもそも情報源が大昔の古文書だから、信ぴょう性はお世辞にも高いとは言えない」

 したっぱは採掘に使われたと思われる機材を磨きながら、ワルダックに話し続けた。
 50年前には存在しなかった不思議な工具を、少しぶきような手つきで拭いている彼はきっとがんばりやな性格だろう。

したっぱ「それにしても便利な時代になりましたね」

ワルダック「む、唐突に何だ?」

したっぱ「まさか沖田総悟ボタンと>>302ボタンだけで石の採掘ができるようになるなんて…」
 ▼ 302 ックラー@1ごうしつのカギ 15/04/22 20:03:48 ID:zytk9u5k NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ワイシャツの
 ▼ 303 シボン@せいれいプレート 15/04/22 21:40:28 ID:q8ySkmAs NGネーム登録 NGID登録 報告
支援age
 ▼ 304 ガニウム@パワーレンズ 15/04/22 21:54:14 ID:PhNPCB.Q [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
したっぱ「まさか沖田総悟ボタンとワイシャツのボタンだけで石の採掘ができるようになるなんて…」

 ワイシャツのボタン?と、たつじんは疑問に思いながら自分の服を見つめた。
 だが、残念ながらセーターなので「ワイシャツのボタン」らしきものは付いていない。
 そんなたつじんをよそに、ワルダックとしたっぱは相変わらずおしゃべりに夢中。

ワルダック「このシステムを考えた沖田総悟はまさに天才だな。数年前に真選組を引退してしまったのが惜しまれる」

したっぱ「沖田総悟さんって、沖田総悟ボタンを開発した人ですよね?」

 よく知っているな、とワルダックは笑った。
 ポケモンコロシアム時代の彼なら絶対に見せないような、屈託のない笑顔だ。

したっぱ「あの人のアイデアは突飛ですね」

ワルダック「ああ、まさかワイシャツのボタンをYボタンの下に隠すとはな」

たつじん「(Yボタンの下、じゃと!?)」

 それを聞いたたつじんはニンテンドーバーチャルPSPキューブのYボタンに注目し、するどいめを光らせた。
 今までプレイしていた時は気付かなかったが、よく見てみるとABXYボタンの辺りに妙なくぼみがある。
 爪を立てて蓋を開けてみると、そこには確かにワイシャツのボタンがあった。

たつじん「(そうか、これがワイシャツのボタンか…)」

 4つ穴のあいた小さな白いボタンを、たつじんはしばらく恍惚の表情で見つめていたのだが…

たつじん「…しまった!あまりにメロメロになっていたので、真選組のしたっぱとワルダックがどこに行ったのか見逃してしまった!」
 ▼ 305 デッポウ@タブンネナイト 15/04/22 22:09:46 ID:PhNPCB.Q [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
 たつじんはセキタイタウンをくまなく探してみたのだが、時既に遅し。
 ワルダックどころか、真選組のヒトカゲひとつ見当たらなかった。

たつじん「…おや?」

 ポケモンセンターの影に何かが落ちているのを、たつじんは見逃さなかった。
 近づいて見てみると、それは真選組が忘れていったと思われるたんけんセット一式。

たつじん「そうか、これを使って地下に潜れということじゃな!」

 通常人のものをとったらどろぼうだが、ポケモンシリーズでは悪の組織が落としていったものを拝借するという展開はよくあることだ。
 たつじんはワルビアル様子もなくたんけんセットを使って地下に潜り、でかいほのおのいしを探すことにした。

………

たつじん「…駄目じゃ、全然見つからん」

 小一時間探し続けたが、でかいほのおのいしらしきものは全く見つかる気配がない。
 最初こそダイパの地下通路を思い出して楽しく採掘していたたつじんだったが、徐々に疲れが見え始めてきた。

たつじん「左手で沖田総悟ボタン、右手でワイシャツのボタンを操作するこの体勢がとにかく疲れるんじゃ」

 手首が腱鞘炎になりかけた頃、壁に開いた大きな穴がたつじんの視界に飛び込んできた。
 どうやら、誰かの秘密基地のようだ。

たつじん「中に誰かいるかもしれんな。でかいほのおのいしのこと、聞いてみるとするかのう」

 ごめんください、とひと声かけてたつじんが基地に入ると、そこにいたのは>>307(ポケモンシリーズの強敵トレーナー)。
 ▼ 306 ネズミ@リーフのいし 15/04/22 22:25:06 ID:Ir.2rxY6 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ksk
 ▼ 307 リーザー@ウタンのみ 15/04/22 22:25:28 ID:Ir.2rxY6 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
アクロマ
 ▼ 308 クロッグ@サンのみ 15/04/23 06:53:31 ID:rvTl4fDs NGネーム登録 NGID登録 報告
トウガン
 ▼ 309 ドラ@パワーアンクル 15/04/24 21:25:50 ID:IM5cuRTU [1/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
 ごめんください、とひと声かけてたつじんが基地に入ると、そこにいたのはアクロマ。
 服装は最後に見た時と少し違うようだが、頭を取り囲むようにくるりと巻いた髪は50年経とうとも健在だ。

たつじん「(髪型が変わっていたら気付かなかったかもしれない…というのは内緒じゃぞ)」

 アクロマは基地に入ってきた客人に気付き、本を読む手を止める。
 その本を基地の中にところ狭しと並べられた本棚のひとつに片付けて、こちらへ歩み寄ってきた。

アクロマ「ようこそ。大したおもてなしはできませんが、ハタならセルフサービスなのでご自由にどうぞ」

 ハタを勧められたたつじんだったが、あいにく今は探しものの途中。
 でかいほのおのいしが最優先事項なのだ。

たつじん「突然で悪いが、でかいほのおのいしというものを知らんかのう?」

 アクロマは腕を組み、どこか意味ありげな眼差しで本棚の一角を見つめた。
 どうやら彼は何か知っているようじゃな…と、たつじんの長年の勘がうずく。

アクロマ「でかいほのおのいしといえば、少し前にも同じことを尋ねてきた人がいました」

 アクロマの話を聞くと、何時間か前にワルダックと真選組の数人のしたっぱもここに来たらしい。
 でかいほのおのいしについてしつこく聞かれたが、アクロマは何も答えなかったそうだ。

アクロマ「なぜって、あれを持って行かれたら研究が捗りませんからね」
 ▼ 310 ァイアロー@ずがいのカセキ 15/04/24 21:56:45 ID:IM5cuRTU [2/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「(あれを持って行かれたら、じゃと?)」

 一通り愚痴をはきだして疲れ果てたアクロマは完全に油断していた。
 彼が呟いたかすかな言葉をたつじんたる男が逃すはずもなく、老眼鏡とすっかり仲良しになった目をマジカルシャインのように光らせながら反撃を開始した。

たつじん「…ということは、あんたはでかいほのおのいしの在処を知っているんじゃな?」

アクロマ「(しまった!)」

 アクロマは慌てて口を押さえたが、後の祭り。
 どんなにしんちょうでれいせいな人でもうっかりやになる瞬間があるものだ。

アクロマ「い、いや!私が知っているあれはでかいほのおのいしではなく全く別の、いや、似たような鉱石かも…」

たつじん「……」

アクロマ「そっ、そもそも大きすぎて鞄には入りませんよ。重さもグラードンと同じかあるいはそれ以上…いや、流石にそんなには…」

たつじん「……」

 がむしゃらにじたばたすればするほど、墓穴は深くなっていく一方だ。
 とうとうアクロマは観念して、でかいほのおのいしの在処を知っていると認めた。
 ▼ 311 リル@シルクのスカーフ 15/04/24 22:02:33 ID:Ntvj7BZg NGネーム登録 NGID登録 報告
支援age
 ▼ 312 ルミーゼ@アゴのカセキ 15/04/24 22:15:22 ID:IM5cuRTU [3/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
 だが、アクロマもまだ諦めてはいない。
 でかいほのおのいしの所在を知っているとは認めても、それがどこにあるのかだけは絶対に教えようとしなかった。

アクロマ「あれは貴重な研究材料。あなたにお譲りすることはできません!」

たつじん「じゃが、わしとてキュウコンをフォルムチェンジさせるのに必要なのじゃ!」

 それを聞いたアクロマの顔色はがらりとへんしょくし、今度はにこやかな表情になった。

アクロマ「それでしたら構いませんよ。触れるだけで姿が変わるので、何度でも触れて下さい」

 ただし石に指紋がついたら拭き取ってくださいね、とアクロマは付け加えた。

………

 アクロマの秘密基地を出て東へ進み、突き当たりの角を曲がったあたりにその巨石はどっしりと佇んでいた。
 でかいほのおのいしの美しさに溜息をつくたつじんの横で、彼のキュウコンはよわきな顔をしている。
 これから自分の姿が変わってしまうというのだから、不安になるのも仕方はない。

たつじん「さあ、フォルムチェンジするぞ!」

 たつじんが石に触れた途端、キュウコンの金色の毛がまばゆく輝き始める。
 次の瞬間たつじんが見たものは、晴れてレジェンドフォルムになったキュウコンの姿。
 だが、その第一印象は少し奇妙なものだった。

たつじん「何だか>>314(ポケモン以外のアニメ・ゲーム・漫画)に出てきそうなデザインじゃな」
 ▼ 313 ラエッテ@ハートのウロコ 15/04/24 22:22:12 ID:cTYxLXUM [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ksk
 ▼ 314 ガイアス@かわらずのいし 15/04/24 22:22:32 ID:cTYxLXUM [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
アイドルマスター
 ▼ 315 ンプラー@おまもりこばん 15/04/24 22:23:16 ID:hWP2XD9o NGネーム登録 NGID登録 報告
>>314
連投すんなks
再安価おねがいします
 ▼ 316 ロマツ@あかいいと 15/04/24 22:52:04 ID:2pDIvdDM NGネーム登録 NGID登録 報告
ヱヴァンゲリヲン
 ▼ 317 ットロトム@フォーカスレンズ 15/04/24 23:09:01 ID:IM5cuRTU [4/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
(まあまあ。意見が分かれる所だとは思いますが、ここでは過度の連投や荒らしコメントでなければ基本的に安価を採用していくつもりです)


たつじん「何だかアイドルマスターに出てきそうなデザインじゃな」

 ヘソ出しのキャミソールにミニスカート、そして9本の大きなポニーテール。
 フォルムチェンジの力ですっかり美少女化してしまったキュウコンを見て、たつじんは複雑な気分になった。
 可愛いといえば可愛いのだが、「これがキュウコンです」と言われると違和感を禁じ得ない。
 かといってキュウコンらしさが全くないわけでもない、絶妙なさじ加減。
 かつては二次創作に厳しかった公式がキュウコンの美少女化に踏み切ったというのだから、ある意味レジェンドだ。

たつじん「わしのキュウコンは♀だから美少女化したようじゃが、もし♂だったらジュ【ピー】ターみたいな感じになるのかのう?」

 いずれにしても、これでメガキュウコン レジェンドフォルムをゲットするという目的は達成できた。
 たつじんは三輪車の後部座席にレジェンドフォルムの美少女キュウコンを座らせ、ヒヨクシティジムを目指すのであった。

たつじん「待っておれ、フクジよ。今度こそわしが勝つ!」
 ▼ 318 リジオン@アクアカセット 15/04/24 23:33:30 ID:IM5cuRTU [5/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
 三輪車をしんそくで操作し、たつじんはヒヨクシティに戻ってきた。
 大樹を利用したジムの前に立って大きく息を吸い、今まさにジムリーダーであるフクジへのリベンジを果たそうとしていた。

フクジ「おお、よく来なすった。勝負なら何度でも受けて立とう」

 フクジはおだやかな表情のまま、前回同様メガニウムを繰り出してメガシンカさせた。
 メガメガニウムの恐ろしさを知っているたつじんは、ニンテンドーバーチャルPSPキューブのタッチペンを握る手が汗ばんでいくのを感じていた。
 ボタンをしんちょうに操作して、レジェンドフォルムのキュウコンをボールから出す。
 もちろん、持ち物はジンダイに貰ったメガストーン。

たつじん「行くぞ、キュウコン。メガシンカだ!」

 キュウコンのキュウコナイトと たつじんのメガ心臓ペースメーカーが 反応した!

フクジ「い、いかん!これはまずいかもしれんぞ…」

 メガキュウコン レジェンドフォルムの強さを知っているのか、フクジの顔に焦りが見え始めた。
 状況が有利になったことを確信して密かににやりと笑うたつじんだったが、次の瞬間…

たつじん「なっ、何じゃこりゃ!?」

 たつじんが声を上げるのも無理はない。
 レジェンドフォルムの美少女キュウコンがメガシンカすると、とんでもない姿になってしまうのだから。

たつじん「何ということじゃ、まさか>>320みたいな姿になってしまうとは…!」
 ▼ 319 バメ@しあわせタマゴ 15/04/25 00:10:39 ID:CX5Fdzcc [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
スマホ
 ▼ 320 ョロボン@タンガのみ 15/04/25 00:12:07 ID:CX5Fdzcc [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ポケットモンスター赤のカセット
 ▼ 321 チミル@するどいツメ 15/04/25 00:16:30 ID:EPawkzg. NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ライコウ
 ▼ 322 ドラ@タンガのみ 15/04/25 08:49:47 ID:.w.Taxu. [1/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
支援age
 ▼ 323 ガハッサム@みどりのプレート 15/04/25 17:29:51 ID:.w.Taxu. [2/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 324 レッフィ@めざめいし 15/04/25 17:40:36 ID:Bd.qI91w [1/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「何ということじゃ、まさかポケットモンスター赤のカセットみたいな姿になってしまうとは…!」

 まさか美少女が四角いカセットになってしまうとは誰が想像できただろうか。
 防御力がぐぐーんと上がって心強いのだが、その姿の変化に幻滅してメガシンカから遠ざかる者も少なくない。
 だが、たつじんが考えていたのは全く別のことだった。

たつじん「ポケモン赤か…懐かしいのう」

………

 あれは50年、いや70年ほど前のことだろうか。
 まだたんパンこぞうだったたつじんは待ちに待った誕生日を迎え、欲しかったポケモン赤をやっと手に入れたのだ。

たつじん「あの頃すっごく流行っていたから買いに走った、初代ポケモン…」

 当時、彼の周りではポケモン赤を持っている者が圧倒的に多かった。
 炎を吐いて空を舞うというリザードンのかっこよさが、少年達の心を鷲掴みにしたのだろう。
 その一方で、緑バージョンを持っている者は彼の友人の中で一人しかいなかった。

たつじん「そんな時、わしはキュウコンの存在を知った」

 若き日のたつじんは雑誌でキュウコンを見て、その美しさに一目惚れ。
 知っている人も多いだろうと思うが、キュウコンおよびロコンは緑バージョンにしか登場しない。
 今のようにGTSで離れた地域の人と交換することもできない時代だった。

たつじん「そこで、わしは友人にロコンを交換して欲しいと頼み込んだのじゃったな」
 ▼ 325 ックル@こおりなおし 15/04/25 17:55:39 ID:Bd.qI91w [2/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
友人「ポケモンを交換して欲しい?」

たつじん「うん、ロコンがどうしても欲しくって」

友人「あれ?たっちゃんが持ってるのも緑バージョンじゃなかったっけ?」

たつじん「ううん、赤だよ」

 それから、たつじんは友人と交渉を始めた。
 だが、唯一緑バージョンを持つ友人にとって赤バージョンのポケモンはさして珍しくないので、なかなか交換は成立しない。

たつじん「それじゃ、俺のガーディと交換でどう?」

友人「あ、ガーディならさとし君に貰ったから持ってる」

たつじん「なら、アーボは?」

友人「ゴメン、たけし君に貰ったから持ってる」

たつじん「ナゾノクサは?マンキーは?ストライクは?エレブーは?」

友人「悪いけど、全部持ってるんだ」

 そこでたつじんは苦肉の策を講じた。
 あろうことか、マスターボールで捕まえたばかりの伝説ポケモンを差し出したのだ。

友人「えっ、フリーザーくれるの?たっちゃん本気?」

たつじん「…うん、いいよ!」
 ▼ 326 ビルドン@たいりょくのハネ 15/04/25 18:08:23 ID:Bd.qI91w [3/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
 どういう運命か、それからヒトツキも経たないうちにその緑バージョンの友人はフリーザーと一緒に転校してしまった。
 他の友達からは「たっちゃん騙されたんじゃないの?」とからかわれもしたが、幼きたつじんは不思議と後悔はしていなかった。
 彼にとっては、誰が何と言おうとキュウコンこそレジェンド(伝説ポケモン)と等しい価値を持っていたのだから。

………

フクジ「うむ、深い思い出じゃな。感動したわい」

 律儀にも、バトルを中断して思い出話を聞いてくれていたフクジ。
 彼にとっても、たつじんの話は何かしら思い出深いものがあったのかもしれない。

フクジ「だが、わしも初代からのポケモンファン。バトルとなれば話は別じゃ!」

 フクジはおだやかだった眼光を鋭く光らせ、メガメガニウムに指示を送る。

フクジ「メガメガニウム、メガメガドレインじゃ!」

 だが、今度はたつじんも負けてはいない。
 ポケモン赤のカセットのようになって守備力が大幅に強化されたメガキュウコン レジェンドフォルムは
 メガメガニウムの一撃を余裕で耐え、反撃に出た。

たつじん「今度はこっちの番。キュウコン、>>328(ポケモンの技。新技も可)じゃ!」
 ▼ 327 ーゴート@ユキノオナイト 15/04/25 18:14:24 ID:iXcqkCM. [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ksk
 ▼ 328 オスバメ@ねむけざまし 15/04/25 18:15:07 ID:iXcqkCM. [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
擬人化
 ▼ 329 Rock-N◆52JCzKSWmo 15/04/25 18:15:17 ID:FJzRv/E2 NGネーム登録 NGID登録 m 報告
バーニング マンダラー
 ▼ 330 ビビール@オーキドのてがみ 15/04/25 18:33:44 ID:Bd.qI91w [4/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「今度はこっちの番。キュウコン、擬人化じゃ!」

 擬人化、それはポケモン界において古よりしばしば行われてきた儀式。
 その最大の特徴は、たとえ見た目がイマイチなポケモンでも擬人化してしまえば美少女やイケメンになれるということだ。
 一方で、擬人化をするとポケモンらしさが失われて興ざめだという意見もあり、現在でもその賛否が論じられている。

たつじん「(なお2065年現在『イケメン』は死語になっておる。『リア充』をだいばくはつさせまくっていた時期が懐かしいのう)」

 当然、ポケモン赤のカセットにしか見えないメガキュウコン レジェンドフォルムも例外ではない。
 再び美少女として返り咲き、その魅力でメガメガニウムに恋の病をもたらした。

たつじん「場に出るだけで常にメロメロ状態、かつ恋煩いでHPが徐々に減っていく。これがメガキュウコン レジェンドフォルムの実力じゃ!」

フクジ「つ、強すぎる…」

 メガニウムと擬人化キュウコンではタマゴグループが明らかに違うのだが、なぜメロメロになるのかは未だに謎だ。
 ポケモン世界にはまだまだアンノーン(未知なる物事)が多く、それ故にこの半世紀あまりの間
 各地方の博士の研究テーマが枯渇せずに済んだともいえる。

フクジ「やられた、完敗じゃ…」
 ▼ 331 ルビート@ライトストーン 15/04/25 20:19:16 ID:Bd.qI91w [5/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
フクジ「さて、約束通りプラントバッジを渡そう」

 フクジはたつじんに歩み寄り、その手に何か緑色のものを握らせた。
 だが、たつじんが知っているしずく型のプラントバッジとは形状が異なるようだ。

たつじん「最近のプラントバッジは随分かくばっているんじゃな」

フクジ「…いかん!バッジと間違えてポケモン緑のカセットを出してしもうたわい!」

 ルンパッパの川流れということわざ通り、長年ジムリーダーを務めているフクジでも間違えることはある。
 慌ててたつじんの手からカセットを取り戻し、代わりにプラントバッジを置いた。

たつじん「なあに、気にするでない。わしもつい最近財布と間違えて3DSを出したことがあっての…」

フクジ「3DSか…わしが本格的に活動し始めたのもその世代からじゃったな」

 今となっては何もかも懐かしいのう、と二人の老人は顔を見合わせて笑った。
 ▼ 332 ーディ@はっきんだま 15/04/25 20:21:40 ID:Bd.qI91w [6/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
フクジ「さて、次のジムを目指すならばミアレシティへ行ってみるといいぞ」

 フクジが言うことには、ミアレのジムリーダーは電気タイプの使い手にしてカロス有数の若き発明家。
 近頃の若者には珍しく、半世紀以上前のレトロゲームにもそれなりに詳しいそうだ。
 初代ポケモンの電池交換やゲームボーイの修理もお手の物で、度々お世話になっているらしい。

たつじん「では、これから砂漠を南下してミアレに行ってみるとするかのう」

 たつじんはにこやかに手を振り、樹上のフクジに別れを告げた。
 フクジも手を振り返してそれに応え、たつじんの後ろ姿がちいさくなっていくのをずっと見つめていた。
 やがて完全に見えなくなるとフクジは懐から色褪せたゲームボーイを取り出し、先程バッジと間違えて渡しかけたカセットを差し込み
 電源を入れて愛おしそうに眺め始めた。

フクジ「あのフリーザー、今でも大切にしておるぞ」
 ▼ 333 ンダー@ネットボール 15/04/25 20:40:01 ID:Bd.qI91w [7/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
【たつじんのレポート】

 キュウコンのメガストーンを手に入れたたつじんは、フォルムチェンジのためのでかいほのおのいしを探し求めていた。
 石の密売で有名な真選組がいるという噂を聞いてセキタイタウンにやってくると、そこには黒い服のしたっぱ達と[ワルダック]がいた。
 彼らの会話を聞くに、最近は沖田総悟ボタンと[ワイシャツの]ボタンだけで採掘ができるようになったらしい。
 ニンテンドーバーチャルPSPキューブのYボタンの下に「ワイシャツのボタン」があるのを見つけ、真選組が忘れていったたんけんセットを使って地下へ。

 セキタイタウンの地下でたつじんも採掘してみたが、掘っても掘ってもでかいほのおのいしは見つからない。
 疲れ果てたたつじんは探すのを中断し、[アクロマ]の秘密基地におじゃまして石のことを聞いてみた。
 すると、アクロマはでかいほのおのいしを貴重な研究材料としていることが分かった。
 「フォルムチェンジのために触れるだけなら構わない」と許可をもらい、たつじんは晴れてキュウコンをレジェンドフォルムにすることに。
 キュウコンは[アイドルマスター]に出てきそうな美少女になってしまった。

 これでメガキュウコン レジェンドフォルムになるための条件は揃った。
 再びフクジのメガメガニウムに勝負を挑むたつじんだったが、レジェンドフォルムの美少女キュウコンがメガシンカすると
 [ポケットモンスター赤のカセット]みたいになってしまうことは流石に想定外だった。
 だが、そこから新技[擬人化]を使い、再び美少女と化したキュウコンはメガメガニウムを魅了し、倒してしまった。
 誤ってポケモン緑のカセットを渡されるというトラブルもあったが、これでようやくプラントバッジをゲット。
 次のジムを目指し、ミアレシティに向かうたつじんなのであった。

【まとめ】
・キュウコン+でかいほのおのいし=レジェンドフォルム(アイマスに出てきそうな美少女)
・キュウコン レジェンドフォルム+キュウコナイト(メガストーン)=メガキュウコン レジェンドフォルム(ポケモン赤のカセット)
・メガキュウコン レジェンドフォルム+擬人化(新技)=再び美少女になる
 ▼ 334 ワライド@ながながこやし 15/04/25 21:50:41 ID:DmV/AZbE NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 335 ガゲンガー@リニアパス 15/04/25 22:07:15 ID:.w.Taxu. [3/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 336 ラッキー@かなめいし 15/04/25 22:15:27 ID:Bd.qI91w [8/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
アロマなおねえさん「…ふふ、すれちがい反応有り」

 時計のハリーセンは丑三つ時を指し、少年少女も老人も揃ってねむり状態。
 こんな時刻にピンクのニンテンドーバーチャルPSPキューブを握りしめ、たつじん宅の廊下をしのびあしで歩いているのは誰だろうか。

おねえさん「ママでもない、お姉ちゃんでもない、お兄ちゃんでもない」

おねえさん「お義兄さんでもない、甥っ子でも姪っ子でもない…」

 その正体は、実家に同居しているたつじんの次女だった。
 少しかわりものだと言われがちな彼女の性質は、メルヘンしょうじょ時代から変わっていない。

おねえさん「…どうやら他にも、ポケモンをやっている人がいるようね」

 たつじんの次女は父親の部屋の前で立ち止まり、息を殺して中の様子を伺った。
 ドアの小窓からわずかに光がもれており、部屋の主がふみんであることを証明している。


(登場人物が多くなってきたので、たつじんファミリーの家系図を置いておきます)
 ▼ 337 ガプテラ@ちりょくのハネ 15/04/25 22:17:56 ID:Bd.qI91w [9/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「…分からん!」

たつじん「何だこのクイズは、まるで意味が分からんぞ!」

 カロス発電所の事件を解決し、ミアレジムに入れるようになったたつじん。
 そこには50年前と同じく、クイズに正解すれば先に進める仕掛けが待ち受けていた。
 だが、出題されたクイズはことごとく意味不明でチンプンカンプン。
 殿堂入りへの進路を妨害されて、たつじんはオコリザルのように苛立っていた。

おねえさん「パパ、夜更かしし過ぎちゃ駄目よ」

たつじん「わっ!」

 そこへ次女がドアを開けて入ってきたのだから、たつじんは自分のニンテンドーバーチャルPSPキューブを思わず取り落としそうになった。

たつじん「…何だ、おどろかすでないぞ」

おねえさん「へえ、パパもゲームするのね。意外だわ」

 次女は興味津々でたつじんのゲーム機を覗き込み、うんうんと首を縦に振った。
 どうやら彼女は、クイズの意味を理解しているようだ。

たつじん「見ての通り、クイズが意味不明で先に進めんのじゃ。外国語かのう?」

おねえさん「あー、これは>>339語ね」
 ▼ 338 ワパレス@じゃくてんほけん 15/04/25 22:19:03 ID:otixATTs [1/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
ksk
 ▼ 339 ックル@てんかいのふえ 15/04/25 22:19:23 ID:.w.Taxu. [4/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
サンスクリット
 ▼ 340 ラーチ@あかいビードロ 15/04/25 22:19:24 ID:otixATTs [2/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
アホガール
 ▼ 341 ッシー@おおきなしんじゅ 15/04/25 22:25:24 ID:SP4z1B8k NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ほう
 ▼ 342 キノオー@こだいのどうか 15/04/25 22:40:21 ID:Bd.qI91w [10/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
おねえさん「あー、これはサンスクリット語ね」

 サンスクリット語とは、インドぞうやヨガのポーズの原産地あたりで使われている言語である。

おねえさん「アサナンの名前の由来もサンスクリット語だと言われているのよ」

たつじん「サンスクリット語か、難しそうじゃのう…」

 するとたつじんの次女は謎のポーズを決め、待ってましたとばかりにハイテンションに語り始めた。

おねえさん「ならば、野生のマチエールと称されるこの私がクイズを翻訳してあげましょう!」

 「野生のマチエール」というのは自称に過ぎないのだが、他に頼れそうな人もいない。
 検索エンジンのWoogle(ウォーグル)で調べようにも、物語のネタバレが怖い。
 そんなたつじんは、おとなしく次女に頼ることにした。

おねえさん「えーと、なになに…」

おねえさん「ピカチュウにかみなりのいしを使うとライチュウになりますが、>>344を持たせて通信交換すると何になるでしょう?」
 ▼ 343 ゲキッス@はねのカセキ 15/04/25 22:41:27 ID:otixATTs [3/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
ksk
 ▼ 344 ターミー@デボンのにもつ 15/04/25 22:41:31 ID:.w.Taxu. [5/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
ガブリアス()ナイト
 ▼ 345 ニノコ@とつげきチョッキ 15/04/25 22:41:47 ID:otixATTs [4/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
うしおのおこう
 ▼ 346 ヘッド@きれいなハネ 15/04/25 23:04:16 ID:Bd.qI91w [11/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
おねえさん「ピカチュウにかみなりのいしを使うとライチュウになりますが、ガブリアス()ナイトを持たせて通信交換すると何になるでしょう?」

おねえさん「…ね、簡単でしょ?」

たつじん「うーむ…」

 どこから突っ込んだらいいのか分からず、たつじんは頭を抱えた。

たつじん「まず、ガブリアスとナイトの間にある()は何かのう?」

おねえさん「ああ、これはちょっとしたネットスラングみたいなものでね…」

 ネットスラングなら昔からあったでしょ?と次女は話し続けた。
 50年前にはヌマクローやフライゴンがいじられていたのだが、今度はガブリアスがその立場に置かれるようになったのだという。

たつじん「(これが現代の「黒い任【ピー】堂」というものか…)」

 プラターヌ博士からは最弱ポケモンと呼ばれ、新技の号泣会見でもネタにされ、挙句メガストーン名には謎の()を入れられ…
 そう考えると、ガブリアスが気の毒になってきたたつじんなのであった。
 ▼ 347 トライク@しゅんぱつのハネ 15/04/25 23:06:14 ID:Bd.qI91w [12/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
おねえさん「さて、もう答えは分かったかしら?」

たつじん「…いや、わしはピカチュウの進化系なんてライチュウ以外知らんのじゃ」

おねえさん「それなら、今から実際に交換して試してみましょう」

 おねえさんは自分のニンテンドーバーチャルPSPキューブを開き、ピカチュウにガブリアス()ナイトを持たせて通信交換の準備をした。
 その横でたつじんは自分の画面をじっと見つめ、送られてきたピカチュウがどうなるのかを静かに見守った。

 おや?ピカチュウのようすが…

たつじん「…何と!」

 おめでとう!ピカチュウは>>348(新ポケモン)にしんかした!
 ▼ 348 ジュマル@トライパス 15/04/25 23:12:19 ID:otixATTs [5/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
ピカジェフ(ピカチュウ×ジェフザキラー)
 ▼ 349 ネネ@こうこうのしっぽ 15/04/26 10:04:34 ID:zmGAQVI6 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
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 ▼ 350 ザーX◆akVVZ7TkhA 15/04/26 10:05:18 ID:IgyIvReI NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 351 イゼル@トロピカルメール 15/04/26 17:47:52 ID:zmGAQVI6 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
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 ▼ 352 ママ@あなぬけのヒモ 15/04/27 17:40:43 ID:lS8qlK5s [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
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 ▼ 353 メラ@ひみつのコハク 15/04/27 17:42:02 ID:5EGpSQXc NGネーム登録 NGID登録 報告
このポケモンは全部で何匹いるんだろう
 ▼ 354 エンジシ@こだいのツボ 15/04/27 17:45:15 ID:lS8qlK5s [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>353
発売から20年で700匹以上
そっから50年となれば2000匹前後かな?
 ▼ 355 マワル@ボロのつりざお 15/04/27 18:46:52 ID:BihVmFC6 NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援
 ▼ 356 ッフロン@リュガのみ 15/04/28 10:38:49 ID:oZvMge2E [1/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
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 ▼ 357 グラージ@こおりのジュエル 15/04/28 10:44:36 ID:azGwHghg NGネーム登録 NGID登録 m 報告
50年もやってなかったら全然達人じゃなくね?
 ▼ 358 ラエナ@きちょうなホネ 15/04/28 19:01:34 ID:58ESkw/k [1/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
 おめでとう!ピカチュウはピカジェフにしんかした!

たつじん「ほう、ピカチュウがジェフザキラー風メイクをしたような姿じゃな」

 50年前にはBBSに度々出現して猛威を振るい、数多くのポケモントレーナーにあくむを見せていたジェフザキラーだが
 ピカチュウが同じようなメイクをしても全く怖くならないどころか、むしろ可愛い。
 それほどまでにピカチュウのデザインは偉大なのだ。

おねえさん「ねー、可愛いでしょ?」

たつじん「おきがえピカチュウの仲間みたいなもんかのう?」

おねえさん「うーん、似ているけどピカチュウとは別のポケモンよ」

 ピカチュウとの違いは何じゃ?と、たつじんはすかさず質問した。
 年齢的には「たつじん」でも、最近のポケモンに関する知識的にはまだまだ「ホープトレーナー」レベルなのだ。

おねえさん「まずタイプね。ピカチュウが電気タイプだけなのに対して、ピカジェフは電気・ゴーストタイプなのよ」

たつじん「ふむ、フォルムチェンジしていないロトムと同じじゃな」

おねえさん「それから『おどろかす』や『こわいかお』といった特別な技を覚えるわね」
 ▼ 359 ムリット@たんちき 15/04/28 19:17:21 ID:58ESkw/k [2/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
おねえさん「例えば、こわいかおで相手の素早さを下げてからエレキボールで攻める!という戦法が有名よ」

たつじん「ふむ、でんじはが効かない相手に有効そうじゃな」

 次女のジェフピカ談義をたつじんはしばらくのんきに聞いていたが、次第にあることが気になり始めた。
 通信進化の際ピカチュウに持たせた、メガストーンとの関連性である。

たつじん「ところで、進化にはガブリアスのメガストーンが必要じゃったな」

おねえさん「ええ、そうだけど…」

たつじん「ジェフピカにガブリアスらしい要素は無いのかい?」

 おねえさんは少し考えてから、ジェフピカとガブリアスの共通点についてヒートロトムよりも熱く語り始めた。

おねえさん「まず、水タイプの号泣会見が使えることよ」

たつじん「ふむ、3割の確率でガブリアスにへんしんするあの技じゃな」

おねえさん「それから>>361(ピカジェフのガブリアスらしいところ)もね」
 ▼ 360 ルロック@スピアナイト 15/04/28 19:19:35 ID:oDtd.3qE [1/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
ksk
 ▼ 361 ルキングラー◆rKYGln6vMg 15/04/28 19:19:43 ID:LDRKHGq2 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
特性浮遊でフェイントを習得できて卵グループ虫
 ▼ 362 イガニ@ディアンシナイト 15/04/28 19:19:57 ID:oDtd.3qE [2/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
シロナの切り札
 ▼ 363 ーダイル@めざめいし 15/04/28 19:20:23 ID:oDtd.3qE [3/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>361
まさかのフライゴン(笑)
 ▼ 364 イケンキ@うしおのおこう 15/04/28 19:21:30 ID:oZvMge2E [2/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>361
フリャww
 ▼ 365 ロアーク@するどいキバ 15/04/28 19:37:33 ID:58ESkw/k [3/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
おねえさん「それから特性浮遊でフェイントを習得できて卵グループ虫なところもね」

 たつじんは頭を悩ませた。
 彼の知っているガブリアスの特性はすながくれかさめはだであり、どう考えてもふゆうではなかったはずだ。
 フェイントという技も修得せず、まして卵グループは絶対に虫ではない。

たつじん「そ、それはガブリアスじゃなくて別のポケモンじゃ…?」

おねえさん「え?ガブリアスってそういうものでしょ?」

 おねえさんは自分のニンテンドーバーチャルPSPキューブを再び開き、ガブリアスの図鑑やステータスを見せた。
 そこにいたのは、見た目と名前こそガブリアスそのものだが、50年前のガブリアスとは何もかも違う生き物だった。

たつじん「わしが知っているガブリアスと違う…」

 次女がウソッキーでないことを確信してほっとする一方、ガブリアスが様変わりしたことに寂しさをおぼえたたつじんであった。

おねえさん「お兄ちゃんから聞いたんだけど、昔ガブリアスは強かったそうね」

たつじん「そうじゃ、確かに強かった」

おねえさん「でも、強すぎるあまりガブリアス以外のポケモンがほとんど活躍できなかった時期があって。青紫色の15世代と呼ばれているわ」

たつじん「そうじゃったのか…」

おねえさん「だから16世代からゲームバランスが調整されて、大幅に弱体化したそうよ」
 ▼ 366 リージオ@ラグラージナイト 15/04/28 19:53:47 ID:58ESkw/k [4/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
 それ以降ガブリアスは弱体化に弱体化を重ね、30世代頃には現在のような公式最弱ポジションにおさまってしまったのだという。

おねえさん「でも、最弱だと言われがちなガブリアスにも晴れ舞台はあるわ」

たつじん「ほっ、本当かい?」

おねえさん「シエンにフェイントを遺伝させる時よ」

たつじん「ああ、シエンの卵グループは見るからに虫じゃからな…」

 シエンというのは、ハクダンジムのイベントで登場したモスラにそっくりな虫ポケモンである。
 ごまだれを持たせると仲間を呼んで相手をふくろだたきにできるので、対戦ではそこそこ重宝されているようだ。

おねえさん「いずれにしても、電気タイプのピカジェフにとって特性ふゆうは心強い味方よ!」

たつじん「そうじゃな。どう見ても卵グループ虫には見えんが、クイズが解けたからあまり気にするまい」

 忘れるなかれ、ここはミアレシティジムの中なのだ。
 たつじんは1問目のクイズに「ピカジェフ」と答えて先へ進み、次のクイズに挑戦した。

おねえさん「さて、2問目の訳は…」

おねえさん「2065年現在、アニメポケモンの主人公>>368と一緒に旅をしている女の子は誰?」
 ▼ 367 ビゴン@ライブキャスター 15/04/28 19:56:30 ID:oDtd.3qE [4/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
ksk
 ▼ 368 ケッチャ@つららのプレート 15/04/28 19:56:44 ID:oZvMge2E [3/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ
 ▼ 369 ョロゾ@ピンクのバンダナ 15/04/28 19:56:55 ID:oDtd.3qE [5/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
ケータ
 ▼ 370 ランセル@こだわりメガネ 15/04/28 20:01:45 ID:Sdm/xtEQ NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 371 クティニ@フリーズカセット 15/04/28 20:54:18 ID:58ESkw/k [5/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
おねえさん「2065年現在、アニメポケモンの主人公サトシと一緒に旅をしている女の子は誰?」

たつじん「そんなこと聞かれても…」

 ゲーム同様、アニメに関するたつじんの記憶も2015年でストップしている。
 アニメのヒロインと言われても、カスミ・ハルカ・ヒカリ・アイリス・セレナの5人しか知らないのだ。

おねえさん「ほら、この子よ。見たことあるでしょ?」

 たつじんの次女はニンテンドーバーチャルPSPキューブをまた開いて、サトシとその女の子が並んでいる画像を見せた。
 歴代ヒロインにも劣らないほど可愛らしい少女だが、アニメからも半世紀間離れていたたつじんには
 それが誰なのか見当もつかない。

たつじん「サトシの顔つきや髪型も昔と少し違うような気がするのう。最近の流行りかい?」

おねえさん「あー、その件だけど…このサトシって実は2代目なのよね」

たつじん「何じゃと!?」

 聞いて驚くなかれ、現在のサトシは初代サトシの息子なのだ。
 ポケモンマスターになるという夢を果たせなかった父の遺志を継いで、各地を旅しているそうだ。

たつじん「一体、何がどうなっているんじゃ…?」

おねえさん「かみくだいて言うと、今のサトシってのは初代サトシと>>373の間にできた子供なのよ」
 ▼ 372 ラーチ@クイックボール 15/04/28 20:57:15 ID:oZvMge2E [4/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
リラ
 ▼ 373 イロス@ねばりのかぎづめ 15/04/28 20:57:18 ID:bQmrQoek NGネーム登録 NGID登録 報告
カスミ
 ▼ 374 ガエルレイド@イトケのみ 15/04/28 23:02:24 ID:58ESkw/k [6/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
おねえさん「かみくだいて言うと、今のサトシってのは初代サトシとカスミの間にできた子供なのよ」

たつじん「何じゃと!?」

 それは今から15年ほど前、2050年頃のことだった。
 アニメポケモン界に視聴率のフリーフォールが直撃し、ぜったいれいどよりも寒い氷河期が訪れた。
 今では考えられないことだが、当時はアニメの打ち切りさえ危惧されていたほどだ。

おねえさん「その時、アニメスタッフは初代ポケモンブーム世代に目をつけた」

 ほんの一瞬のとんぼがえりでもいい。
 彼らが一人でも多くポケモンに戻ってくれば、かつての栄光を取り戻せるかもしれない。
 そう考えたスタッフはアニメポケモンのお約束という名のからをやぶって、かたやぶりな行動に出た。

おねえさん「それが初代サトシと初代ヒロインであるカスミの結婚、そして2代目サトシの誕生だったの」

 この大革命によって、スタッフはマンネリ化していたアニメの流れを一新することに成功。
 だが、その一方でサトシと他のヒロインが結ばれると信じていたファンはいかりのボルテージを上げ、はじけるほのおよりも激しく批判した。
 匿名でいちゃもんをつけられるのはまだマシな方、酷いケースになると暴動が起きて逮捕者が出るほどであった。

たつじん「そんな事件あったかのう?」

おねえさん「ええ。当時私は小学生だったけれど、はっきり覚えているもの」

 だが、この事件がきっかけとなって世間は再びポケモンに注目。
 「アニメポケモンをやめないで」という声がここまで多く寄せられたのは、ポリゴンショック以来である。
 ▼ 375 ルタリス@むしのジュエル 15/04/28 23:22:17 ID:58ESkw/k [7/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「こうしてみると何だか炎上商法みたいじゃな」

おねえさん「結果的にはそうなってしまったし、実際に炎上商法だと非難する人も少なくない」

たつじん「そうかい…」

おねえさん「けれど、あの出来事がなければ今のポケモンはなかったかもしれないわね」

 たつじんの次女はくるりと背を向け、ピンクのニンテンドーバーチャルPSPキューブを机の上に置いた。

おねえさん「…さて、そろそろ本題に戻らなきゃね」

たつじん「おお、そういえばまだ答えが出てなかったのう!」

 すっかりドわすれしていたが、今はクイズのまっさいチュウ。
 問われているのは2065年現在、2代目となったサトシに同行しているヒロインの名前だ。

たつじん「何という名前じゃったかのう?」

おねえさん「仕方ないわね…>>377よ」
 ▼ 376 シコ@キズぐすり 15/04/28 23:23:53 ID:oZvMge2E [5/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
タチサレ
 ▼ 377 ルキングラー◆rKYGln6vMg 15/04/28 23:26:05 ID:LDRKHGq2 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
HVC検査カセット コントローラTEST
 ▼ 378 ニリュウ@ギャラドスナイト 15/04/28 23:26:34 ID:LTxooZMY NGネーム登録 NGID登録 m 報告
けつばん
 ▼ 379 タドガス@サイコソーダ 15/04/29 00:39:55 ID:DiW3LpBc NGネーム登録 NGID登録 報告
>>377 それ人間じゃない、えっと機械かな
 ▼ 380 ドクイン@ゴーゴーゴーグル 15/04/29 00:43:22 ID:xXY7NWjc [1/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
おねえさん「仕方ないわね…HVC検査カセット コントローラTESTよ」

たつじん「えいちぶいしーけんさ…何じゃ?」

おねえさん「HVC検査カセット コントローラTESTよ」

 信じがたい話だが、それこそが彼女の本名なのだ。
 寿限無寿限無…ほどではないが長いので、たいていは「ローラ」という愛称で呼ばれているらしい。

たつじん「何だか機械みたいな名前じゃな」

おねえさん「鋭いわね!彼女はロボットなのよ」

たつじん「何とッ!」

 どこからどう見ても人間にしか見えないが、ローラこそアニメポケモン初のロボットヒロインなのだ。
 これぞ、現代におけるかがくのちからのなせる技。
 寝ても覚めてもバトルしか頭に無く、身体能力も異様に高く、その上ポケモンの技も自らの肉体で受け止める…
 そんなサトシの旅に付いて行くなんて、そんじょそこらのヤワな人間には務まらないのだ。

おねえさん「これで2問目も突破ね!」

たつじん「うむ、負うた子に教えられてあさせのほらあなを渡るとはこのことじゃな」

 たつじんの一言で、野生のマチエールこと次女はすっかりじしんかじょう気味になっている。
 威勢よくガッツポーズを決めて次のフロアへと進み、サンスクリット語で書かれた問題文を読み始めた。

おねえさん「ふむふむ、えーと…」

おねえさん「2064年の映画『劇場版ポケモン レジの店員と>>381』の前売り券で入手できた幻のポケモンは?」
 ▼ 381 ラナクシ@フォーカスレンズ 15/04/29 00:44:45 ID:K5bnBb0g NGネーム登録 NGID登録 m 報告
万引き男
 ▼ 382 ッタ@カイスのみ 15/04/29 19:16:28 ID:uc1okDxI [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
支援age
 ▼ 383 りすがりマッスルウィザード 15/04/29 20:08:35 ID:O.a2tJ6Q NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援
 ▼ 384 ブキジカ@はがねのジュエル 15/04/29 21:17:25 ID:xXY7NWjc [2/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
おねえさん「2064年の映画『劇場版ポケモン レジの店員と万引き男』の前売り券で入手できた幻のポケモンは?」

 最近発見された新種のレジ系、レジの店員。
 そのポケモンが昨年の映画に登場したことは、既にジンダイから聞かされていた。
 だが、その映画のタイトルはたつじんの足りない想像力を遥かに凌駕するものだった。
 「ミュウツーの逆襲」や「ルギア爆誕」といった、派手でかっこいいネーミングに慣れ親しんできた彼としては
 「レジの店員と万引き男」というまじめなタイトルを少し物足りなく感じていた。

たつじん「ポケモン映画のタイトルも遂にネタ切れかのう?」

おねえさん「ネタ切れ?とんでもない!」

 これはとても素晴らしい映画で世界的に評価されたのよ、と次女は続けた。
 犯罪防止啓発という教育的な題材と、ポケモンがまさかのコラボ。
 万引きがなぜいけないのか、どのようにしてモロバレルのかを小学生にも分かりやすいようにかみくだいて説明し
 かがくのちから(防犯カメラ)の偉大さと恐ろしさを知らしめたのだ。

おねえさん「レジの店員の真剣な態度が犯人を改心させるシーンは感動したわ…」

たつじん「そうかい。わしも見たかったのう」

 だが、本題は映画の内容ではなく、前売り券でもらえた幻のポケモンが何であるのかだ。
 ストーリー上重要な役割を果たしたポケモンであることは確かなのだが、映画を見ていないたつじんには見当もつかない。

おねえさん「レジの店員がピンチに陥った時、(>>386の名前欄)が助けてくれたのよね」
 ▼ 385 ーダル@ホエルコじょうろ 15/04/29 21:19:30 ID:uc1okDxI [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ほい
 ▼ 386 コルピ@するどいツメ 15/04/29 21:20:57 ID:u.GieTnU NGネーム登録 NGID登録 m 報告
 ▼ 387 リッパー@イトケのみ 15/04/29 21:54:07 ID:uc1okDxI [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
スコルピに助けられるレジの店員
 ▼ 388 ワンナ@ながながこやし 15/04/29 22:46:41 ID:xXY7NWjc [3/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
おねえさん「レジの店員がピンチに陥った時、スコルピが助けてくれたのよね」

たつじん「スコルピが?意外じゃな!」

 フシギソウな顔をしているたつじんを見て、次女は少し切なそうに微笑んだ。

おねえさん「意外も何も、スコルピは幻のポケモンなんだから強いのは当たり前よ」

たつじん「幻のポケモン、じゃと…!?」

 昔は草むらから普通に飛び出してきていたスコルピが、どのようにして幻のポケモンに昇格したのか。
 それには海底遺跡よりも深いわけがあったのだ。

おねえさん「10年前、スコルピのモデルになった実在するサソリの一種が絶滅危惧種に指定されてね…」

たつじん「そんな事あったかのう?最近ドわすれが酷くてな」

おねえさん「当時大ニュースになったの、覚えてない?」

 かつてリアルシンオウ…北海道の湿原にのみ生息する珍しいサソリがいた。
 だが、無関心かつ傍若無人な開発が災いして湿原の環境破壊が進み、そのサソリも住処を追いやられていった。
 各地で湿原のサソリを守ろうとする声も上がったが環境破壊は止まらず、2055年、ついに絶滅してしまった。
 このことをナゲキ悲しんだ株ポケは、そのサソリをモデルにしたスコルピというポケモンを幻扱いにしたのだ。

おねえさん「スコルピが幻のポケモンになって初めて、世間の関心が集まったの」

たつじん「皮肉なものじゃな…」
 ▼ 389 ポエラー@クリティカット 15/04/29 23:11:02 ID:xXY7NWjc [4/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
おねえさん「…さて、もうクイズの答えは分かったよね?」

たつじん「まさか、スコルピかい?」

おねえさん「あったりー!」

 ともかく、これでミアレジムのクイズは3問全てクリアできた。
 たつじんにとって、空白の50年間に起きた数々の出来事はいささか理不尽でもあったが
 それでも歴史を知るいい機会にはなったので満足はしていた。

おねえさん「それじゃ、もう遅いから私は寝るわね。おやすみなさい」

たつじん「うむ。わしもジムリーダーに勝ったら寝るとするかのう」

 自室へ戻る次女の足音が聞こえなくなると、たつじんはシトロンが待つジムの最深部へと進んだ。

たつじん「さあ、シトロンよ…」

 だが、エレベーターが開くと同時に時空がトリックルームのように歪んでいく。
 50年前のミアレジムにこんな仕掛けはあったかのう?と普段のたつじんなら首をかしげるところだが、この日はそんな余裕すらなかった。

たつじん「わし、と…しょう、ぶ、じゃ…」

………

 何時間が経っただろうか。
 強いあさのひざしが窓から入り込み、ねむり状態のたつじんにめざましビンタを浴びせた。
 はっとして目を覚ました彼の右手にはタッチペン、そして左手には…電池切れになったニンテンドーバーチャルPSPキューブが。

たつじん「い、いかんっ!レポートも書かずに寝落ちしてしもうたっ!」
 ▼ 390 ンリュウ@やけどなおし 15/04/29 23:23:09 ID:JH3NHpw6 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
うわああああああ

どこまで戻されるんだ…?
 ▼ 391 キワラシ@ロメのみ 15/04/29 23:29:28 ID:xXY7NWjc [5/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
【たつじんのレポート】 []内は安価で決まりました。

 5つ目のミアレジムに駒を進めたたつじんだったが、クイズが[サンスクリット]語で書かれていて意味不明。
 そこで、野生のマチエールを自称する次女に翻訳してもらうことにした。

Q: ピカチュウに[ガブリアス()ナイト]を持たせて通信交換すると何になるでしょう?」
A: ジェフザキラー風のメイクをしたピカチュウのような姿、すなわち[ピカジェフ]になる。
  ピカジェフにはきちんとガブリアスの魂が受け継がれており、号泣会見を使うことができる上、
  ガブリアス同様[特性浮遊でフェイントを習得できて卵グループ虫]になる。
  ※ 2015年を生きる皆様には理解しがたいでしょうが、現代(2065年)のガブリアスはこれが普通です。

Q: 2065年現在、アニメポケモンの主人公[サトシ]と一緒に旅をしている女の子は誰?
A: ポケモン史上初のロボットヒロイン、[HVC検査カセット コントローラTEST]。
  サトシの超人的能力に対抗するにはかがくのちからしかない!
  なお現在のサトシは2代目で、初代サトシと[カスミ]の子。
  もちろんこの展開は論争を呼んだが、アニメのマンネリ打破に大きく貢献したそうだ。

Q: 2064年の映画『劇場版ポケモン レジの店員と[万引き男]』の前売り券で入手できた幻のポケモンは?
A: [スコルピ]。かつては一般ポケモンだったが、環境問題を訴えた株ポケによって幻に昇格した。
  なお、映画の内容は非常に教育的。万引きはダメ、ゼッタイ。
 ▼ 392 イアント@カードキー 15/04/29 23:47:31 ID:xXY7NWjc [6/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「…ふう、これで大丈夫じゃな!」

 たつじんは次女から教わったことを一生懸命思い出し、ミアレジムのクイズを自力でクリア。
 今度こそシトロンに勝利し、ようやくレポートを書き終えたところだ。

たつじん「思えばピカジェフを交換した時、自動的にレポートを書かれていたのが救いじゃったな」

 あらためて野生のマチエールに感謝するたつじんであった。
 現アニメヒロインのフルネームを思い出すのに少し苦労したが、ちょうど朝の番組に出ていたので難なく答えられた。

たつじん「…じゃが、その番組名を思い出せんのじゃ」

たつじん「ポケモンサンデーでも、ポケモンスマッシュでもない。ポケモンゲットTVでもない」

 その系譜を引く番組であることは確かなのだが、どうにも思い出せない。
 最近の言葉は複雑で苦手じゃ、とたつじんは下を向いて溜息をついた。

たつじん「…おや?」

 すると、視線を落とした先には今朝の新聞が。
 実に古典的な方法だが、これで調べてみれば番組名が分かるはずだ。

たつじん「えーと朝7時半、朝7時半…あったぞ!」

たつじん「思い出した、ポケモン>>394という番組名じゃったな!」
 ▼ 393 メックス@ねっこのカセキ 15/04/29 23:59:18 ID:3aL3saog NGネーム登録 NGID登録 m 報告
!ポケモン!ポケモン!ポケモン!
 ▼ 394 ルマユ@さざなみのおこう 15/04/30 00:11:14 ID:ffF5H3hI NGネーム登録 NGID登録 m 報告
って何の略?
 ▼ 395 ッパ@GBプレイヤー 15/04/30 00:11:41 ID:b1Jb2xxU NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ヤケモンスマッシュ
 ▼ 396 マンタ@たてのカセキ 15/04/30 14:42:37 ID:999AZrbM NGネーム登録 NGID登録 報告
>>394
おじさん「スコルピくん、ローラって何の略か分かる?」
スコルピ「スコスコスコー」(おいおい知るわけないだろ!)
おじさん「すごーい、知ってるんだ、でも改めて説明させてもらうね。
     ローラはHVC検査カセット コントローラTESTの略で今のポケモンアニメのヒロインなんだ。
     ということでスコルピくんにはローラと戦ってもらいま〜す。」
スコルピ「スコスコスコスコ!」(ちょ、勝てる訳ないだろ。)
 ▼ 397 ジョフー@マトマのみ 15/04/30 18:53:38 ID:CBFdM69Q NGネーム登録 NGID登録 報告
支援age
 ▼ 398 ダイトス@いいつりざお 15/04/30 22:49:01 ID:moGbMsI6 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「思い出した、ポケモンって何の略?という番組名じゃったな!」

 80歳近くなったしょこたんが「ポケモンって何の略じゃったかのう?」と問いかけ、子供たちが「ポケットモンスター!」と元気に答える。
 そんな掛け合いとともに番組の幕が開けるので、いつの間にかそういう題名になってしまったようだ。

たつじん「そういえば英語でポケットモンスターというと変な意味になるんじゃったな」

 子供たちの発音がネイティブさながらの素晴らしさを誇っているので、番組を見た外国人を毎週震え上がらせていることでも有名だ。
 日曜日の朝っぱらからとんでもない言葉が飛び交うこの国は、紛うことなき魔境である。

たつじん「じゃが、番組の内容としては健全そのものじゃった。小ネタ紹介もなかなか面白かったのう」

 今回紹介された小ネタというのは、友達の一人であるトロバに関するもの。
 リメイク前のXYでは、図鑑にこだわっている割にはいつも主人公に負け、いまいち見せ場に乏しかった彼だが
 果たして今回はどのような変貌を遂げているのだろうか。
 気になったたつじんは、三輪車を飛ばしてトロバの家を目指した。
 ▼ 399 ピナス@まるいおまもり 15/04/30 23:13:13 ID:moGbMsI6 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「着いたぞ、ここじゃな」

 50年前の勘を頼りに、たつじんは見事トロバの家を見つけ出した。
 ごめんくださいと呟いて中へ足を踏み入れると、緑色の服を着た友人がにこやかに出迎えてくれた。
 しょこたんが「新しく追加されたイベント」と紹介していた通り、何かおもしろいことが始まりそうな予感がする。

トロバ「やあ、久しぶりですね。図鑑がどのくらい集まったか比べてみましょう」

たつじん「わしの図鑑はケロマツ、キュウコン、ピカチュウにピカジェフ、それからうんこ!タイプのあのポケモンだけじゃが…」

トロバ「えっ、5種類も集めたんですか!?負けました!」

たつじん「……」

 期待とは裏腹に、トロバの反応は半世紀前と同じだった。
 がっかりするたつじんだったが、トロバは顔を上げてじしん満々に話を続けた。

トロバ「でも、図鑑の詳しさなら負けませんよ!」

たつじん「詳しさ、じゃと?」

 トロバは嬉々として語った。
 これまでのポケモン図鑑の説明は、ただポケモンの生態を淡々と説明するだけで面白みに欠けている。
 そこで彼は、みんながもっと知りたいと思うようなことを狭く深く調べるようにしているのだ、と。

トロバ「例えば、カラカラの素顔。長年謎のままでしたが、どんな風になっているか知っていましたか?」

たつじん「いや、全く分からん…」

トロバ「驚いて下さい、>>401にそっくりなんですよ!」
 ▼ 400 ーミラー@ナゾのみ 15/04/30 23:14:32 ID:razTloBM NGネーム登録 NGID登録 報告
畑カカシの覆面の下
 ▼ 401 ーシィ@まがったスプーン 15/04/30 23:39:25 ID:V8/.qk86 NGネーム登録 NGID登録 報告
名前欄
 ▼ 402 ードラン@ズリのみ 15/05/01 00:14:13 ID:eZCk0h.Y [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
まぁなんとなく似てるかな
 ▼ 403 ガバンギラス@びっくりこやし 15/05/01 07:24:52 ID:Fif0lJGc NGネーム登録 NGID登録 報告
支援age
 ▼ 404 ンノーン@かみなりのいし 15/05/01 07:25:41 ID:kBMdCPI. NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 405 ウマ@こうかくレンズ 15/05/01 13:07:05 ID:i3RxP5MM NGネーム登録 NGID登録 報告
支援age
 ▼ 406 ョロモ@いんせきのかけら 15/05/01 21:30:06 ID:gOIUH0WQ NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援age
 ▼ 407 ガヘルガー@ライボルトナイト 15/05/02 10:19:48 ID:Hu33Z7qs [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
しえん
 ▼ 408 マガル@エレベータのカギ 15/05/02 10:22:31 ID:oyTFRG9s NGネーム登録 NGID登録 報告
なんだこれ
 ▼ 409 ノハナ@ねっこのカセキ 15/05/02 10:23:10 ID:yq.25V8k NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 410 ルリア@あなぬけのヒモ 15/05/02 22:56:49 ID:2iyWFwt. NGネーム登録 NGID登録 m 報告
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 ▼ 411 ルシアン@はがねのジュエル 15/05/02 23:17:35 ID:cXzOa3MI NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 412 ママ@ぼうけんノート 15/05/03 09:31:46 ID:7TBM4cFs NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 413 ナギラス@ピッピにんぎょう 15/05/03 09:39:55 ID:pYhRNh/A NGネーム登録 NGID登録 m 報告
笑い過ぎて家族に顰蹙かったわ
支援
 ▼ 414 ガラグラージ@だっしゅつボタン 15/05/03 15:30:07 ID:y42kVPxo [1/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
トロバ「驚いて下さい、ケーシィにそっくりなんですよ!」

たつじん「ケーシィ、じゃと?」

 カラカラとケーシィ、これら二種類のポケモンはタイプもタマゴグループも得意な戦法も全く違う。
 硬いヘルメットによる防御を得意とし、ふといホネを力いっぱい振り回す肉弾戦のカラカラに対し
 特殊攻撃に長けたケーシィは、まがったスプーンを片手に超能力で戦うのだ。

トロバ「でも、進化すると何だか似ていませんか?」

たつじん「おお、言われてみれば目のあたりが…」

 なるほど、ガラガラとユンゲラーの目つきはそっくりだ。

トロバ「プリズムタワー外周でカラカラのタマゴを割り続けて数ヶ月、ようやくヘルメットのない個体が生まれたんです!」

たつじん「突然変異か何かかのう?」

トロバ「恐らくそうでしょうね。まさか素顔がケーシィそっくりだとは…」

 ちなみにヘルメットのないカラカラは、今はトロバ宅にあった調理用の鍋を被っているそうだ。

トロバ「カラカラとケーシィの話に戻りますが、彼らは共通の祖先を持っていた可能性が高いようです」

たつじん「何と?物理のカラカラも特殊のケーシィも、元は同じ種類じゃったというのか?」

トロバ「はい!まだまだ研究中ですが、将来的にはゲンシカイキした彼らの存在が発見されるかも…」

 そのうちゲンシカイキフーディンの三色パンチをまた見られるかもしれない、と密かに期待するたつじんなのであった。
 ▼ 415 ーイーカ@なぞのすいしょう 15/05/03 15:51:03 ID:y42kVPxo [2/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「(ん?そういえば全ポケモンの先祖はミュウじゃったような…)」

 半世紀もの間ドわすれしていた重要事項を思い出したたつじんだが、彼が口を開くよりも先にトロバが話し始めてしまった。

トロバ「それにしてもカラカラって興味深いポケモンですよね!」

たつじん「あ…」

トロバ「図鑑には『死んだ母親の骨を被っている』なんて書いてありますけど、カラカラのお母さんなら育て屋で元気に生きていますし…」

トロバ「もしもカラカラのヘルメットをフーディンにも応用できれば、弱点であった防御力の強化が…」

トロバ「…あっ、すみません!僕ときたらついつい長話を」

 カラカラの素顔という新発見に一人で興奮し、時間がこうそくいどうするのも忘れて熱弁を振るっていたトロバは
 たつじんの退屈そうな表情に気付いておしゃべりを止めた。

トロバ「あー、でも他にも面白い話はありますよ」

 なおも退屈そうな老人の顔色を伺うと、トロバは遂にとっておきのきりふだを出した。

トロバ「ゴーリキーのパンツについて、なんですけど…」

たつじん「な、何じゃと?」

 たつじんの眼の色が瞬時にへんしょくした。
 当然トロバがこれを見逃すはずもなく、「これはしめた」とばかりに彼のエキサイトもぐーんと上がっていく。

トロバ「あれ実は>>417だって知っていました?」
 ▼ 416 ニドリル@せいなるはい 15/05/03 15:58:44 ID:UqPLa116 NGネーム登録 NGID登録 報告
レジの店員
 ▼ 417 ックラー@のろいのおふだ 15/05/03 16:01:57 ID:1nhw1i2k NGネーム登録 NGID登録 報告
分子間移転装置
 ▼ 418 ピナス@リュガのみ 15/05/03 20:01:25 ID:y42kVPxo [3/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
トロバ「あれ実は分子間移転装置だって知っていました?」

たつじん「ぶんしかん、いてんそうち…じゃと?」

トロバ「簡単に言うと、彼らは…その、トイレに行かなくてもいいんです」

 トロバは少し照れながら、そしてそこはかとなくニヤけながら説明を始めた。
 ポケモンのフンがこやしになることや、ダルマッカのフンがカイロとして使われていたことはこれまでにも広く知られていた。
 だが、とりわけ人型に近いポケモンのフンに関しては分からないことばかりで、各地方の研究者たちが
 調べようと試みたものの全て失敗に終わっていた。
 だが数年前、とある名も無き博士がゴーリキーのパンツに秘密があることを突き止めたのをきっかけに
 それが分子間移転装置であるとついに判明したのだ。

トロバ「ゴーリキーのパンツは、アレを瞬時に分子レベルまで分解して、そのままどこかに飛ばすことができるんです」

 ただし、それがどこにテレポートするのかは完全にランダムで、かのアルセウスにすら分からない。
 通行人の頭の上にでも降ってこようものなら大問題だが、今までにそういうケースは報告されていないので大丈夫だろう。
 タブンネ。
 ▼ 419 トーボー@ねばりのかぎづめ 15/05/03 20:22:49 ID:y42kVPxo [4/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
トロバ「現在、シルフやデボンをはじめとする各地方の会社が人間用のパンツ型分子間移転装置を開発中のようですね」

たつじん「ふむ、実現すれば便利になりそうじゃのう。現実の世界でも」

トロバ「…現実の世界?」

たつじん「い、いや!何でもないぞ!」

 ぽけりんZの舞台、カロス地方。
 たつじんにとってここは架空の世界に過ぎなくとも、トロバにとってはカロスこそが現実なのだ。
 メタ発言をしてしまったうっかりやなたつじんだったが、この気まずい空気を何とかきりばらいすべく
 話題を変えようと新しく質問をしてみることにした。

たつじん「ところでクソコテという名のポケモンがいるそうじゃが、見たことあるかい?」

 たつじんの疑問は、孫息子が遊んでいる「フワライドぷらすクソコテY」というポケモンのシリーズ名に端を発する。
 度重なる強敵との激戦、そして容赦なく押し寄せる数々のジェネレーションギャップで忘れかけていたが
 「クソコテというのはポケモンの名前」と言われた以上、ゲーム内で一度会ってみたいと思うのが普通だ。

トロバ「はい!もちろん知ってますよ」

たつじん「どっ、どんなポケモンなのかい?」

トロバ「一言で説明するのは難しいですが、最大の特徴は>>420ですね」
 ▼ 420 ルキングラー◆rKYGln6vMg 15/05/03 20:24:53 ID:bajydxyI [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ウザい
 ▼ 421 リン@ゴールドスプレー 15/05/03 20:25:18 ID:uhXqmYwQ NGネーム登録 NGID登録 m 報告
1ターンごとにタイプ、覚える技、特性がランダムで変わる
 ▼ 422 ルビル@じゃくてんほけん 15/05/03 20:26:15 ID:S74DX/JQ NGネーム登録 NGID登録 m 報告
右半身がティエルノ
 ▼ 423 リン@たんけんセット 15/05/03 21:52:18 ID:y42kVPxo [5/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
トロバ「一言で説明するのは難しいですが、最大の特徴はウザいことですね」

 クソコテといえばウザい戦法、と言っても過言ではない。
 要するにどくどく等で相手の体力をジワジワ削りつつ、相手プレイヤーにも精神ダメージを与える戦法だ。
 敵として対峙したら最後、最盛期の輝石ラッキーも裸足でにげるレベルの耐久戦はどうあがいても避けられない。
 もっとも、たいていの場合は初手でまとわりつかれるので、サファリゾーンのラッキーのようにはにげられない!のだが…

トロバ「クソコテを使うと友達をなくします。なくさないという保証はどこにもないけど」

たつじん「そりゃそうじゃ」

トロバ「なので、顔が見えないランダムマッチでよく使われているようです」

 旅の恥はかき捨て、ということだろうか。
 匿名というものは便利であり、恐ろしいものだ。

トロバ「ですが、他のポケモン同様にクソコテにも弱点はあります!」

たつじん「おお!本当かい?」

トロバ「想像がつくかもしれませんが、クソコテは>>425が大の苦手なのです」
 ▼ 424 ルット@デボンボンベ 15/05/03 21:53:48 ID:u.W.nYJo NGネーム登録 NGID登録 m 報告
キュウコン
 ▼ 425 ラマネロ@ずがいのカセキ 15/05/03 21:57:49 ID:SA8MoTRw NGネーム登録 NGID登録 報告
大誤算
 ▼ 426 チリス@みどりのプレート 15/05/03 22:40:51 ID:LR9SCCSo NGネーム登録 NGID登録 報告
どこをどうしたら苦手になるのか
 ▼ 427 ニリュウ@モーモーミルク 15/05/04 21:44:44 ID:kYUotbHk NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援
 ▼ 428 リン@あいいろのたま 15/05/05 15:20:27 ID:Ah.par86 NGネーム登録 NGID登録 報告
トロバ「想像がつくかもしれませんが、クソコテは大誤算が大の苦手なのです」

 ポケモンバトルを続けている以上、どんなベテラントレーナーでも読みを誤ることはある。
 例えばでんじはを撃ったら相手が地面タイプを出してきたり、だいばくはつを撃った時に限って相手がまもってきたり…と
 ポケモンバトルにおける誤算のパターンは枚挙にイトマルがない。

トロバ「ジワジワ戦法が得意なクソコテにとって、トレーナーの大誤算は死活問題です」

トロバ「でんじはやどくどくを一回外すだけで相手に隙を与えてしまい、そのまま負けパターンに入ることもザラです」

たつじん「ふむ。ただウザいだけかと思いきや、使い手の力量が試される初心者お断りのポケモンなんじゃな」

 読みが外れて負けるのは他のポケモンにもよくある事なんだけど、とトロバは苦笑した。

トロバ「そういえば、クソコテは大誤算タイプも苦手でしたね」

たつじん「大誤算タイプというとRock-Nのことかのう?」

 Rock-Nは強敵じゃったわい、とたつじんはポケモントレーナー生活を再開したばかりの出来事を思い出していた。
 名前から岩タイプだと思い込んでいたのだが、実際それは「大誤算」だったのだ。
 あの時のほろ苦い思い出を、この先ずっと忘れることはないだろう。

トロバ「そうですね。Rock-Nも有名ですが、>>430(大誤算タイプのポケモン名)だってよく使われていますよ」
 ▼ 429 コン@あくのジュエル 15/05/05 15:42:44 ID:JnuLEdeQ [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
ksk
 ▼ 430 ドラン♂@ネットボール 15/05/05 15:43:29 ID:JnuLEdeQ [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
野獣先輩
 ▼ 431 Rock-N◆52JCzKSWmo 15/05/05 18:09:29 ID:uc0aUCHw NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援

また名前出てくると思わなかった
 ▼ 432 クリン@せんせいのツメ 15/05/05 18:39:46 ID:A4CIdVdc NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 433 ンナ@ぎんいろのはね 15/05/05 21:13:19 ID:uH.McEAc NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 434 ガデンリュウ@じてんしゃ 15/05/05 22:26:16 ID:dFB1ViIo NGネーム登録 NGID登録 報告
支援age
 ▼ 435 バゴーラ@するどいくちばし 15/05/06 20:55:37 ID:18bJn9/I [1/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
トロバ「そうですね。Rock-Nも有名ですが、野獣先輩だってよく使われていますよ」

 トロバは自分の図鑑を開き、たつじんに野獣先輩のページを見せた。
 例に漏れず、いつかどこかで見た誰かさんにそっくりなのだが、あまり詳しくは思い出せなかった。

トロバ「見ての通りパワータイプですが、三色パンチに加えて色々なタイプの物理攻撃を覚えられます」

たつじん「なるほど、なるほど」

トロバ「あとは…理由は分かりませんが、♂のポケモンにめっぽう強いですね」

 PGLのデータによると、野獣先輩はメガニドキングやメガケンタロスを頻繁に倒しているそうだ。
 反対にハピナスやドレディアといった♀のポケモンには弱く、ほぼ手も足も出ない状態らしい。

トロバ「相手が苦手なうんこ!タイプだろうがレジギガスタイプだろうが、♂ならタイプ相性なんて関係なくゴリ押しできてしまうんです!」

たつじん「もはや大誤算タイプというタイプの枠を超越した、かたやぶりなポケモンじゃのう」

たつじん「(じゃが、一番の大誤算はわしの居ぬ間に『野獣先輩』というポケモンを生み出してしまった公式じゃろうな…)」
 ▼ 436 コザル@じゅうでんち 15/05/06 21:13:06 ID:18bJn9/I [2/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
 たつじんとトロバはその後も談笑を続けたが、突然鳴り出したホロキャスターがその会話に横スピアー(槍)を入れる。
 相手はセレナ、ティエルノ、そしてサナ。

セレナ「私達、今14番道路の公園にいるのよ」

サナ「早く来てよー、もうブランコ漕ぐの飽きてきたよー」

ティエルノ「いいよ、そんなに急がなくても。マイペースにダンスの練習して待ってるからねえ」

 3人とも既にミアレシティを出発し、北の方角へと向かっているようだ。
 クノエシティの少し手前におもしろいホラースポットがあるという噂を聞きつけ、胸を躍らせているのが画面越しに伝わってくる。
 トロバはというとあまり興味なさそうだが、友人との久々の再会にワクワクしていることだけは確かだ。

トロバ「はあ…せっかくだし、一緒に行きませんか?」

 一段と広くなったミアレで迷子になっては困るので、たつじんはトロバの誘いに乗って一緒に14番道路を目指すことにした。
 ▼ 437 ゲキ@ソクノのみ 15/05/06 21:28:44 ID:18bJn9/I [3/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
【たつじんのレポート】 []内は安価で決まりました。

 次女のアドバイスと、ポケモンゲットTVの流れを引く「ポケモン[って何の略?]」という番組のてだすけを借りて
 無事にミアレジムの難問を突破したたつじん。
 番組「ポケモンって何の略?」ではトロバに関する小ネタも紹介されており、気になったのでミアレにあるトロバの家を目指した。

 図鑑にこだわっているという設定の割には、相変わらず捕まえた数で主人公に勝てないトロバ。
 だが彼は「ポケモンの詳しさでなら負けていない」と主張し、カラカラの素顔が[ケーシィ]そっくりであること、
 そしてゴーリキーのパンツは[分子間移転装置]であることを教えてくれた。
 「クソコテ」というポケモンについても尋ねてみたところ「最大の特徴は[ウザい]」というコメントを貰った。
 相手をジワジワ苦しめて苛つかせる戦法を得意とする一方、[大誤算]が苦手なようだ。

 その後、14番道路の公園で待つセレナ、ティエルノ、サナからホロキャスターに連絡を受ける。
 クノエシティ周辺のホラースポットに心躍らせる彼らを追いかけて、たつじんとトロバも公園を目指すことになった。
 ▼ 438 ーデリア@ちかのカギ 15/05/06 21:47:42 ID:18bJn9/I [4/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
 書き上がったレポートを見て、たつじんはご満悦。
 だが1分と経たぬうちに、その老眼鏡の奥で光るするどいめは重要事項の抜け落ちに気付いてしまった。

たつじん「いかん!野獣先輩のことを書き忘れたわい!」

………

【たつじんのレポート】

 大誤算タイプにはRock-Nの他にも[野獣先輩]というポケモンがいる。
 多彩な物理技を使いこなし、♂に強く♀に弱いという何とも不思議なポケモンらしい。

………

たつじん「ふう、これで大丈夫じゃな」

 さて、待ち合わせ場所の公園でセレナ一行と合流したトロバとたつじん。
 彼らがホロキャスターで話していた「ホラースポット」というのは、どうやらこの前にある「怖い家」のようだ。

たつじん「(50年前はただ話を聞くだけじゃったが、今は果たしてどうなっているのやら…)」
 ▼ 439 ゴーム@きいろいかけら 15/05/06 22:15:09 ID:18bJn9/I [5/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
 だが、たつじんの期待に反して現実は残酷だった。
 怖いと銘打って始めた話の内容も50年前と同じ、その上チップをせしめようとする態度まで全く変わっていない。
 逆に50年間このやり方で稼いできたというのだから、そのこんじょうはある意味賞賛に値する。

男「…というわけで、チップを頂こうか」

たつじん「嫌じゃな」

男「ほう、いいんですか?本当に怖い目に遭っても知りませんよ」

 薄暗い闇の中、こわいかおで詰め寄ってくる怖い家の主。
 チップひとつで一人の人間が恐喝まがいの行為に走るのだから、金の力というのは幽霊よりも怖いのかもしれない。

サナ「ねえ、おじさん。怖い目ってどういうこと?」

 その様子を見かねて、それまで沈黙をまもっていたサナが突如立ち上がった。

サナ「いい年こいた大人がさ、そうやって金目当てで子供を脅すのってどうかと思うなー」

男「脅すだと?人聞きの悪い」

サナ「じゃあさ、もしあたしがこういう風にしたらどう思う?」

 サナは怖い家の主に近づき、その顔面すれすれにシャドーパンチを繰り出し始めた。
 たつじん含め取り残された4人は、仄暗い室内に響き渡る、サナの拳が風と無音状態をきりさく音をただただ聞くしかできなかった。

たつじん「(忘れるなかれ、このサナは顔がコルニで体型ウシオなのじゃ)」

 怖い家の主はすっかり腰がヌケニン状態になってへたり込み「チップはもういいから出て行って下さい」と震え声で懇願。
 その一方サナは実に晴れ晴れとした表情で、残りの4人は呆気にとられたままで怖い家を後にした。
 ▼ 440 ャンデラ@シールいれ 15/05/06 22:30:22 ID:18bJn9/I [6/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
サナ「あー、すっきりした!」

セレナ「もう、サナったら。ちょっとやり過ぎじゃないの?」

ティエルノ「まあまあ。あのまま黙っていたら僕らもチップを払わされていたかもしれないからねえ」

 何はともあれ、怖い家からの脱出には成功した。
 だが、ホラースポットを求めていた彼らとしては少し物足りない結末になってしまった。
 そこでサナが再び口を開き、新たな提案が飛び出してきた。

サナ「ねえねえ。このまま解散するのもつまらないし、あたしたちで怖い話しない?」

たつじん「ふむ、面白そうな提案じゃな」

 新イベントかのう?とメタ発言をしかけて、たつじんは慌てて口を押さえた。
 現代のサイエンスが誇る音声認識システムのおかげで、たつじんの独り言は全て筒抜けなのだ。

サナ「…それじゃ、まずあたしからね」

 サナが話し始めたのは、ミアレのとあるビルでのこと。
 エレベータから降りると、突然後ろから黒い服の女がスーッとやってきて「あなたは違う…」と囁いたのだという。
 だが、サナはゴーストタイプをものともしないきもったまの持ち主。
 ゆうかんにも、誰を探しているのかと尋ねたのだという。

サナ「そしたら、その人はどうやら>>442(ポケモンシリーズに登場する強敵トレーナー)を探していたみたいで…」
 ▼ 441 ラミドロ@アブソルナイト 15/05/06 22:31:20 ID:749Tm8LY [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ksk
 ▼ 442 スゴドラ@ちからのこな 15/05/06 22:31:22 ID:R5kLlOYM NGネーム登録 NGID登録 報告
シキミ
 ▼ 443 リアドス@のろいのおふだ 15/05/06 22:31:45 ID:749Tm8LY [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ゲーチス
 ▼ 444 ルード@パワーリスト 15/05/06 22:36:31 ID:Bh5/.n1c NGネーム登録 NGID登録 報告
初遭遇だわ
 ▼ 445 トーボー@スピーダー 15/05/07 16:19:57 ID:/L2ZJ5ts NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援
 ▼ 446 ーテング@シャドーメール 15/05/07 21:40:46 ID:BP8vVECo NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 447 モルー@デボンスコープ 15/05/07 23:01:00 ID:U1L/kaTg [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
サナ「そしたら、その人はどうやらシキミさんを探していたみたいで…」

セレナ「シキミさんって?」

サナ「イッシュ地方で小説書いている人だよ。それでね…」

………

女「あなたは違う。あなたは小説家じゃない…」

サナ「(まあそうだろうね。こんなムキムキな小説家がいたら一度腕相撲で勝負してみたいよ)」

女「シキミ様じゃない…」

サナ「シキミさん?あのイッシュ地方の?」

 その途端、女は顔を上げてニヤリと口元に笑みを浮かべた。
 先程の暗い表情はどこへテレポートしたのやら、目はフラッシュよりもギラギラと光っている。

女「ということは、あなたもシキミ様のサイン会に行くのね!?」

サナ「えっ?」

女「やっぱりあなたは違わない!シキミ様じゃないけれど私の同志!」

 イッシュから遠く離れたここカロスで、シキミのサイン会が開かれるなんて初耳だ。
 意味が分からず呆然としているサナを置いて、女はシキミのサイン会をどれほど待ちわびていたかをハイテンションで語り始めた。
 ▼ 448 ボツボ@ポケモンのふえ 15/05/07 23:12:06 ID:U1L/kaTg [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
女「ねえ、シキミ様の作品では何が一番お好き?」

サナ「(何って言われても、あたしあんまり詳しくないし…)」

 鼻息荒く詰め寄られて困り果てたサナは、とりあえず一番有名な作品を答えておくことにした。
 イッシュ文学を語る時には必ずと言っていいほど出てくる、ポピュラーな物語を。

サナ「えーと、『シオンタウンの鐘』かな…?」

 その単語を聞くやいなや、女は勝ち誇ったような目つきになってサナを見つめた。

女「はぁ?あんなドまじめで、かたやぶり性に欠けた、一般人向けの作品が?」

サナ「で、でも比較的ストーリーが分かりやすいし、テンポが良くて読みやすいし…」

 サナの言い訳も気にかけること無く、女はチッチッとゆびをふる。

女「子供ねえ。通ならやっぱり『森の洋館と>>450(シキミの作品名)』でしょ!」
 ▼ 449 ドラ@びっくりこやし 15/05/07 23:13:55 ID:9L0/VrCI NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ゴースと私
 ▼ 450 ルキングラー◆rKYGln6vMg 15/05/07 23:14:30 ID:VRm3sPZI NGネーム登録 NGID登録 報告
顔文字もこう
 ▼ 452 りww三世◆ZnBI2EKkq. 15/05/07 23:58:57 ID:9r0.GPhs NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ありwwwwww
 ▼ 453 ージュラ@エルレイドナイト 15/05/08 00:00:47 ID:h14kASH6 NGネーム登録 NGID登録 報告
 話の進行に比例してサナのエキサイトはオーバーヒートしていったが、対して周りの反応はこごえるかぜよりも冷ややかだった。

サナ「あれ?あれれ?みんな怖くないの?」

ティエルノ「怖いっていうか、なんかちょっと違うような気がするんだよねえ」

トロバ「最初女の人がエレベータから出てくるところは少し怖かったんですけどね」

たつじん「どこかで聞いたようなストーリーじゃが、あいにくドわすれが酷くて思い出せんのう」

 友人の評価が芳しくなく、しょんぼりするサナ。
 そんな彼女の隣で流れを変えるべく立ち上がったのは、他でもないセレナだった。

セレナ「そうだ。森の洋館で思い出したんだけど…」

セレナ「私の友達、いや友達の友達があの場所に行ったことがあってね、それで見ちゃったんだって」

トロバ「見たって…まさかメガゲンガーの足を?」

 普段ひかえめなトロバが珍しくボケたので、危うくズッコケそうになったセレナ。
 だが、何とかこらえてふんばって話の続きを絞り出した。

セレナ「ゆうれいよ!」

 森の洋館のゆうれい、その存在をたつじんは当然知っている。
 あの時音もなく通り過ぎていった老人と幼い少女を偶然目にして、DSを持つ手が冷や汗まみれになったのを
 50年以上経った今でも忘れられるはずがない。

たつじん「そのゆうれいというのは老人かい?それとも少女かい?」

セレナ「>>454みたいな姿だったそうよ」
 ▼ 454 ンジャラ@バンギラスナイト 15/05/08 00:06:47 ID:T942TKck NGネーム登録 NGID登録 報告
オーバ
 ▼ 455 ンターン@ほのおのいし 15/05/09 21:17:25 ID:smEhy7Xk NGネーム登録 NGID登録 報告
支援age
 ▼ 456 ワンテ@むげんのふえ 15/05/10 00:17:08 ID:yZslsV4U [1/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
セレナ「オーバさんみたいな姿だったそうよ」

 4人の聞き手の恐怖心を煽るように、低い声でささやくように語っていたセレナ。
 だが「オーバ」という固有名詞が出た途端、一番年上の聴衆が抱えるきんちょうかんは瞬時にふきとばされた。

たつじん「え?オーバじゃと?」

セレナ「そうよ、赤いアフロの幽霊がいたのよ!」

セレナ「…ってあの子が言っていたの」

 いつの間にオーバは死んでしまったんだ、と慌てふためくたつじん。
 その様子を見て、3人の若い聴衆はおかしそうに笑う。

ティエルノ「もちろんシンオウ四天王のオーバさんは元気に生きてるんだねえ」

サナ「だから別人、いや別幽霊のはず…あるいは生霊ってやつかも?」

トロバ「そんな非科学的なことが本当にあるんでしょうかね?」

 3人はしばらく自由に話していたが、しばらくしてセレナが再び低い声で話の続きを語り出したので
 束の間のようきな雰囲気はすっかり収束してしまった。

セレナ「…そして赤いアフロがまっぷたつに割れて、中から飛び出してきたのは>>458!」
 ▼ 457 Rock-N◆52JCzKSWmo 15/05/10 00:26:59 ID:j36Ywrx6 NGネーム登録 NGID登録 m 報告
デンジ
 ▼ 458 ントル@ぼうじんゴーグル 15/05/10 00:33:10 ID:18aTPJ3A NGネーム登録 NGID登録 報告
†太陽神†ソル=ヘリオス エクリプスフォルム
 ▼ 459 プラス@いわのジュエル 15/05/10 00:34:55 ID:n9y.xx2I [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
どうやって発音するんだw
あげ
 ▼ 460 メハダー@ウイのみ 15/05/10 00:51:05 ID:yZslsV4U [2/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
セレナ「…そして赤いアフロがまっぷたつに割れて、中から飛び出してきたのは†太陽神†ソル=ヘリオス エクリプスフォルム!」

 驚くなかれ、現代のポケモンの名前に使用される文字はカタカナ・漢字・平仮名・アルファベットに留まらず
 伝説や幻といったカテゴリに属する特別なポケモンの場合は†や☆、@といった記号が使われる場合もあるのだ。

たつじん「何じゃそりゃあ?」

セレナ「炎・絶倫タイプの幻のポケモン。最近何かと話題になっているのよ」

 私も本物は見たことないけどね、とセレナは残念そうに呟いた。
 聞くところによると、大昔の壁画にそっくりなポケモンが最近になってようやく目撃され始めたらしい。
 だが、その目撃情報もほとんどが根拠のない、胡散臭いものである。
 加えて、未だ捕獲に成功したものは誰一人としておらず、その生態は謎に包まれたまま。
 世界中のポケモン博士と歴史学者が血眼になって探し求めているポケモンなのだ。

たつじん「そいつはどんな見た目なのかい?」

セレナ「頭は>>461(ポケモン)、体は>>462(ポケモン)に似ているらしいわね」
 ▼ 461 サナン@れいかいのぬの 15/05/10 01:02:35 ID:qMpLk3IU [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
レジギガス
 ▼ 462 チュー@シュカのみ 15/05/10 01:03:07 ID:qMpLk3IU [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
マダツボミ
 ▼ 463 ニューラ@シルフスコープ 15/05/10 01:13:23 ID:WSC7RA/k NGネーム登録 NGID登録 m 報告
>>462
連投ってありだったけ?
 ▼ 464 ーダイル@むしよけスプレー 15/05/10 13:10:01 ID:KTPyugdE NGネーム登録 NGID登録 報告
>>463
>>317読んでみ
 ▼ 465 ッポウオ@マスターボール 15/05/10 20:52:16 ID:m7MrOJiU NGネーム登録 NGID登録 報告
支援age
 ▼ 466 ードリオ@ヤミラミナイト 15/05/10 20:54:44 ID:yZslsV4U [3/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>464 書こうと思ったら書かれていました。ありがとうございます)


セレナ「頭はレジギガス、体はマダツボミに似ているらしいわね」

 さて、ここでめいっぱい想像力を働かせて欲しい。
 マダツボミのようなスレンダーな体が、レジギガスの頭をいのちがけで支えている様子を。

セレナ「私は本物を見ていないんだけど…ってちょっとみんな?」

サナ「アハハッ!ソルヘリオスなんてかっこいい名前の割に見た目はダサい…アハハハ」

ティエルノ「プッ!っていうかバランス悪い…ププッ…んだよねえ」

トロバ「ヒヒッ!大昔の人のセンスというものは現代人には理解し難いもの…クッ、ヒヒッ…ですからね」

 結局、そこでセレナの怖い話はただの変なポケモンの話へとフォルムチェンジしてしまった。
 だが忘れるなかれ、†太陽神†ソル=ヘリオス エクリプスフォルムは幻のポケモンなのだ。
 幻のポケモンに対して「ダサい」だの「デザインが変」だの罰当たりなことを言おうものなら
 いつの日か君がソルヘリオスに遭遇した時にゲットできなくなってしまうかもしれないぞ!
 ▼ 467 Rock-N◆52JCzKSWmo 15/05/10 21:02:00 ID:xrDJnSr6 NGネーム登録 NGID登録 m 報告
>>466
支援
ソルヘリオスワロタ
 ▼ 468 イティオ@メタルコート 15/05/10 21:03:46 ID:FhLVdyZY [1/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
本当にこんなポケモンがいたら笑ってしまいます!
 ▼ 469 りすがりマッスルウィザード 15/05/10 21:04:14 ID:qlMLoXVA NGネーム登録 NGID登録 m 報告
>>466
支援あと面白い
 ▼ 470 リリ@あかいいと 15/05/10 21:18:03 ID:yZslsV4U [4/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
 せっかくなので、この奇妙な噂が生まれた経緯も君だけにこっそり教えてあげよう。

 先月、シンオウのジムリーダーであるナタネと四天王のオーバが非公式でバトルをし、オーバが勝った。
 ナタネが使う草タイプのポケモンはやどりぎのタネやキノコのほうしを駆使して善戦したが、不利なタイプ相性を覆すことまではできなかった。
 勝ってじしんかじょうになったオーバに対し、ナタネは悔しさのあまりついこう言ってしまう。

ナタネ「私には勝てても、カロスのザクロさんには勝てないかもね」

 ご存知、ザクロは岩タイプの使い手。オーバの炎タイプにとって相性が悪い相手だ。
 しかしそれ以上に、オーバは彼の巨大アフロヘアに対して密かにライバル心を燃やしていた。
 
オーバ「(アフロの大きさ、色、ツヤ、香り、揺れた時の音、そして中身…あいつだけには絶対に負けたくない!)」

 ナタネのその言葉にカチンときたオーバは、腹いせに彼女をおどろかしてやろうと考えた。
 それは自身のアフロに仕掛けを施し、ゆうれいのふりをして森の洋館をうろつくというものである。
 だが、オーバのザクロに対するライバル心はだいもんじよりも熱く燃え上がり、彼のやるきをかそくさせた。
 その結果、仮装の完成度が高くなりすぎて、オーバを見たナタネは気絶してしまったのだ。

たつじん「(そんな無茶な!わしでも夜ふみん状態になったというのに、ゆうれいが苦手なナタネが見たら言うまでもなかろう)」

 この件に関して、オーバとナタネは「お互いにおとなげないことをした」と仲直りした。
 だが、どこからかこの噂を聞いた近所のおばちゃんはオーバーヒート。
 井戸端でのないしょばなしに尾ひれがついて、いつの間にかこのような幽霊騒ぎになってしまったのだという。
 とっぴんぱらりのププリン。
 ▼ 471 タング@タウリン 15/05/10 21:34:01 ID:yZslsV4U [5/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
サナ「…さて、次の怖い話は誰がしてくれるのかな?」

ティエルノ「怖い話って言われても困るんだねえ…」

 サナはセレナの隣にいるティエルノに話を振ったが、彼は特に思いつかず困り果てている。
 その様子を見て、向かい側のトロバが静かに立ち上がった。

トロバ「なら、僕がしていいですか?」

サナ「うん、いいよー!」

セレナ「でもトロバって非科学的なことにはあんまり興味なかったわよね。怖い話なんて本当に知っているの?」

 不安がる4人の聴衆に対してトロバはおだやかに、そしてじしん満々にこう答えた。

トロバ「幽霊関係の話ではないんですが、個人的にこれは怖いと思います」

 一体どんな話が飛び出してくるのだろうか。
 老眼鏡をかけた顔を画面に近づけ、たつじんも心を踊らせていた。

トロバ「あのですね…ルージュラのスカートの中ってどうなっているか知ってます?」

サナ「えっ?」

セレナ「はあ…」

ティエルノ「そんなこと聞かれてもねえ」

トロバ「実は、>>473ですよ…!」
 ▼ 472 ワーク@こだいのおまもり 15/05/10 21:34:47 ID:FhLVdyZY [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
ksk
 ▼ 473 ッタ@ほしのかけら 15/05/10 21:35:07 ID:FhLVdyZY [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
真選組の本拠地
 ▼ 474 ポエラー@ふしぎなアメ 15/05/10 23:16:50 ID:n9y.xx2I [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>473
この真選組は銀魂のほうだからな!
新撰組じゃないからな!
 ▼ 475 ラブ@みどりのかけら 15/05/10 23:19:07 ID:FhLVdyZY [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>474
なおこのssでは悪の組織です。
 ▼ 476 ガネール@むしよけスプレー 15/05/10 23:45:53 ID:yZslsV4U [6/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
トロバ「実は、真選組の本拠地ですよ…!」

 トロバの口から飛び出してきたのは、意外な単語だった。
 これにはほんの一瞬前までドン引きしていた女性陣も、ぽかんとした表情にならざるを得ない。

トロバ「夏でも冷房完備で涼しいし、冷蔵庫使用料もタダ。便利な物件ですよね?」

ティエルノ「ルージュラは氷タイプだからねえ。冬は寒そうだけど」

サナ「それってアイス作り放題、食べ放題ってことじゃない!」
 
セレナ「アイスといえば、この前ヤーティワンアイスクリーム・ミアレ店にヒウンアイスを食べに行ったんだけどその時…」

 怖い話をするはずが、いつの間にか脱線してアイスの話になってしまった。
 友人達が盛り上がっている隙を見計らい、トロバがしのびあしで寄って来てこっそりたつじんに囁く。

トロバ「ちなみに本拠地の入り口はちょっと…な感じになっていますけれど、ダウンロードコンテンツを購入すれば見ることができます」

たつじん「ほほう!いくらじゃ?」

トロバ「でかいきんのたま20個分です」

たつじん「……」

 やっぱり、世の中で一番怖いのは金なのかもしれない。
 ▼ 477 リアドス@たんちき 15/05/11 00:09:09 ID:X/n/u85U [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
 結局、怖い話大会はいつの間にかお開きになってしまった。
 話の種もなやみのタネも一通り出尽くした一行は、おとなしくクノエシティを目指すことに。

セレナ「ところで、さっき言っていた真選組って誰?」

トロバ「ああ、最近各地で石の採掘や密売をしているという謎の組織ですよ」

ティエルノ「これから向かうクノエのボール工場辺りでも、黒い服を着た真選組らしき集団が現れたとか現れなかったとか」

たつじん「そうかい…」

 以前セキタイタウンで真選組を見かけた時のことを思い出しながら、たつじんは静かに話を聞いていた。
 ひょっとしたら、今度こそ真選組の幹部にして強敵ワルダックとの正面衝突になるかもしれない。
 ニンテンドーバーチャルPSPキューブの沖田総悟ボタンを固く握りしめながら、彼は静かにきあいだめするのであった。
 ▼ 479 ガヤミラミ@バンジのみ 15/05/11 00:56:03 ID:X/n/u85U [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
 クノエシティに到着したたつじんは、友人らと別れてジムへと直行。
 6個目のバッジを求めてジムリーダーのマーシュに戦いを挑んだのだが、会話もほどほどに彼女はジムの奥へと引っ込んでしまった。
 残されたたつじんは、側にいたふりそで姿のジムトレーナーと話をして時間をつぶすことに。

たつじん「何があったんじゃろうか?ジム戦が嫌なのかのう?」

ふりそで「いいえ。マーシュさんは強そうな挑戦者さんを見ると、ついつい準備に時間をかけてしまうのです」

 準備と言われても、一体何の準備なのだろうか。
 まさか水タイプのケロマツ対策に、有利な電気・草・大誤算タイプを持つフェアリータイプのポケモンを準備しているのだろうか?

ふりそで「困った癖です。衣装で悩み出すといつもこうなんですよ」

たつじん「え?衣装…じゃと?」

ふりそで「ええ。おしゃれ大好きマーシュさんは、気合を入れるために特別な衣装で勝負に臨むのです」

 その時、ジムの奥から「おまっとうさん(お待たせしました)」と声が響いてきた。
 どうやら、マーシュの準備が完了したようだ。
 これでやっとジム戦ができるとワクワクをかそくさせていたたつじんだったが、出てきたマーシュを見て一瞬でこおり状態に。

たつじん「な、何じゃこりゃあ…!?」

マーシュ「このふりそで、うちの一番のお気に入りなんよ」

 まさか世界に>>481(ポケモンorトレーナー)柄のふりそでが存在し、その上マーシュがそれを着るとは誰が予想できただろうか。
 ▼ 480 ルズキン@オボンのみ 15/05/11 00:59:39 ID:AFyGC6gg [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
フラダリ
 ▼ 481 ッタイシ@ボスゴドラナイト 15/05/11 00:59:45 ID:IINJ44Mc [1/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
シーマン
 ▼ 482 ートロトム@おだんごしんじゅ 15/05/11 01:00:21 ID:IINJ44Mc [2/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
>>481ごめんなさいよく見てなかった安価下
 ▼ 483 オタチ@まんまるいし 15/05/11 01:00:54 ID:AFyGC6gg [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
フラダリ
 ▼ 484 ネズミ@きんりょくのハネ 15/05/11 01:01:03 ID:Zb49Z9u. NGネーム登録 NGID登録 報告
ワタルのマントと大誤算スーツ
無理ならドラゴン使い
 ▼ 485 リアドス@あいいろのたま 15/05/12 11:35:35 ID:YRWMMv2M NGネーム登録 NGID登録 報告
支援age
 ▼ 486 イ妖◆kNLRwEPiK6 15/05/12 14:01:19 ID:TQ04QxgE NGネーム登録 NGID登録 報告
これどんな安価も
採用できる1さんすごすぎやろ
しえーん
 ▼ 487 ゲピー@シャドーメール 15/05/12 17:34:44 ID:KazbcJ5I NGネーム登録 NGID登録 m 報告
新しいブイズを見てみたい。
支援
 ▼ 488 タッコ@ドリームボール 15/05/12 19:33:15 ID:Yv30/80k [1/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
あげ
 ▼ 489 ードー@ゴスのみ 15/05/12 20:47:02 ID:TM1cXAhg NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
たつじんと真選組の対決にも期待!
できれば近藤と土方も出してほしい!
 ▼ 490 Rock-N◆52JCzKSWmo 15/05/12 20:55:47 ID:TIhTHbHI NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援!
 ▼ 491 ボミー@みずのジュエル 15/05/13 18:02:14 ID:QiBeUbQg NGネーム登録 NGID登録 報告
 まさか世界にシーマン柄のふりそでが存在し、その上マーシュがそれを着るとは誰が予想できただろうか。

たつじん「シーマン…じゃと!?」

ふりそで「水・フェアリータイプの新ポケモンですよ。キモ可愛いでしょう?」

たつじん「一体、いつからポケモンになったんじゃ?」

マーシュ「それに関しては、うちから説明させておくれやす」

 待ってましたとばかりにマーシュが飛び出し、まじめな面持ちで話し始める。

………

 シーマンの存在は遠い昔から確認されていたが、長年ポケモンであると認められなかった不遇の存在だった。
 バトルやコンテストに参加し、人間と一緒に楽しく暮らすポケモン達を遠巻きに眺めながら
 いつかきっとポケモンとして扱われるようになる日を彼らは夢見てきた。
 だが3年ほど前、とある博士の論文がきっかけで「シーマンは他のポケモン同様、ちいさくなってモンスターボールに収まる」ことが判明し
 ようやく彼らの忍耐と屈辱の歴史にピリオドが打たれることになる。

たつじん「(要は3年前にシーマンとポケモンがコラボした、ということじゃな)」

………

マーシュ「ほな、これにてシーマンの歴史講座を終わりましょか」

 自らが専門とするフェアリータイプだけではなく、彼らの持つ歴史的背景にも詳しいマーシュ。
 「歴史の国から来た乙女」という呼び名は伊達ではないのだ。
 ▼ 492 ンバーン@でんきのジュエル 15/05/13 18:30:02 ID:pyjIJivs NGネーム登録 NGID登録 m 報告
まさかの採用
 ▼ 493 バルドン@パワーバンド 15/05/14 01:26:13 ID:azDFen/Y [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
安価は絶対ってか

>>1の対応力に脱帽だわさ
 ▼ 494 ンヤンマ@アンノーンノート 15/05/14 23:03:06 ID:.HTID8PQ [1/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
マーシュ「…ほな、はじめましょか」

 ドールハウスのような、そして平安時代の寝殿造のような、和洋折衷の不思議なポケモンジムで
 ついに戦いの火蓋がいあいぎりされようとしていた。
 マーシュが繰り出したのは…彼女が着ているふりそでとお揃いのシーマン。

たつじん「ニンフィアじゃないのかい?」

ふりそで「マーシュさんのニンフィアは…その、今は生活習慣病の治療中なんです」

 なんでもポフレときのみの食べ過ぎで高血圧になってしまったそうだ。
 イーブイがニンフィアに進化するにはポケパルレで仲良くなることが条件なのだが、
 ポフレを与える→「もぎってナッツ」→またポフレ…のコンボでは流石に食べ過ぎになってしまうのが課題だ。
 さて、マーシュが使おうとしているシーマンは水・フェアリータイプ。
 タイプ的には電気・ゴーストタイプのピカジェフが有利だが、レベルの面では不安が残る。
 たつじんは考えた末、パートナーであるケロマツで挑むことにした。

マーシュ「うちのシーマン、ポケパルレで毎日かわいがっているから強いんよ」

 だが、ポケパルレでかけている愛情なら、たつじんとて負けてはいない。
 この瞬間のために、あらかじめ食べておいた例のあのポフレの力を発揮する時が来たようだ。

たつじん「今じゃ、ケロマツ!くさいいき!」

 毒タイプの技はフェアリータイプに こうかは ばつぐんだ!
 ケロマツの口から噴き出されたニンニクのあくしゅうがジムに充満し、マーシュは思わず袖で鼻を押さえた。
 ニンニク色の煙が漂う中、彼女は心配そうにシーマンの名前を呼ぶ。

マーシュ「(シーマン、お願い。耐えて…!)」

>>496の投稿時間の秒が奇数ならシーマンは耐え、偶数なら戦闘不能)
 ▼ 495 モネギ@タウンマップ 15/05/14 23:05:06 ID:A5QZF0vQ NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 496 ココ@まがったスプーン 15/05/14 23:05:48 ID:azDFen/Y [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
どうだ
 ▼ 497 メパト@カメックスナイト 15/05/15 00:17:34 ID:hLI27CCI [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
お、シーマン耐えたな
安価ここまで出来るとすげえよ
 ▼ 498 ガガブリアス@デボンボンベ 15/05/15 00:31:34 ID:OtdErNpI NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 499 ドキング@でんきのジュエル 15/05/15 21:41:30 ID:YJzmQBLY [1/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
文才やべぇ
 ▼ 500 ガガブリアス@ひのたまプレート 15/05/16 20:31:32 ID:ONYKbRkc [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
支援age
 ▼ 501 メイル@でかいきんのたま 15/05/16 20:57:34 ID:1CYQIj0w [1/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
(投稿時間の秒=48→偶数なのでシーマンは戦闘不能)

マーシュ「…シーマン、避けて!」

 だが、マーシュの指示はほんの一瞬だけ遅かった。
 たかが一瞬、されど一瞬。
 むせ返るようなニンニクの強烈なあくしゅうで、彼女の集中力はかき乱されてしまったのだ。

マーシュ「(ああ、シーマン…)」

 シーマンが戦闘不能になったことでジム戦の幕は閉じられた。
 ふりそで姿のトレーナーは咳き込みながらジムの窓を開け、立ち込めるニンニク臭と外の新鮮な空気とを交換して
 ようやくまともに喋れるようになった。

ふりそで「そんなっ!マーシュさんのシーマンならケロマツのタイプ不一致技を1回は耐えられる計算だというのに」

マーシュ「あんな、確かにうちはそうなるように計算してシーマンを育てた」

ふりそで「えっ?それじゃ、やっぱりあのケロマツは改造なんですか?なんか見たこともない技も使っていましたし…」

マーシュ「違うんよ。ケロマツはトレーナーさんの指示に合わせて、急所に技を当てたんや」

マーシュ「うちもポケパルレには詳しいつもりになっとったけど、ほんに奥が深いもんやわあ…」
 ▼ 502 チュール@ていこうのハネ 15/05/16 21:24:20 ID:1CYQIj0w [2/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
 マーシュはシーマンをボールに戻し、たつじんに歩み寄ってフェアリーバッジを手渡した。
 強き挑戦者であり、そして自分と同じようにポケパルレを愛する者として親しみを込めながら。

マーシュ「これがフェアリーバッジ。ほれぼれするほど綺麗やろ?」

 マーシュの言うとおり、ニンテンドーバーチャルPSPキューブの画面に映し出されたそのバッジは
 ミロカロスやディアンシーさえうらやむほどの美しさを誇っている。
 これも50年の間にかがくのちからがメガシンカして、グラフィックのうつくしさがぐーんとあがっているおかげだ。

マーシュ「はあ、バッジでも何でも美しいって罪やな…」

 相変わらずバッジに見とれるマーシュだが、そんな平和な時間も長くは続かない。
 ジムトレーナーと思しき別のふりそでが、何やら慌てた様子でジムに駆け込んできたのだ。

ふりそで「マーシュさん、大変です!ボール工場が怪しい黒服の集団に占領されていて…」

たつじん「(ボール工場、黒服の集団…まさか!)」
 ▼ 503 ドリーノ@バンギラスナイト 15/05/16 21:44:04 ID:1CYQIj0w [3/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
 ふりそでの話では、真選組は毒タイプや鋼タイプを多用してきてフェアリータイプではいかりのまえばが立たなかったそうだ。
 この話を聞いて、真選組とのバトルを前から覚悟していたたつじんは真っ先に立ち上がったのだが
 「フェアリータイプをバカにされたままでは嫌」という理由で何故かマーシュまでついてきてしまった。

たつじん「(そういえばジンダイの時はマルチバトルしそこなったから、今回が初マルチになりそうじゃな)」

 もちろん、何の策もなしに突撃するわけではない。
 ボール工場へ向かう道すがら、マーシュとたつじんは密かに毒・鋼対策会議を開いていた。

マーシュ「トレーナーさん、珍しいポケモンを持ってはるんやなあ。何て名前なんやろか?」

たつじん「レジェンドフォルムのキュウコンじゃよ。炎タイプだから鋼対策はバッチリじゃ」

マーシュ「美少女ポケモンかあ。うちのジムにあるふりそでを着せたら似合いそうやなあ」

たつじん「そしてこっちがピカジェフ。こう見えてガブリアスの魂を受け継いでいるから、地面タイプの技がいくらか使えるんじゃ」

マーシュ「あら、心強いわあ」

 だが、マーシュにも一ジムリーダーとしてのプライドがある。
 たとえ相手が苦手なタイプの使い手であっても、決してたつじん一人に丸投げするつもりなどない。

マーシュ「うちも苦手なタイプの対策くらいしてるんよ」

たつじん「ほほう、どんな対策じゃ?」

マーシュ「>>505
 ▼ 504 497 15/05/16 21:45:12 ID:uEy4xrQk [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
勘違いしてた
ごめん
 ▼ 505 メルゴン@しんじゅ 15/05/16 21:47:08 ID:ONYKbRkc [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
害悪戦法
 ▼ 506 497 15/05/16 21:50:05 ID:uEy4xrQk [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
クレッフィさんが出番を待ちわびております
 ▼ 507 ナッキー@ヘビーボール 15/05/16 22:07:42 ID:1CYQIj0w [4/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
マーシュ「害悪戦法」

たつじん「はい?最近耳が遠くてのう」

マーシュ「せやさかい、害悪戦法や」

 害悪戦法というのは、攻撃を避け続けたり相手を行動不能にさせ続けたりして精神ダメージを蓄積させる戦法である。
 害悪である相手を突破できるかどうかは自身のきょううんに頼るところが大きいので、非常に対策しづらい。

たつじん「(そういえばクソコテというポケモンもこのタイプじゃったな)」

 フェアリータイプではでんじはエアスラトゲキッス、いたずらごころエルフーン、ちいさくなるピクシー、そしてクレッフィ辺りが
 かつて猛威をふるっていた…ような記憶があるが、果たして現在では誰がそのポジションに収まっているのだろうか。
 たつじんの興味はフカマルばかりだ。

マーシュ「シーマンだって、あの攻撃を耐えていたら害悪戦法に持ち込めたんやけどなあ…」

 やっぱり、興味よりも恐ろしさの方が上回っているかもしれない。
 どんな作戦で相手を苦しめようかと笑顔でわるだくみするマーシュの横顔を見て、たつじんは密かに戦慄した。
 ▼ 508 ーランド@ちかのカギ 15/05/16 22:23:07 ID:Z1wnSQJk NGネーム登録 NGID登録 報告
悪巧みするマーシュさん可愛い
 ▼ 509 キノオー@ヘルガナイト 15/05/16 22:25:59 ID:K08f2WOA [1/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
今よりヤバい害悪・・・、怖い。
支援
 ▼ 510 チコール@リュガのみ 15/05/16 22:46:05 ID:1CYQIj0w [5/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
 さて、そうこうしているうちに二人はボール工場に到着。
 工場入口でたつじんとマーシュを出迎えてくれたのは、真選組のしたっぱ達の洗礼だった。

たつじん「相手は鋼タイプか。それならキュウコン レジェンドフォルムよ、頼むぞ!」

 こうかは ばつぐんだ!

たつじん「おお、今度は毒タイプじゃな。今度はジェフピカ、あんたに決めた!」

 きゅうしょに あたった! こうかは ばつぐんだ!

たつじん「ふむ、やはりタイプ相性って大事じゃな」

 その様子を見て、マーシュはニコニコと笑っているばかり。

たつじん「…何じゃ?害悪戦法とやらの出番はまだかのう?」

マーシュ「だってあんたはん、したっぱに自分から話しかけたら1対1のバトルになるに決まってるやん」

マーシュ「マルチバトルにするには、したっぱ二人が向かい合って見つめ合っている間にずかずか割り込まんとダメなんよ」

マーシュ「それとも、うちが昔のNPCみたいにいい加減な行動ばっかりとると思ってはるんか?」

 遠い昔、具体的には第4世代か第5世代頃の事だろうか。
 ゲーム内トレーナーとタッグを組んでマルチバトルをしたことがあるが、その相手の思考回路は素晴らしいほど摩訶不思議で
 野生で出てきた色違いを倒されたり、味方なのになみのりを当てられたり…
 そういった苦い経験から、たつじんは自然とNPCとのマルチバトルを避けるようになっていたのだ。

マーシュ「今は音声認識システムがあるんやから、それでうちに指示を出してくれればいいんよ」
 ▼ 511 リリダマ@トロピカルメール 15/05/16 23:00:46 ID:1CYQIj0w [6/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
 そこまで言うなら…と、たつじんはマーシュと音声認識システムを信じてみることにした。
 50年という時を経てゲーム内キャラクターと会話できるようになったのだから、この機能を活かさない手はないだろう。

たつじん「よし、早速じゃがこれからあの二人組に勝負を挑むぞ!」

マーシュ「そうやね。ここらでうちらの力を見せつけましょか」

 たつじんとマーシュは見つめ合う二人の間にこれ見よがしにダッシュで割り込み、バトルを挑んだ。
 対するしたっぱ達はいかにもじしんかじょうな台詞をはきだし、すぐにポケモンを繰り出す。

たつじん「ふむ、ここはピカジェフに任せるとするか」

マーシュ「ほな、うちは>>513(フェアリータイプのポケモン。新ポケモンでも可)と一緒に戦いましょか」
 ▼ 512 コリザル@イバンのみ 15/05/16 23:02:39 ID:K08f2WOA [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
ksk
 ▼ 513 ャラドス@チーゴのみ 15/05/16 23:03:06 ID:K08f2WOA [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
バズーカ砲
 ▼ 514 りすがりマッスルウィザード 15/05/16 23:25:05 ID:m1cHKgeI NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援
 ▼ 515 ントラー@がくしゅうそうち 15/05/17 20:14:24 ID:OLGgvr4E NGネーム登録 NGID登録 報告
支援age
 ▼ 516 リーパー@きれいなハネ 15/05/17 22:33:06 ID:Ouuz2wQw [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
あげ〜
 ▼ 517 コルピ@ギャラドスナイト 15/05/17 22:52:36 ID:.0/jPCSk [1/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
(「ジェフピカ」という誤表記がありましたが、正しくは「ピカジェフ」です。失礼しました)


マーシュ「ほな、うちはバズーカ砲と一緒に戦いましょか」

たつじん「バズーカ砲、じゃと!?」

 たつじんの隣でマーシュが繰り出したのは未だかつて見たこともないようなポケモン。
 名前の通りバズーカ砲のような容姿をしており、一般的なフェアリータイプのイメージからは程遠い。

たつじん「本当にフェアリータイプなのかい?というかポケモンなのかい?」

マーシュ「ほんま、ほんま。銃口の中に隠れているんよ」

 ニンテンドーバーチャルPSPキューブのスライドパッドを回転させてバズーカ砲の銃口をのぞき込むと
 そこには確かに妖精のような可愛らしいポケモンがいた。
 だが、外側のバズーカ砲からは妖精らしさはスバメの涙ほども感じられず、のぞき込まなければまず気付かないレベルだ。
 てれやな性格なのだろうが、第一印象で損をしているポケモンじゃな…とたつじんは考えるのであった。

たつじん「しかし、バズーカ砲の中に住む妖精がいるなんて信じられんのう」

マーシュ「あんな、おとぎ話に登場する古典的な妖精だけがフェアリータイプではないんよ」

 バズーカ砲と妖精の組み合わせ、それはポケモン製作陣が誇る創造力のたまもの。
 この50年間に世界中の妖精はほぼ全てポケモンのモチーフになってしまったが、そこでフェアリーポケモンがネタ切れになるわけではなく
 むしろ新しいものと組み合わされ続けて日々進化し、世間一般の「妖精」という概念すら変えようとしている。
 これこそが、2065年現在もポケモンが人気ゲームであり続けている秘訣なのだ。
 ▼ 518 カチュウ@あやしいおこう 15/05/17 23:13:44 ID:.0/jPCSk [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
マーシュ「それから、2030年代初頭にはフェアリーポケモンの影響を受けて妖精の実写映画が…」

たつじん「ふむふむ、興味深いのう」

 再びマーシュの歴史談義が始まってしまった。
 たつじんにとっては興味深いものだったが、せっかちな真選組のしたっぱは苛立ちをこらえきれなくなっていた。

したっぱA「ええい、いつまで雑談するつもりだ!さっさとバトルしろ!」

したっぱB「まあまあ落ち着けよ。あっちが来ないならこっちから行けばいいじゃないか」

したっぱA「お前、頭いいな!」

 したっぱのポケモンが繰り出す、だましうちともいえる一撃がバズーカ砲に命中した。
 こうかは ばつぐんだ!
 これにはマーシュも雑談を止め、振り返らざるをえない。

マーシュ「…あら?あら?」

 だが、バズーカ砲はほとんどダメージを受けていない。
 それもそのはず、硬い殻に守られて中の妖精には攻撃が届いていないのだから。

マーシュ「ぬるいわあ、外側のバズーカ砲はとにかく硬いんよ。ナパーム弾でも壊せんほどに、ね」

 その防御と特防はシールドフォルムのギルガルドを凌ぎ、ツボツボをもひっくりかえすほど。
 現代の害悪戦法といえば必ずと言っていいほどバズーカ砲の名前が挙がるんよ、とマーシュは得意気だ。

マーシュ「ほな、このままからにこもり続けて相手のPP切れを狙いましょか」
 ▼ 519 ラカッチ@ヤチェのみ 15/05/17 23:37:07 ID:.0/jPCSk [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
したっぱA「なんてこった!あんな硬い奴が相手じゃ手も足も出ねえよ!」

したっぱB「まあまあ落ち着けよ。バズーカ砲は中の妖精を一度外に引っ張り出してしまえば後はこっちのもんだ」

したっぱA「で、どうやって引っ張り出せばいい?」

したっぱB「ちょうはつすればいいんだよ。一度攻撃技を使えば外に出てくるからね」

したっぱA「なんだ、対策としてはギルガルドと似たようなものか」

したっぱB「というわけで早速だけどちょうはつを撃つぞ」

 相手のPPが切れるまでまもり続けるというマーシュの計画は、れいせいな方のしたっぱの機転によりあっけなく阻止された。
 バズーカ砲の中にいた妖精は引きずり出され、矢面に立たされることに。

マーシュ「あ、あかん…!」

したっぱA「よーし、チャンスだ!ヘドロばくだんを撃てぇーい!」

たつじん「そうはさせんぞ。ピカジェフ、どろかけじゃ!」

 …そう、マルチバトルは一人でするものではない。
 マーシュがピンチに陥った今こそ、たつじんの腕の見せどころなのだ。
 ようやく出番がやってきたことに安堵すると共に、ジム戦で戦えなかったピカジェフを活躍させてやりたい気持ちでいっぱいだった。
 ▼ 520 ナップ@タイマーボール 15/05/17 23:59:00 ID:.0/jPCSk [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
マーシュ「トレーナーさん、おおきに」

たつじん「いやいや、礼ならピカジェフに言ってやってくれ」

マーシュ「それにしてもあんたはん、どろかけを選ぶとはセンスありますなあ」

たつじん「…センス、じゃと?」

マーシュ「相手の命中率を落とすのは害悪戦法の定番やからねえ」

 マーシュは本当に歴史と害悪戦法がお好きなようだ。
 やれやれと溜息を付くたつじんだったが、半分呆れながらも彼女の長話を聞いてみると
 意外にポケモン対戦の基本は50年前とそう変わっていないのかもしれない。

したっぱA「ええい、また雑談か!そんなに俺らとのバトルが退屈か?」

したっぱB「まあまあ落ち着けよ。命中率が下がっても、つばめがえしやマジカルリーフみたいな必中技には関係ないからね」

したっぱA「お前、頭いいな!」

したっぱB「というわけで、マグネットボム撃っちゃいますか」

 だが、これまで受け身を貫いてきたマーシュも流石に黙って見ているだけではない。
 眼光を鋭くフラッシュさせ、静かな声でバズーカ砲にこうげきしれいを出した。

マーシュ「バズーカ砲、>>521(攻撃技)」
 ▼ 521 リテヤマ@カードキー 15/05/18 00:55:56 ID:9i5SdPRs NGネーム登録 NGID登録 m 報告
確定急所電磁砲
 ▼ 522 ムリット@とけないこおり 15/05/18 23:18:09 ID:aXnjifTA NGネーム登録 NGID登録 報告
あげ
 ▼ 523 ボミー@かおるキノコ 15/05/19 02:07:30 ID:qBu6sGlE NGネーム登録 NGID登録 報告
ほしゅ
 ▼ 524 ットレイ@ラティアスナイト 15/05/19 06:21:54 ID:sXT2FYzk NGネーム登録 NGID登録 m 報告
あげ
 ▼ 525 ラセクト@やすらぎのすず 15/05/19 11:51:06 ID:.VqHK.ZY [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
支援age
 ▼ 526 ウカザル@シャドーメール 15/05/19 12:36:40 ID:.Rgxwo3c [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>521
当たれば確定で急所か、強いな。
ただ命中率はいくつだろう?
 ▼ 527 シギソウ@バンジのみ 15/05/19 22:37:19 ID:O3KnJMG6 NGネーム登録 NGID登録 報告
>>521
長いな
レールガンでいいんじゃね。
 ▼ 528 チニン@ボロのつりざお 15/05/20 06:19:28 ID:ymYbpwVk NGネーム登録 NGID登録 m 報告
>>527
こういう名前だからこそ安価は面白い
 ▼ 529 メテテ@ザロクのみ 15/05/20 20:17:46 ID:c4YW.PFU [1/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
マーシュ「バズーカ砲、確定急所電磁砲」

 きゅうしょに あたった!
 したっぱ達のポケモンはなすすべもなく倒れ、静かにボールへと戻された。

マーシュ「ふふ。バズーカ砲にピントレンズを持たせておいて正解やったなあ」

マーシュ「さらにバズーカ砲の隠れ特性きょううんで、技が急所に当たりやすくなるんよ」

たつじん「じゃが、それでも確定にはならないないはずじゃ?」

マーシュ「…ま、結局は日頃ポケパルレでかわいがっているのが効いたんやけどね」

 マーシュが言っているのは、仲良くなったポケモンがトレーナーの掛け声に合わせて技を当てるあの現象のことだ。
 リアルきょううんって最高やわあ、とマーシュは笑ったが、たつじんとしてはどうも腑に落ちない。
 最後の最後でおいしいところを全て持って行かれてしまったのだから無理もないだろう。

ワルダック「…騒がしいぞ。何をしている?」

 工場奥から響いてきた声に気付いてたつじんが顔を上げると、そこにはセキタイタウンでちらりと見かけたワルダックが。

したっぱA「あっ、ワルダックさん!この人めちゃくちゃ強いんですよ!」

したっぱB「正確には、このバズーカ砲が…ですが」

マーシュ「そうそう。うちのバズーカ砲はふんわりはんなり強いんよ」

たつじん「……」

 すっかり蚊帳の外に置かれて、少しさみしがりな気分になったたつじんであった。
 ▼ 530 カチュウ@シルバースプレー 15/05/20 20:36:42 ID:c4YW.PFU [2/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
ワルダック「ふん。バズーカ砲だかオクタンほうだか知らんが、わしのポケモンがにぎりつぶしてやる」

マーシュ「威勢のええことやな。ほな、うちも全力でおもてなしという名の害悪戦ぽ…」

 マーシュがそう言いかけた時、故意か過失か足元のベルトコンベアが急に動き出した。
 覚えているだろうか?ここはベルトコンベアが四方八方に伸びるボール工場内なのだ。
 たつじんはとっさに避けたが、ヒールの高い靴をはいている彼女はバランスをとることもできず転倒してしまった。

たつじん「マーシュや、大丈夫かい?」

マーシュ「くう、痛た…足をくじいて戦えそうにあらへん。かんにんなあ」

 戦うのはマーシュ自身ではなくポケモンなのだが、彼女は捻挫を理由に戦線離脱してしまった。
 恐らく、激痛のあまりバトルに集中できないとか指示が出せないとか、そんな理由だろう。

たつじん「(まあ、全部バズーカ砲一匹にたまなげ…コホン、丸投げするのも味気なかったしのう)」

 これはピンチであると同時に、たつじんにとっては自分のポケモンを活躍させるチャンスでもある。
 大きく深呼吸をして一歩前に出、ワルダックの挑戦を受けることにした。

ワルダック「ふん、誰が相手であろうと結果は同じだ」

 不敵な笑みを浮かべながら、ワルダックはボールから>>531(ポケモン)を繰り出した。
 ▼ 531 ドン@クリティカット 15/05/20 21:03:38 ID:1EQ8ZjCs NGネーム登録 NGID登録 m 報告
名前欄の最終進化
 ▼ 532 シギダネ@フーディナイト 15/05/20 21:34:17 ID:c4YW.PFU [3/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
 不敵な笑みを浮かべながら、ワルダックはボールからヤドンの最終進化を繰り出した。
 だが、たつじんからしてみれば見たことのないポケモンだ。
 その姿からかろうじてヤドンの最終進化だということは分かるのだが…

マーシュ「あれは…メガヤドキングやねえ」

たつじん「何と!ヤドランに続いてヤドキングもメガシンカを手に入れたのかい?」

マーシュ「そう、そう。厳密には第9世代からになるけどなあ」

 メガヤドキングは戦ったことのない相手だが、後ろからマーシュがアドバイスしてくれるようだ。
 たつじんは心強く感じながらバトルに臨むのであった。

たつじん「…で、メガヤドキングというのは普通のヤドキングとどう違うんじゃ?」

マーシュ「まず容姿やね。見ての通り頭全体がシェルダーに覆われていて、ちょうどフルフェイスヘルメットみたいになっとるやろ?」

たつじん「ふむ、守備力が高そうじゃな」

マーシュ「そうそう。バズーカ砲ほどじゃおまへんが高い守備力を誇っていて、害悪戦法の常連ポケモンとしても有名なんよ」

 害悪戦法をこよなく愛しているだけあって、その環境にも詳しいマーシュ。
 いつの日か他のゲームで見かけた、敵を倒すためのアドバイスをくれるフェアリーを連想しながら
 たつじんはマーシュの助言を聞くのであった。

マーシュ「それから、メガヤドキングのタイプは水・エスパーに加えて>>534やね」
 ▼ 534 ータス@いのちのたま 15/05/20 21:43:00 ID:jfEQaou6 [1/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
 ▼ 535 クリン@あさせのしお 15/05/20 21:45:22 ID:jfEQaou6 [2/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>531
よく思い出してみるとワルダックちゃんとヤドキング使ってたな
確かケッキングの怠けをスキスワしてきた覚えが…
 ▼ 536 ーナイト@フリーズカセット 15/05/20 22:14:12 ID:c4YW.PFU [4/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
マーシュ「それから、メガヤドキングのタイプは水・エスパーに加えて氷やね」

 なるほど、言われてみると被っているフルフェイスの素材が氷っぽいような気がする。
 タイプが最大3つに増えてからややこしくなっているが、たつじんは昔の勘をじこさいせいさせて一生懸命メガヤドキングの弱点を考えた。

たつじん「水・エスパー・氷タイプということは、弱点は電気、草、悪、ゴースト、岩、虫、それから…」

 考えた結果、たつじんは相性のいいピカジェフをバトルに出すことにした。
 やっと主役に躍り出ることができて、ピカジェフは電気袋の火花ととうそうしんを燃やしている。

たつじん「よし、行くぞピカジェフ!10まんボルトじゃ!」

 こうかは ばつぐんだ!
 …だがメガヤドキングの体力はまだ7割以上残っており、平然とした顔で仁王立ちしている。

ワルダック「ほう、技のチョイスは悪くないが…メガヤドキングの特防をナメてもらっちゃ困るな」

たつじん「何じゃと…!?」

ワルダック「今度はこちらの番だ。メガヤドキング、ぜったいれいど!」

 ぜったいれいどで一撃必殺を狙う戦法は現代でも健在だ。
 当たる確率は3割と低いが、それでもロマンを追い求めてこの技に賭ける者は少なくない。
 ▼ 537 ネネ@ポロックキット 15/05/20 22:16:16 ID:c4YW.PFU [5/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「まずいぞ!あの技を喰らえばひとたまりもない!」

 焦るたつじんに、マーシュが後ろから優しく話しかける。

マーシュ「トレーナーさん、落ち着いて」

たつじん「落ち着けと言われても、ピカジェフがやられたら他に相性のいいポケモンは…」

マーシュ「今までポケパルレでピカジェフと信頼関係を築きはってきたんでしょ?」

たつじん「そうじゃが…」

マーシュ「だったら、ピカジェフを信じて応援してあげる。それがトレーナーの務めなんよ」

たつじん「…そうか、そうじゃな!」

 たつじんはピカジェフの後ろ姿をじっと見つめ、目と耳そして指先に神経を集中させる。
 メガヤドキングが放つぜったいれいどの光が強くなったその瞬間、ピカジェフに最大限のエールを送った。

たつじん「ピカジェフ、かわせ!」

>>538の投稿時間の秒で、相手のぜったいれいどが命中するかどうかを判定します。
 秒の一の位が3,6,9のいずれかであれば命中、それ以外ならはずれ。
 例:2015/05/20 **:**:43 →秒の一の位は3なので命中)
 ▼ 538 チニン@あいいろのたま 15/05/20 22:19:03 ID:jfEQaou6 [3/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
ほい
 ▼ 539 イナン@いんせき 15/05/20 22:20:20 ID:jfEQaou6 [4/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>538
やっちまった…
 ▼ 540 ラスル@ちからのハチマキ 15/05/20 22:36:50 ID:c4YW.PFU [6/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>538の投稿時間の秒が22:19:03→秒の一の位は3なので命中)

 だが、たつじんの叫びは強烈な冷気の渦にふきとばされ、かき消されてしまった。
 ぜったいれいどを避けきれなかったピカジェフは力尽き、地面に倒れ込む。

たつじん「…ピカジェフ、よく頑張ったのう」

 たつじんはピカジェフをねぎらい、そっとボールに戻した。

たつじん「(次のポケモンを出さねばならんが、どうするべきか…)」

 本来なら一番レベルの高いケロマツを出すべきだが、あいにく彼はジム戦で疲れているので無理はさせたくない。
 長考の末、たつじんはレジェンドフォルムのキュウコンを繰り出した。
 素早さの高いキュウコンならぜったいれいどを回避できる可能性も高くなるかもしれないと、そう考えながら。

たつじん「よし、頼むぞキュウコンよ」

 キュウコンがボールから飛び出すと、特性ひでりで陽射しが強くなった。
 ボール工場の窓という窓から強烈な光がまっすぐ降り注ぎ、屋内でも暑く感じるほどだ。

ワルダック「…ふん、天気が変わろうと勝敗の結果は変わらん!」

 知っての通り、ひざしが強い時はポケモンがこおり状態になることはない。
 だが、ひでりだろうと何だろうと一撃必殺技ぜったいれいどの威力が弱まるわけではない。
 ワルダックはメガヤドキングに指示を送り、二発目のぜったいれいどを打とうとしていた。
 ▼ 541 ットロトム@ヤチェのみ 15/05/20 22:54:48 ID:c4YW.PFU [7/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
ワルダック「…むむ?」

 だが、メガヤドキングの反応は先程と比べてそこはかとなく鈍い。
 元々素早さが高いポケモンではないのだが、それでも毎日ヤドキングを見ているワルダックならば一目で違和感をおぼえるレベルだ。

ワルダック「まさか、さっきの10まんボルトで…」

 そう、ピカジェフが放った最初にして最後の魂の一撃はメガヤドキングの脳天を直撃し、
 かのポケモンの一挙手一投足に至るまでを鋭く監視しつつ縛る、常人の目には見えざる糸を紡ぎだした。
 ピカジェフはただ何もせず散っていったわけではない。
 決して華々しくはないが、後続のキュウコンに対する最大にして最高のバトンタッチに相応しいおきみやげを残していってくれた。

たつじん「(つまり10まんボルトの追加効果でまひしたということじゃな!)」

 これはラッキーだ!と言いたい所だが、喜ぶのはまだ早い。
 メガヤドキングの行動が遅くなったからといって、ゲームの数値上ぜったいれいどの威力や命中率が下がるというわけではないからだ。

たつじん「じゃが、こちらも黙ってやられるわけにはいかんぞ。のうキュウコンよ…」

 ヒヨクジムでのバトル以来、キュウコンもレベルが上がり新しい技も覚えている。
 半ば祈るような気持ちで、たつじんはキュウコンの一撃に賭けてみることにした。

たつじん「…よし、今だ!>>543(キュウコン レジェンドフォルムの技)」
 ▼ 542 コリザル@ノメルのみ 15/05/20 23:09:52 ID:jfEQaou6 [5/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
怪しい光
 ▼ 543 リープ@ラティアスナイト 15/05/20 23:27:34 ID:pGf7Fz8k NGネーム登録 NGID登録 報告
スライディング土下座
 ▼ 544 の餅つき◆B3yArQfdHk 15/05/21 18:42:29 ID:RpZlGPsI NGネーム登録 NGID登録 報告
闇の餅つき
 ▼ 545 ガカメックス@ロメのみ 15/05/22 05:54:43 ID:cUcRJaB6 NGネーム登録 NGID登録 m 報告
age
 ▼ 546 ートロトム@リニアパス 15/05/22 14:49:51 ID:XtFpdt9E NGネーム登録 NGID登録 報告
age
 ▼ 547 ンテイ@ポケトレ 15/05/22 18:51:36 ID:o4Y29.fY NGネーム登録 NGID登録 m 報告
しえん
 ▼ 548 ンホロウ@ポケじゃらし 15/05/23 20:29:31 ID:jUzGngCM [1/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「…よし、今だ!スライディング土下座」

 キュウコンが突然繰り出した大技に、マーシュも思わず大驚嘆。
 その一方でワルダックはというと、何度命令してもメガヤドキングが動かないのでいらだちを募らせている。

たつじん「ふむ、まひの追加効果で動けないのじゃろうか?」

マーシュ「あんな…実はスライディング土下座いう技はな、5割の確率で相手をひるませるんよ」

 まさか50%の確率で相手をひるませる技が登場するとは誰が想像できただろうか。
 まひ状態と組み合わせれば、かの元祖でんじはエアスラトゲキッスにも劣らない一方的な戦いが可能になる。

マーシュ「これぞ害悪戦法の醍醐味やわあ!」

 箸がころがってもおかしい年頃の娘らしく、むじゃきに笑うマーシュ。
 だが、その笑い声がワルダックをちょうはつしてしまった。

ワルダック「おのれ、いつまでもきょううんが続くと思うなよ!」

 メガヤドキングは ワルダックに しんぱいさせまいと まひを きあいでなおした!

マーシュ「ああっ!折角入ったまひが…」

ワルダック「ふん。ポケパルレの力、使えるのはお前達だけではないのだぞ」

 ワルダックはメガヤドキングに再び指示を送り、今度こそ二度目のぜったいれいどが解き放たれようとしていた。

>>549の投稿時間の秒で、相手のぜったいれいどが命中するかどうかを判定します。
 秒の一の位が3,6,9のいずれかであれば命中、それ以外ならはずれ)
 ▼ 549 モルー@みどりのバンダナ 15/05/23 20:51:25 ID:iQpxSZcQ NGネーム登録 NGID登録 m 報告
どうだ
 ▼ 550 ッシード@ブレイズカセット 15/05/23 21:17:22 ID:jUzGngCM [2/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>549の投稿時間の秒が20:51:25→秒の一の位は5なのではずれ)

 だが、奇跡はそう何度も起こらない。
 たつじんのキュウコン レジェンドフォルムはぜったいれいどをひらりとかわし、華麗に着地した。
 可愛いだけではなく、戦いもできなければ現代のアイドルは務まらないのだ。

たつじん「よし、これで決めるぞ!キュウコン、スライディング土下座」

 きゅうしょに あたった!
 キュウコンの一撃はメガヤドキングをボール工場の端までふきとばし、戦闘不能に追いやった。

ワルダック「おのれ、おのれ…!」

ワルダック「…だが、長年の友ヤドランとわしの絆をもってしても倒せぬ相手がいたとはな。完敗だ」

たつじん「…え?」

ワルダック「いつかまた、どこかで会おうぞ。わしのライバルよ」

 なぜかいきなりライバルに認定され、たつじんはフォッコにつままれたような顔になる。
 その隙にワルダックと真選組のしたっぱ達は横に待機していたルージュラのスカートの中に潜り込み、こなゆきと共にどこかへと消えてしまった。
 移動式の本拠地とは便利な時代になったものだ。

マーシュ「ほな、これにて一件落着やな。おおきに、トレーナーさん」

たつじん「うむ。わしもメガヤドキングという新ポケモンについて知ることができて満足じゃ」
 ▼ 551 ガデンリュウ@すいせいのかけら 15/05/23 21:36:52 ID:jUzGngCM [3/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「そういえば捻挫はもう治ったのかい?」

マーシュ「あれね、足首になんでもなおしを使ってみたら治ったんよ」

たつじん「えっ!?なんでもなおしってポケモン専用じゃないのかい?」

マーシュ「あんな、普段からポケモンになりきっとるうちやから効いたんよ。良い子はまねっこしたらあかんよ」

 本気でポケモンになりきった人間ならポケモンの道具を使うことができる…もしそれが本当なら何と便利なことか。
 疲れた時にげんきのかけらを使ったり、体育祭の前日にインドメタシンを飲んだり、
 あかいいとを使って気になる相手と両思いになったり。
 2065年現在それらはまだ夢のまた夢に過ぎないが、今からさらに50年くらいには実現するかもしれない。
 タブンネ。

マーシュ「…そうや、これ」

 そう言って、マーシュは見たこともないようなモンスターボールを取り出した。

マーシュ「ついさっき工場長さんが来はってね、工場を救ってくれたお礼にって」

たつじん「これは何じゃ?」

マーシュ「>>552ボールいうて、新種のモンスターボールなんよ」
 ▼ 552 ノワール@きょうせいギプス 15/05/23 21:37:12 ID:rAfTDDIs NGネーム登録 NGID登録 報告
チョコ
 ▼ 553 ルビル@オレンジメール 15/05/23 21:57:36 ID:jUzGngCM [4/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
マーシュ「チョコボールいうて、新種のモンスターボールなんよ」

 何やらそんな名前のお菓子があったような気がするが、なにせ最後に見たのは50年も前のこと。
 あいにくドわすれしてしまって詳しいことは思い出せないたつじんなのであった。

マーシュ「今年のバレンタインデーに新登場したボールでね…」

たつじん「ふむ。ちょっとうまそうじゃな」

マーシュ「見ての通りボール全体がチョコレートでできとって、くいしんぼうなポケモンを捕まえやすくなるんよ」

たつじん「ふむふむ。なかなか便利そうじゃな」

マーシュ「問題点は、長時間持っているとチョコが溶けてくること。夏場は特に、ね」

 たつじんは慌ててチョコボールをボールポケットにしまい、手にチョコがついていないかどうかを確認した。
 幸い、指に少しあまいかおりが付いただけで済んだようだ。

マーシュ「次のジムを目指すならフィアッコク…こほん、ヒャッコクシティを目指すといいフィアよ」

たつじん「む?どうしたんじゃマーシュ?」

マーシュ「ううん、何でもないフィア。なんでもなおしの副作用で…フィアフィー…言葉がポケモンっぽく…フィー」

たつじん「おい、マーシュ!しっかりするんじゃ!」

マーシュ「だいじょうフィア。いつものことだから…フィア!フィアフィー!」

 たつじんがマーシュをクノエジムまで連れて帰った頃には、彼女はほとんど人語を話せなくなっていた。
 ふりそでのジムトレーナーは「一晩寝れば治る」と言ったが、副作用というのは実に恐ろしいものだ。
 薬は用法、容量を守って使用しましょう。
 ▼ 554 ッコラー@イトケのみ 15/05/23 22:10:46 ID:jUzGngCM [5/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
【たつじんのレポート】 []内は安価で決まりました。

 クノエシティに着いたたつじんは、まずジムに直行。
 ジムリーダーであるマーシュはお気に入りである[シーマン]柄のふりそででジム戦に臨んだ。
 彼女のシーマン対し、ケロマツは毒タイプのくさいいきで応戦。この一撃でシーマンを[倒した]。
 マーシュはたつじんを強いトレーナーとして、そしてポケパルレを愛する者として認めた。

 そこへ、ジムトレーナーが「ボール工場が何者かに占領された」と慌ててやってきた。
 相手は真選組、使用タイプはフェアリーが苦手とする毒や鋼が多いという。
 たつじんとマーシュはボール工場を救うべく立ち上がることになった。
 苦手なタイプに対し、マーシュは[害悪戦法]で立ちまわるのだという。

 ボール工場に入り、真選組のしたっぱとのマルチバトル。
 たつじんは電気・ゴーストタイプのピカジェフを、マーシュは新ポケモンの[バズーカ砲]を繰り出した。
 妖精がナパーム弾よりも硬いバズーカ砲の中に入っており、ツボツボよりも高い守備力を誇る。
 したっぱのポケモンがちょうはつを使ったことで中の妖精が窮地に立たされもしたが、[確定急所電磁砲]で相手を撃破。

 いよいよ、たつじんとワルダックとの戦いになった。
 ワルダックが繰り出した[ヤドンの最終進化]すなわちメガヤドキングのぜったいれいどが[命中]して、相性のいいピカジェフが倒されてしまう。
 だが、ピカジェフが放った10まんボルトによるまひと、キュウコンの新技[スライディング土下座]のひるみ効果で何とか持ち直す。
 二度目のぜったいれいどを[避け]、そのまま絵に描いたような害悪戦法でワルダックを撃破。
 ポケパルレを愛する者として、たつじんはワルダックからライバル認定を受けるのであった。

 マーシュを通してボール工場長から[チョコ]ボールを貰い、たつじんはヒャッコクシティを目指すのであった。
 ▼ 555 りすがりマッスルウィザード 15/05/23 22:16:10 ID:fs/HPBTo [1/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援
 ▼ 556 ガジュカイン@ゲンガナイト 15/05/23 22:18:11 ID:FHixpkwY NGネーム登録 NGID登録 報告
いつ見ても面白いな…ありがとう!
 ▼ 557 ワパレス@カイロスナイト 15/05/23 22:23:06 ID:jUzGngCM [6/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
 ここはヒャッコクシティ。
 たつじんは、ちょうどジムリーダーのゴジカに勝利したところのようだ。

ゴジカ「…お見事です。まさか私のエスパータイプを打ち破るとは」

たつじん「やったぞ、ケロマツ!」

ゴジカ「ところで、占ってほしい事はないですか?せっかくここまで来られたのですから」

たつじん「はい?」

 知っての通り、ゴジカは占い師でもある。
 XYではただの設定に過ぎなかったが、今回は音声認識システムを活かしたお悩み相談を受け付けているようだ。

ゴジカ「悩み事があれば、ニンテンドーバーチャルPSPキューブのマイクに向かって告白なさい。さすれば道は開けましょう」

たつじん「…そう言われても、のう」

 あいにく、のんきな老後を満喫しているたつじんにはこれといった悩み事など存在しない。
 定年退職前ならば嫌というほどあったのだが。
 あえて挙げるとすれば、「悩みはないか」と聞かれているのに何も言えないことが悩みだろうか。

たつじん「(こうなったら、片っ端から知り合いに電話をかけて悩みがある人を探してみるとするか)」

 たつじんはニンテンドーバーチャルPSPキューブのフタを閉じてスリープモードにし、離れて暮らす家族に電話をかけてみることにした。
 ▼ 558 ールナー@カムラのみ 15/05/23 22:37:14 ID:jUzGngCM [7/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
………

おじさん「もしもし…ああ、親父か」

たつじん「最近、悩みとかないかい?」

おじさん「少し前まではあったんだがな。ゴジカに相談すれば全部解決してくれるからな」

たつじん「ああ、そうか。そういえばお前はポケモン最新作を持っているんじゃったな」

おじさん「この前プロジェクトが失敗して同僚との関係がぜったいれいどになった時も、的確なアドバイスくれたしな」

おじさん「ゲームで悩み相談できる時代になったなんて、かがくのちからって…」

………

たつじん「結局、娘達も孫もみんな自分の悩みはゴジカに相談済みじゃった」

たつじん「ばあさんにも聞いてみたが、わし同様マイペースに第二の人生を満喫しているようで悩みらしきものはない」

 相談できそうな悩みが見つからず困り果てたたつじんの元に、一本の電話がかかってきた。
 使い慣れた古典的な受話器を取ると、その相手は長女の婿だった。

やまおとこ「…もしもし。お義父さんですか」

たつじん「おお、お前か!ちょうどいいところに電話をかけてきたのう」

 今度こそ悩みを引き出せるかもしれない、と心を踊らせながらのうてんきに話すたつじん。
 対して、娘婿の声はくろいきりのようにどんよりと沈んでいる。
 ▼ 559 ンテール@ルームキー 15/05/23 22:48:36 ID:jUzGngCM [8/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「なんだか悩みがありそうな声色じゃな。何かあったのかい?」

やまおとこ「…心配してくれるのはありがたいのですが、それにしては嬉しそうな声ですね」

 何も知らない娘婿は皮肉たっぷりにそう言い放つ。
 このままではまずい空気になりそうだときけんよちしたたつじんは、今度はまじめな声で話しかけた。

たつじん「悩みがあるなら、わしに相談すればいいんじゃよ」

やまおとこ「そうですか。実は…」

 そう言いかけて、娘婿は息を大きく吸い込んだ。
 激しいきんちょうかんに圧倒されてしまわないように、気合を入れてから言い直す。

やまおとこ「実は、僕のニンテンドーバーチャルPSPキューブとポケモンを嫁さんに没収されてしまったんです」

たつじん「…はい?」

やまおとこ「僕がソルヘリオスの厳選にかまけていて、結婚記念日を忘れたから…」

たつじん「そうかい、そうかい」

 ニンテンドーバーチャルPSPキューブを没収されてしまったのでゴジカに相談できない、とナゲキ悲しむ娘婿。
 ゲーム内の登場人物に過ぎないはずの彼女が、今を生きている現代人に与えている影響力の大きさを思い知ったたつじんなのであった。
 ▼ 560 プラス@GBプレイヤー 15/05/23 23:02:10 ID:jUzGngCM [9/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「それなら、しばし待っておれ。これから少しめいそうして、いいアイデアをしぼりとって…しぼりだしてくるからな」

やまおとこ「あ、ありがとうございます、お義父さん!」

 たつじんは電話の保留ボタンを押すのとほぼ同時にニンテンドーバーチャルPSPキューブのフタを開き、
 スリープモードから目覚めたばかりのゴジカに相談を開始した。

………

ゴジカ「迷える子メリープよ、悩みは見つかりましたか?」

たつじん「わしが結婚記念日を忘れたから、かみさんがいかりのボルテージを上げているんじゃよ」

たつじん「仲直りしたいんじゃが、どうしたらいいかのう?」

 娘婿から聞き出したばかりの悩みを、あたかも自分のことのように相談するたつじん。
 人のくろおびですもうをとるとはこのことだ。

ゴジカ「それなら、やはりプレゼントが一番ですね」

たつじん「プレゼントじゃと?」

ゴジカ「もちろん、気持ちを込めることが一番ですよ。メッセージカードを添えるとか、ね」

たつじん「それで、何を贈ればいいんじゃ?」

ゴジカ「>>562がお勧めです。あれなら現実のポケモンセンターでも買えますからね」
 ▼ 561 りすがりマッスルウィザード 15/05/23 23:05:53 ID:fs/HPBTo [2/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援
 ▼ 562 ルトス@デンリュウナイト 15/05/23 23:08:21 ID:wK5GMvcI NGネーム登録 NGID登録 報告
シーマンナイト
 ▼ 563 りすがりマッスルウィザード 15/05/23 23:09:56 ID:fs/HPBTo [3/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
世界のボディービルダーポケットモンスターマッチョ(出るキャラクター、ポケモン全てが筋肉バキバキ)
 ▼ 564 ッピ@クラボのみ 15/05/25 06:27:15 ID:usQTuo/U NGネーム登録 NGID登録 報告
毎日楽しみにしてる 支援
 ▼ 565 ーギラス@ベリブのみ 15/05/25 22:11:14 ID:qdmLIAs. [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ゴジカ「シーマンナイトがお勧めです。あれなら現実のポケモンセンターでも買えますからね」

 ゴジカの口から飛び出してきた単語を聞き、たつじんは思わずひるんでしまった。
 先のマーシュ戦で戦った新ポケモンのシーマンに、まさか専用のメガストーンがあったとは。
 現実のポケモンセンターで売られているということは恐らくアクセサリーか何かなのだろうが、気になったたつじんはゴジカに質問してみた。

たつじん「シーマンもメガシンカするのかい?」

ゴジカ「もちろんです。今やメガシンカしないポケモンの方が珍しいくらいです」

ゴジカ「進化前ポケモンがメガシンカするのも日常茶飯事。特にフカマルやガバイトは、メガシンカのお陰でガブリアスよりも強くなれたようなものです」

 にわかには信じがたい情報がタネマシンガンのように飛び出してくる。
 だが、たつじんはとりあえず「そうかい、そうかい」と相槌だけ打っておいた。

たつじん「で、そのシーマンナイトという商品は人気なのかい?」

ゴジカ「はい、もちろん。シーマン自体がピカチュウにも劣らぬ人気を誇っていますからね」

 何でもゴジカの話では、シーマンはかのマッギョと肩を並べるネタポケモンとして、そしてアニメの準レギュラーポケモンとして
 現実でもミニスカートやおとなのおねえさんの間で人気なのだという。
 先月発売された女子中高生向け雑誌にも、シーマン型ポシェットが付録として付いてきたほどだ。
 現代の若者のセンスは理解しがたいのう、と溜息をつくたつじんであった。

たつじん「…それで、そのシーマンナイトというのはいくらするのかい?」

ゴジカ「少し高額になりますが、でかいきんのたま>>566個分です」

>>566の投稿時間の秒でシーマンナイトの価格を決定します。
 例:15/05/25 **:**:24→でかいきんのたま24個分)
 ▼ 566 シャーモ@ぼんぐりケース 15/05/25 22:27:29 ID:CX5Fdzcc [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
 ▼ 567 ガミミロップ@ひかりのこな 15/05/25 23:25:53 ID:qdmLIAs. [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ゴジカ「少し高額になりますが、でかいきんのたま29個分です」]

 でかいきんのたま29個分…それはたつじんのヒトツキあたりの年金受給額よりもはるかに上をいく。
 2065年現在、女性の平均寿命が120歳を超えただの何だのと世間では騒がれているが、
 その影で年金をまともに受け取れず、家計かえんぐるま状態を余儀なくされている高齢者が数多くいることも忘れてはならない。

たつじん「(わしもポケモン以外の高級品は久しく買っていない。超高齢社会の現実は世知辛いのじゃ)」

 アクセサリー類だから仕方がないといえば仕方がないが、まさかポケモンセンターでそのような高額商品が売られる時代がやって来るとは
 たつじんの想像の域を超越した、そら恐ろしい何かの仕業に違いない。

たつじん「高いのう!買えるのはリアルジェントルマンに限られていそうじゃな」

ゴジカ「ええ。ですが、だからこそ相手に誠意を伝えるにはもってこいなのです」

 気持ちが大切とはいえ、やはり安物ではまごころを伝えられないということなのだろうか。
 金の力は大きくそして恐ろしい…と再度実感させられたところで、ゴジカがセールストークを再開した。

ゴジカ「それに、シーマンナイトはただ綺麗なだけではないのですよ」

ゴジカ「アクセサリーとして装着できるだけではなく、>>569にも使えるのです」
 ▼ 568 ビワラー@もくたん 15/05/25 23:32:43 ID:q.RW9zh2 NGネーム登録 NGID登録 報告
非常食
 ▼ 569 パルダス@2ごうしつのカギ 15/05/25 23:38:27 ID:/tga49Pw NGネーム登録 NGID登録 報告
高いな・・・。
安価ならペースメーカー
 ▼ 570 ガボーマンダ@しんぴのしずく 15/05/25 23:42:04 ID:Hz3Ydo92 NGネーム登録 NGID登録 報告
ニンテンドー健康に気を遣いすぎwww
 ▼ 571 ューラ@ピーピーエイド 15/05/27 22:13:13 ID:yfeYW6pE NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 572 レッフィ@ふしぎなタマゴ 15/05/27 22:31:55 ID:q.iCFOsU NGネーム登録 NGID登録 報告
みんないいネタ振りだね
 ▼ 573 ソッキー@そうこのカギ 15/05/29 22:17:59 ID:PSap1eek [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ゴジカ「アクセサリーとして装着できるだけではなく、ペースメーカーにも使えるのです」

 何ということでしょう。
 まさかメガペースメーカーに加えて、シーマンナイトまでペースメーカーとして使われるとは誰が予想できただろうか。

ゴジカ「例によって手術は不要。貼るだけタイプの上をいく、首からさげるだけタイプです」

たつじん「じゃが、わしの娘…じゃなくて妻は至って健康で、ペースメーカーなんて使うのは何十年先のことになるやら…」

ゴジカ「そう思われるかもしれませんが、最新のペースメーカーはダイエットや睡眠不足解消にも役立つのですよ」

 最新のペースメーカーは凄いぞ!
 首から吊るして心拍数を調整するだけで、あついしぼうやふみんともサヨナラバイバイできる時代がやって来たのだ。
 ただし唯一欠点があり、ねをはる…値が張るのであまり普及していないのが問題。
 今後の課題はいかにコストを抑えて製造し、かつ安く販売するかだ。

ゴジカ「これを装着すれば、あなたの奥様はイライラしにくくなって家庭生活も円満になることでしょう」

たつじん「ふむ…ちと高いが検討しておこうかのう」

 たつじんはニンテンドーバーチャルPSPキューブのフタを閉め、スリープモードになったことを確認した上で
 電話器の保留ボタンを再び押して、ゴジカからよこどりしたアイデアを娘婿に伝えるのであった。
 ▼ 574 リンリキ@ハッサムナイト 15/05/29 22:42:42 ID:PSap1eek [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
 たつじんからシーマンナイトの値段を聞いた娘婿はそれはそれはもうタマゲタケれど、
 だからといって他に良いプレゼント候補があるわけでもない。
 なけなしの財布の中身をかき集めて、最寄りのリアルポケモンセンターへ赴くのであった。

やまおとこ「ポケモンセンターも1都道府県に最低1軒はある時代になった。便利なものだな」

 高額商品シーマンナイトをカウンターに持って来た中年男性を見て、伝説ポケモンではない方のレジの店員は目をまるくしたが
 すぐに普段の営業スマイルに戻って世間話もほどほどに会計を済ませた。
 ついでに可愛いラッピングもしてもらって店を出ると、やまおとこの鼻先にぽつりぽつりとなにか冷たいものが当たり始めてきた。

やまおとこ「雨…か」

 ――ねえ、覚えてる?二人出会った時のこと。

やまおとこ「…そういえば、あいつと最初に出会ったのもここだったな」

 ――ああ、もちろんさ。確か雨が降ってた。カイオーガも裸足で逃げるほどに、な。

やまおとこ「あれは今から20年近く前。当時まだバックパッカーだった俺は、ここでうんめいてきなであいをした」

 ――あははっ!何言ってるの、カイオーガは靴履かないでしょ!

やまおとこ「その相手は可憐なミニスカート。あのむじゃきな笑顔に一目でメロメロになった俺は…」

 そこまで独り言を呟いたところで、たつじんの娘婿はなにかのけはいをかんじる…
 慌ててキョロキョロと辺りを見回せば、街路樹の影にどこかで見たようなヒトカゲがひとつ。

だいすきクラブ「…あら、まあ」

 その正体は…かつてのミニスカートであり、現在の中年女性。
 思いがけない時に思いがけない場所で再会した夫婦は、気恥ずかしさでつい下を向いた。
 ▼ 575 グロコ@ネコブのみ 15/05/29 23:05:34 ID:PSap1eek [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
 賑やかだったポケモンセンター前に、気まずい無言の空間が広がる。
 その沈黙をオーラブレイクして一歩先に歩み出たのは、夫であるやまおとこのほうだった。

やまおとこ「あの、その。何というか…」

だいすきクラブ「……」

やまおとこ「一週間遅れたけれど、結婚記念日のプレゼントです!」

 やまおとこが綺麗にラッピングされた箱を差し出すのと同時に、だいすきクラブの表情がへんしょくする。
 初対面の通行人が見ても一目で分かるほど、驚きと喜びが入り乱れたような顔をしている。

やまおとこ「僕がソルヘリオスの厳選に夢中で…えっと、結婚記念日を忘れてごめんなさ…」

 そう言いかけたところで、今度は妻であるだいすきクラブが歩み寄ってりんしょうに加わる。

だいすきクラブ「私だって、あなたに辛くあたってごめんなさい」

やまおとこ「…えっ?」

だいすきクラブ「私もスコルピの厳選がうまくいかなくてイライラしていたけれど、記念日を忘れた程度でゲーム機を取り上げるなんておとなげなかったわ」

 そう言って、やまおとこの前にポケモンセンターの紙袋を差し出す。

やまおとこ「ということは、仲直りしてくれるんですか?」

だいすきクラブ「ええ、私からもお願いするわ」

 だが、彼女が差し出した紙袋の中に>>577(ポケモングッズ)が入っているとはこの時誰にも想像できなかった。
 ▼ 576 ザンドラ@かいふくのくすり 15/05/29 23:15:48 ID:T2xRCkuo NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ゴーリキーの着ぐるみ
 ▼ 577 ガフシギバナ@エルレイドナイト 15/05/29 23:27:59 ID:PmOxkPks NGネーム登録 NGID登録 報告
ヌメルゴンの粘液たっぷり
 ▼ 578 ノアラシ@ふたのカセキ 15/05/31 09:52:30 ID:lc2M.ti2 NGネーム登録 NGID登録 m 報告
あげ
 ▼ 579 アル@タラブのみ 15/05/31 13:40:59 ID:E5lLR3NQ [1/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
 だが、彼女が差し出した紙袋の中にヌメルゴンの粘液たっぷりが入っているとはこの時誰にも想像できなかった。

………

 さて、何も知らないたつじんはのんきに週末を迎えていた。
 いつも通りはやおきして、少しでも早く流行に追いつきたい一心で「ポケモンって何の略?」という番組を食い入るように見ている。
 この番組はポケモンゲットTVの後続であり、現代のポケモン情報を知るにはもってこいなのだ。

たつじん「ふむ、今回のレポーターはつるの剛士じゃな」

 画面に映し出されたのは、「ポケモンって何の略?」の準レギュラーであり、レポーターのつるの剛士。
 ぽけりんZにも彼をモデルにしたツルノなる人物が登場し、ウルトラマンに似たポケモン「安い!安いぞ主人公!」にへんしんしたことは記憶に新しい。
 彼の活発さとポケモンに対する情熱は、御年90歳になっても衰えることを知らない。

つるの「さあて、今日もおみやげミラクル交換の時間がやって来たようじゃな」

 おみやげミラクル交換?とたつじんは首を傾げたが、黙ってつるの達の話を聞いてみると
 どうやらポケモンセンターを訪れた人々が、お互いの持っているポケモングッズを交換するという新企画のようだ。
 これまでにはダブったガチャガチャの景品やポケモンパンのシール、3才児が一生懸命塗ったポケモンのぬりえ、そして
 今や古代の遺産と化した手のひらピカチュウ等が交換に出されてきたらしい。

つるの「今回プレゼントを交換するのは、えーと…このお二方じゃぞ!」

 次の瞬間画面に映し出された顔を見て、たつじんは驚いたのなんのって。
 それは紛れも無く、たつじんの長女と娘婿だったのだから。

つるの「それでは、交換して下され!」
 ▼ 580 ガタブンネ@グラシデアのはな 15/05/31 13:43:13 ID:E5lLR3NQ [2/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
つるの「…ふむ、交換が終わったようじゃな。それでは、開けて下され!」

 つるのが指示を出すのとほぼ同時に、たつじんの長女と娘婿は受け取ったプレゼントを開けた。

だいすきクラブ「…まあ!」

 たつじんの長女が受け取った箱から出てきたのは、高額商品シーマンナイト。
 ただ綺麗なだけではなく、いざという時にはペースメーカーにもなる優れ物だ。

つるの「何ということじゃ!飛び出してきたのはまさかのシーマンナイト!」

 驚いた表情のまま一通り商品の説明を済ませた後、「うちの家内も愛用しておるぞ」とつるのは付け加えた。
 長女が嬉しさに心を踊らせながら、つぶらなひとみをマジカルシャインさせて夫の方を見やると
 彼もちょうど紙袋の中身を取り出したところだった。

やまおとこ「何だ…これは?」

 そう、たつじんの娘婿が受け取ったのは「ヌメルゴンの粘液たっぷり」という謎商品。
 うっかりやなレジの店員がはがし忘れた値札をチラーミィすると、シーマンナイトの100分の1ほどの数字が書かれていた。
 もちろん妻からの気持ちは嬉しいのだが、使い道が分からずコマタナという表情をしている。

つるの「おお『ヌメルゴンの粘液たっぷり』じゃな!これはなかなかいいものじゃぞ」

 そんなたつじんの娘婿を見かねて、つるのが走り寄ってきた。
 ▼ 581 ンブオー@たいりょくのハネ 15/05/31 13:46:44 ID:E5lLR3NQ [3/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
やまおとこ「つるのさん、どうやって使うんですか?」

つるの「これで顔を洗えばお肌がつるつるになるんじゃよ。若い女性に大人気じゃ」

やまおとこ「ということは、いわゆる美容グッズですか?」

 いやいや、それだけではないぞ…とつるのは思わず笑みをこぼす。

つるの「これを付けてな、わしはよく家内に肩もみしてもらっているんじゃよ」

だいすきクラブ「あら、まあ。素敵ね!」

つるの「おかげでわしはこの歳になっても肩こり知らず、そして今でも夫婦円満。お勧めの一品じゃ」

 それを聞いて、たつじんの長女はシーマンナイトの箱を大事そうに抱えたまま急ぎ足で夫の側に近づいてきた。

だいすきクラブ「あら、それじゃ帰ってから私もあなたの肩のつぼをついちゃおうかしら」

やまおとこ「おっ、いいのかい?」

つるの「そうじゃ、そうじゃ。それがよいぞ…」

 すっかりハネムーンにゲンシカイキした熟年ラブラブカップルを見送り、つるのはようきな笑顔で番組を締めくくったのであった。
 ▼ 582 ンメン@こだいのおまもり 15/05/31 13:46:57 ID:wKR5lCBw NGネーム登録 NGID登録 m 報告
チラーミィするにワロタ
支援
 ▼ 583 ラカラ@エフェクトガード 15/05/31 13:50:58 ID:E5lLR3NQ [4/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
 その様子を、画面越しに見守っていたたつじん。
 家族や知り合いがテレビに出たのは今回が初めてであり、どうなることやらと最初こそハラハラしていたが
 長女と娘婿の微笑ましい展開に、口元からは思わず笑みがこぼれだす。

たつじん「ふむ、一時は離婚騒動になるかと思ったが丸く収まったようでよかったのう」

 これもゴジカの占いのおかげなのかのう?とたつじんは考えもしたが、真相はマジックルームの中。
 もしゴジカ一人のためにそこまで人間の運命を変えることができるのならば、ぽけりんZはノーベル賞ものだ。

たつじん「それにしても、まさか伝説や幻ポケモンの厳選が家庭内の不和を引き起こすとはな」

 元はといえば、喧嘩の原因はソルヘリオスやスコルピの厳選。
 ゲームにハマるあまり強いポケモンを求めるのは構わないが、程々にしなければ実生活を犠牲にしてしまいかねない。
 何事もまがったスプーン加減…さじ加減が大切なのだ。

たつじん「…おや?臨時ニュースかのう?」

 その時たつじんの耳に飛び込んできたのは、付けっぱなしのテレビから流れてきた聞き慣れぬ音声。

たつじん「なになに、『冷蔵庫に入って記念撮影したフレンドリィショップの店員、解雇』じゃと?」

 やはり、レジの店員だけは厳選しなければならないようだ。
 ▼ 584 コロモリ@ふといホネ 15/05/31 14:20:55 ID:E5lLR3NQ [5/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
【たつじんのレポート】 []内は安価で決まりました。

 ヒャッコクシティのジムリーダー、ゴジカに勝利したたつじん。
 占い師でもある彼女に「悩み事はないか」と聞かれたが、特に相談したいことが見つからない。
 悩んでいる人を求めて家族に電話をかけてみたが、全員ゴジカに相談済みで悩みらしきものはない。
 そこへタイミングよく電話をかけてきたのは長女の婿(やまおとこ)。
 ソルヘリオスの厳選にかまけて結婚記念日を忘れたので、いかり狂った妻にゲーム機を取り上げられてゴジカにも相談できないそうだ。

 たつじんは娘婿の話を聞き、それからあたかも自分の悩みであるかのようにゴジカに相談した。
 ゴジカは、現実のポケモンセンターでも買える[シーマンナイト]をプレゼントしてはどうか、と提案。
 価格はでかいきんのたま[29]個分と高額だが、[ペースメーカー]としても使うことができるという。

 話を聞いたたつじんの娘婿は単身ポケモンセンターへ。
 財布の底をはたいてシーマンナイトを買い、建物の外へ出たところで妻と偶然出会う。
 結婚記念日を忘れたことを謝り、シーマンナイトを差し出したたつじんの娘婿だったが、
 妻も仲直りを希望しており、プレゼント[ヌメルゴンの粘液たっぷり]を差し出される。 使うとお肌がつるつるになり、その上肩もみで夫婦の仲がフカマルという素敵なグッズだそうだ。

 なお、このプレゼント交換は「ポケモンって何の略?」という番組で放送された。
 身内がテレビに出たので驚いたが、最後は丸く収まってほっとしたたつじんなのであった。
 ▼ 585 ンカラス@ヒウンアイス 15/05/31 14:54:51 ID:E5lLR3NQ [6/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
やまおとこ「…ということがあったんですが」

たつじん「それならテレビで見たぞ。仲睦まじくていいのう」

だいすきクラブ「もう、お父さんったら!」

 たつじん宅に遊びに来ていた長女は顔を赤らめて笑った。
 カメラの前ではどう見てもノリノリだったのだが、身内に見られたとなるとやはり恥ずかしいのかもしれない。

やまおとこ「しかし意外ですね。20年前にはあれだけ僕らの結婚に反対していたお義父さんと、今こうして談笑できるなんて」

だいすきクラブ「そうそう。私なんて駆け落ち同然でこの家を飛び出しちゃって、もう二度と帰れないかも…なんて思っていたのに」

たつじん「そうじゃったかのう?」

 最近ドわすれが酷くてのう、とたつじんは溜息をつく。
 50年の間にそんな事件のひとつやふたつあったかもしれないが、あいにく仕事で精一杯だったのであまり思い出せないのだ。

やまおとこ「でも、そのお義父さんにこうして助けてもらえるなんて。何とお礼を言えばいいのか…」

たつじん「ああ、シーマンナイトのことか。それならゴジ…」

 そこまで言いかけて、たつじんは慌てて口を押さえた。
 あのアイデアがゴジカからの受け売りということは、娘婿には内緒なのだ。

たつじん「ご、五時を過ぎてしまったのう。今日の夕食はわしが奢ろう」

やまおとこ「えっ、いいんですか?」

 最近家計がかえんぐるまだったので助かります、と娘婿は喜んだ。
 もっとも、その原因を作ってしまったのは件のシーマンナイトなのだが。
 ▼ 586 ーシィ@パワフルハーブ 15/05/31 15:24:37 ID:E5lLR3NQ [7/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
 長女と娘婿が帰った後、たつじんはニンテンドーバーチャルPSPキューブを取り出してぽけりんZを再開した。
 ケースの中に所狭しと並んだ7つのバッジから、これまでの波乱に満ちた冒険が思い出される。

たつじん「50年の間にポケモンが増えたり、タイプが増えたり。色んな所が変化していて戸惑ったものじゃな」

 だが、そろそろ新しい環境にも少しずつ慣れてきた頃だ。
 これまでに新ポケモンも何匹か捕まえたし、タイプ相性もある程度覚えてきた。
 ここいらで気持ちを一旦引き締め、次のジムを目指そうと足を踏み出したたつじんであったが…

たつじん「おや、ホロキャスターが鳴っているのう」

 メッセージの送り主は、他でもないフラダリ。
 その容姿はさながら女体化マツブサと化しているが、メッセージの内容は以前とそう変わらないものだ。

フラダリ「これより最終兵器を復活させます。フレア団以外の皆さん、残念ですがさようなら」

たつじん「な、何ということじゃ!」

 フラダリといえば以前、スタイリッシュさしか眼中にないミアレ市民の現状を嘆いていた。
 その人がなぜ、最終兵器を発動させるに至ってしまったのか。
 これからフラダリラボまで行き、彼…いや彼女の真意を確かめる必要がありそうだ。

たつじん「ラボの場所なら、ミアレに着いたばかりの頃に偶然入ったことがあるので知っている」

 たつじんは三輪車を全力で漕ぎ、フラダリラボを目指すのであった。
 ▼ 587 クリュー@ボスゴドラナイト 15/05/31 16:00:49 ID:E5lLR3NQ [8/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
 フラダリラボの最奥部にて、彼女は何やら考え事をしながら大きなモニターを見つめていた。
 その後姿にたつじんはそっと近づいたが、フラダリは考え事に夢中らしく気付く気配もない。

フラダリ「何故だ、何故なのだ…」

 どうやら、フラダリのなやみのタネは自惚れ屋なミアレ市民らしい。
 物語序盤でも聞いた通り、スタイリッシュさしか眼中にない彼らは内面の美しさをないがしろにしている。
 それゆえにスタイリッシュでない者は人間扱いされず、結婚や就職はもちろん店で買物することさえままならないという
 いわゆる「スタイリッシュ差別」という社会問題がまかり通っているのだという。

フラダリ「見た目の美しさにとらわれ、他人を馬鹿にすることで自尊心を保つ。そんな人間が増えればこの世界はますます…」

たつじん「そこで最終兵器とやらを使って市民を消せば差別もなくせる、そう考えているのかい?」

フラダリ「…わっ、何だ君は!」

 たつじんにいきなり後ろから話しかけられ、フラダリは思わず後ずさる。
 ずり落ちかけたメガメガネを片手で元の位置に戻し、たつじんの方へと向き直った。

フラダリ「…そうだ、確かにミアレ市民のあり方は困ったもんだの大問題だ」

フラダリ「だが、私とてミアレという街を愛している。正直、最終兵器で消し去るのは惜しい」

たつじん「ならば、何のために最終兵器なんかを…」

 フラダリは一瞬だけ下を向き、それからするどいめをこちらへ向けて言い放った。

フラダリ「私が一番嫌いなもの、それは>>589
 ▼ 588 ラマネロ@ゴツゴツメット 15/05/31 16:13:29 ID:9ay.Ofw. [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
クソコラ
 ▼ 589 ジロン@ゴールドスプレー 15/05/31 16:14:28 ID:ReNjCBJk [1/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
たつじん
 ▼ 590 ノクラゲ@4ごうしつのカギ 15/05/31 16:33:21 ID:E5lLR3NQ [9/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
フラダリ「私が一番嫌いなもの、それはたつじん」

フラダリ「…お前だ!」

 あまりにも唐突な展開に、たつじんは思わず目の前が真っ白になりかけた。

たつじん「何故じゃ?わしが一体何をしたというんじゃ?」

 フラダリは下を向き、いかりと悲しみが入り乱れたような顔をした。

フラダリ「私は…私はずっと待っていた。50年間、待ち続けていた」

たつじん「えっ?待っていたって、何を?」

 そんなの決まっているでしょう、とつぶやいてフラダリは顔にかかった髪をかきあげる。

フラダリ「性転換手術に踏み切ったのも、お前…いえ、あなたがカロスに帰って来ると信じていたから」

たつじん「…はい?」

フラダリ「ねえ…あなたが50年ぶりにミアレに来たあの日、この場所であなたに再会できて嬉しかったのよ?」

フラダリ「それなのにあなたは…グスッ、どうして…ヒック、どうして私を見てくれないの?」

 涙でマスカラが流れるのも気にせず、フラダリが画面に顔を近づけてきた。
 遠くから見ると女体化したマツブサにしか見えなかったが、こうしてみるとなかなか美人だ。
 ▼ 591 ギア@ドリのみ 15/05/31 17:04:01 ID:E5lLR3NQ [10/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
フラダリ「さあ選んでちょうだい。私か、それとも破滅か」

 画面の中で妖艶な笑みをたたえるフラダリ。
 その醸し出される妖しい雰囲気に包まれれば、これがゲームであることを忘れそうになりかねない。

たつじん「(美人じゃのう。若いころのばあさんにそっくり…)」

たつじん「…否、今はそんなのうてんきなことを考えている場合ではない!」

 ここで思い出してみよう。
 このゲームはいわゆるギャルゲーではなくポケモンだということを。
 この50年の間にはそういった恋愛イベントを含んだ作品もいくつか発売されてきたようだが
 飽くまでも主役はポケモンであり、人間キャラの恋愛は脇役に過ぎなかった。
 それに、いくら美人でも、恋が報われないからという理由で世界を滅ぼそうとするような女はお断りだ。

フラダリ「…そう、ソーナノ」

フラダリ「どうしてもというのなら、ポケモンバトルで私を止めてみなさい!」

たつじん「おお、やはりそう来なくてはのう!」

 燃えるような赤い壁に囲まれたフラダリラボで、ポケモンバトルの火蓋が落とされた。
 フラダリは懐からボールを取り出し、天井に当たるすれすれまで高く投げ上げる。

フラダリ「いでよ、>>593(ポケモン。新ポケモンでも可)!」
 ▼ 592 ガジュペッタ@おだんごしんじゅ 15/05/31 17:17:05 ID:JGLrOB.Q NGネーム登録 NGID登録 報告
もしフラダリを選んだらどうなったんだろう?
考えたくもないな。

安価ならメカフラダリver2064
 ▼ 593 ォッシュロトム@しめつけバンド 15/05/31 17:17:25 ID:9ay.Ofw. [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
†太陽神†ソル=ヘリオス ノヴァフォルム
 ▼ 594 ードー@ドリのみ 15/05/31 17:43:07 ID:pNmlNJAY [1/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>593
前出てきたのってなにフォルムだっけ?
 ▼ 595 イクン@ゼニガメじょうろ 15/05/31 18:14:46 ID:E5lLR3NQ [11/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
フラダリ「いでよ、†太陽神†ソル=ヘリオス ノヴァフォルム!」

 真紅のボールから飛び出してきたのは、太陽神の名にふさわしい、神々しい雰囲気のポケモン。
 戦いが始まる前だというのに、その体からは溢れんばかりの闘気と威厳がにじみ出ている。

たつじん「おお、このようなポケモンは初めて見たのう…」

 溜息をつくたつじんとは対照的に、フラダリはじしんかじょう気味に笑みを浮かべた。

フラダリ「でしょうね。ソル=ヘリオスはどちらかと言えばエクリプスフォルムの方が有名だもの」

 †太陽神†ソル=ヘリオス エクリプスフォルムの噂は以前セレナから聞いていた。
 頭がレジギガス、体はマダツボミに似ているという何とも奇妙な姿のポケモンのことだ。
 だが、ひとたびノヴァフォルムへとチェンジすれば、その雰囲気はガラリと変わるのだ。

たつじん「ふむ、うまく言い表せんが頭は>>596、体は>>598(いずれも既存ポケモン)っぽい感じじゃな」
 ▼ 596 ーピッグ@きよめのおこう 15/05/31 18:17:46 ID:pNmlNJAY [2/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
キュレム
 ▼ 597 ネブー@スピードパウダー 15/05/31 18:19:59 ID:9ay.Ofw. [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
名前欄
 ▼ 598 ルノーム@リピートボール 15/05/31 18:25:58 ID:ReNjCBJk [2/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
名前欄
 ▼ 599 ノムー@ビアーのみ 15/05/31 18:26:00 ID:pNmlNJAY [3/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
クレッフィ
 ▼ 600 ュシュプ@かおるキノコ 15/05/31 18:27:31 ID:pNmlNJAY [4/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
神々しい(確信)
 ▼ 601 ココ@ホズのみ 15/05/31 18:54:09 ID:pNmlNJAY [5/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
あげ
 ▼ 602 ベルタル◆vGL1NHqmYA 15/05/31 21:15:49 ID:Ziu0Mm2I NGネーム登録 NGID登録 報告
ヒードラン
 ▼ 603 クロッグ@きょうせいギプス 15/05/31 23:59:17 ID:biYA2fAM NGネーム登録 NGID登録 報告
アンノーン(i)
 ▼ 604 ーメイル@ナナシのみ 15/06/01 01:23:00 ID:jO7Jp8nU NGネーム登録 NGID登録 報告
ひでぇwww
 ▼ 605 ヒダルマ@トライパス 15/06/01 17:05:30 ID:G5Nmu5kY NGネーム登録 NGID登録 報告
www
 ▼ 606 ガサーナイト@ラグラージナイト 15/06/02 07:28:30 ID:JH7gKaIY NGネーム登録 NGID登録 m 報告
あげ
 ▼ 607 オキシス@ちからのハチマキ 15/06/02 11:13:14 ID:zj9qWDBw NGネーム登録 NGID登録 m 報告
頭レジギガス 体マダツボミ
頭キュレム  体マルノーム

確かにガラリと変わってるな、名前欄すげえ
 ▼ 608 メール@カイロスナイト 15/06/02 20:02:38 ID:Hu33Z7qs [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
あげ
 ▼ 609 ブルモ@けむりだま 15/06/02 20:33:52 ID:TBGz8QKI [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>607
どちらも頭は伝説ポケモンなのか・・・。
 ▼ 610 ャルマー@くさのジュエル 15/06/02 21:28:53 ID:qaKhKa42 NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 611 リゴン2@たいようのいし 15/06/02 22:19:00 ID:AoFs6XBw [1/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「ふむ、うまく言い表せんが頭はキュレム、体はマルノームっぽい感じじゃな」

 †太陽神†ソル=ヘリオス、それは炎・絶倫タイプの幻ポケモン。
 一見地味だが回避に優れるエクリプスフォルムと、威厳あふれるノヴァフォルムの二種類が現在確認されている。
 そのような可能性未知数の相手に対し、どのように戦うべきじゃろうか…とたつじんは老骨にパワーウィップを打って考えをめぐらせた。

たつじん「よし、ケロマツ。お前に決めたぞい!」

 考えた末、たつじんが繰り出したのは水タイプのケロマツ。
 彼が50年ぶりにトレーナーに復帰して以来ずっと苦楽を共にしてきた、相棒と呼ぶべきポケモンだ。
 見ての通り一度も進化していないが、ポケパルレで培った絆および音声認識システムによる応援、
 そして新アイテム「しんかのきせき改」のおかげでこれまでエースとして活躍してくることができた。

たつじん「(これはしんかのきせきの強化版で、一度も進化していない、いわゆるたねポケモンにしか扱えない持ち物じゃ)」

 これさえあれば幻とはいえ炎タイプなんぞ敵ではない、そう高をくくっていたたつじん。
 だが、彼のじしんは3分と経たず打ち砕かれることになる。

たつじん「…何故じゃ!何故効かんのじゃ!?」

 炎タイプのソル=ヘリオスに対して水タイプのケロマツが放った技は、ハイドロポンプ。
 水タイプの技では1、2を争うほどの高威力技が見事に命中し、こうかはばつぐん…のはずだった。
 だが、ソル=ヘリオスの体力はほとんど削られていない。
 ケロマツに向かって攻撃する代わりに天に向かって首をもたげ、ほえるような動きさえ見せている。
 ▼ 612 ンホロウ@ナナシのみ 15/06/02 22:31:14 ID:.ScAG9vU NGネーム登録 NGID登録 報告
>>611
ワロタ
 ▼ 613 ニノコ@こないれ 15/06/02 22:31:48 ID:AoFs6XBw [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「嘘じゃろう、まさかハイドロポンプが効かんとは…」

フラダリ「あら、あまりに貧相だからみずでっぽうかと思ったわ」

 フラダリはメガメガネを指先で押し上げながら、じしんかじょう気味にたつじんをちょうはつ。
 幸か不幸か、50年間に進化を重ねたニンテンドーバーチャルPSPキューブの高度なグラフィックのおかげで
 その動作は何とも腹立たしく、そして憎々しいものに仕上がっている。
 普段はのんきなたつじんも思わずいかりのボルテージを上げ、我を忘れそうになったその時…

――♪ホロキャスターが 鳴っています♪

たつじん「なっ、何じゃ!こんな時に…」

 バトル中だというのに空気を読まない着信音が鳴り響き、張り詰めていたきんちょうかんを容赦なくきりさく。
 それとほぼ同時に、ゲーム機の下画面にこのようなメッセージが表示された。

 『>>614(ポケモンの登場人物。どの地方でも可)さんからの 着信です』
 ▼ 614 りすがりマッスルウィザード 15/06/02 22:35:05 ID:h4mt7LuE NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ウシオとやまおとこのナツミとトウガンとシジマとシバとレンブ
 ▼ 615 ルキモノ@いかりまんじゅう 15/06/02 22:47:56 ID:Jlzf4WQ. [1/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
多いwww
 ▼ 616 シズマイ@きのみぶくろ 15/06/02 22:52:10 ID:AoFs6XBw [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
 『ウシオとやまおとこのナツミとトウガンとシジマとシバとレンブさんからの 着信です』

たつじん「な、なんじゃこりゃあ!」

 下画面に表示されたのは、どう見ても6人分の名前。
 ところで、6といえばポケモン最大所持数と同じ数だ。
 タイプ的にはかくとうタイプ(の使い手)が全体の5割を占めており、タイプのバランス的にはあまりよろしくないようだが
 全員こうげきやHPが高そうなパワータイプという印象であり、敵に回すと恐ろしいパーティなのかもしれない。

フラダリ「ふっ、こんな時におしゃべりなんてのんきなものだな…」

 その様子を見てフラダリは心底呆れながらも、バトルを中断して通話が終わるのを待った。
 意外にも空気が読める男…いや今では女、フラダリ。
 たつじんは彼女の粋な計らいに感謝しながら、下画面の通話ボタンを押すのであった。

………

ウシオ「オウホウ!シャラシティのヤマオ・トコよ、元気だったカ?」

たつじん「…はい?」

 わらにもすがる思いで通話ボタンを押したたつじんを出迎えたのは、かつてシャラの三輪車レースで見かけた大男の豪快な笑い声。
 話の内容からして、どう考えても間違い電話だ。

ナツミ「今ミアレ6番街路地裏の焼肉屋にいるんだけど、ヤマオちゃんも来ない?」

ウシオ「オレっちの友達も何人か一緒にいるケドな、皆いいヤツだし別に問題ナイだろ?」
 ▼ 617 ュプトル@こだいのどうか 15/06/02 22:58:09 ID:TBGz8QKI [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
かくとう×4、みず、はがねか・・・。確かにタイプバランスは悪いかも・・・。問題はそれ以上にあるが・・・。
支援
 ▼ 618 ットロトム@パワフルハーブ 15/06/02 23:03:09 ID:Jlzf4WQ. [2/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ちょうてんかい
 ▼ 619 クーダ@そうこのかぎ 15/06/02 23:17:04 ID:AoFs6XBw [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
 中年男性の野太い声の向こうに、ひのこがパチパチ燃える音や焼き肉をついばむ音がかすかに聞こえる。
 出来ることならこの圧倒的不利なバトルからテレポートして、焼き肉を食べに行きたいたつじんだったが
 あいにくホロキャスターは分子間移転装置ではない。
 そんなことを考えているうちに、どうやら相手が間違い電話をしたことに気付いたようだ。

ナツミ「…ありゃ、もしかして君ヤマオちゃんじゃなくて別の人?」

ウシオ「オウホウ、間違えて悪かったナ!じゃ、そろそろ電話を切…」

たつじん「ま、待ってくれえ!」

 このチャンスを逃してしまえば、後は目の前が真っ暗になるまでフラダリのソル=ヘリオスに蹂躙され続ける未来しかない。
 そう考えたたつじんは、いちかばちか彼らに打開策を聞いてみることにした。

ウシオ「なっ、いきなり大声出して何ダあ?」

たつじん「おお、すまんのう。突然じゃが、絶倫タイプの弱点を知らないかい?」

 しばしの沈黙がホロキャスターを通して流れてくる。
 どうやらウシオもナツミも「絶倫タイプ」についてそれほど詳しくは知らないのかもしれない。

たつじん「(やはりダメか…)」

 たつじんが諦めかけた時、ホロキャスターに別の人物が映し出され始めた。
 彼らこそウシオが言っていた「友達」なのかもしれない。
 最初はぼやけていた像が徐々に人間の形に近づいていき、ついにガタイのいい中年男性4人の姿になった。
 どこかで見たような顔だと思ったら、他地方で四天王やジムリーダーを務めている面々だ。

シバ「絶倫タイプの弱点なら>>620(既存タイプでも新タイプでも可)タイプだぞ」
 ▼ 620 クリュー@ながねぎ 15/06/02 23:20:44 ID:Jlzf4WQ. [3/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ノーマル
 ▼ 621 トモシ@ディアンシナイト 15/06/02 23:39:35 ID:u5J3g7Hc NGネーム登録 NGID登録 報告
クロスタイプ
 ▼ 622 ノズ@まひなおし 15/06/02 23:48:51 ID:Jlzf4WQ. [4/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
たつじん「今のはみずでっぽうではない… ハイドロポンプじゃ」
 ▼ 623 ブラーバ@たてのカセキ 15/06/03 04:05:39 ID:Lxjz9QUQ NGネーム登録 NGID登録 報告
>>620
ノーマルが弱点・・・。
ということは絶倫タイプはアブノーマルなタイプなのか?

>>622
????「兄は私を侮辱しているのか?」
 ▼ 624 ンバット@ノーマルジュエル 15/06/03 21:55:14 ID:WeqHHDY2 NGネーム登録 NGID登録 報告
あげ
 ▼ 625 タグロス 15/06/03 23:34:09 ID:k8oWx/gY NGネーム登録 NGID登録 報告
更新がちょっと遅いですね
これが普通なんですかね?
 ▼ 626 ヘッド@ナモのみ 15/06/03 23:58:47 ID:rLO.r4gs NGネーム登録 NGID登録 m 報告
>>625
継続力はなり
これほど長いのを続けてくれることが遅くても(遅いとはおもわないけど)大切だと思う
 ▼ 627 サイハナ@ナナシのみ 15/06/04 06:59:54 ID:Qn8kLlpc NGネーム登録 NGID登録 m 報告
>>625
ムチャな安価に応えるのに時間がかかるんだよ、きっと
 ▼ 628 アル@サイコソーダ 15/06/05 07:06:54 ID:UXGPOTZ2 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 629 ッタ@きょうせいギプス 15/06/05 21:21:09 ID:NyuFZa0c [1/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
シバ「絶倫タイプの弱点ならノーマルタイプだぞ」

 ノーマルタイプ、それはタイプ相性で優位に立てないタイプ…だった。
 格闘タイプに弱く岩や鋼にはダメージが半減されるが、その分弱点は少なく対戦でも頻繁に使われていた。
 当時の有名どころはメガガルーラや輝石ラッキーあたりだろうか。
 また50年ほど前、かつてノーマルタイプだったピッピやブルー等がフェアリータイプと化してしまったことで知られるが
 だからといってノーマルタイプの勢いが衰えたわけではなく、むしろフェアリーとは別の魅力で人々を惹きつけていた。

トウガン「ふむ、意外そうな顔をしているな。だが本当のことだ」

たつじん「ノーマルタイプの技が効果抜群になるのかい。信じられんのう…」

 なおもフシギソウな表情をあらわにするたつじんに、ホロキャスターの向こうにいる大男4人は豪快に笑ってみせる。

シジマ「格闘使いのわしはノーマルなんて敵ではないと思っていたが、それももう昔の話」

レンブ「同じく。ノーマルタイプは、今や絶対的脅威となっている絶倫タイプを抑えこむのに欠かせない存在なのだ」

たつじん「絶対的脅威…じゃと?」

レンブ「絶倫タイプはその名の通り『群を抜いて優れている』。技も強力だし耐性も優秀だ」

シバ「簡潔に言えば、初代ポケモンでいうエスパータイプみたいなものだ」
 ▼ 630 ビット@あかいバンダナ 15/06/05 21:49:04 ID:UXGPOTZ2 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 631 ククラゲ@ヒールボール 15/06/05 21:49:11 ID:NyuFZa0c [2/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「ということは…水タイプも効かないのかい?」

トウガン「ああ、そうだ」

 なるほど、それでケロマツのハイドロポンプが効かなかったのか…と、何度もうなずくたつじん。
 炎・絶倫タイプのソル=ヘリオスに水タイプは等倍というわけだ。
 等倍であの程度のダメージしか与えられなかったのだから、ソル=ヘリオスの特防の高さがどれほど「群を抜いて優れている」のかが伺える。

シジマ「もっとも効果いまひとつなのは水だけではないがな…」

トウガン「私が得意とする鋼タイプ、それから格闘タイプもまるで歯が立たなかった」

 先程の豪快な笑みとは対照的に、悔しげに語るシジマとトウガン。
 彼らの隣にいるシバとレンブも同じような表情をしている。

たつじん「はい?今何と…」

シバ「ああ、俺達もさっきあいつと戦ったんだよ。マルノームみたいな体をして炎・絶倫タイプのあいつとな」

たつじん「まさか!」

レンブ「ああ、負けた。四天王やジムリーダーとしてのプライドもだいばくはつだ」

トウガン「あんまりにボロ負けして気分がフリーフォールしたんで、こうして焼き肉をヤケ食いしていたところだ」

 恐らく、彼らはフラダリのソル=ヘリオス ノヴァフォルムになすすべもなく敗れたのだろう。
 だが、四天王やジムリーダーたる彼らはただいたずらに負けたのではなく、かのポケモンの弱点を掴んでリベンジに賭けようとしていたのかもしれない。
 始まりはただの間違い電話なのだが、思わず運命のようなものを感じてしまったたつじんなのであった。

たつじん「(まあ、ソル=ヘリオスの弱点が分からなければこのゲームをクリアできんからのう)」
 ▼ 632 りすがりマッスルウィザード 15/06/05 22:05:30 ID:Py0MEQJw NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ムチャぶりしてすいません。
あと超支援
 ▼ 633 ンド@ひでんのくすり 15/06/05 22:07:46 ID:NyuFZa0c [3/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
シジマ「だが、お前ならきっとわしらのかたきうちをしてくれる。何となくだがそんな気がするのだ」

 わしはエスパータイプじゃないが、とシジマの表情は豪快な笑顔に戻る。
 ほぼ同時に残りの3人もじしん溢れる目つきを取り戻し、たつじんに応援の言葉を投げかけた。

たつじん「おお、ありがたい!ありがたい!」

シバ「では、俺達はそろそろ焼き肉に戻るとしよう。折角の特上ロースが焦げると困るからな」

たつじん「ところでそれは何の肉かのう?まさかケンタロ」

――プチッ。ツー、ツー、ツー…

たつじん「……」

たつじん「(あいつらのためにも、そして孫と一緒に遊ぶためにも負けるわけにはいかんのじゃ!)」

 ホロキャスターを切ってたつじんが顔を上げると、そこには通話前と同じ光景が広がっていた。
 たつじんが通話していた間、フラダリもソル=ヘリオスもほとんど動かずに律儀に待っていてくれていた。

フラダリ「やっと終わったか…」

たつじん「うむ、待たせたのう」

フラダリ「ま、私と戦うトレーナーはしょっちゅうニンテンドーバーチャルPSPキューブをスリープモードにするから慣れてるけれど」

 通話の内容を知ってか知らでか、相変わらずフラダリと彼女のソル=ヘリオスは余裕を見せている。
 だが、今ではたつじんにも策がないわけではない。
 自身のポケモンが今覚えている、一番強いノーマルタイプの技を使えばこの戦いに勝利できるかもしれない。

たつじん「(…あれがあったぞ!>>635(技の名前。新技でも可)が!)」
 ▼ 634 ャタピー@グラシデアのはな 15/06/05 22:22:06 ID:uowRmPro [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ksk
 ▼ 635 ワライド@きいろいバンダナ 15/06/05 22:22:30 ID:uowRmPro [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ぽっぴっぽー
 ▼ 636 ャース@ブロムヘキシン 15/06/05 22:57:16 ID:NyuFZa0c [4/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「(…あれがあったぞ!ぽっぴっぽーが!)」

 ぽっぴっぽーとは、ハイテンションで踊りながら相手に野菜ジュースを勧めるという物理攻撃である。
 この舞踊そのものは50年以上前から存在していた伝統的なものだが、ポケモンの技に取り入れられたのはごく最近のことだ。
 勧められた相手は何が何でも野菜ジュースを飲まなければならず、栄養バランスの偏りがちな現代人に効果ばつぐん。
 これだけだとどう考えても草タイプの技になってしまうのだが、果たしてたつじんの真意とは?

たつじん「ケロマツ、戻っておいで!」

 たつじんはケロマツを引っ込め、代わりにボールからエネコロロを出した。
 特性のノーマルスキンを最大限駆使し、草タイプのぽっぴっぽーをノーマル技として繰り出す算段だ。

フラダリ「エネコロロか…」

 エネコロロというポケモンは、流行に敏感な女性に大人気。
 フラダリとて、ミアレシティをこよなく愛し、多彩な服を着るために性転換までした以上例外ではない。
 エネコロロの優雅な仕草に思わず溜息をつくが、すぐに元のじしんかじょうな表情に戻る。

フラダリ「ふーん。その出で立ち、ただのエネコロロではないようね」

たつじん「エネコロロはエネコロロでも>>637フォルムじゃからな」
 ▼ 637 レッフィ@あやしいパッチ 15/06/05 23:00:22 ID:1IgwpH4Q NGネーム登録 NGID登録 報告
エココロロ
 ▼ 638 ーギラス@カイスのみ 15/06/05 23:01:00 ID:UPC.eR1Q NGネーム登録 NGID登録 報告
ネコバス
 ▼ 639 メラ@しめったいわ 15/06/05 23:25:11 ID:NyuFZa0c [5/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「エネコロロはエネコロロでもエココロロフォルムじゃからな」

 知っているだろうか、エネコロロのフォルムチェンジの種類は今やトリミアンのカットにも劣らぬということを。
 エネコロロのトレーナーは当然おしゃれにも敏感であり、トリミアンと同じように自分のエネコロロを思い思いに飾り立てた結果
 エネコロロのフォルムチェンジも膨大な数になってしまったのだ。

たつじん「(今やポケモンが主役となっておめかしする時代。昔は考えられんかったがの)」

 ちなみにエココロロフォルムは、似た名前の雑誌を愛読するエネコロロのトレーナーが考案したことからこう呼ばれる。
 ありのままのエネコロロを愛し、むやみに飾り立てず最低限のおしゃれに留める、何ともエコノミカルでエコロジカルな姿なのだ。

フラダリ「エゴコロフォルムやエロココロフォルムが有名な中、あえてエココロロフォルムを選んだことだけは評価しましょう」

たつじん「わしとてエネコロロをゴテゴテ飾り付けるのは好きではないからのう」

フラダリ「でも、勝つのは私。ソル=ヘリオス、攻撃開始!」

 フラダリのこうげきしれいを受けてソル=ヘリオスは猛攻を開始したが、エネコロロはひらりひらりと身をかわす。
 その華麗なる姿たるや、まるでちょうのまい。
 重量のあるアクセサリーで飾り付けていない分、エココロロフォルムのすばやさは高いのだ。

たつじん「よし、今じゃ!エネコロロ、ぽっぴっぽー!」
 ▼ 640 ノハナ@ほのおのいし 15/06/05 23:46:35 ID:NyuFZa0c [6/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
 どこからか流れてきた音楽に合わせて、たつじんのエネコロロ エココロロフォルムは踊り出した。
 そのままフラダリの、†太陽神†ソル=ヘリオス ノヴァフォルムに、軽やかにステップを踏みながら野菜ジュースを勧める。
 特性であるノーマルスキンのおかげで、草味だった野菜ジュースは至って一般向けなノーマル味になってしまったが
 絶倫タイプを持つソル=ヘリオスにとって、それは痛恨以外の何物でもない。
 野菜ジュースを飲み干す暇もなく、ついに倒れてしまった。

フラダリ「そんなバカな!幻のポケモンであるソル=ヘリオスが倒されるなんて嘘よっ!」

たつじん「いや、まあ…だってノーマルタイプは絶倫タイプにこうかばつぐんなんじゃろうし」

フラダリ「嘘!絶対何かの間違いよ!」

 負けたショックでこんらん状態になったフラダリはラボの奥へと走っていき、ニつ並んでいるボタンの赤い方を押そうとした。
 原作であるXYをプレイしたことのある人は知っているだろうが、あれは最終兵器を作動させるためのスイッチであるはず。
 息が詰まりそうなきんちょうかんの中、赤いボタンがついにカチリと音を立てて押し込まれる。

フラダリ「…あれ?」

 しかし なにもおこらない。
 未だこんらんのとけないフラダリが隣にある青いボタンも連打してみるものの、反応は一切無し。

たつじん「さあ、フラダリよ。観念するんじゃな」

フラダリ「…騙された」

たつじん「はい?」

 一体、フラダリは誰に騙されたというのだろうか。
 たつじんが質問してみると、しばしの沈黙の後、彼女の口から最終兵器を発動させようとした黒幕の名が明かされた。

フラダリ「>>642(ポケモンの登場人物)に騙されたのよ」
 ▼ 641 マケロ@ブリーのみ 15/06/06 00:10:27 ID:5jt2BS3Q NGネーム登録 NGID登録 報告
プラターヌ博士
 ▼ 642 エルコ@くっつきバリ 15/06/06 00:19:10 ID:b1wEjLmM NGネーム登録 NGID登録 報告
ネジキ
 ▼ 643 テラ@リゾチウム 15/06/07 15:29:46 ID:SlnneQMc NGネーム登録 NGID登録 報告
支援あげ
 ▼ 644 ンギラス@サイコソーダ 15/06/07 16:43:08 ID:VjVse0p6 NGネーム登録 NGID登録 報告
>>642
まさかのファクトリーヘッドかよ。
まぁ機械詳しいし、今のクセロキシのような科学者ポジでもいいか
 ▼ 645 ガハッサム@2ごうしつのカギ 15/06/07 20:11:05 ID:gDEslb.Y [1/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
フラダリ「ネジキに騙されたのよ」

たつじん「ネジキじゃと!?あのフロンティアブレーンの?」

 たつじんの問いかけに対し、フラダリは「元フロンティアブレーンだけど」と訂正を入れた。

フラダリ「彼は…今のネジキはマダオ団のリーダーよ」

 マダオ団といえば、かがやきのどうくつで新種のレジ系・レジの店員を捕らえようとしていたしたっぱと戦ったことが思い出される。
 あの時は、同じく元フロンティアブレーンであるジンダイのてだすけで何とか難を逃れたが、今度はどんな戦いになるのか見当もつかない。

フラダリ「それから、彼は天性のきょううんの持ち主でもあるわ」

たつじん「相変わらずじゃの。わしも昔はバトルファクトリーで苦しめられた」

 彼と戦ったことのある者なら一度は経験したことがあるはずだ。
 こちらがふぶきを使えば外れるのに、彼がぜったいれいどを使えば当たる。
 こちらがひかりのこなを持っていても相手の攻撃は避けられないのに、彼がかげぶんしんを一度使っただけでこちらの技が全く当たらなくなる。
 この怪現象はバトルファクトリーのみならずバトルフロンティア全域で確認されており、以前から数多くのトレーナーを苦しめてきた。

フラダリ「話を戻すけど、あいつは元より最終兵器を自分の手で発動させるつもりだった。私はステルスロック…じゃなくて捨て石に過ぎなかったってわけ」

 激しいバトルで重ね塗りしたマスカラがすっかり流れ落ち、涙でうるんだフラダリの瞳からは
 自分を騙したネジキもみちづれにしてやらなければ気が済まない、そんな気迫が感じられる。

たつじん「ということは、どちらにしてもネジキを止めなければカロスは救えんようじゃな」

 ネジキを倒すのなら私も協力する、と言い残してフラダリはどこかへ去っていった。
 もっとも、ネジキはバトル中に通話を許してくれるほど甘くないかもしれないのだが。
 たつじんの心にはじしんが半分、半分は不安かも。
 単身、最終兵器があるというセキタイタウンを目指すのであった。
 ▼ 646 キワラシ@クチートナイト 15/06/07 20:28:41 ID:fHvrIvi6 [1/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
マダオ団のボスはマダオじゃないのか…。
たつじんとマダオ団の決戦に期待!
 ▼ 647 ルノズク@ギンガだんのカギ 15/06/07 20:31:11 ID:gDEslb.Y [2/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
【たつじんのレポート】 []内は安価で決まりました。

 バッジを7つ集め、最後のジムを目指そうとしていたたつじんのホロキャスターが鳴った。
 相手はフラダリで、「これから最終兵器を発動させる」と告げられる。
 彼女(※ ここのフラダリは性転換して女体化マツブサと化しています)を止めるため、たつじんはミアレのフラダリラボを目指した。

 ラボ最奥部に着くと、フラダリが何やら考え事をしていた。
 ミアレ市民に嫌気が差して最終兵器を発動させるのかと思いきや、フラダリの一番嫌いなものは[たつじん]と告げられ
 「私は50年間あなたを待ち続けていたのに!」と彼女のいかりがだいばくはつ。
 困惑するたつじんだったが、ポケモンバトルでフラダリを止めることになった。

 フラダリは[†太陽神†ソル=ヘリオス ノヴァフォルム]を繰り出した。
 エクリプスフォルムとは異なり、頭が[キュレム]で体が[マルノーム]みたいな炎・絶倫タイプのポケモンだ。
 ケロマツのハイドロポンプがほとんど効かず、ふくつのこころが折れそうになったたつじんだが
 そこへ[ウシオとやまおとこのナツミとトウガンとシジマとシバとレンブ]からホロキャスターで着信が。
 どう考えても間違い電話だったが、たつじんが思い切って絶倫タイプの弱点は何かと聞いてみると
 [ノーマル]タイプに弱い、という回答を貰えた。
 四天王やジムリーダーである彼らもソル=ヘリオスに挑んだが全く歯が立たず、かたきうちをして欲しいと思いを託された。

 バトルに復帰したたつじんは、ソル=ヘリオスに対し新技[ぽっぴっぽー]で対抗しようとする。
 踊りながら野菜ジュースを勧めるという草タイプの技だが、[エココロロ]フォルムのエネコロロが使えば特性でノーマルタイプになる。
 こうかはばつぐん、見事強敵ソル=ヘリオスを倒した。

 フラダリはマダオ団のリーダーである[ネジキ]に騙されていたらしい。
 最終兵器を止めるためには黒幕である彼との戦いは避けられない。
 決戦に向けて、きあいだめをするたつじんなのであった。
 ▼ 648 ノセクト@スピアナイト 15/06/07 20:34:16 ID:fHvrIvi6 [2/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
頑張れたつじん!マダオ団のネジキを倒せ!
(マダオ団が壊滅したら真選組との決戦も書いていただけるとうれしいです!できればボスは近藤勲で!)
 ▼ 649 ルダック@ラグラージナイト 15/06/07 20:56:05 ID:gDEslb.Y [3/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
 スライドパッドと沖田総悟ボタンを駆使して三輪車を走らせ、セキタイタウンに到着したたつじんを出迎えたのは
 閑静な町にそびえ立つ、美しくも禍々しい花。
 ニンテンドーバーチャルPSPキューブが持つ技術と表現力のおかげで、最終兵器から溢れ出るプレッシャーが
 画面を突き抜けてプレイヤーに刺さらんばかりだ。

たつじん「布団の中でのんびりプレイしていても、きけんよちでみぶるいする程じゃ」

 今最終兵器がここにあるということは、ネジキが自分で兵器を発動させたということを意味する。
 つまり、ネジキはフラダリラボで何が起きたかを知っている可能性が高い。
 フラダリが倒されたことも、そして彼女が完全に騙されていたことも…

???「その通り、なかなか鋭い分析ですねー!」

たつじん「むむっ!」

 最終兵器の向こう側にあるいかにも怪しい扉が鈍い音を立てて開き、緑色の服を着た少年が現れた。
 だが、その姿はたつじんが知っているネジキとは少し違うようだ。

たつじん「…誰じゃ?」

ネジキ「ネジキですよー!まさか知らないわけじゃないですよね、僕のこと?」

たつじん「むろん知っているが…これはまた大胆にイメチェンしたもんじゃな」

 一見世間の流行に疎そうなネジキだが、実は最新のファッションもきちんと分析して着こなしている。
 もっとも、ネジキが>>650(イメチェンの内容)になるとは少し意外だったが。
 ▼ 650 ルズキン@まんぷくおこう 15/06/07 21:06:13 ID:fHvrIvi6 [3/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
銀魂のマダオ
 ▼ 651 ッポウオ@カムラのみ 15/06/07 21:53:07 ID:gDEslb.Y [4/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
 もっとも、ネジキが銀魂のマダオ風になるとは少し意外だったが。
 緑色の甚平が意外にも似合う男、ネジキ。

ネジキ「これマダオ団の本当の制服なんだけど、体型が気になるからって誰も着てくれないんだよねー」

ネジキ「だからといって僕が着なかったらそれこそ部下に示しがつかない。だからこうして着ているんですよー」

たつじん「ふむ、上に立つ者も大変じゃのう」

ネジキ「ちなみにこの服、20年くらい前にポケモンと銀魂がコラボした時に伝わったらしいね」

たつじん「ワーオ!シーマンといいコラボしすぎじゃな」

ネジキ「ま、銀魂は銀魂でテイ○ズとコラボしてすごろくゲーム出したりしてますけど」

ネジキ「新しい時代についていくには、他分野とコラボしまくってお互いの長所を取り入れるほかないってことです」

 だが、思い出して欲しい。ここは最終兵器の前なのだ。
 世界が滅亡するかしないかというこの瀬戸際に、そんな悠長な会話をしている暇はない。
 ▼ 652 ルフーン@クチートナイト 15/06/07 22:10:47 ID:gDEslb.Y [5/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
ネジキ「さて、そろそろ最終兵器を発動させる時間。質問があれば冥土のおきみやげに答えてあげましょう」

 そこでたつじんはしばらく考え、かねてから疑問に思っていたことをニンテンドーバーチャルPSPキューブの音声認識システムにぶちまけた。

たつじん「何故フラダリを騙したのじゃ?」

ネジキ「簡単なことです。知っての通り僕はレンタルポケモンしか使ってこなかったから、自分のポケモンを持っていない」

たつじん「そこで強力なソル=ヘリオスを持つフラダリをまるめこんだ…そういうことかい?」

ネジキ「ワーオ!僕の次の次に鋭いですねー」

 ネジキは滅多にお世辞など言わない。
 その彼に褒められているはずなのだが、たつじんとしては嬉しさよりもきんちょうかんのほうが優っている。

たつじん「では、何故最終兵器を発動させようと思ったのかい?この世界の何が気に入らんのじゃ?」

ネジキ「…イベルタルをロジカルシンカさせるため、かな?」

 伝説のポケモン・イベルタルは、破壊の象徴としても知られている。
 ネジキが言うには、同じく破壊の象徴である最終兵器という強力なライバルが現れれば
 イベルタルは強いとうそうしんを感じ、兵器に対抗しようと覚醒するそうだ。

たつじん「(プラターヌ博士が言っていた『ヤベルタル』とはこのことじゃったのか)」

ネジキ「そう、ヤベルタルを捕まえれば他のポケモンもロジカルシンカが使えるようになる」

ネジキ「そうすればあの不遇ポケモンは、>>654(既存ポケモン)は再び返り咲ける…」
 ▼ 653 ンキー@あかいバンダナ 15/06/07 22:20:42 ID:5q/qaaAc [1/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
フィオネ
 ▼ 654 ガカメックス@ふしぎなアメ 15/06/07 22:21:00 ID:JNsCx3Zg [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
pee
 ▼ 655 ルビート@あやしいパッチ 15/06/07 22:21:02 ID:fHvrIvi6 [4/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
ケムッソ
 ▼ 656 ンシグラードン@ひかりごけ 15/06/07 22:21:21 ID:N1aEX8C2 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
フライゴン
 ▼ 657 ジロン@コンテストパス 15/06/07 22:21:23 ID:fHvrIvi6 [5/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>654
誰!?
 ▼ 658 ーブイ@トロピカルメール 15/06/07 22:25:03 ID:5q/qaaAc [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>657
安価下できっとケムッソになるから安心しな
 ▼ 659 ポエラー@ちからのねっこ 15/06/07 22:26:44 ID:JNsCx3Zg [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>657
ピィだと思うんですけど
 ▼ 660 ハコモリ@たんけんセット 15/06/07 22:29:47 ID:fHvrIvi6 [6/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>659
なるほど、ピィか・・・。
ピィならベイビィポケモンの復権としてもいいかもしれない・・・。
 ▼ 661 チエナ@サーナイトナイト 15/06/07 22:34:54 ID:gDEslb.Y [6/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
ネジキ「そうすればあの不遇ポケモンは、peeは再び返り咲ける…」

たつじん「ちょっと待て、まずはpeeが何なのかから説明してくれ!」

 この単語は、英語ならば少し下品な意味になる。
 気になった人はggrksタイプなのだが、そんなことは比較的どうでもいい。
 目の前にそびえ立つ最終兵器なんかよりも、一体どんなポケモンなのか知りたくてたまらないたつじんとはこれ如何に。

ネジキ「まずpeeってのは『ペエ』って読むんですよ。英語読みだとピィと被るからねー」

たつじん「(良かった、英語ではないようじゃな)」

ネジキ「初登場は第18世代。当時としては画期的なポケモンで…」

たつじん「(…と油断させておいてやっぱりアレなんじゃろうか?)」

ネジキ「ガブリアスほど有名ではないけどれっきとした不遇ポケモンで、よくコラ画像が作られ…」

たつじん「(一体どうなんじゃ?どんなポケモンなんじゃ!?)」

ネジキ「タイプは>>663で特性は>>665なんですよー」
 ▼ 662 ザードン@メンタルハーブ 15/06/07 22:38:19 ID:5q/qaaAc [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
タカ・トラ・バッタ
 ▼ 663 ティオス@マッハじてんしゃ 15/06/07 22:38:51 ID:fHvrIvi6 [7/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
デデーン
 ▼ 664 タグロス 15/06/07 22:39:12 ID:YwE6Rt/o [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ヒガナ魂
 ▼ 665 タグロス 15/06/07 22:39:33 ID:YwE6Rt/o [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
もう一回チャレンジ!!
ヒガナ魂
 ▼ 666 ガユキノオー@ひかるおまもり 15/06/07 22:52:05 ID:5q/qaaAc [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>665
ケッ、連投め!
支援
 ▼ 667 ピアー@あまいミツ 15/06/07 23:02:29 ID:N1aEX8C2 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
まさかpeeをそのまま採用するとは思わなかった
 ▼ 668 ガリザードンX@ラブラブボール 15/06/07 23:06:42 ID:fHvrIvi6 [8/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>667
採用するにしてもピィにするかと思った。やはり作者の適応力はすごい。
 ▼ 669 ュウコン@カゴのみ 15/06/07 23:17:26 ID:gDEslb.Y [7/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
ネジキ「タイプはデデーンで特性はヒガナ魂なんですよー」

たつじん「…むう、両方とも聞いたことがないのう」

ネジキ「それなら順番に説明してあげようかな」

 デデーンタイプというのは、相手を笑わせることに命をかけるポケモンの総称。
 昔放送されていた番組で、笑ってはならないシーンでうっかり笑ってしまった出演者が
 「デデーン」という効果音とともにおしおきされるネタが名前の由来なのだという。
 これだけ聞けば微笑ましいが、実際はデデーンタイプのせいで笑いすぎて呼吸困難に陥り
 ひんし状態に追いやられたポケモンも少なくない。

たつじん「強そうじゃのう。何故不遇ポケモンになるのか不思議なくらいじゃ」

ネジキ「そう思うでしょう?問題は次の特性、ヒガナ魂です」

 ヒガナ魂というのは、ヒガナの手持ち…すなわち一部のドラゴンタイプとゴニョニョが味方の時
 そのポケモンの能力を大きく上げる特性なのだ。
 だが、味方の支援という点ではシエン(モスラに似た虫ポケモン)と比べられやすく、どうしても見劣りしてしまいがち。
 想像力が足りないトレーナーにはとうてい扱えない、上級者向け特性なのだ。

たつじん「使い所が難しいのう」

ネジキ「ですよねー。まあ他にも不遇である要因は多々あるのですが…」

ネジキ「そんな不運なpeeを救うためにも、僕は自分の意志を貫くしかないのです!」

 ヤベルタルに会わせてあげるから降りておいで、と言い残し、ネジキは扉の向こうへと消えた。
 その後姿にたなびく緑色の甚平を、たつじんはしばらく呆然と見つめていた。
 できることならすぐにでもアジトに突入したいのだが、まだ心には一抹の迷いが残っている。
 ▼ 670 ンシカイオーガ@ねっこのカセキ 15/06/07 23:20:39 ID:fHvrIvi6 [9/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
言えない・・・、今更デデーンがメガバンギラス@カードキーの残した迷言の方から取ったなんて・・・。
 ▼ 671 ネズミ@カイロスナイト 15/06/07 23:36:09 ID:gDEslb.Y [8/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「(そりゃ、わしだって現在のカロスに100%満足しているわけではない)」

 たつじんもこれまで50年ぶりにカロスを旅し、様変わりしたポケモンを何度も目の当たりにしてきた。
 大好きだったポケモン…ゲッコウガもファイアローもビビヨンも、大幅に弱体化されているという現実があった。
 ゲッコウガの進化前であるケロマツは辛うじて活躍できるレベルだが、それでも今までに何度も苦戦を強いられてきた。

たつじん「(プラターヌ博士いわく、ロジカルシンカすると弱いポケモンでもそれなりに役割を持てるようになるんじゃったな)」

 もし彼らがロジカルシンカすれば、昔のようにまた第一線で活躍できるようになるかもしれない。
 誰かが言っていた「好きなポケモンで勝てるように頑張れる」時代が来るかもしれない。

たつじん「じゃが…」

 ロジカルシンカを使うためにはヤベルタルを捕まえなければならず、さらにそのヤベルタルに会うためには
 最終兵器を発動させてイベルタルを覚醒させなければならないのだ。

たつじん「わしは一体、どうしたらいいんじゃ?」

 世界を守るべきというせいぎのこころと、好きなポケモンを活躍させたいゆうわく。
 たつじんは板挟みになって思い悩むことしかできなかった。
 ▼ 672 ロエッタ@アクアカセット 15/06/07 23:49:48 ID:gDEslb.Y [9/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
???「待って!」

 最終兵器が静かに仁王立ちするセキタイタウンに、聞き慣れた声が響く。
 たつじんが驚いて振り返ると、そこには物語の随所で見かけた顔があった。

セレナ「あなたは一人じゃないわ!」

トロバ「分析ならネジキさんにだって負けません!」

サナ「力技なら任せてよ!」

ティエルノ「戦いは苦手だけど踊りでサポートするんだよねえ」

 やはり、持つべきものは友なのかもしれない。
 彼らはたつじんの周りに集まり、最終決戦まで一緒についていくと言い出した。
 この展開は原作のXYとほぼ同じなのだが、年をとるとどうしても涙腺が緩みやすくなるのう…と
 少し困ったたつじんなのであった。

セレナ「あ、そうだ。これ持って来たから使ってね」

たつじん「何じゃ?やけに大きな包みじゃが…」

セレナ「>>674(道具)よ」
 ▼ 673 チルゼル@するどいくちばし 15/06/08 00:05:24 ID:.pJirotc NGネーム登録 NGID登録 m 報告
マスターボール
 ▼ 674 ルーグ@ポフィンケース 15/06/08 00:05:44 ID:GDIJG0a6 NGネーム登録 NGID登録 報告
スナッチマシン
 ▼ 675 レベース@ひでんのくすり 15/06/08 05:28:37 ID:P17fsCp. NGネーム登録 NGID登録 報告
>>674
これはネジキがまさかのダークポケモン使うフラグなのか?
それともワルダックとの再戦で
 ▼ 676 イ妖◆Hc1VAagKMg 15/06/08 05:50:15 ID:Tdrl6KyY NGネーム登録 NGID登録 報告
wktk
 ▼ 677 ルット@うしおのおこう 15/06/08 13:14:56 ID:0B5opB.o NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ここまで盛り上がる安価とは
支援
 ▼ 678 ロリーム@フィラのみ 15/06/08 16:54:30 ID:eRW8pI.c NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 679 ーシャン@たんけんセット 15/06/08 22:28:28 ID:VJBlD4zo [1/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
セレナ「スナッチマシンよ」

トロバ「プラターヌ博士から渡されたんです。いざという時には使う以外ありえないwww、って」

 包みを開けると、確かにスナッチマシンが横たわっていた。
 スナッチマシンというのは、相手のトレーナーが使うポケモンをよこどりできる装置のこと。
 製造年月日を見ると2000年台初頭の文字が刻まれており、長年に渡ってふういんされてきたことが伺える。
 無論ひとのポケモンをとったらどろぼうだが、悪用されているポケモンを奪い返さなければならない時だってある。
 ある意味主人公の特権だが、乱用は禁物。

たつじん「(やはり、もしもの時にはわしが悪タイプになるしかないのかのう)」

ティエルノ「ま、使わなくていいのが一番いいんだけどねえ」

サナ「ちょっと!あたしがここまで運んだのにそれはないでしょ!」

 決戦直前だというのにきんちょうかんはどこへやら、友人達はいつものようにワイワイと雑談を初めてしまった。
 だが、そのむじゃきな様子がたつじんのプレッシャーをふきとばす強力なおいかぜとなったことは紛れもない事実である。

たつじん「みんな、ありがとう…!」

 たつじんは腹をくくり、友人達とともにマダオ団アジトのドアを開けて階段を降りるのであった。
 ▼ 680 ンシカイオーガ@しろいハーブ 15/06/08 22:52:22 ID:VJBlD4zo [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
 マダオ団アジト最深部に足を踏み入れた一行を待ち受けていたのは、巨大な装置に繋がれたイベルタルと
 目標達成を間近に控え高鳴る胸を抑えきれないマダオ団ボス、ネジキの姿だった。

ネジキ「ワーオ!凄いぞ、最終兵器から発せられたエネルギーがイベルタルに集まっている…」

ネジキ「ついに、ついにロジカルシンカしてヤベルタルになる時が来るんだ…!」

 ネジキは分析モニターに顔を近づけ、エキサイトをマックスにしている。
 だが、迫り来るたつじん達の足音に気づかぬ程どんかんではないようだ。

たつじん「ネジキよ…」

ネジキ「おっ、丁度いいところに来たねー。今からイベルタルがヤベルタルになるんですよー」

 そうネジキが言い終わるか言い終わらないかという瞬間、イベルタルの体が激しい光を放ち始める。
 ついにロジカルシンカの瞬間がやってきたのだ。
 50年前に見たグラードンやカイオーガのゲンシカイキに近いような、しかしどこかが違うような
 神秘的で禍々しい光を、たつじんはただ見つめることしかできなかった。

ネジキ「ワーオ!気温、湿度、時刻、全てぶんせきどーり!」

 イベルタルを包む光は徐々に弱まり、やがてヤベルタルの姿を確認できるようになった。
 その姿はイベルタルとほとんど変わらないが、赤く輝く眼光の鋭さを見れば
 ヤベルタルの持つ力がロジカルシンカ前に比べてぐーんと上がっていることは言うまでもない。
 ヤベルタルの存在は博士から聞いていたものの、こうして実際に直面すれば
 どんなにゆうかんなトレーナーでも足がすくんでしまい、よわきな者に至っては気絶してしかねない。

セレナ「これが…ヤベルタル?」
 ▼ 681 ルキア@あいいろのたま 15/06/08 23:07:59 ID:VJBlD4zo [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
ネジキ「ワーオ!ヤベルタルから分析以上のパワーを感じる…!」

 ヤベルタルを目の当たりにして怯える友人達をよそに、ネジキは無我夢中で走り寄る。

ネジキ「さあヤベルタルよ、このボールに収まって僕の願いを…」

 その瞬間、ヤベルタルはネジキを拒絶するように長い尻尾で弾き飛ばした。
 彼が持っていた分析マシンが盾となったことで、ラッキーにも致命傷は免れたようだが
 その代償としてマシンは無残にも木っ端微塵となってしまった。

ネジキ「わ、ワーオ…!?」

 先程の威勢の良さはどこかへテレポートし、ネジキはびびりになって震えるしかできない。
 ゲームキューブよりも丈夫な分析マシンを破壊し尽くす一撃を、もしも生身の人間やポケモンが受けようものなら…
 あんまり 想像しないほうが いい みたいだ。

トロバ「すさまじいパワー、おまけに隙がなさすぎる!」

サナ「あれじゃ、あたしのかわらわりもばくれつパンチも叩き込めないよ!」

たつじん「何とかしたいが、わしのポケモンを危険な目に遭わせるのは…」

 一行が途方に暮れる中、一人だけまじめな面持ちでヤベルタルをにらみつける者がいた。
 ▼ 682 ンリキー@つららのプレート 15/06/08 23:18:51 ID:VJBlD4zo [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
ティエルノ「…僕が踊るよ」

たつじん「お、踊るじゃと!?こんな時に一体どうするつもりじゃ?」

ティエルノ「前にエンジュに行った時にまいこはんの踊りを見てね。それ以来、毎晩練習してきたんだ」

たつじん「まいこはん?まさかホウオウでも呼ぶつもりかい!?」

ティエルノ「もちろん僕はまいこはんじゃないし、見よう見まねだからホウオウやルギアは呼べないかもしれない」

ティエルノ「けれど、いちかばちかやってみたいんだよ。何もせずに倒れるのは嫌だからねえ」

 エンジュのまいこはんのものまねをして踊り、ポケモンを呼び出して助けてもらう。
 荒唐無稽な話だが、他にヤベルタルの暴走を止める解決策があるわけでもない。
 たつじん達はティエルノを信じ、彼の踊りが持つ可能性に賭けてみることにした。

ティエルノ「それじゃ、いくよ」

 物語冒頭で見たムービーとは対照的に、ティエルノはクルクルと優雅に踊り始めた。
 踊っている人物は紛れも無くティエルノなのだが、かもし出される雰囲気からはあたかもまいこはんが踊っているかのように錯覚させられる。
 彼は手足の先まで全神経を集中させ、心の奥でねがいごとを繰り返しながらただひたすら舞い続けた。

たつじん「…おや?あれは?」

セレナ「>>684(ポケモン)よ!>>684が来てくれたのよ!」
 ▼ 683 ガサメハダー@フエンせんべい 15/06/08 23:32:10 ID:oorBnFMk [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
pee
 ▼ 684 イバニラ@シャラサブレ 15/06/08 23:40:27 ID:a75Ewabc NGネーム登録 NGID登録 報告
コクーン
 ▼ 685 ッギョ@あやしいパッチ 15/06/08 23:40:42 ID:XFMgR45s NGネーム登録 NGID登録 m 報告
デデンネ
 ▼ 686 683 15/06/08 23:56:48 ID:oorBnFMk [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
くそぅ……peeが良かった……けどコクーンも面白そう

支援
 ▼ 687 ンメン@きよめのおこう 15/06/09 04:48:25 ID:T9/iWgxo NGネーム登録 NGID登録 報告
デスイウングで一撃以外ありえない
 ▼ 688 タグロス 15/06/09 09:39:34 ID:gAjyMWrI NGネーム登録 NGID登録 報告
支援!!
あれ?これZがモデルじゃない?
ジガルデはどこ行った?
まぁ面白いからいいや!
 ▼ 689 ドキング@きいろビードロ 15/06/09 18:00:39 ID:BrpO7IX. [1/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
セレナ「コクーンよ!コクーンが来てくれたのよ!」

たつじん「おおーっ!…えっ、コクーンじゃと?」

 ティエルノの舞が起こした奇跡に、友人達は大興奮。
 一方、たつじんは困惑したように口をぽかんと開けたまま。
 彼にとってのコクーンは、ただかたくなるだけが取り柄の序盤ポケモンというイメージが強く
 ロジカルシンカしたイベルタルの敵ではないように思えて仕方ないのだが…

サナ「すごいすごーい!凄いよティエルノ!」

トロバ「やっぱり普通のコクーンとは一味違いますね!」

たつじん「何じゃと、あれは特別なコクーンなのかい?普通のコクーンにしか見えないが…」

セレナ「ねえ、2014年に公開されたポケモン映画のタイトル、覚えてる?」

たつじん「破壊の繭とディアンシー、じゃったかのう?」

トロバ「その通り。では、繭は英語で何と言うでしょう?」

たつじん「うーむ…英語は苦手じゃ」

トロバ「答えはcocoon(コクーン)、つまり破壊の繭とは『破壊のコクーン』という意味になるんです」

ティエルノ「破壊の象徴たるイベルタルと互角に戦えるのは、やっぱり破壊のコクーンしかいないんだよねえ」

たつじん「(そんな設定、あの映画に出てきたかのう?)」
 ▼ 690 カチュウ@おうじゃのしるし 15/06/09 18:22:28 ID:BrpO7IX. [2/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
 疑問を拭い切れないまま顔を上げると、そこにはイメージに反してヤベルタルと互角に戦うコクーンがいた。
 デスウイングを華麗に避けてむしくいで反撃するその勇姿を見れば、全世界のむしとりしょうねんが何故虫タイプに惹かれるのか想像に難くない。
 スランプ中のビオラにも見せてあげたかったほどだ。

たつじん「コクーンって本当はあんなに強かったんじゃのう…」

セレナ「それよりヤベルタルを捕まえないと!コクーンとの戦いで弱っている今がチャンスよ」

たつじん「そ、そうじゃな!」

 たつじんはボールポケットからダークボールを取り出した。
 ヤベルタルに似合いそうな暗い色を基調としたデザインで、暗い場所にいるポケモンが捕まえやすいボールだ。
 しばしの沈黙の後、勢いよく投げられたボールは弧を描いて宙を舞い、見事ヤベルタルに命中した。

たつじん「(これで捕まえられるといいのじゃが…)」

>>691の投稿時間の秒で、ヤベルタルの捕獲が成功するかどうかを判定します。
 秒の一の位が3,6,9のいずれかであれば捕獲成功、それ以外なら失敗。
 例:2015/06/09 **:**:43 → 秒の一の位は3なので捕獲成功)
 ▼ 691 ルビアル@のんきのおこう 15/06/09 18:27:27 ID:Zl1kDifE NGネーム登録 NGID登録 報告
ほい
 ▼ 692 ブキジカ@しろいハーブ 15/06/09 20:11:51 ID:BrpO7IX. [3/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
(投稿時間の秒=27 → 一の位は7なので捕獲失敗)

たつじん「やはり相手は伝説ポケモン、捕獲もそう簡単にはいかぬか…」

 だが、たつじんの投げたダークボールはあと少しというところで破裂し、粉々になった。
 甘くないさゲットはいつだって、辛い?苦い?渋い?すっぱいのう。

ネジキ「そうですよ、そう簡単に捕まってたまるもんか」

 さっきまでアジトの隅でひるんでいたネジキが、頭をさすりながら顔を上げる。

ネジキ「そのヤベルタル…イベルタルをここに繋いでおくのも大変だったんだよー」

ネジキ「装置を使って捕まえたのはいいけれど凄い大食らいでさ、やっぱり名は体を表すっていうね」

たつじん「名は体を表す?イベルタルという名のどこに大食い要素が…」

ネジキ「ほら、イベルタルを並べ替えるとイルタベル(要る、食べる)になるでしょ?」

 沈黙の波紋がアジト内に広がっていく。
 死闘を繰り広げていたヤベルタルとコクーンですら攻撃の手を止め、ネジキの方を無言で見つめた。

ネジキ「…あ、いや、その。何でもないです」

 だが、たつじんだけは至ってれいせいに脳みそをこうそくスピンさせていた。
 「イベルタルが実はくいしんぼうである」という耳寄りな情報をネジキの口から引き出せた以上、
 クノエのボール工場でもらったあのボールを使う他はない。

たつじん「そうじゃ。今こそ、このチョコボールを使う時!」

>>694の投稿時間の秒でヤベルタルの捕獲が成功するかどうかを判定。秒の一の位が奇数なら捕獲成功、偶数なら失敗)
 ▼ 693 ニスズメ@ひみつのカギ 15/06/09 20:17:02 ID:c408XmCM NGネーム登録 NGID登録 m 報告
コクーンすごいな。

さあどうだ!
 ▼ 694 コ厨◆rdcu0R1OG2 15/06/09 20:26:53 ID:S88qejc6 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ほいほい
 ▼ 695 コ厨◆rdcu0R1OG2 15/06/09 20:27:20 ID:S88qejc6 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>694
ktkr
 ▼ 696 ッポウオ@クチートナイト 15/06/09 21:07:28 ID:BrpO7IX. [4/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
(投稿時間の秒=53 → 一の位は3、奇数なので捕獲成功)

 たつじんは猛り狂うヤベルタルに向かって全力でチョコボールをなげつけた。
 チョコボールとは新種のモンスターボールであり、食べるのが好きなポケモンを捕まえやすくなる。
 イベルタルがロジカルシンカした姿であるヤベルタルも例外ではなく、チョコボールが放つあまいかおりのゆうわくには抗えず
 あえなく御用になってしまった。

たつじん「やったぞ!ヤベルタルを捕まえたのじゃ!」

 これでようやく他のポケモンもロジカルシンカを使えるようになる…
 そう思った矢先、アジトの天井がいやなおとを立てて崩れ始めた。
 鉄と鉄がぶつかる不吉なきんぞくおんが少しずつ、しかし確実に近づいてくる。

たつじん「まずい…!」

ネジキ「ウソだろ、こんなの分析データには無かった!」

 ネジキが言うには、ヤベルタルが捕獲されたことで破壊を司るパワーのバランスが崩れ、最終兵器が暴走を始めた可能性が高い。
 最終兵器の暴走を止められなければ、それこそカロス全土が滅んでしまう。

ネジキ「こんな、こんなはずじゃ…」

 迫り来る終末に怯え、慌てふためく一行。
 想定外の事態にパニックになるネジキ、ただオロオロするだけしかできない友人達。
 だが、コクーンだけは一生懸命いとをはいて落ちてくる瓦礫を食い止めている。

たつじん「…そうじゃ、何か解決策はあるはず。最後まで諦めてはならん!」
 ▼ 697 ビビール@サイコソーダ 15/06/09 21:29:40 ID:BrpO7IX. [5/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「さあケロマツよ、お前もケロムースでてだすけするんじゃ!」

 コクーンのふくつのこころに揺り動かされたたつじんはボールから相棒のケロマツを出し、
 ねんちゃく力のあるあわで瓦礫を食い止めようとした。

たつじん「(落ち着け、れいせいになれ。わしがこんらん状態になってはならん…!)」

 だが、小型のポケモン2体だけの力ではいつまでこらえることができるか分からない。
 天井がじわじわとにじり寄ってくるにつれて、小さなカエルの額にも汗が浮かぶ。
 ケロマツの体力はもう限界だが、それでも大好きなトレーナーのためにこんじょうを振り絞っている。

たつじん「(ケロマツよ、わしが不甲斐ないばかりに無理をさせてすまない)」

たつじん「(バッジを7つ集めて強くなった気でいたが、トレーナーとしての実力は…)」

 たつじんの脳裏に、このケロマツと初めて挑んだジム戦の光景が走馬灯のように浮かぶ。
 ハクダンジムのビオラに勝ち、バグバッジを手に入れたあの日のことが…

たつじん「(…そうか!あれがあったぞ!)」

 たつじんはバッジケースからバグバッジを取り出し、天高く掲げた。
 バグバッジがあればセレクトバグが使えるようになるので、それで壁抜けして脱出しようと考えたのだ。

たつじん「そうと決まれば早速壁抜けアイテムを生成するぞ!えーと、セレクト、B、B…」

 初代をそれなりにやり込んだたつじんにとって、セレクトバグなんて朝飯前。
 昔とった杵柄、とでもいうべきだろうか。
 セレクトバグは見事成功したのだが、産声を上げた壁抜けアイテムは何やら妙な名前。

たつじん「『>>699(何でも可。ポケモンに関する言葉が入っていればなお良し)』…じゃと?」
 ▼ 698 ーケオス@マグマブースター 15/06/09 21:31:39 ID:IVk7T6cs [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ksk
 ▼ 699 ブルモ@もうどくプレート 15/06/09 21:32:03 ID:IVk7T6cs [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
広瀬ピカチュウすず
 ▼ 700 ォレトス@かざんのおきいし 15/06/09 21:54:48 ID:BrpO7IX. [6/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「『広瀬ピカチュウすず』…じゃと?」

たつじん「不思議な名前じゃな。ピカチュウはミドルネームかのう?」

 名前のモデルになった広瀬すずという女優も、今では60代半ば。
 昔からピカチュウのものまねが大好きで、昨年の映画「劇場版ポケットモンスター レジの店員と万引き男」では
 長年の願いが叶ってついに野生のピカチュウの声を担当したそうだ。

たつじん「マーイーカ、これで壁抜けできるなら名前は気にしない!」

 たつじんは壁抜けアイテム・広瀬ピカチュウすずを使用し、壁抜けを開始した。
 ニンテンドーバーチャルPSPキューブのスライドパッドをしんちょうに動かし、座標を少しずつ右にずらしていく。
 友人達、ネジキ、そしてコクーンとケロマツも一緒に動いていることを確認しながら、壁の中を少しずつ突き進んでいった。

セレナ「何?何が起きたの?」

ネジキ「ワーオ!なんか体が勝手に右に…」

 友人達とネジキは一瞬何が起こったか分からず慌てていたが、崩れ落ちる天井が遠ざかっていく様を見て一安心。
 だっしゅつボタンよりも頼りになる壁抜けアイテム・広瀬ピカチュウすず。
 だが、油断は禁物。壁抜けは壁を抜けきるまでが遠足なのだ。
 ▼ 701 ガバクーダ@ちかのカギ 15/06/09 22:09:37 ID:BrpO7IX. [7/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
 たつじんの老眼鏡を突き抜け、強い光が飛び込んできた。
 どうやら無事に壁の外に脱出することができたようだ。
 目が光に慣れてきた頃合いを見計らって辺りを見回すと、最新型パソコンや山積みになった本や研究資料、
 そして白衣を着こなした博士の姿があった。

プラターヌ「んんwww壁の中から出てくるなんてびっくりしましたぞwww」

たつじん「(ふむ、どうやらプラターヌ研究所に出たようじゃな)」

 ゴーストタイプが研究所の壁を突き抜けてやってきたことならあるが、人間が出てきたという前例は全くない。
 セレクトバグも主人公以外が使えば立派な犯罪なので、仕方がないといえば仕方がないのだが。

セレナ「博士、聞いて下さい!ついにヤベルタルの捕獲に成功したんです!」

プラターヌ「んんwwwこれでロジカルシンカの研究もはかどりますなwww」

 イベルタル以外のポケモンがロジカルシンカを使うために必要な条件、ヤベルタルの捕獲に成功したという朗報を聞いて
 嬉しそうなばくはつスマイルを露わにするプラターヌ博士。
 だが、たつじんは見逃さなかった。
 彼が白衣の下にきっちりと着込んでいる、黒い制服を。

プラターヌ「では…」

プラターヌ「ヤベルタルを我ら真選組に渡して立ち去る以外ありえないwww」
 ▼ 702 クレー@ヨロギのみ 15/06/09 22:11:37 ID:IVk7T6cs [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
真選組キター!
いよいよ決戦か・・・。楽しみです!
 ▼ 703 ルミーゼ@カイスのみ 15/06/09 22:26:55 ID:BrpO7IX. [8/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
【たつじんのレポート】 []内は安価で決まりました。

 たつじんはマダオ団リーダーであるネジキを追って、最終兵器がそびえ立つセキタイタウンへ。
 ネジキは緑の甚平を着こなし、団名の通り[銀魂のマダオ]のようになっていた。
 ネジキが最終兵器を発動させようとした理由は、兵器との反応でイベルタルをロジカルシンカさせてヤベルタルにし、
 不遇ポケモンである[pee](ペエと読む。英語ではない)を活躍させるため。
 peeのタイプは[デデーン]で特性は[ヒガナ魂]。扱いにくい上級者向けポケモンだ。

 たつじんとて、不遇になってしまった好きなポケモンをロジカルシンカさせて活躍させたい。
 だがそのためにはヤベルタルを捕まえる必要があり、さらにそのために最終兵器を発動させなければならない。
 どうするべきか迷うたつじんに「あなたは一人じゃない」と声をかけたのは、セレナ達友人。
 もしものためにと[スナッチマシン]も持ってきてくれた。

 友人達にはげまされてマダオ団アジトの階段を降りると、そこにはネジキと装置に繋がれたイベルタルが。
 最終兵器との反応でイベルタルはヤベルタルにロジカルシンカし、圧倒的な力を見せつける。
 対抗するために、ティエルノはまいこはんの舞を踊って[コクーン]を召喚した。
 たつじんの先入観に反してコクーンはヤベルタルと互角に戦い、弱らせたところにダークボールを投げたが一度目は[失敗]。
 その後ネジキから「ヤベルタルはくいしんぼう」と聞き、ボール工場でもらったチョコボール(食欲旺盛なポケモンが捕まえやすい)を投げる。
 今度は捕獲[成功]。

 だが、ヤベルタルを捕まえたことで力のバランスが崩れて最終兵器が暴走を始めてしまう。
 たつじんもパニックになりかけたが、バグバッジがあればセレクトバグが使えるということを思い出し
 壁抜けアイテム・[広瀬ピカチュウすず]を生成する。
 一行は壁抜けに成功し、壁の中を伝ってプラターヌ研究所にやって来た。
 ヤベルタル捕獲の報に喜ぶプラターヌだが、その直後態度が急変。
 「ヤベルタルを我ら真選組に渡して立ち去る以外ありえないwww」
 ▼ 704 ンノーン@だっしゅつボタン 15/06/10 00:18:22 ID:Rd.gPAuA NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
プラターヌ真撰組かよ
 ▼ 705 チュル@きのみジュース 15/06/10 05:57:34 ID:Tc8QY0Sk NGネーム登録 NGID登録 報告
展開的にはすごく面白いが、図鑑の評価や光るお守りをくれる役割は誰がするんだ。
色違い粘れないじゃないか
 ▼ 706 ルシアン@みどりのプレート 15/06/10 06:17:45 ID:VNwPFlwc NGネーム登録 NGID登録 m 報告
>>705
助手(適当)
 ▼ 707 ナギラス@チイラのみ 15/06/11 17:20:33 ID:/EDgU/Wc NGネーム登録 NGID登録 報告
支援あげ
 ▼ 708 ロバレル@ていこうのハネ 15/06/11 20:33:32 ID:OK/0g6G6 [1/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「(何やらとんでもないことになってしもうたわい)」

 思えばここしばらく、波乱に満ちた戦いのれんぞくパンチにさらされてきた。
 激戦の果てにフレア団のリーダー・フラダリを倒したら「マダオ団リーダーのネジキに騙された」と衝撃の告白をされ
 ネジキが待つセキタイでヤベルタル(ロジカルシンカしたイベルタル)を捕獲し、暴走する最終兵器から壁抜けを使って間一髪逃れたかと思えば
 頼りにしていたプラターヌ博士が実は真選組の一員だったことが明らかになった。

たつじん「…博士よ、一体なぜ真選組に入ったんじゃ?」

 良い質問ですな、と博士は不敵な笑みを浮かべる。

プラターヌ「もちろんロジカルシンカ研究のためですぞ。それ以外ありえないwww」

 博士は口元に笑みを残しつつ、対して目には憂いを浮かべながら語る。
 研究者であれば誰しも、研究テーマに関して知識を深めたいと思わずにはいられない。
 それは必然というもの。
 場合によっては、どんな手を使ってでも研究したい、反社会行為に手を染めるのもやむをえないと思うようになる。
 それも運命というもの。

プラターヌ「我が祖父である初代プラターヌがメガシンカを研究するも、間もなく他地方の博士にお株を奪われてから苦節50年」

プラターヌ「一族が返り咲くには、我がいのちがけでロジカルシンカを研究して成果を残す以外ありえなかった!」

たつじん「そうかい、そうかい…」

 だが、たつじんにも意地というものがある。
 博士とその家族が長年にわたって苦労していたのはよく分かったのだが、だからといって
 コクーンのてだすけを借り、珍しいチョコボールを投げまでして必死で捕まえたヤベルタルをやすやすと渡すわけにはいかない。

プラターヌ「分かってもらえないなら仕方がありませんな。我とヤケモンバトルですぞwww」
 ▼ 709 ロピウス@かいがらのすず 15/06/11 20:48:45 ID:XdHWfWq2 [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
プラターヌ博士とアクロマに共通点を感じる・・・。
支援
 ▼ 710 ルダック@ウイのみ 15/06/11 20:50:35 ID:OK/0g6G6 [2/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
………

 真選組幹部の プラターヌとの 勝負に 勝った!

たつじん「(威勢がいい割にはあんまり強くなかったのう)」

 音声認識システムがバリバリ稼働中なので口には出さないが、はっきり言って強くなかった。
 クノエのボール工場で戦った、ワルダックのメガヤドキングの方が強かったほどだ。
 
プラターヌ「だから最初にも言いましたぞ、『我は強くありませんぞ』って…」

プラターヌ「我はただの研究者、バトルは二の次ですぞwww」

たつじん「では、なぜわざわざバトルを?」

プラターヌ「それはまあ、意地というものですな。我もいじっぱりな性格なのでねwww」

 博士は意味深なまなざしで研究所の入り口の扉をじっと見つめ、それから視線をたつじんに戻す。

プラターヌ「さて、そろそろあの方が戻られる頃ですなwww」

たつじん「あの方とは…誰かのう?」

プラターヌ「真選組ボスの>>712(ポケモンの登場人物)殿以外ありえないwww」
 ▼ 711 ーピッグ@かおるキノコ 15/06/11 20:51:23 ID:XdHWfWq2 [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ksk
 ▼ 712 レキッド@きちょうなホネ 15/06/11 20:51:51 ID:XdHWfWq2 [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ワタル
 ▼ 713 リルリ@げんきのかけら 15/06/11 22:53:19 ID:OK/0g6G6 [3/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
プラターヌ「真選組ボスのワタル殿以外ありえないwww」

 博士がそう言い終わるか言い終わらないかという間に、研究所の扉が勢いよく開いた。
 扉から勢いよく吹き込む風になびく長いマントを見れば、彼がワタルであることはすぐに分かるだろう。
 そして例に漏れず、マントの下にはやはり真選組の黒い制服が。

ワタル「いかにも俺が真選組ボス、ワタルだが…何だその顔は?」

 たつじんが知っているワタルはカントー地方の四天王、あるいはチャンピオンだったはず。
 その彼がいきなり真選組という組織のボスとして登場したものだから、頭がこんらん状態になってしまうのも仕方がない。

ワタル「では…知らぬなら 教えてやろう オノノクス」

 ワタルはやれやれという表情をし、フシギソウな顔をしているたつじんの前まで歩み寄って
 これまで彼の身にどんなことが起きたのかを話し始めた。

ワタル「昔、俺に改造疑惑がかかったのを知っているか?」

たつじん「ああ、カイリューがバリアーを覚えているというあれじゃろう?」

ワタル「そうだ。それから手持ちポケモンのレベルが明らかにおかしいとか、人に向けてはかいこうせんを撃ったとか、色々なことを言われてきた」

たつじん「有名人も大変じゃな」

ワタル「だが、それらは身に覚えがある事だからまだいい。問題は…」

ワタル「>>715という根も葉もない噂を流されたことだ!」
 ▼ 714 りすがりマッスルウィザード 15/06/11 22:55:35 ID:warQowYw NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援
 ▼ 715 メパト@しずくプレート 15/06/11 22:56:05 ID:0/M7lOUc NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ロリコンなのにキクノに浮気
 ▼ 716 ボネア@メガストーン 15/06/11 23:18:00 ID:OK/0g6G6 [4/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
ワタル「ロリコンなのにキクノに浮気、という根も葉もない噂を流されたことだ!」

たつじん「ロリコン?何じゃそりゃ?」

 ワタルが言うには、第13世代では男主人公は歴代女トレーナーと、女主人公は歴代男トレーナーと恋愛が可能であり
 その時ワタルは「ゲーム内で恋人に選ばれた男トレーナー」ベスト8にランクインしたそうだ。
 ワタルはその強さでも有名でありルックスも悪くないので、彼に憧れる女の子も少なくなかったということだろう。

ワタル「大人の俺が、女主人公と恋愛する。そうしたらロリコン疑惑が立つのも無理はないだろう」

たつじん「まあ、ポケモンの女主人公はみんな若いからのう」

 ここ50年の間に若くない女主人公も何人か登場しましたぞ…と言いかけて、プラターヌは口を押さえた。
 ワタルが愚痴をこぼしている時に外野が口を挟むと、後々面倒なことになるのだ。

ワタル「…で、問題はここからだ」

ワタル「ロリコン疑惑のことをキクコに相談したら『相談ならキクノにしな』と紹介されて…」

たつじん「それで『キクノに浮気』かい?」

 その言葉を聞いて、ワタルの顔はクリムガンのように赤くなる。

ワタル「そりゃ、そういう噂が立つのは仕方ないって分かっているよ。カントーのおばちゃん達はないしょばなしが大好きだからね」

ワタル「でも俺としては包容力のあるキクノさんにちょっと惹かれただけじゃないか!何も一線は越えてな…」

たつじん「わかった、わかった。とりあえず落ち着くんじゃ」
 ▼ 717 ーディン@プロテクター 15/06/11 23:31:58 ID:cWobVpX2 NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 718 ンドール@パワーリスト 15/06/11 23:44:15 ID:OK/0g6G6 [5/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
ワタル「…とまあ、このスキャンダルのせいで俺はカントー地方に居づらくなってカロスにやって来たってわけだ」

ワタル「そしたらこの地方には凄いドラゴンポケモンが居ると聞いて、是非とも活躍させたくなった」

たつじん「ほう、それはどんなポケモンかい?」

ワタル「…ジガルデだ」

 ぽけりん「Z」の象徴となるべきポケモンが、待ってましたとばかりに初登場。
 むしろ、何故今までの冒険で名前すら出てこなかったのかが不思議なほどだ。

ワタル「ドラゴンタイプの威厳、そして地面タイプの包容力。これらを兼ね備えたジガルデに俺はメロメロになった」

 だが、ワタルとジガルデを待ち受けていたのはおいかぜではなく逆風だった。
 当時のジガルデは、伝説にも関わらずGTSで簡単に流通させられるという酷い扱いを受けていた。
 元祖XYのマイナーチェンジで一応フォルムチェンジが追加されて強化はされたが、それでも対戦で使う者は少なかった。
 同じドラゴン・地面タイプでも、15世代まで強化され続けたガブリアスや新たな可能性を開花させたフライゴンとは雲泥の差だった。

ワタル「俺はジガルデが大好きで、ジガルデの魅力を皆と分かち合いたかった」

 だが、ワタルはカントー地方でのスキャンダルを引きずっている身で、目立って活動することもできない。
 ジガルデの魅力をアピールしようにも、派手なバトルやコンテストに出すことも叶わない。

ワタル「そこで俺は、ジガルデが輝けるようにと人目を忍んで精一杯努力してきた。今からその成果をお見せしよう」

たつじん「まさか…」

ワタル「いでよ、ジガルデ >>720フォルム!」
 ▼ 719 ンムー@ガブリアスナイト 15/06/12 00:00:46 ID:Yv30/80k [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
定晴
 ▼ 720 マヨール@こだわりハチマキ 15/06/12 00:01:14 ID:Yv30/80k [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
定晴
 ▼ 721 メハダー@ゴーストジュエル 15/06/12 14:03:26 ID:5urEpaUY NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ドラゴン使いではない
 ▼ 722 キカブリ@ジャポのみ 15/06/12 23:28:13 ID:T2RnUk0k NGネーム登録 NGID登録 報告
ロリコン
 ▼ 723 マワリ@サンのみ 15/06/12 23:35:44 ID:Yv30/80k [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 724 リトドン@シルフスコープ 15/06/13 06:58:35 ID:z152RQ.o [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
とあるX「知り合いのYはロジカル進化、Zはフォルムチェンジ。私は?」
 ▼ 725 ードラ@フィラのみ 15/06/13 07:36:11 ID:kAVS.sTo NGネーム登録 NGID登録 m 報告
>>724
木にフォルムチェンジ
 ▼ 726 つき◆B3yArQfdHk 15/06/13 10:54:36 ID:YUgHqTTI NGネーム登録 NGID登録 報告
笑いすぎて腹いてえwwwwwwww
 ▼ 727 ルディオ@サメハダナイト 15/06/13 15:36:11 ID:ZL3Wz9gY NGネーム登録 NGID登録 m 報告
>>720
ごめん定春 銀魂の
 ▼ 728 クレオン@どくのジュエル 15/06/13 17:40:55 ID:z152RQ.o [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
とうとう新撰組ボスのワタルとの戦いか。
あれ、ワルダックの立ち位置は?
したっぱ?幹部?新ボス?ただのかませ?
 ▼ 729 りすがりマッスルウィザード 15/06/13 18:05:20 ID:07ZgSQCY [1/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
>>726
懐いな定春ってヅラと一緒にいる白い奴だっけ。
 ▼ 730 クシー@ルアーボール 15/06/13 18:41:50 ID:0qMltfgQ [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>729
桂の仲間はエリザベスです。
定春はこれです。
http://shippo-days.up.n.seesaa.net/shippo-days/image/untitled-a6492.jpg?d=a0
ちなみにエリザベスはこれです。
http://www.sunrise-inc.co.jp/gintama/character/img/chara_12.gif
 ▼ 731 りすがりマッスルウィザード 15/06/13 18:54:43 ID:07ZgSQCY [2/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
>>730
ありがとうございます。定春ってカグラと一緒にいた犬の名だったのか
 ▼ 732 ロバット@ミクルのみ 15/06/13 19:09:27 ID:0qMltfgQ [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>731
ちなみに今はアニメで馬になっています(笑)

ジガルデが定春フォルムになったらどんな姿になるのだろう・・・?作者さんがコラ画像作ってくれないかな・・・?
 ▼ 733 ャタピー@あやしいパッチ 15/06/14 00:43:15 ID:n49Uhx36 [1/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 734 リゴンZ@じゃくてんほけん 15/06/14 22:34:36 ID:.HTID8PQ [2/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
ワタル「いでよ、ジガルデ 定晴フォルム!」

 ワタルが繰り出したのは、白い犬に似た新ポケモン。
 ジガルデの面影をわずかに残しているのだが、ジガルデだと言われなければ気付かないほどのレベルだ。

たつじん「このポケモン…本当にジガルデなのかい?」

ワタル「そうだ。襟巻きがキュートだろう?」

 ワタルがじしんかじょう気味に話すことには、かつて不遇だったジガルデを哀れんだ彼が
 改造に改造を重ね、現在のデザインに仕立てあげたそうだ。
 銀魂(20年ほど前ポケモンとコラボした)にも似た名前・容姿の犬がいたが、あちらは定「春」なので著作権的に問題ないだろう。
 タブンネ。

ワタル「定晴フォルムは女子中高生…だけじゃなく老若男女問わず大人気で、リアルポケモンセンターにも色々なグッズがあるのだ」

プラターヌ「我もお腹を押すと鳴くマスコット持ってますぞ。定晴フォルムは癒しという役割を持てますなwww」

たつじん「はあ…」

 定晴フォルムにメロメロな成人男性二人を見て、たつじんは呆気にとられる。
 研究所に付いてきた友人達もネジキも、定晴フォルムのかわいさに釘付けになっているようだ。
 だが、トロバだけはするどいめを光らせながら、指を素早く動かして何やらポケモン図鑑を操作している。

たつじん「む、トロバよ。どうしたんじゃ?」

トロバ「気をつけて下さい。ジガルデ 定晴フォルムは恐ろしい相手です!」
 ▼ 735 チコール@じゅうでんち 15/06/14 22:47:38 ID:.HTID8PQ [3/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
トロバ「とりあえず、これを見て下さい」

 何事かと不思議がるたつじんの目の前に、トロバはポケモン図鑑を差し出した。
 「ウルトラX」バージョンおよび「フワライドぷらすクソコテY」バージョンにおけるジガルデ 定晴フォルムの説明文だ。

たつじん「生態系を破壊するものを監視する…ふむ、ここは昔と一緒じゃな」

トロバ「そのつぶらなひとみで見つめられると、タマゴからかえったポケモンの不法投棄ができなくなってしまう…だそうです」

たつじん「おお、図鑑説明文まで癒し系じゃのう!」

トロバ「…ここまではいいんです。問題は『ぽけりんZ』バージョンの説明文です」

 ジガルデ 定晴フォルム
 あいくるしい みために だまされては いけない。
 てきたいする ものには ようしゃなく
 >>737(ジガルデ 定晴フォルムの技)を あびせる。
 ▼ 736 ンプク@ヒウンアイス 15/06/14 22:48:57 ID:Sztk2c4Q [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>734
ワロタ
ありがとうございます!
 ▼ 737 リとグランブル◆ZFYhPjiPGw 15/06/14 22:49:07 ID:72SC3ghk NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援
安価下
 ▼ 738 ロンダ@ひかりのこな 15/06/14 22:49:24 ID:Sztk2c4Q [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ズラじゃない桂だ
 ▼ 739 カシャモ@マゴのみ 15/06/14 22:50:03 ID:Sztk2c4Q [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>738
×ズラ
○ヅラ
 ▼ 740 リガロン@ぼうけんノート 15/06/14 22:57:23 ID:n49Uhx36 [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 741 Rock-N◆52JCzKSWmo 15/06/14 23:03:02 ID:ar8eXZA. [1/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援
 ▼ 742 シツブテ@ブロムヘキシン 15/06/14 23:10:32 ID:.HTID8PQ [4/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
 ジガルデ 定晴フォルム
 あいくるしい みために だまされては いけない。
 てきたいする ものには ようしゃなく
 ズラじゃない桂だ を あびせる。

たつじん「ズラじゃない桂だ…とは?」

 とてつもなく恐ろしい技だということは何となく分かるのだが、その名前からはどんな攻撃なのか想像もできない。

たつじん「ズラ?もしや狛犬つながりかい?」

トロバ「そう。あの妖怪…いえ、以前ポケモンとコラボした時にはポケモン扱いでしたね」

たつじん「そうかい!?」

 空白の50年の間に、ポケモンは数多くのアニメや漫画とコラボしてきた。
 例の妖怪…も長年共演NGだと言われていたが最近になって異文化交流が進められ、現在も良好な関係を築くため試行錯誤中。
 とにかく、今となってはむしろポケモンとコラボしていない相手のほうが少ないほどだ。

トロバ「で、『桂』はご存知グレンのジムリーダー。漢字を習っていない子供向けに『カツラ』表記の方が多いですけれどね」

たつじん「ふむ…で、どんな技なんじゃ?」

トロバ「要するにコ○さんの炎よりも激しく、炎タイプ使いのカツラさんをも驚かせるほどの炎で攻撃するんです」
 ▼ 743 ブラン@こだいのおうかん 15/06/14 23:20:40 ID:n49Uhx36 [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>742
銀魂のヅラじゃないだと…!?
 ▼ 744 ラチーノ@はいぶくろ 15/06/14 23:29:46 ID:.HTID8PQ [5/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
 さて、ついにジガルデ 定晴フォルムとの決戦の時がやって来た。
 最初こそ見たこともない伝説ポケモンに圧倒されていたが、トロバからのアドバイスを受けて
 たつじんの心にもじしんが少しばかり芽生えてきたようだ。

たつじん「(ふむ、相手は炎タイプの技を得意とするようじゃな)」

 ならば主に水タイプのケロマツで戦い、ケロマツが疲れたらキュウコン レジェンドフォルムに交代しよう。
 相手からのダメージを極力こうかいまひとつで抑えられるように、たつじんは作戦を練っていたのだが…

ワタル「ジガルデ、あの技をお見舞いしろ。ズラじゃない桂だ!」

 相性的にはいまひとつであっても、「ズラじゃない桂だ」の威力は絶大。
 ケロマツもキュウコンも倒され、ピカジェフもエネコロロも歯が立たず、たつじんの手元には戦えるポケモンがいなくなってしまった。

ワタル「どうした、もう終わりか?」

たつじん「(ダメじゃ、こんなの無理じゃ!相手が改造では勝ち目が…)」

 …おや?
 セキタイタウンのマダオ団アジトでヤベルタルと戦ったコクーンが、たつじんの方をじっと見ている。

たつじん「コクーン、もしや戦ってくれるのかい?」

 コクーンはたつじんを見つめ、静かに頷いた。
 ▼ 745 トデマン@ともだちてちょう 15/06/14 23:38:17 ID:.HTID8PQ [6/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
 対して、ワタルは「炎に弱い虫タイプなど敵ではない」とでも言いたそうに鼻で笑う。

ワタル「ふん、相手が一匹増えたところで変わりはない…」

 その時、ワタルのホロキャスターが鳴り出した。
 おしゃべりしながらでもバトルには勝てると高をくくったのか、ワタルはのんきに通話を始めた。
 チャンスといえばチャンスなのだが、未だジガルデ 定晴フォルムの打開策が見えないたつじんにとっては
 めのまえがまっくらになるまでの猶予が少し伸びただけにすぎない。

ワタル「ああ、幹部のワルダックか。調子はどうだ?」

 ワタルが通話している隙を見計らってトロバに定晴フォルムの弱点を聞いてみたのだが、彼も知らないと首を横に振った。
 そもそも相手は改造ポケモンという宇宙の常識が通用しない相手であり、仮に弱点があったとしても
 それを突きさえすれば倒せるとも限らない。

ワタル「それで、あの件はどうなったんだ?」

ワタル「ふむふむ…なに!?」

 その瞬間、のんきに通話していたワタルの顔色が急激にへんしょくする。

ワタル「>>747?それは大変だ!」
 ▼ 746 ガフシギバナ@つめたいいわ 15/06/14 23:40:43 ID:.hDRZbjM NGネーム登録 NGID登録 報告
ロケットに改造したシオンタウンのポケモンタワーが勝手に発射されてここに向かってる
 ▼ 747 グカルゴ@ボロのつりざお 15/06/14 23:40:52 ID:n49Uhx36 [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
カイリュー改造の件で逮捕状が出た
 ▼ 748 パー@ライブキャスター 15/06/14 23:40:55 ID:ar8eXZA. [2/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
イブキが笑った
 ▼ 749 リムガン@ハッサムナイト 15/06/15 00:09:17 ID:hLI27CCI [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ワタル「時効は成立している!」
 ▼ 750 ンターン@せんせいのツメ 15/06/15 01:00:13 ID:uU6gqUY. NGネーム登録 NGID登録 報告
>>743
書き間違いが原因でこうなるとは・・・。
 ▼ 751 メモース@シュカのみ 15/06/15 18:58:48 ID:BNWWGxJU NGネーム登録 NGID登録 報告
支援ね
 ▼ 752 ーリキー@1ごうしつのカギ 15/06/15 19:34:57 ID:psWtTcGU NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援
 ▼ 753 オタチ@ミミロップナイト 15/06/15 20:17:30 ID:YJzmQBLY [2/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 754 ロピウス@マトマのみ 15/06/15 22:05:50 ID:jCvqMc3s [1/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
ワタル「カイリュー改造の件で逮捕状が出た?それは大変だ!」

 突如響き渡ったワタルのハイパーボイスに、プラターヌ研究所は水を打ったようにしんとなる。
 たつじんが耳を澄ますと、彼のホロキャスターから話し声がかすかに聞こえてくるようだ。

………

ワルダック「はい。ついさっき私のところにも警察が来て、ボスのことを色々と聞かれました」

ワタル「そ、それで…どう答えたんだ?」

ワルダック「当然、何も知らないと答えました。ですがくれぐれもご注意下さい」

ワタル「分かった。で、そいつの特徴は?」

ワルダック「レベル9のピジョンを連れた男です」

ワタル「そいつも改造じゃねえか!」

ワルダック「いえ、レベル9のピジョン自体はトキワの森に生息していまして、目撃例は低いですがれっきとした…」

ワタル「とにかく、どんな追手が来てもジガルデのあれでぶっ飛ばすから問題ない。報告感謝する」

………

 通話はそこで途切れた。
 逮捕状が出たという知らせはワタルの精神にでんきショックを与えたものの、バトルを中断してにげてくれるほど現実は甘くなかった。

たつじん「(いまからしっぽまいてかえってくれたらよかったのに、のう…)」
 ▼ 755 イリュー@ブレイズカセット 15/06/15 22:23:39 ID:jCvqMc3s [2/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
ワタル「さて、待たせたな。バトル再開といこうか」

 ワタルは勝ち誇ったような表情を見せた後大きく息を吸い、彼を守るように立っているジガルデ 定晴フォルムに命令を出した。

ワタル「ジガルデ、ズラじゃない桂だ…むむっ?」

 だが、ジガルデは困惑したような顔でワタルを見つめるばかり。
 「ズラじゃない桂だ」の のこりポイントが ない!…と言いたげな表情だ。

ワタル「そんな馬鹿な!ポイントマックスを上限超えて使用したというのに!」

プラターヌ「たかだか5回撃っただけでPP切れになるなんて今日日ぜったいれいどでもありえませんぞwww」

ネジキ「…いいえ、ありえますよ」

 突然おしゃべりを始めたのは、今まで傍観に徹していた元マダオ団リーダーのネジキ。
 その手にはトロバから拝借したポケモン図鑑が握られている。

トロバ「(ちょっと、何するんですか。返してください!)」

ネジキ「さっきジガルデが『ズラじゃない桂だ』を命中させて倒したポケモン、覚えていますか?」

ワタル「もちろんピカジェフだろう?それがどうした?」

ネジキ「そう、ピカジェフですね。電気・ゴーストタイプの」

プラターヌ「素早さ自慢のピカジェフとて『ズラじゃない桂だ』の前には役割を持てませんでしたなwww」

ネジキ「そうでもありませんよ。彼がその身を挺して最後に使った技、それは…」

ネジキ「おんねん、です」
 ▼ 756 リゲイツ@きよめのおふだ 15/06/15 22:45:22 ID:jCvqMc3s [3/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
ワタル「何と、おんねんで『ズラじゃない桂だ』のPPを0にしたというのか」

プラターヌ「おんねんなどみちづれの劣化にすぎないと思っていたが、こんなのありえませんぞ…!」

 ジガルデの強すぎる必殺技「ズラじゃない桂だ」に頼りきっていた真選組の二人は明らかにうろたえている様子だ。

ワタル「だが『ズラじゃない桂だ』が使えなくなっても他の技がある。ジガルデの火力をもってすればコクーンなど…」

ネジキ「それはどうでしょうか?」

 ワタルが戦いの場に視線を戻すと、そこにはコクーンに翻弄されるジガルデの姿があった。
 いとをはく攻撃で相手の素早さを下げる戦法を駆使するコクーンと、タイミングを見計らって音声認識システムに声をかけるたつじんの
 息がピッタリ合ったコンビネーションの賜物だ。

ネジキ「あー。それとワタルさん、もう一つ」

ワタル「なっ、何だ…!?」

ネジキ「見えます…僕には見えるんです」

ワタル「みっ見えるって、まさか俺の肩に白い手が置かれているとでもいうのか?」

ネジキ「そうじゃなくて、>>757が見えるんです」
 ▼ 757 レキッド@おちゃ 15/06/15 22:47:22 ID:YJzmQBLY [3/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
後ろで冷たい目をしたイブキ
 ▼ 758 ザンドラ@ムーンボール 15/06/15 23:02:57 ID:jCvqMc3s [4/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
ネジキ「そうじゃなくて、後ろで冷たい目をしたイブキさんが見えるんです」

 ワタルが後ろを振り向くと、いつの間にどこから入ってきたのかイブキが立っていた。
 その視線の冷たさはこごえるせかいにも劣らず、ドラゴンタイプにはこうかがばつぐんだ。

ワタル「いっイブキ…これは、その…」

イブキ「……」

 イブキは有無を言わさず、ワタルを引っ張って連れて行ってしまった。
 真選組のボスがいなくなり、残された幹部のプラターヌはただ呆然と立ち尽くすのみ。
 たつじん達も突然のことにおどろかされ、ポッポがタネマシンガンを食らったような顔をしている。

たつじん「ふう、目の前が真っ暗にならずに済んだようじゃな」

ネジキ「何はともあれ、これで僕らマダオ団の真選組壊滅という悲願も達成できました」

たつじん「ネジキや、これからどうするんじゃ?」

ネジキ「もちろん出頭しますよ。ここにいるプラターヌさんも連れて、ね」

たつじん「本気かい!?」

ネジキ「そして罪を償った後、peeに会いに行こうと思います」

たつじん「(昨日の敵は今日の友って古い言葉があるが、一気にまるくなり過ぎじゃのう…)」

 とはいえ、これで怪しい組織との戦いは一段落。
 まさか3組織との連戦になるとは想像だにできなかったたつじんだが、これでようやく8個目のバッジを求めて
 最後のジムに向かえるのだと思えば、心にもきあいパンチが入るものだ。
 ▼ 759 レベース@ドラゴンジュエル 15/06/15 23:12:34 ID:jCvqMc3s [5/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「ところで、このポケモンどうしようかのう?」

 忘れていないだろうか?
 真選組とマダオ団が去った後の研究所には、まだジガルデ 定晴フォルムが残っていたということを。

セレナ「そうだ、スナッチマシンで捕まえちゃえばいいんじゃない?」

たつじん「す、スナッチしろというのかい!法的に大丈夫なのかい?」

トロバ「仕方ないですよ。このまま逃すとそれこそ生態系を破壊しかねないし…」

ティエルノ「プラターヌ博士が僕らにスナッチマシンを託したのも、きっと心の奥ではジガルデを救って欲しかったのかもしれないねえ」

たつじん「本当じゃろうか?」

サナ「…タブンネ」

 たつじんはスナッチマシンを装着し、不安そうな表情のジガルデ 定晴フォルムをボールに収めた。
 ついでにコクーンも別のボールに収め、最後のジムにむけて一歩を踏み出すのであった。
 ▼ 760 リデプス@ダークストーン 15/06/15 23:24:17 ID:jCvqMc3s [6/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
【たつじんのレポート】 []内は安価で決まりました。

 ロジカルシンカを研究したい一心で真選組の幹部となったプラターヌ博士。
 ポケモンバトルで彼を倒した後、真選組のボスである[ワタル]が登場した。
 彼は改造疑惑や人に向けてはかいこうせんを撃った疑惑といったスキャンダルに加えて
 [ロリコンなのにキクノに浮気]という噂によってカントー地方を追われ、カロスに来たそうだ。
 カロスで出会ったジガルデに一目惚れするも、当時のジガルデは不遇ポケモンの象徴のようなもの。
 ジガルデを活躍させるべく、ワタルはまたも改造に手を出したのであった。

 白い犬のような姿をしたジガルデ [定晴]フォルムとバトル。
 定晴フォルムはその可愛らしい容姿で癒しという役割を持てるが、必殺技の[ズラじゃない桂だ]は脅威。
 たつじんのポケモンも次々倒され、残ったのはセキタイタウンで召喚されたコクーンのみとなった。

 その時、真選組幹部のワルダックからワタルのホロキャスターに着信が。
 [カイリュー改造の件で逮捕状が出た]と聞かされてうろたえるも、バトルが中断されるほどのショックではない様子。
 だがバトル再開直後、ピカジェフのおんねんで「ズラじゃない桂だ」のPPが0になっていたと判明し
 さらに[後ろで冷たい目をしたイブキ]にワタルが連れて行かれてしまい、難を逃れる。

 真選組壊滅という悲願を達成し、元マダオ団リーダーのネジキはプラターヌと一緒に出頭していった。
 残されたジガルデ 定晴フォルムとコクーンをゲット(前者はスナッチマシン使用)し、たつじんは最後のジムを目指すのであった。
 ▼ 761 ンバーン@ブレイズカセット 15/06/15 23:29:36 ID:YJzmQBLY [4/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 762 デッポウ@ながねぎ 15/06/15 23:38:53 ID:jCvqMc3s [7/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
 ここは ミアレ刑務所。
 最近世間を騒がせたフレア団、マダオ団、そして真選組の上層部が収監されている。

フラダリ「まったく、酷い目にあったものね」

ネジキ「まあまあ。こうして生きているだけでも儲けものですよ」

フラダリ「私を騙したあんたには言われたくないわよ!」

 そこでフラダリはワタルにじっと見つめられているのに気づき、何か文句ある?と返す。

ワタル「…はは、君の話し方はあの時のイブキを彷彿とさせて軽くトラウマだ」

フラダリ「ふうん、あんたにも苦手な人がいるなんて意外ね」

ワルダック「ところでプラターヌよ、さっきから何をコソコソしているんだ?」

プラターヌ「んんwww部屋の隅でなんか見つけましたぞwww」

 プラターヌが笑顔で差し出したのは、見たこともないような謎の物体。
 だが、ネジキだけはその物体に見覚えがあるようだ。

フラダリ「やだあ、そんな怪しい物捨てなさい!」

ワタル「そうだ、万一だいばくはつでもしたらどうするんだ」

ネジキ「あれ?それってもしかして広瀬ピカチュウす…」

 そう言いかけた時、一同の体が刑務所の厚い壁をすりぬけて右へ右へと動き出した。
 脱獄におすすめの壁抜けアイテム・広瀬ピカチュウすずは、彼らをどこへ連れて行くのだろうか。
 それはまた別のお話…
 ▼ 763 イリュー@じしゃく 15/06/15 23:38:59 ID:hLI27CCI [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
支援!
 ▼ 764 ガイドス@クイックボール 15/06/15 23:43:30 ID:YJzmQBLY [5/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 765 イクン@ガルーラナイト 15/06/16 22:47:18 ID:1CYQIj0w [7/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
 さて、エイセツシティに着いたたつじんはコダックの如く頭を悩ませていた。

たつじん「ううむ、こいつと仲良くなりたいがどうしてもうまくいかん…」

 彼のなやみのタネは、新しく旅の仲間に加わったジガルデ 定晴フォルム。
 バトルに出そうにも命令を無視して勝手な行動に走り、ポケパルレをしようにもポフレをひったくって離れたところで食べる。
 人間を信用していないポケモンの典型的な行動パターンだ。 
 見知らぬ人間にいきなり改造された挙句バトル中置き去りにされ、別の人間にスナッチされたばかりだから無理もないのだが
 そう何度も反抗的な態度をとられてはたつじんの疲労もかそくするというものだ。

たつじん「せめて、こいつが好きなことをわしも一緒に楽しめればいいのじゃが」

 そうは言っても、ジガルデ 定晴フォルムの好きなことなど見当もつかない。
 やはり手当たり次第色々と試していくしかないのだろうか。

たつじん「とはいえ何から始めれば…ん?」

 たつじんの視界の端に入り込んできたのは、ポケモンセンターの壁に貼られた一枚の真新しいポスター。
 読んでみると、どうやらエイセツシティの南にあるポケモンの村付近に新しい施設がオープンしたようだ。

たつじん「>>767(施設の名前)…じゃと?」
 ▼ 766 ドラ@コインケース 15/06/16 22:51:42 ID:6KjW/8oM NGネーム登録 NGID登録 報告
六軒島
 ▼ 767 ルタンク@かいふくのくすり 15/06/16 22:52:41 ID:XjWzgNvw NGネーム登録 NGID登録 報告
六軒島
 ▼ 768 ムリット@チーゴのみ 15/06/16 22:52:50 ID:K08f2WOA [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
ギャグジガルデ日和
 ▼ 769 ュペッタ@おおきなしんじゅ 15/06/16 23:11:46 ID:1CYQIj0w [8/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「六軒島…じゃと?」

 遠い昔にどこかで聞いたことがあるような、ないような…そんな響きを受けてたつじんの脳裏に浮かんだのは
 どこか不思議で不気味な、例えるならばもりのようかんのような光景。
 だが、ポスターの概要をよくよく読んでみれば施設自体はどうやら普通のカフェのようだ。
 『うみえねこ…風の衣装を着たスタッフが誠心誠意おもてなしします』

たつじん「(海エネコってなんじゃろうか?進化すると海エネコロロになるのかのう?)」

 おや? ジガルデの ようすが…
 ポスターの一番下に印刷された美味しそうな料理の写真に鼻を近づけ、あまいかおりを嗅ごうとしているようだ。

たつじん「…そうか!」

 伝説とはいえ、ジガルデも正真正銘のくいしんぼう。
 ポフレを奪い取るときの素早い身のこなし、ヤベルタルが入ったチョコボールを噛もうとしたこと、そして料理への強い関心…
 思い返してみると、ジガルデのありあまる食欲がいつでも彼を突き動かしてきた。
 なぜこんな簡単な事に気付けなかったのか…とたつじんは少ししょんぼりしながら、
 エイセツシティ南の森を抜けて六軒島を目指すのであった。
 ▼ 770 ントラー@かおるキノコ 15/06/16 23:40:06 ID:1CYQIj0w [9/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「着いたようじゃが…ポケモンの村周辺にこんな湖なんてあったかのう?」

 森を抜けたたつじんの目の前に、50年前には存在しなかったはずの巨大な湖が横たわっている。
 その中心にある小さな島とカフェらしき洋館を遠くから見れば、まるで絶海に浮かぶ孤島のよう。

たつじん「さあケロマツよ、なみのりでわしを連れて行っておくれ」

 冒険の最初に貰ったケロマツのレベルも、もう90代に差し掛かる。
 一見小さなポケモンだが、人間一人が乗ったいかだを引っ張ることなど朝ポフレ前なのだ。
 陸から見た時はバチュルよりも小さかった島は、あっという間にカビゴンよりも大きくなってたつじんの鼻先まで近づいた。

たつじん「では、入るとするかのう」

 恐る恐る、しかし同時に胸を躍らせながらたつじんは洋館に足を踏み入れる。
 ドアに据え付けられたベルの音を聞いて店の奥から出てきたのは、白いひげを生やした大柄な男。
 エイセツのジムリーダー・ウルップ、このカフェのオーナーでもある。

たつじん「(じゃが、その服装はいかがなものか…)」

 首から上は紛れも無くウルップ、たつじんの記憶とほぼ一致している。
 だが、ひとたびウルップの首から下に視線を落とせば、>>772(ポケモンの登場人物)のような服が嫌でも目に入ってしまう。
 ▼ 771 ッタ@アッキのみ 15/06/17 00:04:40 ID:nzcZq1Ag NGネーム登録 NGID登録 報告
ミクリ
 ▼ 772 オー@ヨクアタール 15/06/17 00:05:05 ID:AlH2G5oY NGネーム登録 NGID登録 m 報告
 ▼ 773 ノガッサ@せいしんのハネ 15/06/17 00:40:18 ID:Ouuz2wQw [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
それガチでヤバいやつ
 ▼ 774 クノシタ@リンドのみ 15/06/17 07:05:21 ID:R3BPjLus NGネーム登録 NGID登録 報告
ふとったおっさんがミクリの服装…
やばいな
 ▼ 775 ジスチル@なんでもなおし 15/06/17 07:38:41 ID:tEPYLiQU NGネーム登録 NGID登録 報告
エイセツシティ雪降ってるのにあの格好はヤバいでしょ
 ▼ 776 マルス@ダークストーン 15/06/18 19:31:46 ID:va4cwevg NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 777 ナッキー@クイックボール 15/06/18 22:22:51 ID:yERnye9w [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
 だが、ひとたびウルップの首から下に視線を落とせば、ミクリのような服が嫌でも目に入ってしまう。

ウルップ「これはその…あれだよ、うみえねこの登場人物のコスプレってやつだ」

 この時ウルップが教えてくれたのだが、うみえねこというのは昨年(2064年)出たポケモンの外伝作品。
 だが、シオンタウンともりのようかんとストレンジャーハウスが束になっても敵わぬホラー要素ゆえに
 対象年齢が17歳以上に引き上げられ、メイン層であるキッズは遊ぶことができなかったどころか
 その存在すらも知らない子供も多い。

たつじん「(道理で孫達は知らなかったわけじゃな…)」

たつじん「で、そのうみえねことやらにミクリが出たということかい?」

 よくミクリの服だと分かったな、と言わんばかりにウルップは笑顔でうなずいた。

ウルップ「彼の人気にあやかりたくてこうして着ているんだよ。衣装自体はあれだよ、半世紀に流行ったデザインだがな」

 そんな衣装が50年前に流行したなんて記憶ないがのう、とたつじんは首を傾げたが
 おかげでこうして面白い光景…いや、ある意味恐ろしい光景を目にすることができたのだ。

ウルップ「それに、この衣装はただ奇抜なだけじゃないぞ」

たつじん「ほう。何かいい効果でもあるのかのう?」

ウルップ「これを着ている時って…あれだよ、いつも以上に>>779なんだよ」
 ▼ 778 トカゲ@いかりまんじゅう 15/06/18 22:24:23 ID:AkaKGlO2 NGネーム登録 NGID登録 m 報告
精神不安定
 ▼ 779 ュウ@ひのたまプレート 15/06/18 22:25:27 ID:/eli19K2 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
マダオ
 ▼ 780 テトプス@せいれいプレート 15/06/18 22:40:14 ID:yERnye9w [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ウルップ「これを着ている時って…あれだよ、いつも以上にマダオなんだよ」

たつじん「マダオ?マダオ団のことかい?」

ウルップ「いや、確かに一時期入ろうかどうか迷ってはいたが…その組織のことじゃない」

ウルップ「この場合マダオってのはあれだよ、『マ』るで『ダ』メな『オ』ッサン。分かるかい?」

 なるほど、水のアーティストたるミクリならば似合うであろう衣装をその辺の中年男性が着たとしても
 お腹周りのあついしぼうが強調されるばかりで、美しさからはしんそくで離れていく。
 もっとも、一番の問題はもっと別の部位にあるのだが…

ウルップ「見ての通り、このカフェも閑古鳥のなきごえがこだましている。バイトも全員逃げてしまった」

たつじん「(そりゃそうじゃ)」

ウルップ「ま、衣装が問題だというのはジンクスに過ぎないがな。氷タイプだけに」

たつじん「氷タイプだけに…?」

ウルップ「あれだよ、ルージュラ(Jynx)のことだよ」

 ウルップはかつてエイセツジムからもれ出す冷気で街全体を凍りつかせたらしい。
 何故そんなことが可能なのか、その理由が何となく理解できたたつじんであった。
 ▼ 781 レイハナ@ぐんぐんこやし 15/06/18 22:59:02 ID:yERnye9w [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ウルップ「そこで君にお願いがある」

たつじん「何じゃ?」

ウルップ「わしをスタイリッシュにして欲しいんだよ。このカフェを立て直すためにも」

たつじん「(そんなこと言われても…のう)」

 いきなり無茶ぶりをされ、たつじんはコマタナという顔を隠し切れない。
 百歩譲って50年前のことは思いだせても、最近のファッションのことはよく分からないのだ。

ウルップ「もしイメチェンがうまくいったなら、あれだ、フルコースをただでごちそうしよう」

 ついに、ウルップはとっておきのきりふだを取り出した。
 彼はかつて四天王ズミのもとで修行していたことがあり、料理の味にはじしんがある様子。
 しばらく渋っていたたつじんだったが、これには目の色がへんしょくせざるをえない。

たつじん「そっ、それがあればポケモンとも仲良くなれるかい?」

ウルップ「もちろん。たとえどんなに…あれだよ、ズミ氏以上に気難しいポケモンでもな!」

 なるほど、このフルコースがあればジガルデ 定晴フォルムとも仲良くなれるかもしれない。
 だが、問題はいかにしてウルップをかっこよくするのかである。
 フルコースのためにもジガルデのためにも、そして孫と遊ぶためにも、質問にはしんちょうに答えていかなければいけない。

ウルップ「とりあえず、わしに足りないのは何だと思う?」

たつじん「うーむ…やっぱり>>783かのう」
 ▼ 782 ドシシ@シルクのスカーフ 15/06/18 23:08:01 ID:JTkmNCD2 NGネーム登録 NGID登録 報告
愛くるしさ
 ▼ 783 ザンドラ@ゴーストジュエル 15/06/18 23:08:25 ID:/eli19K2 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ネルフ
 ▼ 784 ュゴン@はねのカセキ 15/06/19 00:37:32 ID:LjzQWbIA NGネーム登録 NGID登録 報告
ウルップ何になるつもりだよwww

支援
 ▼ 785 ラマネロ@びっくりこやし 15/06/19 00:43:58 ID:woSXYQ3k [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
想像力じゃないのか(笑)
支援
 ▼ 786 イナン@ノワキのみ 15/06/19 21:46:39 ID:eJZrwqpc [1/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
たつじん「うーむ…やっぱりネルフかのう」

 たつじんの脳裏にパッと思い浮かんだのは、「ネルフ」という謎の単語。
 つい思いつきで口に出してしまったが、たつじんも実はよく知らないのだ。

たつじん「(はて、ネルフって何のことじゃったかのう?孫達が話していたような気がするが…)」

……… 一週間前、たつじん宅にて。

ボーイ「ねえねえ、トライポカロンの衣装って何着たらいい?」

ガール「そうだねー、色々迷うけどクール系ならやっぱりネルフじゃない?」

おねえさん「私もかっこよさ部門のときはネルフで揃えているわ。時代の最先端を行くかたやぶりなデザインかつ、伝統へのリスペクトも兼ね備えた…」

ボーイ「すごーい!物知りなんだね、おばちゃん」

おねえさん「もう、おばちゃんはないでしょ!私まだ20代なんだから」

………

ウルップ「…そうか、ネルフか!」

たつじん「し、知っているのかい!?」

ウルップ「あれだろ、アパレルのネルフカンパニー。エイセツにもブティックがあるからもちろん知っているぞ」

たつじん「…そ、そうじゃな。ネルフは有名じゃからのう!」

ウルップ「だが、あれだ。あの店って若者向けのイメージが強いんだが…」
 ▼ 787 ンメル@きあいのハチマキ 15/06/19 21:49:53 ID:eJZrwqpc [2/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
 ネルフカンパニー エイセツ店にやってきたウルップとたつじん。
 ウルップに似合う服を見つけるべく、時代の最先端を行くファッションが所狭しと並ぶ店内へとっしんしていくのであった。

たつじん「(ふむ、いかにも若者向けという雰囲気じゃな)」

 だが、二人はほどなくして店内に鎮座する膨大な服に圧倒されることになる。
 ただでさえ狭い通路に棚の一部が飛び出し、通行人をとおせんぼうするほどだ。

ウルップ「(噂には聞いていたが、まさか『ネルフ』がこんな修羅の国だったとは)」

たつじん「(この中からウルップの服を見つけるのは至難の業。果たして今日中に終わるのかどうか…)」

 入口付近で戸惑っている二人を見かねて、レジで手持ち無沙汰そうにしていた店員が駆け寄ってきた。

店員「いらっしゃいませ。何になさい…あっ!」

ウルップ「…お、おおっ!」

店員「ウルップさん、お久しぶりです!」

たつじん「おお、意外じゃな。知り合いなのかい?」

ウルップ「あれだよ、以前わしの店でバイトしていた>>789(ポケモンの登場人物)だよ」
 ▼ 788 りすがりマッスルウィザード 15/06/19 21:52:49 ID:WZzPRtrg [1/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援
 ▼ 789 りすがりマッスルウィザード 15/06/19 21:55:21 ID:WZzPRtrg [2/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
シバ
 ▼ 790 イティオ@ズアのみ 15/06/19 21:56:45 ID:L.aNwThA [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
シジマ
 ▼ 791 ジロック@こうらのカセキ 15/06/19 22:19:53 ID:eJZrwqpc [3/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
ウルップ「あれだよ、以前わしの店でバイトしていたシバだよ」

 普通の店員にしてはやたら体格がいいと思ったら、その正体はシバだった。
 フラダリのソル=ヘリオスと戦っている時、ホロキャスターのかけ間違いがきっかけとなって
 成り行き上会話を交わしたことは記憶に新しい。

シバ「…おっと、君も久しぶりだね。見事フラダリのソル=ヘリオスを倒したそうじゃないか」

たつじん「おお、そんなこともあったのう」

 シバと再会して懐かしく感じるたつじんだったが、彼はどうやらウルップと話がしたいらしく
 たつじんの脇をすりぬけて氷使いの大男の方へと向かっていった。

シバ「それで、ミアレの例の焼肉店に偵察に行った時のことなんですが、あそこの秘伝のタレは…」

ウルップ「そうか、あれだな。やはりかおるキノコが隠し味だったというわけだな」

たつじん「ちょっと待てい!料理の話もいいが、今日はもっと大事な用事があって来たんじゃないのかい?」

ウルップ「そうだ、あれだ!わしに似合う服を探しに来たのだったな!」

シバ「だったら、お勧めがありますよ」

 シバは店の棚をかき分けて、どこかで見たことのあるような服を取り出した。

たつじん「これは…>>793の服じゃないのかい!?」
 ▼ 792 ガユキノオー@ゲンガナイト 15/06/19 22:20:53 ID:tYvPhL6. [1/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
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 ▼ 793 マンタ@ライブキャスター 15/06/19 22:21:24 ID:tYvPhL6. [2/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
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 ▼ 794 エルオー@ダークストーン 15/06/19 22:21:49 ID:tYvPhL6. [3/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
シジマ
791 : レジロック@こうらのカセキ 15/06/19 22:19:53 ID:eJZrwqpc [3/3] 名前× ID×  報告
ウルップ「あれだよ、以前わしの店でバイトしていたシバだよ」

 普通の店員にしてはやたら体格がいいと思ったら、その正体はシバだった。
 フラダリのソル=ヘリオスと戦っている時、ホロキャスターのかけ間違いがきっかけとなって
 成り行き上会話を交わしたことは記憶に新しい。

シバ「…おっと、君も久しぶりだね。見事フラダリのソル=ヘリオスを倒したそうじゃないか」

たつじん「おお、そんなこともあったのう」

 シバと再会して懐かしく感じるたつじんだったが、彼はどうやらウルップと話がしたいらしく
 たつじんの脇をすりぬけて氷使いの大男の方へと向かっていった。

シバ「それで、ミアレの例の焼肉店に偵察に行った時のことなんですが、あそこの秘伝のタレは…」

ウルップ「そうか、あれだな。やはりかおるキノコが隠し味だったというわけだな」

たつじん「ちょっと待てい!料理の話もいいが、今日はもっと大事な用事があって来たんじゃないのかい?」

ウルップ「そうだ、あれだ!わしに似合う服を探しに来たのだったな!」

シバ「だったら、お勧めがありますよ」

 シバは店の棚をかき分けて、どこかで見たことのあるような服を取り出した。

たつじん「これは…>>793の服じゃないのかい!?」
 ▼ 795 ーダル@ぼうけんノート 15/06/19 22:23:09 ID:tYvPhL6. [4/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
77 : は遊ぶことができなかっか
 その存在すらも知らない子供も多い。

たつじん「(道理で孫達は知らなかったわけじゃな…)」

たつじん「で、そのうみえねことやらにミクリが出たということかい?」

 よくミクリの服だと分かったな、と言わんばかりにウルップは笑顔でうなずいた。

ウルップ「彼の人気にあやかりたくてこうして着ているんだよ。衣装自体はあれだよ、半世紀に流行ったデザインだがな」

 そんな衣装が50年前に流行したなんて記憶ないがのう、とたつじんは首を傾げたが
 おかげでこうして面白い光景…いや、ある意味恐ろしい光景を目にすることができたのだ。

ウルップ「それに、この衣装はただ奇抜なだけじゃないぞ」

たつじん「ほう。何かいい効果でもあるのかのう?」

ウルップ「これを着ている時って…あれだよ、いつも以上に>>779なんだよ」
778 : ヒトカゲ@いかりまんじゅう 15/06/18 22:24:23 ID:AkaKGlO2 名前× ID× s 報告


 なるほど、水のアーティストたるミクリならば似合うであろう衣装をその辺の中年男性が着たとしても
 お腹周りのあついしぼうが強調されるばかりで、美しさからはしんそくで離れていく。
 もっとも、一番の問題はもっと別の部位にあるのだが…
 ▼ 796 ッタイシ@まがったスプーン 15/06/19 22:23:18 ID:.1ZXvYjw [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
アスナ
 ▼ 797 ヒダルマ@2ごうしつのカギ 15/06/19 22:23:41 ID:7UZaVRB2 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ギンガ団
 ▼ 798 ンタロス@ヘビーボール 15/06/19 22:24:31 ID:tYvPhL6. [5/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね管理人死ね

http://img.pokemonbbs.com/upl/1434720084-1.jpg(通常表示)
794 : ホエルオー@ダークストーン 15/06/19 22:21:49 ID:tYvPhL6. [3/4] 名前× ID×  報告
シジマ
 ▼ 799 ツドン@ゼニガメじょうろ 15/06/19 22:31:01 ID:woSXYQ3k [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
いやこれは再安価だろ!?
 ▼ 801 マケロ@がくしゅうそうち 15/06/19 22:32:24 ID:.1ZXvYjw [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
最安価不可避
後荒らしは帰ってください
 ▼ 802 スボー@アクアスーツ 15/06/19 22:36:38 ID:eJZrwqpc [4/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
(安価先名前欄からの採用でいきます)

たつじん「これは…タマンタの服じゃないのかい!?」

シバ「そう、今流行のタマンタの着ぐるみ。これを着れば、女の子にも可愛いと言ってもらえること間違いなし!」

たつじん「じゃが、タマンタって水タイプじゃろう?ウルップには氷タイプの方が…」

ウルップ「そこはあれだよ。れいとうビーム、ふぶき、そして激流水流冷酷氷結クナイバスター…タマンタが覚える氷技は実に多彩だ」

たつじん「じゃが、それはたいていの水タイプに当てはまるのでは…」

 あれだけスタイリッシュな服を並べておきながら、なぜあえてタマンタの着ぐるみを選ぶのか。
 どうも納得がいかず口出しを続けるたつじんに、シバが喝を入れる。

シバ「ウー、ハー!細かいことは気にするなっ!」

 その後、たつじんに近づいてなだめるようにそっと耳打ちをする。

シバ「どうでもいいんだよ、今の服よりマシなら…な」

 覚えているだろうか?
 ウルップが今着ているのはミクリの服だということを。
 タマンタの着ぐるみを抱え、鼻歌をうたいながら試着室に入っていくウルップの後ろ姿を見送りながら
 この珍奇な光景もついに見納めか…とたつじんは少し寂しく感じるのであった。
 ▼ 803 テラ@ポケモンのふえ 15/06/19 22:45:54 ID:woSXYQ3k [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 804 Rock-N◆52JCzKSWmo 15/06/19 22:49:39 ID:pH.XZJFY NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援
 ▼ 805 マガル@ゼニガメじょうろ 15/06/19 22:51:17 ID:.1ZXvYjw [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 806 ンナ@でかいきんのたま 15/06/19 22:55:21 ID:eJZrwqpc [5/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
………

 ここは 六軒島。
 ポケモンの村から歩いて3分、なみのりで5分の小さなカフェ。
 オーナーであるウルップがフルコースの料理を手に厨房から飛び出してきた。
 コック帽の代わりにタマンタの着ぐるみを着こなし、上機嫌だ。

ウルップ「あれだよ、君のおかげで助かったよ」

たつじん「は、はあ…そりゃどうも」

 だがウルップの料理を一度口に運べば、モヤモヤ気分は即きりばらい。
 料理そのものはニンテンドーバーチャルPSPキューブの画面に阻まれてたつじん本人の口に入ることはないが
 それでもその美味しそうな料理を見れば、あまいかおりが画面越しに伝わってくるようだ。

ウルップ「しかしあれだな、君のジガルデ 定晴フォルムは実にいい食べっぷりだ」

ウルップ「それからケロマツも。この調子ならすぐに進化してゲッコウガになれそうだ」

たつじん「じゃが、進化するとしんかのきせき改は使えなくなるんじゃ…」

ウルップ「だが、君はもうロジカルシンカを使えるのだろう?だったらゲッコウガを活躍させられるはずだ」

たつじん「…そうじゃな」

 このまま進化させずにLv.100まで育てれば、ケロマツは一生ケロマツのままで過ごすことになる。
 もちろんケロマツはケロマツで、ゲコガシラはゲコガシラで魅力的なのだが、50年前ゲッコウガと共にカロスを旅し
 そして対戦でも一緒に戦っていたたつじんからすれば、やはりゲッコウガをパートナーにしたいというもの。

ウルップ「そうだ、ゲッコウガに進化したら氷タイプの新技>>808を教えてやろう」
 ▼ 807 ラードン@ラブタのみ 15/06/19 22:57:45 ID:L.aNwThA [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
浅田真央
 ▼ 808 ガチルタリス@イバンのみ 15/06/19 22:59:01 ID:7UZaVRB2 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
れいとうきあいパンチ
 ▼ 809 ガチルタリス@きよめのおふだ 15/06/19 22:59:19 ID:.ja7ygUk NGネーム登録 NGID登録 報告
羽生結弦
 ▼ 810 キワラシ@どくのジュエル 15/06/19 22:59:20 ID:.Rgxwo3c [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ケロムース改
 ▼ 811 りすがりマッスルウィザード 15/06/19 23:07:28 ID:WZzPRtrg [3/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
天使召喚→(カイリキーの ローブシン ゴーリキー ドテッコツ トルネロス ボルトロス ランドロス ブラキ 臨界ブラキ ラージャン 激昂のラージャン 赤ラージャン豪鬼ザンギエフ、ケンに抱きしめられて状態異常回復 HP全回復 全てのステータスが6段階アップ)
 ▼ 812 ヒダルマ@フィラのみ 15/06/19 23:24:26 ID:zUYKj9Po NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 813 野ジャック◆/3EchhhyHo 16/01/19 13:32:33 ID:z5h0hQko NGネーム登録 NGID登録 m 報告
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