【スワップSS】キミにナマエを:ポケモンBBS(掲示板) 【スワップSS】キミにナマエを:ポケモンBBS

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【スワップSS】キミにナマエを

 ▼ 1 37gr6t3Y0U 20/04/12 12:55:39 ID:S6EUKJIY [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
 キミと 初めて出会ってから もう数ヶ月が経った。
 野山を駆け 太陽の光を浴び 沢山の思い出を作った。
 そんなキミに ボクから何か贈り物が出来ないかなと思った。
 だからキミに このナマエを贈るよ。
 キミを 『―――――――』 と呼ぶね。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
……どうしても思い出せない。この文はまだ自分が少年時代の頃に書いた物だ。当時はその時間がとても楽しかったはずなのに、色褪せてしまった。

仕方ない、当時の出来事を思い返してみよう。
 ▼ 2 37gr6t3Y0U 20/04/12 13:00:37 ID:S6EUKJIY [2/2] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
このSSはスワップ企画(https://pokemonbbs.com/poke/read.cgi?no=1189712)に参加しています。
この続きは他の参加者さんが引き継いでくれます。
 ▼ 3 CAeCi3xV.E 20/04/13 20:39:56 ID:Hr4YP41U NGネーム登録 NGID登録 報告
やれる限りがんばりたいと思います
よろしくお願いします
 ▼ 4 ポポタス@しろぼんぐり 20/04/14 12:49:50 ID:usVseTGI NGネーム登録 NGID登録 報告
あく書けよ
 ▼ 5 石の森◆Ms3gHxMZzM 20/04/20 16:07:12 ID:.jWIWGkk NGネーム登録 NGID登録 報告
乗っ取るので書き溜めます
 ▼ 6 ーランド@からぶりほけん 20/04/20 16:41:50 ID:QbEEpYwY [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 7 石の森◆Ms3gHxMZzM 20/04/20 17:17:46 ID:l1WALezg [1/18] NGネーム登録 NGID登録 報告
今でこそトレーナーである自分は、とある孤児院に入所していた孤児だった。
ガラルチャンピオンの試合を観て喜んでいた、純粋な子どもだったと記憶している。


友だち「なぁ、お前もビートに憧れてるのか? アイツ、なんでもリーグ委員長に目をかけられてるらしいぜ」

自分「……憧れては、いるよ」

友だち「なら、お前もトレーナーになるのか?」

自分「……」


憧れは、投影とは正反対だ。
こう思っている。

自分なんかには、無理だ……と。
 ▼ 8 石の森◆Ms3gHxMZzM 20/04/20 17:18:22 ID:l1WALezg [2/18] NGネーム登録 NGID登録 報告
自分は孤児院の中でも、学業はダメ、運動はダメ……と、落ちこぼれていた存在だった。
ただ、花とか他の動物とか、何かを育てることは好きだった。


自分「拾った種だけど、庭に植えたんだ。どんな花が咲くかなぁ」

友だち「いい花、咲くといいな」

それだけだ。
他になんの取り柄もなかったのだ。

友だち「ま、お前はお前だよ。お花屋さんとか獣医さんとか、きっとなにかになれるさ」

自分「……そうかなぁ」

友は他人事だから気楽に言ってくれるのだ。
まぁ、自分は……そんな所に落ち着くのかなぁ。


そんな、ある日だった。
 ▼ 9 石の森◆Ms3gHxMZzM 20/04/20 17:18:47 ID:l1WALezg [3/18] NGネーム登録 NGID登録 報告
自分「感染症?」

先生「えぇ、このガラル一帯に、新種の感染症が拡がっているの。だから当面、外出は控えた方がいいの」

「……先生」

すると、他の孤児が口を開く。
その……孤児は。

先生「なんだい? ……ビート君」

ビート「このエリートの僕がそんな感染症に臆すとでも? 僕は、あの委員長に認められたトレーナーですよ?」

先生「ビ、ビート君……で、でもね」

ビート「まぁ……。この孤児院の顔を立てて、大人しくはしていますけどね……」

(……)

友だち「おいおい、よく先生たちにあんな態度取れるよな、ビートは……」

自分「それだけ実力があるってことだよ。自分なんか……」


とても、真似はできない。
自分は……弱いから。
 ▼ 10 石の森◆Ms3gHxMZzM 20/04/20 17:19:27 ID:l1WALezg [4/18] NGネーム登録 NGID登録 報告
孤児院の孤児でポケモントレーナーなのは、あのビートだけだ。正直僕はビートに、尊敬のような感情を抱いている。

彼の性格を批判する者もいるが、しょせん社会は実力社会。実力のない者が何かを言っても、それは単なる悪口や陰口に過ぎないのだ。


……そんな、ある日だった。


自分「まどろみの……森に?」

友だち「あぁ。噂だとな、感染症の発生源はその森らしいんだ。俺たちでその原因を突き止めようぜ! そうすりゃ俺たちは英雄だ!!」

自分「や、やめた方が……。自分たちは、ポケモンも連れていないのに……」

と言ってはみたものの、やはり『実力社会』。
僕のような実力のない者の言うことなど聞きはせず、その友だちはまどろみの森に向かって行ってしまった。
 ▼ 11 石の森◆Ms3gHxMZzM 20/04/20 17:20:39 ID:l1WALezg [5/18] NGネーム登録 NGID登録 報告
《まどろみの森》


自分(アイツ、どこまで行ったんだろう……)


霧の濃い木々に囲まれ、恐る恐る奥へ進む。
迷っているとかいないのかさえ分からなくなる。


……すると。


『『グガルゥーア……』』

自分「ん?」


『『グガァルルルルゥーーーッ!!!』』


自分「……うわぁッ!?」


それは、見たこともない“モノ”だった。
生き物なのかどうかも定かではなく、ガス状とでも言えばいいのか何とも形容のし難い……禍々しい色の、異形の姿だった。

名を関するなら、『霧ノ塊』とでもしようか。


友だち「……う、うぅ……」

自分「あっ!!」

見ると友だちが倒れている。
恐らくは『霧ノ塊』にやられたのだろう。


……逃げなくては。でも、どうやって?


『ガァーーーッ!!!』


自分「!」
 ▼ 12 石の森◆Ms3gHxMZzM 20/04/20 17:21:29 ID:l1WALezg [6/18] NGネーム登録 NGID登録 報告
すると野生のポケモンが、その『霧ノ塊』に攻撃を仕掛けたのだ!

『『ガレノラァーーッ!!』』ザシュッ

ポケモン『コガ……』フラッ

反撃に合い、そのポケモンはふらつく。

友だち「うぅ……そのポケモンは……」

自分(名前は知っている。ココガラだ! ……自分は)


どうすればいい?
友だちはこの有様。このココガラも、何か指示をしなければやられてしまうだろう。

だったら……。


自分「ココガラ、“つめとぎ”だッ!」

ココガラ『!』

友だち「お、おい、お前……」

自分「その後に、“つつく”だ! 行けココガラ……アイツに攻撃だぁッ!!」

ココガラ『……ガラァーーーッ!!』
 ▼ 13 石の森◆Ms3gHxMZzM 20/04/20 17:22:06 ID:l1WALezg [7/18] NGネーム登録 NGID登録 報告
シュシュ……ビシシィッ!!


霧ノ塊『『オロロロォ……』』


シュン……。


友だち「き……」

自分「きえ……た…………」


霧ノ塊は恐れをなしたのか、姿をくらませたのだ……。


『オ……ボエ……テ…………ロ!』

自分「!」


悍ましい声を遺して……。

そして。
 ▼ 14 石の森◆Ms3gHxMZzM 20/04/20 17:22:43 ID:l1WALezg [8/18] NGネーム登録 NGID登録 報告
友だち「お前……ありがとな。そうだ、そのココガラ……」

自分「?」

友だち「捕まえろよ。お前のポケモンに……するんだ」

自分「!!」


自分が、トレーナーに。


ココガラ『ガラァ』


考えたこともなかった……。


友だち「ボールは俺のをやるよ。あ、いや、前にビートから貰ったんだ……。というかお情けでくれたというか」

自分(……)


無理だ無理だと、今まで思っていた。
でもこれは、新しい道を拓く好機なのかもしれない。


自分「おいで、ココガラ」

ココガラ『……』コクッ


シュッ! ……ポン、ポン……カ チ ッ !


ボールにココガラが入る。

こうしてココガラは、自分のパートナーとなったんだ!
 ▼ 15 石の森◆Ms3gHxMZzM 20/04/20 17:23:11 ID:l1WALezg [9/18] NGネーム登録 NGID登録 報告
その後孤児院では怒られたと共に褒められた。なにせ感染症が流行っていたのだから。
しかしビートに続く二人目のトレーナーが生まれたことに、喜びの声も上がったのは事実だ。

……けれど。


ビート「全く……こんなことなら、ボールなんかあげなければよかったですね」

友だち「おいおいなんだよ、その言い草」

自分「ビート。自分がトレーナーになったことに、そう言っているのか?」

ビート「あのですね! 僕が怒っているのは……その『霧ノ塊』は、感染症の主原因じゃないのかってことですよ」

自分「た、たぶん……そうだと思うけど」

ビート「じゃあなんで、その場で完全に倒さなかったのですか! 僕ならそれが出来ましたよ……逃がすだなんて」

自分「そ、それは……」

友だち「コイツは俺を救ってくれたんだぜ! そんなこと言うなよ」

ビート「フン! まぁいいでしょう」

ビート(僕なら……必ず……!!)
 ▼ 16 石の森◆Ms3gHxMZzM 20/04/20 17:23:45 ID:l1WALezg [10/18] NGネーム登録 NGID登録 報告
それからその感染症は、途端に収まった。
自分たちの行いが関係していることは明白だったが……。

ビート(……)

ビートにはそれが、面白くなかったらしい。


《そして数週間後 ストーンズ原野》


自分(さすがワイルドエリア。強いポケモンがたくさんだ……)

あれから自分たちは、至るところで修行に励んでいた。
強くなり、いつか孤児院を出て、一端のトレーナーとして活躍するためだ。

アーマーガア『オガァーーーッ!!』

ココガラは、アーマーガアに進化を果たしていた。

自分(……だからこそ、強くなれる!)


もう、弱虫じゃあないんだ!!
 ▼ 17 石の森◆Ms3gHxMZzM 20/04/20 17:24:10 ID:l1WALezg [11/18] NGネーム登録 NGID登録 報告
カアァァ……。


自分「あ、おい見ろ、アーマーガア」

アーマーガア『カァ?』


鮮やかな夕日が、沈んでいく。


自分「自分たちの道はこの夕日のように、照らされているものでありたいね」


(……)


自分「そういえばお前に、名前を付けてなかったな。うーん……」

しかし、その時は良い名前は思い浮かばなかった。

自分「まぁいいか、後からで。さ、孤児院に帰ろうか」

………
……
 ▼ 18 石の森◆Ms3gHxMZzM 20/04/20 17:24:38 ID:l1WALezg [12/18] NGネーム登録 NGID登録 報告
自分「ビートが行方不明!?」

友だち「あぁ、もしかして……『霧ノ塊』を倒しにいったんじゃないかって……」

自分「なんで、わざわざ……感染症も収まったのに」

友だち「アイツはな、ビートは……」

自分「ん?」

友だち「最初にもらったポケモンを、その感染症で亡くしているんだ」

自分「!!」

友だち「よく考えたら、だからだと思うぜ。あの時俺たちを責め立てたのは……」

自分「……そんなことが」

そして自分は、まどろみの森に向かった。
もちろん、ビートを助けるためだ。
 ▼ 19 石の森◆Ms3gHxMZzM 20/04/20 17:24:53 ID:l1WALezg [13/18] NGネーム登録 NGID登録 報告
《まどろみの森》


ビート「……テブリム!」

霧ノ塊『『グシャアァァア……』』

自分「!」

奥地に行くと、ビートのポケモンが倒されている。

ビート「……君ですか。ハァ……見苦しいところを、見せてしまいましたね……」

自分「……ビート」


ザ シ ュ ッ ! !


ビート「ゲフッ!!」

自分「!!」


ドサァッ……。


ビートがやられた。
あんなに憧れていた、ビートが。

じ、自分なんかに……。
た、たおせるの、だろうか……。


自分がそう考え、震えていた時だった。
 ▼ 20 石の森◆Ms3gHxMZzM 20/04/20 17:25:19 ID:l1WALezg [14/18] NGネーム登録 NGID登録 報告
アーマーガア『ガァ……ガァァーーーッ!!』ドンッ

霧ノ塊『『グゥッ……!?』』

自分「……アオガラス」

アーマーガア『オォォ……ガァァーーッ!!』

アーマーガアは、それでも怯まずに『霧ノ塊』に立ち向かう。

自分(そうだ)


そうだよな。
実力のない奴は、そうやって逃げるんだ。


力ある者は……。


自分「……“ブレイブバード”だ、アオガラスッ!!」

アーマーガア『オォォガラァアアーーーッ!!!』


逃げたりなんか、しないッ!!



 シ ュ バ ァ ッ ! ! !



霧ノ塊『『ウガァァァァァァーーーッ!!!』』
 ▼ 21 石の森◆Ms3gHxMZzM 20/04/20 17:26:04 ID:l1WALezg [15/18] NGネーム登録 NGID登録 報告
ピカァァァァァ……。


『霧ノ塊』が眩ゆい光に包まれて……。


ドサッ……。


自分「!!」

アーマーガア『……ガァ♪』


もう一匹のアーマーガアが、倒れている姿で現れたのだ。


《よくやりました……若きトレーナー》


自分「?」


その時、どこからか……声が響いた!


《私はこの森を守る者。そのアーマーガアと貴方のアーマーガアは、私の遣いでした》


自分「遣い……?」


《そのアーマーガアは、他地方からこの森に来た病原体を討ち滅ぼそうとしましたが……》
 ▼ 22 石の森◆Ms3gHxMZzM 20/04/20 17:26:47 ID:l1WALezg [16/18] NGネーム登録 NGID登録 報告
体を取り込まれ、『霧ノ塊』と化したのだという。
自分のアーマーガアはそのアーマーガアを救おうとし、逆に生気を吸い取られ、ココガラに退化した。


《貴方の活躍なくしては、アーマーガアが力を取り戻すことも、対のアーマーガアが元の姿となることもなかった。あなたこそ……『英雄』です》


自分「僕が、英雄……」


そして、その声は告げる。
力と姿を二匹のアーマーガアが取り戻した以上、アーマーガアは声の主の元へ帰らなければならないということも。


自分「アーマーガア……」

アーマーガア『……ガァ』

自分「お別れだけど、君に、名前を贈ろうと思う……」

………
……

 ▼ 23 石の森◆Ms3gHxMZzM 20/04/20 17:27:05 ID:l1WALezg [17/18] NGネーム登録 NGID登録 報告
ここまでが、自分の思い出だ。あの後僕は孤児院を出てビートとは会えていないが、きっと良いトレーナーになっていることだろう。
そしてあの後、自分は二匹のアーマーガアに名前を贈った。

『ネバー』と『モア』だ。
ネバー・モアは『二度とない』という意味。

病原体が発生することも、僕とも思い出も、二度とないという意味合いで付けたのだ。
きっと今日もネバーとモアは、森の平和を護っている。

自分(……あ)

そういえば、あの頃に育てていた花。
何代目になるかは覚えてないが、また花を咲かせた。

……この花にも、実は名を付けたのだ。
 ▼ 24 石の森◆Ms3gHxMZzM 20/04/20 17:27:54 ID:l1WALezg [18/18] NGネーム登録 NGID登録 報告



『希求』の、花と──



キミにナマエを - 完 -
 ▼ 25 ラサリス@がんせきプレート 20/04/20 17:28:25 ID:ge8.Rdsg NGネーム登録 NGID登録 m 報告
はっや

 ▼ 26 シギソウ@きれいなハネ 20/04/20 18:12:49 ID:QbEEpYwY [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
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