ポプラ「もう教えられることはないよ。立派なピンクジムリーダーになったねぇ」ビート「ありがとうございました！」

ポプラ「さあ最終試験だ。クイズを出してみな」

ビート「ではクイズです！僕の一番好きな色はなんでしょう？」

ポプラ「ピンク、だろ？」

ビート「ふっ…正解です。ピンクパワー発動！」ﾎﾟﾝｯ

ポプラ(16さいのすがた)「おお」

ビート「はぇ？ど、どちら様？」

ポプラ(16)「私だよ、ポプラだよ。これは16歳くらいの頃の姿かねぇ？」

ビート(こんなに美人だったんだ……)ﾄﾞｷﾄﾞｷ

ポプラ(16)「どうやらビートのピンクパワーは時を操る力のようだね」

ビート「ピンクパワーって人によって違うんですか？ポプラさんはポケモンを強くしたり弱くしたりする能力でしたよね」

ポプラ(16)「そうさ。ピンクは人それぞれ。人の数だけピンクがあるのさ」

ビート「ピンクのちからってすげー！早速色々試してきます！」

ポプラ(16)「くれぐれも悪用するんじゃないよー」

なるほどビートの能力は対象のちくびがピンクになる能力……その色になるまで年齢を巻き戻すことでそれを達成したいうことか

ユウリ「……」ｽﾀｽﾀ

ビート(おや、ちょうどいいところにあれはユウリさん。僕がピンクになってしまったのも全ては彼女のせい……で、あれば修行の成果を見せてあげるのも義務というものですね)

ビート「ご機嫌ようユウリさん」ｷﾗｷﾗ

ユウリ「……何？」

ビート「たまにはジムリーダーとチャンピオンとして親睦を深めるのもいいかと思いましてね」

ユウリ「そう。私忙しいから」ｽﾀｽﾀ

ビート(ムキーっ！なんなんですか！相変わらず無口で無愛想な方ですね！ゲームの主人公かっ！)

ビート「そう言わずに」ｸﾞｲｸﾞｲ

ユウリ「触るな」

ビート「ごめんなさい」ﾊﾟｯ

ビート(くっ……！ですが突然クイズを出されて反応しない人間などいません！)

ビート「突然ですがクイズです！」

ユウリ「！？」ﾋﾞｸｯ

ビート「僕の好きなポケモンのタイプはなんでしょう！！」

ユウリ「エスパー？」

ビート「残念でした！正解はフェアリータイプですよ！罰として……時よ止まれっ！」

ユウリ「」ﾋﾟｷ-ﾝ

なに？

誤爆っす
支援です

ほう・・・続けて

ビート「お、おぉ……本当に止まった」ｺﾝｺﾝ

ユウリ「」ｼ-ﾝ

ビート「……もしかして今なら何をしても……い、いや！何を考えてるんですか僕は！///」

ユウリ「」ﾋﾗﾋﾗ

ビート「……！時が止まったのはユウリさん自身のみ……服は風に揺れるようですね。……か、風なら、仕方ないよね？そうです、これは風のせいなんです」ｽｶ-ﾄﾋﾟﾗｯ

ユウリ「」

ビート「ぶふぉっ！し、白ですなぁ……」ﾊﾅﾁﾞﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

ユウリ「……あれ？私何してたんだっけ」

ビート「ま、まずい！ピンクパワーの時間切れか……」

ユウリ「……？血、出てるけど」

ビート「第二問！！僕が毎朝食べるものはなんでしょう！」

ユウリ「カレー」

ビート「残念ハズレ！朝からそんなガッツリ行けるわけないでしょう！罰として……時よ止まれ！」

ユウリ「」ﾎﾟﾝｯ

ビート「あれ？なんだか手応えか……」

ユウリ(5さいのすがた)「おにいちゃん、だぁれ？」

ビート「！？」

ビート「あ、あの……もしかして、ユウリ…ちゃん、ですか？」

ユウリ(5)「そうだよー？」

ビート「な、何がどうなってるんだ……！？」

ポプラ(16)「ピンクパワーの暴走だね」

ビート「ポ、ポプラさんっ！？見てたんですか！？いつから！？」

ポプラ(16)「最初からかね」

ビート「そ、そんなことよりピンクパワーの暴走ってどういうことなんでしょうか！！！！」

ポプラ(16)「話逸らすんじゃないよビート。女の子のスカートの中見たりして」

ビート「ピンクパワーの暴走ってどういうことなんでしょうか！！！！！！」

ポプラ(16)「ピンクパワーは強力な力だからねぇ。一日に何度も使えば思った通りに発動しないこともあるさ。ビートのピンクパワーは特に強力だからね。たった三度使うだけでこのザマさ」

ビート「やはり万能な力ではありませんか……」

ポプラ(16)「責任持ってちゃんと元の姿に戻してやりな」

ビート「ですが今下手にピンクパワーを使えば……」

ポプラ(16)「余計変な状況になる可能性は高いね。一先ずこの子を連れて帰って一日面倒見ようかね」

ビート「それって誘拐……」

ユウリ(5)「おにいちゃん、お腹空いたー」ｸﾞｲｸﾞｲ

ビート「お兄ちゃんが美味しいご飯を作ってあげますよ」

ユウリ(5)「わーい！」

ビート「どうですか？美味しいですか？」

ユウリ(5)「おいしー！」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

ビート「ふふふ……って！かわいいからつい持ち帰ってしまったではありませんか！これじゃあ誘拐ですってば！」

ポプラ(16)「じゃあ今からでも帰すのかい？」

ビート「……一日くらいいいじゃないですか」

ユウリ(5)「おにいちゃん遊ぼー！」

ビート「いいですよ。何しますか？ブリムオンごっこ？」

ポプラ(16)「すっかりお兄ちゃんじゃないかい」

ビート「だって……かわいいんだもん」

ポプラ(16)「いっそ私ら仲良し三兄弟でこれから暮らしてくかね？」

ビート「……それはまずいですって」

ポプラ(16)「なんだい今の間は」

ユウリ(5)「おにいちゃんはやくー」

ビート「はいはい今行きますよ」

その夜…


ユウリ(5)「…zzZ」ｽﾔｽﾔ

ビート「ふぅ。やっと寝かしつけられました」

ポプラ(16)「こうしているとまるで本当の兄妹のようだね。私のこともお姉ちゃんって呼んでもいいんだよ」

ビート「ポ、ポプラさん…茶化さないでくださいよ」

ユウリ(5)「おにいちゃぁん……」ｷﾞｭｯ

ビート「かわいいなぁ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ポプラ(16)「ユウリもユウリさ。すっかり懐いちゃったはいいが、元に戻った時記憶はどうなるのかねぇ」

ビート「……」

ポプラ(16)「というかまずちゃんと元に戻すんだろうね」

ビート「も、戻しますよ！」

ポプラ(16)「本当かねぇ」

ビート「……戻しますよ」

ポプラ(16)「ま、とにかくあんたもさっさと寝な。しっかり休まないとピンクパワーは使えないよ」

ビート「はい」

翌☆日


ビート「さてユウリちゃん、クイズです！お兄ちゃんの好きな色はなんでしょう！」

ユウリ(5)「ピンク！」

ビート「正解！ご褒美に……時よ戻れ！」ﾎﾟﾝｯ

ユウリ(いつものすがた)「……あれ？私今まで何を……」

ポプラ(16)「調子はどうだい」

ユウリ「誰？」

ビート「体に不調はありませんか？」

ユウリ「……急に何？私に何かしたの？」

ビート「い、いえ！そういうわけでは……いやあってるけど……」

ユウリ「……」

ビート「ご、ごめんなさい！ユウリさんをピンクパワーの実験体にしていました……！」ﾄﾞｹﾞｻﾞｯ

ユウリ「は？」

ポプラ(16)「私もジムで見せたろ？」

ユウリ「だから誰」

ポプラ(16)「ビートがジムリーダーとして成長するため、また付き合っとくれよ。チャンピオンの義務だろ？」

ビート「お願いします……」ﾄﾞｹﾞｻﾞ

ユウリ「……まあ、いいや。不思議と悪い気分じゃないし」

ビート「良かった……」

ユウリ「じゃあ帰るから。次は事前に話せよ」

ビート「分かってます」

ユウリ「じゃあね、おにいちゃん」ｽﾀｽﾀ

ビート「！？」

支援

支援

ビート「ピンクのちからってすげー！早速色々試してきます！」

ポプラ(16)「くれぐれも悪用するんじゃないよー」

何故かこの部分でのび太とドラえもんがよぎった