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【夏休みSS】バチンキー「海の家でバイトよ!」ジメレオン「えー……」

 ▼ 1 木めぇーぐる◆LUgX5keOhk 20/08/03 23:45:57 ID:28CkM2yA NGネーム登録 NGID登録 報告
バチンキー「あー……あっついわね〜……」

ジメレオン「ほんっと……クーラー付いてるんだよねこの部屋……?」

バチンキー「ちょっとジメレオン……アンタがいつもやってるアレ……私に当ててみてよ……」

ジメレオン「はぇ……?アレって……?」

バチンキー「アレよアレ、水の玉ぶわ〜って作るやつ」

ジメレオン「あー……これのこと?」パシャンッ

バチンキー「ぬっる!?何よアンタ水タイプのくせに暑さに弱いの!?」

ジメレオン「水タイプだからこそだよ〜……私は暑さの中だと全然動けないんだってば……」

バチンキー「にしても……クーラーの温度どうなってんのよこれ……本当炎タイプって信じられない……」

ラビフット「おまたせ」ガチャ

バチンキー「うわ出たわね、元凶」

ジメレオン「外見見てるだけでも暑苦しい〜……あんまりこっち寄らないで、視界に入らないで」

ラビフット「せっかくアイス持ってきてあげたのに」

バチンキー「本当!?今だけは氷が愛おしかったのよね〜、たまには気が利くじゃない!」

ラビフット「はいこれ、バチ子の分」ドロッ

バチンキー「溶けてんじゃないのよ!!」

ラビフット「なーんだ、まだ元気じゃん」
 ▼ 3 木めぇーぐる◆LUgX5keOhk 20/08/04 00:01:08 ID:ueY.TIms NGネーム登録 NGID登録 報告
ジメレオン「暇だから都合の良いラビちゃんの家で遊ぼうってことになったけどさー……」

バチンキー「そもそもアンタの家暑すぎなのよ……」

ラビフット「だって暑い方が1.5倍くらいやる気出るんだもん」

バチンキー「私が熱に弱いの知ってるでしょ……ジメレオンだって炎天下の中だとめちゃくちゃ元気無いし……」

ジメレオン「あ"〜〜〜もうだめ〜限界……外も暑いし部屋も暑いし……この炎天下の中自分の家変える元気も無いし……」

ラビフット「仕方ないなぁ、ビニールプールに水でも入れる?」

バチンキー「それがあるなら早く言いなさいよ……」

ジメレオン「あ、あちゅい……溶けちゃう……」グッタリ

ラビフット「そもそも私の所に集まってきたのが馬鹿なんじゃない?」

バチンキー「あーはいはい決めた私がバカでした!何とでも言いなさいよクソリベロ娘!」

ラビフット「同い年だし」

ジメレオン「あうう……こらこら、暑いとイライラしちゃうのは分かるけど喧嘩はしないの……」

ラビフット「っていうか、バチ子は私達に何か話があったんじゃないの?」

ジメレオン「そうそう、それが気になるから集まったんだよね」

バチンキー「そ、そうね……とりあえず手短に終わらせるとしましょう」コホン

バチンキー「ほら、私達ってそれぞれ姉が居るでしょ?」

ジメレオン「あー、うん……最近忙しそうだよねー、特にラビちゃんとバチ子ちゃんのお姉さん」

バチンキー「そう……まさに私達のお姉様はバトルで引っ張りだこ……つまりは妹達である私達もそのうち強くなって引っ張りだこってわけよ!」

ラビフット「そうかな」

バチンキー「お黙り!……私達は今夏休みでしょ?それに対してお姉様達は合宿中……私達がこうやってだらけてちゃダメなのよ!」

ジメレオン「夏休みとは……」

バチンキー「私ね、考えたの……バトルじゃなくてもいい、どうにかして心も身体も成長する方法……今は夏……ひとつしか無いじゃない!」

ラビフット「進〇ゼミ?」

バチンキー「ちっがーう!!夏といえば海でしょ!!ビーチでしょ!!」

バチンキー「つまり……私達で海の家でバイトするのよ!」

ラビフット「うげ……」

ジメレオン「本気……?」

バチンキー「ちょっとは乗り気になりなさいよ!?」
 ▼ 4 木めぇーぐる◆LUgX5keOhk 20/08/04 06:58:28 ID:1fpsqia2 [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ラビフット「バチ子……よく考えてみてよ、私達なんて大人から見たらまだクソガキなんだよ」

ジメレオン「そ、それはともかく……急にバイト?」

バチンキー「一度冷静になりなさいあんた達!」

ラビフット「そっちがね」

バチンキー「私達はお姉様達と同じ特性を持っていようと……あまり実用性があるわけではないでしょう?」

バチンキー「つまり!私達には私達に出来ることで役に立たなければいけないのよ!」ドンッ

ジメレオン「真面目だなぁこの高飛車ちゃんは……」

ラビフット「私達が出来ることって限られてると思うんだけど」

バチンキー「……私には分かるわよ、アンタのそれは面倒事から逃げるための理由付けだって……!」

ラビフット「別にそんなんじゃ……」

バチンキー「アンタ……大好きな姉に合宿中に会えないからってやる気失ってるんでしょ?」

ラビフット「……何ふざけたこと言ってんの、お姉ちゃん云々で私のやる気は左右されたりしないし」

ジメレオン「……あれ?その割にはいつもお姉さんと毎朝欠かさずしてるリフティング練習も集中出来てなかった気がするけど……」

ラビフット「……だってお姉ちゃんが居ないだけで暑苦しさが違うし」

バチンキー「私は知ってんのよ、いつも姉が居ないところではしつこいくらいに姉のこと気にしてるってこと……!」

ラビフット「だってそりゃ……お姉ちゃんが知らない所で変な男に捕まってたり巨乳ビッチと遊んでたりしてたらこっちまで困るんだから」

バチンキー「本当に?ただのシスコンじゃないって自信もって言い張れる?」

ラビフット「そもそもシスコンじゃないし」

バチンキー「……いくら賭ける?」

ラビフット「……1000円」

ジメレオン (微妙だなぁ……)
 ▼ 5 木めぇーぐる◆LUgX5keOhk 20/08/04 07:00:34 ID:1fpsqia2 [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
バチンキー「当たり前だけどバイトだからお給料だってあるわよ。これで大好きな姉にプレゼントでも用意してあげることはできるけど?」

ラビフット「……内訳」

バチンキー「1日でごにょごにょ……」コソッ

ラビフット「…………」

バチンキー「……やるでしょ?」

ラビフット「仕方ないなぁ」ハァ

バチンキー「ぃよっしゃ!!」

ジメレオン (こ、これは……ある種の賄賂なのでは……!?)

バチンキー「……で」クルッ

ジメレオン「っ!?」ビクッ

バチンキー「……ジメレオンは?」ニヤリ

ジメレオン「うっ……あ、私は常に姉孝行してるし暑いの苦手だし……」

ラビフット「海の家は常に日陰だよ」ボソッ

バチンキー「かき氷食べ放題……」ボソッ

ジメレオン「み、ミーム汚染……!分かった分かったやる!やりますぅ……」

バチンキー「作戦成功!イェーイ!」ハイタッチ

ラビフット「いぇーい」パンッ

ジメレオン (姉さんが帰ってきたら思いっきり愚痴ってやる……)

バチンキー「というわけで、既にもう連絡はしてあるの」

ジメレオン「早っ!?私達が行けなかったらどうしてたの!?」

バチンキー「……近所のガキ共でも連れていこうかと」

ラビフット「子供に労働は厳しすぎるよ、バチ子」

ジメレオン「私達もまだまだ子供だと思うんだけどね……」
 ▼ 6 木めぇーぐる◆LUgX5keOhk 20/08/04 07:07:27 ID:1fpsqia2 [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
バチンキー「よーし、そうと決まったら早速準備しましょう!明日の朝からだから……」ゴソゴソ

ジメレオン「……流石のラビちゃんもお姉さんを話に切り出されると抵抗できないんだね?」

ラビフット「だからお姉ちゃんは関係ないってば」

ジメレオン「またまた〜、私から見ても分かるよ?お姉さんのこと大好きだって……」

ラビフット「だってお姉ちゃんは私がいないと危なっかしいし……いくらパワーがあるからってそれはフィールドの上だけで普段はただのメス……強い男に組み敷かれたりムチムチの女に誘惑されるだけできっと負けちゃうんだよ、そもそも姉っていうのは生まれた時から妹に面倒を見られる立場であって……」ペラペラ

ジメレオン (凄い饒舌だし最後に至っては立場が逆転だし……)

バチンキー「ほらほら何ボサっとしてんの!あんた達も早く準備しなさい、ほら熱中症対策の塩飴も鞄に詰めて!」

ジメレオン「あ、ありがとう……バチ子ちゃんってなんだかんだ面倒見いいよね」

ラビフット「それ私の部屋にあった飴なんだけど」

バチンキー「1日とはいえ貴重な体験になるんだから気合い入れないと!早速帰って準備するわよ!」ワクワク

ジメレオン「あはは……振り回されそうだね……」

ラビフット「全くだよ」

ジメレオン (ラビちゃんも大概だと思うけど……)

バチンキー「えーっと、麦わら帽子にうちわに……あ、あと写真も撮りたいわよね!ビーチボールに浮き輪も持って……」

ジメレオン「あの、バチ子ちゃん……遊びに行くんじゃないんだよね……?」
 ▼ 7 木めぇーぐる◆LUgX5keOhk 20/08/04 18:00:28 ID:XfEgPH6k [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
〜次の日〜


バチンキー「……青い海、眩しい太陽……」ザッ

ラビフット「この暑さ……漲ってくるね」

バチンキー「周囲の熱気、白い砂はぶぁっちぃぃぃっ!?」ジュー

ジメレオン「や、焼けるほど熱いんだ……」

バチンキー「こほん……そ、そして今日の舞台!海の家!!」バッ

ジメレオン「……ん?」



「ねーちゃん焼きそばくれ!!5つ!!」ザワザワ

「すみませーんかき氷3つ!!パイルの実とズリの実で!!」ザワザワ

「おーいオクタン焼きはまだかー!!」ザワザワ



ラビフット「……何あれ」

ジメレオン「アイドルのコンサートでもやってるの……?」

バチンキー「………………」

ジメレオン「ね、ねぇバチ子ちゃん……あれって本当に海の家……?」

バチンキー「……そう、よ?」

ジメレオン「何で疑問形なの!?」

ラビフット「すみませーんオクタン焼きくださーい」

バチンキー「客じゃないっての!!」
 ▼ 8 木めぇーぐる◆LUgX5keOhk 20/08/04 18:23:37 ID:XfEgPH6k [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告




マラカッチ「よく来てくれましたネ〜!!もうこっちは大変で大変で死ぬかと思いマした〜!!」アワワ

バチンキー「あ、アンタがオーナーなのね……」

マラカッチ「実は今日来てくれる予定の子が急に来られなくなりマシて……大忙しだったんデス」

バチンキー「さっき見たところ……店員はオーナーのアンタ含めて3人しかいなかったわよね?」

マラカッチ「接客と調理と宣伝なのデス!」

ラビフット「宣伝要らなくない?」

マラカッチ「海の家は雰囲気が大事なのデスよ!!」

ラビフット「あっそ……」

マラカッチ「今世界のランクバトルで活躍してるあのポケモン達の妹さんって聞きマシた!きっと海の家でも良い手さばきを見せてくれると期待してマス!」

バチンキー「あ、あくまで血が繋がってるってだけだからね……?」

マラカッチ「ち、ちなみにワタシ……ゴリランダーさんのファンなのデスが……サインを頂けるか言って貰うことは……」ソワソワ

バチンキー「お、お姉様のサイン!?ダメダメ!!すっっっごく貴重なんだから!!」

ラビフット「……バチ子はシスコンっていうか」

ジメレオン「なんか、崇拝しちゃってるよね……」
 ▼ 9 木めぇーぐる◆LUgX5keOhk 20/08/04 18:44:52 ID:XfEgPH6k [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
マラカッチ「早速仕事を振り分けていきたいのデスが……」

ジメレオン「はい!私調理やります!」

マラカッチ「お、やる気満々デスね!」

ジメレオン「いつも姉さんにご飯作ってるので、それなりにはできるかと……」エヘヘ

バチンキー「……となると、必然的に私が接客ね」

ラビフット「……は?何それ、私に接客やらせちゃダメってこと?」

バチンキー「アンタは無愛想すぎんのよ、典型的なツンデレかと思ったらデレの部分なんて見せやしないし」

ラビフット「べ、別に接客がやりたいわけじゃないんだからねっ」

バチンキー「今更遅いのよ!!演技下手くそだし!!」

マラカッチ「じゃあ早速仕事に入りたいのデスが……今日はレギュラーが各ポジションに1人ずつ入ってくれているのデス」

ラビフット「ふーん、とりあえずその先輩から詳しく聞けってことだね」

マラカッチ「あぁ、あとデスね、あまりにも忙しいので呼び込みをラビフットさん1人に絞りたいのデス」

ラビフット「え」

マラカッチ「というわけで、今呼び込みに行ってる子含めて接客は3人なのでよろしくデス!あ、レギュラーは全員女の子なので安心してくだサイ!」

ラビフット「……私ぼっちなの?」

ジメレオン「あはは……がんば」
 ▼ 10 木めぇーぐる◆LUgX5keOhk 20/08/04 20:55:52 ID:ZKIAxtwY NGネーム登録 NGID登録 報告




マラカッチ「というわけデ、接客はワタシと一緒にがんばりまショウ!」

バチンキー「え、えぇ……」

バチンキー (見るからに危なっかしい感じするけど……大丈夫なの……?)

マラカッチ「ワタシはこれでも経験は豊富なのデス!しっかりとお手本を見て、将来に役立ててくだサイね!」

バチンキー「そうね……ポンコツに見えるけどちゃんとオーナーを務めてるんだものね、頼らせてもらうわ」

マラカッチ「ポンコツは余計デス!」プンプン

バチンキー (めっちゃ子供っぽいけどこの人幾つなんだろ……)

マラカッチ「ちなみに、普通にしてれば恐らく平気かと思われマスが……なかなか問題客が多いので注意してくだサイね?」

バチンキー「んまぁ……そんなもんよね、こんなに客がいるんだもの」

マラカッチ「ワタシも何とかドジしないように頑張ってマスが……この体じゃ限界があるのデス」ピョンピョン

バチンキー「え、ちょっと待って嘘でしょ……?いつも跳ねて料理運んでるわけ……?」

ジメレオン「はいはい喋ってないで運んで!オクタン焼きを18番テーブル!」

バチンキー「チッ……無駄に順応性高すぎなのよアンタ……」

マラカッチ「ハァーイ!ただいまお持ち致しマース!」ピョンピョン

バチンキー「ちょぉっと!?ストップ!危ないから私が運……!」

マラカッチ「うみゃーーーっ!?」ズザザザーッ

バチンキー「ほら言わんこっちゃない……」
 ▼ 11 ガピジョット@サイキックメモリ 20/08/04 23:23:51 ID:M0OQCGZw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
前のssも見せてもらったあれほんと神
 ▼ 12 木めぇーぐる◆LUgX5keOhk 20/08/05 06:40:41 ID:KuqseA6g [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
バチンキー「あーもう手間掛けさせやがって……私がアルバイトの身ってこと忘れてるんじゃないでしょうね!?」

マラカッチ「め、面目無いデス……」

ジメレオン「そっちこそ早速馴染んでるし……」

マラカッチ「見てくだサイ!オクタン焼きは無事でしタよ!」

バチンキー「あーはいはい!私が運ぶから貸して!」ヒョイ

ジメレオン「頑張ってるなぁ……」

マラカッチ「うぅ……バチンキーさんは我が海の家の救いなのデス……」

ジメレオン「あはは……さて、こっちも仕事を……うん?」



ラランテス「………」セッセッ

ジメレオン (……火使って大丈夫なのかなこの人……)

ラランテス「ふんふんふーん……」オリーブオイル

ジメレオン(嫌な予感が……)

ラランテス「…………ぎょええええええええええええええっ!?」ウデノヒラヒラニモエウツリー

ジメレオン「あぶなーーい!!」パシャンッ

ラランテス「ひっ……!!あ、ありがとう、ございましゅ……!!」

ジメレオン (……こっちもこっちで手が掛かりそうだなぁ……)

バチンキー「はぁっ……はぁっ……じ、ジメレオン……」

ジメレオン「あ、バチ子ちゃん……短時間動いただけなのにぐったりしてるけど大丈夫?」

バチンキー「いや、その……アレね、ちょっとアレ……死にたくなってきたわね……」

ジメレオン「ちょっと!?それはいろんな面で困るよ!?」

バチンキー「ジメレオン、いざとなったら一緒に……!」

ラランテス「させませんよ……?」ヌッ……

ジメレオン「ひぃぃぃっ!?」ビクゥッ!

バチンキー「ぎゃっ……!?」

ラランテス「わ、私……今日1人だったんです……普段なら2人いるはずの厨房も寂しくて、火に弱いのにコンロも扱わなきゃいけないしで……最後とは言わせませんよ……?」ボロッ

ジメレオン「がっ……がんばりますっ……」



バチンキー「ま、参ったわね……ラビ子が心配だわ……」

ジメレオン「わ、私達……とんでもなく忙しい場所に駆り出されちゃったんだ……!」
 ▼ 13 木めぇーぐる◆LUgX5keOhk 20/08/05 07:53:59 ID:KuqseA6g [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告





ラビフット「客引きって……別に嫌ってわけじゃないけど、なんか屈辱的っていうか」

ラビフット「……見るからに困ってそうな子がレギュラーの子だから交代してあげてって言われたけど……」

ザワザワ…

ラビフット「……こんな大勢の中でピンポイントで探し出せるわけないじゃん……」


???「あ、あのっ……困ります……」


ラビフット「……ん?」



モブキュウコン「君男の子なんだよね?」

ドレディア「そっ、そうです……!わた……ぼ、僕は男の子です!なのでちょっかいは……」

モブキュウコン「男の子ならちょっとくらい俺と遊んでも大丈夫だよね?男同士だからやましいことは無いよね?」

ドレディア「ち、ちがっ……そういう訳じゃ……」


ラビフット (……見るからにあれじゃん)

モブキュウコン「君って確か特性が……なんだっけ、とにかく俺と相性良いしさ、ちょっとくらい遊びに付き合ってよ」グイ

ドレディア「や、やめてっ……!」


ラビフット「何してんの」

ドレディア「へっ……?」パッ

モブキュウコン「あれ、君誰?迷子?」

ラビフット「うん」

ドレディア「あ、あの……」

ラビフット「気をつけた方がいいよ、私って気に入らないものが目に入ってくると超怖いから」シュッ!シュッ!

モブキュウコン「まあまあそんな怖いこと言わずに、足癖悪いよー?ほら俺イケメンでしょ?」

ラビフット「私の方がイケメンだし」

ドレディア (な、何なのこの人達……)
 ▼ 14 木めぇーぐる◆LUgX5keOhk 20/08/05 17:57:17 ID:CkBYPLPE [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告





ドレディア「あ、あの……助けてくださってありがとうございました」ペコリ

ラビフット「私に怯えて逃げていく後ろ姿……なかなか良いおかずになるね」

ドレディア (絶対対応が面倒くさくなって帰っただけだと思うんだけど…)

ラビフット「デカマラカッチカチみたいな人に交代しろって頼まれたから探してたんだけど……」

ドレディア「ま、マラカッチ店長ですっ!///変なこと言わないでくださいっ!///」

ラビフット「……っていうかお姉さんどう見ても女の子でしょ、何性別詐称してんの」

ドレディア「うっ、違うんです……これには深い……ふ、深くはないですけど理由が……///」

ラビフット「ふーん……なるほどねぇ」

ドレディア「わ、分かっていただけたんですか……?」

ラビフット「仕方ないなぁ、何かの縁だし黙っててあげるよ」

ドレディア「……はい?」

ラビフット「女装させられて女だらけの海の家にぶち込まれて働かされてる……ってやつでしょ?」コソッ

ドレディア「ちっ、違いますっ!女の子なのは本当ですっ!///」

ラビフット「流石は葉緑素、やたらと元気でツッコミが早い」

ドレディア「うぅっ……私はただ仕事をしてただけなのに……なんでこんな恥ずかしい所を見られる羽目に……!///」プルプル

ラビフット「元気出しなよ、私はお姉さんが男の子になりたいって思ってるとしてもドン引きしたりしないから」ポン

ドレディア「だからそういうのじゃありませんっ!///」
 ▼ 15 木めぇーぐる◆LUgX5keOhk 20/08/05 18:29:46 ID:CkBYPLPE [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告




ラビフット「ふーん……そんなに治安悪いんだ?ここのビーチ」

ドレディア「治安が悪いって言うか、色んな方面で問題っていうか……」

ラビフット「店の中もやたらと騒がしかったしねぇ」

ドレディア「ま、まぁ……それはいつもより手が回らないせいもあるんですけど……私みたいにメスしか居ない種族は俗に言うナンパをされやすくて……」

ラビフット「それで相手に退いてもらうために男だと言い張ってたと?」

ドレディア「そ、そういうことです……///」

ラビフット「あのさ、普通にバレてるからね」

ドレディア「ふぁ……!?や、やっぱり無理がありましたか……!?」

ラビフット「そりゃ……種族云々の前にお姉さん可愛いし」

ドレディア「か、かわっ……!?///」

ラビフット「あ、別にお姉さんのこと狙ってるわけじゃないからね、私にそういう趣味無いし」

ドレディア「分かってますっ!///」

ラビフット「とは言ってもそれはお姉さんが可愛いからであって、私みたいなクソガキはそもそも見向きもされないと思うんだけど」

ドレディア「でも気をつけてくださいね、意外な方向から声が掛かるかもしれないですし……」

ドレディア「ほら、さっき声を掛けてきたキュウコン……貴方と同じくらいの歳の子にも声掛けてます」

ラビフット「なるほど、それはヤリ〇ンだね、やりすぎちん〇んだね!」

ドレディア「やっ、やりっ……ちっっっ……!?///」プシュー

ラビフット (さっきから反応が面白い……)
 ▼ 16 木めぇーぐる◆LUgX5keOhk 20/08/05 22:27:28 ID:sVdAVKKM NGネーム登録 NGID登録 報告
ラビフット「にしても、お姉さんよく今までこのビーチで仕事できてたよね」

ドレディア「わ、私は今まで店内を中心に仕事をしていたので……」

ラビフット「なるほど、慣れてないってわけね……じゃあ後の仕事は任せてよ、お姉さん」

ドレディア「あの、本当に大丈夫ですか?やっぱり私も一緒に……」

ラビフット「心配しないで、私は近頃バトルで活躍してる今1番アツい ”あの” エースバーンの妹だからね」

ドレディア「あ、そうだったんですね……!それは頼もしいです……!」

ラビフット (実のところお姉ちゃんって騙されやすい性格だから肩書きとしては微妙だけど)

ドレディア「あの、もし本当に身の危険を感じたら海の家に戻ってきて大丈夫ですからね……?」

ラビフット「一応ほら、私も少しは鍛えてる身だから」

ドレディア「何とかなれば良いのですが……」

ラビフット「そんなことより、今は海の家の方がピンチなんじゃないの?」

ドレディア「あ……えっと、できるだけ捌いて……また戻ってきますから!」ダッ

ラビフット「初対面だってのに心配しすぎ……だからナンパも寄り付いてくるんだよ……」ハァ…

ラビフット (とはいえあそこまで心配されちゃ流石にこっちも不安になるなぁ……まぁ自分の事はどうでもいいんだけど)

ラビフット (問題客の多さ……それはどこでもある事だけど、それを1番に気に留めるってことは結構酷いのかも……?)

ラビフット(……ジメ子とバチ子は無事だといいんだけど)
 ▼ 17 木めぇーぐる◆LUgX5keOhk 20/08/06 06:34:09 ID:gEJw4rgY [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告




ジメレオン「あ、ぁ、ぁ……」ガクガク

モブゴロンダ「…………」ヌーン

ジメレオン「あっ、あ……あの、あのあの、何か……!?」ガクガク

モブゴロンダ「テメェ無免許運転してんじゃねぇぞオ"イ!!」バァンッ!

ジメレオン「ひぃぃっ!?ちが、違いますっ!!人違、違、違いですっ!!」ビクッ!

モブゴロンダ「テメェ俺が昔どんだけ苦労したと思ってんだオ"イ!!あ"ァ!?」

ジメレオン「いやそのっ!!だから私何も知らな……!」

バチンキー「お・きゃ・く・さ・ま〜〜〜?カウンター越しの店員への絡みはご迷惑となりますので御遠慮いただけますか〜〜〜?」ガシッ

ジメレオン「ば……バチ子ちゃん……!!」

バチンキー「っていうか……私の友達に変な絡み方してんじゃないわよーーーっっっ!!」ヒョイー

ジメレオン「ちょっ……ストップストップ!!投げ飛ばすのは流石に……!!」

マラカッチ「ストップなのデス!バチンキーさん!」

バチンキー「オーナー!でもこいつは……!」

マラカッチ「いいデスか?ここはみんなの海の家……例えビールくせぇ酔っ払いが絡んできたとしても、他のお客様もワタシ達の対応を見ているのデス」

マラカッチ「落ち着いてしっかりと向き合うことデ、いつか怒りも収まることデスから……」

ジメレオン「さ、流石はオーナー……熟練の対応はこんなにもカリスマ性を感じるんだ……!」

マラカッチ「とりあえずその酔っ払いはワタシが処理しておきますのデ貸してくだサイ」

バチンキー「ご、ごめんなさい……お願いするわ」ヒョイ

ジメレオン「その対応も十分怖いよ!?」
 ▼ 18 木めぇーぐる◆LUgX5keOhk 20/08/06 06:47:00 ID:gEJw4rgY [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
バチンキー「ふー……大丈夫?」

ジメレオン「な、何とか……」

バチンキー「ここが仮にも店だってこと忘れるわね……」フー

ジメレオン「ま、まぁ……みんな舞い上がっちゃうから仕方ないんじゃないかな」

バチンキー「くっ……こうなったら私も今日1日プロを目指すわ!!どんなクソ客もばっちこいよ!!」

ジメレオン「お、おぉ……!頼もしい……!」

クイクイ

バチンキー「……ん?」

モブマリル「あい」

バチンキー「ボク、どうしたのかなー?迷子?」マエカガミ

モブマリル「あれやってー」

バチンキー「あれ……?」チラ



ドレディア「お、おいしくなーれ……萌え萌えキュン……///」

モブニョロボン「いーねいーね!!もっと腰強調してホラ!!」

ドレディア「ひっ……も、もう嫌……助けて……!///」


バチンキー「……………」ドンビキ

マリル「おねえさん、やって?」

バチンキー「い、いやいや……!ここはそういう店じゃ……」


ラランテス「か、かき氷2つ……2番テーブルに……」コトン

バチンキー「へぁ!?あ、はい……!」ビクッ

ラランテス「……今日1日プロを目指すんじゃなかったんですか……?」ヒソ

バチンキー「んなっ……!?」

マリル「やって……?」ウルウル

バチンキー「くっ……!!」

ジメレオン (じーーーっ……)

バチンキー「あ、お……お……」

バチンキー「……お、お……お、おいしくなーれ!萌え!萌えっ……キュンッッッ!!」ビシッ

ジメレオン「ぶふっ……!くっ……!」

バチンキー「笑うなっ!!!」
 ▼ 19 木めぇーぐる◆LUgX5keOhk 20/08/07 06:05:48 ID:hFfIsNUw [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
バチンキー「くっそ……なんで私がこんな辱めを……!!」プルプル

ジメレオン「す、すごっ……今のラビちゃんに見せたかった……ぶっ、くっ……」ケラケラ

バチンキー「アンタはいつまで笑ってんのよっ!!」

モブマリル「あ、おかーさん呼んでる」トコトコ

バチンキー「やらせておいて逃げんなガキ!!///」



ラランテス「ふ、ふふ……いいですね、厨房は誰にも絡まれなくて……」

ジメレオン「私さっき絡まれたんですけど……」

ラランテス「ああいうのも稀です、私みたく料理に集中していると自然と人は寄ってきませんから……」グツグツ

ジメレオン (その魔女みたいなオーラを出してるのが原因じゃないのかな……)

ラランテス「……にしても、本当にお料理がお上手なんですね……?」

ジメレオン「へっ?あー……い、いつも作ってあげてる相手がいるので……」ポリポリ

ラランテス「……は?か、彼氏持ち……?」スン…

ジメレオン「ち、違いますー!!姉さ、姉ですー!!」

ラランテス「な、なんだ……思わず嫉妬でかき氷がただの水になるところでした……」

ジメレオン (こ、怖かった……!)プルプル

ラランテス「仲が良い姉妹っていいですね」

ジメレオン「な、仲良いっていうか……私が一方的にっていうか……」

ラランテス「どういうことですか……?」

ジメレオン「姉さんって昔から人気者だから、妹である私優先してくれてるとはいえいつか少しずつ離れて言っちゃうのかなーって思って……」

ジメレオン「だからね、私が沢山姉さんのために尽くせば姉さんは喜ぶ顔も見せてくれるし……というか、一緒に居られなくていいから幸せそうな姉さんを見られればもうそれでいいかなって……!へへ、うへへへ……♪」デレデレ

ラランテス (……なるほど、天性のシスコンね……自覚してないタイプの……)

ジメレオン「ん、どうかしました?」

ラランテス「いえ、何も……」
 ▼ 20 木めぇーぐる◆LUgX5keOhk 20/08/07 06:51:07 ID:hFfIsNUw [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告



バチンキー「ぜぇ……ぜぇ……や、やば……既に疲労感が……」

バチンキー「……ジメレオンの方はどうなのかしら……」チラ


ジメレオン「ほい、お待たせ!『ジメ子の特性マラサダ 〜激流ヤタピスペシャル〜』完成!」

バチンキー「あ、アンタ……何短時間で限定メニュー生み出すくらい馴染んでんのよ……!」

ジメレオン「いやー、ラランテスさんが私が来てくれたおかげで少し余裕が出来たって言ってくれたし?」

バチンキー「見なさいよアンタ!さっき別のガキに足元まとわりつかれて綿毛だらけよ!動きにくいったらありゃしない!」モコモコモコウ

ジメレオン「ふーん、そっちは大変そうだねぇ?」ニコニコ

バチンキー「アンタ後で覚えときなさいよ……」

ジメレオン「でもお昼のピークは過ぎたし、そろそろ小休憩できる頃なんじゃないの?」

バチンキー「そ、そうね……あー……やっと落ち着……」

ドレディア「た、大変ですっ!店の前で不良か屯してて……!」

バチンキー「問題しか起きないのここは!?」ガタッ

ジメレオン「うへぇ……ヘルプが鳴り止まないねぇ……」

バチンキー「ちょっとジメレオン、アンタも手伝……」

ラランテス「ひょああああああああああっっっ!?」

バチンキー「今度は何よ……」

ジメレオン「あ、食洗機がバカになってる」

ラランテス「どうしようっ、白いのがびゅーって出てますぅっ!!」アワワ

ジメレオン「ちょっと今下ネタ聞こえたんですけど!!」



バチンキー「……ジメレオンも手が離せなくなって……やっぱり私が解決しないといけないの……?」

ドレディア「お願いしますっ!私戦闘力は皆無なんですっ!」

バチンキー「仮にも私よりパワーある奴が何言ってんのよ!!」

バチンキー (こ、こんな所で弱音を吐くなんて予想外だったけど……これはハードすぎるわ……!)

バチンキー (うぅ……ラビ子助けて……いや助けなさい……!)
 ▼ 21 木めぇーぐる◆LUgX5keOhk 20/08/08 00:43:33 ID:DWUkwXaA NGネーム登録 NGID登録 報告
〜一方その頃〜


ラビフット「あ〜〜〜……思った以上に退屈……」カリカリ

ラビフット「バチ子達上手くやってるかなぁ、というか客引き意味無いでしょこれ……看板抱えてるだけって……」カリカリ

モブマリル「おねーちゃん、砂に何描いてるのー?」

ラビフット「んー?うんこ」

モブマリル「きたなーい!」キャッキャ

モブマリルリ「コラ!近づいちゃいけません!」



ラビフット「うむ、やっぱりいいかも……こうやってお下劣な物を抽象化してるだけでナンパも寄ってこないし、看板持ってるだけで宣伝になるし」

ラビフット「でも、私的にはもう少し騒がしいのを想像してたんだけどなぁ……楽でいいけど、ちょっとした問題くらいは起きてもいいと思うんだけど」ブツブツ

ラビフット (うーん、例えばそうだなぁ……私が最も憎いと思う生き物が急に絡んでくるとか……)

ラビフット(具体的に言えば……お姉ちゃんを狙ってそうな屈強な男とか、あとは巨乳ビッチとかムチムチな女……かな……)

ラビフット (ドレディアお姉さんの言ってた通りなら割とそういう目に遭いそうだと思うんだけど……)

ザッ


ラビフット「……ん?」



モブエンニュート「やっほー、ボク……♡」タプッ♡ユサッ

モブサーナイト「ちょっとお姉さん達と……遊んでいかない……?♡」ムチッ♡ムチッ♡

ラビフット「………………」

モブエンニュート「あ、女の子かぁ……でもいいや女の子で、私のフェロモンでも嗅いで行ってよ……♡」プルンッ♡

モブサーナイト「お姉さん達が……たっぷりもてなしてあげるからね……♡」ムチッ♡

ラビフット「…………………………」



ラビフット (きょ……巨乳ビッチとムチムチな女だーーーーーっ!?)
 ▼ 22 ガルガン@おおきなしんじゅ 20/08/10 21:27:06 ID:cWhcCx8Y NGネーム登録 NGID登録 報告
テンポ良くて好き支援
 ▼ 23 木めぇーぐる◆LUgX5keOhk 20/08/11 06:56:27 ID:9VnQZtFg NGネーム登録 NGID登録 報告
ラビフット「くっ……まさか本当に私が憎む奴が寄ってくるとは……!」

モブエンニュート「えー何言ってるのこの子かわいいー♡」ムニュッ♡ツンツン

ラビフット「やめっ、乳を押し付けるな乳を!!」

モブサーナイト「キミ、今日はどこから来たの?」ムチッ♡ムワァッ…♡

ラビフット「くっそー……エロ漫画でしか鳴らないような音引っ提げやがって……」

モブエンニュート「そんなに避けないでよー、お姉さんはキミみたいなちょっと反抗期入ってるような子大好きなんだから」ボインボイン

ラビフット「ええい私は嫌いだ散れ散れ!」シッシ

モブサーナイト「そんな事言わないで、ね?お姉さん達と遊んでいこ?」ムギュッ

ラビフット「ぐぇっ……ぐ、ぐるじ……」

ラビフット (うぅ……ジメ子、バチ子……助けて……帰りたい……!)

ラビフット (……あ、そうだ……今埋もれてる肉はお姉ちゃんのものだって思えばまだマシになるのかな……いやあくまでマシってだけなんだけど)

ラビフット (これはお姉ちゃん、これはお姉ちゃん……お姉ちゃん……)グルグル


モブエンニュート「……あれ?この子……」

モブサーナイト「え、なになにどうしたの?」

モブエンニュート「ほら!今バトルで有名な……エースバーンって子が溺愛してるって言われてる妹ちゃんじゃない?」

モブサーナイト「あぁ……言われてみれば確かに似て……!」

ラビフット「お姉ちゃんのこと知ってるの!?」バッ

モブエンニュート「あら、お姉ちゃん大好きなのね〜♡そうなの、私達あなたのお姉ちゃんのお友達で……」

ラビフット「ウソ、絶対ウソ。お姉ちゃんがアンタらみたいなビッチ共と友達なわけないし」スン…

モブエンニュート「あら〜、バレちゃった?」

ラビフット (まぁ騙されやすいお姉ちゃんだから誰とも友達になりかねないのが危ないけど)

モブサーナイト「にしても……この子本当にかわいい〜♡ちょっとツンとしてるところがたまらない〜♡」ギュー

ラビフット「ちょ、やめっ……やめろっ、アレルギー反応出るっ……!」ジタバタ
 ▼ 24 ンシカイオーガ@ミュウツナイトX 20/08/11 09:49:06 ID:pe.gTgQw NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
支援
 ▼ 25 木めぇーぐる◆LUgX5keOhk 20/08/12 06:22:09 ID:xTJEcAtE [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
モブエンニュート「それにしても……さぁ、この子と仲良くなればエースバーンって子もつまみ食いできるかもよ……?」タユン

モブサーナイト「なるほど……天才♪」

ラビフット「……は?」

モブエンニュート「ねぇねぇ、よかったら……私達に……♡」

ラビフット「いーやーだー!!絶対やだ!!何でわざわざお姉ちゃんを危険な目に遭わせないといけないの!!」ジタバタ

モブサーナイト「危険だなんて人聞き悪いなぁ、私達はただあなた達と仲良くなりたいだけなのに……♡」ムチッ♡

ラビフット「嘘つけムチムチビッチ!目が獲物を狙う獣のそれだもん!!」ジタバタ

モブエンニュート「私達……前々からあなたのお姉ちゃん可愛いなって思ってたのよねー……♡」ボイーン

ラビフット「ええい黙れ黙れ!!離……せっ!!」バッ

モブエンニュート「あら、意外と力強い」

ラビフット「ぜぇ……ぜぇ……す、少なくとも……アンタらよりは筋肉あるし!多分……」

モブサーナイト「はぅっ……い、息切れしてる姿……かわいいっ……♡」キューン

ラビフット「くっ……お姉ちゃんに群がるメス共め……」

モブエンニュート「本当にお姉ちゃんの事が好きなのねぇ、そういう所すっごく可愛いと思うよ?♡」ムニッ

モブサーナイト「ちょっとだけ!先っぽだけだから……お姉さん達と遊ばせて、ね?」ムチッ

ラビフット「ぐ、ぐるじ……乳肉に圧迫ざれで……!」

ラビフット (た、助けて……助けてお姉ちゃん……)



???「すとおおおおおおおっぷ!!」バッシャーン

モブエンニュート「わぷっ!?」

モブサーナイト「ちゅめたいっ……!?」

ラビフット「へ……」

ジメレオン「ま、間に合った……?ギリギリセーフ……?」

ラビフット「……………」

ジメレオン「どう思う?ドレディアさん」

ドレディア「た、多分……まだ純潔は保たれてると思います……!」

ジメレオン「はー良かった……大丈夫ラビちゃん?」

ラビフット「なんだジメ子か」

ジメレオン「なんだって何!?」ガーン
 ▼ 26 木めぇーぐる◆LUgX5keOhk 20/08/12 06:43:56 ID:xTJEcAtE [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ラビフット「あー……ごめん、すごい助かったよ」

ラビフット (今のは完全にお姉ちゃんが助けに来てくれる流れだったけど……)

ジメレオン「ドレディアさんがね、ラビちゃんの様子が気になるからって……お店はもうピーク過ぎてるし、少しは持ち場離れて大丈夫って言われたから」

ラビフット「……そうなの?」チラ

ドレディア「はぇ!?いや、その……は、はい……///」

ラビフット「………ドレディアお姉さん」ズイッ

ドレディア「な、なんでしょうか……///」

ラビフット「惚れたよ」

ドレディア「そ、そそそそういう趣味は無いんじゃなかったんですかっっっ!?///」

ラビフット「そうだけど……いや、確かにそうなんだけどね、うん、もうドレディアお姉さんならいいかなーって思い始めてきた」

ドレディア「や、やめてくださいよぉ……///」

ラビフット「私本気だよって言ったら?」

ドレディア「ぅ……目が本気じゃないですし……騙されませんからね!///」

ラビフット「チッ、駄目か」

ジメレオン「あのー、お二人さん?盛り上がってるところ申し訳ないんだけど……」

ドレディア「さ、盛り上がってる!?///」

ジメレオン「いや……もういいや、この人たちどうしよっか?」


エンニュートサーナイト「きゅ〜……」


ラビフット「そのビッチ共は埋めていいよ、お姉ちゃんに手出そうとした馬鹿だから」

ジメレオン「か、加減はしようね……?」

ドレディア「と、とりあえず私が店長を呼んでおきますので……良ければ先にお店に戻っていてください……」

ジメレオン「あ、本当ですか?じゃあまかせちゃおっか……行こ、ラビちゃん」

ラビフット「…………」クイ

ジメレオン「……あれ、どったの?」

ラビフット「……あの」

ジメレオン (……あー)

ジメレオン「大丈夫だよ、ちゃんと聞いててあげるから」

ラビフット「…………」モジ

ラビフット「……ありがと、来てくれて」

ジメレオン「……んふふ、いつでも呼んでくれたまえよー、親友!」
 ▼ 27 ュシュプ@あやしいカード 20/08/12 09:15:29 ID:Is3Y7XpI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援だよぉ
 ▼ 28 木めぇーぐる◆LUgX5keOhk 20/08/12 18:21:11 ID:xTJEcAtE [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告




バチンキー「一体どこで何してんのよアイツらはーーーっっっ!?」

モブタチフサグマ「オォ"イ聞いてんのか!!」

バチンキー「はぁい申し訳ございませんー!!」イライラ

バチンキー (いくらなんでも時間かかり過ぎじゃない!?というかこっちもさっきからずっと不良の対応してるんだけど!?)

モブタチフサグマ「ウチはなぁ……その、アレだ、見ての通りわる〜い女なワケよ」

バチンキー「……はぁ」

モブタチフサグマ「だからアンタがウチの邪魔する権利はねぇんだよ!!OK牧場!?」

バチンキー (めんっっっどくさ!?さっきから何なのコイツ!?)

モブタチフサグマ「おい子分!団扇!」

モブマッスグマ「ぁ、ひゃい姐さん……ただいまお持ちしま……あいたっ!」

モブタチフサグマ「おぉい大丈……コホン、じゃなかった何モタモタしてやがるてめぇ!!」

モブマッスグマ「す、すみませ……」

モブジグザグマ「お姉ちゃん!ちょっと!もうお姉ちゃんに意地悪しないでください!」バッ

モブタチフサグマ「いやあの、別に意地悪してないし……」

モブマッスグマ「も、もう……お姉ちゃんは大丈夫だから……!」

バチンキー「……アンタ何したの?」

モブタチフサグマ「いや、あの!ウチはただ今日は居ない子分の代わりにその辺に居た姉妹を雇っただけでして……!」ワタワタ

バチンキー「思いっきり駄目じゃないのよそれ!?」

モブジグザグマ「慣れないことしなくていいから、バリケバのお姉さん、給料は要らないからもう解放してください!」

バチンキー (一応労働基準法守ってるのね)

 ▼ 29 木めぇーぐる◆LUgX5keOhk 20/08/15 19:47:58 ID:OMTIW9go NGネーム登録 NGID登録 報告
モブマッスグマ「ほ、本当に大丈夫だから……!ほら、今日1日頑張ればお母さんも一緒に美味しいもの食べに行けるよ?」

モブジグザグマ「で、でも……!」

モブマッスグマ「お、お待たせ致しました姐さ……ふぎゃっ……!?」ズシャッ

バチンキー「ちょっと転びすぎじゃない?」

モブタチフサグマ「ま、また転んどる……あ、あの……ゴリラ予備軍の姉ちゃん、これウチが悪いんか……?」ワタワタ

バチンキー「呼び方!!しかも方言漏れてる!!」

モブマッスグマ「いたた……あ、あぅ……せっかく毛染めしたのに……」ボサ…

バチンキー「うわっ、地毛めっちゃナチュラルな色してるわね」

モブタチフサグマ「あ、あぁぁ……ガラル仕様の毛染めがぁ……」プルプル

モブマッスグマ「うっ、うぅぅっ……ぐすっ……も、もうお家帰るぅっ……!うわぁぁぁあああん!!」ダッ

モブジグザグマ「お、お姉ちゃん!待ってお姉ちゃん!」



バチンキー「…………」ジトー…

モブタチフサグマ「あ、う……ウチはただ……困ってそうな姉妹を雇っただけで……」

バチンキー「ふーん……」

モブタチフサグマ「そ、そんな目で見んといて……ウチはただ……!」



ラビフット「邪魔」ペッ

モブタチフサグマ「ぁ……」ベチョ

バチンキー「ちょっ……!?」

ラビフット「……で、何こいつ、新しい店のマスコット?」

ジメレオン「え、えっと……戻るの遅れてごめんね……?」

バチンキー「そ、それはもういいんだけど……」

モブタチフサグマ「う……うあぁぁぁぁぁああああああん!!」ダッ

ラビフット「あーあ、泣いちゃった」

バチンキー「アンタ……仮にも飲食店とは思えない汚さね……」

ラビフット「何、私の唾が汚いって言いたいわけ?」

バチンキー「きったないわよ紛れもなく!!」

ジメレオン (うわぁ……バチ子ちゃんが恐らく数十分掛けて対処しようとしてたであろう問題客をほんの数秒でって……)
 ▼ 30 木めぇーぐる◆LUgX5keOhk 20/08/17 08:46:00 ID:USg2n5B2 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ラビフット「助けの声が聞こえた気がしたからね、戻ってきてやったんだよ」

バチンキー「べっ、別にアンタの助けなんか……」

ラビフット「あっそ、じゃあ私ドレディアお姉さんと海で遊んでくるから」

ドレディア「んなぁっ!?///」

バチンキー「ギャーーー嘘!!嘘だから!!」

ラビフット「全くもー、素直じゃないなぁバチ子さんは」

バチンキー「どの口が言ってんのよ……」ハァ

ジメレオン「バチ子さんやい、実はさっきまでラビちゃんナンパ……ん?逆ナン?されてて……」ヒソヒソ

ラビフット「オ"イ」

バチンキー「へぇ〜〜〜……?それじゃ私達似たもの同士ね?」ニヤニヤ

ラビフット「チッ……後で蹴り飛ばす、お姉ちゃんが」

バチンキー「あっら〜〜〜?アンタのお姉さんは他人を蹴り飛ばすことなんて出来ないんじゃないの〜〜〜?」

ラビフット「こいつッ……お姉ちゃんが優しいことを知っておきながら……!」ギリ…

ジメレオン「はいはいそこまで!」コツン

バチンキー「あだっ……」

ジメレオン「とりあえず……ほら、マラカッチさん死にそうだから……」


マラカッチ「あ……ぜぇ……ぜぇ……お戻りに……なりマシたか……?」グッタリ

バチンキー「ご、ごめん……」

マラカッチ「あと……ハァ、2時間、くらいで……おしまいデスので……ぜェ……みなサン、頑張り……ま……」ガクッ

ドレディア「きゃあああっ!?ま、マラカッチ店長っ!?」アセアセ

ラビフット「あ、ふにゃふにゃになっちゃった……小さい頃のジメ子みたい」

ジメレオン「や、やめてよ!?///」
 ▼ 31 木めぇーぐる◆LUgX5keOhk 20/08/17 19:04:08 ID:USg2n5B2 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告

ジメレオン「あちゃ〜疲れが溜まっちゃったんですね、お水飲みます?」

マラカッチ「きゅ〜〜〜……」

ラビフット「完全にのぼせてるね」ツンツン

バチンキー「ちょ、つつかないの!!」

ラランテス「れ、連日大忙しでしたので……今日は特に……疲労が一気に押し寄せて来ちゃったんですね……」

バチンキー「そういえば……私達が来た時から客で溢れかえってたわね……」

ラランテス「動きっぱなしでしたから……少し休ませていいかもですね……ウサちゃんも来てくれたおかげで人手は足りてますし……」

ラビフット「……ねぇ、ドレディアさんもウサちゃんって呼んでよ」

ドレディア「い、嫌です……///」

ジメレオン「はいそこ!イチャイチャしない!」

バチンキー「ふぅん……なんか逆に燃えてきたかも……」パキパキ

ラランテス「や、やる気満々ですね……」

バチンキー「当たり前よ!今日という日を乗り越えて……少しでもお姉様に近づいてやるんだから!アンタ達も道連れだからね!」

ラビフット「……しょうがないなぁ」

バチンキー「アンタいっつもそれじゃない、小さい頃は『お姉ちゃんみたいになりたーい!』とか言ってた癖に」

ラビフット「お姉ちゃんを引き合いに出されるの納得いかないんだけど」

ジメレオン「んー、姉さんにイケてるスカーフでもプレゼントしたいと思ってたし……」

バチンキー「ふふ……いいじゃないの、各々目標はちゃんと持ってるじゃない」


ラランテス (……この子達はシスコンの集まりなのかしら……)ヒソヒソ

ドレディア (微笑ましくていいじゃないですか)ヒソヒソ

バチンキー「よしっ、準備はいい?各位、夕方まで全速力で突っ走るわよ!!」

ラビフット「抹茶かき氷食べたい……」ジャリジャリ

バチンキー「あっ、ずるい!私にも作りなさい!」

ジメレオン (大丈夫かなぁ……)


・・・・・

・・・

 ▼ 32 木めぇーぐる◆LUgX5keOhk 20/08/18 09:00:55 ID:sSzYMXKU NGネーム登録 NGID登録 報告





エースバーン「……はっ!?」

インテレオン「ひっ!?な、何……?」ビクッ

エースバーン「今……ラビ子の声が聞こえた気がする……!」

インテレオン「えぇ……?ここ車の中だよ……?」

エースバーン「いーや絶対聞こえた!!かき氷食べたいって言ってた気がする!!それもブルーハワイ!!」

インテレオン「き、気の所為だと思うけど……」

エースバーン「ラビ子が寂しがってる時はいつも声が聞こえる……気がするんだってば!!こうしちゃいられない……あたし帰る!!」ガバッ

インテレオン「えっ、ちょっと……!?」

エースバーン「オラッ、ゴリ美!!ハンドル貸せ!!あたしが我が家まで運転する!!」グイグイ

ゴリランダー「……………」

インテレオン「ちょ、だめっ!!危ないからっ……事故っちゃうから!!」グイグイ

エースバーン「うぅ……きっとお姉ちゃんが数日合宿で留守にしてたから寂しがってるんだ……会いたがってるんだ……」シクシク

インテレオン「明日には帰れるんだから……今日はとりあえず戻って休もう?ね?」

エースバーン「ウチに帰りたい……ラビ子ぉ……会いたいよぉ……」

インテレオン「あー……えっと、お菓子食べる……?」

エースバーン「食べるっ!!」

インテレオン「ひぃっ!?ぁ、ど、どうぞ……」ビクッ

ゴリランダー「……………」

インテレオン「あっ……ほら、ゴリちゃんうるさいって顔してるよ……?」

エースバーン「あーごめんごめん……ん?」

インテレオン「……どうしたの?」

エースバーン「見て見て!向こう側!」

インテレオン「一体何が…………あ」



エースバーン「海!海がある!!」
 ▼ 33 ールナー@ポケトレ 20/08/19 08:58:23 ID:89hUH6y. NGネーム登録 NGID登録 報告
エースバーン「ねー行きたい!!いーきーたーいー!!」ジタバタ

インテレオン「だ、ダメだよ……寄り道になっちゃう……」

エースバーン「いーじゃん!どうせみんな今日は試合終わったんでしょー!!少しくらい気分転換にさー!!」

インテレオン「私今日は戻って休みたいなぁ……」

エースバーン「海に行くって、それはもう休むのと同じなんじゃないかな?」

インテレオン「…………」

ゴリランダー「…………」

エースバーン「おいなんだその目!完全にアホの子を見る目だぞ!」

インテレオン「どう思う……?」

ゴリランダー「……………」コクリ

インテレオン「えっ、行ってもいいって……!?」

エースバーン「やっっったーーーっ!!」ガッツポ

インテレオン「チッ……ゴリちゃんが優しくて良かったね……」

エースバーン「こらっ!舌打ちはメッ!お姉ちゃんいつも言ってるでしょ!」

インテレオン「同期だもん……」プイッ

エースバーン「ほらほら貸してゴリ美!海岸への入り方わかんないっしょ!あたしが運転したる!」グイグイ

インテレオン「だから危ないってば……!」ヒキハガシ

エースバーン「めそめそさぁ、絶対あたしの事馬鹿にしてるでしょ!?一応合宿免許WAN!で運転免許取ったんだかんな!?」

インテレオン「だって絶対法定速度超えるし……っていうかその呼び方やめて!!」

エースバーン「CMのモノマネだって超上手いからな!なんなら次の宣伝隊長目指してるんだぞ!?」

インテレオン「……ゴリちゃん、この子が騒いでるうちに走らせちゃって」

エースバーン「WANWAN!合宿免許WAN!宣伝隊長のエースバーンです!この夏合宿免許WANでは……」




・・・・・

・・・

 ▼ 34 ゲンダイナ@かるいし 20/08/19 19:49:27 ID:GBio26to [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告





ジメレオン「お……終わった〜〜〜……!」

バチンキー「こ、今年1番動いたかも……」グテー

ラビフット「2人ともまだまだだね、これからの猛暑を乗り越えていけないよ」

バチンキー「じゅーぶん動いたわよー……っていうか何でアンタはまだそんなに元気なの……」

ラビフット「暑いのは好きだよ」

マラカッチ「うわああああああ!!みなサンお疲れ様デシたぁ〜〜〜!!」ガバッ

バチンキー「ぎゃっ、暑苦しっ……!」

マラカッチ「今日は従業員全員死亡を覚悟していまシタが……御三方のおかげで無事乗り越えられまシタ〜〜〜!!」ギュー

ジメレオン「あはは……お役に立てて何よりです……その覚悟は物騒すぎるけど……」

ラビフット「うんうん、私達パワー集団にかかれば百人力だからね」


ドレディア「あ、あの……皆さん、よければこれ……」コト

ラビフット「あ、抹茶かき氷じゃん、お姉さんが作ってくれたの?」

ドレディア「い、いや!あの……あなたが食べたいって言ってたのを聞いて作ったわけじゃ……ない、ですよ……?///」

バチンキー「嘘が下手くそね……」

ジメレオン「え、惚れたの……?早くない……?チョロくない……?」

ラビフット「いいね〜ありがと、ドレディアさん好きだよ」

ドレディア「あぇっ!?ぁ、あの、わ、私も……その……///」ボッ

バチンキー「こら!本気にしちゃうからやめなさい!」

ラビフット「だって面白いんだもん」シャクシャク

ジメレオン「んひ〜……疲れた体に染み渡る〜……おいし……」

ラランテス「あ、あの……これは私達の奢りですので……遠慮しなくていいですからね……?」ヒョコッ

バチンキー「ひっ!?あ、はい……」

バチンキー (毎回急に出てくるわねこの人……)

ラランテス「大丈夫です、血とか体の破片とか入れてませんから……」

バチンキー「余計怖くて頂き辛いんだけど!?」
 ▼ 35 木めぇーぐる◆LUgX5keOhk 20/08/19 20:00:59 ID:GBio26to [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
コテ忘れてた



マラカッチ「むふふ、働いた後のsweetsは格別でショウ!」

ジメレオン「いやー、お姉さん達いつも大変な思いしてたんですねー……」シャクシャク

マラカッチ「そうデスね、でも楽しいデスよ?ここの海岸は飽きないデスから」

バチンキー「色んな意味でね」

ラビフット「それでも巨乳ビッチって生き物は滅ぶべきだけどね」

マラカッチ「どんなお客様でも一人一人大切にしなければいけないのデス、それが例えセクハラでも、酔っ払いでも巨乳ビッチでも……」

ジメレオン (むしろ巨乳ビッチって稀な方だと思うけど……)

マラカッチ「今日は忙しくて大変なだったのデ、きっとお客様一人一人に目を向けるのは大変だったと思いマスが……長く続けてると余裕ができるものなのデスよ」

バチンキー「ふーん……やっぱりプロは違うわね……」

マラカッチ「もちろん最初は全員素人デス、皆さんのお姉さん達もそうだったように……0からのスタートは当たり前デス」

マラカッチ「今日みたいな経験をたくさんたっくさん積み重ねて……これが最も正しいプロの作り方デスよ!」

ジメレオン「す、すごい……!これは聞き得……!」メモメモ

マラカッチ「余裕があった時に皆さんにはじっくりお客様と対応して頂きたかったのデスが……今日は段違いに忙しかったデスからねぇ……」

バチンキー「そうねぇ、どこかに都合のいい客とか居ればいいけどもう閉店間際だし……」



ドレディア「あ、あのっ……!お客様入ってきます……!」

マラカッチ「おっ、最後のお客様デスね?」

バチンキー「誰よ、こんなギリギリに駆け込んでくるなんて碌でもな……」

???「本当だって!!本当にここから声聞こえたんだって!!」

???「絶対空耳だよ!もうお店閉まっちゃうよ!?」

ラビフット「っ……!!」ピクッ

ジメレオン「あれ、この声……」
 ▼ 36 木めぇーぐる◆LUgX5keOhk 20/08/20 09:01:33 ID:BkbMuKWo NGネーム登録 NGID登録 報告
ラビフット「ジメ子、私達はきっと疲れてるんだよ、幻聴が聞こえたって何もおかしいことはないよ」シャクシャク

ジメレオン「えー……?でも今確かに聞き慣れた声が……」



エースバーン「だーーーれだっ!!」ギュッ

ラビフット「っっっ……!?」

ジメレオン「あ……や、やっぱり……?」

エースバーン「やっっっと会えたね〜〜〜♡お姉ちゃんに会えなくて寂しかった?お姉ちゃんは寂しかったよ〜〜〜♡ちゅ〜〜〜♡」ギューーー

ラビフット「ちょ……暑苦しっ、離れてっ……」グイグイ

インテレオン「……はい、ストップ……」ヒョイッ

エースバーン「ぐぇっ」

ジメレオン「あ………」

インテレオン「えっと……ごめんね?まさか本当にここに居るとは……」

ジメレオン「うっ……うわあああああああああああっ!?」ギューーーッ

インテレオン「ひぃっ!?何!?何!?」ビクッ

ジメレオン「な、な"んで……!疲れて帰ってきた姉さんを美味しいご飯で迎えてあげようと思ったのに……!こんな……こんなだらけてる所を見られるなんてっ……!」ギュー

インテレオン「あー……よしよし、気にしなくていいから……」

ジメレオン「嫌な"の"ぉっ!姉さんの前ではいつでも完璧な妹じゃなきゃ嫌な"の"ぉっ!!」ギューーー

インテレオン「えーっと……なんかごめん……」ナデナデ
 ▼ 37 木めぇーぐる◆LUgX5keOhk 20/08/21 08:45:41 ID:VzAkB4CE [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
バチンキー「ちょちょちょ!!何アンタらだけで盛り上がってんのよ!!お姉様は!?一緒じゃないの!?」

ドレディア「あ、あの……お姉さん?なら……向こうで……」

バチンキー「はぁっ!?何よナンパ!?」クルッ…



マラカッチ「はぁぁぁ〜〜〜……このボディ!寡黙な感じ……まさに本物デス……!!あ、あのっ、ワタシずっとファンでシて……!!」

ゴリランダー「…………」

マラカッチ「え"ぇぇっ!?あ、握手してくださルんデスか!?ああああありがとうございマスっ!!えへ、えへへ……!」ニギニギブンブン

マラカッチ「あ、あのぉ……ワガママなんデスけれども……お願いがありまシテ……は、ハグしてくださったりは……」モジモジ

バチンキー「本当に逆ナンしてんじゃないわよーーーっ!!」バコーン

マラカッチ「い"っ……ぁ、えへ、えへへへ……♡」ポワー

バチンキー「ひっ……な、なんで殴られて喜んでんのよ……!?」

マラカッチ「えへぇ……あのゴリランダー様と血の繋がった妹さんにいじめられルのも……なかなか悪くないデスね……♡」ポワーン

バチンキー「き、キモいんだけど……近寄らないでくれる……!?」ゾッ

ゴリランダー「………………」ジー…

バチンキー「ぁ、お姉様……えっと……その……」タジタジ

バチンキー「お、お久しぶり、です……」

ゴリランダー「…………」フッ

ナデナデ

バチンキー「ぁ……!///」ピクッ

バチンキー (ひ、久しぶりのなでなで……うわー、ダメになりそう……!オスに負けないくらいかっこよくて逞しくて……)

バチンキー (だめだ、抑えなきゃ……ここでは……!あ、やっぱ無理……!)

バチンキー「……うにゃぁぁあああああ〜〜〜〜〜〜……!!」ゴローン

マラカッチ「ワ……!」

バチンキー「うぅぅ〜〜〜お姉様〜〜〜♡しゅきしゅきだいしゅき〜〜〜♡」ピョコピョコ

ゴリランダー「…………」ナデナデ

バチンキー「うひゃぁああ〜〜〜〜!お腹なでなで気持ちいいれす〜〜〜〜〜♡もっと撫でて、なでなでして〜〜〜〜〜♡」ゴロゴロ


ラランテス「………ねぇ」クイクイ

ドレディア「そ、そんな顔しないであげてください……!」ヒソヒソ
 ▼ 38 木めぇーぐる◆LUgX5keOhk 20/08/21 09:03:07 ID:VzAkB4CE [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ゴリランダー「……………」オテ

バチンキー「わんっ♡」チョンッ

ゴリランダー「……………」クイ

バチンキー「むへへ……へへ……♡」フセッ

エースバーン「おかわりっ!」

バチンキー「ペッ!」

エースバーン「うわああああああ!!」ベチョ

ラビフット「おい、何してんのゴリラ予備軍の小娘」ガシッ

バチンキー「私はお姉様以外の言うことは聞かないのよバーカ!!」ベー

ラビフット「それはどうでもいい、汚い唾をお姉ちゃんに吐きかけたのが問題なの」グググ…

バチンキー「何よ私の唾が汚いって言いたいわけ!?」

ラビフット「さっき私の唾も汚いって言ったから汚い!」

バチンキー「黙りなさい私とお姉様の世界を邪魔した方が悪いのよ!!」

インテレオン「す……ストップ!」ヒキハガシ

バチンキー「チッ……一時休戦ね」

ラビフット「ふんっ」

エースバーン「あ、バチ子ちゃんの抹茶の味する」ペロ

バチンキー「ぎゃあああああ!!舐めるなふざけないで!!///」



ドレディア「あ、あの……店長、騒がしいですけど……どうします?」

ラランテス「もうお終いですし……お暇して頂いても……」

マラカッチ「いいや、これはチャンスデスよ!」キラン

マラカッチ「あの三人娘が今回どういうワケでバイトを申し込んできたか……わかりマスか?」

ラランテス「……まぁ、傍から見てれば大体察しはつきますけど」

マラカッチ「あの子達はお姉さんに憧れて、自分達も成長を遂げるためにここへ来てくれたんデス」

マラカッチ「それに、閉店前に入ってきてくれたなられっきとしたお客様デス!そしてこの店が閉まらない限り、あの子達はまだここの従業員……」

マラカッチ「……何をしてもらうかは、もうお分かりデスね?」

ラランテス「ま、まぁ……いいんじゃないですか?」

ドレディア「私は……素敵だと思います……!」

マラカッチ「むふふ……話が早いデスね……!」
 ▼ 39 木めぇーぐる◆LUgX5keOhk 20/08/22 18:43:18 ID:23v.rxtM [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
エースバーン「っていうかさー、せっかく妹達がバイトしてる海の家入ったんなら何か欲しいよねー」

インテレオン「あ、あの……ここもうすぐ終わりだから……」

エースバーン「すみませーん!!オクタン焼きくださーい!!全員分!あたしの奢りで!!」

インテレオン「駄目だっつってんでしょ!!……え、奢り……?」

ジメレオン (流石ラビちゃんのお姉さん、ラビちゃんとしっかりシンクロしてる……)

マラカッチ「別に大丈夫デスよ、まだ時間はありマスから!」

エースバーン「っしゃー!!妹の手料理ーーーっ!!」グッ

インテレオン (絶対それが目的だ……)

ラビフット「残念ながら私は何も作れないんだよ」

エースバーン「しょんなぁ!?」

ラビフット「お姉ちゃん、私は表に出る担当だったけど、それは言わばある意味裏方……」

ラビフット「つまり、私がいないとこの海の家は成り立たないってこと」フッ

エースバーン「なるほど〜〜〜ラビ子が1番重要な役なんだね〜〜〜♡えらいえらい♡」ナデナデギュー

ラビフット「ふっ」ニヤリ

ラランテス (なるほど……あれが正妻、いや正妹の余裕ってやつね)

ラランテス「………ん?」

ドレディア「あ、あぁぁ……う、ウサちゃん……」ポッキリ

ラランテス (し、失恋してる……!)

マラカッチ「むふふ……ならば決まりデスね、バチ子サン!今からすることはもう分かってマスね?」

バチンキー「う、薄々勘づいてはいたけど……」

マラカッチ「そう!今日の経験を使ってお姉サン達をもてなすのデスよ!」

バチンキー「い、いやいや!!私達まだまだ素人だし……そもそもお姉様をもてなすには恥ずかしいレベルというか……!」

マラカッチ「そうデスね……たしかにまだまだひよこだとワタシも思いマス」

バチンキー「それひよっこ」

マラカッチ「……もしワタシがお姉サンと同じ立場だったら……愛しの妹の成長を見られルのは、凄く嬉しいデスよ!」

バチンキー「そ、そうなのかしら……」

マラカッチ「ホラホラ!お姉サンと向き合ってみてくだサイ!」ドンッ

バチンキー「あ、ちょ……お、押さないでっ……!」
 ▼ 40 木めぇーぐる◆LUgX5keOhk 20/08/22 19:44:36 ID:23v.rxtM [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ゴリランダー「………………」

バチンキー「あぅ、お、お姉様……」ヨロ…

バチンキー (い、言わなきゃ……)

ゴリランダー「…………」ナデ…

バチンキー「ぁ………」

バチンキー「あ、あの、お姉様……!私達が今日ここでアルバイトをしてたのは……お姉様達に少しでも早く追いつきたいからなんです……」

バチンキー「お姉様達が頑張ってるのに、私達は今夏休みで……こんなチャンスに何もしないのは勿体ないと思って」

バチンキー「お姉様達みたいにバトルで頑張るわけじゃないけど、それでも……色んな経験をすればお姉様達みたいに立派になれると思って……!」

エースバーン「うぅぅ……立派だねぇ……」グスッ

インテレオン「だ、だめだよ……静かにしないと……」

バチンキー「今日1日頑張れたのは海の家の……あの人達のおかげだし、もちろん一緒に着いてきてくれたあいつらのおかげでもあるし……」

バチンキー「私達を動かしてくれたきっかけでもあるお姉様……達にも感謝したいくらいなんです、だから今日はここまで頑張れたって思いますし……」

バチンキー「だから、あの……私達がどれくらい成長したのか……今からお姉様達に見せたいんです……いい、ですか……?」


ラビフット「あーあ、巻き込まれちゃった」

ジメレオン「意外と満更でもないんじゃないの?」

ラビフット「そんなことないし……」

ジメレオン「そわそわしてるくせに」ニマニマ

ラビフット「……うるさい」


エースバーン「おぉぉんいい子だよぉ……!すっごいいい子だよぉバチ子ちゃんっ……!」モッギュー

バチンキー「ちょ、抱きつかないで……ください!」

ゴリランダー「………………」チラ

インテレオン「……えへへ、嬉しいものだね、こういうのって……」

ゴリランダー「……………」コクリ
 ▼ 41 木めぇーぐる◆LUgX5keOhk 20/08/22 21:25:41 ID:aWaAW45A [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
バチンキー「あの、お姉様……?」

ゴリランダー「………………」

ゴリランダー「…………!」グッ!

バチンキー「〜〜〜〜〜っ……!!」

バチンキー「……アンタ達!!お姉様達に恥ずかしいところ見せちゃ駄目だからね!!」

ラビフット「えー……」

ジメレオン「あはは、了解です」



マラカッチ「……フッ、今日もまたひとつ……幸せ者を増やしてしまいマシたね……」

ドレディア「おお……かっこいいです店長!」

マラカッチ「にしても、あの子達は本当に頼れるいい子でシタねぇ……明日は会えないのが勿体ないデス……」

ラランテス「じゃあ……いっその事スカウトしちゃえばいいんじゃないですか?」

マラカッチ「明確な目標がある子達をスカウトなんテできまセンよ〜、でも……」チラ



ドレディア「……ウサちゃん、連絡先教えてくれないかなぁ……」

マラカッチ「この乙女のためにも、誘ってみるのハありかもしれませんネぇ……」

ラランテス (ちょろいにも程があるでしょ……)

ドレディア「あ、あの!私……ちょっと話してきます!!」ダッ

マラカッチ「おぉ……最後の最後までニヤニヤさせてくれマスねぇ……」ニヤニヤ

ラランテス「あはは……ですね……」

マラカッチ「さーて、ワタシ達も……もうひと仕事頑張っていきまショウ!」

ラランテス「はぁ……明日は筋肉痛かなぁ……」




おわり
 ▼ 42 木めぇーぐる◆LUgX5keOhk 20/08/22 21:27:23 ID:aWaAW45A [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
バチンキー(CV:水野七海)

読んだくださりありがとうございました、とりあえず新作書く準備します
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