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【夏休みSS】超進化戦隊 メガPレンジャー the SS〜守り抜け!海と皆んなの夏休み

 ▼ 1 インドゾウ◆g6J1qUR0XI 20/08/07 19:59:49 ID:JTLgqXKQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
『超進化戦隊 メガPレンジャー!3分で分かるこれまでのあらすじ!!』

【なんの変哲も無い高校生だった俺、バシャーモと、クラスメイトのチルタリス、デンリュウ。ある日突然、『メガの化身』を名乗る謎の存在に素質を見抜かれ、メガの力を寄越されちまったんだ!】

ミュウツー『君たちは、メガの意思に選ばれた』

チルタリス「な、なに!?その、メガの意思って––」

ミュウツー『覚醒の力を受け取れ。いずれ来たる災悪から、君たちが世界を救うのだ』

デンリュウ「え、ちょっと...うわぁぁぁぁぁぁ!!!」

【その日から俺たちは、メガ変身で超進化し、無敵のパワーで邪悪な敵や無慈悲な天災から民を守るスーパーヒーロー、メガPレンジャーになったんだ!】
 ▼ 19 インドゾウ◆g6J1qUR0XI 20/08/09 18:33:15 ID:vGboEAZ6 [1/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
バシャーモ「海、だ...」

ベイリーフ「海だよ、そりゃあ」

デンリュウ「はじまりの、海ですね」

【ベイリーフ曰く、アマージ団の目撃情報があったのはポケットタウン近郊の人気レジャースポットであるはじまりの海。今日も沢山のポケモンで賑わっていたんだ】

バシャーモ「こんだけの混み入り用の中で奴らが暴れ出したら、とんでもないことになるな...目撃情報が本当なら、早く探して叩かねぇと!!」

デンリュウ「確かチルタリスは友達とここへ遊びに来てるんですよね。連絡して共に捜索しましょう!」

【情報はこの海のどこかにアマージ団らしき存在が見られたかもしれない、ということのみ。はじまりの海は広い...確かに大勢で手分けして探さないと見つからないかもしれねぇ。でも、ベイリーフはチルタリスへの連絡を渋ってる様で...】

ベイリーフ「うーん、そうなんだけどさ...ほら、情報も間違いだったら徒労でしょ?ここにきたのも念のためっていうか、わざわざ...その...」

デンリュウ「ですが...」

バシャーモ「...それもそうだな、チルタリスにはわざわざ連絡しなくてもいいだろ」

デンリュウ「バシャーモ!?」

バシャーモ「俺があいつの分も2倍頑張って探す!文句ねぇな!?」

デンリュウ「...分かりました。では、僕は向こうを探します」

バシャーモ「俺はあっちを!」

ベイリーフ「私はそっちの方を探すね!何かあったら連絡おねがい!」

デンリュウ「ええ!気をつけてくださいねベイリーフ、なるべく、アマージ団を見つけても相手には気づかれないうちに...」

ベイリーフ「うん!」

【チルタリスの奴は、今日のことを随分楽しみにしてるようだった。ベイリーフの気持ちも分かるぜ、わざわざ不確定な情報であいつの邪魔をするようなことはねぇよな】

バシャーモ「そもそもあいつらが既にここにいるんなら、大人しくしてやがるのはおかしいぜ。なんかの間違いだとは思うが...居てくれるなよ、アマージ団め...!」
 ▼ 20 インドゾウ◆g6J1qUR0XI 20/08/09 18:34:51 ID:vGboEAZ6 [2/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アマージョ「ふふふ、今頃きっとメガPレンジャーの連中は暑い砂浜の上で私たちを必死に探し回っているのでしょうね...」

グラエナ「我々は海の中に隠れているともつゆ知らず、愚かなことですね!」

ビーダル「敢えて情報を撒いて我々がこれから襲う予定のはじまりの海へと奴らを誘き寄せ、疲労のたまったところを一網打尽にする...さすがアマージョ様、発想がクレバーです!」

グラエナ「海を訪れた子供達にはあえて少し遊ばせて後から海を占領することで、楽しみの絶頂から絶望の底へと叩き落としその落差でよりエネルギーを高められる、完璧な作戦ですね!!」

アマージョ「そうでしょうそうでしょう、もっと褒めてくれてもよくてよ!さぁ、もう少しの間私たちは優雅に、このメカの中でお茶でもしていましょうか」






同級生女子1「ラティオスくーん!私と一緒に泳ぎに行きませんか〜?」

同級生女子2「ラティオス君、私に日焼け止め塗ってくれない?」

バッカー部同僚「ラティオス!ビーチバレーで勝負しようぜ!!」

ラティオス「あはは、折角の休みだからね、はしゃぐ気持ちは分かるけれど僕はもう少しゆっくりしたいな...」

同級生女子3「それなら向こうに丁度海が綺麗に映える崖があるんだけど、一緒に行きませんか〜?」

ラティオス「あ、あはは...」

チルタリス(みんな、ラティオス君へのアプローチが凄いな...私ももっと頑張らないと...)
 ▼ 21 インドゾウ◆g6J1qUR0XI 20/08/09 18:36:56 ID:vGboEAZ6 [3/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ラティオス『今日も、わざわざ応援ありがとう、チルタリス』

チルタリス『そんな、とんでもないよ!私が応援したくて応援してるだけだから...それに、肝心のこの前の試合は(アマージ団のせいで)途中で帰って見れなかったし...』

ラティオス『急用があったのだろう?仕方ないよ』

チルタリス『う、うん...あはは、急用(ヒーロー活動)がね...それよりラティオス君、今日も、か、かっこ...』

ラティオス『そうだ、チルタリス!』

チルタリス『ひゃい!!』

ラティオス『来週、クラブで一日だけ休みの日を作れてさ、皆んなで海に遊びに行こうって話になったんだ。君も一緒に来ないか?』

チルタリス『へっ!?行く、行きます!!是非とも行きたい!!』


チルタリス(ラティオス君に直接誘われた時は、もしかして両思いなんじゃ...なんて思っちゃったけど、今日は一言も話せてない。変な驕りは捨てて、もっと、積極的に...)

ラティオス「チルタリス」

チルタリス「ひゃい!!」

ラティオス「そんなに驚かなくても...それより、少し暑くないかい?こうも暑いとかき氷とか、冷たいものが欲しくなるよね」

チルタリス「そ、そうだね!私買ってくるね!!」ビュッ

ラティオス「あ、待って、一緒に買いに行こうって...」
 ▼ 22 インドゾウ◆g6J1qUR0XI 20/08/09 18:38:37 ID:vGboEAZ6 [4/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
バシャーモ「はぁ、はぁ...全然いねぇ...そうだよな、やっぱいるわけねぇよな!」

【あれからはじまりの海を所狭しと走り回った俺だけど、怪しい奴らの姿はまるで見られなかった。それにしても砂浜って走り辛いよな...足を取られて余計に疲れるし...】

ガンッ

チルタリス「いつっ!」

バシャーモ「あ、悪りぃ!!」

チルタリス「こちらこそごめんなさ...え?」

バシャーモ「あっ...」

【そのせいで少しフラついたのが悪かった、すれ違った奴と肩をぶつけちまったんだよな、しかもそいつが運悪くチルタリスだったんだよ!】

バシャーモ「お、おう!偶然だなチルタリス!お、俺はデンリュウと一緒にパトロ...じゃなくてパト、パティシエをナンパしに...」

【チルタリスの休日を邪魔したくない一心で俺は必死で言い訳をするのだけど...】

チルタリス「偶然?冗談言わないでよ」

バシャーモ「...へ?」

チルタリス「あんた、今日私がここに来てるってこと知ってたはずでしょ?昨日、私が話したものね」

バシャーモ「お、おい、チルタリス?落ち着けよーー」

チルタリス「それで何?わざわざ私とラティオス君の邪魔をしにきたの!?」

バシャーモ「違ーー」

チルタリス「そんなに私の事が嫌い!?嫌いなら嫌いでもいいけどさ、ほっといてくれたらいいじゃない!!」

バシャーモ「待ってくれ、話をーー」

チルタリス「最低!!」ビュンッ

バシャーモ「グェッ」ビシャッ

【チルタリスは俺の想像しなかったような別の誤解をして、そのまま怒って飛んで去っていっちまった...畜生、わざわざ顔に投げてきやがって、なんだこれ、かき氷か...?俺とぶつかった時に零したのか...】

バシャーモ「...はぁ、なんでこう、うまくいかねーんだよ...」
 ▼ 23 インドゾウ◆g6J1qUR0XI 20/08/09 18:40:28 ID:vGboEAZ6 [5/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
チルタリス「...はぁ、かき氷、ダメにしちゃったなぁ...もう一回買うのは、ちょっとキツいな...」


バシャーモ『待ってくれ!話を――』


チルタリス「...ちょっとは、話を聞くべきだったかな...バシャーモにも言い分が...」


バシャーモ『どうせお前じゃ釣り合わねーよ』


チルタリス「うんうん、あいつのことなんて気にすることないわ!どうせ、意地悪のつもりで――」

ラティオス「あいつって、誰のことだい?」

チルタリス「ひゃぁぁぁ!ラ、ラティオス君!」

ラティオス「それより、はい、これ」

チルタリス「え、かき氷...」

ラティオス「まだ買ってないようだったから、迷子にでもなっていたのかい?暑かったろう」

チルタリス「あ、そ、そんなとこ!ごめんね、えっと、お代は...」

ラティオス「気にしないで、応援のお礼ってことで」

チルタリス「あ、ありがとう...ラティオス君」

ラティオス「みんな騒がしくて、少し疲れてしまって。海の家で休憩しようと思うんだ、一緒にどうかな」

チルタリス「...うん、一緒に行く...!」
 ▼ 24 インドゾウ◆g6J1qUR0XI 20/08/09 18:42:06 ID:vGboEAZ6 [6/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
バシャーモ「......」

【そのあとも俺たちは時折連絡を取りながら、アマージ団の捜索を続けていた。これだけ探していないなら大丈夫だろうとデンリュウやベイリーフの緊張が解けていく中で、俺はチルタリスから言われた言葉が傷になって癒えず、覇気のない顔ではじまりの海を徘徊していたんだ」

ウールー「あー!バシャーモさんだー!!」

バシャーモ「うん?お、ウールーじゃないか」

ウールー「こんにちはー!」

アブソル「偶然だな、バシャーモ」

バシャーモ「アブソルも!」

【そんな俺に話しかけてきたのは、ウールーとアブソルの兄妹。アブソルはかつての俺たちのライバルで、今では頼れる仲間!...多分。義理の妹であるウールーのことを何よりも大切にしていて、彼女の身柄を盾にされてアマージ団に従っていた過去を持つんだ。その一件で二人には、俺たちの正体も知られてるんだよな...」

バシャーモ「今日は兄妹で仲良く遊びに来たのか?」

アブソル「おれは付き添いだ。ウールーが友達と一緒に海に遊びに行くと言って聞かなくてな」

イワンコ「アブソルお兄ちゃん!もう一回ザッパーンしてぇ!!」

ジグザグマ「僕も僕も〜!」

アブソル「ああもう仕方ないな順番だぞ!」

バシャーモ「...ははは、ウールーの友達にとっても良い兄ちゃんみたいなかんじなんだな」

ウールー「うん!みんなお兄ちゃんのこと大好きだもん!」

【嫌々な風を装いながらも、ウールーの友達のイワンコやジグザグマと遊ぶアブソルの顔はとても穏やかで、絶望に満ちていた過去とはまるで違ったものだった。へへ、この兄妹に笑顔が戻って、本当に良かったぜ!】
 ▼ 25 インドゾウ◆g6J1qUR0XI 20/08/09 18:56:12 ID:vGboEAZ6 [7/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ウールー「ねぇ、バシャーモさん」

バシャーモ「ん?」

ウールー「バシャーモさんはなんだか元気ないね?どうしたの?」

バシャーモ「へっ?そ、そう見えるか?」

【彼らの様子にほっこりしながらも、俺はうまく笑えてなかったのかもしれない。小さい子供ってそういう所に敏感なのかもな、俺はウールーに気持ちを見破られて少し驚く】

ウールー「どうして元気ないの?どうして?どうして?」

バシャーモ「どうしてって、そりゃ...」

ウールー「分かった!バシャーモさん、喧嘩したんでしょ!一緒に来たチルタリスお姉ちゃんと喧嘩したんだ、だから今も一人だったんでしょ!」

バシャーモ「なっ!?それは違うぜ!あいつとは今日は一緒に来てないからな!」

【大事なのはそこじゃないだろってのは自分でも分かる。なんだって喧嘩なんて分かるんだ!?】

ウールー「絶対そうだよー!チルタリスお姉ちゃん、よく言ってたもん。バシャーモさんとは喧嘩ばっかりだって」

バシャーモ「な、あいつ、そんなこと...」

ウールー「でも、喧嘩ばっかりだけど本当に大切に思ってるって言ってたよ。バシャーモさんもそうでしょ?」

バシャーモ「うっ...」

ウールー「早く仲直りできると良いね!」

バシャーモ「...おう、ありがとな」

ウールー「えへへー、どういたしまして!」

【こんな小さな子供に励まされて慰められて、俺は一体何をしてんだ。落ち着いたら、ちゃんとあいつに謝らないとな...できるだけ、素直に】

バシャーモ「ところで、その手にもってるゴミ袋はなんだ?」

ウール―「あのね!砂浜には沢山ゴミが落ちてるから拾ってたの!」

バシャーモ「へぇ、そりゃまた偉いな!」

ウール―「テレビでやってたよ!海にはゴミが沢山で海の神様が泣いてるって!だから私、ちょっとでもきれいになって神様も笑顔になればいいなって思って!お兄ちゃんに海に行きたいってねだったの!勿論、遊びたいのもあったけどね!」

バシャーモ「へへへ、そっか!そういうことなら俺も手伝うかな!」

ウール―「ほんと?」

【俺は正義のヒーローだからな、海の平和も守らねぇと!もはやアマージ団もいないだろうしな!】

バシャーモ「ようし、海の神様を喜ばしてやろうな!正義のヒーローに任せとけ――」
 ▼ 26 インドゾウ◆g6J1qUR0XI 20/08/11 19:50:10 ID:AkJcJF3E [1/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ザザザザザザザザバァァァン!!!

バシャーモ「!!」

【俺がウールーに手伝ってやると力強く宣言した瞬間、海の方から何か騒音が聞こえてきたんだ。驚いてそっちを見ると、そこにはなんか、すっげぇデッカい――】

ウールー「あ、あれ何!?もしかして、海の神様!?」

バシャーモ「そんな馬鹿な......メカか?まさか、アマージ団が!?」

メカカイオーガ「カイオォォォォォ!!!」

バシャーモ「まずい、逃げろ!!」

「「キャァァァァァァァァァァ!!!」」

【海を作ったとされる伝説の存在、カイオーガ。その伝承の姿に似たデカブツは海の側から陸へと向けて、とんでもない水の砲撃をかましてきやがった!!】

アマージョ「聞きなさい、愚かな者共!このはじまりの海はたった今、我らアマージ団がジャックした。命が惜しければ、今すぐここを立ち去ることね!!」

バシャーモ「アマージョの声......やっぱアマージ団の仕業か!ちくしょう、あんだけ探したってのに......!」

デンリュウ「バシャーモ!」

バシャーモ「デンリュウ!!」

デンリュウ「奴ら、あのメカに乗って海の中に身を潜めていたんですね......僕らみんな、陸の側しか探していなかったから......」

バシャーモ「あんなデッケェのに好き勝手暴れられたらこの海岸が危ねぇ、とにかく戦うしかねぇよ!」

【幸い近くにいたらしいデンリュウとも合流できたし、おまけに――】

アブソル「メガPレンジャー、おれも力を貸そう。あいつをなんとかしなければ、ウールー達の身も危ない!」

デンリュウ「アブソル!君も来ていたのですね、心強いです!」

【そう、アブソルもすぐそばにいる。一緒に戦ってくれるんならこれより心強いことはねぇ!】
 ▼ 27 インドゾウ◆g6J1qUR0XI 20/08/11 19:51:37 ID:AkJcJF3E [2/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブソル「もう一人......チルタリスはすぐにこちらに迎えるのか?」

バシャーモ「!!」

デンリュウ「ええ、そうですね、今すぐ......」

バシャーモ「いや、あいつは今は無理なんだ、ちょっと別件で出ててな......」

デンリュウ「バ、バシャーモ!?」

【チルタリス......たしかに、いまのメカの一撃を見ても仲間は一人でも多い方がいいことは分かる。でも、俺は......】

アブソル「......何か、訳ありか。深くは聞かない、今動ける面子だけでも迅速に対処しなければ」

バシャーモ「助かるぜ」

ウールー「お兄ちゃん......」

アブソル「......少し、時間をくれ。すぐに戻る」

バシャーモ「ああ!」

【アブソルはウールーや彼女の友達を集めて何やら話をしている。突然の事態に泣き喚く子供達を宥めながら、きっと出来るだけ遠くに逃げるようにと言伝てているのだろう】

デンリュウ「......バシャーモ!どうしてチルタリスを呼ばないんです!」

ベイリーフ『そうだよバシャーモ。私も今日は、チルタリスにはなるべくラティオス君達と一緒にいてほしいとは思ってたけど、こうなった以上はもう......』

【俺の独断の言動を、当然デンリュウ、そしてベイリーフは諌める。チルタリスは動けないとアブソルに伝えた時、俺はベイリーフにも通信を繋いでいたんだ......彼女が先んじてチルタリスに召集をかけないように】

バシャーモ「大丈夫だって、俺があいつの分も頑張るからよ。それに、アブソルもいる!!」

デンリュウ「そういう問題では......何かがあってからでは遅いんですよ?みんなの平和を守るため、万全を期すべきです!!」

バシャーモ「そのみんなの中に、チルタリスは含まれないのかよ!!」

デンリュウ「へっ!?」

【素直になれないであいつには散々迷惑をかけて......もしかしたらもう、俺はあいつに嫌われちまってるのかもしれねぇ】

バシャーモ「今日は、あいつにとっちゃ、待ちに待った大切な日なんだろ!?俺はヒーローとして、チルタリスの平和を守らなきゃならねぇ!!だから、あのデカブツとはあいつ抜きで戦う!いいな!!」

デンリュウ「......分かりました、確かに、有事の際に女の子頼りなんて情けないですよね。アブソルもいる、戦力的にはいつもと劣ることはない......分かりましたよ、チルタリスには何も知らせないで戦いましょう!」

ベイリーフ『ほ、ほんとに!?お願いだから負けないでね......二人に何かあったら、チルタリスだって悲しむからね!?』

バシャーモ「勿論だ!!」

【それでも俺は、お前のことが大切なんだ!だからチルタリス、お前はこれから起こる戦いについて、何も知らなくていい!出来れば気づかないで、ただ今日の日だけを楽しんでくれ......!】
 ▼ 28 インドゾウ◆g6J1qUR0XI 20/08/11 19:52:26 ID:AkJcJF3E [3/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
チルタリス(どうしよう......ラティオス君と、海の家で二人きり......もしかして、いい雰囲気ってやつなのかな?)

ラティオス「かき氷、美味しいね。チルタリス」

チルタリス「う、うん!本当にありがとね、ラティオス君!」

ラティオス「全然、これくらいなんともないよ。そうだ、今日の夜には海の向こう岸から花火が打ち上げられるのだったかな」

チルタリス「そうなんだ〜、楽しみ!!」

ラティオス「......チルタリス、もしよければ――」

キャァァァァァァァ!!!

チルタリス「え、な、なに?何事?」

ラティオス「......向こうの方で何か、騒ぎがあったのかな」

チルタリス「ね、どうしたんだろう......」

ラティオス「......」

チルタリス(あーーー今余計なこと言っちゃった!!もしかしなくてもラティオス君、今、私と花火を見ようって誘ってくれようとしてたよね......話の骨折っちゃった!断ったみたいになっちゃった!?あーもう、私のバカ!!)


チルタリス(この騒いでる人たちも、きっと夏休みに浮かれてふざけてるだけよね......はぁ)
 ▼ 29 インドゾウ◆g6J1qUR0XI 20/08/11 19:53:21 ID:AkJcJF3E [4/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
イワンコ「わーん!わーん!怖いよぉ、怖いよぉ!!」

ジグザグマ「化け物がいるよぉ、アブソルお兄ちゃん!!」

アブソル「ああ、そうだな、怖いな......ウールーは大丈夫か?」

ウールー「うん、大丈夫......お兄ちゃんの妹だもん」

アブソル「そうか、強いな、ウールーは。いいか、ウールー、よく聞くんだ」

ウールー「うん......」

アブソル「あの大きなメカはきっとお兄ちゃんが倒すから、ウールーは今からイワンコ達を連れてできるだけ、できるだけ遠くに逃げるんだ。海からなるべく離れた方へ......そうだな、ずっと向こうの海の家、分かるか?」

ウールー「さっき、お兄ちゃんがジュース買ってくれたお店?」

アブソル「そうだ、そのお店の奥の方まで逃げてくれ。後から、迎えに行くから。できるな?」

ウールー「うん......絶対あのデッカいの倒してね、約束だよ!」

アブソル「ああ......!」

ウールー「......イワンコちゃん!ジグザグマ君!逃げよう!ついてきて!!」

イワンコ「ま、待ってウールーちゃん!!」

ジグザグマ「ぼ、ぼくそんなまっすぐ走れないよ〜!!」

アブソル「......頼んだぞ、ウールー」
 ▼ 30 インドゾウ◆g6J1qUR0XI 20/08/11 19:53:48 ID:AkJcJF3E [5/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「きゃぁぁぁぁぁ!!!助けてぇぇぇぇぇ!!!」

「逃げろぉぉぉぉぉ!!!大怪獣がでてきたぞぉぉぉぉ!!!」

ビーダル「グフフフフ!ディストピライズの絶望エネルギー吸収率、想定の2.8倍!!はじまりの海に訪れた者達は皆、パニックに陥り絶望を振りまいてますぞ!!」

グラエナ「計算通り、いや、それ以上の成果ですねアマージョ様!」

アマージョ「ふふふ、これであとはメガPレンジャーが現れるのを待つだけ。もう私たちもこの中に控える意味も無いわね、ここから脱出して高台からあの仇的共が倒れる様を待って眺めていましょうか」
 ▼ 31 インドゾウ◆g6J1qUR0XI 20/08/11 19:55:15 ID:AkJcJF3E [6/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブソル「待たせたな」

デンリュウ「アブソル、子供達の避難はもう大丈夫なのですか?」

アブソル「ああ、問題ない」

バシャーモ「よっしゃ、秒で終わらせるぜ!!」

バシャーモ「メガ・チェンジ!!ウェイクアップ!!」
デンリュウ「メガ・チェンジ!!ウェイクアップ!!」
アブソル「!?」

【メガの意思に選ばれたメガの戦士である俺たちは、メガストーンに込められた覚醒の力を解放してメガ変身、メガPレンジャーに超進化できるんだ!!】

バシャーモ「燃え盛る炎はメガの鮮血!情熱の戦士、メガPレッド!!」

デンリュウ「迸る雷はメガの魂電!理性の戦士、メガPイエロー!!」

アブソル「......」

バシャーモ「......」

デンリュウ「......」

アブソル「......なんだその目は」

バシャーモ「いやお前もあげろよ名乗り向上!!」

アブソル「何故だ!?おれにそんなものはない!今はそんなことしている時間はないだろう!!」

デンリュウ「ええ、時間がないから早くしてくださいメガPシルバー!!」

アブソル「なっ!?おれの方がおかしいのか!?」

デンリュウ「早く!!」

アブソル「畜生......蠢く闇波はメガの暗刃!孤高の戦士、メガPシルバー!!」

バシャーモ「へっ、なかなか決まってるじゃねぇか!」

デンリュウ「君、自分のこと孤高の戦士だと思ってたんですね」

アブソル「黙れ!!さぁさっさと最後まで終わらせるぞ!」

バシャーモ「おう!......へへっ、一日限りのスペシャルトリオだぜ!我ら三人!!」

デンリュウ「メガの意思に選ばれた正義の使者!!」

アブソル「超進化戦隊!!」

「「「メガPレンジャー!!!」」」
 ▼ 32 インドゾウ◆g6J1qUR0XI 20/08/11 19:56:43 ID:AkJcJF3E [7/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アマージョ「ふふふ、にっくきメガの戦士達......ようやく出てきたわね。さぁメカカイオーガ!!そいつらを荒れ狂う獄波で消し流しちゃいなさい!!」

グラエナ「ん?なんかいつもと違うと思ったら......メガPブルーがいないですよ、アマージョ様!」

ビーダル「代わりにいるアイツは......確かアブソル!以前愚かにもアマージョ様を裏切った幹部が手駒にしていた......」

アマージョ「そういえば、アブソルが変身した時はあのような姿だったかしら。まあいいわ、アイツもメガの意思に選ばれた者だと言うのであれば、一緒に滅んでしまえばいい!!」


メカカイオーガ「カイオォォォォォ!!!」

バシャーモ「さぁ、さっさと倒してしまおうぜ!!」

デンリュウ「気をつけてください、やつは水を扱うメカ。メガPレッドにはその攻撃は効果抜群です!」

バシャーモ「でも所詮はメカだろ?じゃあタイプ的には鋼だろ、俺の炎や挌闘技もいつも通り抜群のはずだ!!」

【俺は颯爽と海面に構えるデカブツ......メカカイオーガに向けて駆け出し、大ジャンプ。強烈な一撃をかます!!】

バシャーモ「行くぜ!!魂の一撃!メガ・飛び膝蹴り!!」

メカカイオーガ「カイオォォォォォ!!」

デンリュウ「させませんよ!ひかりのかべ!!」

バシャーモ「おらぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

【俺を迎撃しようとするメカカイオーガの一撃はメガPイエローのひかりのかべでいなされる。そのままガラ空きのボディに直撃!!!したんだけど......】

バシャーモ「!?こりゃ、足ごたえが、まるで......」

メカカイオーガ「オーガァァァァ!!!」

バシャーモ「ぐわぁぁぁぁぁぁ!!!」

デンリュウ「レッド!!」

【俺の一撃を受けてメカカイオーガはまるで余裕の様子。そのまま体を大きく震わせて俺を吹き飛ばしやがった!】
 ▼ 33 インドゾウ◆g6J1qUR0XI 20/08/11 19:57:59 ID:AkJcJF3E [8/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブソル「どこを見ている!!」

メカカイオーガ「オーガァァァァ!!!」

アブソル「のろすぎだ!!」

【その隙をついて海の中を泳いで近づいたメガPシルバーが辻斬りを放つ!かつて俺を仕留めた強烈な一撃......】

アブソル「!!」

メカカイオーガ「ガァァァァァ!!!」

アブソル「ぐぉ!!」

デンリュウ「シルバー!!」

【それもメカカイオーガには通じず、反対に水撃でシルバーも吹き飛ばされちまった!!】

デンリュウ「くっ、はぁぁぁぁぁ!!!」

メカカイオーガ「ガァ!!」

デンリュウ「メガ・チャージビーム!!」

メカカイオーガ「ガァァァァァ!!!」

デンリュウ「はぁぁぁぁ......うっ!?」

【近距離でダメならばと放ったイエローのチャージビームも、ハイドロポンプを思わせるメカカイオーガの攻撃で返り討ちになっちまった!!】

バシャーモ「ちっ、こいつ......強い!!」



アマージョ「当然よ!ただでさえメカカイオーガはこの地球の大半を占める海を統べると言われる王、カイオーガに倣って作られたハイスペックメカ。おまけに容量ギリギリになるほど大量に絶望パワーを集めたディストピライズのエネルギーを受けて、攻撃面も防御面も、全てが完璧に強化されているもの!」

グラエナ「もはやお前たちに傷をつけることすら不可能!!」

ビーダル「メガPレンジャー破れたり、というわけですな!!」
 ▼ 34 インドゾウ◆g6J1qUR0XI 20/08/11 19:59:29 ID:AkJcJF3E [9/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

アブソル「くっ、秒で倒す、というわけにはいかなかったな......これは何か、策がいるか?」

デンリュウ「あれだけの大きな体にガワも硬いというのなら、近距離戦は危険です」

バシャーモ「でもお前のチャージビームもまるで効かなかったよな?俺やアブ......メガPシルバーはどちらかといえば接近戦の方が得意だし......」

デンリュウ「僕のチャージビームは、初撃が最も弱いんです。撃てば撃つほど力がチャージされより大きな威力になる......」

アブソル「......つまり、そのチャージビームを軸に戦うというのがお前の策か?」

デンリュウ「はい、真っ向から打ち合っていては威力が十分高まる前に僕が倒れてしまう。二人には僕がチャージビームをぶつける隙を作って欲しいんです!」

バシャーモ「......おう、やるしかねぇな!」

アブソル「分かった、やってみよう!」

メカカイオーガ「ガァァァァァァ!!!」

アブソル「はぁぁぁぁぁぁ!!!」

【ちょっとした作戦会議の最中をついてきたメカカイオーガの水泡の一撃に、シルバーがあくのはどうで立ち向かう!俺とイエローもすぐに応戦態勢に入った!!】

バシャーモ「テメェ、話してる間に攻撃なんて、メカのくせに随分ずる賢いことしやがるじゃねーの!!全力のメカ・きあいだま!!」

メカカイオーガ「カィ、オーガァァァ!」

デンリュウ「今です!メガ・チャージビーム!!」

メカカイオーガ「ガァ!?」

デンリュウ「よし、この調子です!!」

アブソル「ああ。喰らえ、メガ・あくのはどう!!」

バシャーモ「こっちだぜ!全力の!メガ・きあいだま!!」

メカカイオーガ「オォォォォガァァァ!!」

アブソル「グッッ!!」
バシャーモ「ぐわぁぁぁぁぁ!!」

デンリュウ「くっ、メガ・チャージビーム!!!」

メカカイオーガ「!?」

【メカカイオーガの巨躯を生かした強烈な範囲攻撃に苦しみながらも俺たちはなんども攻撃を繰り返す。イエローのチャージビームも目に見えて威力を上げ始めた!!】
 ▼ 35 インドゾウ◆g6J1qUR0XI 20/08/11 20:00:18 ID:AkJcJF3E [10/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
デンリュウ「メガ・チャージビーム!!!」

メカ・カイオーガ「ガ!?」

バシャーモ「おお!!」

デンリュウ「はいっ!今のはなかなか手応えがありました......この分なら!!」

【初めは無敵に思えたメカカイオーガも、デンリュウの攻撃に徐々にダメージを受けているようだ。俺たちの、特に俺とシルバーのダメージも深刻だけど......この分ならいけるぜ!!】




ビーダル「あわわわわ、メカカイオーガの様子、なんかおかしいですぞ!?」

グラエナ「まさか、奴らが押してるのか!?アマージョ様!ディストピライズの力を得たメカカイオーガは無敵なのでは!?」

アマージョ「くっ、おのれ......メガPレンジャーめ......こうなったら、奥の手を使うしかないわね!!」
 ▼ 36 インドゾウ◆g6J1qUR0XI 20/08/11 20:01:26 ID:AkJcJF3E [11/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ラティオス「な、なんだか辺りが騒がしくなってきたね。海の家に人が集まりそうな夕食時には、まだ早いけど......」

チルタリス「あはは、なんでだろうね......」

チルタリス(なにか、やっぱり何かおかしい。周りに集まってきてる人たちは、休憩というよりも避難って感じだし......この海で、もしかしてなにかが......)

ウールー「あ!お姉ちゃん!チルタリスお姉ちゃんだ!」

チルタリス「ウ、ウールーちゃん!?偶然だね、こんなところで......それよりどうしたの!?」

ラティオス「わ、ど、どうしたの?知り合いかい?」

ウールー「助けて!お姉ちゃん!向こうにね、海にデッカいのが出てきて、お兄ちゃん達が戦ってて!!」

チルタリス「え、デッカいの?お兄ちゃんって、アブソルが!?」

ラティオス「デッカいの?戦ってるって、どういうことだい!?」

ウールー「デッカいの、悪い奴!海をジャックしたって、みんな襲われて逃げてきたの!!」

ラティオス「なんだって、それが本当なら、今も遊んでるバッカー部のみんなが危ない......しかし......」

チルタリス「......分かった。私も今すぐ行くわ、教えてくれてありがとうウールーちゃん」

ウールー「うん!」

ラティオス「!?い、行くって、何を言ってるんだチルタリス。もし彼女の話が本当だとして......君が行って何かできることがあるのか!?」

チルタリス「ラティオス君......」

ラティオス「危険だ、一緒に逃げようチルタリス。それともその子のお兄さんが心配なのか?アブソルといったね、君が行くことはない、僕が探しに行く。一緒に来たみんなも僕が助けるから、君は逃げるんだ!」

チルタリス「......あなたが一人、助けに行ったところで何もできることはないでしょう?」

ラティオス「君も、君もそうだろう!どうして君一人で行かなければならない!!」

チルタリス「私には、できることがあるわ」

ラティオス「え......」

チルタリス「黙っていてごめんなさい......ラティオス君、私はね、ヒーローなの。だから、行かなくちゃ」

ラティオス「は?」

チルタリス「急がなくちゃ!じゃあねラティオス君!今日は楽しかった!!」

ラティオス「ま、待て、待つんだ!チルタリス!!」

 ▼ 37 インドゾウ◆g6J1qUR0XI 20/08/11 20:02:41 ID:AkJcJF3E [12/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

デンリュウ「この体に、今までにないほどに力が高まっているのが分かる......今、強烈な一撃をかませばきっと、いけるはず!!」

バシャーモ「はぁ、はぁ、チャージ完了か......待ちくたびれたぜ!」

アブソル「強烈な一撃......チャージビームの威力を遥かに凌ぐ、あの技か」

デンリュウ「そういえば貴方には一度撃ったことがありましたね、それを受けて平然と立っているものだから結構落ち込んだんですよ」

アブソル「馬鹿なことを言うな、あんなものは痩せ我慢だ。麻痺状態になって思うように動けなくなったから、さっさとお前たちを斬り伏せてから撤退したんだったな」

デンリュウ「とても本当に麻痺になっていたとは思えない機動力でしたが......はぁ、よし、絶対に当てないと......」

【イエローが精神を集中する。メカカイオーガが再び攻撃の準備をする。俺とシルバーで奴の気を逸らしながら、遂にデンリュウが切り札を放つ――!】

デンリュウ「これは、結構痛いですよ......!僕の魂の一撃!メガ・でんじほう――」


アマージョ「喰らいなさい!!」ポチッ


メカカイオーガ「カァァァイオォォォォガァァァァァ!!!」


バシャーモ「ぐわっ!?」
アブソル「なんだ!?」
デンリュウ「――っ!?」

デンリュウ「くっ、はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」


チュドォォォォォォォォォン!!!!!
 ▼ 38 インドゾウ◆g6J1qUR0XI 20/08/11 20:04:05 ID:AkJcJF3E [13/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
デンリュウ「そん、な......」

バシャーモ「そ、相殺......!?」

アブソル「いや、しかし、チャージビームで能力が上がった分は電磁砲を放った後も下がることもない。もう一度撃てば......」

デンリュウ「違うんです!!」

アブソル「違う......?」

デンリュウ「消えたんです。チャージした電気の力が、メカカイオーガの咆哮と同時に消えたんです!」

バシャーモ「消えた......だと......!?」

【イエローが放った電磁砲はメカカイオーガの放った水撃と真正面から衝突、そして相殺。直前のメカカイオーガの放った謎のオーラでチャージビームの能力の上昇が無くなっちまったせいらしい......起死回生の策も失敗に終わり、一体どうすればいいんだ!!】



アマージョ「ディストピライズ・オーラ。溜まったエネルギーをオーラとして放出することで、辺りのポケモンの特性効果や能力変化を無に帰す一度きりの手段よ」

ビーダル「流石アマージョ様!不測の事態に備えてそんな大技を用意していたのですね!!」

アマージョ「不測ではなかったわ、メガPイエローがチャージビームを使うことは以前から知っていた。どうしようもない劣勢で、そこに逆転の目を奴らが見出す可能性は考えていた」

グラエナ「流石です、アマージョ様!これで我々の勝利は間違いなし!!」

アマージョ「......ディストピライズに貯められたエネルギーを放出することは、メカカイオーガの能力の上昇も捨ててしまうということ」

ビーダル「あっ......」

アマージョ「勿論これまでの戦闘でメガPレンジャーは消耗しているけれど、それはメカカイオーガも同じこと。お前たち、今すぐメカカイオーガの応援に出るわよ!!直接のとどめは、私がこの手で決めてやろうじゃないの!!」

グラエナ・ビーダル「アラホラサッセー!!」
 ▼ 39 インドゾウ◆g6J1qUR0XI 20/08/11 20:04:58 ID:AkJcJF3E [14/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
バシャーモ「くそっ、一体どうすれば......」

アブソル「もう一度チャージビームを1から貯めるしかない、か......」

デンリュウ「そんな、無茶です......先程のようにチャージビームを放っていては二人の体力が持たないでしょう。でも、僕一人の力でも......それに、もう一度あの咆哮を放たれてしまっては......」

バシャーモ「くそっ......!」

【今までのアマージ団のメカとは格が違う、強すぎるメカカイオーガ。俺たちが絶望に囚われそうになったその時、ヒーローの声が響いた!!】

チルタリス「メガ・チェンジ!!ウェイクアップ!!」

バシャーモ「!?」

デンリュウ「この声は......!」

チルタリス「轟く歌声はメガの息吹!慈愛の戦士、メガPブルー!!」

メカカイオーガ「カイオォォォォォォ!!」

チルタリス「喰らいなさい!!メガ・ムーンフォース!!」

メカカイオーガ「ガァァァァァ!?」

デンリュウ「な、す、すごい!!メカカイオーガと真正面から打ち合って、しかも打ち勝った!?」

【現れたのは、メガPブルーことチルタリスだった!到着早々ブルーが放ったムーンフォースはメカカイオーガの水撃を真正面から打ち果たし、大きなダメージを与えたんだ!!】

バシャーモ「......チルタリス......どうして」

チルタリス「こら、メガPレッド」

バシャーモ「あ、わ、わりぃ!メガPブルー、どうして来たんだよ......お前、今日は......」

チルタリス「話は後!さっさとあのデカブツ、倒しちゃうわよ!!」

バシャーモ「......おう!!」
 ▼ 40 インドゾウ◆g6J1qUR0XI 20/08/11 20:06:14 ID:AkJcJF3E [15/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
デンリュウ「でも、凄いですブルー!どうやってあのメカカイオーガに一撃を......」

ベイリーフ『そのことだけどね、今のメカカイオーガの一撃、どうも今までほどの威力は無かったみたいなの』

バシャーモ「うおっ、ベイリーフ!ビックリしたぜ、突然入ってくんなよ!!」

ベイリーフ『ちょっとひどくない!?私だってせっせと色々やることがあって......私の観測によると、今のメカカイオーガの能力は攻撃力、防御力共にずっとずっと下がってるはずだよ!多分......さっきの咆哮あたりからずっと!』

デンリュウ「咆哮あたりから?だからチャージビームの上乗せが消えた僕の電磁砲でも奴の攻撃を相殺することができたんだ......」

アブソル「防御力はともかく、攻撃の威力が下がっているという見立ては俺も賛成だ。メカが疲れる......とは思い難いが、少なくともチャンスは今だろうな」

バシャーモ「そうだな、一気にたたみ掛けようぜ!あれ、やるぞ!!」

チルタリス「分かったわ!」
デンリュウ「はい!」

【メカカイオーガには何か異変が起こっているらしい。俺達はこのチャンスを逃さないように、一気にとどめの攻撃を放った!!】

バシャーモ「行くぜ!メガ・きあいだま!!」
チルタリス「行くわ!メガ・ムーンフォース!!」
デンリュウ「行きます!メガ・でんじほう!!」

【俺の、ブルーの、イエローの魂を乗せた一撃が重なり合い、更なる力となって敵を討つ。メガPレンジャー最強の合体技!!】

「「「メガ・さんみいったい!!!」」」

メカカイオーガ「カカカィオオォォォォガァァァァァァァ!!!」

【メカカイオーガも水流攻撃で対抗するけど、この技の敵じゃねぇぜ!!】

「「「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」」」

メカカイオーガ「ガァァァァァァ!!!!」
 
ボガァァァァァァァァァァァァン!!!

【最強攻撃を受けてメカカイオーガは爆散!!遂に俺たちの勝利だ!!】
 ▼ 41 インドゾウ◆g6J1qUR0XI 20/08/11 20:06:56 ID:AkJcJF3E [16/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
バシャーモ「よっしゃぁぁぁぁ!!!」

チルタリス「やった、やったわ!!」

デンリュウ「やっと、倒せた......今日は、疲れましたね......」

アブソル「これが、力を合わせたメガPレンジャーの力か。ふっ、流石のパワーだ」



チルタリス「ねぇ、どうしてそんなにも危ない状況だったのに、私のことを呼んでくれなかったの」

【撃破の熱が少し冷めやんでから、ブルーは俺にそう疑問を投げかけた。そりゃあ、そんなの決まってんじゃねぇか......】

バシャーモ「......だってお前、今日のことあんなに楽しみにしてて、しかも俺はさっきお前を怒らせてたし......」

チルタリス「それとこれとに、なんの関係があんのよ」

バシャーモ「なんのって......!俺は、お前の平和も一緒に守りたかったんだよ!!お前が楽しみにしてた今日を守りたかった!幸せの中にいるだろうお前の邪魔をしたくなかっただけなんだ!だから......」

デンリュウ「......彼は、君のことを思って今日のアマージ団のことを全部隠していたんです。君の知らないところで奴らを倒して、君は何も知らないままで今日の日を楽しんでほしかったって......」

チルタリス「へぇ、なにそれ。あんたは、私の邪魔をしたかったんじゃなかったの?」

バシャーモ「それは、誤解だ、最初から。信じてくれなくてもいいけどよ」

チルタリス「ふーん、そっか」

バシャーモ「......」
 ▼ 42 インドゾウ◆g6J1qUR0XI 20/08/11 20:07:27 ID:AkJcJF3E [17/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
チルタリス「でも、それで勝てないんじゃカッコつかないわね」

バシャーモ「なっ」

チルタリス「バカね、あんたって本当にバカ。私にとっての平和っていうのは、あんた達と一緒に自分の手で守っていくものなのよ。レッドがいて、イエローがいて、自分がブルーでなきゃ、私の平和は守られないの」

バシャーモ「お前......」

チルタリス「私は、ヒーローよ?あんたも私もヒーローで、仲間なの。仲間を失うことより悲しいことなんてない、次からは隠し事も変な気遣うのもなしだからね」

バシャーモ「......おう」

チルタリス「......でも、ありがとう。よかった、私、あんたに嫌われたんだって思ってたから」

バシャーモ「お、おいなんだよそれ!それなら俺だって......」

デンリュウ「はいはい、そろそろやめにしましょう。シルバーが一人どうすればいいのか分からないような顔で困ってますよ」

アブソル「は?お、俺のことは構わんでいい!」

チルタリス「あ、ごめんなさいメガPシルバー!ありがとね、二人と一緒に戦ってくれて」

アブソル「そもそも俺はシルバーになった覚えは......」

デンリュウ「それは嘘ですよ!あんなにノリノリで名乗り向上をあげたのに!」

アブソル「誰がノリノリだ!!」

バシャーモ「あはははははは!!!違いねぇぜ!!」

【きっと、お互いに何か誤解はあったんだ。俺とブルー、チルタリスの仲直りがひとまず終わって、海と、俺たちの平和は守られたんだ!】

 ▼ 43 インドゾウ◆g6J1qUR0XI 20/08/11 20:07:59 ID:AkJcJF3E [18/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アマージョ「ちょっと待ちなさい!!なにを終わった感じを出してくれているのかしら!?」

バシャーモ「なっ!この声は......!」

【もう変身も解こうかという頃合いにようやくやってきたのは、アマージ団のボスであるわがまま女王アマージョと、その部下のグラエナ、ビーダルの三人衆!!】

グラエナ「まさかメカカイオーガが破壊されてしまうなんてな!」

ビーダル「降りてくるのに時間がかかってメカカイオーガが倒されるまでに間に合いませんでしたな......」

アマージョ「でもメカカイオーガとの激戦を経たヘトヘトのお前達を倒すのなんて赤子の手を捻るように簡単よ!さあメガPレンジャー、四人まとめて地獄へ送ってあげるわ!!」

チルタリス「残念でした〜!私はほとんど疲れてないわよ!さっき来たばっかりだからね!!」

バシャーモ「あのデカブツと比べりゃ、お前らの相手なんて大したことねーよ!」

アブソル「お前達にはまだまだ借りがあるからな......じっくり返させてもらおうか!!」

【アマージ団三人衆が降りてきて、メガPレンジャーとアマージ団の第二ラウンドが始まろうとした、その時......!】
 ▼ 44 インドゾウ◆g6J1qUR0XI 20/08/11 20:08:20 ID:AkJcJF3E [19/19] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゴゴゴゴゴゴゴゴ

チルタリス「......え、な、なに?この音。なんか、海の方から異音が......」

ビーダル「み、見てくださいアマージョ様!!海が、海が割れています!!」

アマージョ「なんですって......!?」

【先ほどまでメカカイオーガが陣取っていた大海に、目を疑う光景が広がっていた】

バシャーモ「おい、まてよ、あれって......」

デンリュウ「そんな、さっき確かに倒したはず......爆散したはずじゃないですか......」

アブソル「いや、あれは、メカカイオーガなどではない......あれは、まさか......」

【海面からその目を出す、目が合った瞬間に魂を取られたかのような衝撃に襲われる】

アブソル「ほん、もの......」

カイオーガ「図が高いぞ、愚かな陸の民達よ」

【そいつは、正しく海の王、カイオーガだったんだ】
 ▼ 45 インドゾウ◆g6J1qUR0XI 20/08/14 13:56:40 ID:DTNM.RqQ [1/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カイオーガ「頭が高いぞ、愚かな陸の民達よ」

デンリュウ「カイオーガ......本物の、カイオーガですって!?」

チルタリス「そんなバカなこと......だって、遥か昔に海を作ったと言われる、伝承の存在がカイオーガだって......」

カイオーガ「はぁぁぁぁぁぁ!!!」

バシャーモ「なっ、みんな伏せ――」

ズドォォォォォォォン!!!

【カイオーガが放ったこんげんのはどう、アマージ団のメカとは比べ物にならないほどの本物の一撃を前に俺たちは身動き一つとれない】

バシャーモ「な、何すんだよ!!」

カイオーガ「これで分かっただろう、我がどういった存在であるのかを」

ビーダル「今の一撃、当たっていたらひとたまりもなかったですぞ......やっぱりこのお方は本当に......!」

アブソル「カイオーガ......海の王と呼ばれる存在が、俺たちの前に姿を現したのか......」

カイオーガ「今のはわざと外してやったのだ。呉々も態度には気をつけろよ、陸の民共」

【緊張の走るはじまりのうみ、カイオーガはどう見たって、なんか怒ってるようだ......一体、どうして......!】

アマージョ「それで、海の王様とやらがわざわざ姿を現して、その目的は一体なんなのかしら?私たちに何か用?」

グラエナ「ア、アマージョ様!もう少し穏便に......!」

カイオーガ「目的......?貴様らには分からぬか?我の目的が」

バシャーモ「......わかんねぇよ、どうしてあんたはわざわざ......」

【俺たちの疑問に対し、カイオーガは呆れ果てたようにため息をついてから、聞くものを震え上がらせるような重い声でその目的を話した】
 ▼ 46 インドゾウ◆g6J1qUR0XI 20/08/14 13:58:16 ID:DTNM.RqQ [2/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カイオーガ「我の目的......それは、陸の民の殲滅だ」

「「「!!」」」

【めちゃくちゃ強そうな海の王たるカイオーガの目的が、陸の民、陸で暮らす俺たちの殲滅!?】

アブソル「待て!一体どうしてそのようなことを......」

カイオーガ「決まっているだろう。貴様らが母なる海を汚すからだ!」

【カイオーガの怒りに呼応して、海が荒れて大波があがる。波が収まるとそこには、先ほどの戦闘で大破したメカカイオーガの残骸が浮いていた!!】

チルタリス「あっ......」

デンリュウ「確かに僕たち、はちゃめちゃに汚してしまいましたね......海を」

バシャーモ「ちょっと待ってくれよ、それは俺ら悪くねぇだろ?わざわざ海にそんなデカブツ用意したこいつらが......」

アマージョ「私たちの崇高な作品を壊してゴミにして海にばらまいたのはあんたたちでしょう!?」

グラエナ「そうだそうだ!!」

ビーダル「この環境破壊戦隊め!!」

バシャーモ「なんだと!?」

チルタリス「だいたい何が崇高な作品よ!!あんな破壊兵器、生み出されたときからゴミよ!!」

ベイリーフ『ちょっと!そんな、言い合いしてる場合じゃ――』

カイオーガ「グァァァァァァ!!」

デンリュウ「ま、まずい!!ひかりのかべ!!」

ズドォォォォォン!!!

デンリュウ「うわぁぁぁぁぁぁ!!!」

チルタリス「キャァァァァァ!!!」

【再び放たれたカイオーガの一撃。ひかりのかべでダメージを軽減しながらもブルーとイエローをぶっ飛ばすには十分な威力で......】

バシャーモ「ブルー!!イエロー!!」

チルタリス「うっ......」

デンリュウ「はぁ......はぁ......」

バシャーモ「くっ、てめぇ......」

アブソル「落ち着け!無闇に戦いを挑んでもお前も倒されて終わりだ!!」

【不意打ちで二人を戦闘不能にしておきながら、カイオーガはなおも俺たちに敵意を剥き出しにして話す】
 ▼ 47 インドゾウ◆g6J1qUR0XI 20/08/14 13:59:51 ID:DTNM.RqQ [3/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カイオーガ「長く、長くの間、貴様らは海から様々な恩恵を享受しながら、恩を仇で返すように海を汚してきた。見よ!屑で汚されたその砂浜を!!」

ビーダル「た、確かにポイ捨てのゴミとかは沢山ありますな......」

カイオーガ「海の中もそうだ。泳げばゴミにあたるほどに、我らが海は貴様らの出したゴミに侵されている。貴様らが便利だとのたまう袋を誤って飲み込み、命の危機に脅かされる幼子の気持ちが分かるか!?」

グラエナ「そ、それは確かに気の毒だけどよ......」

カイオーガ「我は、怒っている。己の世界さえ良ければそれでいいと、不遜な態度をとりつづけた貴様らの陸の民に強い憤りを感じている......故に、殲滅する、そのために現れたのだ」

バシャーモ「くそっ......」

【確かに、陸で暮らす俺たちは海の環境のことなんてそこまで考えたことはなかったかもしれねぇ。でもそこで急に殲滅だなんて、横暴がすぎるじゃねーか......!でも、こんなの相手に戦ったって......】

アマージョ「ふざけんじゃないわよ!!」

カイオーガ「!!」

【だが、俺以上にカイオーガに対する怒りを募らせたアマージョは真っ先に奴への反撃を開始したんだ!マジカルリーフを浴びせると、そのまま砂浜を駆けてカイオーガの元へ近づいて――】

アマージョ「この世界はね、いずれすべてこのアマージョ様の物になるのよ、陸も、海も、この世の全てをアマージ団が支配するの!海の王だかなんだか知らないけどね、殲滅?生意気言ってんじゃないわよ!」

【大きく跳びあがって強烈な一撃をぶちかました!!】

アマージョ「この世界を好きにしていいのは私だけよ!!沈みなさい、パワーウィップ!!」

ビーダル「さすがアマージョ様!海の王をも恐れぬおお振る舞い!」

グラエナ「それでこそ我らが王です、アマージョ様!!」
 ▼ 48 インドゾウ◆g6J1qUR0XI 20/08/14 14:01:26 ID:DTNM.RqQ [4/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
【カイオーガの脳天に直撃したパワーウィップ。だけど――】

カイオーガ「愚かで、弱い、救いようのない生き物だな......」

アマージョ「な、どうして......王といえど所詮あんたも水タイプでしょう!?効果は抜群のはずななに......」

カイオーガ「この実力者ではどつにもならん」

グラエナ「まずい!逃げてくださいアマージョ様!!」

アマージョ「くっ!!」

【カイオーガは少しのダメージも受けていない様子でアマージョの一撃を流しやがった。急いでカイオーガから離れるアマージョに、三度こんげんのはどうが襲いかかる――】

カイオーガ「はぁぁぁぁぁ!!!」

アマージョ「――!!」

ズドォォォォォォォン!!!

アマージョ「キャァァ――......え?」

【カイオーガに狙われたアマージョは、無事だった】

アマージョ「......!グラエナ!ビーダル!」

グラエナ「ガ、ガハッ......」

ビーダル「......ぐふっ」

【グラエナとビーダルが、身を呈してアマージョを守ったんだ】

アマージョ「あんたたち......バカ!あんたたちみたいな雑魚が、あんな攻撃を受けるなんて無茶なことしてんじゃないわよ!!」

グラエナ「すみま......せん......アマージョ様......」

ビーダル「カッコよく......あいつに......立ち向かう......あなたを見ていたら......」

グラエナ「俺......達も......」

ビーダル「逃げられ......ないと......思っ......」

アマージョ「グラエナ......ビーダル......」
 ▼ 49 インドゾウ◆g6J1qUR0XI 20/08/14 14:04:46 ID:DTNM.RqQ [5/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
【倒れた二人を前に涙を流すアマージョ。あいつにもあいつなりの誇りがあるんだろうな、カイオーガに向けてもう一度力強く啖呵を切った!】

アマージョ「......絶対に、許さないわカイオーガ!私の可愛い部下達の命を奪った代償、その命で払ってもらうわよ!!」

グラエナ「アマージョ様......!」

ビーダル「か、勝手に殺さないでくださいアマージョ様......!」

カイオーガ「威勢だけいいのは結構だが、一体どのようにして我の命を取ろうというのだ。実力差は十分に分かっただろうに」

アマージョ「......」

【一対一では歯が立たないことを、アマージョは嫌という程思い知った。カイオーガに煽るように問われ、少しの間口を閉ざしてから......奴は、俺たちに言った】

アマージョ「......力を貸しなさい、メガPレンジャー」

バシャーモ「なっ!?」

アブソル「......」

アマージョ「分かっているでしょう、奴は陸に生きるものを全て殲滅するつもりよ。あんた達の守りたいものも、全て滅ぼされてしまう」

バシャーモ「......ああ」

アマージョ「もはや、こうなった以上は王だろうがなんだろうが、戦って倒すしかないでしょう。過去のことは忘れて、共同戦線といこうじゃない!」

バシャーモ「過去のこと忘れてとかお前が言うな!!でも、分かった、俺は乗る」

アブソル「......仕方ない......一撃だ、一撃で仕留めるぞ!」

【俺も、シルバーも、アマージョの誘いに対して決して乗り気ではなかった。敵であるアマージ団と手を組むことに対する抵抗......以上に、圧倒的な強さを誇るカイオーガに、例え三人で当たったところでなんとかできる自信がなかったから】

バシャーモ「戦いが長引けば辺りへの被害も増える、それにカイオーガ相手に長期戦で渡り合うのは無理だ!さんみいったいの要領で、それぞれの最強光線を奴にぶつけるぞ!!」

【それに奴の主張はもっともで、海を汚し続けた俺たちに正義があるのかも分からなかった......けど、俺は、俺たちはヒーローとして、今奪われようとしている命があるのなら守らなきゃならねぇ!!考えるのは、全力で今を乗り切ってからでも遅くねぇ!!】

バシャーモ「いくぜ!!魂の......メガ・きあいだま!!!」

アブソル「喰らえ!!必殺の......メガ・あくのはどう!!!」

【今はただ、俺の、俺たちの全力を!!】

アマージョ「......メガの意思には選ばれなかったけど、私にはZの力があるわ!!散りなさい!!ブルームシャインエクストラ!!」

【俺たちの放った攻撃は一つとなってカイオーガに襲いかかる。カイオーガの方は迫り来る一撃に恐れる様子もなく、敢えてその攻撃を受け入れやがった】

「「「いけぇぇぇぇぇぇぇ!!!」」」

【そして――】
 ▼ 50 インドゾウ◆g6J1qUR0XI 20/08/14 14:07:14 ID:DTNM.RqQ [6/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カイオーガ「......これで、満足か」

アマージョ「なっ......」

アブソル「バカな......」

【平然と、耐え切ってみせたんだ】

カイオーガ「もう、これ以上は何もないだろう。貴様らが束になって我にかかったところで、万に一つも勝ち目はないと」

バシャーモ「そんな......嘘だろ......まるで、ノーダメージじゃねーか......!」

カイオーガ「まるで、ではなく、現にそうなのだ。格が違うんだよ」

【俺は、思わず膝をつく。まさか、ここまで強いとは。本当に、万に一つも勝ち目なんてありゃしねーじゃねーか】

カイオーガ「おい、ヒーローよ」

バシャーモ「......なん、だよ」

カイオーガ「貴様らは陸の民を守るために戦い、傷つき、背負っていきているな。貴様が守るものに、そこまでの価値はあるのか」

バシャーモ「価値......だと?」

カイオーガ「貴様らが汚すのは海だけではないだろう。自らが暮らす大地を汚し、自らが吸う空気を汚し、同じ民同士で傷つけあい、騙し合い、貴様らは本当に醜い生き物だ。そんなものを、命を張って守る理由はなんだ。そうまでして守る価値とはなんだ」

バシャーモ「価値......俺たちの......価値......」

【確かに、カイオーガの言う通り、俺たちは醜い。テレビでは毎日のように罪を犯す奴らのニュースが流れてくるし、その何倍もの奴らが今日も何処かで誰かを傷つけている。俺だってそうだ、心にもないこと言って傷つけたり、心にあること言って傷つけたり、そんで喧嘩して、そんなの日常茶飯事だ......でも、でもな】

バシャーモ「なあ、王様。海の王様よ」

カイオーガ「なんだ」

バシャーモ「あんたは、勘違いしている。別に陸に生きる俺たちは、そんなに悪い奴ばっかりでもないんだよ」

カイオーガ「......」

バシャーモ「いい奴ばっかじゃないけれど、悪い奴ばっかでもねぇ。誰だって悪いこともするけれど、いいことだってする。価値、とかはわかんねぇけどさ、俺はそんな世界で生きているのが好きだから、守っていきてぇな」

カイオーガ「......我ながらつまらぬことを聞いた、守りたい世界を守れずさぞかし無念だろうが、貴様らにはここで沈んでもらう」
 ▼ 51 インドゾウ◆g6J1qUR0XI 20/08/14 14:09:14 ID:DTNM.RqQ [7/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
【畜生、ここまでか。仕方ねぇよな、俺は精一杯やったし、みんなもそうだ。それであんだけ歯がたたねぇなら、これも、運命ってやつかもな】

アブソル「く......そ......」

アマージョ「こいつ......次会った時は、絶対......」

【ちくしょう......】

ウールー「やめてぇぇぇぇぇぇ!!!」

バシャーモ「!!」

【もうダメかと諦めていたその時、俺たちとカイオーガの間に割って入ったのはウールーだった!】

ウールー「お兄ちゃん達をいじめないで!!」

カイオーガ「なんだ、貴様......」

アブソル「ウールー......どうして、ここに!危ないから逃げろって、言っただろう!!」

ウールー「だってお兄ちゃん達が心配で!チルタリスのおねぇちゃんと一緒に戻ってきて、陰の方で隠れてたの!!」

【ウールーの手元には力強くゴミ袋が握られていたんだ】

ウールー「あなた、海の神様でしょ?」

カイオーガ「神......いや、我は海の王、カイオーガ」

ウールー「私、知ってるよ!海の神様、海にゴミが沢山で泣いちゃうんでしょ?」

カイオーガ「な......確かに、海は泣いているよ。陸の民に汚され、泣いている」

ウールー「でも、もう大丈夫だよ!私が綺麗にするからね!見てみて、今日もこんなに沢山ゴミを拾ったの!」

アブソル「ウールー......」

ウールー「だから、神様も笑顔になってね!泣いちゃダメ!」

カイオーガ「......」

【ウールーに毒気を抜かれたのか、カイオーガは攻撃の構えを解く。はちゃめちゃに強い、俺たちを殲滅する気でいたカイオーガがウールーの目の前にいるのでアブソルは気が気じゃなさそうだけど......】

ウールー「......うぅ......た、足りないなら、もっと、もっと拾うから!!」

イワンコ「わ、私も手伝う!海綺麗にする!!」

ジグザグマ「僕も!遊ぶのも、したいけど......でも綺麗にするのも、する!!」

カイオーガ「......」
 ▼ 52 インドゾウ◆g6J1qUR0XI 20/08/14 14:11:43 ID:DTNM.RqQ [8/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
【ウールーの友達も駆けつけて、子供達の説得に、カイオーガの心は確実に揺らいでいるようだった。そうか、これは、チャンスなんだ】

バシャーモ「......カイオーガ、悪かったよ。海を汚し続けたことも......あんたに、攻撃したことも。でも、ほら、言ったとおりだろ?陸で暮らすポケモンも、みんながみんな悪いやつじゃなくてさ、この子達みたいに純粋で、優しいポケモンも沢山いる。俺達は、こういう子達を守っていかなくちゃならねぇ、だから、陸の世界を殲滅なんてされたら困るんだ」

【カイオーガの脅威から俺たちの世界を守るための、チャンス】

バシャーモ「もう一度、もう一度だけチャンスをくれねぇか!!そりゃあバカな奴もいるし、暮らしはすぐに変えられねぇしで、明日海を綺麗にすることはできないかもしれねぇ、いや出来ねぇ。でも、少しずつ、少しずつ変えていくからさ、みんなの力で、きっと綺麗な海を作るから......」

【そして、失われていく海の輝きを、再生するためのチャンス】

バシャーモ「海の平和も守れるようなヒーローになるから!!だから、もう一度......!」

アブソル「俺からも、頼む......お願いします。あなたを仕留めるつもりで放った攻撃のその後で、虫がいいとは思うだろうけど......どうか......」

チルタリス「......お願い、カイオーガ」

デンリュウ「きっと、きっと僕らで、綺麗な海を取り戻しますから......」

カイオーガ「......貴様ら......」

【子供達の懇願に、デカPレンジャーも加わる。倒れていたブルーとイエローも、なんとか起き上がっていわば必死の抵抗だった】

ベイリーフ「お願い!海の王様!カイオーガ様!私たちに、もう一度チャンスをください!!」

デンリュウ「ベイリーフ!!」

ベイリーフ「きっとみんなで、素敵な海を作っていくわ!ね!!」

「勿論だ!!」
「今日からはもっと海のこと、考えて生きていくわ!!」
「わたし、海、だいすきー!!」
「お願いします、海の王様!!」
「私たちで、母なる海を守っていきます!!」

バシャーモ「うぉ、み、みんな......いつのまに!」

【更に誓いの声は重なり、大きくなる。ベイリーフがはじまりのうみを訪れたポケモン達に呼びかけて集めたんだ!!】

ウールー「お願いします!!」

イワンコ「おねがい!!」

ジグザグマ「かみさまー!!」
 ▼ 53 インドゾウ◆g6J1qUR0XI 20/08/14 14:13:13 ID:DTNM.RqQ [9/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カイオーガ「......遥か」

【そして、遂にカイオーガが口を開いた】

カイオーガ「長い年月をかけて、海は汚され、濁ってしまった。我はその過程を海の底で眠り、じっと感じてきた」

バシャーモ「......」

カイオーガ「時間がなかったのだ。マナフィは......海の王子は長く汚された海を統治し、彼に相応しくない環境に晒され遂には体調を崩してしまった」

ウールー「そんな......」

カイオーガ「彼の悲鳴を聞き、我は目覚めた。しかし......」

ウールー「......」

カイオーガ(......この子ども達を見ていると、王子のことを思い出す)

カイオーガ「あと一度だ、望み通り、一度だけチャンスをやろう。きっと、海の輝きを取り戻してみせろ。もしこれ以上貴様ら陸の民達が母なる海を省みぬようなことがあれば、我が目覚めるまでもなく貴様らは海の逆鱗に触れ滅ぶこととなるだろう」

バシャーモ「......分かった、必ず、取り戻す。ありがとう、カイオーガ」

カイオーガ「......さらばだ」

ウールー「海の神様!!私、きっと頑張るから!!きっと海を綺麗にして見せるから!!そしたらまたいつか、今度は笑顔で遊びに来てね!!約束だよ!!」

カイオーガ「......ふっ、考えておこう」

【カイオーガは、再び海の底へと帰っていった。今度こそ、俺たちの平和は守られたんだ】
 ▼ 54 インドゾウ◆g6J1qUR0XI 20/08/14 14:14:49 ID:DTNM.RqQ [10/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
バシャーモ「......いや、まだだよな」

【今度ばかりは、力、強さだけじゃどうにもならなくて、そんなピンチを救ったのはウールーの勇気と優しさ、子ども達の純粋な心、そして、俺達全員の覚悟だった。本当の平和を手にするために、これから俺達はその覚悟を形として示していかないといけない】

チルタリス「私たちの平和と、海の平和と、きっとそれ以外にも。ヒーローとして守るべきものって、私たちが気付けないだけできっと沢山あったのね」

デンリュウ「これからは、もっと忙しくなるかもですね」

アブソル「だが、果たしていかなくては」

ウール―「私も、一緒に頑張るよ!!」

アブソル「ウール―......立派だったぞ、ウール―」

ウール―「えへへ......」

バシャーモ「......」

【カイオーガとの約束を守って、きっと、きっと俺の信じる真のヒーローになってみせるからな!!】

バシャーモ「じゃ、手始めにメカカイオーガの残骸を回収することから始めるか!よし、お前らも手伝えアマージ団......あれ?」

アブソル「あいつら......しばらく声を聞かないと思えば」

チルタリス「全く、逃げ足だけは早いやつらね!!」
 ▼ 55 インドゾウ◆g6J1qUR0XI 20/08/14 14:15:37 ID:DTNM.RqQ [11/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グラエナ「はぁ、いっときはどうなることかと思いましたが......」

ビーダル「カイオーガのやつも帰っていったようですし、なんとか助かりましたな......」

アマージョ「きーーーーー!あの青鯨!私のZ技をも受けてなお平然としているなんて、これは屈辱よ屈辱!!」

グラエナ「ア、アマージョ様!?いいではないですか、あんな化け物相手にひとまず命があったことだけでも喜びましょう!!」

アマージョ「そんな甘いこと言ってるからあんた達は雑魚なのよ!!」

ビーダル「ひーーーーー!」

アマージョ「全く、身の程ってもんを知りなさい。これからも私の側で戦い、私の窮地を助けたいと思う気持ちがあるのなら、どんな攻撃を受けても決して死なないような、無敵の強さを手に入れてからにすることね!!」

グラエナ・ビーダル「あ、アラホラサッセー!!」

アマージョ「はぁ、メガPレンジャーも仕留め損ねるし、今日は散々な日だったわ......待っていなさいメガの戦士達、次こそはカイオーガをも凌ぐ無敵最強のメカを作ってお前達の相手をしてあげるわ!!」

 ▼ 56 インドゾウ◆g6J1qUR0XI 20/08/14 14:17:12 ID:DTNM.RqQ [12/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
バシャーモ「ふぅー、疲れたぜ」

チルタリス「もう、だらしないわよバシャーモ。子供達はあんなに元気に掃除に励んでいるじゃない」

バシャーモ「ほんと、子供の体力ってのは底なしだよな......羨ましいぜ」

【それから俺達は海や山などに出向いては、変身した姿で子供達と一緒に掃除に励んだり環境保全の呼びかけを行うといったボランティアのようなものを行うようになった。メガPレンジャーは自分で言うのもなんだが子供達に大人気で、こういったことにはうってつけだったんだ。ま、常に身バレの危機がつきまとうけどな......変身の解除も慎重にしないと】

バシャーモ「アブソルのやつも、ウールーの付き添いであっちこっちと大忙しらしいぜ」

チルタリス「ふふっ、本当にいいお兄さんしてるわね、アブソル」

【結局夏休みの間、アマージ団が現れない日も俺達は毎日のように顔を合わしているんだ。だからこそ、気づいたことがある】

バシャーモ「......なあ、チルタリス。お前、最近元気無いよな?」

チルタリス「え?そ、そんなこと......そうね、あるわ。ちょっと落ち込んでて」

【チルタリスの元気が無い。はじまりのうみで戦った日の前日あたりと比べるとまるで正反対のようだ。理由も、まあなんとなくわかってる】

バシャーモ「......その、うまくいってねぇのか」

チルタリス「......あはは、ちょっと恥ずかしいね。せっかくバシャーモも応援してくれてたのに」

バシャーモ「応援なんてしてねーよ」

チルタリス「そう?でも、気遣ってくれてはいたじゃない」

バシャーモ「そりゃあ、まあ......」

チルタリス「あの日から、ラティオス君とは気まずくて。アマージ団のせいで、私が大事な時にいつも彼の場から離れてしまうこと、ラティオス君からしたらただのドタキャンとかにしか思えないもんね、いい気はしないだろうなって」
 ▼ 57 インドゾウ◆g6J1qUR0XI 20/08/14 14:19:05 ID:DTNM.RqQ [13/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
バシャーモ「......俺は、やめといたほうがいいって言ったぜ?お前とあいつじゃ釣り合わないって」

チルタリス「もう、私、結構弱ってるんだけど?」

バシャーモ「そうじゃなくて、初めから、ヒーローのお前には、ラティオスなんかじゃ釣り合わないって、そう言いたかったんだよ」

チルタリス「バシャーモ......ふふ、ありがとう。でもラティオス君はいい人よ?」

バシャーモ「......ああ、そう」

【いや、まあそりゃそうなんだろうけどさ。全くよ......】

バシャーモ「......そうだ!気晴らしに、祭りでも行かねーか?」

チルタリス「祭り?」

バシャーモ「おう!丁度今日の夕方から、ポケットタウンで祭りがあるじゃねーか、パーっと遊んだら少しは気がまぎれるだろ!」

チルタリス「......ふふ、そうね!でも、デンリュウとベイリーフは二人きりで行きたいんじゃない?」

バシャーモ「あー、それは、そうかもな......しゃあねぇ、じゃあ俺達も二人で――」

ベイリーフ「なになに?お祭り?私も行きたい!」

デンリュウ「せっかくですから四人で行きましょうよ!」

バシャーモ「うわっ!っと、おい急になんだよ!!」

デンリュウ「水臭いじゃないですか、チームでしょう?僕らも誘ってくださいよ!」

ベイリーフ「ほら、みんなで遊びに行きたいって話、結局どこにもいけてないからさ!」

チルタリス「二人がそれでいいっていうなら、そうね!四人で行きましょう!!楽しみだわ!!」

【あーーもう、なんでこうもうまくいかねぇ!!いや別にいいけどよ、四人でも。全然いいっつーか、チルタリスと二人よりも四人の方が楽しいもんな!わざわざ二人で行きたい理由なんて一切ねーし!】

チルタリス「......バシャーモ?」

バシャーモ「おう!楽しみだな!今日は遊びまくるぜ!!」

デンリュウ「ふふ、本人が認めていない以上協力もなにもありませんからね」

チルタリス「......なんの話?」

デンリュウ「こっちの話です、気にしないでください」
 ▼ 58 インドゾウ◆g6J1qUR0XI 20/08/14 14:20:00 ID:DTNM.RqQ [14/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
【そんなこんなで俺たちの毎日は続く。時には悪の組織との激しい戦争をこなしながら、それ以外でもヒーローとして平和のために動きながら、俺達は青春の日々を全力で生きている】



ベイリーフ「!!」

バシャーモ「ん、どうした?どうかしたが、ベイリーフ!」

ベイリーフ「丁度この付近にアマージ団の反応が!!」

チルタリス「なんですって!?」

デンリュウ「バシャーモ!」

バシャーモ「おう!」


【今日も、明日も、明後日も。俺達メガPレンジャーが在る限り、この世の平和は揺るがねぇ!!】

バシャーモ「行くぜ、二人とも!」

「「「メガ・チェンジ!!ウェイクアップ!!」」」


〜END〜
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