サイトウ「付き合って下さい！」マサル「え！？」

サイトウ「カイリキー！キョダイシンゲキ！」
カイリキー「リキィィィィ！」　　
ゴリランダー「グゥゥゥ…！」
サイトウ「なっ…真正面から受けたのに…耐えた…！？」
マサル「ゴリランダー！ダイソウゲン！」
ゴリランダー「ゴルァアアアア！」
カイリキー「リキッ……！！！」
サイトウ「カイリキー！…そんな…」
審判「カイリキー戦闘不能！よって勝者、チャンピオンマサル！」
実況「決まったー！今回のポケモントーナメント大会の優勝はチャンピオンマサル！二体のポケモンを残して、圧倒的な勝利です！」
観客「「「「「「わあああああああああああ！」」」」」
マサル「頑張ったね、ゴリランダー」
ゴリランダー「ウホッ！」

サイトウ「………」
サイトウ「（また勝てなかった…）」
サイトウ「（ファイナルトーナメントで彼に負けてから、より一層ポケモンと共に修練に励んだ…。それでも彼にはまるで届かない…むしろどんどん突き放されてるような気がする…）」
サイトウ「（悔しい…でもそれ以上に気になる…彼の強さの源は一体…）」

サイトウ「…よし！」

マサル「ふぅ…インタビュー緊張したなぁ…」
ゴリランダー「…？」
マサル「ああ、大丈夫だよ。これくらいじゃ疲れてなんかいないから」
ゴリランダー「……」
マサル「ゴリランダー達こそ疲れたでしょ？何かごちそうでも食べにいこっか」
ゴリランダー「……！」
マサル「よし！キルクスタウンに…「マサルさん！」…サイトウさん？」

サイトウ「お疲れ様です。今日も見事な戦いでした。」
マサル「あ、ありがとうございます…」
サイトウ「……」
マサル「……」
サイトウ「……その…」
マサル「はい？」
サイトウ「付き合って下さい！」
マサル「え！？」ﾄﾞｷﾝ
サイトウ「1週間！」
マサル「…え？」

ユウリ

ユウリ

どんなキャラ？マサルとの関係性は？
>>623

マサルの妹でマサルが家族として好き

マサルの呼び方は？例…お兄ちゃん、兄貴
>>625

お兄ちゃん

画像支援
https://www.pixiv.net/artworks/94446327
https://www.pixiv.net/artworks/93647530

マサル「妹のユウリに聞いてみよう！多分僕より詳しいし、女性目線の意見も聞ける…！」




ユウリの部屋

マサル「ユウリー？いるー？」ｺﾝｺﾝ

マサル「………入るよー？」ｶﾞﾁｬ

マサル「いない…母さんは帰ってるっていってたけど…まさか〜？」





マサルの部屋

マサル「………」ｶﾞﾁｬ

ユウリ「わぁぁぁ！見た！？ゴンベ！！さっきのもう一回見てみよ！」ｷｭﾙﾙﾙ

ゴンベ「んべ！」






実況『ジュラルドン、ダイスチルでゴリランダーを攻撃！しかしゴリランダー、倒れません！』

実況『そして返しの…ダイナックル！ダイナックルだー！決まった！ジュラルドン崩れ落ちたー！ファイナルトーナメント優勝！そして無敵のダンデへの挑戦権を掴んだのは、ジムチャレンジャーマサルぅぅぅぅぅ！！』






ユウリ「きゃああああああ！いいなーダイマックス！大迫力で、終盤に出すとクライマックスって感じで！」

ユウリ「あーあ、早く来年来ないかなー…もー待ちきれないよー！ねー？」

ゴンベ「んべー？」

マサル「ユウリ」

ユウリ「わぁぁぁぁ！？びっくりしたぁ…。ノックくらいしてよ、お兄ちゃん」

マサル「ノックするも何もここ僕の部屋でしょ？もう…」

ユウリ「いいじゃん別に、お兄ちゃんの部屋って本いっぱい何だから。分からない事あればすぐ調べられるし」

マサル「はぁ…しょうがないなー。でもあんまり漁りすぎないようにね」

ユウリ「バレたらやばい物でもあるの！？」ｷﾗｷﾗ

マサル「ないよ！失礼な！」

マサル「…またファイナルトーナメントの録画見てるんだ」

ユウリ「…うん。でも何回見直してもやっぱり生が1番だよね。あの時お母さんと一緒に見に行ったお兄ちゃんの試合、上手く言えないけど全部興奮した。ポケモン勝負って、こんなに熱くなれるものなんだって」

ユウリ「そしてお兄ちゃんがダンデさんを倒した時思ったの。私もあのフィールドに立ちたいって。そして、ジムリーダーやお兄ちゃんと本気のバトルがしたいって」

ユウリ「そう思うとさ、今すぐにでもジムチャレンジやりたいなって思ってお兄ちゃんの試合の映像見返しちゃうんだ。お兄ちゃんの姿を私に置き換えるのを想像しながらさ」

マサル「ユウリ…












それはそれ！これはこれ！見るなら自分の部屋のテレビでみなさい！」

ユウリ「けち！」

マサル「………ねぇユウリ」

ユウリ「ん？」

マサル「聞きたい事があるんだけどさ」

ユウリ「何？」

マサル「女性目線？…で答えて欲しいんだけど」

ユウリ「ふんふん」

マサル「もしプレゼントを貰うとしたら、どんなものなら嬉しいと思う？」

ユウリ「ポケモン！」

マサル「それはユウリ目線」

今ならキョダイマックスもあるぞ

ユウリ「いいじゃん。私まだ一匹しか持ってないんだよ？いい加減お兄ちゃんからのポケモンほーしーい！お兄ちゃんがダンデさんからサルノリ託されたみたいにさ！」

マサル「…もう決まってるの？」

ユウリ「ヒバニーかメッソン！どっちにしようかなーって思ってるの」

マサル「僕の手前なんだからさ、嘘でもいいからサルノリも入れたげてよぉ…」

ユウリ「嫌って訳じゃないんだよ？私はお兄ちゃんとはまた別の進み方をしたいだけ」

ユウリ「私は！私の考えで戦ってくれるポケモンを決めてチャンピオンを目指すの！ダンデさんを倒したお兄ちゃんのように！」

マサル「ユウリ…」

ユウリ「だから安心して！私、ゴリランダーが嫌いって訳じゃないから！お兄ちゃんのゴリランダーが好きだよ？ダンデさんのリザードンより人気なくても！」

マサル「上げるか下げるかどっちかにしよう」

マサル「てか大分脱線してる！一旦ポケモンから離れよう！うん！ユウリだったら何を貰ったら嬉しいか！」

ユウリ「うーん…ていうかさ、何でいきなりそんな事聞くの？」

マサル「そ、それは…」

ユウリ「もしかして………恋人ができたの！？」

マサル「！！！ち、違っ！」

ユウリ「お兄ちゃんが嘘つく時、斜め左上を見る癖あるの知ってた？」

マサル「え！？」

ユウリ「やーっぱりそーなんだ…」ﾆﾏｰ

ユウリ「ねぇねぇ誰々？私の知ってる人？有名人！？そういう業界にいるんだもんね！？もしかしてジムリーダーの人！？」

マサル「（ほぼ当たってる！言えない…！ユウリの事だ、絶対言いふらされる…！）…秘密」

ユウリ「えー…プレゼントってその人に贈るんでしょ？誰に贈るつもりなのか教えてくれなきゃ何がいいだなんてわかる訳ないじゃん…」

マサル「うっ…」

ユウリ「じゃあさ！どんな人なの？どういう所が好きになったの？それくらいはいいでしょ？」

マサル「………それは」



・・・・・・・・・・・・・・・・




マサル「って所かな…」

ユウリ「ふーん…（長っ…）」

ユウリ「………お兄ちゃん、明日一緒にお買い物行かない？」

マサル「え？」

ユウリ「その人のプレゼント選び、私が手伝ってあげる！」

マサル「ええっ！？」

これはサイトウに目撃されそう

翌日　

ユウリ「来ましたバウタウンー！！海広〜い！」

マサル「バウタウン…に何かあるの？」

ユウリ「かもしれない！まずは歩き回ろうよ！あ、でも良さそうな奴を見つけてもなんでも直ぐに買っちゃ駄目！メモに取っとくだけ！」

マサル「何で？」

ユウリ「何でって…そりゃ他にももっとプレゼントに良さそうなものが売ってるかもしれないじゃない？」

マサル「………確かに。え、じゃあもしかしてバウタウン以外の所も行く予定なの？」

ユウリ「うん！！色々な街で沢山のお店、一緒に回ろうよ！」

マサル「………そうだね、時間もまだあるし慎重に買う物は選ぼうか」

ユウリ「じゃあまずは…







腹ごしらえ！シーフードレストラン、防波亭にゴー！」

マサル「ずこ…」





バウタウン　雑貨屋

サイトウ「………」

子供「ママー、あのひとどうこうがひらいてこわいよー」

母「しっ！見ちゃいけません！」

店員「（もう1時間も直立不動だよこの人）お、お客様…何かお探しの商品はございましたか？」

サイトウ「いえ…ありませんね。お邪魔しました。すみません」ﾍﾟｺｯ







サイトウ「駄目ですね…お香も素敵な物ではありますが…マサルさんのプレゼントには相応しくない…ような気がします」

サイトウ「（年に一度のクリスマス。そして私はマサルの恋人！今はお会いする事は出来ませんがプレゼントを贈るくらいなら彼も許して下さるはず…）」

サイトウ「（しかし何をお贈りすれば…マサルさんの好きな物…カレー…ルー？木の実？米…いや何か違いますね）」

サイトウ「（やはり贈るなら形の残るものがいい。離れていても、一緒にいられるような…）」

サイトウ「おもちゃ…は子供っぽすぎる。時計、ネクタイ、鞄…なんて喜ぶでしょうか…？」

サイトウ「こう考えると、私はマサルさんの事はまだまだ何も知らないんですね…」

サイトウ「（………もっとつよくなりたい。そして彼の隣に並び立てるほどのトレーナーになって…もっと一緒にいて…もっと彼の事を…）」






店員「ありがとうございましたー」

マサル「ふーっ…美味しかったー」







サイトウ「！！？マサルさん！」ﾊﾞｯ

サイトウ「（危なかった…危うく見つかる所でした。何故バウタウンに…）」

ユウリ「うん！オシャレだし海の景色もサイコーだったし！またいきたいね！」









サイトウ「………え」

やっぱりこうなるのか！！

サイトウに聞こえるぐらいの声でマサルのことお兄ちゃんと言ってくれれば誤解は解けると思うけど

マサル「さて、まずは何処に行く？」

ユウリ「防波亭の手前に面白そうな屋台があった！あそこみて回ろうよ！」ｸﾞｲｯ

マサル「わわわっ…？」

サイトウ「………」ｽﾞｷﾝ







店員「いらっしゃいッス！漢方いかがッスか？よく効くッスよ？」

ユウリ「カンポー…って何？美味しいの？」

マサル「………すみません、復活草一つ下さい」ﾆﾔｯ

店員「毎度！」







ユウリ「ねぇねぇそれ何？道具？食べ物？食べられるの？」

マサル「試してみる？ユウリ、これ齧ってみてみなよ？」

ユウリ「いいの？じゃあ頂きまーす！」

ユウリ「はむ……………








ヴぇぇぇぇぇぇぇぇぇ！！！にっがーーーーーーい！！！！」

マサル「あっはっはっはっは！漢方はお薬なんだよ！ポケモンにも効く回復薬何だけどとーっても苦いんだよ、ふふふふ…」

ユウリ「くぉんのぉ〜…！！は〜め〜た〜なぁ〜〜〜！！」ﾍﾞｼﾍﾞｼﾍﾞｼ！

マサル「あっはははははは！痛い痛い！ごめん！ごめんて！」

ユウリ「きぃぃぃぃ〜〜〜！」








サイトウ「………………」ｽﾞｷﾝｽﾞｷﾝｽﾞｷﾝｽﾞｷﾝｽﾞｷﾝｽﾞｷﾝｽﾞｷﾝｽﾞｷﾝｽﾞｷﾝｽﾞｷﾝｽﾞｷﾝｽﾞｷﾝ

ユウリ「ねぇねぇ、これ何？何だか不思議な香りがするー！」

マサル「お香だよ、お部屋に置いて置く事で香り付けができるんだ。気分転換や空気の清浄、あとリラックス効果があるんだって」

ユウリ「へぇー！」

マサル「後はポケモンに持たせると威力が上がったり、スピードが遅くなったり、金運がアップしたりするものがあったり…」

ユウリ「使用用途が360度くらい変わったよ！？何それ！？」

ユウリ「………ねぇ見てみて！これ！」

マサル「呑気のお香、怪しいお香、お花のお香…？」

ユウリ「この三つのお香の中で私が1番好きな香りの奴はどれでしょう！？」

マサル「ええ…じゃあ、リラックスできそうな…呑気のお香？」

ユウリ「ぶぶーっ！正解はお花のお香でしたー！」

マサル「ええっ！？」

ユウリ「まーったく、女心が分かってないんだから！罰としてこれ買って！」

マサル「ふぅ…しょうがないなー」

ユウリ「えへへ、ありがとう♪」








サイトウ「………どなたなんでしょう」ズキンズキンズキンズキンズキンズキンズキン

灯台付近

ユウリ「………」

マサル「………」

ﾋﾟｸﾝ

ユウリ「………！来た！とりゃー！」

ｻﾞﾊﾟｧ…！

コイキング「コッ…！コッ…！」ﾋﾟｯﾁﾋﾟｯﾁ

ユウリ「あーん…！また普通のコイキングー…！リリース…」ﾊﾟﾁｬﾝ

ユウリ「ねぇ、本当にここで金のコイキング釣ったの！？全然こないじゃん！」

マサル「色違いのポケモンって見つかるのがごく稀みたいだからそう簡単には見つからないよ…てか何で僕ら釣りしてんの？」

ユウリ「海で獲れるものに真珠とかあるみたいだし、綺麗な物とか取れたらそれをプレゼントにするのもいいんじゃないんかなーって」

マサル「流石に拾い物をプレゼントにするのはどうかと…」

ユウリ「そう？綺麗なダイヤだって、研磨してカットする前はただの石ころだし…ってちょっとちょっと！引いてるよ！？」

マサル「え！？わ、本当だ！うーん…！！」ｸﾞｸﾞｸﾞｯ

マサル「お、そこそこ重い…！」

ユウリ「私も手伝う！うぎぎぎぎぎぎ…！」ﾀﾞｷｯ！

マサル・ユウリ「「どっせーーーーーーーーーーい！！！」」

ざっぱぁぁぁぁぁぁん！！

ホエルオー「ボェェェェェェェェ！！！」

マサル・ユウリ「「わあああああああああああああ！？」」



ザッバァァァァァァァァン！！



マサル「………」ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ

ユウリ「ぷっは…！びっくりしたぁ〜！」ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ

マサル「ふふ…ユウリびちょびちょだね」

ユウリ「あははは！そっちもじゃん！」



　



サイトウ「………楽しそう」ズキンズキンズキンズキンズキンズキンズキンズキンズキンズキンズキンズキンズキンズキンズキンズキンズキンズキンズキンズキンズキンズキンズキンズキン！！

ホエルオー釣りあげるとかすごい腕力だな

ここのマサルは鍛えててめっちゃ強いから>>176とか

数時間後

ユウリ「あー楽しかった！満足満足！」

マサル「でもこの中でプレゼントになりそうなものはなさそうだね…」

ユウリ「じゃあこの真珠貰っていい？」

マサル「？…うん、いいけど…」

ユウリ「はい！またクイズ！この三つの真珠で私が好きそうなのはどれだと思う？」

マサル「………ピンクのこれ？可愛いし…」

ユウリ「ちがーう！正解はゴールドのこれ！また外れてる！まったく…」

マサル「（さっきからこのクイズなんなんだろ…防波亭でもユウリにこういうクイズは出されてたし…外したけど）」

ユウリ「まぁいいや。ねぇ今度はもっと大きな街に行かない？どこかオススメはある？」

マサル「それじゃあ…シュートシティはどうかな？お店沢山あるし、プレゼントに良さそうなの売ってるかもだし行ってみようよ」

ユウリ「よし、決まり！あ、今日みたいなクイズは明日も出すからね！明日はちゃんと考えてね！」

マサル「あ、はい…（本当なんなんだろ…）」

ユウリ「じゃあ今日はもう帰ろっか！」





サイトウ「！！！？」





マサル「そうだね、タクシー呼ぶから待ってて」
　　



ﾊﾞｻｧ…！




サイトウ「（タクシーに一緒に乗って帰っていった…つまり…









同棲されている！？あの女の子と！？）」

はやく誤解とかないとサイトウ泣いちゃうぞ

サイトウ「………」







マサル『僕はもうすでにサイトウさん一筋ですから』







マサル『大好きなサイトウさんのためですから！』







サイトウ「………」ｸﾞﾜﾝｸﾞﾜﾝ

サイトウ「あ、そうでした…夜にマスタードさんとの試合の約束があるんでした…」ﾌﾗﾌﾗ…

マサル『ウーラオス、水流連打』

ドドドドド…

カイリキー『リキッ…』ﾄﾞｻｧ

サイトウ『あ…』

実況『サイトウ選手、マサル選手のウーラオスにまたもや6縦だー！！』

サイトウ『あ、ち、違うんです。マサルさ…』





マサル『弱い』





サイトウ『え』

マサル『いつまでたっても成長しない。何も変わってない。この数ヶ月一体何をやってたんですか？あれだけ啖呵をきっておいてこの程度だったなんて』

サイトウ『い、いえ！ただ今日は調子が…』

マサル『言い訳なんか聞きたくありません』

サイトウ『っ！！』

マサル『もういいです。サイトウさんに期待した僕が馬鹿でした』

マサル『ちょうど本当に好きな人も出来たし…正直サイトウさんには飽きたし』

マサル『もうお別れしましょう？』





サイトウ「待って…！」

？？？「………！」

サイトウ「私は…！あなたに…！」

？？？「…イトウ…！」

サイトウ「あなたの隣に…！」






マスタード「サイトウちん！？」

サイトウ「っ！！！！」

サイトウの精神状態がやばい

サイトウ「はっ…はっ…！」

サイトウ「マスタード…さん…？」

カイリキー「ふーっ、ふーっ…！」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ…

ウーラオス「………」

マスタード「どーしたの、大丈夫？息も荒いしポケモンへの指示もワンテンポ遅いし、何より顔色も悪いよん？」

サイトウ「いえ…すみません。大丈夫です…。心配をおかけしました。バトルを再開しましょう…」

マスタード「ううん…一旦休憩しよっか。丁度きりもいいしね」

サイトウ「いえっ！まだ…！」

マスタード「………」

サイトウ「………分かりました」






マスタード「………」

ミツバ「………」ｺｸｯ






モブ門下生1「なんかサイトウさん調子悪いみたいっすね…疲れてんのかな。饅頭とお茶でも用意しようかな…」

モブ門下生2「疲れてる…なら私がマッサージを！うぇへへへ…隅から隅まで揉みほぐして…」

ミツバ「あんたらはあたしとバトル♪」

モブ門下生1・2「「………はい」」

マスタード「ほい、これ飲み物ね」

サイトウ「………ありがとうございます」ｺﾞｸｯ

マスタード「………」

サイトウ「………」

マスタード「サイトウちん、最近何かあったの？元気もなければ、バトルの時の覇気もないみたいだよん？」

サイトウ「………」

マスタード「悩み事でもあるならワシちゃんで良ければ聞こうか？………あ、辛いなら無理に話さなくてもいいよん（そうでなきゃマサルちんにとっくに話してるはずだし…）」

マスタード「（これはマサルちんに関係ある事なのかねー？）」

サイトウ「………」

サイトウ「………これは、私…」

サイトウ「いえ、性格には私の友人のお悩みなんですが…」

マスタード「うんうん」

サイトウ「その友人には年の離れた恋人がいるんですが…とある事情で遠距離恋愛をしているんです」

マスタード「（明らかに、マサルちんとサイトウちんの話だよねこれ）」

メリークリスマス

サイトウ「その友人の…お話によると…」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



マスタード「そんな事が…（マサルちんが浮気！？女の子とデートを…？）」

サイトウ「本当です…私見たんです。楽しそうにお買い物をして、釣りをして、親しそうに手を繋いで、くっつき合って…」

サイトウ「私、どうしたら…」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

マスタード「………（けっこうボロを出してるのには目を瞑るとして、あのマサルちんが…？）」




マサル『師匠、昨日の試合見ました？サイトウさんビートと結構いい勝負してたんですよ！』

マサル『えっ！サイトウさんしばり組手で50連勝！？すごい！僕も頑張らないと！』

マサル『師匠！たまたまなんですけど、サイトウさんがパフェ食べてる所見ちゃったんです！ほっぺたいっぱいに詰め込んでるのが可愛くて…』





マスタード「（最近まであんな事いってたあの子が浮気なんてするのかねー？）」

マスタード「………」

マスタード「サイトウちん、マサルちんと一緒にいた娘ってサイトウちんの知ってる人？どんな娘か教えてくれる？」

サイトウ「………知らない人です。身長は同じくらいで、ニットベレー帽が特徴的でした。年は…マサルと同世代と思われます」

マスタード「（同世代…）」

マスタード「（同世代…なんか引っかかるような）」

マスタード「………サイトウちん、そのお友達の恋人が浮気してるって決めるのは早計すぎるんじゃないかねー？その娘が誰なのかだなんて分かってないんでしょ？」

サイトウ「それは…そうですが」

マスタード「ワシちゃんの勘だけどね、その恋人の人はいつだって、本人の知らない所でそのお友達の事をずーっと想っていると思うんだよん。いつかその娘が自分の前に来てくれると信じてね？」

サイトウ「………」

マスタード「だから信じてあげよ？その恋人を、って伝えてあげて？」

サイトウ「………はい」




翌日





マスタード「（マサルちんと同世代、ニットベレー…なんか思い出せそうで思い出せないね〜）」

マスタード「ん…置き手紙？」






『昨晩は泊めさせていただいてありがとうございました。私は友人の為に、真相を暴く為にシュートシティへ向かいます』







マスタード「………やばいかねこれ」

>>650
メリークリスマス

支援
https://www.pixiv.net/artworks/78596448
https://www.pixiv.net/artworks/78717308
https://www.pixiv.net/artworks/94886344

シュートシティ

ユウリ「来ましたシュートシティ！広い、おっきいぃー！久しぶりー！お兄ちゃんの試合以来だよー！」

マサル「クリスマスだけあって人が賑わってるね（イルミネーションが綺麗…サイトウさんと来たかったな）」

ユウリ「こんな所一人じゃなかなか行けないから、また来られて嬉しいよ！ありがとねー！」

マサル「大丈夫だよ。ユウリの買い物には多少付き合うけど、プレゼント選び忘れないでね？」

ユウリ「分かってますよーだ！」


　　




サイトウ「………」ｷｮﾛｷｮﾛ






ユウリ「あ、すっごい美味しそうなお店！あっちいこあっち！」

マサル「………はいはい」







サイトウ「！！」

サイトウ「本当にいた…！マサルさん」

サイトウ「この目で見極めて見せます…本当にお付き合いされてるかどうか…！」

ユウリ「わーこれ美味しそう！何頼んでもいいの！？」

マサル「うん、遠慮しないで」

ユウリ「うーん…じゃあクイズ！この中で私の好物、どれか分かる？」

マサル「マッシュポテト、サンデーロースト、スコーン？」

マサル「（サイトウさんもそうだけど、女の子って甘いもの好きだよね、じゃあスコー…）」

マサル「（いやまて、昨日の防波亭の時もこの考え方で不正解だった。なら…）」

マサル「（ユウリが昨日頼んだのはバスラオの肉厚ステーキ…）」

マサル「サンデーロースト！」

ユウリ「ピンポーン！ようやく正解だね！すみません！これ下さい！」

マサル「（本当になんなんだろ…）」








サイトウ「………」ｶﾞﾂｶﾞﾂｶﾞﾂ

サイトウ「すみません！おかわり！」

店員「は、はい！」

マサル「次はどこ行く？」

ユウリ「ちょっと待って、えーとえーと…」

ユウリ「じゃあクイズ！」

マサル「また！？」

ユウリ「私が行きたい所は何処？博物館？大聖堂？スポーツショップ？」

マサル「スポーツショップ！！」

ユウリ「はい正解！それじゃlet's go！」

サイトウ「！？（ふ、二人共移動速度が早い！）」







ユウリ「うふふ、カブさんのリーグカードゲットしちゃったー♪」

マサル「カブさん好きなんだ？」

ユウリ「うん！かっこいいじゃんカブさん！炎使いで、試合でもプライベートも燃えたぎってて！でもインタビューの時はとっても優しそうで！」

ユウリ「そういえばさ…持ってないの？リーグカード？」

マサル「僕の？持ってるよ？ほら…」

ユウリ「どれどれ…ってレア！！レアのリーグカードじゃんこれ！！」

マサル「あ゛っ！！ち、違うこれは！！」

ユウリ「ほぉ！ほぉぉ！！ほぉぉぉ！？」ﾆﾔﾆﾔ

マサル「駄目駄目！返してぇぇぇ！」







サイトウ「………」ｸﾞﾂｸﾞﾂ

ブティック

ユウリ「すっごい！色んな服が沢山！ブラッシータウンとは全然違う！」

ユウリ「わー！これかっこいいなー！でもこっちの方が動きやすそう…あーん、迷っちゃう！」

マサル「（なんか家でビデオ見る時とは違う種類で生き生きしてるなー、ユウリにこんな一面が…）」

ユウリ「はい！ここでクイズです！」ｽﾞｲｯ！

マサル「わあっ！びっくりしたぁ！」

ユウリ「この服の中で私が一番お気に入りなのはどれでしょう！？」

マサル「またか、えっと…（デザインライダース、リボンワンピース、パーティドレス…可愛らしいのはリボンワンピースだな）」

マサル「（いや、違う。今までのクイズから考えるにユウリは女の子っぽい奴があまり好きじゃないのかな。なら…）」

マサル「これ？デザインライダース？」

ユウリ「ピンポーン！正解！分かってきてるぅ！じゃあ戻してくる！」

マサル「いらないの？」

ユウリ「いやいや、これ11万くらいするよ？幾らなんでもこんな高いの…」

マサル「………いいよ、買うよ。ユウリに似合うし」

ユウリ「え、いやいやいやいいって流石に！」

マサル「今日はクリスマスでしょ？だからユウリのプレゼント何にしようか迷ってたし」

マサル「これは僕からユウリへのクリスマスプレゼントだよ」

ユウリ「本当に…？」

マサル「うん！」

ユウリ「大好きぃぃぃぃぃぃ！！」ｶﾞｼｨ！

マサル「うおぇっ！？」








サイトウ「………」ｷﾞﾘｷﾞﾘｷﾞﾘｷﾞﾘ

店員「お客様、手から血が出てらっしゃいますが大丈夫ですか！？お客様！？」

ユウリかわいい

ユウリ「〜♪」

マサル「満足した？」

ユウリ「うん！大満足だよ〜でも遊びはこれくらいにして…こっちきて！」ｷﾞｭ

マサル「え、何処行くの？」

ユウリ「すみません！通りますよ〜」








サイトウ「っ！移動する！」

サイトウ「ああっ…人混みが！」

サイトウ「…っ！見失ってしまいました…」








マサル「今度は何が欲しいの！？」

ユウリ「何ってプレゼント選びに決まってるじゃない！着いてきて！その人が欲しそうなのがそこにあるの！」

マサル「！？」








ユウリ「はい着いた！ここだよ、お兄ちゃん！」

マサル「………これって>>702」

>>660
ミスです >>663

アクセサリーショップ

マサル「………これって、アクセサリーショップ！？」

ユウリ「はい、じゃあ後はお兄ちゃんが選んでね」

マサル「え、一緒に選んでくれるんじゃないの！？」

ユウリ「プレゼントは自分で選んだ方がプレゼントしがいがあるでしょ？」

マサル「うーん…」

ユウリ「可愛い妹からのアドバイス！プレゼントはね自分が贈りたい物を選ぶんじゃないの、プレゼントされたら喜ぶ顔、嬉しそうな顔を想像して選ぶの！」

マサル「喜ぶ顔…嬉しそうな顔…」

ユウリ「今日のクイズ全問正解のお兄ちゃんなら大丈夫！」

マサル「！！（じゃあ今までのクイズってその為に…？）」

ユウリ「自信を持って？………大好きなんでしょ？」

マサル「………うん」

マサル「（サイトウさんの、喜ぶ物…よし！）」

マサル「これだ！」







サイトウ「ゼェゼェ…！何処にもいない…！二人は一体…」

ｽﾀｽﾀ…

マサル「本当にこれで大丈夫か不安になってきた…」

ユウリ「大丈夫大丈夫！私から見ても素敵だと思うよ！チャンピオンなのに気がちっちゃいんだから…」

ユウリ「………はぁ、なんか疲れた〜」

マサル「ならあそこのベンチで一休みしようか？」






サイトウ「………もう帰られたんでしょうか…」







ユウリ「ふぃ〜…」

マサル「………ユウリ、今日はありがとね」

ユウリ「ん、何が？」

マサル「プレゼント選び、手伝ってくれて」

ユウリ「何いってんの…選んだのはお兄ちゃんじゃん」

マサル「そうじゃないんだ。大切な事、気づかせてくれた」

マサル「僕、ただただプレゼントを贈る事ばかり考えて…ユウリに言われるまではとにかく女の人が好きそうな物とか、とにかくプレゼントを贈らなきゃとかしか考えてなかった…贈られる人の気持ちを考えてなかったんだ」

ユウリ「うん」

マサル「でもそれじゃ駄目なんだよね。一方通行になっちゃうもんね。その人がプレゼントに喜んでくれてこそプレゼントとして成り立つんだ」

マサル「それに気付かせてくれた。だから…ありがと」

ユウリ「いいよ、兄弟なんだから。気にしないで？………私の方こそありがと…」

マサル「え？」

ユウリ「プレゼント選びとかいって理由つけて着いていっちゃったけど、本当は…















お兄ちゃんと、こうやって一緒に過ごしたかったの」

マササイもいいけどマサユウも良いね

マサル「僕と？」

ユウリ「ほらさ、今年ジムチャレンジ始まってさ、お兄ちゃん参加したでしょ？それから優勝してまた一緒に居られると思ったら、今度は修行とかお仕事とかで、また出ていっちゃってさ…最近全然家に帰ってないじゃん？」

マサル「あ…」

ユウリ「たまーにはさ、帰ってきてくれてもいいじゃん。私、お兄ちゃんに稽古つけて欲しいし、こんなふうに買い物も行きたいし、あ、後カレー食べさせて貰ってない！前から食べさせてあげるって連絡してくれるのに」

マサル「………（たしかに…）」

ユウリ「………」

ユウリ「ううん、これ全部私のわがままだから。そういうわけにはいかないもんね。チャンピオンだもん…」

ユウリ「ごめんごめん、私らしくないよね、こんなの！今のは忘れて…」

マサル「別に…」

ユウリ「！」

マサル「言ってくれれば僕はユウリの所にいくよ？」

ユウリ「え…」////

マサル「休みも修行を削って…あ、後オリーヴさんにスケジュール調節して貰えば…あ、今度また師匠の所に…」

ユウリ「い、いやいやいや！冗談だってば！いいよ、私なんかの為に！」

マサル「ううん、いいんだ。最近強くなる事ばかりで他の事を疎かにしすぎてるって思ってたところだから。甘えたい時には甘えてよ？」

ユウリ「あ、甘えるとか、そんなんじゃ…」ｺﾞﾆｮﾆｮ…

マサル「遠慮なんかしないでよ。兄弟なんだから」

ユウリ「………ま、真似すんなし…」////

ユウリ「………」

ユウリ「でも、うん。ありがとね」

マサル「うん」

ユウリ「………お兄ちゃん」

マサル「ん？」





ﾎﾟｽｯ





ユウリ「大好きだよ」

マサル「………うん」

ユウリ「ん？なんかいい匂い…」ｸﾝｸﾝ

マサル「あ、もしかしてアレのこと？」

ユウリ「あっ！ケバブだ！行列できてる！いつの間に！！アレ食べにいこうよ！！」

マサル「いいよ、僕だけでいくから。ユウリはここで待ってて？二人で立ちっぱにならなくてもいいでしょ？」

ユウリ「そう…？じゃあよろしく！メニュー後で私のスマホロトムに送ってよ！」

マサル「うん、ちょっと時間かかるけど待っててね」

ユウリ「ケバブ♪ケバブ♪」

マサル「やれやれ…」





サイトウ「！」





ｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞ！！






サイトウ「はぁはぁ…やっと見つけました！！」

ユウリ「まだかな〜」ｱｼﾌﾘﾌﾘ

サイトウ「（マサルさんは…いない！チャンスです！この隙に…あの娘にマサルさんとの関係を問い詰める！！）」

サイトウ「（問題があるとすると…変装してるとはいえ、私の正体がバレるかもという事…！どう聞き出すか…）」







？？？「メリークリスマスボル〜♪」






サイトウ「？」

ボールガイ「今日はみんなにハイパーボールのプレゼントボル〜♪」

男の子「ぎゃー！怖いよ〜！」

女の子「ママ〜！！」

サイトウ「💡」









ボールガイ「むぅ〜皆んな遠慮してるのか中々受け取ってくれないボル…」

ドスッ！！

ボールガイ「ボファ！？」

ユウリ「は〜や〜く〜ケ〜バ〜ブー」

ユウリ「ん？待てよ…そうだ！今のうちに…」

？？？「そこの貴女！！お話よろしいでしょうか！？」

ユウリ「はい？」ｸﾙｯ






ボールガイ「………………」






ユウリ「！！！？」

ユウリ「（お、女の人の身体にモンスターボールがのっかってるぅぅぅぅ！！？）」







ボールガイ「………」

ユウリ「………」

ボールガイ「あ、怪しい者ではありません！！…ボル」

ユウリ「（いやいやいや怪しい怪しい！！）」

ユウリ「あ、えっと…どなたでしょうか？」

ボールガイ「見ての通りです…ボル」

ユウリ「いや分かんない分かんない！何！？マスコット！？見た事ないけど何処かの街のマスコットキャラクター！？」

ボールガイ「はい！」⚠️非公認

ユウリ「（なんかよく分かんないけどヤバい！逃げなきゃ！早くお兄ちゃんの所に…！）」

ボールガイ「あ、そうです。これどうぞ…お近づきの印に。レベルボール5個…」

ユウリ「え！？何このボール見た事ない！！かっこいい！ありがとー！！」

ボールガイ「ほっ…」








ボールガイ「さて…早速ですが聞きたい事があります…ボル」

ユウリ「はい？なんでしょう…？」

ボールガイ「貴女とマサルさんは…付き合っているのですか！？」

ユウリ「>>673」

兄妹です

ユウリ「付き合っている？」

ボールガイ「正直に答えて下さい…とぼけても無駄です！今日一日貴女達の行動を観察させて頂きました！」

ボールガイ「一緒にお食事をして、買い物もして、だ、抱き合って…まるでカップルのように！」////

ユウリ「………あの、お兄ちゃんのお知り合いの方ですか？」

ボールガイ「はい！…………はい？お兄ちゃん？」

ユウリ「私、お兄ちゃんとはお付き合いしてないです。兄妹なんだから無理に決まってるじゃないですか」

ボールガイ「？？？」

ボールガイ「きょう…だい…？お兄…ちゃん？」

ユウリ「………私、ユウリって言います。お兄ちゃん…ううん、













チャンピオンマサルの妹です！」

ボールガイ「いもう…と…！！！？」

ボールガイ「え、じゃあ今までのスキンシップは…！？買い物は…！？」

ユウリ「私達兄妹じゃ普通ですよあんなの」

ボールガイ「（そんな、それでは私は…今まで勘違いを…！？）」ｶﾞｸｯ

ユウリ「もしもーし？」

ボールガイ「（でもよかった…、勘違いで本当に良かった…！）」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

ﾎﾟﾛﾘ

ユウリ「あ」

サイトウ「（同時に申し訳ない気持ちで胸が張り裂けそうです…！マサルさんを疑ってしまうなんて…）」

ユウリ「すみません、被り物落ちましたよ…」

サイトウ「え？」

ユウリ「…っていうかあなたは…ラテラルタウンジムリーダーサイトウさんんんん！？本物！！？」

サイトウ「！！！？
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛！！！？」////






モブ1「ジムリーダーサイトウ！？」

サイトウ「！」

モブ2「何でこんな所に！？」

モブ3「まさかボールガイの正体はサイトウさんだったの！？」

サイトウ「（しまった！このままでは…！）」



ｶﾞｼｯ



サイトウ「えっ！？」

ユウリ「ごめんなさい！私のせいで！とりあえず場所を変えましょう！？」

ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀ…！

ケバブ買ってきたマサルが困るぞ

サイトウさんが藤原竜也になっちゃった！

マサルとサイトウが結婚すればユウリはサイトウの妹になるわわけだし仲良くなってくれ

ユウリ「ふう、ここなら一息つけそう…」

サイトウ「………ごめんなさい」

ユウリ「………」

サイトウ「私のせいでこんな事態に…」

ユウリ「本当ですよ、折角シュートシティにきて、しかも普段中々時間作れないお兄ちゃんとのお買い物だったのに…」

サイトウ「っ！！」

ユウリ「楽しいショッピングだったのに…邪魔されて…」

サイトウ「ほ、本当にごめんなさい！まさか御兄妹だったなんて露知らず…あ、あの！私に出来る事はありませんか！？何でもいたします！！」

ユウリ「ん？」

ユウリ「今…なんでもって言いましたよね？」

サイトウ「………はい、出来る事なら何でも…」

ユウリ「ふぅ〜ん…だったらぁ〜」

サイトウ「………」ｺﾞｸｯ













ユウリ「私とポケモンバトル、お願いします！！」ｷｭﾙﾝ！

サイトウ「はいっ！………はい？」

ユウリ「本当に！？バトルしてくれるんですか！？やったー！生ジムリーダーとバトルなんて！滅多にないチャンスだぁー！」ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ

サイトウ「それは…はい、構いませんが。あの、ユウリさんはトレーナーだったんですか？」

ユウリ「はいっ！まだ正式なジムチャレンジャーじゃないんですけど、来年お兄ちゃんが推薦状をくれるので！」

ユウリ「一度試してみたいんです！今の私の実力がジムリーダー相手にどこまで通用するのか！お願いします！」

サイトウ「………（まずいですね。ポケモンは連れてきてはいますが、今は本気のメンバーしかいない状況…。）」

ユウリ「もちろん本気で！」

サイトウ「！」

サイトウ「………分かりました。それで謝罪になるのであれば、受けてたちましょう！」







サイトウ「ここはパワースポットではありませんのでダイマックスは出来ません。一対一の通常バトルにはなりますが、宜しいでしょうか？」

ユウリ「元々まだ一匹しかポケモンはいないので大丈夫です！（ダイマックスはやりたかったな…）」

サイトウ「分かりました。貴女の心、どんな攻撃にも騒がないのか…私が試すとしましょう！カイリキー！」

カイリキー「トウ！コン！」

ユウリ「本物のカイリキーだぁ…！よろしくお願いします！よーし、いっくよぉー！>>681」

ヒバニー

>>681
ごめんなさい。まだ御三家は貰ってない設定なので！御三家以外でお願いします！注意書きし忘れました。すみません。
>>683お願いします

ピカチュウ

ユウリ「ピカチュウ！」

ピカチュウ「ピッカァ！」

サイトウ「ピカチュウ…（今までのジムチャレンジではみないポケモン。大抵のトレーナーはライチュウに進化させていましたが…）」

ユウリ「いっきますよー！ピカチュウ！じゃれつく攻撃！」

ピカチュウ「ピカァ！」ｼｭｯ!

サイトウ「（っ！早い！？）」

ピカチュウ「ピカピカピカピカ！！」





ボコボコボコボコボコボコ！！　　





カイリキー「っギ…！」

サイトウ「！？（想像以上の攻撃力！このピカチュウ…！）」

サイトウ「カイリキー！炎のパンチ！」

カイリキー「リッキィ！」

ユウリ「瓦割り！」



ガキィ…！




ピカチュウ「ピィ…！」ｽﾞｻﾞｻﾞ

サイトウ「ダメージを最小限に抑えましたか…同時にカイリキーの間合いの外へ…！」

サイトウ「ですが、カイリキー！岩雪崩です！」

カイリキー「ふんっ！！」ﾄﾞｺﾞｫ！！

ピカチュウ「！？」

ユウリ「ピカチュウ！動かないで！」







ドガガガガガガガガガ…！

サイトウ「………！」

ピカチュウ「ピッカァ…！」

ユウリ「ふぅ…」

サイトウ「（岩雪崩が当たらなかった…まさかあの一瞬で岩が落ちる場所を見切るとは…騒ぐどころか揺らぎすらしない。この人は…）」

ユウリ「（あっぶなーい…一撃一撃が致命傷クラスの攻撃力、おまけにじゃれつくも大したダメージになってない。やっぱり…）」

サイトウ・ユウリ「「（強い！！）」」







同時刻　　マスター道場

マスタード「………」

マスタード「思い出した。サイトウちんがいってた女の子…多分マサルちんの妹、ユウリちんだ」

マスタード「（確かワシちゃんとの本気バトルの数日後、修行の見学としてマサルちんが連れてきたんだっけ…）」

マスタード「（あの娘は印象的だった…知識だけじゃない。一度道場のポケモンをレンタルさせて門下生とバトルさせてみたけど、初めてみた筈のポケモンの得手、不得手を把握し、そのポケモンが得意とする戦術を瞬時に組み立て勝利した）」

マスタード「（ポケモンへの指示も完璧。アレでまだジムチャレンジャーですらなかったなんてね…）」

マスタード「（センスだけならマサルちんやダンデちん…いや、それ以上かも…）」

マスタード「って感心してる場合じゃなかったね。早くサイトウちんに伝えないと！」ﾋﾟﾎﾟﾊﾟ










店員「はーい、次のお客様どーぞ！」

マサル「………やばい。もうちょっとで僕の順番くるんだけど」

マサル「もうメニューの写真送っといたはずなのになんで返信来ないんだよユウリ〜」ﾋﾟﾎﾟﾊﾟ

ユウリ強いな

ﾋﾞｷｨ…

ピカチュウ「っ！」

ユウリ「（ヤバい…瓦割りで相殺させたと思ったのに、それでも大ダメージじゃん…）」

ユウリ「（さっきの岩雪崩だってたまたま避けられたようなもんだし、連発されたらたまんない！短期決戦で決めなきゃ！）」

ユウリ「（でも下手に突っ込んでいったらカイリキーにバスケットボールにされるのがオチ…よし！）」





サイトウ「（スピード以外の全能力は全てカイリキーが上！しかし彼女達の目は死んでいない！油断はしません！）」

サイトウ「カイリキー、クロスチョップ！」

カイリキー「リッキィ！」

ユウリ「（来た！）ピカチュウ！」



ズハァン！！



カイリキー「………？」

サイトウ「………（ピカチュウが消えた…？）」

サイトウ「（違う、地面に壕が…穴を掘って隠れましたね）」

ユウリ「（チャンスは一瞬！ピカチュウ、しんどいかもだけどその一瞬であなたの最高の技を叩き込んで！）」

サイトウ「………」

ユウリ「………」

カイリキー「………」




ユウリ「今だよ！！」




ﾎﾞｺｫ！





サイトウ「（来た！しかし、高所へ跳び上がり過ぎた！空中では隙ができ…）」

カイリキー「！？」

サイトウ「（違う！アレは…岩！？）」

ユウリ「ピカチュウ！いっけぇぇぇぇ！！」

ピカチュウ「ピッカァァァァァァァァ！！！」ﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘ…









ユウリ「ボルテッカァァァァァァァァァァァ！！！！」









サイトウ「………！」









ドコォ！！！！！

カイリキー「………」

ピカチュウ「ピィ…！！」

ユウリ「（入った…！完璧に！！）」





カイリキー「」ｼｭｳｳｳｳ…





ユウリ「！？（カイリキーが…消えた！？）」

サイトウ「上です」

カイリキー「リッキィィィ！！」

ピカチュウ「ピカッ！？」

サイトウ「炎のパンチ！」






ドコォン！！






ピカチュウ「ピィッ…！」

ユウリ「！！」

ピカチュウ「チャア〜…」ﾄﾞｻｯ











ユウリ「………負け…ちゃった…」

ユウリ「ふう…お疲れ様。ありがとうピカチュウ。頑張ったね」

ピカチュウ「ピィ〜〜〜」

ユウリ「大丈夫。悔しいのは私も同じだよ」

ユウリ「（もしかして…この人が）」

サイトウ「（最後の一撃は素晴らしかった…身代わりを盾にしていなければ大ダメージは避けられなかった…）」

サイトウ「（これが、マサルさんの妹さんの実力…）」






ユウリ「ありがとうございました！」ﾍﾟｺｯ

サイトウ「いえ、こちらこそいいものを見せていただきました」

ユウリ「やっぱり強かったな〜…こんな人が7人もいるんでしょ？バッチ全部集められるかな…」

サイトウ「ふふ…ご心配なく。ちゃんとジムバッチに合わせた戦いをさせて頂きますので。ジムチャレンジの中で成長すれば、あなたなら必ず全てをクリア出来ますよ」

ユウリ「そっか〜、えへへ…。ありがと、サイトウさん。そう言われたら自信つきそうです」

ユウリ「………」

ユウリ「あのっ、聞きたい事があるんですが…」

サイトウ「何でしょう？」

ユウリ「間違ってたら申し訳ないんですけど…








サイトウさんはお兄ちゃんの恋人ですか！？」

サイトウ「………








っ！！！？」////

サイトウ「ななななななな…何故！！違いま…！！」

ユウリ「その反応！やっぱりそうなんですね！！」

サイトウ「違…」

ユウリ「………」

サイトウ「………」

ユウリ「………」

サイトウ「そう…です」

ユウリ「やっぱりそうだったんだ…サイトウさんがお兄ちゃんの…！うわっはは♪」

サイトウ「………何故そう思ったんですか？マサルさんがそのお話をされていたのですか？」

ユウリ「いえ…誰かまではお兄ちゃんは言ってくれませんでした。けど兄が言ってたんです。お兄ちゃんの恋人は…」








マサル『ポケモンバトルが強くて…ううん、本人も強くて…それでいて慢心もしない。常に冷静でかっこいいストイックな素敵な女性なんだよ』







ユウリ「って！」

サイトウ「………」////

ユウリ「後これです！」

サイトウ「これは…マサルさんのレアリーグカード！？」

マサル　背番号227

『幼少期にジムリーダーサイトウの試合を見てから彼女の猛烈なファンになった。
それ以降彼女の練習を真似てストライクと共に母の指導の元、ジムチャレンジまでの3年間自らを鍛えていた。

ファイナルトーナメント終了後、共に戦い抜いたストライクは寿命で亡くなってしまったが、今では元チャンピオンマスタードからダグマとギャロップを譲り受け、仕事の合間でマスター道場で鍛錬を続けている。

最近はエースであるゴリランダーを人気にするため、リザードンポーズならぬゴリランダーポーズを考えてるがしっくりくるものが思いつかないのが悩みらしい』

ユウリ「お兄ちゃんがあなたのファンだった事がリーグカードに書かれてあったんです。それとお兄ちゃんが言ってた事を照らし合わせて考えてみたら…お兄ちゃんの好きな人はサイトウさんしかいないって」

サイトウ「………」

ユウリ「後、ヤキモチ妬いてたんですよね？私とお兄ちゃんが仲良くしてたから…」

サイトウ「それは！………はい、その通りです」////

ユウリ「（かわいい）」

将来的には家族になるんだからお姉ちゃんと呼んでみたら

サイトウ「他には…」

ユウリ「？」

サイトウ「他には何かおっしゃっていましたか？マサルさん、その…私の事」////

ユウリ「ああ、ええと…他には>>696」

すごい美少女

ユウリ「熱心に語っていたのはサイトウさんが凄い美少女って所ですね！」

サイトウ「っ！！！」////

ユウリ「バトル中の凛とした表情とか、でもたまに不意を突かれて慌てる所とか、甘ーい物を食べてる時のウキウキした所とか、後は…たまに見せてくれる笑顔が最高なんですって！！」

サイトウ「////」ﾌﾟｼｭｳｩｩｩ…

ユウリ「他にも20個くらい何か言ってたんですけど…ええと、何だったっけな…」

サイトウ「すみません、もう結構です…限界です…勘弁してください…」////

ユウリ「（現在進行形で可愛い…）」

ユウリ「あ、じゃあ私からも質問！サイトウさんはお兄ちゃんのどういう所が好きになったんですか！？」

サイトウ「>>698」

強くて優しくて逞かっこよくてよくてそのうえ見た目も良いなど色々あってとても語りつくせないぐらい沢山

強くて優しくてたくましくて格好良くてそのうえ見た目も良いなど色々あってとても語りつくせないぐらいたくさん

サイトウ「そうですね…やはり強くて」

ユウリ「ふんふん♪」

サイトウ「優しく…」

ユウリ「うんうん♪」

サイトウ「逞しく…」

ユウリ「ふーん？」

サイトウ「かっこよくて…見た目も申し分なく」

ユウリ「おお…！」

サイトウ「他にも色々あって語り尽くせないくらい沢山ありますが、やはり1番は…」

ユウリ「1番は？」ﾜｸﾜｸ

サイトウ「どんなピンチにも必ず駆けつけてくれる所でしょうか」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

ユウリ「きゃあああああああああああ！？何それ素敵ぃぃぃ！」

ユウリ「へぇ〜まさに相思相愛ってやつなんですね！いいな〜羨ましい…っていうか恋人同時ならなんで一緒にいないんですか？クリスマスなのに」

サイトウ「………それは」




・・・・・・・・・・・・・・・・・




ユウリ「そうだったんですね…。サイトウさんはお兄ちゃんと同じくらい強くなる為に」

サイトウ「はい、正直マサルさんと過ごす時間は心落ち着くものがあります。ただ一緒にいてしまえば自分の実力が錆び付いてしまうのが少し怖いんです。ですから今はこうやって距離を置いてるんです」

サイトウ「ただ、折角のクリスマスですしプレゼントくらいは贈ろうかと……









はっ！しまった！すっかり目的を見失ってプレゼント選びするのを忘れてました！！」

ユウリ「そうなんだ…！なら丁度いいかも！」ﾋﾟﾎﾟﾊﾟ

サイトウ「？」

ユウリ「げっ、着信めっちゃある…」

ユウリ「もしもし、お兄ちゃん？ごめーん外せない用事があってさ〜…あっ、シシケバブ買ってきてくれたの？ごめん、私アダナ・ケバブの方が好きなの！悪いけどもう一回買いに行ってきてくれる？じゃ、宜しく〜♪」

マサル『え！？ちょ…』ﾋﾟｯ

ユウリ「これで良し！」

サイトウ「よ、良しとは…？」

ユウリ「さあ行きましょう！プレゼントまだ決まってないんでしょ？」

サイトウ「え…！」















ユウリ「一緒に選びましょう！お兄ちゃんへのクリスマスプレゼント！」

ユウリ「〜〜〜♪」

サイトウ「あの…マサルさん待たせたままでよろしいんでしょうか！」

ユウリ「大丈夫大丈夫！それよりもお兄ちゃんのプレゼントにピッタリなお店、ショッピング中に見つけたんです！」

サイトウ「！！本当ですか？それは心強い…！して、そのお店というのは…？」

ユウリ「着いてからのお楽しみです！」

サイトウ「くすっ…（この感じ、マサルさんとの1週間を思い出します…）」








ユウリ「じゃじゃーん！ここですよ！」

サイトウ「ここは…>>703」

何でも売ってるお店るお店

何でも売ってるお店

ﾜｲﾜｲｶﾞﾔｶﾞﾔ

サイトウ「雑貨屋のような所ですね…ラテラルタウンにある掘り出し物市のようです」

ユウリ「何でも置いてそうなお店ですから！この中にならピッタリなプレゼントがありそうな気がするんです！入りましょう！」




10分後




サイトウ「服、アクセサリー、人形、バック…成程確かに何でも置かれている…」

サイトウ「どれにするべきか…」

ユウリ「サイトウさーん！見つかりましたか？」

サイトウ「いえ、中々…」

ユウリ「私は決まっちゃいました！やっぱり迷ってるんですか」

サイトウ「もちろんです。どれがマサルにお似合いなのか…」

ユウリ「サイトウさん、大事なのはプレゼントされた相手が笑顔になれる物ですよ！」

サイトウ「笑顔…マサルさんの…」

サイトウ「………よしっ！これに決まりました！」

サイトウ「マサルさん、喜んでいただけるでしょうか…」

ユウリ「お兄ちゃんならサイトウさんがくれる物なら何でも喜んでくれそうですけどね…」

prrr…

ユウリ「はいもしもし…あ、お兄ちゃん！ケバブ買えたの？ありがと！………はいはい、すぐ戻るから待ってて！」ﾋﾟｯ

サイトウ「マサルさんから…ですか？」

ユウリ「はい！本当はもっと色々お話したかったけど…もう行きますね？」

ユウリ「あのっ！改めてバトルしてくれてありがとうございました！」

サイトウ「あ、いえ！こちらの方こそプレゼント選び、手伝って頂いてありがとうございました！」

ユウリ「………サイトウさんが強くなる理由ってお兄ちゃんと同じくらい強くなって、ファイナルトーナメントで優勝する事なんですよね？」

サイトウ「………それだけではありません。その上でマサルと闘う為です！」

ユウリ「そっか…なら私達、ライバルですね！」

サイトウ「？」

ユウリ「私の目標も、お兄ちゃんを倒す事ですから！その為にも来年のジムチャレンジをクリアします！そして今度は私が勝ちますから！」

サイトウ「！！」

ユウリ「えへへ♪それじゃあさよなら！」

サイトウ「あ、はい！さようなら！」




ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ…




サイトウ「………」

ユウリ「おーーい！！」

サイトウ「！？」

ユウリ「ラテラルタウンで覚悟して待ってて下さいねー！お義姉ちゃーん！」

サイトウ「おねっ！？」////

サイトウ「そうでしたね…私とマサルさんが………すればユウリさんが私の…」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

サイトウ「………ですが一歩も引くつもりはありません！







マサルさんと闘うのは私です！！」

ユウリ「お待たせ〜お兄ちゃん！」

マサル「お待たせじゃないが！お兄ちゃんケバブ三つも買ってまってたんだよ！今まで何やってたんだよ〜…」

ユウリ「ごめんごめん！ちょっと強そうなトレーナーを見かけちゃってね、勝負してたの！」

マサル「勝った！？」

ユウリ「負けた」

マサル「あら…」

ユウリ「でも楽しかった！貴重な経験ができたよ！！」

マサル「全くもう…どうせなら僕も混ぜて欲しかったな」

ユウリ「それは色々駄目！な〜ぜ〜な〜ら〜？」

ユウリ「サプライズにならないからです！お兄ちゃん！受け取ってよ！」

マサル「………え。僕に！？」

ユウリ「うん…お兄ちゃんのプレゼントと比べたら釣り合わないけどさ」

マサル「開けていい？」

ユウリ「どうぞ？」

マサル「………」ｶﾞｻｶﾞｻ

マサル「これって…>>708」

メガストーン

あけおめ

>>709
あけましておめでとうございます

マサル「これって…メガストーン！？メガストーンじゃないか！しかもキーストーンまで！どこで売ってたのこれ！？」

ユウリ「雑貨屋さん！いいでしょこれ。メガシンカは公式の大会じゃ使えないけど、プライベートのバトルとかなら使えるからいいんじゃないかな〜って思って！」

マサル「本物だ…ヘルスイーツバイキングで使ってる人は見たことあるけど、自分で使えるようになるなんて…！」

マサル「ありがとうユウリ！最高のプレゼントだよ！」

ユウリ「どういたしまして！………お兄ちゃん」

マサル「うん？」

ユウリ「王座で待っててね！来年絶対たどり着いて、そしてお兄ちゃんに勝つから！」

マサル「どうかな…トーナメントに勝ち上がるだけでも大変だし、何より………










絶対今年よりも遥かに強くなってるトレーナーがいるから！」

クリスマス当日　ラテラルタウン

サイトウ「ふう、寒い…。しかし負ける訳には行きません！皆さん、今日はヨロイ島で寒中水泳をしますよ！」

カイリキー「リッキィ！」

マッシブーン「ババルグゥ！！」

サイトウ「それでは………ん？」

サイトウ「ポストに何かが………ってこれは！？」

サイトウ「マサルさんから！？」ｶﾞｻｶﾞｻ





『サイトウさんへ

サイトウさん、寒さがすごい季節になってますがお元気ですか？
トレーニングには励んでいると思いますけどお身体には気をつけて下さいね？
これは僕からのプレゼントです！良かったら付けてみて下さい！

メリークリスマス！マサルより』







サイトウ「………マサルさん」ｷﾞｭｯ

サイトウ「………」ｶﾞｻｺﾞｿ

サイトウ「………これは>>713」



アクセサリー類

ペンダント

ハロンタウン

マサル「ん〜今日は雪も積もってないし、絶好の修行日和だぁ………さあ！ギャラドス！」

ギャラドス「ぎゃるおん！」

マサル「早速君の新しい力を試し…ん？」

マサル「ポストに何か入って………て！これぇ！サイトウさんからだ！やったぁ！！」





『マサル様へ

拝啓、もう年末。休息の中でも研鑽を怠らぬ日々をお過ごしのことと存じます。
これは私からのクリスマスプレゼントになります。是非ご活用下さい。

サイトウより』






マサル「サイトウさん…」////

マサル「………」

マサル「これって…！>>715」

手袋とマフラー

数日後　　ナックルジム




マサル「キバナさーん！」

キバナ「おせーぞマサル？このキバナ様を待たせるたぁ、偉くなったなぁおい？」

マサル「ごめんなさい！技構成どうしようかと色々迷ってて…」

キバナ「バーカ、冗談だよ。実際偉くなったしな…って、おー！洒落た格好じゃねーか！」

マサル「えへへ、わかります？」

キバナ「お前もようやくお洒落って奴が分かってきたみてーだな。俺様の教育のお陰だな、うんうん」

キバナ「よし！一歩大人に近づいた記念に、自撮りいくぞ！こっち来い！」

マサル「はい！」



ｶｼｬ




キバナ「うっし！………いいな、そのマフラーと手袋。自分で買ったやつか？」

マサル「これは…大切な人からの贈り物です。これがあればこの寒さ…ううん、これからの寒さもずっと乗り切れます！」

キバナ「はは、そーか！なら…脱ぎたくなっちまうほどの熱いバトルをプレゼントしてやるぜ！！こい、ジュラルドン！！」

ジュラルドン「ゴーキン！」

マサル「はい！いくよ、ギャラドス！！」

ギャラドス「ぎゃるおぉぉぉん！！」











マサル「限界突破で全てを破壊し尽くせ！！メガシンカ！！」

マスター道場

サイトウ「おはようございます！！」ﾊﾞｧﾝ！

マスタード「おお…サイトウちん！」

ミツバ「あら、サイトウちゃん！おはよう！元気になってるみたいじゃない！」

サイトウ「ええ、私はもう大丈夫です！………ご心配をおかけしました」

マスタード「いやいや大丈夫だよん♪でも良かった良かった………もしあのままの状態だったら…」


ﾊﾞｻｧ！


マスタード「週の楽しみがなくなってしまうからのう！！さぁ、勝負といこうぞ！！」

サイトウ「よろしくお願いします！」

ミツバ「………サイトウちゃん、いいわね、そのペンダント。貰ったの？」

サイトウ「はい………決して手離せない、命より大事なものです」

マスタード「………」

サイトウ「（これを着けていれば、離れていてもご一緒出来る。そんな気がするから…）」

サイトウ「（しかし本当にお会いする時は！あなたと互角以上に戦えるように！必ず強くなって見せます！！）」

サイトウ「始めましょう、カイリキー！」

カイリキー「リッキィ！！」






しかし来年の2月のバレンタインデーに、早くもこの2人が再会を果たしてしまう事は………まだ誰も知らなかった。




FIN

改めて新年あけましておめでとうございます！
まさか番外編2本も上げる事になるとは予想できませんでした！
そして700レスを超える事になるとも思いませんでした！
書く気力はいつもコメントくれる皆さんのおかげです！



ユウリのキャラはいかがだったでしょうか？イメージは「うざい妹」です！
イメージ通りじゃなかった（ショタコン）場合は期待にそえず、ごめんなさい！




お目汚し、失礼しました！

素晴らしかったです

おもしろかった