ソッド＆シルディ「おや、おやおーや！！」

剣盾エンディング後のイベントから半年後…
ワイルドエリアにて

ソッド＆シルディ「おや、おやおーや！」

マサル「！！」

ソッド「にっくきチャンピオンにまさかこんな所で会うとは！」

マサル「今更俺に何の用だ！？」

シルディ「そんなの…決まってるじゃないですか。あなたからザマゼンタとムゲンダイナを奪い、あなたをチャンピオンの座から引きずり降ろしてドン底に陥れるんですよ！」

マサル「何だと…ぐわっ！？」

ホップ「…… …… ……」

マサル「ホッ、プ…な…なん、で…！？」

ホップ「…… …… ……クッ、お前のせいで…お前のせいで！！」

マサル「な、にぃ…う……ダメだ…意識が……」

シルディ「成功ですね。ホップ、今すぐにあの2匹を」

ホップ「ああ！」

ホップはマサルのポケモンボックスからザマゼンタとムゲンダイナを奪った。

3人「それでは…グッド、バイ！」

つづく

半年の間に何があったんだよ

マサルの意識が戻ったのはそれから4日後だった。
ハロンタウンの自宅

マサル（俺のボックス…いくら探してもあの2体がない！）

マサル（…まさか、あの時！…突然背後からスタンガンで襲われて、それで意識失くして…！！）

マサル（ううっ、チクショー！！…俺が半年前、まどろみの森で奴に握手したせいで…奴にいいように利用されたんだ…！！）

ソニア「た、大変だよ！！」

マサル「ソニアさん？何だよ突然…」

ソニア「ターフスタジアムでまたダイマックスポケモンが暴れてるらしいの！…あと、ターフタウンの住民やポケモンが原因不明のウイルスに感染したって…」

マサル「はぁ、原因不明のウイルス！？」

ソニア「ちょ、ちょっとマサル！？体は大丈夫なの！？」

マサル（ウイルスだと？…急がないとガラル全体が大変な事になる！…お前を絶対に許さない、今度こそお前を倒す…ホップ！！）

つづく

ターフスタジアム

ヤロー「チャンピオン！？」

マサル「何があったんですか！？」

ヤロー「ウールーと散歩中に怪しい雲を見たんだ。嫌な予感がして街に帰ったら、住民やポケモンがバタバタと倒れていて…それでスタジアムに戻ったら……コート内にダイマックスポケモンが暴れ回っていたんだよ！！」

マサル「ええ！？」

ヤロー「行きましょう！」

マサル「は、はい！」

スタジアムコート
マサル（ダイマックスしたワタシラガか…――けど、何かが違う！！）

マサルとヤローは、ダイマックスポケモンを鎮めた。しかし、マサルの心は明らかにざわついていた。

ヤロー「ふう…どうにか一件落着ですね」

マサル「……」

ヤロー「どうかなさいましたか？」

マサル「あ…いえ、特に」

マサル（…あのダイマックスポケモンは確かに半年前と違っていた。あの場にトレーナーはいなかったけど、身体中を締め付けられるようなプレッシャー、憎しみと殺意のオーラは想像以上だった……まさか、「アイツ」と？）

ホップ「よおよおよおーーッ！！！」

マサル「ホップ……お前！！」

ホップ「意外と回復早かったんだなあ！さぁーて…今度はどれにしようかな〜？」

ソッド「実験は成功ですね。弟よ。」

マサル「お前ら……！！」

シルディ「そうですね。この勢いのまま他の街でも行いましょう！」

ホップ「ああ、最終的にはザシアンとザマゼンタ、オレ様の人脈を利用して…お前の人生メッチャクッチャにしちゃおうかなアハハハハ！！！」

マサル「……！！」

ソッド「にっくきチャンピオンよ！どうしてもワレワレを止めたければ…」

シルディ「あなた一人で、ワレワレのカレイなオッシーリを追いかけなさい！！」

ホップ「じゃあな…オ・ト・ナ・リさん☆ワーハッハッハ！！！」

つづく