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ホップ「あのさ!今日は10月31日!ハロウィーンなんだぞ!?何でバレンタインデーって単語が何度も出てくるんだよ!?」

 ▼ 1 WZienuer1k 20/10/31 23:19:49 ID:qzlcELbQ NGネーム登録 NGID登録 報告


ホップ「よーし!ウィッグもメイクもバッチリだ!ソニア、ドレス貸してくれてありがとな!」

ソニア「なんて事ないよ!いやでもホントに似合ってるわね……アリスのエプロンドレス」

ホップ「へへ、ソニアのメイクが上手いからだぞ!今日のオレはどこからどう見たって美少女だ!」

オレが身につけているのは、水色のエプロンドレス!▼

ロングヘアーのウィッグにリボンのカチューシャをつけ、ピンクのグロスリップと、ラメ入りのアイシャドウがオレの魅力を引き立てる!▼

可愛らしいドレスワンピに、フリルのついた白いソックス……うーん、最高!▼

鏡に映るオレは、完璧な美少女としか言いようがないぞ!▼

ソニア「うける。まあ可愛いけどさ!あとで写真撮らせてね」

ホップ「わかったぞ!じゃ、早速……ソニア!トリックオアトリート!」

ソニア「ふふ、ホップ?あたしからのトリートは帰りのティータイムって言わなかったっけ?」

ホップ「あ、そうだったな……ごめんなさい!お茶会楽しみにしてるぜ」

ソニア「いいのいいの!それより早く行って来なよ。ルリナにもよろしくねー!」

ホップ「はーい!」

 ▼ 24 WZienuer1k 20/11/01 21:03:32 ID:itHAKT2k [1/40] NGネーム登録 NGID登録 報告



マクワ「キバナさん!あなたフィナンシェはお好きですか!?」

キバナ「へえっ!?す、好きです……」

マクワ「じゃああげますよ!ほら!喜んでください!」

キバナ「あ、ありがとうございます!?」

したっぱ「そうか嬉しいか!じゃあマドレーヌはどうだ!好きか!?」

キバナ「す、好きだけどよ……それ以上もらっても」

したっぱ「好きなのか!?あ゛!?!?」

キバナ「す、好き!!オレさまマドレーヌ大好きだ!!」

したっぱ「いいじゃねぇか!おら!くれてやるよ!!」

キバナ「ありがとうございます!!」

ホップ「……何やってんだあいつら」

マリィ「お菓子あげてるんだよ」

ホップ「いや、それは分かるけどさ……キバナさんのポケット……色々凄い事になってるぞ?」

キバナさんの仮装は……まよなかのルガルガン!▼

髪の毛下ろしてワックスでキメてるから、顔を見るまで誰だか気付かなかったぞ……▼
それにしても!ルガルガン風の、赤と白の派手なファーコートを、胸元の開いた黒シャツと合わせてワイルドに着こなすのはキバナさんって感じだな!▼

高そうなベルトや革靴もイカしてるけど……うーん、カブさんの後だからどうも安っぽく見えるぞ……▼

マクワ「さあ、ドラゴンストーム!キャンディはお好きですか!?」

マクワさんの格好も……ルガルガンだ!まひるの姿だな▼

こちらも負けじとワイルドな着こなしだ!ルガルガンのフワフワな耳と尻尾がかわいくなり過ぎないように、シルバーアクセサリーを駆使してるのは流石マクワさん!かっこいいぞ▼

キバナ「す、好きです!好きだけどオイ!ちょっと待てよ!」

マクワ「好きならどうぞ!遠慮なく!!受け取ってください!!!」

キバナ「あーあーあー!!!やめろ!もうポケット入らねぇぞ!?」

ネズ「ああやって、ポケットがいっぱいになるまで菓子をくれてやるのがスパイク流のハロウィーンなのです……トリックでありトリート!カラマネロのような二面性!ロッケンロール……」

ホップ「なるほど……ありがた迷惑ってわけか!」

 ▼ 25 WZienuer1k 20/11/01 21:04:31 ID:itHAKT2k [2/40] NGネーム登録 NGID登録 報告

キバナ「おい!や、やめろ!無理もー無理!それ以上入らねーからぁ!!」

したっぱ「……どうします?」

マクワ「そうですね……これ以上詰め込むと焼き菓子が崩れてしまいますし、この辺で解放して差し上げましょうか」

したっぱ「はい!おら、ドラゴンストーム!手ェ出せ!」

キバナ「お、おう……って!ちょ!?」

キバナは キャンディのやま を手に入れた!▼

キバナ「いや、あの……えっ?」

したっぱ「あばよ!今度会った時はゆっくりお茶しようぜ!」

マクワ「ありがとうごさいました……おや、ネズさん。こちらのお二方は新しい……えっ!?」

マリィ「よっ!」

ホップ「こんにちは!」

マクワ「マリィさんに、ホップさんですか……驚きましたよ。お二人共、不思議の国の仮装、よく似合っています」

マリィ「ありがと、マクワさんのルガルガンもワイルドでカッコいいよ」

マクワ「フッ……当然ですよ」

キバナ「な、なあ……色々言いたいことがあるんだけどよ、誰か手伝ってくれねーか……?」

ネズ「嫌です」

キバナ「ひでえ!」

 ▼ 26 WZienuer1k 20/11/01 21:06:34 ID:itHAKT2k [3/40] NGネーム登録 NGID登録 報告
ホップ「全く……仕方ないんだぞ!ほら!アメ持ってやるよ」

キバナ「ホップきゅん……!」

マリィ「ホップは優しいね……ほら、マリィも手伝ったげる」

キバナ「マリィせんぱい……!」

ネズ「キモ……」

マクワ「不愉快です」

キバナ「おいオマエら!オレさまがカッコいいからって嫉妬するなよ!」

ネズ「は?おまえ……カブさんの仮装見てもまだ自分がカッコいいと言えるんですか?頭大丈夫かよ」

キバナ「うるせぇ!カブさんは別枠だろ!な!?そうだろホップ、マリィ!」

ホップ「まあ……そうだな!キバナさんも普通にかっこいいぞ」

マリィ「うん。キバナさんも十分にかっこよか!でも同じルガルガンならマクワさんの方が好きかな」

マクワ「ありがとうございます」

キバナ「びっくりするほど嬉しくねぇ褒め方してくるなオマエら……」

ネズ「カブさんが圧倒的過ぎるんだよな……正直、おまえの投稿見た時仮装しなくてよかったと思いました」

キバナ「まあ、カブさんのヤバさについては認めるぜ。ホップとマリィも会ってきたんだろ?マジハンパねぇ雰囲気出てたよな!」

ホップ「おう!本物のドラキュラだったぞ!な、マリィ!」

マリィ「うん……マリィ、男の人見てドキドキしたの、あれが初めてだった……」

ネズ「ハギャぎ!?!?」

マクワ「マリィさんにそこまで言わせるとは!ぼくも後学のためにエンジンシティへ行くべきか……」

キバナ「マジかよ……なあ、オレさまはどう?ときめいた?」

マリィ「ヒミツ」

キバナ「っ、おいネズ!スパイクタウンの学校は駆け引きの仕方も教えんのか!?」

ネズ「黙れ!キバナおまえ……生きたまま内臓抉り出して四つ裂きにしてやる!!」

キバナ「なんで??オレさまはただマリィに質問しただけだろ!?」

 ▼ 27 WZienuer1k 20/11/01 21:11:04 ID:itHAKT2k [4/40] NGネーム登録 NGID登録 報告

ホップ「なあ……オレら、そろそろシュートシティに行きたいんだけど……まだかかるのか?」

マクワ「そうですよ、ネズさん。ぼくたちも暇じゃないでしょう」

ネズ「ああ……そうでしたね。ホップ、マリィ、今日のシュートシティは騒がしいと思うので、あまり遅くならないように。帰りには気をつけるんですよ」

ホップ「はーい!」

マリィ「はいよー」

ネズ「全く……分かっているんだか分かってないんだか」

キバナ「ネズ、安心しろ!オレさまもシュートシティに用があるんだ、コイツらのボディーガードは任せてくれ」

マクワ「いや、あなたが一番危険でしょう……?」

ネズ「おまえはここで始末するからその必要はありません」

キバナ「なんでだよ!」

ネズ「というのは冗談です。おそらく平気だとは思うが……二人のこと、お願いしますね」

キバナ「おうよ!」

マリィ「じゃ、行こっかルガルガン」

キバナ「Awoo!」

ホップ「こら!無駄吠えは駄目だぞ!」

キバナ「ホップ!そこは『似てる』って褒めちぎるとこだぞ!?」

マクワ「さて、ぼくたちもお菓子の補充をしましょうか」

ネズ「ですね……なあ、マクワ」

マクワ「どうしました?」

ネズ「今夜の打ち上げ、キバナも誘っていい?もちろんおれが奢りますが」

マクワ「そうですね……ぼくも彼に何か奢らせて頂けるなら、構いませんよ」

 ▼ 28 WZienuer1k 20/11/01 21:11:37 ID:itHAKT2k [5/40] NGネーム登録 NGID登録 報告



【電車内】



 ▼ 29 WZienuer1k 20/11/01 21:13:26 ID:itHAKT2k [6/40] NGネーム登録 NGID登録 報告



キバナ「はぁ……散々な目に遭わされたぜ!でもお菓子はうめーな」

マリィ「キバナさんって甘党なの?」

キバナ「んー、それなりかな。てかオマエら!仮装、最高にイカしてるぜ!あとで写真撮ってくれよな」

ホップ「オレは構わないぞ!」

マリィ「いいよ」

キバナ「さて!お菓子集めの進捗はどうだ?その調子じゃ順調みたいだな!」

マリィ「うん!美味しそうなお菓子、いっぱい貰ったよ」

キバナ「そっかそっか!じゃ、オレさまからもいいモノやるよ!」

オレとマリィは チョコレートボックス を手に入れた!▼

ホップ「おー!」

オレンジ色のチョコレートボックスには ポケモンのシールが貼ってある!▼

マリィ「すごい!でもこの中に入ってるのは全部貰い物なんでしょ」

キバナ「ちげーよ!一応オレさまが買ったやつだぞ!最高級品だぜ」

ホップ「ありがとな、キバナさ……ん?」

キバナ「どうした?」

ホップ「あの……これ」

キバナ「へへ、いい感じだろ?ハロウィーンって感じでさ!オレさまもシール貼ってやったんだぜ」

バケッチャやパンプジン、ドラメシヤのハロウィーンなシールの下に……▼



ホップ「ハッピーバレンタインデーって……書いてないか?」



 ▼ 30 WZienuer1k 20/11/01 21:16:54 ID:itHAKT2k [7/40] NGネーム登録 NGID登録 報告

キバナ「エッ?気のせいだろ……」

マリィ「ううん……気のせいじゃなか!マリィのにもバレンタインって書いてあるよ!」

キバナ「あっ……」

ホップ「キバナさん!どういうことなんだよ!?」

キバナ「ご、ごめんなさい!悪い!確かに残り物だけど賞味期限は来年までだし……その、滅茶苦茶うまいチョコだからさ!めっちゃ高かったんだぞソレ!?絶対に後悔させないぜ」

マリィ「…………」

キバナ「な、なんだよその目は……!」

マリィ「いや、美味しいのはいいけど……シールで貼って誤魔化そうとするのが嫌やけん!卑怯者!」

キバナ「ひ、卑怯って!オレさまなりの配慮のつもりだったんだが!?」

ホップ「……っ、ハァ……」

キバナ「お、おいホップ……そんなに嫌だったか?」

ホップ「あ、いや……嬉しいぞ。凄いなこれ……中々食べられないやつじゃん。こんなの買えるなんてやっぱりキバナさんはオトナだよな、ありがとうな」

マリィ「ま、マリィも嬉しいよ!ありがとキバナさん。アニキと一緒に食べるね」

キバナ「う、うん……どういたしまして……」

ホップ「…………」

マリィ「…………」

キバナ「…………」


 ▼ 31 WZienuer1k 20/11/01 21:17:26 ID:itHAKT2k [8/40] NGネーム登録 NGID登録 報告



【シュートシティ】



 ▼ 32 WZienuer1k 20/11/01 21:18:47 ID:itHAKT2k [9/40] NGネーム登録 NGID登録 報告



ホップ「……お!」

サイトウ「あなた達は……!」

キバナ「サイトウじゃん!」

サイトウ「みなさん!仮装……とっても素敵ですね!」

ホップ「だろ?オレ、可愛いよな!」

サイトウ「ええ、とっても!だからお顔を見てびっくりしました。ホップさんも、マリィさんもとっても可愛いです……!」

キバナ「えー、そっか?マリィは分かるが、ホップはちょっと、ダンデの面影がちょっときつい気が……」

ホップ「う、うるせぇ!今日のオレは美少女なんだぞ!」

サイトウ「そうです!ホップさんは美少女ですよ!」

マリィ「乙女をいじめるヤツはおねんねさせちゃう!」

キバナ「わかった!わかりましたから!!」

サイトウ「分かればいいのです……」

サイトウさんは……制服姿だ!▼

でも、籠の中にはお菓子がいっぱい!きっとリーグスタッフに貰いまくったんだな!▼

キバナ「オマエもいい感じにお菓子貰ってんじゃん!次はどこ行くんだ?」

サイトウ「えっと……実は迷ってまして。参加者の皆さんがシュートシティに集まる時間まで……どこで時間を潰そうかと」

キバナ「なら、スパイクタウンに行くことをオススメするな!ネズ達の顔を見てくるといいぜ」

サイトウ「スパイクタウン……ですか?」

 ▼ 33 WZienuer1k 20/11/01 21:19:51 ID:itHAKT2k [10/40] NGネーム登録 NGID登録 報告

キバナ「マリィもそう思うよな?」

マリィ「うん!いっぱいお菓子貰えるよ!ポケットの中に何も入れちゃ駄目だかんね!」

サイトウ「なるほど……!では早速行ってきますね」

キバナ「あと、これをくれてやろう!」

サイトウは チョコレートボックスを受け取った!▼

サイトウ「これ……!チョコレートボックスじゃないですか!ありがとうございます!!」

キバナ「ははは!どうってことないぜ」

ホップ「サイトウさん、嬉しいのか?」

サイトウ「もちろん!このチョコレートボックス、高級品ですから!」

マリィ「そっか……うん、そうだよね!」

サイトウ「はい!では、電車が来るのでここで!また戦いましょう」

ホップ「じゃあな!」

マリィ「行っちゃったね……」

キバナ「さて、目標はシュートスタジアムだったよな?」

マリィ「うん!」

ホップ「そうだぞ!シュートスタジアムで、アニキからお菓子をせしめるんだ!」

マリィ「キバナさんもお菓子目当て?」

キバナ「いや、ダンデからの呼び出しだ。バトル以外のことで呼ばれるのも珍しいからよ……少し気になって」

ホップ「へぇ。何なんだろうな?」

キバナ「さあな!多分仕事の話だと思うけど」

マリィ「お菓子取られたりして」

キバナ「ハハッ、大丈夫!まだチョコの箱はあるから……ハハ」


 ▼ 34 WZienuer1k 20/11/01 21:20:41 ID:itHAKT2k [11/40] NGネーム登録 NGID登録 報告



【シュートスタジアム】




 ▼ 35 WZienuer1k 20/11/01 21:21:31 ID:itHAKT2k [12/40] NGネーム登録 NGID登録 報告



ビート「……メンドーな人達が来ましたね」

ホップ「おう、ビート!どうしたんだよオマエ!すげぇピンクだな!」

ビート「当然ですよ、バアさんは見立てだけは最高だから……今日のぼくは、ガラル一の美少女です!」

ビートの格好は……魔女!▼

ブリムオンみたいな淡いピンクのドレスを上品に着こなして……毛先が胸の辺りまであるウィッグの上に魔法使いの帽子を被っている▼

色の濃いリップに鮮やかなアイシャドウがオトナっぽさを演出しているな……!▼

ホップ「まぁ、そうだな!美人の座は譲ってやるよ!でも可愛さならオレの方が上だぜ?」

ビート「そうですか。まあ、あなたの努力は認めますが……マリィさんの横でそう仰るのは如何なものかと」

ホップ「お?それって遠回しにマリィが可愛いって褒めてるよな?」

ビート「いや、常識的に考えてマリィさんの方が可愛らしいのは当然のことで……っ!?」

マリィ「え、お、おい!それってどういうことだよ!?」

ホップ「へぇー!オマエ、マリィのこと可愛いって思ってたのか!へぇー!」

ビート「なっ……ち、違います!」

マリィ「えっ!?」

 ▼ 36 WZienuer1k 20/11/01 21:24:05 ID:itHAKT2k [13/40] NGネーム登録 NGID登録 報告

ビート「い、いや……違わ、っ!ああ、もう!言葉の綾だ!マリィ選手が出るといつも『可愛い』って騒がれるでしょう!?つまりそういうことです!!」

ホップ「何ムキになってんだよ……お?まさかオレとマリィが仲良しで嫉妬してんのか?」

ビート「……全く!次のトーナメントは覚えておいてくださいね!」

マリィ「別にムキにならなくても……ビート選手に可愛いって思われるの、嫌じゃなかよ?」

ビート「えっ?」

マリィ「マリィもビート選手のこと綺麗だと思うし、その……素敵な男の人だなって……」

ビート「え……えっ!?な、あなっ……」

マリィ「残念だったな!トリックだよ」

ビート「っ!?!?!あ、あなたってホント……!」

キバナ「ホント、口だけは一丁前だなコイツら……」

クララ「なになに〜?修羅場……って、エゲッ!?」

キバナ「は?なんだよその反応!オレさま何かした!?」

クララ「ハァ……ご、ごめんなさいねェ?ウチ、合皮のジャケットの下で鎖骨チラつかせてるクッソキザな男のドヤ顔を親の仇ほど恨む癖があってェ……ヴ……へッ!?シャーッ……!」

ホップ「お!」

クララさんだ!ナースの格好してるな!▼

実際の病院では絶対に見かけないような、ミニスカートに網タイツのセクシーで挑発的なナースさん!▼

ぴっちりした白衣がグラマーな身体によく似合ってるけど、クララさんは面白い人だからかな?全然いやらしい感じがしなくて、場にメチャクチャ馴染んでいるのが不思議だぞ!▼

ホップ「クララさんじゃん!」

マリィ「ナースさん!お疲れ様」

クララ「ほ、ホップきゅんにマリィせんぱい!?な、何その格好バチクソ可愛いんですけどオイ……!あとで裏で写真な?」

マリィ「だね!いっぱい撮ろう」

ビート「またメンドーなのが増えましたね……」

キバナ「その顔、さては散々絡まれたな?」

ビート「ノーコメントで」

クララ「そのメンツだと……ダンデさんとユウリに用事だよねェ?あの二人なら奥の方でイチャついてるからァ……ケッ!」

キバナ「そっか!サンキューな」

クララ「ハァ……」

キバナ「いや、そんな嫌そうな顔しなくてよくねーか!?」

 ▼ 37 WZienuer1k 20/11/01 21:25:35 ID:itHAKT2k [14/40] NGネーム登録 NGID登録 報告

クララ「えぇー?わたしィ、そんな顔してましたァ?」

ホップ「してたぞ」

マリィ「してたしてた」

クララ「ま、まあ……ほら!ユウリのやつ、折角のハロウィーンにアンタ達と遊べなくてしょげてるからさ。励ましてやってよ!」

ホップ「おう!そうだな」

クララ「あと……これはマスター道場のみんなからのトリートだよォ!」

オレとマリィは おかしのつめあわせ を手に入れた!▼

ホップ「ありが……」

クララ「キバナさんにもあげちゃうねェ……格好は死ぬほど腹立つけど、一個人としてはリスペクトしてますからァ!いつもありがとうございますッ!」

キバナ「お、おう!こちらこそありがとな!オレさまからもトリートだ」

クララ「え、これ……え!?マジ!?えっ……オイオイ、マジでいいのかよ?」

キバナ「大したもんじゃねーけどな!つまみにでもしてくれ!」

クララ「ウソ……な、なんか……ごめんな……ムカつくとか言って……いやでもムカつくものはムカつく!ギッ!!」

キバナ「オイ!どっちだよ!」
 ▼ 38 WZienuer1k 20/11/01 21:26:57 ID:itHAKT2k [15/40] NGネーム登録 NGID登録 報告

マリィ「クララさんありがと……って、ホップ?」

ホップ「…………」

ビート「お菓子をもらっておいて、お礼もなしですか」

ホップ「あ、いや……ありがとうなんだぞ!マスタードさんやミツバさんにもよろしくな!」

キバナ「…………」

クララ「いや、そんなお礼言われるほどのモノじゃないし……無理してお礼言わなくていいよ?イタズラ防止みたいなもんだからサ!」

マリィ「でも、こんなにお菓子いっぱいもらってよかと?」

クララ「全然!それ、全部おかみさん宛の貰い物でさァ。あの人いっぱいお菓子貰うからいつも余っちゃうんだよねェ」

キバナ「貿易会社のCEOかなんかだったよな、あの人」

クララ「そうそう!流石キバナさん、知ってるゥ!で、大体物持ちのいいチョコが余っちゃって……今回もバレンタインの贈り物がほとんどかなァ?」

マリィ「そ、そっか……」

クララ「パッケージの季節感ゼロでクソ笑えるけどさァ、チョコはいつでも美味しいから許してね!ね!?」

ホップ「う、うん……」

キバナ「……な、そろそろ行こうぜ!」

ホップ「そう……だな」

クララ「おい!写真取りに来るの忘れるんじゃねェぞ!!」

マリィ「はーい!」

ホップ「……はい!」

 ▼ 39 WZienuer1k 20/11/01 21:27:45 ID:itHAKT2k [16/40] NGネーム登録 NGID登録 報告

ビート「…………」

クララ「……なんか、ホップきゅんおかしくなかったァ?」

ビート「さあ」

クララ「へェ……エリートなのに分からないんだァ」

ビート「……確かに、山ほどお菓子を抱えてる割に冴えない顔をしていましたね」

クララ「何かあったのか……?チョコって聞いて凹んでたけど……ウェブで変なエロビデオ引いたのかな」

ビート「それはあなたの体験談ですか?」

クララ「バカ言んじゃねェ!門下生に変な奴がいるんだよッ!ソイツ、うちの顔が印刷されたTシャツを勝手に自作するサイコパスなんだけどさァ……」


 ▼ 40 WZienuer1k 20/11/01 21:28:42 ID:itHAKT2k [17/40] NGネーム登録 NGID登録 報告



ホップ「アニキ!ユウリ!来てやったぞ!」

ユウリ「ホップ!マリィ!」

ダンデ「お、皆!よく来てくれたな……って、ホップ!どうしたんだその格好!思わずリザードンで攻撃するところだった……!」

ホップ「ホントか?ありがとな!」

ユウリ「ホップ、すごく可愛いよ!」

ホップ「だろ?ユウリの格好も似合ってるぞ!」

ユウリの格好は……チェシャのチョロネコだ!▼

オレやマリィと同じドレスワンピースは、袖と首元の一部がチョロネコのように白くなってる!▼

頭の上にはチョロネコ耳のカチューシャ!オレやマリィより化粧は控えめだが、チョロネコ感はバッチリ出てるな!▼

マリィ「チョロネコだ!可愛い!」

ユウリ「ありがとう!マリィもハートの女王様だね!すっごく可愛い!」

マリィ「ほんと?ありがと!」
 ▼ 41 WZienuer1k 20/11/01 21:32:02 ID:itHAKT2k [18/40] NGネーム登録 NGID登録 報告

キバナ「おー!ユウリ!オマエも不思議の国から来たのか?そのドレス似合ってるぜ!」

ユウリ「ありが……誰?」

キバナ「キバナさまだよ!」

ユウリ「あ……本当だ!髪型違うから分からなかった……」 

キバナ「どう?今日のオレさまもイケてるだろ?」

ユウリ「えっと……」

ダンデ「馬鹿言えキバナ!ユウリくん!オレの方がカッコいいよな!」

アニキの格好は……ヒバニーの着ぐるみパジャマ?▼

いや、フリース素材で動きやすそうではあるけど……マジかよアニキ!?もっといい格好はなかったのか!?▼

ユウリ「はい!ダンデさんの方がかっこいいです!」

ダンデ「やったぜ!」

キバナ「は!?何で!どう見たってオレさまの方がイケてるだろ!」

ユウリ「でも、ルガルガンよりヒバニーの方が好きだから……」

キバナ「えっ……そういう?」

ダンデ「諦めろキバナ!キミはワックスでバッチリ髪をセットしておきながら、髪を少し後ろに撫で付けただけのカブさんに敗北しただろう?世の中はそういう風に出来ているんだぜ」

キバナ「だからカブさんは別格なんだよ……一緒にするな!」

マリィ「キバナさん、可哀想に……髪のセットも洋服の調達も頑張ったのに、ちょっといい服来て髪の毛軽く撫で付けただけのオジサンに負けちゃったんだ」

キバナ「あのさぁ……!スパイクタウンの学校は言葉責めのやり方まで勉強すんのか!?」

 ▼ 42 WZienuer1k 20/11/01 21:33:17 ID:itHAKT2k [19/40] NGネーム登録 NGID登録 報告

ホップ「それよりアニキ、トリック・オア・トリートだ!」

マリィ「あ、そうだ!トリック・オア・トリート!」

ダンデ「いいぜ!今年のハロウィーンはとっておきを用意したんだ」

オレとマリィは とっておきのハートスイーツ を手に入れた!▼

ホップ「……えっ?」

キバナ「あ、あの、ダンデ」

ダンデ「分かってる。キバナ!キミへのトリートは、スタジアムにウイスキーを送っといたぜ。帰ったら確認してくれ」

キバナ「あ、うん……」

マリィ「ダンデさん、これって……」

ダンデ「そう!バレンタインデーにしか発売されない、超ド級!伝説のハートスイーツだ!」

ユウリ「わたしもさっき食べたけど、美味しかったよ!」

ホップ「…………」

ダンデ「この日のために今日まで眠らせておいたんだぜ。大丈夫!賞味期限は来年まで……」

ホップ「……っ、アニキ!」

ダンデ「ん?」

ユウリ「どうしたの?」

ホップ「何で……わざわざここまでしてくれたんだ?」

ダンデ「だって、ハロウィーンのお菓子なんていつもワンパターンだろう?折角なら美味しいチョコレートをと思って……」

ホップ「っ、気持ちはわかるけどさ!アニキ!」

 ▼ 43 WZienuer1k 20/11/01 21:34:48 ID:itHAKT2k [20/40] NGネーム登録 NGID登録 報告

ダンデ「ホップ?」

ホップ「あのさ!今日は10月31日!ハロウィーンなんだぞ!?何でバレンタインデーって単語が何度も出てくるんだよ!」

ダンデ「ど、どういうことだ?もしかして……チョコレートは嫌だったか?」

マリィ「…………」

ユウリ「マリィまで……どうしたの?」

マリィ「う、ユウリ……っ、ユウリ……!」

マリィはユウリに抱きついた!▼

ユウリ「だ、大丈夫……?」

マリィ「ユウリぃ……!ま、マリィも複雑だよ……!」

ホップ「……っ」

ダンデ「こ、これは……一体」

キバナ「あー、ダンデ。多分オマエは悪くねぇ。その、コイツらは星の巡り合わせがよくなかったんだ。ほら、たまにいるだろ?季節外れの残り物を押し付ける大人がさ……」

ホップ「たまにじゃない!ほとんど全員がそうだったぞ!」

キバナ「そ、そうだな……オレさまもそうだったし」

ダンデ「分かった……ホップ、マリィの二人は、みんなからバレンタインデーの余り物を押し付けられたんだな?」

マリィ「うん……」

 ▼ 44 WZienuer1k 20/11/01 21:35:33 ID:itHAKT2k [21/40] NGネーム登録 NGID登録 報告

ホップ「っ、そうだぞ……ルリナさんも、カブさんも……キバナさんも!ミツバのおかみさんまでさぁ!何なんだよ!季節って何!?秋って何!?秋なんだぜ今!オイ!何で秋にバレンタインとかイースターとか出てくるんだよ……!ハロウィーンって……秋のお祭りだって、秋の収穫にちなんだお菓子を楽しむものだって、アニキが教えてくれたんだぞ!?」

ダンデ「ホップ……」

ホップ「わかるぜ?チョコはうまいし、ハロウィーンに定番のモノばかりだと飽きるってのもわかる!食べ物を粗末にしないのも素晴らしいけど……さ、流石に……」

鞄の中は、バレンタインデーの包装がなされたお菓子が沢山詰まっている……▼

ホップ「お菓子の半分以上が、バレンタインデーのチョコってのは、ないぜ……」

キバナ「…………」

ホップ「……ご、ごめん。オレ、貰う側なのに、わがまま言っちゃって」

ダンデ「いや、大丈夫だ。オレもハロウィーンが大好きだからな!気持ちはわかる……ただ、今回は色々とすれ違ってしまったようだな」

ホップ「アニキ……」

キバナ「いや、加害者のオレさまが言うのもアレだけどさ、流石にこれは気の毒というか……来年もやるなら考えた方がいいぜ」

ダンデ「ああ……そうだな。実は、経費で渡したお菓子代も結構戻ってきていたのがずっと気がかりだったんだ。食べ物を粗末にしない気持ちがこういうところで裏目に出るとは……」

キバナ「いや!必要以上に食べ物を買い込んだり送ったりしてる時点でもう粗末にしてるもんだ。最近ほんとだらしねぇな……オレさまも反省だぜ」

ホップ「い、いやキバナさん!それは考え過ぎだぞ。オレもそういうの……やったことあるし」

マリィ「マリィも……たまにやらかすから。凹まんで?」

 ▼ 45 WZienuer1k 20/11/01 21:36:23 ID:itHAKT2k [22/40] NGネーム登録 NGID登録 報告

ユウリ「でも……」

ホップ「ん?」

ユウリ「お菓子は、イタズラされないためにあげるものでしょ?」

ホップ「あ……」

ユウリ「イタズラされないためのものだから、余り物を貰っても仕方ないというか、むしろ余り物で丁度いいんじゃ……」

マリィ「言われてみればそうだね」

ダンデ「きみの言う事は尤もだが、ユウリ。これはガラルリーグの企画なんだ!菓子を配ることで、みんなにバトルに興味を持ってもらうことが一番の目的なんだぜ」

ユウリ「防犯が目的じゃないんですか?」

キバナ「それもあるけど、リーグも慈善事業じゃねぇからな。先にある利益を見据えて動いてんだ」

ダンデ「とはいえ、お菓子にそこまで時間とお金をかけるわけにもいかないのが難しいところで……」

 ▼ 46 WZienuer1k 20/11/01 21:37:03 ID:itHAKT2k [23/40] NGネーム登録 NGID登録 報告

ホップ「てかさ……ヤローさんに会った時から思ってたんだけど、オトナになると季節感って感じなくなるもんなのか?」

ダンデ「どういう意味だ?」

ホップ「いや、季節感というより……みんな、お菓子なんて美味しければ別にいいだろって感じがして。アニキもそうだよな」

マリィ「確かに、出来るだけ美味しいものを用意しようって感じはしたね」

ダンデ「それは当然のことだぜ!お菓子が美味しいことに越したことはないだろう?」

キバナ「だな!美味いもんは食えば食うほど経験値が上がる気がするし……」

ホップ「な、なあ!もしかしてオレがおかしいのかな」

ユウリ「ホップ?」

ホップ「オレは美味いチョコレートより、多少べたついてるパンプキンパイの方が嬉しいぞ?バレンタイン限定の高いチョコレートより、店で売ってるハロウィーンデザインの安いチョコの方がテンション上がるんだが……みんなはさ、美味しい方が嬉しいのか?」

ダンデ「……それは」

キバナ「…………」

ホップ「そりゃ、まずいのは嫌だけど……美味しいって、季節感より大事なことか?」

キバナ「……これは、直接的な答えにならないかもしれねーが」

ホップ「おう……」

キバナ「そもそもガラルの歴史において、秋という概念は比較的新しいものだろ。古代において秋ってのは"夏の終わり"……ハロウィーンの前身である"サウィン"の呼称の由来も、それこそ"夏の終わり"から来てるというのが定説だしな」

ホップ「…………」

キバナ「ガラルにおいて秋の最初の呼称はハーベスト──収穫。それが落葉を由来する言葉に取って代わり、いつしかカロスへの憧れからかオータムと呼ばれるようになった」

ホップ「……それで?」

キバナ「秋の定義ってのは、そもそもはっきりしてねぇってこと!確かなのは、サウィンもハロウィーンも秋も、収穫に結びつけられている!メシがある、冬を越せると確信する喜びを味わう時期が秋ってワケだ」

ユウリ「収穫の、喜び……」

 ▼ 47 WZienuer1k 20/11/01 21:38:55 ID:itHAKT2k [24/40] NGネーム登録 NGID登録 報告

キバナ「だな。科学技術が発達した今じゃ、冬を越せる有り難みは薄れたが……あー、とにかく!好きなものやうまいものを食うことで活力を見出すのも正解だし、冬を共にする大切な食材が美味くてラッキーだと思うのも正解だと思うんだ」

ホップ「……つまり、オレもみんなも間違ってないってことか?」

キバナ「まあ、簡単に言えばそうだけど……オレさまとしては、その時その時で最適解が変わる変数みたいなもんだと思ってるぜ」

ホップ「変数……」

キバナ「答えは時と場所で変わる!オマエが探るべきは解そのものでなく公式……どう考えていくか、じゃねーか?」

ホップ「…………」

マリィ「要は、チョコをくれたみんなを嫌いにならないでねってことでしょ?」

キバナ「ははは!いい事言ってくれるじゃねぇか!」

マリィ「キバナさんの話が長いだけでしょ」

ダンデ「それは同感だな。オマエの悪い癖だ!反省しろよ」

キバナ「あのさダンデ……その格好マジで集中力切れるからやめてくれねーか?てか何でヒバニーのパジャマ着てるんだよ!?」

ダンデ「いや……実はオレ、最初はヴァンパイアの格好をしてたんだが……その、カブさんを超えられる気がしなくて。リーグ委員長として、恥をかくわけにはいかないから急遽……」

ユウリ「ほら、ダンデさんは……ヴァンパイアにしてはムキムキでしょ?」

マリィ「ヴァンパイアなダンデさん……ふふ、血液よりプロテイン飲んでそうだもんね!ダンデさんにヴァンパイアは無理だよ」

キバナ「ははは!プロテインって……どんな理由だよ!」

ホップ「…………」

 ▼ 48 WZienuer1k 20/11/01 21:39:16 ID:itHAKT2k [25/40] NGネーム登録 NGID登録 報告



【シュートシティ】



 ▼ 49 WZienuer1k 20/11/01 21:39:45 ID:itHAKT2k [26/40] NGネーム登録 NGID登録 報告

ホップ「…………」

キバナ「……なあ、ホップ」

ホップ「ん?」

キバナ「なんか……ご馳走すっか?カフェの、ハロウィーン限定のメニューとか」

ホップ「いや、大丈夫だぞ。帰ってからお茶会の予定があるから」

キバナ「そっか」

ホップ「オレも、チョコ食いながら頭冷やすよ。いい加減ハロウィーンなんて騒いでないで、そろそろオトナになんなきゃだし」

キバナ「生意気言うな。オレさまだってまだまだガキンチョなんだ……こう見えて大人気ないことした日にゃベッドの中で反省会してんだぜ」

マリィ「そうなの?全然そんな風に見えないんだけど」

キバナ「ひでぇ……!もっとオレさまのナイーブなところに痺れろよ!」

マリィ「やだ」

キバナ「そんな……!」

ホップ「……あ!」

オレの手から おかしのつめあわせ が滑り落ちる……▼

ホップ「……え?」

と思ったら、宙に……浮いてる?▼

セイボリー「大丈夫ですか?」

おかしのつめあわせ は、オレの手の中に戻った……▼

ホップ「あ……!」

 ▼ 50 WZienuer1k 20/11/01 21:40:47 ID:itHAKT2k [27/40] NGネーム登録 NGID登録 報告

セイボリー「ブラザー・ホップ!お久しぶりです。マスター道場でお会いして以来でしょうか?」

セイボリーさんは……吸血鬼の格好だ!▼

それなりに上等な服の上に綺麗なマントを羽織っている……おお、色白で綺麗な顔をしてるからサマになってるな!▼

キバナ「ブラザー!ヴァンパイアの格好、イカしてるぜ!サマになってるじゃねーか!」

マリィ「セイボリーさんも来てたんだ。ヴァンパイアの格好!サマになっとるよ!」

セイボリー「ありがとうございます!流石にエンジンのドラキュラ公には及びませんが……ヴァンパイアのワタクシもエレガントで悪くはないでしょう?」

ホップ「……!おう!セイボリーのドラキュラもカッコいいぞ!」

セイボリー「よろしい!ありがとうございます……それにつけても、ブラザー・ホップ。せっかくのハロウィーンなのに浮かない顔をしておられる」

ホップ「そ、そっかな……」

キバナ「ま、オレらも色々悩みながらオトナになったろ?そう言うこった」

セイボリー「フッ……左様で。しかし!」

マリィ「お?」

セイボリー「少年時代のワタクシは夜明けの太陽にこう誓ったのです!いつか成人した暁には、若者の悩みを『よくある悩み』と鼻で笑うことはせず!それこそプディングのようにナイーブな心に冬場のウールが如く寄り添って差し上げようと!」

オレの手元にあった おかしのつめあわせ が再び宙に浮き上がる!▼

ホップ「うおっ!?」

セイボリー「さて……シュートのヴァンパイアによる、ガラル一マーベラスなポルターガイストをお見せしましょう!」


セイボリーの前に浮かんだ おかしのつめあわせ に結ばれたリボンが解かれると同時に、中に詰められたチョコレートがシャンパンの栓を開けたように勢いよく飛び出していく!▼


 ▼ 51 WZienuer1k 20/11/01 21:41:34 ID:itHAKT2k [28/40] NGネーム登録 NGID登録 報告

ホップ「えっ……」

背後でカバンのチャックが開いたと思ったら、中に入っているお菓子が音もなくセイボリーの手元に集まっていき……▼


セイボリー「さて……ブラザー・ホップ!これが何に見えますか?」

ホップ「ココガラ……いや!ヤヤコマか!」

超能力で集まったお菓子は、ヤヤコマの姿でセイボリーの腕に止まっている▼

ふとした隙にセイボリーの肌を突く仕草が本物のヤヤコマのようだ!▼

セイボリー「エクセレント!ヨロイじまでの探索が生きていますね。さて、今ぼくの手首にいるヤヤコマですが……ご覧なさい!ワタクシの力があれば……ほら!」

セイボリーが腕を振り上げ、お菓子が舞い上がる!▼

それと同時に……お菓子が何羽ものヤヤコマの姿に分かれ、数を増しながら群れを成していく……!▼

マリィ「す、すごい……!」

セイボリー「ふふ、驚くにはまだ早いですよレディ……さあ!ワタクシからのトリートでございます!」

セイボリーが手を叩くと、ココガラ達がキャンディの形に変化する!▼

もう一度叩くと、キャンディがほどけていき……一か所に集まって、バケッチャのシルエットに変わった!▼

ホップ「バケッチャ……!」

お菓子の集合体で形作られたバケッチャが、オレの手にフワフワと落ちていく……▼

セイボリー「ブラザー・ホップ。このバケッチャにはひとつ足りないものがあると思われませんか?」

ホップ「足りないもの……?た、魂とか?」

 ▼ 52 WZienuer1k 20/11/01 21:43:04 ID:itHAKT2k [29/40] NGネーム登録 NGID登録 報告

セイボリー「魂……なるほど!実に詩的で素晴らしい答えだ!では、これは如何かな?」

セイボリーの掌の中に、大振りのキャンディが入っていた!▼

宝石のようにカットされたキャンディは、セイボリーのサイコパワーで煌めいている……▼

セイボリーが手を離すと、キャンディはバケッチャの中に入り……▼

ホップ「……!」

ほんのりと光り輝くバケッチャは、ホップの掌の上で楽しげに跳ねている▼

マリィ「……!」

キバナ「うわ……すげぇ」

セイボリー「ブラザー・キバナ!シャッターチャンスですよ」

キバナ「ありがとな!ちょいと失礼するぜ」

セイボリー「さて!フィナーレといきましょう」

セイボリーが指を鳴らすと、バケッチャを形作るお菓子はリボンのように紐解かれ、鞄の中に入っていく▼

全てがなくなった後、ホップの手元に大きなキャンディだけが下りていった……▼

ホップ「……!」

キバナ「ブラヴォー!サイコーにエレガントだったぜ!」

マリィ「すごい!流石はエスパーだ!」

セイボリー「フッ……ワタクシからしてみれば、ちょっとした遊びのようなものです。シショーやブラザー・ホップのおかげで大分鍛えられましたが」

ホップ「オレが……?」

 ▼ 53 WZienuer1k 20/11/01 21:44:25 ID:itHAKT2k [30/40] NGネーム登録 NGID登録 報告

セイボリー「忘れたとは言わせませんよ?道場でお会いした時、ワタクシの超すごい能力を見せて欲しいと!そうせがんだのはあなたでしょうに」

ホップ「あ……」

そういえば……帽子の周り達浮いているボールが気になって、他のものも浮かせられるのか?って質問攻めしてたっけ▼

セイボリー「ブラザー・ホップ、そのキャンディはワタクシからのトリートです。受け取ってください」

ホップ「あ、ありがとうなんだぞ!」

セイボリー「ブラザー・キバナとレディにも差し上げましょう」

キバナさんとマリィは ほうせきキャンディ を受け取った!▼

マリィ「ありがと……これ、結構重いね」

キバナ「お、ありがとな!オレさまからもやるよ」

セイボリー「ブラザー……!これは非常に高価なものでは!?」

キバナ「オレさまが持っていても食い切れないから貰ってくれ。にしてもこのキャンディ、すげー懐かしいな!ガキの頃のハロウィーンを思い出すぜ」

セイボリー「でしょう?ワタクシもあまりの懐かしさについ財布の紐が……ポンッ!してしまいまして……おっといけない。そろそろ行かなければ」

キバナ「そっか!またな!」

マリィ「ポルターガイスト!面白かったよ!」

セイボリー「ふふ、では!セイボリー……」

ホップ「っ、なあ!ブラザー!」

セイボリー「……ホップ?」

ホップ「ありがとう……その、今までのハロウィーンの中で、一番楽しかったぞ!」

セイボリー「……!そうですか!そこまで喜んでいただけたなら光栄です。では!セイボリー、テレポート!」

 ▼ 54 WZienuer1k 20/11/01 21:50:20 ID:itHAKT2k [31/40] NGネーム登録 NGID登録 報告

ホップ「…………」

キバナ「……サイコーだったぜ、アイツの超能力!今度SNS勧めようかな……いやでもオレさまと人気を山分けすることになるか?」

マリィ「だね。セイボリーさんの方が美形だもん、キバナさんなんてすぐに過去の男になるけん、おじさんの次はサイキッカーに負けるんだ」

キバナ「なあマリィ……そうやって言ってるけどさ、実はオレさまの魅力にメロメロだったりしてな!」

マリィ「当然でしょ?キバナさんはカッコよくて素敵だもん……ホレボレしちゃう」

キバナ「へっ」

マリィ「……マリィがキバナさんのこと愛しとーこと、アニキには秘密だかんね?」

キバナ「あ、ま、マリィ……?ハハ、冗談、だよな?」

マリィ「おい!本気にするなよ」

キバナ「クッソ!!やっぱそんなことだと思ってたけどよ!オマエほんと……マジな顔でそう言うこと言われるとビビるんだよ!心臓に悪いの!わかるね!?」

マリィ「いや、キバナさんが単にチョロいだけでしょ……顔の割にピュアすぎん?」

ホップ「…………」

キバナ「もーやだ!ホップー!オレさまのライフはゼロだよ!黙ってねーで助けてくれ!」

ホップ「……お、おい!レディの身体に気安く触るな!オレは今ブラザーのエレガントなショーの余韻に浸ってたんだぞ!」

キバナ「ひでぇ世の中だぜ……やっぱオレさまに優しいのはポケモンだけなのか……!!」

ホップ「…………」

手元のキャンディは 薄いプラスチックでラッピングされている……▼




広くカットされた部分には、「ハッピーハロウィーン」の文字が控えめに印刷されていた▼




 ▼ 55 WZienuer1k 20/11/01 21:50:50 ID:itHAKT2k [32/40] NGネーム登録 NGID登録 報告



【ナックルシティ駅】




 ▼ 56 WZienuer1k 20/11/01 21:52:07 ID:itHAKT2k [33/40] NGネーム登録 NGID登録 報告

キバナ「ホップ……本当にいいのか?」

ホップ「おう。電車乗り換えたらブラッシータウンまで一本だから、オレのことは気にしないでくれ」

キバナ「いや、身の安全というより……メンタル的に、色々。ダンデもソニア博士も忙しい思うけどよ、あんま気遣うなよ?」

ホップ「分かってる、大丈夫だぞ」

マリィ「そうそう。ホップにはマリィもいるけんね。暇だったらまた一緒に遊ぼ?」

ホップ「……おう!またよろしくな!」

カブ「おや、三人共!また会ったね、縁があるみたいだ」

マリィ「あ、カブさんに……」

ルリナ「ハーイ!」

ソニア「よっ!」

キバナ「やべぇ、カブさんが若い女侍らせてる……!」

カブ「ははは!参ったね」

ホップ「な、何でソニアがここにいるんだ?」

ソニア「あんたを迎えに行こうと思ったら、エンジンシティでルリナとカブさんに会ってさ。二人にご一緒させてもらったの」

マリィ「博士、お久しぶり」

ソニア「あ、マリィ!うわスゴ!めっちゃ可愛いじゃん!写真撮ろ!」

マリィ「いいよ!チェキー!」

ホップ「あ、ずるいぞ!オレも混ざる!」

ソニア「そうこなくっちゃ!両手に花ね!」

ルリナ「ふふ、ソニアったら水を得た人魚みたいね」

 ▼ 57 WZienuer1k 20/11/01 21:55:43 ID:itHAKT2k [34/40] NGネーム登録 NGID登録 報告

キバナ「……博士が来てくれたなら、ホップは大丈夫だな」

カブ「ネズくんに頼まれたの?」

キバナ「そんなところだな。マリィはオレさまが責任取って送り届けるぜ」

カブ「送りルガルガンになっちゃダメだよ!」

キバナ「え、待って、オレさまそこまで信用ありませんか……?」

カブ「ははは!」

ルリナ「ねえカブさん、急ぎましょう?ヤローくん達がシュートシティで待っているわ」

カブ「そうだったね!じゃあ皆、気をつけて帰るんだよ」

ホップ「はーい!」

マリィ「じゃーね!」

キバナ「……さて、マリィ!ネズも待ってるだろうし、オレ達も行くか!」

マリィ「だね……ホップ!」

ホップ「なんだ?」

マリィ「今日は……何だかんだで楽しかった!また遊ぼうね!」

ホップ「……!おう!もちろんだ!」

キバナ「またな!」

マリィ「ほら、ルガルガン。行こ?」

キバナ「Awoo!」

マリィ「無駄吠えするな!おやつ抜きだよ」

キバナ「ひでぇ!もっとオレさまを甘やかせよ!」

ソニア「ふふ……なんだ。楽しそうじゃん」

ホップ「色々あったけどな……」

ソニア「お疲れ様!今年のハロウィーンがどうだったか、紅茶を飲みながらゆっくり教えてよ」

ホップ「おう!」

 ▼ 58 WZienuer1k 20/11/01 21:56:24 ID:itHAKT2k [35/40] NGネーム登録 NGID登録 報告



【ポケモン研究所】



 ▼ 59 WZienuer1k 20/11/01 21:58:32 ID:itHAKT2k [36/40] NGネーム登録 NGID登録 報告



ソニア「ホントだ。確かにバレンタインデーのチョコレート多いね」

テーブルの上には、今日の戦果が並べられている……▼

ホップ「ホント……リーグの大人達の季節感はどうなってるんだ?」

ソニア「いやぁ、これは仕方ないでしょ。貰い物を食べ切れなくて、物持ちのいいものを後回しにしちゃうのはしょっちゅうだし」

ホップ「でもさぁ……!ハロウィーンだぞ!?ルリナさんは特に酷かったぞ!バレンタインチョコの次にイースターエッグ出してきたんだぞ!?」

ソニア「うける。まあルリナらしいと言えばルリナらしいけど……あ、いいな!フエンせんべいじゃん」

ホップ「カブさんがくれたやつだな……ってこれ、よく見たら夏限定って書いてあるぞ……!最低だ!親切な顔して余り物を押し付けてくるなんて!」

ソニア「いやいや……美味しそうなやつだし許してあげなよ!てかしょっぱいものを用意してくれるとか普通にルリナより親切でしょ」

ホップ「うう……!なんだってんだよー!やっぱり美味しいのが正義なのか!?」

ソニア「まあ……バレンタイン、イースター、夏至祭などなど……確かに季節感ゼロすぎて雰囲気ぶち壊しなのはわかるけどさ。美味しいものを沢山食べるのも秋らしさがあってよくない?」

ホップ「!」

ソニア「さてさて、ホップよ!これを見るがいい」

ソニアは マホイップモンブランを差し出した!▼

ホップ「これって……」

 ▼ 60 WZienuer1k 20/11/01 21:59:46 ID:itHAKT2k [37/40] NGネーム登録 NGID登録 報告

ソニア「ネズさんのトリートだよ!凄いよーこれシュートシティで超有名なパティスリーのケーキだよ!?全然予約取れないお店なのに……あたし感動しちゃったよ!」

ホップ「…………」

ソニア「……ホップ?どうした?」

ホップ「ソニア!オレ、紅茶淹れてくる!」

ソニア「え、いいの?」

ホップ「おう!美味しいものはいつでも美味しいし、そもそもお菓子には罪はないからな!そうそう。紳士たるもの、お菓子はとびきり美味しい紅茶と一緒に、ゴキゲンに食べたいんだ!」

ソニア「おう!そうこなくっちゃ!」

マグノリア「ああ……二人共。いいタイミングで来れましたね」

ホップ「博士?どうしたんだ」

マグノリア「茶葉を整理していたら……未開封のローズティが見つかりまして」

マグノリア博士は ローズティの缶を差し出した▼

ホップ「それって……」




ローズティの缶には「あなたのバレンタインより」と書かれている……▼





 ▼ 61 WZienuer1k 20/11/01 22:01:05 ID:itHAKT2k [38/40] NGネーム登録 NGID登録 報告

ホップ「…………」

ソニア「……あの、おばあさま。気持ちは嬉しいんだけど」

マグノリア「あら、ローズティは嫌だったかしら」

ソニア「じゃなくて、今その紅茶を淹れると……ハロウィーン感がゼロになりそう、というか」

マグノリア「えっ……?まあ!確かにこれは、ハロウィーンというよりバレンタインデーの品揃えですね」

ソニア「でしょ?」

マグノリア「でも……これ、そろそろ期限が危なくて。明日にでも使ってくれると嬉しいわ」

ソニア「う、うん。今日は違う紅茶にさせて!これは明日から使います……」

ホップ「…………」

ソニア「……ホップ?」

ホップ「今日って……ハロウィーン、だよな?」

ソニア「うん」

ホップ「ハロウィーンだよなぁ!?」

ソニア「ハロウィーンだよ!」

ホップ「ま、まずいぞ……!今になって今日が10月31日かどうか分からなくなって……!」

マグノリア「お、落ち着いて……!ああ、大丈夫ですよ、缶のことは忘れて!今日はハロウィーンですからね」

ホップ「今日はハロウィーン、ハロウィーン……っ、ああもう!訳分からなくなりそうだ!」

ホップ「お菓子も紅茶も、美味しいのが一番なのはわかるけどさぁ……!」

 ▼ 62 WZienuer1k 20/11/01 22:01:32 ID:itHAKT2k [39/40] NGネーム登録 NGID登録 報告



ホップ「やっぱり!!季節感って大事だと思うぞ!?!?!?」



 ▼ 63 WZienuer1k 20/11/01 22:01:52 ID:itHAKT2k [40/40] NGネーム登録 NGID登録 報告

〜end〜

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