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【R-18】ポッチャマ「ボクには2匹のパパがいるんだ」(後編)

 ▼ 1 PYv5cvmo6M 20/12/02 22:11:44 ID:KC5.gmV. [1/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
前編⇒https://pokemonbbs.com/poke/read.cgi?no=1337443

【主な登場人物】
・エンペルト♂
とある王族育ちだが実の家族に冷遇されてる。頑固だが良識的な紳士。
・ゴルダック♂
自由人で貞操観念も緩いが、最低限の責任と常識も持ち合わせている。
・ポッチャマ♂
エンペルトとゴルダックの養子。最近のお気に入りはゴルダックとのないしょばなし。

【これまでのあらすじ】
エンペルトとゴルダックは交際の末、養子も設け順風満帆の日々を過ごしていたが、些細な口喧嘩で、別居状態に。そんな中、ゴルダックの前に、エンペルトとの親族が現れた。
 ▼ 2 PYv5cvmo6M 20/12/02 22:12:14 ID:KC5.gmV. [2/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
私の名はエンペルト。一児の父である。訳合って今は伴侶と別居中の身だ。

「そうだ、お前に会いたいと申し出たポケモンがいる。ご挨拶なさい」
「ハァイ、ゴルダック。久しぶり」
「ふ、フリーザー!?なぜここに…!」

私の父上の呼びかけで現れたのは、彼との面識があるらしき♀ポケモン…ゴルダックの元彼女、フリーザーだった。

「そんなことどーでもいいじゃない。それより貴方、あの浜でタマゴを盗んだんじゃなくて?」
「盗んだんじゃない。拾ったんだ」
「嘘おっしゃい!」
「嘘じゃない。あの時、ポケ一人見当たらなかったぞ」
「だからって、盗んでいいことにはならないでしょう!」

ゴルダックは怒っている彼女に何を言っても無駄なことを悟ると…

「…はいはい、俺様がやりましたよ。『持ち去った』事には変わりないもんな」
「やっと認めたわね!たっぷり責任は取ってもらいますよ!」
「あーはいはい。言っとくが俺様は金を払う気はないぞ」
「!?」
「仮にさ、俺様達がこれは陰謀だって証拠を手に入れたら、あんたが名誉棄損で訴えられるからな。覚悟しとけよ」
「くぇっ!?…なななな何を根拠にそんなこと言ってるのかしら!?私がわざとタマゴを置き去りにしたというのかしら!」
「そういう言っちゃってる感出すのやめろ。それとお義父様」
「お、お父様?!」
「あんたの力じゃ俺らを簡単に倒せると思わない方が身のためですよ」
「ふ、ふん、所詮は貧乏人の戯言だな」
 ▼ 3 PYv5cvmo6M 20/12/02 22:13:00 ID:KC5.gmV. [3/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
それから、彼と別居してから数日後。

「ぺぱーぱ?ごぱーぱは?」
「ごぱーぱは、今エサ探ししてるんだ」
「うー…ごぱーぱとはやくさかなとりしたい」

この子の目には何が映ってるんだろうか。内輪揉めしてる場合じゃない。そんな事分かっている…しかし、どうしても会いに行く気になれなかった。今更どのような面を見せて会いに行けというのだ。

スコン!

背を押すかのように、巣の前にペリッパーから一通の手紙が運ばれてきた。封筒には見覚えのある蝋印…私の実家だ。


『エンペルト殿 貴方の父より、ゴルダック殿を捕獲するように命じられ実家に預けております。彼に会いたければ子供と共に実家に来いとのことです。来ない場合は、彼を未成ポケ誘拐罪で処罰を与えます。 顧問弁護士エアームドより』

「…ゴルダック!?」

この瞬間、私は、会いたくないはずの彼の事で頭がいっぱいだった。気付いていたら、実家に戻るための荷造りまでしていた。

「ぺぱーぱ?」
「ポッチャマ…行こう」
「どこいくの?」
「…ごぱーぱの所だよ」
「ごぱーぱのとこ?やった!」

まだ生まれて間もないポッチャマは、滅多に帰らない彼に会えるのだと燥いでいる。今起こってることの重大さを知らずに。これからこの小さな体で過酷な運命を背負うかもしれないというのに。そうこうしてる内に、実家にたどり着き呼び鈴を鳴らした。

「お帰りなさいませ。お坊ちゃま。ご主人がお待ちかねです」
「すぐに行く」

私はあの忌々しい顔がある部屋に入る。
 ▼ 4 PYv5cvmo6M 20/12/02 22:13:32 ID:KC5.gmV. [4/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「やっと来たか」
「お呼びでしょうか、父上」
「ふん」

懐かしい顔が、今は老けも加わり哀れさも漂う。

「今日はお前を呼んだのは他でもない。お前に子供ができたと聞いてな。会いたかったよ」
「私はもうこの家のものではないのに、調べたのですね。下らない事で諜報屋を使ってまで」
「今までただの出来損ないの落ちこぼれだと思っていたが、子供のポケモン1匹を育てられるだけの力はあった事は誉めてやろう」
「何が言いたいのですか?」
「お前の子に我が家に引き渡せ」
「は?父上は、兄を優遇していたでしょう。兄に継がせれば良いではないですか」
「彼奴はもうだめだ。学を修め卒した途端、遊び惚けるようになり、今では我が家に入り浸るただの金食い虫だ」

私には兄がいた。父上はいわゆる長男教であり、その習いは代々受け継がれていたようで、祖父も同じように長男である父上をとことん優遇して育ったのだろう。その結果、悲惨な♂に…いやポケモンに育ってしまったのは言うまでもない。

「そこでだ。お前が育てたというその子をわが家の養子として迎えようと思う。その代わりお前も我が家の出戻りを許す」
「いいえ、ご遠慮します」
「何?」
「父上は昔から兄上を長男だからという理由だけで高級な衣食住を与えて来ました。それに比べて次男である私は粗末な扱いを受け、家族揃って『分相応を弁えろ』『落ちこぼれの愚息』と罵り、実質絶縁を言い渡されました。その結果、兄は自堕落に過ごすようになり、以前のような威厳ある面影も失い、父上は後継者を失った。それで、縁を切った私の息子を後継として引き渡せなんて…父上であろうお方が虫が良すぎます」
「お前…!」
「それとも、一度地面に落としたお菓子を拾って食すなどと派したない真似をするのですか、父上は?」

父上のあまりに身勝手な事情にと、この子の将来が台無しになることを危惧した私は怒りに震え、思わず啖呵を切ってしまった。しかし、父上は私の言葉に聞く耳を持つようなポケモンではなかった。

「黙れ親不孝者が!世間知らずで無能な次男の分際で知った口を叩くな!後継を残したのなら相性など問題ではない。遠方ではあるが、その子は実質私の血も受け継いでいるのだぞ!自分の孫も自分の子同然。親である以上、儂のどう使おうと文句を言われる筋合いはない!」
「え!?血も受け継いでる?…どういうことですか!?」
「実は先日、儂は再婚したのだ。その再婚相手が生んだタマゴがその子なのだよ」
「嘘だ…!」
「嘘ではない。エアームド、例のものを」
「はっ」
 ▼ 5 PYv5cvmo6M 20/12/02 22:13:56 ID:KC5.gmV. [5/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
顧問弁護士のエアームドは、私に一冊の書類を差し出された。タマゴの殻の粉末を削ってDNA鑑定を行った結果、ポッチャマは99.9%の確率で父上と継母の血縁関係が一致しているという結果だった。

「何て事だ…!!」クシャァ
「これで分かっただろう。その子にも儂の血が流れていることが。それに儂には証人がいる」
「証人だと?」
「ハァイ、初めまして」

私たちの前に現れたもう一匹の♀ポケモン――△△、父の後妻に当たる者である。

「長男はニート、次男はゲイ。こんな不出来な息子達を持ってお父様可哀想。どれだけ落ちれば気が済むのかしらね?」
「ゴルダックを悪く言うな!貴様には関係ないだろう!それに私はゲイではない!」
「じゃあ何で彼と付き合ってるの?あいつもそんな趣味はなかったようだけど?」
「それは…性別に関係なく、私自身の心を見てくれていたからだ。その気になれば♀であっても付き合っていた」
「はいそれ落武者の常套句」

私の必死な演説も虚しく、彼女には効果は今ひとつだった。

「それにお前の伴侶のゴルダックとやら、前科があるではないか。♀を唆し、貢ぐだけ貢ぎ、ひどい横暴を働いた上に捨てた…とな。我が妻もその犠牲者だよ」
「!?違う、逆だ!ゴルダックは…♀に手酷く振られたのだ!そのせいで今の彼はゴルダックは♀を愛せなくなってしまったんだぞ!」
「あーら、自分達の不出来を他人に責任を擦り付けないでくれる?」

父上と私の間に、彼女が口を挟んだ。

「…確かにあの時、浜辺にあったタマゴを拾ったのは私です!私が拾って一緒にと育てようって言ったから…彼は自由な人なので渋ってましたが、何だかんだで積極的に育児に貢献してくれました。最初渋ってたのも、おそらくこのような結果になるのを想定していたからだと思います…!それなのに私が無理を言って一緒に育てる事にしたんです!だからお願いします、咎めるなら私を咎めてください!もちろん蓄えもあるだけお渡ししますし、育てていた子もお返しします!…彼だけは何もしないでください…!」
「あらまぁ、自分の子より彼氏を取るなんて意外と薄情なのね。こんな育て親なんて、この子が可哀想だわ」
「もう…何とでも言ってくれ。だからゴルダックだけには…手を出さないで…ください!」
 ▼ 6 PYv5cvmo6M 20/12/02 22:14:24 ID:KC5.gmV. [6/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
正直この世の掟などはよく知らない。故に返す言葉がそれで精一杯だ。しかしここで拒めば、彼にさらなる仕打ちが待っている。そのせいで、彼の心は完全に砕かれ、本当に犯罪に走り更に不幸になるポケモンが増えるかもしれない。私は悔しさを堪え震える手で、ポッチャマを抱き下ろした。腹違いの母から生まれたとはいえ、実質この子は私の父上の三男でもあるのだ。掟としては産みの親に返すのが筋なのだろう。

「ポッチャマ、お前の本当の両親の元に返すときが来たようだ」
「ぺぱーぱ…?」
「さぁお行き、あの人がお前の本当の親だ」

ポッチャマは何かに葛藤したのか自分の産み親を見つめるや否や、口を開いた。

「私が貴方の本当のお母さんよ。今日から一緒に暮らしましょう」
「やだ」
「「!?」」
「ぺぱーぱとごぱーぱ、いじめるぺじーじとばーば!いっしょなの、いや!」
「な、何を言ってるんだいポッチャマ?じーじは君をこれから毎日おいしいご馳走や、色んな所に遊びに出かけるられるんだよ?」
「うそつき!じーじのかいしゃ、もうすぐなくなるって、ごぱーぱいってたもん!」

ポッチャマの思わぬ発言が、辺りの空気を凍らせる。私は息子に尋ねる。

「どういう事だポッチャマ?」
「ごぱーぱがね、じーじのかいしゃなくなるから、ポッチャマはじーじといっしょにすむかもって。ごぱーぱとぺぱーぱといっしょじゃないといや!」

父上とポッチャマの話を照らし合わせると、要するに、父は自分の会社の次期社長としてポッチャマを育て、その妻とともに老後の自分の介護要員として貢がせる…という。ふざけるな。彼奴等は自分の子供を何だと思ってるのだ。

「貴方、ポッチャマに何を吹き込んだの!?」
「…それはお前の元彼に聞いてくれ。私は何もしてない」
「嘘!ちょっと弁護士さんからも、何とか言ってくださいな!親権は経済的に余裕がある方に獲得できるのが筋でしょ?」

エアームドからは意外な言葉が出た。

「確かに、金銭面ではご主人様の方が有利でしょう。しかしこの場合、ポッチャマ君の意思が重要です」
「何だと…!?」
「貴方達は、自分の子供を誘拐犯の幇助者として特定しました。しかし話を聞く限りでは、誘拐罪の慰謝料目的で、意図的にタマゴを手放し、誰かに拾わせて誘拐犯に仕立て上げた…これは保護者責任放棄罪、虚偽告訴罪および名誉棄損罪でフリーザー様は不利になりますよ」
「そんな…うそ…!!何でよ!!」
「そういう掟ですから。そもそも誘拐だけでは慰謝料は発生しません。あるとすれば懲役のみです」
「じゃあ、ゴルダックが言ってたのは…そういう意味だったのね!?」
 ▼ 7 PYv5cvmo6M 20/12/02 22:14:59 ID:KC5.gmV. [7/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


『あーはいはい。言っとくが俺様は金を払う気はないぞ』
『仮にさ、俺様達がこれは策略だって証拠を手に入れたら、あんたが名誉棄損で訴えられるからな。覚悟しとけよ』


「い、いいわよ分かった!じゃあアンタの子はいらない!」
「ご主人様。貴方も彼女の幇助として罰せられる可能性があります」
「何だと…エアームド、今までの雇った恩を仇で返す上に、儂を売るつもりか!?」
「幸い、私にはこれまでの蓄えがありますからご心配なく」
「フリーザー!貴様何という事を!お前が会社を立て直す策があると言うから儂は…!!」ガッ
「しょうがないでしょ!知人から教わっただけなんだから!」ムキーッ
「ご主人様、フリーザー様もどうか落ち着いて!」ドウドウ
「おなかすいたぁ」ポッチャマァ…
「…もう、帰っていいですか?そろそろ夕食の時間が」

父上と継母は互いに責任を押し付け合い、何とかエアームドが仲裁に入って、お開きになった。それから後日、彼女には父上の他に♂と遊びまわっていることが発覚し、その『間♂』の一匹の入れ知恵により、父上との間でできたタマゴを利用して既成事実を造ろうとしたのだ。しかし、誘拐罪には金銭は発生しない事を想定していなかった金の亡者の末路である。結局彼女と唆した間♂は責任を取る形となり、我々の名誉棄損で総額50万のポケを受け取ることになった。付き合っている他の♂もこの事態を知られ、全員破局することなったそうな。今は借金を返すべく「あわ」の風呂で解かされながら働いていることだろう。

そしてその日の夜…
「そう怒るなよ。ごめんって。もう助かったんだし、ポッチャマも無事なんだから良かったじゃないか」
「そういう問題ではない!こうなることを知ってたのか?私が乗り込むことも、」
「確実ではないが予想はしてた。お前がエサ探しに行ってる間、俺がつぶやいてたしな。タマゴに聞かれてたんじゃね?」
「なぜ私に言わなかった!?」
「落ちこぼれて家を追い出される奴の親族は、大抵碌でもない奴が絡んでんだよ。そんなとこで育った奴は洗脳が溶け切れずに、いざという時に足がすくんじまうって本で読んだことがあって」
「そんなことは…!!いや、あったな。あの♀に言い負かされて、心が折れそうになった。それにしても父上の会社の情報、どうやって得た?」
「俺の神通力を舐めるな。ああいうポケモンをポケモンと思ってない社長の末路は調べるまでもない。頭が威厳を失った組織は必ず崩壊するのだ。おかげであの♀ともどもてっていこうせんブチかませてスカッとしたぜ。ありがとな」チュッ
「っ…。下手したらお前の宝石を売り払うところだったんだぞ」アセアセ

誤魔化しの接吻。恒例の手口。ポケ心把握力や処世術や決断力のなさを呪う私。私も彼のようになれば、自力で父上を凌駕できただろうか。
 ▼ 8 PYv5cvmo6M 20/12/02 22:15:43 ID:KC5.gmV. [8/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「…それで、ポッチャマは?あいつのおかげで俺は助かったんだ。家族サービスしないとな」
「先程寝かしつけた。…私達の行いは、この子にも届いてたのだな」
「それにしても疲れたー。助かったぜ。まさかマジであの女が関わってたなんて、今までの事も含めて迷惑かけてごめん」ポリポリ
「私の方こそ申し訳ない…。私がタマゴさえ拾っていなければ、お前があんな事に巻き込まれることは…」シオシオノパー
「それ、ポッチャマの前で言えるのか?」
「う…」ドキッ
「そんな悪い王様にはお仕置きしないとな」ガバッ
「ちょっと待ってくれ…今はお互い傷心中だろうにそんあ気分には…あぁッ♥」ビクッ

「監禁中だったから溜まって溜まって…」モミモミ
「わかった、わかったからそうがっつくな…」ドキドキ
「ふっ…ふっ…♥」
「あっ…そこ…、気持ちいい…♥♥」トローン
「へへへ、ここか?先走りダラダラじゃねーか変態」ニヤニヤ
「変態じゃない…!くぁっ!!♥♥」ビュッ
「また勝手に出しやがったな。なら俺も…」パンパンパンパン
「あっあっ!!♥♥激し…♥おかしくなる!」ゴリゴリゴリゴリ
「くぅぅ…っ♥♥」ビュルルル
「あっ〜〜〜♥♥♥♥」ドピュドピュドピュ

私達は再会の弾みで、夜が明けるまでこれまで以上に互いの愛を確かめ激しく営んだ。久々の彼の吐息、体温、体液…全てが愛おしかった。今日は眠れそうにない。


翌朝、腰が抜けて立ち上がれない彼は私を半場抱きかかえ、深い眠りから目が覚め、共に水場に向かい、汗と精を洗い流してようやく2匹揃って湯に浸かる。

「出し過ぎだろう。失神するまで攻めおって…♂とはいえ腹を下したらどうする」ブリュリュ
「ははは、悪い悪い」テヘペロ
「もうその手には乗らん」プイッ
「なああの金でパーッと…」
「駄目だ。これはポッチャマの養育費に当てさせてもらう。金が欲しいならその麗しい体でも使って自分で作れ」
「ですよねー…」ショボーン
「…本当に、これからも♂漁りするつもりか?」
「俺だって健全な♂だよ。溜まるもんは溜まるさ。お前だっていつでも相手してくれていいってわけねーべ?」
「あれだけ私を鳴かせて、他の♂にまで手を出しておいて何が健全だ」
「怒るなよ。♀なんてもう懲り懲りだ」
「怒ってない…!それに♂でも駄目だぞ」
「えー、ちょっとそれは勘弁」
「色狂いめ。交尾以外で愛を示せないのか貴様は。…まぁ今更だな」スリスリ
「じゃあ今度は何が欲しいんだよ?」スリスリ
「私をお前と共にいさせてくれ。今はな…あっ」ムクムク
「おいおい、昨日あれだけ出したのに」ニギッ
「うっ…」ビンビン
「俺もまたムラついて来ちまったよ。色狂いの仲間入りだな王様」ビンビン
「…違うわ!!」ムッ
 ▼ 9 ョロモ@ポイントアップ 20/12/02 22:17:23 ID:X76MqqAQ NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
ファッション怪文書って感じで見るに堪えない
 ▼ 10 PYv5cvmo6M 20/12/02 22:18:19 ID:KC5.gmV. [9/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
それから月日は流れ、数年後の現在…

「『――僕が、出ていこうとするゴルダックさんに「僕のもうひとりのお父さんになって」とお願いすると、気持ちよくお父さんになってくれました。今は家族♂3匹で毎日が楽しいです!エンペルト父さん、ゴルダック父さん、いつもありがとう。』」

私はエンペルト。小さい頃に勘当され、とある研究所で引き取られ最終進化形体になるまで育った。今は我が息子――ポッチャマの学校の授業参観日である。国語の時間で宿題の家族をテーマにした作文を読み上げている。我が子の発表が終えると、意図を問わず周りのクラスメイトは拍手喝采した。

ポケ伝てに聞いた話だが、あれから父上の会社は結局倒産し、多額の負債を追うこととなった。今は塀の向こうで社会復帰を目指しているのか、自伝書を書いて出所後に向けて生計を立てており、兄上は根性を叩き直すべく更生施設に入れられ、泣き言や愚痴を言いながら毎日特訓を強いられてるらしい。革命する常識をしっかり学び心を入れ替えて欲しいものだ。

幸いなことに、我が子の学校では、同性婚に関する差別はなく、むしろ歓迎されていた。逆に言えばそれを咎めるような輩には、著しい軽蔑の眼差しを刺されような空気になる。良い時代になったものだ。

「ただいまー」
「お帰り。放課後は今日は何して遊んでいたんだ?」
「ヒヤリングットポケキュアごっこ!」
「ボクはペルタンやったの!ヒバニーくんがラビフンで、ニャビーくんがニャビラン!」
「ポケキュア…あー今そんな救助隊が流行ってるのか。というかそれ女の子向けの救助隊ではないか」
「おとこのこにもにんきなんだよ。ね、ペルパパ!どうだった?ボクのさくぶん!?」
「立派だったぞ。私も嘴が高い」ナデナデ
「えへへー♥」ニコニコ

私は息子の支離滅裂ながら大いなる活躍に頭を優しく撫でてやる。血縁的には弟でもあるのだが。今の環境は私達やポッチャマは好奇な目で見られることはなく、普通のポケモンとして受け入れられている。
 ▼ 11 PYv5cvmo6M 20/12/02 22:18:38 ID:KC5.gmV. [10/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「おなかすいたー。ごはんまだー?」
「帰ってたのか」
「あ、ゴルパパ!おてつだいする!」
「あぁ、じゃあその木の実を運んでおいてくれ」
「はーい」

我々3匹食卓に着き、食事を始める。ちなみにポッチャマはノモレの実が好物だ。

「あ、そうそう。きょうせんせいから、またしゅくだいでたんだ。しょうらいなにしたかって」パクパク
「ふーん」モグモグ
「ポッチャマは何かやりたいことやなりたいものがあるのか?」ゴクゴク
「ボクおおきくなったら、パパたちとハッテンバいく!」
「ぶふっ!!ど、どこで覚えたんだそんな言葉!?まさかゴルダック…」ゲホゲホ
「減るもんじゃあるまいしいーだろ。ヤリチンは♂の甲斐性って言うだろ」
「そんな言葉はない!何都合のいいことを教えてるんだ!」
「あーもーうるさいうるさい」
「ふたりとも、けんかしちゃだめー。なかよくたべるのー」

彼――ゴルダックも夫になってからも相変わらず性欲に勝てず股と尻が緩い。暇さえあれば他の♂の尻を借りて遊んでいる。それ以外は、体を張って稼いだ金の半分を家計に入れており、子供の面倒見も良く、伴侶の私を一番に思ってくれているので良きパートナーだ。そう、股と尻が緩い事を除けば。内心転職して欲しいと願っているのは私だけだろうか?

何はともあれ我々は性別以外ごく普通の家族。3匹仲良く幸せな時間を享受している。

「ゴルパパ!ペルパパ!」
「むぅ?」
「どした?」
「みてみて!これなに?」ピョコン ビンビン
「「!?」」ブフッ 

おしまい。
 ▼ 12 PYv5cvmo6M 20/12/02 22:19:05 ID:KC5.gmV. [11/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
あとがき

今回は、実際にあった某動物園のペンギンのカップルを参考にしてみました。
絵本で見た時は、これをポケモン化できたらなーってずっと妄想してて今回やっと書けてすっきりしました。本物の小説らしく、セリフの部分は、キャラ名はあえて省きました。
思ったより熱が入って長くなってしまったので、色々校正もしてくれたらなーと淡い気持ちでさっさと投稿。それで多少のお小遣いは稼げるかな…。でなきゃぽけりんのトップで紹介してもらえるかなぁ。ずっと目指してたもん。
 ▼ 13 PYv5cvmo6M 20/12/06 00:19:29 ID:n7LYebSs NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>5訂正追記

父上と私の間に、彼女が口を挟んだ。

「まぁそんな事、もうどうでもいいのよ。問題はこの子がどうしたいか。きっと貴方のような落ちこぼれより、こちらでの裕福な暮らしの方が幸せに決まってるわ」
「お前…まさかゴルダックの元彼女…!?」
「さぁ、どうだったかしらね?」
「まさか、あのタマゴもこれが狙いでわざと…!」
「とにかく、貴方も身分をわきまえて、孫を献上しなさい。さもなくば、貴方も貴方の彼氏も人生台無しになるわよぉ?」
「そんな…!」

私は目の前が真っ暗になった。私のせいで、彼が監禁され自由どころか日常生活を奪われる危機に瀕していること。彼を救うには、ポッチャマを明け渡すしかないなんて。

「…確かにあの時、浜辺にあったタマゴを拾ったのは私です!私が拾って一緒にと育てようって言ったから…彼は自由な人なので渋ってましたが、何だかんだで積極的に育児に貢献してくれました。最初渋ってたのも、おそらくこのような結果になるのを想定していたからだと思います…!それなのに私が無理を言って一緒に育てる事にしたんです!だからお願いします、咎めるなら私を咎めてください!もちろん蓄えもあるだけお渡ししますし、育てていた子もお返しします!…彼だけは何もしないでください…!」
「あらまぁ、自分の子より彼氏を取るなんて意外と薄情なのね。こんな育て親なんて、この子が可哀想だわ」
「もう…何とでも言ってくれ。だからゴルダックだけには…手を出さないで…!」
 ▼ 15 バコイル@くちたたて 20/12/06 12:59:34 ID:MRg2NZiI NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
なんでこんな読みにくさの塊みたいな気持ち悪い内容のSSが纏められるなんておめでたいこと思っちゃったの?
思い上がりも甚だしいね
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