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【SS】俺とポケモンとの日々

 ▼ 1 15/08/06 23:48:07 ID:2dWECL46 [1/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
改めて立てました
文才ないので下手なのは大目に見てください。
キャラとかオリジナルです。
俺がでます(作中ではイチと呼ばれているとします)
こんなんでよかったらどーぞ



都市部から離れたとこにトレノシティという町があった。

そこには公営のポケモン研究センターがあり、多くの研究員がポケモンに関する様々な
研究開発に携わっており、今までに電気タイプから低コストで効率のよい発電方法を見出
すなど数々の功績を残してきた。

俺は努力に努力を重ねてようやく子供のころからの夢だったここの研究員になることが
できて、日々ポケモン研究に精を出していた。

今朝もいつも通りに出勤した.
 ▼ 2 15/08/06 23:48:42 ID:2dWECL46 [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
すると同僚のカイルが慌てた様子で駆け寄ってきた。

カイル「おーいイチ、大変だ!」

俺「どうしだんだよ?朝っぱらからぁ」

カイル「またポケモンのデジタルディスクがなくなっちまったんだよ!」

俺「またかよ・・・」

この研究センターには一度モンスターボールに入れたポケモンをパソコンと連動した読み取り装置に向かって召喚させ取り込み、データ化してデジタルディスクに収納するという独自の技術を持っていた。

このデジタルディスクは大容量で100匹分のポケモンを収納することができ、さらに一匹一匹の個体にはそれぞれ違うID番号が振られるので、いつでも研究センターのネットワークと連動したパソコンやタブレットでそれぞれの個体の確認ができた。
 ▼ 3 15/08/06 23:49:25 ID:2dWECL46 [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
そのデジタルディスクがどっかに行ってしまったのだ。

俺「最後は誰がいじってたんだ?」

カイル「分からん」

研究ルームにいくと他の研究員や館長さんらが総出で探していた。

館長さん「とにかに隅々まで徹底的に探せ!あっ、イチ君聞いてくれ。大変なことになったんだよ。ポケモンのデジタルディスクがなくなっちゃったんだ」

俺「はい、そのことはカイルから承っています。」

館長さん「あのデジタルディスクには100匹のポケモンだけでなく、その100匹のポケモンに関する大事な研究データも入っておるんだよ。一刻も早く探してくれ」

カイル、俺「分かりました!」

こうして俺とカイルも探し始めた。
 ▼ 4 15/08/06 23:52:29 ID:2dWECL46 [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
培養室、鑑識ルーム、コンピュータ室、食堂など片っ端から捜した。

そして探す場所は館長さんの書斎を残すのみとなった。

そして書斎を探していた時にソファーの隙間に何かが挟まっているのを見つけた。

俺(この白いプラスチックの本体に金色の端子、間違いねぇ!)

俺「すいません館長さん!これでしょうか?」

館長さん「おおでかしたぞイチ君!それだよ!それにしてもどこにあったんだ?」

俺「どこって・・・ソファーの隙間に挟まってましたよ?」

館長さん「はて何でそんなところに・・・ああ!そうか!昨夜ポケモンのデータを確認しようとしてディスクを保管室から持ってきたんだが、うっかり手に持ったままソファーで寝てしまったんだった!」

カイル「もう!結局館長さんのうっかりミスだったんじゃないですか!」

館長さん「あはwすまないすまないw」

研究員一同「ああぁ・・・」

俺「頼みますよ館長さん・・・」

まぁこの研究センターではたびたびこのようなことがあった。
 ▼ 5 15/08/07 00:02:00 ID:.uxCRJoE [1/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
だがそんなこんなでも研究員や館長さんは一丸となってポケモンの謎に挑んでいた。

しかしトレノシティはポケモンマスターを目指して旅に出る者が年々増え、過疎化が進み、税収が減り、財政はどんどん悪化していた。

挙句の果てに役場でポケモンにも税金をかけるかという法案があがる始末だった。

                〜研究室にて〜

俺「しっかし、ここんとこ財政は悪化する一方だな」

カイル「ああ、今日も役場の広場でポケモンにも税金をかけるっていう法案の反対運動もやってたしな」

俺「ただでさえ税金上がって皆ヒーヒー言ってるのに、ポケモンにまで税金かけようっていうんだからなぁ。まいっちまうぜ。」

カイル「全くだ」
 ▼ 6 15/08/07 00:48:58 ID:.uxCRJoE [2/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
そんな話をしていると館長さんがやってきた。

館長さん「昔はこんなんじゃなかったんだがなぁ。最近は都市部の開発が盛んで、各地で新しいポケモンジムができてるからみんな若者は旅に出ちゃうんよ」

カイル「じゃここテクノシティにも新しいポケモンジムを作ればいいじゃないですか?そうすれば」

館長さん「そうもいかんよ、財政悪化で連日反対運動が起きてるトレノシティにジムをつくり運営するだけの余裕なんてあるわけなかろう。この研究センターだって運営が厳しくなっとるのに」

俺、カイル「・・・」

俺「で、では高い功績を誇るこの研究センターを町のシンボルとして売り出して、一般の人向けに解放するというのは?

館長さん「バカ!!そんなとんでもないことできるかっ!!この研究センターには大切な研究材料や高価な機材が多数あるのはもちろん、なにより膨大な量の極秘の研究データが眠っとるんだぞ!万が一のことがあったらどーすんだ!!」

俺「も、申し訳ありません・・・」

カイル「おいおいイチ、常識考えてくれよ」

俺「すまん・・・」

館長さん「まぁいいや、悪かったね研究中に・・・とりあえず研究のほう続けてくれ」

 ▼ 7 15/08/07 00:52:18 ID:.uxCRJoE [3/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
それから程なくして、別の研究センターで最終進化系のポケモンがある特定の石でさらに一時的に進化するという新たな現象が確認されたらしい。

その現象は発見した研究員たちによって「メガシンカ」石は「メガシンカストーン」と名付けられたという。

新たな大発見にマスコミがそのことをこぞって報じ、連日のようにテレビや新聞で騒ぎ立てられていた。

その話を聞いた俺は早速独自のルートでそのメガシンカストーンたるものを手に入れ、成分分析などをしてポケモンとの関連性を調べ、研究が軌道に乗り始めようとしていた時だった。

ガチャ、突然研究室のドアが開き館長さんが今までにない重々しい顔つきで手招きしてきた。

俺「はい館長さん。どんなご用件でしょうか?」

館長さん「とりあえず私の書斎に来てくれ・・・」

そう言うと館長さんはついてくるように促してきた。

静まり返った廊下を足音のみがこだましている。

今までこれほど一歩一歩が重く感じたことはなかっただろう。
 ▼ 8 15/08/07 00:53:00 ID:.uxCRJoE [4/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
程なくして書斎についた

俺「あの、お話というのは?」

館長さん「落ち着いて聞いてくれ」

俺「はぁ・・・」

館長さん「今月この研究センターは閉鎖する」

俺「え!!?」

突然のことに俺は一瞬状況を読み込めなかった。

俺「え!?ちょ、閉鎖ってどういうことですか!?」

館長さん「閉鎖は閉鎖だよ」
 ▼ 9 15/08/07 00:53:51 ID:.uxCRJoE [5/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
俺「そんな!この研究センターは今までいろんなポケモンの謎を解き明かしてきたじゃないですか!それにいろんな功績だって・・・」

館長さん「わかってる!わかってるよ!私だってこの思い入れのある研究センターを閉鎖なんてしたくなかったんだ!!」

俺「館長さん・・・」

俺はここまで感情的になった館長さんを初めて見た。

俺「では何故?」

館長さん「私は大好きなポケモンを研究するのが生きがいだった・・・閉鎖なんてとんでもなかった・・・でも仕方なかったんだよ」

館長さん「町役場でそう決まったんだ。今トレノシティは財政難に追い込まれていて一刻も早い財政の立て直しが求められている。だからトレノシティに研究センターを運営する余裕なんてもうないんだ。すまないが私の力ではどうにもならん。」
 ▼ 10 15/08/07 00:57:02 ID:.uxCRJoE [6/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
俺「え?じゃあ私たち研究員や館長さんは?」

館長さん「ああ、残念ながら・・・」

俺「そうですか・・・」

そこからしばらく沈黙が続いた。

館長さん「ま、でも今まで君たちとポケモンの研究ができてとても楽しかったよ。今までありがとう。これ、少ないが私の気持ちだ。新たな人生設計のたしにでもしてくれ。それから、研究用にとっておいたポケモンのたまごだ。記念にうけとってくれ」

そういうと館長さんは俺に茶封筒とポケモンのたまごを手渡した。

茶封筒の中身を見ると結構な額が入っていた。

俺「こ、こんなにたくさん・・・ありがとうございますっ!!」

館長さん「なあに礼を言いたいのはこっちだ。今まで何かと楽しかったぞ。ありがとう」

そう言うと館長さんさんはそっと去っていった。
 ▼ 11 15/08/07 00:58:28 ID:.uxCRJoE [7/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
俺は心にぽっかりと穴が開いて、魂が抜けたような感じで研究センターから出てきた。

ふと見るとカイルが抜け殻のような感じでフェンスに寄り添っていた

カイル「おお・・・イチかぁ・・・実は俺」

俺「ああ、分かってる。分かってるから後は言わなくていい」

カイル「てことはイチもかぁ・・・」

俺「お、おいカイル大丈夫か?顔色悪いぞ。とりあえず俺ん家で休めや」

                〜俺の家〜

カイル「あれ?ここは?」

俺「俺の家だよ。全然元気なかったから俺が運んできてあげたんだよ」

カイル「そうか。悪いなイチ」

俺「なぁに。まぁそれより野菜スープができたぞ。こんなもんしかないがこれで元気出せや」

カイル「ありがとな・・・」
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