【ポケモンSM〜剣盾+α】ポケットモンスター - 少女の記憶と異世界からの来訪者 - 【SS】:ポケモンBBS(掲示板) 【ポケモンSM〜剣盾+α】ポケットモンスター - 少女の記憶と異世界からの来訪者 - 【SS】:ポケモンBBS

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【ポケモンSM〜剣盾+α】ポケットモンスター - 少女の記憶と異世界からの来訪者 - 【SS】

 ▼ 1 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/07/24 10:40:52 ID:0ltw2Awo NGネーム登録 NGID登録 m 報告
【最初に】
このSSには以下のものが含まれます。
・不定期更新
・基本的にはゲーム準拠のキャラクター登場
・独自設定あり
アローラ御三家はコウタ、コウミ、ハウが所持(ククイ博士は御三家なし)
ガラル御三家はマサル、ユウリ、ホップが所持(ダンデは御三家なし)
ガラル地方の各伝説はマサル、ユウリ、ホップが所持
オリジナルキャラクター、モブキャラクターあり
一部改変あり(ハウのジュナイパー…4枠目の技:ハードプラント、持ち物:ジュナイパーZ)

【主な登場人物】

・アローラの7人(コウタ、コウミ、ホップ、リーリエ、グラジオ、ヨウ、ミヅキ)
https://pokemonbbs.com/sp/poke/read.cgi?no=1078278&l=1-
https://pokemonbbs.com/sp/poke/read.cgi?no=1368896&l=1-

・ガラルの5人(マサル、ユウリ、ホップ、ビート、マリィ)
https://pokemonbbs.com/poke/read.cgi?no=1223288&l=1-

・アトラ(ソードシールド編のオリジナルキャラクター)
https://pokemonbbs.com/poke/read.cgi?no=1223288&l=1-

・??(後述する新キャラクター)

・その他(色々出ます。物語で登場してからのお楽しみ!)

以上が苦手な方はブラウザバックを推奨いたします。
それでも大丈夫な方は…ゆっくり見ていってね!
--------------------
 ▼ 399 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/01 12:18:43 ID:CB/6iVXU [1/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
コウタが女王相手に巻き返せた理由。
戦闘の最中に確信し、コウタは女王に言い放ち、女王は激昂した。

女王コウミ「これだから今のお前は憎い……!いつもそうよ…!誰よりも強かったお前に、私は一度も勝てなかった…!そして、遂にお前は…ッ!


あの世界で、そんな私を見捨てたッ!!」

コウタ「……ッ!?」
コウタ(………僕があの世界で、コウミを見捨てた…?…それが原因でコウミは…。

一体、何が…!?)

女王から放たれた衝撃の事実に言葉を失ったコウタ。女王は次のマスターボールに手をかける。

女王コウミ「リザードン、もう一度よ!もう一度天候を変え、ラプラスを焼き尽くせ!」ヒュッ

女王のメガリザードンY「ガァァッ!」ポンッ

カァァァッ

コウタ「戻れラプラス!そして行くぞ、ファイアロー!」シュン…ヒュッ

コウタのファイアロー「フィィィアッ!!」バサッ

コウタ(今はバトルに集中する…!)
 ▼ 400 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/01 12:19:03 ID:CB/6iVXU [2/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
女王コウミ「交代したところで倒される順番が変わっただけ!リザードン、“エアスラッシュ”!」

コウタ「貫けファイアロー!“でんこうせっか”!」

コウタのファイアロー「フィアッ!」

迫ってくる“エアスラッシュ”を回避しながら、高速でメガリザードンYとの距離を詰めていくファイアロー。だがリザードンは次の攻撃態勢に入っていた。

女王コウミ「接近戦になることなど見えている!“ドラゴンクロー”!」

コウタ「読まれていても構わない!“ブレイブバード”!」

女王のメガリザードンY「ガァァッ!」
コウタのファイアロー「フィアァァッ!」

ドォォンッ…
 ▼ 401 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/01 12:19:30 ID:CB/6iVXU [3/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
コウタのファイアロー「フィアァ…。」ドサッ

コウタ「…ここまでありがとう、ファイアロー。戻って休んでくれ。」シュンッ

先の戦闘で、メガフーディンを倒した際に受けた“ブレイブバード”の反動。
メガリザードン戦で、“ドラゴンクロー”を凌ぐ為に再び“ブレイブバード”。回復の間も無く、“ドラゴンクロー”被弾のダメージと合わせ、遂に耐えきれずに戦闘不能となってしまった。

女王コウミ「アハハハハ!!回復すらできずに、頼みのスピード自慢は落ちたわ!」

コウタ「スピード自慢はまだいるんだよ!ウインディ!」ヒュッ
コウタのウインディ「ばうっ!」

女王コウミ「ならば交代!ドヒドイデ!」シュンッ
女王のドヒドイデ「ヒデーッ!」ポンッ

コウタ「…からの、即交代だ!」シュンッ

ウインディを見せたと思いきや、ドヒドイデ交代を見てすぐにウインディを戻した。

コウタ「ヌメルゴン!」ポンッ

コウタのヌメルゴン「ぬめぇんご!」

繰り出したのはラプラスではなく、再びヌメルゴンだ。
 ▼ 402 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/01 12:19:50 ID:CB/6iVXU [4/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
女王コウミ「ラプラスではないのね。まぁ良いわ。」

コウタ(ここでリザードンが“ドラゴンクロー”でヌメルゴンを倒す為に戻るか、ドヒドイデで耐えるか…いや、ここは…。)

女王コウミ(ドヒドイデを倒す為に“10まんボルト”を撃つか…。けど、それぐらいなら耐えるわ。)

コウタ「“れいとうビーム”だ!」

先程のヌメルゴンVSドヒドイデの対面同様、“れいとうビーム”による防壁をドヒドイデの周りに発生させた。

女王コウミ「またさっきみたいに交代の時間稼ぎかしら!?戻りなさいドヒドイデ!」

コウタ(来た…!撃つなら、今!)

女王コウミ「リザードン、再び舞い降りなさい!」ポンッ

女王のメガリザードンY「リザァッ!」

コウタ「“りゅうせいぐん”!」

女王コウミ「交代…じゃない!?」

コウタのヌメルゴン「ぬめぇぇぇ〜〜………ごぉぉぉんっ!!!」カッ

咆哮と共に、隕石を天空から呼び寄せ、メガリザードン目掛けて落としていく。
 ▼ 403 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/01 12:20:09 ID:CB/6iVXU [5/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
女王コウミ「リザードン!今のお前なら造作もない!“エアスラッシュ”でヌメルゴン諸共迎撃せよ!」

女王のメガリザードンY「リザァァ!」ビュビュビュッ!

“りゅうせいぐん”と“エアスラッシュ”がぶつかり合い、その内の数発ずつは…


女王のメガリザードンY「ガァ―――アッ…!」ズドドドッ‼︎

コウタのヌメルゴン「ごぉっ…!」ズババッ‼︎

ヌメルゴンの方にも飛んできた空気の刃、撃ち漏らした残りの隕石がそれぞれ直撃し、両者ともに戦闘不能となった。

女王コウミ「チッ…リザードンまで倒されるなんて…!」

コウタ「ヌメルゴン…ありがとう。リザードンを倒せたのは大きいよ。」シュンッ

女王のメガリザードンYは消滅し、コウタは倒れたヌメルゴンを戻す。

女王コウミ「この…!この世界でもお前は…!」ギリ…

コウタ「…。」
 ▼ 404 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/01 12:20:27 ID:CB/6iVXU [6/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
コウタを睨みつける女王。彼に対し好意を抱いていたコウミはそこにはいなく、向けられているのは憎悪である。

コウタ「…別世界とは言え、今の君にこんなことを聞くのは図々しいかもしれないが…。」

女王コウミ「何があった、とか聞くつもり?」

コウタ「……ああ。僕は君がいた世界で何があったか…特にその世界で僕は何があって君を見捨ててしまったのか、その経緯に、僕は心当たりがない。

……この戦いが終わったら、話してもらいたい。」

コウタの条件提示に、女王は更に怒る……と思われていた。

女王コウミ「…そうね、この世界のお前は、あの世界のお前とは違うのね。いいわ。勝てたら教えてあげる。私のいた世界で、お前が何をしたのか…もっとも…


最後に勝つのはこの私。あなたの賭け、叶うことはないわ。」ヒュッ

女王のドヒドイデ「ヒデーッ!」ポンッ

コウタ「………僕は、勝ってみせるよ。負けたら、僕も、下で頑張っている皆も、ただでは済まない。……こっちの世界だろうとあっちの世界だろうと、僕は僕だ。そんな僕がこんなこと言っても君には響かないかもしれないが…少なくとも僕は、できるものなら君を救いたい。……ラプラス、頼むぞ!」ヒュッ

コウタのラプラス「ラァプッ!」ポンッ





Episode#36〜女王の怒り〜・完
 ▼ 405 カマル@すくすくこやし 21/09/02 22:06:46 ID:cnmY9Dro NGネーム登録 NGID登録 報告
ここのコウタってメアリースーみたいだな
 ▼ 406 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/03 22:43:26 ID:/oNQfb3A [1/15] NGネーム登録 NGID登録 報告
Episode#37〜鋼の守護神〜

―地上スタジアム―

メル「メルメタル、“ラスターカノン”!」

メルのメルメタル「メェタァ!」ビーーッ!

マサル「ゴリランダーも行くぜ!“ドラムアタック”!」

ユウリ「エースバーン、“ダストシュート”!」

ホップ「インテレオン、“あくのはどう”だぞ!」

ゴリランダー&エースバーン&インテレオン「グラリラー!/ふぁいにー!/うぉれおん!」

グラジオ「…マサルだけ、あえて効果いまひとつの技を選択していると思ったが、“ドラムアタック”の追加効果か。」

マリィ「あたし達もやるよ!オーロンゲ、“ソウルクラッシュ”!」
マリィのオーロンゲ「オロォン!」ブォンッ

ビート「ブリムオン、“マジカルシャイン”!」
ビートのブリムオン「ふぅ〜♪」カッ

アトラ「オマエらばっかに良いとこさせねーっての!イオルブ、“むしのさざめき”だぁ!」
アトラのイオルブ「ビーッ。」キィィィン
 ▼ 407 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/03 22:44:09 ID:/oNQfb3A [2/15] NGネーム登録 NGID登録 報告
コウタと並行世界の女王コウミが空中スタジアムで交戦している一方、地上スタジアムではメルの攻撃指示を皮切りに、ガラルメンバー達も攻撃を再開する。巨大なネクロズマと言えど、マサル、マリィの指示した攻撃技の追加効果、インテレオンの“あくのはどう”、エースバーンの“ダストシュート”によるひるみ、どく状態で少しずつ追い詰めていく。

コウミ「私達も続くよ!アシレーヌ、“ムーンフォース”!」
コウミのアシレーヌ「しゃぁぁぁ…なっ!」カッ

ハウ「ジュナイパーも行くよー!“かげぬい”!」
ハウのジュナイパー「じっぱぁ!」ドシュゥッ

リーリエ「皆さんは私がお守りします!ピッピさんは“リフレクター”、アブリボンさんは“ひかりのかべ”です!」
リーリエのピッピ「ぴっぴー♪」シャキーン
リーリエのアブリボン「ぶりぶりぃ〜♪」シャキーン

グラジオ「シルヴァディ、悪しき龍の虚像を屠れ!“シザークロス”!」
グラジオのシルヴァディ「シヴァッ!」ズバズバァッ!

ヨウ「ミヅキ、オレ達もやるぜ!アシレーヌ、“マジカルシャイン”!」
ミヅキ「上等!ジュナイパー、“かげぬい”!」

ヨウのアシレーヌ「しゃなぁっ♪」カッ
ミヅキのジュナイパー「じゅなっ!」ドシュゥッ

リーリエの加護を受けたメンバーは、元々持っているウルトラネクロズマのタイプの情報から最大打点の技でダメージを与え続ける。コウミが先頭に立ち、その後他のメンバーも後に続いた。
 ▼ 408 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/03 22:44:36 ID:/oNQfb3A [3/15] NGネーム登録 NGID登録 報告
ネオ・ウルトラネクロズマ「シ……シカ……!」ドドドッ…

流石に少しよろけるネクロズマ。しかし、すぐに体勢を立て直してしまった。

ネオ・ウルトラネクロズマ「キシャァァァアアア!!!」ドドドドッ

禍々しい咆哮に変わり、“パワージェム”、“りゅうのはどう”を地上のあちこちに乱射した。


「うわぁぁぁーっ!!」


特性“フレンドガード”、技“リフレクター”、“ひかりのかべ”によりダメージを抑えても、地形ごと抉るような攻撃にトレーナーも吹っ飛ぶ。

\流石は我らの光の守護神、ネクロズマだ!!/

\あのガキどももその光で照らせー!/

\女王様も戦っておられるぞ!/

世界を救う為の決戦で、これ程アウェーな状況が続くマサル達。彼等が押せばスタジアムの観客はしらけ、彼等が押されればスタジアムの観客は熱狂する。

メル「うぐ…メルメタル、皆、大丈夫!?」
メルのメルメタル「メァ…タッ…!」

マサル「…こっちは無事だ、コウミ達は!?」

コウミ「わ、私達も無事だよ!」

すぐに全員立ち上がり、戦闘の続行が可能な状態であった。
 ▼ 409 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/03 22:45:03 ID:/oNQfb3A [4/15] NGネーム登録 NGID登録 報告
メル「メルメタル、“ダブルパンツァー”!」

メルのメルメタル「メルゥゥゥ!!」ギュルルルル

高速回転しながらその剛腕を連続でネクロズマに叩き込む。

マリィ「な、なんね!?あの技は!?」

グラジオ「オレも見たことがない…メルメタルの新技か!?」

ズドン!

ネオ・ウルトラネクロズマ「シカ…リ…。」

メル「これなら、“ラスターカノン”よりは効いてるかも。」

ネオ・ウルトラネクロズマ「シカリ…!」ズアァァッ!

ネクロズマが“りゅうのはどう”を放つ。だが周囲へ乱射していた先程と違い、今の攻撃はメルメタルのみに狙いを定めている。

マサル「メル、危ない!」

メル「“10まんボルト”!」

メルのメルメタル「メタァッ!」バチバチィッ‼︎

咄嗟の“10まんボルト”で“りゅうのはどう”の相殺を試みる。
衝撃波と電撃がぶつかり合う…が。

ズォォッ‼︎
 ▼ 410 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/03 22:45:27 ID:/oNQfb3A [5/15] NGネーム登録 NGID登録 報告
メルのメルメタル「メ………メタ……!」ズシィン…

押し切られて“りゅうのはどう”がメルメタルに直撃する。効果はいまひとつだが、特殊攻撃への耐性が低いメルメタルでは、強化されている巨大なネクロズマの攻撃で十分なダメージを負った。

メル「メルメタル!」

ハウ「メルメタルって、はがねタイプだよねー?」

グラジオ「それでも吹っ飛ばされる程の威力とは…!」

ホップ「大丈夫かー!?メル!メルメタル!」

メル(うう…やっぱり強過ぎる…このままじゃ…メルが先にやられてしまう…!やられたら…メルもこの子も死んじゃう…怖い…!)ガタガタ

マサル「……ッ。メル。ここまでよく頑張ったよ。」

怯えるメルに、震えながらも声をかけたマサル。彼女を守ると約束したマサルは、これ以上の戦闘は困難と判断し、メルを逃すことを考えた。

メル「メル…ダメだった…!このままじゃ…!」

マサル「……あとは俺達で何とかする。だから…。」

その時だった。
 ▼ 411 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/03 22:46:08 ID:/oNQfb3A [6/15] NGネーム登録 NGID登録 報告
\シュイィィン/

突如、マサル達ガラルメンバーとアトラの腕、そしてメルの鞄が光を帯びた。
正確にはメルの場合、鞄の中にあるものが光った。

ユウリ「この光…!?」

アトラ「嘘ォ!?ここで出来んの!?ダイマックスが!?」

ビート「…まさか先程の攻撃で、この基地全体が揺れて…?」

マリィ「実際どうなのかはともかく、これはチャンス!よーし…。」

メル「……あった!これ!」

メルは鞄の中で光っていた物体を取り出した。
メルの両親が遺したのはポケモン達と、このダイマックスバンドである。

マサル「…!そうか、それがあった!」

メルはダイマックスバンドを腕に装着し、メルメタルのモンスターボールを構える。

メル「メルメタル!!」

メルのメルメタル「メ…メタ…。」

ユウリ「メルちゃん!?それって…!」

リーリエ「間違いありません!ダイマックスバンドです!」

ヨウ「まさか、メルが使う気か!?」
 ▼ 412 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/03 22:46:26 ID:/oNQfb3A [7/15] NGネーム登録 NGID登録 報告
シュウゥゥン…

ボールの中にメルメタルが戻り、そしてそのボールはどんどん巨大化していく。

メル「うっ…!重い…だけど…!」

サッ…

マサル「俺も持つよ。」

メル「マサル…!……うん!」

巨大化したボールが上手く持ち上がらなかったのを見て、マサルもメルと一緒にボールを持ち、投げられる体勢に入った。

マサル「よし、投げるぞ!」

メル「うん!」

マサル&メル「「せーの!!!」」ブンッ!

遂に、そのボールは天へと投げられ、空中でボールからメルメタルが解き放たれた。
 ▼ 413 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/03 22:47:05 ID:/oNQfb3A [8/15] NGネーム登録 NGID登録 報告




メルのキョダイメルメタル「メエェェェタァァァァ!!!」



 ▼ 414 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/03 22:47:37 ID:/oNQfb3A [9/15] NGネーム登録 NGID登録 報告
ハウ「うわー!姿も変わったよー!?」

リーリエ「と言うことは、これがメルメタルさんのキョダイマックスですか!?」

アトラ「っべー…マジやっべーよこの娘…まさかこんな切り札を持ってたなんてマジやっべーよ…。」

マリィ「キョダイマックス、マリィが使いたかった…(´・ω・`)」

コウミ「あ〜…あはは…。」💦

キョダイマックスを果たしたメルメタル。全体的に大柄だったボディは一部が引き締まり、強靭な剛腕は更に巨大化した鋼の巨人へと姿を変えた。

ビート「状況は好転しました。悪くない展開ですね。」

マサル「よっしゃあ!!皆行くぜ!!俺達でメルを援護するぞ!」


「おう!」「うん!」「ええ!」「はい!」「おいっすぅ!」


ネオ・ウルトラネクロズマ「シカリ…!」ズァァァ!
 ▼ 415 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/03 22:48:04 ID:/oNQfb3A [10/15] NGネーム登録 NGID登録 報告
マサル「“りゅうのはどう”が来るぜ!」

ホップ「インテレオン、“れいとうビーム”!」
コウミ「アシレーヌ、“ムーンフォース”!」
リーリエ「ピッピさんも“ムーンフォース”お願いします!」

ホップのインテレオン「うぉれん!」
コウミのアシレーヌ「しゃあなっ!」
リーリエのピッピ「ぴっぴー♪」

ドォン…

3人の指示による一斉攻撃が放たれ、“りゅうのはどう”が相殺された。

グラジオ「攻撃の隙ができたぞ!」

メル「ダイマックスした時の技は…これ…!
メルメタル、“ダイサンダー”!」

コウタから借りていたロトム図鑑でメルメタルの技を再度調べ、選んだのはでんきタイプのダイマックス技である“ダイサンダー”。
効果はいまひとつだが、次以降のでんきタイプの技は威力が上昇する。

マサル「え…はがねタイプの技じゃないのか!?」

ヨウ「何か意図があるのか…?とにかくオレ達も攻撃するぞ!」

マサル「そ、そうだな!ゴリランダー、“はたきおとす”!」
ヨウ「アシレーヌ、“マジカルシャイン”!」
 ▼ 416 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/03 22:48:35 ID:/oNQfb3A [11/15] NGネーム登録 NGID登録 報告
ネオ・ウルトラネクロズマ「シカリ…!」ビーッ

ミヅキ「“パワージェム”が来る!ジュナイパー、“リーフブレード”!」
ビート「ブリムオン、“あくのはどう”!」

ミヅキのジュナイパー「じゅなななっ!」
ビートのブリムオン「ふぅー♪」


次の攻撃はミヅキとビートが2人がかりで凌ぎ、メルメタルを守る。が、ミヅキの場合、ジュナイパーの技が近接技しかなく、その為に被弾してしまう。

ミヅキのジュナイパー「じゅなっ…!」ドォン

ミヅキ「ジュナイパー、大丈夫!?」

ミヅキのジュナイパー「じゅなっ…!」

すぐに態勢を立て直して立ち上がったジュナイパー。まだ戦えるようだ。

メル「メルメタル、もう一度“ダイサンダー”!」

メルのキョダイメルメタル「メルゥゥアァァァ!!」ズドーン!

再びネクロズマに巨大な雷を落とす。1発目の“ダイサンダー”により展開された“エレキフィールド”で威力は上がってるが、相性はいまひとつである。
 ▼ 417 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/03 22:48:58 ID:/oNQfb3A [12/15] NGネーム登録 NGID登録 報告
ネオ・ウルトラネクロズマ「シカリ…!」
グァッ

マサル「あの巨体から…あの技は“スマートホーン”か!?ゴリランダー、奴のスピードを抑えるぞ!“ドラムアタック”!」
アトラ「イオルブ、“むしのさざめき”!」
ユウリ「エースバーン、“かえんボール”だよ!」

マサルのゴリランダー「ぐらぁぐらぁ!」ドコドコドン

シュルシュルシュル…

巨大な角を突き立てて突撃してくるネクロズマに、今度はマサル、アトラ、ユウリの3人で迎撃を試みた。
マサルで敵の攻撃の勢いを少しでも抑え、残りの2人で押し返す。

アトラのイオルブ「ピピピー。」キィィン
ユウリのエースバーン「ふぁいっ…にっ!」ドンッ!

ズズゥン…

ネオ・ウルトラネクロズマ「シ…シカ…!」
 ▼ 418 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/03 22:49:37 ID:/oNQfb3A [13/15] NGネーム登録 NGID登録 報告
メル「……今よ!メルメタル、“キョダイユウゲキ”!」

ダイマックスが解ける寸前、最後に放った攻撃。
はがねタイプのダイマックス技、“ダイスチル”の様に見えるその攻撃は、“キョダイユウゲキ”の指示と共にメルメタルから放たれた。

ガキィィィン‼︎

ドロドロドロ…

鋼の柱がネクロズマに突き刺さり、その後その周囲で溶けた鋼の様なものが一瞬現れた。

マリィ「い、今の技…何があったん…?」

シュンシュンシュン…

そしてメルメタルのキョダイマックスは解け、元の姿に戻った。

ネオ・ウルトラネクロズマ「シカ………!………!」

ヨウ「あの構え…“りゅうのはどう”か?」

ミヅキ「けどいつまでも撃って来ないよー?」

メル「……“キョダイユウゲキ”……相手はもう、同じ技を連続で使えなくするの。」

ビート「つまり、“いちゃもん”と言う技を使われた時と同じ…!?」

ホップ「けど、それってダイマックスには効かないんじゃ………まさか!?」
 ▼ 419 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/03 22:50:13 ID:/oNQfb3A [14/15] NGネーム登録 NGID登録 報告
マサル「多分さっきの、並行世界のアトラの所で戦ったザシアンやザマゼンタの偽物と同じだろう。あれはただ単にでかいだけだ。ましてやこいつらアローラ地方からの敵なら、ダイマックスなんてものはそもそも知らないはずだ。」

コウミ「攻撃が不発になってるなら、今がチャンスよ!全員で一斉攻撃!」

全員「「おお!/はい!/うん!」」

その後、それぞれ各ポケモンに技を指示し、ネクロズマに全て直撃した。

ネオ・ウルトラネクロズマ「グェ……ェェアァァ…!」

禍々しい呻き声を上げ、ネクロズマは…





ズゥゥン…



光る翼や尻尾は消え、残った金色の甲殻は輝きを失って黒くなり、地面に倒れ伏した。


 ▼ 420 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/03 22:50:33 ID:/oNQfb3A [15/15] NGネーム登録 NGID登録 報告
ザワ… ザワ…


ネオ・ウルトラネクロズマが倒れ、会場の観客、もとい教団員はざわつき始めた。

マサル「よっ……しゃあぁぁー!!」

メル「やった!勝てた!勝てたよ!」

リーリエ「メルさんのお陰です!ありがとうございます!」

ハウ「大手柄だよー!」

マリィ「メルちゃんと、皆で掴んだ勝利ばい!」

ビート「…フッ!周りと来たら、盛り上がるばかりか、ぼくらの勝利が納得いかないみたいですね。」

グラジオ「熱狂した会場など、見事に冷ましてやったな。」

静まった会場とは対照的に、マサル達は勝利を分かち合い、喜び合っていた。





Episode#37〜鋼の守護神〜・完
 ▼ 421 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 09:59:36 ID:FxZ2clMU [1/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
Episode#38〜光喰らう凶龍〜

―空中スタジアム―

コウタ「これで、ドヒドイデ撃破ッ!ラプラス、とどめの“かみなり”!!」

コウタのラプラス「ラプラァァァ!!」

ゴロゴロ…ズドーン!

女王のドヒドイデ「ヒ…ヒデ…―――。」プスプス…パリィィン

怒涛の“かみなり”連打による力押しに、ドヒドイデもいよいよ耐久し切れなくなり、力尽きた。

しかし、そのせいでラプラスは“かみなり”をあと数発しか撃てず息もあがっており、コウタの残る他の手持ちは軽微なダメージを負っているウインディと、全快のガオガエン。

対して女王は残りの手持ちはとうとう1匹になったが、その1匹は彼女の切り札にして、コウタの残りの手持ち2匹に有利なアシレーヌ。
 ▼ 422 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 10:00:02 ID:FxZ2clMU [2/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
女王コウミ「………ここまで追い詰めるなんてね…だけど、ここまでよ。
舞い降りなさいアシレーヌ!」ヒュッ

\ポォン!/

女王のアシレーヌ「……。」

コウタ「アシレーヌ…やはり君まで…。」

コウミ、ハウと共にしまめぐりを始めた頃、コウミが最初に選んだアシマリは美しく進化した、彼女の一番のパートナー。
そのパートナーも、ネオシルフの手によって、無慈悲な兵器に変えられてしまっていた。

女王コウミ「さぁ…行きなさいアシレーヌ!」

女王のアシレーヌ「…!」

コウタ「……ッ、迎え撃つぞ、ラプラス!」

コウタのラプラス「ラプッ!」

コウタ(ガオガエンに繋ぐまで、出来る限りダメージを与えなくては…!)
 ▼ 423 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 10:00:54 ID:FxZ2clMU [3/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
―地上スタジアム―

マサル「ようやく化け物は倒した!あとはコウタが、女王との決着をつけるだけだぜ!」

コウミ「コウタ…頑張って…!」

ズ…

ホップ「? なぁ、何か今、変な音がしなかったか?」

マリィ「変な?どんな音さ。」

ズ… ズ…

ビート「……何かが動いている?」

アトラ「えー?何かがー?その何かってのは一体な………んだ…よ…?」

不審な物音に反応し、一番先に振り向いたアトラは開いた口が塞がらなかった。

マリィ「え…!?」

メル「……!そんな…!?」

グラジオ「…バカな!?」
 ▼ 424 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 10:01:17 ID:FxZ2clMU [4/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
\ワァァァァァ!!/


巻き起こる教団員達の大歓声。
絶望した様な表情のマサル達。

彼らが見た光景、それは…

倒した筈の巨大なウルトラネクロズマが、再び光を帯びて復活した光景だった。

ユウリ「嘘でしょ…!?やっと…やっとの思いで倒したのに!!」

リーリエ「ひどいです!ひどすぎます!」

ハウ「ま、また戦わなきゃいけないのー!?」

ヨウ「また復活したって、また倒してやるよ!」

コウミ「…!?待って、何か来るわ!」
 ▼ 425 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 10:01:41 ID:FxZ2clMU [5/72] NGネーム登録 NGID登録 報告




ネオ・ウルトラネクロズマ「シカリ……!」キィィィ…



力を溜めたウルトラネクロズマ。そして次の瞬間。



ゴオオオオオオオ‼︎


巨大な光の柱を周囲に複数発生させた。

 ▼ 426 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 10:02:06 ID:FxZ2clMU [6/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
コウミ「これ…“フォトンゲイザー”なの!?」

グラジオ「何故こんなにたくさん…ッ!?」

大量の光の柱を自身の周囲へと放出したネオ・ウルトラネクロズマ。その威力は地上スタジアムの観客席をも一部破壊し、流石の団員達もたまらず逃げ出した。

\うわぁぁぁ!!/

\我らが神の本気だぁぁ!!/

\こ、こっちにも流れ弾だぁぁ!!/

必死に避けるコウミ達。
光の柱が次々襲いくるその様子は、コウタやコウミが知っている“フォトンゲイザー”とはまるで別の技に見えた。

マサル「あっぶねぇ…やっと攻撃が止んだ…けど何でまた復活しちまったんだ!?」

ビート「くたばり損ないめ…。」

ヨウ「アシレーヌ、もう一回倒すぞ!“マジカルシャイン”!」
ヨウのアシレーヌ「しゃなるんっ♪」ピカァッ

煌めく光を放ち、ネクロズマを攻撃するヨウのアシレーヌ。
その後、ネクロズマは再び力を溜め、技の構えに入った。

ミヅキ「またあの技が来る!」
 ▼ 427 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 10:02:26 ID:FxZ2clMU [7/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
ネオ・ウルトラネクロズマ「シカリ…!」

そして、今度は光球を複数放った。

ヨウ「来た!アシレーヌ、避け―――
ビート「くっ、ブリムオン、“あくのはど―――

ズバァァァァッ!

回避も防御も間に合わず、光球は光の柱となり、2人と2匹を巻き込んだ。

ユウリ「ビート!?」

ハウ「ヨウー!」

皆が二人の方を向くと、そこではアシレーヌとブリムオンは倒れ伏し、ヨウとビートも倒れていた。

ヨウ「ぐ…やりやがったな…。」
ビート「ですが、まだまだ…!」

2人が立ち上がろうとしたその時…
 ▼ 428 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 10:02:43 ID:FxZ2clMU [8/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
ヨウ「あがっ!?」ドクンッ!
ビート「うぁっ!?」ドクンッ!

直後、異変が起きる。
2人の体から、何か光の様なモヤが抜けていくかの様に見えた。

ヨウ「う………あ……な……なん…だ…こ………れ…………。」ドサッ

ビート「ぐ………なに………か…が…から…だ………から………ぬ…け…。」ドサッ

何かを喋りかけ、そのまま2人は力尽き、動かなくなった。

ミヅキ「ヨ、ヨウ…?ヨウ!?」

マサル「ビート!?どうしたんだ、ビートッ!!」

皆は急いで2人に駆け寄る。だが2人はまるで死んだかの様に動かなくなっていた。


「ハハハハハハ!!!」


直後、スタジアム全体に不愉快な笑い声が聞こえた。
 ▼ 429 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 10:03:07 ID:FxZ2clMU [9/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
グラジオ「…貴様ァ!!」

振り返った先にいたのは、教団の教祖であるギャランツだった。

ギャランツ「我らの神・ネクロズマの裁き。それは抗うものに浄化の光を与え、その魂を抜き取る力!!最早その2人はただの人形に過ぎません。

もっとも、すぐさま消滅させず魂を抜き取ると言うことは、まだまだ不完全ですがね……この聖戦で貴様ら全ての魂を喰らう頃には、逆賊を完全に消し去る程の力を得るでしょう!!」

ミヅキ「そんなっ…起きて!起きてよ!ヨウッ!!」ポロポロ

ヨウ「…。」

マサル「ビートッ…ビートッ………!くそぉっ!!」ドンッ!

ビート「…。」

どれだけ呼びかけても、ゆすっても、2人は目を覚まさない。ミヅキは悲しみ、マサルは拳を床に叩きつける。
 ▼ 430 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 10:03:24 ID:FxZ2clMU [10/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
コウミ「そんな…!……ギャランツ、あんた!」キッ!

グラジオ「いい加減にしろ!どこまで命を弄べば気が済むんだ!」

ギャランツ「我々の思想に従わない者こそ悪!我々に楯突く者など、報いを受けて当然なのです!」

アトラ「ったく話が通じねぇなぁ!こんなバケモンとっとと倒してその口きけなくしてやるよ!イオルブ、“むしのさざめき”!」

メル「皆にまで手を出すなんて許せない!メルメタルは“ダブルパンツァー”!」

グラジオ「シルヴァディ、“かみくだく”!」

コウミ「アシレーヌ、“ムーンフォース”!」

 ▼ 431 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 10:03:47 ID:FxZ2clMU [11/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
―空中スタジアム―

コウタ「……よくやってくれた、ラプラス。」シュンッ

コウタは戦闘不能になったラプラスを戻す。

コウタ「終わらせるぞ、ガオガエン!」ヒュッ

コウタのガオガエン「ガァァ!」ポンッ

コウタは遂に6匹目の相棒、ガオガエンを繰り出す。そして、女王最後のポケモンであるアシレーヌと対峙した。

女王のアシレーヌ「……。」

女王コウミ「…ここ一番、で出るんだっけ?今更出てきたって遅いわ、ガオガエン。」

コウタ「まだ終わっていない。この勝負、必ず決める。ラプラスや他の皆がここまで頑張ってくれたんだ。無駄にはしないさ。」
コウタ(事実、今僕の残りの手持ちはウインディとガオガエン。アシレーヌにはどちらも不利だが…ラプラスがアシレーヌ相手にある程度ダメージを与えているから、まだ勝算はある…!)

女王コウミ「ふん。ならその自信、完璧に砕いてあげる。そして、下でお前の仲間達が散り行く様を見てると良いわ。」

コウタ「…ッ…そうは行くか…早くここを突破して、あの化け物を止める。そして、君も皆も救う。」

復活したネオ・ウルトラネクロズマは力を解放し、マサル達を襲う。
女王コウミは最後のポケモン・アシレーヌを繰り出し、コウタの相棒・ガオガエンとの決戦に臨む。

並行世界のネオシルフの脅威を止めるべく、マサル達とコウタの戦いは続く。





Episode#38〜光喰らう凶龍〜・完
 ▼ 432 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 12:48:17 ID:FxZ2clMU [12/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
Episode#39〜散り行く光、王の怒り〜

メルの活躍により、ネオ・ウルトラネクロズマは撃破されたかの様に思われた。
しかしその後、ネオ・ウルトラネクロズマは復活。周囲に“フォトンゲイザー”を放ち、直撃してしまったヨウ、ビートとそのポケモンアシレーヌ、ブリムオンはネクロズマに魂を奪われてしまう。

その様子を嘲笑い、残りのトレーナーの魂も吸い、ネオ・ウルトラネクロズマを完全体にしようと言うギャランツ。
完全体になってしまえば、その光でトレーナーやポケモンを即死させる最悪の兵器が誕生してしまう。

一方コウタ、女王コウミの戦いもまた熾烈を極めており、女王の最後のポケモンであるアシレーヌにより、遂にコウタのラプラスが倒される。
コウタは、残る手持ちのウインディ、ガオガエンの内、相棒のガオガエンで決戦に臨むのであった。

―地上スタジアム―
グラジオ「シルヴァディ、左へ回避!」
グラジオのシルヴァディ「シヴァアッ!」


ゴオオオオオ!


ホップ「インテレオン、右から来るぞ!避けろ!」
ホップのインテレオン「うぉれんっ!」


ゴオオオオオ!


アトラ「あーもう、そのまんま寝てりゃ良かったのに、起き上がってから暴れ過ぎで全然攻めれてなーい!」

マリィ「でも“フォトンゲイザー”がエスパー技なら…!オーロンゲ、“DDラリアット”決めちゃえ!」
マリィのオーロンゲ「オォーー!!」

防戦一方が続く中、戦況を動かそうとマリィが出る。
オーロンゲはあく、フェアリータイプを持ち、エスパータイプの技はあくタイプで無効化できる。タイプ相性を活かした突撃を試みたのだ。
 ▼ 433 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 12:48:53 ID:FxZ2clMU [13/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
ユウリ「!?マリィ、来るよ!」

ネオ・ウルトラネクロズマ「シカリ…!」ギュンッ!

マリィ「!?」

ドスゥッ…

マリィのオーロンゲ「カハッ…!」
マリィ「オーロンゲ!しっかり!」タッタッタッ



はがねタイプの技“スマートホーン”が直撃し、あえなく撃墜されてしまう。
落ちてきたオーロンゲにマリィは駆け寄った。

マサル「マリィ、危ない!!」ダッ!

マリィ「えっ!?」

倒れているオーロンゲと駆け寄ってきたマリィに、ネオ・ウルトラネクロズマは“フォトンゲイザー”を発動しようとしていた。

ドォォン…
 ▼ 434 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 12:49:15 ID:FxZ2clMU [14/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
結果、オーロンゲはゴリランダーが、マリィはマサルが救出した。

マサル「……マリィ、無事か!?」

マリィ「うう………た、助かったけん…ありがと…マサル…ッ!///」

「うわああああああ!!」

マサル&マリィ「!?」

別の方向から悲鳴が聞こえた。2人は振り向いて、顔が青ざめる。

メル「ユウリ!ホップ!そんな…!」
ユウリ「…。」
ホップ「…。」

グラジオ「………!キサマ…!」ギリッ

先程の“フォトンゲイザー”をマリィに放った後、更に2方向にも発射しており、ユウリ、ホップまでもが魂を奪われてしまっていた。

マサル「ヨウ…ビート……ユウリ………!ホップ………!」ギリッ

マリィ「こんな…こんなことが………!ユウリ!ホップ!みんなっ!!」
 ▼ 435 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 12:49:40 ID:FxZ2clMU [15/72] NGネーム登録 NGID登録 報告


その時、マサルの脳裏に、戦いに赴く前に聞いた言葉が蘇る。

〜回想〜

『コウミは、その戦いで一番先に殺されかけた。そんな時、僕は彼女を救えなかった。』

『パパと…ママは………イカダと……荷物をメルに持たせて……!自分達が食い止めている間に…逃げて………生き抜け……って……!』

『パパと…ママの船は……その後……!』

〜終了〜



マサル(目の前で、仲間が……!)
 ▼ 436 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 12:50:07 ID:FxZ2clMU [16/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
マサル「………許さねえ。」

ギャランツ「んん〜?」

俯きながら、ギャランツの方へと振り向いたマサルは、ふっと顔を上げる。その目からは涙が流れ、しかしこの上ない程の怒りに満ちた表情をしていた。

マサル「ギャランツ………お前だけは絶対に許さねえ。俺は…俺達は絶対にこの化け物を、お前らを………ぶっ飛ばしてやる!!!」

ギャランツ「……フフ、ハハハ、何をほざくと思えば、ハハ、ハハハハハハ!!

面白い!いいでしょう、見届けてあげますよ!!大義を担いだ貴様らが、無様に散り行く様を!!この眼に焼き付けてあげましょう…!!光栄に思うが良い……!!!」

マサル「黙って見てろ…その汚い口、開けなくしてやる!!」ダッ

マサルはギャランツから、ネオ・ウルトラネクロズマの戦線へと再び向き直り、合流するのであった。
 ▼ 437 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 12:50:32 ID:FxZ2clMU [17/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
リーリエ「ピッピさん、アブリボンさん、再度………“ひかりのかべ”と“リフレクター”を……て……展開です……っ!」
リーリエのピッピ「ぴっぴー……。」キィィン
リーリエのアブリボン「ぶりぃ〜…。」キィィン

ハウ「ジュナイパー、“かげぬい”!」

ミヅキ「ヨウ…ヨウが…。」ポロポロ

リーリエとハウは戦闘を継続し、ミヅキは未だに動かなくなったヨウの前で涙を溢している。現在交戦中のメンバーに、この状況を悲しまない者はいないが、ミヅキは自身の相棒を失ったことに対するショックが強過ぎた。

そして、味方のサポートに徹するリーリエもまた、今にも泣きそうなのを堪えながら戦っている。1人、また1人と仲間が抜け殻にされ、心を痛めている。
その様子は、ポケモン達にも伝わっており、ピッピとアブリボンはリーリエとグラジオを時々悲しい視線を送る。

ミヅキ「ヨウ…ッ…。」

マリィ「ぐっ…!」

ネオ・ウルトラネクロズマ「シカリ…!」ズァッ

ネクロズマは再び“フォトンゲイザー”の構え。

アトラ「またあのメチャクチャな範囲攻撃が来るゥ!?死ぬ気で避けろぉー!」

ゴオオォォォッ!

再び光が拡散していく。
 ▼ 438 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 12:50:59 ID:FxZ2clMU [18/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
ミヅキ「……!!」

ハウ「ミヅキ!しっかりして!ミヅ―――――

ハウが光に呑まれ、晴れた後、その場で糸が切れたかの様に崩れ落ちた。

ミヅキ「ハウまで………そんな……!」

グラジオ「ハウ…!クソ……!」

リーリエ「ハウさんっ!ハウさんまで…!」

ミヅキ「………ッ。やら…なきゃ…ごめん…ヨウ…ハウ…みんな…!」

ゆっくりと立ち上がり、ミヅキはジュナイパーの方を向く。

ミヅキのジュナイパー「……ジュナ。」コクン

ミヅキ「ごめんねジュナイパー…あたし、まだやるよ…!」

ミヅキ(絶対、マサル達や、上で戦ってるコウタに繋がなきゃ…!)
 ▼ 439 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 12:51:25 ID:FxZ2clMU [19/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
―空中スタジアム―
コウタ「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…。」

女王コウミ「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…。」

コウタのガオガエン「グルル…。」ボロ…

女王のアシレーヌ「……!」ボロ…

タイプ相性で不利なガオガエン、強化されたアシレーヌ相手に粘り、少しずつダメージを蓄積させていった。

女王コウミ「随分と粘ったようね…けど、これで終わりよ。」スッ…

コウタ(あれは…“アシレーヌZ”…。)

女王はZパワーリングにアシレーヌZを嵌める。

女王コウミ「よくもここまで喰らい付いてくれたわね…!お前諸共、この一撃で葬ってやる…!」

コウタ「…。」スッ

コウタもまた、Zパワーリングを構える。
 ▼ 440 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 12:51:40 ID:FxZ2clMU [20/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
女王コウミ「“ガオガエンZ”なんて無駄よ!アシレーヌの体力がここまで減らされているとは言え、そんなものでは倒し切れない!いや、その前にこの“わだつみのシンフォニア”で、流し去るまでよ!」

女王はZの舞を介することなく、既にアシレーヌはZワザを発動していた。

コウタ「…………いつ、僕が…この状況下で、“ガオガエンZ”を使うと言ったかな?」

女王コウミ「……!?」

キラン

ブゥゥン…

バチィッ‼︎

女王コウミ「ま…まさか…!?」
 ▼ 441 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 12:51:58 ID:FxZ2clMU [21/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
コウタ「……行くぞガオガエン!



“スパーキングギガボルト”!!」

対アシレーヌの切り札として、“デンキZ”を用意していたコウタ。“かみなりパンチ”をZワザに変え、Zワザを発動した。

コウタ「言っただろ、相棒にはここ一番で出てもらうって!」

女王コウミ「そ…それぐらいのことで!!アシレーヌ!!あの程度の電撃、押し流せ!」

巨大な水のバルーンと、膨大な電撃がそれぞれ放たれた。

コウタ「行けぇぇぇぇ!!」

女王コウミ「消え去れ…!ガオガエンも…コウタも…!」

コウタのガオガエン「ガァァァァァァ!!!」バチィッ…ズバァァァァ!

女王のアシレーヌ「………!」ザパァ…
 ▼ 442 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 12:52:28 ID:FxZ2clMU [22/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
―地上スタジアム―

マサル「ゴリランダー、“はたきおとす”!!
リザードン、“ドラゴンクロー”!!
ザシアン、“かみくだく”!!」

マサル「カマスジョー、“じごくづき”!!
アギルダー、“むしのさざめき”!!
コオリッポ、“つららおとし”!!」

マサルは全てのポケモンを出撃させ、ネクロズマに怒涛の猛攻を仕掛ける。

ミヅキ「ジュナイパー、“かげぬい”連打ぁぁぁ!!」

コウミ「アシレーヌ、“ムーンフォース”!」

グラジオ「シルヴァディ、“シザークロス”!」
 ▼ 443 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 12:53:00 ID:FxZ2clMU [23/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
リーリエ「ピッピさん、“ムーンフォース”!アブリボンさんは“かふんだんご”!」

マリィ「オーロンゲ、かますよ!“DDラリアット”!」

アトラ「イオルブ、“むしのさざめき”!」

メル「メルメタル、“ダブルパンツァー”!」

マサルに続き、残りのメンバーも一斉攻撃を指示。
集中砲火は効いている様子だった。

ネオ・ウルトラネクロズマ「シカリ…!」グラ…

―空中スタジアム―
コウタのガオガエン「ガァアッ!!」バチィッ‼︎

女王のアシレーヌ「……!」ザパァ‼︎

稲妻とバルーンがぶつかり、火花を散らしていた。

ピシッ… ピシッ…

その衝撃に、少しずつ空中スタジアムがあちこちからヒビが入り始めていた。





Episode#39〜散り行く光、王の怒り〜
 ▼ 444 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 15:39:54 ID:FxZ2clMU [24/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
Episode#40〜女王、真実を知る〜

―空中スタジアム―

コウタのガオガエン「グゥゥ…!」バチバチッ

女王のアシレーヌ「………!」バチバチッ

2匹のZワザ、“スパーキングギガボルト”と“わだつみのシンフォニア”がぶつかり合い、その衝撃は空中スタジアム全体に響いていた。

バキッ! メキィッ…!
 ▼ 445 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 15:40:16 ID:FxZ2clMU [25/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
コウタのガオガエン「がぉぐぅ………ガァァァァァァ!!!」

ズバァッ!

女王のアシレーヌ「……しゃなぁっ…!」

遂にバルーンを破り、電撃がアシレーヌを貫いた。

女王コウミ「…!」

ドォン!!

女王のアシレーヌ「…。」シュウゥゥ…

パキィッ

壁に打ち付けられ、アシレーヌも消滅した。

女王コウミ「……負けた…?私は………負けた…!?」

コウタ「………僕の、勝ち、だ…。」スタスタ…

女王コウミ「……。」

コウタ「……コウミ。」

コウタはコウミの元へゆっくり歩き、眼前に立った。
 ▼ 446 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 15:40:44 ID:FxZ2clMU [26/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
コウタ「教えてくれ。君がいた世界で、何があったんだ。」

コウタは頭そう言いながら、女王コウミに頭を下げた。

女王コウミ「……あの時。」

〜女王の回想〜

―並行世界のアローラ地方・ネオシルフ海上拠点―

団員『おら!早く歩け!』

コウミ『やぁっ…!』

あの世界で、私もまた、お前やハウ……リーリエにグラジオもいたわ。彼等と共にネオシルフと戦っていた。

だけど、その途中、非力な私はホワイトタイガーに捕まり、1人先にネオシルフの本拠地に連れて来られた。

ギャランツ『手荒な真似はよしなさい。彼女には、我々の女王となっていただくに相応しい強さを持っていますから。』

カントー地方での修行を終えたばかりとは言え、私はそれまでコウタ、お前には一度も勝てなかった。

そして戦いの最中、私だけはネオシルフに捕まった。
なのにギャランツは、私を『強い』と言っていた。

意味がわからなかったわ。
 ▼ 447 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 15:41:16 ID:FxZ2clMU [27/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
コウミ『ッ!』バッ!

そして私は、団員達を振り切って抜け出し、みんな倒そうとしたわ。

コウミ『あんた達みたいな人殺しの女王!?冗談じゃないわ!』

私は戦った。
団員達全員を相手に戦った。

何人かは倒せた。けど…。

バシッ!

ドゴォッ!

ビリィッ!

コウミ『うぁぁ…!』

団員達は、数の暴力で遂に私自身にも攻撃を加え始めた。

ギャランツ『本当は我々も手荒な真似はしたくない…それ以上抵抗しないでいただけますか。さもないと、気象の荒い彼等は貴女をもっと傷付けてしまうでしょう。こればかりは私にも止められません。』

コウミ『ぐっ…!』
 ▼ 448 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 15:42:11 ID:FxZ2clMU [28/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
一度態勢を立て直そう、そう考えた私はアシレーヌ達を引っ込め、一度逃げ出した。

ギャランツ『……ふふふ。』ニヤリ

…こんな奴らに逃げてしまうなんてね。

そして逃げた先に、お前達もいたわ。

コウミ『はぁ、はぁ…………!?コウタ!?ハウに、グラジオ、リーリエ!?みんな追いついたの!?』

これなら…と希望が見えた私。

でも次の瞬間、お前達はその希望を踏み躙った。

パシッ!

グラジオ『……。』

コウミ『……!?』

グラジオは、手を取ろうとした私の手を払い、

ハウ『……。』
リーリエ『…。』

ハウとリーリエはその様子を見て嘲笑うかのような表情を浮かべた。

そして…コウタ…お前は…!
 ▼ 449 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 15:43:53 ID:FxZ2clMU [29/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
ガッ…

ギリギリ…

コウタ『………。』

コウミ『や………あぁっ……何するの………!?くる…しい…!』

私を掴み上げ、締め上げたわ。

最後まで誰も一言も発さなかった。

パッ……ドサッ

コウミ『けほ…けほ…どう…して……

私達は……アローラを…みんなを…めちゃくちゃにしたあいつらを………倒す為に……戦ってた筈…でしょ…!?

親も、友達も…仲間も…私達を支えてくれた、大人達も…みんな…あいつらに……!』

コウタ『……。』
 ▼ 450 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 15:44:13 ID:FxZ2clMU [30/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
ズンッ!

コウミ『う………あ……。』

そして私は、そこでお前に蹴られ、目の前からお前達の姿が消えていくところで、意識を失った。

そこで私は、遂に見捨てられたんだなと思ったわ。
言葉すら発さず、それまでの思いごと捨てられた。

お前達は、戦いの途中で寝返ったんでしょうね。
捕まる程弱過ぎる私に呆れて…。

私は何のために戦っていたんだって…。



私は、強くなればこんなことにはならなかった。そう確信したの。

〜終了〜
 ▼ 451 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 15:44:52 ID:FxZ2clMU [31/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
コウタ「そんな……ことが……!」ジワ…

コウタは女王の話を、最後まで真剣に聞いていた。そして、並行世界とは言え、自身の行いに涙した。

コウタ(僕が…僕らが、そんなことをする世界線があったなんて…!)



バキィッ!!


女王コウミ「…ッ!」

コウタ「スタジアムが!」


遂に、空中スタジアムは決壊した。

瓦礫と化したスタジアムは、四隅の剣のオブジェクトに張られたバリアも失い、地上へと落下していく。

コウタ「…!」
 ▼ 452 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 15:45:17 ID:FxZ2clMU [32/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
コウタは、戦いに敗れ、満身創痍となった女王を見る。力無く落下し、このままでは頭から地面に激突してしまう。

コウタ「コウミッ!!!」

空中で、手を伸ばし、少しずつコウミに近づいていく。

ヒシッ

コウタ「くぅっ…!」

女王コウミ「…。」

女王の小さな身体を鎧ごと抱き締め、そのまま重力に従って落下していく。

コウタのガオガエン「がぉぐぅ!!」

同じく落下中のガオガエンは、空中の瓦礫から瓦礫へ飛び移り、女王を抱えたコウタをキャッチする。


ズゥゥン…


女王コウミ「………!?」

コウタ「コウミ……無事か…?」

女王コウミ「…何故。」

コウタ「並行世界で、僕らが君を見捨てたと言うのなら…せめて、こっちでは…!」

女王コウミ「…。」

女王は傷一つ負わなかった。
コウタが女王を庇っていたのだ。
 ▼ 453 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 15:46:03 ID:Ui1Mz9rk NGネーム登録 NGID登録 m 報告
マサル「コウタ!無事か!?」

コウミ「コウタ!」

コウタ「みんな…。」

地上で戦っていたマサル達の声が聞こえる。

女王コウミ「……。」

グラジオ「……勝ったのか、あっちのコウミに。」

コウタ「……ああ。」

勝負には勝つも、素直に喜べない彼を見たマサル達もまた、何も言えなかった。何も言えるような状況ではなかった。


ギャランツ「女王!惑わされてはなりません!」

女王コウミ「!」
コウタ「ギャランツ…!」

ギャランツの声に振り向く2人。
 ▼ 454 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 15:46:22 ID:FxZ2clMU [33/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
ギャランツ「女王よ、誑かされてはならない!彼等は、我々に刃向かう愚か者だ!!」

コウタ「…ッ。」

グラジオ「キサマ…!」

コウタ「いいんだ、グラジオ。」

リーリエ「でも!」

アトラ「なーにがあったのさ。」

女王から聞かされた、並行世界での自身の行いを聞いた彼は、何も言えなかった。




コツ… コツ… コツ… コツ…
 ▼ 455 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 15:46:53 ID:FxZ2clMU [34/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
その時、また足音が聞こえた。


ザッ…


コウタ「…!?」
女王コウミ「…お前達…!?何故…!?」


ギャランツの後ろから、横一列に並んだコウタ、ハウ、リーリエ、グラジオがいた。


ホワイトタイガー「They are humans in a parallel world.」

コウタ「並行世界の僕ら…!?だが…!」
女王コウミ「お前達…私が処刑した筈…!?」

キシャァァァアアア!!!

ネオ・ウルトラネクロズマの咆哮が聞こえる。

メル「く、来るよ!」

マリィ「皆避けて!」

リーリエ「コウタさん!そちらのコウミさんも!」

コウタ、女王以外はすぐに回避行動を取った。そして“フォトンゲイザー”が放たれる。
 ▼ 456 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 15:47:19 ID:FxZ2clMU [35/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
コウタは立ち上がり、女王の手を引っ張って走った。

女王コウミ「離せ!何故私を!」

コウタ「君だって同じコウミだ!たとえ並行世界で僕が君を見捨てたとしても、せめてこの世界では…!」

女王コウミ「綺麗事を…!」



ドォン!


ギャランツ「ぬぉぉ…!」

ホワイトタイガー「Oh…!」

コウタ「あいつらにまで飛んできてる…!もう制御も効かないのか!」

女王コウミ「………なっ!?」

ギャランツ達にも流れ弾が飛び、ホワイトタイガー共々吹っ飛ばされて壁に打ち付けられ、気を失った。
そして、彼等の後ろにいた並行世界のコウタ達4人にも直撃した。

そして、その4人は…突如歪み始めた。
 ▼ 457 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 15:48:08 ID:FxZ2clMU [36/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
グニャア…

4人→ネオ・ゾロアーク4匹「ゲェェ…!」



女王コウミ「……!?」


不気味にも声を一言も発さなかった彼等の正体は、偽物のゾロアークだった。
そして4匹は、そのまま消滅した。

コウタ「ゾロアークだったのか…あの4人…!」
女王コウミ「そん…な……ま、まさか………!」
 ▼ 458 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 15:48:40 ID:FxZ2clMU [37/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
〜女王の回想〜
―並行世界・海上拠点内の闘技場―

十字架に磔にされていた4人
ハウ『コウミ…目を…覚まして…。』

リーリエ『どうして…こんなことに…。』

グラジオ『オマエは…アイツらに騙されてるのか…操られてるのか…?』

コウタ『ごめん…君を助けられなくて…ごめん……ね………。』


〜終了〜

女王コウミ(あの時は…見捨てておいて今更白々しいと思っていた…


じゃあ…あの時私を見捨てたのは………ゾロアークが化けた偽物…!?


そんな………それじゃあ、私がしたことは…………!!)





Episode#40〜女王、真実を知る〜
 ▼ 459 ゲキ@ゴーストメモリ 21/09/04 15:50:43 ID:dSQwGyXA NGネーム登録 NGID登録 報告
ゾロアークだけじゃなくメタモンとかも姿を変えられるんだし一言も発しない時点でおかしいと思えよ
 ▼ 460 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 16:54:18 ID:FxZ2clMU [38/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
Episode#41〜一筋の希望〜

ネオ・ウルトラネクロズマにより、次々と仲間の魂が奪われる。

ヨウ、ビート、ユウリ、ホップ、ハウはネクロズマの放った“フォトンゲイザー”により、動かなくなってしまった。

一方、コウタは遂に女王との戦いに勝利した。
そして女王から聞かされたのは、並行世界で自分達がコウミを見捨てたという出来事だった。

空中スタジアムが崩落し、ギャランツの後ろからはかつて女王を見捨てたと言う、並行世界のコウタ、ハウ、リーリエ、グラジオと思わしき人物が現れた。

ネクロズマが再び“フォトンゲイザー”を放ち、その流れ弾はギャランツやホワイトタイガー、並行世界の4人にも向かった。
並行世界の4人は“フォトンゲイザー”が直撃し、その正体を表した。彼等はギャランツがけしかけたゾロアークの偽物だったのだ。

そこで女王は真実を知った。




女王コウミ「……。」ガクッ

女王コウミ(私は…私は…!?)

コウタ「…コウミ。」

女王コウミ「…?」
 ▼ 461 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 16:55:06 ID:FxZ2clMU [39/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
コウタ「君の…本来の仲間…君がいた世界の彼等の仇は取る。ようやく真実がわかった今、君のことは誰も責めないし責めさせない。……あっちの世界の僕らもね。」

女王コウミ「……何がわかるのよ…お前に…!」

コウタ「わかるよ…だって、同じ僕だからね。
コウタ(散々とボロボロにした上で、心身疲弊しきったところに、よりにもよってそれまで戦っていた偽物をけしかける……気付くことすらままならない程痛めつけられていたのか…。)

グラジオ「………まさかその様なことになっていたとはな。」

女王コウミ「グラジオ…?」

リーリエ「ひどすぎます、ネオシルフ!」

コウミ「悪いのは、あいつよ!」

マサル「お前を女王にしておきながら、実際にはお前を騙し、自分の仲間を殺させた。そのせいで…メルや俺達の仲間も…………あいつだけは俺も絶対許さねぇよ。」

女王コウミ「…!」

次々と皆が駆け寄ってきた。

ミヅキ、マリィ、アトラ、メルも頷いた。
 ▼ 462 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 16:55:29 ID:FxZ2clMU [40/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
ネオ・ウルトラネクロズマ「シカリ………!」

コウタ「来るぞ…!」

マサル「よし、今度こそあいつを倒すぞ!」

女王コウミ「待って。」

マサル達を呼び止めた女王コウミは、頭に身につけていたティアラを手に持っていた。

女王コウミ「……ネクロズマ……いえ、あの化け物は、普通に攻撃しても何度でも蘇る。ただ一つの方法を除けばね。」

グラジオ「何!?」

メル「……!」

女王コウミ「あの化け物はまだ不完全……暴走する危険性さえ孕んでいた…そこで、暴走して制御できなくなった時は、このティアラを壊すの。これが、あの化け物の生命維持装置よ。」

アトラ「マジで!?それならさっさと―
女王コウミ「ダメよ。」

アトラ「なしてさー!それ壊せば解決するんだろー!?」
 ▼ 463 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 16:55:49 ID:FxZ2clMU [41/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
女王コウミ「確かに、普通ならこれを壊すだけで良い。けど、今あの化け物は、あなた達の仲間の魂を…。」スッ

女王がそう言いながら指を指した先は、ネオ・ウルトラネクロズマの頭部であった。

女王コウミ「あの頭についてる結晶……もとい、両眼の中に閉じ込めている。今倒れているあなたの仲間達は、まだ生死の境を彷徨っているだけなの。

今ここで、普通にこのティアラが壊れたら、その魂ごと消えてしまう。

だからあの眼を壊す必要がある。そして、あれを壊すにはこのティアラが必要よ。これを、どっちかの眼に直接ぶつけて、あとはポケモンの技を当てれば、化け物も消滅し、奪われた魂も戻って行くわ。」

マサル「…!まだ、みんなは助かるのか…!」

グラジオ「……あの世界で、あの化け物を生み出したネオシルフにいるオマエが言うなら、それは本当なんだろうな。」

女王コウミ「…このティアラ…私がぶつける!それで、償いになるとは思えない…けど!」

コウタ「…わかった、やろう!」
 ▼ 464 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 16:57:12 ID:FxZ2clMU [42/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
残ったメンバーの一部は飛行可能なポケモンにチェンジし、作戦が決行される。
マサルが“げんきのかたまり”を所持していた為、コウタとメルのファイアローとアーマーガアは回復した。

ミヅキ「地上から攻撃して少しでもネクロズマの注意を引くわ!」

リーリエ「私も頑張ります!」

マリィ「頼んだよ、空中部隊!」

アトラ「キミらこそ、生き残れよ!」

グラジオ「…今度こそ終わらせるぞ。」

コウミ「もう1人の私!しっかり捕まってて!」

マサル「俺とコウミで、女王を奴のてっぺんまで運ぶぞ!」

女王コウミ「……お願い。」

コウタ「気をつけてね、マサル!コウミ!それにみんなも!」

マサル「お前もな!」
 ▼ 465 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 16:59:53 ID:FxZ2clMU [43/72] NGネーム登録 NGID登録 報告

ネオ・ウルトラネクロズマ「シカリ………!!」

マサル「向こうもやる気みたいだ!」

女王コウミ「ネオシルフの邪念と共に、あの化け物を葬り去る…!」

女王コウミ(そして…それが終わったら、私は…!)

コウタ「皆は絶対に助ける…!」

アトラ「ホントの最終決戦、開幕だ!」

メル「パパ…ママ…!メル、最後の戦い、みんなと共に勝って、生きてみせる…!」





Episode#41〜一筋の希望〜・完
 ▼ 466 ネッコ@こだいのおまもり 21/09/04 17:08:35 ID:/X3goNho [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
セレビィの力で過去をやり直させてあげたいぐらいだ
 ▼ 467 6NpEuhCrOQ 21/09/04 17:20:12 ID:FxZ2clMU [44/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
短編集や番外編を更新したい気持ち、今はしまっておきます、今日明日での完結目指してスパートかけて、まだまだ更新していきます。


というかワンチャン今日完結するかもしれません。
最後までお付き合いいただければ幸いです。

次は17:30頃、42章を更新します。

うp主より。
 ▼ 468 ンパッパ@カチャのみ 21/09/04 17:23:45 ID:/X3goNho [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
今作のボリュームすごいよな
 ▼ 469 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 17:30:45 ID:VnlwlgC6 NGネーム登録 NGID登録 m 報告
Episode#42〜戦いに終止符を〜

魂を奪われた仲間を取り戻し、ネオシルフ最悪の兵器ネオ・ウルトラネクロズマを消滅させる為、マサル達は戦闘を再開した。

その為には、巨大なネクロズマの頭部まで行き、結晶状の眼を女王のティアラで破壊、そこにポケモンの技を叩き込む事が必要だという。

女王自らの手でネクロズマを止める為、コウミのリザードンに女王を乗せ、コウタ、アトラ、マサル、メル、グラジオの5人は空中で、ミヅキ、マリィ、リーリエの3人は地上で援護することになった。


コウタ「こっちだ、化け物!ファイアロー、“でんこうせっか”!」
コウタのファイアロー「フィィィア!!」ビュンビュン

マサル「リザードン、“かえんほうしゃ”!」
グラジオ「クロバット、“シザークロス”!リザードン、“エアスラッシュ”!」

マサルのリザードン「ばぎゅあぁ!」ゴォォォ
グラジオのクロバット「バーット!」ズバァッ!
グラジオのリザードン「グォォォ!」ビュビュビュッ!

ネオ・ウルトラネクロズマ「シカリ…!」
 ▼ 470 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 17:32:11 ID:FxZ2clMU [45/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
コウタのファイアローのスピードで撹乱しながら、マサル、グラジオは攻撃で注意を引く。そして、そこに更なる追撃をかける。

アトラ「イオルブは“むしのさざめき”、バルジーナは“ダブルウイング”決めちゃえ!」
メル「アーマーガア、“はがねのつばさ”!」

アトラのイオルブ「ピーッ!」キィィン
アトラのバルジーナ「クェーッ!」バサッバサッ!
メルのアーマーガア「カァァー!」キィン…スパン!


ネオ・ウルトラネクロズマ「キシャア…アァ…!」グラッ

よろめいたネクロズマは再び力を溜め、“フォトンゲイザー”の構えに入った。
 ▼ 471 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 17:32:33 ID:FxZ2clMU [46/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
ミヅキ「撃たせない!ジュナイパー、“ふいうち”!」
マリィ「オーロンゲ、“ソウルクラッシュ”!」
リーリエ「ピッピさん、“ムーンフォース”!アブリボンさん、“かふんだんご”!」

ミヅキのジュナイパー「………ジュナ!」シュバッ!
マリィのオーロンゲ「ロォォン…ゲェッ!」ドガァッ
リーリエのピッピ「ぴっぴぃー♪」
リーリエのアブリボン「ぶりぶりぃ〜♪」

ドドドドドドッ


ネオ・ウルトラネクロズマ「シカリ…!」グラァッ

地上でも足を崩され、大きくよろめいたネオ・ウルトラネクロズマ。溜めていた光は霧散した。

マサル「よし!不発にできた!コウミ、行くんだぁっ!!」

コウミ「ええ!飛ばすわよ!」
女王コウミ「…!」ギュッ

コウミにしがみついた女王。コウミのリザードンはトップスピードでネクロズマの頭部に接近。
 ▼ 472 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 17:32:56 ID:FxZ2clMU [47/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
ネオ・ウルトラネクロズマ「………シカリ!」キィィン

コウミ「しまっ…!」
女王コウミ「“スマートホーン”…!」

コウタ「“オーバーヒート”!」
コウタのファイアロー「フィアァァッ!」ボォン!

ゴアァァッ!

ネオ・ウルトラネクロズマ「シカ……!」

グラジオ「今だ!」

コウミ「たぁぁーーっ!」

ギュンッ!!

遂にネクロズマの頭部に急接近したコウミ。
 ▼ 473 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 17:33:13 ID:FxZ2clMU [48/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
ネオ・ウルトラネクロズマ「ギ……!」ギチギチ

ミヅキ「あたしのジュナイパーの“かげぬい”と…!」

アトラ「ボクのイオルブの“サイコキネシス”で動きは縛った!」

ミヅキ「けど相手はでかいしそんなに長くはもたない!お願い、決めて!」

女王コウミ「これで………終わり………!」ビュッ

ガシャアァァァン!!!

女王コウミはネクロズマの眼を狙い、ティアラを強く投げつけた。
 ▼ 474 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 17:33:30 ID:FxZ2clMU [49/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
ネオ・ウルトラネクロズマ「………オ。」




ネオ・ウルトラネクロズマ「オォオオォオォォォォォ○♪\#々△€―――*〆^―%>♭――オオ!!」サァァァッ

光の粒子となり、徐々に身体が下から崩れていくネオ・ウルトラネクロズマ。

女王コウミ「あの化け物にトドメを!」

マサル「リザードン、“ドラゴンクロー”!」
コウミ「リザードン、“ブラストバーン”!」

2人のリザードン「ばぎゅあぁっ!/ザァァ!!」





ドン……
 ▼ 475 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 17:33:55 ID:FxZ2clMU [50/72] NGネーム登録 NGID登録 報告



ネオ・ウルトラネクロズマ「―――――――ェアアアアアア!!!」ネオ・ウルトラネクロズマ「………オ。」




ネオ・ウルトラネクロズマ「オォオオォオォォォォォ○♪\#々△€―――*〆^―%>♭――オオ!!」サァァァッ

光の粒子となり、徐々に身体が下から崩れていくネオ・ウルトラネクロズマ。

女王コウミ「あの化け物にトドメを!」

マサル「リザードン、“ドラゴンクロー”!」
コウミ「リザードン、“ブラストバーン”!」

2人のリザードン「ばぎゅあぁっ!/ザァァ!!」





ドン……
 ▼ 476 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 17:34:21 ID:FxZ2clMU [51/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
パァァァァァァッ!!




攻撃が当たったネオ・ウルトラネクロズマの両眼から、奪った魂と思われる光が次々飛び出して行った。




―島の外―
ネオ・ポケモン達「――――――!」

パキィンッ

パリィッ

パキィンッ

トウコ「な…何…?」

リュウト「敵が、消えていく?」

グリーン「……ハッ!ってことはよ。」

カルム「…中で、あいつらが勝った。」

クリス「……!やった…!」

コウキ「これで、戦いは終わるんだ…!」

アクロマ「素晴らしいッ!グレートです!彼等がポケモンの力を最大限に引き出して、これ程の偉業を成し遂げてしまうとはッ!少年達はいつだって、私の想像を遥かに超えて行くッ!」
 ▼ 477 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 17:35:41 ID:FxZ2clMU [52/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
―地上スタジアム―
ミヅキ「ヨウ!ヨウッ…元に戻って、良かったぁっ!」ギューッ

ヨウ「へへ…心配かけてごめんな、ミヅキ。」

ビート「ようやく、終わったんだね。」

マリィ「うん。やっと、全てが終わったよ、今度こそね。」

ハウ「助かったー!」

ユウリ「マサル!コウミちゃん!それにじょお………そっちも、コウミちゃん!それにみんなのお陰ね!」

女王コウミ「やめて…私は…。」

コウミ「あなたが最後に、協力してくれたお陰だよ。」

コウタ「ああ。これで、もうこれ以上の被害は出ない。」

女王コウミ「みんな……!コウタも、みんなも、本当にごめんなさい…!」

コウタ「気にするなよ!僕こそ、君をそんな風にさせてしまって、申し訳なかった…!」

コウタ(しかし…暴走する可能性があったのはともかく、何故人を殺める力が不完全なまま、あのネクロズマを使ったのだろう…?)
 ▼ 478 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 17:35:59 ID:FxZ2clMU [53/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
ホップ「マサル!メルも無事だな!」

マサル「ああ、最後まで、きちんとメルは無事だ。」

メル「パパ…ママ…メルは…………メル達は、やったよ……!」

女王コウミ「……あとは…元の世界に戻って、最後の仕上げが残ってる。」

マサル「………あっ!そうだった!」

グラジオ「……アクロママシーン、使うのだろう?」

女王コウミ「……えっ、RR団の時にアクロマさんが使ってたマシン…あるの!?」

マサル「ああ。他の連中も、倒して元の世界に送り返す為にな。」

マサルは、それまでの悪の組織との戦いや、その後元の世界に全員を送り返していた旨を説明した。

女王コウミ「………じゃあ、これで最後。」バッ

女王は両手を広げた。
 ▼ 479 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 17:36:15 ID:FxZ2clMU [54/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
女王コウミ「あいつらが…あそこで伸びているギャランツとホワイトタイガー、あいつらが目を覚まさない内に。私達を…。」

マサル「……わかった。これで本当に終わりだ。」

コウタ「……さよならだ。」

コウミ「…生きてね…!」

ハウ「あの世界で生きれなかった、人達の分まで…ッ!」

女王コウミ「………そう…ね…。」

ビート「時間がありません。さぁ、マサル君。」

マサル「あぁ…。」カチッ




ギュイィィッ…



シュン…
 ▼ 480 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 17:36:35 ID:FxZ2clMU [55/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
女王コウミが時空の歪みの中に姿を消したと同時に、気を失っていたギャランツ、ホワイトタイガー、そして残りの兵士達も皆、消えていった。


マサル「…これで、全て終わったな。」

アトラ「ボクらの勝利、だね!」

コウミ「…うん!」

コウタ「ああ。」

スタジアムの開けた空から、陽の光が差し込んでいた。


 ▼ 481 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 17:36:55 ID:FxZ2clMU [56/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
―並行世界のアローラ地方・海上拠点―


シュウゥン

女王コウミ「…戻って来れたのね。」

そこは、海上に作られたネオシルフの拠点。今はもう、完全な宗教組織としての側面しか持たない巨大要塞だった。

女王コウミ(『生きてね』、か…。)

女王コウミ「…最後の仕上げをしなくちゃ。」

女王はボスの間の玉座に向かい、コンピュータを操作し始めた。

ピッ…ピッ…ピーーーー

女王コウミ「全ネオ・ポケモン。システムダウン。

そして、今各島にいる一般市民の洗脳、解放。」

女王コウミ「団員達は…市民達と違い、完全に忠誠を誓っているから、彼等には適用されないわね…なら、これでいよいよ…。」
 ▼ 482 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 17:37:14 ID:FxZ2clMU [57/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
―拠点内部―

???「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…!」タッタッタッタッ

グラァッ!

???「うわっ…!」

ゴゴゴゴゴ…!

???「……時間は、なさそうだ…!早くしないと…!」



―ボスの間―

ギャランツ「……ん。ここは…我々の拠点…?


!?じょ、女王!?」

女王コウミ(目を覚ました!?…けど!)
 ▼ 483 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 17:37:39 ID:FxZ2clMU [58/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
ギャランツ「何をなさっているのですか!女王!!」

女王コウミ「………これで、終わりよ!!」ポチッ

ギャランツ「そ……それは………ああ……!なんということだ………!女王はご乱心のあまり…何を…!」

女王コウミ「………むしろ、目を覚ましたの。ギャランツ、あなた達……いいえ。私達ネオシルフは、もう終わりよ。」


ゴゴゴゴゴ……!



ギャランツ「い、今すぐお止めください!女王!!女王ーーーーッ!!」



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……………ッ!!!

 ▼ 484 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 17:38:00 ID:FxZ2clMU [59/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
―拠点内部―
???「揺れが激しくなってる…急がないと!」



―ボスの間―

女王コウミ「これで……いいの………………………これで……………………。」





Episode#42〜戦いに終止符を〜・完
 ▼ 485 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 18:24:38 ID:FxZ2clMU [60/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
Episode#43〜帰還と邂逅〜

マサル達の活躍により、アイアン島を占領した異世界の侵略者の魔の手から、世界を守ることができた。
それぞれの地方のトレーナー達は各々故郷へ帰還。防衛ラインのお陰で、この世界の被害はゼロだった。

事件が終息して、1週間が経過した。
拠点は完全に崩落し、アイアン島には自然も建造物も何も残らない更地となった。
アイアン島跡地に墓標となる塔を立て、その島にかつて生存していた人やポケモンを供養することにした。

事件解決後も、マサル達は何度もここに足を運んだ。流石に毎回全員とは行かないものの、出来る限り来るようにしていた。

ある日、メルは1人で、島にお参りに来ていた。



メル「………。」

両手を合わせ、黙祷するメル。

ザッ…

メル「……?」クルッ
 ▼ 486 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 18:25:20 ID:FxZ2clMU [61/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
マサル「…先に来てたんだな。遅くなってすまない。」

コウタ「僕もいるよ。」

メル「マサル……コウタ……。」


2人はメルの横に来て、彼等もまた、黙祷。
やがて、しばらくして黙祷が終わり、帰りの船を待つ3人。


マサル「……今日は、俺達だけだな。」

メル「……うん。」

コウタ「特にアローラの皆は、そう何度も来れないしね。僕も、明日にはアローラに帰るさ。」

マサル「けど、後々、アローラからも船が出るようになるんだよな。」

コウタ「ああ。まだ先の話だけど、その予定。他の皆も、その為に忙しくなってる。」

メル「……みんな…メルの為にそこまで…。」

マサル「当然だろ。」
 ▼ 487 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 18:25:36 ID:FxZ2clMU [62/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
メル「…………戦いは終わった…けど…無事を一番に伝えたい人は…。」

コウタ「君のご両親や友達…か…。」

メル「うん…っ。だけど、もういない…。」

マサル「……。」

沈痛な面持ちのメルであった。

やがて船が来て、解散した。
メルはマサルと共に彼の家に向かうことになった。その頃にはもう日が暮れていた。




―???―

メル「……………ん。」

メルはふと、とある場所で目を覚ます。

目をごしごしとこする。そして、辺りを見回すと、言葉を失った。
 ▼ 488 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 18:26:02 ID:FxZ2clMU [63/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
メル「ここは………アイアン島……!?」

そこは、侵略される以前の、美しい自然と発展した工業都市が調和するアイアン島そのものだった。

メル「ど、どうして……ここが……?メルは、どうしてここに…!?」


「おーい!」


声が響き、振り向くと、マサルとコウタが走ってきた。

メル「マサル…コウタ…。」

マサル「気がついたらここにいたんだけど、ここってまさか、アイアン島か!?」

コウタ「けど、何でここが…。」

メル「メルも、気がついたらここにいたの…。」
 ▼ 489 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 18:26:42 ID:FxZ2clMU [64/72] NGネーム登録 NGID登録 報告



ザッ…

メル「!」

マサル「誰か来る!」

メル「………!あれは………!?」

コウタ「……どうしたの、メル。」

メル「あ………あ………!」


 ▼ 490 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 18:27:26 ID:FxZ2clMU [65/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
男性「メル…また会えたな。」

女性「心配してたのよ…。生きてて良かった…!」

メル「パパ……!?ママ……!?」

コウタ「!!」

マサル「メルの…ご両親!?」

目の前に現れた2人の男性と女性は、今は既に故人となっている筈の、メルの父と母であった。

メル「パパ!!ママ!!」ダッ!

メルは2人の元に駆け寄り、抱きついた。

メル「パパ……!ママ………!」ギューッ

メルの父「よしよし、またこうして会えて、私も嬉しいよ。メル。」

メルの母「本当に良かったわ……ねぇ、あなた達。」

マサル「は、はい!」

コウタ「はいっ。」
 ▼ 491 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 18:27:42 ID:FxZ2clMU [66/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
メルを撫でる父、見守る母。
メルの母は、マサル、コウタを呼び、微笑みながらこう言った。

メルの母「空の上から、ずっとみていました。あなた達が、メルを助けてくださったのですね。」

メルの父「何とお礼をしたら良いか…!もうお礼すらできなくなってしまったのが歯痒い…!」

マサル「そんな、当然のことをしたまでですよ。」

コウタ「僕らこそ、メルには助けられたんです。」

ポォン!

メルのメルメタル「メタァ!」ニッコリ
 ▼ 492 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 18:27:58 ID:FxZ2clMU [67/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
メルの父「おぉ!?お前、メルとずっと一緒にいてくれた、メルタンか!?」

メルのメルメタル「メェル!」

メルの母「仲間達と一緒に、進化して……ずっとメルについていてくれて、あなたもありがとうね。」

メル「パパ!ママ!メルは…生きてるよ…!これからも…生きるの…!それに……やりたいこと、見つけたの………!」

メルの父「そうか、それなら安心だな。それに、今のお前には、こんなにも素敵な仲間に恵まれているのだな!」

メルの母「皆さん、メルのこと、これからも仲良くしてあげてください。」

マサル「勿論です!」

コウタ「はい!」
 ▼ 493 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 18:28:19 ID:FxZ2clMU [68/72] NGネーム登録 NGID登録 報告



―――――


メル「………ん。」パチッ

気がつくと、そこは先程までいたアイアン島ではなく、マサルの部屋だった。

メル「……夢……パパ、ママ…。そっか…メル、昨日マサルの家に泊めてもらったんだっけ…。」

コンコン

メル「……?」
 ▼ 494 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 18:28:45 ID:FxZ2clMU [69/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
ガチャッ

マサルの母「おはよう、メルちゃん。よく眠れた?」

メル「……はい。」

マサルの母「そう、それはよかったわ♪さ、朝ご飯できてるら、食べていきなさい♪」

メル「……ありがとうございます。マサルのお母さん。」

マサルの母に呼ばれ、食卓へと向かうメルであった。

夢の中で出会った両親に会えたメル。その足取りはいつもより軽かった。





Episode#43〜帰還と邂逅〜・完
 ▼ 495 6NpEuhCrOQ 21/09/04 19:18:10 ID:FxZ2clMU [70/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
只今エピローグ執筆中です。

今作のエピローグは3部あります。
本日中に更新致しますので、今しばらくお待ちいただけると幸いです。

うp主
 ▼ 496 リリダマ@おとどけもの 21/09/04 21:12:19 ID:Qyscx2PI NGネーム登録 NGID登録 [s] m 報告
ここまで続けれるのはある種の才能やわ
 ▼ 497 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 21:14:25 ID:FxZ2clMU [71/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
Episode#44〜エピローグT〜

―メル、マサル、コウタがお参りに行った日から1週間後・アローラ地方―

ハウ「…コウミ、今日も家から出て来ないねー。」

ヨウ「…戦い終わって、後から考えたらショックだろうなぁ…並行世界とは言え、悪者になってしまった自分がいたなんてさ。」

ミヅキ「コウミのお母様から話は聞いてるけど、あれから食欲も全然湧かないらしいの。」

ヨウ「あいつが食欲湧かないって相当だよな…確か…2日くらい前から、まともに食ってないんだっけ?」

リリィタウンで、コウミの心配をしているヨウ、ミヅキ、ハウの3人。
お参りの時も、悲しい気持ちをずっと堪え、いつも通り振る舞っていたコウミも、徐々に心が弱っていっていたらしく、つい最近、遂に部屋に引きこもってしまった。

ヨウ「………ところで、コウタは?」

ミヅキ「ああ…コウタなら…。」



―1番道路―
―コウミの家の前―

ガチャッ

コウミの母「いらっしゃい、コウタ君。来てくれたのね。」

コウタ「突然すみません。…コウミの様子は、どうでしょうか…?」
 ▼ 498 Ultraのうp主◆6NpEuhCrOQ 21/09/04 21:14:58 ID:FxZ2clMU [72/72] NGネーム登録 NGID登録 報告
コウミの母「そうね…あれから全然元気出なくて…。ちょっと、待っててね?」

コウミの母はそう言って奥へと歩いて行った。

それから数分後。

コウミの母「コウタ君。あがってちょうだい。コウミのところ、行ってあげてくれないかし、?」

コウタ「…いいんですか?今更言うのも何ですけど、突然押しかけちゃって。」

コウミの母「話はしてあるから大丈夫よ♪さ、どうぞどうぞ。」

コウタ「お邪魔します。」



―コウミの部屋―
コウミ「………。」

コウミはベッドで横になっていた。

コウミ(並行世界の私は…あんな奴らに騙されて………そして……コウタを……みんなを……!)
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