▼  |  全表示954   | << 前100 | 次100 >> |  履歴   |   スレを履歴ページに追加  | 個人設定 |   ▼   
                  スレ一覧                  
SS

男「...ポケモン移植手術.........?」

 ▼ 1 1◆lnEOBF5j7c 15/08/24 16:21:52 ID:HqXElAJA [1/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピピピピピピピピピピピピピピピピピ...!!!!


五月蝿い。

耳障りにしかならない高音が部屋中に響き渡った。


どうやら...この音は俺の命の危機を知らせる音らしい...。

白衣の男「やはり...×××の移植は無理があったんですよ...!!...このままではこの人...死んでしまいます!!」

男(死ぬ......だと......?)


老人「落ち着け...!!...絶対にこの実験を成功させるのだ...!!...必ず...その先に明るい未来が我々を待っていてくれるのだから...!!」



男(何なんだ......?...何が起きているんだ...?...一体...一体.......)

男(あ、やべぇ...段々、意識が...遠退い...て......



.....................プツン。

 ▼ 5 ガゴルダック◆KyUpmG9.1. 15/08/24 16:24:17 ID:A3Wm/xVs NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>2
つまんな(^ω^)
 ▼ 6 スブレロ@タブンネナイト 15/08/24 16:24:38 ID:f0XGXhwc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 7 1◆lnEOBF5j7c 15/08/24 16:24:44 ID:HqXElAJA [2/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ポタ...ポタ...。

水の滴り落ちる音がする。
あれ...?ここは何処なんだろうか...?

ボヤけた思考の中で、
男は自らがどういう状況下に置かれているのか...
それを理解しようと必死だった。


暗く、じめついた部屋...。
あちらこちらに蜘蛛の巣が張ってある......。

そして、男の目の前には錆びた扉があった。
男はこの不快感を感じざるを得ないこの部屋から、一刻も早く出ようとする。

だが、扉は動く気配を見せない。
男は尚も扉をこじ開けようとその腕に力を入れた。



その時だったーーーーーーーーーーーー。



コツ...コツ...コツ

男は気づいた、この部屋に近づく靴の音に。
この場に似つかわしくない軽快な音。
男はすぐさま警戒した。
 ▼ 8 マルス@いかずちプレート 15/08/24 16:27:35 ID:Fnm.9.j2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
安いぞ出演キボンヌ
 ▼ 9 1◆lnEOBF5j7c 15/08/24 16:33:07 ID:HqXElAJA [3/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
錆び付いた扉の向こうで何者かが大きな声をあげた。

女「被験体0151!...騒ぐのをやめなさい!!」

若い女の声だった。
男はその声が自分に向けられていることを理解する。

そして、訳の分からないこの状況を少しでも理解したいという思いの上で、彼は女に発言を試みた。

男「...あ、あの!ここは何処なのでしょうか!?...それに...何で、俺は閉じ込められているんですか!?」

シィィィン...。

暫くの沈黙を経て、女は口を開く。

女「........そうか、どうやらお前は...状況を理解していないらしいな」

女の声が暗く狭い部屋で反響した。

女「今、扉を開けてやる。...だが、暴れたり逃げ出そうとしても無駄だぞ?...大人しく私についてくるんだ」

男は女の提案に従う他なかった。
それ以外に、この状況を知る術はないように感じられたからだ。
 ▼ 10 1◆lnEOBF5j7c 15/08/24 16:41:10 ID:HqXElAJA [4/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
男は部屋から出してもらい、大人しく女の後をついていく。


コツ...コツ...コツ............。


靴の音だけが廊下に反響していた...。

男は黙る他ない。
一言でも喋れば、今にも拳が飛んでくるような威圧感を、
女から感じたからだ。


女「.........ここだな」ボソッ

女が何かを呟き、急にある扉の前に立ち止まる。

男「......へ...?」

男の動揺を他所に、女は勝手に話を進めた。


女「...この部屋だ、さあ...入れ。」

......今更、怖がっても意味がない。

この部屋に入る以外に、
今の状況を知る手段がないのであれば......、
...行くしかない。

男はそっと扉のノブに手をかけた。
 ▼ 11 1◆lnEOBF5j7c 15/08/24 16:43:00 ID:HqXElAJA [5/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ザワザワザワ...。

男「こ、ここは.........。」


その部屋は思いの外、広々としており、
そこにはなんと、
たくさんの人間とポケモンが蠢いていたのだ。

男は口を大きく開いたまま、
その場で立ち尽くすのみだった。

女「...さぁ、行きなさい。...そうすれば、今の自分が置かれている状況も分かるでしょう」


女は依然として、冷静ないや、冷徹とも思える口調で男を部屋の奥へ進むように促した。
 ▼ 12 1◆lnEOBF5j7c 15/08/24 16:48:20 ID:HqXElAJA [6/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
部屋に一歩、また一歩とその足を進める男に、
40後半か50代くらいだろうか?
ーーーーーそれくらいの歳に見える中年男性が声をかけてきたのだ。

そして、中年男性は意味不明な言葉を
男に投げ掛けた。


中年男性「おっ!...アンタ、新入りだなっ!?」

中年男性「...ヘヘヘヘ...お前さんはどんなポケモンに改造してもらったんだい!?...お披露目が楽しみだなぁ!!」




その一言を男は全く理解することが出来なかった...。

只でさえ掴めていない状況がますます、
混沌としてきたようだ。



 ▼ 13 1◆lnEOBF5j7c 15/08/24 16:51:57 ID:HqXElAJA [7/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
男は周りを見渡した。

マリルリ...ハガネール...ダーテング...。

それ以外にも多様な種類のポケモンがいた。
そして、さらに気になったのはここにいる人間たちである。


幼い...せいぜい、中学生くらいの背の高さの少女...。

50は越えているであろう中年の男性...。

以下にもくたびれたサラリーマンに見える
やせ形の若い男性...。

若いOL風の女性...。


そして、特に目をひいたのは、
制服(高校生だろうか?)を着た端正な顔立ちの女性である...。



男「.....ここは何なんだ...何が...起きているんだ?」
 ▼ 14 1◆lnEOBF5j7c 15/08/24 16:59:05 ID:HqXElAJA [8/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
男がまったくもって、
チンプンカンプンな状態でいると.........。

ドタタタタタタタタタタ......!!バタンッ!!

黒服「...この部屋にいる被験体たちは、お静かにお願いします!!...研究団体のチーフが今からお話になりますゆえ!!」



...急に部屋に黒の紳士服を着こんだ男の集団が入ってきたのだ。

男(...何事だ...っ!?)


黒服が入ってきた瞬間、部屋にいた人間、ポケモンたちが急に一言も話さなくなった。


老人「さて!皆様!体調は優れておりますかな!?」

やがて......その集団の一人の、
顔のシワが目立つ老人が突然、大きな声で話し始める。

老人「いやはや!この度の研究にご協力いただき、感謝感謝!雨あられでございますな!ハハハハハ!」

真っ白な歯をむきだしにして、老人は笑い出した。
 ▼ 15 1◆lnEOBF5j7c 15/08/24 17:03:56 ID:HqXElAJA [9/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
老人「ふぅぅ...さて...と、私がたも早く、実験の成果が見たいですなぁ...!!」


すると、老人が急に腕を振り上げ、OL風の女性に指を向けた。

老人「さて、そこの美人のあなた!!...ぜひとも、その能力を見せてはもらえないかね!?」


男は老人が何のことを言っているのかさっぱり分からない。

OL女「分かりましたわ」


そう言うと、
OL風の女性は長い茶髪を掻き分けながら叫びだした。

ここで男は今まで、
見たことのない光景を目の当たりにする。

 ▼ 16 1◆lnEOBF5j7c 15/08/24 17:07:28 ID:HqXElAJA [10/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
OL女「うぅぅぅぅぅぅぅぅっ...!冷凍ビーム!!」


パキパキパキパキ...!


なんと、突如女性の口から冷気が出て、部屋の壁の一部を氷付けにしたのだ。

「どうかしら?」
女性は得意気になりながら、
またその美しい髪を掻き分けた。


ここでも男は摩訶不思議な出来事を目の当たりにする。
綺麗だった茶髪が、真っ白に変色していたのである。



もちろん真っ白に変色していても美しい髪であることに変わりはなかったが...。

OL女「ふぅ...欠点があるとすれば、髪の色が変わってしまうことかしらね...?」
 ▼ 17 1◆lnEOBF5j7c 15/08/24 17:13:09 ID:HqXElAJA [11/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

男は驚くしかなかった。当然のことだ。
女性の口から冷気が出て来て、壁を氷付けにしてしまったのだから。

しかも髪の色が一瞬で変化してしまったのだ。

こんなこと...普通じゃ有り得ない。


老人「素晴らしいねぇ...!!......それで...君は何のポケモンを移植してもらったんだい...?」

老人は満面の笑みを浮かべている。


OL女は老人の質問に対して、実に晴々しい表情で答えた。


OL女「...ウフフ♪...私は...ユキメノコの細胞を移植してもらったのですわ♪」


男(...ユキメノコ......?...な、何を言ってるんだ)

 ▼ 18 1◆lnEOBF5j7c 15/08/24 17:13:55 ID:HqXElAJA [12/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
はい休憩。
 ▼ 19 ーダイル@アブソルナイト 15/08/24 17:20:05 ID:1tTg9WmI [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 20 1◆lnEOBF5j7c 15/08/24 17:31:50 ID:HqXElAJA [13/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
OL女「私の名前はユキミ、以後お見知りおきを」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

実験体file 1

ーーユキメノコのユキミーー

口からマイナス五十度の冷気を吐き出すのが
特徴とされる。



マイナス50どの れいきを はいて あいてを こおらせる。 どうたいに みえる ぶぶんは じつは くうどう。

ダイヤモンド・パール図鑑説明文より抜粋。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 ▼ 21 1◆lnEOBF5j7c 15/08/24 17:51:30 ID:HqXElAJA [14/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
男「...え......えぁ......」

驚きを隠せない男に、先程の中年男性が声をかけてきた。

中年男性「おいおい、アンタだって移植されたはずだろ?...何も驚く必要......」


男「......っ...え、ええええええええ!!?」

さらに恐ろしい言葉を聞いたような気がした。
まさか...この自分も...不思議な力を使えるというのか...!?



中年男性「大きな声出すなバカ...!...黒服のやつらに睨まれたら、ここで生きていけねぇぞ...」


男「......そ、その...あなたも...移植された...とか...?」

かなり恐る恐る聞いてみた質問だ。
何というか...得たいの知れない不安感が自分を襲う。

中年男性「おう、俺はな...とりあえず、この耳を見てくれ」

中年男性はそう言うと、急に耳を見せてきた。
 ▼ 22 1◆lnEOBF5j7c 15/08/24 17:55:01 ID:HqXElAJA [15/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ここでも摩訶不思議な体験を、男はする。

中年男性の耳が...急にゴムのように伸び始め...。
そして、耳にフサフサとした毛が生えてきたのだ!



中年男性「見たかよ、これが俺の能力の一部...ん、ああ...そう言えば、俺の名前を言い忘れていたな。」
 ▼ 23 1◆lnEOBF5j7c 15/08/24 18:00:56 ID:HqXElAJA [16/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
中年男性「俺の名は、『ヤ・スイゾー』...移植されたポケモンはホルードだ」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


実験体file 2

〜〜ホルードのスイゾー〜〜

強靭な耳が特徴とされる。
能力行使の際は耳は伸縮自在で、
耳だけで1トン程度なら持ち運びができるらしい。



おおきな みみは 1トンを こえる いわを らくに もちあげる パワー。 こうじげんばで だいかつやくする。
さらに ショベルカーなみの パワーの みみで かたい がんばんも コナゴナ。 あなを ほりおえると ダラダラと すごす。

XY図鑑説明文より抜粋。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 ▼ 24 チニン@すいせいのかけら 15/08/24 18:06:35 ID:1tTg9WmI [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
安いぞ投入されたぞww
 ▼ 25 ルレイド@シャドーメール 15/08/24 18:17:42 ID:kHQDKDQ6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
あれ?

これ小説書きたいからアドバイスくれってスレで書いてなかった?

支援
 ▼ 26 ルネアス@きょうせいギプス 15/08/24 19:08:44 ID:HMWOa1Y2 NGネーム登録 NGID登録 報告
ヤ・スイゾーで草
 ▼ 27 1◆lnEOBF5j7c 15/08/25 08:05:10 ID:x2Bvnwjo [1/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
男「............ゴク」

立て続けに起こる摩訶不思議な現象の数々。

男は疑問を感じるとか
そういう余裕すら持ち合わせてはいなかった。

ただ驚くことしか、今の彼にはできなかったのだ。

男「.........」(わ、訳がわからん...)



スイゾー「...おめぇ、変なやつだな......ところでおめぇの名前と能力......何なんだよ、教えてくれよ」


男「ーーーーーーーーーーーーーー!!」
 ▼ 28 1◆lnEOBF5j7c 15/08/25 08:10:07 ID:x2Bvnwjo [2/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
今まで......。
口に出さなかった事実がある。


.........実は...今の状況が分からない。
さらにその上...もっと危機的事態が俺を襲っていた。





俺............。


自分の名前が分からないんだ。
 ▼ 29 1◆lnEOBF5j7c 15/08/25 08:16:32 ID:x2Bvnwjo [3/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
男(...このオッサンになら...このことを伝えてもいいかもな...)

オッサンに謎の安堵感を覚えていた男は
自分が記憶喪失だということを...

赤裸々に話すことに決めた。


ーーー
ーーーーーー
ーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


スイゾー「ぇぇええ!?自分の名前も素性も能力も分からないぃ!?」

スイゾーは思わず叫んでしまう。
チラリと黒服の一人がこちらを覗きこんだ。


スイゾー(...おっと、いけねぇ...大声だしちまった)


スイゾー「と、とにかく...この集まりが終わったら、一度、俺のところに来いよ...ここじゃあ、迂闊に喋れねぇや」


男「..................」
 ▼ 30 ロリンガ@はがねのジュエル 15/08/25 08:17:14 ID:JLEsclTs NGネーム登録 NGID登録 報告
支援するなり
 ▼ 31 1◆lnEOBF5j7c 15/08/25 08:25:39 ID:x2Bvnwjo [4/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
暫くしてから、

黒服の中から出てきた老人がこんなことを言い出した。


老人「えー...この度の集会、どうだったでしょうか?」

男(この集まりは何かの集会だったのか......)


老人「皆様は今からぁ、またここで実験体として生きていくことになるのですが...ちゃんと自分のすみやすい環境を決めることは何よりも大切ですよ」

男(...環境?)

老人「それに、皆様の中にもいるでしょう。新人の方。」


老人が露骨なくらい、
自分に視線を向けていることが分かった。

流石に身構える俺。


老人「......先輩方の言うことをちゃんと聞くのですよ」ニコッ

スイゾー「先輩ってのは俺みたいなやつのことだな」ボソッ

スイゾーが突然、一人ごちた。

俺(......どうやら...このスイゾーという人を含め...移植実験された先輩って人が結構いるみたいだな)
 ▼ 32 1◆lnEOBF5j7c 15/08/25 08:30:03 ID:x2Bvnwjo [5/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
集会(?)が終わり、男はスイゾーの下へと駆け寄る。

男「あ、あの...スイゾーさん」


スイゾー「......おめぇ、名前も自分の能力も分からねぇのか」


男「あ、.........はい」

受け入れたくないが、それが事実だ。
男は潔く、頭を上下に振る。

すると、スイゾーは耳を掻きながら言った。

スイゾー「じゃあ、...おめぇ...このままだと死ぬな」



男「ーーーーーーーー!?」
 ▼ 33 1◆lnEOBF5j7c 15/08/25 08:35:25 ID:x2Bvnwjo [6/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スイゾー「ここはな、ポケモン細胞を移植された実験体の隔離施設なんだよ」

初めて聞いた。ここは隔離施設だったのか。

スイゾー「...えーとな、それで...いろんな実験体がここで暮らしててな...」

男「えぇ...」

スイゾー「ここじゃあな...弱いものは淘汰されんだよ」

男「......え、えぇ?!」

スイゾー「例えば、おめぇみたいな記憶喪失野郎なんて、格好の的だな...ほれ、向こうを見ろ」


スイゾーがある方向を指差した。

男はその方向を凝視する。
 ▼ 34 の中のケツマロ 15/08/25 08:56:28 ID:ZhKv0R5w NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 35 1◆lnEOBF5j7c 15/08/25 09:01:02 ID:x2Bvnwjo [7/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そこには、以下にも
ひ弱そうな男と
ヤクザのような、異様な迫力のある男がいた。

ひ弱な男「ひ...ひぃ...」ビクビク

ヤクザ「ちっ...早く、売店で買ってこないから、食いもんも売り切れんだろうがよっ!!」ゲシッ

ひ弱な男「も、もうしわけねぇっす...すみまぜ...」


ヤクザ「うぉらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

バキッ!!!!

むごい光景だった。

あまりにも荒々しい暴力が目の前で行われていたのだ。


スイゾー「...ああいう風に、弱いやつってのはいいように酷使されて、暴力を奮われる。」

男「え...じゃ、じゃあ...俺はどうすれば...」


スイゾー「............はぁ、どうも、俺はおめぇみたいなやつが見捨てられないみたいだな....」

スイゾー「お前、俺たちの派閥に入らないか?」


男「は.........派閥?」
 ▼ 36 1◆lnEOBF5j7c 15/08/25 09:08:55 ID:x2Bvnwjo [8/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スイゾー「この施設には、効率的に生きていくためにいくつかの派閥が作られている」

男「......そうか、複数人で固まれば、淘汰されにくいということですか」

スイゾー「ま、その通りだな...一匹狼で生きていくような変わり者も確かにいるんだが......」

スイゾー「大抵の実験体は何らかの派閥に所属している。」



スイゾー「さっき、技を見せてくれたユキメノコ女いるだろ?」


ああ、髪が変色したOL風の女性のことか。


スイゾー「あいつは、格闘自慢の強者...ミミロップ派閥に属している。」

男「......いろいろあるんですね」

スイゾー「それで...もし、おめぇさんがいいのなら、...俺たちの派閥に入れてやってもいいかな?って思ってる」

男「スイゾーさんの派閥...。」

スイゾー「ま、俺の作った派閥じゃねぇんだけどな」
 ▼ 37 ルリル@ビアーのみ 15/08/25 09:10:31 ID:adq10vzM NGネーム登録 NGID登録 報告
あれ面白いな、支援
 ▼ 38 1◆lnEOBF5j7c 15/08/25 09:13:44 ID:x2Bvnwjo [9/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スイゾー「その名も...『エルレイド』派閥」

スイゾー「平和を愛する善良な派閥さ」


男「エルレイド...派閥......」



こうして、男の実験体隔離施設での
暮らしが幕を開くことになる。


これから、様々な未知の体験を...
男はすることになるのだ.........!
 ▼ 39 1◆lnEOBF5j7c 15/08/25 09:15:07 ID:x2Bvnwjo [10/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告



プロローグ 終わり


 ▼ 40 1◆lnEOBF5j7c 15/08/25 09:28:39 ID:x2Bvnwjo [11/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


第一話

「力を得し者に贈る日常を」




 ▼ 41 シギソウ@プラスパワー 15/08/25 12:27:22 ID:n0t4oruw NGネーム登録 NGID登録 報告
キノさんですか?
 ▼ 42 ジョッチ@トライパス 15/08/25 12:31:41 ID:ADZ0O.js NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しえーん
 ▼ 43 ノ◆lnEOBF5j7c 15/08/25 12:59:49 ID:gk4HzlxY [1/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
集会とやらが終わり、
スイゾーは男をある部屋へと案内をした。

スイゾー「ここの生活ってのは自由気ままだ、どこで寝ようと構わないし、とんでもない騒動さえ起こさなきゃ何をしても構わない。」

スイゾー「んで...この部屋が我ら『エルレイド』派閥の寝床兼、アジトだ」


男「はぁ...」


扉を見る限り、自分が先程まで閉じ込められていた
檻よりもずっと綺麗なように見える。


男(扉も錆び付いてないし、いい部屋なのかもな...)


スイゾー「...ここでの生き方を間違えると、マトモな寝床には就けないし、下手したら食料さえ手に入らねぇ」

スイゾーはサラッととんでもないことを言う。

男(......ゴク)


スイゾー「ま、いいや...とりあえず、我ら『エルレイド』派閥のリーダー様にご挨拶するぞ」

男(きっと...恐ろしいリーダーがいるに違いない...派閥を作るくらいだから...すごく怖いのかも...)
 ▼ 44 ノ◆lnEOBF5j7c 15/08/25 13:10:32 ID:gk4HzlxY [2/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
扉を開けると...そこには余りにも意外な光景が広がっていた。

女性「リーダー、棚の上拭いてください」

リーダー(?)「わ、分かったよ...その前に皿を洗わないと...」

少年「リーダー!!トイレ掃除してくださーい!」


リーダー(?)「あわわ...それもやるの!?」

男「...............ん、...ん?」

あれ?
違う...。想像と全く違う。
何なんだ?もっと殺伐としていると思ったのに...。

 ▼ 45 ノ◆lnEOBF5j7c 15/08/25 13:14:16 ID:gk4HzlxY [3/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
開いた口の塞がらない男を傍目に、
スイゾーが口を挟みだした。

スイゾー「おいおい、何やってんだお前ら」

リーダー(?)「あ!スイゾー!!集会は終わったの!?」


スイゾー「いや、終わったけど...何してるんだ?」

少年「部屋の掃除ですよ、スイゾーさん」

突っ立ってるスイゾーに、リーダーとおぼしき男が
急に泣きついてきた。


リーダー(?)「聞いてよスイゾ〜...僕はリーダーのはずなのに、すごく酷使されるんだ〜!」

女性「リーダー!棚の上の掃除はまだなんですか!」

リーダー「それは佐内ちゃんがやってくれよぉ」

女性「今、週刊誌読んでるから暇じゃないんです!」

リーダー「えぇ...」
 ▼ 46 ノ◆lnEOBF5j7c 15/08/25 13:21:13 ID:gk4HzlxY [4/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
目をウルウルさせて、
今にも泣き出しそうなリーダー(推定)。

男(こ、こんな人がリーダーなのか...?)

すると、リーダー(推定)が、
男の存在に気づいたようだ。

その弱々しい瞳をこちらに向けてきたのである。



リーダー「...ん?...そこの...人は...どなた?」

男「え...あ、あの...!」

言葉がでない。
緊張のせいなのか、
喉がカラカラでどうしようもなかったのだ。

すると、男の代わりにスイゾーが事の説明をしてくれた。

スイゾー「こいつは新人よ、...こいつをこの派閥に入れたいと思うんだが......どうだろうか?」

リーダー「...!」
 ▼ 47 ノ◆lnEOBF5j7c 15/08/25 13:26:15 ID:gk4HzlxY [5/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
断られる。
男は直感した。

何故なら、リーダーの顔つきが一瞬だけ変わったのを
男は見逃さなかったからだ。

男(...い、いきなり...無理だよなぁ...うん)


しかし、諦めかけた男に言い渡された言葉は
想像と180度も逆だったのだ。


リーダー「いいんじゃない?盛り上がりそうだしさ...それにスイゾーさんが選んだんだから、文句はないよ」


スイゾー「...へっ、リーダーの許可が降りたな」ニヤッ


男(......え、.........えええ!!?)

 ▼ 48 ニラン@ふしぎなタマゴ 15/08/25 13:30:05 ID:kYXAlZvs [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 49 ノ◆lnEOBF5j7c 15/08/25 13:31:31 ID:gk4HzlxY [6/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リーダー「そうだね!新人くん!よろしく!!」ニカッ


リーダーの表情を見ると、
先程の悲しげな顔はどこに飛んでいったのか、
と不思議になるくらい晴れ晴れとしていた。


リーダー「じゃ、さっそくだけど、自己紹介しようかな!」

唐突に話が進みすぎだ。
男の思考回路は段々、追い付けなくなってきた。


男「え!?...え!え、ええと......」


女性「ちょっと、リーダー!この人困ってるじゃない!謝りなさいよ!!」

リーダー「ん、...ご、ごめんね...」シュン...



スイゾー(相変わらずのクソメンタルだな...)
 ▼ 50 ノ◆lnEOBF5j7c 15/08/25 13:42:38 ID:gk4HzlxY [7/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リーダー「とにかく...じゃあ...佐内さんから...どうぞ〜...はぁ.........」

女性(...露骨に落ち込みすぎよ......)

女性「コホン...私は左内カオル!...持っているポケモン細胞はサーナイトです!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

実験体file 3

ーーサーナイトのカオルーー

多少ながら、未来予知をすることが可能である。
未来予知にはかなりの体力を消耗するので、イチイチ使ってはいられない。
また、サイコキネシスの使用も可能である。




みらいを よちする のうりょくで トレーナーの きけんを さっちしたとき さいだい パワーの サイコエネルギーを つかうと いわれている。
また サイコパワーで くうかんを ねじまげ ちいさな ブラックホールを つくりだす ちからを もつ。

ルビー・サファイアの図鑑説明文より抜粋。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 ▼ 51 ノ◆lnEOBF5j7c 15/08/25 13:50:53 ID:gk4HzlxY [8/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リーダー「んじゃ、次はルーズくん」

少年「OK〜!...おいらはルーズ!!ズルズキンの力をもってんだ!!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

実験体file 3

ーーズルズキンのルーズーー

その足から繰り出されるキックはかなり強力だ!
口から酸性の液を吐き出すことも可能だぞ!



なわばりに はいってきた あいてを しゅうだんで たたきのめす。 くちから さんせいの たいえきを とばす。
キックこうげきで コンクリートブロックを はかいする。

ブラック・ホワイト図鑑説明文より抜粋。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 ▼ 52 ノ◆lnEOBF5j7c 15/08/25 13:51:51 ID:gk4HzlxY [9/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>51
訂正。
file 3 ではなく
file 4 が 正しいです。
 ▼ 53 ノ◆lnEOBF5j7c 15/08/25 14:01:52 ID:gk4HzlxY [10/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カオル「最後はリーダーですよ!頑張って!」

ルーズ「ほらほら、かっこいいよ!リーダー!!」

リーダー「...そ、そう...?じゃあ...自己紹介しちゃうね...」テレテレ

男(上手く扱われてんなぁ...)

リーダー「僕は冷堂 シュン、エルとかリーダーって呼んでほしいな...あ、持ってる能力はエルレイドです」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

実験体file 5

ーーエルレイドのシュンーー

肘から刀を生やし、戦うことができる。
本人の戦闘能力に直結する能力なので、使い勝手は悪い。




のびちぢみする ひじの かたなで たたかう。いあいの めいしゅ。れいぎ ただしい ポケモン。
だれかを まもろうと したとき ひじをのばし かたなの ように へんか させて はげしく たたかう。

ダイヤモンド・パール・プラチナ図鑑説明文より抜粋。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 ▼ 54 ノ◆lnEOBF5j7c 15/08/25 14:05:06 ID:gk4HzlxY [11/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
休憩します
 ▼ 55 らしま◆C.8vrY3MxA 15/08/25 14:05:36 ID:rF3jPUQg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援 カメックスの能力持ってる奴欲しい・・・
 ▼ 56 ェイミ@りゅうのキバ 15/08/25 14:09:02 ID:VzvOprKM NGネーム登録 NGID登録 報告
これはロマンだな、メタグロスとか出てきてほしい
 ▼ 57 ルノズク@こだいのツボ 15/08/25 14:40:47 ID:kYXAlZvs [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ドラピオンの能力持ったやつ出てきて欲しい
 ▼ 58 ラカラ@しずくプレート 15/08/25 14:43:10 ID:JKQ7AzH2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フライゴンの能力もった人出てきてほしい
 ▼ 59 メラルド◆tPSKNxdevg 15/08/25 14:44:04 ID:0YoQXz7k NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
1秒に500発のパンチを打てる人は出てくるかな?
 ▼ 60 イケンキ@じめじめこやし 15/08/25 14:49:27 ID:1viAIdEw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 61 (ホ。ノ。)カ推し◆3FwOd6PnI. 15/08/25 14:51:20 ID:29oDeTkI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
テラフォみたいでおもろい
 ▼ 62 ポッコ@オッカのみ 15/08/25 14:57:28 ID:7erV8Fo2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マグカルゴの細胞は多分最強
 ▼ 63 イロス@ゴーストジュエル 15/08/25 14:57:43 ID:6hogYvDU NGネーム登録 NGID登録 報告
メガシンカが出てくるか楽しみ
 ▼ 64 ローニャ@じしゃく 15/08/25 14:58:35 ID:kYXAlZvs [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ストーリーが良いssはマジで好き。支援
 ▼ 65 ンブレオン◆Y3W/A8GX8A 15/08/25 16:12:40 ID:6hfMV30U NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 66 ノ◆lnEOBF5j7c 15/08/25 16:32:47 ID:gk4HzlxY [12/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シュン「じゃあ、あなたにも自己紹介してもらわないとね...」

男「.........え、あ...そ、そのですね...」

シュン「......?」


口をモゴモゴさせるしかなかった。

だって、自己紹介と言われても、
自分には自分自身を説明するだけの情報がないのだから。


スイゾー「...あーー...これには事情があってな」


シュン「.........?」

スイゾーが、男の代わりに
事情を知らないシュンたちに向けて説明を始めた。

何もかも、おんぶにだっこの状態で
何となく男は気恥ずかしさを感じていた。
 ▼ 67 ノ◆lnEOBF5j7c 15/08/25 16:38:38 ID:gk4HzlxY [13/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スイゾー「ーーーーーーーーということなんだ。」

スイゾーが話を終える。
それと同時にシュンに異変が現れた。

シュン「そうがぁ...そうがぁ....記憶喪失とは辛かったろうねぇ...うん...そりゃあ辛いよなぁ...!」


男(この人...涙ぐんでる...!?)




ルーズ「まーた、泣き出したよ...リーダーったら...常にウミガメの産卵シーンだよな」

カオル「感受性豊かな思春期の子供でもあるまいし...」

男(この人たち、辛辣すぎないか)
 ▼ 68 ノ◆lnEOBF5j7c 15/08/25 16:46:36 ID:gk4HzlxY [14/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
暫くの間、
ウミガメの産卵シーンよろしく号泣したあと、
ティッシュを取りだし、涙を拭い、鼻をかむシュン。

そして、全ての動作を終え、
彼は暖かい眼差しで彼は言った。

シュン「よし!...君を迎え入れよう!!...これから、君は僕たちの仲間だ!!」


男(......な、仲間...)


思わず、自分も涙が溢れそうだった。
しかし、周りにクドクド言われたくもないので
そこは堪えましたよ。ええ。

とにかく、記憶喪失という絶望的状況で
俺は一筋の光明を見つけることが出来たのだ。


スイゾー「ところで...こいつのことは今後、どうやって呼べばいいんだ?」


男「...............あ、そういえば...」
 ▼ 69 ュリネ@ねばりのかぎづめ 15/08/25 16:52:03 ID:8LfzAUGg NGネーム登録 NGID登録 報告
ウミガメワロタ
 ▼ 70 ノ◆lnEOBF5j7c 15/08/25 17:40:59 ID:x2Bvnwjo [12/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その頃、隔離施設のとある密室では、
何やら不穏な影が今にも動き出そうとしていた...。



???「うぅ〜...どうしたんだぁ〜い、腰抜けぇ〜...」

ヤクザ「ゲホ......、何なんだよ...てめぇ...!!」

???「俺をもっと楽しませろよ〜...じゃないと、身体が温まらねぇだろうがよぉ」ブォンブォン

謎の人物は肩をグルグルと回転させ、
身体の鈍りを取っている。

ヤクザ「く...分かった...謝るから...お前のしたっぱでも何にでもなるから...!!...ゆ、許し...」

???「うるせぇ〜...!!サンドバッグは黙って殴られてろぉぉ...!!」ヒュンッ!!

バキッ!!!!

ヤクザ「ぐぁぁぁぁ...!!」

???「こりゃあ、骨が何本か逝ったかな〜♪」

???「じゃあ、次はこっちの骨な〜♪」

ボキィッ!!!

ヤクザ「ぎゃあああああああああああああああああ!!!!!!」
 ▼ 71 ラップ@やみのいし 15/08/25 17:51:36 ID:4TpAZqtc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しぇん
 ▼ 72 ノ◆lnEOBF5j7c 15/08/25 18:25:36 ID:x2Bvnwjo [13/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コンコン。

謎の人物が無邪気に楽しんでいると、
誰かが密室の扉をノックする。

謎の人物はそのノック音に反応して、
耳をピクピクと動かした。

???「......んだよぉ〜...せっかく楽しんでるのによぉ〜...」

やがて、扉がひとりでに開き始める。

......どうやら。


扉からやって来たのは、謎の人物のしたっぱであるようだ。
 ▼ 73 ノ◆lnEOBF5j7c 15/08/25 18:26:44 ID:x2Bvnwjo [14/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

したっぱ「失礼します、海老原様」

???「...お〜...どうした、我が忠実な部下よ〜」

したっぱ「お楽しみのところ、申し訳ございませんが...先程、集会が終わりましたことを報告させていただきます」


???「......そうかぁ〜...何か変わったことは〜?」

したっぱ「......そうですね、特にありませんでした...ただ、エルレイド派閥のホルードが新入りを勧誘していたようです」


???「.........エルレイド...派閥かぁ...」


???「......最近...目障りだよな〜......あの平和ボケ集団〜......」


???「.......潰すか〜?」ニタァ


海老原と呼ばれるその男は邪悪な笑みを静かに浮かべた。
 ▼ 74 ノ◆lnEOBF5j7c 15/08/25 18:35:11 ID:x2Bvnwjo [15/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
したっぱ「しかし...エルレイド派閥と言いますと...」

したっぱ「...平和ボケと呼ばれるわりには、長く生き残っている集団であります」

したっぱ「なかなか強いのではないでしょうか...」


したっぱは若干、不安げな表情をした。
これは真っ当な疑問であろう。
エルレイド派閥は、実力の知れないというか......

何よりも得たいが知れないのだ。


しかし、その顔を軽蔑するように凝視する海老原。


海老原「......何?...そいつらが、俺より強いと思ってんの〜?」


したっぱ「いえ、そういうわけでは...」


海老原「じゃあ〜♪心配すんなよ〜♪」

 ▼ 75 ノ◆lnEOBF5j7c 15/08/25 18:42:13 ID:x2Bvnwjo [16/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
海老原「俺の拳が唸れば、どんなやつもノックアウトなんだからよ」ギロッ

したっぱ「............っ」ゾクッ


海老原「さ、このヤクザで楽しんだら、さっそく行くぞ〜?」

したっぱ(......海老原さんの能力...エビワラー...あの力があるからこそ、私は海老原さんの下についた...)

したっぱ(.....恐らく...彼はまた、圧勝してしまうんだろうな...)
 ▼ 76 ノ◆lnEOBF5j7c 15/08/25 18:50:29 ID:x2Bvnwjo [17/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
この男の名は、海老原 ヒロユキ。

元ボクサーにして、エビワラーの力をてにいれたという、
細胞の適応という意味では
最高の力を手に入れた男なのである!!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

実験体file 6

ーーエビワラーのヒロユキーー

その拳から放たれるパンチングの速度は
新幹線の速度を越える。
しかし、能力の使用には三分という限度がある。
三分の限度を超えると、体調を崩してしまうので注意。




ボクサーの たましいが のりうつっている。
パンチのスピードは しんかんせんよりも はやい。
くうきをも きりさく パンチ。だが 3ぷんかん こうげきすると ひとやすみ したくなるらしい


赤、緑、金 、Xなどの
図鑑説明文より抜粋。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 ▼ 77 ターミー@ピジョットナイト 15/08/25 18:52:28 ID:Zw/1UoPQ [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
マジでインフレしない程度の能力なんだな、すげーわ
 ▼ 78 ーケオス@するどいツメ 15/08/25 19:08:04 ID:kYXAlZvs [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
わくわく、が止まらないssだな
 ▼ 79 ノ◆lnEOBF5j7c 15/08/25 19:09:15 ID:x2Bvnwjo [18/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そして、場所は変わりエルレイド派閥アジト。

スイゾー「よし、名前決めるぞ」

男「............へ、へ?」

スイゾー「お前の名前をこれから決めるんだよ」

男「そ、そうですか......」

ルーズ「はいはーい!!」

スイゾー「よし、ルーズ...お前からだ」

ルーズ「グリムジョー・ジャガージャック!」

スイゾー「それブ○ーチ、却下!次!」


カオル「光宙(ピカチュウ)」

スイゾー「それキラキラすぎ!次!」

シュン「え...えーと...じゃあ...えーとね...」オロオロ

スイゾー「遅い!!却下!!」

シュン(............そんにゃ...)シュン

男(何がしたいんだ...この人たちは...)
 ▼ 80 ャノビー@はねのカセキ 15/08/25 19:13:04 ID:Zw/1UoPQ [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
グリムジョーで草
 ▼ 81 リミアン@かいのカセキ 15/08/25 19:15:16 ID:JWV2cN66 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>7
名前無くしてるからATM(アテム)
 ▼ 82 レディア@きんのいれば 15/08/25 19:15:41 ID:JWV2cN66 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>81
安価ミス>>79
 ▼ 83 ノ◆lnEOBF5j7c 15/08/25 19:19:00 ID:x2Bvnwjo [19/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルーズ「じゃあ、スイゾーさんは何がいいんだよ」

スイゾー「...フッフッフ...その言葉を待っていた」

どうやら、スイゾーには名案があるようだ。
男は少なからず、
これまでに出た名前よりはマシだろうと
安堵を覚えた。

スイゾーは比較的マトモな男だということを知っていたからだ。

そんな突拍子のない名前は出さない...だろ.........



スイゾー「極限零度(インフィニティフラッド)なんてのはどうだぁぁぁぁ!!!?」



男「」
 ▼ 84 ノ◆lnEOBF5j7c 15/08/25 19:48:49 ID:x2Bvnwjo [20/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
男「その名前って......」

スイゾー「いや、記憶がないと言うのはな、
その者が極限にまで零に近いということを表すわけ。」

スイゾー「それでだ!その名前にはもうひとつ意味があって、そもそも零に近いというのは......」


ここまで饒舌なスイゾーを見たのは初めてだ。

いや、初めてというか、
会ってまだ全然時間が経っていないから...、

こういう一面を知らないのは
ある意味当然なのかもしれない...。



男(......とにかく、これまでに出た名前で
あっさり決めるわけにはいかないぞ.....
だって...どれも圧倒的にダサいし)



本日最大の窮地に立たされる男なのであった。
 ▼ 85 ノ◆lnEOBF5j7c 15/08/25 19:51:45 ID:x2Bvnwjo [21/21] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
暫し、休憩をとる
 ▼ 86 ビット@おおきなねっこ 15/08/25 20:01:16 ID:Zw/1UoPQ [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
とにかく支援
 ▼ 87 チム@ていこうのハネ 15/08/25 21:36:33 ID:WXyZtmgU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
まさかのキノ

キノとか聞いて無い

支援
 ▼ 88 ゴラス@リリバのみ 15/08/25 23:59:43 ID:oVXt0jQE NGネーム登録 NGID登録 報告
支援支援支援支援支援支援
 ▼ 89 つばん@パワーベルト 15/08/26 00:45:53 ID:DbIcfFaQ [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 90 イナン@スペシャルガード 15/08/26 01:54:40 ID:DbIcfFaQ [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
キノだったのか…
 ▼ 91 ノ◆lnEOBF5j7c 15/08/26 19:23:04 ID:t67aLvQQ [1/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
男「はぁ...とりあえず、名前は今はいいです」

スイゾー「はぁぁ?...おいおい、こっちだっていろいろ考えてるんだぞ?それを無下にするなよ〜」

その考えられた名前が問題だらけだから、
こっちは手をこまねいてるんだよ。

男(どうすればいいのかなぁ.........)

ーー
ーーーーー
ーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 ▼ 92 ノ◆lnEOBF5j7c 15/08/26 19:24:22 ID:t67aLvQQ [2/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

その後......。

どうしたものかどうしたものかと、
長時間、頭を抱える男の悩みを解決したのは、
かなり意外な人物だった。


シュン「じゃあさ、せっかくスイゾーさんも極限零度なんて考えてくれたんだし、その思いも汲んで......」



シュン「零(レイ)なんてどうお?」

男「......レイ...?」


スイゾー「...零(レイ)か...ま、いいんじゃないか?」

スイゾー(ホントは極限零度(インフィニティフラッド)の方が良かったけど...)


男「......レイか...」
 ▼ 93 ノ◆lnEOBF5j7c 15/08/26 19:27:49 ID:t67aLvQQ [3/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


初めて出たマトモな名前に
男は溢れでる感動を隠せなかった。

男「.....レイ.........いいですね、それ!!」

スイゾー「おめぇ、初めて笑顔になったな...」


スイゾー「そんなに俺の考えた名前が不服かぁ!?」


ルーズ「まぁ、あんなだっせぇ名前なかなかないですしね」

カオル「同感〜」


スイゾー「お前らのだって誉められたもんじゃねぇだろ!!」
 ▼ 94 ノ◆lnEOBF5j7c 15/08/26 19:34:59 ID:t67aLvQQ [4/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シュン「フフフ...解決してよかったね」ニコッ

レイ「...じゃ、じゃあ...これから、俺はレイとなります...!!...皆さんよろしくお願いしまっす!!」


スイゾー「ま、いいか...」

ルーズ「...ウシシシ!よろしくね!!」

カオル「ええ!仲良くいきましょ!なんたって、ここは平和を愛するグループなのですもの!!」



とっても幸せだった。
記憶をなくし、ずっと孤独だった男。

暗い暗い闇の中ををさまよい歩く男。


そんな男に光を差してくれる光源が現れたのだ。


その光源は、まるで家族のように暖かかった。
 ▼ 95 ノ◆lnEOBF5j7c 15/08/26 19:42:02 ID:t67aLvQQ [5/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

暫くの間、レイに関することで
その場は盛り上がる。

エルレイド派閥の話や、
少しだけプライベートな話も加わり、
話のタネは尽きることを知らなかった。


それから、かなりの時間を経て.........。


レイ「..................う、うぅ...」ビクンッ

レイの身体に異変が表れたのだ。

スイゾー「.........ん?...ど、どうした、レイ」

レイ「あ、あの.........」

思わず、身を屈めるレイ。
周りのものたちが全員不安げな顔を浮かべる。

シュン「ど、どうしたんだい...何かあったらすぐに言ってよ...」オロオロ

レイ「トイレ.........どこすか......」ゴロロロ...
 ▼ 96 ノ◆lnEOBF5j7c 15/08/26 19:50:30 ID:t67aLvQQ [6/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルーズ「なんだぁ、トイレか...」

皆の表情から少しだけ緊張が消えた。
ただ一人を除いての話ではあったが。


シュン「大変だよ、トイレって我慢したら身体に悪いから...早くいかないといけないよ〜...」オロオロ


スイゾー「落ち着けよ、シュン...たかがトイレだろ、...よし!レイ!!...ここの案内がてら、トイレまで連れてってやる!!」

レイ「は、はひぃ.........」プルプル


やっぱ、この場で一番冷静で対応力のある人は
スイゾーさんだな。
彼にはちゃんとついていこう。

なんて、少しだけリーダー(笑)に対して、
失礼なことを考えつつ
レイはスイゾーについていくことになる。



この時は...あんなことが起きるなんて...
考えもしなかったが.........。
 ▼ 97 ルミル@ナナシのみ 15/08/26 20:24:01 ID:LGwDZdfw NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 98 ノ◆lnEOBF5j7c 15/08/26 21:22:30 ID:t67aLvQQ [7/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

ー廊下ー

スイゾー「いいかぁ?この隔離施設の地理も覚えとかないと、何があるか分からんからな?油断するなよ」

レイ「は、はい...
分かりましたから、早くトイレ行きましょうよ...」


スイゾー「お前さんなかなか不躾な態度とるんだな」


レイ「もう、漏れそうなんですって!!(マジギレ)」


スイゾー「分かった分かった...ここに来て初日で漏らすわけにもいかんしな...」


スイゾー「あの曲がり角に男子トイレがある、俺は外で待っててやるから、一人で用を足してこいよな」


レイ「恩に着ますっ.........!!」ペコッ

レイは頭を深く下げたあと、
一目散にトイレへと向かった。

彼の便意は極限にまで来ていたのだ。
 ▼ 99 ノ◆lnEOBF5j7c 15/08/26 21:27:54 ID:t67aLvQQ [8/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
レイ「不味い不味い...このままだとぉ...」

ガチャガチャガチャ!!

レイは慌てて個室トイレの扉のノブをひねった。
こうして、彼は記憶喪失、名前決めに次ぐ
三つ目の困難、その名も『便意』に
打ち勝つことになるのであった。



だが、すぐそこに
冗談にならない本物の危機が迫っていることに...

レイは気づきもしなかった。
 ▼ 100 ノ◆lnEOBF5j7c 15/08/26 21:34:52 ID:t67aLvQQ [9/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
異変が起きたのは、レイがトイレに籠ってから
十分も経たないうちのことである。


スイゾー「ふぁぁ...まるで、ガキのトイレを待ってる保護者みたいだな...」

一人ごちるスイゾー。警戒心はまったくない。




そこが悲運というべきか。
そんな状況の中でヤツがとうとう現れてしまったのだ。


コツ...コツ...コツ............ピタッ。

海老原「......なぁ、あそこにいるのってさ...」

したっぱ「......エルレイド派閥所属の...

ホルードのスイゾーかと思われます」ボソッ


海老原「......やっと会えたかぁ〜♪♪」ニマァ...
 ▼ 101 ノ◆lnEOBF5j7c 15/08/26 21:42:59 ID:t67aLvQQ [10/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スイゾー「.........ん?」

一瞬だった。

突っ立っているスイゾーめがけて
とんでもない速さの拳が突如飛んできたのだ。

海老原「マッハパンチぃぃぃぃぃぃ!!!」

スイゾー「.........っ!!?」


バキイッ...!!!

何かがへし折れるような音が辺りに響き渡る。
刹那、スイゾーがトラックに衝突したかのように、
数メートル先へと吹っ飛んでしまったのだ。



スイゾー「あがぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」ドシャッ

海老原「ひ〜っひっひ〜...まず一人ぃ〜♪」

したっぱ「.........ゴクリ」
 ▼ 102 ノ◆lnEOBF5j7c 15/08/26 22:02:30 ID:t67aLvQQ [11/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
海老原「楽しいなぁ、楽しいよなぁ!!」


グッタリして動かないスイゾーを前に
海老原はせせら笑った。


海老原「俺はひとを殴るのが大好きだ!特に無抵抗のヤツをボコボコにするのが好きでたまらないのさ!!殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って殴って、相手が助けてくれと懇願するまで殴りまくる!!」


海老原「骨が何本折れようと!!心が折れるまで殴り続けるのが俺のルール!!」


海老原「立てよ!!ポケモン細胞を移植されたヤツがこんなんでノックダウンなわけねぇよなぁ!?」


海老原の挑発に反応するように、
今までぐったりしていたスイゾーが突然、動き始めた。


スイゾー「............んっとに......俺は...ここが大嫌いだよ......クソヤロウ...」ムクッ

 ▼ 103 ノ◆lnEOBF5j7c 15/08/26 22:08:10 ID:t67aLvQQ [12/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
海老原「ハァ...起きてて良かったぁ〜♪」

海老原「まだまだ楽しませてくれよ〜♪」

海老原の顔は無邪気な子供のように、
笑顔で満ち溢れていた。

それがますます海老原という男の不気味さを醸し出す。

それでもスイゾーはまったく堪えなかった。

スイゾー「......来いよ、若造...おめぇにやられるほど、俺も落ちぶれちゃいねぇんだよ...!!」


海老原「ハハァ...ますます楽しみだぁ♪」

 ▼ 104 ノ◆lnEOBF5j7c 15/08/26 22:19:33 ID:t67aLvQQ [13/13] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
海老原「連続パンチぃぃぃぃぃ!!!!」

シュシュシュシュシュシュシュ!!!!!!

マシンガンのような拳の猛打が
スイゾーに襲いかかる!!

スイゾー「チッ....能力発動!!かいりき!!」


バシィィィィィンン...!!

コンクリートの壁にボールをぶつけたかのような
反響音が辺りの空間を支配した。


スイゾーは、
ホルードの能力「強靭な耳」を行使し、
海老原の強力なパンチングを受け止めている。
これには流石の海老原も、顔を歪ませる始末。


海老原「あ...?...う、受け止めやがったぁ...?」

スイゾー(...なかなかの拳だな、こいつ....)

スイゾー(俺の耳が扱える重さは1トンが限界。...この拳の威力は......恐らく、その1トンに近いのかもしれないな...)

スイゾーの耳が微かに震える。
海老原はその震えを見逃してはいなかった...。
このページは検索エンジン向けの機能制限版の旧ページです。
下URLから閲覧下さい。
https://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=148946
  ▲  |  全表示954   | << 前100 | 次100 >> |  履歴   |   スレを履歴ページに追加  | 個人設定 |  ▲      
                  スレ一覧                  
荒らしや削除されたレスには反応しないでください。
書込エラーが毎回起きる方はこちらからID発行申請をお願いします。(リンク先は初回訪問云々ありますがこの部分は無視して下さい)

. 書き込み前に、利用規約を確認して下さい。
レス番のリンクをクリックで返信が出来ます。
その他にも色々な機能があるので詳しくは、掲示板の機能を確認して下さい。
荒らしや煽りはスルーして下さい。荒らしに反応している人も荒らし同様対処します。




面白いスレはネタ投稿お願いします!

(消えた画像の復旧依頼は、お問い合わせからお願いします。)
スレ名とURLをコピー(クリックした時点でコピーされます。)
新着レス▼