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カルム「アニポケの世界?」

 ▼ 1 る◆cbcVBykPBI 21/12/02 22:17:35 ID:QxsEDAWE [1/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カルムの意識が覚醒する。周囲には見慣れた景色、そこはカロスが誇る巨大都市であるミアレシティ。そこのメディオプラザにカルムは立っていた。しかし、彼は違和感を覚えていた。

カルム(なんだ、ミアレシティがいつもより広く感じる。あんな建物あったか?人も前より増えている気がする)

そこでカルムははたと気づく。自分はミアレシティにいたのか?
キナンシティのバトルハウスにいたはずだ。移動した記憶などない。
では自分はなぜここにいるのか、カルムは嫌な予感と共に手持ちんぼポケモンを確認する。
モンスターボールの中いたのは
ブリガロン、ギルガルド、ニンフィア、ホルード、エレザード、リザードン。
確かに自分が旅したポケモンたちだ。パソコンも確認すると、今まで仲間になったポケモンたちが欠けることなくそこにいた。
ポケモンたちがいたことで安堵の息を漏らすが、リザードンを出し空を飛ぶ。

リザードンの背から見下ろすとそこには見覚えのない広大な大地が広がっていた。

カルム(なんだよこれ、カロスはいったいどうしたんだ。まさかフレア団の仕業?)

違和感とざわめきを覚えながらカルムは地上に降り立つ。そこはヒヨクシティ近くの13番道路(のはず)。カルムは知っているその場所よりもさらに広大な道路だ。

カルム(違和感は気のせいじゃない? なにが起こっているんだ?)

カルムが思考しようとしたその時、

???「あれ、カルム?」

声をかけられ振り返ると、そこには見覚えのある少女――

カルム「……セレナ?」

セレナ「やっぱりカルムだ!」

彼女はセレナ、アサメタウンに越してきた自分と仲良くしてくれた少女だ。しかし、カルムの知っている見た目ではなく、ポニーテールは降ろされ、お洒落な帽子を被っていた。

???「おーいセレナ!」
 ▼ 2 る◆cbcVBykPBI 21/12/02 22:17:49 ID:QxsEDAWE [2/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
彼女の後ろから聞いたことない声、その少年はセレナの後ろから走ってきた。さらにその後ろから走ってくるのは。

シトロン「待ってくださーい!」

ユリーカ「待ってよー!」

ミアレシティジムリーダーシトロンとその妹ユリーカだ。

サトシ「セレナ、この人と知り合いなのか?」

セレナ「うん! かれがは従兄弟のカルム、私より少し前に旅に出たの!」

カルム(従兄弟? どういうことだ。俺はセレナのお隣さんで血縁なんて無いはずだ)

カルム「よろしく、カルムだジム巡りをしている」

サトシ「おう、俺はマサラタウンのサトシ、こいつは相棒のピカチュウ」

カルム「カルムだ、よろしく」

セレナ「あれからどう? 旅は上手くいってる?」

カルム「ああ、もちろんだ」

違和感を覚えるセレナにカルムは不安を覚える。

サトシ「なあカルム、バトルしようぜ!」

思わぬ申し出にカルムは、面食らう。

カルム「いきなりだけどどうしたんだ」

サトシ「俺、ポケモンマスターを目指してるんだ。だから、カルムともバトルしてみたいんだ」

カルム「わかった、受けて立つよ」

彼はバトルがものすごく気になることに驚いた。
しっかりした備品の値段がもうご存じであることが目に浮かぶ。
 ▼ 3 る◆cbcVBykPBI 21/12/02 22:18:59 ID:QxsEDAWE [3/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
彼女の後ろから聞いたことない声、その少年はセレナの後ろから走ってきた。さらにその後ろから走ってくるのは。

シトロン「待ってくださーい!」

ユリーカ「待ってよー!」

ミアレシティジムリーダーシトロンとその妹ユリーカだ。

サトシ「セレナ、この人と知り合いなのか?」

セレナ「うん! かれがは従兄弟のカルム、私より少し前に旅に出たの!」

カルム(従兄弟? どういうことだ。俺はセレナのお隣さんで血縁なんて無いはずだ)

カルム「よろしく、カルムだジム巡りをしている」

サトシ「おう、俺はマサラタウンのサトシ、こいつは相棒のピカチュウ」

カルム「カルムだ、よろしく」

セレナ「あれからどう? 旅は上手くいってる?」

カルム「ああ、もちろんだ」

違和感を覚えるセレナにカルムは不安を覚える。

サトシ「なあカルム、バトルしようぜ!」

思わぬ申し出にカルムは、面食らう。

カルム「いきなりだけどどうしたんだ」

サトシ「俺、ポケモンマスターを目指してるんだ。だから、カルムともバトルしてみたいんだ」

カルム「わかった、受けて立つよ」

彼はバトルがものすごく気になることに驚いた。
このサトシという少年が只者では無いと感じたからだ。
 ▼ 4 る◆cbcVBykPBI 21/12/02 22:19:28 ID:QxsEDAWE [4/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
すいません、連投しました。
 ▼ 5 る◆cbcVBykPBI 21/12/02 22:31:16 ID:QxsEDAWE [5/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シトロン「まさかセレナの従兄弟さんに出会えるなんて驚きました」

ユリーカ「言われてみればセレナに似てるかも」

セレナ「私のお母さんとおば様――カルムのお母さんが双子なの。家も近くですっごく仲良しで、私もカルムもよく遊んでたんだ」

カルム「っ――!?」

その時、カルムは頭に強烈な頭痛を感じた。
そこには幼いセレナと遊んだ記憶があった。あるでなにかのつじつま合わせのような感覚だが、生々しいリアルな感触が全身に走る。

カルム「そ、そうだ、な……」

動揺を覚えながらもカルムはセレナに合わせる。

セレナ「大丈夫? なんだか苦しそうだけど?」

サトシ「調子が悪いならバトルはやめたほうがいいか?」

カルム「いや、問題ない。心配かけてごめん。サトシ、バトルだったな。さっそく始めよう」

サトシ「わかった、それじゃあ始めようぜ」
 ▼ 6 る◆cbcVBykPBI 21/12/02 22:31:48 ID:QxsEDAWE [6/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
何番煎じか、ゲーム主人公がアニポケ世界に行く話です。
作者の趣味全開の、主人公最強ハーレム作品になってます。
今日はここまでです。
 ▼ 7 る◆cbcVBykPBI 21/12/10 00:09:16 ID:7vx.YjGs [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シトロン「審判は僕が務めます。使用ポケモンは3体、すべてが戦闘不能になった方が負けです」

サトシ「よおし、行くぜカルム!」

カルム「ああ、来いサトシ」

サトシ「ゲコガシラ、君に決めた!」

カルム「行けホルード!」

ゲコガシラ「ゲロォ!」

ホルード「ホルッ!」

カルム(ゲコガシラか懐かしい、サナが選んでたな。しかし、水タイプはホルードと相性が悪い、さてどうするか)

カルムはポケモン図鑑を構える。

カルム(なっ、ポケモンのレベルと体力が表示されない? どうなってる、世界が変わった影響か? これは自分の目でポケモンの状態を判断しないといけないようだな)

サトシ「よしゲコガシラ、先手必勝『みずのはどう』!」

ゲコガシラ「ケロッ」

ゲコガシラが両手で水の塊を発射する。

カルム「『グロウパンチ』!」

ホルード「ホル!」

ホルードの大きな耳が『みずのはどう』破壊し、ゲコガシラへと迫る。

サトシ「かわせ!」

ゲコガシラ「ゲロッ!」

ゲコガシラが俊敏な動きで回避していく。
 ▼ 8 リバード@ふるびたかいず 21/12/10 00:10:34 ID:7vx.YjGs [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カルム「流石に速いな、ホルード!」

ホルードはスピードは遅い、だが食らいつきゲコガシラを捕らえる。殴り飛ばされたゲコガシラは地面を滑る。

サトシ「ゲコガシラ!?」

カルム「よし、『ワイルドボルト』!」

ホルードに電撃が走るとそのまま全速力でゲコガシラに突進していく。

ホルード「ホルホル!」

ゲコガシラ「ゲロォ!」

弱点である電気技にゲコガシラは大ダメージを受けて吹き飛ぶ。

カルム「よしここで決める『じし――』」

すると、カルムの声が止まる。
 ▼ 9 ットロトム@チルタリスナイト 21/12/10 00:11:29 ID:7vx.YjGs [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カルム「――っ、――っ(な、なんだ!? こ、声が、出ない?)」

セレナ「な、なに?」

シトロン「どうしたのでしょうか?」

ユリーカ「カルムどうしたの?」

カルム「ぐっ、『ワイルドボルト』!」

再びホルードが電撃を纏うと倒れるゲコガシラに突進する。

サトシ「かわせゲコガシラ!」

ゲコガシラは高く跳躍して回避する。

サトシ「『つばめがえし』!」

ゲコガシラが光る刀を生み出しホルードに突撃する。

カルム「届く前に止める、『じし――』――っ!?」

カルム(まただ、なんで声、出ないんだ!?」

カルムが戸惑う間にゲコガシラの刀がホルードを切り裂く。
 ▼ 10 キカブリ@ダイミツ 21/12/10 00:30:33 ID:7vx.YjGs [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
だがホルードは耐久の高いポケモン、そう簡単に倒れることは無い。
ダメージを受けながらも何事もなかったかのようにゲコガシラに向かって笑う。

カルム「……『じし――』(くっ、またか!?)」

サトシ「よし、『つばめがえし』!」

カルム「ホルード『でんこうせっか』!」

ゲコガシラが動くよりも先にホルードが高速で突撃し、ゲッコウガを吹き飛ばす。

パワー型のホルードに連撃にゲコガシラへのダメージは甚大のようだ。

カルム「(ここで決める)『ワイルドボルト』!」

ホルードが電撃を纏いゲコガシラに突撃する。衝突よ同時にゲコガシラに電撃が打ち込まれ、大ダメージとなる。
黒こげとなったゲコガシラが地面に倒れ伏し、目を回す。

シトロン「ゲコガシラ戦闘不能、ホルードの勝ち!」
 ▼ 11 る◆cbcVBykPBI 21/12/10 22:55:29 ID:7vx.YjGs [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カルム「よし、いいぞホルード」

ホルード「ホルホル!」

褒められたホルードは嬉しそうに耳を元気に動かした。

サトシ「ゲコガシラご苦労様、ゆっくり休んでくれ」

サトシはゲコガシラをモンスターボールに戻すと彼を労う。

サトシ「強いなカルム、けど俺たちもこっからだ!」

カルム「ああ、俺も負けない。戻れホルード」

カルムはホルードをボールに戻す。このまま連戦でも良かったが、ホルードに思わぬダメージが入っているかもしれないという懸念と、他のポケモンのコンディションを見ておきたいという気持ちから交代を選択した。

カルム「行け、ニンフィア!」

サトシ「いくぜ、ルチャブル、君に決めた!」

ニンフィア「フィア!」

ルチャブル「チャブ!」

ユリーカ「わあニンフィア可愛いー!」

セレナ「カルム、ニンフィアを育てていたのね」

カルム(ルチャブルか、タイプ相性は有利だが、果たしてどうなるのか)

サトシ「行くぜルチャブル『からてチョップ』!」

ルチャブルは飛び上がり手刀をニンフィアに振り下ろす。

ルチャブル「チャブ!」

ニンフィア「フィ!?」

脳天に一撃を受けたニンフィア、格闘技はニンフィアに効果が薄いはずだが、苦悶の表情を浮かべて後退する。

カルム(想像よりも効いているのか、タイプ相性だけじゃ決まらない要素でもあるのか?)

カルムは疑問を覚えながらもポケモン図鑑を開く。ニンフィアの技構成を改めて確認するためだ。すると――

カルム(え、なんだこれ?)
 ▼ 12 る◆cbcVBykPBI 21/12/13 00:28:11 ID:7XYUeS8w [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カルム(なんでニンフィア『いあいぎり』なんて覚えているんだ? そもそもニンフィアは特殊型のポケモンのはずだ。ノーマル技で物理技の『いあいぎり』を覚えさせる意味なんて――)

サトシ「『フライングプレス』!」

ルチャブルが飛び上がり、格闘と飛行の両方のタイプがある相性の計算が面倒で使い勝手の悪い専用技、『フライングプレス』を叩き込もうとニンフィアへと迫る。

カルム(思ったよりも動きが速い、特殊攻撃が間に合わない距離だ、仕方ない)

カルム「ニンフィア『いあいぎり』!」

ニンフィア「フィア!」

ニンフィアのリボンが鋭く動き、迫りくるルチャブルを切り裂く。するとルチャブルは大ダメージを受けたかのように吹き飛んだ。

サトシ「ルチャブル!?」

カルム(驚いたな、ここまでの破壊力)

カルムが再び図鑑を開くと、さらに驚く情報を目にした。

カルム(ニンフィアの特性は『フェアリースキン』? まさか、俺のニンフィアはメロメロボディのはず?)
 ▼ 13 る◆cbcVBykPBI 21/12/13 23:49:04 ID:7XYUeS8w [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カルム(理由は不明だが、ニンフィアの特性がフェアリースキンになったことで、ノーマル技の『いあいぎり』がフェアリー技となった。だから格闘タイプのルチャブルに大きなダメージを与えたか)

ニンフィアは威嚇するようにリボンを動かし、その刃をルチャブルへと向けた。
ルチャブルは負けじと立ち上がる。

サトシ「ルチャブル、まだ行けるな! 『フライングプレス』!」

飛び上がり、落下し全身の体当たりを打ちこもうとするルチャブルに対し、カルムは全力で応える。

カルム「『ムーンフォース』!」

ニンフィアが光り輝くと、その光がルチャブルへと放たれる。

フェアリーの大技が直撃したことでルチャブルは空中でダメージと共に意識を失いそうになる。

カルム「『いあいぎり』」

ニンフィアはジャンプし、ニンフィアに鋭いリボンを打ち込む。

吹き飛んだルチャブルはそのまま地面を滑り、動かなくなる。

シトロン「ルチャブル戦闘不能、ニンフィアの勝ち!」
 ▼ 14 る◆cbcVBykPBI 21/12/13 23:50:20 ID:7XYUeS8w [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「戻れルチャブル、ゆっくり休んでくれ」

カルム「戻れニンフィア」

2人はボールにポケモンを戻す。

サトシ「強いなカルム、ジム戦以外でここまで追い込まれたのは久しぶりだぜ」

カルム「追い込まれてるのに楽しそうだな、そういうの結構好きだよ」

サトシ「もちろんだ。強いトレーナーとのバトルほど燃えるものはないぜ」

そうしてカルムはボールを構える。

サトシ「さあいくぜ、ピカチュウ、君に決めた!」

ピカチュウ「ピカチュウ!」

同時にカルムはボールを投げる。

カルム「行け、ブリガロン!」

ブリガロン『ガロオオォオン!』
 ▼ 15 る◆cbcVBykPBI 21/12/16 23:46:59 ID:Ukcw48us NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「ブリガロンは草タイプ、相性は悪いけど、行けるなピカチュウ!」

ピカチュウ「ピッピカチュウ!」

カルム「油断するなよブリガロン」

ブリガロン「ガロッ!」

サトシ「ピカチュウ『でんこうせっか』!」

ピカチュウは四本足で高速で突撃した。

カルム「受け止めろ」

ピカチュウの『でんこうせっか』をブリガロンは両腕をクロスさせて受け止める。

カルム「『ウッドハンマー』!」

ブリガロンは片腕を振り上げるとそれは木のエネルギーとなりピカチュウへと振り下ろされる。

サトシ「かわせ!」

間一髪でピカチュウは後ろに飛んで回避する。

サトシ「『10まんボルト』!」

ピカチュウが電撃を放つ。

カルム「『ストーンエッジ』!」

ブリガロンが片腕を大地に叩きつけると、尖った大岩が次々と出現し、『10まんボルト』を掻き消し、ピカチュウに直撃した。
 ▼ 16 る◆cbcVBykPBI 21/12/20 22:29:41 ID:iS0QiqnQ [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ「ピッカァ!?」

サトシ「ピカチュウ!」

カルム「追撃だ、『ウッドハンマー』!」

ブリガロン「ガロオオォオン!」

大木の様なブリガロンの右腕がピカチュウに直撃し吹き飛ぶ。

サトシ「『エレキボール』!」

ピカチュウ「ピカピカピカッチュピ!」

空中で回転したピカチュウが尻尾の先から丸い電撃を発射、ブリガロンに直撃する。

カルム(効果は今一つのはずなのに、この威力、やっぱり相性だけじゃバトルは左右されないようだな)

カルム「『ストーンエッジ』!」

ブリガロンが地面を殴り、鋭い岩石がピカチュウ目掛けて襲い掛かる。

サトシ「かわせ!」

ピカチュウは飛び上がって回避する。

カルム「(そう避けるしかないよな)『ウッドハンマー』!」

回避した先に襲い掛かるブリガロンは剛腕を振りかぶる。

ピカチュウ「ピカ!?」

サトシ「しまった!」

振り下ろされる腕がピカチュウを地面に叩きつける。
打ち付けられたピカチュウは目を回して動かなくなる。

シトロン「ピカチュウ戦闘不能、ブリガロンの勝ち! 勝者カルム!」
 ▼ 17 る◆cbcVBykPBI 21/12/20 22:31:00 ID:iS0QiqnQ [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「ピカチュウ、大丈夫か!」

ピカチュウ「ピカ……」

サトシ「あとでポケモンセンターに連れていくからな」

ピカチュウを抱き上げるサトシにカルムが近づく。

サトシ「カルム、強いんだな。すっげえ燃えるバトルだった」

カルム「俺の方こそありがとうサトシ」

今自分がいる世界のバトルのことを知れた。カルムはそれがありがたかった。

ユリーカ「カルム強いね」

セレナ「ええ、あんなに強くなってるなんて知らなかった」

シトロン「サトシをここまで追い詰めて勝つなんて思いもしませんでした」

サトシ「けど、次のバトルは絶対勝つぜ!」

カルム「ああ、俺ももっと強くなるよ」

カルムはサトシという少年に非常に好感を抱いていた。自分もバトルしていると熱くなるものを感じていた。

カルム「それじゃあ、俺は行くよ。ジム戦がんばってくれ」

サトシ「ああ、またなカルム」

サトシたちの元を去ったカルムは改めて自身の現状を確認した。

カルム(ポケモンたちは全員いる。だがジムバッジがなくなっているそして――)

カルムは自分の左腕にあるメガリングを見る。そこにはキーストーンが収まっていた。

カルム(メガリングはある。そして俺のポケモンたちもメガストーンを所持している……か)
 ▼ 18 る◆cbcVBykPBI 21/12/20 22:50:04 ID:iS0QiqnQ [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
翌日、現状を理解したカルムはポケモンセンターに宿泊し、これからの行動を頭に描いていた。

カルム(ひとまず、元の世界に戻る手段は無い、となるとあちこちを探して見つけるしかないか? だがこの世界は俺がいた世界よりも広大みたいだからかなり苦労すると思うが……)

カルム(ジムを制覇してポケモンリーグを目指すのもいいかもな、この世界おジムリーダーがどれほどの実力なのか知っておきたいし)

カルム(それからあいつら……フレア団は活動しているのか? 俺のいた世界と同じようなら早いうちに止めたほうがいいかもしれない)

考えをある程度まとめ、カルムはポケモンセンターを出発した。森の中を歩き、そこを抜けると遺跡のような場所へと出た。

カルム「やっぱり知らない場所だ。これは冒険のし甲斐があるとプラスに考えたほうがいいのかもな」

???「――それはキーストーンか?」

不意に聞こえた声に振り返るとそこには端正な顔立ちの青年がいた。
その腕にはメガリングが巻かれていた。

カルム(この男、只者じゃない!)

直観的にカルムは感じた。目の前にいる男の力量が相当なものであると。

???「いきなりすまない、俺はアラン。ポケモントレーナーだ」

カルム「こんにちは、俺はカルム、旅のポケモントレーナーです」

アラン「そうか、カルム。その腕のキーストーン、君もメガシンカを操るのか?」

カルム「ええ、その通りです」

アラン「そうか、それならいきなりで申し訳ないが俺とポケモンバトルをしてくれないか?」
 ▼ 20 る◆cbcVBykPBI 21/12/28 23:36:30 ID:JUBAcqxQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
本当にいきなりの申し出にカルムは戸惑うが、この世界のメガシンカの強さを知りたいのも本音だった。

カルム「わかりました。俺で良ければお相手します」

アラン「ありがとう」

互いにモンスターボールを構える。

アラン「お互いに最初からメガシンカで勝負しよう」

カルム「ええ、お願いします」

カルム・アラン「「行けリザードン!!」」

2体のリザードン「「グオオオオオオッ!!」」

アラン「っ! 君もリザードンを使うのか!」

カルム「ええ、まさかあなたもリザードンを出すとは驚きました」

アラン「リザードン対決か、ならば全力で行く! 我が心に応えよキーストーン! メガシンカ!」

カルム「リザードン、メガシンカ!」

キーストーンから放たれた光が、2体のリザードンのメガストーンへと注がれる。そして、その姿を変える。

2体のメガリザードンX「「グオオオオオオオッ!!」」

リザードンたちはその姿を黒龍へと進化させた。

アラン「リザードンは2種類のメガシンカになるが、まさか同じ姿になるとはな」

カルム「妙な縁ですね」

2体のメガリザードンXは同種の相手を鋭く見据え、その炎を強く滾らせた。
 ▼ 21 る◆cbcVBykPBI 22/01/02 23:22:10 ID:C/UUbhMo NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アラン「『ドラゴンクロー』!」

メガリザードンX(アラン)「ガアアアアア!」

アランのリザードンの両腕にドラゴンのエネルギーが集まり、大きな爪となる。そうしてリザードンはカルムのリザードンに飛びかかる。

カルム「『ドラゴンクロー』」

メガリザードンX(カルム)「ゴオオオオオ!」

カルムのリザードンもまた両手の爪にドラゴンのエネルギーを纏い、向かってくる敵の爪と衝突した。

『ドラゴンクロー』同士がぶつかり合い、激しい風が巻き起こる。
2体は同時に振りかぶり、渾身の一撃を打ち込む。
ぶつかった竜の爪は凄まじい音を鳴らし、そのまま2体は後方へと下がる。

アラン「やるな、だがまだまだ行くぞ『はがねのつばさ』!」

リザードンの両翼に鋼のエネルギーが現れ、翼を鋭く変化させる。アランのリザードンは飛翔し、カルムのリザードンに突撃する。

カルム(鋼技はリザードンには効果はいまひとつ、けど、わざわざ受けてやる理由もないよな)

カルム「『りゅうのまい』!」

カルムのリザードンが飛翔すると、そのまま空中で華麗な回転を見せる。それはリザードンの攻撃と素早さを上昇させる。絶大な舞い。
その動きは同時に『はがねのつばさ』を回避することにも繋がった。

アラン「なに!?」

驚愕するアランに構わず、カルムのリザードンは舞う。それが終わるとカルムのリザードンの肉体がさらに強靭になり、その力を誇示するようにカルムのリザードンは空中で咆哮を上げた。
 ▼ 22 る◆cbcVBykPBI 22/01/03 22:58:39 ID:xkAQA2iY [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カルム「『ドラゴンクロー』!」

メガリザードンX(カルム)「グオオオオオオオ!」

カルムのリザードンが雄たけびと共に竜爪を構え突進する。

アラン「リザードン『かえんほうしゃ』!」

メガリザードンX(アラン)「ガアアアアアアア!」

アランのリザードンから莫大の蒼い炎がカルムのリザードンへ放出される。
しかし、カルムのリザードンの爪がその炎を切り裂きその突進は勢いを止めない。
そのままカルムのリザードンの『ドラゴンクロー』がアランのリザードンの横っ面へ打ち込まれる。

アラン「くっ」

カルム「そのまま追撃しろ!」

吹き飛んだアランのリザードンに向かってカルムのリザードンはさらに『ドラゴンクロー』を振りかぶる。
爪がアランのリザードンに当たる次の瞬間、

アラン「『ブラストバーン』!」

メガリザードンX(アラン)「グオオオオオオオ!」

アランのリザードンが右腕を地面に叩きつけると同時に強烈な衝撃波が発生し、カルムのリザードンの攻撃を止める。
すると地面から特大の炎が吹き上がり、それは瞬く間に周囲の大地に広がり、爆炎がカルムのリザードンを飲み込む。
 ▼ 23 る◆cbcVBykPBI 22/01/03 22:59:31 ID:xkAQA2iY [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

カルム「リザードン!?」

リザードンは爆炎に飲み込まれたかと思うと、瞬時に飛び上がり、後ろの思い切り下がる。
地面に降り立つと激しく肩で息をし、そのダメージを物語っていた。

カルム(炎はメガリザードンXには4分の1しか入らないはずなのに、ここまでの威力とはね。だが究極技を使ったからしばらく動けないはず)

カルム「『ドラゴンクロー』!」

カルムのリザードンは爪を構えて突進する。

アラン「受け止めろ!」

アランのリザードンが両手を構えて『ドラゴンクロー』を受け止め防御する。
カルムのリザードンがその拘束を振り払うと飛び上がる。

カルム(防御はその限りではないですってか)

カルムが内心で舌打ちすると、アランが動く。

アラン「『ブラストバーン』!」

メガリザードンX(アラン)「ガアアアアア!」

アランのリザードンが拳を振り上げ、それを地面にたたきつけ、爆炎を発生させる。
強大な破壊力の『ブラストバーン』だが、カルムは冷静に告げる。

カルム「『フレアドライブ』」
 ▼ 24 る◆cbcVBykPBI 22/01/13 23:10:47 ID:udNk1OUw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
メガリザードンX(カルム)「グゥアアアアアアアア!!」

カルムのリザードンの全身が蒼い炎に包まれる。それはアランのリザードンの『ブラストバーン』も吹き飛ばす熱風となる。
翼を強くはためかせたカルムのリザードンはそのまま一直線にアランのリザードンへと突撃した。
アランのリザードンは咄嗟に両腕を前方に伸ばすがお構いなしにカルムのリザードンは猛スピードで全身を叩きつける。
勢いに押されたアランのリザードンはそのまま吹き飛ぶ。

アラン「リザードン!」

アランの焦りの声がすると、アランのリザードンはダメージを負いながらも立ち上がる。

カルム(やっぱり炎は効果が薄いか、それともタイプ相性に関係なくかなりのダメージを与えたと言うべきか……)

アラン「まだ行けるなリザードン、『ドラゴンクロー』!」

メガリザードンX(アラン)「ガアアアアア!」

アランのリザードンは咆哮と共に両腕の爪にエネルギーを纏いカルムのリザードン目掛けて飛翔する。

カルム「(真っ向勝負か)『ドラゴンクロー』!」

メガリザードンX(カルム)「グオオオオオオオ!」

カルムのリザードンも両腕の爪にエネルギーを纏い、迎え撃つ。
ぶつかり合う竜爪で何度も打ち合う。アランのリザードンが大きく振りかぶると、カルムのリザードンは一瞬でその死角に回り込む。
そのまま渾身の『ドラゴンクロー』を叩き込む。
吹き飛んだアランのリザードンはそのまま動かなくなる。
それは戦闘不能を意味していた。

アラン「……俺の負けだ」

カルム「……俺の勝ち、ですね」
 ▼ 25 ラピオン@カセキのリュウ 22/01/15 18:09:43 ID:1.0sqijI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 26 る◆cbcVBykPBI 22/01/23 12:22:19 ID:2edAob.w NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カルム「お疲れリザードン」

カルムがほほ笑むとリザードンは疲弊を見せながらも笑顔で一鳴きした。

アラン「よくやったリザードン」

アランは倒れるリザードンを優しく撫でる、リザードンは申し訳なさそうにアランを見上げると頷く。
2人はそれぞれのリザードンをボールに戻す。

「アラーン!」

カルム「?」

アラン「はぁ……」

「もういきなりいなくならないでよアラン!」

「リマリマ!」

カルム(女の子、とハリマロン……)

アラン「だからお前は勝手についてきてるだけだろ、マノン」


マノン「今のバトル見てたわ、リザードンのメガシンカ同士のすっごいバトルだった! 私マノン、この子はハリさん!」

ハリさん「リマリマ!」

カルム「よろしく、俺はカルム」

現れた少女マノンの元気な挨拶にカルムはほほ笑む。隣にいるハリマロン――ハリさん――に視線を移すと、自分が一番最初にハリマロンを貰った時のことを思い出し懐かしさをが

アラン「バトルありがとう、強いんだな君は」

カルム「こちらこそありがとうございました。それにしてもリザードン同士のバトルになるなんて思わなかったです」

アラン「俺もだ、だがいい経験になった。俺はリザードンと一緒に最強を目指してるんだ。そのために同じリザードンとのバトルも必要なことだと思う」

カルム「お力になれたなら光栄です。俺にとってもリザードンは初めてのメガシンカだから、同じメガシンカとバトルできたのはなんだか感慨深いです」

アラン「……? そうか、もしかして君もリザードンと最強を目指しているのか?」

カルム「うーん、最強というか、どこまでも強くなりたいとは思ってます。ただリザードンとだけでなく、他のポケモンたちとも一緒ですが」
 ▼ 27 る◆cbcVBykPBI 22/01/24 00:00:45 ID:0tScDyxA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アラン「『どこまでも強く』か、なるほど、それは最強よりも険しいのかもな」

カルム「どうでしょうね」

アランとカルムは笑う、それも穏やかなものではなく好戦的な笑みだ。

アラン「次、バトルするときは俺が勝つ」

カルム「負けませんよ」

2人のトレーナーの再戦の誓い、ピリピリとした雰囲気を出していた。
それを見たマノンは焦がれるように目を輝かせていた。

カルム「それじゃあ失礼します。まらどこかでお会いしましょう」

アラン「ああ、また会おう」

そうしてカルムは歩き出し、アランは反対方向へと歩みを進めマノンはそれに付いていく。
しばらくアランが歩いていると、ふと考える。

アラン(カルムが言っていた『リザードンが初めてのメガシンカ』、あの言葉がどうも引っ掛かる。まるで、他にもメガシンカを経験したかのような……まさかな)

反対を歩くカルムは思考していた。

カルム(リザードンのメガシンカは何の問題もなくできたか、ひとまずメガリングは機能していることはわかった。念のため他のメガシンカも試してみよう)
 ▼ 28 る◆cbcVBykPBI 22/01/31 01:25:02 ID:JAe.EvuA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カルムはとある場所でポケモントレーナーと相対していた。相手は自分と同い年か年下と思える少年。
晴れているというのに緑のレインコートを身に纏い、黄色い傘を持ち、赤い眼鏡をかけた少年。
眼鏡の奥の目はカルムを見下しているかのような視線を放つ。

少年「君も物好きだね、この僕にメガシンカのバトルを挑むなんてさ」

カルム「せっかくメガシンカのバトルができるんだ。この機会を逃すなんて勿体ないだろ」

少年「ふん、よっぽど自信があるみたいだけど、いつまで笑っていられるかな?」

お互いにモンスターボールを構える。

少年「フシギバナ来い!」

フシギバナ「バナアアッ!」

カルム「行け、バンギラス!」

バンギラス「バアアアアン!!」

少年のポケモン、フシギバナ。その背から生える花、それを支える太い茎にはメガストーンが巻かれている。
対するカルムのバンギラス、尻尾のメガストーンが巻かれている。

少年「あーあ、岩タイプのバンギラスなんて、僕のフシギバナと相性最悪だよ?」

カルム「そうだな、けど相対してしまったものは仕方ない、このままバトルと行こう」

少年「その余裕そうな顔、いつまでしていられるかな。メガシンカ!」

少年は懐中時計のようなものを取り出し開く。そこにはキーストーンが嵌め込まれ、光を放つ。その光がフシギバナのメガストーンへ注がれる。
対するカルムは手首に巻かれたメガリングに指を添える。

カルム「バンギラス、メガシンカ」

メガリングのキーストーンから眩い光がバンギラスのキーストーンへと放たれる。
2体のポケモンはその姿を変える。

メガバンギラス「バアアアアアアアン!」

メガフシギバナ「バナアアアアアアッ!」


メガシンカしたバンギラスは頭の角、両肩や尻尾のトゲがさらに大きくなり凶暴性が増した。
メガシンカしたフシギバナには背中の花がさらに成長し、頭にも花が咲く。
 ▼ 29 る◆cbcVBykPBI 22/02/07 00:08:29 ID:ZN2QEtbI [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
少年「さあ行けフシギバナ『タネばくだん』!」

メガフシギバナ「バナアアッ!」

フシギバナから大量の種が発射される。それらはバンギラスの直撃すると爆発を起こす。
爆風が晴れると、バンギラスは怯むことなく大きく吠えた。

少年「ちぇ、さすがの耐久力だね」

カルム「バンギラス『れいとうパンチ』!」

バンギラス「バアアアアン!」

バンギラスの右手に冷気が発生すると、駆け出し、フシギバナ目掛けて拳を振り下ろした。
吹き飛ぶフシギバナだが、氷技を受けたにも関わらず平気そうな顔をしていた。

カルム「あついしぼうだったな」

少年「そうだよ、メガシンカしたフシギバナは氷も炎も効かない。『パワーウィップ』!」

フシギバナが2本の蔓をバンギラス目掛けて振り下ろす。

カルム「『れいとうパンチ』」

バンギラスの氷の拳が蔓を殴りつける。2本の蔓と2つの拳の対決となる。
 ▼ 30 る◆cbcVBykPBI 22/02/07 00:08:50 ID:ZN2QEtbI [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
少年「巻きつけ!」

すると蔓がバンギラスの両腕に絡みつく。

少年「『ギガドレイン』!」

フシギバナ「バナアアッ!」

フシギバナの蔓がバンギラスの体力を吸い取っていく。バンギラスは苦し気な表情だ。

カルム「『ストーンエッジ』!」

バンギラス「バアアン!!」

バンギラスは蔓に絡まれながらも右腕を大地に叩きつける。鋭い岩がいくつも発生し、フシギバナの身体を突き上げダメージを与える。

カルム「『ほのおのパンチ』!」

投げ飛ばされたフシギバナ目掛けバンギラスの炎の拳がアッパーカットのように打ち上げられる。
吹き飛んだフシギバナは地面に落下すると動かなくなる。
誰の目にも明らかな戦闘不能だ。

少年「そんな、炎は効かないはずなのに」

カルム「ダメージが減るだけで、まったく効かないわけじゃない。何度も打たれれば効いてくるよ」

少年はショックを受けながらもフシギバナをボールに戻す。

カルム「よくやったバンギラス」

バンギラス「バアアアアアアアン!」

バンギラスは勝利を喜ぶように咆哮を上げた。
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