【SS】ウチのキャプテンは酔ったらキス魔になる

某日 宴会場


セキ「それでは！ 三団の益々の繁栄を祈って！」

デンボク「乾杯やぁ！！」


ﾁｰﾝ


ハマレンゲ「いやはや！ こうしてそれぞれの団が宴会をするなんてな！」

ラベン「これも、それぞれの団を繋いでくれた彼のおかげですね！」

またまたブラ棒か？

ユウガオ「ほらキクイ、シマボシさんのグラスが空いてるよ」

キクイ「こういうの、よくわからんのだがね……シマボシさん、どうぞ」ﾄｸﾄｸﾄｸ

シマボシ「感謝する」ｺﾞｸｺﾞｸ

ワサビ「すっごーい！ シマボシさん、飲むの早っ！」

ツバキ「アニキ、何飲んでるんだい？ 一口くれよう」

セキ「やるか！ 自分で頼め」

カイ「みんな飲んでるけど、美味しいのかなお酒……ね、ヨネ姉」

ヨネ「……ん？ なんだい？」ｺﾞｸｺﾞｸ

カイ「ヨネ姉……？ すごい、もう3杯目……」

デンボク「かぁぁっ！！ 美味い！」

ノボリ「デンボク様、おつぎいたしましょう」ﾄｸﾄｸﾄｸ…

ヒナツ「そーいえば、ガラナさんとススキさんは？」

セキ「用事で来られないってさ……そういや、あいつらもいないな」

ラベン「ショウくんはルクシオのスパークを食らってしまい……キネさんが看てくれています。 テルくんは調査で疲れて眠ってしまったそうです」

カイ「そっか……テルさんとショウさんも来られたらよかったのに、ね、ヨネ姉……ヨネ姉？」

ヨネ「んあ……？」ｶﾗｯ…

カイ「ヨネ姉、もう6杯目……」

こんだけ沢山の人が集まってるのにヨネ姉しか話し相手のいないカイちゃん…

ハマレンゲ「ツバキ殿、マルマインの調子はいかがですかな？」

ツバキ「今日も元気に爆発してたよう」

ユウガオ「ヒナツさん、髪結いのほうは順調？」

ヒナツ「うん！ この前もショウの髪切ったげたんだ」

デンボク「ウチの故郷はなあ……うっうっ……」

セキ「旦那……飲みすぎだぜ……」

カイ「みんな楽しそう……わたし、見ているだけはもう嫌だ……ヨネ姉」

ヨネ「んー……カイ？」

カイ「よ、ヨネ姉……？」

ヨネ「ちょっと、お花摘みに……カイもおいでよ……」ﾌﾗ

カイ「ちょっと、大丈夫？ ヨネ姉、わたしにつかまって」

ヒナツ「ヨネさん……大丈夫かな」

セキ「ん？ ああ、大丈夫だろ」



ヨネ「んー……ありがと」ﾖﾛﾖﾛ

カイ「ヨネ姉、飲みすぎじゃない？ もう10杯はグラス空いてたよ」

ヨネ「いいのー……あたし、好きなのお酒……」

カイ「で、でも！ ふらふらになって、心配だよわたし……」

ヨネ「うるさいなあ……いいでしょ……」

カイ「わ、わたしはヨネ姉のことが心配で」

ヨネ「うるさいお口はねー……こうだよね……」ﾁｭｯ

カイ「？！///」


ﾁｭｯ……ﾁｭﾊﾟ……


ヨネ「んー……んちゅ……はむ……」ﾁｭｯﾁｭｯ♡

カイ「ん、んーっ！！！（お酒のにおいが……ってか、ヨネ姉にキスされて……？！）」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

ヨネ「んっ……あむっ……んちゅ、かわいい……♡」ﾁｭｯﾁｭﾊﾟ…

カイ「ん〜！！/// ぷはっ、よ、ヨネ姉なにしてるの！」

ヨネ「なにって……ちゅーだよ？」ﾝﾁｭｳｳ

カイ「ま、待って待って！！ こういうのはダメだよいくらヨネ姉でも」

ヨネ「にゃ……じゃあいーもん、ワサビにしてくるから……」ﾌﾗﾌﾗ

カイ「（よ、ヨネ姉が行っちゃう……それは嫌……！）」ｶﾞｼｯ

ヨネ「……なぁに？」

カイ「……いいよ、キス、して……///」

続けたまえ

ヨネ「……じゃ、いただきまぁす」ﾌﾞﾁｭ…♡

ﾁｭｯ……ﾁｭﾙﾙﾙ……ﾁｭﾋﾟﾁｭﾊﾟ……

カイ「（な、なんか……変な気持ちに……ヨネ姉とのキス、気持ちいい……）」

ヨネ「あーむ……」ﾆｭﾙｯ…

カイ「？！（し、舌がわたしの口に……！）」

ｼﾞｭﾙﾙﾙ……ﾚﾛｫ……ｽﾞﾛﾛﾛ……

ヨネ「はむっ……ん……ぷはぁ……ごちそうさま……」

カイ「よ、ヨネねえ……♡」ﾄﾛﾝ…

……

セキ「おー、ヨネ、大丈夫か？」

ヨネ「ん……リーダー？ らいじょぶだよ」ﾆｺ

カイ「ヨネ姉……♡」ｽﾘｽﾘ

セキ「……カイ、おめぇなんかヨネにくっつきすぎじゃねえか？」

カイ「そ、そんなことないもん！ ね？ ヨネ姉♡」ｷﾞｭｰｯ

ワサビ「ねーねー、ワサビともおはなししてよヨネさん！ こっちこっち！」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

ヨネ「ん……わかった、いってくるね」ﾌﾗﾌﾗ

カイ「あっ……ヨネ姉いっちゃった……」ｼｭﾝ

ヒナツ「カイちゃん！ あたしと話そうよ、こっちおいで！」

カイ「え、いいの……？」ﾊﾟｱｱ

ヒナツ「あんま話したことないもんねー、仲良くしよ！」

カイ「うんっ！」


ワサビ「ヨネさん、おさけ好きなの？ シマボシさんよりたくさん飲んでるね！」

ヨネ「ん……？ うん、すきらよ……」

ツバキ「にしても飲みすぎじゃないかい？ アニキに迷惑かけないでよ」

ヨネ「らぁ〜いじょぶだもんっ！」

ヒナツ「カイちゃん、笛吹くの上手なんでしょ！ リーダーが言ってたよ」

カイ「そ、そうかな……今度きかせてあげるね！」

キクイ「カイさん、お友達ができて嬉しそうだね、よかったよかった」

ユウガオ「ほんとね……前までガラナにべったりだったのに、成長したよ」

ワサビ「ヨネさん、大丈夫？ きもちわるい？」

ヨネ「う〜……ちょっと厠に……」ﾌﾗﾌﾗ

ワサビ「あ、あたしもついてくよ！」

ワサビ「ヨネさん、大丈夫？ 気持ち悪い？ どっち……？」

ヨネ「大丈夫らよ……それより」ｶﾞｼｯ

ワサビ「ふぇ……？」

ヨネ「ちゅー……しよっか……」ﾝﾁｭｳｳ…

ワサビ「な、なんで？ どうして？ んむうっ？！」

ﾌﾞﾁｭｯ……ﾁｭｳｳｳｳｯ……ﾁｭﾋﾟ……♡

ワサビ「（な、なにこれ……お口の中お酒のにおいでくらくらする……！）」

ヨネ「ぷはぁ……っ……かわいいね……んちゅ」ﾚﾛｫ…

ﾁｭｯﾁｭｯﾁｭｯ♡ ﾁｭﾙﾙﾙ……ｼﾞｭﾙﾙﾙｯ……

ワサビ「（あ、あたしの舌……くるし……でも、なんだか……）」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

ヨネ「……んっ、ちゅうううう……ぷはぁ……おいしかったぁ……」



……


ヒナツ「おかえりヨネさん……大丈夫？」

ヨネ「だいじょーぶだよ……ね？ ワサビ」

ワサビ「うん……///」ｽﾘｽﾘ

ヒナツ「なんか、ワサビもヨネさんにベッタリじゃない？」

ワサビ「うふふー……そうかなあ……///」

カイ「（！！ ワサビちゃん……もしかして……！）」

セキ「ヨネ、ほどほどにしとけよ……」

ヒナツ「え？ リーダー、まさか……」

セキ「ああ、多分な……」

ヨネ「……つぎは、だれにしよーかな……」ｼﾞｭﾙﾘ

ブラボー…

カイ「（どうしよ、ヨネ姉……他の人とどんどん仲良くなっちゃう……）」ﾓﾝﾓﾝ

ヒナツ「カイちゃん……ヨネさんのこと気になるの？」

カイ「そ、そんなことないよ！！///」

セキ「カイ……ほどほどにしとけよ、あれは麻薬だからな……」

カイ「？！ ま、まさかセキも……したの……？」

セキ「バカ、んなわけねぇだろ！ ヨネは女としか接吻しねーんだよ」

カイ「そ、そっか……（でも、他の人としてるの考えたらなんかモヤモヤする……）」

ヨネ「んしょ……ちょっと外すね……」ﾖﾛﾖﾛ

カイ「わ、わたし行くよ！ 心配だし」

ワサビ「えー、あたしがいく……///」

ヨネ「ヒナツ……一緒においでよ」

ヒナツ「へっ？！ う、うん……わかった……」

カイ「え？ わ、わたしと……」

ワサビ「あたしは……？」

ヨネ「つぎは……ヒナツがいいの……いいよね」

ヒナツ「……はあ、しょうがないなあ……あの子たちを守るためにも仕方ないかあ」

カイ「そ、そんなあ……」ｼｭﾝ

ワサビ「ちゅーしたかった……」ｼｭﾝ

……


ヨネ「んふふ……まもるの？ だれを？」

ヒナツ「う、嘘です……ごめんなさい……本当はあたしがヨネさんとちゅーしたかったんです……///」

ヨネ「しょーじきでかわいいねえ……んちゅ……」ﾌﾞﾁｭｳｩ…♡

ヒナツ「ひゃう！？/// んっ……よねひゃん……しゅき……♡」ﾁｭｯﾁｭﾊﾟ

ヨネ「んっちゅ……はむっ……んっ……」

ﾌﾞﾁｭ……ﾁｭｯﾁｭｯﾁｭｯ……ｼﾞｭﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛｯ♡

ヒナツ「（はぁん……ヨネさんとのキス、気持ちいいよぉ……♡ 好き好き大好きっ……♡）」

ヨネ「んふふ……んっ」ﾁｭﾎﾟﾝｯ…

ヒナツ「え……ヨネさん、やめちゃうの……？」

ヨネ「まだほしいのかい……？」

ヒナツ「ほしい、ヨネさんの唇ほしいの……お願い……」ｳﾙｳﾙ

ヨネ「ほんとに可愛い子だね……ほら、んっ……」ﾁｭｯ…


……


ヒナツ「たらいま……♡」ﾌﾆｬﾌﾆｬ

セキ「バカ……オメーが一番ズブズブじゃねえか」

ツバキ「アニキ、なんの話してるんだい？」

セキ「お前には一生縁のない話だよ」

………


デンボク「いやはや、楽しかったですな……しかしそろそろお開きにしないと」

シマボシ「では、最後の乾杯を……博士」

ラベン「ええ？！ 僕ですか……で、ではっ！ 皆様の健康と繁栄を願って……乾杯！」



ヨネ「ふう、帰るかね……」ﾌﾗﾌﾗ

セキ「おいヨネ、帰れるか？」

カイ「わ、わたしが送ってく！！」

ワサビ「あたしのほうが安全だよ！ 見えるし！」

ヨネ「ごめんね、気持ちは嬉しいけど……あたし、寄るところがあるから」

カイ「そっか……」ｼｭﾝ

ワサビ「また、またしてね！ ちゅーしてね？」

ヨネ「はいはい……わかったよ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ヒナツ「さあさあ、帰るよみんな！（もっとしたかったなあ……）」



ショウ「（はあ……みんな楽しんだのでしょうか。 あたしも行きたかったな……）」

ヨネ「……よっ、お見舞いにきたよ」

ショウ「よ、ヨネさん？！ どうしてここに」

ツバキかわいそう

ヨネ「んー？ それはね……もらいに、唇……」ﾝﾁｭｳｳ

ショウ「？！ ん、んーっ！！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

ヨネ「んはぁ……そんなに暴れるんじゃあないよ……」

ショウ「な、なんですか！！ キネさん！！ 助けて」

ヨネ「キネ？ ああ……あいつなら、あそこに……」



キネ「ヨネひゃん……しゅきれす……♡」ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝ

ショウ「そ、そんな……」

ヨネ「さあ……あんたの唇、いただくよ……」

ショウ「？！（ど、どうして……ヨネさん、お酒くさいです……もしかして酔ってる……？）」

ﾌﾞﾁｭｯ……ﾁｭ……ﾁｭﾙﾙﾙ……ﾊﾑﾊﾑｯ……♡

ヨネ「かわいがりがいがあるよ、あんた……」ﾁｭｳｳｳｳｯ

ショウ「（やだ……こわいよ……でも、なんか……変な気持ちに……どうしてしまったのあたし……）」


ヨネ「んっんっ……ちゅっ……ぷはぁ。 あんた……ちゅーははじめてかい？」

ショウ「し、知りませんっ……どうしてこんなこと」

ヨネ「あたしはねー……かわいいこにちゅーしたくなるのさ……」ﾁｭｯ

ショウ「んっ！ んーっ！！（痺れさえなければ……ううっ……）」

ヨネ「んっ……ちゅ……舌はまだ刺激がつよいよねぇ……きょうはやめとくよ……」ﾁｭﾎﾟﾝｯ…

ショウ「はぁ、はぁ、はぁ……」

ヨネ「ごめんね……ゆっくりおやすみよ、ショウ……」ﾁｭｯ


ショウ「（うう、こんなのダメです……破廉恥です……なのに、どうしてこんなにドキドキしてるんでしょう……）」



……


テル「（こんな時間に目が覚めてしまった……もう、宴会終わった頃かなあ、行きたかったな）」

ﾄﾝﾄﾝ…

テル「ん？ 誰だろ……はい」ｶﾞﾗｶﾞﾗ

ヨネ「……あ、いた……おじゃまするよ……」

テル「よ、ヨネさん？！ どうしてここに（お、お酒くさい）」

ヨネ「んー？ どうしてって……こうするためだよ……」ﾁｭｯ…

テル「んっ？！（な、なんでヨネさんが俺にキスを……？）」

ヨネ「はむ……んっ、ちゅ……あっ……」ﾁｭｳｳｯ…

テル「（ど、どういう状況なんだ……口の中にお酒のにおいが……思考が回らない……）」

ヨネ「……んっ、はぁ……ねえ、舌だしてよ……」ｼﾞｭﾙｯ…

テル「え？！ ちょ、落ち着いてヨネさ」

ヨネ「もー……据え膳食わずは……んちゅ……」ﾚﾛｯ…

ｼﾞｭﾙｯ……ｼﾞｭﾙﾙﾙｯ……ｼﾞｭﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛ!!♡

テル「んーっ！！（なんだコレ、俺の舌吸われて……ダメだ、気持ちいいっ……！）」

ヨネ「んちゅ……はぁ……すき……んっ！♡」ｷﾞｭｳｳｳｯ


ﾌﾞﾁｭｳｳｳｳｯ!! ﾁﾞｭｯ♡ ﾁﾞｭｳｳｳｳｯ♡ ｼﾞｭﾙﾙﾙｯ!!


ヨネ「……ん、はあ……おいしかったあ……ごちそうさま、テル……」

テル「よ、ヨネ、さん……///」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

次の日……


テル「あの、セキさん……」

セキ「おーテル、疲れは取れたか？」

テル「……一つ聞きたいんですけど、ヨネさんって酔っ払ったらキスとかします……？」

セキ「ああ……あいつ、キス魔なんだよ……でも女の子にしかしねーんだ。 カイにでも聞いたのか？」

テル「え……？ あ、いや……なんでもないですっ」ﾀｯ


テル「（女の子にしかしない……？ でも昨日……あれは夢？）」

ヨネ「……ちょっと待ちなよ」

テル「よ、ヨネさんっ！///」

ヨネ「……あたし、まだちょっと酔ってるみたいなんだ……」

テル「そ、それって……」

ヨネ「……またおくれよ、あんたの唇」


おわり

乙

乙です！

乙

最後だけ男だからてっきりスーパーブラボーかと…

>>36
やめるんDA！！