【SS】少年とナマコブシと夏

とある海＿＿＿



(・大・)「ぶっし…」

(・大・)「なまま……」

(・大・)「ナカミィ…」


この海では、沢山のナマコブシがもちもちと暮らしていました。


(・大・)「ぶっし、ぶっしし？」👋

(・大・)「ぶっし、なまま」✌


ナマコブシ達は仲間と遊んだり、コミュニケーションをとったりして楽しそうです。

……おや？そこに別のポケモンがやって来たようです。


？？？？？「グルルルル……」

少年「ユキハミ、あの岩に向かってこなゆき！」

〈(• ⊃⊂ •)〉「はみ！」ｺｸｯ

〈(• ⊃⊂ •)〉「はみ〜〜〜」ﾋﾟｭｫｫｫ…

少年「よし、今日もいい感じ！」

少年「どう？ナマコブ……ん？」

（・大・）「ぶし！ぶっし！」ﾋﾟｮﾝｯﾋﾟｮﾝｯ

少年「もしかして…ナマコブシも特訓したいの？」

（・大・）「ぶっし」ｺｸﾘ

少年（ナマコブシもバトルへの関心があるのかな…？）

少年「じゃあ…ユキハミみたいにあの岩に向かって何か技出せる？」

（・大・）「ぶし！」

（・大・）「ぶしぃぃぃ！」ﾄﾞｸﾄﾞｸ

少年「お、その技は…！もしかしてどくどく？」

（・大・）「ぶっし！」✌

少年「すごいじゃんナマコブシ！」

〈(• ⊃⊂ •)〉「はみみ…！」

〈(` ⊃⊂ ´)〉「はみ〜！」ﾋﾞｭｫｫｫｫｫ

少年「おぉ！ユキハミもナマコブシに負けてられないね！」

少年「…ってもしかしてユキハミ、その技は……」

〈(` ⊃⊂ ´)〉「み〜〜〜！」ﾋﾞｭｫｫｫｫｫ

少年「こなゆき…じゃない！こごえるかぜだ！」

〈(• ⊃⊂ •)〉「み？」ｷｮﾄﾝ

少年「すごいぞユキハミ！新しい技を覚えたんだ！」

〈(^ ⊃⊂ ^)〉「はみ〜」ﾃﾚｯ

（・大・）「ぶっし！」👍

少年「ナマコブシもユキハミの事を祝ってくれてるみたい」

〈(^ ⊃⊂ ^)〉「はみみ」

（・大・）「ぶっし〜」

少年「…よし、決めた！　これからはナマコブシもユキハミと一緒にポケモンバトルを極めようよ！」

〈(• ⊃⊂ •)〉「はみはみ！」

（・大・）「ぶっし」

少年「今日は大きな一歩を踏み出せた気がする…！帰ったら早速絵日記にこのことを書こう！」

少年「でも今日はまだまだ！　頑張って特訓するぞー！！」

〈(• ⊃⊂ •)〉「はみ〜！」

（・大・）「ぶし〜！」



〜

こうしてひょんなことから地上の世界へと迷い込んだナマコブシ。

そのナマコブシは一人の少年、そしてユキハミと出会い、かけがえのない思い出の夏を過ごしていきました。


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


『ギュギュ　グウウグウ！(おいおい　わかるわけないだろう！)』

少年「テレビでよくポケモンのことを勉強しておかないと……」

〈(• ⊃⊂ •)〉「はみ！」

（・大・）「ぶっし」

少年「……よし！次はヘキサゴンでも見よっか！」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


〈(• ⊃⊂ •)〉「…」ｶﾞﾂｶﾞﾂ

（・大・）「…」ｶﾞﾂｶﾞﾂ

少年「だからそんなに急いで食べなくても……」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


少年「今日も強くなる為の特訓に行くぞ〜！」

〈(• ⊃⊂ •)〉「はみー！」ﾋﾞｭｫｫｫ

（・大・）「ぶっし〜！」ﾄﾞｸﾄﾞｸ

少年「わわっ、家の中では技出さなくていいから！」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


ﾋｭﾙﾙﾙﾙﾙ……ﾎﾞﾝｯ　ﾎﾞﾝｯ


少年「花火は綺麗だね……」

〈(• ⊃⊂ •)〉「はみ…✨」

（・大・）「ぶっし…✨」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿




そして…夏も終盤、ある日の夜＿＿＿＿

少年「ふぁ〜あ、今日も疲れたね」

〈(• ⊃⊂ •)〉「はみはみ」

（・大・）「ぶっし」

少年「もう明日で8月も終わりか〜」

少年「夏が終わるのはちょっと寂しい……けど絵日記も大体完成したし、またポケモンスクールの新学期が始まっても大丈夫そうかな」

少年「さて、そろそろ寝る時間だし、電気消すね〜」ﾊﾟﾁｯ

〈(• ⊃⊂ •)〉「は〜み」

（・大・）「ぶし〜」

______________________________________




（・大・）「………」

（・大・）「………ぶ？」


（・大・）「ぶし？ぶっし？」ｷｮﾛｷｮﾛ

（・大・）「ぶっし〜　なまま〜？」ﾓﾁﾓﾁ


「グルムウウウウウ……」


（・大・）「ぶぶ？」


ギャラドス「キシャアアアアアア！！！」ｻﾞｯﾊﾟｰﾝ!!!


（・大・）「ぶ、ぶし！？」

ギャラドス「グオオオオオオオオ！！！！」ｸﾜｯ

（・大・）「ぶっし、ぶっし！」ﾓﾁﾓﾁ

ギャラドス「グルアアアアアアアア！！！！！」ﾊﾞｯ

（・大・）「ぶ、ぶぶぶ……」



（・大・）「ぶっし〜〜〜っっっ！！！」




______________________________________

（・大・）「ぶし！？」ｶﾞﾊﾞｯ

（・大・）「……」ｷｮﾛｷｮﾛ

少年「ぐぅ…ぐぅ……zzz」

〈(- ⊃⊂ -)〉「はみみ……zzz」


（・大・）「ぶ、ぶっし……」ﾎｯ

（・大・）「……」ｽｰｽｰ




〜

翌日


少年「ん〜！」ｸﾞｸﾞｯ

少年「ふぁあ〜…おはよ！　二人とも」

〈(• ⊃⊂ •)〉「はみ！」

（・大・）「……」

少年「…今日が8月最終日かぁ」

少年「絵日記はほぼ完成したようなものだけど……まだ新たな発見があるかもしれない！」

少年「今日も朝ご飯を食べたら特訓しに行くよ！　ユキハミ、ナマコブシ！」

〈(• ⊃⊂ •)〉「はみぃ〜！」

（・大・）「……」

少年「……ナマコブシ、どうかしたの？」

（・大・）「……ぶ？」

（・大・）「ぶしぶし」ﾌﾙﾌﾙ

少年「…そう、なんともないならいいけど……」

支援

〜空き地


〈(• ⊃⊂ •)〉「はみみ〜！」ﾋﾞｭｫｫｫ

少年「いいぞ、ユキハミ！ 今日も気合い入ってるね！！」

（・大・）「……」

少年「さ、この辺で休憩にしよっか！」

〈(• ⊃⊂ •)〉「はみ！」

（・大・）「……」

少年「……？」

少年「…ねぇ、ナマコブシ」

（・大・）「ぶ？」

少年「やっぱり何か悩み事でもあるんじゃないの？ なんか変だよ」

（・大・）「ぶ……」ﾌﾙﾌﾙ

〈(• ⊃⊂ •)〉「はみ…？」

少年「……まぁ、今からおやつでも食べて元気出そうよ！」

〈(• ⊃⊂ •)〉「はみ！」

（・大・）「ぶ…ぶっし！」👍

ｻﾞｯ…

「おっと、こんなところで何やってんだ？」


少年「！　お前は…」

別の少年「はは！ 夏休みの自由課題……とやらは完成したのか？」

ツンベアー「べあ」

少年「……そんなのお前には関係ないだろ」

〈(` ⊃⊂ ´)〉「はみはみ！」

別の少年「いや、別にどうでもいいんだけどよ」

（・大・）「ぶし…？」

別の少年「ん？ソイツは…」

少年「…ナマコブシだよ、この前一緒に暮らすことになった僕とユキハミの新しい仲間だ」

〈(• ⊃⊂ •)〉「はみ！」

別の少年「……ふーん、2匹目の仲間ねぇ」

少年「…それで、わざわざそっちから話しかけてくるって事は何か用があるんでしょ？」

別の少年「まぁな、お前らがどれだけ強くなったかなんてそれ程期待してないが……俺も退屈だしな」

別の少年「それに……目と目があったらポケモンバトル、だろ？」ｻﾞｯ…

ツンベアー「べあぁ！」

少年「望むところだ！」ｸﾞｯ

〈(` ⊃⊂ ´)〉「はみぃ！」

少年「いくぞ！ユキハ…」

別の少年「おっと待ちな、お前もようやく2匹目を捕まえたみてーだしな……」ﾁｬｯ

別の少年「出てこい！」ﾌﾞﾝｯ

ﾎﾞﾑｯ

ギャラドス「グルアアアアア！！！」

少年「！？　ギャラドス…！」

（・大・）「ぶ、ぶっし！？」ﾋﾞｸｯ

ギャラドス「グルォ？」ｷﾞﾛｯ

（・大・）「……」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

別の少年「今回は2vs2のバトル形式……ダブルバトルでどうだ？」

少年「……受けて立つ！」

少年「いくぞ、ユキハミ、ナマコブシ！！」

〈(` ⊃⊂ ´)〉「み〜！！！」

（・大・）「………ぶ」


（・大・）「ぶ、ぶしぃ！」ｷｯ

別の少年「さぁ、バトル開始だ」

別の少年「……かかってきな！」

ツンベアー「べあぁ！」

ギャラドス「グオォ！」

少年「…それじゃあ遠慮なくこっちから！」

少年「ユキハミ！ こごえるかぜ！！」

〈(` ⊃⊂ ´)〉「はみ〜！」ﾋﾞｭｫｫｫｫｫ

少年「…どうだ！」

ツンベアー「……」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

ギャラドス「グオ…？」

少年「っ、あまり効いてない…！」

〈(• ⊃⊂ •)〉「み…！？」

別の少年「なるほど…新しい技は覚えたみてーだな」

別の少年「だが、その程度でこいつらを倒せると思うなよ！」

別の少年「…ツンベアー！」

ツンベアー「ばう！」ｻﾞｯｻﾞｯ

少年「…来るぞ！ユキハミ、ナマコブシ！」

〈(• ⊃⊂ •)〉「はみ！」

（・大・）「ぶっし…！」

別の少年「まずはユキハミからだ、メガトンパンチ！！」

ツンベアー「べあぁ！」ﾌﾞﾝｯ

少年「ジャンプで避けろ！」

〈(• ⊃⊂ •)〉「はみっ！」ﾋﾟｮｰﾝｯ

ツンベアー「べあ！？」

別の少年「な…！」

少年「いつものようにいくと思ったら大間違いだ！」

少年「ユキハミ、ツンベアーの腕にむしくい！」

〈(• ⊃⊂ •)〉「はみぃ！」ﾊﾞｯ

ﾊﾐｯ

ツンベアー「ばう…！？」

〈(• ⊃⊂ •)〉「み！」ﾊﾐﾊﾐﾊﾐﾊﾐ

ツンベアー「べあっべあっ！」ﾌﾞﾝｯﾌﾞﾝｯ

別の少年「落ち着け、ダメージは大したことないはずだ！」

少年「よ〜し今だ！ナマコブシ、ツンベアーにどくどく！」

（・大・）「ぶ…ぶしぃ！」ﾄﾞｸﾄﾞｸｯ

別の少年「そうはいくか！ギャラドス、アクアテールでツンベアーを援護だ！」

ギャラドス「グアォ！」ﾌﾞﾝｯｯ

ｻﾞﾊﾟｼｬｱ!!!

（・大・）「ぶ！？」ﾋﾞｸｯ

少年「そんな、どくどくが弾き飛ばされた…！？」

別の少年「ツンベアーはアームハンマー！ 腕をユキハミごと地面に叩きつけろ！」

ツンベアー「べあっ！」ﾌﾞﾝｯｯ

少年「…！ユキハミ離れろ！！」


ﾄﾞｶﾞｧｧｧﾝ!!!


〈(• ⊃⊂ •)〉「はみ！」ﾋﾟｮｰﾝｯ

少年「……よかった！ 回避が間に合ったか」

別の少年（…最初に放った意味のないように見えたこごえるかぜ）

別の少年（あれで素早さを下げ、ツンベアーの攻撃を鈍らせる事によって反撃のチャンスに生かしたのか……）

別の少年「……ふん！ 少しは成長したようだな」

少年「へへっ…！」

別の少年「……だが、あれから強くなったのがお前らだけだと思うなよ？」


別の少年「見せてやれギャラドス！真上にハイドロポンプ！」

ギャラドス「グオオオオオ！！！」ｻﾞﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟ

支援

少年「！　何をする気だ…！？」

別の少年「ツンベアー！れいとうビームでハイドロポンプの水を凍らせろ！」

ツンベアー「べあぁ！！」ﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞ


ｶﾁﾝ…ｺﾁﾝ……


少年「ハイドロポンプが…巨大な氷の柱に……！！」

別の少年「どうだ、俺とこいつらで編み出した合体技だ！」

別の少年「……さぁツンベアー、その氷の柱を使ってあいつらを薙ぎ払え！！」

ツンベアー「ばぁう！！」ｶﾞｼｯ

ﾌﾞﾝｯｯｯ

少年「…！ まずい、避けろ二人とも！」


ﾊﾞｺﾞｫｫｫﾝ!!!


〈(> ⊃⊂ <)〉「はみ〜！！！」ﾋｭﾙﾙﾙﾙﾙ

（・大・）「ぶ、ぶっし〜〜〜」ﾋｭﾙﾙﾙﾙﾙ

少年「あっ…ユキハミ！ ナマコブシ！」

別の少年「もう一つ見せてやれ！ ツンベアーはつららばり、ギャラドスはぼうふうだ！」

ツンベアー「べあぁ！」ｽﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ

ギャラドス「グォウ！」ｺﾞｵｫｫｫｫｫ

別の少年「まずは確実に一匹仕留めるぞ！ ユキハミに集中攻撃！！」

少年「あれを食らったら流石にヤバい…！ ユキハミ、まもるで防ぐんだ！！」

（〈(• ⊃⊂ •)〉）「は……みぃ！」ｳﾞｫﾝ

ｺﾞ ｺﾞ ｺﾞ ｺﾞ ｺﾞ…

少年「頑張れ！ 耐え切ってくれユキハミ！」

（〈(` ⊃⊂ ´)〉）「み〜！！！」

別の少年「…さて、いつまで持つかな？」ﾆﾔ

ﾋﾟｼ…

（〈(` ⊃⊂ ´)〉）「は…みぃ〜！！！」ﾋﾟｼﾋﾟｼ…

（〈(• ⊃⊂ •)〉）「み、み……！？」ﾋﾟｼﾋﾟｼﾋﾟｼ


ﾋﾟｼﾋﾟｼ…ﾊﾟﾘｰﾝｯ!!!


〈(;• ⊃⊂ •)〉「は、はみぃ！？」

少年「え… まもるのバリアが壊された…！？」

別の少年「今だ！ 一気に決めてやれ！！」

ギャラドス「グオォウ！！」ｺﾞｵｫｫｫｫｫｫｫ

ツンベアー「べあぁッ！！」ｽﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ

〈(> ⊃⊂ <)〉「みっ…！はみっ…！」ｶﾞｽｯ…ﾄﾞｽｯ…

少年「ユ、ユキハミ！！」

（;・大・）「ぶ、ぶっし！」ｵﾛｵﾛ

別の少年「どうだ…ギャラドスのぼうふうの勢いを利用しツンベアーのつららばりで更なるダメージを与える！ 名付けて“アイストーム”だ！！」

少年「ぐっ…！技名のセンスはともかく、確かに強い…！！」　


ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｵｵｵｫｫｫｫｫｫ……


ツンベアー「べ、べぁ…」ﾊｧﾊｧ

ギャラドス「グォ…」ｾﾞｪｾﾞｪ

別の少年「……息切れか」

〈(´ ⊃⊂ `)〉「は…みっ……」ﾌﾗｯ


ﾋｭﾙﾙﾙﾙﾙ……ﾎﾟﾃｯ


少年「ユキハミ！！」

（・大・）「ぶ、ぶっし…！？」ﾓﾁﾓﾁ

〈(> ⊃⊂ <)〉「み……」

別の少年「だが…これでユキハミはダウンだな」

別の少年「次はナマコブシを……」


別の少年「……ん？」

〈(;• ⊃⊂ •)〉「は…みぃ！！」ﾖﾛｯ

少年「ユ、ユキハミ……！」

（・大・）「ぶし…！」


別の少年「……！？」

別の少年（いくら“まもる”である程度軽減されていたとはいえ……あれを食らって今なお立てるのか…！？）

別の少年「なら…今度こそトドメを刺してやる！」

別の少年「ギャラドス　はかいこうせん！」

ギャラドス「グオォォ…！！！」ｷｭｲｲｲｲｲﾝ……

少年「まずい…！ 大技がくる…！！」

〈(;• ⊃⊂ •)〉「は…はみ……」

（・大・）「………」

_______________________________


ギャラドス「グルォ…？」ｷﾞﾛ

（・大・）「ぶ、ぶっし…ぶっしぶっし！」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ


ギャラドス「グルァ……キシャアアアアア！！！！！」ｽﾞﾋﾞｰﾑ


（・大・）「ぶっし〜！」👊


_______________________________


（・大・）「……ぶ」

（・大・）「ぶし…！」ｷｯ

少年「……ナマコブシ？」

別の少年「……これで終わりにしてやる」

別の少年「はかいこうせん、発射！！」

ギャラドス「キシャアアアアア！！！」ｽﾞﾋﾞｰﾑ

〈(• ⊃⊂ •)〉「はみ…」


ﾓﾁﾓﾁ


（・大・）「ぶっし！」ﾊﾞｯｯｯ


〈(;• ⊃⊂ •)〉「み！？」

少年「え！？」

別の少年「な…！」


ﾄﾞｶﾞｧｧｧﾝ!!!

少年「ナ…ナマコブシが……」

（・大・）「ぶ、ぶし…！！」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

別の少年「はかいこうせんを受け止めているだと…！？」

少年「お前…ユキハミを庇って…！」

（・大・）「ぶ、ぶしぃぃぃ…！！」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

別の少年「それなら……ナマコブシを先に倒すのみ！」

別の少年「ギャラドス、最大火力だ！」

ギャラドス「グルアアアアア！！！！！」ｽﾞﾊﾞﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

少年「頑張れ…！」

（・大・）「ぶ…ぶぶ…！」ｸﾞ…

少年「頑張れ……ナマコブシ！！」

（・大・）「ぶっ…し……！！」ｸﾞｸﾞ…

（・大・）「ぶしいいい…！！！」ｸﾞｸﾞｸﾞ…

ギャラドス「グ…！？」ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

（・大・）「ぶっ……」ｶｯｯｯ

別の少年（！ あの技は……まさか！）

別の少年「避けろギャラドス！！」



（・大・）「しいいいぃぃぃ！！！」ﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞ



ﾊﾞｼｭｯｯｯ……ﾄﾞｶﾞｧｧｧﾝ!!!

ｼｭｩｩｩｩｩ……



ギャラドス「」

別の少年「ギャラドス！」

ツンベアー「べあ…！？」


少年「ギャラドスを倒した…！？」

（・大・）「ぶ…ぶ……」ｾﾞｪｾﾞｪ

少年「す、すごいぞナマコブシ！ あのはかいこうせんを跳ね返しちゃうなんて…！」

〈(^ ⊃⊂ ^)〉「はみ〜！ はみはみ！✨」

（・大・）「ぶ…ぶっしぃ…！」✌

別の少年「……まさかあそこでミラーコートを使ってくるとはな」

少年「ミラーコート？」

別の少年「特殊攻撃を倍の威力にして跳ね返してしまう技だ、それくらい知っておけ」

別の少年「……だが、ミラーコートは使った本人も技のダメージ自体は受けている」

（・大・）「なま……」ｾﾞｪｾﾞｪ

別の少年「その証拠に、今のナマコブシは限界寸前」

別の少年「今度こそ…コイツが確実に仕留める！」

ツンベアー「べあぁ！」ﾊﾞｯ

別の少年「ツンベアー…ナマコブシにれいとうビーム！！」

ツンベアー「べあぁ！」ﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞ

（・大・）「ぶ……」

ﾓﾁﾓﾁ

〈(• ⊃⊂ •)〉「はみ！」ﾊﾞｯ

少年「え、今度はユキハミが…！？」


ﾊﾞｼｭｩｯｯｯ!!!


〈(• ⊃⊂ •)〉「は…はみ！」ｸﾞｸﾞ…

ツンベアー「べあぁぁぁ！！！」ﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞ

少年「流石に無茶だよ！ さっきあれだけのダメージを受けたのに、れいとうビームを受け止めるなんて……」

〈(• ⊃⊂ •)〉「は…み……！」ｸﾞｸﾞ…

〈(• ⊃⊂ •)〉「はみぃ…！！」ｸﾞｸﾞｸﾞ

少年（…！ まさかユキハミも…！）

〈(` ⊃⊂ ´)〉「みぃぃぃ…！！！」ｶｯｯｯ

少年「そうか……分かったよユキハミ！」


少年「…“ミラーコート”！！」


〈(` ⊃⊂ ´)〉「みぃぃぃぃぃ！！！」ﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞｯ

ツンベアー「べ…べあ……！？」ｻﾞ…

ツンベアー「べああああああ！！！！！」



ｶｯ……ﾋﾞｼｭｩｩｩｩｩｯ!!!!!

ｼｭｩｩｩｩｩ……



ツンベアー「……」

ツンベアー「」ｸﾞﾗｯ…


ｽﾞｽﾞｰﾝ……


少年「やった…の？」

〈(• ⊃⊂ •)〉「はみ…？」

（・大・）「ぶし…」

別の少年「……」

別の少年「……戻れツンベアー、ギャラドス」ｼｭﾙﾙﾙﾙﾙ

少年「や、やった…！　遂に…！！」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

少年「勝った〜〜〜！！！」

〈(^ ⊃⊂ ^)〉「はみ〜！！！」

（・大・）「ぶし〜！！！」

別の少年「…ったく、そんなにはしゃいでどうする」

別の少年「ま、今回はお前らの勝ちって事にしておいてやるよ」

別の少年「……だが、これだけは覚えておけ」

少年「？」

別の少年「世界中には俺達より強いトレーナーやポケモンが沢山存在する」

別の少年「“最強のポケモントレーナー”だとかいう夢は果てしなく遠い道のりだ」

少年「な、なんだよ急に……」

別の少年「…とにかく、次は俺達が勝つ！　じゃあな」

ｻﾞｯ…ｻﾞｯ……

少年「……行っちゃった」ﾎﾟｶﾝ

〈(• ⊃⊂ •)〉「はみみ」



＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

ｻﾞｻﾞｰﾝ…



少年「海は綺麗だね…」

〈(• ⊃⊂ •)〉「はみ…✨」

（・大・）「……」

少年「……思えばこの夏、色々な事があったなぁ」

少年「でも、今日やっとアイツに勝てたのが一番の思い出だよ！」

〈(• ⊃⊂ •)〉「はみはみ」ｳﾝｳﾝ

少年「……そういえば、ナマコブシと出会ったのもこの場所だったね」

（・大・）「……」

少年「…あの日、このビーチに来てなかったらナマコブシとは出会えなかった」

少年「これって…運命だと思うんだ」

（・大・）「……」

少年「…これからもよろしくね！ ナマコブシも…ユキハミも！！」

〈(• ⊃⊂ •)〉「はみ！」ｺｸﾘ

（・大・）「……」

少年「ナマコブシ？」

（・大・）「ぶ！？」ﾊｯ

（・大・）「ぶ……ぶし！」👍

少年「ふふ……じゃあ、帰ろっか！」

ﾌﾞｯｼ…ﾌﾞｯｼ……


少年「…ん？　ナマコブシ、何か言った？」

（・大・）「ぶ？なまなま」ﾌﾙﾌﾙ

少年「そっか…じゃあ今のは……」

〈(• ⊃⊂ •)〉「はみ…？」ﾋﾟｸｯ

〈(• ⊃⊂ •)〉「はみみ！ はみはみ！」ｸﾞｲｸﾞｲ

少年「？　どうしたのユキハミ？」

〈(• ⊃⊂ •)〉「はみ！」ﾋﾞｼｯ

少年「…海？」ｸﾙｯ

少年「！ あれは…！？」

(・大・)(別個体A)「ぶっし…」ﾓﾁﾓﾁ

(・大・)(別個体B)「なまま…」ﾓﾁﾓﾁ

(・大・)(別個体C)「ナカミィ…」ﾓﾁﾓﾁ


少年「ナマコブシが沢山…！」

〈(• ⊃⊂ •)〉「はみ…！」

（・大・）「…！！！」

（・大・）「ぶっし！！ぶっし〜！！！」ﾋﾟｮｰﾝｯ

少年「わっ、ナマコブシ！？」


（・大・）「ぶっし、なまぶっし！！」✌

(・大・)(別個体A)「…！ ぶっし！？」

(・大・)(別個体B)「ぶっし、なまま！！」

(・大・)(別個体C)「なかみぃ〜！」


少年「……もしかして、友達なのかな？」

〈(• ⊃⊂ •)〉「はみ…」


（・大・）「ぶっし、ぶっししぶっし〜！」👍

(・大・)(別個体A)「ぶっしし、ぶっし〜！」

(・大・)(別個体B)「なままぶし〜！！」


少年「……なんだか楽しそうだね！」

少年「あのナマコブシ達は…ずっと仲間を探していたのかな……？」

〈(• ⊃⊂ •)〉「はみ…！」


少年「…………」

少年「…ねぇ、ナマコブシ」

（・大・）「ぶ？」

少年「お前は……また海で暮らしていった方がいいんじゃないか？」

〈(;• ⊃⊂ •)〉「はみ！？」

（・大・）「ぶ…」

少年「だって…」

〈(` ⊃⊂ ´)〉「はみ！ はみはみはみ！！」ｸﾞｲｸﾞｲ

少年「！　ユキハミ……」

〈(` ⊃⊂ ´)〉「はみはみみ、はみみはみはみ！！」

少年「……僕だってナマコブシとは別れたくないよ」

少年「でも……」


(・大・)(別個体A)「ぶし〜！」

(・大・)(別個体B)「ぶしぶし〜！！」


少年「…あの仲間達にとって、きっとお前は大切な存在なんだ」


少年「……だから…………」

（・大・）「………」

（・大・）「……………」


（・大・）「……ぶっし」ｺｸｯ


少年「！　ナマコブシ……」

〈(• ⊃⊂ •)〉「はみ…」

少年「…ああ、元気でね！！」


ﾓﾁ…ﾓﾁ……


（・大・）「ぶっし〜！！」👋

(・大・)(・大・)(・大・)(別個体ABC)「「「ぶっし〜！！！」」」👋👋👋


少年「短い間だったけど……楽しかったよ！ 」

少年「さよならとは言わないから……また会おうね〜！！！」

〈(；⊃⊂；)〉「は、はみ〜〜〜！！！」



（・大・）「ぶっし、ぶっし〜〜〜！！！」👋

ﾌﾞｯｼ…ﾌﾞｯｼ…ﾌﾞｯｼ………



少年「……行っちゃったね」

〈(；⊃⊂；)〉「はみ…」ｳﾙｳﾙ

少年「泣くなよユキハミ……ここに来ればきっとまた会えるさ」

〈(• ⊃⊂ •)〉「は……はみっ！」ｸﾞｽｯ


少年「………」

少年（……ありがとう、ナマコブシ）


少年「……さぁ、帰ってテレビでも見よっか！」

〈(• ⊃⊂ •)〉「はみぃ！」ﾓﾁﾓﾁ

こうして……少年、ユキハミ、そしてナマコブシのそれぞれの夏は幕を閉じました。

この夏の出会いがかけがえのない思い出へと繋がっていった…それは言うまでもないでしょう。



【SS】少年とナマコブシと夏　おわり

「ナマコブシとユキハミが可愛い！」という軽い気持ちで書き始めたものです
読んでくださった皆さんありがとうございました

良かった！乙

良かった！