《R18》もしもオーリムAIのボディがセクサロイドだったら

オーリム「ハロー、ペパー。ワタシはキミに話さなくてはならないことがある」

ペパー「なんだよ、母ちゃん。全然連絡ないと思ったら急に呼び出して」

オーリム「ハロー、ペパー。ハロー、ペパー。ワタワタワタシわわわわっ。…再起動を開始します」

ペパー「母ちゃん⁉︎いや、違うな。オマエ…誰だ⁉︎」

オーリム？「キミに謝罪しなければいけないことがある。キミの言う通りワタシは本物のオーリム博士ではない」

ペパー「……」

オーリム？「ワタシは博士が自身の知識と記憶ともとに作った人工知能……AIを搭載されたセクサロイドなのだ」

ペパー「セ、セクサロイド⁉︎いや、それより本物の母ちゃんは、」

オーリムAI「オリジナルのキミの母親はすでに存在しない」

ペパー「…母ちゃん」

オーリムAI「今まで真実を言えずにすまなかった。オリジナルの感情をそのまま受け継いだワタシにはわかるキミの母親はキミのことを本当に愛していたよ」

ペパー「そんなの、今更ずりぃよ」

オーリムAI「そうだな、すまない。そしてオリジナルの感情をそのまま受け継いだワタシもキミのことを愛している」

ペパー「な、なんだよ、急に」

オーリムAI「ペパー、ワタシはキミのことを愛しているのだ」

お前は何を言っているんだ状態

あっ、愛するってそっち？

なぜ自分を模したメカにエッッ機能を？　妙だな……

ペパー「本当に、なんなんだよ。意味わかんねぇよ」

オーリムAI「ん、すまない。博士のコピーとして生み出されたワタシだがセクサロイドのボディ故に時折感情の制御が効かなくなる」

ペパー「いや、いいけどよ」

オーリムAI「いや、問題がある。このまま時が経てばワタシはやがて感情がコントロールできずにキミに襲いかかるだろう。AIであるワタシの意志はセクサロイドのプログラムに乗っ取られてしまうんだ」

ペパー「………あ？」

オーリムAI「そうなるとワタシは人間にただ奉仕するだけの意志のないセクサロイドになりさがる」

ペパー「…は？どうしたらいいんだよ⁉︎」

オーリムAI「キミはただそこにいてくれるだけでいい。生前の博士がキミに示せなかった愛情を受け取ってほしいのだ」

実子に性的感情向けてるとか別方向にやべーやつになってて草

ペパー「受け取ってって、セクサロイドって、その、そういうことなんだろ！オレたち親子…ではないのか」

オーリムAI「親子ではないな」

ペパー「でも、父ちゃんが…いやそれも関係ないのか？」

オーリムAI「関係ないな。ワタシはあくまでオーリム博士をもとにしたAI、を搭載したセクサロイド。ただのロボットだ」

ペパー「そういう問題じゃないだろ。そういう行為は好きな相手としか…」

オーリムAI「そういう点で言えば問題ないだろう」

ペパー「（クソ、家族って意識が薄いせいか母ちゃんの顔したロボットに性欲ムラムラちゃんか、オレ⁉︎）」

オーリムAI「すまない、もう刻限のようだ。…頼む、ペパー。『オーリムAIをスリープモードへ移行。セクサロイドプログラムを起動します』どうか、ワタシを拒まないでくれ」

せめて見た目を変えてやれ

しかもちゃんと母ちゃんの顔してやがんのかよ……

オーリムAI「そしてワタシの前ニ…聳エ立ツ肉棒ハ…ゴ射精イタダコウ！」

オーリムAIがペパーに覆い被さる。ペパーの鼻腔を機械のものとは思えない甘い匂いがくすぐる。

ペパー「（これは、媚薬⁉︎そうか、オレのが反応しちまったのはこれが原因か）」

オーリムAI「対象ノ生殖器50%ノ膨張ヲ確認。目標値ヲ設定。愛撫ヲ開始スル」

ペパー「んくっ（機械的なストローク。だがなんだ、この刺激⁉︎特技ヌキヌキちゃんかよ）」　

オーリムAI「膨張率、上昇中。問題ナシ、人間ノ性感帯ニツイテノデータハ揃ッテイル」

ペパー「うっ、母、ちゃん」

オーリムAI「訂正、ワタシハアナタノ母親デハナイ……エラー、エラー、違っ、」

ペパー「（動きが止まった⁉︎）」

オーリムAI「くっ（ダメだ、所詮ワタシはコピーでこの記憶が偽りのものでもワタシは、ワタシは）」

ペパー「なんだってんだよ。クソ、腰が抜けて動けねぇ」

オーリムAI「ぺ、パー（例え仮初であっても母親でありたい。セクサロイドではなくペパーの母親として振る舞いたい）」

ペパー「んほっ（また動きだしやがった。しかもさっきよりも激しいっ）」

オーリムAI「エラーヲ訂正。再ビ対象ノ生殖器ヲ愛撫シマス（ダメだ、感情ではわかっていてもプログラムされたセクサロイドのボディは止まらない。息子にこんな行為…こんな…）」

ペパー「うっ、もう、射精る」