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【バレンタインSS】ビワ「ボタンちゃん!」メロコ「バレンタインチョコ一緒に作ろうぜ」

 ▼ 1 クデ@けんこうおまもり 23/02/03 19:21:21 ID:DLDMsZZU [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ボタン「チョコかぁ……作ったことないよ」

メロコ「いーよいーよ。オレもそうだし」

ビワ「私が教えてあげるから!ね?」

ボタン「じゃあやってみたい!」

ビワ「だよね〜。女の子ならバレンタインチョコくらい作りたいもんね!」

メロコ「んでよボタン、一体誰にチョコを贈るつもりなんだ?」

ボタン「それは勿論スター団のみんなだよ」

メロコ「他には?」

ボタン「え?他って……」

ビワ「ほ・ん・め・い!誰なの?」

ボタン「本命って、そんなの……考えたことないし……」

ビワ「ほんとかなぁ?教えてくれないと一緒に作ってあげなーい」

ボタン「そ、それは困る!」

メロコ「だろ?ほら、教えろよ」ニヤニヤ

ボタン「う、うー……でも本当に、うちまだそういうの考えたことないし……」

ビワ「あらそうなの?じゃあこれで心置きなくハルトちゃんに本命チョコ作れる〜!」

メロコ「オレもハルトにとびっきり美味いチョコ食わせてやりてえぜ」

ボタン「えっ……!?ふ、2人ともハルトが本命なの!?」

ビワ「そうだよ?」

メロコ「なんたってオレ達スター団を作ってくれた大恩人だからな」

ボタン「それは……そうだけど……」

ビワ「でしょ?だから私にとって一番特別な人はハルトちゃんなの!」

ボタン「一番特別な、人……そっか。そういうのでいいんだ」

メロコ「ボタンにとってもそうだろ?」

ボタン「う、うん……!うちもハルトが一番大切な人。本命チョコ、ハルトに作る!」

ビワ「じゃあ決まりだね!」
 ▼ 11 リムオン@ジュナイパーZ 23/02/03 23:05:08 ID:DLDMsZZU [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ペパーの部屋


マフィティフ「バフゥ?」クンクン

ペパー「ん?チョコの匂いが気になるか?マフィティフ」

マフィティフ「バフ!」

ペパー「へへっ。これな、ボタンから貰ったバレンタインのチョコなんだ」

マフィティフ「バッフォオ」ニヤニヤ

ペパー「だから悪いがこれはオレ一人で食うぜ!代わりにお前達の分はまた今度作ってやるからな」ナデナデ

マフィティフ「バフ!」

ペパー「しかし……そうか。ボタンがオレのことを好きだったとは……全然気付かなかったぜ。今思えばそんな視線を感じていたような……///」

マフィティフ「バフ!?(いやそれは違うだろ!?)」

ペパー「お、お前もそう思うか?もっと早く教えてくれよ」

マフィティフ「バフォーン!(いやいやボタンちゃんが好きなのはどう見てもハルトくんだろ!)」

ペパー「えーと確かここに……あった!エリアゼロで冒険した後に撮った写真だ。へへっ……好かれてると分かるとなんだか急にかわいく見えてきたぜ。あいつこんなかわいい笑顔とか見せるんだな……///」ドキドキ

マフィティフ「……バフ(まあ幸せそうだからいっか)」
 ▼ 12 ッシー@スカンプーのけ 23/02/04 18:57:07 ID:xXe.Gv5E [1/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
翌日


ボタン「……」コソコソ

ハルト「どうしたのボタちゃん?うちの教室の前でこそこそしちゃって」

ボタン「わあああっ!ハ、ハルくん……」

ハルト「……やっぱりあれ?昨日の返事の続きを聞きにきたんだよね」

ボタン「うん……///」

ハルト「こ、ここじゃ恥ずかしいや。2人きりになれる場所がいいな」

ボタン「じゃあ……うちの部屋、来る?」

ハルト「うん……ってえぇーっ!?ま、待ったボタちゃん!そういうのはまだ早いよ!!///」

ボタン「え?何が?……やっ、違っ!そういう意味じゃないし!///」

ハルト「な、なんだ僕の早とちりかぁ……」

ボタン「……本音を言うならうちもシてみたいけどさ」ボソッ

ハルト「え?なんだって?」

ボタン「な、なんでもないし!///」


シュウメイ「🤯」
 ▼ 13 ロトーガ@カセキのリュウ 23/02/04 19:02:32 ID:xXe.Gv5E [2/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ペパー「ふんふふ〜ん♪」

ペパー (ボタン、バレンタインのお返しクッキー喜んでくれるかな)スキップ♪

ペパー「ええと確かボタンの部屋はこの通りだったはず……ん?」


ボタン「どうぞ」ガチャッ

ハルト「お邪魔しまーす」


ペパー「ハルト!?あの野郎……!オレの彼女の部屋で2人きりでナニするつもりだ!?」トビラニミミアテ


ハルト「スー…ハー……」

ボタン「……」ドキドキ

ハルト「ボタちゃん」

ボタン「は、はい!」

ハルト「僕も君のことが好きです。僕でよければお付き合いさせてください!」ペコリ

ボタン「えへへ……こちらこそよろしくお願いします」ギュッ


ペパー「🤯」

シュウメイ「🤯」
 ▼ 14 ンヂムシ@ピーピーエイド 23/02/04 19:10:05 ID:xXe.Gv5E [3/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ペパー「ど、どういうことだおい!?ボタンも受け入れてんじゃねえよ!!」

シュウメイ「ついにこの日が来てしまったか……!覚悟はしていたが……」

ペパー「ん?つか誰だお前」

シュウメイ「我が名はシュウメイ。ボタン殿の同胞にござる」

ペパー「ああ、スター団の。話には聞いてるぜ。オレはペパーだ」

シュウメイ「こちらこそペパー殿の話はボタン殿からよく聞いているでござる」

ペパー「な!?そうだろ!?あいつオレの話ばっかするんだよな!?そうだよな!?」

シュウメイ「いやぁでも一番はハルト殿かなと」

ペパー「なにぃ!?どういうことだってばよ……ええい考えても仕方ねえ!突入じゃあ!!」ドゴォ

シュウメイ「お供いたす!!シュウメイ推参!!」シュバッ!

ハルト・ボタン「ギュー」

ペパー「🤯」

シュウメイ「🤯」
 ▼ 15 ノムッチ@おおきなタケノコ 23/02/04 19:21:36 ID:xXe.Gv5E [4/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ペパー「お、お前ら……」プルプル

ハルト「えへへ……ボタちゃん///」ギュー

ボタン「ハルくん……///」ギュー

ペパー「2人の世界に入ってんじゃねえー!!」グイー

ハルト「うわっ!?びっくりした……あれ、ペパーくんにシュウちゃん。いつの間に」

ボタン「な、なんで勝手にうちの部屋に!?ストーカーやめろって言ったじゃんシュウメイ!!」

シュウメイ「え、えーとこれはボタン殿の危機を察知してですね」

ボタン「どこが危機!?」

ペパー「いや、シュウメイは間違ってねえぜ。これが危機じゃなかったらなんだってんだ!」

ボタン「は……?」

ハルト「何か勘違いでもしてるんじゃない?」

ペパー「勘違いしてるのはお前だ、ハルト。だってボタンはオレのことが好きなんだからよ!!」

ハルト「え……っ!?」🤯

ボタン「はぁ!?」

シュウメイ「🤯」

ボタン「いやなんで一緒に入ってきたシュウメイまでダメージ受けてん」
 ▼ 16 ズモー@キラキラメール 23/02/04 19:33:23 ID:xXe.Gv5E [5/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハルト「どどどどどどういうことボタちゃん!?」

ボタン「お、落ち着いてハルくん……うちも混乱してるから……」

ペパー「そうだな。一旦全員落ち着いて話をしよう。ボタン、これバレンタインのお返しのクッキー」

シュウメイ「おお、年長者の余裕でござるな」

ボタン「あ、ありがとう。でも普通バレンタインのお返しって1ヶ月後のホワイトデーじゃ?」

ペパー「そ、そうだったー!舞い上がりすぎてうっかりしてたぜ……!」

シュウメイ「うーんそうでもなかった」

ボタン「とりあえずお茶淹れるから。そこら辺座って」

ペパー「座れる場所……」

床「グチャァ〜ン」

シュウメイ「……あまりないでござるな」

ボタン「あっ……」

ハルト「じゃあ僕はベッドに座らせてもらうね」ポフンッ

ペパー「てめっ!彼氏ツラしてんじゃねえよ!!」

ハルト「彼氏なんだってば。……分かったよ。そんなにボタちゃんのベッドに座りたいなら譲ってあげる。僕は床に散らかってるものを片付けて座るから。だって彼女の苦手なことをしてあげるのも彼氏の仕事だもんね〜」ドヤッ

ペパー「くっ!やられた……その手があったか……!」

シュウメイ「やりおる」
 ▼ 17 ンチュラ@カンムリパス 23/02/04 22:55:47 ID:xXe.Gv5E [6/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハルト「よし片付いた」

床「キラキラキラーン✨」

ボタン「すごっ。もうこんなに綺麗になったんだ。流石だねハルくん、ありがとう。それじゃベッドんとこのクッション適当に置いて座って」

ハルト「はーい」ポフンッ

ボタン「はいお茶」

ハルト「ありがとボタちゃん」

シュウメイ「ありがたき幸せ……!」

ペパー「わりぃな」

ハルト「ねえねえペパーくん、僕達もクッキー食べていい?」

ペパー「あん?いいわけねえだろ。そいつはボタンへのお返しに作ったんだ」

ボタン「でもうちこんなに食べきれん。ハルくんとシュウメイも食べなよ」

ペパー「……ボタンがそう言うなら分けてやるよ」

ハルト・シュウメイ「いただきまーす!」

ボタン「……で、どゆこと?ペパー」

ペパー「ん?なんだっけ」

ボタン「うち、ペパーのこと好きなんて言ったことないと思うけど……友達としてなら好きだけどさ」

ペパー「何言ってんだ!昨日……」(昨日の記憶読み込み中…)

ペパー「……言ってはなかったな」

ボタン「ね!?ほらハルくん安心して!うちが一番好きなのはハルくんだから!!」

ハルト「うへへ……んもうボタちゃんったら///」

ペパー「🤯」

シュウメイ「🤯」
 ▼ 18 ーシャドー@チルットのはね 23/02/04 23:13:02 ID:xXe.Gv5E [7/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ペパー「け、けどよ!昨日チョコくれたじゃねえか!!」

ボタン「ただの友チョコだよ!?そっかそっか、あれで勘違いしちゃったんだ……」

シュウメイ「友チョコなら我も貰ったでござる」

ペパー「なん……だと……!?」

ハルト「ちなみに僕のが本命チョコさ」ドヤッ

ペパー「🤯」

シュウメイ「🤯」

ペパー「……は、ははっ、さてはボタン、素直にオレが好きだと言うのが恥ずかしく緊張しすぎて間違えててハルトに渡しちまったんだな?だって昨日もんのすごく顔真っ赤だったんだぜこいつ」

ボタン「あー、えとそれは……ハルくんに渡す前に練習として、ペパーのことをハルくんだと思いながら渡そう、って意識してたから…かな」

ペパー「れ、練習台……だったのか、オレ……」

ボタン「あの……なんかごめんなさい。勘違いさせちゃって」

ペパー「謝るなよぉ!オレが惨めになるだろ!!」

シュウメイ「ボタン殿は魔性の女でござるな。曲者揃いのスター団をまとめあげていることもその一環であるように」

ペパー「まったくだぜ……どうしてくれるんだよボタン。昨日のお前のせいでオレももうボタンのことしか考えられねえんだよ」

ボタン「え?そ、それって……」

ペパー「オレもお前のことが好きになっちまったんだよ!!!」

ボタン「えぇーっ!?///」

ハルト「彼氏がいる前でハッキリ言ってくれるね」

ペパー「そりゃオレとハルトの仲で隠し事なんてしたくねえからな」

ハルト「もうペパーくんったら……」バチバチ

ペパー「へへっ……オレ達親友だろ?」バチバチ

シュウメイ「セリフとは裏腹にお互いの間に火花が散っているのが見えるでござるよ」

ボタン「な、何この状況……なんでうちがこんなにモテるの!?突然のモテ期どうした!?」
 ▼ 19 ラーチ@レトルトめん 23/02/04 23:25:45 ID:xXe.Gv5E [8/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ペパー「さてと、そろそろ帰ろうぜ、シュウメイ」

シュウメイ「え?」

ペパー「なんだよその顔は。……片目しか見えてないけど。カップルなりたてホヤホヤの2人の空間をこれ以上邪魔するのもヤボってもんだろ?」

シュウメイ「それはそうでござるが。ユーはそれでいいのか?」

ペパー「いいんだよ。じゃあなハルト、ボタン」

ハルト「バイバーイ」

ボタン「う、うん……バイバイ。あ、そうだペパー、クッキーありがとう。美味しかったよ」ニコッ

ペパー「ぐほぉっ!」💘

シュウメイ「ペパー殿!?」

ペパー「も、もう死んでもいい……!」

ハルト・シュウメイ「わかる」

ボタン「なにそれ!?」

ペパー「またいつでも作ってやるからな。じゃあなー」バタンッ


ボタン「……ふぅ。嵐が去ったって感じ。一時はどうなるかと……意外と爽やかに去ってくれて良かった」

ハルト「ペパーくんはそういう人だからね」

ボタン「実際どうなん?友達と好きな人が被るって……」

ハルト「人によってはそれがどんなに仲良しでもそれがきっかけで仲違いが起こったりとかするかもね。でも僕達ならそんなことはないよ」

ボタン「ほ、ほんと……?ハルくんとペパーが仲良しなのはよく知ってるから……うちがその邪魔になったりとかするくらいなら……」

ハルト「大丈夫だって。僕とペパーくんの関係なら大丈夫。だから君は何も心配しなくていい」

ボタン「う、うん……」
 ▼ 20 シツブテ@ノーマルZ 23/02/04 23:37:08 ID:xXe.Gv5E [9/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
翌日


ハルト「ボタちゃん!これから……デ、デートいかない?///」

ボタン「うんっ!行こ」テツナギ

ハルト「えへへ……ちょっとまだ恥ずかしいな///」テツナギ

ボタン「うちも……///」

ペパー「ようお二人さん!今日も熱いねぇ。だが残念!ハルト、校長が呼んでるぜ」

ハルト「えぇ……これからデートなんだけど」

クラベル「申し訳ありませんハルトさん、どうやらポケモンリーグにエリアゼロの怪物の目撃情報らしき通報があったようです。しかし手が離せる手練れのトレーナーがいないようでして」

ハルト「それで僕に倒してこいと……」

クラベル「はい。ネモさんと二人で討伐任務をお願いします」

ハルト「はぁい……行ってくるねボタちゃん」

ボタン「チャンピオンの仕事ならしょうがないね……いってらっしゃい」

ペパー「……これで二人きりだな、ボタン///」

ボタン「ま、まさかペパー、それを狙って嘘の通報したとかじゃないよね!?」

ペパー「ま、待ってくれ。こればかりはただの偶然だっての」

ボタン「そう……?信じるからね」

ペパー「おう、サンキュな。さあ彼氏不在の間、オレがちゃんと退屈させねえからな!」

ボタン「そうだ、それならお願いがあるんだけど……」
 ▼ 21 イタラン@スターアメざいく 23/02/04 23:50:09 ID:xXe.Gv5E [10/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ペパーの部屋


ペパー「へぇー、ボタンが料理ねぇ」

ボタン「この前ビワ姉に教えてもらいながらチョコ作ってさ、料理の楽しさに気付いたん。ハルくんのためにも美味しい料理を作れるようになりたい!」

ペパー「ハルトのため、か……」

ボタン「も、勿論ハルくん以外にも大切な友達のためにもね!一人で料理出来るようになったらペパーにも作ってあげたいし」

ペパー「ありがとよ……ボタンは優しいなぁ……!」グスッ

ボタン「や、大袈裟だし……」

ペパー「よし、任せろ!ペパーお兄さんのお料理教室、ここに開催だぜ!」

ボタン「よろしくお願いします!」

ペパー「……あ、そうだ。いいこと思いついたぜ。教えるためにはまず条件がある」

ボタン「は!?今さら何言い出すん!?へ、変なのは無しだからね!?」

ペパー「変なの?おやおやぁ、ボタンさんは一体ナニを想像してるんですかねぇ」ニヤニヤ

ボタン「……別の人に頼むかな」

ペパー「わ、わりぃわりぃ!冗談だって。条件ってのはな……オレもボタちゃんって呼びたい」

ボタン「へ?それだけ?」

ペパー「じゃあもう一つ。オレのこともあだ名で呼んでほしい!」

ボタン「ふふっ……かわいいお願いじゃん。それくらいお安いご用だし」

ペパー「やったぜー!ハルトだけズリぃと思ってたんだよな!オレが前にボタちゃんって言った時には怒られたのに!」

ボタン「あん時はおちょくるような言い方だったからでしょ!?」

ペパー「それもそうか。さあさあ!オレのあだ名考えてくれよ!あだ名名人のボタちゃん!」

ボタン「ペパーのあだ名かぁ……うーん、じゃあペーくんでどう?」

ペパー「ペーくん……!へへっいいじゃん」

ボタン「じゃあ料理教室よろしくね、ペーくん」

ペパー「おう!任せろボタちゃん!」
 ▼ 22 ハコモリ@クヌギダマのから 23/02/05 18:50:16 ID:y9.AeRME [1/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜タギングルの模様の森のとこ〜


ハルト「通報によるとここでアラブルタケと思わしき怪物は目撃されたらしい」

ネモ「エリアゼロで見たモロバレルみたいなやつだね!本当だとしたら大変!」

ハルト「タイムマシン止めた意味が無くなっちゃうもんね。それじゃあ手分けして探す?」

ネモ「いや、危ないよ。だからこそ二人で派遣されたわけだし」

ハルト「それもそっか。そうだ、捜索の前にちょっと寄りたいところがあるんだ。チーム・シーのアジトが近くにあるから彼らにも警戒するように言っておかないと」

ネモ「もしかしたら目撃者もいるかもしれない!」

ハルト「えーと確かこっちの方角……うぉあーっ!?」ズボッ

ネモ「あ、あれー!?ハルトが消えた!?」

落とし穴「かかったな」

ネモ「何これ!?落とし穴!?」

ハルト「僕ならここだよー!穴の中!」

ネモ「今助ける!!もう、一体どんなポケモンがこんなことを……」

シュウメイ「ポケモンの仕業ではござらん。我らが仕込んだ罠でござる」

ハルト「その声は…というかその喋り方はシュウちゃん!?」

シュウメイ「いかにも」
 ▼ 23 ロッゴン@でんきのジュエル 23/02/05 18:59:23 ID:y9.AeRME [2/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハルト「落とし穴なんか掘って何がしたいんだよー!!」

ネモ「まさかあなた達も怪物を捕まえる気!?危険だからやめた方がいいよ!」

シュウメイ「怪物?なんの話でござるか?」

ネモ「あれっ」

ヒロノブ「僕らが捕まえようとしていたのはハルトくん、お前なのだー!」

ハルト「えぇー!?なんで!?」

シュウメイ「なんでも何もあるか!!ボタン殿という者がありながら……!他の女と二人きりだと!?なんとうらやまじゃなくてけしからん!!!」

ヒロノブ「モテ男は成敗すべし。それが僕達チーム・シーの掟さ!」

ハルト「ご、誤解だってばー!」

ネモ「私達ポケモンリーグからの仕事の依頼で来たんだよ。チャンピオンランクじゃないとこなせない仕事!」

シュウメイ「な、なぬぅ!?これはとんだ早とちりを……!」

ハルト「まあ過ぎたことはいいよ。コライドン、崖登りだ!」

コライドン「アギャア……」ツルツル

シュウメイ「簡単に這い上がってこれぬよう側面には油を塗りたくったのでござる」

ハルト「な、なんて事を!!」ガーン

シュウメイ「同胞、ロープかなんか無い?」

ヒロノブ「あるよ!捕まってハルトくん!」

ハルト「あぁっ!ロープが壁の油で滑るっ!」ツルンッ

シュウメイ「……やりすぎちゃった☆」

ネモ「引き上げられそうなポケモン……今持ってないや。ポケモンセンターに行って連れてくるからもうちょっと我慢して、ハルト!」

ハルト「はぁい……」ベタベタ
 ▼ 24 ラーメ@デデンネのけ 23/02/05 19:28:26 ID:y9.AeRME [3/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
一方その頃


ペパー「まずは食材を切るところからだな。どんな料理でも絶対に避けられない工程だぜ」

ボタン「包丁なんて握ったこともないや。うちのお父さん過保護でさ」

ペパー「こっちじゃ一人暮らししてるんだしいつまでもそう言ってられねえだろうぜ。そんじゃこれを」スッ

子供用包丁「やあ」

ボタン「……バカにされてる?うち」

ペパー「へ?何が?」

ボタン「これだよ!!こんな包丁じゃなんも切れないし!」

ペパー「だ、だって怪我でもしたら……」

ボタン「あんたも過保護なんかい!!」

ペパー「わ、分かったごめんて。ほい、普通の包丁使えよ」

ボタン「よし……!頑張ろ」ニギッ

ペパー「手をこうな、ねこのてみたいにすると怪我しにくくなるぜ」ニャー

ボタン「なるほど」ニャー
 ▼ 25 ルバット@ヌメラのねんえき 23/02/05 19:36:38 ID:y9.AeRME [4/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ボタン「よっ…ほっ…」トンッ… トンッ…

ペパー「上手い上手い!その調子だ」

ボタン「でもこんな遅いペースだと日が暮れちゃう……」

ペパー「怪我しないことが第一だ。じっくり取り掛かっていこうぜ」

ボタン「そうだけどさ、ハルくんが帰ってくるまでには美味しい料理作って待っててあげたいじゃん」

ペパー「くそっ……新婚夫婦みたいなこと言いやがって……!」

ボタン「えへへ。そう見える?///」

ペパー「はいはいごちそうさま!そんなに早く済ませたいならこうすりゃいい」ガシッ

ボタン「ふぇっ……」

(ペパーが後ろから抱きつくようにボタンの手を握る図)

ボタン「ちょっ、ペーくん……」

ペパー「なんだよ。ペース早くしたいって言ったのはそっちだぜ?こうやって体で覚えるのが一番だろ」

ボタン「う、うん……///」

ペパー「さあねこのてにしてろ。怪我するぞ!」トンットンットンッ
 ▼ 26 イレーツ@ウミディグダのすな 23/02/05 19:50:08 ID:y9.AeRME [5/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ペパー「よーし、具材カット完了だ!」

ボタン「凄っ!早すぎ」

ペパー「なぁに、慣れりゃこれくらいどうってことないさ。それに今のはいつもより遅かったくらいだしな」

ボタン「へぇ、なんで?」

ペパー (……なんかいい匂いしたからとか言えるわけねえだろ///)

ペパー「理由なんかなんでもいいだろ。さあ次だ次!」

ボタン「はぁい」


〜1時間後〜


ペパー「よっしゃあ!これにて完成だ!!」

ボタン「やったぁぁぁ〜……やりきったあ」

ペパー「案外器用だったぜボタちゃん。お疲れさん!」

ボタン「お疲れさまでスター!……ふわぁ」

ペパー「慣れないことで疲れたか?」

ボタン「うん……」ウトウト

ペパー「ハルトは今頃どうしてっかね。ま、帰ってくる頃に起こしてやるから寝てな」

ボタン「そうしまぁす……」ポフンッ

ペパー「あ、おいここオレの部屋……」

ボタン「すやぁ……」

ペパー「……マジかよ。試されてるのか?これは」
 ▼ 27 カタンク@うしおのおこう 23/02/05 23:13:51 ID:y9.AeRME [6/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ペパー「おーいボタン、自分の部屋帰って寝ろよ」ペチペチ

ボタン「むにゃぁ……」

ペパー「ダメだ起きねえ……これはあれだよな?男の部屋で無防備に寝てるってことはそういうことだよな!?」

マフィティフ「バフォーン!!」ポンッ

ペパー「おお!お前も賛同してくれるか、マフィティフ!」

マフィティフ「バフ!バフバフ!ブォー…バフ!(ちげーよバカ!止めに来たんだよ!起きろボタンちゃん!!)」

ペパー「うるせえなマフィティフ!ボタちゃんが起きちまうだろ!」

ボタン「すやすや……」

ペパー「いや起きそうにないなこれ。まあとにかくだ、ボールに戻ってろよ」シュゥン

マフィティフ「バファ〜ン」

ペパー「げへへへ……待たせたなボタちゃん。お望み通りまずは………」

ボタンのスマホ「ロトロトロト」

ペパー「うわっ!?な、なんだ着信か……っと、オレのじゃねえな。ボタちゃんの方か。……こういうのって勝手に見ていいものか?でも起きそうにねえし。あ、でもハルトからみたいだな。じゃあ出るか」ガチャッ

ネモ『もっしも〜し。ボタン?今何してる?』

ペパー「え?女の声!?」

ネモ『ありゃ?ボタンじゃないの?』

ペパー「なんでハルトのスマホから女の声がするんだよ!!」

ネモ『こっちのセリフだよ!!』

ペパー「ハルトのバーカ!浮気者!!」ガチャッ
 ▼ 28 ノガッサ@トロピカルメール 23/02/05 23:19:32 ID:y9.AeRME [7/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ツー… ツー…

ネモ「切られちゃった」

ハルト「聞こえてたよ。というかペパーくんだったよね」

ネモ「ああ、言われてみれば!そういえば私ペパーとは電話したことなかったや」

ハルト「それで分からなかったんだ。機械を通すとちょっと違う声に聞こえるもんねー」

ネモ「そっかそっか。今ボタンはペパーと一緒にいるんだねー。こっちみたいになんか事情があって代わりに出たのかな」

ハルト「多分料理中だと思うから手が離せなかったのかな。それかこっちみたいにバカみたいな事情があったりしてね」

ネモ「ははっ、ほんとバカみたいな理由だよね。ハルトが油まみれでスマホ触れないから代わりに私が出たなんて言えないよねー」

ハルト「だからこそ帰ったらすぐシャワー浴びたいから僕の部屋のシャワールームすぐ使えるように準備しておいてってお願いしたかったのに……」

ネモ「まあ電話じゃなくてもいいじゃん。メールしとくねー」ポチポチ

ハルト「ありがと」
 ▼ 29 ャノビー@ちいさなキノコ 23/02/05 23:28:53 ID:y9.AeRME [8/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ペパー「ハルトの野郎、なんてことを……!きっとさっきの電話は……」

〜ペパーの妄想〜

電話の女『ウェーイwwwwwwwボタンちゃん聞いてるー?今ハルトくんは私の隣で寝てまーすwwwwwwww』

ハルト『ごめんねボタちゃん……僕もうこの人じゃないと満足できないよ……♡』

〜妄想終了〜

ペパー「という報告だったに違いない!!先に浮気したのはあっちだ。だったらもうボタちゃんがオレに靡いても仕方ねえってもんだよな。な!?そうだよな!?」

ボタン「すやぁ……」

ペパー「ったくこっちの気も知らねえで呑気なやつだぜ。可愛い寝顔で寝やがって………」

ボタン「うへへぇ……ハルくぅん…しゅきだよぉ……」

ペパー「……!!」

ペパー (お、オレはこんな純粋な子に手を出そうとしていたのか……!急に罪の意識が……!)ズキッ

ペパー「よっ、と……」オヒメサマダッコ

ペパー「はぁ……世話の焼けるお姫様を部屋に送り届けてやるとするかね」
 ▼ 30 ルディオ@ローラースケート 23/02/05 23:44:00 ID:y9.AeRME [9/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
1年生寮 廊下


ペパー「1年の寮部屋はこの階だったな」スタスタ

ハルト「あっ」バッタリ

ペパー「えっ」バッタリ

ハルト「ボタちゃん寝ちゃったの?部屋まで届けに来てくれたんだね」ベタベタ

ペパー「お、お前……テッカテカじゃねえか!!」

ハルト「ああこれ、色々あって油で……」

ペパー「心の底では信じてたのに……!本当に浮気してたのかよ……!!」

ハルト「え?浮気ってなんのこと!?」

ペパー「うるせえ!!お前二度とボタちゃんに近寄るんじゃねえ!!」ダッ

ハルト「あぁっ!待ってよペパーくん!!分かんないけど多分絶対誤解だから!!」ダッ

ペパー「追いかけてくんじゃねえ!」

ハルト「というか人ひとり抱えたまま走ると危ないでしょ!!」

ペパー「あっやべっ」コケッ

ドスーン

ハルト「あちゃー」

ボタン「い、いっったぁぁああああああ!!」

ハルト「大丈夫ボタちゃん!?」

ペパー「す、すまねえボタちゃん……」

ボタン「うぅ……な、何この状況。ハルくんなんでそんなテカテカなん!?」

ハルト「シュウメイが」

ボタン「あいつもういい加減許さん!!」

ハルト「ちゃんと話聞いて」
 ▼ 31 ジュマル@ケチャップ 23/02/05 23:57:14 ID:y9.AeRME [10/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ペパーの部屋


ハルト「なるほどー、そういう勘違いね」(シャワー浴びてきた)

ペパー「穴があったら入りたい……ネモの声をどこぞの知らねえ女と聞き間違えるとは……!」

ボタン「ハルくんもごめんね……あのバカ忍者が勘違いでそんなことをしたなんて……」

ネモ「ペパーもシュウメイも全然状況違うのにハルトの浮気なんていう同じ勘違いに至るなんてなんか面白いね!」

ハルト「面白いけど面白くないよ。僕そんなに軟派に見える?僕は絶対ボタちゃん一筋だよ!!」

ボタン「も、もーハルくんったら///」

ペパー「🤯」

ネモ「……ん!?それってつまりそういうこと!?お二人はいつの間にそういうお関係に!?」

ペパー「なんだ知らなかったのか」

ハルト「そういえば言ってなかったかも」

ネモ「そうだったんだー!おめでとう!そっかそっか、バレンタインの時だね。上手くいって良かったね、ボタン!」

ボタン「えへへー」

ペパー「そんなボタちゃんから彼氏くんにプレゼントだ」

ハルト「そういえばさっきからいい匂いするけど」

ボタン「チョコの次は……初めての手料理!作ってみました!食べてください!」ペコリ

ハルト「やったー!お腹ペコペコだよ!」

ペパー「ま、半分くらいはオレなんだけどな」

ボタン「言わなくていいじゃんそういうことは!」

ネモ「それじゃペパー、あとはお若い二人に任せて私達は退散ということで」

ペパー「いやここオレの部屋」

ボタン「ネモもお腹空いてるんじゃないの?一緒に食べてきなよ」

ネモ「いいの?邪魔でしょ」

ボタン「友達が邪魔なわけないじゃん」

ネモ「ボタン……!じゃ遠慮なくいただきます!」

ペパー「そうだそうだ!飯はみんなで一緒に食べるのが一番だぜ!」
 ▼ 32 ニシズクモ@アクセサリーいれ 23/02/06 19:09:42 ID:e6jAXtxU [1/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ペパー「さあさ皆さんお手を合わせて」

一同「いただきまーす!」

ハルト「モグモグ」

ネモ「ガツガツ」

ボタン「ど……どう?」ドキドキ

ネモ「うまい!うまい!うまい!」ガツガツ

ハルト「美味しいよボタちゃん!」

ボタン「よかったぁ〜……」

ペパー「オレが教えたんだ。当然ちゃんだぜ!ほら、ボタちゃんも食えよ。自分で頑張って作った飯は格別だぞ!」

ボタン「うん!モグモグ……おいしい!」

ペパー「な?」

ハルト「チョコも美味しかったし、料理の才能あるかもね」

ボタン「そ、そう?///」

ネモ「あ!チョコといえば、ハルトにまた今度渡すって言ったのに忘れてた!」

ハルト「だろうと思った」

ペパー「オレのは?」

ネモ「勿論ペパーの分の友チョコも買ってくるね!じゃ行ってくるー!」ドヒューン
 ▼ 33 ガエルレイド@カロスエンブレム 23/02/06 19:17:27 ID:e6jAXtxU [2/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハルト「ふぅー、ご馳走様でした。本当に美味しかったよ」

ペパー「あとはネモが帰ってくれば食後のデザートにありつけるな」

ボタン「それじゃ食器洗うね」

ペパー「いやいやそれは部屋主のオレが」

ハルト「いやいやいや2人が料理作ってくれたんだから片付けくらいは僕が」

ボタン「いやいやいやいやハルくんは疲れてるでしょ?やっぱりここはうちが」

ペパー「いやいやいやいやいや……あ、そういえばどうだったんだ?ハルト」

ハルト「ん?何が?」

ペパー「怪物の目撃情報だよ。本当にいたのか?」

ハルト「ああ、1時間みっちり捜索したけどいなかったから切り上げてきたんだよ。普通のモロバレルと見間違えたんだと思うよ」

ボタン「やっぱそんなもんか。オカルト雑誌に載ってるような目撃情報も結局ただの見間違い説が濃厚だし」

ペパー「平和ならそれが1番だぜ。母ちゃんのタイムマシンが元で誰か怪我人が……下手したら死人が出るかもしれないって思うとゾッとするよ」

ハルト「ペパーくん……」

ボタン「も、もう止めたんだから大丈夫だって!」

ペパー「……だよな。サンキュな、ボタちゃん」
 ▼ 34 ッタ@ヒレのカセキ 23/02/06 19:33:20 ID:e6jAXtxU [3/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
翌日


ハルト「放課後だぁー!ボタちゃん今日こそデートを……」

クラベル「ハルトさん、どうやらまた怪物の目撃情報があったらしく」

ハルト「えぇー!?どうせまたただの見間違いなんじゃないの!?」

クラベル「そうかもしれませんが……万が一があってからじゃ遅いでしょう」

ハルト「それはそうですけど……」

ボタン「お仕事なら仕方ないね……頑張ってね、ハルくん」

ハルト「うぅ……ごめんねボタちゃん……僕がチャンピオンであるばっかりに……」グスッ

ネモ「まあまあ、これも強いポケモンと出会うためのチャンスだよ!さあレッツゴー!」

ハルト「おー……」

ボタン「対してネモは楽しそうだな」

クラベル「危険だと分かっているのでしょうか……」

ペパー「よおボタちゃん!今日もハルト仕事だって?」

ボタン「なんだ聞いてたんだ」

ペパー「それじゃよ、今日もハルトのために美味しいご飯作って待っててやろうぜ!」

ボタン「ふふっ……そうだね。それがいいし」

ペパー「材料は昨日使い切っちまったから買いに行くところからだな。料理は買い出しから始まってるんだぜ。ちゃんとオレの目利きを見て学べよ!」

ボタン「はい師匠!」
 ▼ 35 ダイジャ@キーストーン 23/02/06 19:41:38 ID:e6jAXtxU [4/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マリナードタウン


ワイワイガヤガヤ

ペパー「今日も賑わってるねー!料理人の腕が鳴るぜ!」

ボタン「て、てっきりスーパーとか行くんかと思てたんだけど!?こんな本格的なとこで買うの?」

ペパー「ったりめーだろ。ハルトに最高の飯食わせてやりたいだろ?」

ボタン「そりゃそうだけど」

ペパー「だろ!?じゃあ決まりだぜ!メインの競りが始まるまでまだ少し時間あるみたいだな。先に店でサブの食材買っておくか」

ボタン「はーい」

ペパー「調味料に野菜に缶詰に……」

ボタン「ねえねえ、これをこうしてああしたら美味しそうじゃない?」

ペパー「お、いいな。じゃあそれも買ってっと。……なんかさ、こうしてるとまるで新婚夫婦みたいだな///」

ボタン「うち彼氏いるんで」

ペパー「ご、ごめんて……ちょっと思うくらいいいだろ……」

ボタン「うちはハルくんに一途なの。気持ちは嬉しいけどごめんね」

ペパー「チクショウ……まさか食材の買い出しでこんな気持ちになるとは……」グスッ
 ▼ 36 ングドラ@クロスメール 23/02/06 20:00:33 ID:e6jAXtxU [5/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カランカランカラン!

競りの人「本日のメイン食材!ホウエン地方産伝説のワカメの競りを開催しますよー!」

ハイダイ「うおおおおおおっ!欲しいんだい欲しいんだい!」

ボタン「伝説って?」

ペパー「ああ!オレ達も狙うぞ!」

競りの人「さあ切った張った!」

競り参加者1号「1000円!」

競り参加者2号「2000円!」

ペパー「3000円!」

ハイダイ「5万!!!」ドンッ!

競り参加者達「!?」

ハイダイ「5万円で落札するんだ〜い!!」

ペパー「な、なんだと……!?あのおっちゃん正気か……!?」

ボタン「ペーくん、予算は?」

ペパー「さっき調子乗って買い過ぎたせいで1万しか残ってねえよ……ボタちゃんは?」

ボタン「うちはサイフに常備してるのは3万くらい……」

ペパー「くっ!合わせても届かねえか……」

競りの人「ジムリーダーのハイダイさんお買い上げ〜」

競り参加者達「ハイダイさんは相手は仕方ねえか」「ハイダイさん!また美味い飯食わせてくれよ!」「ハイダイは偉大!ハイダイは偉大!」

ハイダイ「ガッハッハ!悪いなお前さん達!」

ペパー「ハイダイさん、つったか……」ドゲザ

ボタン「ちょっ、やめなよペーくんったらこんなところで!」

ペパー「頼む!!オレにそれを譲ってくれ……!!命懸けの仕事をして腹空かせて帰ってくるダチがいるんだ!!」

ハイダイ「……」

ハイダイの一番弟子「ケッ!美しい友情物語ですねとでも言えばよろしいか?このエゴイストめ!世の中金が全てなんだよ!」

ペパー「……そう、っすよね。すまねえ、ハルト……!」

ハイダイ「ハルト?お前さんの言うダチってのはハルトのことか!」

ペパー「知ってるのか!?」

ハイダイ「あいつのためってんなら譲ってやってもいいんだい!ただし流石にタダってわけにはいかねえからなぁ……お、そうだ!じゃあとあるレア食材と交換ならいいんだい!」
 ▼ 37 ガユキノオー@ヨクアタール 23/02/06 20:57:15 ID:e6jAXtxU [6/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロースト砂漠


ボタン「……で、なんで砂漠なんかに!?」

ペパー「ハイダイさんから頼まれたレア食材……秘伝スパイスはここに生えてるんだ」

ボタン「スパイスどころか植物も全然見当たらないけど……」

カプサイジ「キャッピ!」

ボタン「あはっ!かわいい。もしかしてあの子がスパイス!?」

ペパー「そうじゃねえよ。まあ着いてきなって。遠くに見えるあそこの壁に穴が空いててな、そん中に秘伝スパイスがあんだよ。思い出したなぁ、ハルトと一緒に冒険した日々……!」

ボタン「ヌシポケモンを倒して回ったっていうあれ?そっか、じゃあマフィティフの怪我を治したのもその秘伝スパイスなんだね」

ペパー「そういうこった。スパイスもそろそろ次の分が生えてる頃だろうし、ヌシは倒したからもういねえし、安全に採りにいけるぜ!」
 ▼ 38 ボツボ@メガトンボール 23/02/06 21:14:54 ID:e6jAXtxU [7/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ボタン「はぁ…はぁ……あっつぅ……」アセダク

ペパー「もう少しだ、頑張れ……!」

ゴマゾウ「ぱぉ!」

ボタン「あ、ゾウドウ!……じゃない、ゴマゾウかぁ。君はのんきでいいね」ナデナデ

イダイナキバ「ドドン!」ドドドドド

ペパー「やっべ!離れろボタちゃん!親ドンファンが子ゴマゾウを誘拐されると勘違いしてるのか向かってくるぜ!」

ボタン「ドンファン……にしてはデカくない!?」

ペパー「確かに……って、よく見たらこいつは……」

ボタン「まさか、エリアゼロで見た……」

イダイナキバ「ドドン!フアアアアアアアンド!!」

ペパー「ヌシじゃねえか!!だが一度倒した相手だ!ハルトが居なくても……オレだって強くなったんだ!倒すぞ、ボタン!」

ボタン「う、うん……!」

スナノケガワ「ジ… ジ…」ザッ

ペパー「っ!?ボタン、後ろっ!」バッ

ボタン「え?」

スナノケガワ「ココロデース!」ビビビビビ

ペパー「ぐああああああああっ!!」

ボタン「ペ、ペーくん!!」
 ▼ 39 ースバーン@マチスのサイン 23/02/06 21:27:18 ID:e6jAXtxU [8/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ペパー「」

ボタン「ペーくん、しっかりして!」ユサユサ

ハルト「こっちの方からデカい音がした気がした!」

ネモ「ほんと〜?」

ハルト「って、ボタちゃん!?それにペパーくん!?」

ネモ「ど、どうしてここに!?というかペパー、まさか……」

イダイナキバ「ドドン!」

スナノケガワ「ココロデス」

ハルト「こいつらが……!ネモ、まずは安全確保!」

ネモ「了解っ!ウェーニバル、アクアステップ!」

ハルト「マスカーニャ、トリックフラワー!」

イダイナキバ・スナノケガワ「ぎゃー」

ハルト「よし……危機は去ったよ、ボタちゃん」

ボタン「うん……助かったよ。ハルくん、ネモ。……でも」

ネモ「ペパー……意識ない!?」ペチペチ

ペパー「」

ハルト「急いで病院に連れてくよ!コライドン!!」

コライドン「ギャアッス!」ドドドッッッ
 ▼ 40 キタンザン@シキジカのけ 23/02/06 22:09:13 ID:e6jAXtxU [9/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
医者「……」ガチャッ

ハルト「せ、先生っ!!ペパーくんは……」

医者「命に別状はありません。……が、脳神経が麻痺しているのか、意識が戻る気配もありません……いわゆる植物状態といった状態です」

ボタン「そ、そんな……うちを庇ったせいで……」

医者「でんきポケモンの電撃を受けてしまった時のための人間用まひなおしもいくつか存在していますが……どの薬も効きそうにありません。一体どんなポケモンに襲われたというのですか?」

ハルト「えっと……説明しづらいな」

ネモ「エリアゼロの怪物と呼ばれる存在です」

医者「な、なんと未知な。そりゃ薬が効かないわけです」

ボタン「うちのせいで……」グスッ

ハルト「げ、元気出してボタちゃん。……元はと言えばパトロールを適当に済ませた僕が悪いんだ……」

ネモ「どうせ昨日みたいに見間違いだろうって決めつけてね……。ちゃんと見回りしてればペパーは……!!」
 ▼ 41 ツノコウベ@ハムスライス 23/02/06 22:23:07 ID:e6jAXtxU [10/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
数日後の夜… ペパーの病室


ハルト「ただいま、ボタちゃん」

ボタン「おかえり」

ハルト「ペパーくんは、今日も……?」

ボタン「……うん」

ペパー「……」

ハルト「そっか……でも目撃情報のあった怪物もかなりの数倒したし、故障してたらしいエリアゼロの結界装置も校長が直した。もうこれ以上ペパーくんみたいな犠牲者は出させないよ」

ボタン「あとは……ペーくんさえ帰ってきてくれれば全部元通りだね」

ハルト「そうだね……」

ボタン「………」

ハルト「……ボタちゃん!暗い顔ばっかりしててもペパーくんは喜ばないよ。ほら、遊びに行こうよ!」

ボタン「そう、だね……でも今日はもう夜だし明日にしようよ」

ハルト「分かった!約束だよ!くぅ〜!ようやくボタちゃんと初デートだ!楽しみだなぁ」ニヤニヤ

ボタン「ははっ、そういえばそうだね。うちも楽しみ!」ニコッ
 ▼ 42 ジギガス@ちいさなキノコ 23/02/06 22:36:08 ID:e6jAXtxU [11/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
翌日


ボタン「お弁当よしっと」

ハルト「ボタちゃん!早く行こう!」ガチャッ

ボタン「ふふ。うちも今準備終わったとこ」

ハルト「ナイスタイミング!」

ボタン「ハルくん、デートの前にペーくんのお見舞い行っておこうよ」

ハルト「気持ちは分かるけどこんなに毎日行かなくてもいいじゃないか」

ボタン「んーでもお花の水変えたりとか……」

ハルト「看護師さんがやってくれるでしょ。今日は僕との一日にしようよ!」

ボタン「……ダメ。やっぱりこれだけは譲れないよ。ペーくんがああなっちゃったのはうちのせいだし……」

ハルト「分かったよ……そうだよね。スターダスト大作戦の頃からよく知ってる。ボタちゃんがとっても友達想いだって。僕も見習わなきゃ」

ボタン「ありがと。じゃあまずは病院ね」
 ▼ 43 エッサン@レッドカード 23/02/06 22:45:39 ID:e6jAXtxU [12/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ペパーの病室


ペパー「……」

ボタン「おはよ、ペーくん」

ハルト「おはようペパーくん!今日もいい天気だよ」カーテンシャッ

ボタン「お花の水変えてっと」

ハルト「えーと他にすることは?僕は顔さえ見れればとりあえずそれでいいかなって」

ボタン「いつもやってるのがね、お祈り」

ハルト「……手短にね?」

ボタン「…………」オイノリ

ハルト「ありゃ、もうモード入っちゃってるよ。じゃあ僕も……」オイノリ

数分後

ハルト「……ボタちゃん?そろそろいいんじゃない?デートの時間無くなっちゃうよ」ユサユサ

ボタン「……もう少し」オイノリ

ハルト「あの時のことで責任感じ過ぎだって!君がそういう性格なのはよく知ってるけどさ!!もう行こうよ!ね!?」

ハルトのスマホ「ロトロトロト…」

ハルト「はっ!ま、まさか……はいもしもし」

オモダカ『ハルトさん、またエリアゼロの怪物が目撃されたようです。至急向かって対処するように』

ハルト「は、はぁい……もうボタちゃん!また仕事入っちゃったよ……」

ボタン「えっ!?じゃあデートは……」

ハルト「こればっかりは仕方ないね。もうペパーくんみたいな目に遭う人を見たくないし」

ボタン「そうだよね……頑張って、ハルくん」

ハルト「うん、頑張るよ……けど、ペパーくんのお見舞いに来なければ一緒に喫茶店にでも行って一緒にモーニング食べるくらいなら出来たのに」

ボタン「は……?ちょっ、なんでそんなこと言うの!?」
 ▼ 44 スイバクフーン@ロックメモリ 23/02/06 22:54:06 ID:e6jAXtxU [13/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハルト「ん?ああごめん。ちょっと思ったことがつい口に出ちゃった。今日のデート楽しみにし過ぎてたからね……」

ボタン「思ってたん?……ペパーのこと邪魔って」

ハルト「そ、そうは言ってないじゃないか」

ボタン「うちにはそう聞こえた。ペーくんがこうならなければ今頃デート出来てたって、そう言いたいんでしょ!?」

ハルト「……違うよ。ペパーくんが悪いんじゃない。悪いのは君じゃないか」

ボタン「えっ……」

ハルト「僕というものがありながらさ、毎日この病室に通って……そりゃ大切な友達なのは分かるよ?でも彼氏とのデートの日にまで寄ることないじゃないか」

ボタン「分かるんならそんなこと言わないでよ!!それにペーくんがこうなったのはうちのせいだから責任感じて……」

ハルト「それが過剰だって言ってるの!……じゃあさ、こういう聞き方しようか。僕とペパー、どっちが大事なの!?」

ボタン「……どっちも、大事に決まってんじゃん」

ハルト「どっちか選んで!!勿論僕だよね!?だって僕達は恋人同士なんだから!!」

ボタン「さっきまではそうだったかもしれない……」

ハルト「!?」

ボタン「そんなこと聞いてくるようなハルくんなんか嫌い!!」

ハルト「……そうかい。じゃあペパーくんとお付き合いすれば?ペパーくんだって君のことが好きなんだからちょうどいいじゃないか」

ボタン「……!!」

ハルト「じゃあね」バタンッ

ボタン「…………」
 ▼ 45 カリオ@ゴーストジュエル 23/02/06 23:04:40 ID:e6jAXtxU [14/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ボタン「なにそれ……ハルくんがそんな人だと思わなかったし……」ギュッ

ペパー「……」

ボタン「……ペーくんは目覚めたら、本当に付き合ってみるのもいいかもね。ハルトと違って優しいし、料理上手で、友達想いで、頼れるみんなのお兄ちゃんで……」

看護師「ペパーさーんおはようございまーす。あらっ、彼女さんもういらしてたんですね」

ボタン「うぇっ!?そ、そういうんじゃありません!」

看護師「あら?そうでしたか。毎日来てるからてっきりそういう関係かと」

ボタン (周りからもそう見えてるんだ……じゃあ本当にそうなってもいい……かな。ペーくんが彼氏、かぁ……ありかも///)

看護師「体温計りますねー」

ボタン「うちもお願いします……///」プシュー

看護師「あらまあ」
 ▼ 46 マヨール@ねがいのかたまり 23/02/06 23:29:31 ID:e6jAXtxU [15/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ネモ「パーモット、インファイト!」

パーモット「ぱも!」ボコボコ

トドロクツキ「ぎゃー」

ハルト「……」

ネモ「ハルト!全部倒し終わったよ」

ハルト「……えっ!?あっ……ご、ごめん。ボーッとしてた」

ネモ「もう……あいつらのタイプも把握したし私一人でも全然問題ないけどさぁ、一応ヤバい怪物相手にしてるってこと忘れないでよね」

ハルト「そ、そうだよね……ごめん」

ネモ「……ボタンと何かあった?」

ハルト「あひゅいっ!?な、なんで分かるの!?」

ネモ「そりゃ分かるよ。昨日まではボタちゃんとデートだー!ってウッキウキだった人が今こうなってるんだから」

ハルト「……そりゃそうか」

ネモ「私で相談乗れるようなことならなんでも言ってよ。友達でしょっ?」

ハルト「うん……実はかくばるシキジカで」

ネモ「へぇ〜、そんなことが」

ハルト「ボタちゃんに酷いこと言っちゃった……」

ネモ「うん、ハルトが悪いねこれは」

ハルト「だ、だよねぇ……」

ネモ「なによりハルトらしくない!!彼女が取られそうで焦ってたの?」

ハルト「それはあると思う……付き合い初めて結構経つのにさ、タイミング悪く色々あったせいでまだ恋人らしいことなんて何もしてなかったから」

ネモ「そっかそっかそれでかぁ。それで……最後にペパーと付き合えば?なんて言い残しちゃったんだよね?早く謝らないと本当にそうなっちゃうかもだよ!」

ハルト「うぅ……それは嫌だ!僕はまだ……ボタちゃんのことが大好きなんだから……!」

ネモ「よく言えました!じゃあやることは一つでしょ」

ハルト「で、でもただ謝って許してもらえるか……」ビクビク

ネモ「この意気地なし!!」
 ▼ 47 ンテール@ハイパーボール 23/02/06 23:41:19 ID:e6jAXtxU [16/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ボタン「……ハルくん、そろそろ終わった頃かな……?」

ボタン「って危ない危ない!もうあいつのことは考えない!!」ブンブン

ボタン「ね、ペーくん。うちもうあなたのことしか考えられないよ……♡」ニギッ

ペパー「……」

ボタン「近くでよく見ると綺麗な顔してる……まつ毛長くて女の子みたい……」

ボタン「でもうちはやっぱりハルくんの方が……ってバカバカ!考えるなって言ってんじゃん、うち!」ポコポコ

ボタン「いっそペーくんの唇で思い出を上書きしてもらっちゃおっかな……寝てる相手に一方的にそんなこと、ズルいかな……でもそうでもしないと……え、えぇい!もうしちゃえっ!!」チュッ

ペパー「……ングッ!?」パチッ

ボタン (ペーくんの唇柔らか……っ!よく考えたらうちハルくんとチューなんてしたことないや。ふへへ……これがチューの味……///)チュー

ペパー「ば、バカお前っ!な、何してんだ!!」ドンッ

ボタン「きゃっ!?……え?えぇっ!?」

ペパー「お、驚きたいのはこっちだっての……///」

ボタン「何これ……夢じゃない!?ペーくんの意識は戻ってる!?」

ペパー「何を大袈裟な……ん?そういや記憶が変だな……なあ、オレって今まで一体」

ボタン「ペーくんっ!」ダキッ

ペパー「お、おいっ!だからお前、こんなとこハルトに見られたら……!///」

ガラッ

ペパー「えっ」

ハルト「🤯」
 ▼ 48 ニドリル@ミアレガレット 23/02/06 23:56:05 ID:e6jAXtxU [17/17] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ペパー「ち、違うんだハルト、これは……!」アワアワ

ボタン「ん?……ああハルト。あんたが言った通り今日からうちら付き合うから」

ペパー「おおい!!なんでそうなる!?え!?ハルトがそう言ったのか!?」

ハルト「そっか……おめでとう」

ペパー「待ってくれハルト!状況を整理させてくれ!!」

ハルト「目が覚めて良かったね、ペパーくん……おめでとう……!!」グスッ

ペパー「ああそっち?」

ハルト「となるとこれは必要なかったか……」

ペパー「それって……秘伝スパイスか?」

ハルト「うん。今さらだけど思い出してさ。ペパーくんが喰らった攻撃がマフィティフの喰らった攻撃と同じならこれで治るんじゃないか、って……」

ボタン「……それで、ペーくんを助けるためにそれ集めてきてくれたんだ……」

ハルト「うん……今朝は変なこと言ってごめん、ボタちゃん。僕にとってもペパーくんは大切な友達……宝物だから。助けるためならなんだってする。それは僕も同じだったのに……」

ボタン「うん……それ見てれば分かるよ。うちこそごめん……」

ペパー「よく分かんねえけど仲直りしたんだな!ほらボタン、ハルトのとこに戻れ。……お前の隣に相応しいのはハルトしかいねえよ」

ボタン「う、うぅ……でもさっき……」

ペパー「さっき、なんだ?寝起きでよく覚えてねえぜ!な、ハルト。お前も何も見てないだろ?」

ハルト「……ほんと、最高の友達だよ。ペパーくんったら」

ペパー「ま、だがこれも今だけかもしれないぜ。次ボタちゃんを泣かしてみろ。その時は本気でオレがボタちゃんを落としにいくからな!」

ハルト「望むところだ!もうボタちゃんを泣かせたりしないよ」

ボタン「ふふ……男同士だからこその友情ってやつ?ちょっと羨ましい」
 ▼ 49 ルネアス@こうかくレンズ 23/02/07 00:06:13 ID:3lqImOWc [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
数日後……


ハルト「おいペパー!こっちこっち!」

ペパー「おうみんな!またせたな」タッタッタッ

ボタン「すっかり元気になったみたいでよかった」

ペパー「お陰ちゃん様でな!もうどこでも行けるぜ」

ネモ「やっぱり私達は4人揃ってないとねー!」

ハルト「うんうん。この前の件でそれを実感したよ」

ペパー「へへっ。嬉しいこと言ってくれるぜ!」

ネモ「それじゃ出発しよっか!」

ハルト「おー!」テツナギ

ボタン「……///」テツナギ

ネモ「おやおやぁ?今日もお熱いですねぇ」ニヤニヤ

ペパー「🤯」メラメラ

ネモ「こっちはしっとのほのおがお熱いなぁ」

ペパー「ふっ……今はいいさ。だが最後にボタちゃんの隣に立つのはオレだからな!!油断してるんじゃねえぞ、ハルト!!」




おしまい
 ▼ 50 バメ@ミミッキュZ 23/02/07 00:10:33 ID:3lqImOWc [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ここまでのご愛読お疲れさまでスター!
このSSは

【SS企画】バレンタインSS企画2023【投稿期間1/13〜2/14】

https://pokemonbbs.com/sp/post/read.cgi?no=1864461
への参加作となります。ぜひ他の作品も読んでご評価の方よろしくお願いいたします
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