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いつからかは不明だが太古の昔、カロス地方始め現実で言うヨーロッパ一帯にデデンネは広く生息していたらしい
第二章 暗黒時代
クソ強い適応力から欧州一帯で覇権を握っていたデデンネだったが、他所から盗電しなければならないほど発電器官が原始的で未発達なデデンネは高度に発達した発電器官を持つピカチュウ一族の登場・進出の結果生存競争に敗れ、磁力を帯びた鉱物の露出する地帯に点々と分布して細々と生き延びるに過ぎなくなってしまう
無論人類が文明を築いてからもなお19世紀後半に第二次産業革命で電気が動力として確立されるまでは依然デデンネ暗黒時代であり、中世の頃はかなり稀少なポケモンだったという
余談だが、デデンネが概日リズム統御を喪失し不規則な生活リズムになったのはピカチュウによる圧迫を避け暗黒時代を生き延びる為に必要最小限の行動に抑えるよう適応した結果とも考えられる
第三章 大逆転 光の勝利
ピカチュウによる絶滅の危機を辛うじて避けたものも、何百万、何十万年もの間片隅に追いやられる不遇な立場に置かれたデデンネだったが、19世紀後半人類が発電機を発明し電気が動力として用いられるようになると、ここからデデンネの"大逆転劇"が幕を開ける
都市部で電気が広く用いられるようになり始めてから送電線を経由して徐々に都市部へデデンネが進出するとともに、港湾都市から輸出される発電機に紛れ込んで未踏の地へもの進出に成功 全世界への侵食を開始
20世紀に入って電気の需要が加速度的に増していくとともにデデンネの生息地は拡大の一途を辿り、電気需要の増加や人口の都市集中を背景にかつてない繁栄を謳歌する事に成功した
今日、デデンネは餌や電気に困らない都市部を中心にほぼ全世界にわたって生息しており、盗電する生態から害獣として駆除され人々から忌み嫌われるが、生存競争に敗北した稀少種から全世界に生息する汎存種にして侵略的外来種へとたった百数十年で逆転した存在は他にない
デデンネは一部で神ともされるが、これこそが神と目される要因の一つではないだろうか