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【SS】イッシュ三国志

 ▼ 1 さん厨◆Y0TXrTESFs 15/12/29 16:59:43 ID:FtQJpbp. NGネーム登録 NGID登録 報告
前回の奴が放置した結果過去ログ送りになったので
一度完結した物を加筆修正したものです

〜1番道路〜

おじさん「お〜い、少年…そんな川沿いで何をしているんだね?」

その呼ばれた少年…彼はこの1番道路沿いの町カノコタウンに住む少年、トウヤである。

トウヤ「いえ、おじさん…僕はここで、貿易船を待っているんです。」

おじさん「貿易船…?」

トウヤ「ええ、僕はその貿易船の商人から、あるものを買いたいのです。」

おじさん「あるもの…?」

トウヤ「モーモーミルクです。」

おじさん「モーモーミルク…!?
少年、お前わかっているのか?
今のイッシュはミルタンクの生息数が減少しているから、
モーモーミルクはとても高価なものなんだぞぉっ!?」

トウヤ「はい、わかっています。
だからこそ、僕はこれまでカラクサタウンで働き続け、お金を貯めてきたのです。
それに…僕には病気がちの母がいます。その母に、ミルクというものを一回でも飲ませてやりたいのです。」

おじさん「わ、わかった…。
しかし気をつけてな。ここらにはならずものの集団…プラズマ賊が最近出没するからな。」
 ▼ 218 さん厨◆Y0TXrTESFs 16/01/03 14:44:21 ID:r4ZXfio2 [1/18] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
シャガ「しかし、そんな彼女の経歴を知りながら…トラウマであろう硫酸を私に使わせようとしたとは…。
丞相殿、あなたも少々非人道的な考えを持つお方ですな。」

キョウヘイ「非人道的?」

キョウヘイが聞き返す。

キョウヘイ「シャガ将軍。確かに彼女には…同情すべき点もあるだろう。だがしかし、彼女はこのイッシュ国を打ち倒そうとする明確な敵である。
それを撃退するためならば、非人道的も何も言ってはいられないのではあるまいか?」

シャガ「…そうでござったな。」

キョウヘイ「…彼女はカノコに逃げ込んだだろう。さてどうするか…。
あそこには復旧を手伝うラック兵たちはいるにはいるが…それだけでは抑えきれる相手ではないからな。」
 ▼ 219 さん厨◆Y0TXrTESFs 16/01/03 14:49:30 ID:r4ZXfio2 [2/18] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
〜カノコタウン〜

ホミカたちは、かつてトウヤたちが誓いあった地…モモンの園へと逃れこんでいた。

ホミカ「くそ〜…父さん、どうする?
周辺には、復興作業に来たラック兵たちがうろちょろしてるし…このままじゃ、見つかるのも時間の問題だ。
アタシたちの…不利だぜっ!!」

ホミカ父「あのキョウヘイとか言う奴…厄介だな。
そうだ、娘よ…。」

ホミカ「なんだ、父さん?」

ホミカ父「…をするってのはどうだ?
そうすれば、奴らを倒せるかもしれん!!」

…。

ホミカ「おおっ、それは良い考えだ!
父さん、やるときはやるじゃないか!!」

そしてホミカたちは、とある場所へと向かって行った。
 ▼ 220 さん厨◆Y0TXrTESFs 16/01/03 14:56:01 ID:r4ZXfio2 [3/18] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
〜イッシュ国〜

キョウヘイ「なんと…それであやつらは海を渡り、カノコより逃亡を果たしたというのか?」

フラダリ「ハッ。目撃者の証言からすると、どうやらそのようでございました、丞相殿。」

ベル「私には良くわからないんだけど、その人たちを追いかければ良いんじゃないかな?」

アイリス「あ〜…ダイケンキィ…冷やっこ〜ぃ…。」

ダイケンキ「ダイ〜…。」

アイリスはダイケンキに寄り添っている。

シャガ「ええ、あやつらの向かった先は目撃情報から割り出しましたが…かなり、厄介な場所でございました。」

キョウヘイ「それは…どこだ?」

シャガ「イッシュ辺境の町…カナワタウンでございます。」

キョウヘイ「ムムム、カナワか…。
あの町は三国のどこにも属さぬ地。行くとするならばライモンのトレインに乗り、赴く方法しかないのだが…。
三国成立以降、あのトレインは運休を余儀なくされてしまっているし…。」

すると、何者かがキョウヘイの元へと訪れた。

???「キョウヘイ殿。心配は無用だ。」

キョウヘイ「あ、あなたは…。」

フウロ「マ…マイルおじいさま!!」
 ▼ 221 さん厨◆Y0TXrTESFs 16/01/03 15:03:03 ID:r4ZXfio2 [4/18] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
キョウヘイ「あ、あなたは…。
確か、あなたの住むフキヨセは…ホワイ国の支配下に置かれていた筈では…。」

フウロ祖父「ハハハ。孫の顔を見たくなってな。
ここまでワシの飛行機で亡命を果たしたと言う訳だ。」

アイリス「はぇ〜。おじいちゃん凄いね〜。」

フウロ祖父「それよりキョウヘイ殿。
奴らがなぜカナワへ向かったかおわかりですかな?」

キョウヘイ「…ええ。
カナワと聞いた時、ある存在を思い出しました。」

フウロ祖父「そうだ。奴らはここより遠く離れた地…。
カロス地方へと飛び立つ気だ。」

フウロ「…カ、カロス地方っ!?」
 ▼ 222 さん厨◆Y0TXrTESFs 16/01/03 15:04:48 ID:r4ZXfio2 [5/18] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
フラダリ「な、なぜカロス地方へと…?」

シャガ「そして、一体どのような手段でっ…!?」

キョウヘイ「あそこには…かつて廃棄されたトレインの鉄屑が山のように積み上げられている。どうやら奴らの仲間に一人、エンジニアがいるようだ。即興でそれらの部品から飛行機を組み立てたのだろう。
そして恐らく…奴らは私たちを倒すべく、とあるポケモンを蘇らそうとするだろう。愚かなことだ…!!」

アイリス「とあるポケモン〜?」

キョウヘイ「今は置いておきましょう、我が主。
ではシャガ殿、このヒウンの護衛を任せた。フラダリ殿、あなたは一緒に来るのだ。
早く追いつかなければ、大変なことになる…!!」

すると。

???「ちょっと待て!
俺も…一緒に向かわせてもらう!!」

キョウヘイ「お、お前は…!」
 ▼ 223 さん厨◆Y0TXrTESFs 16/01/03 15:08:57 ID:r4ZXfio2 [6/18] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
そこに居たのは…ヒュウであった。

キョウヘイ「…何しに…来たのだ。」

ヒュウ「おいおい、そんな顔をするな。俺も知恵を貸してやろうと思っただけだ。
しかし、思い出すな。
俺はいつも二番だった。お前が居たおかげでな。
メイはそれより下で、俺等に劣等感を背負った所為であのホワイ国に就いたのだと思うが…。」

キョウヘイ「…昔のことだ、忘れろ。」

ヒュウ「い〜や、忘れないね。」

キョウヘイ「…。」

ヒュウ「…。」

ヒュウ「…ハハハ、冗談だ。
昔のことだな。そう、確かにその通りだ。」

キョウヘイ「…ヒュウ。」

ヒュウ「まぁいい。早く向かおうぜ。カロス地方へな!!」

キョウヘイ「ヒュウ、ありがとう…。」

こうして、キョウヘイ、ヒュウ、フラダリ、マイルは、異国の地…カロス地方へと向かう。
 ▼ 224 さん厨◆Y0TXrTESFs 16/01/03 15:10:37 ID:r4ZXfio2 [7/18] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
〜カロス地方 ミアレシティ〜

マイル「さて、着いたぞ。ここがカロス地方…。
首都、ミアレシティだ。」

フラダリ「…。」

キョウヘイ「どうした、フラダリ殿。」

フラダリ「いえ、私の父はカロス出身なのですが、当の私は一度もこの地を訪れたことはなく…。
感慨、とでも言いましょうか。そんな気分に浸っている次第でございます。」

キョウヘイ「ほう。そうだったのか。」

ヒュウ「早いとこ奴らを見つけて倒して帰るぞ。
あの小娘と爺さんだけじゃ危険過ぎる。いつホワイ国が攻めて来るか、わからないからな。」

キョウヘイ「ああ、わかっている。」
 ▼ 225 さん厨◆Y0TXrTESFs 16/01/03 15:11:50 ID:r4ZXfio2 [8/18] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
しばらく聞き込みを続ける内に、詳細がわかってきた。

どうやら奴らは、カロスのとある町…セキタイタウンへと向かったらしい。

ヒュウ「ハハハ。このミアレガレットとやら…案外いけるじゃないか。」

マイル「ああ、この街は食べ物が旨い。
お〜い、キョウヘイ殿。あんたも一緒に食べないか?」

フラダリ「い…いい加減にして下さい!
こちとら、遊びに来てる訳じゃないんですよっ!!」

ヒュウ「あ、ああ…。すまん、フラダリさん。」
 ▼ 226 さん厨◆Y0TXrTESFs 16/01/03 15:14:31 ID:r4ZXfio2 [9/18] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
〜セキタイタウン〜

ヒュウ「着いたのはいいが…。」

フラダリ「随分と廃れた町にあるものですな。石しかないではございませぬか。」

ヒュウ「そして、なんだ…この、洞穴は?
地下へと続いてるようだが。」

キョウヘイ「…。」

するとその時、何者かが洞穴より出てきたようだ。

一同「!」

カガリ「…あっ♪」ダダッ

フラダリ「おい、待てっ、女っ!
なぜ…この洞穴にいたのだ…答えよっ!!」ダダッ

フラダリは、女を追いかけた。

ヒュウ「キョウヘイ、今のは…。」

キョウヘイ「ああ、間違いない。彼女が奴等の仲間のエンジニアだろう。」

キョウヘイたちはフラダリの後を追い、洞穴へと入っていった。
 ▼ 227 さん厨◆Y0TXrTESFs 16/01/03 15:27:13 ID:r4ZXfio2 [10/18] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
〜洞窟最深部〜

ホムラ「ゲェッ、キョウヘイ!
もう来やがったのかぁっ!!」

ホムラ父「ま、まずい…まだ奴を掘り当ててもいないってのに…。
カガリ、時間を稼いでくれっ!!」

カガリ「…了解♪」

ヒュウ「“奴”…やはり、あのポケモンが目的か!
そうはさせんぞ!!」

フラダリ「このふざけた女に目に物見せてやろう。
では、例の物を…。」

ヒュウ「そうか、お前…アレを使う気だな!
かつてトウヤ先帝の所有したダークストーンの構造を元にキョウヘイが創り上げた…異空間転送装置をっ!!」

カガリ「なにをごちゃごちゃ言ってるの♪
…死んでっ♪」

フラダリ「異空間転送装置…始動っ!!」

ボワンッ。

ホミカ「…な、なんだぁっ!?」
 ▼ 228 さん厨◆Y0TXrTESFs 16/01/03 15:37:51 ID:r4ZXfio2 [11/18] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ウシオ「オウ…ホウッ!
誰だアッ、俺を…召喚シタのはァッ!?」

ホミカ「な、なんだ…こいつはっ!?」

この男こそ、かつて前イッシュ国を築き上げた英雄オウホウの子孫…ウシオであった。

キョウヘイ「フフフ…見たところお主は炎ポケモン使い。
炎を消火するのが水。お主に勝機はないと思え。」

カガリ「うるさい♪
バクーダ…ふんかっ♪」

バクーダ「バグ~ッ!」ドドドド

ウシオ「迎え撃て、サメハダーッ!!」

サメハダー「サメェ〜ッ!!」

ドドドド…。

バクーダのふんかが、サメハダーを襲う。

カガリ「体力満タンの上でのふんか♪
これではひとたまりもない…ん?」
 ▼ 229 さん厨◆Y0TXrTESFs 16/01/03 15:42:40 ID:r4ZXfio2 [12/18] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ウシオ「…効かねぇなァ〜ッ!!」

サメハダー「サメェ…。」

カガリ「…なっ♪」

キョウヘイ「さすがは英雄の子孫。そんじょそこらの攻撃で倒れるような鍛え方はしていないという訳か。」

カガリ「くっ…♪」

ウシオ「さぁ、サメハダー…たきのぼりダッ!!」

サメハダー「サメェ〜ッ!」ドドドド

カガリ「う、うわあぁぁぁっ!!」

バクーダ「バグウゥゥゥッ!」

サメハダーのたきのぼりが、バクーダに決まった。
 ▼ 230 さん厨◆Y0TXrTESFs 16/01/03 16:09:28 ID:r4ZXfio2 [13/18] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ドゴォ…。

カガリ「…!」

バクーダが、地面に倒れ込んだ。

キョウヘイ「勝負…ありましたな。
ウシオ殿、わざわざ呼び出してすみませんでしたな。」

ウシオ「なに、お安いごようダゼッ!
困っている人を助けるのが…英雄の子孫としての務めダカラナッ!!」

しかし…。

ホミカ父「や…やった!
遂に…遂に掘り当てたぞっ!!」

ホミカ「ほ、本当か父さんっ!
クク…お前らの運命も、ここで尽きたなぁっ!!」

キョウヘイ「!」

掘り当てた先にあったものは…。
おどろおどろしい形相をした、一つの…“繭”であった。
 ▼ 231 さん厨◆Y0TXrTESFs 16/01/03 16:29:53 ID:r4ZXfio2 [14/18] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
その“繭”は…。

外界からの刺激に反応し…。

今…。

長年の眠りから、開放される…。

キョウヘイ「くそっ、今目覚めんとしてるのは…。
かつてカロス中の生き物の命を吸い尽くしたとされる…伝説のポケモン、イベルタルだっ!!」

マイル「な、なんとっ!!」

キョウヘイ「奴が目覚めれば、カロス…いや、世界中が脅威に晒されることになる…!!」

《イベ〜…。》

キョウヘイ「…!」

その時、謎のおぞましい声が…辺りに響き渡った。
 ▼ 232 さん厨◆Y0TXrTESFs 16/01/03 16:38:26 ID:r4ZXfio2 [15/18] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ゴワゴワ…。

“繭”は、とあるポケモンに姿を変えていく…。

フラダリ「あ、あぁ…。」

マイル「こ、これは…。」

イベルタル「イガ…レッカアァァァッ!!」

イベルタルが、完全に復活を遂げた。

ホミカ父「やっ、やったぞ…これで私たちは最強だっ!
さぁ、イベルタル…奴らを皆殺しにするんだっ!!」

イベルタル「イベ〜…。」ギロッ

ホミカ「えっ、なんでこっち見るの?
ちょ、ちょっと…。」

イベルタル「イベ〜ッ!!」ビビビ

ホミカ「!」

イベルタルはホミカたちに向け、謎の光線を発射した。
 ▼ 233 さん厨◆Y0TXrTESFs 16/01/03 16:45:29 ID:r4ZXfio2 [16/18] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ホミカ「あっ、あっ…。」

ホミカ父「ホ、ホミカ…。
う、うぅ…。」

ホミカ「…。」

ホミカ父「…。」

ホミカたちの身体は、石化を遂げてしまった。

キョウヘイ「英雄の素質もない癖に、伝説のポケモンを操ろうとするからだ…。
くっ、ここから逃げるぞ…。」

イベルタル「イベ〜ッ!!」

フラダリ「…!
丞相殿、危ないっ!!」

バッ。

キョウヘイ「フ、フラダリ殿…!!」

ビビビ…。

フラダリはキョウヘイを庇い、光線を浴びてしまった。
 ▼ 234 さん厨◆Y0TXrTESFs 16/01/03 16:53:49 ID:r4ZXfio2 [17/18] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
フラダリ「…。」

キョウヘイ「フ、フラダリ殿…。
くっ、ドダイトス…奴に攻撃だ!!」

ドダイトス「ドダドダ〜ッ!」

イベルタル「イベ〜ッ!!」ビビビ

ドダイトス「ド、ドダ〜ッ!!」

ドダイトスも、石化を遂げてしまった。

ドダイトス「…。」

キョウヘイ「ド、ドダイトス…。」

イベルタル「イベ〜ッ!!」

ヒュウ「さすがは伝説のポケモン…一筋縄ではいかないか。
キョウヘイ、心配するな…。
俺たちが、どうにかしてやるっ!!」

フラダリ「ええ、キョウヘイ殿は最後の砦。」

シャガ「我らが敗れさるまで…キョウヘイ殿には指一本触れさせないっ!!」

キョウヘイ「み、皆…無茶だっ!!」

そして…。
 ▼ 235 さん厨◆Y0TXrTESFs 16/01/03 16:55:08 ID:r4ZXfio2 [18/18] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
フラダリが健在なのは間違いです
 ▼ 236 さん厨◆Y0TXrTESFs 16/01/03 17:20:29 ID:eIVIg9WY [1/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
ヒュウ「…。」

シャガ「…。」

あえなく、二人も石化を遂げてしまった。

キョウヘイ「くっ…。」

イベルタル「イガ…レッカッ!!」

キョウヘイ(フフ…イッシュ国の軍師キョウヘイも、ここで終わりか…。)

…ん?

キョウヘイ(待てよ。)

破壊を象徴するポケモンがいるなら、それに対抗するポケモンもいるはず…。

キョウヘイ(…そうか。)

キョウヘイ「まだ…私は終わってはいなかった…。」

イベルタル「イベ〜ッ!!」

キョウヘイ「異空間転送装置よ…。
奴と対抗するポケモンを…連れて来いっ!!」
 ▼ 237 さん厨◆Y0TXrTESFs 16/01/03 17:28:40 ID:eIVIg9WY [2/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
イベルタル「イベ〜ッ!!」

ボワン…。

《やめるのです…イベルタル。》

イベルタル「…!」

キョウヘイ「ハハ…。」

異空間転送装置より呼び出されたポケモンは…。

カロスのもう一匹の伝説ポケモン…生き物に命を分け与えるといわれる、ゼルネアスであった。

《本来、あなたは目覚めるべきではなかった…。
さぁ、もう一度、眠りにつくのです。》

イベルタル「…。」

《イベルタル…。》

イベルタル「…イベェ。」

シュルル…。

キョウヘイ「…。」

イベルタルの姿が、元の“繭”の姿へと戻っていった。

そして…皆の石化が解除されていくようだ。
 ▼ 238 さん厨◆Y0TXrTESFs 16/01/03 17:35:18 ID:eIVIg9WY [3/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
《では…私の役目はここまで。
もう会うこともないでしょう…さらばです。》

シュタッ…。

ゼルネアスは、どこへともなく飛び立って行った。

…………………………

フラダリ「…ここは。」

ヒュウ「俺たちは、イベルタルにより石化したはず…。」

ウシオ「た、助かったのか…俺タチ…。」

シャガ「…悪い夢でも、見ていたかのようだ。」

カガリ「んっ…♪」

…………………………

ホミカ「ウ、ウゥ…。」

ホミカ父「…私たちは、とんでもないことを…。」

キョウヘイ「…ホミカと、その父よ。」
 ▼ 239 さん厨◆Y0TXrTESFs 16/01/03 17:42:49 ID:eIVIg9WY [4/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
キョウヘイ「…今回のお前たちの罪は…問わぬことにした。
どこか、遠い地へと行くが良い。」

ホミカ「!」

ホミカ父「…ありがたいことです、キョウヘイ殿。
我らたちは、もう少しでこの世界を滅ぼすところでございました。その罪滅ぼしのために、これから生きて行こうと思います。」

ホミカたちは罪を問われることなく、カロスを後にしたのであった。
キョウヘイたちも、イッシュ国へと戻って行った。

…………………………

そして、数年の時が流れることになる。

キョウヘイは、ホワイ国侵出を企てんとしていた。
 ▼ 240 さん厨◆Y0TXrTESFs 16/01/03 17:46:28 ID:eIVIg9WY [5/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
〜イッシュ国〜

フウロ「アイリスや。我が軍師より、手紙ですよ。」

アイリス「てがみ〜?」

…………………………

『拝啓 我が主へ』

先帝には限りなき恩を頂き、不肖私めは〜

要するに、これから私は危険な旅に出るのだから、あなたのことを気にかけているという内容だ。

アイリス「うっ、キョウヘイ…。」

フウロ「アイリス、あなた…泣いているのですか…?」

アイリス「ううん、いいのお母さん。
私、キョウヘイの分まで頑張らなくちゃねっ!!」

フウロ「まだ死んだわけじゃないですが…。」

アイリス「それはそうとお母さん、私…お腹すいたぁ〜。」

フウロ「…。」

その頃、キョウヘイは…。
 ▼ 241 さん厨◆Y0TXrTESFs 16/01/03 17:49:51 ID:eIVIg9WY [6/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
キョウヘイ「う…。」

ゲホッ…。

キョウヘイ(…。)

これは…。
もう、私の天命も…。

まじないも効かぬだろう。
ならば、此度の侵攻に、我が命を…。

キョウヘイの羽織物は、赤に染まっていた。

…………………………

〜ゲースィ国〜

メイ「遂に来た…。」

彼女は、いつも劣等感に包まれていた。
幾度頑張れど追いつけぬ兄の存在。目の上のタンコブ。
それに、もう少しで追いつける立場に居る。

至福であった。

若干…目的と手段を履き違えてはいたのだが。
 ▼ 242 さん厨◆Y0TXrTESFs 16/01/03 17:54:40 ID:eIVIg9WY [7/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
〜侵攻当日〜

キョウヘイ「うっ、これは…。」

旅路には、待ち構えていたかのようにホワイ兵が。

キョウヘイ「はぁ、はぁ…。」

普段のキョウヘイならば、これを退けるのは容易かったであろう。
しかし…。

キョウヘイ「わ、我が軍よ、引くのだ…。」

圧倒的な戦力差。加えて軍師キョウヘイの体力の消耗。
勝算は無きに等しかったのである。

キョウヘイ「はぁ、ごほっ…はぁ、はぁ…。」

逃げるしかなかった。
自身が何よりも憎らしかった。

だが、彼には一つの作戦が残されていた。
それが後に役立つことになる。

こんな調子で、彼はホワイ国の侵攻に全て失敗することとなってしまう。

メイ「フフ、兄の力もこんなものか。全くもって張り合いがない。
これで天下はホワイ国…いや、私のもの!
ククク…フハーハッハーっ!!」

キョウヘイ(メイめ…。)
 ▼ 243 さん厨◆Y0TXrTESFs 16/01/03 17:58:30 ID:eIVIg9WY [8/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
〜イッシュ国〜

キョウヘイ「我が主よ。」

アイリス「ん?」

キョウヘイ「あなたに伝えたいことがあります。」

アイリス「な〜に、言ってみてよ、キョウヘイ。」

キョウヘイ「今夜、私は。
…天命を迎えるでしょう。」

アイリス「えっ…。」

キョウヘイ「恐らく、あの北斗七星が堕ちる時…私は死にます。そこを、あの妹は攻め込んで来るでしょう。
…だから。」

アイリス「ちょっと、待って…キョウヘイが死ぬ…?」

キョウヘイ「私にはわかるのです。
だから先程フラダリ殿に作戦をお話ししました。これでメイは喰い止められるでしょうが…。」

アイリス「いや…キョウヘイが死ぬなんて、そんなの…。」

キョウヘイ「天命には坑がえますまい。
我が主よ…フラダリ殿達に任せなさい。彼らは先帝の時より使えた信頼できる者共。きっと大丈夫ですよ。」

アイリス「うぅ…ひっく…。」

キョウヘイ「我が主よ。後を、よろしく頼みますぞ…。」
 ▼ 244 さん厨◆Y0TXrTESFs 16/01/03 18:01:04 ID:eIVIg9WY [9/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
〜その夜〜

車椅子に跨がうキョウヘイの周囲には、大勢の人物が積み寄せていた。

ベル「キョウヘイ君…。」

アイリス「キョウヘイ…。」

フラダリ「軍師殿…。」

シャガ「若いの…いや、軍師よ…。」

キョウヘイ「見よ、あの北斗七星を。あの一際輝くのが我が星よ。今…最後の輝きを見せておるわ。」



そして…。
 ▼ 245 さん厨◆Y0TXrTESFs 16/01/03 18:04:40 ID:eIVIg9WY [10/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
キラ…。

シャガ「あっ!」

今、最後の光星が墜ちた。


トウヤ、チェレン、N…様々なきらめく星々がかつて存在した。

その最後の巨星が、今燃え尽きたのだ。


アイリス「キョウヘイッ!!」

キョウヘイ「…。」

だが、既に返事はなかった。



享年38歳、天下三分の計を掲げた偉大なる英雄。
その亡骸に寄り添い、アイリスはただ泣き喚いていた。
 ▼ 246 さん厨◆Y0TXrTESFs 16/01/03 18:08:41 ID:eIVIg9WY [11/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
〜翌日〜

メイ「フフ、我が兄がくたばったという知らせは既にホワイ国へも伝わった。
ここからは私が直接出陣する、皆の者、付いて参れっ!!」

ホワイ軍「おぉっ!!」

この行動こそ、ホワイ国の命取りであった。

やがて…。

メイ「…!
え、な、なんで…!?
も、者共…引くのだあぁっ!!」

者共「う、あ、あれは…。
うわあぁぁ〜っ!!」ダダッ

彼女たちが見たものとは。

…。

キョウヘイ「…。」

なんと、死んだはずのキョウヘイの姿であった。
 ▼ 247 さん厨◆Y0TXrTESFs 16/01/03 18:12:36 ID:eIVIg9WY [12/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
メイ「う、うわぁ…。」

ドシャ…。

メイ「…え?」

なんと、メイは落とし穴に嵌ってしまった。

『死せるキョウヘイ、生けるメイを走らす。』

先程のキョウヘイは人形である。
メイは生け捕りにされてしまったのだ。

イッシュ兵「ひひひ、姉ちゃん…。
…良い身体してんじゃねぇか。」

メイ「ひっ…!」

イッシュ兵「そうだ、こいつは悪い奴だ。このまま王の元に渡しても良いが…。」

イッシュ兵「…そのまえに、少しばかり楽しまねぇとなぁっ!!」ベロン

メイ「い、いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

正に、地獄の光景であった。
 ▼ 248 さん厨◆Y0TXrTESFs 16/01/03 18:14:02 ID:eIVIg9WY [13/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
メイ「う、ぐすん…。」

フラダリ「亡き軍師の責めてもの情けで、貴様を処刑せず禁固することに至った。
これで…ホワイ国は崩壊するな。」

メイ「もう、どうでも…良い…。」

メイは、放心状態であった。
 ▼ 249 さん厨◆Y0TXrTESFs 16/01/03 18:16:51 ID:eIVIg9WY [14/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
三強集も後に敗れ、ホワイ国はその後崩壊の道を辿った。

そして、イッシュ国はラック国と合併し、かくして新イッシュ国が成立する。

キョウヘイの天下三分の計は崩れ去ったが、ここに新時代が築き上げられたのであった。



イッシュ三国志 〜完〜
 ▼ 251 レベース@フォーカスレンズ 16/01/16 10:50:46 ID:/F0uVqiU NGネーム登録 NGID登録 報告
 ▼ 252 ャオニクス@どくけし 16/01/16 11:35:37 ID:95uSlitM NGネーム登録 NGID登録 m 報告
乙でした
 ▼ 253 ンドール@ダウジングマシン 16/01/16 18:54:10 ID:YftBHl9E NGネーム登録 NGID登録 報告
 ▼ 254 ルリル@やみのいし 16/01/16 22:36:10 ID:nu7VZaYM NGネーム登録 NGID登録 報告
本当に面白かったよ

age
 ▼ 255 ミカラス@たいりょくのハネ 16/01/16 23:31:41 ID:Yr0cCSUI NGネーム登録 NGID登録 m 報告
age
 ▼ 256 ァイアロー@しあわせタマゴ 16/01/17 11:43:56 ID:Ah6icJTQ NGネーム登録 NGID登録 報告
 ▼ 257 ンベ@きいろいバンダナ 16/01/23 08:07:38 ID:lJfoTFtU NGネーム登録 NGID登録 報告
お疲れ様、乙
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